コナン「妖精の館?」 (54)

コナン×エロマンガ先生SS

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ヒュオオオオオオ・・・・・

コナン「妖精の館?」

光彦「はい・・・」

元太「おお・・・」

歩美「ちょっと怖いかも・・・」

灰原「・・・・・」

俺達は今、古びた館の前に立っていた

光彦「ここは空き家のはずなんですが、たまにピアノの音がするそうです」

元太「マジかよ・・・」

灰原「じゃあ誰が住んでるんじゃないの?」

歩美「で、でもこんな怖そうなお屋敷に人が住むかなぁ・・・」

光彦「それに金髪の女の子を見かけたという話も・・・それでついた呼び名が・・・」

コナン「妖精の館・・・か」

コナン「じゃあ入るか」ガララ

俺は何の躊躇もなく戸を開けた

光彦「ちょ、ちょっとコナン君!?」

歩美「ほ、ホントに入るの・・・」

コナン「しゃーねーだろ、中に俺達のサッカーボール入っちまったんだから」

ジー・・・

灰原「!!?」ビクッ

コナン「どうした?」

灰原「い、いまあそこから視線を感じたような・・・」

灰原が指差した先は隣の家の窓だった

歩美「あ、歩美も感じたよ・・・」

コナン「気のせいだろ、行こうぜ」

灰原「え、ええ・・・」









仮面の人物「・・・・・」ニヤ

5人「お邪魔しまーす!」

俺達は一応挨拶をして入った、だが

シーン・・・

光彦「誰もいないみたいですね・・・」

コナン「あ・・・」

元太「じゃあとっととボール拾って帰ろうぜ」

幸いにも、ボールはすぐに見つかった

元太「よっしゃ!」

歩美「じゃあもう出ようよ・・・もう怖くて怖くて・・・」

コナン「そうだな・・・ん?」

~♪

光彦「どうしました?」

コナン「何か・・・ピアノの音が聞こえないか?」

歩美「う、嘘・・・」

灰原「シッ、静かに・・・」

~♪

灰原「確かに聞こえるわね・・・」

光彦「やっぱり噂は本当だったんですね・・・」

コナン「さてな・・・あの窓から聞こえてくるな」

元太「よし!覗いてみようぜ!」

俺達は窓を覗いてみた、するとそこには信じがたいモノがいた

金髪少女(全裸)「~♪」ポロロン

コナン「な・・・」

金髪の女の子が、全裸でピアノを弾いていたのだ

5人「うわああああああああ!!!」タタタ・・・

俺達は即座にその場から逃げ出した

5人「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

俺達はどうにか館の外まで辿り着いた

光彦「み、見ましたか今の・・・」

コナン「ああ、女が全裸でピアノを弾く・・・とても正気の沙汰とは思えねぇ」

元太「ま、まさか凶悪犯!?」

コナン「・・・かもな」

相変わらずエミリーは裸ピアノか…担当の兄さんに電話するしかないな

光彦「と、とりあえず警察に・・・」

コナン「いやしかし取り合ってくれるかどうか・・・」

歩美「う、うう・・・」ブルブル

灰原「あら、どうしたの吉田さん」

歩美「ちょ、ちょっとお手洗いに・・・」

灰原「仕方ないわね・・・お隣さんで借りていきましょう、私もついていくわ」

歩美「ありがとう哀ちゃん!」

コナン「大丈夫か?」

灰原「見た所普通の民家っぽいし平気でしょ、行ってくるわ」

コナン「何かあったらすぐ知らせるんだぞー!」

~お隣さんの家の前~

ピンポーン

シーン・・・

灰原「誰も出ないわね・・・」

歩美「留守なのかな・・・」

ガチャ

灰原「あら、ドア開いてるじゃない」

灰原「それじゃお邪魔します」

歩美「いいのかな・・・」

灰原「この場合「仕方なかった」でいいんじゃない?女の子のピンチなのよ」

歩美「うん、そうだね!」

歩美「えっとお手洗いは・・・2階のあの部屋かな?」

灰原「W.C.って書いてあるし、間違いないわね」

歩美「じゃあ行ってくるね」

灰原「何かあったら大声で知らせるのよ」

歩美「わかった!」

ガチャバタン

灰原「・・・大丈夫かしら?」

~トイレ?の中~

歩美「あれ?トイレじゃない?普通の部屋だ」

歩美「一体どうなってるの・・・」

バッ

歩美「!」モガッ











仮面の人物「うひひ・・・つ・か・ま・え・た♪」

歩美「!?」モガモガ

灰原「遅いわね・・・何かあったのかしら」

灰原「とりあえず様子を・・・」

コンコン

灰原「吉田さん?大丈夫?」

ガチャ

灰原「あ、丁度出てきたわ」

ガシッ

灰原「フフッ、私の腕掴んじゃって・・・そんなに怖かったのかし・・・ら?」

灰原(これは・・・吉田さんの手じゃ・・・ない?)






仮面の人物「うひひ・・・2人目ゲット~♪」

灰原「」

バタン・・・

~一方外では~

光彦「2人とも遅いですね・・・」

コナン「そうだな・・・」

元太「なぁ様子見に行こうぜ」

コナン「う~ん・・・」






金髪少女「アンタら人ん家の前で何やってんのよ」

コナン「!」

元太「お前は!さっきの素っ裸凶悪犯!」

金髪少女「は!?もしかしてアンタ達見てたわけ!?」

光彦「え、ええ偶然にも・・・」

金髪少女「こ、こ・・・」

コナン「え?」

金髪少女「この変態クソガキどもがあああああああ!!!!!」

コナン「落ち着けって!そもそもアンタ何で裸でピアノ弾いてたんだよ!」

金髪少女「趣味よ!」

元太「やっぱ変態じゃねーか!」

金髪少女「違うわ!風呂上りに全裸でピアノを弾くと良い小説のアイデアが浮かぶでしょ?」

コナン「浮かばねーよ・・・ん?小説?」

コナン「まさかアンタ小説家なのか?」

金髪少女「フフフ・・・よくぞ聞いてくれました!」

金髪少女「オリコン1位でアーーーーーーーニメ化も果たした今をときめく超売れっ子作家・・・」

金髪少女「山田エルフとは私のことよ!!!!!」ドヤァ

元太「いや知らねぇ」

エルフ「」ズルッ

エルフ「ふ、フン!所詮仮面ヤイバーやゴメラばっかり見てるお子様には私の崇高な作品は理解できないわね」

元太「でもお前裸好きな変態じゃねーか」

エルフ「違いますぅー!家の中なんだからセーフなんですぅー!」

エルフ「むしろ家宅侵入した挙句覗きまで働いたそっちの方が加害者ですぅー!」

光彦「う・・・」

エルフ「まぁ子供の好奇心という事で大目に見てあげるわ」

コナン「ああそうかよ・・・」

エルフ「で、アンタ達はここで何やってたのよ」

コナン「実は・・・」

俺達は山田エルフに事情を説明した

エルフ「そう、お友達の女の子2人がこの家にトイレを借りに行ったっきり帰ってこないと・・・」

光彦「そうなんですよ・・・」

エルフ「確か今アイツは外出中・・・って事は家にはアイツ1人か・・・」ブツブツ

元太「どうした?」

エルフ「・・・引き込まれたのよ」

コナン「どこにだよ」

エルフ「あの家に存在する魔の空間、開かずの間(エロマンガ・ザ・ワールド)にね!」

光彦「え、エロマンガ!?」

コナン「なんつー名前だよ・・・」

エルフ「しかも相手は可愛い女の子2人・・・無事でいられる保証はないわ」

光彦「そ、そんな・・・」

元太「こうしちゃいられねぇ!すぐ助けにいこうぜ!」

コナン「そうだな・・・」

光彦「行きましょう!」

タタタ・・・

エルフ「あ、ちょっと待ちなさいよ!」

俺達は家の中に入った

光彦「中は普通の家みたいですね・・・」

コナン「で開かずの間ってのは?」

エルフ「2階のあの部屋よ」ビシッ

歩美『も、もうやだよぉ・・・』

コナン「!」

??『うへへへへ・・・よいではないかよいではないか~♪』

灰原『やめて!これ以上彼女を困らせるなら私が・・・』

歩美『哀ちゃん・・・』

??『おお、哀ちゃんがやってくれるの?それはそれでそそりますな~』

光彦「あ!部屋の中から2人の声が聞こえますよ」

元太「もう1人だれかいるみてーだな・・・」

エルフ「アイツ・・・またトバしてるわね・・・」

コナン「とにかく2人を助けねーと!こんな扉蹴破って・・・」キュイイイイイイン

エルフ「だめえええええええええっ!!!!!」ドカッ

コナン「ぐわっ!」ドサッ

光彦「コナン君!」

元太「コナン!」

コナン「何しやがる!」

エルフ「このドアはただのドアじゃないの!「あいつら」にとってかなり重要なドアなの!」

エルフ「だから私達が・・・ましてやアンタなんかがどうこうしていいドアじゃないの!」

コナン「どういう意味なんだよ・・・」








ガチャ

仮面の人物「うるさいよ・・・エルフちゃん何やってんの?」

いきなりドアが開き、お面を被った奴が出てきた

コナン「あいつが・・・」

光彦「2人をさらった犯人・・・ですか?」

エルフ「さぎ・・・いえエロマンガ先生!」

エロマンガ先生「うぃーっす」

元太「エロマンガ?」

エロマンガ先生「そう!オレ様こそ今話題のイラストレーター、エロマンガ先生だ!」

コナン「何てペンネームだよ・・・」

エロマンガ先生「もしかしてお前ら、歩美ちゃん達の友達か?」

光彦「2人は無事なんですか!?」

歩美「あ!みんな!」

灰原「結局来たのね」

コナン「2人共・・・無事だったか」

エルフ「何があったのよ」

エロマンガ先生「実はな・・・」

エロマンガ先生「たまたま窓の外を見ていたら可愛い女の子が2人も見えたからな・・・」

エロマンガ先生「是非彼女達を描きたいと思って・・・」

エロマンガ先生「だがオレ様はこの部屋から出るわけにはいかねぇ、そういう運命(さだめ)だからな」

コナン(ただのひきこもりじゃねーか)

エロマンガ先生「だがあの子達がウチにトイレを借りに来た時チャンスだと思って・・・」

エロマンガ先生「こうしてトイレを貸す代わりにモデルになってもらったという訳だ!」

エルフ「そうだったのね・・・」

光彦「でも歩美ちゃん嫌がってたような・・・」

歩美「だって最初は普通のポーズだったのに・・・」

歩美「段々過激になってきて・・・」





エロマンガ先生「うへへへ、次はスカートめくってみようか、どんなおパンツはいてるんでちゅかね~♪」

歩美「」

灰原「あれはもうセクハラの域よ」

エロマンガ先生「違いますぅ~女の子同士だからセーフなんですぅ~」

元太「え、こいつ女だったのか!」

エロマンガ先生「あ・・・」

コナン「いや体形でわかるだろ・・・」

光彦「それにしても、全裸になったりセクハラしたり・・・」

元太「作家って変態ばっかなんだな」

コナン「いや全員じゃねーよ!」

コナン(少なくとも父さんは違うしな・・・)

コナン(父さん・・・今の後輩共は大変な事になってるぜ・・・)

エルフ「ん~」ジロジロ

コナン「どうした?」

エルフ「アンタの顔どっかで見たことあるのよね・・・」

コナン「え・・・」

エルフ「あ、そうか、工藤ゆうさ・・・」

コナン「うわああああああああ!!!」ドカッ

エルフ「きゃっ!」

コミック版の最初の方に

黒タイツ先生が登場してたな

俺とエルフはそのまま部屋の外へ出た

エルフ「な、何すんのよ!」

コナン「今何て言おうとした?」

エルフ「いや、アンタがあの有名な推理小説家の工藤優作を小さくしたような感じかなと・・・」

コナン「あんたに一つ忠告しておくぜ、それ以上詮索するな、命が欲しければな」

エルフ「わ、わかったわよ・・・」

エルフ「フッ、江戸川コナン、どうやらアンタも数奇な運命を背負っているようね・・・」

コナン「まーな」

エルフ「微力ながらこのアーーーーーーーーーーーーーーーーーニメ家作家である私も影ながら応援させてもらうわよ」

エルフ「だから頑張りなさいよ!」

コナン「へいへい・・・」

コナン(めんどくせーなコイツ・・・)

~1時間後~

マサムネ「やっべー!打ち合わせが長引いて遅くなっちまった・・・」

マサムネ「早く帰らないと紗霧がカンカンだぞ・・・」

マサムネ「ってあれ?靴が多いな・・・」

マサムネ「エルフやめぐみでも来てんのか?」

マサムネ「ただいま・・・」

元太「お?」

コナン「アハハ・・・」

光彦「お邪魔してまーす」

マサムネ「君達は・・・?」

俺達は事情を説明した

マサムネ「そうか・・・色々ウチの妹が申し訳ない」ペコリ

元太「別に気にしてねーよ」

光彦「マサムネさんの銀狼シリーズ読んでる所だったんですけど、面白いですね」

マサムネ「そう言ってもらえて光栄だよ、ん?君は・・・」

コナン「え?」

マサムネ「君はどっかで見たような・・・あ、工藤ゆうさ・・・」

コナン「そ、そういや妹さんの様子見に行かなくていいの?」

マサムネ「おっとそうか、ったく客がいるなら茶くらい出せよな・・・」

マサムネ「ちょっと行ってくる、ゆっくりしててくれ」

3人「はーい!」

マサムネ「おーい紗霧~お茶持って来たぞ~」

シーン・・・

マサムネ「あれ?聞こえてないのか?」

エロマンガ先生「うへへ・・・」

マサムネ「いや、何かに夢中で気が付いてないだけか」

マサムネ「入るぞ~」

ガチャ

エルフ(全裸)「ま、マサムネ・・・」

歩美(全裸)「」

灰原(全裸)「」

エロマンガ先生「うへへ・・・みなさんいい肌してますな~って・・・」

ポロッ

紗霧「に、兄さん!?」

マサムネ「ち、違うんだ・・・ってか何してんだお前・・・」

紗霧「に、兄さんの・・・」

マサムネ「え?」

紗霧「兄さんのバカ!変態!ラッキースケベ系とらぶる主人公おおおおおおおおお!!!!!」

バキィッ!

マサムネ「ぐわあああああああああ!!!!!」

光彦「今の悲鳴は!?」

コナン「マサムネさんだ!」

元太「行ってみようぜ!」

俺達は声のする方に行った、すると

マサムネ「」

光彦「ま、マサムネさんが倒れてます!」

元太「一体誰が・・・」

コナン「さぁな・・・1つハッキリしてることは・・・」









コナン「犯人は・・・この部屋の中にいる!」

マサムネ「あ、当たり前だろ・・・ってか俺の妹だ・・・」

~おわり~

以上です

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