果南「ハグの日なので」 (23)

果南「今日はハグの日なんだって」

善子「へえー、それで?」

果南「ハグしよ?」

善子「やだ」

果南「えっ!?なんで!?」

善子「なんでこんな夏の暑苦しい時にハグなんかしなきゃならないのよ」

果南「暑いとくっつきたくならない?」

善子「ならない」

果南「そうかなー」

善子「それじゃあ逆に寒い時は離れたくなるわけ?」

果南「寒い時はハグに限るよ」

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善子「?過ごしやすい日は?」

果南「そういう日もハグに限るね」

善子「ハグしかしてないじゃない」

果南「うーん、そう言われるとそうかも」

善子「流石ハグ魔と言われるだけはあるわね」

果南「まあ、そういうことだから、ね?」

善子「ね?ってなに」

果南「ハグしよ?」

善子「いやしないから」

果南「えー」

善子「そんなハグしたいならマリーのところでも行けば?」

果南「今は善子とハグしたい気分なの!」

善子「ヨハネよ、だから暑苦しいから嫌ってさっきから言ってるじゃない」

果南「ハグすればそんな暑さも吹き飛ぶよ」

善子「そのハグが暑苦しいって言ってるんだけど」

果南「まあまあ、騙されたと思って1回ハグしよ?」

善子「だんだんハグに怪しさが増していってるわね」

果南「善子もきっと1回ハグすればすぐにハグのトリコリコになると思うよ」

善子「はぁ?、まったく、1回だけよ?」

果南「ほんと!?」

善子「うひゃあ!?そんな勢いよく飛びかかってこないでよ!」

果南「飛びかかってって人を獣みたいに言わないでよ」

善子「ハグに飢える獣じゃない?、ていうかやっぱり暑いから離れてほしいんだけど」

果南「やだ」

善子「いや、やだじゃなくて」

果南「せっかく善子の許可が出て合法的に抱けるんだから離すわけないじゃん」

善子「言い方」

果南「もう少し善子の温もりとか細さとか匂いとか堪能する」

善子「ちょっと最後」

果南「はぁ?、いい匂い?」

善子「ちょっ!?離れなさい!この変態ハグ魔!」

果南「髪の毛からうなじから腋から、全部がいい匂い」

善子「ぴぎゃあああああ!!!離してええええ!!!」

果南「あはははは!ぴぎゃあってルビィみたい」

善子「ていうかほんといい加減離しなさい!」

果南「もー、そんな暴れたら抑えるのが大変なんだから大人しくしててよ」

善子「大人しくできるかああああああ!!!」

果南「ほーら、よしよし」

善子「ふしゃああああああ!!!」

果南「あーやばい、めっちゃ可愛い」

善子「はーなーせー!」

果南「よし!連れて帰ろう!」

善子「?はっ?」

果南「落ちたら危ないから暴れないでねー」

善子「はあ!?ちょっ!?お姫様抱っこ!?」

果南「おんぶよりこっちの方が持ちやすいからね」

善子「あーなるほど、ってそういうことじゃなくて!」

果南「それより善子、ちゃんとご飯食べてるの?流石に軽すぎるんだけど」

善子「私は痩せやすい体質なの、ていうかおーろーせー!」

果南「それならいいんだけど」

善子「こらー!無視するなー!」

曜「?果南ちゃんと善子ちゃんは何してるの?」

果南「あまりにも善子が可愛かったからお持ち帰りしてる」

善子「誘拐されてる」

曜「果南ちゃん?、流石にそれはどうかと思うんだけど?」

果南「曜も一緒に来る?」

曜「そりゃ行くけどさぁ」

善子「いや止めなさいよ!」

曜「えっ?だって無防備な善子ちゃんにあんなことやこんなことが出来るんでしょ?行かないわけないじゃん」

善子「今日一番の恐怖なんだけど」

果南「くっ?!まさか曜に負けるとは?!」

曜「やったー!初めて果南ちゃんに勝った!」

善子「いやそこ張り合うところじゃないし、勝者は誇ったら駄目だと思う」

ダイヤ「3人とも部活をサボってどこに行こうとしてるんですの?」

果南「ぎくっ!?」

善子「口でぎくって言ってる人初めて見た」

ダイヤ「はぁ?、取り敢えず善子さんを渡しなさい」

果南「えー!なんで!」

ダイヤ「あなた達を正座させられないからに決まってるでしょう!」

果南「分かったよ?」

善子「私的には受け渡さなくても下ろしてくれれば良いんだけど」

ダイヤ「あら、善子さん随分軽いんですのね」

善子「果南さんからも同じこと言われたわよ」

曜「ちぇー、せっかく果南ちゃん家で終わらないパーティー始めようと思ったのに」

ダイヤ「2人はそこで正座です」

果南・曜「「はーい?」」

ダイヤ「さーてサファイヤ、早く帰りましょうか!」

果南・曜「「ちょっとちょっと!!!」」

果南「なにダイヤがしれっとお持ち帰りしようとしてるのさ!」

曜「そうだよ!先にお持ち帰りしようとしてたのは私達なんだよ!」

ダイヤ「お持ち帰り?何を言ってるのですか」

善子「そうよ、私は物じゃないんだから」

ダイヤ「姉が妹を家に連れて帰ってるだけですわ!」

善子「いや私ダイヤの妹じゃないから!」

ダイヤ「いいえ!サファイヤは私の大切な大切な妹ですわ!」

ルビィ「ピギィ!?善子ちゃんルビィのお姉ちゃんなの!?」

善子「あーもー!まためんどくさいのが来た!」

ルビィ「お母さんから聞いてた、生き別れの姉って善子ちゃ?ううん!サファイヤお姉ちゃんのことだったんだね!」

ダイヤ「それはお母様が私が迷子になった時の話を面白がって生き別れの姉が~とか言い出しただけです」

果南・曜・善子「「「ええ?」」」

ダイヤ「しかしサファイヤが私の妹であり、ルビィの姉であることに変わりはありません!」

鞠莉「それは違うわ!」

果南「鞠莉!?」

善子「うげぇ?、なんかどんどん増えてくるし?」

鞠莉「ちょっと善子!姉に対してうげぇは無いんじゃないの!」

善子「いや、マリーを姉にした覚えも無いんだけど?」

梨子「酷いわよっちゃん!」

善子「リリー!?」

梨子「私達はギルキス三姉妹だって桃の木の下で連判状を交わしたじゃない!」

善子「色々混ざってるから」

鞠莉「ほらダイヤ、善子を渡しなさい!」

ダイヤ「お断りしますわ!」

鞠莉「でもそろそろ腕が限界なんじゃないの?」

ダイヤ「うぐっ?」

善子「腕が限界なら下ろしてもらっても構わないのだけど、てかむしろ下ろしてほしいんだけど」

ダイヤ「仕方ありません?、背に腹は変えられませんわ?」

鞠莉「Thank you!」

善子「ねえ、私は地面に触れたら死ぬの?」

鞠莉「さあ善子、私達のオハラホテルに帰りましょうか!」

梨子「よっちゃんの好きな物頑張っていっぱい作るよ!」

善子「そんなことよりいい加減下ろして」

果南「ほら!そんなことって言われてるんだから善子は鞠莉達のところに行くのを望んでないんだよ!」

曜「そうだそうだ!というわけで善子ちゃんは私達がお持ち帰りするの!」

善子「えっ、ちょっ?、このふたりの所が正直一番嫌なんだけど」

果南「ぐはっ!?」

曜「よーそろ?」

ダイヤ・ルビィ・鞠莉・梨子「「「「ご愁傷様です?」」」」

ダイヤ「残ったのはあと2組ですわね」

鞠莉「ふっ、私達が善子をいただくんだから!」

ダイヤ「それはこっちの台詞ですわ!」

千歌「あっ!いたいた!」

花丸「もー!善子ちゃん、ずっと探してたずら!早くしないとバス乗り遅れちゃうよ?」

善子「あー、そういえば沼津で食べ歩きするって約束してたわね」

千歌「そういうわけだから鞠莉ちゃんごめんね!善子ちゃん借りてくから!」

善子「うわぁ!?って千歌さんは下ろしなさいよ!」

千歌「いっそげー!」

花丸「ずらー!」

ダイヤ・ルビィ・鞠莉・梨子「「「「???えっ?」」」」

終わりです
途中からハグの日関係なくなったけど気にしないで

うげっ・・・
また・・・が?になってるじゃん
そこは脳内補完してください申し訳ない

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