【艦これ】鎮守府に商店街をつくろう【安価】 (504)

艦隊これくしょんの安価・コンマSSです
書くのが遅いのでゆっくり&不定期更新になると思います

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502207384

――新たな脅威、深海棲艦に唯一対抗できる少女たち『艦娘』

人類の存亡を一手に担う存在である彼女たちは、海軍の厳重な管理下に置かれ
自由に外出することはおろか、人に近づくことすら許されない籠の鳥のような生活を送っていた



提督「という事で、鎮守府に商店街を作ることにした」

吹雪「急ですね」

提督「そういう訳でもないんだ。一月ほど前、鳳翔が秘書艦だった時の話なんだが――」



鳳翔『もしこの戦いが終わって、平和な海を取り戻す事が出来たら……ですか?』

鳳翔『そうですね、実は私、小さなお店を開くのが夢なんです。も、もしよければ提督も――』

鳳翔『えっ、お店なら今からでも作ればいい……ですか? そ、そんな……』



提督「――ということがあってな」

吹雪(鳳翔さん、可哀想に……)


提督「だが、深海棲艦はいくらでも復活するからいつ戦争が終わるか分からないし……」

提督「平和を取り戻したとしても、国防の要である艦娘たちが気軽に外出できるようになるとは限らない」

提督「それなら鎮守府の中にお店を作っちゃおうってわけさ」

吹雪「なるほど、面白い試みですね」

提督「それに、他の艦娘からも、もっと気軽に食事や買い物に出かけたいって声が多かったしな」

吹雪「外出許可が下りるまで数週間待ち、ようやく外に出れても厳重な警備体制とかですもんね」

吹雪「ところで、商店街にはどんなお店が並ぶ予定なんでしょうか」

提督「それはみんな次第かな。希望する艦娘が自由に店を出すって形にするつもりだからな」

吹雪「自由にって事は、どんなお店を出しても良いんですか?」

提督「できるだけ自由にやってもらうつもりだが、さすがに最低限のルールは守ってもらう事になる」

提督「ルールをざっくり言うとこんな感じだ」


①艦娘の安全第一
工作員などの脅威から艦娘たちを守るために、鎮守府の敷地内に外部の人間を入れてはいけません
また、危険が伴うサービスの提供や設備についても禁止されています

②予算は税金から
商店街の運営資金は国が負担しますが、だからと言って採算を度外視したは出してはいけません
また、利用者が艦娘に限られるため、出来る限り専門的すぎるサービスは避けるべきです


提督「①に関してはそういう決まりだから仕方ない。国防の要である艦娘に何かあったら大変だし」

吹雪「これが無ければ鎮守府内に商店街なんて作る必要がないですもんね」


提督「②については、予算や敷地にも限度はあるって事だな。多少の赤字なら穴埋めしてくれるそうだが……」

吹雪「でも、ちゃんと国が予算を出してくれてるんですね」

提督「艦娘に関することは全て安全保障上の問題になってくるからな」


提督「とにかく、分かりやすく言うと『ある程度普通のお店で、それなりに儲かってれば問題ない』って事だ」

提督「逆にダメな例は遊園地とかだな。敷地も予算も足りないし、年に何度も利用するわけでもない。それに、万が一って可能性もある」

提督「そうですね、作るくらいなら思い切って一日貸し切ったほうが良さそうですもんね!」キラキラ

提督「……検討しておくよ」


吹雪「それから②の専門的すぎるサービスってどんなものを指すんですか?」

提督「んー……。例えばトマト専門店なんかは、店自体は八百屋にしておいてトマトを多く扱うように要請するかもしれない」

吹雪「たしかにトマトだけ充実してても困りますもんね」

提督「……よし、ルールの確認も済んだし、さっそく艦娘たちがどんなお店を開いてみたいのか見てみようか」

吹雪「とても楽しみですね!!」

提督「一軒目の案は↓1、店長は↓2だ」


↓1:どのようなお店か(例:ハンバーガーショップ、化粧品店、映画館など)
↓2:艦娘名(コンマによって能力が決まります。店長補正+30)


現在の鎮守府の所属状況(お店は掛け持ちできません)
酒保:明石
甘味処:間宮、伊良湖
小料理屋:鳳翔

店舗:純喫茶
店長:加古(72+30=102)


提督「一軒目の案は純喫茶、提案者は加古か。……こう言っちゃ失礼かもしれないが意外だな」

吹雪「確かにそうですね、いつも眠そうにしてるイメージが強いので……」

提督「とにかく呼び出して話を聞いてみよう」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


加古「あぁー……おはよう、提督」

提督「おはよう加古。今回呼び出された理由は分かるか?」

加古「……心当たりならたくさんあるけど。あたし、なにかしたっけ?」

提督「いや、加古が提案してくれた純喫茶を商店街の第一号店にしようかなと思ってな」

加古「えっ、マジで?!ラッキー!」

提督「もちろんだ。加古が純喫茶ってのは意外だったが……」


提督「ところで、純喫茶って言ってもコーヒーだったり、紅茶だったりと色々あると思うんだ」

提督「加古はどんなお店にしたいと思ってるんだ?」

加古「うーん、そうだなぁ……↓1」


①「古鷹に眠気覚ましでコーヒーを勧められたんだけど、そっからコーヒーにハマっててさ」
②「金剛さんのお茶会に誘われて、そこで紅茶の奥深さに気づいたっていうか」
③「ココアを飲むと、めちゃくちゃ気持ちよく眠れるんだ。それをみんなに広めたくて」
④「その他」

加古「実は、ココアがメインの純喫茶にしようかと思ってるんだ」

吹雪「ココアですか?」

加古「そうそう。あたしが寝るのが好きなのは二人とも知ってるよね?」

提督「普段から古鷹に詳しく聞いてるからな」

加古「そ、それはともかく!」


加古「あたしもただ眠れれば良いってわけじゃなくて、気持ちよく眠りたいわけよ」

加古「それで、色んな事を試してみたんだけど、一番良かったのが寝る前にココアを飲む事だったんだよね」

加古「もう、めちゃくちゃ気持ちよく眠れちゃうからさ。それをみんなに広めたいんだ」

吹雪「そう聞くと一度飲んでみたくなりますね」

加古「それに、ココアには結構こだわっててさ。古鷹もこんな美味しいココアは飲んだことがないって言ってくれたのさ」

提督「なるほど、古鷹のお墨付きってわけか」


提督「よし、これである程度の方針は決まったが、流石に加古一人で店を回すのは難しいだろう」

提督「あと4人くらい店員が欲しいところだが、あてはあるか?」

加古「もちろんだよ、↓1~4が協力してくれるってさ!」


↓1~4艦娘名+純喫茶で出そうと思っているメニュー

(コンマが能力になりますが、店長を入れてコンマ上位3人の能力がお店の質に反映されます)

純喫茶店の質:102+44+44=190

加古:102 ココア
金剛:44 紅茶とスコーン、サンドウィッチ
竜田:44 竜田揚げ
サラトガ:37 アイスクリーム
比叡:13 ハヤシライス


加古「ってことで、一緒にお店を出してくれる4人を呼んできたよ」

加古「特に金剛さんはいろいろ相談に乗ってくれて助かってるんだ。あたしはココアくらいしか作れないから……」


金剛「私はカフェの紅茶担当デース!加古のココアはとーってもデリシャスですが、それに負けないように頑張りマース!」

比叡「お姉さまがお店で働くのなら、私もお供するしかありません!!」

吹雪「普段からお茶会を開いている金剛さんがいるのは心強いですね」

提督「余計なのがついてきてるけどな」

比叡「ひ、酷いですよ!」


提督「これでココアと紅茶については問題無さそうだな。あとは珈琲があれば……」

竜田「それなら心配ないわ~。珈琲は私とサラトガさんで担当する予定なの」

サラ「私が得意なのはファストフードですが、みなさんに負けないようにがんばります!」


提督「しかし、サラはサンドウィッチとか作ってたから分かるんだが、竜田が喫茶店で働きたいってのはなんか意外だな」

竜田「そうかしら?私だって、雑誌やテレビでしか見たことのないおしゃれなお店に憧れたりするのよ?」

竜田「それに、お店で働けばその分訓練や遠征を減らしてくれるって聞いたけど~?」

提督「まぁ、あくまで艦隊運営に支障が出ない程度だが……」

吹雪(絶対天龍さんと一緒に居たいだけだ……!)

思ってたより時間がかかってしまったので中途半端ですが一旦終了です
今後もゆっくりになるとは思いますがよろしくお願いします

竜田揚げの予測変換のまま、龍田を表現したのだと推測。



名前を間違えられた以上、龍田さんのお怒りやいかに……

>>22
まさにその通りで、眠かったのもあって見逃してしまいました
龍田嫁提督の皆さんには申し訳ないです

誤字の修正に加え、少し書き直してから続きを投下させてもらいます

純喫茶の質:102+44+44=190

加古:102 ココア
金剛:44 紅茶とスコーン、サンドウィッチ
龍田:44 竜田揚げ
サラトガ:37 アイスクリーム
比叡:13 ハヤシライス


加古「ってことで、一緒にお店を出してくれる4人を呼んできたよ」

加古「特に金剛さんはいろいろ相談に乗ってくれて助かってるんだ。あたしはココアくらいしか作れないから……」


金剛「私はカフェの紅茶担当デース!加古のココアはとーってもデリシャスですが、それに負けないように頑張りマース!」

比叡「お姉さまがお店で働くのなら、私もお供するしかありません!!」

吹雪「普段からお茶会を開いている金剛さんがいるのは心強いですね」

提督「余計なのがついてきてるけどな」

比叡「ひ、酷いですよ!」


提督「だが、金剛がいるなら紅茶については問題無さそうだな。あとは珈琲があれば……」

龍田「それなら心配ないわ~。珈琲は私とサラトガさんで担当する予定だから」

サラ「私が得意なのはファストフードですが、みなさんに負けないようにがんばります!」


提督「しかし、サラトガはお菓子を作るのが得意みたいだから、喫茶店で働きたいってのは分かるんだが」

提督「珈琲を飲んでるイメージはあるとは言え、龍田が喫茶店で働きたいってのはなんか意外だな」

龍田「そうかしら~?私だって、雑誌やテレビでしか見たことのない、おしゃれなお店に憧れたりするのよ?」


龍田「それに、お店で働けばその分、訓練や遠征を減らしてくれるって聞いたけど~?」

提督「まぁ、あくまで艦隊運営に支障が出ない程度だが……」

吹雪(絶対天龍さんと一緒に居たいだけだ……!)

提督「……これで喫茶店のスタッフも決まったわけだが、肝心の店舗が完成するのは一ヶ月ほど先になる予定だ」

提督「そこで、みんなにはその間にできるだけ多くメニューを考案して欲しい」

サラ「できるだけ多く、ですか?」


提督「気軽に外出できない艦娘たちにとっては、この喫茶店は世界で唯一と言っていい喫茶店になる」

提督「だから他の艦娘の要望も積極的に取り入れて欲しいんだ。もちろん費用はこっちが負担する」

加古「うぅっ、そう言われちゃうとプレシャー感じちゃうよぉ」

龍田「ただの喫茶店じゃなくて、公共事業といっていいかもねぇ」

吹雪「名目としては艦娘の士気向上のための商店街だそうですからね」

比叡「予算も税金から出してもらってるんでしたよね。これは頑張らないと……!!」



提督「とにかく、間宮さんたちにも協力してくれるように頼んであるし、俺達も全力で支援するつもりだ」

提督「開店予定日の一週間前に、ちゃんと営業できるか確認するから頑張ってくれ」

一同「はい!」

――開店予定一週間前――


提督「それでは、営業許可を出せるかの確認を始めようか」

提督「今回は俺と秘書官の吹雪をお客さんに見立てて接客してくれ」

吹雪「私、喫茶店だなんて初めてなので楽しみです!」

加古「やばい……緊張してきたよぉ……」

金剛「間宮にもコーチングしてもらったし、だ、大丈夫なはずデース……」


提督「まずはこの喫茶店が出来た切っ掛けでもあるココアを貰おうか」

吹雪「私もココアをお願いします」

龍田「オーダー入ります、あったかココア2つよ~」

加古「は、はいよっ!」



提督「飲み物は決まったし、次は軽く何か食べれる物を頼もう」

吹雪「たくさんメニューがあるので迷っちゃいますね。何にしましょうか?」

提督「……そうだな、それぞれが自分で考案したメニューの中で一番のオススメを頼もうか」

比叡「じ、自分で考案したメニューですか?!」

サラ「うーん、どうしましょう」

提督「どうかしたのか?」


サラ「実は、最初はみんな一緒にレシピを考えていたんですが……」

比叡「私は料理に関しては素人に毛が生えた程度、サラさんも日本人好みの料理はまだまだ勉強中なので……」

提督「なるほど。じゃあこのメニューのほとんどは加古たち3人が考案したのか?」

比叡「メニュー自体は一緒に考えはしたんですが、細かいレシピとかは3人に任せっきりですね」

サラ「はい、なので私が自分で考えたメニューの中だと、一番のおすすめはアイスクリームになりますね」

比叡「私のはハヤシライスです」


提督「そうか、だがこの一ヶ月、何もしてなかった訳ではないだろう」

提督「ハヤシライスとアイスクリームを1つずつ頼む。アイスクリームは最後に持ってきてくれ」

龍田「わかりました。オーダー入ります、ハヤシライスが1つとデザートにアイスクリーム1つです」

金剛「わかったネー!!」


吹雪「ところで、龍田さんと金剛さんのオススメはなんですか?」

龍田「私のおすすめはもちろん竜田揚げよ~、喫茶店で出すのもどうかとは思ったんだけど……」

金剛「私のRecommendは、メニューを見たらすぐに分かるはずデース!」

吹雪「……もしかして、この『ダイヤモンドセット』ですか?」

金剛「イエース!その通りねブッキー!!」

提督「……名前はともかく、それも1つ頼もう」

比叡「お、お待たせしました!!」

提督「よし、一通りそろったところで、まずはココアからいただこう」

加古のあったかココア(102)

提督「生クリームに加えてマシュマロを添えてあるのも面白いな。溶かす事によってまた味わいが変わりそうだ」

提督「……なるほど、これは美味い。ココアがこんなに美味しい飲み物だったとは」

吹雪「幸せな気分になりますね。このまま眠ったら気持ちよく寝れそうです!」

提督「今まででも最高のココアだ。これならこの喫茶店は安泰だろう」

加古「……よ、よかったぁ~!!」



提督「続いてはダイヤモンドセットだが……」

金剛のダイヤモンドセット(44)

吹雪「紅茶とサンドイッチ、スコーンのセットみたいですね」

金剛「深海棲艦のおかげでイギリスの茶葉は手に入りませんでしたが、国産のブランド茶葉を使ってマース」

提督「サンドウィッチの具はベーコン、卵、胡瓜か。シンプルだからこそ素材が生きているな」

吹雪「スコーンも紅茶と合っていて美味しいです!」

提督「……だが、ココアの後だとどうしても物足りなく感じてしまうな」

金剛「それは認めるネ。でもいずれ、ココアを超えるメニューを開発しマース!」

龍田「おまたせしましたぁ~♪」

龍田の竜田揚げ(44)

提督「やっぱり、自身の名を冠した料理は外せないよな」

吹雪「竜田揚げは確か、軍艦時代の龍田さんの司厨長が考案した料理でしたよね?」

龍田「そういう説もあるみたいなんだけど、その時は軍艦だったし全然覚えてないのよねぇ……」

提督「流石に自分が食べるわけでもないメニューなんて覚えてないか」

提督「しかし、さすがに龍田の竜田揚げは美味いな。喫茶店にはあまり合わないかもしれないが……」


提督「ところで、竜田揚げの竜と龍田の龍はどうして漢字が違うんだ?」

龍田「それはねぇ、龍という漢字が難しすぎるからよ。竜は龍の省略体って言われてるみたい」

提督「なるほど、竜田揚げの漢字が簡略化されただけで意味は同じなのか」

龍田「……だからといって、どちらでも良いってことじゃないからね?」

龍田「もし私の名前を間違えたりしたら、その時は……ふふっ♪」

提督「はい、気をつけます」



吹雪「次は比叡さんのハヤシライスですね」

比叡のハヤシライス(13)

比叡「気合、入れて、作りました!!」

比叡「といっても、このハヤシライスは誰にも頼らずに作ったので、自信はないんですが……」

提督「比叡のオリジナルってわけか。とりあえず食べてみよう」


提督「うーん……不味くはないし、むしろ美味しい部類に入るんだが……」

吹雪「何かが足りないような気がしますね……」

提督「悪いけど、喫茶店でこれが出てくるとがっかりだろうな」

比叡「そ、そうですか……」


金剛「でも、比叡がこのハヤシライスを作れるようになっただけでも大したものデース」

サラ「スタートは包丁の持ち方からでしたからね。一ヶ月でここまで出来るようになったのはワンダフルですよ」

比叡「金剛お姉さま、サラさん……」

提督「惜しい所までは来てるだがな。もう少し手を加えたほうが良いだろう」

比叡「分かりました、いつか美味しいと言ってもらえるように頑張ります!!」

提督「さて、最後にサラトガの作ったアイスクリームだが……」

サラトガのアイスクリーム(44)

吹雪「……多いですね」

提督「あぁ、なんていうか間宮アイスの5倍はあるな」

吹雪「アメリカンサイズってことなんでしょうか?」

サラ「間宮さんのアイスは美味しいんですが、量が足りなくて……」


提督「アイス自体は美味しい。美味しいんだが、いかんせん量が多すぎてだな……」

吹雪「ちょっと飽きてきちゃいますね」

提督「あと、どうしても間宮アイスと比べてしまう」

サラ「味では敵わないので、Quantity than quality……質より量で勝負です」

提督「戦艦や空母たちは喜びそうだが……」

提督「一通り味を見させてもらったが、これなら喫茶店の営業許可を出しても大丈夫だろう」

吹雪「私も大丈夫だと思います。帰ったら妹たちにも教えてあげたくらいです!」

加古「よかったー!頑張ったかいがあるよ!」

提督「ただし、全く問題点が無いってわけじゃないぞ?そこは修正してもらう」

比叡「私のハヤシライス以外だと何が問題ですか?」

提督「そうだな、具体的には……↓2」(コンマの数値が喫茶店の質に加算されます)


①「アイス以外は量が少ないし、戦艦や空母たちは満足しない可能性がある」
②「ココアがあまりにも美味しすぎてすぐに布団に入りたい。喫茶店の奥にふかふかのベッドを用意すべきだ」
③「服装が私服というのは味気ない。喫茶店といえば制服が必要だと思う」
④「その他」

純喫茶の質:190+97=287


提督「なんていうか、加古のココアがあまりにも心地よすぎるんだ」

比叡「はい?」

提督「心地よすぎて、ココアを飲んでから自室に戻って布団に入るまでの時間がもったいない」

龍田「たしかに、その気持ちは分からなくはないけど……」

提督「そう言えば、喫茶店の奥にまだ空きスペースがあったよな?そこにベッドを設置しよう」

サラ「Really?そんな事をしたら加古さんが眠ってしまうのでは……」

提督「もちろん加古は利用禁止だ」

加古「そ、そんなぁ……」


金剛「でも、なかなかグッドなアイデアかもしれまセン」

比叡「加古さんのココアを飲んだらウトウトしちゃいますからね」

サラ「カフェというよりはホテルみたいになりつつありますが、大丈夫でしょうか……」

――開店当日――


吹雪「司令官、喫茶店にすごい行列が出来てます!」

提督「思った以上の盛況ぶりだな。利用者は艦娘だけのはずなんだが……」

提督「とりあえず中を覗いてみよう」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


吹雪「見た感じだと、どうやらココアとダイヤモンドセットが人気のようですね」

提督「特にココアは開店前から話題になってたくらいだからな」

吹雪「あっ、見てください司令官!お店の奥のベッドルームが全部埋まってますよ!」

提督「やはりベッドを置いたのは正解だったみたいだな。見ろ、あの暁の幸せそうな寝顔を……」

吹雪「青葉さんが写真撮りまくってますけど大丈夫でしょうか」

提督「あの表情はなかなか撮れるものじゃないだろうしな」



比叡「あっ、司令!」

提督「やぁ比叡、なかなか盛況のようだな」

比叡「これも全部司令たちのおかげです……って、大変なんですよ!!」

提督「何かあったのか?」


比叡「実はトラブルが…‥↓2」(コンマの数値が喫茶店の質から減算されます)

①「大型艦がここぞとばかりにアイスクリームを大量に注文してお腹を壊してしまったんです!」
②「店員にセクハラを働く艦娘がいて、どうすればいいのかわからなくて……」
③「加古さんがいつの間にかベッドで眠ってて、何をしても起きないから人手が足りないんです!」
④「その他・自由」

純喫茶の質:287-97=190


比叡「実は、サラさんのアイスクリームの量が多いことを聞きつけた大型艦の艦娘が……」

金剛「アイスクリームだけをお腹いっぱい食べてしまって、お腹を壊してしまったみたいデース」

提督「……その大型艦ってのは誰なんだ?」


龍田「↓1~2さんね。お腹が痛くてそこで動けなくなってるみたい」

大型艦(戦艦・空母)の艦娘名をお願いします

ちょっと中途半端ですが眠気がすごいので今日はここまでにしておきます
もっとテンポ上げたいんですが苦戦しています

龍田「加賀さんとビスマルクさんね。そこの床に転がっているのがそうなのだけど……」

吹雪「二人とも顔色が真っ青ですが大丈夫でしょうか?」

比叡「お腹を冷やしただけでしょうし問題ないとは思います。でも、心配なのは喫茶店の方なんです!」

加古「営業初日な事もあって、加賀さんたちが倒れてる原因は食中毒なんじゃないかって……」

吹雪「そ、そんな……?!」

提督「まさか大型艦が2人も揃って、そんな馬鹿みたいな食べ方をするとは誰も思わないだろうからな」

提督「とにかく、店の真ん中で寝っ転がられたままでは困る。移動させないと……」


提督「加賀、ビスマルク。二人とも動けそうか?」

加賀「て、提督……?!」

ビス「くっ……恥ずかしい姿を見られてしまったようね……」

提督「そのまま寝っ転がってると、次はもっと恥ずかしい姿を見せることになるかもしれないぞ」

加賀「確かに……さっきからお腹の音が凄まじい事になっているわ」

ビス「こんなところで自沈する訳にはいかないものね」


提督「しかし、何故こんな無茶な食べ方をしたんだ?」

ビス「……以前から一度、アイスクリームだけでお腹を一杯にしてみたかったのよ」

加賀「私はアイスクリームを飲むように食べるのが夢だったの」

提督「馬鹿なんじゃないか」

ビス「返す言葉も無いわね……」

加賀「でも、夢は叶いましたから、悔いはありません」ガクッ

提督「アイスクリーム馬鹿の二人にはなんとかお引き取りいただいたが……」

加古「今の騒ぎで営業がストップしちゃったから、順番待ちの娘たちが不満を訴えて始めてるよ!」

龍田「しかも、食中毒という噂も広まってしまったみたい。困ったわねぇ~」

提督「食中毒に関しては俺がうまく誤解を解いておく。とにかくみんなは遅れを取り戻すために回転率を上げてくれ!」

一同「はい!」



提督「しかし、初日からよくもやってくれたよ、あの二人は。お仕置きが必要だな……」

吹雪「どんなお仕置きですか?」

提督「まずは食中毒疑惑を晴らすためにも、明日の朝礼で事件の原因を名前を挙げて公表する」

提督「……あとは、青葉に撮影してもらった二人が倒れてる写真を鎮守府の掲示板に張り出そう」

吹雪「それはかなり効きそうですね」

提督「瑞鶴とプリンツにあの写真を見られたら、流石にあの二人も懲りるだろうしな」

――閉店後――


提督「みんなお疲れ。トラブルも起きてしまったが初日しては上出来だったぞ」

加古「あぁー……もう眠すぎて死にそう。奥のベッドで寝てていい?」

提督「いや、あと少しだけ我慢してくれ。実は、店を利用した艦娘からアンケートを取ったんだ」

提督「それを見ながら反省会をしてもらおうかと思ってね」

比叡「ひえぇ、どんな事が書いてあるんでしょうか……」

龍田「アンケートには点数と感想が書いてあるみたいね。どれどれ……」


アンケート内容↓1~5
コンマではなくお好きな点数(1~100点)とその理由や要望を書いてください
ただし、最高得点と最低得点を除いた2~4番目に高い得点のみがお店の質に加算されます

早速ありがとうございます
次の更新は夕方以降になると思います

純喫茶の最終評価:190+50+75+80=398


『メニューの当たり外れが大きい』

加古「あー、これはまぁある程度自覚してるっていうかさぁ……」

比叡「ココアや竜田揚げのような主力と比べると、どうしても物足りないメニューはありますからね」

吹雪「メニューを短期間で増やすように指示を受けたわけですから、ある程度は仕方ありませんよ」

金剛「……私はそうは思わないネ」

吹雪「えっ……?」


金剛「確かに私たちはメニューを増やすように指示を受けまシタ……」

金剛「ですが、それは来てくれたお客さんにとってはUnrelated……関係ありまセン」

龍田「そうよね。お客さんは『努力して作ったもの』ではなく『美味しいもの』を求めて来てくれているはずだもの」

提督「……すまない、こちらの指示で無理をさせてしまったようだな」

加古「いいんだよ提督、出来に自信がないのまでメニューに載せたあたしたちが悪いのさ」

サラ「ですが、今回注文してくれた人が気の毒なので早くImprovementしていきたいですね」

金剛「その為にも、比叡には早くアルティメットなハヤシライスを完成させてもらわいといけまセーン!」

比叡「ひえぇーっ!」

『レディにも合う甘い味付けだから好き』

提督「加古のココアは甘めなのもあって、駆逐艦たちは喜んで飲んでいたな」

比叡「でもこれ、誰が書いたかだいたい予想出来ますね。ほら、一度『子供向け』って書いてから消してますし」

加古「ものすごく幸せそうな顔して寝てたよね、あの子。めちゃくちゃ羨ましかったよ……」

サラ「加古さんは何度か、Bedroomに吸い寄せられそうになってましたから」



『食べ物系を量で選べるようにして欲しい(特にアイスクリーム)』

サラ「これは量が多すぎるのか足りないのか、どちらでしょうか?」

加古「アイスって書いてあるし量が多すぎたんじゃない?」

龍田「そういえば、駆逐艦の娘たちが人数分頼んで困ってるのを見たわ」

比叡「分量を大型艦、中型艦、小型艦で分けた方がいいかもしれません」


金剛「でもこれ、逆に加賀やビスマルクが書いたのかも知れないネ……」

提督「……次やったらしばらく出入り禁止にしてもいいぞ」

『甘いのもしょっぱいのもあってグッド。竜田揚げも意外とアリ』

加古「ココアとは流石に合わないけど、紅茶や珈琲は竜田揚げと意外と合うもんねぇ」

龍田「うふふ。ここで出してる竜田揚げは、飲み物にも合うような味付けにしてるの」

龍田「普段作る時は、天龍ちゃん好みの濃い目の味付けなんだけどね」

提督「しかし、よくニンニクを入れずにあんなに美味い竜田揚げを作れるよなぁ」

龍田「私がいるお店で、おいしくない竜田揚げを出すわけにはいかないから~」



『食ってすぐ横になれるとか天国かここは』

提督「……もしかしてこれ、加古が書いたんじゃないよな?」

加古「ち、ちがうって!全面的に同意するけど!!」

比叡「だとしたら初雪ちゃんや望月ちゃんあたりが怪しいですね……」


金剛「でも、ベッドルームを作ったのは正解だったみたいデスね」

吹雪「甘いものが多いから、太らないように気をつけないと……」

龍田「今回のアンケートの平均点は68点よ。なかなか良い感じ♪」

サラ「トラブルがあった事を考えると、It's not bad……悪くはないですね」

金剛「欲を言えば70点は欲しかったデース」

提督「だが、これなら喫茶店の運営は安泰だろうな。これからはメニューを改善しつつ頑張ってくれ!」

一同「はい!!」


加古「あー……でも今日はもう寝る。おやすみぃ……Zzz……」

サラ「お疲れのようですね。立ったままSleepingなんて」

金剛「店長なのに加えて、一番料理のセンスが高い分頑張ってましたからネ」

龍田「加古さん、最近は特に睡眠時間を削っていたものね。今日は寝かせてあげましょうか」

比叡「って言っても、加古さんは普段の睡眠時間が長すぎるだけかもしれませんが……」


加古「Zzz……Zzz……」




店舗:純喫茶
店長:加古(72+30=102)
店員:金剛(44)、龍田(44)、サラトガ、比叡
純喫茶の質:102+44+44=190

改善点:喫茶店にベッドを用意する(97)
トラブル:加賀とビスマルクがアイスの食べ過ぎで倒れた(-97)
アンケートの評価:平均68点(加算分は50+75+80=205)

最終評価:395点

>>57の最終評価は入力ミスで、正しくは>>60の395だと思います
書き込んでから気付きました、すみません

提督「喫茶店はなかなかの盛況のようだな。比叡とサラトガの腕が上がればさらに良い喫茶店になるだろう」

吹雪「現状だと加古さん頼みって感じですからね」

提督「最近寝不足で大変らしい。とはいっても9時間は寝てるらしいが……」


提督「よし、2軒目の案は↓2、店長は↓4だ」


↓2:どのようなお店か(例:純喫茶、化粧品店、映画館など)
↓4:艦娘名(コンマによって能力が決まります。店長補正+30)

現在の鎮守府の所属状況
酒保(コンビニのようなもの):明石
甘味処:間宮、伊良湖
小料理屋:鳳翔
純喫茶:加古、金剛、龍田、サラトガ、比叡

※お店は掛け持ちできません、また、既存の店舗に近い内容の案はボツになる可能性があります

店舗:釣具店
店長:村雨(適性81+30=111)


提督「二軒目の案は釣具店か。海と深い関わりがある分、釣り好きの艦娘もいるみたいだし需要があるのかもしれない」

吹雪「釣りだけでなく、秋刀魚漁にもいい影響を与えてくれるかもしれませんね」

提督「そうだな。とりあえず呼び出して話を聞いてみよう」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「……というわけで、商店街の二号店は釣具店にしようかと思ってるんだ」

村雨「はいはーい♪ そういう事なら私に任せておいて!」

村雨「ちょっといいお店……じゃなくて、いっちば~んなお店を見せてあげる♪」


提督「しかし、村雨が釣りをしてるのは知ってたが、店を出したい程とはな」

村雨「最初は秋刀魚漁の時に、少しでも提督の役に立てばって思って始めたんだけど……それ以来ハマっちゃって」

村雨「それに、私の他にも釣りに興味がある娘は結構いるのよ?」

吹雪「そうみたいですね。私も少し興味がありますし……」

提督「そうなのか」

吹雪「駆逐艦の中で流行りつつあるんです。遠征先で資材の積み込みをしてる間や、休憩の時に丁度良いらしくて」

村雨「けど、釣りは航行時には出来ないから、私は最近網を使った漁に興味が出てきてるのよねぇ」

村雨「海底を傷つけない中層トロール網漁っていう方法があるらしいんだけど、一度やってみたくて……」

提督「別に構わないが、ハマりすぎて漁船に改装する事にならないようにしてくれよ……?」


提督「ところで、村雨はどんな釣具店にしたいと思ってるんだ?」

村雨「そうね……↓2」


①「釣具を売るだけじゃなくて、艦娘向けの商品も開発してみたいな」
②「釣具だけでなく、みんなが釣った魚を持ち寄れる、魚市場みたいな事もしてみたい」
③「漁師が使うような商品も取り扱って、遠征帰りに漁が出来るようにしたい」
④「その他・自由」

村雨「釣具を充実させるのはもちろん、みんなが釣った魚を持ち寄れる魚市場みたいな事もしてみたいの」

提督「魚市場を?」

村雨「実は、釣った魚をどうするか困っちゃう事が多くて……」

吹雪「鎮守府の食堂で出すには数が足りないけど、配るのには多いって感じですからね」


村雨「だから、みんなで魚を持ち寄って、欲しい人が買えるような仕組みがあればって前から思ってて……」

村雨「欲を言えば、余った魚は鎮守府の外に出荷できれば最高ね♪」

提督「魚は深海棲艦のおかげで高級品扱いだからな。面白い試みだと思う」

提督「ただし、あくまで趣味の範囲で頼むぞ。やりすぎると怒られそうだし……」

村前「はーい♪」



提督「しかし、釣具店だけなら一人でもなんとかなったかも知れないが、魚市場もとなると話は別だ」

提督「他にもスタッフが必要になると思うが、村雨にはあてはあるか?」

村雨「はいはーい、↓1~4が手伝ってくれる予定ね」


↓1~4艦娘名+釣具店でやろうと思っていることを一つ

(コンマが能力になりますが、店長を入れてコンマ上位3人の能力がお店の質に反映されます)

釣具店の質:111+83+78=272

村雨:111 魚市場
曙:83 釣り教室
利根:78 売り子
雷:48 磯釣りコーナー担当
潮:35 なし


提督「なんていうか、曙が来るのは予想通りって感じだな」

吹雪「釣りといえば村雨ちゃんか曙ちゃんですからね」

曙「な、なによクソ提督。村雨は私の釣り仲間なんだから当然でしょ?!」

潮「あの……私は曙ちゃんと一緒に働こうって思って。すみません……」

雷「私は次の秋刀魚漁で活躍するために、村雨さんに弟子入りしたの!」

提督「潮は魚の餌とか触れなさそうなんだが、大丈夫なのか……?」

潮「オキアミとかなら何とか……。でも、イソメとかゴカイはまだちょっと……」

曙「虫系は万能だけど、キモすぎる上に噛んでくるのがネックよね」


提督「あと、意外だったのは利根だな。いつも筑摩と一緒にいるから、釣りとかはしなさそう思ってたよ」

利根「そうかのう?釣りはのんびりと出来るし、四季を感じる事のできて良いものじゃぞ?」

利根「それに、釣った魚は筑摩が料理してくれるのじゃ。これがまた絶品でな!」

提督(……絶対そっちがメインだと思う)

すみません>>83の利根のコンマが間違っていました
正しくは57で、釣具店の質は111+83+57=251です

提督「それで、村雨は魚市場も開きたいそうだが、他のみんなはどんな事がやってみたいんだ?」

曙「……そうね、私は釣り教室を開こうと思ってるわ。同じ趣味の仲間が増えたらやっぱ嬉しいし」

曙「釣りは良いわよ。……クソ提督は知らないと思うけど、艦娘にとって海ってのは戦場なわけだし、海が嫌いっていう娘も意外といるんだけど……」

曙「そんな私たちにとって怖くて危険な海も、釣り糸を垂らしている間だけは穏やかな顔を見せてくれるの。それに、釣りは四季折々の――」ペラペラ


提督「……潮はどうなんだ?」

潮「わ、私は曙ちゃんについてきた感じなので、決まってなくて……すみません」

雷「大丈夫、釣りに詳しくなってきたら、きっと自然とやりたい事が見つかるはずよ!」

村雨「そうね。せっかく釣りに興味を持ってくれたんだし、手取り足取り教えてあげる♪」

潮「お、お願いします!」


雷「ちなみに、私は最近磯釣りに力を入れてるから、磯釣りのコーナーを作ろうと思ってるわ!」

利根「吾輩はそうじゃな……特に無いのじゃが、強いて言うなら売り子をしてみたくてな!」



提督「よし、大体の方針はこれで決まったが、店舗の完成まではだいたい1ヶ月くらいかかる予定だ」

提督「釣具については、釣具協会に要請したら『釣りを楽しめるのは艦娘の皆さんのおかげ』と、格安で提供してくれる事になった」

村雨「艦娘冥利に尽きるってものね♪」

利根「なんと!泣かせることを言ってくれるのう」

提督「釣具協会の全面協力があるから品揃えに関しては心配する必要はないが、その分釣り教室や魚市場の方に力を入れて欲しい」


提督「それから、喫茶店の時にも話したんだが、この店は艦娘にとっては世界で唯一の釣具店になるだろう」

提督「鎮守府中の艦娘を釣り好きにするくらいの気持ちで頑張ってくれ!」

一同「はい!」



曙「――知識と、それに基づいた準備、そして技術によって魚を陥れる……その瞬間がたまらないの!!釣りは頭脳戦と言っていいわ。だからクソ提督にも案外向いて――」ペラペラ

――開店一週間前――


提督「それじゃあ、一応視察という形でいろいろ見させてもらおうか」

吹雪「わぁ……!こうして釣り竿が並んでると、釣具店って感じがしますね!」

曙「もはやこの店は、私たちにとって天国みたいなものよ」

村雨「さっすが釣具協会。こんな小さなお店なのに品揃えはいい感じね♪」

潮「この釣り竿なんて、定価で買うと40万円もするそうです。ここだと5万円ですけど……」

提督「値段を聞くと、触ることすらためらってしまうな」



雷「司令官、こっちよ!」

提督「あぁ、ここが雷の磯釣りのコーナーか」

雷「じゃーん、見て見て司令官!商品のレイアウトにもこだわってみたの!」

提督「確かに分かりやすいが……そもそも磯釣りってのは、他の釣りとどんな差があるんだ?」

雷「良い質問ね司令官!磯釣りは磯……岩だらけの海岸で釣りをすることよ。エサが多いから魚がよく釣れるわ!」

雷「その代わり、足場がゴツゴツしていて波もあるからとっても危険って言われているの」


雷「でも艦娘なら、自分で海の上に立って磯釣りが出来るから全然平気よ!」

雷「それに、遠征先はあまり整備されてない場所だと磯も多いから、私たち駆逐艦には磯釣りする機会が多いのよ!」

提督「なるほど、艦娘にとってはデメリットが無いのか」

雷「そうそう。だから司令官は磯釣りはしちゃダメよ?……もし司令官に何かあったら大変だもの」

提督「大丈夫さ、俺も立場的に危険なことはしちゃいけない事になってるし……」


提督「それに俺は磯で釣る事より、磯を掘る事の方が慣れてるからな」

雷「……?」

提督「次は曙の釣り教室か。前に熱く語ってたのを見るに、生徒たちが引かないか心配だが……」

村雨「私も心配だったんだけど、潮ちゃんのおかげで教えるのも上達したみたい」

村雨(でも、提督が相手だとちょっと難しいかも……)


曙「い、いらっしゃいクソ提督!今日は私が釣りのイロハをみっちりと教えてあげるから……///」

曙「あと、私のことはせ、先生って呼びなさい!!」

提督「いや、艦娘向けの釣り教室なんだし、今回は俺に教える必要はないぞ」

曙「えっ……?」

村雨「えっ……?」


提督「その代わりに吹雪に教えてやってくれ。幸い、釣りに少し興味があるらしい」

吹雪「えぇっ?!」

提督「俺は教えてるところを見せてもらって、その後は村雨の魚市場を見せてもうから」

曙「…………」


曙「そう、よーくわかったわ。確かにその通りよね」

曙「さーて吹雪、『ちょっと予定が変わっちゃったけど』今日は私が釣りのイロハをみっちりと教えてあげるから!!」ニコニコ

吹雪「ひいいぃぃぃ!!」

村雨(曙ちゃん、目が笑ってないよ……)

提督「ちょっとスパルタ気味だが曙も上手く教えてるみたいだし、そろそろ村雨の魚市場を見せてもらおう」

提督「どれどれ……冷凍庫に生け簀、魚をシメるための道具も一通りと、結構立派な設備がそろってるな」

村雨「女の子と魚は鮮度が命ってね♪」

利根「設備が良くても、肝心の魚がどの程度集まるかどうか次第じゃがのう」

提督「そこは潜在的な釣り好きがどれくらいるかと、曙の腕次第だな」


村雨「でも、釣りが好きな娘は結構多いから、お店がオープンすればブームだって起こせそうよ」

提督「そう言えば深雪と朧が一緒に釣りをしてるところはよく見るな」

利根「まぁ、他に野外での娯楽が無いというが大きいのじゃが……」

村雨「確かにそうだけど、釣りという選択肢が残されていたのは幸運よねぇ♪」



提督「とにかく、魚市場に関しては開店までに少しずつ魚を集めておくしかないだろう」

村雨「生け簀がガラガラってのも寂しいものね」

利根「だな!!という訳で、今から釣ってこようと思うのじゃが……」

提督「いや、その前に一ついいか?」

村雨「なになに?」

提督「一通り見て思ったんだが、↓2」(コンマの数値が喫茶店の質に加算されます)


①「せっかく新鮮な魚が集まるんだし、刺し身や海鮮丼を食べられるように出来ないか?」
②「村雨の言ってた漁をするための網が売ってなかったが、漁はしないのか?」
③「釣り初心者向けに、釣り堀を作ってもいいかもしれない」
④「その他・自由」

釣具店の質:251+38=289


提督「釣りの初心者向けに、ちょっとした釣り堀を作ったらどうかと思ってな」

利根「釣り堀じゃと?」

提督「やはり、釣りは釣れないと面白くないはずなんだが、初心者にとっては小魚一匹でも釣るのは難しいと思うんだ」

提督「釣具店がオープンして、せっかくだからと釣りに興味がなかった娘も挑戦するかもしれないだろう?」

提督「その時に一匹も釣れないとなると、釣りを楽しめなくてそのままやめてしまう可能性だってある」

村雨「でも、釣り堀があれば入れ食いだし、楽しく釣りを学べる……そういう事?」

提督「その通りだ」


利根「しかし、入れ食いになるほどの釣り堀となると、相当の魚が必要になるはずじゃ」

利根「生け簀すら空っぽに近いというのに、どうやって魚を集めるつもりじゃ?」

提督「……実はいい考えがある」

村雨「……?」

――三日後・鎮守府近海――


利根「吾輩が遠征に参加するのは随分と久しぶりな気がするのう。しかもドラム缶を満載とは……」

潮「でも、この辺りを遠征で通るのは初めてです。潜水艦が多くて危険な海域ですし……」

曙「一体どういうつもりかしら、もし被雷したらどうすんのよ」

ピーピー

雷「……電探に反応があったわ!数は中型艦が1、小型艦が3よ!」

村雨「でもこの感じ、味方の艦隊みたいだけど。もしかして……」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


雷「見て、魚がたくさん浮いているわ!」

村雨「やっぱりそうね。大鷹さんたちの対潜艦隊が哨戒任務中だったのかしら」

潮「なるほど、爆雷の衝撃でお魚さんが気を失って浮いてきたんですね!」

曙「けど、発破漁は法律で禁止されてるはずよね……?」

利根「だからこそ、提督は何も言わなかったのかも知れぬな」

利根「提督の落ち度で遠征は失敗。我輩たちはその道中、偶然気絶しておった魚を拾っただけ、という事なんじゃろう」

曙「う~ん、釣り好きとしては納得いかないわ……」

村雨「ほら、釣りと漁はちがうから。ねっ?」

雷「でもこれで、釣り堀に入れる分には困らなさそうね」

――開店当日――


吹雪「喫茶店の時ほどではないですけど、かなり賑わってますね!」

提督「特に駆逐艦と大型艦が多いな。遠征先での釣りが流行ってるらしいから駆逐艦は分かるが……」

吹雪「大型艦のみなさんは釣りというより、魚市場が目当てのようですね」

提督「まぁ、そういう目的で作った訳だしな」


利根「おぉ、提督か。ちょうどよい所に来てくれた!」

提督「どうした、何かあったのか?」

利根「実はちょっとした問題が発生してな……その対応に追われておるのじゃ↓3」(コンマの数値が喫茶店の質から減算されます)


①「虫系のエサをみた艦娘がショックで気絶してしまったようでな」
②「魚市場の魚が取り合いになり、そのまま喧嘩に発展してしまったのじゃ」
③「ある艦娘が釣り堀の魚をほとんど釣ってしまったおかげで困っておるのじゃ……」
④「その他・自由」

安価だけ取って今日はおしまいです
加古も村雨も書くのが難しいのですが大丈夫でしょうか?

あと、イベントが始まったようですね
一緒に頑張りましょう

釣具店の質:289-92=197


利根「曙が釣り教室で教えている間に、何者かが釣り堀の魚をほとんど釣ってしまってのう」

利根「いや、あれ程の数の魚が居なくなったのじゃ。漁と言ったほうが正しいかも知れぬな」

村雨「そこに曙ちゃんから一通りレクチャーを受けて、実際に釣りを体験しにきた艦娘たちがやってきて……」

提督「釣る魚が居なくて困っているわけか」


提督「ところで、釣り教室の生徒達は今どうしてるんだ?」

利根「今は鎮守府の埠頭で釣りをしておるが、軍の設備なのもあって整備されすぎていてのう」

提督「なかなか苦戦しているわけか……」


提督(今から潜水艦掃討作戦を行うのは難しい。急すぎるし、釣り堀のためだけに出撃させるわけにはいかない)

提督「……とりあえず利根は、釣りが上手い艦娘に事情を説明して、釣り堀に入れる魚を釣ってもらってくれ」

利根「分かった!じゃが、提督はどうする?」

提督「釣り堀で漁をした艦娘を探し出して、魚を取り返す。二人は誰が犯人か心当たりはあるか?」


村雨「他の娘から聞いたんだけど、↓2が大量の魚を運んでるのを見たって」(1~3人まで)

村雨「他の娘から聞いたんだけど、赤城さんが大量の魚を運んでるのを見たって……」

提督「……赤城か。一航戦は二人揃って何やってるんだか」

提督「とにかく、あれだけの魚を鎮守府内に隠すのは難しいはずだ。手分けして探そう!」

村雨「はいはーい!村雨の、ちょっと怖いとこ見せてあげる♪」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督(あの温厚な村雨も流石に怒っていたな。先に俺が見つけないとどうなる事か……)

提督(……あれは!!)


提督「ようやく見つけたぞ、赤城!!」

赤城「……?!」

提督「一体こんなところで何をしているんだ?」

赤城「実は……↓2」

赤城「じ、実は、内緒で漁に出ていたんです!」

提督「……なるほど、なかなかの大漁じゃないか。一体どこで漁をしていたんだ?」

提督「まさか、初心者向けと看板が立ててある釣り堀で漁をしたんじゃないだろうな?」

赤城「↓2」


①「申し訳ありません、私がやりました……」
②「私ではありません、おそらく深海棲艦がやったんだと思います」
③「その他・自由」

赤城「申し訳ありません、あまりに美味しそうに泳いでいたので魔が差して……」

提督「これだけの量を一人でとは思えないが、赤城一人でやったのか?」

赤城「いえ、加賀さんも一緒でした」

提督「やっぱりか。一航戦は優秀だが、食べ物が絡むと途端にポンコツになるな……」

赤城「……ぐうの音も出ません」

提督「腹の音がぐうぐう鳴ってるからこういう事をしてしまうんじゃないのか?」

赤城「……」ぐうぅ~


提督「……ともかく、大漁の魚の中から数匹とかなら分からんでもないし、俺も村雨たちも目をつぶったろう」

提督「だが、いくらなんでもやりすぎだ。ほとんど釣り堀に残ってなかったじゃないか」

赤城「気付いたら全部釣り上げてしまっていたんです」

提督「それに、こんなに大量の魚を加賀と二人でどうするつもりだったんだ?」


赤城「↓2」


①「私と加賀さんで全部食べるつもりでした。余った分は干物にしようかと」
②「商店街に寿司屋を開いてみたいので、その練習をするつもりだったんです」
③「全部釣るつもりはなかったので、何匹か拝借したら釣り堀に戻すつもりでした」
④「その他・自由」

ちょっと上手くまとまらないので一旦休憩させてもらいます

赤城「本当はこんなに釣るつもりはなかったんです!でも、気付いたらこうなっていて……!」

赤城「なので、その……何匹か拝借したらコッソリと釣り堀に戻そうと……」

提督「よーく分かった。だが、魚が死んでしまう前に早く釣り堀に戻すんだ」

赤城「でも私たちの分がまだ……」

提督「……は?」

赤城「今すぐ戻してきますっ!!」ダダッ


提督「それから、そこで様子を伺っている加賀」

加賀「……!!」

提督「なるほど、自分たちの分を確保するためにバケツを取りに行ってたわけか」

加賀「えぇ、その通りです」


提督「……加賀が商店街に関してトラブルを起こすのはこれで二回目だな」

提督「それに、前回とは違って今回は明らかな悪意がある。処罰を与えなければならない」

加賀「……その覚悟はできているわ。懲罰房行きは免れないでしょうから」

提督「いや、懲罰房には入らなくていい」

加賀「ではどのような処罰を……?」


提督「加賀は4ヶ月、赤城は3ヶ月の間、商店街の利用を禁止する」

加賀「……?!!!」大破

――閉店後――


村雨「どうやら、赤城さんと加賀さんが釣り堀を荒らした犯人だったみたい」

雷「一緒の艦隊だと頼れる大人の女性って感じなのに、どうして食べ物が絡むとこうなるのかしら?」

利根「我を忘れとったそうじゃが、ここまで来ると品性を疑ってしまうな」

曙「ホント、呆れたものだわ。本当は文句の一つでも言ってやろうと思ってたけど――」


赤城「…………」大破


曙「あんな姿を見せられたら、もうどうでも良くなっちゃったわよ……」

潮「真っ白に燃え尽きちゃってますね」

村雨「商店街の利用禁止を言い渡されたショックが大きかったみたい」

雷「こればっかりは、流石に自業自得よ」

曙「でも、釣り教室で釣り堀が使えなかったのは痛かったわね……」

利根「我輩たちは魚との駆け引きや、事前の準備まで含めて楽しめるから良いものの……」

潮「私みたいな初心者は、釣り糸を垂らして魚を釣る、くらいしか分かりませんから」


雷「あと、村雨さんの魚市場はどんな感じだった?」

村雨「開店前に魚を集めておいたのもあって、なかなかいい感じよ♪」

村雨「特に鳳翔さんからは、自分のお店で使いたいから贔屓にさせて欲しいってお願いされちゃった♪」

利根「鳳翔の店でここの魚が出るのか!これは一度食べに行ってみなくてはならんのう……」

村雨「ただ、供給が艦娘頼りだし、安定するかどうかが心配ね」

曙「釣り教室で、釣り好きの娘が増えれば良いんだけど……」

提督「すまんみんな、加賀をドックに運んでいたら遅くなってしまったよ」

一同「お疲れさまでーす!」

提督「お疲れさま。でも、結構大きなトラブルもあったし、みんなこそ疲れたんじゃないか?」

曙「ほんと、最初はどうしようかと思ったわよ……」


提督「まぁ、この件に関しては明日の朝礼でもしっかり説明するつもりだ」

提督「今回の釣り教室の生徒たちが釣り堀を利用するかもしれないから、その時はまた教えてやってくれ」

曙「それは任せておきなさい、クソ提督!」



提督「さて、ここからが本題なんだが、実はこの店の評価についてアンケートを取ってもらったんだ」

提督「今からこのアンケートを参考に反省会をしてもらおうと思う」

利根「名前が書いていないという事は、客の本音が聞けるというわけか……」

村雨「これはちょっと、緊張するわよね……」

吹雪「アンケートには点数と感想だけが書いてあります。一枚ずつ見ていきましょう!」


アンケート内容↓1~5
コンマではなくお好きな点数(1~100点)とその理由や要望を書いてください
ただし、最高得点と最低得点を除いた2~4番目に高い得点のみがお店の質に加算されます

今日は安価だけ取らせてもらっておしまいにします
このレスの分安価先は1ずつ下にずらすという形でお願いします

釣具店の最終評価:197+80+75+70=422


『魚市場と聞くと怖い感じがしていたのですが、利根さんで和みました。持ち込むのも抵抗なくできそうです』

潮「この人の気持ち、とっても分かります! テレビだとすごい早口で魚の取引をしてたので……」

曙「確かに大きな市場の競りはハードルが高いわね。数秒で取引が終わっちゃうもの」

利根「速さを重視しすぎて、お経みたいになっておるしな」

提督「そういう意味では、売り子が利根だと馴染みやすくていいだろう」


提督「それから、今日は魚の持ち込みはあったのか?」

村雨「ん~、初日だったのもあってそこまでね。でも、持ち込みたいって娘はそれなりって感じよ♪」

雷「深雪なんて、これからは釣り一本で食っていくって言ってたわ!」

提督「それは本末転倒だなぁ」



『意外とカラフルで見てるだけでも面白いかも』

村雨「釣りに詳しくない娘からすると、釣具店はこんな風に目に映るのかしら?」

潮「疑似餌や仕掛けは見てるだけでも面白いですから」

吹雪「確かにワクワクしますよね。見たことがないものがたくさんあって」


利根「じゃが、カラフルなのが良いと言っても、さまざまな商品が並んでいるからそう見えるに過ぎん」

利根「もっと艦娘が好みそうな、可愛らしい商品を増やしても良いかも知れぬな」

曙「それは良いアイデアね!」

『色々な釣具が簡単に手に入るようになって良かったです。自分で釣ったお魚と一緒に飲むお酒は最高でした。もうワイン6本飲みきっ――』

雷「これ、誰が書いたのかなんとなく分かっちゃうわね」

曙「なんとなくどころか確定してるわよ」


村雨「でも、ワインを飲みたくなる気持ちは分かるかなー」

潮「イタリアの魚料理は、白ワインによく合うそうですからね」

村雨「私はお刺身のほうが好みだけど、アクアパッツアやカルパッチョもお酒も進みそうよねぇ」

利根「それにしても、6本はどう考えても多すぎるぞ……」


雷「でも、釣りは食べる楽しみ方も醍醐味のひとつよね」

提督「自分で料理ができなくても、鳳翔さんの店がここの魚仕入れるみたいだし」

村雨「それなら、魚料理を振る舞うイベントをやってみてもいいかも!」

吹雪「そうですね、そこから新鮮な魚の良さを知って貰えれば、釣り好きになってくれるかも!」

潮「まさに一本釣り……なんて。えへへ……」

『じっくり待つのも結構楽しいかも。ゆる~くやりたいね』

曙「私は釣りの良さは、やっぱり魚との知恵比べなところだと思うけど……」

雷「良いじゃない、私はこういうのも好きよ?」

提督「一般的には釣りはこっちのイメージが強いしな」

利根「最初のうちはゆったりやる方が楽しいのかもしれぬな」


村雨「でも、ゆる~くって言われると、初雪ちゃんや望月ちゃんが並んで釣りをしてるところを想像しちゃうわ」

提督「魚がかかっても気づかなさそうだが……」



『釣り堀で釣りたかった……わざわざ休みまで出撃みたいに海に出たくない……』

曙「……そういうのは、そこに転がってる赤いのに言って欲しいわね」ゲシッ

赤城「…………」


利根「しかし、みながみな海に出て釣りをしたいという訳ではないようじゃな」

雷「私たちには考えが及ばなかったけど、手軽さっていうのも重要なのかしら」

村雨「そうね、それなら釣り堀も広くして、種類も豊富にしたほうがいいんじゃない?」

曙「いっその事、養殖にも手を出しても良いかもしれないわね」

雷「今回のアンケートの平均点は70点よ。なかなか良い感じじゃない!」

曙「釣り堀で泥棒騒ぎがあったのを考えるとかなり好評よね」

潮「あれは私たちも被害者だったから……」


提督「だが、反省会で改善点も見えてきたし、これからが楽しみだな」

利根「釣具店というよりは、海産物全般を取り扱う店になってしまっておるが……まぁいいじゃろう!」

村雨「そうね、これからもちょっといい……じゃなくて――」

村雨「みんなにステキなお店、みせてあげる♪」



店舗:釣具店
店長:村雨(適性:81+30=111)
店員:曙(適性:83)、利根(適性:51)、雷、潮
釣具店の質:111+83+57=251

改善点:釣り初心者向けに釣り堀を作る(38)
トラブル:赤城と加賀が釣り堀の魚をほとんど釣ってしまった(-92)
アンケートの評価:平均70点(加算分は80+75+70=225)

最終評価:422点

提督「釣具店はあの後、料理イベントや釣り堀の拡充も行っているみたいで順調のようだ」

提督「だからこそ、釣り堀での騒ぎがもったいなく思ってしまうな」

吹雪「なんだかんだ言って尾を引いてしまってますからね」


提督「よし、大きなトラブルが無いことを祈りつつ3件目の案を見てみよう」

提督「次の案は……↓2で、店長は↓4だ」


↓2:どのようなお店か(例:純喫茶、釣具店、映画館など)
↓4:艦娘名(コンマによって能力が決まります。店長補正+30)


各店舗の評価
1. 422点 釣具店
2. 395点 純喫茶

現在の鎮守府の所属状況
酒保:明石
甘味処:間宮、伊良湖
小料理屋:鳳翔
純喫茶:加古、金剛、龍田、サラトガ、比叡
釣具店:村雨、曙、利根、雷、潮

商店街への出入り禁止:赤城(1回休み)、加賀(2回休み)
※お店は掛け持ちできません、また、既存の店舗に近い内容の案はボツになる可能性があります

店舗:書店
店長:雲龍(適性:64+30=94)


提督「三軒目の案は書店で、店長は雲龍か。なんていうか、ものすごく似合いそうだな」

吹雪「そうですね。掴みどころのない方ですが、本とかは読んでそうですし」

提督「読んでそうってだけで、実際に何をしてるかは分からないが……」

提督「まぁ、書店なら変なことにはならないだろうが、一応話を聞いてみよう」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「というわけで、次は書店を商店街に作ろうと思っているが、その店長を雲龍に任せたいんだ」

雲龍「そう……嬉しいわ。私に任せてくれるのね」

提督「そのつもりなんだが……書店というのは、多種多様なジャンルの本を扱う必要がある」

提督「すべてのジャンルを網羅する必要はないが、雲龍はどんなジャンルの本に興味があるんだ?」

吹雪「イメージだけだと小説を読んでそうですが……」


雲龍「そうね……↓2」


①「吹雪さんの言うとおり、小説はよく読むわね」
②「意外と思われるかもしれないけど、漫画が好きなの」
③「恥ずかしながら、可愛らしい絵本を読むのが好きで……」
④「その他・自由」

雲龍「子供っぽいと思われるかもしれないけど、実は、可愛らしい絵本を読むのが好きで……」

提督「別におかしくはないと思うぞ? 大人でも独特の世界観に魅了される人は多いらしいし」

吹雪「気軽に読めるのも良いですよね」

雲龍「そう、よかった……」


提督「それと興味本位で悪いんだが、雲龍はどんな絵本が好きなんだ?」

雲龍「そうね、最近だと『まんぷくあおむし』という本が気に入っています」

吹雪「どんなお話なんですか?」

雲龍「そうですね、あらすじは――」


あるところに、いつも食べてばかりのあおむしがいました
あおむしは食べてばかりだったので、いつもおなかがいっぱいです

ある日、あおむしが食べものをさがして歩いていると
ほかのむしたちが、なかまのために食べものをたくさんあつめているではありませんか

おなかがすいてがまんできなくなったあおむしは
ともだちのあかむしといっしょに、食べものをぬすんで食べてしまいました

すると、それを見ていた大きな鳥がやってきて、こう言いました
『そんなことをしなくても、かってに食べものがおちてくるところがあるよ』

それをきいたあおむしとあかむしは、こう言います
『そんなすてきなところがあるなら、今すぐつれて行ってよ!』

それをきいた鳥さんは、あおむしとあかむしを食べてしまいましたとさ


雲龍「――という話です」

提督「……どこかで聞いたような話だな」

雲龍「他にも、友達に誘われて別の国に引っ越してきた二人の女の子が、その国で生活をしていると」

雲龍「気づいた頃には、元いた国の言葉を忘れてしまう『ぷりとぐら』という本もおすすめです」

提督「そうか、少し気になるから機会があれ読んでみるよ」


提督「しかし、雲龍は艦載機意外に興味は無いとおもってたが、ここまで絵本について情熱的に語れるとはな」

提督「雲龍は真面目だし、書店の店長を任せる分にはいいが、他のジャンルに詳しいスタッフを用意する必要がありそうだ」

雲龍「ですが、あの……実は、私には本好きの仲間がいなくて……」

提督「確かに雲龍はいつも一人でいるイメージがあるな」


提督「よし、それなら秘書官の吹雪に何人か見繕ってもらおうか。吹雪なら交友関係も広いだろうし」

吹雪「分かりました。思い当たる娘に声をかけてみます!」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


吹雪「司令官、書店で働いてみたいという娘が集まりました!」

吹雪「↓1~4」


↓1~4艦娘名+書店での担当ジャンル(被った場合は安価下となります)

(コンマが能力になりますが、店長を入れてコンマ上位3人の能力がお店の質に反映されます)


明日は朝早いので今日はこれでおしまいです
書くのが遅いため、安価スレなのにテンポが悪く申し訳ありません

書店の質:94+59+21=174

雲龍:94 絵本
霧島:59 ハードカバーの書籍全般
漣 :21 漫画
香取:9 小説
伊8:1 外国語(主にドイツ語)の小説


提督「おおっ、一人を除いて本が好きそうな艦娘が集まったな。よくやったぞ、吹雪!」

吹雪「なかなかのメンバーだと思います!」

漣「失礼な!漫画だってちゃんとした本ですからっ!」

提督「でも、漣が本好きのイメージかって言われるとそうじゃないかなぁ」

漣「それは否定できねぇ……」



提督「さて、まずは一人ずつどんな本のジャンルが好きかを聞いていきたいんだが……」

提督「まずははっちゃんから。っていっても、やはりドイツ語の本か?」

伊8「そうですね。でも、最近は海外出身の艦娘も多いですし……」

伊8「なので、ドイツ語の本だけでなく、さまざまな言語の本を取り扱いたいですね」

提督「最近はいろんな国出身の艦娘が増えたからな」

伊8「はい。みんなが楽しめるように、色んな本を取り揃えたいですね」



提督「次は香取か。ビジネス書や資格の本を読んでそうなイメージだが……」

香取「……残念ながら、艦娘にはそれらの知識は必要ありませんからね」

香取「私がよく読むのは小説です。これでもそれなりに詳しい方だと自負しています」

提督「そうか、なら小説については大丈夫そうだな」

香取「はい、お任せください」


提督「それから、小説と言ってもさまざまなジャンルがあると思うが、香取はどんな作品が好きなんだ?」

香取「そうですね、私は多少マイナーな作品の方が好みなのですが……」

香取「でもご安心ください。そう言えるのは、メジャーな作品を知っているからこそです」

提督「そうだな。小説は作品数も多くて大変だろうが頑張ってくれ」

提督「絵本、海外の書籍、小説と来たが、霧島はどんな本が好きなんだ?」

霧島「ハードカバーの書籍全般です」

提督「えっ?」

霧島「ですからハードカバーの書籍全般を……」

提督「ハードカバーって、本のジャンルじゃなくて本そのものの作り方の一つだよな?」

提督「もしかして、俺が知らないだけでそういうジャンルがあったりするのか?」

霧島「いえ、硬い表紙のハードカバーで合ってます」


提督「……そうか、だが何故霧島はハードカバーの本が好きなんだ?」

霧島「よく聞いてくれました、司令!」

霧島「いいですか司令、表紙や装丁が頑丈であるということはどういう事だと思います?」

提督「えーっと、中身に傷がつくと困る……とか?」

霧島「その通り! つまり、ハードカバーの本は重要な本であるという事の証左なんです!」


霧島「それに、鎮守府で近頃『薄い本』などというけしからん本が流行っている始末」

霧島「私は軟弱な本に興味はありません! 薄い本なんてもっての外です!!」

漣「えぇ~……漣は薄い本もいいと思うんだけどなぁ……」


霧島「考えてみてください。もし本を読んでいる時に、深海棲艦に襲われたとします」

霧島「もしその時に読んでいたのが薄い本だと、そのまま深海棲艦にやられてしまうでしょう」

霧島「ですが、ハードカバーの本なら深海棲艦の頭をかち割る事が可能なので、無事に生還出来るのです!!」

提督「あ、あぁ……」


霧島「やはり、ハードカバーの本こそ最も優れた本と言えるでしょう!」

提督「そうか、俺にはよく分からんが頑張ってくれ……」

提督「気を取り直して、次は漣だが……これは聞かなくても分かるな」

漣「さすがご主人様。やっぱり漣は漫画が一番ですかね~」

提督「……ところで、漣はどんな漫画が好きなんだ?」

漣「やですねーご主人様。それってほとんどセクハラですよ♪」

提督「何故だ……」

漣「漣の趣味に完璧にフィットしてる作品ですから。もはや魂の中を覗き込むようなもんですよ」

漣「まぁ、作品名は『僕の可愛いお嫁イド』って言うんですけど」

提督「自分から言ってるじゃないか……」


漣「……良かったらご主人様も読んでみます?」

提督「大体どんな内容か予想がつくし、遠慮しとくよ……」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「よし、これで本の担当はある程度決まったし、一ヶ月後の開店に向けて頑張ってくれ」

提督「それから、この店は艦娘にとって唯一本を手にとることの出来る書店になるはずだ」

提督「今は通販で本が気軽に買える時代だが、書店の強みを活かして魅力的な店にしてほしい」

一同「はい!」

――開店一週間前――


提督「さて、もはや恒例になりつつある一週間前の視察を始めようか」

吹雪「といっても、書店なら喫茶店の時のような心配は必要ないと思いますが……」

提督「いや、品揃えやレイアウトに問題があるかもしれない。油断はできないさ」

提督「まずは雲龍の絵本コーナーを見てみよう」


雲龍の絵本コーナー:94

提督「……流石だな、見ただけでワクワクするような見事なレイアウトだ」

吹雪「絵本が好きなんだという気持ちが伝わって来ますね!」

雲龍「ありがとう、頑張った甲斐があったわ」


提督「それに手書きのポップも良い。短い文章の中に上手く魅力を詰め込んでいる。絵本が好きでないと書けないだろう」

吹雪「大胆に表紙が並べてあるのも良いですね。表紙買いしちゃいそうです」

雲龍「絵本は表紙が色鮮やかなものが多いから、楽しくなるような雰囲気を目指してみたの」

提督「これなら絵本の魅力をみんなに伝えられるだろう」


提督「それに、こんなに良い手本があるなら、他のコーナーにも期待できそうだな」

雲龍「そうね。だといいけど……」

提督「さて、次ははっちゃんが担当しているコーナーだが……」


はっちゃんの外国語の書籍コーナー:1

提督「……乱雑だな」

吹雪「さっきの絵本コーナーと同じお店とは思えない感じですね」

提督「とにかく本が山積みになっているな。なんというか、魔女の家のような……」

吹雪「まだ配置を考えてる段階なのかな?」

伊8「いえ、これで完成なんです」

提督「そうなのか。……だがこれだと、どこにどんな本があるか分からないんじゃないか?」

伊8「確かにわかりにくいですけど、これなら通販にも負けないだけの品揃えを確保できます」

伊8「それに、この方が雰囲気があると思いませんか?」

提督「う~ん、たしかに映画のセットのように見えない事もないが……」


提督「それで、肝心の品揃えの方はどうなんだ?」

伊8「それなら自信があります。珍しい本がたくさんありますからね」

伊8「そうですね、例えばこの本とかおすすめです」

提督「なんか表紙からして危険な感じがするんだが……」


提督「なになに?タイトルは……『クレイジー・サイコ・ガール』だって?」

伊8「嫉妬深い同性愛者の少女が、愛に狂って殺人事件を起こしてしまう話です」

伊8「少女が海に身を投げて、人ならざる者として甦るシーンは筆舌に尽くし難いですね」

提督「……英語ならともかく、ドイツ語はあまり読めないから遠慮しておこう」


提督「よく見たら、積み上げてる本も変わった感じの本ばかりだな……」

吹雪「海外出身のみなさんは、こういうのが好きなんでしょうか?」

提督「だと良いんだが……」


伊8「~~♪」

提督(もしかして、はっちゃんって何かこじらせちゃってる感じなんだろうか……?)

出かけてきますので中断です

続きは他の艦娘の扱う書籍コーナーになるので
次の安価は先になると思います

先に言っときます、香取先生はSだという提督の皆さん申し訳ありません!

提督「洋書コーナーは海外艦のみんなの反応を見てから考えることにしよう」

吹雪「そうですね。あれが向こうでは普通なのかもしれませんし」

提督「流石にあの陳列が普通とは思えんが……」

提督「とにかく、次は香取の小説コーナーを見てみよう」


香取の小説コーナー:9

提督「見た感じは普通の本屋って感じだな。全てが本棚に収まっていて、背表紙しか見えないから少し寂しいが……」

吹雪「雲龍さんのコーナーを最初に見てしまったので、物足りなく感じますね」

香取「確かにそうかもしれませんが、ちゃんと理由があるんです」

提督「何が理由なんだ?」

香取「それは……その、提督にはちょっと言えません」

提督「えぇ……?!」


提督「まぁいい、香取がそう言うなら仕方ない」

提督「代わりに香取が一番おすすめする小説を教えてくれ」

香取「お、おすすめの作品ですか……?///」

提督「何故照れる?」


香取「それは……本のタイトルを見ればわかると思います///」

提督「なになに……?『狙われた女秘書2 ~無限に続く監禁陵辱編~』だって?」

提督「これ、もしかしなくても官能小説じゃないか!!」

吹雪「どんな小説なんですか?」

提督「ざっくり言うとエロ本の小説版だ」

吹雪「そ、そうですか……///」

香取「…………///」

提督「って、よく見たらここに並んでるの全部、官能小説じゃないか!」

吹雪「背表紙しか見えないように並べていたのはこれが理由だったんですね……」

香取「はい……」

提督「鎮守府に男は俺しかいないし、こういった本には少なからず需要はあるのだろう」

提督「しかし、何故こんなにも官能小説ばかりを……」


香取「……提督は、艦娘たちが通販で購入した商品がどういった扱いをされるかご存知ですか?」

提督「えーっと確か、爆弾や盗聴器が仕込まれていないか厳しく検査され――」

提督「……そういうことか!」

香取「その通りです。私たち艦娘は今まで、恥ずかしい本を自由に買うことができなかったのです!!」

提督「…………!!!!」


香取「しかし、その検査の事を知らなかった私は、通販で官能小説を購入してしまいました」

提督「なんだって?! その後は一体……!!」

香取「三日後、購入した官能小説は、きちんと鎮守府の宅配ポストに入っていました――」

香取「――明らかに開封された跡が残っている封筒の中に」

提督「うわあぁぁぁぁーっ!!!!」


提督「な、なんて残酷な……」

吹雪「ちなみに、その本のタイトルは何だったんですか……?」

香取「『悶絶!ドM女調教日記~私が豚になるまで~』です」

提督「くっ……!」


提督「なるほど、それで官能小説をこんなにたくさん……」

香取「はい。二度と私の時のような悲劇を起こさないためにも……!!」

提督「……だが、肝心なことを忘れていないか?」

香取「なんでしょう?」


提督「これ、レジに持っていける奴が居るのか?」

香取「…………」

吹雪「…………」

提督「気を取り直して、次は霧島の担当しているコーナーを見てみよう」


霧島のハードカバー書籍コーナー:59

提督「ハードカバー本なだけあって、こうやって並ぶと荘厳な感じだな」

吹雪「装丁がしっかりしているので高級感がありますね」


提督「しっかし、思ってたよりはずっとまともなレイアウトだな」

提督「霧島の口ぶりからして、重さ順や硬さ順にでも並んでるのかと思ったよ」

霧島「さすが司令、素晴らしいアイデアです!」

提督「おいおい……」

霧島「ふふっ、冗談ですよ。確かに頑丈さは魅力の一つですが、本は読むものですからね」

提督「一応中身にも興味があるのか。なら、この中でおすすめの本はどれだ?」

霧島「おすすめですか。やはり艦娘としてはこの『新・世界の軍艦図鑑』ですね」


提督「なるほど、自分たちが載ってるわけだもんな」

霧島「それもありますが、この図鑑は最近発売されたばかりなので、艦娘についても書かれているんです」

提督「しかし、艦娘は世間に存在こそ知られているものの、その殆どが軍事機密のはずだが……」

霧島「だから面白いんです!」

提督「……?」


霧島「見てください司令、この綾波さんのページなんですが……」

提督「なになに……『艦娘は軍艦時代の記憶などがその性格に反映されると言われており――』」

提督「『――鬼神や黒豹の二つ名を持つ程の武勲艦である彼女は、非常に好戦的で残虐な性格であることが予想される』だって?」

吹雪「ふふふっ、あの綾波ちゃんが好戦的で残虐って……ふふっ」

提督「あはははは、笑っちゃいけないんだろうが、本人がどんな艦娘か知ってるとなぁ、」


霧島「他にもさまざまな艦娘について書いてあるんですが、そのギャップが面白いんです」

吹雪「羽黒さんや那珂さんのページとか凄いことになってそうですね」

提督「つい図鑑で盛り上がってしまったが、霧島のコーナーは特に問題無いだろう」

吹雪「最後は漣ちゃんの漫画コーナーでしたっけ?」


漣の漫画コーナー:21

提督「漣のことだし、はっちゃんの洋書コーナーみたいに漫画が山積みになってると思ってたが、まさかその真逆とは」

吹雪「棚にすら空きがありますね。発注ミスでしょうか?」

提督「しかし、ここまで棚がスカスカだと発注ミスですらなさそうだが……」


漣「あ、ご主人様! いらっしゃいませ~♪」

提督「ちょっと見させてもらってるが、いくらなんでも品揃えが少なすぎじゃないか?」

吹雪「書店というよりは、漫画が好きな人の本棚って感じに……」

漣「それはその……厳選してたらこうなっちゃった。てへっ♪」

漣「今もまだその厳選作業中なんです。ほら、電子書籍で面白そうなマンガを……」

提督「書店の店員が電子書籍で品定めしてどうする」



提督「しかし、王道からは少しずれた漫画ばかりだな。このドラキュラの漫画は有名だが……」

提督「遺跡を保護するエージェントの漫画や、ざわざわしそうな賭博漫画……男向けの漫画ばかりだ」

漣「どれも漣が選りすぐった名作ばかりですから、面白さは折り紙つきですよ☆」


提督「……ところで、あの有名な海賊漫画はないのか?」

漣「うちには置いてないですね―」

提督「だがあの漫画は王道中の王道だと思うんだが、どうして置いてないんだ?」

漣「だって、あの漫画だと海軍がまるで悪者扱いじゃないですか」

漣「罪のない人々から金品を強奪する海賊が何を偉そうにって話ですよー」

提督「確かにそうかもしれんが……」

漣「だからうちには置いてませんし、入荷もする予定もないです」


提督「……ならあの有名な忍者漫画はどうなんだ?」

漣「う~ん、あの作品は中盤くらいまではメチャ面白かったから大好きだったんですけど……」

吹雪「終盤で面白くなくなっちゃったとか?」

漣「だって、ヒロインのピンク髪の女の子が、別の女に主人公を取られちゃうんですよ?!」

漣「それも『日向』って名前の超おっぱいの大きい女の子に!!」

吹雪「えぇ……」

漣「漣にはNTR属性はないっつーの! ちくしょー!!」

提督「わがままな奴だなぁ」



提督「とにかく好き嫌いは抜きにして、ある程度人気のある作品は一通り取り扱ってくれないか?」

漣「えーっ、でも人気がある作品なら電子書籍で読めばいいっしょ?」

提督「だから、書店の店員が電子書籍を推してどうする……」

提督「ひと通り見て回ったが、まともなのは雲龍と霧島の担当してるコーナーだけだったな」

吹雪「あのメンバーなら真面目そうなので大丈夫だと思ったんですが……申し訳ありません」

提督「吹雪が気にする必要はない。それに、本に詳しいからこそこだわりがあるのだろう」


提督「とりあえずは雲龍と霧島を中心に、上手く立て直しを図ってもらうつもりだが……」

提督「はっきり言ってこのままだと客が来るかどうかも分からん」

提督「いろいろ考えてはいるが、何か良い案はないだろうか……」


吹雪「……↓2」(コンマの数値が書店の評価に加算されます)


①「遠征中の艦娘が洋上で本を読めるように、防水カバーを販売してはどうでしょうか?」
②「外出ができない艦娘たちの間ではアニメや漫画が流行っているので、それに特化したコーナーが必要だと思います」
③「いっその事採算は捨てて、図書館にしてしまった方が良いと思います」
④「その他・自由」

書店の評価:174+97=271


吹雪「艦娘は自由に鎮守府の外に出れないので、ある程度娯楽が限られてくるのですが……」

吹雪「最近は艦娘の間でアニメや漫画が流行っているので、それに特化したコーナーを作ってはどうでしょうか?」

提督「特化したコーナーというと、漫画だけでなくそれに関連した商品も一通り揃える形か」

吹雪「はい、特に一部の艦娘からは同人作品も取り扱ってほしいと」

提督「同人作品もか。霧島が反対しなければいいが……」


提督「とにかく一度、雲龍たちに提案してからにしよう

吹雪「はい!」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


吹雪「意外とあっさり了承されましたね」

提督「本人たちも店の状態に危機感を感じていたみたいだからな」


提督「問題は、あと一週間でどこまで用意できるかだ」

吹雪「漣ちゃんがかなり乗り気でしたし、上手くやってくれるといいですね」

提督「元々は普通の書店として開店予定だったんだ。多分大丈夫だろう……」

――開店当日――


吹雪「見てください司令官! 新しく作ったコーナーに人だかりが出来てますよ!」

提督「確かにすごい人だが、たった一週間でよくグッズや同人誌をここまで入荷できたな」

吹雪「漣ちゃんがある艦娘からアドバイスを貰いながら頑張ってくれたみたいです!」

提督「ある艦娘ねぇ……」


雲龍「提督、ちょっといいかしら?」

提督「どうした、もしかしてまたトラブルか?」

雲龍「その通りよ、ちょっとした問題が起こっていて……」


雲龍「……↓2」(コンマの数値が喫茶店の評価から減算されます)


①「同人誌の取り合いが起こって、そのまま喧嘩になってしまったの」
②「洋書コーナーで本の雪崩が起きて、艦娘が埋まったままになっているわ」
③「霧島さんが書いたポップ『この本で殴られると気絶間違い無し!』を真に受けて、戦艦たちが我慢比べをしている」
④「その他・自由」

書店の評価:271-17=254


雲龍「駆逐艦の娘たちが同人誌の取り合い始めて、そのまま喧嘩になってしまったの」

提督「うーん、駆逐艦同士の喧嘩ならそこまで大事にはならないだろうが……」

吹雪「それでも放っておけません、仲裁しに行きましょう!」


↓2~3 喧嘩をしている艦娘(コンマが17なので駆逐艦のみ)

↓4 取り合っている同人誌のタイトル

頭が回らなくなってきたのでちょっと休憩です
安価を踏んでたら↓

卯月「こっちに寄越すっぴょん!!」

菊月「馬鹿を言うな、私が先に手に取ったはずだ!」

卯月「違うぴょん、うーちゃんが先に取ったはずぴょん!!」

菊月「ぐぬぬぬぬ……」

卯月「ぷっぷくぷー!!」


提督「ほら二人共、一度その本から手を離せ」

漣「薄い本なんだし、破れちゃっても知らないよ?」

卯月「うーちゃんが先にこの本を取ったぴょん。菊月は後から手を出してきたぴょん」

菊月「いや、私が先に手に取ったはずだ」

提督「……普段の行い的に、菊月を応援したくなるな」

卯月「失礼しちゃうぴょん」


提督「本のタイトルは『阿武隈お姉ちゃんと遊ぼ!』か。何故ここまでこの本にこだわるんだ?」

菊月「……見ての通り、この本は阿武隈さんについて描かれているんだ」

提督「だが、阿武隈の本ということは描いたのは艦娘なんだろう? 頼んでもう一度作ってもらえばいいじゃないか」

卯月「それがこの本を描いたのは、遠くの鎮守府の艦娘っぴょん」

漣「次の入荷予定は2ヶ月以上先になんですよねー」

提督「なるほど……」

提督「揉めている理由はわかったが、かと言って店内で喧嘩をしていい理由にはならない」

提督「姉妹なんだし、二人の物ということにしたらどうだ?」

菊月「それとこれとはまた別の話だろう」

卯月「うーちゃんのコレクションに加えたいからお断りっぴょん!」

提督「そうか、それなら仕方ない……」



提督「阿武隈、ちょっといいか?」

阿武隈「はい、なんでしょうか?」

卯月「…………?!」

菊月「…………?!」


提督「まずはこの本を見てくれないか?」

阿武隈「『阿武隈お姉ちゃんと遊ぼ!』ですか? 自分が題材の本だなんて、ちょっと照れくさいですね……」

提督「実は、そこ本の中に書いてあることを、そこの二人にしてやってほしいんだよ」

卯月「ちょ、ちょっと待つっぴょん!!」

菊月「くっ……!」

阿武隈「んー、本に書いてある事次第ではOKですけど……」

提督「そういえばどんな内容かは見てなかったな。どれどれ……」


~阿武隈が第六駆逐隊に[自主規制]されるシーン~


阿武隈「……わ、わたし的にはNGです///」

提督「……そうか。そうだろうな。確認もせず変なことを言って悪かった」

阿武隈「いえ、気にしてません。気にしてませんから……」トボトボ


一同「…………」

――閉店後――


吹雪「悲しい事件でしたね……」

提督「あぁ、あのような悲劇は二度と起こらないようにしなければならない」


雲龍「睦月さんから苦情が来ています。卯月さんと菊月さんが書店に行ってから部屋に閉じこもっていると……」

香取「阿武隈さんは燃費の良い睦月型のみなさんと遠征に行くことも多いですからね」

霧島「ものすごく気まずそうですね……」

漣「うーちゃんはあんなキャラだから誤魔化せそうだけど、お菊ちゃんはアウトでしょ」

香取「真面目な娘だから、その分本気なんじゃないかと思われちゃいそうで……」

漣「あの本を真剣に取り合う時点で本気みたいなもんだし」


伊8「結局あの本はどうなったんですか?」

提督「今は倉庫に保管してある。一応2ヶ月後には注文した分が届くはずだが……」

吹雪「さすがに売れないでしょうね」

霧島「実在する人物の同人誌の取扱には注意したほうが良さそうです」

督「さて、ここからが本題だが、店の売上はどうだった?」

雲龍「私たちとしては少し不本意だけど、売上の8割が同人誌やグッズね」

提督「8割もか、さすが流行と言ったところだな」


香取「人気コンテンツとは言え、たった一週間で準備したコーナーに負けるのは……」

吹雪「仕方ないですよ。一つの作品からいろんなグッズが出てるわけですから」

提督「確かに一冊で完結することの多い本だと分が悪いかもしれないな」

漣「それに、艦娘はお金の使い道がない分、趣味につぎ込んじゃうからねー」

伊8「今まで買えなかった分をまとめ買いしていたのも大きそうです」



提督「なら、自分たちの担当したコーナーはどうだ?」

雲龍「そうね、初日なのもあって、思っていたよりも絵本が売れたわ」

提督「絵本コーナーのレイアウトは見事だったからな」

雲龍「それから、駆逐艦の娘を中心に絵本好きの娘たちと交流できたのも良かったわね」

提督「それも書店ならではの良さなんだろうな」

提督「はっちゃんはどうだった? 正直気になってたんだが……」

伊8「残念ながら全然ダメでしたね。洋書なのもあって元々需要が少ないですし」

提督「海外艦の娘くらいしか買わないだろうしな」

伊8「それに、ビスマルクさんに本が崩れそうで怖いし品揃えもよくわからないと言われてしまいました」

提督「正直言って偏ってたからな、仕方ないさ」



提督「では香取の小説……いや、官能小説コーナーはどうだった?」

香取「一応売れはしたんですが、あまりマニアックな作品は売れませんでした」

香取「見ていると、手に取る娘は居たんですが、レジまでは……」

提督「だろうなぁ」

香取「なので、レジを通さずに購入できる仕組みを考えた方が良いかもしれません」

提督「無人販売みたいな仕組みか。万引きする娘もいないだろうしアリかもな」

霧島「私の担当したコーナーは、やはり気軽に買えるジャンルではないという事でそこまででしたね」

提督「格式の高い本や図鑑などが多いから、そこは仕方ないだろう」

吹雪「本のサイズが大きいと、部屋の本棚に入りにくいですからね」

霧島「あっ、でも『新・世界の軍艦図鑑』は結構売れました」

提督「あれは面白かったし、おすすめのポップも貼ってあったしな」

霧島「ただ、本来の用途としては違う気がしますが……」

提督「艦娘目線だと図鑑というよりはデタラメな艦娘紹介がメインだしな」



提督「漣の漫画コーナーは確か、ライトノベルや漫画のコーナーに吸収されたんだったな」

漣「汗水たらして膨大な数の漫画の中から厳選したのに~」

提督「空調のきいてる部屋でお菓子食べながら漫画を読んでるだけに見えたが……」

漣「そ、それはともかく! 今回グッズや同人誌が爆売れだったのは私のおかげみたいなもんですから!」

提督「確かにそれはあるだろうな」

漣「だからちょっとくらいボーナスが出ても……」

提督「まだ初日なのに何を言ってるんだか。それに、レイアウトは雲龍と霧島が全部やってただろ」

漣「うぐっ、何も言えねぇ~……」

提督「さて、他の店でもやってたから知ってるかもしれないが、店を訪れた艦娘にアンケートを書いてもらったんだ」

提督「今からこのアンケートの結果を見ながら反省会をしてもらおうと思う」


霧島「そういえば、お姉さまの働いている喫茶店で書きましたね」

香取「ですが、こんなに緊張するとは思いませんでした」

伊8「はっちゃんたちは特に、みんなの足を引っ張ってしまったので……」


アンケート内容↓1~5
コンマではなくお好きな点数(1~100点)とその理由や要望を書いてください
ただし、最高得点と最低得点を除いた2~4番目に高い得点のみがお店の質に加算されます

書店の最終評価:254+75+70+70=469


『ここの絵本は好きです。後は他の本の品揃えの偏りが無ければもっと点数が……』

提督「やはり雲龍の絵本コーナーは評価が高いみたいだな」

香取「あの一角だけ明らかに雰囲気が違いますからね」

霧島「壁紙や床は同じはずなのに、絵本コーナーだけカラフルな感じがしますから」

雲龍「……ありがとう。いろいろと工夫して良かったわ」

提督「それに、絵本に詳しいのもあって、おすすめの作品のチョイスも良かったしな」

雲龍「そこまで褒められると流石に照れますね……」

提督(顔色一つ変わってないが)


霧島「とは言え、他のコーナの品揃えが偏ってたのはやはり問題みたいですね

提督「書店という事もあって最初は自由にやってもらったが、さすがにここまで偏るとなぁ」

提督「わかってるとは思うが、特に洋書と小説コーナーは改善しないと」

香取「はい……」

伊8「反省を活かしてがんばりますね」

『もっとファッション雑誌やティーン誌を充実させてほしい』

提督「この意見は貴重だなからちゃんと考えないとな」

香取「とはいえ、ここに居るのはファッション関係に疎そうな艦娘ばかりですし……」

提督「いや、必要なのはファッションセンスではなく、ファッション誌を選ぶセンスだろう」

香取「だとしたら何とかなりそうですが……」

霧島「金剛お姉さまに聞いてみた方が良いかもしれませんね」

提督「……金剛はキャンペーンの時とはいえ、牛丼のお持ち帰りですらオシャレにこなしてたからな」


伊8「でも、オシャレをしたところで誰に見せるんでしょう?」

漣「やっぱりご主人様……?」

提督「いやいや、いくら男が俺だけとはいえ……」

漣「たとえ一人だけだとしても、男性の目があるってのは重要なんですよ?」

霧島「私の計算では、もし提督が女性だったら鎮守府の風紀はとんでもない状態になっていたでしょうね」

提督「そういうものなのか……」


雲龍(あとで提督の好みのファッションを聞いておいた方が良さそうね……)

『こんな不健全なものを大量に置いてるなんてあり得ません! 即刻取り潰してもらいたいくらいです!』

香取「なかなか厳しい意見が来ましたね」

提督「だが、店に問題があると言うより官能小説や同人誌そのものが気に入らないように見えるな」

香取「そうですね。あまり気にする必要はないと思います」

提督「霧島はどう思う? 同人誌についてあまり快く思ってないようだが……」

霧島「個人的には破廉恥なので好きではありませんが、楽しむのは個人の自由ですから」

提督「思ったより大人な意見だな……」

霧島「艦隊の頭脳を目指してますからね」ドヤァ


伊8「でも、ひょっとしてこのアンケート、阿武隈さんが書いたものだったりして……?」

提督「……その可能性は十分にあるだろうな」

雲龍「心の傷は大きそうだったものね」



提督「あと、駆逐艦の娘たちが18禁の同人誌を買ってるのは絵面的にどうかとは思う」

吹雪「確かに」

香取「法律上ではお酒も飲めますし、問題ないでしょうけど……」

『やはり小説という媒体は、滾るな。うん』

提督「これは香取の官能小説についての感想だろうか」

吹雪「80点を付けてくれてるあたり、かなりの高評価のようですね」

香取「マニアックなものはあまり売れませんでしたが、普通の作品はそれなりに売れましたから」

提督「同人誌の販売を横でやってるわけだし、官能小説を買うハードルも下がったのかもしれないな」


香取「あとはマニアックな作品が売れてくれれば……」

提督「あまり言うのもなんだが、いきなりは難しいだろう」

香取「そうですね、普通の作品では物足りなくなってからじゃないと」

霧島「あまり男性の前でそういうことは言わないほうが……」

提督「確かに反応に困ってしまうな」

香取「そ、そうでした……///」


香取「それから、決して羞恥プレーが趣味というわけでは……!」

提督「言ったそばからまた……」

『小説コーナーはB級というか全く知らなかった作品ばかりで興味が惹かれました。内容も面白くて提督さんも喜んでくれそう』

提督「官能小説コーナーへの感想が続くな。意外と好意的みたいだが……」

伊8「でもどうやら、新しい扉を開いてしまったようです」

提督「どんな内容に興味を持ったのかは分からないが、悪影響が出ないことを祈るよ」

漣「もし内容が野外露出とかだったら……」

提督「ばったり出会ったりしたらどうしよう」

香取「見てない振りをするのが一番だとお思います」


吹雪(でもこれってよく見ると、もしかしなくても……)

雲龍(官能小説で学んだことを、提督にしてあげようとしている……?)

吹雪(抜け駆けされた上に、司令官がマニアックな趣味にハマってしまわないように――)

雲龍(きっちりと、周りに目を光らせておかないと――)

漣(でも、ご主人様が相手なら……キャッ♪)

提督「今回のアンケートの平均点は59点のようだな」

伊8「思ってたよりは高い点数ですね」

漣「なかなかいい点数かも! 正直もっと低いと思ってたけど……」

霧島「現状だと、同人誌と絵本頼りな部分が大きいですから」


提督「だが、問題点が明確に分かっている分、すぐに改善することが出来るだろう」

雲龍「そうね。みんなで協力して改善していきましょう」

一同「おー!!」



店舗:書店
店長:雲龍(適性64+30=94)
店員:霧島(適性59)、漣(適性21)、香取、伊8
書店の質:94+59+21=174

改善点:新たに漫画やアニメに特化したコーナーを設ける
トラブル:卯月と菊月が同人誌『阿武隈お姉ちゃんと遊ぼ!』を取り合って喧嘩を始める
アンケートの評価:平均59点(加算分は75+70+70=469)

最終評価:469点

提督「書店だが、雲龍の活躍もあって順調にやってるみたいだな」

吹雪「開店一週間前はどうなるかと思いましたよ」

提督「ただ、いまだに同人誌と絵本、官能小説が売れてるらしく『大人の絵本屋』などと呼ばれているらしい」

吹雪「書店と呼ばれる日が来るのはまだまだ先になりそうですね」


提督「でも、今回は大したトラブルが起こらなくてよかったよ」

提督「この調子で↓3の案を見てみよう。店長はどうやら↓5のようだな」


↓2:どのようなお店か(例:純喫茶、釣具店、書店など)
↓4:艦娘名(コンマによって能力が決まります。店長補正+30)



各店舗の評価
1. 469点 書店
2. 422点 釣具店
3. 395点 純喫茶


現在の鎮守府の所属状況
酒保:明石
甘味処:間宮、伊良湖
小料理屋:鳳翔
純喫茶:加古、金剛、龍田、サラトガ、比叡
釣具店:村雨、曙、利根、雷、潮
書店:雲龍、霧島、漣、香取、伊8

商店街への出入り禁止:加賀(1回)
※お店は掛け持ちできません、また、既存の店舗に近い内容の案はボツになる可能性があります

今日はおしまいです

安価指定が↓3、↓5と↓2、↓4で違っていますが
これは改変ミスなので>>210から↓3と↓5でお願いします

麻雀はほとんど分からないので、おかしなところがあったら申し訳ないです

店舗:雀荘
店長:鹿島(適性:39+30=69)


提督「四店舗目の案は雀荘か。しかも案を出してきたのが鹿島とは」

吹雪「鹿島さんは女子力の高いイメージがあったので意外ですね」

提督「娯楽に飢えているとは言え、釣りに麻雀とオッサンみたいな趣味の艦娘が多いんだな……」

提督「とにかく一度話を聞いてみよう」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「――なので、四店舗目の雀荘を鹿島に任せようと思っている」

鹿島「本当ですか?! 私、精一杯がんばります!」


提督「ところで気になったんだが、どうして雀荘を開こうと思ったんだ?」

鹿島「提督さんは鎮守府で漫画やアニメが流行っていることはご存知ですか?」

提督「あぁ、書店でも大盛況だったからな」

鹿島「実は少し前に麻雀のアニメが流行ったんですが、その影響で私たちも麻雀をやってみようってなったんです」

提督「なるほど、アニメの影響だったのか」

提督「さて、今から一ヶ月後を目処に雀荘の準備をしていくわけだが……」

提督「実は、俺も吹雪も麻雀についてはさっぱりでな。何が必要か教えてほしいんだ」

鹿島「そうですね、雀卓と呼ばれる麻雀をするための台と、麻雀牌が最低限必要です」

鹿島「あとはお飲み物を出したりするくらいで大丈夫なのですが……」

提督「なにかあるのか?」

鹿島「実は……↓2」


①「雀荘は怖いところのイメージがあるようなので、おしゃれな雰囲気の内装だと嬉しいです」
②「純喫茶ほどではないですが、飲み物やサンドイッチなどの軽食も出したいですね」
③「震えて声も出なくなるような、とんでもないレートの賭け麻雀大会を開いてみたいんです」
④「その他・自由」

鹿島「純喫茶ほど本格的ではないですが、飲み物やサンドイッチなどの軽食も出してみたいです」

提督「鹿島のサンドイッチか。何度か作ってもらった事があるが美味しいからな」

吹雪「それならちょっとした調理スペースも必要になりますね」


提督「でも、思ってたより準備は楽そうで良かったよ」

吹雪「人数もそこまで必要無さそうですからね」

鹿島「あっ、確かに雀荘の運営自体は一人か二人いればなんとかなるんですが……」

鹿島「麻雀を始めるには4人必要なので、人数が足りない時のためにもあと何人か居てほしいですね」

提督「人が足りないと店員がその穴を埋めるのか」

吹雪「それなら、麻雀が出来る艦娘を探さないといけませんね」

鹿島「それなら大丈夫です! この鎮守府の『麻雀四天王』をお呼びしていますから!」


鎮守府の麻雀四天王のメンバー↓1~4 (艦娘名+雀荘でやってみたいイベントなど)

(コンマが麻雀の強さになりますが、店長を入れてコンマ上位3人の能力がお店の質に反映されます)

雀荘の質:94+83+69=246

赤城:94 軽食などの販売
龍驤:83 代打ち
川内:58 夜戦麻雀
足柄:18 初心者体験会


提督「雪風が居ないのは意外だったな。幸運な雪風ならとても強そうなんだが……」

龍驤「実、一度誘ったことがあるねんけど、ルールを覚えるのが大変やーいうて続かんくてなぁ」

川内「ただ、続いてたとしても雀荘には呼ばれなさそうだけどね」

足柄「あの子が相手だと、いきなり理不尽な役であがるから勝負にならないのよ」


提督「あと、川内と赤城は意外だったが、龍驤と足柄は麻雀が強そうなイメージがあるな」

川内「龍驤さんは関西弁なのもあって独特のオーラがあるし、こういうの得意そうに見えるよね」

龍驤「なんかこう、オッサン趣味な感じに見られがちやなぁ」

足柄「でも実際、龍驤さんはかなり上手いわね。私はかなり弱いけど……」

提督「四天王とは一体……」


龍驤「でも、ウチよりも赤城の方がずっと上手やけどな」

提督「赤城が? 食べてばかりのイメージだったが……」

鹿島「赤城さんは間違いなく天才ですよ。鎮守府に降り立った天才です」

赤城「そ、そんな事はありませんよ」

川内「麻雀を始めたのはつい最近なのに、この中で一番強いからね」


龍驤「ちょっと前に赤城が商店街の出禁くらったやろ? そん時に暇してそうやったから誘ったんやけど……」

龍驤「軽くルール説明を受けただけの赤城に、ここに居る全員が手も足も出んかったからな」

提督「そこまで強いのか。麻雀ってのは頭脳戦と聞いたことがあるが……」

川内「赤城さんの話を聞いてると、手牌と場に出てる牌からほとんどの牌の動きを予想できてるみたい」

提督「そこまで行くと天才というより化物だな。とても魚を盗むような奴と同一人物とは思えん」

赤城「その節は本当に申し訳ありませんでした……」

提督「……話を戻すが、みんなは雀荘で働く上で何かしてみたい事はあるか?」

川内「してみたい事って?」

提督「例えば、定期的に麻雀大会を開いてみたいとか……」



足柄「それなら私は初心者体験会を開いてみたいわ!」

足柄「曙ちゃんが釣りの講習会をやってるのを見て良いなぁと思ったの!」

提督「釣りもだが、麻雀も初心者にはハードルが高いし、なかなかいいアイデアだな」

足柄「あいにく私は麻雀がこの中だと一番下手だけど、だからこそ初心者目線で教えれると思うの」

川内「赤城さんや龍驤さんみたいな上級者だと、逆に教えるのも難しそうだからね」



提督「川内は何かないのか?」

川内「んー、それなら私、夜戦麻雀をやってみたい!」

提督「夜戦麻雀ってなんだ?」

川内「私も今適当に名前をつけたんだけど、真っ暗な中で麻雀をするの!」

川内「もちろんただ暗いだけだと牌が見えないから、暗闇で光るような特別な牌を用意してさ」

提督「一応手配はしておくが、上手くいくだろうか?」

川内「えっ、いいの?! やったー夜戦だ―!!」

龍驤「イカサマし放題だし、ちょっち怖いなぁ……」

真っ暗の中、盲牌でマージャンするワケじゃないのか

提督「そういう龍驤は何かないのか?」

龍驤「あー、うちはそう言うのあらへんし、雑用でも何でもやっとくけど……」

龍驤「強いて言うなら代打ちかなぁ。代打ちってのは人の代わりに麻雀することを言うねん」

龍驤「麻雀の腕を買われて、その場を任されるってなんかカッコええしなぁ」

提督「確かに勝負師ってのは浪漫があるな」



提督「じゃあ最後、赤城は何かやりたい事はあるか?」

赤城「わ、私は……その、鹿島さんのお手伝いをしようかと」

提督「鹿島の手伝いって言うと、飲み物や軽食を出したりするのか?」

赤城「……はい」

提督「…………」


提督「分かった、もう変なことはしないでくれよ」

赤城「良いんですか?!」

提督「前に出禁を食らったので十分に反省したはずだ。もう大丈夫だと信じてるぞ」

赤城「ありがとうございます!!」

提督「よし、これで大体の方針は決まったと思う。一ヶ月後の開店に向けて準備を進めてくれ」


提督「それから、雀荘と言えば賭けだと思うが……」

龍驤「気になってたんやけど、軍隊が賭け事なんてしてええのかな?」

赤城「いくら治外法権みたいなものとは言え、見つかってしまうと良くないですよね?」

提督「警務隊ですらなかなか鎮守府に入れないとは言え、『お金を』賭けるのは良くないだろう」


提督「そこで、家具コインをたくさん用意した」

提督「みんなにはこの家具コインを賭けて麻雀をしてもらおうと思う」

川内「家具コインかぁ。確かにこれも貴重だけど……」

足柄「お金を賭けてる時程の緊張感はなさそうね」

提督「すまないな、軍である以上法律は守らないといけないんだ」



提督「……だが、みんな知っての通り、俺の趣味は家具コインを集める事でな」

提督「家具コインを手に入れるためになら、お金だって惜しまないつもりだ」

提督「そこで、近々執務室の前に、家具コインの自動買い取り機を設置しようと思っている」


龍驤「それって三店方式……」

吹雪「ち、治外法権みたいなものですから!!」

>>241
麻雀は素人なのでそういう遊び方があるとはしりませんでした
一応調べながら書いてるんですが申し訳ないです

提督「よし、そろそろ雀荘の視察を始めようか」

吹雪「麻雀に必要なものの搬入は済んでますし、多分大丈夫だと思いますが……」

提督「何かあったとしても、冷蔵庫の中身が全部無くなったとかだろうな」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「雀荘といえばヤニ臭くて汚い場所のイメージだったんだが……」

吹雪「思ったよりもおしゃれな雰囲気ですね。まるでカフェみたいです!」

提督「そしてこれが麻雀をするための台、雀卓か」

吹雪「話によると、全部自動で並べてくれるみたいですよ」

提督「意外とハイテクなんだな……」


鹿島「あっ、提督さん。どうですか雀荘の雰囲気は?」

提督「思ったよりもいい雰囲気だな。雀荘って言うよりはビリヤード場みたいだ」

鹿島「ありがとうございます。そう言ってくれて嬉しいです♪」

提督「なんなら酒を出しても良いかもしれんが……」

吹雪「お金……いや、家具コインを賭けているのにお酒を飲むのは……」

提督「気付いたら財布の中身が無くなってそうだな」

― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「では早速、開店に向けてどれくらい準備ができているか見せてもらうとしよう」

提督「……と言っても、今回は龍驤と川内の出番はないかな」

吹雪「私と司令官はルールも知らない初心者ですからね」

川内「いきなり夜戦麻雀は流石にねー」

提督「あぁ、だから今回は足柄の初心者体験会の準備の進み具合の確認をしようと思う」

提督「その間に鹿島と赤城には、飲み物と軽くつまめるものを用意してもらおうか」

赤城「分かりました!」


提督「よし、俺と吹雪を参加者に見立てて麻雀の体験会を始めてくれ」

足柄「ふふ、私に任せて! 羽黒が練習に付き合ってくれたし、準備はバッチリよ!」

足柄「じゃあ順番に説明していくわね。まず初めに、この小さな駒の事を麻雀では――」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「いいぞ、これであがりだ!」

吹雪「すごいですね司令官。さっきから連続であがってませんか?」

足柄「なかなか提督は筋が良いわね。流石と言ったところかしら」

龍驤「まぁ、ウチらが命を預けとる提督が要領悪いと困るしなぁ」

川内「これくらいはやってもらわないと!」


吹雪「今は役の表を見ながら駒を揃えてるだけですけど、それでも結構楽しいですね」

提督「これを覚えてからが本番って感じだろうな」

鹿島「どうですか提督さん。そろそろ少し慣れてきましたか?」

提督「役はまだ覚えきれてないが、ルールは大体ってところだな」

鹿島「ではそろそろ、飲み物とサンドイッチをどうぞ」

提督「流石に気が利くな。丁度すこし喉が渇いてきたところだったよ」


提督「……なるほど、飲み物にはこぼれにくいように蓋がしてあるのか」

提督「そしてサンドイッチは、手が汚れないように包み紙でくるんである」

吹雪「遊びながら食べれるように工夫されてますね!」

鹿島「うふふっ、そう言ってもらえるとうれしいですね」

― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「いやー、すっかり視察だってことを忘れて遊んでしまった」

提督「思ってたより面白かったし、これはハマってしまうのも分かる気がするよ」

吹雪「私も楽しかったです。アニメを見て勉強してみようかなぁ……」

提督「それに店の雰囲気も良いしサンドイッチも美味いしで文句なしだな」

足柄「でしょ? これで少しでも麻雀に興味を持ってくれたら嬉しいわ!」


提督「いつもなら改善点を挙げたりするんだが、今のままなら特に問題点はないと思う」

提督「余裕もあるし、開店に合わせて何かイベントを開いてみたらどうだ?」

鹿島「イベントですか?」

提督「例えば……↓3」(コンマの数値が雀荘の評価に加算されます)


①「鎮守府で一番麻雀が上手いのは誰かを決める大会を開いてみるのはどうだ?」
②「命知らずの艦娘による超高額賭け麻雀大会をやれば盛り上がりそうだ」
③「初心者だけが出れる大会を開いて、高めの賞金を出せば麻雀人口が増えるんじゃないか?」
④「その他・自由」

今日はおしまいです
ゆっくりになりますが楽しんでもらえたら嬉しいです

雀荘の評価:246+41=287


提督「例えばだが、開店記念にで超高額の賭け麻雀大会をやってみたらどうだろう?」

川内「それいいじゃん! なかなか盛り上がりそうだし!」

赤城「見世物としては面白そうですね」

龍驤「麻雀アニメのおかげで、麻雀してるとこを見るのが好きって娘は多いからなぁ」

足柄「でも、そんな恐ろしい博打に打って出る艦娘は居るのかしら?」

鹿島「賭けレート次第ですが、確かにハードルは高いですね……」


提督「人数が集まらなかったらその時は俺も参加するよ。言い出しっぺだしな」

吹雪「ついさっきルールを知ったところなのに大丈夫ですか?」

提督「なに、言わばカモ役みたいなもんだ。上司である俺が大負けすれば喜ぶ艦娘も居るだろう」

提督「……だが、俺も黙ってやられるつもりは無いしぞ。今から特訓だ!」

龍驤「よう言うた司令官! ウチもその特訓に付きおうたる!」


↓1 提督の特訓の成果
↓2~4 命知らずの艦娘名(雀荘店員+吹雪は除く)

(コンマが高いほど麻雀が強くなります)

今気づきましたが>>248の頭に『――開店一週間前――』が抜けてました
>>248からは開店一週間前だったということで脳内補完お願いします

思ってたよりも点数計算などのルールが難しいので次の更新まで時間がかかると思います

麻雀はちょっとゲームで触った程度なのでおかしい所があってもスルーしてくれる助かります

――開店当日――


ざわ……ざわ……

  ざわ……ざわ……


吹雪「ものすごい人ですね。今までで一番多いかもしれません」

赤城「こんな過激なショーは今までありませんでしたからね」

足柄「それに、なんて言ったって提督が出てるんだもの。見逃すなんてあり得ないわ!」

吹雪「でも、島風ちゃんはともかく、那智さんとガングートさんは強そうですね」

川内「わからないよ? もしかしたら島風はあがるのも早いのかも……」


鹿島「では本日のメインイベント『超高額賭け麻雀大会』の始まりです!」

鹿島「実況は私、店長の鹿島が、解説は龍驤さんでお送りします」

龍驤「よろしく頼むでー」

鹿島「では早速、今回集まった命知らずたちを紹介しましょう!」

鹿島「まずは、なんと一週間前に麻雀を始めたばかり! 鎮守府のお父さん的存在、提督さんです!」


提督「ふふふ、特訓の成果を見せてやろう……」(強さ:89)


鹿島「龍驤さんは提督さんの特訓を見ていたそうですが、仕上がりはどうでしたか?」

龍驤「そうやねぇ、やっぱり司令官やってる事もあって頭が良いのか、まずセンスが良いし……」

龍驤「初めたばかりとは言え、仕事以外の時間は麻雀の特訓に励んどったし油断ならんと思うよ」

鹿島「なるほど、センスは良いと。経験の差を埋めれるかが見どころですね」



鹿島「続いては島風さんです」


島風「麻雀でも誰よりも早くあがっちゃうから!」(強さ:2)


龍驤「島風は麻雀をしてるところを見た事がないから、ちょっち分からんなぁ……」

龍驤「でも島風のことやし、速さを重視して1000点でもどんどんあがりそうやね」

鹿島「少しずつ差を積み重ねていくタイプだという予想ですね」

鹿島「3人目は那智さんです。イメージだけだと強そうですが……」


那智「私はこの程度で怖気づいたりしない!」(強さ:73)


龍驤「酒を飲んでる時にしか打った事がないから未知数やけど、なかなかの腕やないかと睨んどるで」

龍驤「那智は勝負事に関しては真剣やし、面白い麻雀が見れると思う」

鹿島「素面の那智さんがどれほどの力を持っているか、楽しみですね」



鹿島「最後の一人はガングートさんです」


ガン「……これでしばらくはウォッカに困らずに済むだろう」(強さ:76)


鹿島「海外出身のガングートさんですが、その腕前はどうでしょう?」

龍驤「ガングートはただ上手いだけやなくて、リスクを恐れへんのが怖いところやね」

龍驤「もちろん悪い方に転ぶ事もあるけど、上手い事いけばとんでもない役であがったりするんよ」

鹿島「なるほど、根っからのギャンブラーというわけですね!」

鹿島「これで役者は揃ったわけですが、先にルールの説明を行います!」

鹿島「今回の対局は東南戦、2万5000点の3万点返し、ありありルールとなっています」

龍驤「分かりやすく言うと『いつもの』って感じのルールやね」


龍驤「それから、2万5000点の3万点返しというのは、各プレイヤーは持ち点2万5000点でスタートするんやけど……」

龍驤「終了時には3万点を基準で計算するっていうルールで、要するに5000点稼がんと損するって事や」

鹿島「ですが、その浮いた5000点、4人で2万点はどうなるんでしょうか?」

龍驤「色々やり方はあるんやけど、今回は1位が総取りやね」

鹿島「なるほど、1位以外は泣きを見る……まさにデスマッチですね!」


川内「……鹿島さん、なんか今までにないくらいウキウキしてない?」

足柄「雀荘の店長をやってるくらいだし、意外と勝負事が好きなのかもね」

鹿島「さて、ここで気になる今回の賭けレートを発表したいと思います!」

鹿島「なんと今回は『1000点で家具コイン1000枚』という、超高額賭けマージャンに相応しいレート設定です!!」

龍驤「ちなみに、執務室の前に『偶然にも』家具コインを1枚100円で取引してくれる自販機が置いてあるで!」


ざわ……ざわ……

  ざわ……ざわ……


提督「嘘だろ、1000点で10万円だって?!」

島風「…………?」

那智「ま、まだ酒を飲んでないのに手が震えてきたぞ……」ガクガク

ガン「全部すっ飛んだらマイナス300万円……面白いじゃないか!!」


鹿島「それでは試合スタートです!!」

島風「はい、あーがりっ!!」

鹿島「やはり島風さん、予想通り順調に役を揃えて1000点を稼いでいきます!」

龍驤「速攻勝負のスタイルみたいやね。普段なら1000点であがり続けると文句を言う娘もおるけど……」


提督「…………」マッサオ

那智「…………」ガクガク

ガン「…………」ギリギリ


鹿島「みなさん真剣そのものですね。悔しそうにしています!」

龍驤「そりゃ1000点が10万……いや、家具コイン1000枚分やしな」

鹿島「もし大きく負けなくとも、3万点を超えなければその分の家具コインを失うことになります!」


川内「点数がプラマイゼロでも50万円取られるんでしょ? よく椅子に座ってられるよねぇ」

赤城「そうですか? 私はなかなかに楽しそうに見えますが……」

足柄「そりゃ赤城さんは強いから良いかも知れないけど、私は絶対にお断りよ」

提督(島風はどうやら最速であがるのを重視しているようだが……)

提督(見ている感じ、手元に来た牌で簡単な役を狙っているだけのように見える)

島風「~~♪」

提督(島風にならあがられてもダメージは少ないし、他の二人を牽制しつつ……)

提督(……悪いが利用させてもらうぞ、島風!!)


提督「これであがりだ!!」

那智「……?!」

ガン「くそっ!!」


鹿島「ここで提督さんがツモあがり、しかもハネ満なので1万2000点を一気に獲得します!」

鹿島「那智さんとガングートさんは3000点、親だった島風さんは6000点も取られてしまいました」

龍驤「これは強烈やなぁ。今のだけで120万……いや、家具コイン1万2000枚分やし……」

島風「あうぅ、一気に減っちゃったよ……」


ざわ……ざわ……

  ざわ……ざわ……


鹿島「観客の皆さんからはどよめきの声が上っています!」

龍驤「どよめき言うよりはドン引きしてる感じやと思うけど……」

那智(さすが提督だ。麻雀歴一週間だと言うのに、既に勝ち方を分かっている)

那智(これ程の頭脳を持つ男が私たちの指揮を執っているというのは、中々に心強いと言うものだ)

那智(だが、私はここで負ける訳にはいかない――)


那智「――明日も酒を飲むために!!」

提督「くっ……!」


鹿島「提督さんの好きにはさせないと言わんばかりに、ここで那智さんの反撃です!」

龍驤「2600点とは言え、提督の手を潰したのは大きいはずや!」



ガン(ナチはともかく、ド素人のはずのアドミラルがここまで強いとはな……)

ガン(シカマゼには悪いが、いかに相手を牽制しながらシマカゼを食い物にするかの勝負になりつつある)

ガン(だが……私はあえてここで、二人に勝負を挑むぞ!!)

ガン(駆逐艦を犠牲にして一人生き残るなど――)


ガン「――戦艦のプライドが許さんのでな!!」

那智「ちぃっ……!」


鹿島「ガングートさんが6400点を獲得! 親の那智さんには大打撃でしょう!」

龍驤「お互いに一歩も引かない、戦艦同士の殴り合いのような見ごたえのある勝負やね!」

― ― ― ― ― ― ― ― ―


鹿島「オーラスも提督さんがあがって、これにて試合終了です!」

龍驤「見ているだけで心臓が痛くてかなわんかったわ……」

鹿島「それでは結果を振り返ってみましょう!」


提督:3万7000点(+270万円)
ガン:3万2000点(+20万円)
那智:3万1000点(+10万円)
島風:0点(-300万円)



シーン…………



吹雪「ま、マイナス300万円って……」

川内「これってどうするんだろう? いくら艦娘の給料でも300万円は……」

ガン「くそ……こんな後味の悪い試合になるとは!」

那智「島風は大丈夫なのか? 賭けレートの事をあまり良く分かってなさそうだったが……」

島風「どうしよう、300万円も持ってないよ……」グスッ


提督「くっ……こうなったら……!!」

鹿島「今入った情報です。なんと、今の試合でイカサマが行われていたようです!!」


ざわ……ざわ……

  ざわ……ざわ……


鹿島「その内容ですが『提督さんがコッソリと自分と島風さんの席を入れ替えた』というもののようです」

鹿島「なので、正しい結果はこのようになります!」

島風:3万7000点(+270万円)
ガン:3万2000点(+20万円)
那智:3万1000点(+10万円)
提督:0点(-300万円)




提督「…………」チーン




龍驤「……司令官、あんたは男や」

ガン「貴様、見直したぞ。やるじゃないか!」

那智「名誉は金では買えぬと言うが……」

島風「ありがとう提督! お金も貰えるみたいだし、元気になったらアイス奢ってあげるね!!」

― ― ― ― ― ― ― ― ―


吹雪「麻雀大会は大盛況でしたが、麻雀の楽しさと同時に怖さも伝わってしまったみたいですね」

吹雪「それでも、なかなかの宣伝になったと思います!」

吹雪「今は大会も終わって、ある程度落ち着いてきましたが……」


鹿島「吹雪さん、提督さんはどこにいますか?」

吹雪「司令官ならまだ目を覚ましていないので、私が代わりに話を聞きましょうか?」

鹿島「そうですか。実はトラブルが発生して……↓2」(コンマの数値が雀荘の評価から減算されます)


①「高額の賭け麻雀大会を真似した艦娘たちが破産してしまって大変な事に……」
②「イカサマをする艦娘が現れて荒稼ぎしているみたいなんです」
③「脱衣麻雀を始めた艦娘たちのおかげで、風紀がとても乱れてしまって……」
④「その他・自由」

雀荘の評価:287-92=195


鹿島「実は、脱衣麻雀を始めた艦娘たちのおかげで、風紀が乱れに乱れてしまっていて……」

吹雪「司令官が寝込んでいてよかったですね。とりあえず行ってみましょう」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


龍驤「こっちや! ほら、下着とか脱ぎ散らかしてあるやろ? 」

吹雪「うわっ、下着くらいはいてると思ってたのに、本当にすっぽんぽんじゃないですか!」

鹿島「提督さんが来たらどうするつもりだったんでしょう?」


↓1~4 脱衣麻雀をしていた艦娘名

吹雪「何やってるんですか、みんな困ってますよ!」


鈴谷「おっ、ブッキーじゃん! おっつー☆」

利根「いや、さっきの賭け麻雀を見た後じゃと、お金を賭けるのは少し怖くてのう……」

陸奥「北上ちゃんが、それなら脱衣麻雀とかどう?って言うもんだから」

北上「みんな乗り気だったけどねー」

吹雪「だとしても、下着すら付けてないのは……」


鈴谷「だって仕方ないじゃん、北上が強くて脱がせられないんだもん!」

北上「いやいや、鈴谷っちが弱すぎるだけだと思うけどねぇ」

鈴谷「一枚も脱がせられないとか、チョー悔しいんだけど!」


陸奥「まぁ吹雪ちゃん、そう怒らないで♪」

吹雪「怒ってるわけじゃなくて、注意をですね……」

陸奥「ほら、牌を胸の間に挟んで……これが本当のおっ牌!!な~んて♪」

利根「なははははは!! こりゃあ傑作じゃ!!」

北上「いいねぇ、痺れるねぇ!」

鈴谷「まだまだ牌はたくさんあるじゃん! ほら、こっちにも!!」


陸奥「まだまだあるわよー♪」ジャラジャラ

利根「はははは!! いちいち撫で方がいやらしいのう!!」

鈴谷「へへへへ!! ほら、こんなにたくさんあるんだし……」


鈴谷「龍驤さんにも分けてあげるよ!!」ジャラ

龍驤「…………」


北上「あれ、なんかご不満みたいだけど?」

陸奥「ちょっと小粒すぎたかかしら?」

利根「これ陸奥! 言って良い事と悪いことが……」



龍驤「表にでろ」


一同「……はい」

一旦中断です

E-7のギミック全部解除したのにボスにすらたどり着けないので再開です

――閉店後――


那智「……よし、こんな感じでいいか?」

吹雪「大丈夫です、ご協力ありがとうございます!」

吹雪「よし、これでアンケートも取れたし、後は反省会を……」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


龍驤「…………」ず~ん


吹雪「ど、どうしたんですか龍驤さん?!」

川内「いやぁー、さっき脱衣麻雀してた娘たちを龍驤さんが追い出してたでしょ?」

赤城「その時に、全裸の陸奥さんたちを龍驤さんが追いかけ回しているのを鎮守府のみんなに見らていたようで……」

鹿島「それが原因で変な噂が流ているみたいなんです!」

吹雪「どんな噂ですか?」


赤城「それが、『雀荘で人数が足りないと、龍驤さんが乱入してきて脱衣麻雀を強要され――」

川内「脱ぐものが無くなって全裸になると、興奮した龍驤さんに襲われる』っていう……」

吹雪「えぇ……」


鹿島「でも実際に、雀荘から逃げ出した全裸の3人を、全力で追っている龍驤さんを見てしまうと……」

足柄「北上ちゃんだけ服を着てたのもあって余計にね」

吹雪「確かに傍からだとそう見えなくもないのかな?」


吹雪「とにかく、明日の朝礼で司令官から説明してもらいますね」

鹿島「お願いします。じゃないと誰も雀荘に来なくなってしまいますから」

龍驤「堪忍やで……」シクシク

吹雪「本題に入りますが、オープン初日の様子はどうでしたか?」

鹿島「開店と同時にイベントで人が集まったのもあって、なかなか良い感じでしたね♪」

赤城「軽食もそれなりに注文があって好評でしたから」

鹿島「特にサンドイッチは用意してた分がほとんど売り切れたくらいです!」

吹雪「なるほど……」


赤城「……あの、私が食べたわけじゃないですからね?」アセアセ

吹雪「何も言ってませんよ?!」



川内「私が準備してた夜戦麻雀はイマイチだったかなー」

吹雪「何が原因はあるんですか?」

川内「提督が光る麻雀セットを用意してはくれたんだけど、光ってるせいで暗闇感があまりなくて……」

足柄「川内からするとちょっと想像と違ったかもしれないわね」

鹿島「でも、なかなか幻想的で綺麗でしたから、定期的に夜戦麻雀会を開いても良いかもしれません」

吹雪「なるほど、川内さん的には不満と……」



吹雪「足柄さんの初心者体験会はどうでしたか?」

足柄「そこそこ上手く行ったけど、あまり人数は捌けなかったわね」

川内「一度に4人までしか教えれなかったからね」

足柄「まぁでも気長にやっていくつもりよ。無理に教えて麻雀の楽しみが伝わらなかったら最悪だもの」

足柄「それに、お客さんは鎮守府の娘たちだけだからすぐに暇になるでしょう」

赤城「忙しいのは最初だけでしょうからね」

吹雪「……では最後に、私が取ってきたアンケートを見て反省会を終わりにしたいと思います」

川内「アンケートかぁ、私も書いたなぁ」

龍驤「アカン、緊張して手が震えてきた……」

足柄「ほら、龍驤さんが気にする必要なんてないから!」


アンケート内容↓1~5
コンマではなくお好きな点数(1~100点)とその理由や要望を書いてください
ただし、最高得点と最低得点を除いた2~4番目に高い得点のみがお店の質に加算されます

雀荘の最終評価:195+50+40+40=325


『麻雀は面白いが風紀の乱れはあまり関心ができないぞ、アトミラールもそう思うに違いない』

赤城「これは脱衣麻雀のことを言ってるんでしょうけど……」

龍驤「…………」ず~ん

吹雪「あれは陸奥さんたちに問題があるとは言え、ちゃんとお店側でも細かいルールを決めておいたほうが良さそうですね」

鹿島「細かいルールですか?」

吹雪「はい。麻雀のルールや賭けに関する取り決めは細かく決まっていましたが……」

吹雪「それ以外はイカサマを禁止しているくらいで、捉えようによっては何でもありですからね」

足柄「ルールの穴を突かれた訳ね」


鹿島「ただ、風紀の乱れ自体は提督さんも望まないとは思いますが……」

足柄「脱衣麻雀はむしろ……」

川内「それが一番風紀の乱れに繋がりそうだよ」



『打ち手がヌル過ぎる。狩るか狩られるか、そんな互いに命を削りあえるような麻雀を打てる人が居てくれないと私達の心が踊らない』

『あと夜戦麻雀は訳がわからないよ川内ちゃん……足柄姉さん、麻雀教室での指導法…私も見習いたいです!』

龍驤「ほっほーん、今日はウチも赤城もあまり打ってなかったとは言え、随分と言うてくれるやんか」

川内「うちの鎮守府は麻雀歴が短い人しかいなくて、上手い人は少ないからね」

赤城「とはいえ、挑戦状を叩きつけられたとなると……」

龍驤「受けない訳には行かへんよなぁ」

赤城「私も1000点1000家具コインの賭けレートでやってみたいので、ちょうど良いかもしれません」

鹿島「提督さんの悲劇を見て、まだ挑戦しようと思う人がいるなんて……」


吹雪「でも、あまりに殺伐とした雀荘になってしまうと、それはそれで入りづらくなりますから……」

川内「うーん、適度にライトな感じの方が良いのかもしれないね」

足柄「ちょっと気になったけど、足柄姉さんって事はこれ、もしかして……」

川内「足柄さんの妹ってたしか一人だけだったよね?」

龍驤「……あの子ってこんな感じのイメージや無いんやけどなぁ」

足柄「おとなしいイメージだけど、何だかんだ言って結構な武勲艦なのよね、あの子」

吹雪「神通さんや綾波ちゃんと同じタイプですから……」

『妹が大変失礼をしたようで申し訳ない。罰として第三砲塔が爆発するまで砲撃訓練を課しておいた』

赤城「これは長門さんが書いたんでしょうね」

龍驤「申し訳ないと言ってる割に点数は低めやけど……」

川内「長門さんは陸奥さんたちの服を取りに来ただけで、麻雀自体はやってないみたいだから」

龍驤「なるほど、それで無難な点数を付けておいたと」


鹿島「でも、爆発するまで訓練って大丈夫なんでしょうか?」

足柄「陸奥さんは第三砲塔が爆発して沈んだわけだし、トラウマが蘇らなければいいけど……」

川内「いつも何かと心配してるもんね」

赤城「それくらい反省させるつもりだっていう事なんでしょう」



『ちょっと司令が可哀想かなって、やるからにはやっぱり……』

川内「確かにそうだよね。多分だけど、島風って高額賭け麻雀って事を知らずに参加してたでしょ?」

赤城「そんな様子でしたね。大負けしても最後まで平然としてましたし」

足柄「他の3人は、1000点失っただけでも真っ青になってたものね」

川内「普通に参加してたから、それだけ自信があるのかと思ってたけど……」


吹雪「お気持ちは分かりますが、司令官は島風ちゃんが悲しむ姿を見たくなかったから自分を犠牲にしたわけですから!」

鹿島「そうですね。提督さんの気持ちを無駄にしないためにも、これ以上はやめておきましょう」

龍驤「それに、さすがに島風も反省しとったみたいやしな」

『北上さんとその他が脱衣麻雀をしたという話を聞きました。なぜ私を呼んでくれなかったのでしょうか?』

『私なら確実に北上さんをぬ……風紀が乱れるからやめた方がいいクマー』

川内「もうこれ、匿名の意味が無いようなもんだよね」

足柄「北上ちゃんは一人だけ一枚も脱いでないくらいに勝ってたけど、それでも大井ちゃんなら……」

龍驤「ボロ勝ちして北上が仕方なく脱いでる姿を容易に想像できてしまうなぁ」

赤城「……だから大井さんは呼ばれなかったんでしょうけどね」


鹿島「あと、これって途中で明らかに筆跡が変わってますよね?」

足柄「本当じゃない! 文章ですら語尾を徹底するなんて律儀ねぇ」

川内「大井を制御できるのは球磨だけだからね。とは言え、本当大変そうだよ」

吹雪「球磨さんには大井さんが暴走するたびにお世話になってますから……」

龍驤「それでも、ザラや駆逐艦の子らと比べたら楽な方なんやろなぁ」

川内「あー……あの子達は相当大変そうだよね。うちもそこそこ大変だけど!」

龍驤「アンタは制御されてる側やろ……」

吹雪「アンケートの結果ですが、平均が44点……かなり低めですね」

龍驤「他の店はどんな感じなん?」

吹雪「そうですね、確か今までの平均が63点だったと思います」

鹿島「確かに低いですね……残念です」

足柄「イベントの悪い部分が目立ってしまったのと、脱衣麻雀が響いたみたいね……」

龍驤「うぅ……堪忍やでみんな……!」

鹿島「き、気にしてませんから!」


赤城「しかし、アンケートを見ていると雀荘自体に問題があるという意見は少ないですし……」

赤城「しっかり改善点を見つけて修正していけば大丈夫でしょう」

足柄「そうね、これ以上評価も下がらないでしょうし」

川内「ここからって感じだよね。楽しみだなぁー」

龍驤「ウチも汚名を返上するためにも気合い入れて頑張るで!」


鹿島「より良い雀荘を目指して、皆さん頑張りましょう!!」

一同「おーっ!!!」



店舗:雀荘
店長:鹿島(適性:39+30=69)
店員:赤城(適性:94)、龍驤(適性:83)、川内、足柄
雀荘の質:94+83+69=246

改善点:命知らずの艦娘による超高額賭け麻雀大会を開催する(41)
トラブル:陸奥、利根、北上、鈴谷による脱衣麻雀によって風紀が乱れた(-92)
アンケートの評価:平均44点(加算分は50+40+40=130)

最終評価:325点

提督「俺が寝込んでいる間に上手くやってくれたみたいだな、ありがとう吹雪」

吹雪「お役に立てて嬉しいです」

提督「それで、雀荘は最近どんな感じだ?」

吹雪「思ってたよりもアンケートの結果が悪かったので、改善点を模索中のようですね」

吹雪「いま出てる案は、隔週で夜戦麻雀と脱衣麻雀デーを作るというものだそうです」

提督「夜戦麻雀はともかく、脱衣麻雀は評判が悪かったんじゃ……?」

吹雪「実は、龍驤さんの疑惑が晴れてからは、一度やってみたいという声が多いみたいなんです」

提督「そうなのか……」


吹雪「……もちろん司令官禁制ですからね?」

提督「わかってるよ。ほら、次の案を見てみようか!」

吹雪「次の案は↓3で、店長は↓5さんですね」


↓3:どのようなお店か(例:純喫茶、釣具店、書店など)
↓5:艦娘名(コンマによって能力が決まります。店長補正+30)



各店舗の評価
1. 469点 書店
2. 422点 釣具店
3. 395点 純喫茶
4. 325点 雀荘


現在の鎮守府の所属状況
酒保:明石
甘味処:間宮、伊良湖
小料理屋:鳳翔
純喫茶:加古、金剛、龍田、サラトガ、比叡
釣具店:村雨、曙、利根、雷、潮
書店:雲龍、霧島、漣、香取、伊8
雀荘:鹿島、赤城、龍驤、川内、足柄

※お店は掛け持ちできません、また、既存の店舗に近い内容の案はボツになる可能性があります

安価だけ取らせてもらって今日は終わりにします
E-7甲クリアできる気がしない・・・

自分で踏んでしまいました・・・

次回はマッサージ屋で店長は萩風(適性:11+30=41)とさせていただきます

店舗:マッサージ店
店長:萩風(適性:11+30=41)


提督「次は萩風のマッサージ店か。少し意外だが、健康志向の萩風らしい案だな」

吹雪「萩風ちゃんはヘルシーな料理のイメージがありますからね」

提督「料理も大切だが、身体を労ることも健康には大切だということなんだろう」

吹雪「艦娘は身体が資本ですから!」

提督「そうだな。……今までそういった施設がなかったのは、俺の怠慢とも言えるのかもしれん」

提督「とにかく萩風を呼んでみよう」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「――という訳で、五店舗目のマッサージ店を萩風に任せていいだろうか?」

萩風「あの、司令……」

提督「ん、どうしたんだ萩風?」

萩風「……実は私、マッサージは好きなんですけど、あまり詳しくないんです」

萩風「だから萩風よりも他に、店長に相応しい艦娘がいるかもしれません」

提督「そうだったのか。だが、お店の案を出してくれたって事はやってみたいんだろう?」

萩風「……はい!」

提督「一番先に案を出してくれたのは萩風だ。それに、萩風になら安心して店長を任せられる」

吹雪「心も体も健康的になれるようなマッサージ店になりそうです!」

萩風「……いいんでしょうか?」

提督「もちろんだ。出来る限り支援はするから頑張ってくれ!」

萩風「はい!! ありがとうございます、司令!」

提督「ところで、どうして萩風はマッサージ店をやろうと思ったんだ?」

萩風「実は、最近は遠征から帰ってきた後に、嵐とマッサージをし合うことが多いんですが……」

萩風「遠征帰りで疲れた身体に、マッサージがとっても効くんです!」

吹雪「凄く気持ちよさそうですね」

萩風「例えると、深海棲艦が一発で艦娘になるくらい気持ちいいと思います!」

提督「そ、そうなのか……?」


提督「でも確かに、遠征はずっと立ち仕事なわけだしマッサージは効きそうだな」

吹雪「遠征は長時間の任務も多いですし、帰りは資源を持って帰りますからね」

萩風「特に鼠輸送はドラム缶を積むのもあって大変なんです」

吹雪「それから、私たちは関係ありませんが、支援艦隊が出る時の戦艦の皆さんは大変そうにしてます」

提督「支援艦隊の時は、サイズの合わない主砲を無理矢理に積んでもらってるから……」


萩風「……なので、出撃や遠征から帰ってきた艦娘を労るためにも、ぜひマッサージ店を開いてみたかったんです!」

提督「なるほど、優しくて世話焼きな萩風らしい理由だなな」


提督「ただ、マッサージ店を開くには、『按摩マッサージ指圧師』という国家資格が必要になる」

萩風「そう聞いていますが、私たち艦娘にはとても……」

提督「その通りだ。だから萩風には映像通信で外部の講師による指導を受けてもらい……」

提督「その講師から許可が降りれば、特例として鎮守府に居ながら資格を取れるようにする予定だ」

萩風「そこまでしていただけるなんて! ありがとうございます、司令!」

提督「マッサージというのは、誤った知識で行うと逆に体を痛めてしまう事もあるそうだ」

提督「萩風のためだけではなく、艦娘たちのためにもなるだろう」

萩風「はい!」

提督「それから、ちょっと頼みたい事があるんだが……」

萩風「なんでしょうか?」

提督「萩風のマッサージ店は艦娘たちにとって、世界で唯一のマッサージ店と言っていい存在になると思う」

提督「他に似たような店を作る余裕も無いだろうし、マッサージに近いサービスを他にもやって欲しいんだ」

萩風「マッサージ以外ですか?」

提督「あぁ、例えばエステなんかは女性しかいない鎮守府だと需要がありそうだが」

萩風「さすが司令です! それなら……↓2」


①「司令の言うとおり、エステをやってみようと思います」
②「マッサージ店はお灸とはり治療もできるお店が多いみたいなので、その資格も取ってみたいです!」
③「最近は耳掃除が流行っているそうです。艦娘にとって音は生命線ですし、掃除してあげたいですね」
④「その他・自由」

萩風「最近流行っている耳掃除はどうでしょうか?」

提督「耳掃除か。確かに一人だとちゃんとやるのは大変だよな」

萩風「少し前に、嵐が『最近対潜攻撃がイマイチ上手くいかない』って言ってたんですが……」

萩風「耳の中を覗いてみると、耳垢がぎっしりと詰まってたんです!」


萩風「綺麗に掃除したらまた調子を取り戻したみたいですが、他にも耳が聞こえにくくなっている艦娘がいるかもしれません」

吹雪「艦娘にとって音は生命線ですから、そのサービスは嬉しいですね」

提督「分かった、耳掃除も出来るように手配しておく」



提督「……あとは、他のスタッフをどうするかだな」

提督「出撃や遠征帰りの艦娘がターゲットなら、もう少し人数が欲しいところだが」

萩風「司令、それなら思い当たる艦娘が居るので大丈夫です」


萩風「↓1~4が協力してくれるかもしれません」


↓1~4艦娘名+マッサージ店でやってみたいと思っている事(例:耳掃除)

(コンマが能力になりますが、店長を入れてコンマ上位3人の能力がお店の質に反映されます)



短いですが今日の更新はおしまいです

マッサージ店の質:88+81+41=210

陸奥:88 オイルマッサージ
榛名:81 アロマテラピー
萩風:41 耳掃除
天城:4 足つぼマッサージ
皐月:3 スポーツマッサージ


陸奥「このメンバーが急に呼び出されたってことは……」

榛名「萩風さんが言ってたマッサージ店の話ですよね?」

提督「その通りだ。……マッサージ店というよりはエステサロンのようなメンバーだが」

吹雪「大人な感じの女性が多いですからね」

皐月「えぇっ? もしかしてボク、場違いだったりする?!」

提督「いや、場違いではないんだが、皐月はマッサージ店のイメージとは違うかもな」

陸奥「皐月ちゃんはマッサージというよりは、肩たたきのイメージかしら?」

皐月「そ、そこまで子供かなぁ……」

提督「中身はともかく、見た目はそうかもな」

皐月「がーん!」


提督「とりあえず、今回集まってもらった理由なんだが――」

― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「――という事で、みんなには講師による指導を受けてもらうことになる」

一同「了解です!」


提督「それから、マッサージ以外にお店でやってみたい事があるなら早い内に教えてくれ」

天城「お店でやってみたい事ですか?」

提督「あぁ、他に似たような店を出す余裕が無いから、その分できるだけ幅広くやってほしいんだ」

提督「だから、やってみたい事や、要望があった事には積極的に挑戦してほしいと思っている」

陸奥「なるほど。喫茶店のメニューがどんどん増えてるはどういう事だったのね」

提督「もちろん出来ればの話だからな? 喫茶店の時ははそれで苦労させてしまったし……」

皐月「でも、準備するなら早いに越したことはないよね」

提督「そういう事だな」

提督「ちなみに、店長の萩風は耳掃除をする予定なんだが……他に何かないか?」



榛名「それなら、榛名はアロマテラピーをやってみたいです!」

提督「なかなか良いアイデアだな。マッサージにも合いそうだ」

陸奥「ムードも良くなりそうね」

榛名「はい! アロマテラピーはその香りによって、さまざまな効果が得られるのですが……」

榛名「芳香療法なので、マッサージを受けながらでも大丈夫ですし、一石二鳥です!」

萩風「相乗効果でさらなるリラックス効果が期待できそうですね」

提督「実際にアロマを売りにしているマッサージ店もあるようだからな」

陸奥「それなら私はエステを……その中でもオイルマッサージをやってみたいわ」

提督「オイルマッサージか。名前は聞いたことはあるが……」

吹雪「普通のマッサージとどんな違いがあるんですか?」

陸奥「うーん……実は私もよく分かってないのよね」

萩風「えぇっ?」

陸奥「オイルの種類によってはリラックス効果があるらしいけど……」


提督「そうなのか。ただ、陸奥はこの間の脱衣麻雀騒動の時の事があるからなぁ」

提督「……もしかしてだが、他の娘の身体をベタベタ触りたいだけとかじゃないよな?」

陸奥「そ、そんな事はないわ! 濡れ衣よ!」

提督「そうか。なら良いんだが……」

皐月「じゃあボクは、スポーツマッサージをやってみたいな!」

天城「どんなマッサージなんですか?」

皐月「あまり詳しくはないんだけど、アスリート向けのマッサージだよ」

提督「艦娘も身体を使う仕事だし、アスリートみたいなものか」

皐月「ねっ? ほら、ボク達ってよく艦隊運動とかしてるしさ!」

提督「それはちょっと違う気がするが……」


皐月「スポーツマッサージは疲れを癒やすだけじゃなくて、体を動かしやすくしたり……」

皐月「他にも、怪我をしにくくしたり、治りやすくしたり出来るんだって!」

提督「それが本当なら、艦娘にとってもかなり有用だな」

皐月「うんっ! だから、ボクがみんなを癒やしてあげるんだ!」



提督「じゃあ最後、天城はなにかやりたい事はあるか?」

天城「それなら私は、足つぼマッサージをしてみようかと思います」

吹雪「足つぼマッサージって……」

皐月「あの、たまにテレビで凄く痛そうにしてるのだよね?」

天城「はい♪ 最近、葛城にしてあげてるんですけど、こんなに痛いなら効果はすごいに違いないって!」

吹雪「やっぱり痛い分、効き目も大きいんでしょうか?」


提督(少し前から瑞鶴が、葛城の調子が悪いと言っているが大丈夫だろうか……)

提督「――では、これまでに出た案も含めてこちらも準備しておくが、まずは資格の取得を目標に頑張ってくれ」

萩風「按摩師の資格が取れないと、マッサージすらできませんからね……」

提督「その通りだ。資格が無いとアロマテラピーと耳掃除以外はできないと思ってくれ」

皐月「が、がんばらないと!」

天城「耳掃除専門店にならないように気を引き締めないといけませんね」


提督「開店の一週間前に視察を行う予定になっている。営業許可はそこで出すつもりだ」

提督「予定は出来る限り調整するが、それでも過密なスケジュールになると思う。頑張ってくれ!」

一同「はい!!」

――開店一週間前――


提督「これからマッサージ店の視察を行うわけだが……」

吹雪「どうかしましたか?」

提督「いや、内装や設備の確認はともかく、実際にマッサージをしてるのを俺が見るのもなぁと思って」

吹雪「そうですね。普通のマッサージならともかく、オイルマッサージもありますし」

吹雪「で、でも、司令官になら私……///」


提督「――という事で、視察は吹雪に任せて、マッサージは代わりに↓2に受けてもらう」

吹雪「えっ?」


↓2 支援艦隊で肩が凝ってしまっている戦艦の名前(店の評価には影響ありません)

扶桑「まだ開店前なのに、お店でマッサージを受けられるなんて……」

提督「扶桑には支援艦隊で頑張ってもらったからな。そのお礼も兼ねてな」

扶桑「艤装に合わない46センチ三連装砲を担いで、何度も海域を往復したかいがあったわね」

吹雪「あの砲塔、すごく重そうですもんね」

提督「たしか、砲塔一つで駆逐艦一隻と重さが変わらないとかだったはずだ」

吹雪「そ、そんなにですか?!」

扶桑「その分火力は凄いけど、肩も腰も痛くて……」

提督「よ、よし、早速その痛みを癒やしてもらいに行こう!」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


萩風「司令! お待ちしてました」

陸奥「はぁい提督、今日はお手柔らかにね?」

提督「まぁ、みんな資格はちゃんと取ったわけだし心配はしてないさ」

皐月「ボクと天城さんはギリギリだったけどね……」

天城「多分、艦娘だからお情けで取らせてくれたんだと思います……」

扶桑「今なにか不穏な言葉が……」

提督「いやいや、プロの指導を受けてるんだから大丈夫だろう!」


榛名「ところで、なぜ扶桑さんがここに?」

提督「いや、さすがに俺がマッサージ中の艦娘を視察するのもどうかと思ってね」

提督「それに、扶桑には支援艦隊で苦労をかけてしまったからな」

陸奥「……私でも46センチ三連装砲は積みたくないもの」

榛名「それは労ってあげないといけません!」

提督「あぁ。疲れてるみたいだし、早速マッサージをしてやってくれ」

萩風「了解です! さぁ扶桑さん、こちらへどうぞ!」

陸奥「マッサージを始める前に、まずはこの下着に着替えてもらうわ」

扶桑「……これは、紙の下着?!」

陸奥「今回はオイルマッサージもやる予定だから、下着も脱いでもらわないといけないの」

陸奥「一緒に入渠してる仲だから必要ないかもしれないけど、一応ね」


吹雪「しかし、かなり際どいですね。後ろなんてヒモじゃないですか……」

陸奥「そうじゃないと、マッサージできる部分が減っちゃうもの」

扶桑「確かにそうだけど、この姿を仲間に見られるのは少し恥ずかしいわね」

吹雪「流石にこれは、司令官には見せられません」



陸奥「着替え終わったら、こっちのマッサージ台の上でうつ伏せになってね」

扶桑「わかったわ……あら、いい香りね?」

榛名「これはスイートマジョラムの香りですね。肩こりや筋肉痛に効くんです」

榛名「支援艦隊任務の後に丁度良いいオイルだと思います!」

扶桑「あれはとても辛いものね……」

榛名「榛名にもその気持ち、よ~く分かります……」

陸奥「それじゃあ準備も整ったし、早速マッサージを始めさせてもらうわね」

吹雪「あれ、店長の萩風ちゃんがマッサージするんじゃ?」

萩風「実は、私よりも陸奥さんと榛名さんのほうがずっとマッサージが上手くて……」

皐月「視察の時は、一番上手い陸奥さんにやってもらおうって事になったんだ」

吹雪「そうだったんですか」


陸奥「でも、こればっかりは仕方ないわ。マッサージって意外と力が必要だもの」

榛名「萩風ちゃんは駆逐艦ですし、私たちと比べて身体が小さいですから……」

萩風「体格を抜きにしても、陸奥さんたちにはとても敵いませんけどね」

萩風「でも、皐月ちゃん相手なら上手くできたので、駆逐艦や軽巡なら私が担当できると思います」

吹雪「じゃあ私が来たときは、萩風ちゃんにお願いしちゃおうかな?」

萩風「その時はぜひ!」



天城「…………」ず~ん

皐月「あ、天城さんも練習すれば上手くなれるから! ねっ?」

陸奥「はぁい、ちょっと横向きになってもらって……」

扶桑「こうかしら?」ゴロン

陸奥「右肩から始めていくけど、支援艦隊任務の後って事だし念入りにやっておくわね」

扶桑「お願いしますね。痛くてあまり寝付けないくらいで……」

陸奥「あらあら……たしかにものすごく凝ってるみたいねぇ」

扶桑「あぁ、こんなに気持ちいいなんて……」

吹雪「そんなにですか?」

扶桑「山城が肩をもんでくれたけど、ぜんぜん違うわね」


萩風「やっぱり、効果的なマッサージの方法を知ってるか知らないかは大きいですから」

皐月「下手にやると逆に痛めたりするし、これからはここに来ると良いよ!」

扶桑「ぜひそうさせてもらうわ……」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


扶桑「あぁ……空があんなにも青く美しいなんて……」キラキラキラ

吹雪「ふ、扶桑さんが輝いて見えます……!」

榛名「疲労が溜まっていた分、その効果も大きいでしょうから」

扶桑「まさかここまで良いものだとは思ってなかったわ。ぜひ通わせてもらいたいくらいよ」

萩風「本当ですか? 嬉しいです!」

扶桑「吹雪さん、提督には最高だったと伝えておいて。それ以外に言葉が見つからないの」

吹雪「わかりました」

扶桑「今日はありがとう。次は山城も……」


萩風「ちょっと待ってください、まだマッサージが終わっただけですから!」

扶桑「あら、まだあるのかしら?」

皐月「むしろここからが本番だよ!!」

扶桑「……?」

皐月「オイルマッサージの前に、まずはボクの『スポーツマッサージ』を体験してもらうよ!」

扶桑「スポーツマッサージ?」

皐月「運動する人向けのマッサージだよ。身体が動かしやすくなったりするんだ」

吹雪「具体的にはどんな事をするんですか?」

皐月「そうだね、扶桑さんの場合、航空甲板以外の艤装は全部背中で支えてるわけだから……」

皐月「下半身をメインに、背筋から肩にかけてストレッチしていくよ!」

扶桑「ストレッチね。ならお願いするわ」



皐月「まずは腰まわりから行くよ! 体重をかけてしっかり押していくんだ!」ゴリゴリ

扶桑「うぐぐ……」

吹雪「ゴリゴリいってるけど、大丈夫なのかなこれ……」

皐月「ボクは身体が小さいし、これくらい力を入れないと!」グッ

扶桑「ぐぐっ……!」


皐月「次は脚を上げてもらって、股関節のストレッチもしていくよ!」

扶桑「これは流石に恥ずかしいわ……///」

吹雪「紙ショーツのおかげでとんでもない事になってますね」

陸奥「マッサージの後で汗をかいてるのもあって、凄くいかがわしいわ……」

皐月「今度はふくらはぎからアキレス腱にかけてマッサージ!」

扶桑「痛い!」

吹雪「ちょっと乱暴に見えるけど……」

皐月「うーん、こんなものだと思うんだけどなぁ」


皐月「最後は肩周りのストレッチをしておしまいかな!」グリグリ

扶桑「うぅっ……痛いわ……」シクシク

吹雪「泣いてますけど……」

皐月「ちょ、ちょっと痛いくらいが効果があると思うよ!」



皐月「どう? 身体が動かしやすくなったと思うんだけど」

扶桑「そうかも知れないけど、痛みが勝ってよく分からないわ……」

吹雪「効果については経過を見てみないと分からないけど、戦艦が泣くほどっていうのはちょっと……」

皐月「がーん! そんなぁ……」

吹雪「とにかく一度、身体に悪影響が無いかを調べるので、それまでは控えてもらいますね」

皐月「うぅ……わかったよ……」シクシク


扶桑「今さらだけど、もしかしなくても実験台にされてるわよね……?」

天城「次は私の『足つぼマッサージ』ですね!」

扶桑「もう嫌な予感しかしないわ。帰っていいかしら?」

吹雪「司令官からは一通り体験してこいと言われてるので……」

扶桑「そう……」

天城「た、確かに痛いですけど、ちゃんと効果はあるはずですから!」

扶桑「……やっぱり痛いのね」



天城「まずは榛名さんに調合してもらったオイルを足の裏全体に刷り込んで……」

天城「ちょっと足首を回しますね」グリグリ

扶桑「あっ、これは気持ちいいわね」


天城「続いて、つぼを指全体を使って伸ばすように押していきます」

天城「この辺りは食道や気管あたりのつぼなんです」グニグニ

扶桑「あっ、思ったよりも痛くなくて――」


天城「ここからはツボ押し棒をつかってしっかり押していきますね!」

天城「まずは首まわりのつぼから」ググッ

扶桑「うっぐ……!!」

吹雪「今すごい声が出ましたけど……」


天城「そして肩こりに効く指の付け根あたりのつぼを……」

扶桑「いっぎっ!!!いだだだだだだ!!!」

吹雪「ひぃっ?!」

天城「痛いかもしれませんが我慢してください。痛いほど効果もあると言われていますから」

扶桑「痛い痛い!!」シクシク

吹雪「また涙が出てますけど……」

天城「涙が出るくらい痛いですか? よかった、ちゃんと効いているみたいですね!」

天城「足のつぼは60箇所くらいあると言われていますし、まだまだここからですよ!」

扶桑「ひいいぃぃぃぃぃ!!」


陸奥「鬼ね……」

榛名「あれを善意でやってるのが怖いところです……」

中途半端ですが今日はおしまいです

― ― ― ― ― ― ― ― ―


扶桑「…………」大破


萩風「これって、本当に大丈夫なんでしょうか?」

吹雪「あの扶桑さんが、涙と鼻水であられもない姿に……」

陸奥「とりあえずティッシュで顔を拭かないとね。ほら、綺麗な顔が台無しよ?」

扶桑「あ、ありがどう……」ズビズビ

天城「…………」ず~ん


榛名「あの、悲鳴を聞いて隣の本屋さんから雲龍さんが……」

雲龍「やっぱり、天城の足つぼマッサージだったのね」

天城「……はい」

雲龍「按摩の資格を取ったと聞いて安心していたのだけど、私の見込み違いだったようね」

雲龍「私はてっきり、葛城の足を壊した時に反省したとばかり……」ゴゴゴ

天城「ひぃっ?!」

萩風「あ、足を壊したって……」

雲龍「吹雪さん、この子にマッサージをさせるのは危険よ。今からでも――」

吹雪「一度、司令官と話し合う必要がありますね」

天城「そ、そんな……」

皐月「えぇっ、天城さんこのお店を辞めちゃうの?! せっかく一緒に頑張ってきたのに……」

萩風「雲龍さん、吹雪さん、何とかなりませんか?」

吹雪「決めるのは司令官なのでなんとも言えませんが、足を壊される可能性があるなら営業許可はとても……」

天城「うぅ……」


吹雪「一つ言えるのは、わざわざお金を払って拷問を受けに来る人は居ないという事です」

天城「ご、拷問ですか……」

陸奥「ものすごい悲鳴だったものねぇ」

榛名「戦艦棲姫の直撃弾を受けても涙を流さなかった扶桑さんが、この状態ですから……」

扶桑「う~ん……」大破


吹雪「とにかく、足つぼマッサージとスポーツマッサージは、安全確認が取れるまでは禁止です!」

吹雪「天城さんと皐月ちゃんは、資格の範囲内のことをやっててください。いいですね?」

皐月「えぇっ、ボクもなの?!!」

天城「わかりました……」

萩風「あの、今から耳掃除をしようと思うのですが、大丈夫でしょうか……?」

扶桑「……今度は鼓膜を壊されるのかしら」

萩風「そ、そんなことありませんから!」

吹雪「すみません扶桑さん、お願いします」

扶桑「分かったわ……」

萩風「ありがとうございます、準備をするので待っててくださいね!」


扶桑「……あら? アロマの香りが変わったような?」

榛名「はい、アロマの精製油をカモミール・ローマンに変えておきました」

扶桑「その香りは何に効くのかしら?」

榛名「精神的・肉体的な痛みを和らげる効果があります」

扶桑「ものすごく気が利くわね……」

萩風「お待たせしました。さっそく耳掃除を始めますね」

扶桑「すごくたくさん耳かきがあるけど、これって全部種類が違うの?」

萩風「うーん、大体20種類くらいですね。どれも形が違うんですよ」

扶桑「この大きいのは?」

萩風「これはイヤースコープと言って、耳の中を見ることができるカメラですね」

吹雪「耳の中をカメラで映しちゃうの?」

萩風「最近そういうのが流行ってるみたいなんです。この画面に映るので、扶桑さんも自分で見れますよ」

扶桑「最近あまり掃除してなかったから、汚そうで心配だわ……」

萩風「詰まってるとかじゃない限りは大丈夫です!」

萩風「最初は耳たぶ周りの掃除とマッサージからです」

萩風「意外と耳たぶを掃除できてない人は多いんですが、扶桑さんは綺麗にされてますね!」

扶桑「山城が身だしなみにはうるさいから、身体はすみずみまで洗うようにしてるのよ」

陸奥(うるさいというよりは、洗う口実がほしいだけなんじゃ……)



萩風「では、右耳から掃除していきますね。先にカメラを入れちゃいますよ」

吹雪「あっ、奥に映ってるのは鼓膜でしょうか?」

扶桑「汚いってのもあるけど、意外と耳毛が生えてては恥ずかしいわね……」

萩風「この映像はかなり拡大されてるので、実際は産毛みたいなものですよ」

萩風「でも掃除の邪魔なので剃っちゃいますね」ゾリゾリ

扶桑「耳用のカミソリなんてのもあるのね……」


萩風「では、耳垢を取っていきますね。まずはピンセットで大きな垢を取り除いていきます」

吹雪「思ったより耳垢って湿っているんですね」

萩風「鎮守府は海に面していますし、艦娘は洋上に居ることも多いからか湿ってる人が多い印象です」

萩風「特に大型艦のみなさんは入渠も長いですから」

扶桑「なるほど……」

萩風「なので、スタンダードな竹の耳かきですくい取ってしまって……」スーッ

扶桑「あぁ、これは気持ちいいわね……」

萩風「残りはこの綿棒で丁寧に除いていきます」ズッズッ

吹雪「うわー、こんなに綺麗に掃除できるものなんですね」

萩風「よし、これで右側はおしまいです。次は反対側を――」

― ― ― ― ― ― ― ― ―


扶桑「はぁ~、癒やされたわ……」

吹雪「どうでした? 身体や足の裏の痛みは取れましたか?」

扶桑「それはまだだけど、それでも随分といい気分になったわ。ありがとう萩風さん……」

萩風「いえ、気に入っていただけたのなら何よりです!」

陸奥「じゃあ最後は、私のオイルマッサージを受けてもらうわね」

吹雪「オイルを使う事以外で、普通のマッサージとはどう違うんですか?」

陸奥「う~ん、そうね……」

陸奥「オイルには脂溶性の老廃物を排出しやすくする効果があるのだけど……」

陸奥「そこに榛名ちゃんが選んでくれたアロマの成分と、マッサージの効果が加わって――」

陸奥「……簡単に言うと、肌からアロマオイルが染み込んで健康になるの」

吹雪「なるほど……」

扶桑「すごく分かりやすいわね」



陸奥「さ~て、準備もできたしオイルを塗っていくわよ!」

扶桑「……痛くしないでちょうだいね?」

陸奥「もちろんよ♪ マッサージ店なんて気持ちよくなりに来る所なのに、痛いのなんて私も嫌だもの」

天城「…………」

皐月「…………」

スランプ気味なので安価までたどり着けませんでしたが今日はおしまいです
続きは木曜以降になるとは思いますがあまり期待しないでください

あと、球磨のSSがかなり面白いのでおすすめです
とは言っても、途中までしか読めてないのですが・・・

乙です。
球磨のだと責任て奴かな?

>>367
球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」ってタイトルですね
ああいうカッコイイSSも書いてみたいんですが、私には向いてないようで残念です

では始めますが、今回はいつもよりさらにゆっくりになります


陸奥「人肌に温めたオイルを手に取って、オイルを肌に馴染ませるように……」ヌリヌリ

吹雪「押したり揉んだりというよりは、撫でるような感じなんですね」

陸奥「そうね。オイルマッサージは、あくまでもオイルの効能を活すためのマッサージなの」

陸奥「他にもオイルを使うマッサージもあるけど、摩擦を減らすために使ったりすることもあるわね」

吹雪「なるほど、そんな違いがあるんですね」


扶桑「そのオイルはどんな効果があるのかしら?」

榛名「今回は先程のカモミール・ローマンにマンダリンやプチグレンをブレンドしています」

榛名「このブレンドは、心の傷を癒やすのに丁度良いはずです!」

扶桑「な、なるほど……」

吹雪「さっきまでは大破してましたからね」


吹雪「でも、オイルと言うくらいなので、もっとベタベタしてるかと思ったんですが……」

扶桑「意外としっとりしてるのね」

陸奥「もしかして、重油みたいなイメージだった?」

吹雪「いえ、流石にそこまではいきませんが……」

萩風「私たちはそっちのほうが馴染み深いですからね」


吹雪「あと、こんなこと言うのもなんですけど、適度にてらてらとしていて……」

皐月「大人の女性なのもあって、すごい色っぽいよね!」

陸奥「……実際、オイルマッサージで調べたら、そういう目的の物も結構見つかるもの」

吹雪「な、なるほど……」

なんにでも向き不向きってあるよ

俺は>>1のこのSS好きだよ

>>370
ありがとうございます
ただ、私には安価スレも向いてなさそうではありますね
せめてもっとテンポよくしないと・・・

陸奥「さて、これで全身にオイルが回ったことだし、しばらく馴染ませるのだけど……」

陸奥「せっかくオイルまみれになってるし、リンパマッサージもしちゃうわね」

吹雪「リンパマッサージですか?」

扶桑「ま、まさかまた痛いマッサージじゃ……」

陸奥「痛くしたりしないわ。リンパっていうのは、簡単に言うと血液みたいなものなのだけど……」

陸奥「リンパの流れをマッサージで良くしてあげる事で、身体の疲れが取れるのよ」

扶桑「そんなものが存在してるのね」


陸奥「まずは鎖骨近くのリンパ液の出口からよ。指を滑らせるように圧力をかけてリンパ節を空けていくわ」ググッ

陸奥「そして、鎖骨に近い順にリンパを流していくわ!」

吹雪「確かにこれは、オイルがないとやり辛そうですね」

陸奥「本当はリンパマッサージ用のオイルの方がやりやすいのだけど、別のオイルを使うと手間がかかるから……」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


陸奥「ふぅ、これで施術は全ておしまいよ。おつかれさま」

扶桑「……気持ちは良かったんだけど、リンパマッサージって本当に効くのかしら?」

吹雪「そうですよね。さっきまでリンパの存在すら知らなかった訳ですから」

陸奥「ふふ、効果は後のお楽しみってところね♪」

吹雪「さて、これでこのお店のマッサージが一通り終わったわけですが……どうでしたか、扶桑さん」

扶桑「そうね。少なくとも、スポーツマッサージと足つぼマッサージは二度と受けたくないわね」

天城「そ、そうですよね……」

皐月「そもそも、禁止されちゃったからしばらく出来ないよ……」


扶桑「けど、他のマッサージや耳かきは本当に良かったから、またお願いしたいくらいよ」

萩風「ありがとうございます!」

榛名「これで耳かき専門店にしなくても大丈夫そうです!」

吹雪「そうですね。天城さんと皐月ちゃんには研修が必要ですが、他には問題ないと思います」


吹雪「いつもはここで改善点を挙げるんですが……何かあったりしますか?」

萩風「いろいろあるのかもしれませんが、急にはぱっと浮かばないですね」

扶桑「……そうね、↓2なんてどうかしら?」(コンマの数値がマッサージ店の評価に加算されます)


①「天城さんと皐月さんに地獄の特訓を受けてもらいましょう」
②「艦娘は潮風と太陽光で髪の毛や肌が傷みやすいし、ダメージケアのサービスもお願いしたいわね」
③「最近うわさの岩盤浴のようなサービスはどうかしら?」
④「その他・自由」

マッサージ店の質:210+87=297


扶桑「天城さんと皐月さんには地獄の特訓を受けてもらいましょう」

天城「えぇっ?!」

皐月「う、嘘でしょ?!」


扶桑「あまり言いたくはないけど、2人は自分のマッサージがどれ程のものか知らないわよね?」

天城「……はい、その通りです」

皐月「だって、自分にマッサージはできないし……」

扶桑「それなら、お互いにマッサージをしてみるのはどうかしら?」

扶桑「どちらも同じくらい痛かったから、丁度いいと思うの」

天城「……はい」

皐月「……わかったよ」


萩風「扶桑さんが珍しく怒ってますね」

吹雪「……それよりも、2人はどうやってマッサージの練習を?」

皐月「じゃあ、ボクから先にやるね……?」

天城「分かったわ。扶桑さんのときと同じようにお願いね」


皐月「さっきと同じように腰回りから行くよ! 体重をかけて……えいっ!!」ゴリゴリ

天城「へぶっ!」ボキッ

吹雪「……今すごい音が鳴りませんでした?」

榛名「頑丈な扶桑さんが泣くくらいですし、装甲の薄い空母だと……」

陸奥「竜骨が折れてなければいいけど」


皐月「か、身体が小さいから力を入れないと……!」

皐月「えいっ!!」グッ

天城「ふぐっ……!!」

皐月「次は脚を上げてもらって、股関節を……」グリグリ

天城「いたたたたた!!」


萩風「天城さんも泣いてますけど、皐月ちゃんの方も涙目になってますね……」

吹雪「自分のマッサージが間違っていた事が分かって、罪悪感を感じてるんでしょうか?」

陸奥「そんな所かしら?」

榛名「それに、同じような痛みを後で自分も体験するわけですから」

皐月「ふ、ふくらはぎからアキレス腱にかけて……」ミシミシ

天城「痛い痛い!!」

皐月「最後は肩周りのストレッチでおしまいだよ!!」グリングリン

天城「…………?!!」


天城「………」大破


吹雪「精神が大破しちゃいましたね」

萩風「目がグルグルしてますけど大丈夫でしょうか?」

陸奥「っていうか、よく扶桑はこれを耐えたわね……」



吹雪「でも、このままじゃ天城さんの足つぼマッサージは無理そうですね」

扶桑「そうね。気を失ってるように見えるけど……」

皐月(よ、よかったぁ~……!!)

吹雪「……なら、代わりに榛名さんにやってもらいましょう」

榛名「わかりました!」

皐月「……?!」

皐月「えっ、そんないきなり出来るようなものなの?!」

榛名「榛名は大丈夫です! 天城さんのように力任せにツボを押せばいいんですよね?」

陸奥「そんな感じで良いと思うわ」

皐月「えぇ……」


榛名「任せてください、足のツボも榛名は勉強済みです!」

榛名「では、オイルを塗塗り込んでから足首を回して……」グリグリ

榛名「ツボ押し棒で力任せにつぼを押し込みます!!」ググッ

皐月「いっ……イタタタ!!!」グスッ


吹雪「いきなり大泣きですけど、大丈夫でしょうか?」

榛名「皐月さんは駆逐艦ですし、装甲が薄いのでかなり効いてそうですね……」

扶桑「流石に手加減してあげたほうが良さそうね」


榛名「でも、まだ一つ目のツボですから、もうちょっとだけ……」グリッ

皐月「うわあああーーーーん!!!」大破

萩風「流石に気の毒になってきました」

吹雪「これ以上はやめておきましょうか……」

中途半端ですが今日はおしまいです

― ― ― ― ― ― ― ― ―


天城・皐月「――申し訳ありませんでした!!」

扶桑「分かってくれたなら良いのよ……」

扶桑「それに、私も少しムキになってしまっていたわ。ごめんなさい」

天城「いえ、あんなに痛くして怒らないほうがおかしいですから」

皐月「こんなマッサージでお金を取ろうとしてたなんて……」


吹雪「それから、これはちょっと言いづらいんですが、あれを見た後だといくら資格を持ってても普通のマッサージも信用出来ないっていうか……」

皐月「そ、そうだよね……」

天城「あんなに泣き叫ぶ声が聞こえたら、客足も遠のきそうです」

吹雪「なのでお二人には、もう一度最初から指導を受けてもらおうと思います」

吹雪「指導役は……陸奥さんと榛名さん、お願いできますか?」

陸奥「マッサージなら任せて♪」

榛名「榛名なら大丈夫です!」

吹雪「スケジュールは空けてあるとは言え、開店予定まで一週間しかありません」

吹雪「基本的にはお二人に任せますが、かなり厳しくやっちゃってください」

陸奥「分かったわ」

榛名「厳しくですか……」

陸奥「軍艦時代みたいに、海軍魂注入棒みたいなのを使っちゃうとか?」

皐月「ひぃっ?!」

吹雪「そ、そこまでやらなくても良いですけど!!」

吹雪「例えば、練習の時はさっきのようにお互いにマッサージし合うとか……」

陸奥「それは良いアイデアね。下手にやると自分に返ってくるわけだし」

扶桑「それに、お互いのためにも努力すると思うの」

榛名「私たちも痛い思いをしなくて済みますし、一石三鳥ですね!」

皐月「……やっぱり、内心ダメだと思われてたんだね」

天城「そうみたいですね」

吹雪(……逆に、どうしてダメだと思わなかったんだろう)



吹雪「とにかく、こちらでも怪我などの危険性が無いか調査しておきますが……」

吹雪「陸奥さんと榛名さんから許可が出なければ、お二人にはマッサージ自体を控えてもらいます」

天城「わ、わかりました……」

皐月「頑張らないと、鎮守府商店街で初めてのクビになっちゃうかも……」

榛名「そうならないためにも、一生懸命指導させていただきます!」

陸奥「一緒に頑張ってきた仲間だもの♪」

天城「榛名さん、陸奥さん……!」

皐月「ボク、頑張るよ!」

――開店当日――


提督「――それで、二人はどうなったんだ?」

吹雪「陸奥さんと榛名さんも頑張ってくれたおかげで、ちゃんと安全にマッサージが出来るようになったそうです」

吹雪「ただ、皐月ちゃんが一度、足の裏を骨折したみたいですけど……」

提督「その事はみんなに黙っておいたほうが良さそうだな」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


皐月「いらっしゃい、司令官!」

提督「やぁ皐月、店の様子はどんな感じだ?」

皐月「へっへ~ん!! 見てよこれ、予約表なんだけど……」

吹雪「すごい、全部埋まってますよ!」

提督「一ヶ月先まで埋まってるのか。思った以上だな」

皐月「大規模作戦も一段落ついたし、その疲れを癒そうって子が多いみたいで大盛況だよ!」

提督「今回の作戦は今までにない程大変だったからな」

提督「それで、肝心のマッサージはどんな感じなんだ?」

皐月「かなり好評だよ! ほとんどの艦娘が次の予約も入れてくれてるね」

提督「リピート率が高いのは良い傾向だな」

吹雪「艦娘は身体が資本ですからね」


提督「ところで、皐月のスポーツマッサージの評判はどんな感じだ?」

皐月「実は、今のところ一人にしかやってなくて……」

提督「そうなのか。まぁ、スポーツマッサージは認知度も低いだろうから仕方ないかもしれないな」

吹雪「開店初日なのもあると思います」

皐月「でも、スポーツマッサージだけじゃなくて、天城さんの足つぼマッサージも今のところ一人しか……」

提督「その一人っていうのは?」

皐月「睦月と雲龍さんがそれぞれ一回ずつ……」

提督「身内だけなのは辛いな……」

皐月「やっぱり、特訓中に悲鳴が聞こえてたのがダメだったのかなぁ……」

吹雪「最初の方は外にも聞こえてたらしいですからね」

皐月「ちょっとした怪談みたいな形で広まっててショックだったよ」

提督「地道に実績を積み重ねていくしかないだろうな」


天城「あっ、提督! 少しよろしいですか?」

提督「どうした、もしかして何かトラブルでも……」

天城「実は……↓2」(コンマの数値がマッサージ店の評価から減算されます)


①「オイルマッサージでの身体の触り方がいやらしいと怒り出した艦娘が……」
②「無駄毛の処理もしてほしいと頼まれたが、準備していないので困っている」
③「足つぼマッサージをしていたんですが、力加減を誤ってしまったみたいで……」
④「その他・自由」

マッサージ店の質:297-17=280


天城「実は、マッサージに加えて無駄毛の処理も頼まれたのですが……」

皐月「えぇっ? でも、そんなの準備してなかったよね?」

天城「はい。なので最初は断ったんですが、折角だからと……」

皐月「う~ん、でも練習してない事をやるわけにもいかないし……」


提督「流石にいきなりは無理だと思うが、一度話だけでも聞いてみたらどうだ?」

提督「客からの要望は出来る限り取り入れて欲しいし、今後の参考になると思うんだが……」

天城「確かにそうですね」

提督「マッサージの途中だろうから、吹雪が代わりに話を聞いてみてくれ」

吹雪「わかりました」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


吹雪「失礼します、ちょっとお話を聞かせて欲しいんですけど……」

↓2「……?」


↓2 無駄毛の処理を依頼してきた中型~大型艦娘の名前

プリンツ「うわぁっ!? なになに、何か用?」

吹雪「はい、なんでも無駄毛の処理をしてほしいそうですが……」

プリンツ「もちろん! 自分で出来ないこともないけど大変だし……」

プリンツ「それに、日本の艦娘は気にしない娘も多いけど、ビスマルク姉さまは気にしてるみたいだから!」

天城「そういえば海外の方は気を使っていると聞いたことがありますね」

吹雪「そうなんですか?」

天城「あくまで人であって、艦娘は知りませんけどね」


皐月「ん~……。入渠の時にプリンツさんの毛は見たことあるけど、そんなに気にしなくて良いと思うけどなぁ」

皐月「プリンツさんの毛って、モジャモジャって感じじゃなくてサラサラしてて綺麗だったし……」

プリンツ「あまりそういう事は言わないで欲しいかも……///」

皐月「ご、ごめん……」

プリンツ「それに、見た目だけじゃなくて、衛生面の方が気になっちゃって」

天城「確かに言われてみると汚れが溜まりそうですね」

皐月「あー……。髪の毛ですら毎日洗わないと汚れが溜まるくらいだもんね」

天城「腋やデリケートゾーンの毛となると尚更でしょうね」

プリンツ「うんうん。だから、剃り残しとかあったらって思うと……」

天城「駆逐艦の娘たちが少し羨ましいです」

皐月「そうかな? ボクは逆に生えて欲しいけど」

吹雪「私はどっちでもいいかなぁ」

吹雪「ちょっと話が脱線しましたが、実は、今の設備だとちゃんとした脱毛は難しいみたいです」

吹雪「どうしてもって言うなら、普段使ってる道具でやってもらうくらいしか……」

天城「一応、シェーバーは持ってますけど……」

プリンツ「ホント? それならお願いしちゃっていいかな?」

天城「わかりました。でも、人の毛の処理はやったことありませんが……」

プリンツ「いいのいいの。自分でやるよりはキレイになりそうだし!」


吹雪「それから、脱毛について色々聞きたいんですけど、どんなサービスがお店で受けられると嬉しいですか?」

プリンツ「んん~。やっぱりレーザー脱毛とかかな。専用の機械がないと出来ないし、痛くなさそうだし!」

プリンツ「他にブラジリアンワックスっていう脱毛方法もあるらしいんだけど……」

プリンツ「溶けたゴムみたいなのを毛の生えている所に塗って、冷めて固まったら毛ごと一気に引き剥がすんだって!」

皐月「うわー……すごく痛そうだよ」

吹雪「ガムテープを貼って一気に剥がすようなものですよね……」

プリンツ「でしょ? だから、レーザーがいかなぁって」

吹雪「なるほど……」

天城「吹雪さん、予約の時間があるのでそろそろ続きをやらないと……」

吹雪「わかりました。お邪魔してすみませんでした」

プリンツ「いいのいいの。もしかしたらレーザー脱毛が出来るようになるかもしれないし!」

吹雪「まだ店長の萩風ちゃんにすら言ってないので分からないですけどね」


皐月「気になったんだけど、海外の艦娘はともかく日本の艦娘が脱毛とかするのかな?」

プリンツ「脱毛しないって言っても、下の毛だけみたいだから……」

皐月「そうかもしれないけど、それは普段からある程度みんなやってるみたいだし……」

皐月「それに、女の子しか居ないのにそこまで気にする必要あるのかな?」

プリンツ「それはほら、アトミラールさんに見せる時とかに……キャッ///」

吹雪「み、見せちゃダメですから!!」

今日はおしまいです
先週からすこし持病が悪化して頭がぼんやりしているので
これからも更新頻度は遅めになるとは思います

みなさんありがとうございます
失踪はしないように気をつけたいと思います

― ― ― ― ― ― ― ― ―


吹雪「――という訳で、レーザー脱毛器を用意する必要がありそうです」

提督「なるほど。そう言えば欧米では女性だけではなく、男性も毛の処理をする事が多いと聞いた事があるな」

提督「ただ、女性しか居ない鎮守府で、レーザーまで使う必要があるのかは疑問だが……」

吹雪「女の子同士でも気になる艦娘はいるという事でしょう」

提督「そういうものなのか。男の俺には分からんが……」

吹雪「お風呂はともかく、被弾した時に丸見えになってしまうことがありますから……」

提督「確かにそれは恥ずかしいな……」



吹雪「それから、どうやらプリンツさんの勘違いからある噂が広まっているようです」

提督「どんな噂なんだ?」

吹雪「言いにくいんですが『司令官は毛をちゃんと処理してる女の子が好み』という噂です」

提督「……反応しづらい内容の噂だな」


吹雪「しかもその噂のおかげで、マッサージ店にちゃんとした脱毛サービスが無いことへの不満が……」

提督「なぜ不満に繋がるのかはよく分からないが……」

提督「まぁ、わざわざ訂正するのもなんだし、放っておくのが良いだろう」

提督「鎮守府の中とは言え男性の目もあるという事を意識してくれれば、風紀も改善するかもしれないしな」

吹雪「とんでもない格好で歩いてたりする艦娘もいますからね」

――閉店後――


提督「みんな、お疲れさま」

一同「お疲れさまでした!」

提督「早速本題に入るが、オープン初日を終えての感想を聞かせて欲しい」


皐月「残念だけど、やっぱりボクと天城さんのサービスは受けてくれる人があまり居なかったよ……」

天城「どうやら一週間前の悲鳴が、みんなに聞こえていたみたいです」

提督「……悲鳴を聞いた雲龍が乗り込んできたくらいだからな」

陸奥「でも、雲龍に褒めてもらったのよね?」

天城「はい! 雲龍姉様が『これなら大丈夫』って言ってくれたんです!」

皐月「ボクのスポーツマッサージも、睦月が褒めてくれたんだ!」

皐月「本当は如月も受けてくれるはずだったんだけど、オイルマッサージに夢中になっちゃって……」

提督「はは、如月らしい話だな」


提督「他の3人はどうだ?」

陸奥「私たちのサービスは概ね好評だったみたい♪」

萩風「特にオイルマッサージとアロマテラピーは大人気でしたね」

萩風「中には扶桑さんの口コミを聞いて来たという娘も結構居ました」

提督「口コミか。狭い鎮守府内だとそういうのも大切だろうな」

皐月「ボクたちの場合はそれが悪い方向に出ちゃったけどね……」

吹雪「良くも悪くもって事でしょうね」



提督「さて、みんなも書いたことがあるかもしれないが……」

萩風「アンケートですよね?」

提督「あぁ、結果を見ながら反省会をしてもらおうと思ってな」

陸奥「そこまで問題もなかったし、大丈夫だとは思うけど……」


アンケート内容↓1~5
コンマではなくお好きな点数(1~100点)とその理由や要望を書いてください
ただし、最高得点と最低得点を除いた2~4番目に高い得点のみがお店の質に加算されます

マッサージ店の評価:280+90+80+80=530


『北上さんが私を誘わなかったので20点マイナスです』

皐月「これって、ほとんど八つ当たりだよね……」

萩風「それが無ければ100点だったと考えると、喜んでいいと思いますよ!」

天城「80点でも相当高いですから!」


陸奥「そういえば北上ちゃんと大井ちゃんは別々に来てたような……」

提督「北上はよく魚雷が重いって言ってるからな。肩こりも酷いと言っていたし……」

吹雪「重雷装巡洋艦のみなさんは、見ただけで無理をしてるのがわかりますからね」

皐月「あの二人は魚雷発射管の上にさらに発射管だからね」


榛名「でも、北上さんが大井さんを呼ばなかった理由はなんとなく分かります」

提督「せっかくリラックスしに来てるのに、べったりってのはなぁ」

榛名「金剛お姉さまも、たまに一人になりたい時があると言ってましたから」

天城「比叡さんも結構べったりですよね」

萩風「喫茶店で一緒に働いてたような……」

陸奥「その金剛は、提督にベッタリみたいだけど♪」

提督「……北上の気持ちはよーく分かるよ」

皐月「一度、司令官が比叡さんにベッタリしてみるのもいいかもね」

『駆逐艦に耳かきしてもらえるとか天国か……』


陸奥「……萩風ちゃん、私にも耳かきを教えてもらえるかしら?」

萩風「わ、わかりました!」

陸奥「あと、耳かき中に変なことされたら、わざと鼓膜を突き破っても構わないわよ」

萩風「えぇっ?!!」

陸奥「いいのいいの。ちょっとくらい痛い目に遭わせておかないと……」

提督「程々にしといてくれよ? あいつ、ちょっとの傷でも長風呂になるんだから……」


天城「でも、駆逐艦かどうかはともかく、耳かきはかなりの高評価みたいです」

皐月「気持ちいいだけじゃなくて、自分で耳垢を取ってる所を見れるのも良いんだって!」

萩風「自分の耳の中がきれいになっていくのが、視覚的にも分かりますから」

提督「そうなのか? 汚そうなイメージだが……」

皐月「ボクも最初はそう思ったんだけど、なんかくせになっちゃうらしいよ」

提督「へぇ、耳かきなら俺でも大丈夫だろうし、客として来るのもありかもなぁ」

萩風「是非いらっしゃってください!」

『遠征の疲れが消えてくわぁ~』

皐月(この字、どこかで見たような……?)


提督「軽巡と駆逐艦の子たちには、いつも遠征でお世話になってるからなぁ」

提督「特に皐月たち睦月型には遠征ばかり頼んで申し訳ないくらいだ」

皐月「ボクたち睦月型や神風型は燃費が良いからね」

皐月「確かに地味な仕事だけど、鎮守府を支える大切な仕事さ!」

提督「あぁ、いつも助かってるぞ」


提督「そうだ。定期的に配っているご褒美の間宮券を、マッサージ券と選べるようにするのはどうだろうか?」

皐月「良いアイデアだね! ドラム缶を引きずるのは肩もこるし……」

萩風「特にバケツや鋼材は持って帰るのも大変ですから」

陸奥「そして、マッサージ店も潤うわけね♪」

提督「なるほどねぇ」

萩風「いえ、そんなつもりでは……!」




『賭け麻雀で負けて罰ゲームとしてスポーツマッサージを受けに来たけど、思っていたより全然よかった』

皐月「……喜んでいいのかなぁ、これ」

提督「いいんじゃないか? 素直に喜べはしないだろうけど……」

皐月「しかも、マッサージを受けてくれた艦娘が少ない分、誰が書いたか分かっちゃうのが……」

天城「ちなみに誰だったんですか?」

皐月「鈴谷さん」

提督「……確かにスポーツマッサージは受け無さそうなタイプだな」

吹雪「それに、前に賭けマージャンで乱痴気騒ぎを起こしてますもんね」

陸奥「ら、乱痴気って程かしら……」


提督「まぁ、鈴谷は交友関係も広いしから、口コミでいい評判が広がるかもしれないぞ」

天城「そうですよ。それに私なんて、罰ゲームですら来てくれなかったんですから!」

皐月「それは慰めになってないよ……」

『ぱんんぱかぱーん! 肩こりが酷いのでたすかるのよねぇ』


陸奥「これはもう、あの娘以外にあり得ないわよね」

吹雪「とても重そうですから」

皐月「重雷装巡洋艦の二人と愛宕さん、どっちが肩が凝るんだろう?」

榛名「流石に重雷装巡洋艦の方が肩が凝るはずです……」

天城「そうじゃなかったら困りますよ」

萩風「自信なくしちゃいます……」

提督(流石にこの話には入りづらいな)


榛名「愛宕さんも大変そうですけど、武蔵さんやアイオワさんもかなり……」

天城「雲龍姉様や蒼龍さんもなかなか大きいですよ」

陸奥「駆逐艦だと浜風ちゃんとかかしら?」

萩風「同じ陽炎型なのにどうしてあんなにも差が……」ガックリ


吹雪「……私たちには無縁の話ですね」

皐月「いいなぁ、ボクも肩が凝るとか言ってみたいよ」

提督「なら、ちょうど鼠輸送の枠が一つ空いているんだが……」

皐月「ドラム缶はもういいよ!」

吹雪「どちらかと言うと、体型がドラム缶みたいですからね」フフッ

提督「……?!」

提督「アンケートの結果は平均85点か。今までで一番高い点数だな」

萩風「本当ですか?!」

提督「あぁ、今までの平均が確か60点くらいだったし」

陸奥「平均よりも25点も上ってなると、かなりの高評価よね」

萩風「嬉しいです! みんなで頑張ったかいがありました!」


天城「私は嬉しいというよりはほっとしましたね……」

皐月「ボクたちが思いっきり下げてるんじゃないかって思ってたから……」グスッ

陸奥「地獄の特訓をやりきった訳だし、もっと自信をもって良いと思うわ!」

榛名「そうですよ、あんなに努力したんですから!」

皐月「……ありがとう!」

天城「私も陸奥さんと榛名さんに負けないように頑張らないと……!」

萩風「これからも、みんなにやすらぎを与えるために頑張りましょう!」

一同「おーっ!!」



吹雪「最初はどうなるかと思いましたけど……」

提督「これでもうマッサージ店は心配ないだろう」



店舗:マッサージ店
店長:萩風(適性:11+30=41)
店員:陸奥(適性:88)、榛名(適性:81)、天城、皐月
マッサージ店の質:88+81+41=210

改善点:マッサージスキルの低い天城と皐月に地獄の特訓を行う(87)
トラブル:無駄毛処理のサービスがない事への不満が噴出した(-17)
アンケートの評価:平均85点(加算分は90+80+80=250)

最終評価:530点

提督「どうやらマッサージ店は大盛況のようだな」

吹雪「スポーツマッサージと足つぼマッサージもお客さんが増えてるみたいですね」

提督「良くも悪くも、口コミの影響力は大きいという訳か……」


提督「さて、次の店舗をどうするかだが……」

吹雪「↓2という案はどうでしょうか?」

提督「なになに、店長は↓4か」


↓2:どのようなお店か(例:純喫茶、釣具店、書店など)
↓4:艦娘名(コンマによって能力が決まります。店長補正+30)


各店舗の評価
1. 530点 マッサージ店
2. 469点 書店
3. 422点 釣具店
4. 395点 純喫茶
5. 325点 雀荘


現在の鎮守府の所属状況
酒保:明石
甘味処:間宮、伊良湖
小料理屋:鳳翔
純喫茶:加古、金剛、龍田、サラトガ、比叡
釣具店:村雨、曙、利根、雷、潮
書店:雲龍、霧島、漣、香取、伊8
雀荘:鹿島、赤城、龍驤、川内、足柄
マッサージ店:萩風、陸奥、榛名、天城、皐月

※お店は掛け持ちできません、また、既存の店舗に近い内容の案はボツになる可能性があります

店舗:焼肉店
店長:阿賀野(適性:65+30=95)


提督「阿賀野の焼肉店か……」

吹雪「艦娘はたくさん食べる人が多いですが、大丈夫でしょうか……?」

提督「嫌な予感しかしないが、とにかく一度話を聞いてみよう」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


提督「――という訳で、阿賀野の焼肉店を採用しようと思っている」

阿賀野「やったぁ!! って、自分で言うのもなんだけど、本当にいいの?」

提督「あぁ、しっかりやってくれるならだが……」

阿賀野「ギクッ」

提督「正直、秘書官を任せた時の事を考えるとなぁ……」

阿賀野「あの時はほら、能代と約束してたのもあったから!」

提督「秘書艦のシフトはかなり前から決まっていたはずだが」

阿賀野「あぁー……細かいことは気にしないでっ☆」


提督「ところで、どうして焼肉屋をやろうと思ったんだ?」

阿賀野「ん~、お肉を食べる機会って以外と少ないかなぁって思って」

吹雪「魚料理が多い鎮守府だと、お肉を食べる機会って少ないですからね」

提督「確かに食堂でもあまり肉は出ないし、喫茶店だと唐揚げくらいしかないもんな」

阿賀野「食堂や喫茶店のご飯も美味しいんだけど、たまにはお肉を動けなくなるほど食べてみたいっていうか……」

提督(いつも動いてないだろって言うのは野暮だろうか)

提督「とにかく、これから阿賀野には焼肉店を開くために準備に入ってもらうわけだが……」

提督「一口に焼肉店と言っても、いろんな方針があると思うんだ」

阿賀野「↓2」


①「もちろん食べ放題!! 安めのお肉でいいからお腹いっぱい食べたいなぁ」
②「ちょっと高くてもいいから、いいお肉をたくさん用意したいかな……」
③「艦娘はたくさん食べる娘が多いから、バランスを考えないと」
④「その他・自由」

阿賀野「ちょっと高くてもいいから、いいお肉をたくさん用意したいかな?」

提督「意外だな。てっきり食べ放題にするのかと思っていたが……」

阿賀野「だって、食べ放題なんかにしたら一瞬でお店が潰れちゃいそうだから……」

提督「だろうな」

阿賀野「それに、霜降りのお肉ってめったに食べれないから!」

吹雪「いつでも食べられるってのは魅力的ですね」


提督「……思ってたよりちゃんと考えてくれてるみたいで、こちらとしても助かるよ」

阿賀野「えへへ、阿賀野だってやればできる子ですから!」

提督「なら、他のスタッフについても目星を付けてたりはするのか?」

阿賀野「う~ん、↓1~4さんあたりは手伝ってくれそうだけど……」


焼肉店の店員↓1~4 (艦娘名+焼肉店でやってみたい事やこだわっているメニューなど)

(コンマが能力になりますが、店長を入れてコンマ上位3人の能力がお店の質に反映されます)



安価だけ取らせてもらって今日はおしまいです

>>460
磯風「よし!私が能代と長月の二人を鍛えてやろう!」

>>461 浜風「おらぁっ」コキャッ

磯風「うっ」バタリ

浜風浦風谷風が店の外から乱入(制裁)するタイミングを見計らってる気がしてきた。

焼肉店の質:95+67+32=194

阿賀野:95 高級肉
球磨:67 肉のバリエーション
能代:32 野菜
長月:11 タレ
磯風:1 炭火


阿賀野「――という訳で、手伝ってくれる子たちを連れてきたよ!」

提督「なるほど、能代を連れてきたのはいい判断だな」

能代「私もカレーくらいしか作れないけど、阿賀野姉ぇがお店を開くなんて聞いたら居ても立ってもいられなくて」

球磨「確かに阿賀野が店長だなんて、恐ろしくて黙って見てられないクマ」

提督「そうだろうな」

阿賀野「えぇっ?! そ、そんなこと無いと思うんだけど……」


提督「しかし、能代はともかく、あとの3人は意外な顔ぶれだな」

球磨「そうかクマ?」

提督「3人共、あまり料理に興味が無さそうなイメージがあるんだが」

球磨「仮にも球磨は、あの問題児たちを取りまとめるお姉さんだクマ。家事は一通りこなせるクマ」

提督「なるほど、説得力があるな」

吹雪「球磨さんには何度かご馳走になったことがりますが、とても美味しかったですよ」

能代「ただ、かなりガッツリ系なんですよね……」

提督「球磨は鮭や蜂蜜のイメージの方が強いが……」

球磨「そういうのも好きだクマ。でも肉系はやっぱり外せないクマ」

吹雪「肉食系女子ってやつでしょうか?」

球磨「そうそう、多分そんな感じクマ」

提督「違うと思うぞ」

提督「長月はどうして焼肉店を?」

長月「私は……その、職人というのに興味があってな。志願させてもらったんだ」

長月「高い技術力と豊富な知識を持ち、それでいて一切の妥協を許さない。その姿に感銘を受けてな」

阿賀野「あー……ちょっと前にそういうテレビ番組やってたもんねぇ」

長月「そ、それは言わなくていい!!」

能代「そういえば菊月さんもラーメン屋がどうとか言ってたわね……」

提督「意外と流されやすい所もあるんだな」



提督「さて、この店の内装についてなんだが……」

磯風「……待て。この磯風には理由を聞いてくれないのか?」

提督「……なんだ、磯風も居たのか」

磯風「最初から居たのだが。あと、目を逸らさないでくれ」


提督「……あまり言いたくはないが、本当に大丈夫なのか?」

磯風「前に私が秘書官を務めた時の話だろう?

磯風「あの時の私は料理をする事自体が初めてだったからな。……だが、今は違う」

提督「ほう……」

磯風「研究に研究を重ねた結果、少なくとも腹を壊す事はもうないはずだ!」フンス

提督「それで金取ろうってのか……」

提督「ところで、『店長』は高級肉を主に扱う焼肉店にしたいそうなんだが……」

提督「他の4人もやりたい事やこだわりたい事があるなら、今のうちに言っておいてくれ」

能代「うーん、それなら私は野菜に力を入れてみようかな?」

提督「野菜か。なんていうか、能代らしいな」

能代「食べ放題ならともかく、高級肉を扱うなら野菜もちゃんとしたのを用意しておかないと!」

阿賀野「そうだよね。高いお肉ばかり食べるとお金かかっちゃうし……」


長月「肉だけという訳にはいかないのか。難しいな……」

提督「肉や野菜以外にも、麺類やご飯物がある店は多いな」

長月「そうか……」

提督「どうかしたのか?」

長月「実は、私は焼肉のタレを作りたくてな。その、秘伝のタレというやつだ」

提督「秘伝のタレか。確かに職人のイメージが強いな」

阿賀野「ずっと継ぎ足したりしてるやつだよね?」

長月「だが、それだけじゃ難しいのかと思うとな……」

球磨「そこは追々みんなで考えればいいだけだクマ」

阿賀野「そうだよぉ。皆で考えたら大丈夫だって!」

磯風「一緒に頑張ろう!」

長月(他に何も考えてなかったなんて今更言い出せない……)

提督「球磨はなにかあるか?」

球磨「ふふふ~ん♪ 球磨は知っているクマ。この鎮守府のお店には共通点があるクマ」

磯風「共通点?」

球磨「それは『メニューの種類が必要以上に多い』事クマ」

能代「言われてみれば……」

球磨「艦娘は他のお店には行けないクマ。だから鎮守府内で全部を賄えるようにしているはずクマ」

提督「流石だな。実はその通りなんだ」

阿賀野「わぁっ、すごーい!!」

球磨「だから球磨は、牛肉以外のお肉も豊富に取り揃えるクマ」

球磨「鶏肉や豚肉だけじゃなく、最近流行りのジビエや、変わったお肉も用意するクマ」

提督「ジビエか。それなら熊の肉も……」

球磨「……それはなんとなくイヤだクマ」



提督「磯風はなにかあるか?」

磯風「そうだな。実は料理の修行を積むに連れて、あることに気がついてな」

長月「あること?」

磯風「あぁ、料理は炎が命だということだ」

磯風「どんな物でも、しっかり火を通せばお腹を壊すことはないからな!」

提督「はい、そうですね」


磯風「だから私は、炭火に力を入れたいと思っている」

磯風「既にいろいろと準備してあるから楽しみにしていてくれ」

阿賀野「炭火かぁ。ってことは、炭火焼肉のお店になるのかな?」

長月「火力の管理が難しいと思うが……」

球磨「でも、炭火だと遠赤外線効果に加えて、水分が出ないから美味しく焼けると聞いたことがあるクマ」

能代「それなら高級なお肉と相性も良さそうね」

提督「よし、これで大雑把にだが方針が決まった訳だし、こちらでも準備を進めておく」

一同「はーい!」

提督「まずは店舗自体の準備が必要だから、できるだけ早く内装を考えて案を提出してくれ」

提督「その後はメニューの開発をしつつ、仕入れルートや接客などの準備だな」

提督「分からないことがあったら、間宮か伊良湖、あとは鳳翔さんか加古に聞くといい」



提督「開店の一週間前には視察を行う予定だ。まずはそれに向けて頑張ってくれ!」

一同「はい!!」

――開店一週間前――


提督「さて、焼肉店の視察を始めようか」

吹雪「もしかしなくても、高級なお肉を食べれるんですよね? たのしみだなぁ~♪」

提督「何もなければな……」


― ― ― ― ― ― ― ― ―


磯風「いらっしゃいませ。2名様でよろしいでしょうか?」

提督「おぉっ、それっぽい感じの接客だな」

吹雪「でも、仲間同士だと少しくすぐったい感じがありますね」

提督「お店とは言え鎮守府内だし、いつも通りで良いと思うぞ」

磯風「そうか、分かった」



提督「さて、これから視察を始めさせてもらうわけだが……」

提督「心なしかみんな、顔が暗いように見えるな」

阿賀野「…………」

長月「あぁ……」

球磨「後で分かるクマ」

提督「……?」

提督「まあいい、取り敢えずメニューを見せてもらうぞ」

吹雪「やっぱりたくさん種類がありますね。あっ、鹿のお肉までありますよ!」

提督「高級肉と言うだけあって、それなりに値段設定は高めなんだな」

阿賀野「でもこのお肉、原価そのままなのよ?」

吹雪「げ、原価ですか?」

阿賀野「そう! でも補助金のおかげで原価で出しちゃっても大丈夫なの!」

提督「それでもこの金額とは、さすが最高級和牛だな……」

能代「注文はどうしますか?」

提督「そうだな。とりあえず肉系を一通りと、この『オススメ野菜セット』を持ってきてくれ」

球磨「わかったクマ!」



吹雪「あぁ~、楽しみだなぁ~♪」

提督「今までになく嬉しそうだな」

吹雪「私たち艦娘は、今まで一度も最高級和牛やジビエを食べたことがありませんからね……」

提督「食堂でそれなりの肉は何度か出してもらったが、ここまでのは初めてだったか?」

吹雪「はい。それに、一度でいいから自分で焼いてみたかったんです!」

提督「なるほど、そういうのも憧れの対象になるわけか……」

長月「失礼するぞ。おしぼりとお冷を持ってきた」

長月「……そして、これが焼肉のタレだ」コトッ

提督「おぉ、これが長月の言っていた秘伝の――」

提督「――っ?!!」


提督(なんだこの焼肉のタレは?! 色が異様にドス黒い上に変な臭いが……)

吹雪「ゲホゲホッ」

提督(吹雪も匂いだけでむせてるみたいし、本当に大丈夫なのか?)

提督(まさか、磯風ではなく長月が地雷だとは――!!!)


長月「…………っ!!」オロオロ

提督(くっ、吹雪がむせているのを見てか、今にも泣き出してしまいそうな顔だ……)

提督(恐らく、タレの出来が良くないという自覚はあるのだろう)

提督(自覚があるのなら、心を鬼にして正直に感想を言うべきだろう。その方が店のためにも――)



磯風「――炭を持ってきたぞ」

提督(……ここで磯風の登場か)


吹雪「わ、わぁ……七輪みたいなのを机にはめ込むんですね?」

磯風「どうやら机の上に七輪を置く店もあるようだが、こちらの方が食べやすいからな」

吹雪「あれ、あまり炭が入っていないみたいだけど……?」

磯風「それは種火だな。本来は炭を熱してからテーブルに運ぶんだが……」

磯風「今回は特別に、目の前で炭火を起こす所を見てもらおうと思ってな」

吹雪「そうなんだ」

提督(嫌な予感しかしない……)

磯風「今回使う炭は材料にも拘っていてな。私が自分で焼いた炭なんだ」スッ

提督「……なんだその炭の形は?」

吹雪「もしかして、こっちは魚の形かな?」

磯風「その通りだ」

吹雪「なるほど! 炭の形にもこだわってるって事なのかな?」

提督「だが、こっちの円盤のような炭はなんだ?」

磯風「あぁ、それは『チーズの炭』だ」

提督「……?!!」

吹雪「えっ……?!」


磯風「この炭は今朝出来たばかりでな。なかなかの自信作なんだ」

提督「待て待て、ってことはこっちの魚の形の炭は……」

磯風「それはサバの炭だな。2週間前に魚市場で安く仕入れたんだ」

提督「う、嘘だろ……?」

吹雪「どうしてこんな炭を……?」

磯風「あぁ、栄養バランスを考えたらこうなったんだ」

提督「栄養バランスだって?」

磯風「……私は料理について研究している内に、ある事に気がついたんだ」

磯風「料理は味も重要だが、栄養が無ければ食べる意味など無いのだと」

磯風「焼肉店で摂取できる栄養は、肉のたんぱく質や脂質、野菜のビタミンなどに偏りがちだ」

磯風「……そこで、足りない栄養素を魚と乳製品で補うことにした」

提督「だから炭にしたと?」

磯風「その通りだ。この炭で肉を焼く事によって、足りない栄養素を間接的に摂取できるはずだ」


吹雪「すごい、こんなに黒い物は初めて見ました」

磯風「どうだ、上手く出来ているだろう?」

提督「…………」



磯風「さて、早速だがこの炭を使って火を起こしていくぞ」モクモク

提督「うっ……く、臭い……!!」

吹雪「真っ黒い煙が出てますけど、大丈夫でしょうか……?」

提督「まるで重油が燃えてるような黒い煙だが……」

提督「うっ、臭い上に目が痛い!!」

吹雪「生ゴミみたいな臭いがします!!」

球磨「な、なんだこの臭いはクマ!!」

磯風「なに、多少匂いがキツイほうがいいだろう。燻製みたいなものだ」

提督「……それにしても、煙が出すぎじゃないか?」

吹雪「ゲホゲホッ、た、たしかに、排煙ダクトが煙を吸いきれていないような……」


『ピーピー!! 火災発生!! 火災発生!!』


磯風「な、なんだと? 火災報知器が……」

阿賀野「ちょっと目を話した間に大変なことになっちゃってる?!」

提督「まずい、早く火を消すんだ!!」


ウウウゥゥゥゥーーーーーー……


吹雪「こ、この音は……」

長月「確か、緊急時のサイレンだったはずだ!!」

阿賀野「あぁっ、開店前からボヤ騒ぎだなんて~っ!!」

能代「煙で前が……」


伊勢「提督はこの中ね?」

日向「……突入!!」


ドンガラガッシャーン!!


阿賀野「ああ―っ!! お店のドアがぁぁぁ……」

伊勢「提督、ご無事ですか?!」

提督「あぁ、少し目が痛むが大丈夫だ」

日向「目が痛むという事は毒ガス攻撃か? 今すぐ明石に見てもらわないと」

伊勢「でも、防空体制は完璧だったはずよ。深海棲艦はどうやって攻撃をしたって言うのさ?」

日向「この黒煙だと、深海棲艦の空爆の可能性が高そうだが……」

吹雪「じ、実はですね――」

― ― ― ― ― ― ― ― ―


磯風「本当に申し訳無い」

伊勢「まぁ、無事だったから良かったけど……」

日向「とにかく、今後は磯風に炭を作らせるのは禁止した方が良いだろうな」

提督「少なくとも、正しい炭の作り方を学ぶまではそうした方が良いな」

磯風「分かった……」


球磨「燃え残った炭を調べたクマ。炭なのは外側だけで、中は生焼けだったクマ」

提督「それが腐っていて、とんでもない臭いと煙が出たと言う訳か」

球磨「そんな感じだクマ」

長月「私が言うのもなんだが、一体どうやって作ったんだ?」

磯風「ふ、普通に焼いていただけのはずなんだが……」

提督「料理に限っては、磯風の普通は当てにならんな」

磯風「……返す言葉もない」

球磨「まさかここまで酷いとは思ってなかったクマ」

能代「せっかく苦労して作ったんだし、視察の時だけでも提督に出してみようって話だったんだけど……」

阿賀野「まさかボヤ騒ぎになるなんてねぇ……」

長月「……私の作ったタレも処分しておいた方が良いだろうな」

提督「正直に言うと、臭いだけでもキツかったしな」

長月「すまない……」

吹雪「ちなみに、あのタレってどんな味だったの?」

長月「実は、保存方法が甘かったみたいでカビが生えてしまってな。恐らくカビ臭い醤油みたいな味だろう」

提督「……なんでそれを出そうと思ったんだ?」

一段落ついたので続きはまた別の日に・・・

>>磯風「どんな物でも、しっかり火を通せばお腹を壊すことはないからな!」

>>提督「はい、そうですね」


提督、この時点で悟ってるだろ

まずお店を更地にします

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年09月12日 (火) 01:05:50   ID: SHQ29s3v

話は面白いけど、ちょっとマッサージ店のテンポが悪いかな?もう少し早く捌いて色んな艦娘のお店がみたいですね

2 :  SS好きの774さん   2017年09月19日 (火) 02:06:46   ID: 4yanJixP

焼肉店のメニューに「近江牛の味噌漬け」を是非!
江戸時代、徳川将軍家と徳川御三家に「養老の秘薬」として献上された品だそうです。

3 :  SS好きの774さん   2017年09月19日 (火) 02:16:54   ID: 4yanJixP

【補足】
近江牛は日本三大和牛(近江・松阪・神戸牛)の中でも歴史が古く、戦国時代、高山右近が蒲生氏郷や細川忠興らに振る舞ったとの史実があるとか。
その上、松阪・神戸牛などの他の(ブランド)和牛に比べてお値段がリーズナブルな価格でプロの料理人からも評価を受けているそうです。

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