勇者「世界が違っても変わらないものはありますよ」(289)

初めましての方は初めまして 今までの作品を読んだことのある方はありがとうございます
このssはシリーズ作品の続きですこれを読む前に
美少女「君にどうしても言いたいことがある...」美少女「君にどうしても言いたいことがある...」 - SSまとめ速報
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男「この学校...やばすぎだろ...」男「この学校...やばすぎだろ...」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1474556109/l30)
女「この学校に常識は通じない!」女「この学校で常識は通じない!」 - SSまとめ速報
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男5「人生って何があるかわからないから面白いよな」男5「人生って何が起こるかわからないから面白いよな」 - SSまとめ速報
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男妹「この学校にきて良かった...そう思うよ」男妹「この学校にきて良かった...そう思うよ」 - SSまとめ速報
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を読むことを推奨します 誤字、脱字など多いですがそれでもよろしければどうぞ

~登場人物紹介~ 注)かなり長いです

男:主人公 生徒会副会長 ちょっとしたことで落ち込むが褒められると思い上がる単純な性格 一見、何処にでも居る人だが彼が居た事で解決した問題は多い 普段は頼りないがいざという時はしっかりする 美少女が関わると一転、恐ろしいまでの力を発揮する 最近、将来の夢を見つけた

美少女:もう一人の主人公 生徒会長 公認のファンクラブがあり、時々彼女の写真を巡りオークションが開催される程の美貌を持つが性格が残念な子←だがそれがいい 男と付き合っていて彼としょちゅうイチャイチャしているのが日常茶飯事であり、よく女に呆れられている 『女神モード』と『閻魔モード』という二つのモードを持ち、場合によって飴と鞭のように使い分ける 彼女が未来からやってきた男であることはもはや周知の事実となった

女:ヒロイン(?)な存在 美少女の幼馴染であり、生徒会広報委員 よく男と美少女に振り回されているが、お人好しな性格なため、見捨てることは出来ない模様 最近、色々な人を殴ってきたツケが回ってきた 本名はツクヨミであり、月の神 メイドと男7の母であり、男と美少女、女4の祖先である 祖先と子孫が幼馴染とかいいのかと思うかもしれないが気にしたら負け 過去に人と結婚をし、子供を産んだことで月に幽閉していたことがある これが月の神の由来 昔は大人しい性格だったらしい

男5:女の弟 本名はスサノオ 酒を飲ませたらとんでもないことをやらかすため、一滴もここ数百年は飲んでいない 但し、酒を使った食べ物は大丈夫 許嫁に酒を飲ませられて、担任を襲い子供を孕ませて追放させられた過去を持っていてその後、クシナダ姫と結婚したため2人の妻と多くの子供を持つ 美少女の写真は基本的に彼が撮っており、その腕前はコンテストで金賞を受賞する程 剣道部に所属しているが将来、本気でカメラマンになろうか最近悩んでいる

担任:男達のクラスを受け持つ学年主任 担当教科は古典 女と男5、現国先生の姉 よく美少女母に仕事を押し付けられる苦労人 事実婚になる前から男5のことを愛していた 本名はアマテラスであり、太陽神 主神であるが美少女母と美少女父が身近に居るためあまり存在感が無い 孫を許嫁によって人に頼りっぱなしの子にされたため、許嫁のことを恨んでいる 古風な性格ではあるが頑固という訳ではない

勇者:女によって召喚させられた異世界の男 魔王娘を幼馴染に持ち小さい頃から共に過ごして来たため、向こうの世界に居る彼女のことを常に気に掛けている 生まれ育ちが良いので言葉遣いは丁寧 だが最近、急に余所余所しい喋り方になったと男3と男4に文句を言われた こっちに来たばかりの頃は次元を越えた支障のせいか性転換しており、記憶力が無く女に勧められて『男2』と名乗っていた 今は女と保健先生のおかげで元の姿になれるようになったため、日常生活に支障は出なくなっている 頭が良く、向こうの世界で『フィールズ賞』に相当する賞を受賞する程の功績を持っている 魔法を幾つか使えるが周りを驚かせないようにするために敢えて使わないようにしている 尚、こっちの世界に来た際に現人神になった

男3:読書好きでよく難しい本を読んでおり読書の邪魔をされることを非常に嫌う 本名はバルドルであり、光の神 不死である体質をコンプレックスとしていて死ぬ方法を模索していたが、男4に『生きろ』と言われたことで考えを改め、そのことがきっかけで彼と親友になった 読書の習慣はその頃に身に付いた

男4:家族を大切にし、子供を溺愛している 本名はロキで、神と巨人のハーフ 悪戯好きでよく周囲を困らせていた過去を持つがそれは彼に流れる『巨人の血』によって日常的に起こる破壊衝動を紛らすためであった 今は『神の血』を開放したため破壊衝動は起こらなくなっている 異世界のロキに死に際に彼の子供であるヨルムンガンドを託されており同棲して育てている

男6:美少女の写真を集めまくる金持ちの変態 本名はファーブニル 北欧神話に描かれているように宝を集める癖があり、美少女の写真を集めるのはそれが理由である 株で生計を立てておりそのため、独自の情報網を持つ 皮肉めいた言い回しをするがそれは敢えて嫌われるようにして死んだ時に悲しむ人が居ないようにする彼なりの配慮の名残り

男7:女4の自由研究と評した召喚によって呼び出された元軍人で、女4の本当の曽祖父 目が物凄く良く、遠くの出来事を見たり、透視や人の記憶や心を見ることが出来る 幼少期に女に違う時代に飛ばされる際の言い付けを守り、どんな人に対しても丁寧な言葉遣いをするようになった 現在は旧友である女4曽祖父の持病である腰の病気を治すための手術費を稼ぐために様々なことをしている 余談だが、彼の容姿は女の本当の姿に似ており銀髪で片目が緑である

男8:担任の子孫であり、許嫁は彼の婚約者 サッカー部所属 主神の子孫であるだけあって現人神としての力は強く、試合中に男4を庇って風穴が空いたが病院に着く頃には傷が塞がる程の治癒能力を持つ そのため、怪我をすることを恐れず誰かを庇って怪我をすることが多い 町工場の職人の息子である

女2:剣道部副将であり、ヴァルキリー 彼女がヴァルキリーになる以前の記憶は無く、保健先生によって発見、保護され数日後、男父に試しに剣を持たせられたところ思った他上手くテストを飛ばしてヴァルキリーとなった 実は彼女はある神の一部であるがその名はNGワードとなっているため、現段階では不明 男父に命じられて男4の監視役として彼と同棲しており、最近はヨルムから『女2お姉ちゃん』と慕われていることを満更でもないと思っている 最近、主将である勇者と実力が拮抗してきた

女3:テニス部マネージャーと調理部の二足の草鞋を履いている 男4の妻 本名はアングルボザ 夫である男4のことを深く愛しており彼が倒れた際は少しでも早く回復するように徹夜で看護をしていた 恐らく男と美少女の次にイチャイチャしているバカップルの片割れ 勿論だが彼女も男4と同棲しながらヨルムを育てている

女4:高校一年生の半月までとある事情で引き篭もっていた男の再従兄弟 女を実の母のように慕っている 実の両親から実験道具のように扱われていた過去を持つ 郵便局、ホームセンター、喫茶店と複数のバイトを掛け持つがその目的は男7同様義理の曽祖父である女4曽祖父の持病を治す手術費を稼ぐため

一旦切ります

女5:ダンス部部長 本名はアメノウズメ 踊りの神 学校に入学したはいいが家が無いため、現国先生の家を荷物を持って訪ね、押し切って住み込んだ 喫茶店のオムライスが好きであり、しょっちゅう食べに行っている

女6:保健委員長であり、病院の院長でもある 本名はエイル 医療の神 美少女母とは随分と前から知り合いであるが詳しくは不明 唯一わかっていることは彼女が神になる前に何かしらの関係があったことである 

女7:神出鬼没で大抵はいきなり現れる 本名はヴェルダンディ 運命神の次女で、現在を司る 保健先生とは酒場で隣の席だったことから知り合い、彼女の手伝いをしている あまり成績が良くないことから男達に勉強を教わるようになった

許嫁:男8の許嫁 美少女母に似た話し方をする 本名はヒルコ 商業の神であり、七福神の恵比寿でもある 妹や弟のことを大切に思っているがよかれと思って取った行動が空回りし、家族のほぼ全員から恨まれている 学校では女と担任から目をつけられているため、あまり目立った行動は取っていない

男母:調理部顧問 しかし、彼女の魂は4年前の事故で既に死んでおり今はフリッグがその身体に憑依する形で生きている 生前はよく美少女母と週末に買い物をしていて、それはフリッグが憑依した今でも続いている 元生徒会長であった 尚、フリッグは二代目閻魔であり、美少女母に頼まれ暫く悩んだ末に引き受けた 三代目に閻魔の座を譲ったのはそろそろ引退しようかなと思っていた時になりたいと立候補してきたため 高所恐怖症

男父:剣道部顧問 男母と同様に魂は4年前の事故で既に死んでおり今はオーディンが憑依する形で生きている 元生徒副会長であった オーディンはクロノス封印に携わっておりそのため、何度かその命を狙われたことがある 極度のお化け嫌いでありお化け屋敷に行くとなると足が震えてしまう

男妹:男の家族で一番苦労している人 勇者の世界を創った創造神であり色々あって男の妹になった 元々はこっちの世界出身である出来事がきっかけで向こうの世界に行った その頃に美少女母と知り合ったらしい

男妹2:頭はいいのだが馬鹿であり、よく美少女妹2を振り回している 彼女が馬鹿なのには何か理由があるらしい

美少女妹:長女である美少女がしっかりしていないため、代わりに自分がと家族をまとめようと奮闘する子 吹奏楽部所属 しっかりしているのだが、兄である美少女弟にはきつく当たる

美少女妹2:美少女の家族の中で最も苦労している子 表向きは無関心を装うが裏でフォローするお節介焼き テニス部所属で、その腕前は全国大会に毎年出場する程

美少女弟:美少女のファンクラブの副会長 サッカー部所属 よくモテるらしいがすぐ別れるため、交流が続いている弟の美少女弟2を妬ましく思っている よく悪さをするため、妹2人からよく殴られることが多い

美少女弟2:美少女の家族の中で唯一の中学生 よく頭が悪い友達に勉強を教えているため、家に居ないことが多い 最近は彼女が出来たがその彼女も頭が悪いため一緒に教えている 因みに、その彼女の名前はニケであり、勝利の神である

美少女母:校長にして、この物語で一番やばい人物 人脈が広くとんでもない分野まで知り合いがいて、その情報網によりすぐに情報を知ることが出来る 本名はイザナミ 日本を創った創造神の片割れ 冥界を創ったのも彼女であり初代閻魔である よく仕事をサボり担任に押し付けて帰るのが普通 思い付いたことをすぐ実行に移すため様々な人が彼女に振り回されている 昔は今と正反対の性格であり当時の彼女を知る者はその違いに驚いている 過去が一番不明な人物であり、運命神でもその過去は知ることが出来ない クロノス封印に携わった神の一人 また、勘と評して未来予知が出来て、その正確さはかなりのもの

美少女父:教頭 担任が美少女母に最も仕事を押し付けられているが彼は最も美少女母の尻拭いをしている 事実上の校長 行事ごとではサボる美少女母の代わりに彼が責任者として舵を取っているため、保護者からは彼が校長なのではないかと度々噂される 本名はイザナギ 日本を創った創造神の片割れ 夫婦喧嘩をしても大抵は彼が折れる

現国先生:美少女の弟と妹達、男6と女5のクラスの担任にして、男達に現文を教えている先生 本名はカグツチ 火の神 昼食によく喫茶店のオムライスを食べるのが彼の習慣

メイド:男達の祖先にしてかつて大巫女と評される程の活躍を残した人物 生きたまま霊体となったため厳密には死んではいない 無類のアニメ好きであり、食費を円盤を買うのに使って度々バイトをしている 本名は女 かつては弟である男7を探して旅をしておりその時に弟だと気付かず男7に買ってもらった服がメイド服だったのが彼女が『メイド』と名乗るようになったきっかけ 弟である男7を溺愛している 彼女の姿は父親似で、耳が良く、人の心の声が聞こえるため、家族を失った幼少期は鬱になりかけた過去を持つ また、妖怪退治を巫女だった時に引き受けていたことが理由で冥界にコネがある

保健先生:よく女6が保健室に来る人の手当てをするため存在が薄くなっているが彼女が保健室の先生である 本名はフレイヤ 豊穣の神 美少女に二つのモードをつけたのは彼女である 女とは幼少期からの仲で、よく女のことを心配している 男4達は彼女の家に住んでおり、彼女一人で彼らを支えている(美少女母もそのことを知っているため、彼女の給料は他の先生に比べると多い)

男曽祖父:赤ん坊の時に両親を病気で失い、捨て子にされた結果、その時代に飛ばされてきた男7と同じ家に拾われる 戸籍上では男7の弟だが実際は彼の方が兄 今は山の中で植林をすることで生計を立てている 先祖帰りで成長が遅く実際の年齢より老化が進んでいない

女4祖父:警察官 名前は音 若い頃にやったことが孫である女4を苦しめてしまった原因を間接的に作ってしまったので女4に対して負い目を感じている

女4曽祖父:男7の『一生の頼み』により女4曾祖母と女4祖父を探し見つけたが、女4曾祖母に一目惚れし、交際を経て結婚した 名前は友 仕事を辞めざるを得ない程の腰の病気を数年前に発症し、女4達はその病気を治すために金を集めている

一旦切ります

マスター:女4と勇者がバイトで働いている喫茶店の主 女曰く、神でも人間でもない存在 あまり自らの過去を語ろうとしない 何が起こっても驚かず勇者の本当の姿を見た時も許嫁が神だと明かした時も動揺しなかった 先代から受け継いだオムライスにはこだわりがあり、喫茶店が赤字スレスレの経営になっているのもそのせいである

店長:女4がバイトで働いているホームセンターの店長 担任と男5の子供であり、本名はアメノホヒ 商業の神 同じく商業の神である許嫁には若干その力は劣る 見た目は担任そっくりだが性格は男5そっくりである

店長兄:スーパーの店長 本名はアメノオシホミミ 農業の神 弟である店長とはよく喧嘩をしており彼がスーパーの店長になったのは彼に対抗するため こちらは見た目は男5そっくりだが性格は担任そっくりである 

学食長:男達が通っている学校の学食長 彼もまた男5の子供であり、こちらはクシナダ姫との子供 異母兄弟である店長達とは仲が良く、母親同士が仲が悪いことを懸念している 彼の指導は厳しく何度かバイトとして雇った人が途中で辞める程 男とは学食の新メニューのアイデアを度々提供されそれがウケているため仲が良い

局長:女4がバイトで働いている郵便局の局長 いつも懸命に働いている女4のことを信頼している一方、彼女が疲労で倒れないか心配している 八百万の神の一人であり、空間の神 その能力故に緊急時にはよく人使いに駆り出される

魔王娘:勇者の幼馴染 何かしようとすると必ずやらかし、そのため彼女を護衛する四天王や父である魔王から次期魔王としてちゃんとやっていけるか心配されている 彼女の容姿は彼女を産んだ直後亡くなった母親そっくりであり、彼女の遺伝もあってか高難易度の魔法を容易く使うことが出来る 

魔王:男妹に一度殺されたが美少女の蘇生魔法によって復活した 元々は魔王の後継者ではなく、本来の後継者であった従姉妹である彼の妻が彼を推薦したことで魔王になった 人間と魔族の共存を第一とし、戦争終息後は勇者の兄である現国王と協力して復興に臨むなど、失われた人と魔物の繋がりを取り戻すために尽力している

言:八百万の神の一人にして、言葉の神の片割れ 『真実』を司る 彼女の話す言葉は本当のことになる この物語を編集する存在でもあり、絶えず駄文を書き続ける作者をディスり続けている

霊:言の妹 『嘘』を司る 彼女の話す言葉は嘘になる この物語を編集する存在であり、何かとへまをして、姉である言に怒られている

閻魔:三代目閻魔 本名はハデス ノリが軽く冥界に来た男達に美少女母が初代閻魔であることを伝えた 二つ名である『冥王』と呼ばれることを嫌っており、なら実際になってしまえばいいと当時閻魔であったフリッグに直訴し閻魔になった経歴を持つ 現在は死神長に閻魔の座を譲るため、彼女に閻魔の仕事を教えている

死神長:冥界の死神の長 メイドに閻魔から命じられた仕事を伝えていた過去を持ち、彼女が大巫女として活躍していた過去を知っている数少ない者の一人 鎌を取り上げられると人と向き合って話すことが出来なくなるらしい

閻魔補佐:女のかつての夫 メイドと男7の父 元伊勢神宮の神主であり、女と結婚して子供を持ったため、美少女母によって無間地獄に落とされたが色々あって閻魔の補佐をするようになった

市長:本名はウラノス 天空神 多くの神から恐れられており美少女母も例外ではない

クロノス:農耕と時の神 現在は冥界の無間地獄に封印されており、復活のために自分を封印した神全員を殺そうと模索している

~用語説明~

神力:神ならば誰もが使えるものとその神しか使えないものの二つに分けられる 使用時は使用者の体力を引き換えに発動し、強い神力になる程、使用する体力の量は多くなる そのため、強い神力の乱用はあまり出来ない

現人神:人でありながら神力を使うことが出来る者 先天性と後天性の二つに分かれていて、前者にはメイド、男7、男8 後者には美少女、勇者が該当する

勇者の世界:男妹によって創られた世界であり、魔族と人間が共存している 魔法を使うのは当たり前とされている 男達の世界とは次元のズレが生じていて、男達の世界の25日が勇者の世界の1日に相当する このズレは男妹が男達の世界に来た頃から生じており、男3に男妹が男達の世界に来たために発生したと推測されているが詳しくは不明 このままでは勇者が戻れなくなる可能性もあるため、このズレを無くす方法を見つけることが現時点での課題となっている

神の血:女を祖とする男、美少女、女4に流れる血の名称 メイドの祖先である男と美少女は神力を視ることが出来、男7を祖とする女4は神力を聴くことが出来る 男父、男母、男曽祖父、女4祖父も一応は該当するが、聴いたり視ることは出来ないらしい また、メイドを祖とする男達に流れる血は『巫女の血』と呼ばれている

冥界:美少女母によって創られた世界 死者は閻魔によって生前の行動に応じた判決を下され、天国か地獄に行くことになっている 

学校:美少女母によって開校され、現在は美少女母が校長、美少女父が教頭をしている私立中高一貫校 かつては悪い意味で有名な学校だったが美少女母によって改善され現在は評判のいい学校になっている 超難関校であり、入学するにはかなりの学力を要求される 途中入学や学費免除など教育制度は良いが、留年制度もある コネ入学が一切許されないため、所謂『お嬢様学校』とは一線を画いている

神の血の説明の修正 メイドの祖先である→メイドを祖とする

~男の家~

男 ズーン

男母「あれからずっとあの調子よ?お父さん」

男父「無理も無いさ 妹を一番可愛がっていたのはあいつなんだからな...それより他に解決策が無いか考えなくては...」

男母「そうね...妹が向こうに戻るのは最後の手段 でも一体どうすれば...」

男父「明日、校長に相談しよう あの人ならきっと解決策を知っている筈だ」

男母「それでわかればいいんだけど...」

~次の日 学校 校長室~

美少女母「...申し訳ないけど私にもわからないわ」

男父「校長なら何か解決策を知っていると思ったのですが...」

美少女母「そもそも次元のズレというものはあって当然のものなのよ 異なる世界同士を行き来出来ることはイレギュラーなの たまたまヨミちゃんが勇者を召喚したことでそのズレが修正されたのであって...時間が経てば元の状態に戻るのが普通なのよ だから例え私でもズレを修正したままにすることは出来ないわ」

男母「じゃあ勇者はもう自分の世界に戻れないんですか?」

美少女母「その可能性もあるわ...」

男母「そんな...」

男父「あいつは卒業したら自分の世界に戻るつもりですよ?あいつに何て言えばいいか...」

美少女母「...ズレを無くすことは出来ないけど...この状態を維持する方法ならあるわ」

男母「それは?」

美少女母「誰か神が向こうの世界に行ってこれ以上ズレが起きないように食い止めること こっち一方から食い止めようとしてもどうすることも出来ないけど向こうからもアプローチがあればどうにかなるかもしれない...」

男父「じゃあやっぱり妹が?」

美少女母「いいえ...別にあの子じゃなくても大丈夫よ 神であればいい でも少しばかり強い神力が使える神じゃないと無理ね」

男母「そんな神が居るんですか?」

美少女母「適してる神を知っているわ 私が説得する...彼女達なら引き受けてくれる筈よ」

男父「校長が言うのなら信用出来ますが...何か私達が協力出来ることはありますか?」

美少女母「そうね...じゃあ女を呼んできてくれる?多分、学食に居ると思うから」

~数分後~

メイド「来たけど...私に何か用?おばあちゃん」

美少女母「貴女に頼みたいことがあるの 貴女じゃないと出来ないことよ」

メイド「珍しく真剣だね....で、私しか出来ないことって?」

美少女母「この子達が今居る場所を探してここに連れてきて欲しいの」スッ

メイド「この2人は...」

美少女母「知ってるでしょ?幼い頃に一度会ったことがあると思うわ」

メイド「うん 一度だけ会ったことがあるよ...でもどうして?」

美少女母「彼女達に用があるのよ 私が会いたいと言えばきっとすぐ来てくれるわ...でも何処に居るかわからない...ヨミちゃんが何処かに飛ばしちゃったからね」

メイド「母さん...はぁ...親の尻拭いを娘である私がすることになるのか...」

美少女母「勿論引き受けてくれたらそれ相応のお返しをするつもりよ そうね~例えば貴女にぴったりの仕事を紹介するとかね~ また食費をDVDに使っちゃたんでしょ?」

メイド「え?知ってるの?」

美少女母「勿論よ~ヒルちゃんから貴女がバイトをする動機を聞いたからね~」

メイド「耳が早いな...その仕事、大丈夫なんだろうね?」

美少女母「私を信じなさい~ちょっと面倒事があるけど私が何とかするわ~」

メイド「わかった...でもこの2人があまりに遠い所に居たらどうするの?私、あまり遠出は出来ない身体なんだけど...」

美少女母「その時はね...」

~南極~

霊「さ、寒い...このままじゃ死んじゃうよ...言ちゃん...」

言「だったら火が消えないようにしなさい ったくあの馬鹿...迎えも来ないなんてどういうことよ...今度会ったら殺してやる...」

霊「ね、ねぇ...」

言「ん?どうしたのよ」

霊「何だか眠くなってきたよ...あれからもう随分と寝てないし...」

言「馬鹿!ここで寝たら死ぬわ 通りすがりの船が来るまで待つのよ...」コックリコックリ

霊「そう言う言ちゃんも眠そうだけど...」

言「何処かの誰かがお腹減ったって言うからでしょ そのせいで無駄な神力使って戻れなくなったんだから...」

バシャバシャバシャ

霊「ねぇ...何か聞こえて来ない?」

言「えっ?遂に幻聴まで聞こえ始めたの?しっかりしてよ...」

バシャバシャバシャ

霊「何かがこっちに近づいて来てる...こ、怖いよ...」プルプル

言「せめてもう一回神力が使えれば...くっ...」

???「おー居た居た まだ生きてて良かったよ」

言「び、美少女?どうしてここに?というか、あんたは私達のこと見たこと無いと思うんだけど...」

美少女「まぁ...確かにこの身体は美少女だけど...私は女だよ巫女やってた 憑依してるんだ」

霊「ひ、憑依?確かに女は霊体だから取り憑くこと出来るけど...どうして?」

美少女(メイド)「おばあちゃんに言われてね...彼女ならここまで着くのに十分もかからないだろうって言われたんだ 勿論本人の許可も取ってる」

言「まあいいや...助けに来たんでしょ?だったら長居は無用よ さっさと行きましょ」

美少女(メイド)「じゃあ2人とも私と肩組んで」

霊「こう?」ガシッ

美少女(メイド)「絶対に離さないでよ 死んじゃうから...じゃあ行くからね」

バシャバシャバシャバシャ

言「海を...走ってる!? しかも速い...」

美少女(メイド)「いやー母さん様々だね 普通ならこんなこと出来ないよ」

霊「まさかこんなことが出来るなんて...本当に美少女は人間離れしているね...」

美少女(メイド)「ほら...暖かくなってきたでしょ?ちょうど赤道付近を走ってるからね」

言「幾ら何でも早過ぎ...嘘...ヤシの木が見える...」

霊「す、凄い! この調子だとすぐに戻っていけそうだよ!」

~数分後 学校 校長室~

言「つ、着いた...ってここは?」

美少女母「久し振りね~2人とも 元気だった?」

霊「危うく死に掛けましたよ...二日間も南極に居たので...」

メイド「よっと お疲れー美少女」

美少女「何か身体中が痛いんだけど...何したの?メイドさん」

メイド「海横断して南極でそこの2人拾って戻って来ただけだけど?」

美少女「確かに使っていいって言ったけど...そこまですること無いでしょ...ん?今、海横断してって言った?」

メイド「本当に出来ないこと無いんだね...びっくりしたよ まさか...海の上を走るなんて芸当が出来るとは...」

美少女「はぁ!? そんなこと出来るの?!」

美少女母「ヨミちゃんが以前言ってたんだけど...もしかして知らなかった?」

美少女「知ってる訳無いでしょ...はぁ...物凄いお腹空いた...学食行こっと」

グゥー

霊「あっ...」

美少女母「どうやら貴女達もお腹減ってるようね じゃあ一緒に学食行ってらしゃい 話はまたその後にしましょ」

美少女「えっ...この2人の分のお金は?」

美少女母「美少女...会長らしいこと最近見てないけど...奢ってあげたら?」

美少女「何で私が...」

美少女母「生憎だけど今、持ち合わせてないのよね~お金」

メイド「私が持ってる訳無いし...誰か親切な人は居ないかなー」チラッチラッ

霊「お腹減ったよぉ...」ウルウル

美少女「あーもう 出せばいいんでしょ出せば ほら行くよ」ガチャ スタスタスタ

言「霊...今回ばかりはお前の嘘泣きに感謝してやる」ヒソヒソ

霊「伊達や酔狂で嘘を司っていないからねー私」ヒソヒソ

一旦切ります

手を放したら死んじゃうレベルだと捕まってても死にそうw

>>30 以前、男が遅刻しそうになって女に背負ってもらい走ることで間に合った時のことを覚えているだろうか?あの時の速度は新幹線より速いと男は言っていたが...運動神経抜群の美少女が、身体全身が痛くなる程の速さで走ることで起こる風圧は捕まってる者が神でないと即死レベルである 尚、掴まっていた2人は一切の怪我をしていない 神ってスゲー

~学食~

美少女「首が痛い...腰も...肩も...一体どれくらいの速度で走ったらここまで酷くなるの...」モグモグ

霊「ものすほいはやはったほ」モグモグ

言「口に物を入れて喋るな 行儀が悪い」パシン

霊「あうぅ...でも美少女ちゃんも喋ってるじゃない...」ヒリヒリ

言「こっちは口を閉じながら喋ってるからまだマシよ でもどうしてその状態で普通に喋れるかは『編集者』の私でもわからないね...ツクヨミとフレイヤはとんでもないことをやってくれたよ...」

美少女「あっ君達がそうなんだ 一昨日男達が話していた編集しているってのは」

霊「そうだよ 私が霊 で、こっちは言ちゃん 2人合わせて言葉の神やってるんだー凄いでしょ」

美少女「言と霊...二人合わせて言霊か...洒落た名前だね 誰がつけたの?」

言「今私が殺したいと思ってる奴 どうしようもないくらい文を書くのが下手なあいつよ 私達の名前を思い付いた時のあいつのニヤケ顔...正直吐き掛けたわ」

霊「え?あの時、あの人ニヤケてたの?よくわかったね言ちゃん」

言「ここまで付き合い長いとあいつの表情読み取ることぐらい造作も無いわよ あっ、一応言っておくけど 私が姉でこっちは馬鹿な妹ね」

美少女「わざわざ馬鹿って付け加えなくても...」モグモグ

言「事実よ あいつのアドリブに霊がノるからブレーキ役は私しか居ないのよ 本当、参っちゃうわよ...」

霊「そう言うけどさ言ちゃん 言ちゃんが編集した場面、立て続けにシリアスだったじゃん あれじゃあ読んでる人も重い気分になっちゃうよ?」

言「ただでさえも読むに耐えれない物を少しでもマシにしようとしているんだから感謝して欲しいんだけど...あんたが編集すると必ずギャグ方面に走るじゃない 波が無くてつまらないわ」

美少女「まあまあ落ち着いて...で?どうして2人は編集することになったの?」

言「ある日、起きたら目の前にあいつが居て...消されたくなかったら付き合えって言われたのよ 私は嫌だったんだけど霊がノリ気で...こいつ一人に任せる訳にもいかないから仕方なく手伝ってるのよ まさかあそこまで駄文だとは思わなかったわ...」

美少女「それって脅迫なんじゃ...」モグモグ

言「だからあいつが少しでもうだうだした文書いたらいつもボコボコにしてるわ すぐに復活するのが気に入らないけど...その時はあいつ...一旦切りますとか言うし...今こうしてる間も私達のことを見ながらその様子を書いてるのよ...」

美少女「えっ!?見られてるのこの様子 一体何処から...」キョロキョロ

霊「探したって無駄だよ あの人は滅多に姿を現さないから」

言「でも一回、あんたも見たことあるわよ?あいつのこと あの時はあいつ、姿を変えてたし気付かなかったと思うけど...」

美少女「えっ!?会ったことあるの?」

言「えぇ...思いっきり殴ってたわ まだまだ甘かったけど」

美少女「一体いつ...」

霊「まぁそのうちわかるんじゃない?あの人、結構目立ちたがり屋だし 荒らしが沸いて言ちゃんがげんなりしてた時もあの人、目を輝かせてたもんねー」

言「あの時は本気でキレたわよ...火に油そそぎやがって...」

美少女「大変そうだね...」

言「あいつが他の人のスレで書き込みしたせいでそのスレ荒れたのよ? 本当、一回死ねばいいのに...」

霊「あぁ...あのスレね...でもあの時はあの人も反省してたよ?」

言「私が許せないのはその後よ 謝罪文を書くなりするべきなのにあいつ...何食わぬ顔で続き書きやがったし」

霊「でも続きを書かなきゃ駄目でしょ?あの人、エタらないようにするとか言ってたし」

言「すぐ体調壊すあいつが? 人物紹介書いてる途中で身体壊して暫く更新出来なかったのに?」

霊「あの時はあの人、忙しい時期だったし...」

言「暇さえあればゲームやってたあいつに忙しい頃なんてあった?いつよ?」

霊「冬頃?」

言「あの時はあいつ、一日中ゲームやってたわ 書く気があればもっと書けたのに...」

美少女(駄目だ...さっきから話題について行けないからおかわりしか出来ないや...)

言「ところで...それで30杯目だけどいつになったら腹が満たされるの?美少女」

美少女「え!?もうそんなに食べてた?」

霊「私達の話聞きながら食べまくってたね...私、まだ一杯も食べ切ってないのに...」

言「あんたが食べるのが遅いだけでしょ...はぁ...イザナミ様、絶対怒ってるよ...」

霊「大丈夫でしょ あの人なら」

言「あんた...神力がまだ使えないからいいけどそろそろ抑えるようにしなさいよ 私達は神力抑えないと軽はずみな発言は許されないんだから」

美少女「でもお母さん...一体何の用で2人を呼んだのかな?」

言「さぁ?イザナミ様は腹に一物ある人だからね...多分あの人の過去全部知ったら驚くと思うよ?ネタバレになるから言えないけど」

美少女「そういえば男6が台本とかいうの見たって言ってたな...女に飛ばされた時に置いていったみたいだけど...」

霊「え!?あれが人の手に渡ったら大変なことが起こるよ どうしよう言ちゃん」

言「大丈夫よ あの時、男も居たからきっと処分してくれた筈よ そうでしょ?」

美少女「う、うん...女がビリビリに破いてゴミ箱に捨てたって聞いてるよ 多分今頃は灰になってるんじゃない?」

言「なら安心ね でも念の為に神力使っておこうかな おほん『台本はあの後、誰にも読まれずに灰になった』...これでよし」

美少女「え?それってどういう神力?」

言「私の神力は言った言葉が本当になる神力 過去、現在、未来問わずね 霊は私の逆で、言った言葉が嘘になるわ」

美少女「使い道次第ではとんでもないこと起きるね...」

言「そういうこと そろそろ行っていい?このままだと霊が何かやらかしそうで心配だから」

霊「あともう少しだけ待って...この米粒がもう少しで取れそうなんだよ」

言「意地汚いことするな さっさと行くよ」ガツン スタスタスタ

霊「あー 待ってよー」タタタタタタタタッ

美少女「...食器置きっぱなしだけど...仕方ない 一緒に持ってくか」

~校長室~

言「大変長らくお待たせしてしまい申し訳ありません」ペコッ

美少女母「別にそこまで頭を下げなくてもいいわよ~頼みたいことがあって来てもらったんだから~」

霊「それは校長として?創造神として?初代閻魔として?それとも...蛇として?」

美少女母「どれだと思う?」

言「まぁまぁ...そんな怖い顔しないで下さいよ 用件を話して下さい しがない言葉の神である私達に頼み事とは一体...」

美少女母「こっちの世界と勇者の世界の次元のズレが広がりつつあるわ...貴女達二人にはこれ以上広がらないように抑えて欲しいの」

言「無くすのではなくこれ以上広がらないように抑える?無くすことも出来ますがどうして...」

美少女母「...その方が君達も都合がいいだろう?」


霊「はぁ...その話し方は人前でしないようにした方がいいと思うよ?」

美少女母「勿論だとも 君達だからこの話し方が出来るんだ やはりこれが一番性に合うんでね」

言「『記憶を持つ者』...貴女には頭が上がりませんよ...一体何役演じるつもりですか?」

美少女母「さぁね...今となっては私も自分の正体が分からなくなったよ...」

言「ではいつ頃主人公達に真実を伝えるつもりですか?」

美少女母「遠くない未来...かな」

言「そうですか...いいでしょう 貴女の頼み、謹んで引き受けさせてもらいます 確かに後々のことを考えるとズレを無くすのは得策では無いですしね」

霊「で? 具体的にはどんなことをすればいいの?」

美少女母「これがさっき見た次元のズレの状況を書いたものだ」スッ

言「これは...かなり複雑ですね...」

美少女母「言、君はこちらの世界から 霊、君は向こうの世界からこの状況を維持するように努めてくれ その際に辛うじて抑えているようにするんだ...それくらいの演出なら君達にとっては容易いことだろう?」ニヤリ

言「やれやれ...やはり貴女は食えない人ですよ」

美少女母「...それが私だからね~」キャッキャッ

一旦切ります

霊「ところでこの部屋って防音設備あるの?今までの会話聞かれたら不味いんじゃない?」

美少女母「一応してあるけど...耳のいい人なら聞こえるわね~例えば...今外で待ってる女とか」

言「それ、絶対聞こえてるじゃないですか...」

ガチャ

メイド「余裕で聞こえてたよ でも、私はおばあちゃんの秘密知ってるから大丈夫 安心して」

言「あっ、知ってるんだ...」

美少女母「どうせ遅かれ早かれ知られるからね~言い触らされるよりマシだから前以て言っておいたのよ~」

言「あぁなるほど...言い触らされる『記憶』を持っていましたか」

美少女母「何回私がやってると思ってるの?舐めないで欲しいわ~」

メイド「で、話が終わったみたいだから入ったけど...さっき言ってた仕事について詳しい話をして欲しいんだけど」

霊「仕事?何それ」

美少女母「貴女達2人を連れてくるお礼に言っておいたのよ~ 勿論既に準備出来てるわ~これが依頼よ~」スッ

メイド「い、依頼?何それ...は?金庫の鍵?こっちはスマホのロック解除...」

言「鍵師か...まぁ女にはぴったりかもね 耳良いし...手先も器用だから」

美少女母「面倒な事っていうのは信頼商売だからってことよ でも大丈夫でしょ?旅してた時に金庫開けたことあるから~」

メイド「確かに開けたことあるけど...スマホのロック解除は職が違うよ?」

美少女母「大丈夫よ~その耳で聞けば分かるわ~」

言「ロックと言っても所詮パターンだもんね 電子の海に飛び込んで必要なもの拾えばいい簡単なことだよ」

メイド「気楽に言ってくるよね...はぁ...まぁ一応やってみるけどさ どうなるか知らないよ?」

美少女母「絶対大丈夫よ~ 巫女を遣り遂げた貴女ならね~」

メイド「巫女とこれは違うんだけどなぁ...」

ガチャン バタン

言「文句言いながら出て行った...」

霊「本当に大丈夫なの?」

美少女母「あの子なら心配無いわよ~ だって私の孫だもの~」

~市役所~

メイド「初仕事から責任重大なんだけど...やれるかな...」ポチッ

ピンポーン

『はい 用件は何でしょうか』

メイド「金庫の鍵の件と言えばわかりますか?開けにきました」

『あぁ...鍵師の方でしたか すぐに参りますので暫しお待ち下さい』

ピッ ガチャ

市長「お越しいただきありがとうございます 実は以前より開かなくて困っていたのですよ ささ、中にどうぞ」

メイド「し、失礼します」

市長「これがその金庫です 私の一つ前の市長の物なのですが...番号がわからないので開けようにも開けられなかったのですよ」

メイド「他の鍵師の方は?別に私じゃなくても良かったのでは...」

市長「勿論呼びました しかし呼んだ全員に壊すしかないと言われましてね...壊したくは無かったのでずっと開けていないのですよ」

メイド「なるほど...事情は理解いたしましたがそんな代物...私如きが開けるとは到底思えないのですが...」

市長「ご謙遜を...校長先生の令孫である貴女ならきっと問題無いですよ」

メイド「そんな...過大評価ですよ...私はただ耳が人より少しばかり良いのが取り柄ですから...しかし承りましたからには微力ながら精一杯努める所存です」

市長「何卒よろしくお願い致します」

~数分後~

メイド(何これ...開けても開けてもマトリョーシカみたいに次から次へと扉が出てくる...)

市長「調子はいかがですか?」

メイド「正直言ってかなり厳しいですね...これで10枚目になりますが...厚さから判断するとまだまだありますよ...」

市長「やはりそうですか...先代は安全面に力を注いでいたと聞いています 恐らくそれがそのように扉の数が多い理由なのではないでしょうか」

メイド(これ、置いた本人も大変だっただろうね...一枚一枚、番号が違うし覚えなくちゃいけないから...私だったら紙に控えておくけどなぁ...あ、そうだ)

メイド「あの...これだけ扉が多くて番号がそれぞれ違いますと何かに控えておかないといざという時に開けることが出来なくて困るのではないしょうか?」

市長「確かに...そうですね 使う時に開けられないのであれば置いておく意味も無いです...先代が残した物の中に手掛かりが無いか捜してみます」

メイド(いや...普通手掛かりなり探してから依頼すると思うんだけど...この人、しっかりしてそうに見えるけど抜けてない?)

~数十分後~

市長「あ、これだ! ありました金庫の番号 日記に書いてありました」

メイド(やっぱり書いてあるじゃない...私が来た意味無いなこりゃ...)

市長「しかし...これでは番号がわかりませんね...」

メイド「え?それはどういうことですか?」

市長「これを見て下さい 1枚目から50枚目まで書いてあるのですが...」スッ

メイド「これは...暗号ですね...これを解かないとわからないようになっているということですか...」

メイド(しかもご丁寧に一つ一つ違うし...あーもう、面倒くさいなぁ...)

~2時間後~

メイド「それは白い部分を塗り潰せば...」

市長「おお...数字が浮かび上がった...この数字の順に回せば...あれ?開きませんね...」

メイド「恐らく順番が決まっているのでしょう あっ...さっき解いた意味が不明だった順番! あれの順に回せば...」

市長「試してみます...」

カチッ...カチッ...カチッ...カチッ...ガチャ

市長「おぉ!遂に全ての扉が開きました」

メイド「こういうのって中身は入ってないのが普通ですが...これは...いっぱい書類が入ってますね...」

市長「恐らく辞める際に出し忘れた物でしょう...これでやっと引継ぎが終わります...今日は本当にありがとうございました」

メイド「いえいえ...お役に立てて良かったです」

市長「何とお礼を申し上げたら良いか...ああそうでした 謝礼金のことですが...依頼の紙に書いた金額の何倍か色を付けさせて貰いますよ」

メイド「お言葉ですが...公費をそのように使うのはあまりよろしいことではないでしょうか」

市長「ご心配無く この依頼は私個人がした物ですから謝礼金も勿論ポケットマネーです 公費をこのような私情で使うなんてことはしません」

メイド「それなら良いのですが...おっともうこんな時間ですか...では私はこれで」

市長「本日はご多用の中お時間を戴きましてありがとうございました お気をつけてお帰り下さい」

メイド「何もそこまで畏まらなくても...依頼されたことをしたまでですよ」

市長「いえいえ...今後とも変わらぬ付き合いの程、よろしくお願いします」

メイド「それは...こちらこそよろしくお願いします」

~勇者の家~

メイド「ただいま」ガチャ バタン

勇者「お帰りなさい 帰りが遅いので心配しましたよ どうしたんですか?」

メイド「おばあちゃんの紹介で鍵師紛いのことやってね...それがかなり大変だったんだよ」

勇者「ほぉほぉ...そうだったのですか お疲れ様です ところで...先程メイドさんの部屋を掃除したところまた新しいDVDがあったのですが...買いましたね?」

メイド「え、えーと...それは...うん 買ったよ」

勇者「最近、家計簿の計算が合わないところがあるのですよ 詳しく調べた所『謎の出費』があったことがわかりました...食費を使ってますね?」

メイド「あ、バレた?」

勇者「バレたじゃありません そこに座って下さい 以前よりおかしいと思ったのですよ大体貴女は...」

~数分後~

勇者「確かに趣味を持つことは良いことです しかし食費に手を出すのは流石にいけませんよ」

メイド「ハーイ ハンセイシテマース」

勇者「これで何回目ですか いい加減にして下さいよ...はぁ...」

メイド「そう言うけどさ 勇者さんも人のこと言えないよね 私知ってるよ?また通販で何か買ったでしょ 電話の履歴見ればすぐわかるんだからね」

勇者 ギクッ

メイド「この前、新しい掃除機買ったばかりじゃない それも食費使ってさ...お姫様だから金銭感覚が庶民である私とは違うのはわかるけどそういう所はしっかりして欲しいな」

勇者「でも...高機能で手軽に使えるって聞いたら買うしかないって思うじゃないですか...」

メイド「そう言って買った家電が十数台、ロデオマシーン買ったけど全然乗ってないし...荷物置き場になってるじゃない」

勇者「今度乗ります」

メイド「出た...いつもそう言うよね...で、結局乗らない...使わない...定期的に売ってる身にもなってよ」

勇者「使いたい時に見当たらないと思ったら...売ってたんですか!?」

メイド「そりゃ売るでしょ...じゃなきゃ足の踏み場が無くなるし...」

ピカッ

女7「おやおや...これはまた醜い争いをしているね...そういうのを五十歩百歩って言うの知ってる?」

メイド「あんたには関係無いでしょ」

女7「ところがこれが大有りなんだよね...君の弟君に頼まれてるんだよ 君が無駄遣いしないように程々の所で止めてくれってね」

メイド「男が?」

女7「うん 以前、この家に来た時あったでしょ?彼、目が良いからさ 見たくないものも見えちゃうんだよね」

メイド「知ってるよ 私はあの子のお姉ちゃんなんだから」

女7「で、その時に君が隠してるDVDの数に呆れてね...私に頼んだってこと 因みにこの前の勇者の注文、私がキャンセルしておいたから」


勇者「何勝手なことしてるんですか」

女7「君も浪費癖が酷いねー 経済面にゆとりが出来たらすぐ物買うし 自分の首を時分で絞めてること自覚して欲しいよ」

勇者「し、しかし...」

女7「言い訳なんて聞きたくない 取り敢えず明日になったら使ってない物全部売るから 頼まれたからにはとことんやるからね私は」

メイド「ちょっと待った 私のことならまだしも何で勇者さんのことまで干渉するの」

女7「何でって、お馬鹿三人組のメンバーに聞いてよ 私は彼らに頼まれたんだからさ じゃあそういうことで じゃあね」

ピカッ

勇者「男3と男4が頼んだのですか?」

メイド「多分そうだろうね...」

勇者「取り敢えず...晩御飯食べましょうか...」

メイド「そうだね...ごめん勇者さん 私、言い過ぎたよ」

勇者「そんなこと無いですよ...自分のこと棚に上げて言ってた私に非があるのですから...」

メイド「思い返せば買っただけで全く見てないDVDも多いなぁ...良い機会だし必要無いのは売ることにしよう」

勇者「でも見たくて買ったのでは?」

メイド「集めたくて買っただけだよ 録画したのをダビングして編集した物があるから観たくなったらそれを観れば良い...まぁ特典映像があるのは除くけど」

勇者「私は何も活かせていませんね...昔から欲しいと強請ったものは全て貰えたので...バイトをして初めてお金のありがたみを知った筈なのに...」

メイド「もしかして女7はこのことに気付いて貰いたくて私達の前に現れたのかもしれないね...」

勇者「そうですね,,,知らない間に皆を心配させてしまったようです...」

メイド「お互いまだまだだけどさ...これからも頑張っていこうよ 心機一転してさ」

勇者「はい これからもよろしくお願いします」

メイド「こちらこそ不束者ですが今後ともよろしくお願いします」

~時の流れ~

女7「やれやれ...手が焼けるよ...」

ウルズ「それは貴女でしょ?ヴェル」

女7「おや ウルズ姉さん 珍しいね帰って来てたんだ」

ウルズ「貴女がやらかさないか心配なのよ 昔からそうだから...」

スクルド「ヴェル姉ならあり得るね 今後も何かとやらかすし」

女7「スクルドまで...もしかして封印が弱まった?」

スクルド「おいおい...明日は槍は降らないよ?僕はただヴェル姉に会いに来ただけさ 順風満帆な生活を送ってるヴェル姉にね」

ウルズ「運命神である私達は必要以上に運命に干渉しないのが規則なんだけど...貴女のここ最近の行動は目に余るわ」

女7「大丈夫だよ 規則を逸脱するような行動は取るつもりは無いって」

ウルズ「そう言うけどね...現に貴女、美少女に警告してるじゃない あれは充分規則を破る行為だと思うけど」

スクルド「まぁそこまで責めないであげてよウルズ姉 ヴェル姉は司ってるだけなんだし 僕から言わせればウルズ姉の方が規則を重んじ過ぎて使命を全うしてないと思うんだけど」

女7「そうだそうだ 放任主義にも度があるぞ」

一旦切ります

ウルズ「別に放任主義じゃないんだけど...あっそうそうヴェル 今度会ったら貴女に聞こうと思ってたことがあったの忘れてたわ 貴女、教会にここ数年行ってるけどどういうつもり? 神である貴女が修道女になるなんて...」

女7「別にいいでしょ 私が何しようとウルズ姉さんには関係ないんだし」

スクルド「それに...ヴェル姉が修道女の資格無いと困るしね」

ウルズ「未来にヴェルが修道女じゃないと困ることがあると言うの?スクルド」

スクルド「ああその通りだよ だから僕はヴェル姉が修道女やってないと困るんだよね」

女7「へぇ...私の趣味って意味あったんだ...」

スクルド「あれ趣味だったんだ...」アセアセ

女7「まぁ私の趣味の話は置いといて ウルズ姉さんは規則規則って縛られ過ぎなんだよ そもそもあの規則って誰が作ったの?」

ウルズ「それは...無理ね 私達が発音出来る名前じゃないから」

女7「旧支配者だっけ?彼らをまとめた名称って あれが何故人間の創作物ってことになったか今でも理解できないね」

ウルズ「それよりも....彼らを見て発狂しなかった人間が居ることが異常よ 理解しようとすると頭がいかれるのに...」

スクルド「西洋人はともかく...日本人は恐らく彼らを直視しても大丈夫だろうね タコの親戚かと思うだろう」

ウルズ「た、タコ...確かに彼らは海の生き物に似ているけど...」

女7「触手見て興奮する民族だよ?彼らのSAN値は最初からマイナスなんだって 元から壊れてる物を壊すことなんて出来ないでしょ?それと同じだよ」

ウルズ「そこまで言う?まぁ、あれを萌えに昇華したのも彼らだから出来た所業だけど...」

女7「日本人に見つかったのが悪い」

スクルド「それに...未来で例の彼らが接してるけど発狂してないしね」

ウルズ「『巫女の血』の子達ね...まぁあの人が託したのだからそれぐらい出来なきゃ困るわよ」

女7「さて...じゃあそろそろ私は行かないと 勇者とメイドの物を売らないと...」

ウルズ「本当に売る気なの?」

女7「彼女らもそれを望んでるからね...」

ピカッ

ウルズ「ヴェル...」

スクルド「大丈夫だって 『例の出来事』まではヴェル姉に心配無いって」

ウルズ「そうかしら...」

~女4の家~

男7「...ふぅー出来ました 後はこれが乾けば完成ですね」

女4「んー?ひいおじいちゃん、おはよー もしかして出来たの?」

男7「お早うございます 完成ではないですが...私がやる工程は全て終わりました」

女4「寝ずにずっとやってたよね...何徹したの?」

男7「あれから一睡もしていないので...そうですね...2徹ではないでしょうか」

女4「たった2徹でそれ作ったの!?凄いね...」

男7「手先が器用なことが私の唯一の取り柄なので...師匠が作った物に比べれば天地の差がありますがね...まだまだですよ」

女4「そんなこと無いと思うけどなぁ...芸術品の域に達してると思うよ?」

男7「そう言って貰えるだけで嬉しいですよ それより友さんは?この時間帯に起きると思うのですが...」

女4曽祖父「わしはここだよ よくもまぁ、人が起きる時間を覚えられるなぁ男」

男7「これ位造作も無い事ですよ 腰の調子は如何ですか?」

女4曽祖父「いつもと変わらんよ?それがどうした?」

男7「いつ悪化するかわかりませんから...心配なのです」

女4曽祖父「お前に心配される程衰えてはおらんよ さて...畑の様子でも見に行くかね...」

スタスタスタ...

男7「やはり...無理をなされてる...」

女4「ひいおじいちゃんもわかった?あの様子だと...」

男7「以って3日...それ以上は厳しいですね...音、今の金額は?」

女4祖父「ちっ...聞いてたのバレてたか...確か1億8000万だったな...父さんのおかげで手術費ももうすぐ集まるな」

男7「それでは間に合いません...今の段階から入院しなくては...それにまだこれが完成していないのですよ?」

女4「それって幾らで買い取ってくれる予定なの?」

男7「詳しくはわかりません...恐らく見てから決まるかと あっ今日は男6さんのホームクリーニングの日でした そろそろ行かなくては...」

女4祖父「待て父さん 2日も寝てなくて尚も働こうとするのか?少し寝てから...」

男7「友さんの命が危ないのですよ!? 事は一刻を争います...急がなくては...」

ヨロッ ガシッ

女4祖父「無理すんな 限界をとっくに越えてるんだぞ?今は休め」

男7「し、しかし...」

女4祖父「死に急ぐことをするな! このままだと父さんの方が先にくたばるぞ!」

女4「おじいちゃん...」

女4祖父「女4 父さんを部屋まで連れてって寝かせてやれ」

女4「うんわかった 行くよひいおじいちゃん」

男7「私はまだ動けます...」

スタスタスタスタ

女4祖父「無理しやがって...そんなに親父のことが大切か...さて、俺も見回りに行かんとな 朝飯は...途中のコンビにで買うか」

~公園~

女4祖父「今日もやってるなぁ...暇人ばっかだなこの町 ん?あそこに居るのは...確か男のもう一人の妹か...確か名前は男妹2...よく見たら隣に美少女妹2が居るし...あいつ、今日大会だったよな 大丈夫なのか?」

ピピー ピピー

女4祖父「おっ 3分経ったか いただきます」

モグモグ

女4祖父「やっぱり焼きそばはうめえなー インスタント飯は色々あるがこれに限るな」

男妹2 ジィー

女4祖父「うわっ...何だお前 体操はどうした?」

男妹2「もう終わったよーほら、押してもらったんだー」

女4祖父「その見た目でスタンプかよ...まぁ俺も人のこと言えんが...美少女妹2はどうした?」

男妹2「何かバスに遅れるとか言って行っちゃったねー」

女4祖父「そうか...で、俺に何か用か?」

男妹2「おにぎり一緒に食べてくれる?」

女4祖父「はぁ?見てわからねえのかよ 俺は焼きそば食ってんだぞ」

男妹2「別にいいじゃないー 一個だけでいいんだからさー」

女4祖父「いや...要らないんだが...」

男妹2「いいじゃん 一個だけでいいんだよ?一緒に食べようよー」

女4祖父「しつこいな...一個だけだぞ?」

男妹2「わーい じゃあこれねー」スッ

女4祖父(何だこれ...想像以上にでかいぞ...俺、食えるか?)

一旦切ります 女4祖父は見た目こそ40代ですが実年齢は60越えしてます また、おにぎりは男が作ったもので運動部の美少女妹2が大きいと言っていたものです

なろうにでも投稿してきちゃどうだ
これだけ長くなるとあっちでも十分やっていけるだろうし、この無駄に多い登場人物にしたって名前つけてやらにゃややこしくてかなわんだろ

>>67 登場人物の名前が本名です 幾つかの人物には偽名もありますがそれが彼らの名前です 仮名ではないので紛らわしいと思いますがそこの所、ご了承下さい それと移転する気はありません 書き始めた場所で終わらせたいので

女4祖父「ええい ままよ」パクッ

男妹2「美味しいでしょー? お兄ちゃんが作ったんだよー」モグモグ

女4祖父「確かに旨いが...量が多すぎるぞ...俺、焼きそばも食ってることわかってんのか?」

ヨルム「...美味しいそう...」ジィー

女4祖父「また湧いた...今度は何だ?何だその目...焼きそば食いたいのか?」

ヨルム「...うん」コクッ

女4祖父「じゃあやるよほら 俺、このむすびで腹一杯になるし」スッ

ヨルム「ありがとう...いただきます」

モグモグ

女4祖父「小さいのにちゃんと挨拶出来るのか...しっかりしてるなーお前」ナデナデ

女3「あっーこんな所に居たのね...目を離したら何処か行っちゃったから心配したんだから ヨルム」タタタタタッ

ヨルム「ママ...これ美味しいよ」モグモグ

女4祖父「ママ!? おまっ...その齢で子供居るのかよ...確か女3とか言ったよな」

女3「ええそうですけど...どちら様ですか?」

女4祖父「俺のこと知らないのか...俺は女4の爺ちゃんだよ 服装で分かると思うが警察官だ」

女3「お、お爺さん!? 女4には警官のお爺さんが居るとは聞いてましたが...貴方が...お若いですね...」

女4祖父「お前には負けるよ...学生だろ?ちゃんと食わせてるのか?」

ヨルム「ごちそうさま」

女4祖父「それも特盛をこんなに早く食べるし...ん?容器はどうした?」

ヨルム「食べたけど?」

女4祖父「と、とんでもねえ子供だな...」

女3「こらヨルム 容器まで食べちゃ駄目って言ってるでしょ?大丈夫なの?」

ヨルム「大丈夫だよ?ママ」

男妹2「それよりも女4のお爺さん...手が止まってるよー?食べないのー?」

女4祖父「食べるよ食べるけどさ...目の前でこんなの見せられたら手が止まるだろ」モグッ

女3「男妹2?あれ?おかしいわね...さっき男の家を通りかかった時に男が起きろって声が聞こえたんだけど...」

ヨルム「ママ...何言ってるの?この人は校長先生だよ?」

女3「えっ?」

ピカッ

美少女母「バレちゃったわね~ でもよく私だってわかったわね貴女」

女4祖父「こ、校長!?じゃあこれは...」

美少女母「勿論男が作ったおにぎりよ~ あの子が寝たままだったから私があの子の姿になって来たのよ~」

ヨルム「匂いが校長先生と同じだったからすぐわかった」

女3「そうか...ヨルムは鼻が良いから分かったのね」

女4祖父「じゃあ美少女妹2は...」

美少女母「私だって気付かずに行ったわね~ 流石に気付くかと思ったんだけどな~私、そこまで演技力あるかしら~?」

女3「全然わかりませんでしたよ...」

女4祖父「ふぅ...やっと食べ終えた...俺の齢分かってて食べさせたんですか?」

美少女母「貴方なら食べられるでしょ~?まさかそこまで歳はとってないわよね?」

女4祖父「痛い所を突いてきますね...ハハハ」

美少女母「でも良いの~?こんな所に居て~ 親孝行したい時分に親は無しって言うじゃない~」

女4祖父「...どういうことですか?」

美少女母「今は午前6時28分...今、引き返さないと間違いなく彼はお陀仏ね~」

女4祖父「まさか親父...やばいな急がないと...」

ダダダダダダダダッ

女3「どうしたんですか?あの人...」

美少女母「女3 ちょっと頼まれてくれないかしら?」

女3「えっ?別に構いませんが...」

美少女母「今からヨミちゃんの家に行ってヨミちゃんを女4の家に連れて行ってくれないかしら?5分以内に」

女3「ええ!?どうして急に...」

美少女母「別にいいわよ?貴女が行動しなかった所為で一人の成人男性が死んでも良いって言うならね~ じゃ、頼んだわよ~私もやらなきゃいけないことが沢山あるからね~」

スタスタスタスタ

男4「おっこんな所に居たのか...ん?どうした?」

女3「あなた...ヨルムを家まで連れてってね 私、やらなきゃいけないことがあるから」

ダダダダダダダッ

男4「どうしたんだ?あいつ...」

~女4の家前~

女4祖父「おい親父! しっかりしろ!」ユサユサ

女4曽祖父「お、音か...急にめまいがしてな...大丈夫だしばらくすれば治るさ」

女4祖父「馬鹿野郎!その体調で意識があるだけ奇跡だ...すぐに病院に...」

女3「女を連れてきた訳?」

女「...なるほどな 私の神力が狙いか...ったくそういうのは前以て言ってくれよな」

女4「何の騒ぎ...ってひいおじいちゃん!?それにお母さんも...」

女「女4 いいから男を叩き起こして来い 疲れは私が何とかする」

女4「わ、わかった...すぐ起こしてくるね...」タタタッ

美少女母「ええ...ええ...頼んだわよ」ピッ

女4祖父「何をしているんですか?」

美少女母「まだ足りないでしょ?手術代 だから今、警察署に電話してやり忘れた貴方のボーナスを寄越すように言ったのよ あ、もしもし?悪いけど女4の給料をくれないかしら?ええ...急用でね ありがと~助かるわ~ じゃあね」ピッ

女3「なるほど...手荒ですが校長先生にしか出来ないことですね...」

女「無茶苦茶を言いやがるな...まぁ母さんの頼みを断れんが...」

美少女母「よし...これで手術代は揃ったわね もしもしエイル?緊急オペの準備してくれる?大丈夫よ私もやるから」

女4「連れて来たよ...」

男7「あ、あの...どういうことですか?」

女「そこでじっとしてろ」

ピカッ

女「はぁ...はぁ...これでいいな」

男7「疲れが...消えた...」

女「お前の肉体状態を一週間前にした...その頃は疲れてないからな」ゼェ...ゼェ...

女3「大丈夫?女」

女「すまんな女3 肩貸してくれ」ユサッ

女3「おおっ...ったく無理するのは貴女も一緒ね」

男7「母様...何故そこまでして...」

女「母さんが言うのならやるしかないだろ...母さんはいきなりとんでもないこと言うがそれには必ず意味があるからな...」

美少女母「ありがとね~ヨミちゃん じゃ、行くわよ」

女4「えっ?何処に?」

美少女母「決まってるじゃない病院よ すぐにやらないと死ぬわよ?その人 男、貴方も同行して貰うわよ?軍医の経験あるでしょ?」

男7「あ、ありますがどうしてそれを...」

美少女母「説明している暇は無いわ」

女4「と、とにかくひいおじいちゃんをまず乗せないと」

女4祖父「そうだな...父さん そっちを頼む 行くぞせーのっ」

~救急車内~

美少女母「ええ...ええ...わかったわ そこに連れて行けばいいのね」ピッ

女4「校長先生...随分慣れてるようですが...」

美少女母「これ 私の医師免許よ」スッ

女「い、医師免許まで持ってるのかよ母さん...」

美少女母「勿論手術の経験はあるわ だからすぐ呼んだのよ」

女3「じゃあさっき女6に電話したのは...」

美少女母「聞こえたでしょ?オペの準備をするためよ」

女4祖父「助かるんですか?親父は...」

男7「腰から癌が全身に転移しています...本当ならばもっと早く手術するべきでした...」

美少女母「恐らく...成功する確率は一桁を切るわ...」

女4「そ、そんな...」

美少女母「まぁ、それは貴方が手伝わない場合の話だけど...」チラッ

男7「確かに私は一時期軍医をやっていましたが...手術となると...」

美少女母「その眼よ そのMRIより正確な情報を読み取る眼 貴方は私達のアシストをしてくれれば充分よ」

男7「なるほど...そういうことですか では若輩ながら手伝わせて貰います」

女4「助けてもらうのは嬉しいですがどうして赤の他人であるひいおじいちゃんを?」

美少女母「ここで死んでもらったら困るからよ せめて結婚式を挙げるまでは生きてもらわないとね 貴方達もその為に今まで頑張ってきたんでしょ?」

女4祖父「ま、まぁそうですが...」

ガタン

美少女母「着いたわね 扉開けて」

女3「は、はい」

ガチャ

~病院~

女6「...来たな こっちだ」

美少女母「患者の容態は意識不明...かなり不味い状況よ」

男7「速やかに手術を行わなくてはなりません」

女6「ん?君はどうして...」

美少女母「彼の眼のことは貴女も知ってるでしょ?この状況だと検査をしている時間は無い だから彼に手伝ってもらうのよ」

女6「そうか...お前、メスは握ったことがあるか?」

男7「ええ...ありますが...」

女6「なら合格だ 行くぞ」

~控室~

女4「大丈夫かな...ひいおじいちゃん」

女4祖父「父さんが居るなら大丈夫だろ」

女「あいつの眼は凄いからな...私の自慢の息子だ」

女4祖父「えっ!?息子? じゃあ助手さん...あんた...」

女「I am your grandmother」

女4祖父「う、嘘だろ...」

女4「知らなかったの?おじいちゃん」

女4祖父「初耳に決まってるだろ お前は...知ってたか」

女4「うん」

女3「あの...私って居る意味ありますかね?成り行きで一緒に来ちゃいましたが...」

女「何言ってんだお前 私の肩を背負う役があるじゃないか あの神力、かなり体力を使うんだからな」

女3「まぁあのレベルの神力になるとちょっとやそっとじゃ直らないと思うけど...」

男「女!ここに居たのか...」

女「おい男 ここは病院だぞ静かにしろ」

美少女「少なくとも病院のソファーで女3の膝を枕にして横になってる女には言われたくないんだけど...」

女3「い、いつの間に...」

女「お前の膝、なかなか寝心地がいいぞ」

男4「よくもまぁ人の妻の膝で寝れるなお前...」

ヨルム「ママ...来たよ」

女3「あなた...ヨルム...どうしてここに?」

男4「ヨルムから話を聞いたからさ それより大丈夫なのか?女4のひい爺さん」

美少女「結構無理してたもんね...」

メイド「もうすぐですよ...」

女4曾祖母「悪いねえ...おんぶしてもらっちゃって...」

女4「ひいおばあちゃん...メイドさんも...」

メイド「ちょうど売った後に偶々出会ってね...母さんも居るって聞いたから飛ばして来たんだよ」

女「飛ばしてきたって...お前...自転車の2人乗りは駄目だろ...」

メイド「何言ってんの母さん 走って来たに決まってるでしょ その方が速いし」

男「尚更駄目でしょ...」

女4曾祖母「でもお蔭様で早く着くことが出来ました...ありがとうございます」

メイド「いえいえそんな...当たり前のことをしたまでですよ」

女「ところで女...勇者はどうした?」

メイド「勇者さんなら男の代わりにホームクリーニングに行ったけど...」

男4「どうして勇者が...」

メイド「偶々会ったからよ なかなか来ないから向こうから来たんだって そしたら救急車で行っちゃったから仕方なくって感じで」

女「あいつ、今は手術のアシストやってるからな...今日は無理だろうし...勇者ドンマイだな」

美少女「誰が手術してるの?」

女「母さんと男と女6」

男「手術も出来るのかよ校長...多才だな...」

女「私もびっくりしたよ まさか医師免許持ってるとは...」

一旦切ります

枕元に何か凄いいっぱい人が立って続き書けって俺に迫ってくる夢を見た...俺、疲れてるのかな...

女3「...もしかしてだけど 医療知識知ってたからヨルムの命を創造出来たのかもしれないわね」

男4「ヨルムの命を? どういうことだ?」

女3「そういえばあの時、あなたは気を失っていたわね...あの時ね あなたをヨルムが庇った時 ...一回死んだのよ この子」

男4「えぇ!? そうなのか?ヨルム」

ヨルム「うん...自分でもこれは駄目だなって思ったんだ...でも気が付いたらみんなの顔が見えて不思議だったんだよ」

男4「じゃあ校長は...」

女「ああ お前の考えている通りだ 母さんが父さんに支えて貰ってやっと立てる程の体力を使って...お前の子供の命を創造したんだよ」

男「でもその様子だとお前には言ってなかったみたいだな」

美少女「お母さんは照れ屋だからね だからじゃない?」

ヨルム「...でもおかしいな パパはあの時、私が最後に叫んだアレを聞いていたでしょ? なら、死んだってわかってたんじゃないの?」

男4「あの時な...お前がぶっ飛ばされることに怒ってたから...死んだこと、知らなかったんだ てっきり気を失ったのかと思ってたんだ...」

メイド「何というか...おめでたい人だね...」

男4「何とでも言え ヨルムが生きていればそれでいいんだ」

美少女「出た...男4の子煩悩...」

女4「全く違う話題で盛り上がってるけど...今、ひいおじいちゃんの手術してるんだよね...」

女4祖父「まあまあ...いいじゃないか こいつらが頑張っていたのは事実だろ? ...お前は最後の方に来て応援しただけらしいけど」

女4曽祖母「馬鹿! 応援するのも大切なことよ? 女4、貴女は決して無力じゃないからね?勘違いしては駄目よ?」バシン

女4「う、うん...」

男「ところで話は変わるけどさ 男4、お前は今 そのヨルムを育てることに夢中になってるけど...こっちの世界にもヨルムンガンドが居ること忘れてないか?」

女3「大丈夫よ ちょくちょく会いに行ってるし...この人も考えがあってこんなことを...」

男4「ヤベッ 忘れてた」

美少女「駄目だこりゃ...」

男4「確かにな...そろそろヨルムを他の3人に会わせた方がいいな 特にこっちのヨルム お前も興味あるだろ?」

ヨルム「うん...一度会ってみたい...」

男4「じゃあ今度の休みに会わせるか あいつらも会いたがってると思うし」

女「気になってたんだが...お前達がこっちに来ている間、誰がお前達の子供の面倒を見ているんだ?」

女3「えっ?トール様とヘイムダル様だけど」

男「主神の次に偉い神が面倒見てるのかよ...主神は父さんだけどさ」

男4「トールは順列2位だけど...ヘイムダルはそこまで高くないぞ?」

メイド「じゃあどうして面倒見てるの?」

男4「あー...なんて言えばいいかね....俺さ、両親2人とも小さい時に死んでるんだよ その時に俺を引き取って育ててくれたのがあいつなんだよ」

男「育ての親ってことか...」

男4「そういうこと 女3と結婚する時は大変だったな...なかなか許可してくれなかったんだよ」

女3「あの時は大変だったわねー 双方から猛反対されて...」

男父「私とフリッグが言ってやっと許可したもんな」

男母「説得するのは大変だったわよ」

男「父さん、母さん 来たんだ...」

男父「教頭から連絡を受けてな...お前達も来ているって聞いたから急いで来たんだよ」

男母「大丈夫なの?女4のひいおじいさんは」

女「わからん...今、母さん達が手術しているところだ」

男母「校長が!? あの人、手術出来たのね....」

男父「資格持ってるって聞いたことあるが....冗談じゃなかったのか...あれ?男7は?」

女4「ひいおじいちゃんは校長先生達のアシスタントをしています」

女「あの子は眼がいいし...内地に居た頃は軍医をやってたからな...適役だろう」

メイド「えっ?そうなの?母さん」

女「姉であるお前が知らないとかどういうことだよ...旅してた時に調べてないのか?」

メイド「ほんの少しだけしか知らない...」

女「マジかよ...」

ブー ブー
女「誰だ?こんな時に電話してくるのは...」

メイド「私の携帯だ 掛けてきてるのは....どうしてこの人が? もしもし」

閻魔『もしもし、僕だよ ちょっと今、問題が起こってさ 君の意見聞きたいから悪いけど冥界に来てくれる?』

メイド「えっ? でも今、病院だからすぐには行けないんだけど...」

閻魔『大丈夫 僕が呼ぶから じゃあね』

女「誰からだ?」

メイド「閻魔 何か問題が起こって私の意見を聞きたいみたい 病院だからすぐには行けないって言ったら呼ぶから大丈夫だって言ってたけど...」

ゴゴゴゴゴゴゴ

男「な、何だ?地鳴り?」

男母「違うわね...これは...」

ピカッ

男4「あれ?男達は?」

ヨルム「消えちゃった...」

~冥界~

男「うおっ」ドスン

美少女「痛たたたた...まったく、手荒なやり方で呼ぶね」

女「何で私達まで...」

男父「全くだ 私と母さんは無関係だろ」

男「父さん達も呼ばれたのか?」

男母「そうみたいね...」

メイド「どういうことだよ 閻魔」

閻魔「いやー悪いね いきなり呼び出したりして ちょっと僕の手じゃどうにかならない問題だから君達の力が必要だったんだよ あっ、先代様 お久しぶりです」

男父「...母さん? 先代ってどういうことだ?」

男「そういえば母さんが閻魔やってたのって父さんには内緒だったね」ヒソヒソ

美少女「うん まさかこんな形でバレるとは母さんも思わなかっただろうね」ヒソヒソ

女「召喚されるとはなぁ...フリッグも運が悪い」ヒソヒソ

男父「その様子だとお前達も知ってたのか」

3人 ギクッ

男「ま、まあね 校長先生から偶々聞いたんだよ な、美少女」アセアセ

美少女「う、うん まさか母さんが2代目閻魔だったなんて思わなかったよ そうでしょ?女」アセアセ

女「あ、ああ その時にフリッグからお前には内緒にしてくれなんて一言も言われないからな 本当だぞ!?」アセアセ

メイド「嘘付くの下手だね...母さん達...」

男父「そうなのか?母さん そういえば随分と前に友達の家に行くとか言って長い間留守にしてたことがあるが...」

男母「はぁ...これだからお父さんには内緒にしたかったのよ...そうよ、私はその時、校長に頼まれて閻魔をやってたのよ」

閻魔「あの時はありがとうございました 一つ一つ丁寧に教えて貰って...お陰様で職務を全う出来ましたよ」

男母「貴方がいきなり押しかけて閻魔やらせてくれ閻魔やらせてくれってせがんだからね...まぁ、そろそろ辞め時かなとは思ってたけど」

男父「どれくらいやってたんだ?」

男父「3000年くらい?」

男父「結構やってたんだな...」

>>93 の修正 下から2番目の言葉は男母が言ったものです

女「でもどうして女だけじゃなくて私達まで呼んだんだ?オーディンに至ってはお前とは初対面だろ?」

閻魔「彼は主神だからさ...ほら、死神長が居ただろ?あの子が今度、閻魔になるから死神長に空きが出来るからさ...彼女に指名してもらったんだよ 次期死神長を そしたら...」

ペルセポネ「別にいいでしょ?ハデっ君 死神長は実力で私を選んでくれたんだから」

男「だ、誰?その女の人」

閻魔「...僕の奥さん ペルセポネだよ」

美少女「あぁ...なるほど...よりによって自分の奥さん選ばれたから一悶着あったんだね...」

メイド「そんなことで私、呼び出すなんて....暇じゃないんだよ?私」

女「んな訳無いだろ 暇さえあればアニメ見てる奴が...365日暇じゃねーか」

メイド「母さんだって暇さえあればゲームやってるでしょ」

女「私は学生だからいいんですー ちゃんと勉強してるからお前とは違うんだよー」

ペルセポネ「何か喧嘩し始めたけど...」

男母「気にしないで いつものことだから で?どういうこと?ハデス あの子にもちゃんと訳があって選んだんでしょ?それをどうして嫌がるの」

閻魔「ペルちゃんには辛い目にあって欲しくないんだよ 死神になるって言った時も反対したんだよ?」

男「あぁ...こいつも惚気夫婦の1人だったか...」

ペルセポネ「ハデっ君が閻魔として頑張ってるんだから奥さんである私も頑張らなきゃ駄目でしょ?」

美少女「何というか...バカップルだねこりゃ...」

男父「やれやれ...で、その選んだ死神長とやらは何処に居るんだ?」

閻魔「ああ...彼女なら僕達が言い合ってる時に仲裁しようとした時に鎌取られたから...ほら、あそこに隠れてるよ」

死神長 プルプル

男「うわっ...前に会った時とは別人って程の変わりっぷりだね...」

男父「ん?お前...どうしてここに居るんだ?主神であるお前が...」

死神長「あ...オーディン...こ...こんにちは...」

男「えっ!?主神?!」

美少女「おい女 詳しく話を聞かせてもらおうか」

女「別に...あいつ、行き場が無かったから死神の仕事をやらせただけだが?」

男「父さん...死神長って誰なんだ?」

男父「エジプト神話の太陽神って言ったらわかるだろ? はぁ...トトも探してるんだぞ?お前のこと」

美少女「エジプト神話の太陽神で主神って...ラーじゃない」

死神長「う...うん....元...だけど...ね...」

女「おいおい...この調子だと話終える時には日が暮れるぞ 鎌返してやれ」

閻魔「あぁうん はい鎌」スッ

パシッ

死神長「はぁ...やっと普通に話せるや 久し振りだねオーディン」

男父「最初見た時はお前ってわからなかったぞ 肌が白くなってるし 褐色だったのに...」

死神長「随分とここに居るからね 肌も白くなるさ それにあたしは追放された身 主神なんてもう昔のことさ」

美少女「確かラーって自分を信仰してくれないからって騒いだ末に追放されたんだっけね」

死神長「ありゃ作り話さ 本当はあたしがダラけてたのを見かねた他の神があたしを追放したんだよ だから今のあたしは主神じゃない トトが主神代理をやってるみたいだけどね」

男「だ、ダラけてたんだ....」

女「私とよく遊んでたもんなー 度が過ぎる程に」

メイド「母さんが度が過ぎるって言うことは...余程のことだねこりゃ...」

男母「それで行く当てがないラーを女が私に相談してね...当時は閻魔だったから死神の職を与えたのよ そうしたらまさか死神長になるなんて....思わなかったわよ」

男父「そうは言ってもな あれからお前が居なくなってエジプト神話のあいつら、困ってたんだぞ?居なくなったことで色々大変なことが起こって...だからずっとお前を探してる 皆、お前に戻ってきて欲しいんだよ」

死神長「そう言われてもねぇ...今のあたしは死神長だよ? あいつらとはもう縁を切ってるし 今更戻るなんておこがましいって」

閻魔「それに彼女には4代目閻魔になってもらうしね」

男父「はぁ...お前もクロノス封印に携わった1人じゃないか なんてあいつらに言えばいいんだよ」

死神長「元気でやってるって伝えてよ」

男「やっぱり主神やってただけにクロノス封印に関わってたんだね....」

美少女「ということは何度か命、狙われたの?」

死神長「何回かね 最近は来てないな あいつ、無間地獄に居るのに一向に反省しないしね...少し前なんか無間地獄から脱走しようとして大変だったし」
閻魔「あの時は彼に助けられたね ね?補佐君」

閻魔補佐「いえ...大したこと無いですよ 私はあの時、すべきことをやったまでですから」

女「お、夫!? どうしてお前が...」

メイド「と、父さん...」

男「そういえば女の夫って校長に無間地獄に落とされたんだっけ...」

美少女「じゃあ脱走しようとした時にクロノスを抑えたの?」

閻魔補佐「いえ、それだけではありません クロノスが脱走しようとしたのに応じて大勢の者が便乗していましたから...それらの鎮圧もしました」

閻魔「彼には頭が上がらないよ 流石、大巫女の父だけあって速やかに鎮圧してね それで、彼には僕の補佐をしてもらうようになったんだ」

女「じゃあ何でこの前来た時は私に会わなかったんだよ」

閻魔補佐「私は一度無間地獄に落ちた身ですから...貴女に会えるような身分ではありませんよ」

メイド「まさか父さんが閻魔の補佐をしていたなんて...知らなかった...」

閻魔補佐「大きくなりましたね...女 貴女にも詫びなくてはなりません 幼い身である貴女を一人きりにしてしまいましたから...」

メイド「そんなこと無いよ...またこうして会えただけ充分だって それに私は父さんの足元にも及ばないし...」

閻魔補佐「いえ 貴女は立派に巫女をやり遂げました 貴女の父親であることが誇らしいですよ」

男「うぅ...生き別れた親子が今こうして再会する...感動するなぁ...」ポロポロ

美少女「めっちゃ泣いてるし...」ポロポロ

男父「お前も泣いてるじゃないか ったく涙脆い奴だな」

女「まさか夫を補佐にするとはな...お前のセンスを疑うよ こんな馬鹿の何処が役に立つんだって」

閻魔「君のネーミングセンスには負けるさ それよりもだ 今日こうして呼び出した件、忘れてないかい?」

男「えっ?死神長が誰か教えるのと親子を再会させる為じゃないのか?」ポロポロ

閻魔「違うよ ペルちゃんが次期死神長になることだって」

男母「ペルセポネ 貴女、死神長になる覚悟は出来てるの? 数多くの死神を率いるってことは責任も貴女にあるってことなのよ?」

ペルセポネ「はい 出来てますよ」

男母「なら決まりね いい?ハデス 死神長であるラーが勧めて本人もやる気なら貴方にそれを止める権利は無いわ 彼女が次期死神長よ」

閻魔「でもなぁ...大変だよ?死神長」

ペルセポネ「大丈夫だって それとも私を信用出来ないの?」

閻魔「とんでもない ペルちゃんのことはいつだって信じてるさ」

閻魔補佐「閻魔様は仕事は早いのですがいつも奥様のことになるといつもこれですからね....」

メイド「頑張れ父さん」

男「そういや女の旦那さん...名前なんだっけ?」

女「夫だよ」

男「まんまだな 夫さんって、男7に話し方そっくりだよな」

メイド「まぁそうだね 男は父さんに似たし 話し方が似てもおかしくないよ」

閻魔補佐「男のことを知っているのですか?」

男「知っているというか....同級生だよね」

美少女「彼の孫にあたる女4が召喚した時に偶々召喚されたんだよ で、紆余曲折の末、学校に入学して...今は友人である女4の義理のひいおじいさんの手術の手伝いをしてるよ」

メイド「立派になったよ 男は」

閻魔補佐「そうですか...あの子にも長い間会ってませんからね...一目でいいのでまた会ってみたいですよ」

閻魔「...じゃあさ 彼が結婚式挙げる時に会わせてあげるよ いいでしょ?先代様 それくらいのことなら」

男母「別にいいわよ 閻魔である貴方が決めたならね」

閻魔「じゃあ決まりだ 楽しみだねー彼の結婚式 相手は誰だと思う?」

男「うーん...あいつ、無駄に義理堅いからな...とんでもない人と結婚するかもしれない...」

美少女「孫の女4だったりして」

女「まさかー それは無いだろ まぁ、出来なくは無いがな 戸籍上ではあいつ、女4の遠い親戚ってことになってるから」

メイド「じゃあ近親婚出来るんだ...」

女「まぁあり得ないがな 真面目なあいつのことだ 誤っても女4と結婚なんてしないだろ デキ婚でもない限り」

男「デキ婚?何それ」

男母「できちゃった婚の略よ お腹に赤ちゃんが居ることをきっかけに結婚することね」

男「えっ!? 赤ちゃんって結婚してからじゃないとできないんじゃないの?」

女「は? お前何言ってんだ?子供は...」

ギュッ ゴキッ

美少女「ハハハ そこまでにしようか女」

女「でもほ そほそほいっはほうはいひいじゃはいは?」モゴモゴ

男「なんて言ってるんだ?」

メイド「多分...『でもよ、そろそろ言った方がいいんじゃないか?』って言ったんだよ」

死神長「女は耳がいいからこれくらいなら聞き取れるか」

男「言った方がいいって何を?」

美少女「男には関係ないことだよ 気にしないで」

男母「男は昔から性知識に疎いからね...保健の授業も確か、何言ってるのかわからないって言ってなかった?」

男「うん さっぱりわからないね」

ペルセポネ「こりゃ重症だね ハデっ君」

閻魔「どうするんだろうね...この様子だと次の世代が生まれないよ?」

美少女「ご心配無く 私がどうにかしますから」

メイド「嫌な予感がする...」

閻魔補佐「女 彼らのこと、よろしくお願いしますね」ヒソヒソ

メイド「任せてよ 父さん あの子達は私の子孫だしね」ヒソヒソ

一旦切ります

~病院~

男4「あれから暫く経つが一向に帰ってくる様子が無いな...」

女3「あれは恐らく召喚する神力ね...でも桁違いの神力を他愛もなく使うなんて...」

男4「俺達とは違うんだよ...あっちは本家だからな...所詮俺達は分家だよ」

女4「??? 本家とか分家とかどういうこと?」

男4「本当にお前、何も知らないんだな...いいか?本家というのはな...」

パン

女4祖父「おっ 終わったようだな」

ウィーン

美少女母「いや~ お疲れ様~ 頑張ったわね~男」

女6「正直君が居なければこの手術をやり切ることは出来なかっただろうな...どうだ?高校を卒業したらうちに来るか?」

男7「いえ...私はあくまでもアシスタントとしてやれることをやっただけですから...」

女4祖父「なぁ父さん 親父は?」

男7「今は眠ってますよ 手術は無事終わりました」

女4曽祖母「ほっ...良かった...」

美少女母「でも暫くは入院してないと駄目だからね~ ここ数日はICUに居るのは間違いないわ~」

女4祖父「あいしーゆー?何だそれ?」

女4「集中治療室だよ おじいちゃん」

男4「あの歳で全身麻酔となると解けるのは暫くかかるだろうな...まぁ、それが正解だろう」

女4「で...これからどうするの?」

女6「私は術後もやるべきことがあるから勿論残る これでも院長だからな イザナミ、お前は?」

美少女母「帰るわよ~ほら、汗だくだし~」

男7「私は...」

女4祖父「まぁ、帰るのが当然だよな 父さんも疲れただろうし」

女4「あっ、じゃあ帰りに喫茶店寄ろうよ 私もバイトだし」

男4「えーと...俺達はどうする?」

女3「ここに居る理由も無くなったものね...ヨルムはどうしたい?」

ヨルム「オムライス食べたい」キラキラ

男4「てことはお前らと同行することになるのか...」

~喫茶店~

女4「ほら、ひいおじいちゃん 入って入って」

男7「わわっ...押さないで下さい」

マスター「いらっしゃ...ん?貴方は...」

男7「バイトさん?どうして貴方が此処に...」

マスター「そういう貴方も...何故その姿で...」

男4「おっとまた面倒事に巻き込まれるなこりゃ...」

女4「??? マスター、ひいおじいちゃんのことを知っているんですか?」

マスター「知ってるも何も...彼はよく来ていましたから...でもおかしいですね...あれから数十年経っていますが...」

男7「まぁ...色々ありましてね...そういう貴方もまったく変わってないですよね?」

女4祖父「薄々勘付いてはいたがよ...年月を重ねても変わらない見た目でマスターが何処となく人間離れしてるってことはな いい機会だ白黒はっきりつけさせてもらおうか 女4も気になっているだろ?」

女4「まぁ...そうだね...」

女3「以前、女から聞いたのよね マスターは神でも人でも無いって」

男4「じゃあ何だって言うんだよ」

マスター「...宇宙人ですよ」

男4「えっ?」

マスター「私はこの星の者ではありません 世間一般的には宇宙人と呼ばれる者です」

女4「でも宇宙人って何か灰色の肌で細いイメージがありますが...」

マスター「それは違うよ テレビでよくやるUFOは全て偽物だ 第一、あんな物で宇宙空間を移動するなんて夢物語にも程があるからね」

男7「じゃあ実際は...」

マスター「ロケットですよ まぁ、今ある最新技術のものを発展させたものを想像して下さい 墜落した時に全て壊れましたがね...」

女4祖父「じゃあその時に先代のマスターに...」

マスター「ええ 燃料切れで墜落し傷を負った私を引き取って治療してくれました せめてもの恩返しで手伝っていたら...こうなったって訳ですよ」

男4「故郷に帰りたいとか思わないのか?」

マスター「私の星は...私が離れて少しした後で無くなりました...巨大隕石の衝突で...」

男4「あっ...その...悪かったな 嫌なことを思い出させて」

マスター「謝らなくて結構ですよ もう昔のことです それに今の生活にも満足してますから」

男7「まさか貴方にそんな過去があるとは思いませんでしたよ...貴方の淹れたコーヒーは美味しいものでした」

マスター「いえいえ あの頃はお湯を沸かすのもままならなかったのでとても飲めるようなものでは...今は少しマシになったのではないですかね ご賞味下さい」 スッ

男7「いただきます」

女4曽祖母「でもどうして地球に?」

マスター「当時の私はある任務を受けていました...私達の星もまた、人口問題を抱えていましてね...移住出来る星を求めていたのですよ」

女3「それで、地球が移住出来るのではないかと調査をしてたら燃料切れで墜落したと?」

マスター「いえ...偶々打ち上げられたミサイルに直撃しましてね...それで運悪く燃料を積んでいた部分に損傷が生じてあれよあれよという間に墜落したのですよ どうですか?コーヒーの味は」

男7「凄いですね 昔飲んだ物も良いと思いましたが...更に良くなっていますよ」

マスター「それは良かった」

女4「あっ、だから勇者が女性だとわかっても驚かなかったんですね?」

マスター「まぁ...それもあるね 異星人である私にとって全てのことが未知なることだからというのもあるけど...何処となく彼女の仕草が女性っぽかったからね ああやっぱりねと思ったんだ」

男4「それな あいつ、男の頃から何か女々しかったんだよな...趣味も行動も...虫見て驚いた時なんかこっちが驚いたし...」

ヨルム「おかわり」

マスター「はいどうぞ 貴方のことは勇者ちゃんからよく聞いてますよ いつも一緒に行動している仲なんですよね?」コトッ

男4「まあな 昔は俺と勇者と男3でバカ3人組とか言われてたよ...でも最近のあいつは何処かおかしいんだよな...急に俺達に対して敬語使うようになったし...」

女3「海でもそのこと言ってたわね」

男4「だって少し前まではタメ口だったのにある日突然敬語になったんだぜ?違和感ありまくりだろ」

一旦切ります

ガチャ カランカラン

マスター「いらっしゃい」

男5「マスター、コーヒー一つ」ドスン

男4「堂々と俺の横に座るなよお前...」

男5「なぁ男5 お前、姉さん見なかったか?」

女3「どうして女を探してるの?」

男5「そろそろ出してもいいと思うんだよ...時期的にな」

女4「何を?」

男5「...会長の写真集」

男4「さ、流石ファンクラブ会長...考えることがチゲーや でもあの男が許可するか?」

男5「馬鹿言え だから外堀から埋めていくんだろうが あっ、どうも」

マスター「熱いから気をつけてね」

>>114 お前が男5だろ...2回目の男5の言葉は男4に向けて言った言葉です

女4祖父「いきなり来て話題を掻っ攫ったなあいつ...」

男7「まぁ、それが叔父様ですから...」

女4祖父「そっか...助手さんが俺の婆ちゃんだからあの人は俺の大叔父さんなのか...あれ?親族多くね?」

男5「おうそうだな 後、姉貴、姉さん、カグツチの3人居るからな忘れんなよ」

女4祖父「ま、マジかよ...」

男4「寧ろ今まで気付かなかった方がおかしいんだよな...で?さっき外堀から埋めるって言ったがどういうことだ?詳しく聞かせろよ」

男5「まず男が文句言っても強制的に実行出来るようにする 母さんと男6とヨミ姉さんと姉貴 この4人と会長の許可さえ出ればもう決まったも同然だな だが...探してもヨミ姉さんが見当たらないんだよ...朝、女3が女4の家に連れて行ったから向かったら病院行ったって聞いてそっち行っても居ない で、母さんに会ったから聞いたら喫茶店行ったって言うから来たんだよ でも居ないし...」

女4「お母さんなら病院で待ってた時にメイドさんに掛かってきた電話の後の地鳴りみたいな神力で何処か行ったよ」

男5「女に掛かった電話の後?また、冥界が絡んでるのか...面倒なんだよな黄泉比良坂行くの...あー、仕方ねえ うじうじ言ってても何も変わらんしちょっと行って来るわ マスター、これお金ね」

マスター「ちょうどだね またのご来店を」

バタン カランカラン

ヨルム「台風みたいに来て行ったね...あの人...あっ、おかわり」

マスター「はいどうぞ 小さいのによく食べるね」

男4「ヨルムはよく食べるからな...でも会長の写真集か...あいつも実質野良の写真部だからな...でも男が出版を許す訳ないからって外堀から埋めるってのはどうかと思うんだよな...」

女3「でもあなたも欲しいんでしょ?会長の写真集」

男4「まぁ、欲を言えばな 女を探してるってことは許嫁と男6には既にその話はしているんだろう...で、校長にはさっき会った時に話したって訳か...」

女4「ファンクラブが絡むと男5って行動早いもんね...」

女3「でもよく冥界に召喚されたなんてすぐわかったわね男5...まだわからないのに...」

男4「あいつは日本の神だからな...メイドさんってあいつの姪なんだろ?だったらどういう用で呼ばれたかはともかく何処に連れて行かれたかはわかるんじゃねえか?」

女4曽祖母「女4...さっきから思ってたんだけどこの人達って...」

女4「ひいおばあちゃん 世の中にはわからない方がいいこともあるんだよ」

女4曽祖母「そう...じゃあ私は聞いてるだけにしますかね...」

女4祖父「そういえばさ 父さんが生まれた年っていつなんだ?何か凄い昔に生まれたってのだけは分かってるんだが...」

男7「私が生まれた年ですか?うーん...なんて言えばいいのですかね...」

男4「伊勢神宮なんだろ?確か生まれたのってさ 建てられた年が7、8世紀辺りだからそこら辺なんじゃないのか?」

男7「いえもっと昔ですよ 確かに文献には7、8世紀に建てられたとありますが...本当はもっと昔に建てられた物ですよ 西暦が生まれる以前からあったのではないでしょうか...」

女3「えっ?伊勢神宮ってそんなに昔からあるの!?」

女4「あれは人が造った物なのかどうかも怪しいからなぁ...お母さんに聞けばわかるんじゃない?」

男4「まぁ、そうなんだけどよ 産んだ本人が一番覚えてるだろうし...でも今ここに居ないだろ?だから考えてるんだろうが」

女4祖父「結局振り出しに戻ったのか...でも凄い昔に生まれたのは確かなんだよな?」

男7「ええ...姉様が活躍した功績が書物として残されていれば話はまた変わって来るのですが...」

男4「女から嫌になる程聞かされたよ メイドさんって4歳の時から妖怪退治してたんだろ? しかも途中から空飛べるようになったらしいし 恐ろしいよなそう考えると まぁ、弟のお前もとんでもないけど」

男7「そんなことは無いですよ...私は逃げてばかりでしたから...臆病者としか呼ばれていません」

女4曽祖母「そう言いますがね...お父さんは貴方を優しい人だったっていつも言っていましたよ? 人殺しを決してせず、功績よりも仲間の命を優先したって」

男7「そのせいでいつも殴られていましたがね...まぁ、人殺しが正当化されていた当時は私のような者は異端者だったのでしょう」

マスター「...帰ってくる度に貴方の目は段々と輝きを失っていましたよ...何故自分じゃないのかっていつも嘆いていましたよね...」

男7「教え子が死ぬとわかっていて見送ることは辛いことですよ...出来るなら代わりたかった...」

女4「でもひいおじいちゃんは今こうしてここに居るじゃない 確かに軍人であった過去は消えないけどさ 大事なのは今なんじゃないの? 私も辛い過去があったけどさ...今はこうしてみんなが居るから楽しいよ」

女4祖父「お前には迷惑掛けたもんな...」

女4「自分で進んでやったんだからおじいちゃんは悪く思わないでよ 誰だって何かしら思い出したくないことはあるけど...でもそれを理由に今から目を背けていいとは私は思わないね」

~黄泉比良坂~

メイド「あーもう 雑草みたいにまた湧いてて限が無いよ...」ペタッ

女「そう言うなって 妖怪退治はお前の本職だろ?」

メイド「元だよ元! まったく...私以外やってくれる人は居ないのかな...はぁ...」ペタッ

男母「でも貴女が一番向いてるのは事実だと思うけど?」

男父「私の力だと出力誤るとこの地が消し飛ぶからな...その分一つ一つ送る方が無駄な力を使わずに済むから良いんじゃないのかい?」

メイド「やってみてから言って欲しいんですがねぇ...これ、結構辛いんですよ?ばら撒けばいいって訳じゃないですから」ペタッ

美少女「これ始めてどれ位経った?」

男「かれこれ1時間は経ったんじゃないかな 多分手術終わってるよ...きっと...」

ビュウウウウ

メイド「こ、この風は...」

男5「何か大変そうだな...手伝おうか?」

女「男5...どうしてここに?」

男5「姉さんに用があってな ほっ」ブン

ビュウウウ

男父「これはまた凄い風だな...下手をすると私達まで吹き飛ばされるぞ...お前ってそんな力あったのか?」

男5「まぁ、俺は色々と呼び名があるからな その中に荒神ってのがある 荒ぶる神って意味でな やろうと思えば嵐も起こせるぜ?」

男「うわァァァァァァァァァァァァ」ピュー

ガシッ

美少女「大丈夫?男」

男「いやー 君が居なかったら飛ばされてたよ ありがとう美少女」

女「おいおい...やり過ぎだぞお前」

男5「えっ?そうか? じゃあこんなもんでいっか」

メイド「やり過ぎってレベルじゃないと思うんだけど...ここだけ台風通ったって言っても通じちゃうよこれじゃあ」

男5「俺は壊すのは得意だからな おっ、会長 今の表情いいね」カシャカシャ

女「お前も変わらんな...で?私に用とか言ってたが...」

男5「そうそう そのことなんだがさ ちょっと向こうでしないか?ここだと不味い」

女「まーた何か企んでるのか...悪いが面倒事は御免だぞ?」

男5「大丈夫だって 姉さんも聞けば賛成してくれるさ」

男「で...僕達は一体ここからどう帰ればいいんだろうね...」

メイド「私の神力だとちょっとしか行けないし...母さんは叔父さんに連れて行かれちゃったしなぁ...」

男父「じゃあこういうのはどうだ?神力とはまた違うがな」カキカキカキカキ

パァァァァァァ

~学校前~

男父「よし、着いたぞ」

男「あれ?ここは学校?」

メイド「何したんですか?」

男父「なに、ちょっと魔法を使っただけさ ルーン文字を使ってな」

美少女「あっ、じゃあさっき書いてた魔法陣みたいなのは魔法を使う為だったんだ...」

男父「こんな時の為に学校に魔法陣刻んでおいて正解だったな...これは魔法陣を通して二箇所の場所を行き来出来る魔法だ まぁ、魔法陣を書かないと使えないのが面倒だが神力を使わないから疲れることが無くて良いんだよ」

男母「お父さんがルーン文字使って魔法使うの、久し振りに見たわね...」

男父「なかなか使う機会が無いからな...使わない方が良いのもあるが」

メイド「あっ、でも母さん達がまだ向こうに居るけど」

男父「あの風を引き起こせるんだ すぐに帰って来れるだろう」

一旦切ります

スーッ

美少女「おい芸能の神様 何処に行こうと言うのかね?」

女5「芸能の神じゃない! 踊りの神!」プンカプンカ

男「えっ?女5って神なの?」

美少女「そうだよ ほら、岩戸隠れの時に裸踊りした神居るでしょ?アメノウズメ あれが女5」

女5「私は真剣にやったんだからね それを皆が寄ってたかって笑って...」

男母「あの格好で踊るんじゃそりゃ皆、笑うわよ」

男「...僕は笑わないよ だって真剣にやってたんでしょ?なら笑ってはいけないと思うんだ」

美少女「男...」

男「もし良ければなんだけどさ...女5、踊り見せてくれないかな」

女5「え、えぇ!? でもあれは準備がいるからなぁ...わ、わかった じゃあ家に来て」

男父「お前、カグツチの家に居候してるじゃないか」

女5「そうだけど...いいからこっち!」グイッ

男「お、おぉ...予想以上に力強いな...」

タタタタタタッ

美少女「男が連れて行かれた...」

男母「大丈夫よ そのうち戻ってくるだろうし」

~現国先生の家~

女5「ここが私の家」

男「でもここって現国先生の家なんだよね?」

女5「うっ...まぁ、居候しているのは否定出来ないけど...でも今は関係ないでしょ ほら、入って入って」

男「お、お邪魔します」

女5「今はあいつ居ないから多分大丈夫な筈...じゃあ準備するからそこで待ってて」ガチャン

男「うん わかった」

男(女5とは部費以外で話した機会が無かったからあまり知らなかったけど...まさかアメノウズメだったとはなぁ...)

女5「よ、よし 出来たよ」ガチャ

男「じゃあやってくれ」

~数分後~

女5「...これで終わり やっぱり笑えるよね...」

男「す、凄い...何というか...その...綺麗だった...」

女5「本当に?お世辞とかは嫌だからね」

男「嘘じゃない 流石、神様だね...一応僕なりに評価をしようと思ったんだけどさ 見入っちゃって書けなかったよ...」

女5「嬉しい...」

男「えっ?どういうこと?」

女5「確かにあの場はお酒が入ってたけど、私の踊りが笑われたのは悲しかったんだよね...挙げ句の果てには芸能の神にされるし...でも男はちゃんと見てくれた ありがとう」

男「そんなことは無いよ 僕は真剣に何かをやる人は好きなだけだからさ...」

女5「男大好き」ギュー

男「お、おい...僕には美少女が居るから...」

美少女『おいお前...僕の男からさっさと離れろよ』ゴゴゴゴゴ

男「ま、窓に美少女が...」

美少女「まったく...心配だから後を追って来たら男を抱きしめるとか私に喧嘩売ってるの?」

女5「そ、そんなこと無いって あれは表現の一つであって...」

美少女「今度からは私に許可を得てから抱きしめるように わかった?」

男「何もそこまで言わなくたっていいじゃないか 彼女は一生懸命踊ったんだぞ?」

美少女「裸踊りの何処が良いんだよ あんなの、笑えるだけじゃない」

男「おい美少女 女5に謝れよ 君は誤解してる」

女5「いいよ男...どうせわかってもらえないって...でもありがとね さっきの言葉は嬉しかった もし私の手が必要になったらいつでも言ってよ 喜んで手伝うから」

男「女5...」

女5「さてと 今度踊るダンスの振り付け考えないとね」

男「...美少女、話がある 踊りを見せてくれてありがとう女5 じゃあ僕はこれで失礼するよ」

女5「うん じゃあね」

~外~

男「いつも思うんだが君はどうして人を色眼鏡で見るんだい?」

美少女「そんなこと言われてもな...」

男「人がコンプレックスとして気にしていることを面白おかしく弄るなんて人としてどうかと思うんだけど 君だって食べ過ぎだって言われたら気分が悪いだろ?それと同じだよ」

美少女「う、うん...」

男「確かに君は可愛いし、頭も良いし運動神経抜群だけど...そういう所は僕は嫌いだな」

美少女「反省します...」ズーン

男「そこまで落ち込まなくていいよ わかってくれればいいんだ まだ時間あるし、これからどうする?」

美少女「何か食べたい」

男「相変わらず君は食べることが好きだな...分かったよじゃあこの前出来たお店あるから行こう」

美少女「やった! 一緒に行きたいと思ってたんだよねー」

~学校 職員室~

現国先生「今、女5の身が危ないような予感がしたんだが...」

担任「気の所為だろ あいつは人に恨みを買うようなことはしないだろうし」

現国先生「だよな 俺の勘違いか」

美少女父「おいカグツチ さっき提出した書類のここ、間違ってるぞ 修正しろ」

現国先生「えっ?間違ってないと思うんだが...」

美少女父「二重尊敬になってるだろ これじゃあ相手を貶すことになる」

現国先生「あっそっか...わかったすぐに直す」

担任「お前な...それでも国語の教師か?」

現国先生「うるさいな...アマ姉さんは黙ってろよ」

プルルルルルル

担任「こんな時に誰だ?...もしもし?どうした」

女『私、ツクヨミ 今、伊勢神宮に居るの...』

担任「おい何の真似だ 悪ふざけなら切るぞ」

女『ちょ、ちょっと待ってくれ 本当に困ってるんだよ』

担任「はぁ? どうせお前のことだからまた帰って来れなくなったとか言うんだろ?男5に言え 私は今、仕事中だ」

男5『俺もここに居るんだよ』

担任「何でお前まで...あぁ、あの話をする為か で?仕事中の私に何を望むんだ?」

男5『頼むよ姉さん 迎えに来てくれ...』

担任「ヤダね 金ならあるだろ切るぞ」

女『今、持ち合わせて無いんだよ...だから今、姉さんの助けが必要なんだ』

担任「姉貴に頼めばいいだろ 何で私に...」

女『この時間の姉やんは昼寝をしているんだ だから電話を掛けても出ない』

担任「ひ、昼寝...姉貴らしい...でも抜け出せないのは事実だ 今も父さんに睨まれているしな 切るぞ」

男5『た、頼む 姉さん...いやアマちゃん』

担任「その名前で私を呼ぶということは...私を正妻にする覚悟は出来たということか?」

男5『え、えーと...それは...その...』

担任「一生そこにいろ」

男5『わ、分かった アマちゃんが正妻だ』

担任「本当か?後からやっぱり嘘でしたとか通じないからな」

男5『本当だ 嘘じゃない』

担任「はぁ...分かったよ 迎えに行く でも私は今忙しいのは本当だから代わりにあいつを送るからそれで我慢してくれ」

男5『あ、ありがとう...』

担任「今日の夕飯は楽しみにしてくれ じゃあまた後でな」ピッ

美少女父「お前...恐ろしいな...」

担任「何のことだ?父さん 生憎だが私はもう一本電話をしなくてはならないんでな ...もしもしヤタガラス 今、大丈夫か?」

ガイド『ちょっと...アマテラス様 その名前で呼ばないで下さいよ ガイドと呼んで下さい』

担任「お前がヤタガラスなのは変わらないだろ 大丈夫なのか?」

ガイド『まぁ、暇ではありますが...どうかしましたか?』

担任「私の夫と愚妹が伊勢神宮に居る 悪いが迎えに行って家まで送ってくれないか?」

ガイド『えー...あそこ、遠いんですよね...』

担任「頼む 式であるお前だから言えるんだよ』

ガイド『後で何かしてくれますか?』

担任「...じゃあ今年の修学旅行の私のクラスのガイド役、お前にすると言ったらどうだ?」

ガイド『すぐに行きますよ ちょうど誰かを導きたいと思ってたんですよねー 伊勢神宮でしたよね?では失礼します』

担任「...現金な奴だな」

現国先生「姉さんの式はヤタガラスってのは知ってるが...どうして修学旅行の姉さんのクラスの担当になるだけで引き受けたんだ?」

美少女父「あいつがバスガイドをやっていることは知ってるだろ?修学旅行のバスガイドをあいつは前々からやりたがっていたからな...夢がこんな形で叶うとは思わなかったんだろ」

現国先生「ふーん...単純だな」

担任「そう言ってやるな あいつのガイドは優秀だぞ?それよりも父さん、今日はこれで帰らせてもらうぞ」

美少女父「料理作る時間が欲しいか...はぁ、お前も人のこと言えないな 仕方ない、残りは私がやっておくよ」

担任「助かる」

~伊勢神宮~

女「姉さん、誰に送るって言ってたっけ?」

男5「多分、ヤタガラスだな あいつは姉さんの式だから」

ブゥゥゥゥーン

女「な、何だ!? バスが目の前で止まった...」

男5「そっか 姉さんは知らないだったな...あいつ、今はバスガイドなんだよ」

ガタン

ガイド「お待たせしました お二人様 さ、乗って下さい」

女「ヤタガラス...随分と変わった格好だな...」

ガイド「妹様...今の私はガイドです そう呼んで下さい」

男5「よし、乗るぞ」

女「バスガイドなのにお前、バスの免許も持ってるのか...」

ガイド「こんなこともあろうかとってヤツですよ アマテラス様も人使いが荒いですね...偶々今日は休みだったから良かったものの...あっ、右側を見て下さい 綺麗な海が見えますよ」

女「職業病だな...この状況でガイドをするなんて...」

~マンション 男6の部屋~

男6「...あの まだかな」

勇者「もうすぐ終わります」ゴシゴシ

男6「いつも来る彼なら30分もあれば終わるのだがね...やはりお姫様は違うか 使用人に任せっきりだからな」

勇者「今の私は学生です」ゴシゴシ

男6「ハハハ そうだったね 悪い悪い、忘れてたよ」

勇者「...ふぅ 終わりました」

男6「3時間27分か...まぁ、初めてにしては上出来とするか お疲れさん」

勇者「男7さんはこの作業を本当に30分で?」

男6「初回はね 今なら15分程度で終わってるよ」

勇者「す、凄いですね...」

男6「彼だからあの時間で終わるというのもある 彼の眼は汚れのある場所を的確に見つけることが出来るからね」

勇者「私には到底出来ない所業ですね...」

男6「そうだな さて、彼の代わりとはいえ 君が頑張ったのは事実だ 給料として受け取ってくれ」スッ

勇者「こ、こんなに沢山...受け取れませんよ」

男6「君の労働に見合った報酬だよ 疲れただろう?」

勇者「ま、まぁ...疲れましたけど...」

男6「ならば受け取りたまえ 私は慈悲で君に金を渡す訳ではないのだからね」

勇者「は、はぁ...では受け取らせてもらいます」

男6「タクシーを呼ぼうか?その足だと家まで行けるか不安だろう?」

勇者「いえ 大丈夫ですよ これくらいならまだ...」

バタン

男6「やれやれ...だから言ったんだ タクシーを呼ぼうかとな 自分の体調ぐらい気遣うことを知らないのか よいしょっと」

ポイッ ボフン

男6「今日は2人分作るとするか...」

>>137 修正 体調ぐらいじゃなくて体調を です

~勇者の家~

メイド「ただいまー...ってあれ?勇者さん、まだ戻って来て無いんだ...あれ?メールが来てる」

男6『恐らく君は勇者の帰りが遅くて心配しているのではないかと思い、彼女の携帯からメールをさせてもらった 私は男6だ 彼女は現在、私の部屋のソファーの上で眠っているよ 別に迎えに来いという訳ではない 今日の夕食は君の分だけで充分だ 家までは私が送る』

メイド「な、何これ...えーと、こういう時はどうすれば...でも夕食は私の分だけでいいって書いてあるし迎えに行かなくてもいいのかな?まぁいいや そのうち戻って来るだろうし 洗濯物寄せて畳んどこっと」

~数分後~

メイド「よし、終わり」

ピンポーン

メイド「あれ?宅配便は来る予定は無いだろうし...どちら様ですか?」ガチャ

男7「あっ、姉様 連絡も無しに来てしまいましたが...今、宜しいでしょうか?」

メイド「大丈夫大丈夫 ちょうど洗濯物を畳み終わったところだから 散らかってるけど上がってよ」

~リビング~

メイド「手術はどうだったの?」

男7「無事終わりましたよ 恐らく安静にしていればもう安心ではないかと」

メイド「男ってお医者さんだったんだねー お姉ちゃん、知らなかったよ」

男7「いえ、一時期軍医をやっていただけですから...」

メイド「もー すぐそうやって謙遜するんだから 偉い偉い」ナデナデ

男7「あの...姉様?私が今日、訪ねに来た理由を話してもよろしいですか?」

メイド「あぁうん そうだったね で?今日は何の用で来たの?」

男7「もうすぐ母様の誕生日ですよね?何を差し上げようかと思ったのですが...何も思い浮かばなくて...姉様に相談すれば何かわかるのではないかと思い、こうして参りました」

メイド「そうか...母さんの誕生日、もうすぐだったね 忘れてたよ プレゼントか...花束は喜ばないと思うんだよね」

男7「やはりそうですよね...」

黄泉のご馳走でも振舞おう

メイド「うーん...こういうのは昔から知ってる人に聞くのが一番なんじゃない?フレイヤさんに聞くのはどうかな?電話してみるよ」

~数分後~

保健先生「来たわよ ツクヨミの誕生日祝いでしょ?あの子は盛大に祝われるのは好まないからね~ 去年は私と2人でひっそりと祝ったわ」

男7「その時はどのようなことを?」

保健先生「ケーキを食べて、その後は思い出話をしたわね...他は特にしてないわ」

メイド「何かあっさりしてるね...」

保健先生「毎年そんなものよ?昔のあの子は大人しかったのよ だからサプライズとかそういうことされるとあの子、泣いちゃうのよ」

メイド「母さん、涙脆いもんね...私と再会した時も泣いてたし」

男7「私の時もそうでしたね...」

保健先生「でも折角、子供達である貴方達2人が祝おうとするんだから思い切って盛大に祝福するのも良いと思うわよ?ずっと会いたがっていたからね」

メイド「じゃあやっぱりサプライズが良いかな」

保健先生「そうね...でもちょっとしたことでもツクヨミは勘付くから慎重に事を運ばないと駄目ね 疑わせたらその時点でアウトと思った方が良いわ」

男7「やはり知人である貴女様に相談して正解でしたね、姉様」

メイド「そうだね 流石、幼馴染なだけあって母さんのことを知り尽くしてる 子供である私達だったらわからなかったことも」

保健先生「そんなこと言わないでよ 照れるわね」

>>141 おい、ペルセポネさんとイザナミさんの悪口はよせよ

~次の日~

美少女「それでさ...」ヒソヒソ

男「うん いいねそうしよう」

女「何の話をしてるんだ?お前達」

美少女「ん?いや、今度の生徒会で話す議題について話しててね」

女「珍しいな...お前らがそんなことを話し合うなんて」

男「これでも生徒会長と副会長だぞ?やる時はやるさ」

女「そうか...じゃあ出来たら私に言ってくれよ 他のメンバーに伝えるのは私の役割だからな」

美少女「うんそうするよ」

男(あ、危なっ...あともう少しで女にバレる所だった...)

美少女(今年は生徒会を挙げて祝おうってことにしてるからね...女には迷惑掛けてるし)

女(なーんか怪しいんだよな...最近、私の顔を見て避ける奴らが多い...嫌われるようなことしたかな...)

男5「おっ、会長...男も一緒か」

男「??? 僕が一緒じゃ駄目なのか?」

男5「まぁ...そうだな 会長に相談したいことがあるんだよ」

美少女「ここじゃ不味いことなの?」

男5「そうだな ここだと非常に不味い」

男(女の誕生日祝いのことか...)

女(昨日話してた写真集のことだな...)

2人「「じゃあ向こうで話して来たら(どうだ)?」」

美少女「そうだね...じゃあ向こうに行こうか」

スタスタスタスタ

美少女「で?何の話?」

男5「2つある 1つ目は姉さんの誕生日祝いのことだ 姉さんに内緒で生徒会メンバーを呼んで話し合う機会を設けておいた」

美少女「おぉ 助かるよありがとう」

男5「気にすんなって で、2つ目なんだがな...その...これは個人的なお願いになるが...」

美少女「私達の仲でしょ?遠慮なく言ってよ」

男5「...写真集出さないか?」

美少女「え?写真集?」

男5「以前からファンクラブ内から要望が出てたんだ...でも会長にそんなこと言えないし、男が許可してくれるとも思えない...」

美少女「じゃあどうして今話したの?」

男5「昔は俺も写真を撮る技術が無かったから夢のまた夢だと思ってたんだが...この前の写真コンテストで優勝したこともあるし、そろそろ良いんじゃないかと思ったんだ」

美少女「男にこのことは話したの?」

男5「いや...まだだ まず会長に話してから...」

美少女「じゃあ駄目だね 男の許可が無いなら無理だよ だって男は私の彼氏なんだよ?」

男5「でもあいつにそんなこと言ったらタコ殴りにされるし...」

美少女「そりゃ男5が言ったら殴られるよね どういう目的で写真集出すかって言わないと」

男5「まずファンクラブ会員の要望に応える為だな 男6に昨日話したら喜んでくれた やっとかって言ってたがな 2つ目は俺の腕を改めて確認する為 姉さんに話したら呆れながら認めてくれたよ 3つ目は会費だけじゃファンクラブを維持するのが足りないからな、その資金集めの為だ 姉貴に相談したらそれがいいと言ったよ」

美少女「やっぱりファンクラブも許嫁が一枚噛んでたんだね」

男5「ああ ファンクラブが立ち上がったのも姉貴の後押しがあったのもあるしな」

美少女「じゃあ男にそのことを話したら?多分納得してくれると思うよ?変な写真は撮るつもりは無いんでしょ?」

男5「勿論だ 如何わしい写真を撮るつもりは更々ない グラビアでは無いからな」

美少女「...だってさ 男」

男5「え!?聞こえてたのか?」

男「この程度の距離ならね グラビアとかそういうのはわからないけど...ファンクラブを維持させるのに必要なら仕方ないな...でも1つだけ条件がある」

男5「な、何だよ...」

~学校~

女5「まさか私がポーズの担当になるとはね...確かに手が必要ならいつでも言ってとは言ったけどさ」

男「踊りの神である君が一番ぴったりだと思ったんだよ」

女3「衣装係で私呼ぶのもどうかと思うけどね...もっと居るでしょ」

男「いや、女3だから良いんだ」

女3「ふーん...まぁ、頼まれたからには全力を尽くすわ」

男5「幾つかの担当をお前に任せるって条件だったが...よりによって企画役を母さんに任せるとか...大丈夫かよ」

男「大丈夫だって 喜んで引き受けてくれたし」

美少女母「出来たわよ~ こういう構成はどうかしら~」

許嫁「広報担当であたいを選ぶのは考えたね~ てっきりヨミちゃんに頼むかと思ったけど~」

男「商業の神なら校長程ではないけど人脈はあると思うからね ファンクラブの広報係というなら尚更ね」

許嫁「任せてよ~ 在庫が幾らあっても足りないって程の売り上げにしてみせるからね~」

女2「でもよりによって私に化粧をさせるか...そこまで上手くないぞ?」

男「何を言ってるんだ この前の旅行の時の君のメイクは上手だった だから君に頼んだんだよ」

女2「そ、そうか?」

男「ああ」

女2「し、仕方ない奴だな そこまで言うのならやれる限りのことはさせてもらうよ」

女4「会長、入りまーす」

美少女「よろしくお願いします」

美少女母「まずはこの場面からね~ 小道具係の人、頼んだわよ~」

ガヤガヤワイワイ

男5「何か思ったより良い感じだな...さて、俺も準備をするか」

~数日後~

男妹「...で、出来たものがこれと」

男5「ああ でも最終確認がお前とはな...旅行帰りなのに...悪いな妹」

男妹「別に気にしてないよ うーん...この場面さ、ちょっと露出し過ぎない?」

男5「そうか?じゃあここ、よろしくな」

男4「了解 頼んだぞ、男3」

男3「分かったよ」

男5「他はあるか?」

男妹「....特に無いね これで良いんじゃないかな?」

男「おい男5 ちょっといいか?」

男5「ん?どうした?」

男「さっき、ファンクラブのサイトの広告として打ち込む予定の紙を見たんだ...これ、どう思う?」スッ

男5「これ、姉貴が作ったのか?」

男「ああ、そうだ」

男5「ちと文章が硬いな...これじゃあ途中で読む気が失せる」

男「だよな だからそう言ったらこれを渡された」スッ

男5「今度は軽過ぎる...校外にも会員が居るんだぞ もっと当たり障りのない文章にしてくれ」

許嫁「む~ 文句が多いぞ?スサ君」

男5「そう言うがな姉貴 今回の写真集は絶対に成功させないと駄目なんだよ 分かってくれ」

許嫁「仕方ないな~...じゃあこれでどう?」カタカタカタカタ

男5「...まぁ、悪くないな これで行こう」

男「後は校長が出版社に話をつけてもらえば終わりかな...」

男5「思った以上にお前、この企画に関わってるな どういう風の吹き回しだ?」

男「どうせやるなら1番良いのを作りたかっただけだよ」

男5「まぁ、会長はお前の彼女だもんな...売れ残ることは無いと思うが用心して損は無いか」

男6「万が一、売れ残るなんてことがあった場合は私が全部買うから安心しろ」

男5「...こういう奴も居るしな」

一旦切ります

男「一応確認の為に聞いておきたいんだけどさ...」

男5「まだ気になることがあるのか?」

男「いや、大したことじゃないよ 僕はファンクラブに入会してないからわからないだけなんだ その...美少女のファンクラブの会員の総数って大体どれくらいなんだ?」

男5「そうだなー 1000万人?」

男「おい どう見てもこの県の総人口より多いぞ...というか東京の人口ぐらいじゃないか...多過ぎだろ...」

女「当然だ 私とフレイヤがかんがえたさいきょうのびしょうじょなんだからな」ドヤァ

男5「彼氏持ちでこれなんだからな」

男「何だよ まるで僕が彼氏なのが不満みたいな言い方じゃないか」

男6「否 寧ろその逆だよ 君が彼氏になってから彼女の輝きは更に増した 安っぽい言い方をするならば太陽を凌駕する程にな」

女「おう 変態は黙ってろ」

男6「へ、変態!? 私は変態ではないぞ」

男5「変態という名の紳士ってのはもう時代遅れだから勘弁な 彼氏居る人の写真集めまくってるんだから充分変態だろ 国家予算の3倍の金額を出したしな」

男「その金でファンクラブの維持をすることは容易なんじゃないのか?」

女「お前...いつも美少女がどれだけ食べてるか分かっててその言葉を言ったのか?あの金は全て美少女の食事代に回されるだろうな 遅かれ早かれ ここ最近益々食べる量が増えてるし...」

男「あぁ...なるほど...そういうことか なら腑に落ちるね」

許嫁「流石にヨミちゃんが言ったのは誇張してると思うけど...あのお金はちゃんと近いうちに有効活用されるからね~ 男の家の改築とかに」

男「へ?どうして僕の家を改築するんだ?」

許嫁「する必要があるからだよ~ 天才が産まれるからね~ あっ、これはお母たまから聞いた話ね」

女「また情報源:母さんか でも言ってること確実に当たるんだよな...あの金額を使い切るなんて大量に実験機材でも買わないと無理だぞ」

許嫁「でもお母たまがそう言ってたんだからそうなんでしょ~ あたいもその頃には何か偉くなってるらしいしね~」

男5「姉貴が偉くなる?まさか...天と地がひっくり返ってもあり得ないぞ」

許嫁「言ったなスサ君 じゃあもしあたいが偉くなったらどうする?」

男5「姉貴の子供の専属カメラマンになってやるよ」

許嫁「じゃあ決まりだね~ 忘れないでよ?」

女「おいおい...姉やんは商業の神だぞ?偉くなろうとしたらすぐになれるからな 男5、その賭けは間違いなくお前の負けだよ」

男5「そこまで言うか姉さん...じゃあもし賭けに俺が買ったらどうする?」

女「高天原を逆立ちで一周してやるよ」

男「なぁ許嫁 高天原一周ってどれくらいなんだ?」ヒソヒソ

許嫁「そうだな~ 北海道から沖縄までの距離くらい?」ヒソヒソ

男「マジすか」ヒソヒソ

許嫁「マジっす」ヒソヒソ

女「何話してるかわからんがまぁ安心しろ、私は姉やんを信じてるからな 母さんも言うんだし間違いなく偉くなる」

男「でも具体的に目標めいたものが無いと後からあーだこーだ言い争うよね それはどうするんだ?」

男6「じゃあこういうのはどうだ? 男8と許嫁が共同で会社を立ち上げてそれが世間に知れ渡るようになったら」

男5「何だそれ 姉貴と男8が会社を立ち上げる?」

男6「許嫁は商業の神なんだろ?町工場が潰れかけたのを立て直したということを耳に挟んだことがある ならば会社経営などお茶の子さいさいなのではないかと思ってな」

許嫁「いいねそれ じゃあ高校卒業後に会社立ててみるよ どんな会社にしようかな~」

女「多分、姉やんのことだからきっと凄い会社になるよ」

男5「このご時世に高卒で会社立てるとかそもそも銀行が金貸してくれないだろ」

許嫁「甘いなスサ君 あたいを舐めないで欲しいね お母たまには劣るけどあたいなりの人脈があるんだよ~」

男5「そもそも男8がその話に賛同してくれるかがまず問題なんじゃないのか?」

男8「別に俺は構わないぞ?」

男5「お、お前っ...いつから居たんだよ」

男8「男6が変態って言われた辺りからだな 許嫁は凄い神様なのは知ってるからな 多分大丈夫だろ」

許嫁「流石、私のダーリンだね」

男8「おいおい 急に抱きしめるなよ びっくりするだろうが」

男「多分結婚しても長続きするわ この2人」

女「お前もな」

男8「話は変わるがな 男、お前に聞きたいことがある」

男「ん?何だ?」

男8「お前の名前は知ってるけど名字をどうしても思い出せないんだよ...何だっけ?」

男「は?僕の名字?神宮だけど」

男8「神宮?珍しい名字だな...」

女「こいつには私の娘の血が流れている そして娘は伊勢神宮の巫女だ 勿論一門だよ まぁ、神宮ってのは奈良時代辺りから呼ばれたんだけどな」」

男8「てことはお前、血筋スゲェ奴なんだな」

男「ま、まぁそうなるね お前は?」

男8「俺か?確か...箱入とか言ってたな」

男「は、箱入? 聞いたことないぞそんな名字」

男8「俺だって聞いたことない 調べても出て来なかったしな 何でだろう...」

女「姉さんの子孫って今は箱入って名乗ってるのか...」

男5「天孫の子孫がどうしてそんな名字になったんだ?」

女「お前の子孫だろ?知らないのか?」

男5「知るかよ 俺、ずっと高天原に居たからな」

男「じゃあ先生なら知ってるかも...」

~職員室~

担任「男8の名字がどうして箱入なのか?私に聞かれてもなぁ...」

女「姉さんも知らないのか?」

担任「子孫のことまでは知らん 私には引き篭もってる娘が居たからな 今もそうだが」

男「えっ?娘さん居るんですか?」

担任「そりゃ居るさ 私が何人産んだと思ってるんだ」

男5「あ、あのさ その話題はまた後にしようぜ」

女「あれのせいでますますクシナダと姉さんの仲が悪くなったもんな...」

男「また許嫁が何かやらかしたのか?」

許嫁「いや?あたいは何もしてないよ?」

女「男5には姉さんとクシナダ姫 2人の妻が居ることはもう知ってるだろ?」

男「ああ知ってるよ 先生の方は話を聞いてもよくわからなかったけど...確か男5が酔っ払った勢いで先生を孕ました?それがきっかけなんだよね」

男5「お、おい...もっと言い方があるだろ」

男「そんなこと言われてもなぁ...で?それがどうしたんだ?」

女「当然2人とも子供を産んでいる ところがまぁ...皮肉なことにな 姉さんの娘とクシナダの息子が互いに一目惚れしたんだよ」

担任「私は勿論反対したんだ 男5にも絶対に認めてはならないって念を押した だが...結果として2人は結婚したんだよ」

男「へー親の反対を押し切って結婚したんだ...で?この話の何処が駄目なんだ?」

許嫁「その後だね~ 結婚した後の2人は幸せな生活を送ってたんだけどさ...突然何処か現れた女の神に夫の方が取られちゃってね~ で、奥さんであるアマちゃんの子が自宅に戻って引き篭もったんだよ~」

男「何でそんなことが起こるんだよ」

担任「さぁどうしてだろうな?私としては夫が母親から悪い部分を受け継いだからこうなったと思ってる」

女「蛙の子は蛙ってことだよ こいつが浮気性だから息子もそうなったんだ」

担任「おいツクヨミ スサ君の悪口は許さんぞ」

男8「それでどうなったんだ?夫の方は」

担任「結婚したよ しかも後から来た方を正妻にしてな」

男「許せないな...親の反対を押し切ってまで結婚したのに...誰なんですか?その夫は」

男5「オオクニ...学食長だよ」

男「が、学食長!?」

担任「嘘だと思うなら直接本人に聞くといい 忘れてると思うがな」

男「そ、そんな筈は...」

ガラッ タタタタタタタッ

女「おい男! ったく...追うぞ」

許嫁「あれ~おかしいな~ ダーリンの名字の由来を聞きに来た筈なんだけど...」

男8「まぁいいじゃないか こっちの方が面白いし」

~学食~

女「だ、大丈夫だろうか...」

男5「凄い剣幕だったからな...」

男6「勢いで着いてきてしまったが...これ、私は関係ないことだよな」

男8「まぁそう言うなよ 乗りかかった船だ 最後まで付き合え」

男「どうしてそんなことを!」

ドゴッ

女「お、おい...この音、殴ったぞ...」

男5「やばいな...あいつを止めるぞ」

学食長「殴られてもなぁ...もう彼女とは終わったんだよ」

男「でも愛し合って結婚したんでしょう!?」

学食長「もう昔のことだよ...今更、よりを戻したいと言ったとしてもあいつが許してくれる筈がない」

男「あ、あんたって人は!」

グッ バシッ

女「そこまでにしろ...どうせこいつに言ったってわからないさ すまなかったなオオクニ」

学食長「気にせんよ...俺も昔は若かった...それがあいつを怒らせてしまうことを引き起こしたんだろうな...」

男「今だってまだやり直せる筈だ!あんたが奥さんを愛してるって言うなら! あんたは過ちを繰り返すことを怖れてるんだよ!ちゃんと自分の気持ちと向き合え!」

男5「こいつを連れていくぞ」

許嫁「何処に?」

男5「少なくとも此処ではない何処かだ」

男「逃げるなこの卑怯者ォォォォォ」ズルズルズルズル

~店長の家前~

男「離せ!まだ話は終わってないんだぞ」ジタバタ

女「今のお前は興奮している 一旦落ち着け」

男「落ち着いてられるか 愛し合ってるのにどうして別れるんだよ!」

男5「ならもう1人の方の言い分を聞けばいい ちょうど家は目の前だしな ただ...話してくれるかは別だが」

男6「確か、ここに住んでいるんだったな アポは私が取ってみる 訳を話せば入れてくれるかもしれない」

許嫁「男6 どうして君もこんなことに肩入れするの?」

男6「私も恋をしたことはある...だから男が怒るのにも理解出来るのさ もしかすると男なら別れた夫婦の仲を取り持つことが出来るかもしれない...可能性があるならそれに賭けてみるのも悪くないと思ってね」

~数分後~

男8「...思ったより時間かかってるな」

店長「俺達が幾ら言っても無理だったんだぞ?本当に出来るのか?」

男6「大丈夫さ 男ならきっとな」

女「おっ、来たか」

店長「父さん...スセリに会いに来たって本当か?」

男5「俺ではなく男がな 話を聞きたいそうだ」

店長「あいつ、ここ数百年も引き篭もってるんだぞ?高天原から部屋ごと持って来てもずっとこの調子だし...」

男「取り敢えず...会わせて下さい」

店長「無理だと思うけどなぁ...まぁ上がってくれよ」

~店長妹の部屋前~

店長「ここがスセリの部屋だ」

女「何か泣き声が聞こえるんだが...」

店長「ずっとこの調子だよ 訳を聞こうにも話してくれない 飯を置いたら出るかと思ったらいつの間にか食べ終わって空き容器を置いてるし...」

男「あの...初めまして 僕は男と申します」

男5「自己紹介し始めたぞ...」

男6「取り敢えず黙っていよう」

男「オオクニさんのことで話を聞きたいのですが...」

シクシクシク

男「...もう彼のことは愛してないんですか?」

シクシク...ピタッ

女(ん?泣き声が止んだ?)

店長妹『愛してますよ...今でも』グスッ

店長(し、喋った...今までどんなことを言っても泣いてたあいつが...)

男「じゃあどうして別れたんですか?」

店長妹『だ、だって...大国さんはもう私のことなんか相手にしてくれないんですもの...』

男「それは貴女の独りよがりなのでは?本当は相手の気持ちを確認するのが怖いんじゃないですか?そうやって自己完結して思い出に浸れば時が解決してくれると思っているんでしょうけどね 行動を起こさなければ何も変わりませんよ?」

店長妹『あ、あんたに...私の何が分かると言うのよ...』

男「分からねーよ だって何も話してくれないもの そうやって殻に閉じ籠ってる限りな!神様だか何だか知らないけど数百年も引き篭もってる馬鹿には誰も目を向けてくれないよ!悔しかったら部屋から出て来やがれ 本当はもう愛してないんだろ!」

ガチャ グイッ

店長妹「愛してるって言ってるでしょ!馬鹿って言う方が馬鹿なのよ!」グワングワン

男「ほ、ほら...この通り部屋から出して見せたよ...く、苦しい...」

店長妹「あっ...」

店長「お、お前...凄いな...」

男「こういう人は甘やかすと駄目なんだよ...きつく当たらなきゃ...」

~リビング~

店長「こうして顔を合わせるのは久しぶりだな...スセリ」

店長妹「そうだね...ホヒお兄ちゃん」

男「さてと 改めて話を伺いましょうか 先程は失礼しましたね」

店長妹「あ、あの時は私も動転して...申し訳ありません...」

男5「スセリは元々大人しくて優しい子なんだ...だからだろうな オオクニが他の神と結婚したら自分が本妻だと主張したりせず、黙って部屋に引き篭もった」

店長妹「お父さんってそんなに若い顔してたっけ?随分と見てないからわからないや」

女「そりゃ何百年も引き篭もってたら親の顔も忘れるわな...因みに私は叔母のツクヨミ で、こっちは」

許嫁「ヒルコだよ~ 久し振り~」

店長妹「え、えーと...どちら様でしたっけ?」

ズテン

許嫁「あたいも貴女の叔母ちゃんだよ~」

店長「でも俺の顔は覚えてたんだな...」

店長妹「ホヒお兄ちゃんは私に優しくしてくれたからね...いつもご飯、扉の前に置いてくれたし その時にちょっとだけ見てたんだ」

店長「そっか...でももう引き篭もるのは勘弁してくれよ お前が泣く声はもう嫌になる程聞かされたからな」

男8「余計なことだと思うが扉の鍵、閉めれないようにしておいたぞ まぁ、また元に戻すことも出来るがな」

男6「仕事が早いな...」

男8「まぁこれでも工場の跡取りなんでね これくらいならすぐに出来るんだよ」

男「どういう経緯で貴女は大国さんと別れたのか...聞かせてもらいませんか?」

店長妹「ある日、私はいつものように大国さんが帰って来たからお出迎えをしたの そうしたら...」

男「彼の服に自分のものではない女性の髪の毛が付いていたのを見た...ということですか?」

店長妹「はい...」

女「何で分かったんだよ」

男「ほら、よくあるだろ?夫の迎えをして服を預かった時に自分が見たことない物を見たらもしや...ってこと」

男5「お前、それドラマの見過ぎだ」

店長妹「でも大国さんは当時、色々な神と仕事をしていたから付いていてもおかしくないかなと思ったの それが1ヶ月も連続して付いていなければ...」

許嫁「そりゃ疑いたくなくても疑っちゃうよね~」

店長妹「思い切って彼に聞いて見たんだ...この髪の毛...誰のって そしたら彼、ヤカミヒメのだって言ったのよ...しかもお腹に赤ちゃんが居るって...私はまだ赤ちゃん居なかったのに...」

女「それで自分はもう愛されてないと思って自宅に帰って引き篭もったってことか」

店長妹「はい...」

男「...ここに来る前に大国さんに...今は僕の学校の学食長をやっているんだけど...彼に話を聞いたんですよ...貴女と同じようなことを話してくれました...まぁ、彼の場合は浮気をしたことですがね...」

店長妹「やっぱりもう私のことは忘れてましたよね...」

男「忘れていませんでしたよ?貴女のことを聞いたらすぐに悲しい顔をしましたから...彼もまた忘れられないんでしょうね 貴女と共に過ごした日々を...だからこそ、僕は彼を許せなかった...悪いと分かっていて謝れないでいた彼を...」

男5「男...お前...そういう理由であいつを殴ったのか...」

男「悪びれも無く話したならまだ我慢は出来た でもあの人は後悔していながらも昔のことだと自分に言い聞かせて忘れようとした 今でも愛している筈なのに...」

ガタッ

店長「ど、どうした?」

店長妹「私、もう一度だけ大国さんに会いたい 彼がもし私のことをもう愛していないと言うならもう忘れる...でもそうじゃなかったら...」

男5「俺がぶん殴るよ あいつがああなったのも俺が原因だしな...」

店長「確か学校だったよな?俺が送ろう」

男6「ええ...では... あの、タクシー呼んだけど」

男8「そういやお前、金持ちだったな...」

男6「二台呼んでおいた 多分全員乗れると思う」

~数分後 学校 学食~

メイド「あの...学食長 本当に大丈夫なんですか?さっきから顔色が悪いですけど...」

学食長「ちょっと昔を思い出してね...」

男5「おい オオクニ!」

メイド「この声は伯父さん?」

学食長「どうしたんだ父さん...また来たりし...!? どうして君が...」

店長妹「お久し振りです...大国さん 私のこと、覚えていますか?」

学食長「忘れる訳が無い 君は俺の...ごめん でもどうしてここに?」

男5「お前に喝を入れる為だ! 歯ァ食いしばれェェェェ」

ドゴッ

男5「痛いか?痛いよな でもスセリはその何十倍も胸が痛かったんだ お前が浮気したことがな お前は俺とは違う人生を生きて欲しかった...なのにお前は俺とまったく同じ道を歩み...そして挙げ句の果てにはスセリを悲しませやがった」

男「貴方は心の中で自分がしたことに後悔した筈だ あの時、どうして謝ることが出来なかったんだろうって」

女「言っておくがこれが正真正銘最後の機会だ 泣きの一回とかはあり得ないからな お前は今でもスセリを愛しているのか?それとも愛していないのか? この場ではっきりと言ってもらおうか」

許嫁「嘘ついたらお母たまに言って学食長、辞めさせてもらうからね~」

店長「逃げようとしたら地獄の果てまでお前を追うから覚悟しろよ」

店長妹「どうなんですか?大国さん」

学食長「俺は...俺はお前のことを...今でも...あ、愛している...悪かった...この通りだ...」

女「じゃあこれは離婚したことで悲しんだ姉さんの分だ!」ドゴッ

許嫁「これは同じく悲しんだクシちゃんの分」ドゴッ

店長「これは妹を悲しませた俺達兄弟の怒りの分」ドゴッ

男「そしてこれは...自分の心に正直になれなかった貴方自身の分」ドゴッ

男5「顔を上げろ オオクニ...お前はもう逃げるな それが親として俺が言えることだ わかったな」

学食長「...ああ」

店長妹「大丈夫?腫れてるよ?」

学食長「なに、暫くすれば治るさ...」

女「ああ、男 言い忘れていたがな オオクニはもう随分と前にヤカミヒメとは離婚している だからお前の考えているようなことは起こらんから安心しろ」

男「そ、そうなの?」

男5「ああ、そうだ それなのにスセリと縁を戻さなかったから俺達は参ってたんだ...男、お前には世話になったな」

男「い、いや...僕は思ったままにやっただけだからさ...褒められるようなことじゃないよ」

店長「じゃあオオクニ 後でお前の家にスセリの部屋の荷物、持ってくよ これからはまた同棲するんだろ?」

学食長「い、いきなりか!?」

店長「だってよりを戻すってことはそういうことだろ?」

メイド ポカーン

女「女...無理に理解しようとするな 長い年を経て漸く元の鞘に収まっただけだ」

メイド「え?...ああ、そうなの?」

男6「さて...私は家に帰るとするか...男8、君はどうする?」

男8「そうだなー 俺もやる事無いし...帰るとするか 行くぞ許嫁」

許嫁「あーもう 待ってよ~」タタタタタタッ

女「見ろよ...さっきまで雨降ってたのに虹が架かってる」

男「そうだな...」

美少女「あーこんな所に居た 探したんだよ?2人とも 途中で居なくなっちゃったから妹が困ってたんだから」

男妹「はいお兄ちゃん チェックは終わったよ」

男「えーと...これ何だっけ?」

男5「会長の写真集だ」

男「あーアレね 忘れてたよ」

一旦切ります

美少女「あともう少しで終わるって時に居なくなるなんて止めてよね...何してたの?」

男5「俺の娘と息子を復縁させたんだよ」

美少女「は?どういうこと?」

男5「そのままの意味だが?」

女「こいつ凄いからな 数百年も引き篭もってた奴を部屋から出したんだ」

男妹「どういうことか詳しく聞かせて欲しいんだけど...」

~~~

男「...ということなんだよ」

美少女「この短い時間の間でそんなことしてたんだ...」

女「でもまいったな...姉やんがもう先に帰ってしまった」

男5「あっ本当だ 姉貴の姿が見当たらないと思ったら先に帰りやがった」

男「もう許嫁が居なくても大丈夫だろ?校長が後は何とかしてくれるだろうし」

男妹「それよりもさ、お兄ちゃん 私に何か言うことあるんじゃないの?」

男「お土産ちゃんと買ってきたのか?」

男妹「勿論買ってきたよ でもそのことじゃない...」

男「じゃあ何だよ...」

美少女「相変わらず男は鈍いね...」

女「じゃあお前ならわかるのか?」

美少女「当然だよ これから食べるご飯のことでしょ?」

女「それはお前だろ ほら、まだ言ってないだろ?帰って来たこいつに向かって」

男「えっ?お帰りって?確かにまだ言ってないけど」

男5「良かったな妹 お帰りって言ったぞ」

男妹「誘導されて言うのは嬉しくないんだけど...まぁいいや ただいま 私が居ない間、妹2はちゃんと起きれた?」

男「昨日は寝坊してたな...でもラジオ体操のスタンプカードには何故かスタンプが押してあったんだよな...それが不思議でさ」

女「多分それ、母さんの仕業だな 女3が母さんが妹2の姿になってラジオ体操に参加したって待合室に行く前に聞いた」

美少女「またお母さんか...」

女「昨日、母さんは女4の曾祖父さんの手術やっただろ?となると...美少女妹2と一緒にラジオ体操をした後、女4の家に救急車を呼び、病院で手術して家に帰ったのか...」

男5「ラジオ体操した後に手術したのかよ...母さん...」

美少女「しかも妹2と一緒にね...確か妹2は昨日、テニスの大会だった筈」

男「全国大会だろ?結果はどうだったんだ?」

男妹2「優勝したよー 昨日、優勝トロフィー見せてもらったもん」

美少女妹2「あれはあんたが見せろって言ったから仕方なく見せたのであって...」

男「優勝したのか...流石、美少女の妹だけあって凄いな」

美少女妹2「いえ...練習の成果が偶々出ただけですから」

女「何処かの誰かさんにもこの謙虚さを見習って欲しいもんだな」

美少女「えっ?私?」

女「お前以外に誰が居るんだよ 大食い怪獣美少女ゴン」

男5「何だそのB級映画に出て来そうな名前...」

一旦切ります

女「だってこいつ、やろうと思えば巨大化できるんだぞ?」

男「まだあったか...美少女の特技」

美少女「伸縮化と同じ系統だね...果たしてそれは特技と言えるのかな...」

男5「それよりもだ 会話に2人の妹2が参加していることに気付いてないだろ...お前ら」アセアセ

男「ん?...あれ?いつの間に...いつから居たんだ?2人とも」

男妹2「ついさっきだよー」

美少女妹2「昨日の男妹2が母さんだとは...一本取られたよ」

美少女母「妹2なら気付いてくれると思ったんだけどね~ あっ、終わらせたわよ~準備」

男5「確か遊園地行った時も姉さんを欺いたんだったな、母さん」

美少女母「そんなこともしたわね~ あの時、アマちゃんがいきなり私のこと褒めたからちょっと驚いたわ~ あの子はそういう子じゃないから...」

男「昨日のラジオ体操用に作ったおにぎり、いつ持っていったんですか?あの時は母さんしか居ませんでしたけど...」

美少女母「それ、私よ? あの状況では貴方の母の姿が一番相応しかったからね~」

男「えっ...じゃあ本当の母さんはあの時何をしていたんですか...」

美少女母「トイレに居たわね~」

美少女妹2「でもおかしいな...私が家を出た時には母さんの靴があったけど...」

美少女母「フフフ...甘いわね~誰が靴を一足しか持っていないと言ったの?」

美少女「そういえばお母さんの靴...それぞれ2つずつあったね...」

女「本当に変わったよな...母さん 昔は悪戯なんてしなかったのに...」

一旦切ります

美少女父「いや、そうでもないぞ 昔から母さんは茶目っ気に溢れていた 宴会の時にアマテラスとヒルコの酌を隙をみて入れ替えていたしな」

美少女母「あれ、見られてたの? バレてないと思ったんだけどな~」

美少女父「何千年お前の夫やってると思ってるんだ」

美少女「尚、馴れ初めは平打ちです」

女「ビンタされて一目惚れするとかあり得ないよな?普通」

美少女父「おいツクヨミ その言い方は語弊があるぞ 母さんに一目惚れした直後に平手打ちされたんだからな」

男「烏のフン付けられて怒ってたんですよね?確か」

美少女母「ええそうよ で、その時にフン付けたのがあの子」

数学先生「??? どふかしまひた?」モグモグ

美少女妹2「ん?数学先生を指差してどうしたんだ?母さん 烏と数学先生は関係ないでしょ」

美少女母「彼はフニンよ 男、貴方ならわかるでしょ?」

男「父さんの使い魔じゃないですか...確か、記憶の方ですよね」

美少女「ここに来て使い魔か...男4達から紹介されていなかったんだけど...」

女「多分、オーディンから口止めされてたんだろ...まぁ、主神が居るなら使い魔も居るとは思ったが...まさか先生だとは思わなかったな...ということはムニンも?」

美少女父「ああ、倫理先生だな」

男5「あぁ...話聞いてると眠くなるあの人か」

数学先生「おい 俺の嫁の悪口は止めろ」

男「えっ!?よ、嫁? 結婚してるんですか?」

数学先生「そうだけど...悪いのか?」

>>182 フニンって誰だよ... フニンではなく正しくはフギンです

男父「おいフギン いつからそんなに口が軽くなったんだ?」

数学先生「お、オーディン様...こ、これは失礼しました」

男「父さん 何で数学先生と倫理先生が父さんの使い魔だって教えてくれなかったんだよ この前、母さんが言ってただろ?家族の間に秘密は無しだって」

男妹2「そうだそうだー」

男父「聞かれなかったから言わなかっただけだが...お前のことだからもうとっくに知っていたと思ったし...」

美少女「言われなきゃ気付かないよ ね、女」

女「ああ そういうことはもっと早くに言ってくれなきゃ困る」

男5「でもまぁ、使い魔同士で結婚してるとは思わなかったなぁ...で?あんたが母さんにフン付けたのか?」

数学先生「付けたというか...偶々したらその真下を校長が通り掛かったというのが真実だな 俺だって付けたくて付けた訳じゃない」

倫理先生「その後しっかり叱っておきましたが...校長には申し訳ないことをしました...」

美少女妹2「あっ、倫理先生」

美少女母「別にもう昔のことだし気にしてないわよ~ そのことがきっかけでお父さんと出会ったようなものだしね~」

数学先生「じゃあ俺は校長と教頭の恋のキューピッドだったって訳か」

倫理先生「馬鹿なこと言わない」バシッ

女「この学校、夫婦で教師やってるの多いな...これで3組目だぞ?というか、うちの学校は卒業生しか採用しないんじゃなかったっけ?お前らも卒業したのか?」

男父「いや、この2人は卒業してない ラグナロクが近い為、校長に以前から頼んでいてな...2年前になってやっと許可が下りたんだ」

美少女母「コネ採用は避けたかったんだけどね~ まぁ、今回は特例ということで許したのよ~ 理由が理由だったし~」

数学先生「まぁ、俺達が居なかったらオーディン様の命は危なかったしな...」

倫理先生「あの人がまさかあんなことを企てていたとは思いませんでしたけどね...しかもその後ろにクロノスが居たなんて...」

男「異世界の男4のことか...」

男父「最初、フギンからそのことを聞いた時は耳を疑ったよ とてもそういう人物には思えなかったからな...」

男5「副顧問の先生はいつも俺に親切にしてくれたよ...ここを直したらもっと良くなるって優しく教えてくれた...」

美少女妹2「さっきから話している人って剣道部の副顧問の先生のこと? 長期休暇してるって聞いたけど」

女「お前、あの場に居たのに知らないのか? あの人は死んだんだよ...男4を庇ってな...」

美少女妹2「えっ!?そうなの?」

男「直前まで暴れてたけどね...後から男4から聞いた話に寄るとそれは『巨人の血』が原因だったらしい...」

女「あの時は大変だったな...美少女を追いかけて学校に走って行ったら斬りかかられそうだったから焦ったよ」

男「その直前まで女、埋められてたけどな」

男5「あの写真のことだろ?姉貴と一緒に埋められてたよな 姉さんからデータ貰ってな...ほら、この写真」スッ

女「お、おまっ...見せるなよ」

美少女妹2「ブッ...何これ」

美少女母「頭だけ残して埋められてるわね...本当に...」

数学先生「綺麗に埋められてるな...誰が埋めたんだ?これ」

美少女「私ですけど」

男「あの時の美少女は怖かったな...いきなりシャベル取り出したかと思ったら次の瞬間には2人が埋められていたし...」

女「抵抗の余地が無かった...しかもガチガチに固められて自分で出られないようになってたからな...そういえば姉やんの方は誰が出したんだ?男5、お前か?」

男5「いや...俺が姉貴を迎えに行く頃には既に出ていたな 近くで息切らしてた勇者が居たから多分あいつだと思う」

女「そういや、あの場に勇者居たな...忘れてたよ」

一旦切ります

男妹「ね、ねぇ...お兄ちゃん?」

男「どうした?妹」

男妹「あと3日で2学期だよね?」

美少女「そうだね それがどうしたの?」

男妹「お兄ちゃん達の自由研究って...何やったの?」

女「あっ...自由研究って課題あったなそういえば...」

男5「不味いな...全くやっていない...」

男妹2「じゃあお姉ちゃんは何を自由研究としてやったのー?」

男妹「私?私は美少女妹と共同で海岸付近にある崖の地形の調査をやったよ 旅行はその調査をする為でもあったんだ」

男「そ、そうだったのか?」

男父「お前...行く前にちゃんと言ってただろ...聞いてなかったのか?」

男「妹が旅行行くと聞いて成長したなと黄昏ていたのは覚えてるよ」

美少女父「美少女、流石にお前は覚えていたよな 全員が居る前で話していたから...」

美少女「あっ、ごめん 食事中は基本食べるのに夢中だからあまり覚えてないや」

数学先生「本当にこの2人が生徒会長と副会長でよくやっていけたな...この学校...」

女「ま、まだ3日あるし まだやれるし 写真担当で男5が居るしな」

男5「おい俺を巻き込むな 終わってないのは事実だが」

男「自由研究...すっかり忘れていた...何でも良かったんだよね?父さん」

男父「女4がそれと評して召喚をして課題クリアになったし...恐らく大丈夫だと思うぞ? ...いいですよね?」

美少女母「別にいいわよ~ でも生徒会長とあろう人が朝顔の成長日記みたいな低レベルでつまらない物をやったらそれは駄目だけどね~」

美少女妹2「おい母さん 私の自由研究、ほぼ中身こいつに振り回された記録みたいなものなんだけど...」

美少女母「妹2のことは言ってないわよ?私が言ってるのは美少女のことだからね~」

美少女「手前味噌なことをやったら絶対駄目だ...ど、どうすれば...」

女「...そうだ 登ろう! で、登りながらその様子の写真を撮って研究っぼいことを模造紙に書けばいいんだよ」

男「それってつまり登山をしようってことか?何に登るのかに寄ると思うぞ?」

女「富士山に登るなら文句は無いだろ 無論、車で行ける5合目からではなく1合目からな」

美少女「へぇ~本格的だね 行ってらっしゃい」

女「お前も行くに決まってるだろ なに、さも自分が行かないのが当然みたいな言い方してんだ」

男5「でも富士山か...色々と懸念することがあるな...母さん、あいつを連れて行っていいか?」

美少女母「ああ、あの子?別にいいわよ~高校生とはいえ生徒だけは危険だものね~」

女「あいつって誰のことだ?」

男5「この前会ったろ?ヤタガラス あいつが一緒なら安全に行けること間違いなしだ」

数学先生「ヤタガラスがねぇ...あいつ、抜けてるところあるからなぁ...」

倫理先生「でも趣味で登山してたからある程度の知識はあるし きっと大丈夫よ」

数学先生「そうだと良いんだが...」

女「その様子からして...ヤタガラスのことを知ってるのか?」

数学先生「勿論 あいつは俺達の幼馴染だからな よく泣いて俺の側を離れなかったあいつが一丁前に主神の式やってるんだからびっくりだよ」

倫理先生「最初聞いた時は冗談だと思ったのだけど...まさか本当にそうだとは...」

美少女父「まぁ、それはともかく ヤタガラスを同伴者として選ぶのは正しいと思うぞ この前もあいつ、富士山登ったって聞いたしな」

美少女母「私の方からあの子に言っておくわよ~ 実行日は当然明日よね?」

女「まぁ...そうなるな...」

男5「どうせ俺も同行させられるんだろうな...はぁ、面倒臭い...」

男「そう言うなって 1番嫌がってるのは美少女なんだぞ?」

美少女「いーやーだー 疲れることしたくなーい」ジタバタ

男父「...ツクヨミ 本当に美少女って元は男なんだよな?あまりにも変わり過ぎてないか?」

女「育った環境が環境だからな...温室育ちだとこうなるんだろう...」

一旦切ります

男父「それじゃあ今日はここまでにして、帰って準備をするべきだな 行くぞ男、妹、妹2 フギン、ムニン 何かあったらすぐ連絡するんだぞ」

倫理先生「了解しました」

男妹2「おうちに帰ろー」

美少女妹2「じゃあ私らもぼちぼち行きますかね おい姉さん、その食券は駄目だぞ 返して来なさい」

美少女「えぇぇぇ...そんなぁぁぁ...」

女「暫くは準備で忙しくなるからな...お前は食い物ばかり入れそうだが...登山だからな ちゃんと考えろよ」

男5「会長のことだから駄目だと言っても食べ物持って行きそうだよな...」

美少女父「私と母さんが最終チェックするが...そこの所が心配だな...」

~女の家~

担任「は?富士山に登ることになった?しかも自由研究で?お前ら馬鹿の集まりかよ 残り三日でそれ、普通しようと考えないぞ...」

女「うるさいな...姉さんは関係ないんだから黙ってて うぐぐ...閉まらない...」グイッグイッ

男5「ちょっと貸せ よいしょっと」ズィィィ

女「流石だな これで私の分は終わった お前はどうだ?」

男5「姉さんが詰め込む前に終わったよ 母さんから何か連絡きたか?集合時間とかの」

女「まだだな...」

ブー ブー

担任「おっ?どうしてこいつが....もしもし?どうしたヤタガラス」

ガイド『ガイドですって それよりもアマテラス様...ついさっきイザナミ様から頼まれたのですが...今そちらに妹様と弟様は居られますか?』

担任「居るが...それがどうした?」

ガイド『では妹様にお伝え下さい いきなり無理難題を申さないようにと』

女「どうした姉さん 私の顔なんか見つめて...」

担任「ヤタガラスがお前に、無理難題を言うなって伝えろって言ってな...どういうことだ?」

ガイド『事前の打ち合わせも無しに一合目から登ることですよ イザナミ様に頼まれたので渋々引き受けましたがね...私を先導役にするのは参りますよ』

担任「お前も行くのか!? 大変だな...」

ガイド『そのせいで明日の休みが潰れましたからね...はぁ...家でゆっくりしたかったのですが...』

担任「まぁ今回ばかりは観念してやってくれ こいつらも必死に考えた末に思い付いた苦肉の策だろうしな」

男5「それで姉さん...集合場所と時間については言ってないのか?」

担任「集合場所と時間について知りたいそうだ」

ガイド『そうですね...移動時間も考えますと今日の10時にバス停前で集まるのが妥当でしょう』

女「そんなに早くか...」

男5「姉さん...今、なんて言ったのかわかったのか?」

女「ああ...これでも耳はいい方なんでな 時間は今日の10時...勿論夜のな 場所はバス停前だそうだ」

男5「今日中なのか!? 不味いな...会長の準備はかなりかかる筈だ...」

女「私達も手伝う必要があるな...姉さん、宜しく言っておいてくれ」

ガチャ...バン ダダダダダッ

担任「ヤタガラス...くれぐれも気を付けてな」

ガイド『だから何度言ったらわかるんですか...はぁ、勿論ですよ やるからには最高のガイドをする所存です』

担任「頼むぞ...じゃあな」

一旦切ります

~美少女の家前~

ガタンバタンドタドタ

男5「外に居るのにこの音...中はとんでもないことになってるぞ...」

女「そうだな...よし、行こう」

ガチャ

女「美少女?食べ物を入れるのは大抵に...」

美少女弟「こんな感じでいいか?」

美少女「駄目だね...このままだと死んじゃうよ...もっときつく縛らないと...やり直し」

美少女弟「マジかよ...これより強くなんて...解けなくなるぞ?」

美少女「解けたら一大事なんだよ 弟は家族の中で一番力持ちなんだから頼んでるんだよ?」

美少女弟「姉さんの方が強いだろ...いつも馬鹿力で...」ボソッ

美少女『えっ?今何か言った?』

美少女弟「何でもありません すぐ結び直します」タタタタタタタタッ

美少女妹2「姉さん 言われた通り非常食作ったけど...これ本当に欲しいの?」

美少女「もしものことがあったら大変でしょ?家にあるものはお湯が無いと駄目なものばかりだから欲しいんだよ ありがとう」

美少女妹2「まぁ、力になれたなら良いけどさ...」

2人 ポカーン

女「あ、あの...美少女さん?これは一体どういう状況なのかな...あんだけ行きたくないとか言ってたお前がこんなに準備に力入れてるなんて...」

男5「凄く会長が頼もしく見える...あれ?おかしいな...涙が止まらない...」ポロポロ

美少女「もしかして私が心配で来たの?2人とも 山登りは何が起こるかわからないからね...ちゃんとした装備にしなきゃ 私が元ボーイスカウト隊員であること忘れてない?」

女「あっそっか...お前、こういうのに慣れてたんだっけな...じゃあ男も...」

美少女「今頃準備が終わってるだろうね...あそうだ いつ出発かわかった?多分夜頃だろうからもうご飯もお風呂も済ませておいたけど」

男5「何この人...もしかして、神か?」

美少女「神はそっちでしょ...私は現人神だけど...」アセアセ

女「男5...もしかしたら登山...私達の方がお荷物になるかもしれんぞ...」

男5「そうだな...凄く頼もしいし...もう一回準備し直すか?」

女「それがいいかもしれんな...私、要らないものしか入れてないような気がするし...」

男5「...帰るか 会長、集合場所は22時 場所はバス停前だ」

美少女「バス停っていっぱいあるけど...駅?」

女「駅だと思うぞ あそこは駐車スペース広いからな まぁ、確認して違ったらメールするよ じゃあまた会おう」

美少女「うん また後でね あっ、寝袋忘れないでよー」

女「欲しいのか?まぁ慣れてるお前が言うなら持って行くよ」

~数時間後 駅前バス停~

男5「バス停はまだかよ姉さん...」

女「そろそろ着くと思うが...うわっ、もう居る...」

男「遅いぞお前ら 10分前集合を心掛けろよ」

美少女「まあまあ...2人はやってないんだから仕方ないよ」

ガイド「恐ろしいのは私が早めに来たらもうその時には居たことですけどね...」

男「早めって5分前は遅いけど...30分前から居たよね?美少女」

美少女「うん 大体そのくらいから居たね」

男5「軍隊かよ...あんたら...」

2人「「えっ?当然のことじゃないの?」」

女「駄目だ...この2人には常識が通じない...」

~バス~

ガイド「既にお二方には挨拶はしましたが改めて自己紹介をさせて頂きます 私はヤタガラス アマテラス様の式をやっております 普段はバスガイドを生業としていますのでガイドと名乗っていますからそう呼んでいただけると幸いです」

男「これはこれは...ご丁寧にどうも」

美少女「小さい頃はよく泣いて幼馴染の傍を離れなかったって本当なの?」

ガイド「ハハハ...面白いことを仰りますね それ...誰から聞きました?」

美少女「父さんの使い魔やってる数学先生 確か、フギンだったね...」

ガイド「あいつ...今度会ったらぶっ殺す...」

女「おいおい...穏やかじゃないなぁ そんなに昔のことを知られるのが嫌か?」

ガイド「あれは私の黒歴史です...主神の式にそんな過去があったと皆に知られたらアマテラス様の顔に泥を塗ることになりますので...」

男5「姉さんはそういうのを含めてお前を式にしたと思うぞ? 俺の方がお前の何倍もやばい過去だしな」

女「そうだそうだ 私なんて人と結婚して子供産んだから最近まで月に幽閉されてたんだぞ?」

美少女「私だって元々は男だったしね...」

男「あれ?この中でまともな過去なのってガイドさんと僕だけじゃない?」

ガイド「...あっ本当だ 大した事無いですね」

女(こいつ...男と似てすぐ些細なことで落ち込むけどチョロいんだよな)

男5(こいつが単純で助かったぜ...)ホッ

美少女「ところで...いつ頃到着予定なの? 途中休憩するよね?」

ガイド「トイレ休憩のことですね?勿論しますよ エコノミー症候群になることも有り得ますからね 大体3時間後の予定です」

男「じゃあそこまで眠るか...ガイドさんは大丈夫なんですか?眠らなくて...」

ガイド「ついさっきまで眠っていたので大丈夫ですよ それに私は夜行性ですし」

女「私と同じか」

男5「姉さんは夜型だろ 全然違うわ」

ガイド「到着は...道路の状況に寄りますが...恐らく8時間後ではないでしょうか」

美少女「やはりそれくらいかかるか...わかりました ありがとうございます」

女「じゃあそれまでトランプでもするか?」

2人 スヤァ...

男5「寝るの早っ!!」

ガイド「弟様も眠ることをお勧めしますよ?勿論、妹様もですが」

女「嫌だぞ 私は朝になるまでゲームをするんだ!」

男5「寝ろ 馬鹿姉さん」ガツン

女 スヤァ...

男5「よし寝たな じゃあ俺も寝るからサービスエリアに着いたら起こしてくれ」

ガイド「畏まりました お休みなさいませ」

一旦切ります

キャラクター多すぎじゃない?

マンガとかなら絵で見分けられるけど、小説だとキツいよ。さらにそれぞれのキャラクター書き分けるスキルが>>1に無いかなと

むしろマンガだとしてもキャラクター多いくらい?コレだけ増やした理由はありますか?必ずこの人数じゃなきゃいけませんでしたか?


主人公は男なのにスレタイで勇者物だと思ってたし、何がやりたいのか不明。

主人公の男に対してそれぞれのキャラクターがどういった役割を持ってるのか、それぞれのキャラクターが必要じゃなきゃいけない理由がさっぱり?

とはいえこういうの書くの大変よね。勉強して次に生かして下さい。おつ

>>208 登場人物が多い件は以前から言われていますが...勿論理由無く無闇矢鱈と増やしている訳ではありません 出番の差はあれど登場人物の誰か一人が欠けたらこのssは成り立たないと俺は思っています スレタイについては...誤解させてしまったのであれば申し訳ありません 未熟者ではありますが今後とも暇な時にちらっと読んで頂けると幸いです

~女4の家~

女4祖父「さーてとそろそろ寝るとするか...」

男7「普段寝る時間はもう少し遅いですが...明日何かあるのですか?」

女4祖父「ああ 明日、棋士が来るみたいでさ 俺が護衛することになったんだよ...俺、警部なんだけどなぁ...」

女4「確かその人って今まで一度も負けたこと無いんだよね でもご年配だからそろそろ引退するんじゃないかって噂されているよね」

女4祖父「そんな人がどうしてまたこんな町に来るのかよくわかんねえんだよな...将棋教室でゲストとして来るんだが...」

男7「その人の写真...良かったら見せて貰えますか? 少し気になりまして...」

女4祖父「この人だけど...父さんは知らないだろ?」スッ

男7「この人は...」

女4「もしかして...知ってるの?」

『先生 本当に行っちゃうの?』

『その呼び方は止めて下さい ええ...今度はいつ戻るかは分かりませんが...』

男7「...はい 見た目はすっかり変わりましたが私が昔、将棋を教えた人です 立派になられましたね...」

女4祖父「父さんって将棋指せたのか...しかも凄い人に教えたんだな...」

男7「下手の横好きですよ 対戦してもすぐに負けてしまう程の腕です 音、本当に明日彼がこの町に来られるのですか?」

女4祖父「だからさっきからそうだって言ってるだろ 父さんも来るか?将棋教室」

女4「行くべきだよ!ひいおじいちゃん 知り合いなんでしょ?」

男7「しかし...」

女4祖父「しかしもかかしも無いだろ 仕方ねえな...この人に会えるように掛け合ってやるよ 俺が護衛役で良かったな父さん 感謝しろよ じゃ、俺はもう寝ないとやばいから 父さんももう寝ろよ」

男7「あっ...音 まだ行くと決まった訳では...行ってしまいました...」

女4「これも何かの縁だしさ 会いに行くのが良いと思うな こんな機会、滅多に無いし」

男7「そうですかね...」

~サービスエリア~

ガイド「到着しましたよ皆さん 起きて下さい」

美少女「ううーん...おかわり...」ムニャムニャ

ガイド「寝惚けていますね...トイレ休憩ですよ ほら、起きて下さい」ユサユサ

美少女「...ん? ここ何処?」

ガイド「やっと一人起きた...サービスエリアですよ」

美少女「あっ! トイレ休憩か 起きて男 着いたよ」ユサユサ

男「おっ...もう着いたか じゃあ残りの2人も起こさないとね こら女起きろ」ペシペシ

女「痛いな...だからそうやって人を平手打ちするのは止めろって わかったよ起きればいいんだろ起きれば」

男「じゃあ男5も...あれ?男5は?」

ガイド「弟様なら着いた時に起きられまして...一足先に行かれました」

美少女「私達が寝てたのに?」

ガイド「はい」

女「マジかよ...あいつ、私を殴って無理矢理寝かしたのに起こさないって...」

男「最低だなあいつ」

男5「幾ら殴っても起きなかったからだよ はぁ...やっと起きたか3人とも」

女「おまっ...寝てた私を殴って起こそうとしたのか」

男5「揺すっても起きなかったから仕方なくな...でも起きなかったから先に済ませてきたんだ」

美少女「通りで男がビンタしてすぐ起きた訳だ さっ、2人とも 私達も行くよ」トントン スタスタスタ

女「私ってそんなに眠り深かったかな...」トントン

男「結構深いぞ」トントン

女「そうか?」

男5「...行ったか お前は行かないのか?」

ガイド「途中で済ませたので大丈夫です」

男5「そうか」

ガイド「あの...アマテラス様はお元気ですか?」

男5「元気だよ」

ガイド「そうですか...なら良かったです」

・・・・・シーン

ガイド(話題が続かない...どうしよう...)

2人「「あの...」」

男5「お前が先に言え」

ガイド「弟様からどうぞ」

男5「じゃあ...姉さんから聞いたが修学旅行の俺達のガイド役...お前なんだってな」

ガイド「ええそうなんですよ! 長年の夢でして...こんな形で叶うとは思ってもいませんでした」

男5「修学旅行の? お前ならもうしてると思ったが...」

ガイド「バスツアーのガイドしかしていませんから...まさかアマテラス様のクラスを担当するとは思いませんでしたけど」

男5「俺も姉さんのクラスなんだが...大丈夫か?お前って昔からおっちょこちょいだからな...」

ガイド「以前の私と同じだと思わないで下さい しっかりと導いて見せますよ」エッヘン

男5(不安だなぁ...)

一旦切ります

~次の日 駅前~

女4祖父(もうすぐ時間か...)

棋士「もしかして...あんたが音さんかい?」

女4祖父「えーと...じいさん 誰だ?」

棋士「写真を見たか?これが先生の息子だとは到底思えんな...」

女4祖父「ああ! そうか、あんたが...えーと何て読むんだっけあれ...」

棋士「別に無理して思い出さなくて結構 とにかく、今日一日宜しく頼むぞ」

女4祖父「その前に...一つ聞いていいか?」

棋士「名前の読み方か?」

女4祖父「違う 俺を護衛役に選んだ訳だよ あんたが俺を指名したって事は知ってるけど...まあさっき言ってたことから大体わかるが...」

棋士「わかってるなら答えなくてもいいな ほら、さっさと車に連れて行かんか」ブンブン

女4祖父「おい、杖を振り回すなって...あーわかったよ 連れて行けばいいんだろ連れて行けば こっちだ」

~車内~

棋士「まったく...大体あんたが本当に先生の息子なのかも怪しいな...養子か?」

女4祖父「実の父親だよ」

棋士「わしとあまり年が離れてないはずなのに、随分と若い風貌だが?」

女4祖父「そういう体質なんだ 悪かったな」

棋士「そうやってすぐ口答えする辺りが似てないんだがな」

女4祖父「どうしてそんなに父さんのことを気にするんだ? 子供だからって性格まで似る訳じゃない」

棋士「先生のお陰でわしは将棋を始めた...あれはわしが外を走り回ってた時にちょうど先生の家を通りかかった時のことだ」

女4祖父「えーと...話が長くなりそうだから要点だけまとめて言ってくれないか?」

棋士「はぁ...わしがたまたま先生が将棋をやってるのを見て興味を持ち。それから教わるようになったんだ」

女4祖父「へぇ...そうだったのか 父さんの腕は?」

棋士「強かった これまでわしは何人もの棋士と対局して来たが...先生を越える者はおらんかったよ」

女4祖父(結構強いじゃねえか...父さん...)

女4祖父「父さんは死んだが息子の俺が居る たまたまこの町に来ることになったから俺を指名した そういうことか?」

棋士「本当なら来ようとも思わなかったんだがな...護衛だって必要ない」

女4祖父「じゃあどうして...」

棋士「虫の報せだ 行くべきだって思ったんだよ もう長くないしな...」

女4祖父「は?もう長くないって...」

棋士「この歳だと嫌でも病気になる そういうことだ」

女4祖父「まさかあんた...」

棋士「もう言わんでもわかるだろ さっきから喋りぱなしで疲れた 暫く寝かせてくれ」

女4祖父(とんでもない仕事をさせれちまったな...これで父さんが来なかったらこの人、マジで浮かばれんぞ...)

~女4の家~

女4「ひいおじいちゃん、そろそろ始まるよ?行かないと...」

男7「私は死んだ身です 今更彼に会うなんて...」

女4「いいの?本当に会わなくて 会えるうちに会っておかなきゃ...一生後悔するよ?」

男7「・・・・・・」

女4「こうなったら力づくで連れて行くからね こう見えても私、結構力あるから ほら、行くよ」グイッ

男7「え?あっ...駄目ですよ そうやって力で解決しようとするのは...」ズルズル

女4「いいから! じゃあひいおばあちゃん、ちょっと行ってくるよ」

女4曾祖母「気をつけて行くんだよ」

女4「うん ほら、抵抗しない!」

~富士山麓~

ガイド「到着です さっ、登りますよ」

男5「それは良いんだが...お前、大丈夫か? 運転するのは結構疲れるし、その上登山でしかも富士山」

女「幾ら慣れてるお前でも無謀過ぎるぞ...」

ガイド「私のことならご心配なく」

男「なぁ、美少女...ガイドさんの顔色、明らかに悪いよね...」ヒソヒソ

美少女「うん...もしも何かあったら大変だから一応お母さんに連絡しておくよ...」ヒソヒソ

男「頼んだ 校長ならどうにかしてくれるだろうしね」ヒソヒソ

ガイド「お二人様ー 行きますよー」

男「今行きます」

~数分後~

ガイド「あっ、妹様 そちらに石がありますから転ばないように注意して下さい」

女「うおっ...危なっ...危うく転びかけたよ ありがとな」

ガイド「いえいえ 当然のことをしたまでですよ 皆様、水分補給はしっかりこまめして下さいね」

男(今の所は大丈夫...まだそこまで険しくないからね...)

男5「おっ、あれ もしかして二合目の看板じゃないか?」カシャカシャ

美少女「そうだね この調子なら今日中に7、8合目までいけるんじゃないかな」

美少女(ガイドさんの体調がそれまでに悪化しなければの話だけどね...)

女(さっき美少女が母さんに電話しているのを見たが...見られないように気をつけていた辺りからして...恐らく最悪の事態が起こった時に備えてか 軽はずみに登山しようだなんて言わなきゃ良かったな...)

男「女、どうした?そんな顔して ほら、上見ろよ こんな所でへばってたらリタイヤ確定だぞ?」

女「違うわ 実はさっき美少女が電話しているのを見てな」ヒソヒソ

男「別に小声で話すことじゃないだろ」

女「馬鹿野郎 ヤタガラスに聞こえたらどうするんだ あいつの体調が優れてないのは私でもわかる それで母さんに助けを求めたってこともな」ヒソヒソ

男「お前...聞こえてたのか」

女「私が女の母親なの忘れてないか?あの距離なら余裕で聞こえるわ」

男「メイドさんの耳の良さ、遺伝だったなそういえば...」

女「勿論目もだが...この身体だとそうはいかん ともかく、あいつにバレるようなことはするな」

男「言われなくてもわかってるさ」

一旦切ります

~マンション 男6の部屋~

男4「で?その魔王娘の前ではしっかりしていたいから普段から敬語使うようになったって訳か?」

勇者「え、ええ...」

男3「だからって僕らの仲で敬語は無いよね」

男6「正直薄ら寒かったな 違和感しか無かったよ」

男4「だからよ...その娘だっけ?そいつの前では好きなだけ敬語使っていいからさ 普段はタメで話してくれよ な?」

勇者「でも...」

男3「僕からも宜しく頼むよ この通りだ」ペコッ

男6「バルドルに頭下げさせるなんてな...ここまでやって断るなら絶交した方がいい」

勇者「...わかった そこまで言うならこれからはそうする」

男4「それでいいんだよそれで すまなかったなファーブニル、わざわざ部屋まで来ちまって」

男6「私は一向に構わんよ こういうのも偶には悪くない」

グオオオオオオ グオオオオオオオ

男4「な、何だ!?」

男6「固定電話の着信音だよ もしもし、私だ」ガチャ

男3「あれ、竜の咆哮音だったけど...」

男6「...そうか...わかった じゃあまたな」ガチャン

男3「どうしたんだい?そんな顔して」

男6「ユグドラシルの根っこの齧られる頻度が増えているらしい...」

男4「ユグドラシル?何だそれ」

男3「自分の世界のことなのに知らないのかい...君は...」

男4「そういうのには疎くてな...」

男3「ユグドラシルは北欧神話の世界の要になっている大樹だ あれが無くなったら一大事なんだ 僕達の世界が滅びるんだぞ?」

男4「そうなのか!? じゃあ誰がそんな危害を加えているんだよ」

勇者「私が調べた限りでは...ニーズヘッグだよね」

男6「ああ...あいつはドラゴンの中でも忌み嫌われている 昔は大人しい奴だったんだがな...」

男4「そいつを倒すことは出来ないのか?」

男3「無理だ お父さんもトールさんも何度も倒しに行ったけど...傷を付けるのが精一杯だった」

勇者「装甲が硬いの?」

男3「うん...危うくグングニルが壊れるところだったって聞いた」

男4「そんな手を付けられない奴が更にユグドラシルを傷付けるようになったなんて...どうすればいいんだよ」

男6「...男なら」

男4「は?男?どうしてあいつが?」

男6「勇者、君の世界に二回目に戻った時に会長は一度男妹2に破壊されたんだよな?」

勇者「女から聞いた話に寄るとね....でもそれがどうしたの?」

男6「運命というのは絶対なんだ絶対にそれを覆すことは出来ん それを男は変えた あいつならきっと...」

男3「ニーズヘッグを退治出来ると言うのか」

男6「きっとな...」

男4「でもどうして会長が破壊されたって話をお前が知っているんだ?行ってないんだろ?」

男6「校長から聞いた」

勇者「あの人、口軽いもんね...」

~学校 校長室~

美少女母「ヘクション!...うぅ、最近噂される回数が多いわね」

女7「風邪引いてるんじゃないの?」

美少女母「違うわよ~...まぁエアコン付けっ放しで寝てるけど」

女7「それが原因じゃない」アセアセ

美少女母「それよりいいの?一応、彼に伝えておいたけど そのうち消滅しちゃうなんて有り得ない話じゃないのよ?」

女7「私はまだ大丈夫だけど、スクルドがね....根は未来の部分だから...」

美少女母「未来を司るあの子は大変でしょうね...でもそのうち幹に手を出し始めたら...」

女7「手の打ちようが無くなるね...私が消えたらもうあの世界は終わり...」

美少女母「大勢が帰る場所を無くす...それだけは避けないとね...」

女7「ユグドラも一応は抵抗してくれているけど...ますます力をつけているあいつの前では蟷螂の斧に等しいね」

美少女母「やはりあの子じゃないと駄目か...」

女7「何か考えが?」

美少女母「ちょっとね でもまだ覚醒してないし...」

女7「私が力になれるなら手伝うけど」

美少女母「勿論貴女の手も借りるわよ でも他にも色んな人に手伝ってもらわないと...正直無理ね 大体いつまで保てるかわかる?」

女7「....3日かな」

美少女母「きついこと言ってくれるわね~ ...じゃあ私はこれから色々と電話掛けるから貴女もヨミちゃん達迎えに行ってね 頼んだわよ」

女7「富士山か...よし、位置がわかった 行って来るよ」

美少女母「行ってらっしゃい~」

ピカッ

美少女母「あっ、もしもし フリッグ?私なんだけど...今大丈夫?」

~富士山~

ガイド(不味いな...視界が更に霞んできた...)

男「あの...ガイドさん? 大丈夫ですか?かなり顔色悪いですけど」

ガイド「この程度どうってこと無いですよ」フラッ

ガシッ

男5「危ねえな...しっかりしろよ」

『ここ何処だよー 何か空気薄いんだけどー』

『大声出さないほうがいいよ 結構標高高いからね』

美少女「おかしいな...何か前方にメイドさんと女7が見えるんだけど...」

女「何でここに居るんだよお前ら」

メイド「知らないよ 家で洗濯物畳んでたらいきなり現れて無理矢理連れて来させられたんだ」

女7「貴女の協力が必要不可欠だからね そこの顔色悪い人に取り憑いてあげてよ」

ガイド「あっ...どうも」

メイド「どうしてアマテラス様の式のあんたが此処に居るのかわからないけど...色々やばいね 仕方ないな...じゃあ意識だけ残してっと」

スーッ

男「メイドさんがガイドさんの中に消えた...」

ガイド「おおっ! 疲れが消えた!」

女7「よし じゃあ今からあちこち行くから男5、ちゃんと写真頼んだよ」

男5「はぁ? 何言ってんだおま...」

ピカッ

女7「まずは四合目 はい、みんな並んで並んで」

男「お、おう...」

女7「じゃあ男5、写真撮って」

男5「指図すんなよ...じゃあ行くぞー はいチーズ」

カシャ

女7「じゃあ次行くよ 空気更に薄くなるからね」

ピカッ

女「...ここは?」

女7「五合目のちょっと手前 ほら、道中の写真も欲しいでしょ?」

男5「この調子だと1時間以内に頂上行かされそうだな...」カシャカシャ

~数分後~

女7「よし、終わったね」ゼエゼエ

女「全然登った感が無いな...写真撮ってすぐ場所移動だったし...」

美少女「まぁ、私達らしくていいんじゃない? でも帰りはどうするの?疲れてるでしょ?

女7「女、私の体力戻して」

女「はぁ!? 母さんといい...お前といい...人使いが荒いぞ ったく」カチャ

ピカッ

ツクヨミ「よーし、戻したぞ これでいいかー?」

女7「うん充分だよ じゃあ行くよ」

ピカッ

~学校前~

女7「はい、到着ー」

ガイド「あの...私のバスは...」

女「そこにあるだろ」

ヒューン

メイド「母さん、戻るの早っ!」

ガイド「うぅ...眩暈が...」

メイド「あっ...ごめん 家、何処なの?送っていこうか?」

女「お前、バスの免許なんて持ってないだろ」

メイド「持ってるけど?」

男5「持ってるのかよ...じゃあ送ってもらえ」

ガイド「すみません...皆様に醜態を晒してしまい...どうお詫びすれば良いか」

女「修学旅行のガイド、お前なんだろ?その時にちゃんとやってくれればいいよ」

美少女「今日はゆっくり休んでね」

ガイド「はい...では失礼します...」

ブッブー ウオオオーン

女「あいつ...楽しんでやがる...」

男「でもどうして女7が? まさか校長から頼まれたのか?」

女7「まあね あの人、今色々と忙しいからさ代わりにね」

男父「おいヴェルダンディ 校長から聞いたぞニーズヘッグに何があったんだ?」タタタタタタッ

男「父さん!? 家に居たんじゃないの?」

男母「そんなこと言ってる場合じゃないわ 緊急事態なのよ」

女「どうしたんだよ...主神が揃うなんて...」

男3「やっぱりお父さん達も来たんだね...」

男6「そりゃそうだ 我々の世界の危機なんだからな」

美少女「えっ?どういうこと?」

男4「ユグドラシルがニーズヘッグに食い尽くされるかもしれないんだとよ」

男「食い尽くされるとどうなるんだよ」

男父「ルーン魔法が無くなり、ノルンが全員死んで北欧神話の世界が消える」

男5「存亡の危機とか笑い事じゃねえぞ...」

一旦切ります

男父「早く手を打たないと大勢の者が犠牲になる...しかし一体どうすれば...」

男6「オーディン この件は私に一任してくれないか?」

男4「おいお前、本当に男に託す気か!?」

美少女「言っておくけど男に危険なことをさせるのは私が許さないからね」

女「今は言い争ってる場合じゃないだろ で?どんな考えがあっての発言だ?男6」

男6「校長から聞いたが男には運命を変える力がある それに賭けるんだ」

女「美少女が男妹2に破壊されたのを男が変えたって話か あれは作り話だと思ったんだがな...」

美少女「それは違うよ あの時、男が危なかったから押したのに次の瞬間には私の前に居たもの」

勇者「私も遠目で見たよ 会長に押された筈の男が会長を庇って妹2を殴ってたよね」

男「うーん...あの時のことはいまいち覚えていないんだよな...」

男母「貴方が男のことを気に入っていることは知ってるけどこの子だけに任せるのは...」

男6「なら、会長と勇者も同行するならどうだ?」

勇者「会長はまだわかるけど...どうして私も?」

男6「君は並行世界の男だと聞いたことがある なら、君にもあるんじゃないか? 何かしらの特別な力が」

男3「勇者にそんな力があるとは思えないけどねえ...」

男6「それに道中は魔物が多いからな 居てもらえると非常に助かる」

男父「なら女2も同行させよう 彼女が居た方がより楽になるだろう」

男母「じゃあ女2に伝えないと...」

女2「ご心配無く 全て聞いておりましたので」

男4「うおっ!? お前、いつの間に...」

女2「今日一日のお二人様を尾行していました 何かやらかさないか不安でしたので」

勇者「男6のマンションに居た時はどうしてたの」

女2「隣のビルから双眼鏡で見ていた」

男5「お前、それストーカーだぞ...しかもこの暑い中でよくもまあそんなことやってたな」

女2「こうでもしないとこの人のお目付け役など出来んよ」

男6「まあ話を聞いてくれていたならこの際好都合だな どうだ?任せてもらえるか?」

男父「万が一に備えて避難させなくてはならないしな...わかった ファーブニル、お前に任せるとしよう」

女7「こうしている間もあいつは齧る速度も増している...早くしないと...」

男「でも一体どうやって行くんだ?」

男6「そのことか なに、簡単なことだ」

ボオッ

ファーブニル『私の背に乗っていけばいい』

男「で、でかっ...」

美少女「流石ドラゴンなだけあって大きいね...えーと何処から登ればいいの?」

ファーブニル『尻尾からなら登りやすいだろう』

男5「登山用の荷物は俺達が代わりに家に持ってくよ ほら、姉さんも」

女「えー ダルいんだけど...よっこいしょっと」

男4「男、念の為にこれを持って行け」ブンッ

男「危なっ...」パシッ

男3「その剣、君が持っていたのか」

男4「一応あいつの形見でもあるからな...」

ファーブニル『私が作った剣か それならドラゴンキラーがあるしニーズヘッグに有効だろう』

一旦切ります

美少女「でもいいの?それ、大切にしてた剣でしょ 奪われたとはいえ男が持つのは...」

ファーブニル『あの時話しただろう?捨てられなかっただけだと 男の役に立つのなら喜んで渡すさ』

勇者「あー...どうしよう 私が乗ったら定員だけど...女2乗れない...」

女2「私はヴァルキリーだ 翼を生やすことぐらい造作でもないことだ」バサッ

男「何か綺麗だな...その翼...」

女2「そうか?スタンダードな物だと思うが」

美少女「他の物見たこと無いからスタンダードって言われてもわかんないんだけど...」アセアセ

女2「ともかく、私は自力で飛べるから問題は無い そろそろ行こう」

ファーブニル『そうだな...3人ともしっかり掴まっていてくれ 落ちても拾いに行けないからな』

バサッバサッ

男「おお...飛んでる...皆が小さくなっていくね...」

美少女「当たり前でしょ ドラゴンなんだから」

勇者「そうでも無いですよ?飛べないドラゴンだって居ますから」

男「えっ?そうなの?」

勇者「はい 私の国ではまずドラゴンが生まれたら飛行訓練をさせることが決まりになっています 最初から飛べる方が珍しいんですよ」

女2「それは知らなかったな...まぁそもそも私はお前の世界に行ったことが無いんだが」

勇者「機会が合ったら来たらどう?歓迎するよ」

女2「...考えておく」

ファーブニル『やはり君はそういう喋り方がしっくり来るな 全ての人に対して敬語を使うのはどうも気味が悪い』

男「おい、男7のことを悪く言うんじゃない」

ファーブニル『彼の場合は別だ 勇者にはそうのは似合わないって意味だよ』

勇者「そうかな...一応、私って姫なんだけど...」

女2「お前みたいな姫が居てたまるか 名前、勇者だしな」

男「本当に本名なんだよね?君の勇者って名前」

勇者「勿論ですよ お父様が付けてくれた名前です」

美少女「まぁ子供に男って名前付ける人が居るんだから居てもおかしくないよね」

男「それを言ったらおしまいでしょ」

女2「私も女2って名前だしな...」

ファーブニル『その...すまんな 一人だけまともな名前で...』

美少女「なにも男6が謝らなくてもいいよ 別に付けられた名前を嫌ってる訳じゃないし」

男「一時期コンプレックスだった時期もあったけどね...」

女2「お前って本当にちょっとしたことですぐ落ち込むよな 会長が元男だなんて信じられん」

美少女「本当だよー 私は男だったんですー」

ファーブニル『男、君はもっと自分に対して自信を持つべきだと思うぞ それさえ無ければもっと良くなるな』

男「そうかな...僕って昔から何をやっても人の足を引っ張るからさ...役立たずだと思うんだよね...」

美少女「男が役立たずだったら私はもっと役立たずだよ 生徒会を引っ張ってるの男だし」

勇者「初対面だった男妹に対して、『妹になれ』って言った貴方は凄かったですよ」

美少女「あったねーそんなこと あの時はびっくりしたよ 抱きついたと思ったらあの言葉だもん」

一旦切ります

男「あの時はそうするしかないと思ってね...必死だったんだよ」

美少女「でも彼女の私を差し置いて他の女の人にあんなことをするのはどうかな この前だって女5に告白されてたし」

女2「男って無意識で落とし文句言うもんな...相手によっては誤解させるぞ?」

女2(かく言う私もその一人だがな...)

勇者「来年のバレンタインチョコ、男宛ての本命チョコ多いかもしれませんね」

美少女「そうなったら私が全部食べるよ 男は私のチョコだけ食べればいいからね」

男「いや...それはくれた人に申し訳ないでしょ...それに美少女以外に僕にチョコくれるのは母さんしか居ないだろうし」

ファーブニル『それは無いな 君を慕っている者は多い な?女2』

女2「は?何のことだ?」

ファーブニル『しらばくれても無駄だ 男4から君が暇な時に男の写真を眺めていることは聞いている』

美少女『おっ? 何?女2 男は渡さないよ?』ゴゴゴゴゴ

女2「待て会長 私は会長が考えているようなことは思っていない おい、ファーブニル 誤解させるようなことは言うな」

ファーブニル『はて? 私は事実を言っただけだがな....』

美少女『勇者、剣貸して こいつ、殺さなきゃ』ゴゴゴゴゴ

勇者「嫌ですよ...少し頭を冷やして下さい」

男「どうどう...落ち着けよ美少女 ほら、深呼吸して」

美少女「スーハー...スーハー...よし 勇者、剣貸して」

男「おい調子に乗るな」ポカッ

美少女「あ痛た...冗談だよ...冗談 もう、真に受けちゃってさ...」

女2(危うく殺される所だった...会長の目、本気だったし)アセアセ

ファーブニル『おっ、見えてきたな もうすぐ到着するぞ』

勇者「あれは...教会? って、ここ何処?」

女2「北ヨーロッパだ 私達の世界が北欧神話の世界と呼ばれているが、その所以の一つはここに私達の世界への入り口があるからなんだ」

男「ゲルマン民族の神話だから北欧神話なんじゃなかったのか?」

ファーブニル『それはあくまで一部に過ぎんよ 着いたから降りてくれ この姿だと入り口を通れないんでね』

~公民館~

棋士「...負けました ありがとうございました」ペコッ

男7「こちらこそありがとうございました」ペコッ

女4「か、勝っちゃった...ひいおじいちゃん凄い...」

女4祖父「女4、それもこれもお前が父さんをここに連れてきてくれたお陰だよ ありがとな」

女4「ううん 大したこと無いって でもあの人、ひいおじいちゃんを一目見てすぐに対局してくれって言ったよね」

女4祖父「覚えているんだろうな...ここに来る直前に聞いたが父さんと最後に会った日付がちょうど特攻する一年前だった 姿が変わってないからすぐわかったってことだな」

女4「将棋についてあまり知らないけど、指してる時のあの人 楽しそうな顔してたね」

女4祖父「ああ、そうだな...」

棋士「やはり...君は...」

男7「何方か勘違いされていませんか?私は男7と申します」

棋士「...そうか 打ち方が先生に似ていたのだが...勘違いだったか」

男7「しかし...」

棋士「ん?」

男7「昔は男と名乗っておりました その...お久し振りですね...」

棋士「せ、先生...やはりわしの目に狂いは無かった...お会いしたかったですよ いつの日か先生を越えられるように指してきたつもりでしたがやはり先生に敵いませんね...」

男7「いえいえ...紙一重で勝てただけです 歴戦を潜り抜けた貴方と私とは雲泥の差がありますから...」

棋士「御自身を卑下なさるのは相変わらずですね...」

男7「それが私ですので...」

一旦切ります

~教会 地下 階段~

コツン...コツン...

美少女「ねえ...どうしてこうも階段って長いの? 下りだからまだマシな方だけど上りになると絶対疲れるよね...」

男6「階段が長いのは仕方が無いことだ 私達の世界に行く手段がこの先にあるからな...これでもマシな方だ」

女2「今のうちに言っておくが...途中で引き返すのは厳禁だからな したら魔法によって此処を死ぬまで永遠に彷徨うようになっている ほら、こんな感じにな」ヒョイ

勇者「さり気なく白骨化した頭拾わないで欲しいんだけど...」アセアセ

男「それよりもさ、ここ隠し階段なんだよね?祭壇の下にあるんだし どうしてこんなに人の骨多いの?」

男6「噂だよ 何処かの誰かがここに宝があると広めてな...大変だったよ 目撃者を出してはならないから皆殺ししてな... 罪の無い子供を殺すのは流石の私も罪悪感を感じた」

男「それってどういう...」

男6「一時期、私はここの守りをしていたんだ 破壊工作でもされたらたまらないからとオーディンに頼まれてな」

女2「オーディン様がお前に? 一体どういう関係なんだ?」

男6「なに...昔、彼の武器を作っただけの間柄に過ぎんよ ドワーフだったと言っただろう?」

勇者「作ったって...グングニルを?」

男6「ミョルニルもギャラルホルンもレーヴァテインも皆な...昔は道具や装具を作ることが生き甲斐だったよ」

美少女「北欧神話に出てくる神器を作ったなんて...一体何者なの...貴方...」

男6「元ドワーフのドラゴン 以前は神器の創り手などと呼ばれたりもしたが...別に私が作らなくても他の誰かが作っただろう 偶々私が作ったに過ぎん」

勇者「じゃあどうしてそんな人がドラゴンなんかに...」

男6「死んだ後に無理矢理叩き起こされたんだ 私ほどの作り手を死なせるのはもったいないとな それも禁忌の儀式までして...その結果がこのざまだよ」

女2「死者蘇生なんて...神々がそれを許す筈が...」

男6「許さざるを負えなかったんだよ 傷ついたり壊れたりした神器を修理出来たのは私だけだったからな 神器は作り手にしか修理は出来ん だから許したんだ」

男「男6...君も大変だったんだね...」

男6「大変で済めば良かったんだがな...蘇生に成功をしたはいいが私は竜に変貌していた 仲間は勿論、神々にも忌み嫌われたな 受け入れられなかったとはいえ、少々傷ついたよ」

女2「そんなことが...」

男6「これで終わればまだマシな方だ その後、私は様々なドラゴンに命を狙われた 汚らわしい血を排除するとか言ってな...」

男「・・・・・」

男6「そんな中で一匹だけ私を匿ってくれたドラゴンが居てな... それがニーズヘッグだったんだ」

4人「「「「えっ!?」」」」


勇者「ニーズヘッグって邪竜なんじゃないの!?」

男6「ネットや本の情報を鵜呑みにするな 彼はそんな者ではない 争いを好まない心優しいドラゴンだよ ...昔はな」

美少女「『昔は』ってじゃあどうしてこんなことになったの?」

男6「...恐らく知的好奇心に従った結果、ああなったのだろう 彼は動物の肉が食べられない体質でな...植物の根っこなどを主食にしていたんだ」

女2「ユグドラシルの根には世界を支えるが故に膨大な力が蓄えられていると聞く もし、それが本当ならば...」

男「今のニーズヘッグは異世界の男4同様に力に飲み込まれているということか...」

男6「彼は私の恩人だ 彼が私を匿い人型の姿になるやり方を教えてくれなかったら今の私は居なかっただろう...彼を楽にさせることしかその恩を返せないのが悲しいことだがな...」

4人「「「「・・・・・・・」」」」

男6「さて、私の昔話が終わってた所で最下層だ ここが入り口になる」

美少女「でも行き止まりじゃない 壁に何か文字が書いてあるだけで何処に入り口が...」

勇者「『神の力を持つ者よ ここから3歩下がりてその力を示せ さすれば扉は開かれん』」

女2「お前、ルーン文字が読めるのか!?」

勇者「えっ?これがルーン文字なの?私の世界の魔法を唱える時に使う文字そっくりなんだけど」

男「言われてみれば...この文字、勇者の世界でも見たような気がする...」

美少女 スタスタスタ パチン

ギィィィィィ

美少女「...あっ 本当に開いた」

男「おい、自然な流れで扉開けるなよ」

美少女「もしかして...まだ開けるの早かった?」

男6「いや構わんよ 勇者の世界で何故ルーン魔法が使われているか気になるがそれはまた後で話し合おう 今は一刻も早くユグドラシルに向かわないとならんからな」

~アースガルド 入り口~

男「うっ...この感じ...いや、まさかね...」

女2「ん?どうした?」

美少女「向こうからクロノスの神力が感じるんだよ...しかもかなり強い この前のよりもね...」

男6「どうしてクロノスの神力が...」

勇者「もしかして今回の危機もクロノスが原因だったりして...」

男「その線が濃いな...父さんと母さんがこの前ので殺せなかったから今度は世界を破壊しにきたという訳か...」

美少女「卑劣な真似を...」

女2「不味いな...恐らく先行したんだろうヴァルキリーの気が次々と消えている...全滅も時間の問題か...」

ボゥ

ファーブニル『急ぐぞ すぐに背中に乗れ』

~アースガルド 泉~

男「こ、これは...」

ファーブニル『間に合わなかったか...くっ...』

美少女「酷い...これが全員ヴァルキリーだというの...」

勇者「戦場ではよくある風景だけど...ここまでの死体の山は見たこと無い...」

女2「どれも歴戦の戦士だ...それをあれがやったというのか...」

グギャァァァァァァァ

美少女「あれがニーズヘッグの鳴き声...」

勇者「竜の鳴き声だとは到底思えない...」

ファーブニル『苦しんでいる...自我が無いだけでなく力にその身体を蝕まれているな...』

男「あんなのに...果たして勝てるのかな...」

美少女「今更、弱音を吐いたって駄目だよ やらなくちゃ」

男「わかってるけど...身体の震えが止まらない...」ガタガタガタ

女2「...男 お前はここに残れ」

男「...えっ?」

女2「私にはわかる このままお前が行ったとしてもどうせ足を引っ張るだけだ だからここに残れ」

ファーブニル『だが...』

女2「いい加減にしろ! ここは戦場だ 男のような者は真っ先に死ぬ 会長も薄々わかっているだろ」

美少女「・・・・・・」

男「美少女...」

美少女「ごめん男 女2の言う通りだよ このまま一緒に行っても私、男を守れる自信が無い」

勇者「ここは私達に任せて下さい」

男「で、でも...」

美少女「お願い男...わかって...」

ファーブニル『...行こう すまんな男、無理をさせてしまって...そこで見ててくれ』

バサッ バサッ

男「...くそっ」ドンッ

男「これじゃあ...何も変わらないじゃないか...見ているだけで...何も出来ない...」

男「何が運命を変える力だ...臆病者の僕にはそんな大それたものは無い...」ウルウル

男「変わりたい...こんな...傍観している自分を...うぅ...」ポロポロ

~~~

毒蛇達 シャァァァァァ

勇者「何この数の蛇...さっきまで居なかったのに...」ズバッ

ファーブニル『ニーズヘッグの力が具現化した物だろう...これらを倒さないと先には進めんな』ボォォォォォ

美少女「こんな数、いちいち相手にしてたらキリが無いよ...仕方ない...ここは...」

ピッカァァァァ

美少女『これで一気に片付ける!』キラキラ

女2「会長が...光ってる...しかも強い...」ズバッズバッ

勇者「『閻魔モード』と『女神モード』を同時に発動しているんだろうね...さしずめ『無敵モード』かな でもそんなことしたら...」ズバッ

ファーブニル『体力を急激に消費する...不味いな...どんどん先に向かってるぞ』シッポバシン

美少女『どけェェェェェェェ!!!』ダダダダダダダダッ

パシュン

美少女「うぐぅ...目の前に来て切れるなんて...あともう少しなのに...」

毒蛇 シャー

美少女「まだ生き残りが...くっ...」

男『止めろォォォォォォォォ』ダダダダダダダダダダダッ ズバッ

美少女「男!?どうして...」

男「君は僕が守るって...そう言ったじゃないか...」ゼエゼエ

ニーズヘッグ「グギャァァァァァァァ」ボオッ

男「!! 美少女、危ない!」ドンッ

美少女「うわっ」ドスン

バーン ボォォォォォォ

美少女「そ、そんな...嘘でしょ...」

女2「大丈夫か、会長」タタタッ

美少女「私は...でも男が...」

女2「敢えて非情なことを言わせてもらうが...仕方ないさ...これでもあいつなりに懸命に頑張ったんだ...」

美少女「嫌だ...返事してよ...男ォォォォォォォォ」

一旦切ります

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