モノクマ「オマエラ、集まったか?」 (21)

モノクマ「エー、今回はオマエラに運動をしてもらいます!」

最原「えっ、運動っ!?」

天海「ちなみに聞くすけど、何の為にそんなの事を?」

モノクマ「もちろん、日頃から体がなまってそうなオマエラの為にだよ。今からテロリストのホログラムを出すから、そいつらを相手にするか、捕まらないように逃げてくださーい♪ それだけでも十分な運動になるでしょ!」

王馬「わぁー、面白そうだなー♪ オレって総統だから、悪い奴らは好きだなー!」

赤松「それって無茶苦茶で、いきなり過ぎるよっ!?」

モノクマ「それでは頑張ってくださーい♪」

百田「問答無用かよっ!?」

春川「まぁ、無茶苦茶で、いきなりで、問答無用なのは、いつもの事だから驚かないけどさ・・・」

キーボ「あっ、何か出てきましたよっ?」

テロリストたち「」

白銀「きゃあああああああっ!?」

夢野「んああっ、なんじゃ、お主らは!!」

テロリストA「テロリスト集団だよ! 俺らを相手にした事、後悔しろ!!」

入間「ひぃぃぃー、強そうな奴らが10人もいるなんて・・・ひ、ヒキョウだろぉーー。」

東条「皆、落ち着いて。ここは一旦、退いて安全なところに逃げるのよっ!!」

茶柱「夢野さんに女子の皆さんは転子が守ります! あっ、男死は自己責任か、勝手に死んでもらっても結構ですよ!」

テロリストA「あっ、逃げるなー! おまえたちも追えーーー!!」

他のテロリストたち「はい!!!」

獄原「えっ、なに、これってかくれんぼか、何かなの?」

星「いいから、黙って逃げろ! 捕まったら何されるか、たまったもんじゃねぇかな」

真宮寺「クククッ、それはそれで、貴重な体験になっていいのかもネ」

アンジー「大丈夫だよー。神さまが守ってくれるからー♪」

テロリストA「待ってー!!」

最原「本当に、なんで、こうなるのさっ!?」

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最原「はぁはぁ。つい、自分の個室に逃げ込んだけど、バラバラになっちゃったな!」

最原「これからどうしよう・・・。ホログラムとはいえ、モノクマが生み出した物だから、強いだろうし。運動とはいえ、ああいうのを相手にするなんて、まず無理だろうなぁ・・・」

コンコン

最原「!?、だ、誰っ!?」

赤松「最原くん、私だよ。赤松楓!」

最原「あ、赤松さん。今、開けるよ」

――――――――――――――――――――

赤松「ふぅ、とりあえず、安心かな。けど、ここもいつ、あいつらが入って来るか、わからないね」

最原「うん、そうだね。あっ、それよりもどうして赤松さんは僕がここにいるって分かったの?」

赤松「実は、バラバラになってすぐに最原くんの後を追ったんだよ。私が一番頼れるのは、最原くんだけだって感じてね」

最原「そ、そうなんだ。」

赤松「けど、バラバラになった他のメンバーがどうなったかが一番気になるよね?」

最原「あっ、そうだね。せめて、ここにいたままでも、場所や様子だけ把握できるような方法があればなぁ・・・んっ?」

赤松「どうしたの、最原くん?」

最原「赤松さん、あれ見て!」

赤松「ん? あれっ、なにかあるね??」

二人の目の前にはテレビのようなものがある。

最原「テレビ・・・じゃないよね?」

赤松「とりあえず、リモコンもあるみたいだし、スイッチでも押してみよっか!」

赤松がリモコンのスイッチを押す。

最原「これって!?」

赤松「お、王馬くんっ!?」

映像には王馬小吉とテロリストたちが映っていた。ちなみに王馬は縄で縛られていた。

赤松「これは一体、どういう事?! どうして王馬くんは、縛られてるのかな?」

最原「見る限り、王馬くんは捕まってるみたいだね。」

赤松「どうして、いきなり捕まったの!? 王馬くんの事だから、てっきりすばしっこく逃げてるのかと思ったけど・・・」

最原「あっ、待って。やりとりが聞こえるみたいだよ。ひとまず、聞いてみよっか!」

映像

テロリストA「てめぇ、どうしてわざと捕まりに来たんだよ?」

王馬「ニシシッ、別にー♪ そんなに深い意味はないよー!」

テロリストA「ふざけてんのかよっ?」

王馬「そうだね。強いて言うなら、勧誘に来たんだよ!」

テロリストA「はぁっ、勧誘だぁ?」

王馬「そうそう。この状況だけなんだよ、君達と話が出来るのはね。それでさ、オレって秘密結社の総統だから、君達を一員として勧誘しようと思ってさ・・・どう? 悪い話じゃないでしょー?」

テロリストA「ふざけんなっ!! どうして、てめぇの配下にならなきゃいけねぇんだよ!!!」

王馬「でも、ホログラムだっけ? ホログラムは透けてるから、人を殴ったり、武器を使うのも無理だったかな!! あははははははははは」

テロリストA「てめぇ・・・・」

王馬「なんちゃって、嘘dテロリストA「もういい、静かにしてろっ!」

ドカッ!!

王馬「うぐっ!?

王馬「」

映像終わり

赤松「王馬くん、なにやってるのかな? わざと捕まった挙句、気絶なんて・・・」

最原「王馬くんはやっぱり良く分からないね」

最原「とりあえず、他のメンバーの様子も見れるみたいだし、確認してみようか?」

赤松「うん、そうだね」

赤松と最原が見たのは、茶柱と夢野の映像だった。

映像

茶柱「きええええええええええっっーーーーーー!!!」

テロリスト「うわぁっ!?」

茶柱「ネオ合気道、地獄のフルコース!」

テロリスト「ぎゃああっ!!」

茶柱「夢野さんは転子が守ります!!」

テロリスト「こ、こいつ・・・強えぇ。」

夢野「う、うむ。さ、流石は転子じゃ。(敵に回したら、恐ろしい奴じゃな・・・)」

映像終わり

赤松「流石は茶柱さん。そのネオ合気道って、いうので夢野さんを守ってるよ」

最原(相手が男子って理由も含まれるのかな・・・)

赤松「別のを、見てみよう!」

映像には、春川が映っていた。

春川「・・・・・」

テロリスト「」

春川「まっ、こんな感じかな。それにしても、ホログラムって言うから、少しは期待したけど、やっぱりこの程度みたいだね」

映像終わり

最原(流石は超高校級の暗殺者・・・。おそるべし・・・)

赤松「つ、次見てみよっか!」

映像は、東条が映っていた。

テロリスト「くっそぅ。見失った・・・。どこに行ったんだっ!?」

東条「ひとまず、依頼があるまでは、事態を避けるしかないわね・・・」

映像終わり

赤松「えっ!? 東条さん今、天井に張り付いてなかったっ!!??」

最原「張り付いてた、というか・・・天井につかまったままぶら下がってたって感じだね。」

赤松「次は手当たり次第、見てみようか?」

最原「うーん。でも、王馬くんの所にリーダーっぽい人がいたから、きっと王馬くんの映像を見ていれば、誰が捕まって、誰が捕まっていないのかを把握できるはずだよ」

赤松「そ、そうだね。じゃあ、ひとまず王馬くんの映像だけ、映すよ」

赤松「あっ、見て、最原くん。さっき見た時は王馬くんだけかと思ったけど・・・」

最原「どれどれ・・・」

映像

天海「あははっ、まさか捕まるとは・・・。油断したといえ、不覚っす」

入間「なんで、オレ様が縛られてんだよ!! あっ、でも、これもまた・・・いいっ///////」

アンジー「神さまの言う通りに動いたら、なぜか捕まっちゃったよー? でも、神ってる!」

真宮寺「ところで、王馬君は、いつまで気絶してるのサ?」

王馬「」

映像終わり

最原「天海くんに入間さん、アンジーさんに真宮寺くんが捕まってるっ!?」

赤松「一気に四人も捕まってるなんて、ちょっとヤバいよねっ!? どうする、モノクマを呼んでもう終わりにしてもらう?」

最原「うーん。でも、モノクマは絶対にやめる気はないと思うよ・・・」

赤松「じゃあ、この状況を終わらせるにはどうしたらいいのっ!?」

最原「手段は一つだけ・・・テロリストに挑んで勝つしかないと思う。」

赤松「やっぱりそうなるよね・・・。と、なると、必要なのは戦力って事だよね?」

最原「戦力だと、春川さんに茶柱さんが適任だよ!」

赤松「後、力が強いゴン太くんに東条さんも案外強そうだよ!」

最原「でも、ゴン太くんは人を傷付けることを嫌がるから、きっと頼んでも断りそうなんだよね。だから、ゴン太くんはいいと思うよ!」

赤松「うん。そういえば、そうだね。」

最原「とりあえず、春川さんと茶柱さん、東条さんと合流し、さっきの事を話そう!!」

赤松「でも、外は危険だよね・・・」

最原(確かにそうだよね。となると、どうしたら・・・)

ドタドタドタ

赤松・最原「!?」

テロリスト「ここはまだ見てねぇな! 調べるぞ!!」

赤松「!? ま、マズイよっ!? 最原くん!!」

最原(ドキドキ)

ガチャッ!

テロリスト「おい、見つけたぞ!」

赤松「!?」

テロリスト「大人しく捕まれ! そうすれば、痛いようにはしない」

最原「・・・・・」

百田「ちょっと待ったー!」

テロリスト「何だ!?」

赤松「百田くん!?」

最原「どうしてここにっ?」

百田「なぁに、バラバラになった後、一旦はトイレに隠れてたんだけどよ。見つかりそうになったから、急いでここまで逃げてきたら、近くから物音からしたから、誰かいないかと思って、来たんだ! それにしてもちょうど来れて良かったぜ」

テロリスト「てめぇも大人しく捕まれ!」

シュッ、バン!

テロリスト「痛っ!? だ、誰だ!!」

星「おいおい、まさか俺も、傍にいるとは思わねぇだろ?」

最原「星くんっ!?」

星「俺も縮地法で逃げてたけどよ。いきなり声がして、来てみたらこのザマだよ!」

百田「星がいるなら心強いぜ! おい、終一に赤松、ここは俺と星に任せてさっさと行け!!」

赤松「えぇっ、で、でも!?」

星「やれやれだぜ。まっ、俺もたまには一肌脱いでやるよ!」

最原「百田くん、星くん・・・。分かったよ。ありがとう!」

赤松「えっ、最原くん?」

最原「行こう、赤松さん」

赤松「あっ、ちょっと!?」

ダッダッダッダッダ

テロリスト「ちっ、逃げられたか。けど、てめぇら二人は逃がさねぇぞ?」

星「やれやれ。おい、百田。しっかりと捕まる覚悟でやれよ?」

百田「分かってるよ! 俺はあいつのボスだぜ。あいつはきっと後で何とかするはずだ。それを信じるだけだ!」

食堂

赤松「はぁはぁ。最原くん、本当に星くんと百田くんは大丈夫かな?」

最原「あの二人を信じてみるしかないよ。それに急いで春川さんに東条さん、茶柱さんを探さないと・・・」

ドタドタドタ

赤松・最原「!?」

テロリスト「おい、ここにいたか!」

最原「さっきの連中とは、違うみたいだね」

テロリスト「大人しくしろ! さもないと撃つぞ!!」

赤松「またピンチだよっ!?」

最原「ここもどう切り抜ければ・・・」

シュタッ!!

東条「切り抜ける気なら、サポートは私に任せてもらえるかしら!」

最原「と、東条さんっ!?」

東条「私が身を挺して守るわ。彼らの相手は・・・獄原君!!」

獄原「分かったよ、東条さん。ゴン太、頑張るよ」

テロリスト「わぁっ、い、いつの間にっ!?」

獄原「よいしょっと!!」

テロリスト「た、高い!? お、おろせぇー!!??」

獄原「うん、分かったよ」

ドスン!!

テロリスト「ぐはっ!?」

テロリスト「」

最原「流石は、ゴン太くんだね・・・。相変わらず、凄い腕力を。」

赤松「きゃああっ!?」

最原「えっ!?」

テロリスト「へへっ。」

獄原「あっ、赤松さんっ!?」

東条「うかつだったわ。まさかもう一人いたなんて・・・」

テロリスト「おまえらー、動くなよ。動けば、こいつがどうなっても知らないぞ?」

赤松「ひぃぃっ!!」

最原「くっそぅ、赤松さんを人質に!! これじゃあ、動けn茶柱「きえええええっっっ!!!」

テロリスト「なんだ、この耳障りな叫び声はっ!?」

ドゴッ!!

テロリスト「うっ!? く、くっそぅ・・・」

ドサッ!

テロリスト「」

茶柱「ふぅ、この男死、赤松さんに何するんですかっ!!」

赤松「茶柱さんっ!?」

茶柱「あっ、赤松さん、大丈夫でしたか? お怪我はありませんでしたか??」

赤松「うん、私は大丈夫だよ。ありがとう、茶柱さん」

夢野「はぁはぁ、転子よ。置いて行くとは、ひどいではないか!?」

茶柱「あっ、夢野さん!? も、申し訳ありません、転子としたことがっ!?」

最原「夢野さんも来たんだね!」

ヒョイ!

白銀「地味に私もこっそりいるよ、最原君!」

最原「わぁっ、白銀さんっ!?」

白銀「登場してすぐに驚かれるなんて、地味にショックかな?」

赤松「皆、揃った訳じゃないよね?」

東条「最原君の話だと捕まったのは五人で、私達揃ったメンバーを除いて、行方が分からないのは星君と百田君、キーボ君に春川さんね!」

茶柱「星さんに百田さん、キーボさんはともかく、春川さんは心配ですね・・・」

最原「でも、春川さんは暗殺者で、力もあるからきっと生き残ってるよ!」

獄原「確か、星君と百田君は、最原君と赤松さんを助ける為に奮闘してるんだよね? それだったらすぐに助けに行ってあげようよ!」

夢野「そうなるとキーボは一体、どこにおるんじゃ?」

キーボ「呼びましたか?」

白銀「きゃああああっ・・・って、キーボ君っ!? 地味にびっくりしたよ、いきなり出てくるからさ!!」

キーボ「す、すみません!」

最原「キーボくんも無事だったんだね!」

キーボ「えぇ。隠れながら移動したので、少し大変でしたが!」

東条「とりあえず、これでキーボ君の無事は確認出来たわね。後は、星君と百田君、春川さんの無事だけね。」

最原「星くんと百田くんがどうなったかが気になるし、ひとまず寄宿舎に行ってみない?」

赤松「そうだね。とりあえず、行こうか!」

寄宿舎

茶柱「誰もいないですね。」

獄原「最原君と赤松さんは、ここで星君と百田君と別れたんだよね、確か?」

最原「うん!」

赤松「間違いないよ」

白銀「地味に捕まったりして?」

キーボ「それを考えたくはありませんが、一応、ボクは白銀さんの意見に同意です」

最原「僕の部屋にあるテレビで全体の映像が見られるから、見てみよう」

最原の個室

赤松「つけるよ!」

赤松がスイッチを押した。

映像には、テロリストの様子が映っていた。そして、そこには。

映像

百田「くっそぅ、離しやがれっ!!」

テロリストA「ふん、ほざいても無駄だ!」

星「ふっ、俺としたことが捕まるとはね・・・」

入間「てめぇ、普段から大人ぶってる癖に、なんでこういう時は大人っぽく出来ねぇんだよっ!!」

天海「まぁまぁ、入間さん、落ち着いて」

映像終わり

赤松「あぁっ・・・。百田くんも星くんも私達を逃がしたばかりに、捕まったんだ・・・」

最原「くっそぅ!」

東条「赤松さん、最原君、今は落ち込んでいる場合ではないわ。」

夢野「そうじゃな。ここは助けに行った方がよいのではないか?」

白銀「でも、テロリスト相手に私達だけで圧倒できるのかな?」

一同「・・・・・・・」

最原「ねぇ、ちょっといいかな?」

東条「最原君、どうしたのかしら?」

最原「僕にちょっと考えがあるんだけど、いいかな? この作戦には東条さんに茶柱さん、それと出来たら皆の協力も必要になるからさ。でも、春川さんがいないのは痛いけど・・・」

赤松「その考えってなに、作戦??」

最原は一通り、説明をした・・・。

赤松「成る程ね。けど、その作戦、バレたらお終いだから、一か八かになるね」

東条「実行するなら、それは依頼として受け取っておくわね」

茶柱「男死である最原さんの作戦に乗るのは嫌ですが、この状況を打破するためにも、今回だけ乗る事にします!」

夢野「いざとなったら、うちの必殺の魔法をぶちかませばよいのか!」

白銀「ここから私の研究教室まで遠くはないし、最原君の言った通り、すぐに例の物を用意するね。久しぶりに腕が立つよぉー♪」

獄原「ゴン太も皆と一緒に捕まった皆を助けたかったけど、体型の問題があるからしょうがないよね」

キーボ「ボクもロボットだからバレる可能性もあるので、諦めて遠くから見守ることにしました」

最原「ひとまず、僕の作戦通りに動いてもらってもいいかな?」

しばらくして・・・。

テロリストA「なに、仲間が生徒を捕らえた? よくやった、連れてこい!」

真宮寺「また誰か捕まったみたいだね」

テロリスト「おい、歩け!」

最原「・・・・・」

百田「終一っ!?」

アンジー「あれまー、良く見たら終一だよーっ!!」

入間「けっ、ダ最原の奴。マジで捕まっちまうとは、本当にダサイな!!」

テロリストA「調べたが、てめぇ、探偵らしいじゃねぇか! ざまあねぇな、俺は探偵みたいに頭が良さそうな奴は好きじゃないからな!」

最原「・・・・」

テロリストA「けっ、何も言い返さねぇのかよ、つまんねぇな! もういい、おい! こいつをさっさと縛れ!」

テロリストたち「・・・・」

テロリストA「おい、何してんだよ!? さっさと・・・」

最原「皆、今だよ!!」

テロリストの変装を解いた東条「分かったわ!」

同じく変装を解いた夢野「うむ」

同じように変装を解いた茶柱「きえぇぇぇっっっーーー!!!」

テロリストA「なんだとっ!?」

捕まった一同「!?」

夢野「ウチの魔法をとくと見るが良い!」

茶柱「男死以外を解放してください!」

東条「依頼として、貴方達を拘束するわ!」

テロリスト「うわぁっー!?」

白銀(テロリストの格好)「どう? 私が用意したテロリストのコスプレは?? M○S並に凄かったでしょ?」

赤松(テロリストの格好)「うん。流石だよ、白銀さん」

星「・・・・・」

天海「どうしたんすか、星君?」

星「いや、気のせいだと思うが、さっきの白銀の発言がどうも俺に関係してるような気がしてな・・・」

テロリストA「くっそぅ。仲間達が一気に!? なんという手だ・・・てめぇらの仲間を、俺らと同じ格好で変装させるなんて。」

白銀「コスプレは変装じゃないんだけど・・・」

テロリスト「おっと、そこまでだ!」

一同「!?」

テロリストA「おいおい、ようやく来たか!」

テロリスト「スマン。見回りしてたら、食堂で倒れてる仲間を見つけてな。そいつを起こすのに手間取っちまったよ。」

最原「まだ、仲間がいたのかっ!? くっそぅ!」

テロリストA「おい! そこの小僧を始末しろ!!」

東条「!? 最原君っ、危ないわ!!」

最原「えっ!?」

テロリスト「油断してる場合じゃねぇだろ? それよりも、これを見てみろ?」

ポチッ! テロリストがボタンを押すと、最原の後ろの床が動き、大きな穴が出来た。

百田「な、なんだありゃあっ!?」

入間「おいおい、なんだあの仕掛けは!? 発明家のオレ様でも見たことねぇ、ものだぞ?」

テロリスト「これは俺達が始末したい奴を始末する為だけにすぐに設置した「奈落」だよ!」

アンジー「奈落ー??」

真宮寺「舞台とかで使われる装置の一種だヨ。歴史をたどれば、歌舞伎があった江戸時代から存在していて、あの底が見えない場所から役者が登場する時に使用されるのサ!」

百田「流石に詳しいだな」

赤松「さ、最原くんをどうする気なの!?」

テロリスト「もちろん、ここに落とすんだよ。生きたままね」

夢野「なんじゃと、生きたままじゃとーーーーっ!?」

茶柱「下についた時には最原さんはぐちゃ・・・なんて、うれs、じゃなくて、なんて残酷なんですかっ!!」

東条「そうはさせないわ!!」

テロリスト「おっと、動くな!」

最原「!?」

東条「最原君を人質に!? くっ、卑怯だわ!!」

テロリスト「うるせぇ! 卑怯も何もねぇだろ、俺達はテロリストだぞ!!」

最原「どうして、こんな残酷な方法で僕を?!」

テロリストA「頭が切れる奴はやっかいだからな。すぐに始末するには、武器を使わないで、ここに落として転落死させた方がてっとり早いからだよ! まっ、下は血で染まるが、それもまた面白いだろう!」

赤松「酷いっ!?」

星「なんて奴だ・・・」

王馬「オレ以上に、残酷だよねー♪ それって!!」

アンジー「おー、小吉、気が付いたんだねー!」

テロリスト「てなわけで、さっさと落ちていなくなれ!」

最原「あっ、うわあぁぁぁぁぁぁっっっっっーーーーーーー!?」

一同「最原(君)(さん)(終一ー)!!??」

王馬「おっ、最原ちゃん。ホールインワンだねー♪ ニシシッ」

テロリスト「落ちたな。さてとしっかりと入口を閉じておくか」

ポチッ。入り口は閉じた!

赤松「そ、そんなぁー・・・・」

王馬「赤松ちゃん、最原ちゃんが死んだのはしょうがないよ? 探偵って肩書きは危険が常識だからねー!」

茶柱「そこの男死ー、殴られたいんですか?」

テロリストA「へへっ、これで邪魔者が消えたが、まだ厄介そうな奴もいることだし、ここはまとめt

ズバーーーーーーーーンッ!!!

テロリストA・テロリスト「!?」

一同「!?」

テロリスト「な、なんだっ!? 奈落の入口が壊れて、大きな穴がっ!?」

<うわあぁぁぁっっっーーーーーーー!?

白銀「あれ、地味に下から声がするような?」

星「おい、この声って・・・」

最原「うわぁっ!?」

ドスン! 大きな穴から、最原が出てきて、地面にしりもちをつく形で着地した。

最原「いたたっ!」

入間「ケッ、ダ最原、無事だったのかよっ! まっ、あんなダサイ死に方はしたら、マジでダ最原になるけどな。ヒャヒャヒャヒャ」

王馬「いつもだっさい恰好してる入間ちゃんには言われたくないよねー♪」

入間「ふぇぇっーーー。そんな言い方・・・しなくても・・・」

赤松「最原くん、一体どうやって!? 確か、落ちたはずなのに、どうして上がってこれたの? しかも閉じたままの床を壊してまで??」

最原「あっ、それはね・・・」

?「最原、私から説明するよ!」

白銀「あれ、この声って?」

ヒュン、スタッ! 声と共に奈落から謎の人影が出てきて、地面に着地した。

東条「あ、貴方はっ!?」

春川「」

一同「春川(さん)(魔姫ー)(ハルマキ)!!??」

春川「変な場所から登場したのは、目を瞑ってよ」

百田「ハルマキ、無事だったんだな!!」

春川「何、当たり前の事、言ってんの。 あんた、私を誰だと思ってたの?」

アンジー「おぉ、主は言いました。終一は魔姫に助けられた、のだと・・・」

天海「それは春川さんが出てきた時点で、なんとなく分かると思うんすけど。」

赤松「春川さんが最原くんを?」

春川「私から説明するんだったね? 簡潔に言うから、聞き逃さないでね」

回想

最原「うわぁぁぁっっっーーーーーー!?」

ガシッ!

最原「えっ?」

最原の手を掴んだのは・・・

春川「」

最原「は、春川さんっ!?」

春川「ギリギリ、というか、危なかったね! まったく私がいたから良かったものを、私がここにいなかったら、あんたそのまま落ちて死んでたよ?」

最原「助かったよって、言いたいけど、どうしてここに?」

春川「その話は後だよ。ひとまず、あの床を壊してから、私の腕力であんたを飛ばすから、着地はしっかりと取んなよ?」

最原「えっ、飛ばすって?!」

春川「」

ズバーーーーーーーーンッ!! 春川はナイフを素早く振り、斬撃を飛ばすかの勢いで床を壊した。

最原「」

春川「行くよ!!」

春川は腕力で、最原を上に飛ばした。

最原「ちょ、ちょっと春川さn・・・うわあぁっっっーーーー!!??」

回想終わり

春川「と、いう訳だよ・・・」

最原「ははっ、まさに春川さんは相変わらず凄いって事を改めて実感した瞬間だったよ」

夢野「おぉー、春川がそのような方法で最原を助けおったのか!! てっきりウチは魔法とばかり思ったわい」

真宮寺「あぁ、素晴らしいヨ。人を害する為の力を、人助けに使うなんて・・・。」

茶柱「春川さん、凄いですー♪ こんな男死を助けるなんて、転子なら出来ませんよ!」

百田「流石はハルマキ、俺の助手だぜ♪ 終一が助かったのも、やっぱ毎日のトレーニングが役に立ったんだなー!!」

茶柱「キッ…エェェェ~イッ!!転子のネオ放屁道をお見せしますッほいっ
ほいほいっ!ほっほほぉ~いッ!!」

ブボッ!ブボポッ!ブッスゥゥゥ~

茶柱は夢野に尻を向けると拳法の構えをし、尻を左右に振りながら、凄まじい勢いの屁をぶちまけている。

夢野「むっはぁ~茶柱の屁はクッサいのぉ~鼻がおかしくなりそうじゃ」

茶柱「まだですよ夢野さんッ…ホォッ!!」

バチンッ!バチンッ!バチンッ!!

ブボッ!ブボッ!ブポォォォ~

ヌンチャクで自らの尻を叩いている茶柱は、 叩くタイミングに合わせて、リズムよく屁を こきまくっている。

茶柱「ホヒッ!ホヒィッ!ホヒィッ!
ホッヘェェェェ~ッ!!オナラッ
オナラァッ…ぼぴょおッ」

夢野「フヒッケツ叩き放屁でアヘりおって…見事なアホ面じゃのぅ~」

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