【安価】迷宮防衛JS記録 (66)

 遥かな昔から少しずつ少しずつ開拓され判明してきた、現在の王都の百数十倍もの広さを持つ超巨大遺跡。

 その中には、広範囲にわたって地図を作ることのできない領域が、何箇所も存在した。

 生きている迷宮。

 姿を変える通路、現れては消える階段や梯子。

 昼夜が入れ替わる天井、川や森など野外としか思えない光景までもあるという。

 通称、『深階』。

 その中心には必ずなんらかの絶大な魔力を秘めた宝物が存在し……それゆえに『深階』を求める探索者も多い。


 いわく、古代の魔道王が迷宮に姿を変えたのだとか。

 いわく、挑む人間のその気概を代償に宝物を生み出しているのだとか。

 諸説あるが……この手の迷宮にありがちな「神が試練を課すため地上に遺した」という説は影も形も無い。

 なぜなら。

 ――エロいのである、この迷宮。

 ~ 最深奥 ~

「……たー、……たー」

インプ「ますたぁー!」

 意識がはっきりしてくると、祭壇の前には長年使役している小悪魔娘のきわどい黒ビキニ姿。
 よくわからないが真剣な雰囲気なので、(眼福なのは置いといて)迷宮の主としての威厳ある態度に切り替えた。

インプ「お目覚めですか? ますたー」

インプ「お休みのところすみませんが侵入者です!」

インプ「ニンゲン達が西南西第六エリアの『深階』までたどり着きそうなので、宝物を守るために……」


インプ「至急、JS(ジャニターサポーター)を任命してくださいっ!」

・侵入者に対し、1層ごとにひとつトラップ、またはモンスターが襲い掛かります。
 侵入者の気力は50固定で、1層ごとに0~9のダメージを与えることができます。

・JS(ジャニターサポーター)は、侵入者が第10層目を突破した時に直接対決するボスです。
 侵入者の気力に1~10のダメージを与えることができますが、その攻撃で倒しきれなかった場合は敗北になります。
 『深階』を維持する宝物は持ち帰られてしまいますので、腹いせにJSにオシオキしましょう。

・侵入者の気力が0になれば勝利です。JSの手で何日か絶頂エネルギーを搾り取ってからお帰り頂きます。
 人間族の情欲や絶頂エネルギーによって宝物は生み出されるのです。

特殊

・モンスターやトラップのダメージコンマでゾロ目が出た場合、本来のダメージに加え、JSと即座に戦います。
 そこで倒しきれなかった場合もJSはオシオキされます。
 負けてもラスボスとしてはきちんと登場できますから、実質追加ダメージ(&サービス)です。

・JSと侵入者の対決時のダメージコンマでゾロ目が出た場合、その瞬間、気力が残っていても問答無用でダブルノックアウトになります。
 侵入者とJSどちらも、何日かインプちゃんに絶頂エネルギーを搾り取られます。

あなたは超巨大遺跡そのものであり細かい作業はできません。

人間のトラップを真似て作り出すことはできても、最大の効果を発揮するには誰かにセットしてもらう必要があります。

知能の低いモンスターを生み出すにしたって、『深階』を維持するための宝物を壊されては本末転倒、やはり管理する人員が必要です。

配下に力を分け与え、JS(ジャニターサポーター)として侵入者を撃退してもらいましょう。


というわけで配下のリトルサキュバス族から誰か1名を――


キャラテンプレ
【名前】カタカナで書いてください。長い名前の場合は(呼び名)を六文字以内でお願いします。
【容貌】身長は必ず低くなり、また、特に指定が無ければつるぺたになりますが、リトルサキュバスの特性であり深い意味はありません。ありません。
【装備】実際に身に着けている品や所有物のほか、使う魔法なども可。
【傾向】性格や行動、性癖など。
【一言】「なにかセリフをお願いしますっ!」

※なお、触手とか擬似男根とかは自由に生やしたり消したりできます


↓1~2でコンマ(下一桁)が高いキャラを最初のJSに、同値ならどちらも採用し二人管理体制。0は0として扱う

ファリス「は? これを吸えと?」

インプ「そうです!」

 祭壇のド真ん中に突き出た、茶色の細い棒をいぶかしげに見やるファリス。
 枝あるいはトロールの岩のごとき肌という質感だが、この細さはどうしたことか。

ファリス「……ええ~? シュールってレベルじゃないわよ。これって咥えてる私がただのバカに見えない? え、そういう試練?」

 遺跡近くの町でまことしやかに囁かれている「最高の快楽を与えてくれる伝説のディルドゥ」。
 その実態は、迷宮の主から力を分け与えられる時に姿を現す迷宮の一部である。
 よほどのスキモノであればここに腰を下ろすのだろうが、今回はファリスの精神状況をかんがみて、咥える方向に促した。
 インプに早く早くと催促されてやっと先端に唇をつける。

ファリス「ん……もみゅ……うぅん」

 ゆっくり棒の先端を舌に沿わせ、舌の付け根のほうまで深く咥え込み、また口内から出してゆく。
 この手の技術はきっちり習得しているのだろう、唇の内側が棒に引きずられてわずかにめくれるさまは陰唇を連想させる。

ファリス「……んむ?」

 棒の先端からにじみ出てきた液体を嚥下するファリスは、体の奥底から力が少しずつ湧き出るような感触を……確かに、感じた。
 そうとわかればやる気も出るもので。

ファリス「んっふ、んん、ふぅ(ぴちゃ、ぴちゃ)」

 しかし、リズミカルに頭を上下させていると、はたと気付く。

ファリス(……インプって、退室、したっけ?)

 四つん這いになって頭を動かしているため、激しく動けばお尻も上下する。
 もし後ろで見ている者が居るとすれば、ひどく扇情的なダンスだろう。
 どこぞの貴族のようなドレスの長いスカートはそうそうめくれ上がる事は無いものの、十二分に恥辱である。

(びゅるっ!)

ファリス「んんっ……んぅ♪」(……こく、こく、こく)

 最後に放出された粘度の高い液体をがんばって飲み干す。
 と、体が何か、違う熱を帯びてきたような気がするが……


インプ「色欲方面に思考をかたむけることで、より侵入者の気力を削る方法を思いつきやすくするためですよ~」

ファリス(!! やっぱり見られてた!)

 インプのかわいらしい無邪気な笑顔が、何か裏のあるように感じられてしまう。
 しかし今はもう急がねばならない。

 ……と心の中で言い訳をして、湿った下着をどこで替えようか考えながら、ファリスは各フロアの設置のためワープパネルに足を踏み入れた。

では次に侵入者を。

テンプレ
【名前】苗字の付け足しもありです。長い名前の場合は(呼び名)を六文字以内でお願いします。
【容貌】特に制限はありません。人間以外の種族の場合はここにどうぞ。
【装備】実際に身に着けている品や所有物のほか、使う魔法なども可。 ただし、それで脱出できるか、打倒できるかは完全にコンマ任せです。
【傾向】性格や行動、性癖など。
【一言】

↓1~2でコンマ(下一桁)が高いキャラを最初の侵入者に、同値ならどちらも採用しペアのパーティーとして扱います。気力は個別で減ります。

 ~ 西南西第六エリア『深階』入り口 ~

 石づくりの広間。
 巨大な鋼の扉から少し離れた場所、隅のほうに魔力の波が溢れていた。

 (ギュイーン)

シリア「良かった、『深階』も入り口まで動いたりはしないんだね」

シリア「レンタルポートゲートのチェックを付け直して、と……モンスターが追ってこられないようにとはいえ、使い捨てはお財布にきついなぁ」


シリア「すぅ……はぁ」

 豊かな双丘を揺らして深呼吸を始める少女。
 それほどの覚悟を決めなければならないことが、この扉にある。

シリア「古代文字を解読してもらったところによると……うう……『未通女(おとめ)に開かれる道は無し。その証を立てよ』」

 その呪文を唱えて扉に手を当てれば、重厚な扉はさしたる音もなくあっさりと開いてゆく。
 ユニコーンのセンサーでも使っているのだろうか。

シリア「『深階』の噂、ほんとだとしたらすっごくえっちな事されちゃうんだろうけど。全部ほんとだとしたら子供ができる事もない」

 顔を赤く染めながらも少女は迷宮に足を踏み入れる。
 人のためになる事をしてこそ冒険者という矜持を胸に。

シリア「よしっ! 行くよ!」

 シリア:気力50


ファリス(履き替え完了。侵入者も確認したわ)

ファリス「さて、どんなものを作ってもらおうかしら」


↓1 第一フロアのトラップorモンスター

シリア(生きてる迷宮って言っても、1階からそんなに変な事は起きないのかな?)

 扉をくぐった先は、ごくごく普通の石の通路。
 さっきの広間からすれば狭いが1人で歩くのに不自由するほどではない。

シリア(油断するつもりは無いけどね)

 こつこつと、できるだけ静かに長い棒で石の床を叩きながら歩く。
 壁や天井への警戒も怠らずに。


シリア「わっ、何この道。……落とし穴?」

 ある角を曲がると、床のほとんどが深い穴になっている通路に出た。
 通路の両脇には床と同じ高さに、出っ張りがずっと繋がっているが……靴の半分ほどの幅しか無く、とても歩けるようなスペースではない。
 と、視線を上にずらしてみれば渡された1本のロープ。
 なるほど、これを掴めという事か。
 ぐっぐっと引っ張って、体重をかけてみても問題ないことを確認して、渡りだす。

 下はまったく見えないほど深い穴、手をゆるめれば落ちてしまいそうな状況で、足を開いて歩くというのは気力体力を使うものだ。
 さらに道程の半分ほどまで来た時……それは起こった。

シリア「ぅんっ!?」

 いきなり股間に当たってきた固い感触にびっくりしたが、それはどう見てもただのロープ。

シリア(……いや、ただの、じゃない)

 等間隔に結び目が付けられたロープは前に進むたびに股間を擦り上げる。
 床より高い位置にロープを渡すための「曲がり角」、恐らく壁にロープを渡すための溝があった、もっと注意すべきだったと嘆息しようとして――

シリア「あっ……♥」

 吐息が喘ぎ声に変わった。

シリア「うう……このぉ」///

 思わず自分の声に赤面してしまうが、行くも戻るも道は遠い。
 とにかく早く進まなければ、腕の力が抜けて落ちてしまうだろう。
 この股間のロープの上を渡ろうとも考えたが。

(バチン!)

シリア「くうぅん! ……う、ったぁ……」

 実にイヤな高さに天井があるため、半中腰で綱渡りなどしようものなら滑って股間を強打する。

シリア「ふぅ……う、はぁ……はぁぁ……♥」

 動きやすさ優先で選んだ軽装の服。
 そのショートパンツの船底に染みができたのが2分前のこと。
 染みはどんどん広がり、自身が分泌した液体がうちももを伝う感覚、ブーツの中まで一滴流れ込んだと感じてしまい、いっそう羞恥心が煽られる。
 口を開けばつい感じている声があふれ出してしまい、それが狭い通路に反響してよく響くのだ。
 また声を出してしまえば呼吸で豊かな胸が揺れ、汗ではりついた乳房の感触までも加わって、ほぼ全身の神経が鋭敏になっていると実感せざるをえない。

シリア(あと、あと5メートルっ)

 こりっ、とまたひとつ結び目を乗り越える。

シリア「はぁっ♥」

 強い快感にも負けず、またひとつ。
 ふたつ。
 みっつ。

シリア「あ……あ、あ、あ、あ」

 最後のきっかけは、無かった。
 ただ表面張力で保っていたコップの水が、あふれてしまっただけのこと。
 もう何をしようとも止めようがないと理解してからの2・3秒がとても長く感じた。

シリア「あ、は、あああああーーーっ♥」

 絶頂を迎えた場所がさらに悪かった。
 結び目の上で及び腰になってビクン、ビクンと腰を揺らしたことで、そのたびに包皮ごしに陰核を擦り、絶頂のさらに上へ押し上げられる。
 手だけは放してなるものかと頭上のロープを握り締め、足を大きく開き、巨乳を上下に揺らしながら……階下の暗闇に無数の雫を落としていった。


気力-8

 シリア:気力42

ファリス「…………」ゴクリ

ファリス「……はっ!?」

ファリス「い、いえいえ、熱中してる場合ではないわ。次のフロアは――」


↓1 第二フロアのトラップorモンスター

トラップorモンスターの募集安価に、ダメージコンマ含む、と付けるのを忘れておりました。申し訳ございません。

目安として、0で回避、1~3で被害を受けつつ突破、4~6で効果を十全に発揮し、7~9で放心するような絶頂(痛みなら気絶)に導きます。

 ~ 第二層 樹木迷宮・湿地 ~

 本当に迷宮の中で「上空」を見るとは思わなかった。
 かつて別の『深階』に迷い込んだハーピーの話では、空間が歪んでいるのか百メートルほども上がることができ、どこまで続くかわからなかったという。

シリア(でもこのタイミングで水のフロアは助かるかも……)///

 おもに下半身のびしょびしょを誤魔化す意味で。


シリア「っと、その前に」

 完全に川に浸かった樹木も元気に生えている様子が見られるため、水は沸かせば安全に飲めるだろう。
 この『深階』がどれほどの道程になるかわからない以上、飲み水の確保は重要だ。

シリア「……?」

 水を汲んでいると、視界の端で何かが動いたような気がする。
 こういう時の感覚は疑ってはいけない。

シリア「…………」

 川の流れはゆるく、透き通った綺麗な水。
 そこかしこに魚の影はあるけれど、大きなものが動けばすぐわかる。
 フロア全体が水没しているため水に腰までつかったまま移動しなければならない。
 大きく息を吸い、静かに。
 もし川底に擬態しているのだとしても先ほどの動きのあった方に近づかなければよいだけの――


(つぷっ!)

シリア「んお゛っ!?」

 水音すら立てずにいきなりショートパンツの隙間をくぐり、肛門に突き立てられた触手。
 あっさり侵入を許すほどの極細とはいえ、冷たいものが侵入してくる不快感に総毛立つ。

シリア「そ、そっちは、さすがに痛っ……く、ない……?」

 はっしと掴んだその感触はぶにょっとしていて、思わず離してしまう所だった。
 咄嗟に短剣を抜いたがこれは千切ってしまってよいものか。
 下手をすれば、掴む場所がなくなるだけという事も考えられる。

シリア「なん……でぇ、私……おしりは、好きじゃないっ、はず……」///

 侵入することに最適化された寄生虫型のボディは『宿主』に痛みを与えることなくびちびちと跳ね動く。

 そもそもにして肛門は膣奥よりよっぽど多くの神経が通っていて。
 どう刺激すればよいかが難しいだけで、最初からそういう目的のため作られた触手にとって快楽を与えることは朝飯前。

シリア「出て、ってば……んくぅぅぅ♥」

 触手の全身の血液が活性化、肉の柔毛が逆立ち、無数のヒダが生まれる。
 肛門全周にさらなる刺激を与えるやわらかな肉は、掴む手をすり抜け奥へ奥へと体を導くのだ。

シリア(やだ……こんなトコ見られたら)

 すでに体外に出ている触手の体は残り少ない。
 よく見えない水中で、お尻に突き立ったなにものかを掴んでいるというその姿は、アナルオナニーに没頭しているように見えることだろう。
 強烈な羞恥と快感の間に揺れる少女。
 いっしょうけんめい引きずり出そうとしている手が、ぐっと『筋肉の節』と呼ぶべき箇所をとらえた。
 その瞬間。

シリア「~~~~~っ♥」

 肉のヒダが、がっちりと括約筋と噛み合い、触手の動きは肉バイブとなって秒間十数の振動を加える。

シリア(やだっ、こんなの、こんなヘンタイみたいな格好でイキたくないぃ!)

 少女の願いも空しく、触手の動きはラストスパートとばかりに激しくなる。

シリア「んうぅぅぅ♥ ひぐっ♥ んん♥」

(ずりゅっ)

シリア「」

 絶頂のために動きの油断を突かれ、触手が腸内へと完全に入り込んだ。
 あとで虫下しでも飲まなければ。
 どこか冷静な頭でそんな事を考えつつ、川底の砂利に膝をついた。

 ……ゆっくりした川の流れに、股間からほんのり黄色を混ぜながら。

トラップやモンスターにもテンプレを使うことにします。
トラップがこちら。
【名称】
【外観】
【作用】
【条件】発動するスイッチや、設置される場所の条件など。無ければ無いで構いません。

モンスターがこちら。
【名称】
【容貌】
【能力】
【傾向】性格や、好んで狙う部位など。無ければ無いで構いません。


↓1 第三フロアのトラップorモンスター

ファリス「強制的に通らなきゃいけない通路以外、トラップは今のところ作動してないみたいね」

ファリス「なかなか慎重な猛者じゃないの。むしろ、やりがいがあるわ」


シリア「?」

ファリス(っと、危ない)ササッ


ファリス「……行ったかしら。ほんと、注意深い」

(カチッ)

ファリス「あ゛お゛っ」

 股間を強打する木製の背。
 自分が仕掛けたものに自分がかかるとは、我ながら呆れてため息も出ない。
 いや、ため息が出ないのは、痛みで呼吸すら厳しくなっているからなのだが。

(ウィ~ン……)

ファリス「あっ、あああああ!」

 木馬が前後に揺れる。
 木馬とお揃いのファリスのポニーテールも揺れる。
 ドレスのスカートは下着を完全に隠してくれているが、見た目は幼い高貴な娘が拷問器具に乗せられている、という背徳感も煽っていた。

寄生虫型触手で気力-7

シリア:気力35


 ~ 第三層 オークの洞窟 ~

シリア「樹木の間にぽっかり開いてた洞窟……地図はつけてるけど、もう階層とかどうなってるのかわかんないよ」

 順路ではあるのだろう。
 入り口に足を吊り上げるような罠も有ったことだし、道が広く、通るために作られていると感じる。
 しかし最も気になるのは……濃い獣臭。

シリア(雑食性で、しかも、衣服を使う観念のあるモンスター。ただの獣なら草木や地面と触れ合うことで勝手に汚れが落ちるから、こんな臭いはしない)

 ゴブリンか、オークか。
 命を奪われるようなことが無いなら、オーガー(人食い鬼)ではないだろう。

シリア(嫌だなぁ、輪姦されるのは)

 さっきの触手のように、モンスターに犯されることには慣れている。
 生殖に特化したモンスターというのは、どんなに注意していても防げないものだから……諦めるという事を学び、心を守る術を身につけた。
 しかし大勢に犯される状況はまだ経験が無い。
 想像するしかないが、根源的な恐怖が先に来る。

 砂利が無い、土の通路は音が響きづらく、隠れるには適している。

シリア(……オーク)

 隠れて様子を伺うと、豚鼻の巨体が通っていくのが見えた。
 入り口を見に行くとすれば罠のチェックだろう。
 罠を作動させた後、直しておかなければ異常を察して警戒させてしまうに違いない。
 元に戻しておいた所はさすがの判断だと自画自賛しつつ先を急ぐ。


シリア(行き止まり、かぁ)

 このエリアがオークの巣穴を模しているとすれば行き止まりが多いのは当然。
 しかしこの壁はいささか綺麗すぎるし、なにかしら紋様が刻まれているところを見ると仕掛けがある可能性は高い。

シリア「!?」

 長い棒で触れた瞬間、自分の体が引き寄せられるのを感じた。
 踏ん張ろうとしても浮き上がるので力の入れようがない。
 壁の中に吸い込まれ……

シリア「えっ」

 テレポーターかと思ったら壁の向こうが見えていた。

シリア「ええっ!?」

 しかも自分の体が土の壁に埋まっている。
 いや、下半身は自由な感覚があるので、壁で腹が拘束され、上半身と下半身が壁のあっちとこっちに居ると言うべきか。

シリア「ど……どうやって脱出すればいいの、これ」

 行き止まりを多く作ることで、進む道が隠されているのではないかという思わせる思考誘導。
 さらには『道具を伝わって効果を与える』ためにバジリスクと関連づけた毒の呪いのパワーを使う、極上のトラップ。
 土壁にめり込んだ少女のお尻を眺めながら、ファリスもまた自画自賛していた。
 この2人、似た所がある。

ファリス「さあ、女の子の大事なトコロ、見せてもらうわ」

 土中伝達≪アーストランスボイス≫で向こうの音を楽しむことも忘れない。
 向こうにこちらの音は聞こえないが。

シリア「ひっ!? オ、オーク? ……にしては手が小さい? むしろかわいい手?」

 下着ごと大胆にずり下ろし、下半身を完全に露出させてしまう。
 ついでに脱がしたショートパンツは邪魔だとばかりにその場で焼却処分。

ファリス「ずらして挿入するのを楽しむなら下着1枚あればいいもの。ん……ちょっと荒れてるかしら」

 陰唇をめくって中身もチェック。
 鋭い五感はどんな内出血跡も見逃さない。

シリア「この指、ちっちゃな女の子!? なんで私の……あ、あそこ、めくってるのぉ!」

ファリス「範囲治癒≪ヒーリングレイン≫」

シリア「うやっ♥」

 局部の黒ずみは性経験だけでなるものではない。
 活動的に遺跡に潜ったりしていれば、運動の積み重ねだけでも摩擦で日常的に微かな内出血を引き起こす。
 本当に注意して見なければ気付かない程度の荒れで、オークはそんな事、気にも留めないだろうが……

ファリス「でも、私が楽しくないもの」

 さりげなく自分の三角木馬のダメージも回復しつつ鞭を取り出して。
 躊躇せずシリアのお尻に振り下ろした。

(パシィン)

シリア「ったぁーっ!?」

 自然回復を促進させる治癒魔法は、患部に熱をもたらし感覚も敏感にする。
 そこに襲い掛かる三岐鞭はさぞや痛かろう。
 お尻、太腿、そして……

(バシィ!)

シリア「かは……っ」

 激しい痛みが陰唇を襲い、悶絶するシリア。
 さっきの三角木馬を思い出して少し内股になるファリス。自分で振るっておいてこの反応である。
 ちょっとばかり、恐怖以外の感情も入っているような気がするが……

ファリス「ふぅ、もう一度範囲治癒≪ヒーリングレイン≫っと。ついでにローションもサービスしておいてあげるわ」

シリア「んんっ!? や、やっぱり、ちっちゃな子供……やめて、よぉ♥」

 シリアの膣内をくるくると巡る、細く短く幼いヌルヌルした指。
 肛門にもつぷりと入り込み、ぐにぐにと揉みほぐしてゆく。
 お遊びとばかりに、親指の腹で、包皮に包まれた陰核を押し込んだりもして。

ファリス「このままイかせてあげたい所だけど。このフロアの主役も到着したようだから私は失礼するわ」

 床をすり抜けて階下へ。
 JS権限による移動手段だ。トラップはすり抜けられないのが玉に瑕。

ファリス「寄生虫型触手は……下手に動かすと引きずり出されてオークのおやつになっちゃうかしら。これはまた次回に期待しましょ。じゃあね」

 さて、シリアをさんざん弄んだために室内にはメスの匂いが充満している。
 そんな所に性豪オークさんが現れればどうなるかは……火を見るより明らかである。


 ~ 壁の向こう(上半身) ~

シリア「はぁ、はぁ……なんなの、もう……もしかして、迷宮のヌシ……?」

 背中の杖を抜き取ることには成功したので、その杖の入っていた隙間を利用すればなんとかなるかと体をねじるも、やはり穴が狭すぎるようで。
 加えて土掘り≪トンネル≫の魔法も通用しないようだ。
 物理的には削ることができているため、今は地道に腰の短剣を取り出すべく壁を杖で掘る作業を続けている。

(ずちゅ)

シリア「ひぅっ!?」

 今度の指は、やたらと大きい。
 いたわる心などまったく感じさせず、ただ安全を確認するように、太い指がシリアの膣奥に挿入された。

シリア「オーク……」

 嫌悪感を感じるような乱暴な指の動き。
 しかし鞭の痛みとその腫れの治癒による快感、直後のローションつき愛撫によって、シリアの肉体は完璧に出来上がっている。
 きっと簡単にイってしまうのだろうという確固たる予感を、実現させないため壁を掘る手を加速させた。
 敵の姿さえ見えれば倒すことができると。

(じゅぷっ! ズッ、じゅぷっ!)

シリア「あっ! あっ! ふ、ふとっ、ああっ!」

 しかし敵も女の体を見て理性が飛んでおり。
 膣で男根をくわえ込んだ、繋がってしまったというショックを受ける暇もなく。
 キノコ状のカリ首が引き抜かれることに快感を覚え。
 しかしその快感の余韻さえもなしに、激しい抽送が繰り返される。

シリア(オ、オークは私の事なんて考えてない。私がっ、先にイッちゃっても、きっと関係なく突き続ける)

 絶頂後の敏感になっている所にさらに刺激を加えられたら、また深い絶頂を味わうことになる。
 冷静に考えて、そんな気力体力を消耗してしまう事は避けたい。
 変なプライドとかでなく実利的な意味で、イってたまるかと腹に力を込める。
 穴を掘るためにも体が安定して力を込めやすいし。

シリア(一方的に攻められるならともかく、我慢比べなら負けないんだから……!)

 敵は何も考えていない、というのが助かる所だ。
 Gスポットなど探そうともしないし、動きもほぼ一定。
 それでも喘ぎ声は漏れてしまうのだが……

シリア「あ♥ あ♥ あ♥ あ♥」

 さして時間も経たないうちから、間隔の短いズンズンという動きに切り替わった。
 上半身の豊かな胸がゆさゆさ揺れる。

シリア(……私の体ひとつぶん空けるには、まだ、あと半分くらい……っ)

 JSによってほぐされていると言っても、鍛えられた少女の体はかなりの締め付けを男根にもたらす。
 10粉も経たないうちに、その瞬間はやってきた。

シリア「~~~!」

 膣奥に精液が吐き出される。
 わずかに動きが止まるも、精液の噴出で膣壁を叩かれる衝撃にも耐え、シリアは穴掘りを再開した。
 もう、いつでも壁を崩せるくらいの薄さにはなっているが……しかし一瞬にして戦闘体勢を整えられるほどではない。
 もっと広くスペースを取らなければ、物理的に襲われた時の対策が運任せになってしまう。

シリア(『深階』ではリスポーンという不思議な現象があるけど……一度死ぬ瞬間の感覚はしっかり残るみたいだし、なるべくなら味わいたくないもん)

 と。

シリア「うやぁぁぁ!?」

 にゅっぷ、と再び膣内に肉の棒が入り込んでくる感触があった。

シリア「に……二匹め!?」

 落ち着け、と自分に言い聞かせてシリアは穴を掘る杖を動かす。
 数が多いならさらに対策を充分にしなければならない。
 一匹めが無事に射精を終えたのだから、『こいつは反撃できない』と思わせることができているはず。
 うっかり壁を崩しては先制攻撃のアドバンテージを失う。

シリア「でも……くぅん! ペース、はやすぎっ!」

 今度の奴は一匹めよりも早漏らしい。
 抽送される動きはまったく余裕が感じられず、尻肉に叩きつけられる振動によってシリアもどんどん限界に引き寄せられてしまう。

シリア「あっ、あっ……」

 そして二匹目も絶頂に達した。
 またも精液で膣内が満たされる感覚に……今度は耐えられない。

シリア「あ、はあぁぁぁ~~~♥」

 ~ 壁のあっちとこっち(開通) ~

シリア「死の拡散≪ヘルブラスト≫!!」

 射精後の隙をつかれたオークは一撃で冥界送りにされた。
 ……よく見ると、他には誰もいない。
 つまりさっきのは、二回戦だったのか。

シリア「避妊の魔法はかけてるし、『深階』だからもともと妊娠はしないんだろうけど……気持ちいいの後には、必ず気持ち悪いが来るんだよね……」


壁尻とオークで気力-6
シリア:気力29



トラップorモンスターのテンプレは>>26参照、どちらか片方だけでももちろんOK

↓1 第四フロアのトラップorモンスター、そのコンマでダメージ判定

 ~ 第四層 滅びし町 ~

シリア「オークの巣穴を抜けたらまた屋外……」

 石の屋根にもコケや草が生えており無人になってから遥かな年月が流れたという印象の、まさに遺跡と呼ぶべき総石造りの町。
 何かに使う水路が大通りの左右に流れており、それでオークの精液を洗い流した。

シリア「んっ……形を変える迷宮というけど、こんなに明確に造れるって……人の記憶でも読んで再現してる……?」

 案外、それも正しいのかも知れない。
 しかし真実がわかるのはそれこそ何百年も経ってからだろう。
 今は『宝物』を手に入れるため、進む。
 それだけができる事だ。

シリア「……とカッコつけてみたけど、パンツじゃ締まらないなぁ」

 ショートパンツを失ったため、下半身を守るのは(第一層で愛液にまみれ、第二層で水中おもらしに浸された)頼りない白のパンティ1枚のみである。



(ぽたっ)

シリア「!」

 石の橋の下を通りかかった時、肩に落ちるものがあった。
 ひんやりした空気ゆえ水滴が落ちるのは不思議ではないが……シリアの感覚は、それが粘度を持った液体だと脳に伝えてくる。

 すぐに着火≪イグニッション≫の魔法で杖をたいまつのようにし、服を脱ぎ捨てて肩をあぶるが……

シリア「スライムじゃ、ない……か」

 粘液の効果はわからないものの、モンスターではなさそうだ。
 念のためにさっきの水路で洗おうかとも思うが戻るにはまた橋をくぐらねばならない。
 仕方なくそのまま進むことにした。

シリア「ん……♥」

 ……無意識に股間をいじりながら。
 くちゅ、という音が石畳に響くに至ってようやく自分が何をしていたかを認識し。
 顔を真っ赤にしつつ、町の出口にあった噴水でまた股間を洗うことになる。


催淫粘液で気力-1
シリア:気力28

トラップorモンスターのテンプレは>>26参照、どちらか片方だけでももちろんOK

↓1 第五フロアのトラップorモンスター、そのコンマ下一桁でダメージ判定

ファリス「……そろそろ使おうかしら、あの寄生虫型触手」


 ~ 第五層 地下牢獄 ~

 今度のフロアは石造りと言ってもきっちり大きさまで揃えられた、レンガのような組み方の石壁だ。
 冷ややかな印象の通路の両脇に、等間隔に鉄格子がはまっている。
 牢には誰も入っておらず、不潔な臭いも一切しないが……
 こんな嫌な所は一刻も早く抜けたい。

シリア「?」

 誰かの声が聞こえた気がした。
 動物の鳴き声とか何かが動く音とかではなく、明確な人の発音が。


シリア「誰かいるの……えっ!?」

 牢の石壁から伸びた鉄の鎖に囚われている、幼いエルフの少女を発見した(エルフなのだから見た目通りの年齢ではないだろうが)。
 周囲に注意を払いながら鉄格子の扉を開け。
 開いたまましっかり固定しておいて。
 床も長い棒で叩きながら近付いてゆく。
 慎重でたいへんよろしい。

 だが、そんな慎重さは……本気で人を陥れようとする者からすれば気休めにもならない。

(カシャン)

 牢の入り口にかかっていた鍵がちょうど鍵穴に合ったため、エルフの手枷を外し……
 くずおれる体を抱きとめた瞬間、両手首に鉄の冷たい感触が走った。

シリア「錠前師≪アンロック≫! ……? ……魔封じの手枷!?」

 杖なしでも魔法の使用が可能なほど修練を積んでいるシリアだが、発動する気配は無い。
 ならばと両腕に力を込めて締め落とそうとするも。

エルフ「瞬き≪ブリング≫。念動≪テレキネシス≫」

 シリアの両腕の中から脱した幼いエルフは、こちらもこちらで油断することなくシリアの背後に転移して、手枷の鎖を縮めて両手を使えなくする。
 さらに重厚な足枷をはめた。
 その状態でもシリアはエルフの首を狙って組み付こうとするが。

エルフ「草結び≪スネア≫」

シリア「へぶぅっ!」

 両足首が自由に動かない状態では、熟練の詠唱速度および魔法の連発を可能とする集中力を持ったエルフに勝てるわけがなかった。

 ~ 全面鉄格子の部屋 ~

 幼いエルフが何やら呪文を唱えると、石壁が下がって鉄格子だけになってしまった。
 暗闇の中から誰かに見られているかも知れないという感覚は不安を増す。
 天井から下がった鎖に繋がれ、足は床についているものの半分宙吊りのまま……周囲を見渡してゆく。
 それ以外のことができないからだが。

エルフ「それじゃあ、おねえちゃんの入獄にあたってチェックをするね」

シリア「入獄って……」

 (バシィ!)

シリア「ああーーっ!」

 黒革の鞭がシリアの乳房を叩く。
 エルフ少女の幼い顔は、もはや隠そうともしない嗜虐心で満ちていた。

エルフ「あたしからの質問に答える以外、言葉を発するのは許さないわ。ね、侵入者のおねえちゃん」

シリア「うっく……」

エルフ「まずは危険物チェックね。服は没収するとして」


選択肢
1.物体転移≪アポート≫ (この後、危機を脱したら冒険用の手袋とブーツに戻ります)
2.物質変換≪チェンジマテリアル≫ (この後、ずっと黒の妖しいロンググローブ&ニーソックスで迷宮探索します)

安価↓1

エルフ「物質変換≪チェンジマテリアル≫」

 シリアの身につけていた革手袋とブーツが形を変える。
 物体操作系の最上級魔法を、こんな所で、こんな使い方で見るとは思わなかった。

シリア「……」///

 エルフの小さな手が、ぷちぷちとボタンを外す。
 わざとゆっくりやっているのではないかというくらい時間が長く感じられ、そして、脱がされ終わったとき黒い長手袋と長靴下の意味を確信した。
 これは着用者の裸体を飾り立てるためのものだと。
 二の腕の半分以上まで、そして太腿まで覆った黒い布地は、白い肌を浮き上がらせるし……
 ぴったり張り付くジャストサイズの履き口は、肉をほんのり強調する。

エルフ「念動≪テレキネシス≫」

 腹に、太めの金属枷がはめられた。
 手枷のほうの鎖は天井から鉄格子へ。腹のほうは天井から吊り下げられ。
 シリアは両手を前に突き出し、身をかがめてお尻を突き出す格好になってしまった。

シリア「ひっ」

 そして足枷の鎖はいつの間にか左右へと2本に分かれ、それがどんどん引っ張られてゆく。
 第三層より、さらに恥ずかしい格好になる……しかも周囲の暗闇が、暗闇なのに視線を感じさせる。

エルフ(暗闇のほうは私の魔法なんだけどね~)

 後ろが見えないけれど、ろくでもない事をされるのはわかる。
 第四層の粘液で多少なりとも昂ぶっており、水で洗ったぶん湿気が残っている秘裂に……木の泡だて器のような感触が押し当てられた。

シリア「……」///

 泡だて器と言ってもそこまで太いものではない。
 拷問器具ではなく木製というのも、中を見るためのものなのだろう、と冷静な頭で感じ取った。

 (にゅぷ)

シリア「ぁん♥」

エルフ「あはっ、おねえちゃん、可愛いおマンコ♪」

 女の子がそんな単語を口にしちゃいけません、と声に出しそうになるが、どうせ叩かれるだけなので黙っておく。
 エルフの吐息が、器具によってわずかな空間を作り出された膣壁に当たって……また、昂ぶってきた。


 しかしその昂ぶりは、直後に響いた声と、ちゅるん、という水音で一気に冷めることになる。

エルフ「えへっ、次は腸内を検査しま~す」

 思わず振り向いた先には、浣腸器を構えたエルフの姿があった。

シリア「ま、待って!」

(パシン! パシン!)

シリア「あぁっ!」

 言葉への返礼はお尻への往復ビンタ。
 さらに、ぴゅっ、と薬液が背中にかかる。

エルフ「んふ、あんまり暴れるとガラスが割れて肛門裂けちゃうよ?」

 無邪気に恐ろしいことを言われさすがに動きを止めた。
 同時に、もうどうしようもないという予感、今度はオークの時と違って努力すらできず、必ず実現してしまうのだろうという確信が芽生える。

エルフ「……んん?」

 にゅるっと肛門に先端が挿入された直後に、エルフの疑問の声。
 シリア自身もここで、第二層の触手の存在を思い出した。

エルフ「それじゃあ触手さんのために」

 薬を変えるのだろうか。
 その瞬間が来ることは確定しているが、少しでも先延ばしにされるならと気を抜いた瞬間。

(ちゅ~~~)

シリア「いっ……」

 冷たい薬液が直腸の壁を叩き、腸内を満たしてくることは、屈辱ながら快感だった。
 そういう薬なのかも知れない。
 しかし。

エルフ「急成長≪ミューテーション≫」

シリア「んうぅぅぅぅ!」

 一気に倍ほどに膨れ上がった触手。
 触手自身もびっくりしたように暴れ始める。

シリア「あっ、あぁっ、んっ、あっ」

 宿主に『優しい』この触手は、どう動いてもけして傷つけることなく腸内をかき回すのだ。
 膣と腸の間の肉壁をぐりぐりと強く揉まれる快感が、薬液のわずかな快感など上書きしてしまった。


(ちゅぽん)

シリア「やっ、抜いちゃダメぇ!」

 必死で括約筋に力を入れ、無意味と知りつつ漏らすまいとするシリアが……
 あとほんのちょっと冷静であれば。
 その『抜いちゃダメ』という言葉に満面の笑みを見せるエルフの、思い通りにはならなかったかも知れないのに。

ファリス(……ねえ)(念話)

エルフ(ん?)

ファリス(これ、私が居る意味あるのかしら? 参加させてもらえないの?)

エルフ(だって「視線」を増幅してるんだもーん。JSちゃんは暗闇の中に居てもらわなきゃ)

ファリス(……)



ファリス(……お尻って、そんなに気持ちいいのかしら……)モジモジ

エルフ「これ、危険物チェックだから。腸の中のもの全部出してもらわないといけないんだけど」

エルフ「おねえちゃんがどーしてもイヤだっていうなら、たとえ罪人でも尊重しなきゃいけないよね~」

 罪を犯した覚えは無いが、向こうは『侵入者』と言ったので、つまりそういう事なのだろう。
 実際はただのイメージプレイだとしても。

(ちゅるるるる~)

シリア「んぅっ、あ、あぁーーーっ!」

 2本目の浣腸を施し、ニコニコ笑っているエルフが恐ろしい。
 その幼い小さな指がシリアのアヌスに触れ……

エルフ「蠕虫使い≪テイム・ウォーム≫。接着≪スティックス≫」

シリア「いひぃぃぃ!?」

 ほんのわずかに寄生虫型触手を操り、アヌスからその顔(顔?)を出させる。
 そしてくっつけてしまった。

エルフ「どんなものをお尻の中に隠してても、出せなくしておけばオッケーってね♪」

 寄生虫としての生態を持つので、首(首?)周りを肛門括約筋で締められるだけならどうという事はない触手だが。
 やはり寄生虫としての生態を持つので、本能で肉体にもぐりこもうと暴れだす。
 しかし接着しているため位置は動かない。

シリア「はっ♥ ち、違っ……ンッ♥ おっ♥」

 外からは肉のバイブがぐいんぐいん激しく回転しているように見える。
 実際はさらに複雑に……蠕動とピストンとうねりとドリル状回転がシリアの直腸を襲っているはずだ。

シリア「あ、あ、あ、あ」

 ぐるぐるとシリアのお腹から音が鳴る。
 遅れて苦しみがやって来て、しかしアナルでうごめく快感は止まらない。

エルフ「それじゃ、私は牢獄の見回りに行かなくちゃ。ゆっくり楽しんでね、おねえちゃん」

シリア(え!?)

 何か声を出そうとするシリアだが、困惑だのプライドだので判断が遅れた。
 その数秒の間にカチャカチャと色々な器具をまとめ、エルフは本当に出て行ってしまう。
 ガチャン、と鉄格子の扉が冷たい音を立てて閉まった。

 ~ 幕間 ~

ウィズ(ファリス。ここはいいから次の階の設定を)(念話)

ファリス(あ、ウィズ)

ウィズ(あるじ様も節約したいようですからJSの力はもらえませんでしたが、視線役をするだけなら力はいりませんから)

ファリス(助かるわー。あ、録画しておいて、後で見る)

ウィズ(承知)

 ~ 1時間後 ~

エルフ「おねえちゃんの牢が決まったよ~って、ありゃりゃ……だいぶ楽しんでたね♪」

シリア「はぁ……はぁ……」

 両手両足を枷に繋がれ、脚を広げさせられたまま。
 暗闇よりの視線を感じつつ腹痛をこらえ、さらに触手からもたらされる肛門快楽を感じ続けること1時間。
 シリアの秘部からしたたる雫は、うちももを垂れて黒い長靴下に染みこみながらも足元に愛液溜まりを形成していた。

シリア「お願い……もう、許して……出させて」

 その一言を発するのも相当な恥辱だろうけど。
 エルフはいっそう笑みを強くするだけだ。

エルフ「何を許してほしいのかな~?」

シリア「ここに、侵入……ンンっ♥ 侵入、したこと……?」

エルフ「うんうん。で、おねえちゃんはどうするべき?」

シリア「え……?  あふっ♥」

 ぴちゃっ、と、またシリアの足元に一滴の雫が落ちる。

エルフ「まだこの『深階』を潜るつもり?」

シリア「あ……」

 言われてみれば、とシリアは自分に問いかける。
 しかし答えは決まっていた。
 どんなに苦痛を味わっていても。

シリア「……うん。潜、んくぅ♥」

 せっかく決め顔をしても1秒ともたない。
 アナルを激しくほじられながら、シリアは快感でよく回らない頭を必死に動かして心中を語る。

シリア「お、お祖父ちゃんみたいに……みんっ♥ なのために、役立てる、立派なぁぁ♥ 冒険者に……」

エルフ「ふ~ん……それでドロボーさんになろうとしたんだ」

シリア「だ、だって、んお♥ 昔のものは、発掘しても罪にならない、からぁ……」

エルフ「まあ別に宝物は私のものでもないからそれはいいけど……」


エルフ「ねえ、おねえちゃん。なんでこんなにえっちなコトしてると思う?」

 やはりエルフは、にんまりと人の悪い笑みを浮かべた。

シリア「え……? えっと……んー……」

 一瞬、腹痛も快感も忘れて本気で考え込む。

シリア「えっちなことが、必要……だから?」

エルフ「大正解! それじゃ、これからおねえちゃんがなんて言えばいいかわかるかな? 念動≪テレキネシス≫」

 ジャラジャラと手足の鎖に余裕ができ、シリアは肩と腹部の鉄環で胴体を支えられる体勢になった。

シリア「わ、私を……イかせてください」///


エルフ「残念!」

(パシィーン)

シリア「ああっ!」

エルフ「いい? 私はおねえちゃんの腹痛を取り除いてあげる必要はないの。でも、それでおねえちゃんが快楽を得るためなら、してあげてもいい……」

 言葉の意味を理解して、腹痛とは違う意味で顔を青ざめさせるシリア。
 彼女には、目の前のエルフが悪魔にしか見えなかっただろう。

 貞操を大事にする文化があるのはわかる。
 繁殖する本能が強い生物から操を守るのが容易でない事もわかる。
 自警団も無い田舎では、成人するまで処女だという娘は1%に満たないとも聞くし。

シリア「お……」

 しかし、今ここで受けているこれは地域差も文化の差も関係ない。人としての尊厳を奪うための調教だ。
 いや、数世紀前までは満足なトイレも無かったことを考えれば、もしかしたら平等という意味では貞操よりも――

エルフ「早く」

 思考を中断されられ、シリアは恐る恐る言葉を紡ぐ。

シリア「イキたい、です……アナルで、おもらしで、イキたいです。だから、おもらしさせてください……」

エルフ「んー……まあ、初めてだし充分かな」

 触手の頭をつまんでやれば、それから逃れようとさらに激しく暴れだす。

シリア「あ、あ、あ、あ、あ♥」

エルフ「だいぶ出来上がっちゃってるねー、もう少しあっためてあげようかと思ってたけど……念動≪テレキネシス≫」

 今度は足が上に引っ張り上げられ、V字に開脚させられる。
 重心が変わり、仰向けになったため秘所も肛門も、恥ずかしい所はすべて見られてしまう体勢だ。

シリア「んぃぃぃぃ♥」

エルフ「これじゃ、ちょっとでもおマンコに挿れたらそのままイっちゃいそーだね」

 打ち上げられた魚のように暴れる触手は、また体の内側から膣壁を叩いているに違いない。

エルフ「なら、もういきなりクライマックス、イっちゃおうか! さ、おねえちゃんの排泄アクメ、見せてもらうよー♪ 解呪≪ディスペル≫!」

シリア「んおっ♥」

 接着がはがれ、暴れる触手が腸の中に隠れる。
 その急な挿入感に思わず喘ぎが漏れるシリアだが……

シリア「いぎっ……いや、ダメっ、出る……出るぅぅぅぅぅ!! んぃぃぃぃぃ♥♥♥」

 ヌルっとした浣腸液が肛門を通って外に出る。
 その感覚が最後の一押しになる。
 1時間も排泄欲求を我慢した後の解放は……甘美過ぎた。
 ばちゃばちゃと床に粘液が落ちる音を聞きながら、絶頂に痙攣するシリアの意識は落ちていった。

エルフで気力-7
シリア:気力21


トラップテンプレ
【名称】
【外観】
【作用】
【条件】発動するスイッチや、設置される場所の条件など。無ければ無いで構いません。

モンスターテンプレ
【名称】
【容貌】
【能力】
【傾向】性格や、好んで狙う部位など。無ければ無いで構いません。


↓1 第六フロアのトラップorモンスターor両者組み合わせ、そのコンマ下一桁でダメージ判定

 ~ 第六層 魔素の土牢 ~

(パシィーッ)

エルフ「きゃぁん! い、いたぁい……♥」

ファリス「主役はっ、私! JS(ジャニターサポーター)! さっさと、イかせて、次に譲りなさいよっ」

(パシン! パシン! パシィーンッ)

エルフ「はぁっ♥ ムチで、ヒリヒリするの……イイよぅ……♥」

ファリス「あ゛? なら鋼のペニバンで突いてあげましょうか、粘膜が裂けても知らないわよ」


(ぬっぷ、ぬっぷ、ぬっぷ)

エルフ「やんやん♥ アナルきもちーのぉ、もっとかき回してぇ♥」

ファリス「ダメだわ、この子、何ヤっても悦んでるっ……どんだけっ、オナニーで、アナル開発、してるのかしら、このヘンタイっ!」

(ずちゅずちゅっ、にゅぷにゅぷっ)

エルフ「イくっ♥ イっちゃう♥ あはぁぁぁ~~~♥」


ウィズ「あの、ファリス。愉しんでないで下級看守達が侵入者を犯してる間に7層めの仕掛けを」

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