男「ポエムノート?」幼馴染「やっやめてっ///」 (51)

男「えーと何々?」

幼馴染「やめてったらっ!返して!」

男「うるせー!お前、母ちゃんに俺が0点取ったのチクったろ!!」

幼馴染「あんたがバカなのが悪いんでしょー!」

男「何だとぉ!?」

幼馴染「いいから返してよっ」

男「やかましい!是が非でも読ませてもらう!」

幼馴染「サイテー!!」

ワ-ワ-
ドタバタ


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男「どれどれ…」ペラ

幼馴染「いやーーー!!/////」





しゅきしゅき☆
男くんだぃちゅき☆☆

ぃつも憎まれ口ばっかぃってごめんね?
男くんがほかの女子としゃべってばっかだからだょ??

席がえではなれちゃってさびしぃ…
今日は幼はぁいちご柄のパンツはいてきました☆
男くんは…いちご、しゅき?





男「…」

幼馴染「…」

男「…」

幼馴染「…」

男「いちごは、普通かな」

幼馴染「…」

男「…」

幼馴染「…」

男「…」ペラ





私はあなたのバスタブの中の死体
役立たずな存在

新生児みたいに私を抱いてくれるなら
どう感じてるのか囁いて

その唇を
私の目に押し付けてほしい
その舌で
私の涙を味わってほしい





男「…」

幼馴染「…」

男「…」

幼馴染「…」

男「たぶん、失明しちゃうと思うぞ」

幼馴染「…」

男「…」

幼馴染「…」

男「…」ペラ





梅毒の腫瘍を片っ端からぶちまけろ
モーゼのたどった道に佇む神の愛を

汗ばんだ叔父に手を握られたような
芳ばしいコカインの香り

街に出れば広告
生身の人間を骨まで漬け込む文化という禿鷲

哀しみなど見事なフルコース
喜びはサラダ
脂肪の巣窟





男「えーっと…」

幼馴染「…」

男「まあ、うん、いいんじゃないかな」

幼馴染「…」

男(後半何言ってるのかさっぱりだ)

幼馴染「…」

男「幼?」



幼馴染「」ブクブクブクブク

男「わーーーー!!」

男「幼!幼!しっかりしろー!」

幼馴染「」ビクンビクン

男「母ちゃーーん!!幼が白目むいて泡吹いてケイレンしてるぅー!!」

幼馴染「」ガクガクガクガク

幼馴染「ピンクノホシガ...ピンクノホシガフッテクル...」

男「あ!それ知ってる!アンダー・ザ・ドームだ!」

幼馴染「」ブクブクブク

男「母ちゃーーん!!」

〈1時間後〉

幼馴染「グスッ...ヒック...」

男「なあ…もう泣きやめよ」

幼馴染「だって、だって…」

男「俺が悪かったよ…ごめんな」

幼馴染「ううう…」

幼馴染「みられたぁ…みられたぁ…」グスグス

男「ごめんってば…」

幼馴染「アメフト部の更衣室に押し込まれた処女のような羞恥心だぁ…」

男(何言ってんだこいつは)

男「えっと」

幼馴染「…」

男「俺のこと好きなん?」

幼馴染「っ!////」カァ

男「…」

幼馴染「…///」コクッ

男「なんで…?」

幼馴染「…」

幼馴染「顔」

男「軽い!!!」

幼馴染「だってあんた頭悪いじゃん」

男「」グサッ

幼馴染「走るの遅いじゃん」

男「」グサグサッ

幼馴染「クラスでも人気者って感じじゃないし」

男「」グサグサグサッ

幼馴染「褒めるとこと言えば顔くらいね」

男「…」

幼馴染「超かっこいい…///」

男(超殴りたい)

幼馴染「あの、あのね」

男「なに」

幼馴染「私のことは、どう思ってる?」

男「えーと」

幼馴染「…」

男「近所に住んでるクラスメイト」

幼馴染「それだけ?」

男「幼稚園から一緒で」

幼馴染「うん」

男「頭が良くて」

幼馴染「うんうん」

男「なんか変なポエムノートとかいうのを書いてる」

幼馴染「あああああああああ!!!!!!」

幼馴染「忘れろ!忘れろーーーっ!!」ポカポカ

男「なんか俺の事が好きらしい」

幼馴染「びゃあああああああ!!////」

男「いちごのパンツを…」

幼馴染「まあああああああああ!!!/////」

バタバタバタ

男「正直好きとか言われてもわからん」

幼馴染「え」ピタ

男「俺が今好きなのはポケモンとハンドスピナーだ」

幼馴染「えええ…」

男「あと昔のドラえもんをツタヤで借りてみるのにハマっている」ドヤァ

幼馴染「そーいうやつだよあんたは…」ハァ

男「おまえ知ってたか?ドラえもんは昔ちがう声優がやってたんだぜ」

幼馴染「そーなの?」

男「のび太もジャイアンも違う声だったんだぜえ」ドヤァ

幼馴染(超どうでもいい)

男「昔の大長編の面白さったらヤバイぜ、わさび版がかすんでみえるぜえ」ドヤヤァ

幼馴染(ドヤ顔が腹立つ)

幼馴染(でもちょっとかわいい…)

男「あのさ」

幼馴染「なによ?」

男「詩書くのって面白いか?」

幼馴染「…前から好きなのよ」

男「もっと誰かに見せたりしないのか?」

幼馴染「う…それは恥ずかしい」

男「なんで?」

幼馴染「なんでって、ただの自己満足だからよ」

幼馴染「歌につけるためのものでもないし、私の場合その日、その時に自分の内側に沸き上がってきたものを忘れないように書いてるだけ」

男「日記みたいな感じか?」

幼馴染「あーそうそう」

幼馴染「ブログとか書こうかなって思ったときもあるけど、ネット上に公開するのは、ちょっと…」

男「ふーん…」

幼馴染「…なに」

男「俺もやってみよーかなって」

幼馴染「え」

男「よし!やるぞ!」

幼馴染「ちょっとちょっと」

男「お題くれ!お題!」

幼馴染「笑点か」

幼馴染「じゃあ…」

男「うんうん」

幼馴染「私…///」

男「は?」

幼馴染「私で書いてっ」

男「ええー…」

幼馴染「なによ!嫌なわけ!?」

男「わかったわかった!」

ーーーーー
ーーー

男「よっしゃできた!」

幼馴染「早っ!」

男「力作だ。読め」ズイ

幼馴染「どれどれ」




幼ちゃんは

いちごのパンツ

はいてるよ




幼「ふんっ!!」ビリィ

男「おい!せっかく書いたのに!」

幼馴染「忘れろって言ってんでしょ!」キ-ッ

男「なんだよ!うまくかけたのに!」

幼馴染「あんなの詩じゃない!」

男「ちゃんと五・七・五になってただろ!」

幼馴染「そういう問題じゃないのっ」

男「じゃあお前やってみろよ!」

幼馴染「い、いいわよ!?書いてやろうじゃないっ」

男「よし、じゃあお題は…」

幼馴染「…」

男「のび太のママ」

幼馴染「はあああっ!?」

幼馴染「書けるか!!」

男「なんだよー書けないのかよー」

幼馴染「私、のび太のママに対してなにも沸き上がるものがないんだけど」

男「じゃあ俺の勝ちな!」

幼馴染「勝ち負けがあるの!?」

男「ほらほら~書いてみろよ~」ニヤニヤ

幼馴染「ぐっ…バカにしてっ」

幼馴染「見てなさい!!」バッ


ーーーーー
ーーー

幼馴染「はい…」スッ

男「お、どれどれ」

幼馴染「…」




余裕があるんだろうか

夢遊病のティーンエイジャーみたいに突っ立っているなんて

猫を袋の中に入れるように今日の約束事を詰め込む

あらゆる思い出をハンマーで打ち砕いて

私は倒れるまで働くことができる




男「…」

幼馴染「…」

男「どの辺が、のび太のママ…?」

幼馴染「いや、なんか、あの人なんか疲れてるイメージだから」

男「そう?」

幼馴染「のび太みたいな息子を持って…」

男「あー」

幼馴染「おまけに青い狸が居候してて、食費がかさむわ~家計が火の車だわ~みたいな」

男「あー」

幼馴染「そんな、感じで書きました」

男「いいんじゃね?」

男(よくわからん)

幼馴染「」バタ-ン!

男「!?」

幼馴染「」ブクブクブク

男「わーーー!!どうした!!」

幼馴染「」ビクンビクン

男「母ちゃーーーん!!幼がまた倒れた!!」

幼馴染「ノビタノビタノビタノビタノビタノビタ」

また今度

幼馴染「」ゼ-ハ-

男「大丈夫か?」

幼馴染「なんか、私は今、途方も無い過ちを犯しているのではないのだろうか…」

男「アマヤチ?アマヤチってなんだ?」

幼馴染「過ちっ!」

男「なんだそれ。日本語しゃべれ」

幼馴染「バーカ!!」

男「なんだとお!?」

幼馴染「バーカ!バーカッ!!」ポカポカ

男「バカって言う方がバカなんですぅー!!」ポカポカ

幼馴染「うっさい!このハゲーーーー!!!」

ガチャッ!

男父「ハゲっていうなあああああああああ!!!」

幼馴染「ひいッ!?」ビク

男「うわ、親父」

ズズズズズズズズズ

男父「…」

幼馴染「…お、お邪魔してます」

男「…」

男父「…モン」

幼馴染「えっ」

男父「ハゲぢゃないもん゛ッ!!!!」クワッ

男「いや、ハゲだろ」

男父「ピャオウ!!!??」

幼馴染「だ、大丈夫ですよ!!似合ってますよ!ハゲ!」

男父「マアアアアアアアアア!!!!」

男父「」ズ---ン

男「勝手に入ってきて何落ち込んでんだ」

幼馴染「おじさん、気を落とさないで…」

男父「ナグサメテ...」

幼馴染「…」

男父「ナグサメテヨォ...」グス

男「おい」ツン

幼馴染「な、なによ」

男「親父を元気にする詩を書いてやってくれ」

幼馴染「ええ…」

男「頼むよ、幼えもん」

幼馴染「変なあだ名つけるな!!」

幼馴染「むりよ、そんなの…」

男「じゃあ俺も書くから!」

幼馴染「は?」

男父「グシュ....ヒン....」

男「親父を元気にした方が勝ちなっ」

幼馴染「もう、わかったわよ…」

ーーーーー
ーーー

男「しゃあ!できた!」バッ

幼馴染「早っ!」

男「先行はもらうぜ!」

男父「オオオオオ.....」

男「親父!くらえっ!!」

男父「オ?」




ハゲはハゲ

ハゲはハゲハゲ

ハゲはハゲ




男父「バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」

幼馴染「なんてことすんのよ!」

男父「」ビクンビクン

男「ふはははははは!!いつも俺をバカにするからだ!!」

幼馴染「あんたがバカだからでしょっ!」

男父「」ビクンビクン

幼馴染「おじさんっ!しっかりして!」

幼馴染「とどいて!私の想いっ」バッ




あなたの本質を愛してる
そこから逃れることはできない

ありがとう
あの子を育ててくれて

ありがとう
私と出会わせてくれて

涙の海で溺れないで

今、あなたの息子と同じくらい
私はあなたを愛している




幼馴染「…////」

男「なんだこれ、意味わかんねー」

幼馴染「なんでよっ!!」

男父「キャッキャッ!!」

幼馴染「ほら!みてみなさい!」

男「ええー」

男父「バブ-!!バブ-!!」

幼馴染「大はしゃぎ!ねっ!?」

男「なんだかなぁ」

幼馴染「なによ?」

男「…お前、親父が好きだったのかよ」ムス

幼馴染「は?」

男父「チャ-ン!!ハ-イ!!」

男「俺の事、好きだっていったくせにさ」

幼馴染「え!いや、ちがうわよ!?」

男「ちがうのか…」ハァ

幼馴染「ちがっ!そうじゃなくて!ちゃんと読んだ!?」

男「読んだよ。親父のこと愛してるって書いてたろ」

幼馴染「いやいやいや!!そうだけどっ」

男「なんだよ…」フン

幼馴染(よ、予想以上にバカだった!)

男父「ママ--!!ママ--!!」

男「ほら、ハゲが呼んでるぞ」

幼馴染「あのね…よく聞いて」

男「なんだよ」

幼馴染「私は、男のことが好きなの。ここまではいい?」

男「…だってさっき」

幼馴染「男に会わなければ恋をすることなんてなかった。だから、男をちゃんと育ててくれて、私に出会わせてくれたおじさんに、感謝してるの」

男「…」

男父「チュッチュッ(親指を吸う音)」

幼馴染「わかる?」

男「わからん」

幼馴染「ああああああああああああ!!!!」

幼馴染「もおおおおやだあああああああ!!!!」

幼馴染「もおおおおおおおおおおおおおやだあああああああああああああ!!!!!!!」

幼馴染「ふんぬー!!」ガバ

男「うわ!」

幼馴染「んっ!」グイ

ズキュウウウウウウウウンンン!!!!

男「」

幼馴染「ぷはっ!」スポン

男「」

幼馴染「ど、どう!?///」

幼馴染「これでわかったっ!!?///」

男父「チュ-ダ-チュ-ダ-」

幼馴染「私はっあんたが好きなの!!」

男「な、なんで…あ、顔か」

幼馴染「~~~ッ!!////」

幼馴染「幼稚園の時っ!一人ぼっちの私に遊ぼうって言ってくれたでしょ!?」

男「え」

幼馴染「ひっ引っ込み思案でっ!友達がいなかった私とっ!遊んでくれたでしょ!?」

男「そ、そうだっけ」

幼馴染「その時から!私はあんたが好きなの!!」

幼馴染「ずーーーーーーーーっと!!あんたのことだけが好きなのッッ!!!」

幼馴染「あんたの事を想って書いたポエムノートが家にあと100冊くらいあるんだからあッ!!!」

男父「それはひくわ」

幼馴染「うっさいこのハゲ!!!」

幼馴染「」ゼ-ハ-

男「なんか、ごめん…」

幼馴染「ふん…///」

男「…」

幼馴染「で、返事は?」

男「えっと…」

幼馴染「…」

男「その…」

男父「息子よ。勇気を出して告白してくれた女性に恥をかかせるのか?」

男「親父…」

また明日~

男「やっぱよくわかんねーよ。俺らまだ小学生だぞ?」

幼馴染「…」

男父「コノタマナシガ!!!!」

男「だから、その」

幼馴染「?」

男「色々教えてくれよ。好きってどういうアレなのか、とか」

幼馴染「!」

男「お前の好きな詩とかでさ」

幼馴染「うん…!」

男父「アッ!カメムシダ!!」

男「俺も、お前のこと、嫌いじゃないっていうか…」

幼馴染「うん!」

男「一緒にいて面白いし…」

幼馴染「うん!うん!」

男「付き合うとか、そういうのはまた後で、もっと仲良くしたいとは思ってる…」

幼馴染「うれしいっ」

男「そ、そっか」テレ

幼馴染「今はそれでもいいっ」

幼馴染「待ってて!」ゴソ

男「え」

幼馴染「今の気持ちを詩にしたい!」カキカキ

男「おー」

男父「チュウニダ!チュウニガイル!!」

ーーーーー
ーーー

幼馴染「できた!」パッ

男「おおー」

男父「どれどれ。おじさんに見せてごらん?」

幼馴染「私の気持ちっ///」スッ




穢れなき者は、石を投げるがいい
汝らの役目は果たされた

それは単に誠実な職業的信念の反映だ
すなわち、私は神だという信念

奴らを歯医者に連れて行け
恥じらいなんてものを身につける前に痛い目にあわせろ

将来はゲイかなノーマルかな
妄想と行動を隔てるのは精神状態だ

お前は信じてる
古の島国を隔てる青き深海を越えた
アングロサクソンとアジアの融和によって世界は救われると

嗚呼
だが果たして海は本当に青いのだろうか?

それは自らの色を律する術をもたない透明な液体に対する浅薄なる、あるいは深遠なる、ひとつの認識形態に過ぎないのではないか?




幼馴染「…///」

男「…」

男父「チュウニダ!!チュウニガイル!!」

男「やっぱよくわかんねーわ」

幼馴染「」ガ-ン!

男父「キャッキャッ!!」

おわり☆

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