千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!!」【安価】 (1000)


まさかの5スレ目突入……
いい加減飽きてたらゴメンなさい……m(__)m

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千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!」【安価】
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千歌
リザードン(メガリザードンX) ♂
特性:もうか(かたいツメ)
かえんほうしゃ
かみなりパンチ
ドラゴンクロー
フレアドライブ

ゾロアーク ♂
特性:イリュージョン
みきり
とびはねる
めざめるパワー
ナイトバースト

ピカチュウ ♀
特性:せいでんき
10まんボルト
アイアンテール
でんこうせっか
ボルテッカー

カプ・レヒレ
特性:ミストメイカー
みずのはどう
しぜんのいかり
かげぶんしん
しぜんのちから

モクロー ♀
特性:しんりょく
このは
リーフブレード
まもる
ブレイブバード

ソルガレオ
特性:メタルプロテクト
メテオドライブ
サイコショック
ニトロチャージ
ソーラービーム



梨子
ゲッコウガ(リリーゲッコウガ) ♂
特性:へんげんじざい
みずしゅりけん
かげぶんしん
つばめがえし
いあいぎり

ランプラー ♀
特性:もらいび
シャドーボール
トリック
フラッシュ
れんごく

ガブリアス ♂
特性:さめはだ
りゅうのはどう
ほのおのキバ
だいちのちから

トゲキッス ♂
特性:てんのめぐみ
しんそく
はどうだん
エアスラッシュ

メロエッタ
特性:てんのめぐみ
いにしえのうた

チェリム ♀
フラワーギフト
マジカルリーフ
はなふぶき
フラワーガード



ジュカイン(メガジュカイン) ♂
特性:しんりょく(ひらいしん)
ハードプラント
リーフブレード
つばめがえし
リーフストーム

エアームド ♀
特性:がんじょう
てっぺき
はがねのつばさ
こうそくいどう
ゴッドバード

ミロカロス ♀
特性:ふしぎなうろこ
ふぶき
アクアテール
ハイドロポンプ
ミラーコート

マンムー ♂
特性:あついしぼう
こおりのきば
げんしのちから
すてみタックル
いわなだれ

ドラピオン ♂
特性:カブトアーマー
つじぎり
ポイズンテール
どくどくのキバ
クロスポイズン

レックウザ(メガレックウザ)
特性:エアロック(デルタストリーム)
かみなり
りゅうせいぐん
げきりん
ガリョウテンセイ


ルビィ(エスパーZ)
カラマネロ ♂
特性:あまのじゃく
サイケこうせん
リフレクター
トリックルーム
はかいこうせん

カメックス ♂
特性:げきりゅう
アクアジェット
ハイドロポンプ
こうそくスピン
はどうだん

シャンデラ ♂
特性:ほのおのからだ
サイコキネシス
シャドーボール
おにび
オーバーヒート



花丸(カビゴンZ、カクトウZ)
カビゴン ♂
特性:あついしぼう
れいとうパンチ
めざめるパワー
みずのはどう
ギガインパクト

ルチャブル ♂
特性:じゅうなん
かわらわり
フライングプレス
シザークロス


ダイヤ
ディアンシー
特性:クリアボディ
だいちのちから
ストーンエッジ
ムーンフォース
ダイヤストーム

バンギラス(メガバンギラス) ♂
特性:きんちょうかん(すなおこし)
ストーンエッジ
あくのはどう
ロッククライム

ボスゴドラ(メガボスゴドラ) ♀
特性:いしあたま(フィルター)
もろはのずつき
メタルクロー
10まんボルト
ストーンエッジ

イワーク ♂
特性:がんじょう
あなをほる
たたきつける
がんせきふうじ
ロックブラスト

ドサイドン ♂
特性:ハードロック
ストーンエッジ
つのドリル
がんせきほう

ラムパルド ♀
特性:かたやぶり
とっしん
がんせきふうじ
もろはのずつき

イワンコ ♂ BOX
特性:するどいめ
ほえる



鞠莉
ゼクロム
特性:テラボルテージ
りゅうのいぶき
クロスサンダー
ドラゴンクロー
らいげき

エレキブル ♂
特性:でんきエンジン
かみなりパンチ

ライコウ
特性:プレッシャー
かみなりのキバ
でんこうせっか

サンダー
特性:プレッシャー
10まんボルト
こうそくいどう

ロトム(フォルムチェンジ)
特性:ふゆう
エレキボール
めざめるパワー
(オーバーヒート、ハイドロポンプ、リーフストーム、エアスラッシュ、ふぶき)


果南

ラグラージ(メガラグラージ) ♂
特性:げきりゅう(すいすい)
アームハンマー
あなをほる
うずしお
ハイドロカノン

アシレーヌ ♀
特性:げきりゅう
ハイドロカノン
れいとうビーム
うたかたのアリア

ラプラス ♀
特性:シェルアーマー
???


ヨハネ(アクZ、コオリZ)
ダークライ(ヨハネダークライ)
特性:ナイトメア
あくのはどう
れいとうビーム
チャージビーム
ダークホール

ゲンガー(メガゲンガー) ♂
特性:ふゆう(かげふみ)
シャドーボール
きあいだま
かみなり
みちづれ

キリキザン ♂
特性:せいしんりょく
きりさく
ダブルチョップ
ロックカット
ローキック

ヘルガー(メガヘルガー) ♂
特性:はやおき(サンパワー)
ほのおのキバ
かえんほうしゃ
バークアウト
どろぼう

ワルビアル ♂
特性:いかく
すなあらし
ストーンエッジ
うちおとす
かみくだく

キルリア ♂ (離脱中)
特性:テレパシー
テレポート


――――――――モウイチドデス医院・鞠莉の病室



千歌「……………………」

果南「……………………!!!」

ルビィ「……………………!!!」

ダイヤ「……………………!!!」

花丸「……………………!!!」

鞠莉「一緒に……Aqoursを……!!?」

千歌「うん。私と、鞠莉ちゃんと、果南ちゃんと、ダイヤさんと、ルビィちゃんと、花丸ちゃんと。今ここにはいないけど……梨子ちゃんと、曜ちゃん。それに……善子ちゃんも」

鞠莉「!!!」

果南「ちょ……ちょっと待ってよ千歌!!なんで急にそんな話になってるの!!?」

ダイヤ「そうですわ!!それに……千歌さんたちはともかく……何故あの子まで……。私たちが……鞠莉さんが、どれだけAqoursを大切に思っているか……あなただってわかっているでしょう!!?」

千歌「だからだよ」

ダイヤ「!!?」

千歌「いろんなことがあった……。楽しいことも、ツラいことも……。過ごした時間こそ違っても、私たちは同じ経験をした。それぞれの思いをぶつけ合って、高め合って、同じ痛みを分かち合った」

果南「同じ……痛み……」

鞠莉「いいえ、同じじゃないわ……。少なくとも……私があなたたちに与えた痛みは……」

千歌「同じだよ。悲しくなると……胸がキュッて締め付けられる。チクチクって……刺されるみたいに痛くなる。みんな同じだよ。同じ痛みを感じたからこそ、私たちは繋がれる。この痛みを乗り越えるからこそ、私たちはたった一つの……かけがえのない絆を手に入れられる。それって……スゴくステキなことだよ!!私は、そんなみんなと一緒に輝きたい!!!」


ルビィ「あ……」



千歌『あのねっ!!にこさんに話を聞いてから、ずっと考えてたの!!私たちも、μ'sみたいなグループ組まない!!?』

梨子『μ'sみたいな……』

ルビィ『グループ……?』

千歌『そう!!μ'sみたいな……強くて、キラキラした……最強のトレーナー!!』



千歌「……………………」

花丸「千歌ちゃん……」

果南「千歌……」

ダイヤ「……………………っ」

鞠莉「……それは、私たちがあの子を恨んでるのを承知で言ったのよね?」

千歌「うん」

鞠莉「私たちが頷くって、本気で思ったの?」

千歌「うん」

果南「……!!」

ダイヤ「……!!」

千歌「だって……。だって今、善子ちゃんのことを一番わかってあげられるのは……私たちだと思うから」

花丸「!!」

千歌「受け入れてあげないとって……なんだか恩義せがましいけどさ……。私たちが善子ちゃんを見捨てたら、善子ちゃん……本当に一人ぼっちになっちゃうよ」

ルビィ「!!」

千歌「喜びも楽しいこともなにも無い世界で……たった一人で、やり場のない悲しみや、晴らすことの出来ない後悔や罪悪感に押し潰されるんだよ……。そんなの……悲しすぎるよ……」


鞠莉「言いたいことはわかったわ……。だけど、あの子はすでにあなたの優しさを踏みにじっているのよ?それでも……あの子を救う価値があると、本気で信じているの?」

千歌「信じてる。私は善子ちゃんと……みんなと一緒に物語を作りたい。みんなで叶える物語を!!」

ダイヤ「みんなで叶える……」

果南「物語……」

千歌「夢のストーリー……。眩しいな、いいなってみんなが羨ましがるような。おいでよって自信を持って言えるような。一つになる心は……絶対にキラキラする!!誰が欠けてもダメなの……。私は……このみんなで!!私と!曜ちゃんと!梨子ちゃんと!ルビィちゃんと!花丸ちゃんと!ダイヤさんと!果南ちゃんと!鞠莉ちゃんと!善子ちゃんと!!みんなでAqoursになりたい!!!」


ダイヤ「……………………」

果南「……………………」

千歌「お願いみんな……」

花丸「……………………」

ルビィ「……………………」

鞠莉「なんで……」

千歌「……!」

鞠莉「なんで……そんなに信じられるの……?」

千歌「なん、で……?」キョトン

鞠莉「あの子のことだけじゃない。私のことも……。私たちがなにをしたのか……それをわかっていながら、なんでそんなに私たちに手を差し伸べられるの?見捨てようとしないの?あのときもそう……」



鞠莉『立ち上がれば……その友だちのために、命を落とすことになるのよ?』

千歌『友だちのためなら……惜しくないよ!!!』



鞠莉「力の差はわかっていたはずなのに……あなたは絶対に諦めなかった。私はそれを嘲ったわ。泥臭く惨めに希望に手を伸ばす姿を……なんて無様なのかと思った。なのになんで……?なんでそんなに……キラキラして見えるの?」

ダイヤ「!!」

果南「!!」

鞠莉「教えて。千歌っち」

千歌「なんで……」


ルビィ「……………………」

花丸「……………………」

果南「……………………」

ダイヤ「……………………」

鞠莉「……………………」

千歌「……………………」ニッ

鞠莉「……!!」





千歌「好きだから」





鞠莉「……!!!」

千歌「友だちが。ポケモンが。私を支えてくれるみんなのことが大好き。嫌な気持ちは連鎖する……だけど、大好きって気持ちも繋がっていく。広がっていく。私から名前の知らない誰かに。今はまだ、ほんの近くを照らすことしか出来ないけど……いつか、世界を照らせるくらい……太陽みたいに輝いてみたいから!!!」

鞠莉「太陽……SUNSHINE……?」

千歌「うんっ!!!そのためにはね……私一人じゃダメなの。どんな壁も乗り越えられるような……支え合える……堅い友情で結ばれた仲間と一緒じゃなきゃいけないの!!!ときにはケンカすることもあると思う。ぶつかり合うと思う。けどそうやって成長するから、人は強くなれるんだよ!!!」

ダイヤ「それが……私たちだと……?」

千歌「そう!!!」

果南「同じ痛みを……知ったから……?」

千歌「うん!!!」

ルビィ「千歌ちゃんは……」

花丸「赦すずら……?鞠莉さんも……善子ちゃんも……」

千歌「怒って、憎しみ合うことは誰にでも出来る。でもね、赦すっていうのは……その人の痛みを知った人にしか出来ないんだよ。同情だって思われるかも知れない……憐れんでるだけだって。……それでも私は、みんなが笑って迎えられる明日が欲しい。みんなで一緒に明るい未来を目指したい!!!だからお願い!!!私と一緒に……Aqoursになってください!!!」


鞠莉「……最後に一つだけ訊かせて」

千歌「……?」

鞠莉「あなたは……世界を守りたいから……英雄になりたいから、あの子を止めようとするの?」

千歌「世界を……?んー……結果的に、世界を守ることになるの……かな?私は善子ちゃんを止めてみんなを助けたいだけだから……。難しいことはよくわかんない♪」ニコッ

鞠莉「……………………!」

千歌「私は……みんなが笑えればそれでいいんだ……。世界を救った英雄とかじゃなくて、苦しんでる友だちを助けた……ただの千歌でいい♪」

果南「……!!!」



穂乃果『好きなことで頑張って、好きなことをやり通す。好きなことで一生懸命になって、他の誰にも負けない自分だけの気持ちを持ち続けること。それが、チャンピオンであることの……チャンピオンを目指すための資格なんだよ』



果南「……ああ、そっか///」ボソッ

千歌「自分のやりたいことをやるだけだよ♪あー……でも、英雄に憧れてないって言えば嘘かな……//////」テレテレ

鞠莉「嘘……?lie……?」

千歌「英雄は英雄でも……私は、ポケモンマスターになりたい!!///それは誰にも譲れない……私の夢だから!!//////」キラキラ

花丸「……!!///」

ルビィ「千歌ちゃん……///」キュッ

ダイヤ「……そうでしたわね。あなたはずっと……」


千歌『もうやめませんか?』

ダイヤ『……………………は?』

千歌『もう……みんなが悲しむようなことはやめませんか?』

ダイヤ『自分がなにを言っているのか……』

千歌『わかってます……。それが出来れば苦労はないことも……。だけど、もう誰かが悲しい思いをするのなんて……イヤなんです』

ダイヤ『いいえわかっていませんわ……。世の中そんなに甘くない……!私たちは決めたのです!!先行く道がどれほどの悪路であろうと、罪を背負ってなお前に進み続けると!!今さらそんな戯れ言に耳を貸すはずがないでしょう!!!』

千歌『始まりはみんな一緒だったはずなのに……。ポケモンマスターになりたい……目指したものは一緒だったのに……。なのに、たった少し立ち止まっただけで全部がおかしくなるなんて……そんなの変ですよ』

ダイヤ『それが世の摂理です!!困難が阻み劣等感という挫折を経験する!!』

千歌『そこから立ち上がる強さを持つのが私たち人間でしょ!!!』



千歌『躓いて起き上がって……そうして見つめあえる嬉しい冒険がある!!!だからこそ私たちは前に進むんです!!!』



千歌『転んだときは立ち上がればいい!!立ち止まったらまた歩けばいい!!そうするだけの強さを……みんな心に宿してる!!どんな暗闇の中でも輝く希望の光を!!!』



ダイヤ「あなたはずっと……」ギュッ


鞠莉「眩しいわ……。こんな真夜中なのに……目が眩みそう……。この目映さに……この温かさに触れられたら……どれだけ楽になれるかしら……。どれだけ……心が休まるかしら……」

千歌「鞠莉ちゃん……」

鞠莉「あなたみたいに真っ直ぐだったら……どれだけ……」

千歌「……鞠莉ちゃん。鞠莉ちゃんはなんで、あそこまで果南ちゃんをチャンピオンにしたかったの?」

果南「……………………」

千歌「果南ちゃんが好きって気持ちがあったからでしょ?Aqoursが好きだから、必死になって戦ってきたんじゃないの?」

ダイヤ「……………………」

鞠莉「……勝者には栄光を。敗者には嘲笑を。それが……私が果南をチャンピオンにしたかった理由……」

ルビィ「……?」

花丸「それって……」

ダイヤ「勝てば称賛を贈られ、負ければ侮蔑を投げ付けられる。勝負の世界は、全てが全てキレイなものではありません。ときにはまるで評価されないバトルだってある。果南さんも例外ではなかった……そういうことですわ……」

千歌「そうなの?」

果南「まあ、ね。千歌と曜ちゃんには知られたくないからって、志満さんや美渡さんにお願いしてたから、千歌たちは知らなかっただろうけどね」

千歌「うん……」

ダイヤ「ましてや、果南さんは連敗を喫し勝負の舞台から逃げた。世間は果南さんを酷評したのです。『負け犬』『陸に上がった人魚姫』『ハグ魔』……と」

千歌「ハグ魔……」

果南「そこは突っ込まない方向で……///」カアァ


ダイヤ「鞠莉さんにとっては、周りの非難は耐え難い侮辱だったのでしょう。無論、私にとっても……」

千歌「そんなにハグ魔が……」

鞠莉「そこはむしろもっと言えって感じだったけど」

ダイヤ「激しく同意でしたけど」

果南「鞠莉!!!//////ダイヤ!!!//////」プンスコ


鞠莉「周りの雑音を黙らせるには、圧倒的な力を示すしかない。だから……果南をチャンピオンにしようとした。誰も抗えない、誰にもなにも言わせない……果南を絶対の存在にしたかった……」

千歌「……そっか」

ダイヤ「原因は善子さん……思想が歪んでしまったのは鞠莉さん自身の責任と私の助長。ですが、穂乃果さんという巨大な光が、劣等感や虚無感といった陰影というのもまた事実です。今となっては、そんなものただの言い訳でしかありませんが……」

鞠莉「幻滅も、軽蔑もしていいわよ……」

千歌「もう一つ。なんで、曜ちゃんだったの?」

ルビィ「それは、曜ちゃんがウツロイドとの適性に優れてたからじゃ……」

千歌「でも、善子ちゃんと鞠莉ちゃんたちとじゃ、捉え方が違ったんでしょ?」

ダイヤ「たしかに……私たちには、深い闇を心に宿した者とだけ……」

千歌「だったら、曜ちゃん以外にも候補はいたんじゃない?」

鞠莉「……曜を見つけたのは、ほんの偶然。ニシキノシティでの騒ぎのとき、私もあの場にいたのよ」

千歌「!!」

鞠莉「一目でこの子だって思った」



鞠莉『誰かを強く思い、なにかに強く焦がれる。まるで嫉妬の炎に焼かれるようなもどかしさ。あなたも、感じたことがあるんじゃない?』



鞠莉「私と似てる……同じだと思った。自分が誰かにとっての大切な人……誰かにとって自分が唯一の存在でありたい……。それを表に出さずに胸の内で燻らせているのがよくわかった。この子しかいないと、そう確信したわ……」


鞠莉「ウツロイドに適していたのも結果的には偶然……。嫉妬の種は順調に芽吹くと信じてた。けど……」

千歌「にこさんとの……ジム戦?」

鞠莉「あのバトルは曜にとってのturning pointだった。自分の闇を払拭出来るか否かで、曜の進む道は変わっていた。変わっていたはずだった」

千歌「自分で正しい道を選んだはずだった。けど、鞠莉ちゃんが無理やりそっちに引きずり込んだ。曜ちゃんを拐ってウツロイドを寄生させた」

ダイヤ「……………………」

ルビィ「……………………」

花丸「……………………」

果南「……………………」

鞠莉「ええ……。わかったでしょ?曜は絶対に私のことを赦さな――――」

ビシッ!

鞠莉「いっ!!?」

ダイヤ「千歌さん!!?」

果南「千歌!!?」

花丸「からてチョップしたずら……」

鞠莉「Ouch……」ジンジン

千歌「鞠莉ちゃん、曜ちゃんを見くびりすぎ!!曜ちゃんはそんなことで怒るような小さい人間じゃないよ。ていうか、あれは半分曜ちゃんの自業自得っていうか……。とにかく、鞠莉ちゃんはウジウジ悩むの禁止!!」

鞠莉「ウジウジって……あなたや曜が赦しても、世間は私を赦さない……。ジムリーダーも……。それに、A-RISEだって……」

千歌「A-RISEの人たちならきっと大丈夫。だって、あのμ'sと競い合ったライバルなんだよ?そう簡単にやられたりしないよ♪」

ルビィ「で、でも……千歌ちゃん……」

千歌「なに?」

ルビィ「う、海未さんたちは……。それに、なにもするなって……」

花丸「勝手なことをしたら……ジムバッジも、今後ジムに挑戦する権利も剥奪するって……」


千歌「それは残念だけど……まあ、仕方ないよ」ニコッ

ダイヤ「仕方ないって……あなた……」

鞠莉「夢を……諦めるの……?」

千歌「私を認めてくれたみんなの期待を裏切ることになる。今まで戦ってきた証拠も無くなる。けど、今ここで友だちを見捨てたら、私自身の気持ちに嘘をつくことになっちゃう。それだけは絶対にイヤだ。たとえバッジを無くしても、それだけは耐えられない。戦ってきた経験は私の中にある。バトルを通してゲットしてきたポケモンたちとの絆は消えない。……それで充分だよ♪」ニコリ

鞠莉「ポケモンマスターになる夢が絶たれるのよ……?」

千歌「チャンピオンになることだけが、ポケモンマスターになることじゃない。ポケモンが好きって思いを忘れなかったら、きっといつか夢は叶うよ♪」

鞠莉「私たちのために……善子のために……反逆者になろうというの……?」

千歌「みんなと一緒に輝きたい。それが今、私が一番したいこと。ポケモントレーナーの中に見付けた輝きなんだ♪」


鞠莉「くふっ……アッハハハハハ♪」

ダイヤ「鞠莉さん……!?」

果南「……!!」

鞠莉「アハハハハハハ♪」

千歌「もー、なんで笑うの!?」

鞠莉「だっておかしいんだもの♪どこまでも自分に正直で……羨ましいくらいに前向きで♪」

ポロッ……

千歌「……!」

鞠莉「フフっ……。こん、な……グスッ、こんなわたっ……私でも……ヒグッ。あな"っ……あな"だの……友だちになり"たいなんて……エグッ……!思って……しまうんだもの……!」ポロポロ……

果南「鞠莉……」ポロッ

ダイヤ「……っ」ツゥー

鞠莉「もう一度……やり直したいよ……!!グスッ……私も……もう一度……輝きたいよぉ……!!」ポロポロ……

ギュッ

鞠莉「……!!!」

千歌「うん♪何度だって輝こうよ♪」

鞠莉「無理よ……こんな、身体じゃあ……」

千歌「無理じゃないよ」ソッ

ゴソゴソ……

スッ

ルビィ「!」

花丸「それ……ワンダフルラッシュバレーの秘薬……?」

千歌「うん。曜ちゃんの分と合わせて二つ。一つは曜ちゃんに。もう一つは、何かあったときのために取っておいたの」

ルビィ「そ、それで治るの……?」

千歌「わかんない。曜ちゃんも飲む前にウツロイドが活性化しちゃったし……。でも、きっと大丈夫だよ。鞠莉ちゃん」

鞠莉「千歌っち……」

千歌「鞠莉さんが本気で後悔してるなら、これを飲んで。私たちと一緒に戦って。梨子ちゃんを……曜ちゃんを……善子ちゃんを救って」

果南「……………………」

ダイヤ「……………………」

千歌「……………………」

鞠莉「千歌っち……」

千歌「……………………」

鞠莉「あなたを信じるわ……」


果南「鞠莉……!!」

ダイヤ「……!!!」

鞠莉「私自身の罪は甘んじて受ける。それは一生掛かっても償いきれないかもしれない……。それでも私は……夢を追うことを諦めたくない。そして……こんな私にも手を差し伸べる物好きなあなたと……同じ夢を見るのも悪くないわ……」

千歌「……♪」

鞠莉「千歌っち」

千歌「うん♪」

鞠莉「こんな私でよければ……」

花丸「……!!」

鞠莉「よければ……」

ルビィ「……!!」

鞠莉「……っ、私と――――」

千歌「鞠莉ちゃん♪」ニコッ

鞠莉「……………………!!!」

千歌「一緒に……Aqoursになろ♪」

鞠莉「……!!……っ」



鞠莉『力の差をわかっていながら挑む無謀さ……それがどれだけ滑稽なものか、思い知らせてあげるわ♪』

鞠莉『私は諦めない。必ず取り戻すの。果南とダイヤと失ったあのときを。私にとって宝物だった……あのときを』

鞠莉『やっぱり罪よね♪弱いって……♪』

鞠莉『それに……楽しみにしてるわ。……その顔が絶望に染まるそのときをね』

鞠莉『人は人が思うほど強くない』



鞠莉「……っ!!」



鞠莉『嘘つき!!!!!』

鞠莉『三人でトップになろうって誓ったのに!!!それなのに!!!』

鞠莉『私は……っ!!私は諦めない!!!どんなことをしても、必ずチャンピオンになってみせる!!!私と、ダイヤと、果南で!!!一番になるの――――――――!!!!!』



鞠莉「――――――――っ!!!」

千歌「……ねっ♪」ニコッ

鞠莉「うん……!!……うんっ!!!」ポロポロ……


ルビィ「Aqours……///お姉ちゃんと……みんなと……///」

ダイヤ「本当に……数奇な運命ですわ……///」

果南「だね……///」

花丸「よろしくお願いします……ずら♪」

鞠莉「グスッ……うんっ……///」

千歌「……♪さあ、あとは鞠莉ちゃんの身体を治さないと♪」スッ

鞠莉「……………………ええ」

千歌「口開けて。大丈夫。怖くないから」

鞠莉「あ……」

千歌「いれるよ……」ソッ

鞠莉「ん……」

千歌「飲み込んで」

鞠莉「っ……」ゴクン

千歌「おいしい?」

鞠莉「ん、はぁ……苦い……」オェ


花丸「良薬は口に苦しずら♪」

果南「これってどれくらいで効くの?」

千歌「さあ?」

ダイヤ「あやふやな……。どうですか?鞠莉さ――――」

鞠莉「……………………」

ピクッ

鞠莉「……!!」

ムクリ……

ダイヤ「!!!」

果南「鞠莉……」

鞠莉「……………………身体が、動く」

ルビィ「薬が……効いた……」

鞠莉「……動く。動くわ……///果南、ダイヤ――――」

かなダイ「鞠莉(さん)――――――――!!!!!」バッ!

鞠莉「ぐふっ!!?」

果南「鞠莉!!鞠莉、鞠莉ぃっ!!!//////」ギューッ!

ダイヤ「よがっ、よかったでずわぁ――――!!!」ギューッ!

鞠莉「果南っ!!?ダイヤっ!!?首っ!!!背骨!!!まとめて折れる!!!また動けなくなる!!!」

果南「折れるまでハグするっ!!!」

鞠莉「No thank youなんだけど!!!?」

ギャーギャー!

>千歌「いれるよ……」ソッ

鞠莉「ん……」

千歌「飲み込んで」

鞠莉「っ……」ゴクン

千歌「おいしい?」

鞠莉「ん、はぁ……苦い……」オェ



…ふぅ


花丸「よかった……」

ルビィ「うん……///」

千歌「……あ、そうだ!!」

ゴソゴソ……

千歌「じゃじゃーんっ!!」つ

鞠莉「……?なにそれ?」

果南「水玉模様のシュシュ?」

千歌「仲間の証っ♪はい、鞠莉さん♪果南ちゃん♪ダイヤさん♪それと、花丸ちゃんも♪」

花丸「ありがとうずら♪」

ルビィ「みんなお揃いっ♪」

ダイヤ「仲間の証……///なんだかむず痒いですわね……///」

果南「言葉にするとちょっとだけ幼い。でも……スゴく嬉しくなる……///」

鞠莉「ええ。とっても……///」

千歌「みんなが一つになっていくこの感覚……なんかいいよね。……あと一つ。これは……善子ちゃんの」

花丸「千歌ちゃん……」

千歌「なあに?」

花丸「ありがとうずら……」

千歌「……♪さあ、行こうっ!!私たちの仲間を迎えに!!!」


――――――――

――――

――



バサッ……バサッ……

リザードン「リザッ!!」

トンッ

千歌「ありがとう、リザードン」シュイン

ルビィ「なんとか見つからずに街から出られたね……」

花丸「気が気じゃなかったずら……」

果南「これでもれなく反逆者だね。私たち全員」ニッ

鞠莉「私とダイヤに至っては、立派な逃亡罪も追加ね」

ダイヤ「本当によろしいんですの?」

千歌「後悔したくない。もう決めたの。手に手を取っていこうって」

ダイヤ「訊くだけ野暮でしたわね……」

鞠莉「千歌っち」

千歌「?」

鞠莉「今のうちに渡しておくわ」スッ

千歌「これ……」

果南「鞠莉のZリングじゃん」

ルビィ「それに……Zクリスタルも……」

ダイヤ「デンキZ……でんきタイプのZクリスタルですわ……」

千歌「いいの……?これ、鞠莉ちゃんの大切なものなんじゃ……」

鞠莉「せめてものお礼。それから……せめてものお詫び。もらって……きっと、役に立つと思う」

千歌「……わかった。ありがとう♪」

ルビィ「それで……これからどうするの……?」


千歌「どうするって、善子ちゃんのいるところに乗り込んで……」

花丸「でも、島の入り口にはダークライが……」

千歌「突撃あるのみ!!!」

花丸「なんずらその特攻精神……」

千歌「だって、どこかで必ずぶつかる相手だよ?いつバトルしたって同じだよ」

ダイヤ「同じではありませんわ。向こうは体力回復のために期日まで島に上陸させないつもり。嵐に揺られながらのバトルなど、いつ海に放り出されるかわかったものではありません」

千歌「たしかに……。じゃあ、どうするの?」

果南「秘密の抜け穴を使う」

ルビィ「秘密の抜け穴?」

鞠莉「ええ。ダテンの深淵の地下道を通れば、善子に気付かれずに島に入り込める」

花丸「地下道?」

果南「私たちがダテンの深淵を発見したきっかけ……みたいなものかな」

千歌「そこからなら善子ちゃんたちのところにたどり着けるの?」

ダイヤ「おそらくは。尤も……困難の度合いは大差無いように思えますが」

千歌「?」

果南「ダテンの深淵は……海底神殿、マーメイドホールと繋がってる」

ルビィ「マーメイドホール?」

千歌「それって、果南ちゃんが私に見せてくれた写真の?」

果南「そう。海の底深くに聳える太古の神殿。そこからならダテンの深淵にたどり着ける」

花丸「たどり着けるって……善子ちゃんもその道のことを知ってたら……」

ルビィ「うん。塞ぐなり罠を仕掛けるなりしそう……」

鞠莉「それはないわ。あの道の存在は私たちだけしか知らない」


花丸「じゃあ……」

果南「うん。きっと大丈夫」

千歌「でも、ダイヤさんが困難なのは変わらないって……」

ダイヤ「ダテンの深淵に真っ向から殴り込むよりは比較的容易でしょうが……マーメイドホールはワンダフルラッシュバレー、ラブアローマウンテンと並ぶウラノホシの危険区域の一つですから。やはり並大抵のトレーナーは自然に拒絶されるでしょうね」

千歌「なーんだ♪じゃあ大丈夫だよ♪ここにいるみんななら♪」

ダイヤ「楽観的な……」

鞠莉「けど、そんな千歌っちだから……今までも前に進んで来られたのよ」クスッ

ルビィ「たしかに……」ニコッ

千歌「ぃよーっし!!そうと決まったらさっそく出発だよ!!」

ルビィ「おーっ!!」

花丸「ずらー!!」

千歌「ところでマーメイドホールにはどうやって行くの?」

ルビまる「がくっ」

鞠莉「Oh♪ノリツッコミ♪」

果南「トチマの沖合いから行くルートが一番安全かな」

千歌「トチマタウンの沖合いにそんな場所が……。知らなかったなぁ……。まあいいや。とにかく、いざ!!マーメイドホールへ!!!」






海未「どこへ行こうと言うのですか?」






ゾワ――――――――!

千歌「!!!」バッ!

ザッ……

鞠莉「……………………!!!」

ザッ……

果南「……………………!!!」

ザッ……

ダイヤ「……………………!!!」

ザッ……

ルビィ「……………………!!!」

花丸「……………………!!!」

ザッ

海未「……………………」

千歌「海未……さん……」

海未「子どもがこんな夜更けに出歩くなど……感心しませんね」

千歌「夜にしか出ないポケモンだっているじゃないですか」

海未「……………………」

千歌「いやー……鞠莉ちゃんの身体も治ったことだし、回復祝いに終わらないパーティーでも始めよっかな~……なんて……」

海未「……………………」

ルビィ「……………………っ」ビクビク

ダイヤ「ルビィ……」ギュッ

千歌「ゴクリ……。……お願いします。そこを通してください」

海未「断ります」

千歌「ですよね……」


海未「私がなにを言いたいか……わかりますね?」

千歌「……………………わかります。でもわかりたくありません」

海未「……今すぐ街に戻れば不問に処します」

千歌「私たちは仲間を迎えに行くだけです」

海未「手を出さぬよう、再三に渡り忠告を……いえ、警告をしたはずです。もしこれ以上関わろうとするならばジムバッジはおろか、ジムに挑戦する権利も全て剥奪すると」

果南「……………………」

花丸「……………………」

海未「あなたがやろうとしているのは、今まであなたを認めてきたジムリーダー全員の期待を裏切る……ただの冒涜に他なりません。思いを蔑ろにする愚か者の行為です」

千歌「……それでも、私たちは前に進みます。自分たちの道は……自分たちで決めます!!」

海未「勇気と無謀を履き違えてはいませんか?あなたのその雑で大雑把でお気楽な性格が、どれだけの迷惑と混乱を引き起こしてると思っているのですか」


千歌「この先の運命なんて誰にもわからない」

海未「事態が好転するとも悪化するとも定かではないと……そう言いたいのですか。……あまりにも幼稚な言い分ですね。不確定で信憑性に欠けています。少なくとも、向こうにとっての鍵である鞠莉さんを同行させる意味も利点もありません」

千歌「意味とかメリットとか、そういうのじゃないです。鞠莉ちゃんだって一歩を踏み出したからここにいるんです!!」

鞠莉「……………………!!」

海未「一歩を踏み出したから……ですか。ならば問いましょう。あなたたちにとって、その選択は最善だと……胸を張って言えますか?」

ダイヤ「……………………」

海未「ここで逃げれば、あなたが望んだ恩赦も消えるものと思いなさい。それを踏まえたうえで答えてください」

鞠莉「Non……逃げるつもりはないわ。カタをつけたら罰は受ける。けど、それとは別にけじめはつけたいのよ。復讐のためじゃなく……。私自身のため、友だちのため……私を仲間と呼んでくれた千歌っちのためにも。でないと……私はもう何者でもなくなってしまう」

海未「ポケモントレーナーとしてのプライドですか……」

ダイヤ「そうですわね……。もう、自分に嘘はつきたくありません。本当にやりたいことから目を背け、手を伸ばせば届くはずのものを諦める……。そんな苦い思いはもうゴメンです。私たちに出来ることがあるなら……それがなによりの償いだと、そう思いました。ここで何もしないのであれば……私の中に眠る輝きは褪せたままだと」


果南「二人の言うとおりだよ。私も……」



果南『私は……もういいや』

果南『どうでもいいよ』



果南「自分の心を陰らせたくない。ここで前に踏み出さなかったら、塞ぎ混んでた頃のままになっちゃうよ。夢を叶える資格さえ失くしちゃう。こんな私にも出来ることがあるなら……私を信じてくれた千歌や穂乃果さんと同じように、この手を伸ばしたい」

海未「……………………」

ルビィ「ルビィも……。千歌ちゃんやみんながルビィを支えてくれたみたいに、ルビィも誰かを支えられるなら……。優しさを次へと繋げたい……。目の前の0を……1にしたい」

花丸「マルは一度は疑って……そして折れた……」



花丸『善子……ちゃん……?』ポロッ……



花丸「マルだけは信じ続けなきゃいけなかった。善子ちゃんの思いを一番わかってあげられるのは、マルのはずだったのに。もう疑わない。……わかってるからこそ止められる。言って聴かないなら大声で叫ぶ。マルたちの思いは必ず届くずら」

海未「……………………」

千歌「そういうことなので。今までがどうだろうと、これからのことは誰にもわからない。けど、一つだけ確かなことがある。私たちはもう、仲間なんです」

鞠莉「……………………」

果南「……………………」

ダイヤ「……………………」



花丸「……………………」

ルビィ「……………………」





千歌「私たちは……Aqoursになりに行きます!!!」


海未「言いたいことはそれだけですか」



ピリ――――――――

千歌「――――――――っ!!!」ゾクッ

鞠莉「……この刺すような威圧感」

ダイヤ「チャンピオン……穂乃果さんとはまた異質ですわね……」

果南「なんだろ……この全身が警戒してるみたいな感じ……。嵐の前の海みたいに……静かなのに危険だって肌がザワつく……」

ルビィ「ピギッ……」ビクビク……

花丸「目を離そうものなら一瞬で喉笛を掻き切られそうな……心臓を撃ち抜かれそうな気迫……。まさに武人ずら……」

鞠莉「私たち全員で相手をする……?」

果南「現実的じゃない……。海未さんの強さは……」

鞠莉「……そうね。下手をしたら全滅もありえる……」

ダイヤ「では、一旦散り散りになって逃げるというのはどうですか……?」

花丸「逃げるのもまた兵法ずらね……」

ルビィ「そ、そうしよ……」ビクビク……



海未「釘を刺しておきますが、逃げようなどとは思わないことです」シュッ ポンッ

ラティオス「ティオッ!!!」

海未「尤も……逃げられるつもりでいるのなら……ですが」



千歌「ラティオス……」

うみみくんしつこいな


海未「……………………」



千歌「……………………」

鞠莉「千歌っち……」

千歌「……?」

鞠莉「私が彼女を引き付ける……。その間にみんなを連れて逃げなさい」

千歌「……!!ダメだよそんなの!!」

鞠莉「勝てる……とは言いきれないけど、必ず追い付くから……」

千歌「違う!!一緒に行かなきゃいけないの!!バラバラになっちゃいけないの!!!」

鞠莉「……!!」



海未「ですから……逃がすつもりはないと言っているでしょう。あなた方は……すでに包囲されているのですから」



千歌「……!!!」



ザッ……

絵里「……………………」

花陽「……………………」

希「……………………」

にこ「……………………」

凛「……………………」

真姫「……………………」

ことり「……………………」




花丸「師匠……」

ルビィ「そんな……ジムリーダーが揃って……」


絵里「悪いわね。千歌」

にこ「あんたらの気持ちはよくわかる。だけど、それとこれとは話が違うのよ」



ダイヤ「危険な目に会わせたくない……心遣いは痛み入ります。ですが……」



真姫「聞き入れなさい。私たちも手荒なことはしたくない」

凛「マルちん。おとなしくするにゃ」



花丸「師匠……。師匠に逆らうこと……赦してほしいずら。たとえ破門にされても……オラたちの決意は揺らがない!」



希「本当に……いい子たちやね」

ことり「そうだね……」

花陽「うん……。だからこそ……危ないことはしてほしくない……」



千歌「……………………」

海未「……………………」

千歌「μ'sに……憧れました」

海未「そうですか……」

千歌「みんなそれぞれの輝きがあって、どんなときでもそれを失わない……そんなトレーナーになりたくて、一緒に輝ける仲間が欲しかった。でも……今の海未さんたちは全然キラキラしてない!!」

海未「……………………」

千歌「仲間が苦しんでるのに……それを黙って見過ごせない!!聞き分けがいいのが大人なら、私たちは子どもでいい!!」

海未「ならば……反逆者としてあなたたちを討ちましょう。それがジムリーダーの責務です」


果南「ジムリーダー八人を相手に……こっちは六人……」

鞠莉「勝てると思う?」

ダイヤ「勝つしか道が無いのなら……!!」

花丸「やるしかないずら……!!」

ルビィ「るっ、ルビィも……。怖いけど……みんなと一緒に戦うっ!!」

千歌「……………………!!!」



バッ!



千歌「!!」

聖良「……………………」ザッ!

理亞「……………………」ザッ!

花丸「聖良さん!!」

ルビィ「理亞ちゃん!!」



海未「あなた方も……ですか。Saint Snow」



千歌「どうして……」

聖良「どうして……ですか。友だちのため……それだけでは理由になりませんか?」

理亞「借りは返す……」

ルビィ「借り……?」

理亞「私と姉さまの目を覚まさせてくれた……。その恩がある……。まあ……」チラッ

鞠莉「……!!」

理亞「そっちは……全部カタがついたら、改めて決着をつけるけど」

鞠莉「……ええ」


ことり「……仲間が増えたね♪」

にこ「顔、ニヤついてるわよ」

絵里「無理もないわ」

希「そうやね。なんせ……」クスッ

真姫「ここにいる全員が……一つの目的のために動こうとしている」

花陽「その中心にいるのが……」

凛「千歌ちゃんにゃ♪」



千歌「……………………」



絵里「有無を言わさない強引さは欠けるけど、そばで支えたくなる」

花陽「危なっかしい……とも言えるけど……」

真姫「誰かのために自分の全てを投げ捨ててでも、願いを叶えようとする」

凛「必死になる」

にこ「だから自然と周りに人が集まる」

希「本気が伝わるから。眩しい光に照らされて変わるように。まるで……」

ことり「穂乃果ちゃんみたいに」

海未「……………………」


ダイヤ「一人一人……相手をするとしましょう……!!」スチャッ

絵里「……♪」



聖良「はいっ!!」スチャッ

真姫「いい度胸じゃない」ニヤッ



理亞「……!!」スチャッ

にこ「いい顔になったわね」ニッ



ルビィ「い、行きましゅ!!うぅ……///」

花陽「♪」



花丸「師匠……!!」スチャッ

凛「マルちん……♪」



果南「相手をしてもらいます」スチャッ

希「迷いの無い……澄んだ目やね♪」



鞠莉「Are you ready?」スチャッ

ことり「Is that ready to become the snacks of Kotori?♪」

あーおやつにした


千歌「待ってみんな!!!」

果南「千歌……?」

海未「……………………」

ルビィ「……?」

千歌「みんなが傷付けあう必要なんてないよ。私が言い出したことだもん。私が責任を持つべきだよ」

花丸「責任……?」

千歌「……海未さん」

海未「はい」

千歌「私と1VS1でバトルしてください」

聖良「……!!」

理亞「ソノダのジムリーダーと……?」

鞠莉「本気……?」



絵里「海未と……ね……」

ことり「……………………」



千歌「私が勝ったら、私たちの好きにさせてください。後からどんな罰でも受けます。仲間を助けに行かせてください」

海未「私が勝ったら……?」

千歌「おとなしく海未さんの言うことに従います……」

海未「……………………」



にこ「条件が釣り合ってないわ」



ルビィ「にこさん……」

ダイヤ「たしかに……そちらにしてみれば、千歌さんの申し出を受ける必要も……」



にこ「違う。そうじゃない」

   /|∧ヘ
  /( (ノ人
  ハ / ̄\/)
 ( Y## ヽ>
 (>|## (_Z
 (ノ|## (_ノ
 ( ハ## /_>

  (/ヽ_r(_ノ|
  レ(|(ノソ||  __
   ヽハノ|| ///

  __  ||/ / /
  ヽ \ ||//
  | \ ヽ|| ̄

  ヽ__>||
      ||
どんなかなしいことが
あっても
やせがまんでもいい
ひのあたるばしょで
つよくいきていこうと
おもふ そう
たんぽぽのように


絵里「そうね。にこは……海未と千歌のバトルの条件のことを言ったんじゃない。バトル自体のことを言ったのよ」



果南「バトル自体……?」



にこ「はっきり言って……あんたたち全員が束になってバトルしても、今の海未には勝てない」



花丸「……?」

ダイヤ「今の……?」



ことり「μ'sの中でも、穂乃果ちゃんに匹敵するほどの天賦の才能。才能にかまけず鍛練を怠らない実直さ……。それは、いつでも本気……自分の実力を余すことなく発揮する素直さと真面目さと、怖いくらいにマッチしてる。これが、普段の海未ちゃんかな」

希「それだけでも充分強い。それが、怒るとまるで手をつけられなくなる。まるで逆鱗に触れられたみたいにね」

真姫「暴力的とも言える破壊力……一点を見極めて穿つ集中力。荒々しさと静寂を兼ね備えた……まさにドラゴンタイプを体現する、ウラノホシ最強のドラゴンマスター」

絵里「時代が違えば、チャンピオンになっていたほどの実力者」

にこ「本人を前にして言うけどね、あんたが相手にしようとしてるのは……紛れもない化け物よ」



海未「……………………」

>>48
これで頭硬いと思うあたりまだ子供なんだな

>>69
これで頭柔いと思うあたりまだ子供なんだな


絵里「一対一なんて自分の首を絞める不釣り合いな条件でしかないわよ」



千歌「それでも……避けられないバトルなら……!!」キッ



凛「千歌ちゃん……」

花陽「海未ちゃん……」



海未「……………………ふぅ」

千歌「……!!」

海未「愚策……いいえ、策にも案にもなっていません。あなたの言っているのはただのワガママです。私が勝負を受けずに、力ずくであなたたちを制することは考えないのですか?」

千歌「そうするなら、とっくにしてる……違いますか?」



花陽「あの海未ちゃんに啖呵を切るなんて……」

凛「怖いもの知らずにゃ……」

絵里「いいえ……」

希「恐怖してるからこそ、自分が盾になって仲間を守ろうとしてる」



海未「威勢がよろしいですね。それとも……薄っぺらな虚勢であったりするのでしょうか?」

千歌「試してみたらどうですか……?」


ヒュウウウ……

ルビィ「ち、千歌ちゃん……」ビクビク

千歌「……………………」

海未「……………………」

千歌「……………………」

海未「……バトルを申し込まれてそれを受けないのは……ジムリーダーとしてあるまじき行為ですね……」

千歌「……!!」



ことり「海未ちゃん……」



海未「一対一の決闘……いいでしょう。そこまで言うのなら相手になります。ただし……いっさいの手加減は出来ませんので」スッ

千歌「――――っ!!!」

海未「なにがあっても自己責任でお願いします」

ブワ――――ッ!

千歌「……っ!!!」

花丸「なんずら……このプレッシャー……。立ってるだけなのに……身がすくむ……」ブルッ……

聖良「脚が……身体が、動かない……」

ルビィ「ピギッ……」

理亞「震えが……止まらない……」

ダイヤ「……っ!!」ゴクリ……

果南「千歌……」

鞠莉「千歌っち……」



にこ「久しぶりね……。海未がキレるのも……」

花陽「本当……」

ことり「たぶん。……昔、本気で穂乃果ちゃんとバトルしたとき以来」

凛「あのときって、小さな島一つ無くなっちゃうくらいのバトルだったんじゃ……」

真姫「私の島がね。別荘もろともキレイに消え失せたわ」

希「あのあとしばらく、二人とも真姫ちゃんのところで住み込みで働いてたもんね」


最強のジムリーダー……海未と、不屈の挑戦者……千歌。
絶対強者として……秩序と安寧を重んじる者として、海未は千歌の前に立ち阻かる。
バトルの内容は……


安価下1~3まで多い方 連投無し
3VS3のシングルバトル
or
4VS4のダブルバトル


海未「ルールは4vs4のダブルバトル。手持ちのポケモンが先に戦闘不能となったら終了。ということでいかがですか?」

千歌「わかりました」

海未「念を推しておきますが、退くならば今です」

千歌「退く理由なんかありません!!」



ことり「みんな、こっち」

ルビィ「ことりさん」

にこ「安心しなさい。捕まえたりしないから」

ダイヤ「……?」

絵里「一対一の決闘に水を差すなんて、そんなのあまりにも無粋だわ」

真姫「でも気は抜いちゃダメよ。ここからは、自分の身を守ることを最優先に考えなさい」

花陽「じゃないと……」

凛「巻き添えをくうことになるよ」

花丸「……………………!!」


海未「……………………」



穂乃果『海未ちゃんのわからずやぁ――――――――!!!!!』

海未『穂乃果ぁ――――――――!!!!!』



海未「……………………その意気だけは買いましょう。あなたに本当に自分の意志を貫こうと言う覚悟があるのなら……全てを賭して戦いなさい!!!ただ一片の悔いも残さぬように!!!」

千歌「はいっ!!!」

スチャッ

海未「荒ぶる龍の咆哮に震えなさい……!!!」シュッ ポンッ

ビュオオオオオ――――――――!


始まったバトル……
月の光を掻き消すかのように、大気はうねりを上げて吹き荒る……
風を切り裂いて現れた海未のポケモンは……

安価下1
ポケモン(ボーマンダ、ハクリュー、オンバット、キングドラの中から)

安価下2(ボーマンダ、ハクリュー、オンバット、キングドラ。安価下1で選んだポケモン以外から)


オンバット「オォンッ!!!」バサバサッ!

キングドラ「グァラアアッ!!!」ガアッ!

千歌「オンバットに……キングドラ……!!」



ルビィ「……?」

ダイヤ「どうしました……?」

ルビィ「本気で言ったわりに……海未さん、オンバットで戦うんだ……って」

花丸「たしかに……。キングドラはまだしも……オンバットは未進化で……」

ことり「……海未ちゃん」

にこ「えげつないわね……」

ルビィ「……?」

絵里「ダブルバトルを提案した時点で、察しはついていたけど……」

希「余すことなく……本気やね……」

鞠莉「千歌っちは……」


千歌「海未さんのことだから、考え無しで手持ちを繰り出したりは絶対にしないはず……。なら、こっちだって全開でいく!!」

スチャッ

千歌「キミにきめたっ!!!」シュッ ポンッ!



オンバットとキングドラ……未知の強敵を前に千歌が繰り出したのは……

安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→カプ・レヒレとモクロー
偶数→カプ・レヒレとソルガレオ


カプ・レヒレ「レェア……!!」スッ

モクロー「フルルォッ!!」パタパタッ



花丸「カプ・レヒレにモクロー……!!」

ダイヤ「定石通り、ドラゴンタイプに相性のいいカプ・レヒレをぶつけてきましたわね……」

果南「カプ・レヒレ……」



カプ・レヒレ「……………………」チラッ



果南「……ありがとう。千歌の仲間になってくれて」ニコッ



カプ・レヒレ「……レアッ」

千歌「カプ・レヒレ!モクロー!一緒に……輝こうっ!!!」

カプ・レヒレ「レアッ!!」

モクロー「フルルッ!!!」

海未「オンバット。キングドラ」

オンバット「オンッ!!!」

キングドラ「ギラッ!!!」

海未「ドラゴンマスターの名に於いて命じます。目の前の敵を……撃ち抜きなさい……!!!」


千歌「……………………」

海未「……………………」



絵里「4vs4のダブルバトル。審判はここにいる全員。二人とも文句無いわね?」



千歌「はい!!」

海未「無論です」



スッ

絵里「スタートの合図よ」 キラン

にこ「は……?」ドンビキ

希「うわ……えぇ……?」

花陽「コ、コイン……?」

凛「めちゃくちゃカッコつけてるにゃ……」

ことり「絵里ちゃん……」

真姫「正気なの……?」

絵里「一度やってみたかったの!!!///みんなでふくろだたきにするのやめて!!!///ほら、いくわよ!!!///」パチンッ



キィン……!

カプ・レヒレ「……………………」

キングドラ「……………………」

キン……

オンバット「……………………」

モクロー「……………………」

キン……

千歌「……………………」

海未「……………………」

キン――――――――



弾かれたコインが地に落ちたとき……譲れぬバトルの開幕が告げられる……

安価下1
先に動いたのは……
千歌or海未


海未「キングドラ!!!」

千歌「っ!!」



聖良「先攻は海未さんが取った!!」

ことり「いきなり来るよ……!!」



海未「あまごい!!!」

キングドラ「ギドッ、ラアアッ!!!」コオオオオ……

ポツ……

ポツポツ……

サアアアアアア……

千歌「雨……!!」

海未「オンバット、おいかぜ!!!」

オンバット「オーンッ!!!」ビュオオオオオ――――!

千歌「っ!!今度は風……!?」



果南「あまごいに……おいかぜ……。まさか……!!」

鞠莉「っ!!千歌っち!!!」



ヒュンッ!

キングドラ「ドォラ!!!」

ヒュンッ!

オンバット「オォンッ!!!」

千歌「っ!!?」

海未「キングドラ、バブルこうせん!!!オンバット、ちょうおんぱ!!!」

キングドラ「ギィラアアアッ!!!」.。o○

カプ・レヒレ「レァッ!!!」

オンバット「オ――――ンッ!!!」キーンッ!

モクロー「クロッ!!?」キン――――

千歌「カプ・レヒレ!!モクロー!!」


ザアアアアア……

ルビィ「速い……!!キングドラも、オンバットも動いたのがわからなかった……!!」

理亞「なに……あのスピード……!!」

聖良「特に……キングドラのスピードは異常だった……!!」

希「最初からエンジン全開やね……」

にこ「それだけ本気ってことでしょ……」

ダイヤ「おいかぜだけで……あんなにスピードが……?」

果南「ううん。たぶん、キングドラの特性。すいすい……かな。雨のときすばやさを上げる特性……」

花陽「うん。海未ちゃんの得意な戦術の一つだよ」

ことり「あまごいとおいかぜ……千歌ちゃんが勝つとしたら、海未ちゃんに先攻を赦すべきじゃなった。海未ちゃんが空間を支配した今……バトルは一気に傾くよ」


ザアアアアア……

千歌「雨が強くなって……」

海未「虚を衝かれたくらいで……反撃も無しですか。ならば……遠慮なく攻めの手を打たせてもらいます。キングドラ、れいとうビーム!!!」

千歌「っ、カプ・レヒレ!!みずのはどう!!!」

キングドラ「ギィラアアアッ!!!」ピキパキ……キィンッ!

カプ・レヒレ「レェアアアアッ!!!」バシュッ!

ドオオンッ!

千歌「っ!!モクロー、リーフブレード!!!」

モクロー「ク、ロォ……!!!」クラッ

千歌「!!!」



鞠莉「こんらん……!!」

果南「ちょうおんぱが効いてる……!!」



モクロー「フロォ……!!!」ブンブンッ!

千歌「モクロー、私の声を聴いて!!!」

モクロー「フルル……ッ!!」

海未「オンバット、シザークロス!!!」バッ!

オンバット「トオオオオッ!!!」シュバッ!

バッ!

ズバッ!

カプ・レヒレ「レァッ!!!」グラッ

千歌「カプ・レヒレ!!!」

カプ・レヒレ「レェアァ……レァッ!!!」バシュッ! バシュッ!

オンバット「オォンッ!!!」ヒュヒュンッ!

ザアアアアア……



理亞「オンバットの攻撃からモクローを庇った……!」

凛「いい連携だね。でも、この雨と風の中でいつまでもそんなことは出来ない」

花丸「神出鬼没なうえに……雨のせいでキングドラとオンバットの動きがさらに見えづらい……」


ダイヤ「千歌さんが攻略するには、まずモクローのこんらんをどうにかしないと……」

鞠莉「自力で解くしかない……けど……」

果南「そんな時間、海未さんは与えてくれない……」



海未「バブルこうせん!!!」

キングドラ「ドォラァァァァァッ!!!」ブクブクッ!

カプ・レヒレ「レヒァ……ッ!!」

千歌「みずのはどう!!!」

カプ・レヒレ「レェアアアアッ!!!」バシュッ! バシュッ!

シュンッ!

千歌「っ、当たらない……!!!」

オンバット「オンッ!!!」

海未「シザークロス!!!」

モクロー「フロォ……ッ!!」

カプ・レヒレ「レェアッ!!!」バッ!

ズバァッ!

千歌「っ!!」



ルビィ「千歌ちゃん……なんだかやりづらそう……」

聖良「たしかに……」

理亞「ソノダのジムリーダーに気圧されてる……?」

花丸「それもあるかもしれない……。けど、たぶん……」

絵里「フィールド全体を見渡せないから……かしら」


理亞「フィールドを……?」

絵里「千歌の持ち味は、フィールド全体を俯瞰的に見ることの出来る視野の広さと、相手の動きを読むことに長けた洞察力。トレーナーとしての才能を存分に発揮した千歌のバトルは、実のところその大部分を眼に頼っている」

ダイヤ「つまり……雨風で視界を極端に遮られた現状は、千歌さんにとって不利だということですか……?」

にこ「不利だって言うのなら、相手が海未だって時点でそうよ」

ことり「海未ちゃんは千歌ちゃんを過小評価してない。むしろトレーナーとしての危険性を充分に理解しているからこそ、自分の得意なステージで、千歌ちゃんを完全に封殺することを選択した」

真姫「大人げない……。けど、裏を返せばそれだけ千歌を脅威と思っているということ」

花陽「千歌ちゃんを強いと認めてるから、海未ちゃんは本気になるんだよ」



千歌「お願いモクロー!!このは!!!」

モクロー「フ、ロォ……ッ!!!」ヒュオオオ……

バシバシッ!

モクロー「クロッ!!?」

千歌「モクロー!!!」



凛「モクローが自分でダメージを負ったにゃ!!」

にこ「そう簡単にこんらんは解けないわよ。海未の育てたオンバットのちょうおんぱを、至近距離からまともに受けたんだから。いくら千歌でもすぐには立て直せない」

聖良「……あの」

にこ「……?あによ」

聖良「千歌さんを評価する口ぶり……。まるでみなさんは……千歌さんを応援しているようにも聴こえますが……」

絵里「言ったでしょ。全部本心だって」

ことり「みんなを危険な目に会わせたくないのも、みんなの強さを信じてるのも……全部本当」

ルビィ「……!!」

花丸「……!!」

希「だから、このバトルにかかってる。この先……運命がどうなるか」


カプ・レヒレ「レィアッ!!!」バシュッ!

キングドラ「ギィラアアアッ!!!」ピキパキ……キィンッ!

モクロー「クロォ……ッ!!」ググッ……

オンバット「オォォンッ!!!」ヒュンッ!

千歌「……っ!!!」

海未「防戦一方ではありませんか。その程度で、よくもまあ息巻けたのです」

千歌「くっ……!!」

海未「今までのあなたの勝利が、マグレにも思えますよ」

千歌「ギリッ……!……なんだろ……この戦いづらさ……!!フィールドがよく見えないのを抜きにしても、攻撃も防御も海未さんに一瞬遅れる……!!」



花丸「タイミング……?」

凛「そう。海未ちゃんが他の誰よりも秀でているもの……。それは、相手の呼吸……タイミングを狂わせる達人級の技術」

理亞「どういう……」

花陽「相手の動きを先読みして防御する。相手が動こうとするタイミングで攻撃する。そうやって相手のタイミングをずらして、相手にとっては不利な……自分にとっては有利な状況を絶えず作り上げる。言葉にするとスゴくシンプルだけどね」

聖良「ですが言うのとやるのとでは、その難易度は天と地ほどの差があるはずです……。けど、海未さんはそれをいとも簡単に実行出来ると……?」

絵里「簡単に……ね。そう見えるのなら、それだけ海未が培ってきた経験が、他の人には感じられないレベルだってことね」

にこ「並外れた努力の成果が、戦術を……戦略を……技術を……意思を……。常人よりも高い次元へと押し上げた」

ことり「穂乃果ちゃんに匹敵するほどの才能……そして、誰よりも鍛練を怠らず……今も上を目指し続けるポケモントレーナー。海未ちゃんは、今最もチャンピオンに近い存在」

真姫「千歌は強い。それでも、海未に勝つのは難しい。少なくとも、この状況を打破出来ないようならね」


千歌「……………………」



ルビィ「……………………」

ダイヤ「ルビィ……?」



千歌「ポケモンたちを見づらいくらいの雨と風……。モクローはこんらん状態……。カプ・レヒレがオンバットとキングドラを押さえて戦ってる……。このままじゃダメだ……。なにか手を考えなきゃ……。なにか……」ブツブツ



ルビィ「たしかに……海未さんは強敵だけど……。千歌ちゃん……なんか、いつもと様子が違う……?」

ダイヤ「ですから、虚を衝かれたのと海未さんの戦略に気圧されて……」

ルビィ「ううん……。そうじゃなくて……」

ダイヤ「……?」

ルビィ「それとは別の……違和感が……」


海未「……………………」

千歌「どうする……どうすれば……」

海未「……………………」

千歌「~っ!!考えが全然まとまらない~っ!!!」ガシガシッ!



鞠莉「千歌っち……不調……?」

果南「よりによって、こんな大事なバトルで……」

ことり「……………………」

絵里「……………………」

希「……………………」

にこ「……………………」

真姫「……………………」

凛「……………………」

花陽「……………………」

ダイヤ「いったいなにが……」

聖良「……………………」

理亞「……………………」

花丸「……ルビィちゃん」

ルビィ「うん……。もしかしたらって思ったけど……たぶん、そう……」

鞠莉「なに?千歌っに、なにが起きてるの……?」


花丸「千歌ちゃん……全然、楽しそうじゃない……」

果南「楽しそうじゃない……?」

ダイヤ「それは……多くのプレッシャーを感じながらのバトルです……。楽しむ余裕など……」

ルビィ「ルビィたちはいつも見てきた」



千歌『何度でも諦めずに……探すことが私たちの挑戦だよ!!!』



花丸「千歌ちゃんは、どんなときでも楽しそうに……自分を、ポケモンたちを信じて勝利を目指した。独創性溢れるバトルを展開してきた。けど……このバトルにはそれが感じられない……」

ダイヤ「……?」

ルビィ「このバトルは……あのとき……。Saint Snowの二人とバトルしたときと似てる……」

聖良「私たちと……?」

ルビィ「聖良さんたちに怒ってバトルしたとき……いつもみたいな弾むようなバトルが出来てなかった……」

理亞「感情を乱して動きに精細を欠いてるってこと……?」

ルビィ「うん……」コクン


花丸「自分の意志を……我を貫きたいっていう願望……。それに、善子ちゃんのこと……曜ちゃんや梨子ちゃんのこと……鞠莉さんたちのこと……。本人も気付かないうちに、重責というのしかかりをくらっていたんずらね……」

絵里「そう。千歌のバトルの要である柔軟な発想……誰も思い付かないような独創性……。それらの根底となっているのは……」

ことり「千歌ちゃんの、既存の固定概念に囚われない自由さ」

花陽「前に、私が負けたときみたいに」

にこ「私のときもね。フラストレーション……とどのつまり、バトルに集中出来なくなる要因は、千歌にとっては常人の何倍もストレスになる」

真姫「ストレスがさらなるストレスを招く。すでに悪循環だわ。海未のバトルが、獰猛さと狡猾さを内包した、龍を体現するバトルなら……」

凛「無限の可能性を感じさせる太陽……それが千歌ちゃんのバトル」

希「千歌ちゃんがそれに気付くかどうか……」

ルビィ「……っ!!千歌ちゃん……っ!!」


真姫「……こういうのを見越して、千歌にああ言ったのかしらね」

花丸「……?」

真姫「……………………」



海未「オンバット、シザークロス!!!」

オンバット「オォンバッ!!!」ビュンッ!

千歌「っ、モクローっ!!!」

モクロー「モッ、ク……ッ!!!」

カプ・レヒレ「レァッ!!!」バッ!

オンバット「トオオオオッ!!!」

カプ・レヒレ「レェアアアアッ!!!」バシュッ! バシュッ!

千歌「カプ・レヒレ……!!」

ザアアアアア……!

千歌「……っ!!」

海未「……千歌さん」

千歌「!!」

海未「問いましょう。バトルは好きですか?」

千歌「バトルは……?」

海未「答えなさい」

千歌「……………………」

海未「……………………」

千歌「……好きです」

海未「何故?」

千歌「熱くなれるから。胸の奥から炎が湧き上がるみたいに……ジンジン高まる……。生きる熱さを感じられるからです」


海未「……では、このバトルは楽しいですか?」

千歌「……楽しくないです」

海未「それは劣勢だからですか?自分が不利な状況だから、ポケモンが自分の思い通りに動かないから……。だから楽しくないと?」

千歌「違っ!!!そんなんじゃ……」

ザアアアアア……

千歌「私は……」



ことり「海未ちゃん……」

絵里「……………………」

希「……………………」



海未「……楽しくないのは、あなたがあまりにも多くを背負っているからです」

千歌「!!」

海未「仲間を、未来を、世界を……。全てを強欲に求め、一身に背負うが故に、それが重圧となるのです。そんなことで、どうして楽しくバトル出来るというのですか」

千歌「それは……どれかを捨てろって言ってるんですか……?」

海未「……私も、あなたの話はみんなから聞いています。穂乃果に似た将来有望なトレーナーだと……。あなたとバトルしたメンバー全員が口々に言うのです……。楽しいバトルだったと……。私は、このバトルに一片たりたもそのような魅力を感じませんよ」

千歌「……っ!!これは……いろんなものが懸か ったバトルなのに……なのに、楽しめるわけ――――――――」

海未「楽しむことを忘れたら、その時点でポケモントレーナーは終わります」

千歌「!!!」


海未「意地も、野望も、欲望も……バトルには好きなだけ賭けていい。けれど、たった一つだけ忘れてはならないものがあります。バトルを楽しむ気持ち……それこそがポケモンのトレーナーの誇り。ポケモントレーナーの在るべき姿です。あなたはそのことを……すでに知っているはずです」

千歌「……………………!!!」





穂乃果『楽しむことを忘れないで♪』





千歌「……………………穂乃果さん」



ルビィ「……!!」

真姫「ふん……。気付くのが遅いのよ」カミノケクルクル



千歌「……………………」

海未「……頭は冷えましたか」

千歌「……っ、海未さん……」

海未「あなたはけして、激情に身を任せるタイプではありません。バトルにそれをぶつけることも、ポケモンにやつあたりすることも絶対にしない。積もり積もった苛立ちは、さぞ厄介な爆弾だったことでしょう」

千歌「……………………!!」

海未「バトルには自らの思いの全てを賭けていい。なにを背負おうと、なにを持ち込もうと自由です。野望であれ、私怨であれ、憎悪であれ。勝者は全てを肯定される。あなたのやろうとしていることは、そういう領域のバトルです。ただ……背負いすぎれば疲れるのも道理です。疲れれば周りが見えなくなることもあるでしょう。そんなときは今一度……楽しむことを思い出してはどうですか」

千歌「楽しむこと……」

ザアアアアア……

千歌「楽しむ……」

ザアアアア……

千歌「……………………」

ザアア……

サアァ……

ポツ……ポツ……

ピチョン……

千歌「……………………♪」


果南「千歌が……!!」

ダイヤ「笑った……!!」

鞠莉「……………………!!」

花丸「鞠莉さんは初めてずらね」

鞠莉「……?」

花丸「見たらビックリするずらよ」ニコ

ルビィ「笑ったときの千歌ちゃんは……スゴく、強いから!///」



ポツ……

海未「雨が上がりましたか……」

モクロー「フロッ!?フルルッ!!」パタパタ

海未「こんらんも解けたようですね。モクローも、そちらも」

千歌「っあ~!なんかスッキリした気がする……!」ゴシッ

カプ・レヒレ「レェア……」

千歌「ゴメン、待たせちゃった。ここから本気出す。もう元気全開だから!!」

モクロー「フルッ!!!」



にこ「敵に塩を送るあたりが、どうにも海未っぽいわね」

絵里「それでこそ、でしょ?」クスッ

希「正直なんよね。なにに対しても」

花陽「だから惹かれるんだよね。穂乃果ちゃんとは違う形で」ニコッ

凛「頼りになるにゃ♪」

真姫「でも、ここからよ」

ことり「うん。全部本当……全部本心……。迷いを払ったのはジムリーダーとして千歌ちゃんを導くためだったとしても、千歌ちゃんを倒すって決めた海未ちゃんに、手加減なんて文字は無い」

ルビィ「それでも……!!」

花丸「勝つのは千歌ちゃんずら!!」



千歌「海未さんもゴメンなさい。それと、ありがとうございます!!」

海未「なんのことですか。背中を叩いた覚えはありませんよ。そう感じたのであれば、撃った矢が背中を掠めただけです」

千歌「それでも、ありがとうございます!!おかげで大事なことを思い出しました……。ここからは、全力で楽しみます!!」

海未「その余裕があるのなら」


千歌「余裕はもぎ取ります!!カプ・レヒレ、みずのはどう!!!モクロー、このは!!!」

カプ・レヒレ「レェィアアアアアッ!!!」バシュッ!

モクロー「フルルオッ!!!」ヒュオオオッ!

海未「キングドラ、あまごい!!!オンバット、おいかぜ!!!」

キングドラ「ギィラアアアッ!!!」コオオオオ……

ポツ……

ポツポツ……

ザアアアアア……!

オンバット「オォンッ!!!」ビュオオオオオ――――!



理亞「また……!!」

聖良「雨と風で、二人の攻撃を打ち消した!!」



海未「同じことの繰り返しになりそうですね」

千歌「それはどうでしょう」ニヤッ

海未「……!!」

千歌「いろいろ考えすぎてた……。絶対に勝たなきゃ……って焦ってた……。そんなこと当然なのに……。大切なのは、楽しむ気持ち!!そう……その気持ちさえあれば!!きっと……私たち、どこまでだって行ける!!」


海未「ならば、見せてみなさい!!キングドラ、れいとうビーム!!!オンバット、シザークロス!!!」

キングドラ「ギラッ!!!」

オンバット「オンッ!!!」

千歌「雨で視界が遮られるなら……こっちがこの雨を利用する!!!カプ・レヒレ、しぜんのちから!!!」

カプ・レヒレ「レェア!!!レェアアアアアッ!!!」ゴオオオオオオッ!

海未「!!!」

ザアアアアア――――!

ザアアア……

ゴオオオオオオ――――ッ!



ダイヤ「雨が……集束していく……!!?」

聖良「カプ・レヒレのしぜんのちから……!!雨を丸ごと操作したの!!?」

理亞「でも、しぜんのちからは……フィールドによって効果を変える技のはず……。これはあまりにも……」

絵里「特異な使い方……!!千歌は文字通り、自然をそのまま力にしてる!!」

希「こんなこと誰にも思い付かない……。いや、誰も実行出来ない……!あまりにも広い拡大的な解釈……!!枠に収まらない自由な発想……!!」

ルビィ「これが……!!」

鞠莉「これが……千歌っちのバトル……」



ゴオオオオオオッ!

千歌「カプ・レヒレ!!!」

カプ・レヒレ「レェッ、アアアアアッ!!!」ゴオオオオオオッ!

バシャアッ!

キングドラ「ギィラ……!!!」

オンバット「オオン……!!!」

海未「束ねた雨を水の槍と化して……」

千歌「これで、キングドラのあまごいは封じましたよ!!」


海未「たしかにこれでは、キングドラの特性を活かすことが出来ませんね。しかし……どうしたものでしょう」

ヒュオオオッ!

海未「風はまだ止んではいませんよ」

ビュオオオオオ!



にこ「あまごいを破っただけじゃ、海未には届かない。厄介な現状は変わりないわよ」

花丸「しぜんのちからで風を操るのは……」

凛「出来るとは思う。今の千歌ちゃんとカプ・レヒレなら。けど、風を操った瞬間……」

真姫「あまごいを使ってくる。しぜんのちからで両方同時に封殺は出来ないわ」

希「けど、心配はいらないみたいよ」

真姫「?」



千歌「この風を越えれば、やっと海未さんに手が届くんですよね」

海未「越えられるのなら……その可能性もあるでしょうね」

千歌「充分です……!!」ニイッ



希「あの眼は……勝利へのビジョンが見えてる眼だから」


海未「なにをする気かわかりませんが、大人しくしているつもりもありませんよ。行きなさい、キングドラ!!オンバット!!」

千歌「ぶっつけ本番……!でも、出来るよね!!私たちなら!!!」

モクロー「フルルッ!!!」

カプ・レヒレ「レェアッ!!!」

千歌「風を……巻き起こす!!!モクロー、このは!!!」

モクロー「フルルルオオッ!!!」ヒュオオオッ!

海未「無駄です!!!」

ビュオオオオオ!



花丸「このはが、おいかぜに遮られる……!!」



千歌「負けるなモクローっ!!!」

モクロー「フルルルオオ――――ッ!!!」ビュオオオオオオ――――ッ!

ヒュウウ……ビュウウウウウウウッ!

海未「っ、これは……!!」



ルビィ「このはが……モクローたちをリング状に囲んだ……!!」

花陽「おいかぜを……風の流れを逆に遮った!!」

ことり「……………………!!!」


海未「これはまさか……ことりの……」

千歌「ことりさんのとは、ちょっと違うかもしれませんけど……♪」



花丸「ことりさんが……トルネロスが使った、風の結界……!?」

ことり「少しの違いはあるけど、イメージは多分そう……」

にこ「ことりの必殺技を見て盗んだのね」

真姫「相変わらずしたたかじゃない」

凛「千歌ちゃんスゴいにゃっ!!!」

ことり「ことりはちょっと複雑だけど……アハハ……」

理亞「けど、これで風も封じた!!」



海未「予想外……奇想天外とでも言いましょうか」

千歌「少しは驚いてくれましたか?♪」

海未「ええ。ですが、それとこれとは話が別です!!威力まで模倣出来なかったのは残念ですね……この程度の結界ならば、容易く破れます!!」

千歌「出来るなら……ですよね」ニヤッ

海未「!!」

千歌「さあっ、反撃だよ!!カプ・レヒレ、ミストメイカー!!!」

カプ・レヒレ「レェッ、アアアアアッ!!!」フワッ……シュワアアア……!

海未「ミストフィールド……!!」



ルビィ「ミストメイカーを発動させた……!!」

花丸「ここで……!!」


果南「カプ・レヒレのミストメイカーは、ミストフィールドを作り上げる特殊な特性。そして、ミストフィールドが展開してる間、ポケモンは状態異常にならない。それに、ドラゴンタイプの技の受けるダメージが半減する」

ダイヤ「対ドラゴンタイプでは、なにより力を発揮します。ですが、千歌さんは最初からミストメイカーを使おうとはしなかった。何故ならば……」

鞠莉「使っても意味が無いから」

ルビィ「意味が無い……?」

鞠莉「正確には、ほとんど無い……ね。ミストフィールドはたしかに、ドラゴンタイプの技の威力を半減させる。けど、カプ・レヒレはフェアリータイプを持ってる。ドラゴンタイプの技はこうかがないのよ」

ルビィ「そっか……。でも、モクローは?モクローにもミストフィールドの効果が……」

花丸「ミストフィールドは、ひこうタイプや特性ふゆうなどで地上にいないポケモンには適応しないずら」

ルビィ「あ……。だから千歌ちゃんは……」

聖良「冷静ではなかった……というのもあるでしょう。しかし、発動させたとしても……」

理亞「雨と風で掻き消されていたと思う……。遮るものが無くなった今……」

果南「カプ・レヒレの本領発揮だよ!!」



海未「今さら、ミストフィールドごときで怯むとでも?ドラゴンマスターをみくびってもらっては困ります!!」

千歌「みくびってません!!常に本気です!!カプ・レヒレ、かげぶんしん!!!」

カプ・レヒレ「レェッ、アアアアアッ!!!」

シュバッ!

シュバッ!

シュババババババ――――!


千歌「みずのはどう!!!」

カプ・レヒレ「レィヒァァアアアアッ!!!」バシュッ! バシュッ! バシュッ!

海未「かげぶんしんごときで!!キングドラ、れいとうビーム!!!みずのはどうごと、かげぶんしんを凍てつかせなさい!!!」

キングドラ「ギドラッ!!!ギィグアァァァァァッ!!!」ピキパキ……キイイインッ!

ボフン!

ボフン!

ボフン!

海未「意表をついたつもりでしたか?あまごいも、おいかぜも、対策を講じられることすら想定の範囲内。相手の二手、三手先を読んでこそ真の一流です」

千歌「なら、想像を越えるのは超一流ってことでいいですか?♪もう一度、かげぶんしん!!!」

海未「愚直なだけです!!!」

カプ・レヒレ「レアアアアアアッ!!!」

シュババババババ――――!

海未「何度やろうとも、あなたに私は越えられません」


千歌「証明してみせます!!!私たちは――――――――」



花陽「!!!」

凛「!!!」

真姫「!!!」

にこ「!!!」

希「!!!」

絵里「!!!」

ことり「!!!」



千歌「何度だって挑戦してきた!!!」

海未「若さ故に……でしょう!!!あなたの考えは読めています!!!」バッ!

バサッ!

モクロー「フルルルオオッ!!!」



理亞「モクローが上空に……!!」

聖良「ミストフィールドを目眩ましに、このはで囲ったリングの中から姿を消していた……!!」



海未「風のリングは言わばキングドラたちを閉じ込めるための囲い!!カプ・レヒレはモクローから意識を逸らさせるための陽動!!そんな子ども騙しに引っ掛かると、本気で思っていたのですか!!!」

オンバット「オンッ!!!」バサッ!

モクロー「フロッ!!!」



ルビィ「オンバット!!!」

花丸「モクローの背後を!!!」

ことり「モクローの動きを……千歌ちゃんの意図を先読みした!!」


海未「上空から一気に攻撃を仕掛けるつもりだったようですが、残念でしたね!!いくら奇策を以てしても意外性に欠けては意味がありません!!!」

オンバット「オオオオオンッ!!!」コオオオオッ!

海未「仕留めなさい!!!オンバット、りゅうのはどう――――――――!!!」

オンバット「オオンッ、トオオオオッ!!!」ゴオオオオオオッ!

千歌「リーフブレード!!!」

モクロー「クロオオオオオオッ!!!」ギィンッ!

ギギギギギギギギ――――!

海未「至近距離からのりゅうのはどう!!!受け止めきれはしません!!!」

ゴオオオオオオ――――――――ッ!



絵里「読み合いを制した……千歌のイメージを、海未がさらに越えた!!」

希「さすが……やね……!!」ゾクッ

真姫「寒気がするほど、場面がよく見えてる……!!」

花陽「千歌ちゃんのアイデアに動揺もしないで……」

凛「あくまでも冷静に、相手の策を上回る……」

にこ「トレーナーとしての基本スペックが高すぎる……。あいつは……」

ことり「最強のジムリーダー……。千歌ちゃん……!!モクロー……!!」



ゴオオオオオオ――――――――ッ!

モクロー「ク、ロオオオオッ!!!」



ことり「海未ちゃんを越えなきゃ……!!」



千歌「この先には進めないっ!!!//////」ニッ!


ルビィ「!!!」

花丸「!!!」



海未「まだ……笑うのですか……!!?」

千歌「だって……楽しいから!!!」

海未「!!!」

千歌「技とか……作戦とか……全部ぶつけ合って、相手の上を行こうとする!!!海未さんが本気でぶつかってきてくれるのがわかるから!!!抑えなきゃいけないのに……自然とニヤニヤしちゃう!!///私今……心の底からドキドキしてる!!!//////」パアァッ!

海未「……………………!!!」



鞠莉「このピンチに……なんて楽しそうにバトルするの……?なんてまっすぐに……相手と、ポケモンと向き合うの……?」

ダイヤ「私も驚き……そして、目を奪われましたわ。千歌さんの、あのひた向きさに。心を奪われました……」

果南「……………………!!!」



千歌「このドキドキが私たちの輝きになる!!!ハラハラを求めて……走れ未来!!!それこそ本能だって……!!!」

海未「……!!!」ゾワ――――!

千歌「命を燃やして――――感じよう――――――――!!!!!」

モクロー「フルルッ、フルルオオオオオ――――――――ッ!!!!!」



力対力……技対技……互いが互いを越えようとする……本気で勝利を勝ち取ろうとする……
千歌の意思に応えるかのように、モクローも自身の限界を越えようとしていた……

安価下1コンマ
01~50→渾身のリーフブレードが、りゅうのはどうを切り裂いた。
51~00→まばゆい光が……モクローの身体を包み込んでいく。
ゾロ目(00.11.22.33.44.55.66.77.88.99)→モクローが奇跡の輝きを纏う。


キン――――

ズバァ――――――――ッ!

オンバット「オンッ!!?」

海未「りゅうのはどうを……!!!」



ことり「切り裂いた!!!」



千歌「決めるよモクロー!!!ブレイブバードっ!!!!!」

モクロー「クロッ!!クルゥオオオオオッ!!!!!」ゴオオオオオオ――――ッ!

ドガアアアアアアンッ!

ヒュウウウ……パタッ……

オンバット「オン……」キュウ

海未「オンバット!!!くっ、キングドラ!!!」

キングドラ「ギィグアァァァァァッ!!!」


キン――――ピキッ! パキッ……!

ボフン!

ボフン!

ボフン!

海未「まずはカプ・レヒレを撃ちます!!モクローはその後です!!」



理亞「一瞬でかげぶんしんを打ち消した!!」

にこ「ダブルバトルにおいて、先にポケモンを倒されることは心を揺さぶられる要因になる。けど、海未はそれをものともしない」

ダイヤ「アドバンテージにならない……!!心持ちまでもが超一流……!!」

絵里「いつもの海未なら……ね!!」

ルビィ「!!」

ことり「うん……ほんの少しは、動揺したみたいだよ……!!」



海未「はああああっ!!!」

キングドラ「ギドラアアアアアッ!!!」ピキパキ……ピキィンッ!

ボフン!

ボフン!

ボフン!

カプ・レヒレ「レァッ!!!」

海未「捉えました!!!最後の一体!!!」

キングドラ「ギィドラアァァァァァッ!!!」ピキィンッ!

ボフン――――!

海未「なっ!!?」



鞠莉「全部……かげぶんしん!!?」


海未「バカな!!!全てがかげぶんしん!!?これはいったい……」

千歌「想像を越えてこそ超一流……ですよね!!!」

海未「っ!!まさか!!!」バッ!



カプ・レヒレ「レアァ……!!!」コオオオオ……!



海未「モクローよりも……さらに上空に……!!」



聖良「海未さんの目を掻い潜って……!!」

絵里「いいえ、海未だけじゃない……!!ここにいる全員、カプ・レヒレを飛ばしたのを知覚出来てはいなかった……!!」

果南「カプ・レヒレのスピードじゃない……。速さよりも、千歌の技術と判断センスだ……!!」

凛「夜……それにミストフィールドとかげぶんしんで目を撹乱したのを差し引いても抜群に巧いにゃ……!!」

真姫「カプ・レヒレを飛ばしたのは、おそらくミストフィールドを発動させた瞬間。かげぶんしんと、モクローに意識を集中させ、カプ・レヒレの存在を一気に希薄にした……!!」

希「ミストフィールドというドラゴンタイプに対する切り札と、かげぶんしんという攻めの好機……。その二つを完全に囮にすることで、そんなことするはずない……っていう先入観をうちら全員に植え付けた」

理亞「先入観……いや、当然……です……。あの子がやったのは……一歩間違えればチャンスを棒に振っていたかもしれない、ギリギリの綱渡り……。リスクを冒してまであんな作戦を執るなんて……」

希「クスッ♪スピリチュアルやね♪」

にこ「異次元じみた発想ね……。でも……!!」

ルビィ「それが、千歌ちゃんだよ!!」

花丸「マルたちの想像を簡単に越えてくる……!!いつだって!!!」

鞠莉「……!!//////」


海未「一見して気をてらった一芸……しかし、それはより確実に勝利を掴むための布石……!!執着にも似た……貪欲なまでの勝利への探求心……!!これが……」

千歌「フルパワーで決めるよカプ・レヒレ!!!」

カプ・レヒレ「レェアアッ!!!」

千歌「しぜんのいかり――――――――!!!!!」

カプ・レヒレ「レェイァッ、レアアアアア――――――――ッ!!!!!」コオオオオオ――――ッ!

キングドラ「グラアァァァァァッ!!!!!」

海未「千歌さんのバトル……!!!」

――――ィン

ドガアアアアアアン――――――――ッ!


ダイヤ「っ!!!」

果南「直撃した!!!」

鞠莉「キングドラは――――!!!」



シュウウウウ……

キングドラ「ギラァ……」バタッ

海未「……!!!」

千歌「ぃよしっ!!!」グッ

モクロー「フルルッ♪」パタパタ

カプ・レヒレ「レィア……」スウゥ……



ルビィ「千歌ちゃんが……ファーストバトルを勝った!!!」

花丸「やったずらぁっ!!!」

聖良「スゴい……」

理亞「……!!!」ゴクリ

ことり「奮えるね……この底力……♪」

果南「カプ・レヒレもモクローも、よく頑張ったよ!!!」

絵里「心が躍るわね……!!」

希「なにそれ?」

鞠莉「……………………」

ダイヤ「……?鞠莉さん?」

鞠莉「……………………る」

ダイヤ「……?」

鞠莉「どうしよう……ダイヤ……果南……。私……ゾクゾクしてる……!!///」ブルッ

果南「……!」

鞠莉「頭の先から……つま先まで……!!でんきショックを受けたみたいに……!!胸が熱くなる……!!こんな……こんなの見せられたら……私、おかしくなっちゃうよ……!!!//////」

果南「鞠莉……」

ダイヤ「……それが、千歌さんの輝きです。そしてそれは、私たちがかつて持っていたもの。あの子が……再び、私たちを照らしてくれた……」

果南「だね……。私も……」ギュッ



千歌「♪」ニコッ



果南「千歌となら、どんな夢だって叶えられるって。そう思うよ……」


海未「……………………」



絵里「……………………」

ルビィ「……絵里さん?」

ことり「……………………」

花丸「……ことりさん?」

聖良「どうしたんですか、みなさん……?」

にこ「……私たちジムリーダー全員、千歌と海未……賭けたものも背負ったものも抜きにして、両方の立場を考量して対等にバトルを観戦していた。その上で素直に驚いてる。まさか、千歌が初戦を制するなんて……」

花陽「千歌ちゃんが強いことはわかってる。けどそれでも、海未ちゃんには届かないって思ってた。それが……」

真姫「蓋を開ければ……初戦とはいえ手持ちを欠かさずに完封してみせた……。波乱が起きたのよ。今、この場で……」

絵里「前代未聞のジャイアントキリングね……。あの海未に……」

凛「超本気の海未ちゃんに勝ったのって、たしか……」

希「うちらの知る限り、穂乃果ちゃんだけやね」

ことり「……ことりは、千歌ちゃんが穂乃果ちゃんに似てるって思った。意志、雰囲気、生き様……可能性……。その全てが……。だけど、そこに"実力"は含んでなかった……」

ルビィ「……!!」

ことり「荒削りでまだまだ頂点には及ばない……。実力が大成するのはそれはもっと先の話……そう思ってた。それが今……」


海未「……………………」

千歌「これで4vs2!!あと二体で私たちの勝ちだ!!」

海未「……………………」

千歌「海未さん、さあっ!!バトルを続けましょう!!」

海未「……………………」

千歌「……海未さん?」

海未「何故……」

千歌「?」

海未「何故それほどまでに、力を発揮出来るのですか?」

千歌「アハハ……質問ばっかりですね……」

海未「……………………」

千歌「……守りたいものがあるから」

海未「……………………」

千歌「叶えたい夢があるから頑張れる。そんな単純な理由かもしれないです。って……さっきまであれこれ考えすぎて、全然ダメダメだったけど」テレッ

海未「……よくわかりません」

千歌「自分でもなに言ってるかわかんないです」ニシシ

海未「まるで穂乃果と話をしているようです。理屈じゃないのですね……。理屈じゃない……未来を今その手で切り開こうとする……。不屈の精神……それがあなたの強さの秘訣なのでしょう……」



ことり「海未ちゃん……」

絵里「海未……」



海未「怒りを交ぜたバトルを非礼と詫びましょう」

千歌「!!」

海未「バトルの前に示した意思を曲げるつもりは毛頭ありません。しかし、楽しむことを蔑ろにするのも無粋極まりありません。私も……あなたのようにバトルがしたくなりました。そして今一度……宣誓します。勝つのは私です」

千歌「~っ!!///」ゾクッ

海未「バトルの勝利を以て、0となるか1となるか……あなた次第ですよ。千歌」

千歌「絶対に勝ちます!!!」


海未「豪気なことです。その心意気に敬意を表し……私も最強の二体で相手をしましょう」スッ

千歌「!!!」



花丸「最強の二体……?」



海未「ラティオス」

ラティオス「ティオ!!!」

千歌「……!!」

海未「さあ、出番です!!」シュッ ポンッ!



始まるセカンドバトル……
海未が繰り出したポケモンは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→ラティアス
偶数→ジガルデ


ゴゴゴゴゴ……

千歌「うわっ!!?」グラッ



ダイヤ「この地響きは……」

果南「それだけじゃない……。この感じは……」

鞠莉「伝説のポケモン特有のプレッシャー……」

にこ「海未のやつ……こんなところで……」

希「みんな、離れるよ。ここにいたら巻き添えをくらう」

ルビィ「ま、巻き添え……!?」

真姫「さっさとしないとケガするわよ。海未、全力でやるみたいだから」



ゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴ……!

ズズズ……ズズッ……

ズシィン……!

千歌「……………………!!!」



ジガルデ(50%F)「ジィガ……」


果南「嘘……!?あれって……」

鞠莉「ジガルデ……!!?」

ダイヤ「ちつじょポケモンのジガルデ……!!あんなポケモンを持っているとは……!!」



凛「……も、もう少し……離れた方がよくない……?」

花陽「うん……。エースポケモンのラティオスだけじゃない……。ジガルデまでバトルさせるなんて……」

真姫「海未……ソノダシティを破壊するつもりじゃないでしょうね……」

希「これはマズイなぁ……。仕方ない……。ほいっと」シュッ ポンッ

フーパ「ばあっ♪」

ルビィ「フーパ!!」

フーパ「キシシッ♪希~♪の~ぞ~み~♪どうしたのどうしたの~?♪」フワフワ

希「ちょっとお願い♪」ウィンク

フーパ「キシシッ♪了解~♪」ヒュウンッ

希「ひかりのかべ」

フーパ「おっでまし~♪」キィンッ!

ヴン――――ッ!

理亞「ドーム型のひかりのかべ……!!」

聖良「スゴい……!!こんな広範囲を覆うなんて……!!」

希「これなら街が壊れることはないかな♪うち偉い♪」



フーパ「フーパも偉い♪」



絵里「いや、私たちもドームの中に閉じ込めてどうするのよ!!」


希「いやー、みんななら自分の身は自分で守れるかな~って」

にこ「全員で防御しないと余波で吹き飛ぶかもしれないレベルなんだけど」

花丸「そ、そんなに……?」

真姫「目の当たりにすればわかるわよ……。あの二体の災害じみた強さがね……」



千歌「ラティオスとジガルデ……」ゾクッ

海未「臆しましたか?」

千歌「まさか……♪」ニッ

海未「……でしょうね」

千歌「……よし」



ラティオスとジガルデ……
戦慄するほどの脅威を目前に、千歌は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→そのままモクロー、カプ・レヒレを繰り出す。
偶数→リザードン、ソルガレオを繰り出す。



千歌「カプ・レヒレ、モクロー。まだ戦える?」

カプ・レヒレ「レアッ!!」

モクロー「フルルッ!!」

千歌「うんっ!!わかった!!」

海未「スゥー……ハァー……」

ヒュウウウ……

シン――――



海未「参ります」



ビュオオオオオオッ!

ラティオス「ティオッ!!!」ビュンッ!

千歌「!!!?」

モクロー「フロッ!!?」



果南「なっ!!?」

鞠莉「速い!!!」

ダイヤ「なんですの……あのバカげたスピードは……!!!」


千歌「っ!!」

海未「モクローを仕留めます!!りゅうのはどう!!」

ラティオス「ティオオオオッ!!!」コオオオオ……

カプ・レヒレ「レアアアッ!!!」バッ!



聖良「カプ・レヒレが間に入った!!!」

果南「フェアリータイプのカプ・レヒレに、ドラゴンタイプの技はこうかがない!!!」

凛「いや……!!」



海未「ラティオス!!!」

ラティオス「ラァオッ!!!」ビュンッッ!

千歌「!!!」

カプ・レヒレ「レヒァッ!!?」



理亞「逆サイドから!!?」

鞠莉「あの至近距離で……小型ポケモンのような旋回……!!スピードといい……飛行能力が尋常じゃない……!!!」



ラティオス「ラアッ、ティオオオオオッ!!!」ゴオオオオッ!

モクロー「フルルッ!!!」

千歌「モクロー!!!」

ジガルデ「ジガァ……ッ!!!」

千歌「ジガルデ……!!っ、まだミストフィールドは残ってる!!カプ・レヒレ、みずのはどうでラティオスを突き放して!!」

カプ・レヒレ「レアアアッ!!!」バシュッ!

ラティオス「ティオッ!!!」ヒュヒュンッ!

千歌「しぜんのちから!!!」

カプ・レヒレ「レアアア……ッ!!!」キイィン……



花陽「しぜんのちから……ムーンフォース……!!」

ダイヤ「決まればダメージは必須ですわ!!」

絵里「決まれば……ね」


千歌「いっけぇっ!!カプ・レヒレ!!!」

カプ・レヒレ「レェイアアアアアアアッ!!!」パアアアアア!

ゴオオオオオオッ!

海未「ジガルデ、グランドフォース!!!」

ジガルデ「ジガルアアアアアッ!!!」キン――――

ズガガガガガガガ――――!

千歌「なっ!!?」

カプ・レヒレ「レァ――――――――」

ドガアァァァァァンッ!

千歌「カプ・レヒレ!!!」



モクロー「フルル……」パタッ

カプ・レヒレ「レ、ア――――」バタッ



千歌「……!!!」



聖良「カプ・レヒレとモクローが……」

理亞「キングドラとオンバットを相手に善戦したあの二体を……一撃で……」

ルビィ「これが……ラティオスとジガルデ……」

花丸「桁が違う……。パワーもスピードも……なにもかもが……理解出来ない別次元の強さずら……」


千歌「ありがとうカプ・レヒレ、モクロー。強い……とか、たぶんそういうレベルの話じゃないよね……これは……」

海未「そう。先ほどのバトルを技術面に特化したものとするならば、ラティオスはスピード、ジガルデはパワーに特化した育て方をしています。下手な小細工でどうにか出来るものではありませんよ」

千歌「たしかに……ラティオスとジガルデに勝つイメージが湧きません。……今はまだ、ですけど」ニィ

海未「虚勢を張れるだけ良しとしましょう」

千歌「さて……と。あと二体……か……」カチャッ



ルビィ「千歌ちゃん……どのポケモンで戦うんだろ……」

絵里「迷うまでもない、とは思うけどね」

ダイヤ「ですわね……。千歌さんのエースポケモンであるリザードンは確定でしょう。それに、ジガルデと同じく伝説のポケモンである……ソルガレオも……」

にこ「戦略がどうこうじゃない。カプ・レヒレが倒れた今、ポケモンのスペックを考えたら、残りのポケモンで相手になるのはソルガレオしかいない。消去法でそうなるわよ」



千歌「……お願い、リザードン!!」シュッ ポンッ

リザードン「リザアアアッ!!!」

海未「……………………」



果南「やっぱりリザードンできた!!」

鞠莉「もう一体は……!!」



千歌「……………………」チラッ



聖良「……………………」

理亞「……………………」



千歌「……♪」


千歌「あのときで最後だって思ってたのに……ダメだな、私……」ボソッ



理亞「……………………?」



千歌「もう一度だけ……もう一度だけ一緒に戦って……。……お願いっ!!」シュッ ポンッ

ソルガレオ「レガアァァァァァッ!!!」ビリビリッ!



凛「ソルガレオ!!」

ルビィ「やっぱり……!!」

理亞「……………………」



ソルガレオ「……………………」



理亞「……………………」



ソルガレオ「……………………ガル」ニコッ



理亞「……………………!!!」


海未「ラストバトルです。来なさい、千歌」

千歌「はい!!さあ行くよ、二人とも……」

リザードン「リザッ!!!」

ソルガレオ「ガルッ!!!」

千歌「生きる熱さを感じようっ!!!リザードン、かえんほうしゃ!!!」

リザードン「ザアアアアアッ!!!」ボオオオオッ!

海未「ラティオス、りゅうのはどう!!!」

ラティオス「ティラッ!!ティオオオオオオッ!!!」ゴオオオオオッ!

ブワ――――ッ!

千歌「ソルガレオ!!!」ビッ!

ソルガレオ「ガアアアアッ!!!」ダンッ!

海未「撃ち抜きなさいジガルデ!!!サウザンアロー!!!」

ジガルデ「ジィガアァァァァッ!!!」キュイィン……バシュッ!

ズドドドドドド――――!

ソルガレオ「ガルァッ!!!」シュンッ! シュンッ!

リザードン「リザアアッ!!!」ヒュンッ! ビュウンッ!



花丸「矢の雨を掻い潜った!!!」



千歌「ソルガレオ、ラティオスを引き付けて!!!リザードン、ジガルデにドラゴンクロー!!!」

ソルガレオ「ガルアアアッ!!!」

海未「追いなさい、ラティオス!!!」

ラティオス「ティオオオオッ!!!」ビュウウッ!

リザードン「ザァドッ!!!」ジャキンッ! ビュウンッ!

海未「サウザンアロー!!!」

ジガルデ「ジィガアァァァァッ!!!」ズドドドドドド!

リザードン「リッ、ザアアアアアッ!!!」ガギギギギギ――――ンッ!


千歌「行けっ!!!リザードン!!!」

リザードン「ザアアアアアッ!!!」ジャキンッ!

ズドドドドドド――――!

ドシュッ!

リザードン「リザッ!!」グラッ



果南「一撃逸らした!!!」

希「いや、海未ちゃんのジガルデは……コアを完全なものにしたジガルデはここから本領発揮する!!」



海未「私の矢は、万物を撃ち抜き捉えます!!!ジガルデ、サウザンウェーブ!!!」

ジガルデ「ジィルデェアアアアアアッ!!!」ゴオオオオオッ!

ギュオオオオオッ!

千歌「っ!!!」



ダイヤ「大地を逆巻くような粒子の奔流……!!!」



リザードン「リイッ、ザアッ!!!」ギュウウッ!

千歌「リザードン!!!」

海未「リザードンは捕らえました!!次はあなたです、ソルガレオ!!!」

ギュオオオオオッ!

ソルガレオ「ガルアアアッ!!!」ダダダダダダッ!

海未「逃がしませんっ!!!」ビッ!

ギュオオオオオッ!

ソルガレオ「ガルァッ!!!」

千歌「捕まらないっ!!ソルガレオ、みきり!!!」

ソルガレオ「ガルッ!!!」ギンッ!

シュンッ!

シュシュンッ!

シュン――ッ!


鞠莉「サウザンウェーブから逃げ切った!!」

ことり「ううんっ!!完全に海未ちゃんのペースだ!!」



ラティオス「ラティッ!!!」



花丸「ラティオス!!」

ルビィ「ソルガレオを先回りして……!!」

花陽「それだけじゃない……!サウザンウェーブでソルガレオのルートを強制したんだ……!!」



海未「ラティオス!!!」

ラティオス「ティオオオッ……!!!」キイイイン……



凛「あれって……!!」

ことり「希ちゃん……!?」

希「修行のために自分で封印を課したんだけどね……。きっとこうなるからって、海未ちゃんが頼んできたんよ。封印を解いてください、って」

真姫「それじゃ……!!」

希「うん。一片の曇りもなく、今のラティオスは全力全開よ」



千歌「!!!」

海未「吹き飛びなさい!!!ラスターパージ!!!」

ラティオス「ティラアアアアアッ!!!」コオオオオオッ!

ソルガレオ「レェガ――――――――」

ドオオオオオン!


聖良「炸裂した……!!」

理亞「……………………!!」



シュウウウ……

海未「よく逃げ切りましたが……あと一歩、及びませんでしたね」

ラティオス「ティオォ……!!!」

海未「残るは一体……リザードンのみ……」

リザードン「ザアァッ……!!!」ギシッ!

海未「あなたの炎を吹き消しましょう。猛き龍の咆哮を以て!!!」

ラティオス「ラアアァァァァァッ!!!」キイィン……

ジガルデ「ルジァァァァァッ!!!」キイィン……



ルビィ「あぁっ!!!」

花丸「リザードン!!!」





千歌「大丈夫だよ」





ルビまる「!!!」



千歌「私たちは――――負けない――――――――っ!!!!!」バッ!

――――ィン

ラティオス「ティオ!!!?」グラッ

ジガルデ「ジガッ!!!?」グラッ

ゴオオオオオ――――ッ!

海未「!!!?」



聖良「今のは……!!」

理亞「ナイト……バースト……」


ことり「まさか……」

真姫「なんで……」

絵里「この中の……誰も意識してなかった……」

凛「うん……。そんなこと考えもしなかった……。まさか……」



シュウウウ……



希「この局面で……」

花陽「ソルガレオじゃない……」

にこ「別のポケモンを使用するなんて……」



キイィン……



鞠莉「別の……ポケモン……?Who is that……?」

果南「誰かなんて……そんなの……」

ダイヤ「ナイトバーストを使用出来る……千歌さんのポケモンは、ただ一体のみ……」



シュタッ……

ゾロアーク「ロォアアアアアア――――――――!!!!!」

ビリビリ――――――――!



聖良「……………………!!!」

理亞「ゾロアーク……」


ゾロア『ゾロ……?』

理亞『ついてこないで』

ゾロア『ロア……』

理亞『弱いポケモンなんか……いらない』



ゾロアーク「……………………」



理亞「あのときの……」



グググッ……

リザードン「リザッ!!!」バサッ!

ゾロアーク「ロアッ!!!」

千歌「やったねゾロアーク♪狙い通りだよ♪」

海未「ゾロアークの……イリュージョン……」

千歌「にししっ♪カウンター、決めてやりましたよっ♪」ブイッ



絵里「意識してなかったからこそ出来たことね……。誰もゾロアークを出してくるとは思わなかったし、疑いもしなかった」

にこ「最初からカウンター狙い……」

希「狙い以上……やったんと違うかな。エスパータイプの技であるラスターパージは、あくタイプのゾロアークにはこうかがないから。決め技を解禁した海未ちゃんが、むしろ悪手になってしまった」

果南「だとしても……ここでゾロアークなんて……」

ダイヤ「たしかに、定石通りならソルガレオを出すのが……」

ルビィ「たぶん、それはきっと……ゾロアークは……初めてゲットしたポケモンだから。リザードンと同じくらい、一緒な時間を過ごした仲間だから……なんじゃないかな……」

花丸「信頼してるからこそ、大事なバトルに……」

理亞「……………………」

聖良「理亞……」

理亞「姉さま……」

聖良「よく見ておきなさい。今目の前に広がるものが、私たちに欠けているものです」

理亞「……………………」


海未「あくまでも常識はずれを貫きますか……」

千歌「私たちの絆は、常識なんかに捕らわれませんから♪」

海未「ラティオスとジガルデを同時に相手し、こんなに長い時間耐えられたのは穂乃果とバトルしたとき以来です」

千歌「負けるのも……ですよね♪」

海未「さあ、それはあなた次第です」

千歌「勝ちます!!」

リザードン「リザッ!!!」

ゾロアーク「ゾロォッ!!!」

海未「たかが一撃カウンターを与えただけで、あなたもポケモンも随分と意気揚々としているようですね」

千歌「テンション上がるでしょ!!バトルの熱が……ポケモンたちの思いが!!全部私の中に閉じ込めて流れ込んでくる!!!抑えるなんてそんなの無理です!!!この胸の炎を力に変えて強くなってきた……いつだって私たちはそうやって進化してきたんです!!!」スッ

キラン――――!



ことり「キーストーン……!!」



海未「来ますか……!!」

千歌「燃え上がれ、私たちの炎!!!世界を照らす輝きになれ!!!」

リザードン「リザアァァァァァッ!!!」ガアッ!

千歌「リザードン、メガシンカ――――――――!!!!!」パアアアア……

パアアアアア――――――――!

メガリザードンX「ザアアアアア――――――――ッ!!!!!」ボオオオオオッ!


海未「……リザードンも、ゾロアークも。荒々しくも澄んだ心地のいい波動です。いい育て方をしているのがよくわかります。千歌……あなた相手に、まだ些かの傲りがあったことを認め、それを恥じて……応えましょう」スッ

千歌「っ!!♪」ゾクッ

海未「もう一つ……強さの次元を押し上げます。ついて来なさい、千歌」

千歌「……っ!!はいっ!!!」


海未「ラティオス、ジガルデ」

ラティオス「ティオォッ!!!」

ジガルデ「ジィガ……!!!」

海未「解き放ちなさい」

キイィン……!

海未「全ての龍を傅かせし者!!夢幻の王となりて、混迷の時代を切り開きなさい!!!」

ラティオス「オオオオオオオオオオ――――――――!!!」

海未「メガシンカ――――――――!!!!!」

パアアアアア――――――――!

メガラティオス「ティイラアアアアアアアア――――――――!!!!!」

千歌「メガシンカ……!!メガラティオス……!!!」

海未「ジガルデ!!」

ジガルデ(50%F)「ガァルジアァァァァァ――――――――!!!!!」

キュイィ――――ン!

パアアアアアッ!

ジガルデ(10%F)「オオオオオオオオオオ――――――――!!!!!」

ビリ――――ッ!

千歌「!!」



花丸「姿を変えた!!!」

真姫「ゾロアークを相手に、スピード重視のフォルムに切り替えた!!」

果南「ジガルデの……セルの力を使いこなしてる……?」

ダイヤ「だけではありませんわね……。あのジガルデ……完全にコアを取り入れているように見えます」

ルビィ「セル……?コア……?」

鞠莉「ジガルデのパワーの源ね。ジガルデの細胞と捉えられるものよ。これを充分に扱えるかどうかで、ジガルデが自身の力を発揮出来るかどうかが決まる。トレーナーのレベルがジガルデのレベルに直結すると言っても過言ではないわ。尤も……ジガルデを従えているトレーナーなんて、今まで見たことがないけれど……」


果南「けど、叩くなら今がチャンスだよ」

花丸「チャンス……?」

ダイヤ「ジガルデの今のあの姿……獣のようなフォルムのとき、スピードが上がりこそすれ、セルによる力は10%まで制御されます。つまり、他の能力は先ほどまでの50%フォルムのときよりも総じて低いのです」

ルビィ「そっか……だからチャンス……」

絵里「まあ、ジガルデのトレーナーが海未じゃなかったなら……それも叶ったかもしれないけどね」

果南「……!!」

絵里「見てればわかる。型に嵌まって鍛練を積む揺るぎない生真面目さが海未の本質だからこそ、その錬度と吸収力が尋常じゃないってことが」


メガラティオス「……………………」

ジガルデ(10%F)「……………………」

千歌「……………………ヤバそうなオーラがビンビンだね」ブルッ

メガリザードンX「ザァド……!!」

ゾロアーク「ロォア……!!」

千歌「けど、私たちは勝つ!!それ以外に道は無い!!いっけーっ、二人とも!!!」

メガリザードンX「ザアアアアアッ!!!」

ゾロアーク「ロオオオオオッ!!!」

千歌「リザードン、ラティオスにかみなりパンチ!!!ゾロアーク、ジガルデにめざめるパワー!!!」

メガリザードンX「リイッ、ザアアアアッ!!!」バチバチッ!

ゾロアーク「ロオッ、アアアアアッ!!!」バシュッ!

海未「翔けなさい!!ラティオス、ジガルデ!!!」

メガラティオス「ティオオオオッ!!!」

ジガルデ「ガアアアアアッ!!!」

メガリザードンX「リザアアアアアッ!!!」バチバチ――――ッ!

ゾロアーク「ゾロァァァァァッ!!!」バシュ――――ッ!



ヒュン――――ッ

シュン――――ッ



千歌「!!!?」

メガリザードンX「リザッ!!?」

ゾロアーク「ロアッ!!!?」

海未「ラティオス、りゅうのはどう!!!ジガルデ、サウザンウェーブ!!!」

千歌「っ!!リザードン、ドラゴンクロー!!!ゾロアーク、みきり!!!」

メガラティオス「ティラアアアアアッ!!!」ゴオオオッ!

メガリザードンX「ザアアアアアッ!!!」ズバッ!

ズオォォォォォッ!

ジガルデ「ジガアアアアアッ!!!」

ゾロアーク「ゾロオオオッ!!!」

シュバッ! シュバッ! シュバッ!

千歌「……スピードアップも考えて動きを先読みして指示したのに、予想より速い!!攻撃が当たらない……!!ていうか……眼で追えない……!!」

海未「今までには無いバトルですか?」

千歌「……………………!!!」

海未「もっと速くいきます!!ジガルデ、グランドフォース!!!」

ジガルデ「ジィッ、ガアアアアアッ!!!」ドゴンッ!

ドゴオオオオオッ!


シュバ――――ッ!

ゾロアーク「オオオオオオッ!!!」バッ!



聖良「間一髪で見切った!!」

理亞「ゾロアーク……!!」



ゾロアーク「ゾロッ!!!」

海未「サウザンアロー!!!」

ジガルデ「ガルァッ!!!」キイィン……ドシュッ!

ズドドドドドド――――!

千歌「めざめるパワー!!!」

ゾロアーク「ロアアアアアアアッ!!!」バシュッ! バシュッ! バシュッ!

ドドドドドドド……!

海未「ラティオス!!」ビッ!

千歌「リザードン!!」ビッ!

メガラティオス「ラァオオオオオオッ!!!」ピキパキ……キィンッ!

メガリザードンX「ザアアアアアッ!!!」ボオオオオオッ!

ゴオ――――――――ッ!

千歌「ドラゴンクロー!!!」

メガリザードンX「ザァドッ!!!」ジャキンッ!

千歌「っけーっ!!!」

メガリザードンX「リザアアアアアッ!!!」

海未「遅いっ!!!」

メガラティオス「ティオッ!!!」ビュンッ!

千歌「後ろ!!!」

メガリザードンX「リッザアッ!!!」ブンッ!

メガラティオス「ティオオオッ!!!」ビュンッ!

千歌「あんな至近距離を一瞬で回り込まれる……!!梨子ちゃんのゲッコウガみたい……!!けど、どれだけ速くても!!!」

メガリザードンX「ザァアアアアアアアッ!!!」ガシッ!

メガラティオス「ティオッ!!?」

海未「!!!」

千歌「瞬間移動してるわけじゃない!!!」


にこ「ラティオスの翼を掴んだ!!」

凛「どれだけ速かろうと、点と点で移動してるわけじゃない!!線で移動している以上、動線は確実に存在する!!」

花陽「先読みで捕まえられないから、さらにその先を読むなんて……!!未来予知にも似た予測と反応……!!」

真姫「千歌のやつ……!!」

希「このバトルの中でも成長……ううん、進化してる!!」



海未「咄嗟に片翼を掴んだだけです!!振りほどきなさい、ラスターパージ!!!」

メガラティオス「ティラアアアアアッ!!!」コオオオオオ……ッ!

千歌「させない!!スピードで上回っても、ゼロ距離からの攻撃は避けようがないでしょ!!リザードン、フレアドライブ!!!」

メガリザードンX「リッ、ザァアアアアアアア―――――ッ!!!」メラッ……ゴオオオオオッ!

ボオオオオオ――――――――ッ!

メガラティオス「ティオオオオオッ!!!」

海未「ラティオスごと自身を炎で……!!どちらが先に燃え尽きるか……我慢比べというわけですか……!!」ギンッ!

千歌「リザードン!!!」

メガリザードンX「ザアアアアアア――――――――!!!!!」

海未「爆炎ならば……幾度となく味わってきました!!今さらそんなものに怯むはずがありません!!!ラティオス、ラスターパージ!!!」

メガラティオス「ティオッ!!!」ギンッ!

メガリザードンX「リィザッ!!?」

メガラティオス「ティイ……オオオオオオッ!!!」コオオオオオ……ッ!

ゴオオオオオッ!

メガリザードンX「ザァッ!!!」



絵里「メガシンカしてのフレアドライブを受けながらも、構わず反撃した……!!」

ことり「やっぱり強い……!!」

果南「この状態が続けば、不利なのはリザードンだよ!!」

鞠莉「自分もダメージを受けるフレアドライブに、バカげた威力の技を浴びせられたら……!!」

ダイヤ「いかに千歌さんのエースポケモンと言えど……!!」

聖良「翼を離せば……」

花丸「けどそれだと……せっかくのチャンスが……」


千歌「ゾロアーク!!!」

ゾロアーク「ロアッ!!!」

千歌「リザードンの援護!!ラティオスにナイトバースト!!!」

ゾロアーク「ロオッ!!!」ダンッ!

バッ!

ゾロアーク「ロォッ!!?」

ジガルデ「ガルルル……!!!」

千歌「くっ!!ゾロアーク、とびはねる!!!」

ゾロアーク「ロアッ!!!」ダンッッ!

海未「ジガルデ!!!」

ジガルデ「ジガウゥッ!!!」ダンッッ!

千歌「!!!」



ルビィ「振り切れない……っ!!!」



千歌「ならっ!!ゾロアーク、めざめるパワー!!!」

ゾロアーク「ロオッ、アアアアアアッ!!!」バシュッ! バシュッ! バシュッ!

千歌「行けっ、ゾロアークっ!!!とびはねる!!!」

ゾロアーク「ゾォロァアアアアアア――――――――!!!」ダン! ダンッ!

ダン! ダンッ! ダンダンダダダダダダ――――――――!

海未「ほう……!!」



理亞「めざめるパワーを……ドーム状に展開して……」

花陽「あれは……!!」

にこ「私たちを苦しめたゾロアの……ゾロアークの得意戦術……!!」

ことり「めざめるパワーを足場に使った、縦横無尽の超高速移動!!!」



千歌「これなら……!!!」

海未「振り切れるとでも?」

千歌「!!!」ゾワ――――!


ダン! ダンッ! ダンダンダダダダダダ―――――――― !

ジガルデ「ガゥアアアアアアッ!!!」



花丸「ゾロアークに追い付いてる……!!?」

ルビィ「千歌ちゃんの手持ちポケモンの中で、一番速いゾロアークが……!!」

聖良「凡百と霞むかのよう……!!」



海未「ジガルデ、サウザンアロー!!!」

ジガルデ「ガルァアアアッ!!!」ズドドドドドド――――!

ゾロアーク「ゾロァッ!!!ロオオオオオッ!!!」シュンッ! シュンッ! シュンッ!



真姫「みきり……!!」

果南「あれだけ高速で移動してるのに、確実に攻撃をかわしてる!!」

にこ「いや……今のは海未がわざと外した……!!」



ズドドドドドド――――!

ボン!

ボンッ!

ボンッ!

千歌「!!!」



鞠莉「めざめるパワーの足場を撃ち抜いた……!!」

ルビィ「最初から狙いは……!!」

ことり「足場を無くして、ゾロアークの体勢を崩すこと……!!」



ゾロアーク「ロアッ!!!」グラッ



一歩先んじた知略、策略に翻弄される千歌とゾロアーク……
体勢を崩されてゾロアークは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→体勢を立て直して跳び続ける。
偶数→地面に落下する。


ゾロアーク「ロオッ、オオオオッ!!!」グルンッ!

シュタッ!

ゾロアーク「ロアアアアアッ!!!」ダンッッ!



ダイヤ「空中で身を翻して、上手く別の足場へと着地して跳んだ!!」

花陽「軽やかな身のこなしです……!!前にバトルしたときより、格段に……!!」



海未「一度は耐えましたか……では、墜ちるまで……!!ジガルデ、サウザンウェーブで足場を一掃しなさい!!!」

ジガルデ「ガゥアアアアアアッ!!!」ズオォォォォォッ!

ゾロアーク「ゾロ!!!」

メガラティオス「ティオオオオオッ!!!」

メガリザードンX「リザアアアアアッ!!!」

千歌「早くしないと……!!でも、ジガルデが……!!」



理亞「……………………!!!」



ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

千歌「どんどん足場が消されてく……!!ゾロアーク、めざめるパワーでもっと足場を作って!!」

ゾロアーク「ロォッ、アアアアアアッ!!!」

海未「どれだけ足掻こうと……!!ジガルデ、サウザンウェーブ!!!さらにサウザンアロー!!!」

ジガルデ「ガルァアアアアアッ!!!」

ズオォォォォォッ!

ズドドドドドド――――!

千歌「サウザンウェーブの流れに、サウザンアローを乗せて……技の範囲と威力を底上げした……!!!」


ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

千歌「足場が!!!」

ゾロアーク「ロアッ!!!」グラッ

海未「捉えました!!!」

ジガルデ「ガルァッ!!!」



ルビィ「ああっ!!!」

花丸「ゾロアーク!!!」

聖良「落ちる……!!!」

理亞「……………………っ!!!」



海未「先ほどまでの拡散型と威力は比ではありません!!一点集中です……!!ゾロアーク……!!!」

ジガルデ「ジィガアアアアッ……!!!」ギュイィン……

海未「あなたのハートを撃ち抜きます!!!くらいなさい……!!サウザン……アロー――――――――!!!!!」

ジガルデ「ジガルァアアアアアア――――――――!!!!!」ドシュ――――――――ッ!

ゴオオオッ!

ゾロアーク「――――――――!!!」

千歌「ゾロアーク!!!」

ゴオオオ――――――――ッ!

ゾロアーク「ゾロァ……ッ!!!」















理亞「ゾロアーク――――――――!!!!!」


千歌「!!!」

ゾロアーク「!!!」



理亞「……っ!!――――っ!!!」ギリッ



千歌「……………………!!!」



理亞「――――――――っ!!……ん、ばれ」



ゾロアーク「ロア……」





理亞「がんばれ!!!ゾロアーク――――――――!!!!!」





ゾロアーク「……ッ!!!ロォアアアアアアッ!!!!!」

パアアアアア――――!

千歌「!!!」

海未「!!!」

ゾロアーク「ゾロォオオオオオオ――――――――!!!!!」

パアアアアア――――ッ!

ゾロアーク(メガリザードンX)「オオオオオオオオオオ――――――――ッ!!!!!」


聖良「イリュージョンで……リザードンに……!!メガリザードンに変身した……!!」



ゾロアーク(メガリザードンX)「ザァアアアアアアアッ!!!」バサッ!

ゴオオオオオッ!

海未「落下のタイミングで、飛行能力を持つリザードンに……!!ですが、それだけでジガルデから逃げられはしませんっ!!!」ビッ!

ジガルデ「ガルァアアアアアッ!!!」ズドドドドドド――――!

ゾロアーク(メガリザードンX)「オオオオオオッ!!!!!」

パアアアアア!

ゾロアーク(モクロー)「フルルオオオオオオッ!!!」

ビュンッ!

ビュウ……ヒュウウウンッ!

海未「!!!?」



ルビィ「今度はモクローに!!」

ダイヤ「勢いのある飛行性能に優れたリザードンから、より小回りの利くモクローへと変身……!!状況をよく読んでいます……!!」



ジガルデ「ジガアアアアアッ!!!」



ことり「だけど、ジガルデも食らいつく!!」

真姫「まだ状況を打破出来てはいないわよ!!」



ゾロアーク(モクロー)「クロッ!!フゥッ、ロオオオオオオオ――――――――ッ!!!」

ビュンンンンッ!

海未「このっ……!!サウザンアロー!!!」

ジガルデ「ジガアアアアアッ!!!」

パアアアアア!

ゾロアーク(カプ・レヒレ)「レェアアアアッ!!!」

ガギギギギギンッ!

ゾロアーク(カプ・レヒレ)「レィアアアアアッ!!!」

千歌「今度はカプ・レヒレ……!!カプ・レヒレの防御力で、サウザンアローを防ぎきった……!!」

パアアアアア!

海未「また……!!」

ゾロアーク(ソルガレオ)「レェガアアアアア――――――――!!!」

海未「ソルガレオ……!!!」


ダンッッ!

ゾロアーク(ソルガレオ)「ガルァッ!!!」

ダダダダダダ――――!

ドガァッ!

ジガルデ「ジ、ガァッ……!!!」

ドッ――――ガァンッ!



にこ「とびはねる!!!」

希「ソルガレオのあの巨体での突撃……!!」

絵里「ジガルデを吹き飛ばした!!」



ゾロアーク(ソルガレオ)「オオオオオオオオオオ――――ッ!!!」

メガラティオス「ティオッ!!?」

メガリザードンX「リザァ……!!!」ボオオオッ!

ゾロアーク(ソルガレオ)「レェッ、ガアアアアアアアッ!!!」キイイイン……ドガアアアッ!

メガラティオス「ラアアァァァァァッ!!!」



ルビィ「ナイトバースト!!!」

花丸「急所に入った!!!」



メガラティオス「……ッ、ティオッ!!!」ギラッ!



聖良「目が生きてる……!!反撃がくる……!!」



海未「小癪なマネをしてくれます!!ラティオス、りゅうのはどうです!!!」

メガラティオス「ティオオッ……ラァティィィィィ――――――――!!!」


キィン……

ゴオオオオオッ!

海未「吹き飛びなさい!!!」

ゾロアーク(ソルガレオ)「ガゥアッ!!!」

パアアアアア!

ゾロアーク(ピカチュウ)「ピカッ!!!」

海未「ピカチュウ!!?」

ゴオオオオオッ!

海未「っ、身体の小ささを活かして……!!目測を誤らせられた……!!」

ゾロアーク(ピカチュウ)「ピーッ、カーッ、チュウーッ!!!」キイイイン……ドガアアアッ!

メガラティオス「ティオオオオッ!!!」

ドガァァァァンッ!

海未「っ!!!」

千歌「ゾロアーク……!!///」



ダイヤ「これが……ゾロアークの真の力……!!」

果南「連続のイリュージョン……状況に合ったポケモンに変身することで、戦略に今までには無いような幅を与えるんだ……!!」

鞠莉「幻影の覇者……ゾロアーク……!!」

理亞「……………………!!!///」キュッ


バサッ……バサッ……!

ドシンッ……

メガリザードンX「ザアッ……!」ハァ……ハァ……

ゾロアーク(ピカチュウ)「ピカッ!」

メガリザードンX「リィザ……!」

キィンッ!

ゾロアーク「ロォアッ」

メガリザードンX「リザッ」スッ

ゾロアーク「……ロア」スッ

パァンッ!



鞠莉「So cool……♪美しい友情だわ……♪」

果南「うん。そして、その力が……!!」

ダイヤ「ラティオスとジガルデを退けた……!!」


海未「……絆の力」ボソッ

千歌「……?」

海未「いつの時代も……先の未来を作るのは、何物にも代え難い心の繋がりというわけですか」

千歌「海未さん……?」

海未「……信じますか?」

千歌「……!」

海未「絆は紡がれると。心は繋がると。信じますか?」

千歌「はい!!」

海未「理由は?」

千歌「……………………」



ヨハネ『……………………』



千歌「信じることに、理由なんかいりません!!!」

海未「……………………ですね」クスリ



花陽「……!海未ちゃんが……!」

凛「笑ったにゃ……!」

ことり「なったんだね……♪楽しく……♪」


海未「意思も、野望も、夢も、理想も……思い描くのは自由です。しかし、それを叶えるために……強さは必要不可欠なものです」

千歌「……はい!!」

海未「これが最後の洗礼です。あなたが本当に夢を叶えたいのであれば……この私を乗り越えていきなさい!!!」

ビュオオオオオッ!

メガラティオス「ティオオオ……ッ!!!」

千歌「っ!!」

ジガルデ(10%F)「ガルァア……!!!」

キュイィィィィィィ――――ン!



希「セルが集約していく……!!」

絵里「コアの力も高まっていく……!!」

花陽「ラティオスも力を高めてる……!!」

凛「海未ちゃんの最高の攻撃……!!」

真姫「最後の一撃ね……!!」

にこ「いよいよラストステージ……!!ここまで来たなら……!!」

ことり「頑張れ……千歌ちゃんっ!!!」



ゴゴゴ……!

ゴゴゴゴゴ……!

ギュオオオオオッ!

ジガルデ(PF)「ジィルガアアアアア――――――――!!!!!」


千歌「これが……ジガルデの本気……!!」

海未「パーフェクトフォルム……!!この力を以て屠ります!!!ラティオス、ジガルデ!!!この攻撃に私たちの意志の全てを乗せましょう!!!」

メガラティオス「ティオオオオ――――ッ!!!」コオオオオオッ!

ジガルデ「ジィアアアアアアアア――――!!!」ギュイイイイインッ!

メガリザードンX「リザッ!!!」

ゾロアーク「ロォアッ!!!」

千歌「二人とも……。……うん!!こっちだって全部を乗せよう!!!私たちの思いの全てを!!!もっともっと熱く――――!!!いっくぞ――――――――!!!!!」

メラッ……!

ボオオオオオオオ――――ッ!



ダイかなまり「!!!!?」

Saint Snow「!!!!?」



千歌「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――っ!!!!!ッ――――――――ァァァァァァァァァアザ」メガリザードンX

ボオオオオオオオ――――――――ッ!



真姫「燃え盛る炎の旋風……!!!」

凛「二人を包み込んで、大きくなっていく……!!!」

絵里「千歌とリザードンが……!!!」

にこ「一つになっていく……!!!」

花陽「今にも爆発しそうな炎の輝き……!!!」

ことり「完全に……自分の力に……!!!」

希「到達したんやね……キズナ現象……!!!」



チカリザードン「リイッ、ザアアアアアアアアア――――――――ッ!!!!!」

ボオオオオオオオオオ――――――――ッ!


花丸「蒼とみかん色の混ざった、神々しいまでの炎の六枚羽……!!」

ルビィ「ことりさんとバトルしたときとは、伝わってくるオーラがまるで違う……!!」

聖良「これが……千歌さんの本気……!!」

理亞「スゴい……」



海未「奥の手を隠していたのは、そちらも同じということですか……!!」

千歌「これが私たちの力です!!!」

海未「壮観です……!!まるで太陽……!!その力で夢を叶えようと言うのですか……!!」

千歌「見るだけの夢じゃない!!掴まえて抱き締めたい!!そうやって来ました……今の場所まで!!!」


チカリザードン「リイザァアアアアアアアッ!!!」

ゾロアーク「ロォッ、アアアアアアッ!!!」

千歌「私たちは……何かを掴むことで、何かを諦めたりしない!!!この手で夢を叶えるために!!!」

ゾロアーク「ゾロァアアアアアッ!!!」

キイィィィィィィンッ!

ゾロアーク(チカリザードン)「ザァアアアアアアアッ!!!」

千歌「泣いてる誰かの手を掴むために!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアアッ!!!」

ガシィッ!

ゾロアーク(チカリザードン)「リザッ!!!」コクン

チカリザードン「リィザ!!!」コクン

ボオオオオオ――――ッ!

千歌「私たちは強くなりました!!!!!」

ボオオオオオ――――――――ッ!



ダイヤ「二色のフレアドライブ!!!」

鞠莉「腕を繋ぐことで、ゾロアークにも炎を灯らせた……!!!」

果南「あの炎を完ぺきにコントロールパネルしてるんだ……!!ゾロアークがダメージを負ってない!!!」



千歌「これが私たちの思いです!!!フレアドライブ――――――――!!!」

チカリザードン「ザァアアアアアアアッ!!!」バサッ!

ゾロアーク(チカリザードン)「ザァアアアアアアアッ!!!」バサッ!

ビュンッ!

ビュンッ!

ビュウウウウンッ!



ルビィ「速い……!!それにあの撹乱するみたいな飛び方……!!これで……もうどっちがどっちかわからない……!!!」

花丸「リザードンの外見だけじゃない……動きの僅かな癖まで完全にコピーしてる……!!!」



海未「どちらがどちらかなど関係ありません……」

ゴゴゴゴゴ……

海未「全部まとめて……吹き飛ばせばそれでおしまいです!!!」

メガラティオス「オオオオオオッ!!!」

ジガルデ「ガァアアアアアアッ!!!」

海未「0か1か……真に望むのならば勝ち取りなさい!!!大いなる龍の咆哮を越えて!!!往きなさいラティオス、ジガルデ!!!」

ゴゴゴ……ゴゴゴゴゴ――――!

海未「りゅうせいぐん!!!コアパニッシャー!!!」


メガラティオス「ティオオッ!!!ラァオオオオオオ――――――――ッ!!!!!」キイィンッ!

バシュッ!

ヒュウウウ……ゴオオオオオオッ!

ジガルデ「ジィガアアッ!!!ジルアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」ギュイインッ!

キン――――!

ドゴオオオオオ――――――――ッ!

チカリザードン「リィザアアアアア――――――――ッ!!!」

ゾロアーク(チカリザードン)「ザアアアアアアアアア――――――――ッ!!!」


チカリザードン「リイザァアアアアアアアッ!!!」

ゾロアーク「ロォッ、アアアアアアッ!!!」

千歌「私たちは……何かを掴むことで、何かを諦めたりしない!!!この手で夢を叶えるために!!!」

ゾロアーク「ゾロァアアアアアッ!!!」

キイィィィィィィンッ!

ゾロアーク(チカリザードン)「ザァアアアアアアアッ!!!」

千歌「泣いてる誰かの手を掴むために!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアアッ!!!」

ガシィッ!

ゾロアーク(チカリザードン)「リザッ!!!」コクン

チカリザードン「リィザ!!!」コクン

ボオオオオオ――――ッ!

千歌「私たちは強くなりました!!!!!」

ボオオオオオ――――――――ッ!



ダイヤ「二色のフレアドライブ!!!」

鞠莉「腕を繋ぐことで、ゾロアークにも炎を灯らせた……!!!」

果南「あの炎を完ぺきにコントロールパネルしてるんだ……!!ゾロアークがダメージを負ってない!!!」



千歌「これが私たちの思いです!!!フレアドライブ――――――――!!!」

チカリザードン「ザァアアアアアアアッ!!!」バサッ!

ゾロアーク(チカリザードン)「ザァアアアアアアアッ!!!」バサッ!

ビュンッ!

ビュンッ!

ビュウウウウンッ!



ルビィ「速い……!!それにあの撹乱するみたいな飛び方……!!これで……もうどっちがどっちかわからない……!!!」

花丸「リザードンの外見だけじゃない……動きの僅かな癖まで完全にコピーしてる……!!!」



海未「どちらがどちらかなど関係ありません……」

ゴゴゴゴゴ……

海未「全部まとめて……吹き飛ばせばそれでおしまいです!!!」

メガラティオス「オオオオオオッ!!!」

ジガルデ「ガァアアアアアアッ!!!」

海未「0か1か……真に望むのならば勝ち取りなさい!!!大いなる龍の咆哮を越えて!!!往きなさいラティオス、ジガルデ!!!」

ゴゴゴ……ゴゴゴゴゴ――――!

海未「りゅうせいぐん!!!コアパニッシャー!!!」


チカリザードン「リイザァアアアアアアアッ!!!」

ゾロアーク「ロォッ、アアアアアアッ!!!」

千歌「私たちは……何かを掴むことで、何かを諦めたりしない!!!この手で夢を叶えるために!!!」

ゾロアーク「ゾロァアアアアアッ!!!」

キイィィィィィィンッ!

ゾロアーク(チカリザードン)「ザァアアアアアアアッ!!!」

千歌「泣いてる誰かの手を掴むために!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアアッ!!!」

ガシィッ!

ゾロアーク(チカリザードン)「リザッ!!!」コクン

チカリザードン「リィザ!!!」コクン

ボオオオオオ――――ッ!

千歌「私たちは強くなりました!!!!!」

ボオオオオオ――――――――ッ!



ダイヤ「二色のフレアドライブ!!!」

鞠莉「腕を繋ぐことで、ゾロアークにも炎を灯らせた……!!!」

果南「あの炎を完ぺきにコントロールしてるんだ……!!ゾロアークが全然ダメージを負ってない……!!!」



千歌「これが私たちの思いです!!!フレアドライブ――――――――!!!」

チカリザードン「ザァアアアアアアアッ!!!」バサッ!

ゾロアーク(チカリザードン)「ザァアアアアアアアッ!!!」バサッ!

ビュンッ!

ビュンッ!

ビュウウウウンッ!



ルビィ「速い……!!それにあの撹乱するみたいな飛び方……!!これで……もうどっちがどっちかわからない……!!!」

花丸「リザードンの外見だけじゃない……動きの僅かな癖まで完全にコピーしてる……!!!」



海未「どちらがどちらかなど関係ありません……」

ゴゴゴゴゴ……

海未「全部まとめて……吹き飛ばせばそれでおしまいです!!!」

メガラティオス「オオオオオオッ!!!」

ジガルデ「ガァアアアアアアッ!!!」

海未「0か1か……真に望むのならば勝ち取りなさい!!!大いなる龍の咆哮を越えて!!!往きなさいラティオス、ジガルデ!!!」

ゴゴゴ……ゴゴゴゴゴ――――!

海未「りゅうせいぐん!!!コアパニッシャー!!!」


メガラティオス「ティオオッ!!!ラァオオオオオオ――――――――ッ!!!!!」キイィンッ!

バシュッ!

ヒュウウウ……ゴオオオオオオッ!

ジガルデ「ジィガアアッ!!!ジルアァァァァァ――――――――ッ!!!!!」ギュイインッ!

キン――――!

ドゴオオオオオ――――――――ッ!

チカリザードン「リィザアアアアア――――――――ッ!!!」

ゾロアーク(チカリザードン)「ザアアアアアアアアア――――――――ッ!!!」


千歌「やあああああああ――――――――!!!!!」

海未「おおおおおおおおお――――――――!!!!!」

ゴオオッ!

ドガンッ!

ドゴオオオオオッ!

ゴオオオオオオ――――ッ!

海未「くっ、ふふっ!!我ながらおかしいです!!時と場合も考えず、幼心のように……はしゃいでしまいます!!!今私は、純粋にバトルを楽しんでいる!!!力と力の衝突を、ここまで心地好く思ったのは初めてです!!!抑えようにも心の奥底からふつふつと沸き上がるこの感情……!!!あなたと戦った全ての者がこれを抱き、そして敗れたのでしょう!!!」

ドガァァァァンッ!

海未「一介のポケモントレーナーとして、心が弾まねばそれは嘘です!!!しかし、大人として……秩序を重んじる者として、あなたの思い描く理想に賛同することは出来ません!!!」

ゴォオオオオオオオオ――――ッ!

海未「1にしてはいけない0もあるのです、千歌!!!」

千歌「そんなことないっ!!!」

海未「!!!」

千歌「言いましたよね!!何かを掴むことで、何かを諦めたりしないって!!!」

チカリザードン「ザァアアアアアアアッ!!!」

ゾロアーク(チカリザードン)「ガァアアアアアアッ!!!」


千歌「私たちが勝手なことをすれば、被害の大きな争いになる!!だから海未さんは……μ'sの皆さんは私たちを止めようとするんですよね!!」

海未「それをわかっていながら……何故!!!」

千歌「目の前で苦しんでる人に手を差し伸べるのは、絶対に悪いことなんかじゃない!!!海未さんたちだって……私たちと同じ立場なら、絶対に同じことをしたはずです!!!だって……私たちはポケモントレーナーだから!!!」

海未「――――――――っ!!!」

千歌「まっすぐな思いがみんなを結ぶ!!!本気でも、不器用でも……心がぶつかりあえばわかりあえる!!!」

海未「甘さを孕んだ、そうあってほしいという希望でしかありません!!!」

千歌「希望でなにが悪いんですか!!!」

ゴォオオオオオオオオッ!

千歌「明日は変わる!!!希望に変わる!!!眩しい光に照らされて!!!私たちは0から1へとスタート出来る!!!!!可能性は――――無限大です――――――――!!!!!」

チカリザードン「リィザアアアアア――――――――!!!」

ゾロアーク(チカリザードン)「ゼェアアアアアアア――――――――!!!」

海未「勇気と無謀は違うのです!!!」

メガラティオス「ティオオオオオオオ―――――――――ッ!!!」

ジガルデ「ジィガァアアアアア――――――――!!!」

千歌「無謀な賭けなら勝ちにいく!!!一歩を踏み出すことが私たちの勇気です!!!」

チカリザードン「オオオオオオオオオオ――――――――ッ!!!」ボオオオオオッ!

ボオオオオオ――――ッ!

海未「っ!!」



希「二色の炎が、降り注ぐりゅうせいぐんを焼き尽くした!!!」


千歌「どんな相手にも思いは届く!!!その可能性が少しでもあるなら!!!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアアッ!!!」バチバチ――――ッ!

千歌「手を引く理由にも、諦める理由にもならない!!!!!リザードン、ジガルデにかみなりパンチ!!!」



絵里「なっ!!?」

真姫「あの電撃……!!」

花陽「か、かみなりパンチ……!!?」

にこ「なに考えてんのよあのバカ!!!」



バチッ!

バリバリ――――ッ!



凛「じめんタイプのジガルデに、かみなりパンチは……!!!」

ことり「ここで技の選択を間違えるなんて……!!」

希「……………………!!!」



千歌「いぃっ、けぇえ――――――――!!!!!」バチバチッ!

バチバチ……ッ!

チカリザードン「ガァアアアアアア――――――――ッ!!!」

ドガァァァァンッ!


シュウウウウ……

ジガルデ「ジィガ……ジガアアアアアッ!!!」



果南「やっぱり……!!」

ダイヤ「効いてない……!!」

鞠莉「……………………!!!」



海未「渾身の一撃……の、つもりでしたか……?」

千歌「まさか……そんなはずないです」ニッ

海未「!!!」



ルビィ「いない……」

花丸「……!!」

ルビィ「ゾロアークが……いない……!!」

花丸「!!!」



ゴオオオオオオッ!

海未「!!!」バッ!

ゾロアーク(チカリザードン)「ザァロァアアアアア――――――――!!!」キイイイン……

海未「先ほどと……同じパターンの攻撃……!!?」



理亞「モクローとカプ・レヒレのときとまったく同じ……上空からの攻撃……!!!」

聖良「この土壇場で、格上のジムリーダーを相手に、一度使ったパターンをもう一度……!!?」

希「だからこそ、か……!!!」

花陽「海未ちゃん相手だからこそ……!!このギリギリの状況だからこそ!!!」

にこ「普通だったらありえない……そんな常識破りが海未の、私たちの虚を衝いた!!!」

凛「かみなりパンチも……ゾロアークから意識を逸らせるための布石……!!!」

絵里「いいえ……イリュージョンも……!!キズナ現象さえもこの一瞬を作り出すための伏線だったとしたら!!!」

真姫「千歌が……海未の想像を越えた!!!」

ことり「――――――――っ!!!」


海未「まったく驚嘆に価します……!!!その度胸、その想像力……!!!超の付く一級品です!!!ですが、それを攻略出来ないような甘い鍛練を積んできたつもりはありません!!!ジガルデ、ゾロアークに照準を合わせなさい!!!」

ジガルデ「ガジァアアアアア――――――――!!!!!」キイィィィィィィンッ!

海未「コアパニッシャー――――――――!!!!!」

ジガルデ「ジガアアアアアアア――――――――!!!!!」ギュオオオオオオオッ!

ドゴオオオオオ――――ッ!

千歌「私たちはもう止められない!!!止まらない!!!!!ゾロアーク、ナイトバースト――――――――!!!!!」

キイィンッ!

ゾロアーク「ロォッ、アアアアアア――――――――ッ!!!!!」バシュウウウウウッ!

ズガガガガガガガガ――――――――!

ジガルデ「ジルガァァァァァァァ――――――――!!!!!」

ギュイイイイイ――――――――ンッ!

バシュ――――――――ッ



鞠莉「相殺した!!!」



海未「もう一度です!!!」

千歌「もう一度はないです!!!」

ボオオオッ!

海未「っ、炎……!!?」



聖良「リザードンの……炎を……!!」

理亞「ゾロアークが……取り込んだ……!!」



千歌「思いも力も……次へと繋がる!!!私たちが繋がりたいって気持ちを失くさないかぎり!!!ゾロアーク、かえんほうしゃ――――――――!!!!!」

ゾロアーク「ゾォロァアアアアアア――――――――!!!!!」

ボオオオッ!

ボオオオオオッ!

ボオオオオオオオ――――――――!

ジガルデ「ガァアアアアアア――――――――ッ!!!」


海未「ジガルデ!!!」

ジガルデ(PF)「ジ、ガァ……ッ」

シュイン……

ジガルデ(50%F)「ジィ……ガ、ァ……」ズシィン……

海未「!!!」



ダイヤ「ジガルデを……!!!」

果南「倒した!!!」

理亞「――――っ!!!」ウルッ



海未「まだです!!!」

メガラティオス「ティオオッ!!!」

海未「逆鱗に触れられた龍は、まだ鎮まることを知りません!!!一切合切を喰らいつくしなさい、ラティオス!!!」

キイィィィィィィ……ン

海未「っ!!!」



希「この輝きは……!!!」

ことり「まさか……!!!」

鞠莉「……!!!」



千歌「ありがとう、ゾロアーク……!!しっかり時間を稼いでくれて……!!!」コオオオッ!

パアアアアア――――!

海未「Z……リング……!!!」


真姫「ゾロアークの動きさえも囮だったっていうの……!?」ブルッ

ことり「Zリングに……光を宿すために……!!」

にこ「どうすればそんな発想が出来るのよ……!!頭のネジがブッ飛んでるじゃない……!!」



海未「~っ!!千歌ぁ――――!!!!!」

千歌「海未さん!!!これが私たちの思い!!!」

パアアアアア――――!

千歌「私たちの全力です!!!」

チカリザードン「リィザアアアアア――――――――ッ!!!!!」ガアアアアアッ!

千歌「迸れ!!!私たちの輝き!!!」

バチッ……バチバチィッ!

バリバリ――――ッ!

千歌「スパーキングギガボルト――――――――!!!!!」

チカリザードン「ザァアアアアアアア――――――――ッ!!!!!」

バチバチィッ!

ズガガガガガガガガ――――――――!

海未「りゅうせいぐん!!!」

メガラティオス「ティイオオオオオオオオオオ――――――――!!!!!」

ドゴオオオオオッ!

ドガガガガガガ――――――――!

海未「負ける……ものですかぁ――――――――!!!!!」

メガラティオス「ティアアアアアアアアアッ!!!!!」

ドゴオオオオオッ!

ググッ……

チカリザードン「リッ、ザアアアアアアアアッ!!!」



ことり「海未ちゃんが押し返した!!!」

凛「ここで盛り返せるのが、海未ちゃんの自力が尋常じゃない証にゃ!!!」


千歌「負けない……!!!」

チカリザードン「リザァッ……!!!」

千歌「負けない!!!」

チカリザードン「リザァッ!!!」

千歌「負けてたまるかぁ――――――――!!!!!」

チカリザードン「オオオオオオオオオオオ――――――――!!!!!」

バリバリ――――ッ!

ドゴオオオオオッ!

千歌「未来は……私たちが自分で決めてみせる!!!!!リザードン!!!!!」

チカリザードン「ザァアアアアアアアッ!!!」

千歌「さあ……っ!!上げていくよ!!!」

チカリザードン「リザアアアアアッ!!!」

千歌「さあっ!!!立ち向かって……一緒に行こうっ!!!」

チカリザードン「リィザアアアアア――――――――!!!!!」

ゴォオオオオオオオオッ!

千歌「見たことのない夢の向こうまで――――――――!!!!!」

チカリザードン「リイッ、ザァアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

――――ィン

メガラティオス「ティオ――――――――」

バリバリ――――

ドガガガガガガ――――――――ァァァァンッ!


ズガガガガガガガガ――――――――!

海未「……っ!!!ラティオス!!!」バッ!

メガラティオス「……ティ、オオ」

海未「ラティオス……」

シュイン……

ラティオス「オオッ……」パタッ

海未「……!!!」



ルビィ「ラティオスとジガルデを……」

花丸「倒した……ずら……?」

ルビィ「う、ん……。と、言うことは……!!」

花丸「!!!//////」

ルビィ「!!!//////」

聖良「!!!」

理亞「!!!」

希「!!!」

にこ「!!!」

絵里「!!!」

ことり「!!!」

真姫「!!!」

凛「!!!」

花陽「!!!」

ダイヤ「!!!」

果南「!!!」

鞠莉「!!!」



千歌「はぁ……はぁ……」グラッ

チカリザードン「リザッ」ガシッ

千歌「はぁ……はぁ……」

ゾロアーク「ロァ」コクン

千歌「はぁ……はぁ……っ!!!」グッ

海未「……私の、敗けのようですね」

千歌「~っ!!!ぅおあああああああああああああああああああああああああ――――――――――――――――!!!!!!!!!」


ルビィ「千歌ちゃんっ!!!」ダッ!

鞠莉「千歌っち!!!」ダッ!

千歌「みんな……私、勝ったよ!!!」ブイッ

花丸「スゴかった……!スゴかったずらよ、千歌ちゃん!!」

ダイヤ「ええ、本当に……!!」

果南「よく頑張ったね……♪」ナデ

千歌「えへへ……///ぅあ……」グラッ

聖良「っ、千歌さん!!」

千歌「あれ、アハハ……。なんか……うまく立てない……」

ダイヤ「メガシンカとキズナ現象を掛け合わせる前代未聞の離れ業……。それに加えて、Zワザまで使ったのです。自覚は無くとも、身体の負担は相当なもののはずです」

千歌「そう、なのかな……?まあでも、勝ったんならいいや……♪」ニシシ

理亞「能天気……」

ザッ……

理亞「……!」

ゾロアーク「……………………」

理亞「ゾロアーク……」

千歌「……………………」

ゾロアーク「……………………」

理亞「……ぁ、っ」

千歌「理亞さん」

理亞「っ!!」ビクッ

千歌「ゾロアーク……頑張ってたでしょ♪」

理亞「……!!」

ゾロアーク「……………………」

理亞「……うん。スゴく、かっこよかった」

ゾロアーク「ロアッ」ニコ

理亞「……//////」


シュイン

海未「お疲れさまでした。ラティオス、ジガルデ。ゆっくり休んでください」

絵里「してやられたわね。海未」

海未「……………………」

ことり「海未ちゃんの負けたときの顔、可愛くて好きだなぁ♪」

海未「うるさいです……」

にこ「ちょっと。この期に及んで、今のは無し……なんて言うつもりじゃないでしょうね?」

真姫「約束を反故にするのは、海未らしくないと思うけど?」

海未「……初めから、二言などありません。戦って負けた……。ただ、それだけのことです」

ザッ……ザッ……



千歌「……!!」

海未「……………………」

千歌「海未さん……」


海未「お互いに……」

千歌「……………………」

海未「お互いに余すことなく全力を出して、そして私は負けました。そのことに不満も遺恨もありません。再戦を申し出ようなどと、当然考えてはいません。勝ったのは千歌、あなたです。あなたの意思を尊重する……それがバトルの報酬でしたね」

千歌「はい」

海未「バトルが終わった今、もう一度訊きます」

千歌「……………………」

海未「自分の罪に向き合う者……」

鞠莉「……………………」

ダイヤ「……………………」

海未「自分の無力さを噛み締める者……」

果南「……………………」

花丸「……………………」

ルビィ「……………………」

海未「立ち向かう力の強大さに震えながらも、なおも前に進もうとする。自身の夢や得てきたものを、かなぐり捨ててまで手を伸ばす。その理由はなんですか?」

千歌「……………………」


千歌「……決まってます」

鞠莉「……………………」

果南「……………………」

ダイヤ「……………………」

花丸「……………………」

ルビィ「……………………」





曜「……………………」

梨子「……………………」





ヨハネ「……………………」





千歌「想いはひとつになる。そう、信じてるから」


海未「……ひどく不明瞭な理由です。いいえ、理由にすらなっていません。ですが、嫌いではありません」

千歌「……!!」

海未「必死になれる……夢を叶えるために挑戦し続ける……。反発しながらも、どこかあなたに惹かれていた……。つまりはそういうことなのでしょう。あなたならば、なんとか出来るかもしれない……と。淡い希望ですが……信じるには充分な輝きです」

ザッ……ザッ……

海未「理由無き意志が、この先の未来を明るく照らすことを信じて……千歌、あなたにこれを授けます」スッ

千歌「これ、って……」

海未「リーズンバッジ。ソノダジムジムリーダーの私に勝った証。私があなたに信頼を置くという証明です」

千歌「リーズンバッジ……」

海未「私たちの信頼を裏切ってまで、あなたは自分の意志を貫こうとした。ならば、どこまでも突き進みなさい。けして後悔しないよう……全身全霊で。私たちがあなたに見た輝きが嘘ではないと、あなた自身が証明しなさい」

千歌「……っ!!///はいっ!!!//////」


ヴンッ

フーパ「~♪」スィー

希「ありがと、フーパ♪」

フーパ「キシシシッ♪」

海未「……………………」

希「……………………♪」



ルビィ「やったね千歌ちゃんっ!!八個目の……最後のバッジだよ!!」

花丸「これでポケモンリーグに挑戦できるずら!!」

果南「おめでとう、千歌♪」

ダイヤ「本気のジムリーダーを下しての勝利……!栄誉ですわ……!」

鞠莉「Congregation♪」ギュー

千歌「えへへ……//////」

鞠莉「Thank you……千歌っち///」ボソッ

千歌「ん……♪」ギュッ



ワイワイガヤガヤ……

海未「……………………ふぅ」

希「お疲れさま♪」

海未「ええ」

希「本当に、本気やったね♪」

海未「ええ。全力でした」クスッ

希「最初からこうなること、見越してたん?」

海未「まさか。未来が決定しているわけでもあるまいし……。私が勝てば、千歌のポケモントレーナーとしての人生を絶つつもりでした」


希「じゃあ、千歌ちゃんが勝ち取ったんやね。未来を切り開く権利を」

海未「そういうことになりますね。あの子にならば託せる……そう思ったからこそ、私はバッジを渡しました。まったく……いいトレーナーです」

希「穂乃果ちゃんに似て……?」

海未「似て非なるもの……でしょう。あれは……」クスッ

希「そうやね。穂乃果ちゃん以上に、無茶で意地っ張りや」クスリ



千歌「アハハハハハ♪」

キャッキャッ♪



海未「まったく、末恐ろしいです。あれでトレーナー歴はほんの数ヵ月と言うのですから」

希「……………………」

海未「もっと早くトレーナーになっていたら、どれだけ大きな存在になっていたことか。潤沢な才能を以て、他の追随を許さない……そんなトレーナーになっていたかもしれませんね」

希「そうやね……」







希「まあ、だからこそ……早いうちにトレーナーにするわけにはいかなかったんだけどね」







海未「……?希、なにか言いましたか?」

希「……ううん♪なんにも♪」ニコッ

フーパ「キシシッ♪」


海未「さて……改めて、千歌。いいえ、Aqoursの皆さん。それに、Saint Snow」

千歌「……!はいっ!!」

鞠莉「……………………」

ダイヤ「……………………」

ルビィ「……………………」

花丸「……………………」

果南「……………………」

聖良「……………………」

理亞「……………………」

海未「バトルの勝敗に基づき、あなたたちにも今後の戦いに加わってもらいます。もちろん……」

鞠莉「ええ。先に言ったとおり。罰は受けるわ」

海未「……それもあります。しかし、それ以上に……危ないマネはしないよう。いかに強かろうと……あなたたちは、守られて然るべき立場です。それを忘れないよう」

千歌「はいっ!!!」

海未「……約束ですよ」ナデ……



にこ「で、これからどうする?」

真姫「正面から乗り込むわけ?」

果南「あ、それなら……」



――――――――

――――

――


絵里「マーメイドホール……」

ダイヤ「そこからならば、善子さんに気付かれることなく侵入が可能なはずです」

ことり「トチマ沖の海からか……」

真姫「ダイビングで潜るとして、この中でみずタイプのポケモンを持ってるのって……」

千歌「カプ・レヒレがいます!!」

ルビィ「ルビィも、カメックスが……」

真姫「それだけでここにいる全員を海の底まで連れていくのは無理でしょ……」

果南「大丈夫です!私がみんなを連れていきますから!!」

花陽「そっか。果南ちゃんはみずタイプのポケモン使いだもんね」

凛「それならみんなでマーメイドホールまで行けるね♪」

希「あ、うちは後から合流するよ♪」

ことり「後から?」

絵里「一緒に行かないの?」

希「戦力は多いに越したことはないやん?♪うちはA-RISEの三人を探してから合流しよっかなーって♪」

鞠莉「あ……」



鞠莉『ゼクロム!!!』

ゼクロム『ゼェアアアアアアアッ!!!』

ツバサ『……………………』

ドガァァァァンッ!



鞠莉「……………………っ」

希「……♪」

モニュンッ

鞠莉「ひゅぐっ!!?//////」ビクッ

希「そんななうつ向かなくても大丈夫やよ♪うちが絶対連れてくるから♪」

鞠莉「ちょっ、あんっ//////」

希「あんまり落ち込んでるとわしわしするよ~♪」モニュモニュ

ルビィ「はわぁ……///」

花丸「未来ずらぁ……///」


鞠莉「はふぅ……//////」

果南「大丈夫?」

鞠莉「スゴかった……//////」



海未「コホン……それでは、私たちはこれよりトチマタウンに向かい、そこからマーメイドホール……そして、ダテンの深淵を目指します。それにあたり……千歌」

千歌「!」

海未「私たちの陣頭指揮は、あなたが執りなさい」

千歌「うぇっ!!?わ、私が!!?」

海未「異論はありますか?」

ことり「ううん♪」

絵里「そうね♪」

にこ「ま、このにこにーを顎で使わせてあげるんだから、光栄に思いなさい」

真姫「なにそれ。意味わかんない」カミノケクルクル

凛「千歌ちゃんなら、凛も賛成にゃー♪」

花陽「よろしくね、千歌ちゃん♪」

希「ファイトやよ♪」

千歌「ちょっ、ちょっと待ってください!!なんで私なんですか!!?海未さんやμ'sの皆さんの方が……」

海未「単純ですよ。あなたが一番強いからです」

千歌「い、いや……でも、それは……」

海未「あなたの意志に、言葉に惹かれて……仲間は集ったのでしょう。仲間を思いやれる心……それは紛れもないリーダーの資質です。私はあなたがリーダーに相応しいと思ったのです」

千歌「……………………!!」

ルビィ「うん♪ルビィも、千歌ちゃんがいい♪」

ダイヤ「危うげで頼りないところもありますが」クスッ

果南「けど、足りないところは私たちがカバーする♪」

理亞「私も……あなたに従う」

聖良「私たちを導いてくれた千歌さんと、一緒に先を進みたい」

花丸「マルも♪千歌ちゃんのなら、どんなことがあっても大丈夫ずら♪」

鞠莉「千歌っち。私たちは、あなたと一緒がいい♪」

千歌「みんな……」

海未「期待には応えられませんか?」

千歌「……っ、頑張ります!!!」

海未「よろしい」ニコッ


パァ――――

千歌「あ……」

海未「おや……夜が明けたようですね……」

千歌「キレイな朝日……///」

パアアアアア――――

千歌「……………………」



ヨハネ『どうせ……全てを知ったとき、あなたたちは私を赦せなくなる。私の犯した罪は……深淵の闇よりも深いんだから』



千歌「……っ!!」スゥッ

グッ!

千歌「待ってろー……っ!!善子ちゃんっ!!!」
































ピシッ


最強のジムリーダー海未との激突を乗り越え、自身の覚悟を明確なものにした千歌……
未来を手に入れるために……九人でAqoursになるために……
一行を引き連れ、ダテンの深淵を目指す……
左手に輝くキーストーンに入った罅(ひび)が、先行きに僅かばかりの暗闇を齎しながら……

安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→梨子SIDEへ
偶数→ヨハネSIDEへ


――――――――ダテンの深淵



ヨハネ「Zzz……」クークー……

メロエッタ「メロォ……」

ヨハネ「Zzz……」クークー……






善子『いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!』






ヨハネ「っ!!!」ガバッ!

メロエッタ「メロッ!!?」ビクッ

ヨハネ「はぁっ……!!はぁっ……!!また……っ!!!」ボフッ!

メロエッタ「メロ……」

ヨハネ「……っ!!」クシャ



善子『やめてよ……ねえっ!!!』



ヨハネ「っ、悪夢ばかり……。ろくに眠れもしないじゃない……」

ビッショリ……

ヨハネ「……汗、気持ち悪い」



悪夢に苛まれ苦しむヨハネ……
ベッドから起き上がりその足で向かったのは……
安価下1 00は100扱い
奇数→飲み物を取りに厨房へ
偶数→汗を流しに浴場へ


――――――――ダテンの深淵

――――――――コウベフツカメサイコウデシタ・キッチン



ギイィ……

ヨハネ「……………………」

スタスタ……

キュッ……キュッ……

ジャアアア……

ヨハネ「……ング」

ゴク……ゴク……

ヨハネ「プハッ……はぁ……。……っぐ!!!」ズキッ

ポロッ……パリィンッ……

ヨハネ「か、はっ……!!」ギュウゥ……


ヨハネ「……っ」ヨロッ

フラフラ……

ヨハネ「体力が……戻らない……。キズナ現象の……負荷が……っ!!」ズキッ

フラフラ……

ヨハネ「頭が……っつ……。全身が軋む……っあ――――」

バタッ……

ヨハネ「はぁ……はぁっ……」



突如として床に臥せたヨハネ……
その症状は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→痛みが加速しもがき苦しむ……
偶数→もしかして……風邪……?


ドクン――――!

ヨハネ「っ!!がぁあああああああ――――――――!!!!!」ギュウウウウウ……

ドクン――――!

ドクン――――!

ドクン――――!

ヨハネ「か、あ――――――――」

ヨハネ(頭が……割れる……!!血が沸騰してるみたいに熱い……!!息が……!!)

ヨハネ「は、ぁっ――――」

ヨハネ(視界がぼやける……!!全身が……張り裂けそう……!!)

ヨハネ「こ、の……っ!!!」

グッ……ググッ……

ヨハネ「たかが……痛みで……!!なに……をっ!!?」グラッ

バタンッ!

ヨハネ「この……っ……!!こ、のぉ……っ!!!」

ドクン――――――――!

ヨハネ「ぅあああああああああああああああああああああああああ――――――――――――――――!!!!!」




城内に響く悲痛な叫び……
苦しむヨハネの元へと近付く姿……
それは……
安価下1 00は100扱い
奇数→梨子
偶数→ダークライ


ドクン……

ドクン……

ドクン……

ヨハネ「痛い……苦しい……」

ギュウウ……

ヨハネ「怖いよ……」

ギュッ……

ヨハネ「助けて……おかあ、さん……」

パタッ



スタ……スタ……

梨子「……………………」


――――――――



よしこ『ずーらーまーるー♪あーそーぼ♪』

はなまる『ずらー♪』

よしこ『あのねあのね♪ママがね、はなまるちゃんといっしょにたべなさいってね、ポフレつくってくれたの♪』

はなまる『よしこちゃんのママのポフレ~♪』タラー

よしこ『これもって、おかのうえまでおさんぽしましょ♪』

はなまる『うんっ♪』


はなまる『ずら♪』ルンルン

よしこ『つぎにすすもーぜー♪』ランラン

はなまる『ずら♪』ルンルン

よしこ『いっしょならだいじょーぶー♪』ランラン

はなまる『ずら♪』ルンルン

よしこ『かぜがかわぁてもー♪』ランラン

はなまる『ずら♪』ルンルン

よしこ『かわらないあのゆーめー♪』ランラン

よしまる『アハハハハハ♪』


ソヨソヨ……

よしこ『きもちいーねっ♪』

はなまる『うんっ♪』モフモフ

よしこ『あーっ!ピンクのやつたべてるー!』

はなまる『えへへ♪』

よしこ『むーっ!いいもん!わたしこっちのちゃいろのやつたべるもん!』パクッ

はなまる『おいしーね♪よしこちゃん♪』

よしこ『うんっ♪』

はなまる『ぷっ♪よしこちゃん、はなにクリームついてるずら♪』


ソヨソヨ……

よしこ『ふあぁ……』

はなまる『んっ……♪』ノビー

よしこ『ねー、ずらまるー』ゴロン

はなまる『なーに?』

よしこ『ずらまるも、いつかポケモントレーナーになるの?』

はなまる『うん♪』

よしこ『そっかー』

はなまる『よしこちゃんは?』

よしこ『なる♪』

はなまる『よしこちゃん、ポケモンのことすきだもんね♪』

よしこ『うんっ♪だーいすき♪』


ガサガサッ

よしこ『?』

はなまる『ずら?』

ガサガサッ

ヒョコッ

ラルトス『ラル?』

よしこ『?』

ラルトス『?』

よしこ『あなた、だーれ?』

ラルトス『ラール?』

よしこ『……ポフレ、食べる?』

ラルトス『ラル……ラールッ♪』トテテテ

よしこ『はわー……///』

ラルトス『ラルッ♪』

よしこ『かわいい……///』

はなまる『ずらー……』

ガサゴソ……

はなまる『?』クルッ

ゴンベ『ンゴー』パクパク ムシャムシャ

はなまる『……………………』ポケー

ゴンベ『ンーゴ』パクパク ムシャムシャ

はなまる『……おいしい?』

ゴンベ『ゴーン』パクパク ムシャムシャ

はなまる『……ププッ♪』



――――――――

――――

――


善子『いい、ずら丸?もう一回ちゃんと見てなさいよ。ラルトス、ほのおのパンチ!!』

ラルトス『ラルッ!ラールッ!!』ボオオッ!

善子『ほら、やってみなさい』

花丸『う、うんっ!ゴンベ、ほのおのパンチ!!』

ゴンベ『ゴーンッ!!』ピキパキ……!

花丸『出来た!!』

善子『出来てないでしょ!!なんでほのおのパンチを教えたのに、れいとうパンチが出るのよ!!なにその奇跡!!』

花丸『善子ちゃんの教え方が上手だからずら』

善子『一周回って腹立つくらい皮肉なんだけど!?』


コマタナ『ターナッ!』シャキン

デルビル『デァル』ゴロン

善子『おいで、ゴース』

ゴース『ゴース……』フヨフヨ

花丸『善子ちゃん、その子は?』

善子『ゲットしたの』

花丸『この前デルビルをゲットしたばかりなのに……。ほんと善子ちゃんは節操無しずら……』

善子『言葉のチョイス。私だって誰彼構わずゲットしてるわけじゃないわよ』

ラルトス『ラル?』

ゴース『ゴース……?』

ラルトス『ラルッ♪』

ゴース『ゴース……』ニコッ

善子『波長が合えば、それだけでゲットする理由になるでしょ。私はいつか、この里を背負って立つ存在になるんだから』ニッ


ソヨソヨ……

花丸『明日はいよいよ旅立ちの日だね』

善子『そうね』

花丸『楽しみだな……外の世界♪』

善子『そうね』

花丸『……?どうかした?』

善子『ねえ、ずら丸』

花丸『ん?』

善子『もし……もしもよ?もしも……里を出て、こうやって会う時間が減って……そのまま大人になっても……。わ、私のこと……忘れないでいてくれる……?ずっと……友だちでいてくれる……?』

花丸『……クスッ。決まってるずら♪』

善子『……!』

花丸『オラと善子ちゃんは……』






花丸『友だちでなんて……いられるわけない……』






善子『え……?』

花丸『善子ちゃんのせいで……』

ボオオオオオオッ!

善子『ッ!!?火が……!!』

花丸『善子ちゃんのせいで……里が無くなったんだよ……?』

ボオオオオオオッ!

花丸『善子ちゃんのせいで……マルたちの思い出が……』

ボオオオオオオッ!

花丸『ポケモンたちの居場所が……』

善子『ひ、ぁ……!!』

花丸『全部……無くなったんだよ……』

善子『や、やめ……!!』

花丸『善子ちゃんのせいで……』

善子『やめ、て……!!』

花丸『善子ちゃんが全部奪った』

善子『やめてぇ……!!』





花丸『マルの家族も。善子ちゃんの家族も……みんな』





善子『――――――――っ!!!!!』


――――――――



ヨハネ「ぅあああああああああああああああああああああああああ――――――――――――――――!!!!!」ガバッ!


ヨハネ「はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!げほっ……けほっ、ごほっごほっ!!!はあ……はあ……」

ポロッ……

ヨハネ「……っ!!」



チェリム「チェーリ?」



ヨハネ「……!!」

チェリム「リー」フワフワ

ヨハネ「チェリ……ム……?」

チェリム「リム♪」

ヨハネ「……………………」

ガチャ

梨子「よっちゃん」

ヨハネ「リリー……!?なんであんたが……!!牢は……」

梨子「……………………」

チェリム「リリー♪」ピョンッ

ヨハネ「……チェリム。そう……リリーのポケモンなの。モンスターボールを見逃してたってわけ……」

梨子「ええ」


ヨハネ「……で?」

梨子「……………………」

ヨハネ「ここでなにをしてるの……?」

梨子「ゲッコウガたちや、曜ちゃんと穂乃果さんを捜して城の中を歩いてたら、偶然倒れてるよっちゃんを見つけたの」

ヨハネ「それで?」

梨子「近くに空き部屋があったから」

ヨハネ「懇切丁寧に看護してたってわけ……?濡れたタオルに、包帯まで……」

梨子「悪い?熱があって、身体中傷だらけだったのよ」

ヨハネ「自分の立場がわかってるの……!!?」

梨子「本当にね。よっちゃんに見つかるわけにはいかないって、コソコソしてたのがバカらしく思えてきたわ」

ヨハネ「何度言わせれば気が済むの!!?私は、あんたたちの敵なのよ!!!――――っ」クラッ

梨子「身体に障るわ。大声出さないで、安静に……」スタスタ

ヨハネ「……っ!!来るなぁ!!!」

梨子「……!」ピタッ


ヨハネ「憐れむな……情けをかけるな!!!どれだけ私を侮辱すれば気が済むのよ!!!」

梨子「そう取るのは自由だけど……。敵だから助けない……そんなの理由になってない。そう思わない?」

ヨハネ「人間の常識に当て嵌めるんじゃないわよ!!!私は――――」

梨子「私たちと同じ人間よ」

ヨハネ「違う!!!!!」

梨子「……………………」

ヨハネ「はぁ……はぁ……っ!!人間じゃない……!!人間が……こんなドス黒い……醜く汚れた感情を……抱くはずないじゃない……!!!」

チェリム「リーチェ……?」


梨子「……偉そうなことは言えないけど。それも、人間なんじゃないの?」

ヨハネ「……………………!!!」

梨子「人間だから笑ったり、怒ったり、泣いたり……いろんな感情が混ざり合って、ときにはそれが膨れ上がってせめぎ合う。抑えきれなくなって、爆発したり……行き場を失くしてドロドロしたものを溜め込んだり……。そういうのを繰り返して、人間は成長するんだって……私は思うよ」

ヨハネ「……………………」

梨子「人間だから間違うし、誰かとぶつかって、自分や誰かを傷付けたりすることもある。それを後悔することはもちろん大切だけど、それを受け入れて、前に進むことの方がずっと大切だよ」

ヨハネ「……………………っ!!」

梨子「立ち上がることも、前に進むことも……一人じゃ難しい。それなら、誰かと一緒でもいいじゃない」

ヨハネ「……誰か?……誰かって誰よ。こんな私に……いったい誰が……」

梨子「心当たりはあるでしょ。そんな物好きに」クスッ

ヨハネ「……………………!!」



千歌『諦めない!!!』



ヨハネ「……………………」

梨子「何度突き放しても……しつこく食い下がるわよ。何度でも」

ヨハネ「……それでも」

梨子「たとえ敵でも……いつかわかり合える。千歌ちゃんはそう信じてる」

ヨハネ「……あなたも?」

梨子「じゃなきゃ、よっちゃん……なんて間の抜けた呼び方しないわ」クスクス


チェリム「チェリッ♪」

梨子「敵として戦うのも、友だちとしてぶつかるのも、結局は一緒なんだよ。繋がり、未来を作るために……手を伸ばすの」

ヨハネ「……………………」

梨子「……よっちゃん」

ヨハネ「消えて」

梨子「……………………」

ヨハネ「消えなさい」

梨子「……これ」コトン

ヨハネ「……………………」

梨子「ろくなものが無かったから、大したものは作れなかったけど……」

ヨハネ「……………………」

梨子「きのみのスープ。今度はおいしいから。しっかり食べて体力を回復させなさい」

ヨハネ「……………………」

梨子「敵だから……なんてセリフは聴かないわよ。それじゃあね。よっちゃんが見逃してくれてる間に行くわね。体力が回復して、次にバトルするって言うなら……そのときはこっちも手加減無しでやるから。そのつもりでいて」

ギイィ……

ヨハネ「……………………」

梨子「あ、スープのお礼に曜ちゃんたちの居場所を教えてくれたり……」

ヨハネ「……………………」

梨子「……しないわよね」クスッ

チェリム「チェーリッ♪」フリフリ

バタン……

ヨハネ「……………………」


梨子「……さて、行くわよ。いつよっちゃんが追い掛けてきても不思議じゃないんだから」

チェリム「リムッ!!」

タッタッタッタッ……


ヨハネ「……………………」



梨子『たとえ敵でも……いつかわかり合える。千歌ちゃんはそう信じてる』

ヨハネ『……あなたも?』

梨子『じゃなきゃ、よっちゃん……なんて間の抜けた呼び方しないわ』



ヨハネ「……………………」

クウゥ……

ヨハネ「……………………」チラッ

フワッ……

ヨハネ「……………………」スッ

コクン……

ヨハネ「……あったかい」


千歌(デンキZ)
リザードン(メガリザードンX)(チカリザードン) ♂
特性:もうか(かたいツメ)
かえんほうしゃ
かみなりパンチ
ドラゴンクロー
フレアドライブ

ゾロアーク ♂
特性:イリュージョン
かえんほうしゃ
とびはねる
めざめるパワー
ナイトバースト

ピカチュウ ♀
特性:せいでんき
10まんボルト
アイアンテール
でんこうせっか
ボルテッカー

カプ・レヒレ
特性:ミストメイカー
みずのはどう
しぜんのいかり
かげぶんしん
しぜんのちから

モクロー ♀
特性:しんりょく
このは
リーフブレード
まもる
ブレイブバード

ソルガレオ
特性:メタルプロテクト
メテオドライブ
サイコショック
ニトロチャージ
ソーラービーム



梨子
ゲッコウガ(リリーゲッコウガ) ♂
特性:へんげんじざい
みずしゅりけん
かげぶんしん
つばめがえし
いあいぎり

ランプラー ♀
特性:もらいび
シャドーボール
トリック
フラッシュ
れんごく

ガブリアス ♂
特性:さめはだ
りゅうのはどう
ほのおのキバ
だいちのちから

トゲキッス ♂
特性:てんのめぐみ
しんそく
はどうだん
エアスラッシュ

メロエッタ
特性:てんのめぐみ
いにしえのうた

チェリム ♀
特性:フラワーギフト
マジカルリーフ
はなふぶき
フラワーガード
にほんばれ



ジュカイン(メガジュカイン) ♂
特性:しんりょく(ひらいしん)
ハードプラント
リーフブレード
つばめがえし
リーフストーム

エアームド ♀
特性:がんじょう
てっぺき
はがねのつばさ
こうそくいどう
ゴッドバード

ミロカロス ♀
特性:ふしぎなうろこ
ふぶき
アクアテール
ハイドロポンプ
ミラーコート

マンムー ♂
特性:あついしぼう
こおりのきば
げんしのちから
すてみタックル
いわなだれ

ドラピオン ♂
特性:カブトアーマー
つじぎり
ポイズンテール
どくどくのキバ
クロスポイズン

レックウザ(メガレックウザ)
特性:エアロック(デルタストリーム)
かみなり
りゅうせいぐん
げきりん
ガリョウテンセイ


ルビィ(エスパーZ)
カラマネロ ♂
特性:あまのじゃく
サイケこうせん
リフレクター
トリックルーム
はかいこうせん

カメックス ♂
特性:げきりゅう
アクアジェット
ハイドロポンプ
こうそくスピン
はどうだん

シャンデラ ♂
特性:ほのおのからだ
サイコキネシス
シャドーボール
おにび
オーバーヒート



花丸(カビゴンZ、カクトウZ)
カビゴン ♂
特性:あついしぼう
れいとうパンチ
めざめるパワー
みずのはどう
ギガインパクト

ルチャブル ♂
特性:じゅうなん
かわらわり
フライングプレス
シザークロス


ダイヤ
ディアンシー
特性:クリアボディ
だいちのちから
ストーンエッジ
ムーンフォース
ダイヤストーム

バンギラス(メガバンギラス) ♂
特性:きんちょうかん(すなおこし)
ストーンエッジ
あくのはどう
ロッククライム

ボスゴドラ(メガボスゴドラ) ♀
特性:いしあたま(フィルター)
もろはのずつき
メタルクロー
10まんボルト
ストーンエッジ

イワーク ♂
特性:がんじょう
あなをほる
たたきつける
がんせきふうじ
ロックブラスト

ドサイドン ♂
特性:ハードロック
ストーンエッジ
つのドリル
がんせきほう

ラムパルド ♀
特性:かたやぶり
とっしん
がんせきふうじ
もろはのずつき

イワンコ ♂ BOX
特性:するどいめ
ほえる



鞠莉
ゼクロム
特性:テラボルテージ
りゅうのいぶき
クロスサンダー
ドラゴンクロー
らいげき

エレキブル ♂
特性:でんきエンジン
かみなりパンチ

ライコウ
特性:プレッシャー
かみなりのキバ
でんこうせっか

サンダー
特性:プレッシャー
10まんボルト
こうそくいどう

ロトム(フォルムチェンジ)
特性:ふゆう
エレキボール
めざめるパワー
(オーバーヒート、ハイドロポンプ、リーフストーム、エアスラッシュ、ふぶき)


果南
ラグラージ(メガラグラージ) ♂
特性:げきりゅう(すいすい)
アームハンマー
あなをほる
うずしお
ハイドロカノン

アシレーヌ ♀
特性:げきりゅう
ハイドロカノン
れいとうビーム
うたかたのアリア

ラプラス ♀
特性:シェルアーマー
???


ヨハネ(アクZ、コオリZ)
ダークライ(ヨハネダークライ)
特性:ナイトメア
あくのはどう
れいとうビーム
チャージビーム
ダークホール

ゲンガー(メガゲンガー) ♂
特性:ふゆう(かげふみ)
シャドーボール
きあいだま
かみなり
みちづれ

キリキザン ♂
特性:せいしんりょく
きりさく
ダブルチョップ
ロックカット
ローキック

ヘルガー(メガヘルガー) ♂
特性:はやおき(サンパワー)
ほのおのキバ
かえんほうしゃ
バークアウト
どろぼう

ワルビアル ♂
特性:いかく
すなあらし
ストーンエッジ
うちおとす
かみくだく

キルリア ♂ (離脱中)
特性:テレパシー
テレポート
ほのおのパンチ


――――――――トチマタウン



ザァン……

ザパァン……

千歌「んっ……!!着いた、トチマタウン!!!」

ルビィ「ここが千歌ちゃんたちの故郷かぁ」

ことり「キレイな海~♪」

海未「海未は……」

絵里「私ですが?」ドヤァ

海未「あなたは絵里です」プクー

にこ「見事になんにも無いわね……」

真姫「ド田舎じゃない」

果南「真姫さんオブラート」

真姫「えっと……海はキレイね。うん……キレイだわ……。それに人が少ないから騒がしくないし……」

果南「フォロー出来ないレベルの辺鄙さって……」

鞠莉「一応ホテルも旅館も研究所もあるんだけどね」

花丸「これからどうするずら?」

花陽「ご飯?」

花丸「賛成ずらぁ♪」キラキラ

凛「さっき二人でおにぎり食べてたにゃ……」

ダイヤ「まずは出発前に、果南さんのお店で準備を整えましょう。丸腰で挑むのも心もとありませんし」

海未「そうですね」


真姫「ていうか、希は?フーパの力を使えば、ダテンの深淵までは無理でも、マーメイドホールまでは一瞬で行けたのに」

絵里「仕方ないでしょ」



希『あ、いましめのツボ忘れた~♪ジムに取りに帰るから、みんなはマーメイドホールまで自力で行ってね♪』ノシ



真姫「……って、私たちをマーメイドホールまで送ってから自分がジムに帰ればいいじゃない。なんでそのままA-RISEを捜しに行ってるのよ」

にこ「そもそも、捜すにしてもアテはあるのかしら」

絵里「そこは……」



希『スピリチュアルを信じて♪』b グッ



真姫「スピリチュアルを信じるってなによ」

絵里「まあ、希のことだから大丈夫だとは思うけど……」


にこ「んー、なんか様子がおかしい気がするのよね……」

凛「希ちゃん?」

にこ「ええ」

真姫「べつに、希はいつも変でしょ?」

ことり「変っていうか、飄々としてる……?」

にこ「それはそうなんだけど……。なんていうかこう、輪をかけて変っていうか……。なにがどうとは言えないんだけど……」

絵里「気のせいなんじゃない?深刻な事態に身を置いているせいで、いつもは気に留めないようなことが気になってるとか」

にこ「そう……なのかしら……?」

海未「みんな、無駄口はそれくらいに。果南さんのショップとやらに向かいますよ」

千歌「あ、私は後から行きます」

聖良「どうかしたんですか?」

千歌「せっかく帰ってきたし、志満姉……家族に顔を見せてこようかなって。……それと、前に帰ってきたときは話せなかったけど、曜ちゃんのこと……今私がなにをしてるのか……ちゃんと話しておこうと思って」

果南「あ……………………」

鞠莉「……………………」

千歌「ダメ……ですか?」

海未「……他言無用に越したことはないでしょうが……説明は義務でしょう。私も同行します。いいですね、千歌」

千歌「……はいっ」

ことり「それじゃあ、ことりたちも」

海未「大人数で押し掛けても迷惑でしょう。ことりたちは、子どもたちと一緒に」

絵里「わかったわ。よろしくね、海未」

海未「ええ」


――――――――

――――

――



――――――――トチマ研究所



志満「……………………」

美渡「……………………」

千歌「……………………」

志満「なんの連絡も無しにいきなり帰ってきたかと思えば……」

千歌「……………………」

美渡「……事情がまったく飲み込めないんだけど」

千歌「だよね……」

志満「……………………」

美渡「……………………」

千歌「……………………」

海未「口を挟むことを許してください、博士」

志満「ソノダのジムリーダー……ドラゴンマスターの海未さんですね。御幸名は予々。まずは聞かせていただけますか?何故、千歌ちゃんたちがこんな事態に陥っているのか」

海未「私たちの力不足……その一言に尽きます」

美渡「尽きますって……そんな簡単な言葉で!!」

千歌「美渡姉!!……私が首を突っ込んだの。海未さんたちは悪くないよ……」


美渡「千歌……」

千歌「お願い。海未さんを責めないで」

志満「……たとえ非は無いとしても、姉として……これ以上危険な目に会わせるわけにはいきません」

海未「尤もです」

千歌「っ、海未さん!!?」

志満「理解ある対応、感謝します」

海未「しかし……」

志満「……………………」

海未「それに反して……。千歌さんの力が、時代を……未来を切り開くには欠かせない。それが私たち全員の意見です」

美渡「欠かせないって……千歌はまだ子どもで……」

海未「単刀直入に申し上げます。千歌さん……いいえ、千歌は……今、このウラノホシで最も最強に……チャンピオンに近い存在です」

志満「!!」

美渡「!!」

千歌「///」テレテレ

美渡「千歌が……!?」

海未「言葉通りです。他意も誇張もありません」

千歌「見て、二人とも」パカッ

美渡「ジムバッジ……。八個、揃ってる……」

志満「かつて最強と謳われたμ's……そのジムリーダー八人に勝った。実力はある……だから、戦わせろと?強さ故に、千歌ちゃんを戦わせると?」

海未「いいえ。私が共に戦うことを希望したのは、強さよりも……その意志故にです」

美渡「意志……?」

海未「折れず、けして曲がらず……自分の信念を貫こうとする確固たる強さ。それがこの先に進むためには必要不可欠であると……。千歌の強さに肌で触れて、伝わる止めどない意志の奔流に、奥底から湧き上がる炎のような熱さを感じました。千歌に信頼を置くに価するには、それだけで充分すぎる理由ではありませんか?」


志満「詭弁です」

海未「承知の上です。ですが、本心です」

美渡「……………………」

志満「……それは、ジムリーダーとしての言葉ですか?」

海未「私自身の言葉です」

千歌「海未さん……」


志満「……千歌ちゃん」

千歌「はい」

志満「あなたはどうなの?」

千歌「私の……」

美渡「……………………」

千歌「私の決めたことだから。みんなが私を信じてくれてる……。だから、私もみんなの思いに応えたいって思ってる。ううん、応えるよ!」

志満「……………………」

美渡「……………………!!」

志満「……………………」

海未「どうか、ご理解ください」ペコッ

千歌「……!お、お願いします!」ペコッ


志満「……ふぅ」

美渡「……!」

志満「頭を上げてください」

海未「……………………」スッ

千歌「志満姉ちゃん……」

志満「ジムリーダーと妹に頭を下げられて、いったいどんな顔をしろと言うの?」

千歌「……反対しても、私は行くから」

志満「……………………」



頑なな千歌に対して、志満は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→「……頑固なところは、昔から変わらないんだから」
和解ルート
偶数→「どうしてもと言うなら、私を倒していきなさい」
バトルルート


志満「どうしても……」

千歌「……?」

志満「どうしてもと言うなら、条件があります」

海未「条件?」

志満「……………………」スチャ

千歌「モンスターボール……」

志満「バトルよ。私を倒せたら、なにをしようと口を挟まないわ」

千歌「志満姉ちゃんとバトル……?」

志満「不服?」

千歌「ではないけど……」

志満「それじゃあ、やりましょう。異論はありませんね?」

海未「総意ならば」

千歌「でも……」

志満「千歌ちゃん」

千歌「……!」

志満「……………………」ジッ

千歌「……………………」

志満「……………………」

千歌「わかった」

美渡「いいの……?」

千歌「志満姉ちゃんがそこまで言うんだもん……」

志満「手加減無しよ」

千歌「……………………」コクン

志満「お願い」シュッ ポンッ



志満が繰り出したポケモンは……
安価下1
ほのお、くさ、みずタイプの中から一つ

安価下2
安価下1のタイプを持つ第六世代までの御三家(未進化を含む)


マフォクシー「フォオオアッ!!」ボオオッ!

千歌「マフォクシー……」

美渡「ねえ、やっぱりやめた方が……」

志満「……………………」

海未「千歌」

千歌「……!」

海未「やるならば本気でやりなさい。それが、彼女に対する礼儀です」

千歌「……はい!」


――――――――トチマ研究所・バトルフィールド



千歌「行くよ、リザードン」シュッ ポンッ

リザードン「リザッ!!!」

志満「マフォクシー」

マフォクシー「フォック!!!」



美渡「……………………」

海未「……怪訝な顔をしていますね」

美渡「まあ……」

海未「心配ですか?」

美渡「……………………」

海未「心配せずとも、千歌は――――」

美渡「違います」

海未「……?」

美渡「心配なのは……」


千歌「本気で……だよね」

志満「ええ」

千歌「……全開でいくからね」

キラン

パアァァァァ……!

千歌「燃え上がれ、私たちの炎……!!世界を照らす輝きになれ!!!」

リザードン「リザアアッ!!!」

千歌「メガシンカ――――――――!!!」

パアァァァァ――――――――!

メガリザードンX「ザアアアアアアッ!!!」



美渡「メガシンカ……!!」



千歌「絆よ、繋がれ――――!!!リザードン――――!!!」

メガリザードンX「リザァァァッ!!!」

メラッ……

ボオオオオオオッ!

千歌「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――っ!!!!!ッ――――――――ァァァァァァァァァアザ」メガリザードンX

ボオオオオオオ――――――――ッ!

志満「!!!」



美渡「この炎……!!まさか……!!!」



千歌「これが……私たちの絆だよ!!」

チカリザードン「ザアアアアアア――――――――ッ!!!」

ボオオオオオオ――――――――ッ!


志満「キズナ現象……。千歌ちゃんが……」

千歌「そうだよ」

志満「……………………強くなったのね。その力、見せてもらうわよ」

千歌「後で泣いても知らないからね!!」

チカリザードン「ザアアアアアアッ!!!」

マフォクシー「フォクアアアアアアッ!!!」

ボオオオオオ―――――――ッ!



ピシッ


壁|

希「……………………」コソッ



ボオオオオオ――――――――ッ!





ピシッ





希「……良くも悪くも、本当……イレギュラーな子やね」


千歌vs志満……
熱き炎の激突……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→一瞬で勝負がつく
偶数→善戦する


ボオオオオオオッ!

メラメラ……



海未「――――――――!!」

美渡「……………………」



志満「……………………」

千歌「……………………」

マフォクシー「……………………」バタッ

チカリザードン「……………………!!!」

千歌「……………………」スッ

シュイン

メガリザードンX「……………………」

フッ……

リザードン「リザ……」

千歌「……………………」



海未「マフォクシー……戦闘不能……?」



千歌「私の勝ちだよ。志満姉ちゃん」


志満「……ふぅ。当然の結果ね。ありがとう、マフォクシー」シュイ

千歌「……………………」



海未「当然の結果……?」

美渡「……………………」



千歌「志満姉ちゃん……昔から、バトルで勝ったことなかったもんね。よく覚えてるよ。美渡姉とよくバトルしてるの観てた」

志満「懐かしいわね」クスッ



海未「バトルに勝ったことがない?」

美渡「……博士と呼ばれるくらいです。ポケモンに対して知識と愛情はもちろん人一倍持っています。けど……」

海未「けど?」

美渡「バトルに対して本気になれない……って言うんでしょうか……。バトルに対しての熱が極端に低いんです。研究には我を忘れて没頭するけど……それがいざバトルになると、まるで自分本意になれない……。だから、昔から一度もバトルで勝ったことはなく、研究以外でバトルするなんてことはありませんでした」

海未「それが……今、千歌とは……」



千歌「……なんで、バトルしようなんて思ったの?」

志満「バトルで勝って千歌ちゃんを止めたかったから」

千歌「嘘でしょ?」

志満「……クスッ。見たかったの。千歌ちゃんがどれだけ強くなったのか。本当に自分の意志を主張出来るほどの実力を備えたのか」


千歌「志満姉ちゃんっぽいね。で……どうだった?」

志満「文句無し……とは言い切れない。けど、認めるのが道理よね。バトルに負けたんだから。千歌ちゃんがなにをしようとそれを認める……だから……」

千歌「……?」

志満「無事に帰ってきて。それが、私からの条件」

千歌「志満姉ちゃん……」

志満「もちろん、みなさんも」ニコッ

海未「必ず」

美渡「私からもお願いします。こいつ、目を離すとすぐにムチャするから」

千歌「むっ」

美渡「バカで能天気で、考え無しに突っ走って、おやつを取ったくらいでムキになるような子どもだけど」

千歌「美渡姉!!」

美渡「それでも、私にとってはたった一人の妹だからさ」ポンッ

千歌「!」

美渡「あんまり心配掛けないでよ?」クシャクシャ

千歌「……ん」


――――――――

――――

――



千歌「それじゃ、行くね。みんなが待ってる」

志満「ええ」

美渡「頑張れよ……で、いいのかな?」

千歌「うん!頑張る!」

海未「千歌、そろそろ」

千歌「はい!」

志満「……………………」



安価下1コンマ
01~50で志満から千歌にアイテム譲渡


志満「千歌ちゃん」

千歌「なに?」

志満「……………………」ゴソゴソ……

千歌「?」

志満「……………………なんでもない」ニコッ

千歌「そっか。じゃあ、行ってくるね!!」ノシ

志満「行ってらっしゃい」

美渡「気を付けろよ」

千歌「うんっ!!」タッタッタッタッ……

海未「……………………」ペコッ

志満「……………………」


――――――――

――――

――



スタスタ……

志満「……………………」

スタスタ……

美渡「……………………」

志満「……………………」ピタッ





希「……………………」





志満「……驚いたわ。いつからいたんですか?」

希「さあね♪」

志満「相変わらずですね。希さん」

希「♪」


志満「希さん。あなたに訊きたいことがあります」

希「うん♪なんでもどうぞ」ニコニコ

志満「ここまで危険なことになるなんて、聞いていませんでしたよ」

希「……………………」

美渡「そうだよ……。希さんの話じゃ……」

希「うちは……物語の結末が決まってるとしか言ってない。その過程がどうあれ……ね」

志満「希さんの計画の全貌は明かしていない……と?」

希「明かすもなにも。うちは、利害がハッキリしてる相手にしか計画を話していないつもりよ」

美渡「……………………」

志満「曖昧な言葉で濁すのはやめてください。あなたは……千歌ちゃんをどうするつもりですか」

希「返答次第じゃ……ってこと?」

志満「……………………」スチャ

希「敵わないよ?」ニコニコ

美渡「志満姉は下がってて。やるなら私がやる」スチャッ

希「だから……敵わないって」ニコリ

カチッ

フーパ「キシシッ♪」

クレセリア「リーア……」

ミュウ「ミュウッ♪」



なおも暗躍する希……
不敵な笑みを浮かべながら繰り出したポケモンは……
安価下1コンマ
1.4.7→セレビィ、ビクティニ
2.5.8→ビクティニ、ミュウツー
3.6.9→ミュウツー、セレビィ
0→ジラーチ、ルナアーラ


セレビィ「レビィ♪」

ビクティニ「ティーニッ♪」

美渡「……っ」

志満「……………………」

希「……なんて♪心配しなくても、ここで事を荒立てるつもりはないよ」ナデ

ビクティニ「ティニィ♪」スリスリ

セレビィ「レービィ♪」スリスリ

希「よっと」トンッ

クレセリア「セレァ」フワフワ

希「そんなことしても、なんの意味もメリットも無いからね。それに二人には感謝してるんよ。千歌ちゃんのこと」

フーパ「ねー♪」

希「二人の協力無しに、千歌ちゃんは制御出来なかったからね」

志満「制御していたつもりはありません。純粋に、千歌ちゃんが心配だったからこそ」

希「言ったやろ。利害の一致だって。うちが成し遂げようとしている計画には、どうしても千歌ちゃんっていう存在が必要不可欠……。千歌ちゃん無しに、この運命は廻らない。尤も……千歌ちゃん自身はうちの手に余るほど力を付けすぎたけどね」

美渡「力を付けすぎた……?」

希「……………………」


――――――――海岸通り



ザザーン……

千歌「~♪」テクテク

海未「……………………」スタスタ

千歌「いい潮風~♪帰ってきた!って感じだな~♪」

海未「それはいいですが……。……千歌、あなた気付いていますか?」

千歌「あ~……これ……ですよね……」スッ

海未「ひびの入ったキーストーン……」

千歌「せっかくルビィちゃんがリングにしてくれたのにな……。いつからだろ……」

海未「おそらくは、私とのバトルがきっかけでしょう。チカリザードン状態でのZワザの使用……限界まで力を放出したのが原因で、キーストーンがその負荷に耐えられなかった……そう考えるのが妥当でしょうか」

千歌「そんなことってありえるんですか?」

海未「前例はありませんね。ただ……」

千歌「……?」

海未「あなたの……メガシンカとキズナ現象を掛け合わせる離れ業……。それ自体が前例の無い現象です」

千歌「そう……なんですか……?」

海未「長年の修練で会得したものでないところが難点ですね。力の制御方法もおそらくは手探りでしょう?」

千歌「手探りっていうか……なんとなく?」

海未「はぁ……」

千歌「なんでため息ついたんですか!?」

海未「感覚で動くタイプに理屈を求めるのが無駄だとわかっていたのにという後悔です」

千歌「ディスられてるのはわかります」


海未「……などと、軽口を叩けるだけ上等でしょうが。実際問題……深刻なのは理解していますね?」

千歌「……はい」

海未「キーストーンが力の放出に耐えられない……。そうなると、いつ砕けてしまうかもわかりません。そうなれば……あなたはメガシンカも、キズナ現象も発動出来ない」

千歌「……………………」


――――――――トチマ研究所



希「普通星人とはとても言い難いオンリーワンの才能。キーストーンに収まりきらない膨大な力……。さすがにうちも予想外だった。メガシンカ、キズナ現象……そしてZワザを引き金に、千歌ちゃんのキーストーンは崩壊を始めた。うちが用意した特別なキーストーンがね」

美渡「特別なキーストーン……?あれはたしか……」

希「海底で見つけたものを、果南ちゃんが千歌ちゃんたちに渡したもの」

志満「あれもあなたが……?」

希「二つのキーストーンが偶然海の底の同じ場所に落ちてる……そんな偶然あると思う?」ニコリ

フーパ「用意したのはフーパだけどー」

希「キズナ現象までは、なんとか耐えられる代物やったんやけどね……。Zワザまで使われるとは……。同じものを用意するのは時間が掛かりすぎるし、普通のキーストーンじゃ千歌ちゃんの力には耐えられない。……ほんと、なにが起こるかわかったものじゃないよ」

志満「物語の結末が決まってる……そう言ってはいませんでしたか……?」

希「結末は決まってる。ううん……絶対にそうしてみせる。けど、それまでの物語は……みんなが造り上げる紛れもない真実」

セレビィ「レビァ♪」

美渡「なにがあろうと……セレビィの力で改変するつもり……?」

希「そんなこと絶対にしない。それはみんなが繋いだものを否定する行為だから。まあ、もういろいろヒドイこともしてるから……そんな口約も虚しいだけだけど」クスッ

志満「あなたは……」

希「なにをしたいか……もう話したはずよ?」

志満「……………………」

希「あのとき言った言葉にも、抱いてる思いにも、嘘偽りは一切無い」

美渡「信じていいんですよね?」

希「信じてくれているから、手を貸してくれたんでしょ?」ニコッ

美渡「……………………」


希「今うちがやらなきゃいけないのは、みんなを確実に未来へ連れていくこと。それがわかってるから、それを渡そうとしてたんでしょ?」

志満「……………………」ゴソゴソ

スッ

キラン……

希「ドラゴンZ……。千歌ちゃんのキーストーンを見て、躊躇ったみたいだったけど」

志満「……………………」

希「キーストーンは、チカリザードン……ううん、千歌ちゃんの核って言ってもいい。あれが砕けたとき……あの子は力を失う。それどころか、膨大な力が逆流して命を危ぶむことになると思う。それを渡せば千歌ちゃんは確実に前へ進める……その代償は大きいけど。ドラゴンZを渡さなかったのは、案外正解やったんと違う?」

志満「千歌ちゃんは……無事に帰ってくるんですよね?」

希「……………………」

美渡「……………………」キッ

志満「もしものときは……覚悟してください……」

希「……………………♪」



――――――――

――――

――


――――――――マツウラダイビングショップ



千歌「お待たせー!!」

果南「遅いよ千歌。もうとっくに準備出来てる」

千歌「エッヘヘ♪ゴメン♪」

ダイヤ「はやく着替えてらっしゃい。千歌さんの水着とダイビングスーツは用意してありますわ」

千歌「ありがと!」タタタタ……

海未「慌ただしいですね」

ことり「フフッ♪」

にこ「そっちはどうだった?」

海未「無事を約束させられました」

真姫「当然ね」

絵里「海未も着替えてきなさい」

海未「ええ」


千歌「んしょ」ヌギッ プルンッ

海未「……………………」

千歌「おー♪この水着可愛い~♪」タユンッ

海未「……………………」

千歌「サウスバードブランドの新作だぁ♪」ポインッ

海未「……………………」

千歌「さすがことりさんっ♪サイズばっちり♪」ユッサユッサ

海未「……………………」

千歌「よしっ!準備オッケー!行きましょう海未さんっ!」ボイーン

海未「撃ち抜きますよぱいぱいでかみかん」

千歌「ぱいぱいでかみかん!!!?」


――――――――

――――

――



千歌「ぃよし!」

海未「……………………」ムスゥ

花陽「海未ちゃん?」

真姫「どうしたのよ」

海未「べつに……。ちかっちのちちっちがでかっちだっただけです」プクー

千歌「また出た知らないワード!!」

鞠莉「たしかに……ダイビングスーツを着てなお……」ジーッ

千歌「なに見てるの!!///」サッ

海未「……………………」

にこ「」ポンッ

凛「」ポンッ

海未「無言で肩に手を置かないでもらえますか?山頂アタックしますよ?」

絵里「ハラショー……」


果南「みんないい?そろそろ行くよー?」

千歌「あ、うんっ!!」

聖良「行くと言っても……この人数を連れてのダイビングが可能なんですか?」

理亞「私と姉様……それにジムリーダーが七人……」

聖良「それと千歌さんたちを合わせて十五人いますが……」

果南「大丈夫大丈夫♪こっちはダイビングにかけてはプロだよ♪海は私の庭だし♪それに……」カチャッ

聖良「!」

果南「頼もしい仲間もいる♪」シュッ ポンッ

ラプラス「ラァプッ♪」プカプカ

ルビィ「ラプラス!」

花丸「おおぉ~♪可愛いずらぁ~♪」

ラプラス「ラプッ♪」

千歌「久しぶりだね♪よろしくね、ラプラス♪」ナデ

ラプラス「シュアァ♪」

果南「それと……っ♪」シュッ ポンッ

ザパァンッ!



ラプラスと並ぶ、果南のダイビングパートナー……
波を立てて現れたのは……

安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→ギャラドス(一桁が7のとき色違い)
偶数→ホエルオー(一桁が2のとき色違い)
ゾロ目(11.22.33.44.55.66.77.88.99.00)→カイオーガ


ザパアアアアンッ!

凛「にゃっ!!?」

花丸「ずらっ!!?」



カイオーガ「オオオオオオオオ――――――――!!!」ザッパアアアアンッ!



ルビィ「かっ、カイオーガ!!?」

聖良「海の化身とも謳われる伝説のポケモン……」

果南「ダイビングしてるときに出会ったんだ♪雄大に海を泳ぐ姿がカッコいいんだよ♪」

理亞「伝説のポケモンをダイビングのパートナーに……」

果南「戦闘はもちろん、水泳能力も一級品だよ。ラプラスとカイオーガに乗って、みんなをマーメイドホールまで連れていく」

千歌「うん!」

絵里「カイオーガの背中に乗る日が来るなんてね……」

にこ「大人になっても経験って出来るのね……」


ルビィ「んっ、しょっ……と」

ダイヤ「ルビィ、手を」スッ

ルビィ「ありがと、お姉ちゃん」

果南「これで全員乗ったねー?」

鞠莉「OKよ、果南♪」

千歌「へへー♪私は果南ちゃんとラプラス号だよ♪」

果南「よし、それじゃ……」ポンッ

千歌「?」

果南「出発前に、リーダーから一言♪」

千歌「うえぇっ!!?」


ダイヤ「いいですわね」

絵里「気合いの入る一言を頼むわよ♪」

千歌「いやいやいや!!ちょっと待って!!なにも考えてないよ!!?」

真姫「観念しなさい。立場があるなら誰だって通る道なんだから」

鞠莉「♪」

ことり「がんばって♪」

千歌「みんな!!?」

海未「千歌。ここにいる全員……あなたに惹かれて、あなたの意志に賛同して付いてきたのです。一言ばかりの声援があってもいいでしょう」

千歌「海未さん……」

ルビィ「千歌ちゃん♪」

千歌「……………………」

ザァン……

ザパァン……

千歌「……しゅ」

にこ「しゅっぱーつ♪……とか言ったらめちゃくちゃいじられるわよ」

千歌「……ダメ?」テヘペロ

花丸「ダメー♪ずら♪」

理亞「さっさとすれば」

千歌「うぅ……。それじゃ……」

聖良「……………………」

花陽「……………………」


千歌「スゥー……みんな、ここまで付いてきてくれてありがとう!楽しいことも……ツラいことも……いろんなことを経験して、私たちはこうして繋がった!繋がることが出来た!奇跡だよ!!」

海未「……クスッ」

果南「たしかに♪」

千歌「この奇跡を大切にしたい!!この仲間たちと……ポケモンたちと一緒に、見たことない夢の軌道を追い掛けたい!!!」

凛「にゃあっ♪」

鞠莉「千歌っち、あなたとなら……どこまでも」

千歌「さあ行こう!!!私たちの冒険へ!!!私たちの仲間を迎えに!!!」

ことり「うんっ!!」

ダイヤ「行きましょう!!」

千歌「0から1へ!!行くぞ――――!!!」



『お――――――――!!!!!!!!』


――――――――



希「行った……か」

フーパ「行ったね~♪」

希「んっ……」ノビー

フーパ「どうするのー?」

セレビィ「ビィ♪」

ビクティニ「ティニッ♪」

ミュウ「ミゥ♪」

希「っと……。いろいろやらなきゃいけないことはあるけど……とりあえず」

クレセリア「リーア」

希「うん。ヘソを曲げられると困るし、そろそろお迎えの時間といこうか」

フーパ「はいほーい♪」キラン

ヴンッ

希「……………………♪」


――――――――



ママンボウ「ママァ」スイー

ホエルコ「ルオォ」プカプカ

ザパァンッ!

ザパァンッ!

ラプラス「プシュア」

カイオーガ「カァオ」

真姫「豪華な遊覧船に乗ってのポケモンウォッチング。優雅なことね」

絵里「これから危険な海域に潜るんだから、少しは緊張しなさい」

真姫「そう言われても、水の中じゃまともに戦えないもの」

にこ「これだからほのおタイプ使いは」

真姫「にこちゃんだって同じでしょ。ていうか、この中でまともに水中戦が出来る人、挙手」

千歌「はいっ!」

果南「はーい」

ルビィ「い、一応……」

海未「僭越ながら」

花陽「みずタイプ持ちが四人……」

ことり「空中なら……」

真姫「ね?過半数以上が水中じゃ役立たずなのよ?」

絵里「それで気を緩めてちゃ、後輩に示しがつかないでしょ」

真姫「はいはい。大体、危険な海域って……カイオーガがいて他のポケモンが襲ってくることなんてあるの?」

果南「昔からこの辺りの海には獰猛なポケモンが多くて、ダイビングも遊泳も禁止されてるくらいですから。カイオーガ相手にも向かってくるポケモンだっていますよ」

凛「危険って、どのくらい?」

真姫「たいあたりを覚えたコイキングの群れが行き来するくらい?」

果南「たいあたりどころか、じたばただって使ってきますよ」

真姫「スゴく危険じゃない……」ガクガク

絵里「真姫の中でのコイキングの戦闘力の高さ」


――――――――

――――

――



ラプラス「ラプァ」

果南「着いたね。みんな、ここがダイビングポイントだよ。この下に、マーメイドホールがある」

千歌「いよいよだね!」

果南「一気に潜るから。みんな準備して。振り落とされないようしっかり掴まっててね」

ルビィ「ピギッ!」

花丸「ずらっ!」

果南「ラプラス、カイオーガ。行くよ!」

ラプラス「ラアァプッ!!!」

カイオーガ「オオオオッ!!!」

ザバアアアアアンッ!



一行は荒海を潜りマーメイドホールへと向かう……
安価下1~2コンマ合計 00は100扱い
100以下→不安をよそに何事も無くマーメイドホールへとたどり着く。
101以上→道中、ポケモンに襲撃される。


.。o○

.。o○

.。o○

オクタン「……………………」ユラユラ

タマンタ「タマァ♪」スィー

ハギギシリ「ギシギシギシ」スイスイ

ナマコブシ「……………………」プカプカ

千歌(わー……見たことないポケモンがいる……///)

ツンツン

千歌(?)

果南(……………………)チョイチョイ

トサキント「……………………」スィー

千歌(トサキント?)

トサキント「トサキ~ントトサキントトサキントトサキ~ン」

千歌(なんであんな色っぽいの)


.。o○

絵里(……………………)ツンツン

にこ(ん?)

絵里(危険な海域と言うわりに、今のところ落ち着いてるわね)パチッパチッ

にこ(いや、なにか伝えたいんでしょうけど……ゴーグル越しにアイコンタクトされて伝わるわけないでしょ)

絵里(案外、本当にこのまますんなりと目的地までたどり着くのかしら)パチッパチパチッ

にこ(せめてハンドシグナル使いなさいよ。出発前に簡単なやつなら習ったでしょ)スッスッ

絵里(……?……かしこいかわいいエリーチカ?知ってるわよっ///)テレテレ

にこ(絶対伝わってないわねこいつ……)イラッ


.。o○

海未(かなり深くまで潜りましたね)

ことり(お日さまの光が弱くなってきた……)

パルシェン「シェエア……」ギロッ

ドヒドイデ「ヒドォ……」ギロッ

ルビィ(ピギッ!!)ブクブク

凛(棲息してるポケモンのレベルが、さっきまでと は違ってる……?)

聖良(明らかに敵意を向けてきている……)

理亞(カイオーガの存在に畏れてない……)

ゴオオオ……

果南(海流が変わった……。そろそろ入ったかな……。マーメイドホールの海域に……)

ゴオオオ……

千歌(……っ)ブルッ

果南(千歌、寒そう。水温が下がってきたせいだね……。ラプラス)トントン

ラプラス「ラァプラアァァァッ!」フワァッ

パアアアッ

千歌(……!あれ……?寒くなくなった?)

海未(ラプラスの、しんぴのまもり……。水中なのに、先ほどと比べて身体が軽くなりました)

花陽(私たち全員にかけるなんて……)

真姫(サポート能力が秀でてるわね)

にこ(これならなんとかマーメイドホールまで持ちそう……)



ゴオオオオオッ!



海未(!!!)

千歌(!!!)

果南(千歌?)

花丸(海未さん?)


海未(海流に紛れて、なにかが近付いてきています……!!)

千歌(なんだろ……!なにかわかんないけど……めちゃくちゃヤバそうな感じがする……!!)

海未(千歌も感じ取っているようですね……!)

千歌(果南ちゃん!!)グイグイ

果南(……!?)

千歌(果南ちゃんっ!!!)

果南(まさか、なにかが迫ってきてるの……!?)バッ

ゴオオオオオッ!

果南(っ、ラプラス!カイオーガ!)ビッ!

ラプラス「ラァラッ!!!」

カイオーガ「ゴァアアアアア!!!」

ダイヤ(!!?)

鞠莉(果南!!?)

果南(……………………!!!)



マーメイドホールへの行く手を遮るように、一行の前に姿を現したポケモン……
それは……
安価下1~3まで多い方 連投無し
ギャラドス
or
ヨワシ


ゴオオオオオ――――ッ!

千歌(っ!!)

海未(来る!!)



ギャラドス「ギャアラアアアアアアアアッ!!!!!」



凛(にゃっ!!?ギャ……!!)

花陽(ギャラドス!!?)

ギャラドス「ガァアアアアアアッ!!!」

にこ(しかも色違いっ!!)

真姫(赤いギャラドス!!)

果南(っ!!二人とも、全速力でここから離脱!!!)ビッ!

ラプラス「ラップ!!!」

カイオーガ「オオォガ!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!

千歌(逃げるの!!?)グイッ!

果南(逃げるの……って?当たり前!!)

ギャラドス「ガァアアアアアアッ!!!」

ルビィ(追ってきた!!)

ダイヤ(ただでさえ獰猛なポケモン……!!そのうえ、ここはあのギャラドスの縄張りなのでしょう……!!私たちは侵入者に他なりません……!!)

鞠莉(厄介なエリアに立ち入っちゃったわね……!!)

千歌(……っ!)

果南(!!?)

千歌(私が食い止める!!お願い!カプ・レヒレ!!)

ガシッ!

千歌(!!)

果南(ポケモンを出しちゃダメ!!!)

千歌(!!!?)

海未(カプ・レヒレを繰り出そうとした千歌さんを果南さんが止めた。危惧したのは、水泳能力の差……ですか)

果南(今二人は最大限まで加速してる……!!ここでカプ・レヒレを出せば、ラプラスとカイオーガのスピードについてこられない!!)

ギャラドス「ギァラアアアアアアアアア!!!」



ラプラスとカイオーガを追う赤いギャラドス……
獲物を仕留めようと攻撃を仕掛けてくる……
その技は……

連投無し
安価下1
00~49→物理
50~99→特殊

安価下2
物理の場合→かみくだく、ドラゴンテール、アイアンテールの中から一つ
特殊の場合→りゅうのはどう、ぼうふう、はかいこうせんの中から一つ


ギャラドス「ギャアッ、ガアアアアアアッ!!!」キイィン……ドゴオオオオオオオッ!

果南(はかいこうせん!!?ラプラス!!!)

ラプラス「ラァッ、プアアアアアッ!!!」ピキパキ……キィンッ!

ドオオオオオオオオッ!

ことり(っ、れいとうビームで防いだ!!)

絵里(ギャラドスもラプラスも相当なレベルね……!!)

果南(押し返せると思ったけど、れいとうビームを打ち消された……!!ラプラスだけじゃキツいかな……。けど、カイオーガを戦わせるわけには……)チラッ

ダイヤ(…………なるほど。私たちがいるせいで、カイオーガが戦えないのですね)

鞠莉(カイオーガのバトルは辺り一帯を破壊するほどStrong……。私たちまで巻き添えをくらう……。だから不用意にバトルさせられない……)

千歌(果南ちゃんの考えてることはなんとなくわかったけど……それじゃ、どうしたら……)

海未(闇雲に逃げ回るだけでは、イタズラに残りの酸素を消費してしまいます……!!)

果南(それなら……ギャラドスの攻撃をかわしながら、マーメイドホールまで向かえばいい!!バトルしないで逃げるのは癪だけど……っ!!!)

ゴオオオオオッ!

ギャラドス「ガアアアアアアアアアアアアッ!!!」


鞠莉(っ、まだ追ってくる!!)

理亞(しつこい……っ!!)

ゴオオオオオッ!

果南(全速力で飛ばしてるのに、全然振り切れないっ!!このままじゃ……っ!!)

ギャラドス「ギャアッ、ガアアアアアアッ!!!」キイィン……

千歌(また、はかいこうせん……!!)

ラプラス「ラッ、プアアアアアッ!!!」

カイオーガ「ガアアアアアアアアアアアアッ!!!」

ゴポゴポ……

ギャラドス「ギャアラガァァァァァァッ!!!」ゴオオオオオッ!

果南(っ!!!)



放たれたはかいこうせん……
直撃には至らずとも僅かに掠めてしまう……
ダメージを負ったのは……

安価下1
ラプラス
or
カイオーガ


ドゴオオオオオオオッ!

ラプラス「プラァッ!!!」

グラッ

千歌(ラプラス!!!)

果南(少し掠めた!!)

ダイヤ(果南さん!!)

鞠莉(千歌っち!!)

ラプラス「ラプアアッ!!!」ゴオッ!

果南(持ち直したけど……さっきまでのスピードが出てない……!!)

千歌(なんとかしないと……っ!!!)



ズウゥゥゥゥゥン……



千歌(あれは……!!)

果南(……!!見えた!!マーメイドホールだ!!)


海未(海底にこれほどの神殿が聳えていたとは……!!)

ことり(おっきい……!!)

真姫(見えたのはいいけど、このままじゃギャラドスまで付いてくるわよ!!)

果南(……っ!!)

グイッ!

果南(っ、千歌!?)

千歌(ギャラドスを食い止めよう!!)ビッ!

果南(食い止めよう……って!?簡単に……)

ギャラドス「ガラァアアアアアアアアッ!!!」ドガン! ドゴン!

千歌(果南ちゃん!!!)

果南(っ、ああもうっ!!考えてる時間も無いっ!!ダイヤ、鞠莉!!!)バッ

ダイヤ(!!?)

鞠莉(果南!!?)

果南(先に行って!!!)ビシッ!

ダイヤ(先に行け!!?)

果南(今のラプラスのスピードじゃ、どのみち一緒には逃げ切れない!!私たちがギャラドスを引き付ける!!その隙に正面からホールに入って!!)スッスッ

鞠莉(果南たちは!!?)

果南(私たちはもう一つの入り口に回るから!!急いで、時間が無い!!!)スッ スッ

ギャラドス「ドォラアアアアアアッ!!!」

果南(ラプラス!!)

ラプラス「プシュアアアアアアッ!!!」ピキパキ……キィンッ!

ギャラドス「ギャアラッ!!!」ギロッ!

果南(はやく!!!)

ダイヤ(……っ、御武運を!!)

鞠莉(後でちゃんと合流しないとひっぱたく!!!)

果南(了解!!)ニッ d

ダイヤ(カイオーガ!!)ビッ!

カイオーガ「オォオオオオオオ!!!」ゴオオオッ!

ルビィ(っ!!?お姉ちゃんっ!!?千歌ちゃんたちは!!?)

絵里(千歌!!果南!!)


果南(さーて……とっ)

ギャラドス「ガラァアアアアアアアアッ!!!」

千歌(ギャラドスがみんなの方を!!)

果南(おっと!!そっちじゃないよ!!)

ラプラス「ラァプラァァァァァァッ!!!」ブシュウウウウウッ!

ギャラドス「ギャラアッ!!!」

千歌(ハイドロポンプ……!!)

果南(せっかく相手してあげるんだからさ……もっとこっちを見なよ)

ギャラドス「ガァラ……!!」ギロリ

千歌(っ!!)

果南(ほらほら、ついておいで!!)

ラプラス「ラァッ、プアアアアアッ!!!」

ゴポゴポ……!


――――――――マーメイドホール・東の入り口



ゴポゴポ……

ザッパアアアアンッ!

カイオーガ「オォオオオオオオ!!!」

バシャッ!

ダイヤ「ぷはっ!!!」

にこ「っあ!!!」

鞠莉「けほっ!みんな、無事ね!!?」

ルビィ「うっ、うん……!!」

花陽「なんとか……」

ことり「石造りの神殿……。かなり広いね……」

海未「スゥー……?」

花丸「あれ……?空気がある……?」

真姫「本当……。海の底なのに……」

絵里「それより、千歌たちを!!」

ダイヤ「待ってください」

絵里「?」

ダイヤ「水中で戦えない私たちが加勢に向かっても、足手まといにしかなりません」

凛「でも……」

鞠莉「向こうは大丈夫。果南がいれば心配はいらないわ。あれでもウラノホシ一のみずタイプ使いとして、四天王に登り詰めた実力者だもの。ホームグラウンドの水の中でならなおさら」

ダイヤ「私たちがむしろ果南さんのお荷物でしたからね。カイオーガ、そちらの足場まで移動してください」

カイオーガ「オォガ」スィー

ダイヤ「っと……」トンッ

聖良「本当に大丈夫なんですか?」トンッ

ダイヤ「ええ。ギャラドスをどうにかしたら、果南さんたちは神殿の反対側にある入り口から中に入るとのことでしたから。私たちが目指す場所が同じ限り、この神殿の中で落ち合うことは可能です」

理亞「その、どうにかする……が問題なんじゃないの?」

鞠莉「No problem。言ったでしょ、ホームグラウンドだって。よいしょ……Thank you♪カイオーガ♪」

カイオーガ「オオオオオガ!!!」

バシャアアアンッ!

花丸「果南さんのところに戻ったずら?」

鞠莉「ええ」

理亞「なにが大丈夫なの?」

鞠莉「オチもなにも無いシンプルな話よ。果南は水中じゃ最強だっていうね」


――――――――



.。o○

果南(そろそろ向こうはマーメイドホールの中に入ったかな……!!)

ラプラス「ラプアアッ!!!」ブシュウウウウウッ!

ギャラドス「ギィラアアアアアアッ!!!」ドゴオオオオオオオッ!

ゴオオオオオッ!

千歌(うわっ!!?)ゴポッ

果南(千歌!!)ガシッ!

千歌(ありがと、果南ちゃん)

果南(時間稼ぎは充分!!ケリを着けるよ!!ラプラス!!!)

ラプラス「ラァシュアアアアアアアアアッ!!!」

ピキッ……

ピキパキ……

ビュオオオオオオオオッ!

ギャラドス「ギャラッ!!?」ピキパキ……

千歌(フリーズドライ!!ギャラドスが凍っていく!!)

果南(千歌、こっち!!)グイッ!

千歌(……!!入り口……!!)

果南(はやく!!巻き込まれるよ!!)

ギャラドス「ギャア、ラアッ……ガァアアアアアアッ!!!」パリーンッ!

千歌(こおり状態を……無理やり……!!)

果南(残念……遅いよ!!)ニィッ


カイオーガ「オォガアアアアアアアアッ!!!」ゴオオオッ!

千歌(カイオーガ!!)

果南(ナイスタイミング!!)

ギャラドス「ギィラアアアアアアッ!!!」キイィン……ドゴオオオオオオオッ!

果南(いけっ、カイオーガ!!!)



海の底に響く咆哮……
カイオーガはとどめの一撃を放つ……
安価下1~3コンマ合計
180以上でゲンシカイキ


カイオーガ「オオガアァァァァァァァ――――――――!!!!!」ゴオオオ……ッ!

ゴオッ……ザバアアアアアンッ!

ギャラドス「ギィア――――――――」

ドオオオオオオオンッ!

千歌(――――っ!!!)

果南(……っ!!!)

ギャラドス「ラァギァ……」ズシィン……

千歌(ギャラドスを倒した……)

果南(こんげんのはどう……決まったね♪)ナデ

カイオーガ「ガァオォ」

ギャラドス「……………………」

果南(ありがとう。ラプラス、カイオーガ。ゆっくり休んで)

シュイン

シュイン

果南(さてと、スリリングなダイビングだったよギャラドス)スッ

千歌(モンスターボール!)

果南(♪)スィー

カチッ

フォンフォン……

フォンフォン……

フォンフォン……

カチッ

果南(暴れん坊なダイビングパートナーも楽しそうだからね♪また一緒に潜ろうね、ギャラドス♪)

千歌(ゲットした……)

果南(よし、私たちもマーメイドホールに)


――――――――マーメイドホール・西の入り口



ブクブク……

ザパンッ!

千歌「ぷはぁっ!!」

果南「ぷは!!」

千歌「はぁ、はぁ……」

果南「んっ、しょ……っと」ザパッ

千歌「はぁ……はぁ……。ついたぁ……」

果南「千歌」スッ

千歌「ありがと、果南ちゃん」ガシッ

グイッ

ザパッ

千歌「はぁ……」トサッ

果南「疲れた?」

千歌「少し……」クター

果南「だよね」クスッ

ドサッ ドサッ

果南「ふぅ……」

千歌「みんなとはぐれちゃったね」

果南「あの状況なら仕方ないよ。どうせ目指す場所は同じなんだから、進めばそのうち合流するし。中は迷路みたいに入り組んでるけど、向こうにはダイヤと鞠莉がいるし、迷うことはないでしょ」

千歌「ここがマーメイドホール……。なんか、ナカノヒトタウンの神殿に似てる気がする」

果南「なにかしらの繋がりがあるのかもね。考古学はダイヤの専門だから、私にはさっぱりだよ」ゴソゴソ

千歌「ふーん……」

果南「とりあえずは向こうと合流することを考えて行動しよ。それと……ほいっ」つタオル

千歌「?」

果南「いつまでもダイビングスーツのままじゃいられないでしょ。まずは着替えなきゃ」

千歌「それもそうだね」ヌギッ


果南「よいしょっと」ヌギッ

プルンッ

千歌「なんの躊躇いも無く水着も脱いじゃう果南ちゃん」

果南「え?だってはやく着替えないとでしょ?」ヌギッ

プリンッ

千歌「恥じらわないのって女子的にどうなの?」

果南「いや、別に誰も見てないし」

千歌「果南ちゃんの男らしいとこ私好きだよ」

果南「照れるなぁ///」テレテレ

千歌「うん。照れる前に隠して?いろいろ見えてるから」

果南「はいはい」ゴシゴシ

千歌「うぅ……髪ベタベタする……」フキフキ

果南「洗う?」

千歌「周りに海水しかないけど?」

果南「ハイドロポンプとハイドロカノン、どっちがいいかなん?」

千歌「シャワーの強弱みたいな感覚で言ってるの?」

果南「冗談だよ♪」

千歌「冗談に聴こえない……。海未さんとルビィちゃんがいたらなぁ……」


――――――――マーメイドホール・東の入り口



海未「キングドラ、バブルこうせん」

キングドラ「ギィラッ!」.。o○

凛「にゃは~ん♪」

花丸「ブクブクずらぁ♪」

鞠莉「ん~♪」

絵里「まさか海の底でまともに身体を洗えるなんてね♪」

ことり「あわあわ~♪」

ダイヤ「快適ですわ~♪」

聖良「ええ、気持ちいいですね……♪」

ルビィ「カメックス、お水お願い♪」

カメックス「カメッ!」ガチャッ

シャアアア……

ルビィ「うゅう……♪」

花陽「ちょうどいい水圧です……♪」

真姫「やるじゃない、カメックス♪」

カメックス「カメ///」

理亞「……………………」

にこ「どうしたのよ」

理亞「みんな普通に身体を洗ってると思って……」

にこ「女の子だから当然でしょ」

理亞「いや……あー、なんでもないです……」

キャッキャッ♪

ウフフ……♪


――――――――マーメイドホール・西の入り口



千歌「はぁ……」

果南「心配しなくても、私だってちゃんとそういう技を使えるポケモン持ってるよ」

千歌「そうなの?」

果南「伊達に最強のみずポケモン使いは名乗ってないよ♪」シュッ ポンッ



そう言って果南が繰り出した六体目のポケモンは……
安価下1コンマ
1.4.7→ポッチャマ
2.5.8→マリル
3.6.9→プルリル
0→マナフィ


安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→プルリル♂
偶数→プルリル♀



プルリル「プルゥ♪」フヨフヨ

千歌「おお、青いプルリルだ!」

果南「お願いプルリル♪あわで私たちを洗って♪」

プルリル「リルッ♪」.。o○

千歌「わわっ♪」

果南「これで文句無いでしょ♪」

千歌「うんっ♪果南ちゃんのポケモンって、みんなバトル向けなのかと思ってたけど……プルリルみたいな子もいるんだね」

果南「いろんなシチュエーションっていうのがあるから、バリエーションが豊富なのに越したことはないんだよ。千歌だってそうでしょ?手持ちのポケモンはみんなタイプがバラバラだし」

千歌「私はそんなに深く考えてないけど……アハハ」

果南「ほのお・ひこうタイプのリザードンはメガシンカしたらほのお・ドラゴンタイプになるし、でんきタイプのピカチュウ、くさ・ひこうタイプのモクロー、みず・フェアリータイプのカプ・レヒレ、はがね・エスパータイプのソルガレオ、それにあくタイプのゾロアーク。うまい具合にバランスがいいパーティーだと思うな」

千歌「あ、うん。そだね……」

果南「……?どうかした?」

千歌「ううんっ♪それより、はやく着替えて行こう♪」

果南「……?うん……」キョトン

千歌「……………………」


――――――――マーメイドホール・西の通路



ピチョン……

ピチョン……

千歌「薄暗くて……なんか不気味だね……」カツン

果南「光源がヒカリゴケの群生くらいだからね」

千歌「梨子ちゃんがいたら、ランプラーのブラッシュで明るくしてもらえるのに」

果南「さっきもそうだったけど、千歌は仲間に恵まれてるね。いい旅をしてきたのがわかるよ」

千歌「うん。悲しいこともあったけど……それ以上に楽しいこともあったよ♪」

果南「今度はゆっくり聞かせてよ」

千歌「果南ちゃんたちの話も聞きたいな♪」

果南「うん♪」


千歌「みんなの話を聞きたいなぁ♪今までのことを聞いて、知って……これからのことを話して夢見るの♪こんな冒険がしたい、誰も見たことない景色を見てみたい……ってさ♪」

果南「きっと出来るよ。だって……千歌は、みんなにとっての太陽だから」

千歌「太陽って……///」

果南「本心だよ。私はそう思ってる。千歌には感謝しきれないほど感謝してるんだ」

カツン

カツン

ピタッ……

千歌「……?」ピタッ

果南「何回ありがとうって言っても足りないよ。……本当にありがとう、千歌。千歌がいたから……私たちは……」

千歌「ストーップ!」ピトッ

果南「むぐっ!?」

千歌「そーゆーのは言いっこ無し!」

果南「……でも」

千歌「でもじゃないの!困ってたら手を差し伸べるし、泣いてたら寄り添う……友だちなら当たり前のことしかしてないよ。だからね、感謝してるとかそんな大袈裟にしないでよ。じゃないとなんだか恥ずかしくなっちゃう///胸の奥がムズムズしちゃうよ///」テレッ

果南「千歌……」

千歌「あーでも、どーしてもお礼がしたいって言うならねー……全部終わったら、私とバトルしよ♪」ニコッ

果南「バトル……?」

千歌「うんっ♪果南ちゃんだけじゃなくて、みんなとバトルしたいんだ♪Aqours最強トレーナー決定戦!みたいなさ♪みんなが笑って、みんなで盛り上がって、それってなんだか楽しそうだと思わない?♪」

果南「……うん」ニコ

千歌「叶えたいなぁ、そんな夢♪」

果南「……っ♪」

ギューッ

千歌「ひゃっ!!?///なっ、なに?///急にどうしたの果南ちゃん///」

果南「急にハグしたくなったのっ♪」ギューッ

千歌「恥ずかしいよ///もー///」

果南「エヘヘッ♪」


――――――――マーメイドホール・東の通路



鞠莉「……………………」

ダイヤ「……………………」

にこ「長い道のりね……。まだ目的の場所までは遠いの?」

真姫「さっきも訊いてたわよそれ」

にこ「だって~、にこか弱いからぁ~☆うふっ♪」

真姫「キモチワルイ」カミノケクルクル

凛「ちょっと寒くないかにゃ~?」

にこ「No.1アイドルなんですけど!!?」

ことり「千歌ちゃんたち、大丈夫かな?」

海未「心配せずとも大丈夫でしょう」

絵里「二人とも強いものね」

花丸「野生のポケモンだって逃げ出しちゃうずら」

鞠莉「……!……ダイヤ」

ダイヤ「ええ。鞠莉さんも気付きましたか」

花丸「?」

花陽「どうかした?」

ダイヤ「おかしいんです」

理亞「おかしい?」

聖良「なにかありましたか?」

にこ「ちょっと、もしかして迷ったとか言うんじゃないでしょうね」

ダイヤ「いえ、道順は大丈夫です。ただ……」

ルビィ「ただ……?」

ダイヤ「野生のポケモンに……一度たりとも遭遇していないのが気掛かりで……」


海未「野生のポケモンに……?」

ダイヤ「ええ。以前ここを訪れたときは、この神殿を住処としたポケモンが多く存在していました。それこそ一歩進むごとに襲い掛かってくるような、血気盛んなポケモンだらけでした。それが……」

真姫「血気盛んって……ここに来てからコラッタ一匹も見てないわよ?」

絵里「ポケモンがみんな揃ってここを出た……ってことかしら……?」

凛「出たって……なんで?」

絵里「たとえば、ポケモンが生きられないような環境になったとか」

花陽「生きられないような環境?」

絵里「食糧難とか、海底火山の噴火、有毒ガスの発生……」

ルビィ「ピギィッ!!?」

ことり「それだとことりたちも危ないんじゃ……」

海未「食糧難に関してはともかく、ここ数十年のウラノホシ一帯の海域で火山が噴火したという記録は無かったはすです。有毒ガスに関しても、本当に発生しているのならば私たちにも異変があるはずです。その線も薄いかと」

絵里「うーん……それじゃあ…………どうして?」

海未「……可能性の一つとして提示するならば、圧倒的な強者がこの場所に巣食い、他のポケモンたちを追いやったから……でしょうか」


聖良「圧倒的な……」

理亞「強者……?」

ルビィ「そ、そんなポケモンが……?」

海未「……なんて、杞憂かもしれませんが」

にこ「いやに謙虚じゃない」

海未「いえ……長年の鍛練の成果で、人間なりポケモンなり、大きな気配というのはなんとなく読めるのですが……。みなさんだってそうでしょう?」

凛「出来ないにゃ、そんなこと」

真姫「一緒にするんじゃないわよ」

海未「今この神殿の中に感じる気配は、私たちのものと、距離が遠く微弱ですが二つ……これは千歌と果南さんのものでしょう。それ以外の気配がまるで感じられないんです。他者を淘汰出来るレベルだとするなら、気配を感じないのはあまりにも不自然です」

にこ「こっちからしてみればあんたの方が不自然極まりないけど……」

花丸「気配を感じないなんて、それじゃ相手は……幽霊?」

ルビィ「ゆっゆゆゆゆゆゆ幽霊!!!?」ガクガク

鞠莉「Oh♪Ghost♪ゲンガーの進化前♪」

花陽「それって普通のゴーストなんじゃ……」

絵里「やめてやめてやめて!!!!助けて希ィ!!!お得意のスピリチュアルで助けてぇぇぇ!!!」ブルブル

海未「幽霊ですか。その可能性も捨てきれませんが……」

絵里「捨てて!!!」

海未「もしくは……」

ことり「?」

海未「……いいえ、やはり杞憂でしょう。ここまで気配を感じないのであれば、やはりなにかしらの自然的要因で、ポケモンたちは居場所を失ったのでしょう」

絵里「な、なんだ……そうよね……」ホッ

海未「余計なバトルをせずに済むのなら、それがいいに決まっています。さあ、先を急ぎましょう」

カツン……

カツン……


ことり「海未ちゃん」ボソッ

海未「はい」

ことり「さっき……なにを言いかけたの?」



海未『もしくは……』



ことり「自然の変化が原因なんて、考えてないんでしょ?」

海未「……………………ええ。余計な心配を増やすだけかと思い言い澱みましたが……。気配を感じないのは……おそらく、自身の気配を制御出来るほどの力を持っているから」

ことり「……………………」

海未「……無論、これも可能性の一つに過ぎませんが」

ことり「思い過ごしだといいね……」

海未「ええ……」

カツン……

カツン……


――――――――マーメイドホール・西の通路


千歌「じゃあじゃあ!!706!!」

果南「ヌメルゴン」

千歌「……正解なの?」

果南「自分が正解だってわかる問題出してよ」

千歌「ポケモン図鑑のナンバーなんてライチュウでハンズアップだよ」

果南「常識だよ」

千歌「次、果南ちゃんが問題出す番!」

果南「んー……それじゃあ」


果南「サーナイト、ソーナンス、ヒトモシ、マグマッグ、ベトベトン、シビシラス。共通する点は?」



安価下1
正解なら果南から千歌へ景品


千歌「タマゴグループが不定形!」

果南「即答って。なんでこれがわかって図鑑ナンバーがわかんないの」

千歌「いやぁ~///」

果南「褒めてないけど」

千歌「それよりさぁ、正解したよ?景品は?♪」

果南「そういうルールなの!?」

千歌「そういうルールなの♪」

果南「じゃあ私にもなにかちょうだいよ」

千歌「私から果南ちゃんに……めいっぱいの大好きを……///」

果南「千歌……///」トゥンク

千歌「まあ、それはそれとして」

果南「そうだね」

千歌「ん♪」

果南「……はぁ」

ゴソゴソ……

果南「はい、これ」



果南が出したものは……
安価下1コンマ
1.4.7→ミズZ
2.5.8→ハガネZ
3.6.9→ドラゴンZ
0→三つ全部


スッ

キラン

千歌「Zクリスタル!」

果南「ドラゴンZ。ドラゴンタイプの技を覚えてるリザードンなら使えるでしょ」

千歌「いいの?」

果南「いいの♪景品でしょ?♪」

千歌「ありがと……。鞠莉ちゃんのときもそうだったけど、自分では使わないの?Zクリスタル。Zリングも持ってるんでしょ?これ、アローラの試練って言うのをクリアした証なんでしょ?」

果南「うん。まぁ……使わないことも無いけど」

千歌「けど?」

果南「……………………♪」ポンッ

千歌「ぅわっ!」

果南「託したくなっちゃうんだよね。千歌にはさ」クシャクシャ

千歌「ん~///」

果南「ムチャしない程度に……期待してるよ♪未来のチャンピオン♪」

千歌「エッヘヘ♪///」


――――――――

――――

――



果南「よし、着いたよ」

千歌「着いたって……ここ壁しかないよ?」

果南「まあ見てて♪たしかこの辺に……」

千歌「……?」


果南「んー……」

ペタペタ

果南「おっ♪あったあった♪」

ガコンッ

ゴゴゴゴゴゴ……

千歌「おおお~!!」

ゴゴゴゴゴゴ……

ゴォォォン……

千歌「おおお~っ!!秘密の通路!!」

果南「地下への階段♪」

千歌「ここから下に降りるの?」

果南「うん♪この下に大きな空間があってね、そこにある道がダテンの深淵に繋がってるんだ」

千歌「へえ……。あ、でも隠し通路が閉じてたってことは、まだみんなはここを通ってないのかな?」

果南「あ、そうじゃなくて。この神殿は大きく東西のエリアに分かれてて、みんながいるのは東側、私たちが今いるのは西側なんだ。それぞれのエリアは下の空間でしか繋がってないから、途中ですれ違ったり同じ道を通ったなんてことはないんだよ」

千歌「そうなんだ。じゃあ、もしかしたらみんな先に下に着いてたりするのかな?」

果南「かもね。私たちも急がないと」


ドガアァァァァァァァ――――――――ンッ!



果南「!!!?」

千歌「!!!?」

果南「今の爆音……」

千歌「下から聴こえた!!」

果南「まさか……みんなになにか……!!?」

千歌「急ごう!!!」

カツンカツンッ!

カツンカツンッ!


――――――――マーメイドホール・フェスタアルター



絵里「!!!」

ことり「!!!」

海未「!!!」

Aキュウコン「……………………」バタッ

シンボラー「……………………」バタッ

ボーマンダ「……………………」バタッ

にこ「……………………!!!」

真姫「……………………!!!」

凛「……………………!!!」

花陽「……………………!!!」

聖良「……………………!!!」

理亞「……………………!!!」

花丸「……………………!!!」

ルビィ「……………………!!!」

鞠莉「……………………!!!」

ダイヤ「……………………!!!」



タッタッタッ……

タッタッタッ……

ザッ!

千歌「!!!」

果南「!!!」





???「ガアァァ…………ガァアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」





マーメイドホールの奥底……倒れたポケモン、戦慄するトレーナー……
嘲笑うが如く、人魚の祭壇に咆哮が木霊する……
まるで神殿の主であるかのように吼えるそのポケモンとは……

安価下1コンマ
タイプ
1→ほのお
2→みず
3→くさ
4→でんき
5→こおり
6→はがね
7→あく
8→ドラゴン
9→むし
0→じめん


安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→メガデンリュウ
偶数→カプ・コケコ


メガデンリュウ「……………………」バチッ……バチバチッ!

千歌「あれって……!!」

果南「メガデンリュウ!!?」

ルビィ「……!千歌ちゃんっ!!」

ダイヤ「果南さん!!」

千歌「みんなっ!!」タタタ……

メガデンリュウ「デェア……!!」ギロッ

花丸「っ!!千歌ちゃん、危ないっ!!!」

メガデンリュウ「ガァアアアアアアアアアアッ!!!」バチバチッ!

バチ――――ッ!

千歌「――――――――!!!」

果南「千歌!!!」

鞠莉「っ!!!」シュッ ポンッ!

エレキブル「レッキィッ!!!」ズシンッ!

鞠莉「バリアー!!!」

エレキブル「ブルアァァァァァッ!!!」ヴンッッ!

バチバチ――――!

ギギギギギ――――!

エレキブル「レ、キァァァァァッ!!!」

バチバチ――――ッ!

エレキブル「ブルッ!!!」ズシィンッ!

果南「千歌っ!!」タタタ……

千歌「果南ちゃん……。防御したのに……エレキブルが押し負けた……!!」

鞠莉「相手の特性の影響を受けないかたやぶりの特性……。エレキブルのでんきエンジンも貫通するなんて……」

ダイヤ「絵里さんたちお三方のポケモンを薙ぎ倒したことといい……なんなんですの、あのデンリュウ……!!」

花丸「元々ここにいたポケモン……では、ないんずら?」

ダイヤ「存じ上げませんわね……。あれだけ強く……尚且つ独自でメガシンカしているポケモンなど……!!」


ルビィ「どこかにデンリュウのトレーナーが隠れてる可能性は……?」

海未「いいえ……。気配は感じません。あれは……」

メガデンリュウ「デェアアアア……」

海未「私たちの知らない特異体です」

聖良「特異体……」

理亞「……!!」



果南「厄介だね……。どうする?」

ダイヤ「どうするなど……。律儀に相手をせずとも……」チラッ

千歌「……?……向こうに通路?」

果南「あの通路を通っていけば、その先にダテンの深淵がある」

千歌「じゃあ……!!」

鞠莉「そう簡単に通らせてくれないのよ。あのGuardian気取りのドラゴンがね」

海未「敵に背を向けるのは正直なところ気が咎めますが……」

真姫「海未たち三人がまとめて返り討ちに合うようなレベルのポケモン……。今ここで相手にするメリットは無いわね」

にこ「まあ、あいつが見逃せば……の話でしょうけど」


千歌「だったら……みんなで力を合わせてデンリュウを倒して……!!」

真姫「待ちなさい!」

千歌「っ!!?」

真姫「言ったでしょ。メリットが無いって」

千歌「メリット……?」

真姫「状況をよく読みなさい。今……私たちが一番しなきゃいけないことはなにか」

千歌「それは……みんなを助けに……」

絵里「そう……。そのために私たちはダテンの深淵を目指してる。あの子に感付かれないよう、そして虚を衝けるよう……あの子が定めた三日間という期限以内にね」

千歌「…………!!」

にこ「気付いたみたいね。そう……もうすでに、二日間……四十八時間以上が経過してる。これ以上の時間のロスはもちろん、回復が見込めるかもわからないポケモンの体力の消費は控えなきゃいけない」

花陽「だからこそ……海未ちゃんたち三人が先陣を切ってバトルした……」

凛「けど、それでも勝てなかった……」

ことり「あのデンリュウを相手にしようと思ったら、時間もポケモンも多く消耗しちゃう……」


海未「他に通路は?」

鞠莉「無いわ。あったとしても、デンリュウの目を掻い潜るのは不可能よ」

海未「ですね……」

千歌「じゃあ、私たち全員でバトルしよう!!それで一気に!!」

海未「流儀には反しますが……この際四の五の言っては――――」



聖良「待ってください!!!」



千歌「聖良さん……?」

理亞「……………………!!」ザッ!

ルビィ「理亞さん……?」

聖良「デンリュウの相手は……私たちに任せてください!!」


にこ「……話を聞いてたの?余計なバトルをしている体力も時間も無いのよ」

聖良「わかっています。それでも……思いました」

理亞「私たちが戦うべき場所はここだって」

千歌「戦うべき……場所……?」

聖良「向こうには……皆さんの救けを必要としている人たちがいます。皆さんの力は、そこで使うべきです」

千歌「そうだよ!だから聖良さんたちも一緒に!!」

聖良「私たちは!!」

千歌「!!」

聖良「私たちは知りました……!!自分たちの愚かさを……!!」



聖良『それがトレーナーとしての当然の義務です。勝利を目指すための。そして勝利に対する貪欲なまでの執着心、勝利を渇望する心、それこそがトレーナーに求められる条件です』

聖良『私たちはそれに見合った努力をしました。相応しいと言えるだけの時間を過ごしました。強者に相応しい経験を得ました。だからこそ赦せず、認められない。努力を怠り、平々凡々とした毎日を怠惰に過ごすトレーナーが』



理亞「そして、自分たちの力の正しい使い方を……!!教えてもらった……!!」

ルビィ「……………………!!」

ことり「……………………!!」



ルビィ『今までの理亞さんたちが間違ってたかどうか……それはルビィにはなんとも言えない……。ことりさんの話を聞いてどう思ったのか……少なくともなにかを感じて、理亞さんの考えは変わったんですよね?その涙が、なによりの証拠だと思います……。それが理亞さんにとっての強さなのか……弱さなのか……。ルビィは……難しいことはよくわからないけど……だけど、その涙を信じたい!いつの日かそれを確かめられるときが来たら……』

ルビィ『ルビィたちと、友だちになりませんか?』ニコッ



理亞「その恩を今、ここで返す!!」

聖良「私たちを友と呼んでくれたみなさんの道は、私たちが作ります!!」


絵里「……デンリュウの実力を目の当たりにして、そう言うの?」

聖良「はいっ!!」

ことり「勝ち目は薄いよ?」

理亞「勝ちます!!」

真姫「無謀なのがわかって、そう言うのね」

聖良「無謀な賭けは勝ちに行く……ですよね」ニッ

真姫「……………………!!」

千歌「聖良さん……理亞さん……」

理亞「……………………!!」キッ

海未「……本物の覚悟をした眼ですね。……わかりました。ここは二人に任せましょう」

ルビィ「!!」

聖良「ありがとうございます」

海未「ただし……必ず追い付きなさい。私たちは、あなたたち二人をただの捨て駒だとは思っていません」

絵里「そうね。誰一人欠けちゃいけない。そうでしょ?」

千歌「うん!!待ってるからね、二人とも!!」

聖良「もちろんです!!」

理亞「すぐに追い付く」

千歌「……………………」


メガデンリュウ「ガァアア……!!!」バチバチッ!

聖良「最初から全力です!!」シュッ ポンッ!

ギルガルド「ギィガッ!!!」シャキン

理亞「私も!!」ゴソッ

千歌「理亞さん!!」

理亞「!!」ピタッ

千歌「……………………」カチッ

スッ

理亞「……!!」

千歌「……一緒に、戦って」

理亞「……………………」

ルビィ「千歌ちゃん……」

花丸「それは……」

千歌「……………………」

理亞「私に、そんな資格…………」

千歌「本気なら」

理亞「!!」

千歌「思いに……応えてください」ペコッ

理亞「本気なら……」

聖良「理亞」

理亞「……………………」グッ

スッ

カチャッ

千歌「……………………」キュッ

理亞「……あなたの思い、たしかに受け取った」

千歌「……うんっ!!」

理亞「……………………」



理亞『弱いポケモンなんか……いらない』



理亞「……………………」

ポンッ

聖良「行きましょう、理亞。今こそ……感謝と贖罪のときです!!」

理亞「はいっ!!」

シュッ ポンッ

ゾロアーク「ゾアァ……ゾロァアアアアアア――――――――!!!!!」ビリビリ――――!


理亞「ゾロアーク……」

ゾロアーク「ロア……」

理亞「……言いたいとこがある。あなたも……きっと同じだと思う……」

ゾロアーク「……………………」

理亞「私のことを……赦さなくてもいい……。だけど……この瞬間、このバトルだけは……勝たなきゃいけない。だから……っ」グッ……

ゾロアーク「……………………」

理亞「力を貸して……!!」ペコッ

ゾロアーク「……………………」

理亞「……………………」

ゾロアーク「ロア……」

ギュッ

理亞「……!!!」

ゾロアーク「ローア……」

理亞「ゾロアーク……」ポロッ

ゾロアーク「ロアッ……」ニコッ

理亞「……っ。……うぅっ!!」ポロポロ

ギュウウ……

聖良「……………………理亞」ポロッ





千歌「……………………」

ポンッ

千歌「……!!」

海未「行きますよ」

千歌「……っ、はい!!」


鞠莉「みんな、こっち!!」

ダイヤ「急いで!!」

ルビィ「うんっ!!」

メガデンリュウ「リュガアアアアアアッ!!!」ダンッ!

花丸「!!!」

メガデンリュウ「ガアアアアアアアッ!!!」バチバチッ!

花陽「かみなりパンチ!!」

ことり「ルビィちゃんっ!!!」

ルビィ「――――――――!!!」



シュッ!

ガギィイイイイインッ!

ギルガルド「ギィルァァァァァァァッ!!!」



真姫「キングシールド……!!」

ルビィ「ギルガルド……!!」

聖良「理亞!!」

理亞「ゾロアーク、かえんほうしゃ!!!」

ゾロアーク「ロオッ、アアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオッ!

メガデンリュウ「リュアアッ!!!」ヒュンッ!

シュタッ!

聖良「その人たちに、手出しはさせません」

理亞「お前の相手は私たちだ」


凛「おおっ!息ピッタリにゃ!」

にこ「さすが姉妹ね」

絵里「さあ、二人がデンリュウを食い止めてくれているうちに!!」

果南「はい!!」

千歌「……!!聖良さん!!理亞さん!!」

聖良「!!」

理亞「!!」

千歌「待ってます!!!」グッ

聖良「……♪はいっ!!!」グッ

理亞「任せて!!!」グッ

ゾロアーク「……………………」

千歌「……………………」クルッ

タッタッタッタッ……





聖良「……いい友だちを持ちましたね。私たちは」

理亞「うん……。姉さま……」

聖良「はい」

理亞「私……あの子たちと一緒に未来を生きたい」

聖良「奇遇ですね。私もそう思っていました。Aqours……か。並び立てるような存在になりましょう。私たちも。かつて、μ'sとA-RISEがそうだったように」

理亞「出来るかな……」

聖良「なってみせようじゃありませんか。ここから始めましょう。私たちの冒険を。私たち……Saint Snowの物語を!!」

理亞「……………………」

ゾロアーク「ロア……!!」

理亞「……うん!!」


――――――――スリリング・ワンウェイ



凛「ここが……」

花陽「鋪装された石のトンネル……!!」

絵「この道の先に、ダテンの深淵がある!!」

ビュオオオオオ……!

ルビィ「ピギッ!!?」グラッ

ダイヤ「ルビィ!!」ガシッ

ルビィ「ありがとう……お姉ちゃん……」

鞠莉「相変わらずクレイジーな追い風ね……」

海未「まともに立っているのも難しいとは……まるで台風の中にいるかのようです」

真姫「この風に後押しされながら進むってことね」

にこ「なに?ビビってるの?」

真姫「まさか冗談でしょ」シュッ ポンッ

ギャロップ「ロオオオップ!!!」ザッ!



真姫がライドポケモンとして繰り出したポケモンは……
安価下1コンマ
1.4.7→ウインディ
2.5.8→エンテイ
3.6.9→ボルケニオン
0→レシラム


エンテイ「ティガアアッ!!!」ズザッ!

花丸「エンテイ!!」

真姫「このくらいの風なんてわけないわよ。ほら、はやく乗りなさいよ」カミノケクルクル

にこ「はいはいっと」トンッ

真姫「なんで私とギャロップに乗るのよ!!」

にこ「そっちが乗れって言ったんでしょ!!」

絵里「それじゃ、私はエンテイに乗せてもらうわね。よろしくね、エンテイ」

エンテイ「オオオッ!!」

絵里「ほら、ダイヤも来なさい」

ダイヤ「は、はい!!失礼します!!」

ことり「水中じゃ役に立てなかったけど……風の中なら任せて♪」シュッ ポンッ

トルネロス「ネァロ!!」

チルタリス「リィルッ♪」

ことり「よいしょっ♪お願い、トルネロス♪」

海未「よろしくお願いします」

トルネロス「ネァッ!!」

ことり「果南ちゃんと鞠莉ちゃんは、チルタリスに乗って♪」

鞠莉「Thank you♪」

果南「ありがとうございます」

花陽「それじゃ、凛ちゃん。私たちは……」シュッ ポンッ



花陽がライドポケモンとして繰り出したポケモンは……
安価下1コンマ
1.4.7→トロピウス
2.5.8→ゴーゴート
3.6.9→ドダイトス
0→ビリジオン


ドダイトス「ダァトッ!!!」ズシィンッ!

花陽「ちょっと長い道のりだけど、頑張ってくれる?ドダイトス♪」

ドダイトス「ダァス!!」コクン

花陽「凛ちゃん♪」

凛「にゃっと♪」トサッ

千歌「お願い、リザードン、ソルガレオ」シュッ ポンッ

リザードン「リザッ!!」バサッ!

ソルガレオ「レガッ!!」

千歌「ルビィちゃん、花丸ちゃん。ソルガレオに乗って」

ルビィ「うん!」

花丸「ずらっ!」

真姫「みんな、準備は出来たわね?それじゃあ行くわよ!!」

ギャロップ「ロオオオップ!!!」

エンテイ「ティオオオオオッ!!!」

トルネロス「ネェアアアッ!!!」

チルタリス「チルゥゥゥゥッ!!!」

花陽「ドダイトス、ロッククライム!!」

ドダイトス「ダァァァァァイッ!!!」

リザードン「リザアアアアアッ!!!」

ソルガレオ「レェガアアアアッ!!!」

ビュオオオオオ――――――――!

ビュオオオオオ――――――――!


――――――――

――――

――



ビュオオオオオ――――――――!

真姫「ダテンの深淵まで、あとどのくらいかかるのよ」

鞠莉「このペースなら、深夜には到着出来ると思うわ!!」

花陽「あの子たち……大丈夫かな……?」

にこ「やるって言ったからにはやる。そういう目をしてる奴らは大丈夫よ。それに……引き返そうにもこの突風に逆らいながら進むのはいくらなんでも無理でしょ」

花陽「そっか……」

絵里「心配しなくても、あの二人は強いわ。自分の弱さと向き合ったんだもの」

花陽「うん。そうだよね」

絵里「……それにしても、結構な距離ね。なにが起こるかわからないし、交代で休憩を取った方がいいかもしれないわね。各自、休めるときに休んでおきましょう」

ダイヤ「それがいいですわね」

海未「千歌、あなたも頃合いを見て……」

千歌「……………………」

海未「……千歌?」

千歌「……………………」

ルビィ「千歌ちゃん?」

千歌「……!あ、ゴメン!なに?」

ルビィ「……気になる?」

千歌「へ?」

ルビィ「ゾロアークのこと」

千歌「……………………ぁ」

花丸「よかったんずら……?」

千歌「…………二人で決めたことだから」

花丸「二人で……?」

千歌「……………………」


――――――――



千歌『ふあぁ……』クァー

ゾロアーク『ゾロ』

千歌『エッヘヘ///さすがにちょっと疲れたっぽい。あんなに激しいバトルをしたんだもんね。強かったね、海未さん』

ゾロアーク『ロアッ』

千歌『今までもいっぱい、スゴい人たちとバトルしたよね。みんなみんな強くて、バトルする度にドキドキしたり、ワクワクしたり、私もあんな風になりたい……なれるかな……って思ったりした。……………………覚えてる?ゾロアークをゲットしたときのこと』





千歌『私ね、ポケモンマスターを目指してるの。一番強くて、一番カッコいいトレーナー。まだまだ初心者で、バトルもそんなにしたことなくて……頼りないところもあると思う。そんな私でよかったら、一緒に行かない?』ニコッ





ゾロアーク『ロア……』

千歌『あの頃より、少しは頼りになるトレーナーになってるかな?』

ゾロアーク『ロアッ!』コクン

千歌『ホント?……ニシシ♪だったら嬉しいな♪でもゾロアークだって強くなったよね♪』

ゾロアーク『ゾロッ?』

千歌『うんっ!めざめるパワーしか使えなかったゾロアが、今ではすっかり立派になった♪たくさんの技を覚えたし、ゾロアークに進化したときは感動したなぁ♪……最初に会った頃とは比べ物にならないよ♪私がここまでこれたのも、みんながいてくれたからなんだなあ♪』ケラケラ

ゾロアーク『ゾロ……』

千歌『あ、そうそう。最初に会ったときはさ、私のサンドイッチを取っちゃったんだよね♪クスクス、ゾロアークは食いしん坊だったよ♪それになんて言ってもいたずらっ子だった♪一緒にきのみを食べようって言っても攻撃されるし、森のポケモンにはちょっかいをだすし♪』

ゾロアーク『ゾロォ……』

千歌『リザードンと同じくらい……一緒な時間を過ごした。楽しいことで笑い合って、ツラいことがあったら励まし合って……ゾロアークはどんなときも一緒にいてくれた、私の最高のパートナーだよ!』

ゾロアーク『……………………』

千歌『ねえ……ゾロアーク……』

ゾロアーク『……………………』

千歌『ゾロアークは……どうしたい……?』


ゾロアーク『……………………』

千歌『言ってる意味は……わかるよね……?』

ゾロアーク『……………………』コクン

千歌『私は……ね、理亞さんのところに戻るのがいいって思ってる』

ゾロアーク『ロア……』

千歌『昔と今の理亞さんは違う。ゾロアークも、それをわかってるでしょ?』

ゾロアーク『ローア……』

千歌『ゾロアークが強くなったからじゃなくて……理亞さん自身が良い方に変わったから……。きっと、ゾロアークのことも大切にしてくれる。だから、そうするべきだって……』

ゾロアーク『……………………』

千歌『……そうやって、トレーナーの勝手を押し付けられるのはイヤだよね。だから……最後は、ゾロアークが決めて』

ゾロアーク『ゾロ……』

千歌『私からはもう、なにも言わないから……』

ゾロアーク『ゾロ……?』

千歌『……っ、だってさ……ズルいって思うでしょ。話し始めたら……止まらなくなっちゃうもん……』



ずっと一緒にいたいって……



千歌『言いたくなっちゃうもん……』ニコッ


千歌『言いたいことも……思いも、この気持ちは全部、そのときになったら伝えるよ。それでいいよね、ゾロアーク』

ゾロアーク『ゾロ……』

千歌『……………………』

ゾロアーク『……ッ!!ロアッ!!!』

千歌『いい子だね、本当に』ポンポン

ゾロアーク『ロァ……』スリッ

千歌『大好きだよ、ゾロアーク』


――――――――



千歌「……だから、答えを出すのは今じゃなくていい。ゾロアークが決めたことを……私は受け入れるだけだから」

ルビィ「……そっか」

リザードン「……リザ」

千歌「ん……」ナデ



一握の寂寥を漂わせながらも、一行はダテンの深淵を目指す……
安価下1~3コンマ バトルイベント
コンマ合計180以下で野生のポケモンが襲来。


コオオオオ……

海未「……!」

ことり「海未ちゃん……?」

海未「……どうやら、一息つく余裕も、感傷に浸っている余裕も無いみたいです」

コオオオオ……

千歌「!」

海未「みんな、構えなさい……!!敵は……すぐそばに……!!」



近付く何者かの気配……
忍び寄るそのポケモンとは……
安価下1コンマ
奇数→壁や床に貼り付く粘着系ポケモンの群れ
偶数→風の中をたゆたう計量級ポケモン



安価下2
安価1が奇数の場合
マルノーム、ベトベトン(アローラのすがた)、メタモンの中から

安価下1が偶数の場合
ミミッキュ、テッカニン、フワライドの中から


フワライド「フーワー」フヨフヨ

ことり「!!」

凛「フワライドにゃ!!」

花陽「明らかにこっちを意識してる!!」

絵里「まったく……次から次へと……!!」

真姫「行く手を阻んでくれるじゃない!!」

フワライド「フゥーラァー」

にこ「ちいっ!!来るわよ!!」



フワライドのこうげき。
安価下1コンマ
奇数→シャドーボール
偶数→かなしばり
ゾロ目の場合→だいばくはつ


フワライド「ラア……フゥアラアゥ!!!」ギンッ!



かなしばりにかかり、動きを止められたポケモンは……
安価下1~2
ギャロップ、エンテイ、ドダイトス、ソルガレオの中から


ギャロップ「ギャロッ!!?」ギシッ!

ソルガレオ「ガルァッ!!?」ギシッ!

真姫「きゃっ!!」

にこ「っ!!」

ルビィ「っあ!!」

花丸「らっ!!」

花陽「真姫ちゃん!!にこちゃん!!」

絵里「ルビィ!!花丸!!」

ルビィ「っ!!シャンデラ!!」シュッ ポンッ

花丸「カビゴン!!」シュッ ポンッ

シャンデラ「デァラッ!!!」

カビゴン「ゴォンッ!!」

ルビィ「シャンデラ!!真姫さんたちにサイコキネシス!!」

シャンデラ「シャラアッ!!!」ギンッ!

ヴンッ!

真姫「!!!」フヨフヨ

にこ「!!!」フワフワ

花丸「カビゴン、オラたちを受け止めてっ!!!」

カビゴン「ガァゴ!!!」

ポヨンッ

ポヨンッ

ルビィ「っと!」トンッ

花丸「ずらっ!」トンッ

真姫「きゃっ!」トサッ

にこ「にこっ!」トサッ

カビゴン「ゴオオオッ!!!」

花丸「カビゴン、みずのはどう!!!」

カビゴン「カアッ、ゴオオッ!!!」バシュッ!

フワライド「フゥラッ!!」ヒュンッ

ルビィ「シャドーボール!!!」

シャンデラ「デェッ、ラッ!!!」バシュ! バシュッ!

フワライド「フワッ!!?」

ドオオオンッ!

ルビィ「よしっ!」グッ

花丸「ナイスタイミングずらっ!ルビィちゃん!」スッ

ルビィ「うん!!」スッ

パァンッ!


ギャロップ「ロオッ!!」

ソルガレオ「ルガァウ!!」

ことり「かなしばりが解けた!」

絵里「いい連携ね♪」

海未「ええ。身を投げ出されながらも真姫たちを助け、自身たちも体勢を整えつつ、さらに即座に反撃に出た。日々の鍛練を窺える見事なセンスです」

凛「さすが凛の愛弟子にゃ!!」

ダイヤ「さすが我が妹ですわぁ!!」



にこ「助かったわ。やるじゃない」

花丸「とんでもないずら」

真姫「ったく……やってくれたわね」

フワライド「フラァ~」

にこ「気の抜けた顔してるわりに、やけに好戦的ね。ちょっとあんた、じゃれついてるだけならその辺にしておきなさい。結構急いでるのよ。あんたの相手をしてる暇は無いの。私たちがまだ温厚なうちに消えなさい」

フワライド「フゥーラァー……」キイィィン……!

花丸「カビゴン!!」

ルビィ「シャンデラ!!」

にこ「……………………」スッ

ルビまる「!!?」ピタッ!



にこ「覚悟……出来てんでしょうね」ギロッ



フワライド「――――ァドッ!!!」バシュッ! バシュッ!

ィィィィィィン!

にこ「……………………」

真姫「……………………」

ドオオオオオンッ!


鞠莉「っ!!?」

果南「にこさん!!」

ダイヤ「真姫さん!!」

シュウウウウ……



にこ「なーに慌てた顔してんのよ」



ダイかなまり「!!!」

ブワ――――!

にこ「これくらいでやられるわけないでしょ♪ね……?」ニッ



威風堂々……圧倒的な強者の貫禄を纏うにこ……
フワライドの攻撃から二人を庇ったにこのポケモンは……
安価下1~3まで多い方 連投無し
カプ・テテフ
or
ミミッキュ


にこ「カプ・テテフ♪」

カプ・テテフ「テテーッ♪」フワフワ



果南「カプ・テテフ!!」

ダイヤ「カプ・レヒレと同じ……アローラの守り神とされるポケモンですわ!!」

千歌「カプ・レヒレと同じ……!!」



真姫「どうしたのよ、その子」

にこ「いつか役に立つときがくるって、希がね。まさかそれが今だとは思ってなかったけど。カプ・テテフの試運転には、ちょうどいいわ」ニッ

真姫「みたいね」

フワライド「フラァ……」

真姫「……はぁ。千歌、みんなを連れて先に行きなさいフワライドは私たちが止めておいてあげるから」



千歌「!!」



にこ「ちょっと?べつに一緒に残ってなんて言ってないんだけど?」

真姫「にこちゃん一人置いて、どうやって後から追い付くのよ」

にこ「うぐっ……」

真姫「あの程度、私が加勢するまでもないでしょ」

にこ「なにそれ、自信過剰?」

真姫「知ってるもの。にこちゃんが強いことくらい」

にこ「……ふんっ///」プイッ

カプ・テテフ「テフゥ♪」ニヤニヤ

真姫「そういうわけだから。ルビィ、花丸、あななたちも行きなさい。ここは私たちに任せて」

花丸「でも……」

真姫「私たちが任せてって言ってるんだから、つべこべ言わずに行きなさい。向こうには、あなたたちが声を届けるべき堕天使がいるんだから」

ルビィ「真姫さん……」


絵里「そういうことなら仕方ないわね。いい乗り心地だったけど」

ダイヤ「ですわね。ここまでありがとうございます、エンテイ」

エンテイ「ガァオ!!」

海未「では、二人はこちらに」シュッ ポンッ

ラティオス「ティオッ!!」

絵里「次から次へと、贅沢なライドポケモンね♪」

海未「その分、しっかり働いてもらいます」

ダイヤ「が、頑張ります!」

海未「では、ここは頼みます」



にこ「ガラじゃないわ。いいからさっさと行きなさい」

真姫「すぐに追い付くわ」



花丸「ずらっ!」トサッ

ルビィ「んしょ!」トサッ

花丸「ありがとう、戻るずらカビゴン!」シュイン

ルビィ「シャンデラも!」シュイン

ソルガレオ「レガアッ!!」

ラティオス「ティオッ!!」

ダイヤ「ご武運を!!」

千歌「にこさん!真姫さん!ダテンの深淵で待ってます!!!」

ビュオオオオオ――――――――!


真姫「待ってる……ですって」クスッ

にこ「ギャロップ……全力で飛ばしてどのくらい?」

真姫「一時間あれば余裕ね」

にこ「あっそ」

真姫「一時間はのんびりバトルしていいわよ。ティーブレイクにはちょうどいいわ」

にこ「そんな暇があるならいいわよ。ゆっくりお茶でも飲んでて」

真姫「なに?そんなに時間かけるつもり?」

にこ「逆よ」

フワライド「フワァラァ……」

にこ「ソッコーでカタをつけてやろうじゃない」

カプ・テテフ「テッフテッフテー♪」

にこ「宇宙No.1アイドル……舐めんじゃないわよ」


各所で相次ぐ最終決戦の序章……
物語はなおも紡がれる……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→Saint SnowSIDEへ
偶数→梨子SIDEへ


――――――――ダテンの深淵



タッタッタッタッ――――!

ゴローニャ「ゴォオオオオオオオ!!!」ドゴゴゴゴゴゴ!

梨子「チェリム!!!」バッ!

チェリム「リィアアアアアアッ!!!」ヒュオオオオオッ!

ゴローニャ「ゴロ――――――――」

ズガガガガ――――!

梨子「はあっ、はあっ!!」タッタッタッタッ!

ゴチルゼル「ルゼァアアアアアッ!!!」

シザリガー「リガアアアアアアッ!!!」

梨子「はあっ、はあ…………ッ!!!そこを……どきなさい――――!!!」

ビュオオオオオ――――――――ッ!

ドッガァ――――ンッ!

ニドリーノ「ガアアアアッ!!!」

アリアドス「アァァァァド!!!」

梨子「このっ……!!っ、チェリム!!こっち!!」グイッ!

チェリム「チェリッ!!」

ニドリーノ「ニィドォォォォッ!!!」

アリアドス「キシャアアアアッ!!!」

クイタラン「ラアアアアアアッ!!!」

ガマゲロゲ「ゲェアロオオオオッ!!!」

バッフロン「モォオオオオオオッ!!!」

ドドドドドドドドドドドドド――――――――!


梨子「はあっ……はあっ……!!」ゼーゼー

チェリム「チェリィ……」グター

梨子「けほっ、ゴメンねチェリム……ずっと戦いっぱなしで……」ナデ

ドドドドドドドドドドドド…………

梨子「なんて数のポケモン……。完全に狙われてるわね……。ろくに休むことも出来ない……。よっちゃんを看病してからほぼ丸一日動きっぱなし……。薄ぼんやりとだけど感知出来てたみんなの反応もわからなくなってきたし……。このお城広すぎるわよ……」

チェリム「リリィ……」

梨子「野生のポケモンなら……まだなんとか対処出来る……。けど……もし……」

チェリム「リィム……」

梨子「……ゴメン。私が弱気になっちゃダメよね。大丈夫。きっと、大丈夫よ。私たちは……負けない。絶対に……」グッ



疲労もピークの梨子とチェリム……
そんな二人に、無情に忍び寄る一つの影……
そのポケモンとは……

連投無し
安価下1
タイプ

安価下2
ポケモン(伝説、準伝説、UB無し)


梨子「とにかく……今は進むしかないわ。ボヤボヤしてたらまた――――」

ヒュウンッ……

梨子「っ!!?」

ドガアアアアアンッ!

梨子「っ!!」

チェリム「リムッ!!」



Aライチュウ「ラァイ!!!」



パラパラ……

チェリム「チェリッ!!!」

梨子「ライチュウ……!?普通のと姿が違う……アローラのライチュウ……っ!!?」ズキッ

チェリム「リリッ!?」

梨子「瓦礫に……足が……っ!!」ズキズキ……

Aライチュウ「ラアアアアアアッ!!!」バチバチッ!

梨子「ぁぐ!!っ、フラワーガード!!!」

チェリム「チェリアアッ!!!」フワッ……

ガギィンッ!

梨子「マジカルリーフ!!!」

チェリム「チェーリッ!!!」シュシュシュシュシュンッ!

ドッカアアアンッ!


ガラッ……

チェリム「リリッ!!リリッ!!」

梨子「ありがと……っつ!!はやく……ここを離れるわよ……!!じゃないと……」

バチッ――――!

梨子「!!?」

シュワァァァ――――ッ!

チェリム「チェリッ!!?」

梨子「これは……エレキフィールド……!!?マズい……チェリム!!はやく逃げ――――」

シュンッ!

Aライチュウ「チュアラァァァァァァ――――――――!!!」バチバチ――――ッ!

梨子「――――――――!!!」

チェリム「チェリ――――――――!!!」フワッ!

ドガアアアアア――――ンッ!

梨子「っああああああ―――――――――!!!」

チェリム「チェリィィィィ――――――――!!!」

ドガン!

ドゴン!

ドガァンッ!


ガラガラ……

パラパラ……

梨子「ぁ……が――――」

チェリム「チェリィ……」ググッ……ペタン……

ヒュウンッ……

Aライチュウ「ラアアアイ……」バチバチッ!

チェリム「チェリ……ッ!!」

梨子「チェリ……ム……!!」ググッ

ズシャッ

梨子「っ!!力が……入らない……!!」

Aライチュウ「チュラアア……!!」バチッ……バチバチッ!

チェリム「チェリィ……チェリッ!!!」バッ!

梨子「チェリム……!!ダメ……!!」

チェリム「リリィッ!!!」

梨子「チェリム――――――――!!!」



――――――――!!!



梨子「!!!」



――――――――!!!!!



梨子「この……声は……!!」



満身創痍の最中、梨子に届いた微かな声……
覚えのあるその声の主は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→梨子の手持ちポケモン
偶数→穂乃果


梨子「!!!」バッ!



○ ○ ○ ○



梨子「モンスターボール……!!!」

Aライチュウ「チュアラァァァァァァッ!!!」

梨子「くっ!!」

ズキッ――――!

梨子「――――――――ぁ!!!ギリッ――――こ、のおおおっ!!!!!」グググッ……!

ガシッ!

梨子「っ!!!」

シュッ ポンッ!



絶体絶命のピンチの中で見えた、連れ添った仲間という一筋の光明……
咄嗟に掴み投げたモンスターボール……
その中に入っていたのは……
安価下1
ゲッコウガ、ランプラー、トゲキッス、ガブリアスの中から


トゲキッス「トゲッ!!!」ヒュンッ!



梨子「っ、トゲキッス!!」

Aライチュウ「ラァイッ!!!」

ズキッ!

梨子「ぁ――――!!!……っ!!はどうだん――――――――!!!」

トゲキッス「トォーッ、ゲッ!!!」キイィン……!

Aライチュウ「ラァ――――――――」

ドガアアアアアンッ!


パラパラ……

Aライチュウ「チュラァ……」パタッ

チェリム「チェリ……」

梨子「はぁ……はぁ……」

スィーッ

トゲキッス「トゲッ♪」

梨子「トゲキッス……///」

トゲキッス「トゲッ♪トゲッ♪」スリスリ

梨子「ありがとう……///助かったわ……///」

チェリム「チェリ?」

梨子「ああ……チェリム、紹介するわ。トゲキッスよ。ウラノホシで出会った私の仲間……♪トゲキッス、チェリムよ。仲良くしてね……♪」ニコッ

トゲキッス「トゲキッ♪」スリスリ

チェリム「リリ……チェリッ♪」モッギュー

梨子「っ、しょ……。っつつ……」ズキズキ……

ガシッ

梨子「みんな、出て来て……」カチッ

ポンッ!

ガブリアス「シャアガッ!!」

ランプラー「プラァ♪」

ゲッコウガ「コウガッ!!」

梨子「チェリム、これが……ウラノホシでの私のパートナーたちよ♪」

チェリム「チェリッ♪チェーリッ♪」

梨子「みんな無事でよかったわ……」

ズキッ――――!

梨子「――――――――っ!!!」

ゲッコウガ「ゲコ!!!」

梨子「アハハ……無事じゃないのは私か……」クスッ

ランプラー「プラァ……?」

梨子「大丈夫……少し足を怪我しただけだから……」

ゲッコウガ「ゲコ……」

梨子「……そんなしょげた顔、あなたらしくないわよ」クスッ

ゲッコウガ「ゲッコ……」

梨子「大丈夫……。ガブリアス、そこにある私の荷物を取ってくれる?」

ガブリアス「ガバッ!」

梨子「ありがと。きずぐすりが、たしか……」

ゴソゴソ……

梨子「無い……」ズゥーン……


梨子「どうぐも満足に用意し忘れるなんて……ポケモンを育てることだけがトレーナーじゃないって、染々痛感するわ……」クシャッ

チェリム「リリ……」

梨子「この足でどこまでやれるかしら……。みんなと一緒に戦うどころか……これじゃ動くことも……」

ズキッ

梨子「っ……」

トゲキッス「トゲッ!」

梨子「……?トゲキッス……?」

トゲキッス「トゲッ♪トーゲッ♪」フリフリ

梨子「……!つばさ……いや、ゆびをふる……?いつの間にそんな技……それより、まさか……ゆびをふるで回復技を出すつもり……?」

トゲキッス「トゲッ♪」フリフリ

梨子「ゆびをふるは、あらゆるポケモンの技をランダムで出すことの出来る技……。たしかに回復技も出る可能性はある……けど、あまりにも確率が……」

トゲキッス「トゲッ♪トーゲッ♪」フリフリ

パァアアアア……

梨子「!!」



梨子の身を案じて、トゲキッスは僅かな可能性に賭ける……
ゆびをふるを使用した結果は……
安価下1コンマ
01~33→成功。回復技が発動する。
34~66→不発。意味の無い技が発動する。
67~99→失敗。広範囲を破壊する技が発動する。
00→ヨハネ乱入イベント


トゲキッス「トォーッ♪」キュイィィン……

梨子「え……?」

トゲキッス「ゲーッ♪」

梨子「ちょ――――――――」



ドガァッ――――ズガガガガァアアアアアアンッ!


――――――――城内










ヨハネ「……………………」










――――――――島の入り江










ダークライ「……………………」


――――――――



シュウウウウウ……

梨子「はぁっ――――はぁっ――――!!!」

ゲッコウガ「……………………」

ガブリアス「……………………」

チェリム「……………………」

ランプラー「……………………」

シュウウウウウ……

梨子「ら、らいげき……」

トゲキッス「ト、ゲ……」サーッ

梨子「トゲキッス……」

トゲキッス「……………………トゲペロ♪」-☆

ガシッ!

梨子「オスのくせにカワイコぶらないの!!驚愕の一撃じゃない!!お城の一部吹き飛んでるわよ!!?一歩間違えれば私たちここで全滅してたじゃない!!!」ユサユサ

ゲッコウガ「コウガ……」

梨子「ていうか……ちょっと……今の攻撃に曜ちゃんたち巻き込まれてたりしないわよね……!!?助けるどころかヤッちゃいました♪なんてシャレじゃすまないわよ!!?よっちゃんもヒくレベルで一気に悪役じゃないの!!!」ユサユサ!

トゲキッス「トトトトトト!」ユサユサ!

梨子「もうっ!!トゲキッスったら!!もう……………………」

トゲキッス「トゲ?」

ランプラー「プラァ?」

梨子「……………………」クスッ


ガブリアス「ガバ?」

チェリム「リリ?」

梨子「ぷっ、クスクス……♪」

ゲッコウガ「ゲコ?」

梨子「フフフ……アハハハハ♪はあーっ……なんだか一気に気が抜けちゃった。もうドタバタ……けど、私たちっぽいわね……♪」クスクス

トゲキッス「トーゲ?」

梨子「……ありがと、トゲキッス♪気持ちはありがたく受け取っておくわ」ニコッ

トゲキッス「トゲ……トゲッ♪」

梨子「うん。まだ笑える……まだ頑張れる。ちょっとのケガは耐えればいい。なにがあっても大丈夫。私には、心強い仲間がついてるもの」

ゲッコウガ「コウガ」スクッ

梨子「きゃっ……///げ、ゲッコウガ……?///そ、その……///運んでくれようとしてるのは嬉しいけど……///あ、あのね……お姫さまだっこは……ね……?///さすがに……恥ずかしいから……///」カアァ

ゲッコウガ「ゲ、ゲコ……///」

梨子「お、おんぶくらいで……///」

ゲッコウガ「コウガ……///」


梨子「んしょ……っと」

ゲッコウガ「コウガ」

梨子「えっ、と……重くない?///」

ゲッコウガ「ゲコ」コクン

梨子「ん……///それじゃ、行きましょう。私たちを必要としてるみんなのところへ」

チェリム「チェリ……」

梨子「チェリム……?」

チェリム「チェリッ……チェーリ……」

梨子「……なんでそんなに頑張るの……って顔してるわね」クスッ

チェリム「チェリィ……」

梨子「……信じてるから、かな」

チェリム「リリ……?」

梨子「みんながいればなんとかなるって。みんなと一緒なら前に進めるって。それに……私たちだけじゃないから」

チェリム「……?」キョトン

梨子「……♪」


梨子「頼りになる友だちがいるの。一緒に戦ってくれる……大切な人たちがね」ニコッ



大切なのは信じる気持ち……
その気持ちさえあれば、きっと……どこまでだって行ける……
安価下コンマ1~3
コンマ合計が180以上→千歌たちが到着
コンマ合計が180未満→ヨハネ勢が動き出す


――――――――



ヨハネ「……………………」



梨子『私たちはわかりあえる』



ヨハネ「……………………」



千歌『諦めない!!!』



ヨハネ「……絆(ほだ)されてんじゃないわよ、堕天使ヨハネ。その資格なんか……無いでしょ」スクッ

シュッ

ポンッ

キリキザン「キザッ!!!」

ワルビアル「ビァアル!!!」

ゲンガー「ゲガガガガ!!!」

ヘルガー「ヘァル!!!」

ヨハネ「堕天使ヨハネの名に於いて命令するわ。私の邪魔を……全ての敵を排除しなさい。立ち阻かるなら容赦無くブッ倒していいわ。一切の情けを掛けるんじゃないわよ。暴れなさい……我がリトルデーモン」ギラン

キリキザン「キザァアアアアアアアッ!!!」

ワルビアル「バァアアアアアアアア!!!」

ゲンガー「ゲェアアアアアアアアッ!!!」

ヘルガー「ルゥオオオオオオオオオオ!!!」


ヨハネ「あんたたちも……」



マッシブーン【……………………】

フェローチェ【……………………】

カミツルギ【……………………】

デンジュモク【……………………】

テッカグヤ【……………………】

アクジキング【……………………】

ウツロイド【……………………】



ヨハネ「いつまで傍観決め込んでるつもり?……計画は最終段階。これ以上の邪魔は望まないでしょ?」

ウツロイド【――――――――】

ヨハネ「だったら……あんたたちも出なさい。私が力を貸す代わりに、私に力を貸す……そういう取り決めだったはずよ。ウツロイド」

ウツロイド【――――――――】

ヨハネ「わかればいいわ。なら……」

ウツロイド【――――――――】

ヨハネ「気掛かり……?」

ウツロイド【――――――――】

ヨハネ「ああ……あいつね……。問題があるなら……他の奴らと同じように倒せばいいわ」

ウツロイド【――――――――】

ヨハネ「……チッ、無駄口を叩いてる暇があるなら……さっさと行きなさい!!」バッ!

ウツロイド【――――――――】

シュンッ……

ヨハネ「ふん……。そう……倒せばいい……。それで……いいの……」



曜「……………………」

ズズッ……

ズズッ……



ヨハネ「……………………」


各人物の現在位置

千歌、ルビィ、花丸、ダイヤ、果南、鞠莉
海未、ことり、絵里、凛、花陽
ダテンの深淵に向けてスリリング・ワンウェイを疾走中



にこ、真姫
スリリング・ワンウェイにてフワライドと交戦中



Saint Snow
マーメイドホールにてメガデンリュウと交戦中



梨子
メロエッタを除く手持ちポケモンを取り戻し、囚われの仲間の元へと目指す




意識不明。ヨハネの元で囚われる



穂乃果
所在不明



ヨハネ
梨子及びいずれやって来る千歌たちを倒すため、手持ちポケモンとウルトラビーストを総動員




A-RISEを探すため一人単独行動


いつも閲覧してくださってる方々、どうもありがとうございますm(__)m
まあ……………………長いですね……
気付けばもう一年経ってました。
一年でどれだけ物語がネジ曲がってるんだ……ヒくわ……
エンディングが決まってるだけにそこまで持っていくのがまあ難しいです……
はよ終われと思ってる方々、スミマセンm(__)m

ポケモン新作が出るにあたって、いろいろと新しい情報も出てるわけですが……組み込めるなら組み込む、無理ならやめておくという臨機応変な対応を執ろうかなと思います。
ストーリーが破綻するのは誰得って感じなので……
新しいUBくらいは出しても問題無いんじゃないかなって感じですが、まさかネクロズマがあんな強化を果たすなんて……


個人的にはやく書きたいシーンは、
・千歌とゾロアークの決める道
・希の思惑
なんですよね。
皆さまの間でも囁かれる希の黒い噂……どうなることやらです。
前スレで募集したジラーチも忘れてないので、いずれ物語に登場させます。

情景描写が無い分、読んでてわかりづらいところもあるでしょう……差し支えない程度の質問ならお答えします。
お付き合いいただける方は、あともう少し(何回目だ)、よろしくお願いいたしますm(__)m

質問
梨子ちゃんが牢に捕らわれていたシーンですが、両手両足鎖で繋がれてたってのは壁に磔状態だったのか、それとも(牢屋内での)動きに差し支えない程度の拘束だったのですか?

閉じ込めたりボール回収するのもヨハネ1人でやったんですか?


>>532
よくある、鎖のついた手枷で壁に磔られてるシーンを想像してくれれば大丈夫です。
身体検査はきっと手持ちのポケモンたちに任せたんでしょう。


――――――――



ゲッコウガ「コオッ、ガッ!!!」ダッ!

トゲキッス「トゲーッ!!!」ビュンッ!

ガブリアス「シャガアッ!!!」ダンッ!

ランプラー「プラーッ!!!」スィーッ!

梨子「……っ、次の通路を左!その先五十メートル先になにかいる!!ランプラー、通路を曲がったら五秒後にフラッシュ!!」

ランプラー「プラッ!!」

バッ!

ゴルバット「キキキキキ!!」

ランプラー「プラァッ!!!」ピカッ!

ゴルバット「ゴルバッ!!?」クラッ

梨子「よしっ!!」

ランプラー「プラァ♪」

梨子「みんなが戻ってきた安心感で、感知能力も少しずつ戻ってきた!!これなら!!」

ゲッコウガ「ゲコ!!」

梨子「この先まっすぐ!!階段がある!!一気に昇るわよ!!」



ゾワ――――――――!



梨子「!!?」

ゲッコウガ「ゲコッ!!?」

ランプラー「プラッ!!?」

トゲキッス「トゲッ!!?」

ガブリアス「ガァバッ!!?」

梨子「野生のポケモンとは比べ物にならないこのプレッシャー……!!いよいよ動き出したわね……!!」

ゲッコウガ「コォガッ!!!」


タッタッタッタッ――――!

ピリッ――――!

梨子「上にあがったとたん、刺すような威圧感が強まった……!!この先に……!!」

キン――――!

梨子「!!!」

バシュッ!

梨子「止まって!!!」

ドォォォォォォンッ!

梨子「くっ!!!」

ゲッコウガ「ゲコ!!!」

ブワ――――――――!

ガブリアス「ガバッ!!!」

ランプラー「プラァッ!!!」

トゲキッス「トゥゲ!!!」

梨子「……………………!!!」



蝋燭の灯る灰暗い回廊……
揺らめく闇の中から、梨子たちの行く手を遮るべく姿を現したのは……
安価下1
ゲンガー、キリキザン、ワルビアル、ヘルガーの中から


ズシッ……

ズシッ……

ズシンッ……!

ワルビアル「ビァアル……!!!」

梨子「ワルビアル……!!」

ゲッコウガ「コォガ……!!」スッ

梨子「最初はあなたってわけね……。あなたがここにいるってことは、よっちゃんは……あなたのご主人様はこの先にいるってことでいいのかしら」ストッ

ワルビアル「ワァルッ!!!」

梨子「だからこそ……私たちを足止めに来たのよね。けど、あいにく……止まらないわよ」

ワルビアル「ルワァラァァァァァァッ!!!」ドガガガガガ――――!



道を遮るワルビアル……
放たれたストーンエッジに対し、梨子は……
安価下1コンマ
1.4.7→梨子「ランプラー、シャドーボール!!!」
2.5.8→梨子「トゲキッス、はどうだん!!!」
3.6.9→梨子「ガブリアス、りゅうのはどう!!!」
0→梨子「ゲッコウガ、みずしゅりけん!!!」


梨子「トゲキッス、はどうだん!!!」

トゲキッス「トォーッ、ゲッ!!!」キイィン……バシュッ!

ドガァァァァンッ!

パラパラ……

ワルビアル「ガァワ……!!」

梨子「すんなり通してもくれないんでしょ?大切なご主人様のためだものね。だけど、私の大切なものもこの先にあるの。邪魔をするなら力ずくで押し通るわよ」

ワルビアル「ガァアアアッ!!!」

トゲキッス「キュアアッ!!!」

梨子「譲れない思いがぶつかるなら……バトルは必然よね。トゲキッス」スッ

トゲキッス「トゲッ!!!」

梨子「全開で行くわよ……!!!」


ワルビアル「ワァガアアアアアッ!!!」ダンッッ!

梨子「来るわよトゲキッス!!しんそく!!!」

トゲキッス「キシュウウウッ!!!」ビュンッ!

ヒュンッ……ビュウンッ!

ワルビアル「ビァル!!!」

梨子「はどうだん!!!」

トゲキッス「トーッ!!ゲーッ!!!」バシュウッ!

ワルビアル「ワォォォォォォォッ!!!」ドガン!

ドガン!

ドゴン!

梨子「ストーンエッジの壁で防いだ!!なら……!!回り込みなさい!!しんそく!!!」

トゲキッス「トゲェッ!!!」ビュンッッ!

ダンッ――――!

梨子「!!?」

トゲキッス「トゲッ!!?」

ワルビアル「ガアアアアアアアッ!!!」

梨子「速い!!?トゲキッスのしんそくに追い付いた!!??」

ワルビアル「ルバァッ!!!」ガシッ!

梨子「トゲキッスの翼を!!!」

ワルビアル「ビァアアアアアアッ!!!」ブンッッ!

トゲキッス「トキュッ!!!」

ドガァンッ!

トゲキッス「キュァァァッ!!!」

梨子「トゲキッス!!!床に叩き付けられた……!!」

ワルビアル「ワァッビァッ!!!」

梨子「追撃が来るわ!!トゲキッス、エアスラッシュ!!!」

トゲキッス「トゲッ!!トキュアアアアッ!!!」バサッ!

シュシュン――――ッ!

ワルビアル「ガァアアアアアアアアアア!!!!」

ビュウ……ビュオオオオオオオッ!

梨子「すなあらし!!!」

ビュウウウウウウウウッ!

梨子「すなあらしでエアスラッシュを掻き消した!!!」

トゲキッス「キュウァァァァァァッ!!!」

ビュウウウウウウウウッ!


梨子「トゲキッス!!!」

ワルビアル「ワァガァアアアアアアアアアッ!!!」

ビュオオオオオオオ……ギュイィィィィィンッ!

梨子「なっ!!?すなあらしを……拳に集約して……!!!」

ワルビアル「ルゥガアアアアアアアアアアアア!!!!!」ゴオオッ!

トゲキッス「トゲ――――――――」

ドゴ――――!

ドッガァァァァ――――ンッ!


梨子「トゲキッス……!!」

ゲッコウガ「ゲコ……!!」

ガブリアス「ガァ……!!」

ランプラー「プラァ……!!」

シュウウウウウウ……

梨子「前に戦ったときより……動きにキレがある……。より獰猛で……より凶悪……。凶暴性を増した躊躇いの無い攻撃……。レベルが違う……って表現でいいのかしら。……………………まったく……いい育て方をしてるわ……。ポケモンが持つ資質を最大限に活かす育成……それが充分わかってる。ワルビアル、あなたのご主人様と同じように、あなたのことも感服するわ」

ワルビアル「ガアァ……!!!」フシュウ……

梨子「トレーナーがいない今において、自分の実力を充分に発揮出来てる。まったく厄介なほどにね。……その止めどなく溢れる凶暴性は、裏を返せばトレーナーへの……よっちゃんへの深い愛情。なにをしてでも守りたい……相手が誰だろうと牙を向けるっていう強い決意。ずっと訊きたかった。この際だから訊かせて……。ワルビアル……あなたたちは、今のよっちゃんをどう思ってる?」

ワルビアル「ワァアガ!!!」

梨子「私は……よっちゃんとあなたたちの出会いも、関係も、過ごしてきた時間もなにも知らない。だけど、そこまで必死になれるだけの理由があるってことなんでしょ?今まで出会ってきたみんなが、そうだったように。トレーナーを愛してるから、トレーナーがどんな思想を抱いていても、それに付き添い……どこまでも寄り添う。あなたに……あなたたちにとっては、よっちゃんはかけがえの無いパートナーなんでしょ?」

ワルビアル「ワァル!!!ガァアアアアッ!!!」

梨子「クスッ……やっぱり、いい子なのよね。よっちゃんは♪ポケモンを必死にさせるほど……本気にさせるほどに。それだけで、よっちゃんの目を覚まさせる意味はあるって思える。千歌ちゃんの信じた未来は間違ってないって。私も……あの子と同じ未来を歩みたいって」


ワルビアル「ガァア……」

梨子「フフ……♪さあ、いつまでおとなしくしてるの?私たちが目指してるのはこの先よ。こんなところでダウンするような、ヤワな鍛え方はしてないわよ、トゲキッス!」

ガラッ……!

ワルビアル「ビァル……!!?」

トゲキッス「トゲェ……!!!」パタパタ

ゲッコウガ「コウガ!!」

チェリム「チェリィッ!!」

梨子「未来は明るく眩しい……!!予感に騒ぐ……心のメロディー!!」ギュッ!

トゲキッス「シュアアアアアアッ!!!」

梨子「止められない……!!止まらない!!!」

トゲキッス「トオッ、ゲッ!!!」ビュウンッ!

梨子「はどうだん!!!」

トゲキッス「キュウァァァァァァッ!!!」キュイィィン……ドシュッ!

ワルビアル「ガアァ……ワガアアアアッ!!!」ジャキンッ!

ガブゥッ!

ドオオオンッ!

梨子「はどうだんをかみくだくなんてね……!!ならっ!!トゲキッス、ゆびをふる!!!」バッ!

トゲキッス「トゲッ!!!」フリフリ




熱を増すバトル……
トゲキッスのゆびをふる……
安価下1コンマ
奇数→物理
偶数→特殊
ゾロ目(11.22.33.44.55.66.77.88.99.00)→おいわい

安価下2 ゆびをふるで出ない技を除く
安価下1が物理の場合→物理技から
安価下1が特殊の場合→特殊技から
安価下1がゾロ目の場合→おいわい後、物理、特殊技から


トゲキッス「トゲッ♪トーゲッ♪」ビュンッ!

スリスリ♪

ヒュヒュウンッ♪

ワルビアル「ガッ、ビアッ!!?」

梨子「じゃれつく……フフッ♪なにがでるかわからないのが、ゆびをふるのおもしろいところよね♪」

ワルビアル「ビィア……!!ガアッ!!!」ブンッッ!

トゲキッス「トゲッ!!」ヒュンッ!

ワルビアル「ワァルァァァァァァァァァッ!!!」ズドドドドドド!

梨子「ストーンエッジ!!トゲキッス、もう一度ゆびをふる!!!」

トゲキッス「トーゲッ♪」フリフリ



再度ゆびをふる……
次に出た技は……
安価下1 00は100扱い
奇数→特殊
偶数→変化

安価下2
安価下1が特殊の場合→特殊技の中から
安価下1が変化の場合→変化技の中から


ヒュオオ……ビュオオオオオオオッ!

ワルビアル「ビァアガッ!!?」

梨子「今度はぼうふう……!!ストーンエッジを防いだ!!」

ワルビアル「ガアァ……ッ!!!」

梨子「こんらんする?なにが起こるかわからない……次の一手を予測出来ないバトルも、たまには楽しいでしょ♪なんて……♪」



千歌『♪』



梨子「すっかり毒されちゃったわね!!」ニイッ

ワルビアル「ガァオオオオオオ!!!」ヒュウウ……ビュウウウウウウウウッ!

梨子「ね……?一分……一秒……一瞬……誰にもこの先のことなんてわからないでしょ?未来がどうなるかもわからない……。ツラいことも、哀しいことも、目を背けたくなるような理不尽な現実もあるかもしれないけど……!!確かなことが一つある!!人とポケモンが繋がれるんだから……人と人が繋がれないはずなんてないのよ!!!」

ビュオオオオオオオッ!

梨子「未来の光を!!その可能性を!!私たちは信じてる!!!トゲキッス、はどうだん――――――――!!!」

トゲキッス「キュウアアアアアアア――――――――!!!!!」

ワルビアル「ビァ――――――――」

ドオオオオオオオオオオオオンッ!


ワルビアル「ワッ、ビァ……」バタン……

梨子「私たちの勝ちね」

トゲキッス「トゲッ!!!」フンス

ワルビアル「……………………」

梨子「通してもらうわよ、ワルビアル」

ワルビアル「ワルガ……」



――――――――

――――

――


善子『力が有り余ってるなら、私のために働きなさいよ』

ワルビアル『ワァル……?』

善子『グループのためじゃない。私のために、その力を使いなさいよ。退屈はさせないわ』

ワルビアル『ワルッ……』

善子『……暴れることしか能の無いやつにも分かりやすく言ってあげる。あんたが気に入ったのよ、ワルビアル』スッ

ワルビアル『ワ、ルッ……』

善子『おいで。私のために……働きなさい』



ワルビアル『ワルァッ!!』ドサッ

善子『おつかれ。これで今日の仕事は終わりよ』ポイッ

ワルビアル『ワルッ?』ガシッ

善子『悪かったわね、私の都合でデスマに付き合わせて。ささやかだけど乾杯しましょ。サイコソーダで、ね♪』ニッ

ワルビアル『ワァル』

プシッ

プシュウウウウッ!

ワルビアル『ワァガッ!!?』

ポタポタ……

ワルビアル『ワル……』ビッショリ

善子『ククク……♪クックックッ♪引っ掛かったわねワルビアル♪』ギランッ

ワルビアル『ワァッビ!!』ガーッ!

善子『アッハハハハハ♪』

プシッ

プシュウウウウッ!

善子『……………………』ビッショリ

ワルビアル『……………………』

善子『……………………///』

ワルビアル『ワッガッガッガッ!』

善子『笑うなぁ!!///』ムキーッ!


善子『ほら、出来たわよー』ドンッ

ダテンシノナミダァァァァ

ラルトス『ラル……』ゲッソリ

ヘルガー『ヘァル……』ゲンナリ

ゲンガー『ゲェェ……』グッタリ

キリキザン『ギザ……』ガックリ

善子『なによ。私のご飯に文句あるの?』

ラルトス『ラルッ!!ラールッ!!』プンスコ

善子『は?カレンダー?』

ラルトス『ラルゥッ!!!』ビシビシ

善子『一週間連続で晩ご飯が堕天使の涙だってことにいちゃもん付けてんじゃないでしょうね!!?』

ラルトス『ラァルーッ!!!』フンガー!

善子『いいじゃない!!堕天使の涙、あんたたち好きでしょ!!?』

ラルトス『ラルラルラルラル!!!』

善子『限度があるって言ってるのよね……。ああもう……わかったわよ……。たしか特売のポケモンフーズが……』ゴソゴソ

ラルトス『ラル……』グッタリ

ワルビアル『ワァル……』ポンッ

ラルトス『ラルル……』

善子『ほら、これでいいでしょ』スッ

ポケモンフーズゥゥゥ

ラルトス『ラルゥ……///』パアァ

善子『あ、タバスコトッピング忘れた』ビチャビチャ

ラルトス『ラアア――――――――!!!!!』ゼツボウ

ワルビアル『ワアガ……』


ワルビアル『ビァ』

善子『ククッ、似合わないわねあんた。喫茶店なんて。ンァー……っ♪んんっ、チョコレートパフェおいしーっ♪』ルンッ

ワルビアル『ワァル』

善子『冗談よ。たまにはいいでしょ。二人きりでこいういところも』

ワルビアル『ルァ?』

善子『ここのところ忙しくて、あんたには無理をさせたからそのお礼にね。まあ、前からこのお店に来てみたかったのもあるんだけど。みんなには内緒よ?♪』クスクス

ワルビアル『ワァガァ』

善子『……あんたとの付き合いは、みんなと比べてまだ短いけど……それでも、あんたは私の頼れるパートナーだって思ってるんだからね。これからもよろしく頼むわよ♪』

ワルビアル『ワルッ……。ワァルッ!!』

善子『フフッ♪あんたも食べる?チョコレートパフェ♪一口だけよ、ほら……そのおっきい口開けなさいよ♪はい、あーんっ♪』




ヨハネ『……………………』



ワルビアル『ワァル……』スッ……

ヨハネ『……………………邪魔よ』パシッ

ワルビアル『……………………』ギリッ……


――――――――

――――

――



ワルビアル「ワァ……ガァ……!!!」ギリッ

ポロッ……

ワルビアル「ワルァ……!!ァガ……!!」ポロポロ……

梨子「……その涙は……善子ちゃんの前でこそ見せるべきよ。声はきっと届く……。私の友だちは、そう言っていたわ」

ゲッコウガ「ゲコ」

梨子「うん」ノシッ

ゲッコウガ「コウガ」ユサッ

梨子「それじゃあね。またバトルしましょ。今度はよっちゃんも一緒に」

チェリム「チェリッ♪」

トゲキッス「トゲッ♪」

ガブリアス「ガァッ!」

ランプラー「プラッ♪」

タタタタタタ……

ワルビアル「ワルァ……」

質問
ヨハネがちかっちを眠らせるシーン、あれってハグしたんですか?それとも手握っただけ?
わざわざそんな事したのは自分と仲良くすることの愚かさを思い知らせるため?それとも何だかんだで彼女の言葉に思う所があったのか・・・?


>>563
あれはハグですね。ハグしながらダークホールを撃たせています。
はたしてヨハネの真意はどうだったのでしょうね。


タッタッタッタッ――――

梨子「……………………」

ガブリアス「シャア?」

梨子「気になることがあってね……」

ゲッコウガ「コウガ?」

梨子「ワルビアルが……よっちゃんの手持ちポケモンが出撃してきた……。本格的によっちゃんが動き出したのは間違いない……。そうなると、残りの手持ちポケモンも城の中に放たれてるはず。私のことを過小評価してくれてるなら、きっとそれだけを懸念すればいい。けど、もしも私たちを完全に潰そうとしてくるなら、きっとウルトラビーストも姿を見せる。ワルビアルが一人で現れたのは幸運ね……もしも数で押し切られたら厄介極まりない……けど、それ以上に困難なケースが一つあるのよ……」




シン……………………



???「……………………」


梨子「ベストなのは……何事もなく曜ちゃんたちの元へたどり着くこと……。それが叶わなくても、最低限の戦闘で曜ちゃんたちを救い出せれば……」



ザッ……



梨子「!!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!?」ザッ!

ガブリアス「ガァッ!!?」ザッ!



ザッ……

ザッ……



梨子「……っ、やっぱり……そう来るわよね……よっちゃん……っ!!!」











穂乃果「……………………」


――――――――



ヨハネ「……………………」




――――――――



穂乃果「……………………」

梨子「……最悪ね。って、私が向こうの立場なら同じことをしただろうけど……。なんせ、史上最強のチャンピオンだものね……」

穂乃果「……………………」

梨子「洗脳……でもウツロイドの気配は感じない……。果南さんのときみたいに、ダークライのナイトメアで……?……………………はぁ」クシャ

ゲッコウガ「ゲコ?」

梨子「……なんでもいいわ。やることは変わらない。操られてるなら元に戻して、さっさと前に進むだけだから」

穂乃果「……………………」



ザワッ――――――――!



梨子「っ!!!」ゾクッ!

ゲッコウガ「ゲ、コ……!!」ブルッ

ランプラー「プァラァ……」ビクッ

チェリム「チェリィ……」ビクビク

梨子「……普段の穂乃果さんからは予想もつかない、身が竦む反則じみたプレッシャー……!!なにもしてないのに……戦意が喪失しかける……!!」ツゥッ

穂乃果「……………………」

梨子「……………………っ!!!」

ポンッ

梨子「……!!!」

ガブリアス「シャガッ!!!」

梨子「ガブリアス……」

ガブリアス「……………………!!!」ギンッ!


梨子「そうね……怯えてなんかいられない……!!舐めないでください……こっちは高くて分厚い壁ほど燃えるのよ!!!」ドンッ

穂乃果「……………………」

梨子「ガブリアス、あなたに任せるわ」

ガブリアス「シャアガッ!!!」

梨子「あなたの本気……見せてあげなさい!!!」

ガブリアス「シャガアアアアアアアッ!!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!」

ガブリアス「ガバッ!!」コクン

穂乃果「……………………おいで」スッ

シュッ……ポンッ!



行く手に立ち塞がる最強のチャンピオン……
夏の香りORANGE SMILE、チャンピオンの穂乃果が現れた……
穂乃果は安価下1を繰り出した。
安価下1
ポケモン(フシギバナ、アブソル、ミュウツー)


アブソル「クォオオオオオッ!!!」

梨子「アブソル……!!」

穂乃果「さあ、行くよ」スッ

アブソル「ルォオオオオオオオッ!!!」

梨子「先攻は譲らない!!ガブリアス、ほのおのキバ!!!」

ガブリアス「ガアアアッ!!!」ダンッ!

メラッ……ボオオッ!

穂乃果「アブソル、つるぎのまい!!」

アブソル「アァルッ!!!」シャンッ……

梨子「!!?」

アブソル「クゥオッ!!ルォアッ!!」シャンッ……シャンッ!

ヒュンッ……ヒュンッ!

ガブリアス「ガァッ!!?」

梨子「つるぎのまいで、ほのおのキバをかわした!!」

穂乃果「つじぎり!!!」バッ!

アブソル「クゥオオオオオオオオオッ!!!」

シュンッ

ガブリアス「ガッ――――」

ズバッ――――――――!

ガブリアス「ガァアアアアアッ!!!」

梨子「ガブリアス!!!速い……いや、速すぎる!!技を使ってるわけでもないのに、しんそく並のスピードじゃない!!いったいどんな育て方してるのよ……!!」

穂乃果「もう一度だよ!!!」

アブソル「アァァァァァッ!!!」

梨子「くっ、だいちのちから!!!」

ガブリアス「ガッ……!!ガバァアアアアアアッ!!!」ドゴンッ!

ドゴンッ! ドッゴォンッ!


穂乃果「つるぎのまいでかわして!!!」

アブソル「ソオオオオオオオオッ!!!」シャンッ……シャンッ!

梨子「また……!!」

穂乃果「つじぎりっ!!!」

アブソル「クォオオオオオッ!!!」

シュンッ……ズバァッ!

ガブリアス「ガッ!!!」

梨子「ガブリアス!!さっきより威力が上がってる……つるぎのまいの効果で……!!回避と強化を完ぺきに両立させてる……!!」

ガブリアス「ガッ、バァ……ッ!!!」

梨子「それに……たぶん、きょううんの特性……!!たたでさえ急所に当たりやすいつじぎりに、きょううんが合わさって威力が跳ね上がってる……!!お手本のようなヒットアンドアウェイ……着実にダメージを与えてくるこの堅実さはさすがです……!!でも、私だって一度は頂きに立ったトレーナーだってことを忘れないでください!!!」

穂乃果「……………………♪」

梨子「ガブリアス、りゅうのはどう!!!」

ガブリアス「シャガアアアアアアアッ!!!」キイィン……ゴオオオオオッ!


梨子(おそらく、またつるぎのまいで攻撃をかわすはず!!そうしたら、りゅうのはどうの軌道を曲げて反撃に出る!!)

ゴオオオオオッ!

穂乃果「……♪アブソル!!」ビッ!

アブソル「クオオオオッ!!!」ダンッッ!

梨子「なっ!!?」

ゴオオオオオッ!

梨子「かわさない!!?真正面から向かってきた!!?」

穂乃果「アブソル!!!>>586!!!」



アブソルが繰り出した技は……
安価下1
アイアンテール、シザークロス、つばめがえしの中から

アイアンテール


穂乃果「アイアンテール!!!」

アブソル「クゥオアアアアアアアアッ!!!」グルンッ!

ガギィインッ!

ドゴオンッ!

梨子「りゅうのはどうを真っ向から……!!つるぎのまいで回避したのを印象付けた上で、こっちの判断を限定した……っ!!!」

アブソル「ルォアッ!!!」ゴオッ!

梨子「くっ、もう一度りゅうのはどう!!!」

ガブリアス「ガアアアアッ!!!」ゴオオオオオオッ!

アブソル「クオオオオッ!!!」シュンッ!

チッ――――

梨子「毛先に掠める程度のギリギリで……!!」

アブソル「ルォアアアアアアアッ!!!」

ガッギイイイイインッ!

ガブリアス「ガッ――――!!!」

ドゴォォォォォンッ!

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

梨子「ガブリアスが手も足も出ない……!!これが……史上最強と謳われたチャンピオンの……穂乃果さんの実力……!!」

穂乃果「……………………」

梨子「大胆さと繊細さが高い次元で組み合わさったバトル……。ポケモンのスペックはもちろん、技術も戦略も……洞察力までも、その全てが超一流……。チャンピオンとしての……いいえ、トレーナーとしての格がまるで違う……。こんな相手にどうやって勝てば……」

ガラッ……

梨子「!!!」

ガブリアス「ガ、アアッ……!!!」ググッ……


梨子「ガブリアス……!!」

ガブリアス「ガァァ……シャアガアアアアアアアアッ!!!」

ビリビリ――――――――!

梨子「……!!そうよね……!!あなたが諦めてないのに……私が項垂れていいはずないわよね……!!」

穂乃果「……………………♪」

梨子「穂乃果さんが格上なんて、初めからわかってたことじゃない……!!私のやることは変わらない……!!あなたを勝利に導くだけ……ただそれだけでいい!!!はわわなバトルはガラじゃないわ!!!ガブリアス、ほのおのキバ!!!」

ガブリアス「ガァアアアアアッ!!!」ボオオオオッ!

穂乃果「アブソル!!」

アブソル「クゥアアアッ!!!」ヒュンッ!

梨子「いくらでも避ければいい!!!チャンスは来る!!!そのときまで、力ずくで捩じ伏せてあげる!!!」

ガブリアス「シャガアアアアアアアッ!!!」ボオオオオッ!

穂乃果「つるぎのまい!!!」

アブソル「ソルォオオオオオオオオッ!!!」シャンッ……シャランッ!

ヒュンッ!

シュンッ!

梨子「だいちのちから!!!」

ガブリアス「ガアアアアアアアアアアアッ!!!」ドゴンッ!

ドゴン!

ドゴン!

ドゴン!

アブソル「クゥオアアアアアアアアッ!!!」ヒュヒュンッ!

梨子「まだ……まだ足りない!!!もっと……もっと強く、激しく!!情熱的に!!奏でるわよ、ガブリアス――――!!!」

ガブリアス「ガアアアアアアアアアアア――――――――ッ!!!」キイィィィィィィ――――ン!

穂乃果「……!!!」


梨子「荒ぶる龍の咆哮に震えなさい!!!」

アブソル「ソオッ!!?」

梨子「りゅうのはどう――――――――!!!!!」

――――ィン

ガブリアス「シャアッ、ガアアアアアアアアアア―――――――――!!!!!」

ゴオオオオオオ――――ッ!

ドゴンッ!

ドガンッ!

ズガガガガガガガガ――――――――!

アブソル「アアッ、クゥッ!!!」ギギギギギ……!

穂乃果「……………………♪」ニヤッ

ドォォォォォォォォォォォンッ!

ゲッコウガ「ゲコッ!!!」

チェリム「チェリッ!!!」

梨子「はあはあ…………っし!!!」グッ!

ガブリアス「ガバアッ!!!」


――――――――



海未『いいですか梨子。ドラゴンタイプの力を最大限に発揮すること、それすなわち龍の体現に他なりません』

梨子『龍の体現?』

海未『たとえば……ドラゴンと聞いて、どのようなものをイメージしますか?』

梨子『イメージ……って、それはまあ……絵本に出てくるような……?』

海未『それは姿のイメージでしょう。他にはありませんか?』

梨子『突然言われても……空想上の生物のイメージなんて……』

海未『それも含めてのイメージです。龍とは、全ての生物の頂点足り得る者。暴虐性にも似た荒々しいまでの勇猛さと、ときには狡猾な賢者の如き知恵と知識を兼ね備える……まさに最強の生物です』

梨子『……?』

海未『ふむ……。わかりづらければ、炎と氷をイメージしてください』

梨子『炎と氷ですか?』

海未『炎と氷はその性質上、けして交わることはありません。しかし私たちトレーナーが手を加えることにより、それらを同居させることが可能となります。相反する存在が一つとなることで、類を見ない画一された力が生まれるのです』

梨子『……………………』

梨子(全然わからない……。あれこれ理屈っぽいこと言ってるけど……たぶん海未さんも感覚でバトルするタイプなんだろうな……)

海未『……あなた今、それとなく私のことをアホだと思いましたね?』

梨子『はい』

海未『素直でよろしい。尤も、そんな絵空事は文字通り空論です。理論的ではありません。しかし……イメージすること。それが最も現実的な、ドラゴンタイプを極めることの近道です』

梨子『ドラゴンタイプを極める……』


――――――――



梨子「海未さんの言ってたことの半分も理解出来なかったけど……なんとか弟子としての面目躍如、ってところかしら」

ガブリアス「ガァァ……」

梨子「お疲れさま、ガブリアス。さて……」

穂乃果「……………………」

梨子「穂乃果さ――――――――」



穂乃果「……♪」



梨子「っ!!!」ゾクッ!

ガブリアス「シャア……!!!」

梨子「……まだ終わってないってこと……?」

穂乃果「……♪」スッ

キラン……

梨子「キーストーン……!!まさか!!!」

ガラッ……!

アブソル「……………………」

穂乃果「アンコールは……盛り上がっていくよ♪」

パアアア……!

穂乃果「始まりの胸騒ぎ……感じ続けよう。アブソル――――メガシンカ――――――――!!!」

アブソル「クオオオオオオオオオッ!!!」

パアアアアアアア――――――――!



メガアブソル「クゥアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」


梨子「メガシンカ……!!!これだから……バトルはおもしろい……って、普段なら奮えるところだけど……」

メガアブソル「……………………」

梨子「全身が総毛立つ……!!悪寒が止まらない……!!今まで感じてきたメガシンカのエネルギーとは……まるで……!!っ、ガブリアス!!」

ガブリアス「シャアガッ!!!」

梨子「集中するわよ!!目の前の敵に全神経を張り巡らせなさい!!!」



トン……



梨子「目を離しちゃ」



メガアブソル「……………………」ヒュウン



梨子「ダメ――――――――」



ズバアアアアアアアッ!



ガブリアス「ガ――――――――」

梨子「……………………えっ?」

穂乃果「♪」


梨子「いつの……間に……!!気付いたときにはもう……!!目で追うどころか……意識すら出来なかった……!!」

ゲッコウガ「ゲコ……!!!」

ガブリアス「ガ、アアアアアアアッ!!!」ダンッ!

梨子「……っ!!ほ、ほのおのキバ!!!」

メガアブソル「クオオッ!!!」ダンッ!

ダンッ!

ダンッ!

ダダダダダダダダ――――!

梨子「床や壁……それに天井を蹴って縦横無尽に……!!」

メガアブソル「クアアアアアアアアッ!!!」

梨子「あいにく……!!」



ゾロアーク『ロォアアアアアアアアアアアッ!!!』



梨子「そういうのは何度も目の当たりにしてるのよ!!!ガブリアス、だいちのちから!!!」

ガブリアス「ガァアアアアアッ!!!」ドゴンッ!

ドゴンッ!

ドゴンッ!

ドゴンッ!

梨子「完全に目で追えなくても、だいちのちからでコースを制限すればスピードが落ちる!!!」

メガアブソル「クォル!!!」

梨子「よしっ!!」

穂乃果「アブソル」

梨子「!!!」

穂乃果「ファイトだよ♪」

メガアブソル「クルォアアアアアアアアアアッ!!!」シャンッ……シャランッ!

梨子「なっ!!?空中で……つるぎのまい!!?飛んでるみたいに……身体を翻して……!!!」

穂乃果「アイアンテール!!」

メガアブソル「クオオオオオオオオオオオッ!!!」

ガギィ――――インッ!

ガブリアス「シャガアアアアアアアッ!!!」

ドガガガガガガガガガガ――――――――ァンッ!


梨子「ガブリアス――――――――!!!あぐっ!!!」ズキッ!

ゲッコウガ「ゲコ!!!」スッ

梨子「お願い……私を……ガブリアスのところに……っ!!!」ズキッ!

ゲッコウガ「……コウガッ!!」コクン


――――――――コワレヤスキ・トレスリー



ガラガラ……

ガブリアス「シャア……ガァ……」

パラッ……

梨子「ガブリアス!!!」

ガブリアス「ガ、バ……!!」

梨子「よかった……。無事……とはとても言い難いけど……。こんなにも容易く吹き飛ばされるなんて……。何部屋貫通してるんだか……」

ガブリアス「ガァ……!!」ググッ

梨子「無理しないで……ダメージは相当なはずよ……」

ガブリアス「ガァァッ……!!!」

梨子「……っ、相変わらずなんだから。それにしても……これが……"最強"のメガシンカ……!!今でこそ広く普及したメガシンカ……私も今までいろんなメガシンカ使いとバトルしてきた……けど……。使い手が変わるだけで、ここまで力を解放出来るの……!?これが……」

スタスタ……

穂乃果「……………………」

梨子「……………………っ」

メガアブソル「……………………」

梨子「……………………!!!」



勝てない……



梨子「……っ!!考えたくないのに……悪いイメージが頭によぎる……!!勝てるビジョンが……見えない……!!」


穂乃果「……………………」

メガアブソル「……………………」

スタスタ……

スタスタ……

ガブリアス「シャアガ……!!!」フシュウウ……

梨子「いや……」グッ

ガブリアス「ガァバ……」

梨子「そうじゃない……!!」

穂乃果「……………………」

メガアブソル「……………………」

梨子「勝てる勝てないじゃない……!!勝つんだ……!!私と穂乃果さんで……なにが違うって言うのよ……!!」ストッ

ゲッコウガ「ゲコ……」

ズキッ!

梨子「ぅぐっ!!……っ!!!」キッ

穂乃果「……………………」

梨子「チャンピオンだろうが……最強だろうが……!!ただ一人のポケモントレーナーであることに変わりはないじゃない!!!立ってるステージは……同じよ!!!」

穂乃果「……………………」

スタスタ……

梨子「勝つんだ……!!!私たちなら出来る……!!!たとえどれだけ勝ち目の低いバトルだって……それが私たちの負ける理由にはならない!!!」

穂乃果「……………………」

スタスタ……

梨子「限界なんか……!!!」

ピタッ……

穂乃果「……………………」

梨子「何度だって越えてやるわよ!!!!!」





キラン――――――――


梨子「!!!」

ガブリアス「ガァア……」

梨子「今……一瞬見えた……。今の光は……まさか……」

ゲッコウガ「コウガッ!!」

梨子「!!」バッ!

ガブリアス「シャア……」

梨子「ここは……宝物庫……?」

ゲッコウガ「ゲコ!!」

梨子「それは……!!だとしたら……この中に……!!……………………!!!」

穂乃果「……覚悟は、決まった?」

メガアブソル「クオオ……!!!」

ガブリアス「ガアアア……!!!」

梨子「……はい」

ピリッ――――

穂乃果「……!!」

梨子「可能性の女神様は……まだ私たちに微笑みかけてくれているみたいです」ニッ

穂乃果「……………………へえ♪」


梨子「ガブリアス……ほんの少しでいい。時間を稼いで。そしたら……私があなたを勝利に導く……この言葉を現実にするから!!!」

ガブリアス「ガァバ……シャアッ、ガアアアアアアアアアアッ!!!」

穂乃果「……アブソル」

メガアブソル「クゥオオオオオオオオオッ!!!」

穂乃果「つじぎり!!!」

梨子「ほのおのキバ!!!」

ズガァァァァァァンッ!

梨子「っ!!!」



梨子がその眼に映した勝利への可能性……
ガブリアスが倒れるまでに、梨子はそれを手に出来るか……
安価下1コンマ
01~10→奇跡が起こる
11~99→メガアブソルの猛攻
00→ガブリアス、戦闘不能……


穂乃果「アイアンテール!!!」

メガアブソル「クォォォォルッ!!!」ギュンッ!

ズガンッ!

ガブリアス「ガッ――――!!!ガ、アアアアアアアッ!!!」ゴオオオオオオッ!

穂乃果「かわしてもう一度アイアンテール!!!」

メガアブソル「クアアアアアアアアッ!!!」

ドガン!

ドゴオッ!

ガギギギギギギギギンッ!

ガブリアス「ガァアアアアアアアアアッ!!!」メラッ……ボオオオオオッ!

梨子「ガブリアス……!!!――――っ!!!」



メガアブソルを相手に悪戦苦闘するガブリアス……
奇跡は起こるか……
安価下1~3コンマ合計
180以上→ガブリアスがさらなる力を手に入れる。
180未満→怪しい影が二人のバトルに忍び寄る……


梨子「きっと……この部屋の……どこかに……!!!」

ガサゴソ……

梨子「お願い……っ!!!」



キラン――――



梨子「!!!」

ドガァァァァァァァンッ!

梨子「っ!!!?」

ガブリアス「ガア、ッ……!!!」

メガアブソル「クオオオオ……!!!」


穂乃果「……………………」

ガブリアス「シャアアア……!!!」グググ……

穂乃果「そろそろ……とどめだよ♪」

メガアブソル「クルォオオオオオオオオオオオオッ!!!」

ガブリアス「ガァアアアッ……!!!」



梨子「ガブリアス――――――――!!!!!」



ガブリアス「ガバッ!!?」

ヒュンッ!

パシッ!

ガブリアス「シャアガ……」

キラン……

梨子「まだ……立てるでしょ!!!……ぁっ!!!」ズキッ! フラッ……

ギリッ……!

梨子「っ!!!」

ダンッ!

梨子「――――っ!!!根性見せなさい――――!!!ガブリアス――――――――!!!!!」キラン……

キイィン……

パアアア……

ガブリアス「ガアアア……ガアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

穂乃果「――――――――っ!!!」

梨子「龍の鼓動よ!!!不滅なる魂よ!!!未来に響く希望の音を奏でなさい!!!ガブリアス、メガシンカ――――――――!!!!!」

パアアアアアアア――――――――!



メガガブリアス「ガァァァ……ジャアガァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」ゴオオオッ!


ゲッコウガ「コウガ!!!」

ランプラー「プラッ!!!」

トゲキッス「トゲッ!!!」

チェリム「チェリィッ!!!」

穂乃果「……………………♪」ニィッ

梨子「ぶっつけ本番……力のコントロールもなにもあったものじゃない……けど!!!」

メガガブリアス「シャアアア……!!!」

梨子「出来るわよね……ガブリアス!!!あなたと私なら!!!」

メガガブリアス「ガアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

メガアブソル「クオオオオ……ッ!!!」

梨子「行きなさいガブリアス!!!ほのおのキバ!!!」

メガガブリアス「シャアガアアアアアアアッ!!!」

穂乃果「つじぎりっ!!!」

メガアブソル「コォアアアアアアアアアアアッ!!!」シュンッ!

メガガブリアス「ガァァァァァァァァァァッ!!!」メラッ……ボオオオオオオオオオッ!

ガギィ――――インッ!

メガガブリアス「ガブァアアアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

ガギギギギギギギギ――――ンッ!

梨子「メガシンカしたアブソルに肉薄してる!!力が止めどなく溢れてくる……!!内に秘めていたドラゴンの力が……!!もっと……もっと!!!遠慮はしてないでしょガブリアス!!!自分の全てを解き放ちなさい!!!りゅうのはどう!!!」

メガガブリアス「シャガァァァァァァァァァァ――――――――!!!!」キイィン……ゴオオオオオオッ!


穂乃果「っ、アブソル!!!」バッ!

メガアブソル「クオオッ!!!」



威力を増したりゅうのはどう……
穂乃果が選択したのは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→迎撃
偶数→回避


メガアブソル「クォアッ!!!」ヒュンッ!

ゴオオオオオオッ!

梨子「っ、やっぱり速い……!!!」

メガガブリアス「ガバッ!!!」

梨子「!!!」

メガガブリアス「シャアアアッ!!!」

グググッ……!

梨子「りゅうのはどうの軌道を曲げて……自分に目掛けて……!!?なにをするつもり!!?」

穂乃果「……メガシンカの力に暴走してる?いや……これは……………………なるほど♪」

メガガブリアス「ガァアアアアアアアッ!!!」

ゴオオオッ!

ガブゥッ!

梨子「なっ!!?」

メガガブリアス「シャガッ!!!シャアガッ!!!」ガブガブ!

梨子「りゅうのはどうを……食べた!!?」

メガガブリアス「シャアアア……ジャアアアアアアアアア!!!!」ゴオオオオオオッ!

梨子「っ!!!?」

メガガブリアス「ガァアアアアアアアッ!!!」

ドゴォンッ!

ズガァンッ!

ボガァンッ!

ドガガガガガガガガガガッ!

メガアブソル「クォッ!!!ルアアッ!!!」

梨子「アブソルを攻め立ててる……!!これは、まさか……げきりん……!!?一度放出したりゅうのはどうを取り込むことで……力を爆発的に増大させたの……!!?」

穂乃果「ムチャクチャだね……♪けど、そんなムチャが出来るのも……メガシンカのおかげってね……♪アブソル、アイアンテール!!」

メガアブソル「クルォオオオオオオオオオオオオッ!!!」ギンッ!

メガガブリアス「バァアアアアアアアアアアアアッ!!!」ゴオッ!

ドガァァァンッ!

メガアブソル「クゥアアアアアッ!!!」

梨子「スゴい……!!アブソルに……押し勝った!!!」


ズガァンッ!

ボゴォンッ!

ドゴォォォォォンッ!

メガガブリアス「ジャアアアアアアアアアッ!!!!」

メガアブソル「クゥウウウウッ!!!」ズザッ!

穂乃果「いいね……♪いい感じに燃えてきたっ!!♪」

梨子「どんどん強くなる……!!私の知らない音が聴こえてくる……!!身体中に響き渡って……感覚が冴える!!!トレーナーとしての本能が掻き立てられる!!!」

穂乃果「つじぎり!!!」

メガアブソル「クルアアアアアアッ!!!」

梨子「迎え撃ちなさいっ!!!」

メガガブリアス「ジャガアアアアアアアアッ!!!」

梨子「まっすぐに!!!」

ドガァァァンッ!

梨子「進め……!!」

ドゴオオオンッ!

梨子「進めっ!!!」

ドガガガガッ!

メガガブリアス「シャガアアアアアアアッ!!!」

メガアブソル「クゥアアアアアッ!!!」

梨子「考えてちゃ遅いから……!!!でんこうせっかみたいに……思いを加速させなさいっ!!!」

メガガブリアス「ガァァァァァァァァァァッ!!!」

ドガァァァァァァァンッ!


メガアブソル「クルァァァァァァァァッ!!!」

穂乃果「激しいね……♪」

梨子「闘争心を晒け出して、本能を剥き出しにする……!!!一歩間違えればリスクを背負う諸刃の剣……だけど、それでもハラハラを求める!!泥臭くても勝利を掴み取るために!!!迷いも道連れにして私の未来を走る!!!そうした先に光があることを――――!!!」



千歌『♪』



梨子「私たちは知ってる!!!!!」

メガガブリアス「ガァアアアアアアアッ!!!」

ドガガガガッ!

梨子「それこそが本能だって……!!!」

メガガブリアス「ジャアアアアアアアアア……………………!!!!!」コオオオオオオオ……

メガアブソル「クゥオッ!!!?」

梨子「命を燃やして感じるの――――――――!!!!!」

メガガブリアス「シャガアアアアアアア――――――――ッ!!!!!」ゴオオオオオオッ!

キン――――

ドガガガガガガガガガガ――――――――!

メガアブソル「クォ――――――――」

ドガァァァァァァァンッ!


穂乃果「りゅうせいぐん……」

シュウウウウウ……

穂乃果「……海未ちゃんの弟子、か♪」クスッ

梨子「はあっ……はあっ……!!」

メガガブリアス「ガ、ガアッ……!!」

シュインッ

ガブリアス「ガァアアアッ……!!!」

シュウウウウウ……

メガアブソル「……………………」

ガブリアス「ガアア……!!!」

シュイン……

アブソル「クゥア……」パタッ

梨子「アブソルが……倒れた……」

ガブリアス「シャアアア……」

梨子「はあっ……はあっ……!!……っ!!……っ♪」

ガブリアス「ガバッ!!!」

梨子「アブソル……戦闘不能……♪あなたの勝ちね……ガブリア、ス……」フラッ

ゲッコウガ「ゲコ!!!」

ガブリアス「ガバッ!!!」

ポフッ

梨子「……!!」

穂乃果「ちょっとオーバーヒートしすぎた?♪」クスッ

梨子「……………………!」

穂乃果「お疲れさま、梨子ちゃん♪」モッギュー


――――――――

――――

――



穂乃果「穂乃果パワー、たーっぷり注入♪はーい♪」

プシュッ☆

梨子「痛っ!!……だき、ました……」クゥゥ……

穂乃果「はいっ、と♪これでよし♪バトルで燃えたからってあんまりムチャしちゃダメだよ?」

梨子「はい……。ごめんなさい……。ありがとうございます……」

穂乃果「どういたしまして♪きずぐすり持っててよかった~♪準備は万端を心掛けなさいって、海未ちゃんに言われ続けた成果だね!」フンス

梨子「……………………」

穂乃果「いやー、それにしても燃えたね!今のバトル!まさかガブリアスがメガシンカするなんて思いもしなかったよ~♪」

梨子「あの……えっと……。穂乃果、さん……?」

穂乃果「なに?」

梨子「あの……あ、あれ……?」

穂乃果「……………………ああ!」ポンッ

梨子「?」

穂乃果「私、べつに操られてないよ♪」

梨子「は?」

穂乃果「♪」ニコニコ

梨子「……………………はぁぁぁっ!!!!?」


ゲッコウガ「コウガァ……」

梨子「はあっ!?なっ、ええっ!!?」

穂乃果「そんなに驚かなくても」

梨子「えっ、だって……よっちゃんに……んん!?」

穂乃果「だから操られてないってば」

梨子「だって……えっ!!?」

穂乃果「じつはついさっき目を覚ましたばかりなんだよね。ほら、なんかスゴい爆発みたいな音がしたでしょ?」

梨子「爆発……?あ、トゲキッスの……」

トゲキッス「トキュウ……」

穂乃果「その音で目が覚めるまで、ずっと眠ってたみたいでさあ///ほら、海未ちゃんのハードトレーニングとか、リーグサミットの手続きとかでろくに眠れてなかったから///おかげですっかり万全ですよ♪」

梨子「あのそれっぽい雰囲気は寝起きだったからなんですか!!?じゃ、じゃあなんで私とバトルしたんですか!!?操られてなかったならなおさら……」

穂乃果「寝起きでポケーっとこれまでのことを思い出しながら、お城の中を歩いてて……」



穂乃果『そういえば……梨子ちゃんも一緒に連れ去られたっけ……』



穂乃果「っていうのを思い出したの」

梨子「そういえばって……。危機感がまるで無いじゃないですか……」

穂乃果「助けに行かなくちゃと思ったけど、梨子ちゃんなら自力でなんとかしてるよね、って思ったら案の定で。梨子ちゃんの姿を見つけて安心したのと同じように、このまま梨子ちゃんを戦いに巻き込んでいいのかな……って、そう思ったんだよ」

梨子「巻き込むだなんて……そんなの……」

穂乃果「今さら……だけど、危険度が今までよりも跳ね上がってるのはわかってるでしょ?」

梨子「……………………」

穂乃果「だからね、試したんだ。梨子ちゃんのこと」

梨子「試した……?」

穂乃果「前に進もうとする気持ちを。梨子ちゃんの勇気を。ここで私に負けるようなら、なにがあっても戦わせるつもりはなかった。すぐに逃げてもらうつもりだったよ」


梨子「チャンピオンとしての使命感……ですか?」

穂乃果「大人としての……だよ。自分が子どものとき、ムチャなことばっかりしてたからかな」クスッ



穂乃果『大丈夫……。行ける……。出来る……。今までもそうやって頑張ってきた……。出来ると思えば何だってやってこられた……。大丈夫……!!』



穂乃果「だから余計に心配になるんだ」

梨子「穂乃果さん……」

穂乃果「たぶん、海未ちゃん辺りも……千歌ちゃんたちに同じことをしたんじゃないかな。慣れてないくせに、嫌われ者のフリなんかしたりしてさ」クスクス

梨子「……想像がつきます」クスッ

穂乃果「梨子ちゃん」

梨子「はい」

穂乃果「梨子ちゃんの覚悟……ちゃんと見極めたよ」スッ

梨子「……!」

穂乃果「にししっ♪一緒に行こっ♪」

梨子「……はいっ!!」ギュッ!


――――――――ィン



穂乃果「!!!」

梨子「!!!」





ドガァァァァァァァンッ!





???【――――――――】

ジジッ……





ただ一時の休息さえ赦さず……非情に仕掛けられる攻撃……
忍び寄るウルトラビースト……
現れたのは……
安価下1
PARASITE、BURST、LAYを除くウルトラビーストの中から一体


デンジュモク【……………………】クルッ



梨子「なに……仕留めた気になってるのよ」



デンジュモク【――――――――】バッ!

ゴオオオ……ギュオオオオオオオッ!

梨子「……………………」

ゲッコウガ「コウガァ……!!!」

穂乃果「おおっ……!!水のバリア……!!」

デンジュモク【――――――――】

梨子「あいにく、あなたたちの気配はよくわかるのよ。不意討ちのつもりなら残念だったわね」

デンジュモク【――――――――】

梨子「……なんて言ってるかはわからないけど、私たちに敵意を向けているのだけはわかる。こっちは次から次へとバトルが続いて、いい加減疲れてるの」

穂乃果「ゴメンね♪」ペロ

梨子「そう思ってるんなら戦ってもらっていいですか……?」

穂乃果「相手が一人なら梨子ちゃんだけで充分でしょ?」

梨子「さあ……どうでしょうね……」

ゲッコウガ「ゲコ!!」

梨子「うん。今の攻撃は咄嗟に防げたけど……対面するとより鮮明に感じるわね。ウルトラビーストっていう存在の異質さを。全力でバトルしなきゃいけない気がする……。だけど後のことも考えると……今ここで力を消費するのは……」

穂乃果「うーん……まあ、いいんじゃない?全開で♪」


梨子「いや……。話聞いてました……?この後にはまだ……」

穂乃果「大丈夫だって♪」

梨子「穂乃果さん……?」

穂乃果「だってほら……」

梨子「……?」

ゲッコウガ「ゲコ……?」

穂乃果「感じない?眩しい光を」

梨子「光……」
















???「みんなぁ――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」















梨子「!!!!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

穂乃果「♪」ニィッ


――――――――



曜「……………………」パチッ

メロエッタ「メロッ……!!」

曜「……クスッ。遅いよ……」ニコ










ヨハネ「……………………」
















千歌「一緒に――――――――輝こう――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」















梨子「~っ!!!///まったく……!!!///」ブルッ

穂乃果「ね?大丈夫でしょ?♪」

梨子「ああもうっ!!///悔しいですけど……声を聴いただけで……力がみなぎってきました!!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

梨子「待ってるから……はやく来なさいよ、みんな!!!!!」

ゴオオオオオオッ!

ゲッコウガ「コオオッ、ガアアアアアアアアッ!!!」

デンジュモク【――――――――】バチバチッ!

ドゴォォォォォンッ!


――――――――ダテンの深淵

――――――――テンシの抜け道



ルビィ「……………………」

果南「……………………」

花丸「……………………」

鞠莉「……………………」

ダイヤ「……………………」

千歌「……………………よし、行こう!!!」

海未「行こう!!!じゃ、ありません!!!!!」ガーッ!

千歌「ひいっ!!?」ビクッ

海未「奇襲の意味をわかっているのですかあなたは!!!なにを大声で叫んでいるのです!!!」

千歌「だ、だって……着いたし……。意気込み的な……ねえ?」

海未「私たちのこれまでの苦労はなんだったのです!!!!!」

絵里「作戦の根幹をガン無視したわね……」

ことり「あはは……」

千歌「い、いや!みんなだって同じ気持ちのはず!ねっ!?」

海未「みんな呆れて言葉を失っているのです!!!」

千歌「そんなぁっ!!?」ガーン!


海未「まったく……これだから直情型は……。昔の穂乃果を見ているようです」ブツブツ

花陽「ま、まあまあ……」

凛「ここでそんなこと言っても始まらないにゃ」

海未「……そうですね。おそらく、今ので私たちがここにいることはバレているでしょう。ならば、私たちがやらなければならないことは、一つです」

絵里「ええ。あそこに見えるお城……あれがそうなのよね」

ダイヤ「はい。カグヤの城……あそこの最上階の玉座に、おそらく善子さんはいるはずです」

ルビィ「ね、ねぇ……お城の、あの辺り……なんか壊れてるような……」

果南「本当だ……。壊れてるっていうか……一部が崩れてる……?」

千歌「たぶん、梨子ちゃんがやったんだよ」



梨子『Foooo!!お城の高級感漂う壁っ!!歴史を感じさせる壁っ!!昂るっ!!壁ドンが捗るわ!!!』ドンドンドンドン!



千歌「みたいな感じで」

鞠莉「WOW!Destroyer!」

千歌「いぇーす!梨子ちゃん、いず、ですとろいやー!」

ルビィ「ではないよ!!?」

花丸「風評被害ずら……」

ダイヤ「普通に戦闘の跡でしょう……あれは……」

果南「けど、あそこまで激しくなるバトルをしてる……ってことだよね」

絵里「だとしたら、急がないとね」

果南「この森を突っ切ればカグヤの城に着く。一気に行こう!!」


ドドド……



ルビィ「?」

花丸「ルビィちゃん?」

ルビィ「今……なにか……」



ドドドドドド……



凛「……!!」

花陽「なにか……近付いてくる……」



ドドドドドドドドド……!



絵里「どうやら……!」

海未「千歌の叫び声に感付いたのは……島のポケモンも同じということですね……!」




千歌たちに迫るポケモンの群れ……
それは……
連投無し
安価下1
タイプ

安価下2
ポケモン(伝説、準伝説、UBを除く)


グソクムシャ「ガギギ……ガギギ……!!!」



果南「あれは……グソクムシャ!!しかも群れで!!」

ダイヤ「また厄介な相手が……!!」

絵里「森を突っ切れば……だっけ……?」

果南「うっ……」

ダイヤ「あんなもの……堅く重い鎧が壁を築いているようなものですからね……」



グソクムシャ「ガギギ……ギギッ……!!」



花丸「でもまあ……なんとかなるずら」クスッ

凛「にゃっ♪」

ルビィ「花丸ちゃん!」

花陽「凛ちゃん!」

千歌「二人とも……」

花丸「今まで……どんなことだって乗り越えてきた」シュッ ポンッ!

カビゴン「ガアァッ!!!」

花丸「今さらこれくらい……まっすぐ走ることくらいわけないずら!!」

凛「それでこそ、凛の弟子だよ♪凛も頑張っちゃうよーっ!!」シュッ ポンッ!



大勢のグソクムシャを相手に、花丸に助力する凛。
繰り出したポケモンは……
安価下1
ポケモン(かくとうタイプ限定、伝説、準伝説、UB無し、第六世代まで。ルカリオ、マクノシタを除く)


サワムラー「シャラッ!!!」

凛「頑張ろうね、サワムラー♪」ビシッ!

サワムラー「ラァシャッ!!!」

花丸「ここは、オラたちに任せて!!」

絵里「惚れ惚れするくらいカッコいいけどね……これだけの数、二人だけでなんとかするにも限界があるでしょ」シュッ ポンッ!

Aキュウコン「コオオオオオオンッ!!」

花陽「サポートするよ♪凛ちゃん、花丸ちゃん♪」シュッ ポンッ!

エルフーン「エェルッ♪」フヨフヨ

ダイヤ「なんと……頼もしいことです」

ことり「うんっ♪」

花丸「……千歌ちゃん」

千歌「!」

花丸「ここはオラたちが抑える。千歌ちゃんは、先に行って」

千歌「花丸ちゃん……」

花丸「善子ちゃんをひっぱたいてやりたい気持ちは山々ずら。だけど……オラじゃ足りないのはわかってる。善子ちゃんを止められるのは、千歌ちゃんしかいない。だから……お願い」スッ

千歌「……………………!」

花丸「……………………」

千歌「……わかった。ちゃんと追い付いてよ」スッ

花丸「ずらっ!」

コツン


鞠莉「私も行くわ」

千歌「鞠莉ちゃん……」

果南「鞠莉……」

鞠莉「行かなきゃいけない。そうしなきゃ、ここに来た意味が無いもの。止めないわよね、ダイヤ」

ダイヤ「本当ならば私も向かわねばならないというのに……どうして鞠莉さんを止めることが出来ますか。……お願いします。どうか……ご無事で……」ペコッ

鞠莉「Thank you……ダイヤ……」

絵里「海未、ことり。あなたたちは千歌たちと行きなさい」

海未「そのつもりです」

ことり「はやく穂乃果ちゃんに逢いたいから♪」

海未「まあ、それもありますが」

絵里「あるのね……」

海未「信頼という絆で繋がっている。私たちはそういうものでしょう」

ことり「うんっ♪」

絵里「まったく……ものは言い様ね」クスッ


千歌「……………………」

鞠莉「……?」

ルビィ「千歌ちゃん……?」

千歌「……なんか、いいなって」

果南「なにが?」

千歌「信頼っていう絆で繋がってる……。どんなときもずっと、お互いを思い合う。それって……スゴくステキなことだと思う……///」

花丸「……うん♪」

千歌「だから私は……μ'sに憧れたんだ。信じる仲間と一緒に、何も無いところを全力で駆け抜けた姿に。どれだけの時間が経っても、ずっとずっと大好きって心から言える友情に。……私たちも、私たちだけの未来を描きたい。今、改めてそう思った」

ダイヤ「ええ。……あの子にも、その思いが届くことを……私も信じます」

ルビィ「うゆっ♪」

鞠莉「私たちが千歌っちにもらったものを、今度は……」

果南「もし、言葉で伝わらなかったら……どうする?」クスッ

千歌「言葉じゃ言えなくても、抱きしめてみようかな♪この気持ちは抑えられない……♪伝えたいよ……大好きだって♪」

花丸「オラも……」



善子『ずら丸っ♪』



花丸「善子ちゃんのことが大好きだから……だから、絶対に思いを届けるずら!!」


千歌「リザードン!!」シュッ

鞠莉「サンダー!!」シュッ

海未「ラティオス!!」シュッ

ことり「トルネロス!!」

ポンッ!

リザードン「リザッ!!」

サンダー「ピシャアッ!!」

ラティオス「ティオッ!!」

トルネロス「ネアロッ!!」

千歌「それぞれの思いを形にするために!!!行くぞ――――――――!!!!!」



全員「おおおおおおおおおお――――――――!!!!!」


――――――――カグヤの城

――――――――コワレヤスキ・トレスリー



ゴオオオオオオッ!

梨子「おおおおおおおおおおっ!!!」

ギュオオオオ――――ッ!

ゲッコウガ「コオガァアアアアアアッ!!!」

梨子「はあああああああああ――――――――!!!!!――――――――アアアアアアアアアガ」ゲッコウガ

ギュオオオオオオオ――――――――!

――――ィン!

リリーゲッコウガ「コオオッ!!ガァアアアアアアアッ!!!」

デンジュモク【――――――――】

バチバチィッ!

梨子「いあいぎり!!!」

リリーゲッコウガ「コガッ!!!」シャキンッ!

デンジュモク【――――――――】バチバチッ!

梨子「そんな10まんボルトになんて怯まないわよ!!」

リリーゲッコウガ「コオオガッ!!!」

ズバ――――ッ!



穂乃果「電撃を切り裂いた!!」



梨子「かけぶんしん!!」

リリーゲッコウガ「コウガッ!!!」シュバッ! シュバッ! シュバババババ!

デンジュモク【――――――――】

梨子「つばめがえし!!!」

リリーゲッコウガ「ゲェアッ!!!」シュッ!

デンジュモク【――――――――】シュルシュルッ!

シュルルルル……ガシッ!

リリーゲッコウガ「ゲコッ!!?」ギシッ!

梨子「なっ!!?まきつく……ゲッコウガの本体を一度で見抜いた……!?」

デンジュモク【――――――――】キイィン……

梨子「っ、さいみんじゅつ!!」



リリーゲッコウガvsデンジュモク……
デンジュモクのまきつくにより捕らえられたリリーゲッコウガ……
デンジュモクのさいみんじゅつを受け、リリーゲッコウガは……

安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→ねむり状態に
偶数→無理やりまきつくを振りほどく


デンジュモク【――――――――】キィン!

リリーゲッコウガ「ガッ……ッ!!」カクン

梨子「ゲッコウガ!!!」

デンジュモク【――――――――】バチッ……バチバチッ!

梨子「でんじほう……!!!」

デンジュモク【――――――――】ドガァンッ!

リリーゲッコウガ「――――――――」

梨子「ゲッコウガ!!!」

バチッ

梨子「つっ!!」

デンジュモク【――――――――】バチッ……

梨子「ゲッコウガ!!!ゲッコウガぁ!!!」

リリーゲッコウガ「……………………ガァ」ググッ……

梨子「……!!!」

リリーゲッコウガ「コウ、ガァ……!!!」グググッ……

デンジュモク【――――――――】

梨子「……っ、強い……って、表現が正しい……のかな……」

穂乃果「強さ……というより、存在自体が異次元だね……。ポケモンと同じ技を使ってはいるけど、能力が特殊で、今までのバトルの常識が覆ってる。それでも、あれだけの威力のでんじほうを受けて立ち上がれるのはさすがだよ」

梨子「へんげんじざいの特性じゃなかったら、どうなっていたか……」


リリーゲッコウガ「コオ……ガッ……!!」バチッ……

梨子「ゲッコウガ……まひして……!!っ、ゲッコウガのスピードも一瞬で見切られた……。いったいどうしたら……」

穂乃果「……………………」

ムニッ

梨子「!!?」

穂乃果「えいっ♪えいえいえいえいっ♪」ムニムニッ

梨子「ほっ、ほおはひゃんっ!!?」ムニムニッ

穂乃果「フフッ♪梨子ちゃんって、威勢が良いときと落ち込むときでかなり差があるよね。おもしろいくらい顔に出てる♪そんなとこ、海未ちゃんそっくり♪なにもそんなとこまで似なくていいのに」

梨子「……?」

穂乃果「たしかに相手は得体が知れないけどさ……勝てない相手って、本気で思う?」

梨子「え……?」

穂乃果「……………………」

梨子「……………………」

リリーゲッコウガ「ゲコ……!!!」

梨子「……っ!!思わないです!!」

穂乃果「だよねっ♪」ニコッ

梨子「今まで戦ってきた人たちの方が……」

デンジュモク【……………………】

梨子「ずっと強かった!!!」

穂乃果「その意気だよ。怖れることなんてなにも無い。それにさ……」

リリーゲッコウガ「コウガッ!!!」

穂乃果「技もスピードも、まだまだマックスじゃない……でしょ?♪」


梨子「技も……スピードも……」

穂乃果「♪」ニコッ

梨子「まだ……」

リリーゲッコウガ「ゲコ……!!!」

梨子「……………………!!!」

デンジュモク【――――――――】スッ バチバチッ!

梨子「……行くわよ、ゲッコウガ」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

梨子「よっちゃんがキズナ現象の先に到達したように、キズナ現象にはまだまだ可能性がある!!私たちの思いをそのまま強さに変えることが出来る!!」

リリーゲッコウガ「コウガァッ!!!」

梨子「一緒に奏でましょう!!強さの次元を押し上げるわよ!!!」


デンジュモク【――――――――】バチバチッ!

バチバチ――――ッ!

梨子「かわしなさいゲッコウガ!!!」

リリーゲッコウガ「コガッ!!」

ビリッ……!

リリーゲッコウガ「ガッ!!……ッ、コウガァッ!!!」ググッ……ダンッッ!



穂乃果「まひ状態に関係なく、無理やり身体を動かした!!」



リリーゲッコウガ「オオオオオオオオオッ!!!」

梨子「いあいぎりっ!!!」

リリーゲッコウガ「コガッ!!!」シャキンッ!

梨子「溢れる激流を桜のみずしゅりけんに集束させたように……キズナ現象の力を他の技にも応用する……っ!!!」バッ!

ギュオオオオッ!

リリーゲッコウガ「コオオガアアッ!!!」ギュオオオオ……シャキンッ!



穂乃果「おおっ!!激流を……いあいぎりの刃に纏わせて……!!!」



リリーゲッコウガ「ガァアアアアアアアッ!!!」

デンジュモク【――――――――】バチバチッ!

ズバァッ!

デンジュモク【――――――――】グラッ

梨子「よしっ!!!」グッ!


ギュオオオオオオオ――――――――!

梨子「一戦一戦で気付く……私たちがまだ成し得ていないこと……!!私たちの知らない音!!」

リリーゲッコウガ「ゲコッ!!!」

梨子「音階を上げるように……少しずつ力を解放していく……!!」

リリーゲッコウガ「コオッ……!!!」

梨子「行けっ!!!」

リリーゲッコウガ「ガアアッ!!!」ダンッッ!

シュンッ!

シュシュンッ!

デンジュモク【――――――――】バチバチッ!

リリーゲッコウガ「コガアッ!!!」ビュンッ!



穂乃果「速い……!!さっきよりも格段に……!!電撃が追い付いてない……!!けど、まだ上がる!!!」



梨子「蹴り上げなさい!!つばめがえし!!!」ビュッ!

リリーゲッコウガ「コオオッ、ガッ!!!」ビュッ!

デンジュモク【――――――――】

ドガァッ!

リリーゲッコウガ「コガッ!!!」シュタッ!

梨子「もっと自由に……!!技の……技術の解釈を広げる……!!」

ギュオオオオッ!

梨子「そうするだけのイメージは……これでもかってほど培ってきた!!」


ダークライ『アアアアアアアク!!!』ズズッ……ズズッ……



梨子「よっちゃんがダークライの闇を展開させて、周囲の空間から攻撃を放てるようなスタイルを造り上げたように……!!」グッ!

ギュオオオオッ!



穂乃果「背中のみずしゅりけんが……大きな壁みたいに……!!」



梨子「キズナ現象を発現させたことで、大技になっていたみずしゅりけん……!!だけど、本来は手数があってこそ真価を発揮する技……!!なら……!!」

ゴオオオオオオ……!

梨子「無限の弾幕を張ることで威力を損なうことなく……さらに投げるモーションを無くして一切の隙を無くす!!!」

ゴオオオオオオ――――ッ!

梨子「撃ち抜きなさいっ!!みずしゅりけん!!!」バッ!

リリーゲッコウガ「コオオオオッ、ガアアアアアアッ!!!」バッ!

ズドドドドドドドドドド―――――!

デンジュモク【――――――――】バチバチ――――ィッ!

バチッ……



穂乃果「みずしゅりけんの雨……いや、あれは……壁!!!!!」



デンジュモク【――――――――】

梨子「絆の力……その身を以て感じなさい!!!」

ズドドドドドドドドドド――――――――!

リリーゲッコウガ「オオオオオオオオオ――|―――――ッ!!!」

ドオオオオオ――――――――ン!


ゴオオオオオオ……

梨子「……………………」フッ

シュウン……

ゲッコウガ「コウガッ!!」

梨子「ふう……。やったわねゲッコウガ。キズナ現象……充分に力を発揮してたつもりだったけど……まだまだ使い道はありそうね」

ゲッコウガ「ゲコッ!!」

梨子「もっといろんなことが出来そう。いろんな……こ、と……」





ゴオオオオオオッ!

ギュオオオオッ!

シュタッ!

リリーゲッコウガ『ゲコ』

梨子『ゲッコウガ……///』

リリーゲッコウガ つ 梨子|水壁ドンッッッ!

リリーゲッコウガ『コウガッ』顎クイッッッ!

梨子『ゲ、ゲッコウガ……?///』ゾクッ

リリーゲッコウガ『コオッ、ガッ……』耳元ボソッ

梨子『!!!//////』ボフンッ





梨子「……Amazingすぎる///」カアァ

ゲッコウガ「ゲコ?」

梨子「っ、なんでもないっ!!///」ビクッ

穂乃果「梨子ちゃん」

梨子「は、はいっ!!///強気な攻めがいいなんて思ってないですっ!!///」

穂乃果「……?よくわからないけど……ウルトラビーストは?」

梨子「へっ?」


シュウウウ……

梨子「……!!……いない」

ゲッコウガ「コウガ……」

梨子「逃げられた……?でも、手応えはあった……」

穂乃果「逃げた……っていうより、退いた……の方が正しいかな?」

梨子「退いた?」

穂乃果「うん。上手くは言えないけど、まるで梨子ちゃんの実力を推し量ってるような……そんな感じがした。そして戦った結果、敵わないって判断した。少なくとも、今は」

梨子「……今は……ってところが不気味ですね。私たちの戦闘データを録られていた……ってことですか?」

穂乃果「さあ?あくまでも私がそう感じただけだから、鵜呑みにされると自信無いかな……。そう身構える必要も無いとは思うけど。事と次第によっては……あとのバトルが激動することだってあり得そうだね」

梨子「もしそうだとしたら、なんのために?」

穂乃果「わからない。善子ちゃんがそう指示したのか……それとも……」

梨子「それとも……?」

穂乃果「……………………」


――――――――ゼロの玉座



ヨハネ「……………………」

シン……

ヨハネ「……………………」

カツン……

ヨハネ「……………………」

カツン……

カツン……

カツン……

カツン……

ヨハネ「……………………」



静寂の帷がおりる玉座の間に……一つの足音が木霊する……
沈黙を以て座し、その刻を待つ堕天使ヨハネ……
彼女の前に現れたのは……
安価下1~3まで多い方 連投無し
千歌or鞠莉


ヨハネ「……まさか、あんたが最初に来るとはね」

カツン……

カツン……

ヨハネ「秩序を守る法の番人でも……」

カツン……

カツン……

ヨハネ「憎悪の業火を滾らせる復讐者でもない」

カツン……

カツン……

ヨハネ「……あんたは、なにをしにここに来たの?」

カツン――――





千歌「輝くために!!!」


ヨハネ「輝く……ね。愚かさも度が過ぎれば哀れね。千歌、私とあんたは交わらない。あのときそれを証明したつもりよ」

千歌「物分かりは良くない方でさ」

ヨハネ「まさか……まだ私を赦すつもりでいるの?罪深きこの私を」

千歌「じゃなかったら、ここまで来てない」ニッ

ヨハネ「大切な友だちを傷付けられながらそう言えるあんたは……狂ってるとしか言いようがないわ」スッ



曜「千歌……ちゃん……」



千歌「曜ちゃん……」

ヨハネ「助けに来たんでしょ。やれるものならやってみなさい。……もう終わりにする。この世界と共に……滅びの運命を辿るがいいわ」パチンッ

ズズッ……

ダークライ「……………………」


千歌「助けに来た……。そう……助けに来たんだよ。みんなのことを……善子ちゃんのことを……」

ヨハネ「……………………」

千歌「善子ちゃんがどれだけ自分の心を罪で塗り固めても、押し潰されそうなくらい後悔しても、涙が涸れちゃうくらい悲しんでも……手を取ろうって決めた。何度突き放されても、一緒に前に進もうって決めたの」

ヨハネ「何故そこまで私に関わろうとするのよ。私はそんなこと、これっぽっちも望んでないわ」

千歌「それが善子ちゃんの本心なら……ね」

ヨハネ「……………………」

千歌「みんなみんな……自分の理想とか、信念とか……譲れない思いを掲げてここまで来た。自分の意志を形にするには、どうしてもぶつからなきゃいけないときがある。今がそうだって話なだけだよ。そうやって……みんな生きる熱さを感じる。みんな……未来を歩く意味を抱くんだよ」スッ

バサッ……

リザードン「グルル……」

千歌「私たちは、善子ちゃんと一緒に未来を見たい。これから先の世界に輝きたい」



曜「……………………クスッ。千歌ちゃんらしい……♪」



千歌「善子ちゃん。私たちと一緒に、Aqoursになろう♪」

ヨハネ「……………………」ギリッ

スクッ

ヨハネ「……あんたのそういうところが嫌い」

カツン……

カツン……

ヨハネ「ハッピーエンドを信じてやまない……楽天的で根拠の欠落した理想論。それが絶対に叶うとまるで疑っていない。愚直に……ただひたすらに光を掴み取ろうとする……その姿が……不愉快で仕方ない」

カツン……

カツン……

ヨハネ「あんたの存在は……私の全てを逆撫でする」

カツン……

カツン……

ヨハネ「これで最後よ。堕とし、呑み込んであげる。大いなる絶望の闇に」

カツン……

カツン……

ズイッ……

千歌「だったら私は引っ張り出してあげるよ。光輝く未来に」


ズズッ……

ダークライ「ダァァク……!!」

メラッ……

リザードン「リザァァ……!!」

千歌「リザードン……メガシンカ……!!!」

キラン

パアアアアアア……

メガリザードンX「ザアアアッ!!!」

千歌「燃え上がれ……私たちの絆……!!!」

メラッ……!

ボオオオオオオッ!

千歌「おおおおおおおおお――――――――!!!!!――――――――オオオオオオオオオ」メガリザードンX

ボオオオオオオッ!

ギュオオオオ――――――――!

チカリザードン「ザアアアアアアアアアッ!!!!!」

ヨハネ「キズナ現象……。つくづく、似てるわね。私とあんたは」スッ

ダークライ「アアク!!!」

ズズッ……ズズズッ……

コオオオオオオ……!

ヨハネ「堕天……降臨……!!!」

ズズズッ……

ギュオオオオ……………………!

ヨハネダークライ「アァァァァァァァァァク!!!!!」


ヨハネ「始めましょうか……千歌。"終わり"を……。何度も受容され……拒絶してきた……。私とあんたの因果に、ピリオドを打ちましょう」

千歌「終わらないよ、私たちの物語は。今まで紡いできたものが、これからも続いていく。繋がっていく。これは決別のバトルなんかじゃない。未来を掴むための可能性のバトルだよ」

ヨハネ「あんたがなにを言おうと、勝者は全てを肯定される」

千歌「善子ちゃんが目指す破壊は……私が否定する」

ヨハネ「1を0に……!!」

千歌「0から1へ……!!」

ヒュウウウウ……

ちかヨハ「!!!」バッ!

ズザ――――ッ!

千歌「リザードン!!!」キラン!

ヨハネ「ダークライ!!!」キラン!

パアァァァァァァァァ――――!


ヨハネ「永劫の氷河!!!絶対零度を従えし黒き輩(ともがら)よ!!!森羅万象……命の限りを凍てつかせなさい!!!」

千歌「轟け、私たちの鼓動!!!世界を照らす光になれ!!!」

――――――――ィン



ヨハネ「レイジングジオフリーズ――――――――!!!!!」

千歌「アルティメットドラゴンバーン――――――――!!!!!」



ヨハネダークライ「デェアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ピキパキ……

チカリザードン「ザァアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ゴオオオオ……

ズガァアアアア――――――――!

ちかヨハ「ぅおあああああああああ――――――――!!!!!」

ドガアアアアアアアアアア――――――――!


――――――――



ゴゴゴ……

梨子「!!!」

穂乃果「今の爆発音……誰かが戦ってる……」

梨子「……!!」



タッタッタッ……

海未「梨子!!!」

ことり「穂乃果ちゃん!!!」



梨子「海未さん!!ことりさん!!」

ことり「はぁはぁ……二人とも無事でよかった……」ホッ

海未「大事無くてなによりです」

穂乃果「海未ちゃんたちもね。みんなは?」

海未「私とことり、それと千歌と鞠莉が先行してここに来ました」

ことり「他のみんなはまだ……」

穂乃果「そっか」

海未「ここに来るまでに千歌たちとはぐれてしまいました。おそらくは、彼女のところに……」

梨子「じゃあ……さっきの爆発は……」

穂乃果「とにかく急ごう。みんなの力で、この戦いを終わらせるよ」

海未「はい!!」

ことり「うんっ!!」

梨子「みんな……!!!」


――――――――









ウツロイド【――――――――】

ジジッ……











――――――――ゼロの玉座



ドガアアアアアアアアアア――――――――!

ブワ――――ッ!

チカリザードン「ザアアアッ!!!」バサッ!

ヨハネダークライ「ダアアアッ!!!」バサッ!

千歌「リザードンっ!!!」

ピシッ……

千歌「っ!!!」

ヨハネ「はっ……。どうやら……強大すぎる自分の力を制御出来ないみたいね。あと何回……Zワザを撃てるのかしら?」

千歌「さあ……ねっ!!!」ビッ!

チカリザードン「リザアッ!!!」バサッ……ゴオオッ!

千歌「かえんほうしゃ!!!」

チカリザードン「リイッ、ザアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオッ!

ヨハネ「ダークライ、あくのはどう!!!」

ヨハネダークライ「クアァァァァァァァッ!!!」ギュオオオオオッ!

ガガガガガガガ!

千歌「ドラゴンクロー!!!」

チカリザードン「ザアッド!!!」ジャキンッ!

千歌「おおおおおおっ!!!」

メラッ……ボオオッ!

ヨハネ「ドラゴンクローに炎を……!!ポケモンのタイプを技に付加する……少しはキズナ現象の使い方をわかってるみたいね……!!けどあいにく、私はキズナ現象を極めてる!!!れいとうビーム!!!」

ヨハネダークライ「アアアアアアク!!!」ピキパキ……!

ヨハネ「はああああああっ!!!」

ズズッ……

ピキパキ……キイイィンッ!

千歌「れいとうビームに闇を纏わせて……!!」

チカリザードン「ザアッ、ガアアアアアアッ!!!」ズバッ!

ガギギギギギギギ……!

千歌「くっ……!!技の威力が大きい……!!これじゃ接近戦に持ち込めない……!!」

ヨハネ「接近戦ね……。遠距離タイプの技を得意とするダークライに接近戦なら有利に戦えるって?……やってみなさいよ」

千歌「!!!」


ヨハネダークライ「ラアアアク!!!」ゴオッ!

バサッ……バサッ……!



曜「ダークライが……自分からリザードンに向かっていった……!!?」



ヨハネ「極めた者の……堕天使のバトルを教えてあげるわ……!!!」



それは進化……あるいは堕天……
ダークライは闇の翼を大きく拡げた……
稀代の天才と称されたポケモントレーナー……堕天使ヨハネが執った戦法は……

安価下1
1、闇を全身に纏ってのたいあたり

2、闇を腕に纏ってのインファイト


ヨハネダークライ「ラアアアアッ!!!」

ズズッ……

ギュウウウッ!



曜「ダークライの腕に……闇が……!!」



ヨハネ「くらえ……っ!!!」ブンッ!

ヨハネダークライ「ラアダッ!!!」ブンッ!

ドゴォッ!

チカリザードン「ガッ――――!!!」

千歌「リザードン!!!……っ!!がはっ……!!!」クラッ



曜「千歌ちゃんっ!!!」



千歌「……っ!!なに……今の……!!いつもより……ダメージが……」

チカリザードン「リザ……ッ!!!」

ヨハネ「私とあんた……形は違えど共にキズナ現象の到達点……。特異な力同士が衝突すれば、それだけ負荷がかかるってこと……よっ!!!」バッ!

ヨハネダークライ「ダァラアアアアアッ!!!」

千歌「っ!!!」

ヨハネ「堕ちろぉっ!!!」

チカリザードン「ザアアアッ!!!」ガシッ!

ヨハネダークライ「アァク!!!」ググッ……

ヨハネ「止めた……!!?」

千歌「けほっ……!!痛みに怯むくらいなら……私はここに立ってない!!!」バッ!

チカリザードン「ザァドオオオオッ!!!」バチバチッ……ドゴォッ!

ヨハネダークライ「ラッ――――!!!」

ヨハネ「かは――――!!!……っ!!!」ヨロッ

千歌「やるなら……全力だよ!!!」

ヨハネ「……っ、上等じゃない!!!」


タッタッタッタッ……

ザッ……!

鞠莉「はあ……はあ……っ!!」バッ!



千歌「でやああああああああっ!!!!」

ヨハネ「ぅおおおおおおおおおっ!!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアアッ!!!!!」ボオオオオオオッ!

ヨハネダークライ「ダアアアアアアアアアアッ!!!!!」ズズズッ……!



鞠莉「千歌っち……善子……」

曜「鞠莉ちゃんっ!!!」

鞠莉「っ、曜!!!」



ヨハネ「……鞠莉ぃ!!!」ギリッ!



鞠莉「……………………」



ヨハネ「私の前に姿を現したことは褒めてあげる……!!!そこでおとなしく待っていなさい……!!!千歌を始末したら……すぐにあんたを……!!!」



鞠莉「……そのつもりよ」



千歌「!!!」

ヨハネ「……………………」



鞠莉「私は……千歌っちに救われた。生きる意味を見出だされた。千歌っちが負けたなら、そのときは……あなたの好きにしてくれればいい」



ヨハネ「贖罪のつもり……?」



鞠莉「覚悟よ。奪った者としての……ね」


ヨハネ「ずいぶん……丸くなったわね……。それで……そんなことで私の憎悪が消えるとでも思ってるの……!!?ああっ!!?」



鞠莉「どんな形であれ……償うことに意味がある」



ヨハネ「はっ!!正当化するじゃない!!!それらしい言葉を並べて……あんたがしてるのはただの自己満足よ!!!」



鞠莉「これが……私の覚悟よ……!!!1か0か……!!!私は……千歌っちがAqoursの未来を勝ち取ることを信じてる!!!」



千歌「鞠莉ちゃん……!!」

ヨハネ「くだらない……!!!咎人が未来を語ってんじゃないわよ!!!末路を華々しく飾ろうなんて烏滸がましい!!!あんたにその権利は無い!!!1か0か……?あんたが希望を捨てないのなら……もう一度踏みにじってあげるわ!!!あんたの大好きなAqoursをねぇ!!!」



鞠莉「!!!」



千歌「させるかあ――――――――!!!!!」

ボオオオオオオッ!

チカリザードン「ザアアアアアアアアアッ!!!」ゴオオオオッ!

ヨハネ「邪魔よ!!!!!」

キン――――

パアァァァァァァァァッ!

千歌「フレアドライブ!!!!!」

ヨハネ「レイジングジオフリーズ!!!!!」

ボオオオオオオオオオッ!――――――――!ンィィィィィィィィィキ

ブワ――――――――ッ!


チカリザードン「リザアアッ……!!!」メラッ!

ヨハネダークライ「ダアアアク……!!!」ズズッ……!

千歌「Aqoursは……壊させないっ!!!」

ヨハネ「その大切なものに……異物を取り込もうとしてるのはあんたたちでしょ!!!」

ヨハネダークライ「ダアアアアアアアアアアッ!!!」

ヨハネ「あくのはどう!!!」

千歌「かえんほうしゃ!!!」

ズオオオオオオオオオッ!

千歌「異物じゃない!!!善子ちゃんだから……熱い思いをぶつけ合った仲だから!!!だから一緒にAqoursになりたいって思うんだよ!!!」

ヨハネ「誰もそんなこと望んでない!!!」

千歌「私たちが全員がそう望んでる!!!」

ヨハネ「つまらない嘘はもういい!!!」

ヨハネダークライ「アアアアアアアッ!!!」ドガァッ!

チカリザードン「ザッ!!!」

千歌「つっ!!!このわからず屋ぁ!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアアッ!!!」ドゴォッ!

ヨハネダークライ「ダッ!!!」

ヨハネ「か、はぁ……っ!!!」ギリッ!

千歌「私たちは……はあっ……。私は……善子ちゃんが失くしたものが……善子ちゃんにとって、どれくらい大切なものなのか知らない……!!」

ヨハネ「だったら……すっこんでろぉ!!!」

ヨハネダークライ「ラアクァァァァァァッ!!!」バチッ……バチバチィッ!

チカリザードン「ザァダァァァァァァァァァッ!!!」バチッ……バチバチィッ!


ヨハネ「私にとっての故郷は……里は……!!私にとっての夢で……希望で……全てだった!!!それを奪われた悲しみが!!憎しみが!!!あんたにはわからないでしょうね!!!里を思う気持ちだけが虚しく残る……他には何も無い……!!それがどれだけツラいことか!!!!」

千歌「気持ちだけ……!!?他になにも無い……!!?違うじゃん……そんなの……!!!」

ヨハネ「れいとうビーム!!!」

千歌「ドラゴンクロー!!!」

ズガガガガガガガガ!

ヨハネダークライ「ダァクッ!!!」

チカリザードン「リザアッ!!!」

千歌「くっ……!!誰の胸にも願いがある……!!!大切な願いが……!!」

チカリザードン「ザアドオオオオオオオッ!!!」ボオオオオオッ!

ヨハネダークライ「ラアッ!!!」

ヨハネ「つっ……!!!無いわよ、そんなもん!!!」

千歌「絶対にある!!!波が映した星の輝きみたいに……!!遠い憧れの色を塗った願いが!!!」

ヨハネ「!!!」



善子『私?フフン♪そんなの決まってるわ♪外の世界でたくさんのことを勉強して、このベンテンの里をもっとも~っと大きくて住みやすい場所にするの!』

花丸『住みやすい場所に?』

善子『自然と一つになった生活……それも嫌いじゃない。でも、外の文化を取り入れることでもっと里の暮らしは豊かになると思うの!そして……外の人たちにも知ってほしい。ここには……私たちの里があるんだって』



ヨハネ「るさい……!!うるさいっ!!!」バッ!

カチッ!

ヨハネダークライ「ダアアアク!!!」

キイイイン……!



鞠莉「まさか……またZワザを……!!!」



ヨハネ「九天を堕とす闇の一撃を受けなさい!!!ブラックホールイクリプス――――――――!!!!!」

ヨハネダークライ「オォォォォォォォォォォ――――――――!!!!!」

ゴゴゴ……ゴゴゴゴゴゴゴゴ――――!


千歌「っ!!」

ピシッ

千歌「……っ!!後のことは後で考えればいいっ!!!リザードンっ!!!」カチッ!

チカリザードン「リザアアアアッ!!!」

パアアアアアアッ!

千歌「迸れ!!私たちの耀きっ!!!スパーキングギガボルト――――――――!!!!!」

チカリザードン「リィザアアアアアアアアアッ!!!!!」バチバチッ……バチバチ――――ッ!

ドガン!

ドゴン!

ドガガガガガガ――――――――!



曜「なんて……バトル……。二人の思いが……伝わってくる……」



ヨハネ「……っ!!!願いがあったら……なんだっていうのよ……!!!もう、二度と……」ギリッ!



鞠莉「……っ!!!」



ヨハネ「もう二度と……!!!叶うことなんてないのに!!!」

千歌「そんなの誰が決めたの!!!」

ヨハネ「っ!!!?」

千歌「いつか叶うことを信じれば……明日への道がきっと開く!!!夢は無くならない!!!暗い夜空みたいな心を照らしてくれる!!!今まで起きたことは……全部全部……無かったことにはならないけど……!!!0にはならないけど……!!!1になる……明日を生きる力になるよ!!!!!」

――――ギィン!

千歌「せやああああああああああっ!!!」

ヨハネ「ぅおおおおおおおおおおっ!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアッ!!!」

ヨハネダークライ「ラアアアアアアアアッ!!!」

ドッガァ――――――――!


ヨハネ「はあ……はあ……っ!!!」クラッ

千歌「はあっ……はあっ……!!!」ヨロッ



曜「二人とも……!!」

鞠莉「……っ!!」



チカリザードン「リザア……ッ!!!」

ヨハネダークライ「ダアアク……!!!」

ヨハネ「明日を……生きる……?明日は来ないわ……!!私が破壊する!!!」

千歌「止めるって言ってるじゃん……!!!善子ちゃんの全部を受け止めてあげる……!!!もっともっと…………っ、ぶつかってこぉ――――いっ!!!!!」

ヨハネ「堕ちろ……千歌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

チカリザードン「リザアアアアッ!!!」ボオオオオオッ!

ヨハネダークライ「ダアアアアアク!!!」ドゴオオオオオオッ!


千歌「かみなりパンチっ!!!」

ヨハネ「チャージビームっ!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアッ!!!」バチッ……バチバチィッ!

ヨハネダークライ「ダアアアアアアアアアッ!!!」バチッ……バチバチィッ!

ドゴオオオオオオッ!



曜「完全に……互角……」

鞠莉「パワー……スピード……テクニック……。ポケモンのスペックも、トレーナーとしての才能も並外れた次元……。私たちが及ばない領域で……二人は戦ってる……。未来を賭けて……」



ヨハネ「っおおおおおおおおお!!!」バッ!

ヨハネダークライ「ッオオオオオオオオオ!!!」バッ!

ズォォォォォォォ……

千歌「足元に闇を広げた……!!飛んでリザードン!!!」

チカリザードン「ゼェアアアアアアッ!!!」バサァッ!

ヨハネ「捕らえなさい、ダークライ!!!」

ヨハネダークライ「ダァァクアアアアアアアアッ!!!」バッ!

ジャラララララ――――!

千歌「闇で鎖を造った……!!!切り裂いてリザードン!!!ドラゴンクロー!!!」

チカリザードン「リザッ!!!」シャキン! ブンッ!

ヨハネ「はああっ!!!」ズァッ!

ヨハネダークライ「ダアアッ!!!」

グニィッ!

チカリザードン「ザッ!!?」

千歌「斬れない!!?鎖が……ゴムみたいに……!!!」



曜「性質が変わった……!!?」



ヨハネ「形は変わっても元は闇……闇に決まった形も性質も無い!!!千歌、私とあんたの実力は拮抗してる!!認めた上で勝ちにいくには、想像力で上回るしかない!!!イメージで私に勝てると思うんじゃないわよ!!!」

ギュルルルルル……ガシィッ!

チカリザードン「ザァガッ!!!」ギュウウ……

千歌「リザードン!!!」


ヨハネ「おおぁ……!!!」

ズキッ!

ヨハネ「ぐぅ――――!!!」フラッ

千歌「善子ちゃん!!!」

ヨハネ「~っ!!!があああああああっ!!!」

ズズズズズズ……!

ヨハネダークライ「ダァク……!!!ラアクァァァァァァ――――――――ッ!!!」

ズズッ……

ズズッ……

ズズッ……

ズズッ……



鞠莉「足元に広げた闇から……ダークライの分身を造り出した……!!」

曜「発想が……ずば抜けてる……!!でも……」

鞠莉「あんな力を使い続けたら……」



ヨハネ「あくの――――はどう―――――――――!!!」

ヨハネダークライ「オオオオオオオオオ――――――――!!!!」

ドガァァッ!

ドゴオオオオオオッ!

ズガン!

ドゴン!

ドガアアアアアアアアアアッ!

千歌「狙いが……定まってない……!!このままじゃ……この部屋自体が壊れちゃう……!!……っ、リザードン!!!分身をまとめて倒すよ!!!」

チカリザードン「リ、ザア……ッ!!!」

千歌「……っ!!」フラッ

チカリザードン「ッ、リザ!!!」

千歌「私のことは……いい……!!!後のことは……勝ってから!!!」

キラン……

パアアアアアア――――!

チカリザードン「リザ……ザアアアアアアアア!!!」グググ……ブチッ!

千歌「スパーキング……っ、ギガボルトおおおおおっ!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアッ!!!」バチッ……バチバチィッ!

ドガガガガガガガ……!

千歌「はあはあ……っ!!!おおああああああああ!!!!」カチッ!



曜「千歌ちゃあんっ!!!」



千歌「アルティメット――――ドラゴンバーン――――――――!!!!!」

チカリザードン「リィザアアアアアアアアアッ!!!!!」

ギュオオオオ――――――――!

ドオオオオオオオンッ!


千歌「はあっ……!!はあっ……!!げほっ……ごほっ……!!」フラフラ……

ヨロッ

千歌「ぅあっ!!」ズザッ!

ヨハネ「……………………」



タッタッタッタッ……

鞠莉「……!!」

曜「みんな……!!」

梨子「曜ちゃん!!鞠莉さん!!」

ゲッコウガ「コウガッ!」

穂乃果「っ、千歌ちゃん!!」

海未「千歌!!」

ことり「ひどいダメージ……!!」



ヨハネ「ん、で……」グッ!

千歌「はあ…………はあ…………」

ヨハネ「なんでそこまでするのよ!!!!!」


梨子「……………………!!!」

穂乃果「……………………!!!」



ヨハネ「うんざりするほど嘲った!!!何度も何度も拒絶した!!!なのに……なんでそこまでするのよ!!!?私は……赦されることなんて望んでない!!!赦されるはずも……赦していいはずもないでしょう!!!?この罪も……憎悪も……憤怒も……全てを抱える……!!!一人でいい!!!私の存在を求めている奴なんかどこにもいない!!!なのに……そんなにボロボロになってまで……傷付いてまで止めようとするのよ!!!私を救おうとする意味なんて……この世界のどこにも無いでしょ!!!?」

千歌「……………………」



曜「……………………!!!」

鞠莉「……………………っ!!!」



ヨハネ「フーフー……!!!」

千歌「……………………ちゃん、の」



梨子「千歌、ちゃん……!!」



ググッ……

千歌「はぁ……はぁ……」ヨロッ……

ズシャッ!

千歌「ぅあっ……!!」バタッ

ヨハネ「……………………っ!!!」タジッ

千歌「……っ!!!」グググ……

ヨハネ「まだ……立つの……」

千歌「はぁ……はぁ……っ、善子ちゃんの……。善子ちゃんの言葉からは……一つ一つから……寂しさを感じるよ……」


ヨハネ「寂しさ……ですって……?」

千歌「善子ちゃんが……壊すとか、望んでないとか……そんな冷たいことを言う度に……心がギュッてなるんだ……。締め付けられるみたいに……スゴく苦しくなる……。善子ちゃんが……何かを……誰かを求めてるっていうのが……伝わってくるんだ……」

ヨハネ「私が……私が何を求めてるっていうのよ!!!」



千歌「自分を……助けてくれる人……」



ヨハネ「――――――――!!!!!」

千歌「怒った気持ちとか、悲しい気持ちとか……イヤな思いが心の中で混ざり合って、渦になって……嵐みたいに吹き荒れてる……。光も……ほんの少しの晴れ間も見えなくて……自分じゃどうしようもなくて……。少しでももがこうとするけど…………暴れることしか……周りの誰かを傷付けることしか出来なくて……」

ヨハネ「……て」

千歌「苦しかったよね……」

ヨハネ「……めて」

千歌「ツラかったよね……」

ヨハネ「やめて……」

千歌「善子ちゃんの痛みは……イヤな気持ちは……私たちが全部受け止める……。同情とか……そんなつまんないものじゃない……。善子ちゃんのことをわかりたいから……。好きになりたいから……。だから……」

ヨハネ「やめてって言ってるでしょ!!!!!」


シン……

ヨハネ「認めない……っ!!!認めない認めない認めない!!!私は……私はぁ……!!!」

千歌「自分の罪を認めてる善子ちゃんが……自分の罪を認めないわけがない……。違う……?」

ヨハネ「!!!」

千歌「私たちは……知ってるよ?善子ちゃんが……本当は誰よりも優しいこと……。善い子だってこと……。じゃないと……そんなツラそうな顔しないよ……」ニコッ

ヨハネ「――――――――っ!!!」

千歌「優しい善子ちゃんだから……一緒にAqoursになりたいって思ったんだ……。一緒に戦えたら……一緒に一番を目指せたら……きっときっと楽しいって。私は私の夢を諦めたくない……。善子ちゃんもそうでしょ?」

メラッ……

千歌「譲れない思いを抱いてれば、きっといつかそれは叶う……!!!」

ボオオ……ッ!

千歌「キラキラ出来る!!!全力でぶつかった……友だちだから!!!!!」

ボオオオオオッ!

千歌「なりたい自分になればい!!!!!叶えたい夢は……一緒に!!!!!叶えよう――――――――!!!!!!!!!」


ヨハネ「……………………」

千歌「……!!!」フンス



梨子「……!!」

曜「……!!」

鞠莉「……!!」



ヨハネ「もっとはやく……」

千歌「!」

ヨハネ「もっとはやく出会ってれば……違う現実(いま)に……なってたのかな……」

千歌「善子ちゃん……」

ヨハネ「本当……イヤになる。あんたの言葉は……私の胸をくすぐる……。ほんの一時でも……夢を見たくなる。……犯した罪も、過ぎ去った時間も元には戻らない。なら……前に進むしかない。……………………その勇気を……くれる?」

千歌「~っ♪///もちろんっ!!!」

ヨハネ「これで……最後にする……」ズズズッ……

ヨハネダークライ「アアアアク……!!!」

ヨハネ「悪いわね……ダークライ……。バカな……トレーナーで……」

ヨハネダークライ「ダァク……」

ヨハネ「でも……これで最後だから……。全部ぶつけて……決着をつける」

ズズズズズズ……!

ヨハネ「これを言うのは……きっと初めてね」

千歌「!!!」

ヨハネ「勝負よ、千歌」

千歌「……っ!!うんっ!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアッ!!!」

ゴオオオオオオオ――――――――!


――――ィン

パアアアアアアアアアア……!



梨子「Zワザ……」

ことり「あんな状態で撃てば……二人とも……ただじゃ……」

海未「けど……見守ることしか出来ません……」

穂乃果「うん。これは……」

タッタッタッタッ――――!

花丸「!!!」

ルビィ「!!!」

ダイヤ「!!!」

果南「!!!」

凛「!!!」

花陽「!!!」

絵里「!!!」

穂乃果「二人のバトルなんだから」



ピシッ

千歌「お願い……最後までもって……!!この一撃だけでいいから……!!全身全霊を……懸けさせて……!!!」

チカリザードン「リザ!!!リィザアアアアアアアアアッ!!!!!」

ヨハネ「はぁ、はぁ……!!」ドクン……ドクン……

ヨハネダークライ「……ダアク」

ヨハネ「……フッ、なんてことないわよ。私は……堕天使ヨハネなんだから」

ゴオオ……

ゴオオオオオオオ――――――――!

ギュオオオオオオオッ!

千歌「全ての炎を……!!!」

ヨハネ「全ての闇を……!!!」



ちかヨハ「この一撃に乗せる!!!!!」



バッ!

千歌「迸れ――――!!!」

ヨハネ「九天を堕とす――――!!!」

千歌「私たちの耀き――――!!!」

ヨハネ「闇の一撃――――!!!」



千歌「スパーキング――――ギガボルト――――――――!!!!!」

ヨハネ「ブラックホール――――イクリプス――――――――!!!!!」



チカリザードン「ザァアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

ヨハネダークライ「ダァアアアアアアアアア――――――――!!!!!」


ピシッ!

千歌「……っ!!ぅあぁあああああああああああ――――――――!!!!!」

ドクンッ!

ヨハネ「か、あ……っ!!ぅおおおおおおおおおお――――――――!!!!!」



爆炎と融合した雷撃……一切を呑み込む強大な闇……
意志は互いの最大の力となってせめぎ合う……
勝負の行方は……
そして、物語の決着は……

安価下1~5コンマ合計 00は100扱い 連投無し
コンマ合計250以上→熱き太陽が闇を制する。千歌、勝利ルート
コンマ合計250未満→千歌のキーストーンが砕け、炎が闇に掻き消される……。千歌、敗北ルート




ちかヨハ「おおお……!!!おぉああああああああああああああああああああ――――――――――――――――!!!!!!!!!」




ピシッ――――!

千歌「!!!!?」

チカリザードン「!!!」

ゴオオオオオオオ――――――――!

ヨハネダークライ「ダアアク……ダァァクアアアアアアアア――――――――ッ!!!!!」





ピシッ……パキッ……

パキィ――――――――ン!





千歌「――――――――!!!!!」





梨子「千歌……ちゃんの……」

曜「キーストーンが……」



ヨハネ「だぁあああああああああ――――――――!!!!!!!!!」

ズズズズズズ――――――――!

ドォォォォォォォォォォォォン!


海未「――――――――!!!」

ことり「――――――――!!!」

絵里「――――――――!!!」

凛「――――――――!!!」

花陽「――――――――!!!」

穂乃果「……………………」



千歌「はあ……はあ……」

ヨハネ「はあ……はあ……」

シュウウウウウウ……

ヨハネダークライ「……………………」

チカリザードン「……………………」

キン――――

メガリザードンX「……………………」

シュウンッ

リザードン「――――――――」

ドサッ!



ダイヤ「リザードンが……」

果南「倒れ……た……」

花丸「そんな……」

ルビィ「うそ……」

鞠莉「……………………」



千歌「……っ」クラッ



梨子「っ、千歌、ちゃん!!」



トサッ

ヨハネ「……………………」

千歌「……………………」

ヨハネ「……………………」


千歌「……言いたいこと……いっぱいあるのに……アハハ、身体……力……入んない……」

ヨハネ「私もよ」ギュッ

千歌「善子ちゃんに抱きしめられると……ダークホールくらうんじゃないかって……ちょっとドキドキする……」クスッ

ヨハネ「そんな余力……あると思ってんの?」

千歌「だよね。…………強かった」

ヨハネ「当然でしょ」

千歌「痛くて……ボロボロだけど……。楽しかった」

ヨハネ「……満足した顔ね」

千歌「悔しくて仕方ない……けどね、善子ちゃんと心が通った感じがして……スゴく、あったかいんだ///」


ヨハネ「……………………あんたは」

千歌「伝え……い……は……全部……たつもり……よ……」

ヨハネ「……声が掠れて、聴こえないわ」

千歌「ゴメ……なんか、眠く……てさ……」

ヨハネ「……………………」

千歌「全部……ぶつけて……くれ、た……?」

ヨハネ「……………………ええ」

千歌「どんな……気持ち……?」

ヨハネ「……………………最悪よ」



花丸「……………………っ」キュッ



ヨハネ「後悔しかない……」


ヨハネ「里を守れなかったことも……」



鞠莉「……………………」



ヨハネ「たくさん傷付けたことも……」



果南「……………………」

ダイヤ「……………………」



ヨハネ「たくさん壊したことも……」



ルビィ「……………………」

花丸「……………………」



ヨハネ「奪って……踏みにじって……」



梨子「……………………」



ヨハネ「ぐちゃぐちゃにしたことも……なにもかも……」



曜「……………………」



ヨハネ「生きてることが……」

ポロッ……

ヨハネ「こんなにも……苦しい……っ」ポロポロ……


ザッ……

穂乃果「それも……生きるってことだよ」

ヨハネ「……………………っ」ポロポロ



海未「穂乃果……」



穂乃果「人はみんな……罪を犯したり、過ちを背負って生きてる。人間だもん、ちょっと間違えることくらい誰にだってある」



穂乃果『世の中そんなに甘くない……』



穂乃果「誰かを理解しようとして出来なかったこと……」



穂乃果『わかんないよ!!!』



穂乃果「忘れたくなるようなツラい出来事も……」



穂乃果『辞めます……。ポケモントレーナー……辞めます……』



穂乃果「そういう苦しいことも全部受け入れて……それ以上の楽しい思い出で上書きして……。そんなことの繰り返しだよ、人生は」

ヨハネ「……っ、でも……」

穂乃果「今……善子ちゃんの心の中に、あたたかいものを感じてるなら……それを捨てちゃダメだよ。命を賭けて自分にぶつかってくれた……千歌ちゃんの思いに。応えてあげて」ニコッ

ヨハネ「……………………」ポロポロ


千歌「善子ちゃん……」

ヨハネ「……………………」ポロポロ

千歌「善子ちゃん……さっき、言ったよね。もっとはやく出会ってれば……違う現実(いま)に……なってたのかな……って。……変わらないよ、きっと」

ヨハネ「……………………」ポロポロ

千歌「どんな過去、どんな未来、どんな世界だって……。善子ちゃんは……私たちの友だちになる運命だよ」

ヨハネ「……いい、の?」ポロポロ

千歌「うん……♪」

ヨハネ「私で……いいの……?」ポロポロ

千歌「善子ちゃんがいい……♪」

ヨハネ「堕天使なのに……?」ポロポロ

千歌「そんな善子ちゃんも好き♪」

ヨハネ「……………………っ」

千歌「堕天使ヨハネちゃん……ポケモントレーナー、善子ちゃん……♪」

ギュッ!

千歌「ようこそ、Aqoursへ♪」

ヨハネ「――――――――っ!!!」ポロポロ……


ヨハネダークライ「……………………」

シュウンッ……

ダークライ「……………………」

ヨハネ「……………………っ」

スウゥ……

善子「千歌――――――――」









































ジジッ……


ダークライ「!!!」

鞠莉「!!!」

千歌「!!!」










ウツロイド【――――――――】









善子「ウツロイド――――――――」



平穏を……和解を……絆を……嘲るように……
この世界ならざる者は……天使に牙を向ける……
善子を身を挺して庇ったのは……
安価下1コンマ
1.4.7→ダークライ
2.5.8→鞠莉
3.6.9→千歌
0→穂乃果


ドシュッ!

ウツロイド【――――――――】

ゴポッ……

善子「――――――――!!!」

ダークライ「ダ、ア……!!!」

善子「ダークライ!!!」



花丸「どくづき……!!」

ルビィ「へ…………え……?」



穂乃果「……!!?」

善子「ウツロイド……なんのマネよ!!!!」

ウツロイド【――――――――】

千歌「茶番は……終わり……?」



梨子「!!?」



善子「どういうこと!!!?なにを言って――――」

ユラッ

善子「!!!」

フェローチェ【――――――――】

マッシブーン【――――――――】

善子「……!!!」

千歌「善子ちゃん!!あぐっ……!!」フラッ

善子「……っ!!」

穂乃果(反応遅れたっ!!間に合わないっ!!!)



シュン――――ッ!



善子「!!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

善子「ゲッコウガ……!!」

千歌「梨子、ちゃん……!!」

梨子「みんなから離れなさい!!!」

シュシュシュンッ!

ズバ――――ッ!

ゲッコウガ「ガアアッ!!!」グラッ!

梨子「ゲッコウガ!!!?」

ヒュヒュンッ!

カミツルギ【――――――――】

梨子「カミツルギ……!!くっ……!!!」


ルビィ「なにが……どうなって……」ビクビク

ダイヤ「わかりませんが……しかし……!!!」

果南「ただごとじゃないのはわかる……!!私たちも……!!!」

ヒュウウウ……

ズシィンッ!

かなダイ「っ!!!」

アクジキング【――――――――】

テッカグヤ【――――――――】

ダイヤ「アクジキング……テッカグヤ……!!!」

果南「……っ!!!」



善子「あんたたち……これはいったい、どういう……!!!」

ガシッ!

マッシブーン【――――――――】

善子「っ!!離せぇっ!!!」グッ……グッ……

ウツロイド【――――――――】

善子「――――!!!?」

千歌「全て……このときの……ため……?」

梨子「千歌、ちゃん……?ウツロイドの言葉が……わかるの……?」

千歌「へ……?みんなには……聴こえない……の……?」



海未「どういうことですか……」

ことり「千歌ちゃんと……善子ちゃんには……」

絵里「ウツロイドの……ウルトラビーストの声が……わかるの……?」



ズズッ……

曜「ぁ――――が……っ!!!」

ズズッ……

ズズズッ……



千歌「曜……ちゃん……!!!」

梨子「曜ちゃんに寄生したウツロイドが……まてさた活動を……」

スウゥ……

穂乃果「!!」

マッシブーン【――――――――】

善子「っああ!!」

千歌「善子ちゃんっ!!!」ググッ……!

フェローチェ【――――――――】ヒュンッ!

千歌「!!!」

ドゴァ――――ッ!


千歌「……っ!!!……………………!!!」

ダークライ「……………………ッ!!!」ボロッ

千歌「ダークライ……。私を守って……」

フェローチェ【――――――――】ヒュッ!

ダークライ「ダアアアアアアア!!!」ピキパキ……ピキィンッ!

フェローチェ【――――――――】ヒュヒュンッ!

梨子「速い……!!この距離でれいとうビームをかわした……!!」

ダークライ「アアアク……!!!」

バチバチィッ!

ダークライ「ガァァァァァァァ!!!!!」

デンジュモク【――――――――】バチッ……

梨子「後ろから……!!!」

フェローチェ【――――――――】ヒュウンッ!

ドガァァッ!

ガシャアアンッ!

ダークライ「ダ……アク――――――――」

梨子「ダークライ!!!このお……っ!!!」

ゲッコウガ「ガアアッ!!!」

カミツルギ【――――――――】シュンッ!

ギィ――――ン!

ゲッコウガ「オオオオオオオオッ!!!」

ギギギギギギギギギギギ――――!

カミツルギ【――――――――】

ズバァ――――ッ!

ゲッコウガ「コオガ……!!!」

梨子「ゲッコウガのいあいぎりを……!!」


ウツロイド【――――――――】

ピリッ――――

マッシブーン【――――――――】バッ!

フェローチェ【――――――――】バッ!

デンジュモク【――――――――】バッ!

カミツルギ【――――――――】バッ!

テッカグヤ【――――――――】バッ!

アクジキング【――――――――】バッ!



花丸「……………………!!!」

ルビィ「善子ちゃんが……!!」



善子「ウツロイド……あなた……!!!」

ウツロイド【――――――――】ジジッ……

善子「……!!!」

スウゥ……

曜「……~っ!!!」

ゴポッ……

ズズズッ……



鞠莉「曜の……中に……」

果南「ウツロイドが二体……いや……」

ダイヤ「かげぶんしん……。元は一体のウツロイド……」



スウゥ……

曜「ぁ―――――――」カクン



千歌「曜……ちゃん……」



曜?「………………………………………………………………これで……声は聴こえるだろう」

善子「!!!」



梨子「曜ちゃん!!!」

穂乃果「ううん……違う……」



曜?「脆弱なる劣等種よ……聞け。私は……ウツロイド」



千歌「!!!」



曜(ウツロイド)「この世界を壊す者」


ダイヤ「ウツロイドが……」

果南「曜ちゃんの身体を使って……言葉を……」



善子「答えなさい……これはいったい……!!!」

曜(ウツロイド)「全てはこのときのため」

善子「!!?」

曜(ウツロイド)「……………………」スッ

メロエッタ「メ、ロ……」



梨子「メロエッタ!!!」

穂乃果「てんかいのふえ……!!!」

梨子「メロエッタを返して!!!」



曜(ウツロイド)「全ての鍵は揃った。今を以て、私たちの計画は成就する」



穂乃果「計画……?」

絵里「なにを言って……」



曜(ウツロイド)「見るがいい、人間」スッ

ゴゴゴゴゴゴゴ……



ゴゴゴゴゴゴゴ……

ガシンッ……!

グラッ!

梨子「っ!!」

ゲッコウガ「ゲコ!!」ガシッ!

千歌「……っ!!」

穂乃果「千歌ちゃん!!」ガシッ!

ことり「これは……」

鞠莉「プレートの制御装置……」

ダイヤ「……!!!」


善子「私と……あんたたち……その目的は合致していたはず……!!!欲しかったのは"究極の破壊"……!!!それには……私というてんかいのふえの奏者が必要だったんじゃないの!!?」

曜(ウツロイド)「奢るな、人間」

善子「――――!!!」

曜(ウツロイド)「私たちとお前が同じ立場だと……本気でそう思っていたのか」



梨子「どういう……こと……?なにがどうなって……」

千歌「……………………!!!」


絵里「状況だけ察すれば……ウツロイドが裏切った……ってこと……?」

凛「でも……」

花陽「うん……。あの口ぶりは……」

ことり「最初から……仲間意識は持ってなかったように聞こえる……」

海未「まるで、GUILTYLEAのように……」

ダイヤ「……………………!!!」

鞠莉「……………………!!!」

海未「……………………っ!!」ザッ

果南「海未さん……?」



海未「ウツロイド」

梨子「海未さん……」



曜(ウツロイド)「……………………」



海未「究極の破壊……コトホノウミ天空庭園でも、同じフレーズを耳にしました」



曜(ウツロイド)「……………………」



海未「答えなさい。それは、一体なんです」


曜(ウツロイド)「……………………」



海未「あなたは……あなたたちは……なにをしようとしているのですか」ギンッ



曜(ウツロイド)「滅びゆく哀れな者よ。知ってどうする」



海未「……………………」

ザッ

絵里「それは……まあ、止めるわよ」

ことり「……………………」

花陽「……………………」

凛「……………………」



曜(ウツロイド)「この星に生きる最も脆弱で矮小なお前たちが……。なんとも滑稽だ」



絵里「ずいぶんな言い草ね」スッ……



曜(ウツロイド)「動くな」スッ

マッシブーン【――――――――】ギシッ

善子「ぁぐ!!!」



絵里「……っ!!」



曜(ウツロイド)「生命の劣等種ごときが、私たちに刃向かおうなど。身の程を知れ」



花丸「生命の……」

果南「劣等種……?」



海未「傲慢な物言いですね。まるで自分たちが私たちよりも優れていると……そう言いたげではありませんか」



曜(ウツロイド)「その通りだ。お前たち人間も……それに付き従うだけのポケモンも……私たちより遥かに劣る。ならば……その存在に意味は無い」


梨子「曜ちゃんの身体を借りておきながら……何様のつもりよ……!!!」

千歌「……………………」



曜(ウツロイド)「劣等種の中にも……私との適合率が非常に高い者がいる。心に深い闇を抱えた者……または……」スッ



千歌「……!!!」



曜(ウツロイド)「先天的に……私たちと波長の近い者」


千歌「波長が……近い……?」

梨子「……!?」



曜(ウツロイド)「存在は稀であるも、人間でありながら、私たちと近しい感覚を備えた特異点。私たちの言語を理解し、人以上の才覚を発現させたのがその証」

善子「……!!!」



千歌「……………………」

梨子「千歌ちゃんと……よっちゃんが……」



鞠莉「……人間じゃない……なんて、バカげたこと……言わないわよね……!!!」



曜(ウツロイド)「お前たちと何一つ変わらない。愚かで、弱く、惨めな存在の一つだ」

善子「――――っ!!!ウツロイドぉぉぉっ!!!」ブチッ!

曜(ウツロイド)「喚くな。その矮小なお前に利用価値を見出だし……役目を与えてやったのだ。感謝されこそすれ、恨まれる覚えなど無い」



果南「役目……?」

ルビィ「……っ」ビクビク


ダイヤ「不完全なプレートの力を以て……ウルトラビーストの住む世界へと続く穴……ウルトラホールを開き、そこから多勢のウルトラビーストを侵攻させこの世界を破壊する……。それが目的だったのではないのですか……。そのために……」



曜(ウツロイド)「そのために必要だった。ウルトラホールを開くための鍵を集める"駒"が」

善子「……っ!!!」




曜(ウツロイド)「黒き龍は"彼の地"へと向かう方舟となり、音を司る精霊の力を以て、天界の神器の音色を増幅させ、神の力を宿した石碑でウルトラホールを形成する……」

善子「わかってんのよそんなこと……!!!そのために動いてきたんだからね……!!!けど……その先があるってことでしょ!!!あんたは……なにを喚び出そうとしてるってのよ!!!」



曜(ウツロイド)「全ての光を喰らう者」



梨子「全ての……」

穂乃果「光を……喰らう……?」



曜(ウツロイド)「名を、ネクロズマ」



千歌「ネクロズマ……」


花陽「ポケモン……なの……?」

凛「聞いたことないにゃ……」



海未「……それが何者であれ、現れるというなら倒すだけの話です。ここには、それが可能な者たちがいるのですから」



曜(ウツロイド)「不可能だ。ネクロズマは破壊者としての完成形。その力は、お前たちが天災と呼ぶ自然現象さえ塵芥に等しい。この世界など三日と経たぬうちに滅亡するだろう」



ことり「……………………!!!」

絵里「なおさら……止めないわけにはいかないわ……!!」



曜(ウツロイド)「聴こえなかったか。不可能だ。もうすでに、鍵の全てがここにある」



梨子「ウツロイド」



曜(ウツロイド)「……………………」



梨子「ずっと不思議に思ってたことがある……」



善子「……リリー?」

曜(ウツロイド)「……………………」



梨子「曜ちゃんたちのこと……。ウルトラホールを開くために必要な人数……てんかいのふえを奏でる誰かが一人……そして、ウツロイド……あなたへの適合率が高い人間が二人……そうだったわね」



曜(ウツロイド)「それがどうした」



梨子「奏者はまだ役割としてわかるわ。けど、なんのために……曜ちゃんと鞠莉さんを生贄として狙ったの」

鞠莉「……………………!!!」

梨子「適合率が高いことと、生贄にすることとの関係性がまるで見えない」


曜(ウツロイド)「なにが言いたい」



梨子「こうは考えられない?生贄……そう捉えるから聞こえが悪い……。あなたが欲しいのが……究極の破壊者……そのネクロズマっていうポケモン……またはウルトラビーストを従えることの出来るほどのトレーナー……だとしたらどう?」



曜(ウツロイド)「……………………」



海未「ネクロズマを従える……」

ことり「トレーナー……」



曜(ウツロイド)「……………………」



梨子「ウツロイド……おそらくあなたは、ネクロズマをコントロールことが出来ない……。だから必要なんでしょ?自分の意のままにネクロズマを操れる度量を持ったトレーナーが。それも、自分が寄生しやすい都合のいいトレーナーがね」



果南「そっか……。だから曜ちゃんや鞠莉、それに善子ちゃんを……」

ダイヤ「そう考えれば辻褄が合いますわね……」

鞠莉「でも……二人……なのよね?一人はネクロズマだとしても……もう一人は……?」




梨子「わかりません……。あくまで推測です……」

海未「しかし……もしもそうだとしても……」

梨子「はい……。事態は何一つ好転しません……」

ポンッ

梨子「!」

穂乃果「好転はしなくても、私たちのやることは変わらない。守る。そして、取り返す。でしょ?」

梨子「……はい!」



曜(ウツロイド)「抗うな。お前たちの運命は……ここで終わりだ」



決めるな――――



ザワ――――――――

曜(ウツロイド)「……!!!」



ググッ……

梨子「……!!」

千歌「……………………」フラッ

穂乃果「千歌ちゃん……!!」

千歌「勝手に……決めるな……」


曜(ウツロイド)「このような下等な者にも及ばない死に損ないが……何故立ち上がる。もうお前たちの運命は決まったのだ」

善子「千歌……!!」

千歌「私たちの運命を……勝手に決めるな……」フラッ



梨子「千歌ちゃん……ダメージが……」



曜(ウツロイド)「愚かな。まだ友のためだなんだとほざくか。それほどまでに、この身体が大事か」

千歌「曜ちゃんだけじゃない。善子ちゃんもだよ」

曜(ウツロイド)「これも……?クッハッハッハッ、傑作だな」

千歌「……なにがおかしいの?」


曜(ウツロイド)「滑稽以外のなんだという。傷付け、傷付けられ、数多の痛みを越えて出来た……脆く儚い希薄な繋がりを絆と呼ぶ。愚かしいこと極まりない」

千歌「……………………」

曜(ウツロイド)「一人ではなにも出来ず、他者との繋がりを求めることでしか自己を表現出来ない不完全な存在。尤も、お前たちが信じてやまないその絆とやらも……」スッ

ガシッ

善子「っぐ!!!」

曜(ウツロイド)「この様だ」

千歌「……………………」

曜(ウツロイド)「弱さ故に失い、弱さ故に力を求め、弱さ故に自ら望んで闇に染まった。憎み、怒り、妬み、嫉み……それらが入り交じった心は汚く、醜い。これの心はまさにそうだ」

千歌「……………………」

曜(ウツロイド)「まったく……愚かさを通り越して哀れですらある。自ら望んだ末路がこれだ。復讐に燃え心を焦がしておきながら……挙げ句の果てには甘い言葉に希望を見出だしすがる。よくもまあ……恥ずかしげもなく生きていられる」

善子「――――――――!!!」

曜(ウツロイド)「堕天使よ……お前は語ったな。かつての夢を……破滅の未来を……。笑い種だったよ」

善子「……っ!!!」

曜(ウツロイド)「お前の全てがくだらない。なにが夢だ……なにが理想だ。自分だけではなにも成し得ること出来ない弱者が」

善子「……ぁ……っ……!!!」



梨子「……………………っ!!!」ギリッ



花丸「……………………っ!!!」

ルビィ「……………………っ!!!」

ダイヤ「……………………っ!!!」

果南「……………………っ!!!」

鞠莉「……………………っ!!!」



曜(ウツロイド)「お前に力を貸してやった。お前の掲げる小さな破壊のために。……夢を見たか?全てを投げ出す覚悟をしていたつもりだったか?それともこう言おうか……"満足したか"……と」

善子「……………………!!!」ポロッ

曜(ウツロイド)「堕天使ヨハネ。お前の全ては……無駄だった」

ボソッ

曜(ウツロイド)「価値無き者よ。お前の存在を否定しよう」






千歌「黙れ」






ピリ――――――――

千歌「……………………」



ゾクッ――――――――!



穂乃果「――――――――!!!」

梨子「――――――――!!!」

ことり「この……プレッシャーは……」

海未「穂乃果と同じ……」



鞠莉「身体の震えが……」

ダイヤ「私たちに向けられているのではないと……わかっているのに……」

果南「千歌の敵意に……恐怖してる……」


千歌「善子ちゃんを……笑わないで……」

ザッ……

千歌「そんな権利……誰にも無いでしょ……」

ザッ……

千歌「やり方は間違ってたかもしれない……。もっと別の方法だってあったかもしれない……。もっと早くわかり合えたかもしれない。でも……!!!」

ザッ……

千歌「どれだけ歪んでたとしても……復讐する心が原動力だったとしても……!!!自分なりに前に進もうって頑張ってた!!!一生懸命だった!!!だから私たちは真正面からぶつかった!!!善子ちゃんの思いを受け止めたんだ!!!」

善子「千、歌……」ポロポロ

曜(ウツロイド)「くだらない」

千歌「くだらなくなんかない!!!!!」バッ!

善子「……………………っ」ポロポロ

千歌「人間だもん!!!やり直せる!!!何度だってやり直していい!!!一人じゃない!!!出来た繋がりは……絆は!!!手と手を取り合って、支え合って、一緒に前を向くための心の形!!!0を1にする無限の可能性なんだよ!!!!!」

ダンッ――――ッ!

千歌「楽しいことも苦しいことも……全部全部全部ぜーんぶ……私たちにとって、かけがえのない物語なんだ!!!!!これからもずっと続いていく……みんなで叶える物語なんだ!!!!!」

果南「……………………!!!」ザッ

花丸「……………………!!!」ザッ

ダイヤ「……………………!!!」ザッ

ルビィ「……………………!!!」ザッ

鞠莉「……………………!!!」ザッ

梨子「……………………!!!」ザッ

善子「――――――――!!!」ポロポロ

曜(ウツロイド)「……………………」

ツゥ……

曜(ウツロイド)「……!!!」ポロポロ……

千歌「私たちの運命は……!!!輝きは……!!!必ず未来に届く!!!0を1にする奇跡が生まれる!!!!!生きる熱さを感じようとしないあなたたちが……人間を……!!!!!私たちを否定するなぁ――――――――!!!!!!!!!」


曜(ウツロイド)「下等しゆ」


曜(ウツロイド)「下等種ごときが……」

ゴシッ

曜(ウツロイド)「身の程を弁えろ。お前たちの運命など塗り潰してくれる。0から1の希望も……絶望へと変えてやろう」スッ

パラ……

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



凛「っ!!?」

海未「城が揺れて……!!」

ゴゥン……ゴゥン……

絵里「天蓋が開いていく……!!」



曜(ウツロイド)「別れを告げるがいい」シュッ ポンッ

レックウザ「ザァガ……!!!」

曜(ウツロイド)「自らの未来に」

キィン……

パァァァァァァァ……

メガレックウザ「ザガァアアアアアアアアア――――――――!!!!!」


花陽「メガレックウザ……!!!」

ことり「あの状態でも……メガシンカを……!!!」



ゴオオ……

ゴォオオオオオオオオオ――――!

ゴロゴロ……ピシャアッ!

メガレックウザ「レェザアアアアアアアアア!!!!!」

曜(ウツロイド)「……………………」スッ

ガコン!

ガコン!

ガコン!

ゴゴゴゴゴゴゴ……!



凛「これって……メガレックウザの……デルタストリームの力を……!!」

海未「吸収している……っ、床がせり上がって…………この部屋ごと……!!!」

穂乃果「形を変えていく……!!!」



ゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴ……

ガシィンッ!


曜(ウツロイド)「見よ、これが方舟だ」

ダイヤ「方舟……!!」

ルビィ「うゅう……!!」

曜(ウツロイド)「さて……」

善子「……っ!!!」

曜(ウツロイド)「お前の最後の役割だ。全うしろ、人間」

千歌「善子ちゃんから離れろぉ――――!!!」



怒れるAqours……
人類対ウルトラビースト……破滅への未来に立ち向かうため、千歌たちは仲間と存亡を賭けた最後のバトルに挑む……
激昂する千歌の怒号を機に、安価下1はポケモンを繰り出し制止を試みる。
安価下1コンマ
1.4.7→ダイヤ
2.5.8→果南
3.6.9→鞠莉
0→ルビィ、花丸


シュッ

ポンッ!

ラグラージ「グラァジ!!!」

鞠莉「果南っ!!!」

果南「止める!!!」

ダンッ!

ラグラージ「ラァグッ!!!」

ゴポッ……

ズズッ……

ズズズ……

曜(ウツロイド)「失せろ」スッ



天に昇る方舟……
破壊を望む者と未来を望む者とが衝突する……
ウツロイドは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→ウルトラビーストを繰り出す。
偶数→ジュカイン(洗脳状態)を繰り出す。

安価下2
安価下1が奇数の場合→ウルトラビーストの中から一体(ウツロイド、マッシブーン、デンジュモク、US、UMを除く)


ジュカイン「ジュアア……!!!」グググ……

千歌「……………………!!!」

ジュカイン「ジュカァ……ジュアアアアア!!!」ダッ!

ポロポロ……

果南「……!!」

ラグラージ「ラグァッ!!!」

ガシィィィィィッ!

果南「っ、ジュカイン……!!!」

ルビィ「ジュカインが……泣いてる……」

メガレックウザ「レェアアアアアア!!!」

花丸「レックウザも……悲しそうに叫んでるずら……」

ダイヤ「悔しいですわよね……っ!!」ギュッ

鞠莉「救けてみせる……!!」

梨子「ええっ……!!こっちにはまだ……切り札がある……!!」

千歌「ソルガレオ……!!」

花丸「ソルガレオの力があれば……!!」

梨子「曜ちゃんの身体からウツロイドを切り離すことが出来る!!そうすれば……ウツロイドたちの目的も阻止出来る!!!そのために……私たちが全力でウルトラビーストを止めるわ!!」

ゲッコウガ「コオガァ……!!!」

シュッ ポンッ!

カラマネロ「ネェロッ!!!」

カビゴン「ゴオオンッ!!!」

ゼクロム「ゼアアアアッ!!!」

ディアンシー「ディアアッ!!!」

海未「その役目、私たちも担いましょう」

花陽「うんっ!!」

絵里「任せるわよ、千歌」

千歌「は――――」ズキン!

ガクッ……

千歌「っ!!?」

ガシッ!

千歌「……!!」

穂乃果「一人じゃない……でしょ?」

千歌「っ、はいっ!!!」

シュッ ポンッ!

ラティオス「ティオッ!!」

メブキジカ「ジアッ!!!」

ルカリオ「オオオッ!!!」

ユキノオー「オオオグ!!!」

トルネロス「ネェアッ!!!」

リザードン「ガァアアアッ!!!」

千歌「お願い……ソルガレオ!!!」シュッ ポンッ!

ソルガレオ「レガアアアアアアッ!!!」


穂乃果「後のことは後で考えればいい……だよね」スッ

キラン……

海未「そのくらいでなければ、止められるものも止められません!!」スッ

キラン……

絵里「遠慮はいらないわ。リミッター外して全開でいきなさい!!」スッ

キラン……

穂乃果「……うん!!!」

コオオオオオオオオ……

海未「全ての龍を傅かせし者!!夢幻の王となりて、混迷の時代を切り開きなさい!!!」

絵里「踊らせてあげるわ!!寒い場所ほど燃える……熱い炎のステップでね!!!」

穂乃果「太陽に宿りし者!!それは世界に君臨する炎の勇者!!!」

パアアアアアアアアアア……!



ほのうみえり「メガシンカ――――――――!!!!!」



メガラティオス「ティオオオオオオオオオオ!!!!!」

メガユキノオー「グゥオオオオオオオオオ!!!!!」

メガリザードンY「ザァアアアアアアアアア!!!!!」



ゴォオオオオオオオオオ――――――――!

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千歌「メガリザードン……私たちとは違う……もう一つの進化……!!」

リザードン「――――――――」

曜(ウツロイド)「忌々しい……。抗うな、人間ども」スッ

ジュカイン「ジュアアアアア!!!」グググ……!

ラグラージ「ラ、グッ!!!」

果南「ラグラージがパワーで圧されてる!!?」

ジュカイン「ジアアアアアッ!!!」ブンッ!

ラグラージ「ラガッ!!!」

ドゴォンッ!

果南「ラグラージ!!!」

花丸「カビゴン!!!」バッ!

カビゴン「ゴォンッ!!!」

ルビィ「カラマネロ!!!」バッ!

カラマネロ「ネロッ!!!」

ジュカイン「ジュアアアアア!!!」

花丸「ジュカインは!!!」

ルビィ「ルビィたちが止めます!!!」

曜(ウツロイド)「受け入れろ。お前たちに未来は無い」

フェローチェ【――――――――】

アクジキング【――――――――】

ゴオオオッ!

メガラティオス「ラティッ!!!」ビュンッ!

メガユキノオー「ノオォグ!!!」ズシィンッ!

海未「あいにくですが……!!!」

絵里「未来なんて切り開いてナンボでしょ!!!」

メガリザードンY「ザアア……!!!」メラッ

穂乃果「諦めの悪さ……舐めちゃダメだよ!!!リザードン、かえんほうしゃ!!!」

メガリザードンY「リィザアアアアアアアア!!!!」ボオオオオオオオオオッ!

鞠莉「っ!!!」

ダイヤ「なんて火力……!!!これだけ離れているのに……肌が焦げそうですわ……!!!」

果南「相変わらず……いや、昔よりも強い……っ!!!」

曜(ウツロイド)「テッカグヤ」

テッカグヤ【――――――――】ギュイイイインッ!

ボオオオオオオオオオッ!

テッカグヤ【――――――――】

梨子「ジャイロボールで炎を……!!!」

曜(ウツロイド)「話にならない」

ことり「穂乃果ちゃんを侮ってると痛い目見るよ」

曜(ウツロイド)「!!!」バッ!

トルネロス「ネェアッ!!!」バサッ!


曜(ウツロイド)「いつの間に……!!!カミツルギ!!!」

カミツルギ【――――――――】シュンッ!

ことり「エアスラッシュ!!!」

トルネロス「ネェロオオオオオオッ!!!」

カミツルギ【――――――――】シュンッ!

ズガガガガガガ!

曜(ウツロイド)「奇襲もむなしく終わったようだな」

ことり「奇襲のつもりなんか無いよ」

メブキジカ「ジカァッ!!!」

ルカリオ「ルアアアアアッ!!!」

曜(ウツロイド)「!!!」

花陽「手荒でごめんなさい!!!」

凛「ちょっと辛抱してほしいにゃっ!!!」

善子「っ!!!」

マッシブーン【――――――――】

ドガン!

ドゴンッ!

マッシブーン【――――――――】グラッ

花陽「凛ちゃん!!!」

凛「ルカリオ!!!」

ルカリオ「オオオッ!!!」

マッシブーン【――――――――】グググ……ダンッ!

凛「にゃっ!!?」

善子「っあ!!!」

ことり「跳んだ!!!」

マッシブーン【――――――――】

花陽「逃がしませんっ!!!メブキジカ、ウッドホーン!!!」

メブキジカ「キジュアッ!!!」ダンッ!

ゴオッ!

マッシブーン【――――――――】ヒュッ

花陽「かわした!!?」

マッシブーン【――――――――】ドゴォオッ!

メブキジカ「ジカァッ!!!」

ドガアアンッ!

花陽「メブキジカ!!!カウンター……!!!」

凛「パワーだけじゃない……!!あの動き……まるでかよちんたちの動きを先読みしてたみたいだった……!!」

梨子「動きが読まれてる……!?まさか……!!」

曜(ウツロイド)「いくら下等なるお前たちといえど、散々邪魔立てしてきたお前たちを……計画の阻害足り得る因子として意識していないと思っていたか。お前たちのデータなどすでに折り込み済みだ」

デンジュモク【――――――――】

曜(ウツロイド)「勝ち目など無い」


海未「フッ、データ……ですか」

絵里「それで計り知れないのが人間だってこと、よく覚えておいた方がいいわよ。とくに……」

ボオオオオオオオオオッ!

曜(ウツロイド)「!!!」

穂乃果「……………………」

絵里「絶えず進化を続けるタイプのトレーナーにはね♪」


穂乃果「飛ぶよ、リザードン!!!」

リザードンY「リザァッ!!!」

ボオオオオオオオオオッ!

穂乃果「かえんほうしゃ!!!」

メガリザードンY「ザァアアアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

テッカグヤ【――――――――】ギュイイイインッ!

穂乃果「ジャイロボールで炎を掻き消すなら……っ!!!」ビッ!

ボオオ……ゴォオオオオオオオオオッ!

テッカグヤ【――――――――】

梨子「ジャイロボールの回転を利用して……ほのおのうずを作り上げた!!?」

曜(ウツロイド)「小癪なマネを……!!!」

テッカグヤ【――――――――】ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ダイヤ「内側から爆発を……タネばくだんですわ!!」

鞠莉「内部で膨張してる……渦が破られる!!」

穂乃果「なら……こうかな♪」ニッ

メガリザードンY「ザァァァァァッ!!!」 ボオオオオオオオオオッ!

ドガン!

ドゴン!

ボガァンッ!

テッカグヤ【――――――――】ボンッッ!

果南「テッカグヤ以上の爆発……!!?リザードンが……ほのおのうずの中で……爆発を起こしたの……!!?」

梨子「渦の内側で……かえんほうしゃのパワーを凝縮させて破裂させる即席の爆弾……!!」

ダイヤ「なんて繊細な力のコントロール……それとは対極な大胆な発想……!!」

鞠莉「そうだった……。これが……!!」

果南「私たちが畏怖して……それ以上に憧れたチャンピオン……!!穂乃果さんの姿……!!」ゾクッ

千歌「……………………!!!」


穂乃果「千歌ちゃん」

千歌「!!」

穂乃果「よく見てて、私のバトルを」

千歌「穂乃果さんのバトル……」

穂乃果「♪」ニコッ

メガリザードンY「ザアアアッ!!!」ゴオオッ!

テッカグヤ【――――――――】

穂乃果「りゅうのはどう!!!」

メガリザードンY「ザァァァァァッ!!!」ゴオオオオオオオッ!

穂乃果「エアスラッシュ!!!」

メガリザードンY「ザアッ、ドオオオオオッ!!!」シュシュシュンッ!

テッカグヤ【――――――――】グラッ……

曜(ウツロイド)「テッカグヤを揺るがしただと……」

ことり「当然っ♪」

海未「あの技を直伝したのは私たちなのですからね!!」

メガラティオス「ティオッ!!!」

トルネロス「ロオッ!!!」

フェローチェ【――――――――】ヒュンッ!

カミツルギ【――――――――】シュンッ!

穂乃果「かえんほうしゃ!!!」

テッカグヤ【――――――――】ヒュン――――ッ!

穂乃果「!!」

鞠莉「アクロバット!!?あの巨体でなんて動き……!!」

絵里「ウツロイド以外も……当然意思があるってことよね……!!」

海未「闘争本能だけならば、ここまで苦戦することも無かったでしょうけれど。尤も……」

ヒュン――――ッ!

テッカグヤ【――――――――】

メガリザードンY「ザアアアッ!!!」

果南「テッカグヤのアクロバットに……ついて行った……!!!」

海未「それが穂乃果が敗れる要因に成り得るかどうかは、別の話ですが」


穂乃果「こう……だったかな……♪」

メガリザードンY「ザアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

梨子「なっ!!!?」

ゴオオオオオオオ――――ッ!

梨子「あれは……っ!!!」

千歌「炎の塊……?太陽……?」

穂乃果「いっけぇ――――!!!」

ズドドドドドドド――――!

テッカグヤ【――――――――】

ズガガガガガガ!

海未「炎の球体から無数の弾丸を……!!」

ことり「スゴいスゴい♪あんなこと出来るようになったんだ♪」

梨子「……!!!」



梨子『無限の弾幕を張ることで威力を損なうことなく……さらに投げるモーションを無くして一切の隙を無くす!!!』



梨子「一度見ただけでしょ……」ブルッ

ゲッコウガ「コウガッ……!!」

梨子「だいたい……キズナ現象も使ってないのに……!!あそこまで自在に炎を操れるの……!!?まるで自然に……この星に愛されているみたい……!!」

絵里「まあ……♪」

ことり「かもね……♪」


海未「それも……天才たる所以です!!千歌!!!」

千歌「海未さん……!!」

海未「あなたが穂乃果を越えようと思うのであれば……穂乃果の姿を瞼に焼き付けなさい!!穂乃果は――――あなたの先にいます!!!」

穂乃果「っ♪」

海未「夢を叶えるつもりなら……運命の一つや二つ、軽く掴み取ってみせなさい!!!」

千歌「はい!!!」

ソルガレオ「ガァウッ!!!」

穂乃果「海未ちゃんめ……♪みんな……千歌ちゃんに心を動かされてきた……。千歌ちゃんを信じてここまで来たんだよね……。みんな、千歌ちゃんのいる未来を求めて……千歌ちゃんもみんながいる未来を求めてる……。私も……。守りたくなっちゃうよね……守らなきゃって思うよね……♪にししっ、リザードン!!!♪」

メガリザードンY「リザッ!!!」

穂乃果「やってみよっか♪私たちなら……今なら出来そうな気がするっ!!!可能性……感じよう!!!」


メガリザードンY「リィザアアアアアアアア!!!」

パアアアアアアアアアア――――!

果南「つっ!!!」

ダイヤ「メガリザードンYの特性……ひでり……!!!」

鞠莉「方舟に吸収されてるっていっても、天候を支配するメガレックウザの……デルタストリームの影響も無しに……!!!」

穂乃果「……………………!!!」



チカリザードン『ザァアアアアアアアアア――――――――!!!!!』

リリーゲッコウガ『オォガアアアアアアアアア――――――――!!!!!』

ヨハネダークライ『ダァアアアアアアアア――――――――!!!!!』



穂乃果「間近で何度も見て感覚は掴んだ♪」バッ!

コオオオオオオオオ……………………

梨子「光が降り注いで……二人を包んでいく……!!まさか……嘘でしょ……っ!!!」

千歌「この感じ……!!!」

善子「――――――――!!!」

パアアアアアアアアアア――――――――!

凛「にゃあっ♪」

花陽「っ♪」

海未「今さら……」クスッ

絵里「驚きはしないわよ♪なんせ……」

ことり「穂乃果ちゃん……だもんねっ♪」

穂乃果「よぉーっし!!!でーきたー!!!」



???「ザアアアアアアアアアア――――――――!!!!!!!!!」



止まらない……天才の進化……
それは理屈の壁をも越え、太陽の光を宿した龍を生み出した……
絆の力を得たその名は……
安価下1~3まで多い方
ホノカリザードン
or
ホノリザードン

安価下3コンマ キズナ現象の制限時間
コンマ01~33→十秒
コンマ34~66→三十秒
コンマ67~99→一分
コンマ00→制限時間無し


ホノカリザードン「ザアアアアアアアアアア――――――――!!!!!!!!!」

パアアアアアアアアアア……!

海未「天輪を背にした光の龍ですか……」

ダイヤ「なんと神々しい……」

絵里「さしずめ、ホノカリザードンってところね」

穂乃果「フフン♪」ドヤァ

千歌「私と同じ……メガシンカとキズナ現象の掛け合わせ……」

梨子「こっちが文字通り死ぬ思いをして会得したキズナ現象を……こんな……」ガクリ

鞠莉「改めて怪物じみてる……!!けど……!!」

果南「頼もしくて仕方ないっ!!」

ゼクロム「ゼアアアアッ!!!」バチバチッ!

ラグラージ「ジァラアッ!!!」ドガンッ!

ダイヤ「ええっ!!まったくです!!」

ディアンシー「ディアアアッ!!!」ドガァン!

デンジュモク【――――――――】バチッ……!




パアアアアアアアア……

ことり「……?光の粒子が……」

花陽「霧散していく……?」

穂乃果「……………………」クラッ

海未「っ、穂乃果!!?」

穂乃果「これ……エネルギーの消費が尋常じゃなく激しい……。メガシンカだけでも相当なのに……キズナ現象になると倍以上……。見よう見まねでやってはみたけど……そんなに長くはもたないかも……」

ホノカリザードン「リザァ……!!」

穂乃果「一分……くらいかな……。でも……それだけあれば……!!!」バッ!

ホノカリザードン「リザアアアアアアアッ!!!」バサッ!


穂乃果「かえんほうしゃ!!!」

ホノカリザードン「リィザアアアアアアアアッ!!!!」コオオオオオオッ!

――――ィン!

テッカグヤ【――――――――】

ボオオオオオオオオオッ!

果南「あれがかえんほうしゃ……!?まるでレーザーだ……!!」

鞠莉「ガードを無視してる……!!防御力に関係無くダメージを与えられるの……!?」

梨子「キズナ現象はイメージで強さの上限を変える……!!もう対応してるんだ……!!光のキズナ現象……!!!」

千歌「……………………!!!」

穂乃果「みんな……伏せてっ!!!」バッ!

ホノカリザードン「ザアアアアア……!!!」キュイイイ……ン

海未「!!!」

ことり「!!!」

穂乃果「エアスラッシュ!!!」ビッ!

ホノカリザードン「ザアアアアアアアアアア――――――――ッ!!!」

コオオオオオオオオ……

ズバババババババババ――――!

アクジキング【――――――――】グラッ

カミツルギ【――――――――】グラッ

デンジュモク【――――――――】グラッ

フェローチェ【――――――――】グラッ

穂乃果「っし!!!」グッ!

花丸「スゴイずら……!!」

ルビィ「これがチャンピオン……!!」

シュウウウウ……

穂乃果「残り時間少ない……!!!一気に突っ込むよ!!!」

ズゥンッ!

穂乃果「!!!」

テッカグヤ【――――――――】

穂乃果「しつっ……こい!!!」

ホノカリザードン「ザァアアアアアアアアアッ!!!」コオオオオオオオオ……

ボオオオオオオオオオッ!


曜(ウツロイド)「……………………」

ドガァァァァンッ!

曜(ウツロイド)「人間とは……かくも愚かだ。僅かばかりの希望を見た程度で、身と心をそれに傾かせる」スッ

善子「……っ!!!」

曜(ウツロイド)「おとなしく……終焉に身を委ねれば楽になるものを……」

ズズッ……

ズズズ……

ウツロイド【――――――――】ズズッ……

千歌「っ、かげぶんしん……!!!」

花丸「善子ちゃんに寄生を……!!!」

梨子「させないっ!!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

曜(ウツロイド)「下がれ」スッ

ウツロイド【――――――――】トンッ……

ズドドドドドドド――――!

ゲッコウガ「ゲァッ!!!?」

梨子「ステルスロック……!!!」

ダイヤ「足止めを……っ!!!」

曜(ウツロイド)「黙って見ていろ。希望が黒く塗り潰される瞬間を」ズズッ……

善子「――――っ!!!」

千歌「善子ちゃんっ!!!」

穂乃果「させない……っ!!!リミットいっぱい……これに賭ける……っ!!!」キリッ……キリッ……

キュイイイイイイン……!

ホノカリザードン「リザアアアア……!!!」キリッ……キリッ……

ことり「あの構え……海未ちゃんの……!!!」

海未「~っ!!!?//////」

穂乃果「伊達に幼なじみやってないっ!!!撃ち抜け――――リザードン――――――――!!!!!」

ホノカリザードン「ザァアアアアアアアアア――――――――!!!!!」キュイイイイイイン……バシュウウウッ!

ゴオオオオオオオッ!



放たれた一条の光の矢……
渾身の一撃は……はたして……
安価下1コンマ
1.4.7→マッシブーンに直撃する
2.5.8→ウツロイドのかげぶんしんに直撃する
3.6.9→曜の手持ちポケモンを盾にする
0→外れる……


ゴオオオオオオオッ!

ドシュッ!

マッシブーン【――――――――】グラッ……

善子「っ!!!」

曜(ウツロイド)「――――――――」

ルビィ「善子ちゃんの……!!」

ダイヤ「拘束が解けましたわ!!!」

梨子「ゲッコウガぁ!!!」

鞠莉「ゼクロム!!!」

千歌「ソルガレオぉ!!!」

ゲッコウガ「ゲコッ!!!」シュンッ!

ゼクロム「ゼアアアアッ!!!」ゴオッ!

ソルガレオ「レェガァッ!!!」ダンッ!

穂乃果「あぅっ!!!」フラッ

シュイイイン……

メガリザードンY「ザアッ……!!!」

シュイイイン……

リザードン「……ッ!!」

ことり「穂乃果ちゃん!!リザードン!!」

海未「この期を!!!」

絵里「逃さないで!!!」

梨子「手を……!!!」

鞠莉「伸ばして――――!!!」

千歌「善子ちゃん――――――――!!!!!」

善子「――――――――!!!!!」



穂乃果が垣間見せた一筋の光明……
手は届くか……

安価下1~3コンマ合計 連投無し 00は100扱い
コンマ合計150以上→善子救出に成功
コンマ合計150未満→曜(ウツロイド)「お前たち……いつまで遊んでいる……」善子救出に失敗……


曜(ウツロイド)「ちいっ!!!」スッ

ウツロイド【――――――――】トンッ……

ズドドドドドドド――――!

梨子「いあいぎり!!!」

千歌「サイコショック!!!」

ゲッコウガ「ゲェアアアアアアッ!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアッ!!!」

ズガガガガガガガガ――――!

梨子「みずしゅりけんっ!!!」

ゲッコウガ「コオッ、ガッ!!!」パンッ!

ヒュヒュンッ!

ウツロイド【――――――――】

ボフンッ!

梨子「お願いっ!!!」

千歌「鞠莉ちゃんっ!!!」

鞠莉「――――――――!!!!!」

善子「――――――――!!!!!」





ヨハネ『あんたが私の大切なものを奪ったように……私もあんたの大切なものを奪ってやった……。ただそれだけのことでしょ?あんたが……オハラグループが……ベンテンの里を壊さなければ、果南が挑戦を諦めることもなかった』

鞠莉『!!!』

ヨハネ『ダークライのナイトメアで、少しずつ敗北への恐怖と劣等感を植え付け……闇が心を蝕むように、やがて自信の一切を喪失させた。どうだった?暗い闇の底に堕ちて見た風景は』クスクス

鞠莉『赦さない……赦さないっ!!!赦さないっ!!!!!』

ヨハネ『赦してもらおうなんて思ってないわよ。それに……それはこっちのセリフよ。どの口がほざくの……?あんたが私を憎むのは必然でしょうけどね……私はあんた以上の憎悪を抱いてここまで来たのよ!!!』グイッ

鞠莉『っ!!!』

ヨハネ『自分のことを棚上げして……人にばかり憎悪をぶつける……?それ以上に理不尽なことは無いわ。憎悪も憤怒も連鎖する……やったらやり返されるのよ。それくらい考えればわかるでしょ。その程度の覚悟がなくて、あんたは世界を敵に回そうとしてたの?』

鞠莉『っ!!!』ビクッ

ヨハネ『全ては自分が招いた結果……。あんたの大好きなお友だちを……Aqoursを堕天させたのは……あんたよ、鞠莉』ボソッ

鞠莉『――――――――』


鞠莉(犯した罪は消えないけど……!!!こんなことで償えるなんて思ってないけど……!!!)



鞠莉(自分勝手なことをしているだけかもしれないけど……!!!)



鞠莉(まだ……前に手を伸ばすことが赦されるなら……!!!)



鞠莉(私が千歌っちに救われたように……!!!)



鞠莉(どうか私にも……あなたを救わせて……!!!)



鞠莉「善子――――――――!!!!!」バッ!



善子「鞠莉……!!!!!」スッ……



鞠莉「っ!!!」ガシッ!


花丸「やった……!!」

ルビィ「善子ちゃんを……!!」

ダイヤ「鞠莉さん……っ!!!」

鞠莉「っ!!!」グイッ!

善子「!!!」

ギュウウッ……!

善子「……っ!!!」

曜(ウツロイド)「救ったつもりか……!!!」シュッ ポンッ!

ドラピオン「ラアアアアアアッ!!!」

鞠莉「救うつもりよ!!!」パチンッ!

ゼクロム「ゼロァァァァァァァッ!!!」ビリッ……バチバチッ!

ドガァァァァンッ!

ドラピオン「ドァラ……」ズシィン

鞠莉「Sorry……ドラピオン……!!」

千歌「あとは……!!!」

梨子「曜ちゃんを取り戻す!!!」

ゲッコウガ「ガアアアアアッ!!!」

ソルガレオ「レェアアアアアア!!!」

曜(ウツロイド)「……………………」



善子「……………………っ」

鞠莉「善子……」

善子「私……」

鞠莉「なにも言わなくていい……」

ギュウウ……

鞠莉「言葉じゃ伝えきれない……。赦してなんてとても言えないけど……罪の重さが同じじゃないとしても……残りの人生全てで償うから……!!!」ポロポロ……

善子「……!」

鞠莉「……っ!!」


善子「なにも……言わないで……」

鞠莉「……!」

善子「私の言いたいこと……言わないでよ……」ポロポロ

鞠莉「善子……!!」

善子「私……私……!!」ポロポロ……

梨子「言いたいことは……お互い同じってことでしょ」

鞠莉「梨子……」

善子「リリー……」

梨子「罪は背負って生きればいい。一人がツラいならみんながいる。助け合って前に進む……無くしたものはまた手にする。手に手を取って行く……それも、0を1にするってことの一つの形なんじゃないかな?」ニコッ

花丸「ずらっ♪」

ルビィ「うんっ♪」

善子「あなたたち……」

ダイヤ「それでもまだ踏ん切りをつけられないのであれば……いずれ手合わせという形で本心も本音もぶちまければいいですわ」

果南「だね♪いくらでも胸を貸すよ♪」

鞠莉「グスッ……果南の胸は落ち着くもんね……♪」

果南「訴えるよ」

善子「みんな……」

千歌「善子ちゃん」ポイッ

善子「!」ポスッ

千歌「ワンダフルラッシュバレーの秘薬。身体、まだ回復してないでしょ?」ニコッ

善子「……!」



ヨハネ『無駄だったわね』



花丸「無駄じゃなかったずら♪」

善子「けど……あなただって……!」

千歌「いーのっ♪私は……みんなの笑顔で元気になるから♪」

善子「千歌……」

千歌「……♪」


梨子「後先考えないのは変わらないわね……。それ、曜ちゃんの分って取っておいたやつでしょ?」

千歌「はっ!」

梨子「……曜ちゃん泣くわよ?」

善子「……………………」

千歌「なーんて♪ちゃんと考えてるよ♪曜ちゃんを救ける方法♪」

善子「……!」

梨子「ウツロイドの毒を……どうにかするっていうの?」

千歌「うん♪それを飲んだら、善子ちゃんも回復してウツロイドも寄生出来なくなると思うから」

梨子「?」

善子「そんなこと……出来るの……?」

千歌「たぶん♪」

梨子「たぶんって……」

千歌「無謀な挑戦は?♪」

梨子「……はぁ」ガクリ

善子「……………………」

千歌「大丈夫。信じて」

善子「……何故かしらね。妙な説得力を感じるのは……」

ルビィ「安心するよね、千歌ちゃんの言葉は……♪」

花丸「まったくずら♪」クスッ

善子「……………………千歌」

千歌「うん」

善子「本当にいいのね。私を引き込んで」

千歌「うん♪」

善子「後悔しない?」

千歌「するわけないっ♪」

善子「迷惑をかけるかもしれないわよ」

千歌「そのときはそのとき♪」

善子「あなたたちも――――」

ダイヤ「楽しいときも♪」

鞠莉「苦しいときも♪」

果南「みんなで一緒に前に進も♪」

ルビィ「ルビィたちは♪」

花丸「仲間ずら♪」

善子「……………………っ」コクン


ゲッコウガ「コオガアアッ!!!」ズバッ!

ソルガレオ「レガアアアアッ!!!」ボオオッ!

曜(ウツロイド)「茶番も大概にしろ劣等種共……」スッ

ウツロイド【――――――――】ジジッ……

ズドドドドドドド――――!

絵里「無粋ね……感動的なシーンなのに」

海未「今さらかげぶんしん一体を出したところで、あなたの劣勢は覆りませんよ」

凛「みんなは……」

花陽「私たちが守ります」

曜(ウツロイド)「愚かな」

ことり「どっちが……かな?」

曜(ウツロイド)「お前たちに他ならない」スッ



ゾァァァァァ――――――――!



穂乃果「!!!」

海未「この悪寒は……!!!」

絵里「まさか……っ!!!」



マッシブーン【――――――――】ゴオオ……!

デンジュモク【――――――――】ゴオオ……!

アクジキング【――――――――】ゴオオ……!

フェローチェ【――――――――】ゴオオ……!

カミツルギ【――――――――】ゴオオ……!

テッカグヤ【――――――――】ゴオオ……!

ウツロイド【――――――――】ゴオオ……!


花丸「オーラが……増幅した……?」

善子「ウルトラビーストの特性……ビーストブースト……。本来は相手を倒すことで自分の能力を上げる特性のはずなのに……」

梨子「善子ちゃん……はやく薬を――――」



ヒュンッ……

フェローチェ【――――――――】

マッシブーン【――――――――】



千歌「!!!」

梨子「!!!」

果南「!!!」

花丸「!!!」

ダイヤ「!!!」

鞠莉「!!!」

ルビィ「!!!」

善子「!!!」

曜(ウツロイド)「捕らえろ」

ダイヤ「ディアン――――」

果南「ラグラ――――」

フェローチェ【――――――――】ヒュウンッ!

マッシブーン【――――――――】ゴオオオッ!

ドガガガガガガガ!

ディアンシー「ディアッ!!!」

ラグラージ「ラァグッ!!!」

ドガガガガガガガ――――――――!

千歌「っあ!!!」ズザッ!

梨子「きゃあっ!!!」ズザッ!

ルビィ「千歌ちゃん!!梨子ちゃん!!」

カビゴン「ガアアッ!!!」ズシィン!

カラマネロ「ネアアアッ!!!」ドゴン!

花丸「カビゴン!!!カラマネロ!!!」

ジュカイン「ジュアアアアア……!!!」


絵里「さっきとはパワーもスピードも……!!!」

海未「凛、花陽!!!子どもたちを!!!」

花陽「うんっ!!!」

凛「任せ――――」

デンジュモク【――――――――】バチッ……!

メブキジカ「ジアッ!!?」

ルカリオ「リオオッ!!?」

バリバリ――――!

メブキジカ「ジアアアアアッ!!!」

ルカリオ「オオオオオオッ!!!」

凛「ルカリオ!!!」

花陽「メブキジカ!!!」

海未「くっ!!!」

アクジキング【――――――――】

海未「どきなさい!!!」

メガラティオス「ティオアアアアッ!!!」

ことり「お願いっ!!!」バッ!

トルネロス「ネェアアアッ!!!」

海未「りゅうのはどう!!!」

ことり「エアスラッシュ!!!」

アクジキング【――――――――】ズァ……!

ゴクン――――!

海未「りゅうのはどうとエアスラッシュを……飲み込んだ……!!?」

アクジキング【――――――――】ガァッ!

ガブ――――!

トルネロス「かみくだく……!!!トルネロス!!!」

海未「っ、ラティオス!!れいとうビーム!!!」

メガラティオス「ラアアアアアアッ!!!」キイィィン……

アクジキング【――――――――】ボオオオオオオオオオッ!

メガラティオス「ティオオオオオッ!!!」

海未「っ!!!」


穂乃果「みんな!!!リザードン、まだいける!!?」

リザードン「ザアア……ッ!!!」バサッ!

穂乃果「絵里ちゃん!!!」

絵里「ええっ!!!」

メガユキノオー「ユゥグオオオオオオオッ!!!」

絵里「ぜったいれいど――――!!!」

穂乃果「かえんほうしゃ――――!!!」

ウツロイド【――――――――】スッ……

ピタッ――――――――

穂乃果「っ!!!?」

絵里「嘘でしょ……っ!!!」ギリッ

ウツロイド【――――――――】

トンッ……

トンッ……

ドシュウウウ――――!

リザードン「ザア――――――――」

メガユキノオー「グオ――――――――」

ドガァァァァンッ!

穂乃果「リザードン!!!」

絵里「ユキノオー!!!」

曜(ウツロイド)「これが……劣等種としての限界だ」

スタ……

スタ……

スタ……

スタ……

善子「っ!!」

鞠莉「善子に近付くな!!!」

ゼクロム「ゼロァァァァァァァッ!!!」



曜(ウツロイド)「図に乗るな」



カミツルギ【――――――――】

ズバ――――ッ!

テッカグヤ【――――――――】

ドオオオオオオオン!

ゼクロム「ゼロア……!!!」


曜(ウツロイド)「鬱陶しい……」

善子「っ!!!」

曜(ウツロイド)「来い」スッ……

梨子「近付くんじゃないわよ!!!」

ゲッコウガ「コオガアアッ!!!」

ウツロイド【――――――――】スッ……

ズドドドドドドド――――!

梨子「ぐっ!!!」

千歌「曜ちゃんを返せっ!!!」

ソルガレオ「ガァウッ!!!」

マッシブーン【――――――――】ガシィッ!

ドガアアアアアンッ!

千歌「っ!!!」

曜(ウツロイド)「さて……」

善子「ウツロイド……!!!」

曜(ウツロイド)「これでお前を守る者は消えたな」

善子「……っ!!」

曜(ウツロイド)「これが、繋がりを重んじる命の弱さだ」

善子「……!!」

曜(ウツロイド)「哀れなまでに非力ではないか」

スッ……

曜(ウツロイド)「嘆く必要はない。お前の命は……私のために使ってやる」

善子「――――――――!!!」


バッ――――――――!

善子「!!!!!」



ダークライ「オオオオオオ――――――――ッ!!!」



善子「ダークライ!!!!!」

曜(ウツロイド)「死に損ないが……!!!」

ダークライ「ダァラアアアアアアアッ!!!!!」ギュイイイインッ!

千歌「ダークホール……!!!」

曜(ウツロイド)「ザコが……消え失せろ!!!」

ウツロイド【――――――――】ブシュアアアアッ!

ダークライ「ダ、ア――――――――」

梨子「ベノムショック!!!ダメ……さっきのどくづきで……ダークライには毒が……!!!」

曜(ウツロイド)「主を守るか……お前もまた哀れだ。価値無き者を仰ぎ、尽くした……。意味の無き生を終えろ」

ウツロイド【――――――――】

ズドドドドドドド――――!

ダークライ「――――――――」

善子「ダークライ――――――――!!!!!」

千歌「っ、舟から……落ち――――――――」

ダークライ「――――――――」

穂乃果「っ!!!」

鞠莉「!!!」

善子「ダメ……!!!ダークラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁイ――――――――!!!!!」

ダークライ「ダーク――――――――」




シュン――――――――ッ!

ガシッ!





善子「――――――――!!!!!」


ヒュウウウウウウ……

???「レェド……」

ダークライ「……………………」



善子「……………………!!!」

花丸「あれは……」

善子「……っ」クシャッ





ヨハネ『ずら丸から奪っためざめいし……。……これを使えば、あんたは進化出来るわね』

キルリア『……………………』

ヨハネ『……………………』ポイッ

コロコロ……

キルリア『リル……?』

ヨハネ『それを持って……私の前から消えなさい……』

キルリア『キィリ……』

ヨハネ『私に従えないなら……あんたなんかいらない』

キルリア『……………………リィ』

ヨハネ『失せなせい!!!』

キルリア『ッ!!』ビクッ

ヨハネ『……………………』グッ

キルリア『……………………リル』スッ

シュンッ

ヨハネ『……………………っ』ギリッ





善子「失せなさいって……言ったじゃない……っ!!」ポロッ……

???「レェア」

善子「逃げなさいって……言ったじゃない……っ!!!」ポロポロ……


ヨハネ『全部をやり遂げた後も……こんな風に空っぽになるのかしら。ねえ……』



善子「グスッ……!!まだ……私を見放さないでくれるの……?ヒグッ……まだ……私を……っ、パートナーだって……エグッ……思ってくれるの?エルレイド……!!!」ポロポロ……

ニコッ

エルレイド「レイド」


花丸「エルレイド……!!キルリアが……進化を……!!!」

曜(ウツロイド)「ザコが増えたところで……!!」

ビュオオオオオオッ!

曜(ウツロイド)「っ!!!」

ルビィ「これ……!!」

ダイヤ「すなあらし!!!」

鞠莉「誰が……!!!」

梨子「!!!」

ビュオオオオオオッ!

バッ――――!

ワルビアル「ビァラアアアアアアッ!!!」

梨子「ワルビアル!!!」

ゲンガー「ゲェアッ!!!」

キリキザン「キザアアアアッ!!!」

ヘルガー「ルガァウァッ!!!」

ルビィ「善子ちゃんの……!!!」

花丸「すなあらしに乗って……ここまで……!!」

善子「あんたたち……っ!!」

ヘルガー「ガアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

ウツロイド【――――――――】ボフンッ!

ゲンガー「ゲガガガガガガ!!!」ギンッ!

曜(ウツロイド)「ちっ!!」バッ!

善子「……っ、みんなして……ううう!!!」

ゲンガー「ゲガァ♪」ポンッ

キリキザン「キリァ」ポンッ

ヘルガー「ルガァ♪」スリッ

ワルビアル「ワァル……」ポンッ

善子「~っ!!!」

エルレイド「レアッ」

ダークライ「ダーク……」

善子「不甲斐ない……!!!あんたたちは……ずっと……私のことを思ってくれてたのに……っ!!!」ギリッ

エルレイド「エルァッ!!」

善子「……………………っ!!!」

ダークライ「ラアッ……」ポンッ

善子「!!!」

ダークライ「……………………」ニコリ

善子「ダークライ……みんな……っ!!!ありがとう……っ!!!」ングッ!

ゴクン……


善子「……………………」

エルレイド「レイド……」

善子「……………………」パチッ

ダークライ「ダーク……」

善子「ダークライ……みんな……あとは任せなさい」スクッ

ゲンガー「ゲアッ!」

ヘルガー「ガァウ!」

ワルビアル「ビァル!」

キリキザン「キザッ!」

ダークライ「ラァ……」スウッ

シュイン……

善子「ウツロイド」

曜(ウツロイド)「死に損ないがぁ……!!!」

善子「よくも私を……」

スタ……

スタ……

善子「私の……仲間たちを……弄んでくれたわね」

スタ……

スタ……

花丸「!!!」

梨子「!!!」

千歌「……っ♪」

善子「もう二度と……失ってたまるもんですか。居場所を……絆を。あんたは言ったわね、脆弱だと。愚かだと。……確かめてみなさいよ」

ゾァ――――――――ッ!

曜(ウツロイド)「……………………!!!」ゾクッ

善子「希望を手にした強さを。そして堕ちていきなさい……堕天使ヨハネの名の下に」ギランッ!

エルレイド「レェアッ!!!」ギランッ!


梨子「クスッ……気に入ってるのね♪まだ堕天使なんだ♪」

花丸「善子ちゃんらしいずら♪」

ルビィ「堕天使でも、もう仲間だよねっ♪」

ダイヤ「ええっ♪」

果南「いろんな仲間がいるから楽しい♪」

鞠莉「私たちはそういうシャイニーなグループでぇーす☆」

千歌「うん!!さあ行こうっ!!立ち上がろうっ!!私たちの仲間を取り戻すために!!!」

善子「フッ……♪」

エルレイド「エルッ♪」

善子「行くわよ!!堕天使ヨハネとリトルデーモン!!!」






善子「あいつらの野望を打ち砕くわよ――――――――!!!!!」

7人「おおおおおおお――――――――!!!!!!!」





曜(ウツロイド)「お前たちが何度立ち上がろうと……お前たちの末路が絶望の未来であることに変わりはない!!!劣等種風情がのぼせ上がるな!!!」

善子「ハッ!その劣等種ごときに、随分とまあ感情を揺さぶられてるじゃない。曜に寄生して、少しは感情を学んだかしら?」

曜(ウツロイド)「もうお前などいらない……。塵と消えろ!!!」バッ!

マッシブーン【――――――――】

アクジキング【――――――――】

カミツルギ【――――――――】

フェローチェ【――――――――】

テッカグヤ【――――――――】

デンジュモク【――――――――】

ジュカイン「ジュアアアアア!!!」

善子「千歌」

千歌「!」

善子「本当に曜からウツロイドを切り離せるのよね?」

千歌「たぶん!!」

善子「充分!!」バッ!

エルレイド「レアアッ!!!」ダンッ!

ダイヤ「私たちも行きますわよ!!」

ルビィ「うんっ!!」

ディアンシー「ディアッ!!!」

カラマネロ「ネェアッ!!!」

善子「私たち全員で他の奴らを押さえ込む!!その間に……あんたは曜を救けなさい!!」

千歌「うんっ!!!」

梨子「すっかり元気になったわね。私のスープは効かなかったみたいだけど」クスッ

善子「……ちゃんとおいしかったわ」

梨子「ん♪」ニコッ

善子「……みんな」

花丸「!」

善子「これはワガママ……。全部片付けて……みんなが無事だったら……」



ヨハネ『堕天使の涙……可愛いっ♪』



善子「またみんなでご飯が食べたい」

花丸「~っ!!///」ウルッ

善子「……ダメ?」

千歌「ダメなはずないっ!!!」

梨子「ええっ!!」

ゲッコウガ「ゲコッ!!!」

花丸「約束ずら!!!」

カビゴン「ゴオオオンッ!!!」


果南「負けられない理由がまた一つ出来たね♪」

鞠莉「ええっ♪……このバトル、なにがなんでも勝つわよ!!!」

ラグラージ「ラジアアアアアッ!!!」

ゼクロム「ゼェアアアアアアアアッ!!!」



穂乃果「ああ、もう……っ♪」

絵里「時代は変わっても……人の心は変わらないものね……♪」

海未「なにからなにまで……」クスッ

ことり「昔のことりたちを思い出させるんだもん……♪」

凛「キラキラしてる……♪」

花陽「そして……ドキドキする……♪」

穂乃果「子どもたちが頑張ってるのに……私たちが弱いとこ見せてちゃダメだよね……っ!!!」ニッ

グググ……

穂乃果「っ!!」フラッ……ズザッ!

凛「穂乃果ちゃん!!」

穂乃果「エヘヘ、力を使いすぎちゃった……」



???「まったく……しょーがないわねー!」


フワフワ……

???「あんたたち、私がいないとなんにも出来ないんだから」

???「よく言うわよ。こっちが冷静になるくらいみんなのこと心配してたの、どこの誰よ」

???「うっさいわよ!!!///」

ザッ!

穂乃果「!!!」



にこ「コホン……///そんなんじゃ、すぐに世代交代なんてことになるわよ、穂乃果」



ことり「にこちゃん!!!」

海未「真姫も……!!追い付いたのですね……!!」

凛「遅いにゃ」

にこ「いざダテンの深淵に到着したと思ったら……まさかあんたら全員空のお散歩してるなんて思わないじゃない」

花陽「お、お散歩って……」

絵里「どうやってここまで?」

デデンネ「デネッ♪」

絵里「デデンネ……!そっか、でんじふゆう……!!」

真姫「これでも急いだんだから」カミノケクルクル

穂乃果「……♪待ってたよ♪」

にこ「ん」スッ

穂乃果「にしし♪ありがとっ♪」ガシッ

真姫「どういう状況かはわからないけど……」

曜(ウツロイド)「……………………」ズズッ……

真姫「誰が敵かは……よくわかるわ」シュッ ポンッ!

ギャロップ「ロオオッ!!!」ボオオッ!

にこ「あんたたち、私が来たからには安心しなさい。宇宙ナn」

凛「ちょっと寒くないかにゃ?」

にこ「最後まで言わせなさいよ!!!宇宙No.1アイドルにそんな態度どぁめd」

真姫「キモチワルイ」カミノケクルクル

にこ「なにここ敵しかいないの!!?」


絵里「元気になるわね……にこといると」クスッ

にこ「……なにそれ」ムスッ

海未「純粋な敬意です」ニコッ

穂乃果「うん。まだまだやれそう♪私たちも……」

リザードン(千)「――――――――」

穂乃果「私たちに出来ることを……精一杯やろう!!」

リザードン(穂)「リザッ!!」


曜(ウツロイド)「……チッ。お前たち」

マッシブーン【――――――――】

アクジキング【――――――――】

カミツルギ【――――――――】

フェローチェ【――――――――】

テッカグヤ【――――――――】

デンジュモク【――――――――】

曜「まもなく方舟は彼の地に到着する。それまでに……この下等種共を殲滅しろ」

善子「やれるもんならやってみなさい!!!」バッ!

エルレイド「レェアッ!!!」バッ!

ジュカイン「ジュガアアアアッ!!!」ジャキンッ!

エルレイド「エルァッ!!!」シュンッ!

千歌「テレポート!!!」

シュンッ!

エルレイド「レダアアアッ!!!」

善子「つじぎり!!!」

エルレイド「オオオオオオオッ!!!」ズバッ!

ジュカイン「ジュアッ!!!」グラッ!

カビゴン「ゴォンッ!!!」ガシッ!

ラグラージ「ラグァッ!!!」ガシッ!

花丸「少しの間……!!!」

果南「大人しくしててねっ!!!」

善子「ガンガンいくわよエルレイド!!!ほのおのパンチ!!!」

エルレイド「エェルッ!!!」ボオオオッ!

テッカグヤ【――――――――】ギュイイイインッ!

善子「どけええっ!!!」

エルレイド「レエッ、ドオオオオオオッ!!!」

ボオオオオオオオオオッ!

テッカグヤ【――――――――】

ドガアアアアアンッ!


ダイヤ「なんともまあ……思いきりのよいバトルです……!!ディアンシー、ダイヤストーム!!!テッカグヤを閉じ込めなさい!!!」

ディアンシー「シアアッ!!!ディィ……アアアアアッ!!!」コオオオ……ビュオオオオオオッ!

キラキラ……ビュオオオオオオッ!

ダイヤ「あと五体!!!」

鞠莉「ゼクロム!!!クロスサンダー!!!」

ゼクロム「ゼロァァァァァァァッ!!!」バチバチッ!

フェローチェ【――――――――】ヒュヒュンッ!

カミツルギ【――――――――】ヒュヒュンッ!

鞠莉「まだまだっ!!!追い込むわよ!!!らいげきっ!!!」

ゼクロム「ゼェラアアアアアアアアッ!!!!」

バチッ……ズガガガガガ!

フェローチェ【――――――――】ビリッ!

カミツルギ【――――――――】ビリッ!

鞠莉「ルビィっ!!!今よ!!!」

ルビィ「カラマネロ!!!トリックルーム!!!」

カラマネロ「ラァマアアアアアアッ!!!」

ヴン――――ッ!

フェローチェ【――――――――】グググ……!

カミツルギ【――――――――】グググ……!

ルビィ「やったっ!!!」

鞠莉「いいCombinationだったよ、ルビィ♪」スッ

ルビィ「うんっ♪」スッ

パシィンッ!


曜(ウツロイド)「いい気になっていられるのも……今の内だ」スッ

メロエッタ「――――――――」

梨子「メロエッタ!!!」

ゲッコウガ「ゲコオッ!!!」

曜(ウツロイド)「響け……天界の音色よ。大いなる破滅への音階を刻め」スッ

メロエッタ「――――――――♪」

――♪

――――♪

――♪

――――――――♪

ことり「てんかいのふえ……!!」

花陽「メロエッタの力で……音が……力が増幅していく……!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ……!

絵里「十六枚のプレートが……共鳴してる……!!」

凛「――――っ!!!見て、あれ!!!」



ゴゴゴゴゴゴゴ……



にこ「なによ……あれ……」

ニンフィア「フィア……」

真姫「こんな空の彼方に……巨大な……石板……?」

海未「いえ……石板というよりまるで門……。扉のようです……」

曜(ウツロイド)「あれこそが……この世界の中心。ウルトラホールのその先……ウルトラスペースに最も近しい場所。ユメノトビラだ」


穂乃果「ユメノ……トビラ……?」

ことり「世界の中心……?」

曜(ウツロイド)「この世界において、最もウルトラスペースに近しい……それはホールによって世界を繋げる力が強まるということ。あの扉が完全に開いたとき……世界と世界は繋がり、やがて一つになる。この世界に終わりの刻が訪れる」

真姫「なら……あの扉を壊せば……!!」

絵里「無理よ、大きすぎる。それより……」

海未「ええ……。自分が奏者の役割を果たせるなら……何故ウツロイドは彼女に固執したのでしょう……」

善子「!!」

海未「二人の贄というのがネクロズマを操るために必要な者だとして……それとは別にホールを開くための人間が必要だった……。それは……奏者となる者に負担があるからでは……!!」

千歌「!!!」

曜(ウツロイド)「察しがいいな。そう……奏者の生命エネルギーを以てウルトラホールは開かれる。これはネクロズマを操るために使おうと思っていたが……多少の酷使はやむを得ない。壊れたときは棄てるだけだ」

ブチィッ!

千歌「っざけるなぁ!!!」ダッ!

梨子「曜ちゃんはあなたのオモチャじゃないのよ!!!」ダッ!

善子「っ!!!?」

花丸「千歌ちゃん!!!」

ダイヤ「梨子さん!!!」

善子「ちいっ、見え透いた挑発じゃないっ!!!」バッ!

エルレイド「レェアッ!!!」


千歌「ソルガレオ、サイコショック!!!」

梨子「ゲッコウガ、つばめがえし!!!」

ソルガレオ「ガアッ!!!」

ゲッコウガ「ゲェアッ!!!」

マッシブーン【――――――――】バッ!

アクジキング【――――――――】バッ!

曜(ウツロイド)「止めろ」

マッシブーン【――――――――】ドゴォン!

アクジキング【――――――――】ボオオオオオオッ!

ソルガレオ「レガッ!!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

善子「エルレイド、ほのおのパンチ!!!」

エルレイド「レェッ、アアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

ドガガガガガ!

エルレイド「レアッ!!!」シュタッ!

善子「つじぎり!!!」バッ!

エルレイド「レアアアッ!!!」ズバッ!

マッシブーン【――――――――】

アクジキング【――――――――】

ちかりこ「!!!」

善子「わかりきった挑発に乗ってんじゃないわよ二人とも!!!血がのぼった頭でなんとかなる相手じゃないでしょ!!!」



ゴゴゴゴゴゴゴ……



善子「冷静になりなさい!!ユメノトビラは開きつつある!!ここで焦って倒れたりしたら、それこそ曜を助けることも、あいつらを倒す可能性も潰えるのよ!!!」

千歌「っ!!」

海未「そうです」

千歌「!!」

梨子「!!」

海未「あなたたちは私とのバトルを忘れたのですか。冷静でないあなたたちは、本来の実力の半分も発揮出来なかったことを」

千歌「海未さん……」

梨子「そう……でした……」

海未「今を楽しめとは言いません。ですが、怒りを燃え上がらせるだけではけして勝てません。今だからこそ、力を合わせるのです」


千歌「っ、はい!!」

梨子「ゴメンなさい……。でも、どうしたら……」

善子「どうせ狙いは読まれてる。千歌は曜を……リリーはメロエッタを……ってね。ウツロイドを曜の身体から切り離せるのはソルガレオだけだもの。でも読まれてるなら、むしろ真っ向からぶつかる。わかってても防げないようにね」

梨子「特攻……。なんだか、千歌ちゃんみたい……」

善子「けど、嫌いじゃないでしょ?」ニッ

梨子「クスッ……まあね……。頼りにしてるわよ、よっちゃん」

善子「私とエルレイドが二人をフォローする。みんなは後方から援護をお願い」

ことり「了解♪」

真姫「私たちに指図するなんて、生意気なのは変わらないわね」カミノケクルクル

善子「堕天使はひねくれてるのよ」フフン

真姫「なるほど、可愛いげは出たじゃない」クスリ



千歌「よしっ……。それじゃあ……」グッ

善子「……………………」

梨子「突撃……開始!!」バッ!

ゲッコウガ「ゲアッ!!!」

ソルガレオ「ルガァッ!!!」

エルレイド「エルァッ!!!」





ドクン……!

千歌「……っ!!!」ズキッ


善子「……千歌」ボソッ

千歌「?」

善子「あなた……自分が限界越えてること、ちゃんとわかってるんでしょうね?」ボソッ

千歌「……やっぱりバレてた?」

善子「私とのバトルでのダメージも抜けてない。立ってるので精一杯でしょ……。私は回復させてもらったけど……あなたはこれ以上無理をしたら……」

千歌「……♪」シーッ

善子「千歌……」

千歌「友だちのためなら……いくらでも無茶するよ♪守りたいからね、大好きなものを♪」ニコッ

善子「……バカなのね、あなた」

千歌「にししっ、よく言われる♪」ニッ


善子「グループのリーダーがこんなに危うげで、大丈夫なのかしら」

千歌「支えてくれるでしょ?♪」

善子「まったく……。冥府の底まで堕天してあげるわよ!!!」バッ!

エルレイド「オオオオオオオッ!!!」

マッシブーン【――――――――】

千歌「ソルガレオ、ニトロチャージ!!!」

ソルガレオ「ルガアアアアッ!!!」メラッ……ボオオオッ!

マッシブーン【――――――――】グッ……!

善子「カウンター狙われるわよ!!エルレイド、テレポート!!!」

エルレイド「レアッ!!!」シュンッ!

シュンッ!

善子「ほのおのパンチ!!!」

エルレイド「レェアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

ドゴオオンッ!

マッシブーン【――――――――】グラッ……!

ソルガレオ「ガアアアアアッ!!!」ドゴオオオッ!

マッシブーン【――――――――】

ドゴオオンッ!

海未「ラティオス、れいとうビーム!!凍らせて動きを止めなさい!!!」

メガラティオス「ティオオオオオッ!!!」ピキパキ……キィンッ!

マッシブーン【――――――――】ピキィン……

善子「っし!!!」



梨子「ゲッコウガ、かげぶんしん!!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」シュバッ……シュババババババ……!

アクジキング【――――――――】キイィン……!

梨子「はかいこうせん……!!!」

善子「撃たせないっ!!!エルレイド、テレポート!!!」

エルレイド「エルァッ!!!」シュンッ!

シュンッ!

善子「インファイト!!!」

エルレイド「レェダァァァァァァァァァッ!!!」

ドガガガガガ――――――――!

アクジキング【――――――――】グラッ……!

梨子「手数が多いうえに、一撃一撃が速くて重い……!!あの巨体を圧倒してる……!!」

にこ「だけじゃない。的確に急所を狙ってる。あのエルレイド……強いわよ」


花丸「当然ずら……♪」



善子『ラルトス、パンチはこうするのよ!こう!』ビシッ!

ラルトス『ラルゥ!』ペシッ

善子『そんなんじゃコイキングにも負けるわよ!』

ラルトス『ラルゥ!』ペシッ

善子『こうよ、こう!』ビシッ!

ラルトス『ラルゥ!』ペシッ

善子『ああもう可愛いっ!!!///』

花丸『親バカずら』

ゴンベ『ゴーン』



花丸「エルレイドは……ずーっと善子ちゃんと一緒だったんだから♪」


梨子「畳み掛けるわよゲッコウガ!!つばめがえし!!!」

ゲッコウガ「コオオッ、ガアアアアッ!!!」ヒュンッ!

ズガガガガガガ――――!

善子「いくらタフでも!!!」

梨子「これだけの攻撃には耐えられないでしょ!!!」

アクジキング【――――――――】

ズシィン……ッ

梨子「あと一体!!!」

デンジュモク【――――――――】バチバチ……ッ!


メロエッタ「――――――――♪」

――――♪

――♪

―♪

――――――――♪

曜(ウツロイド)「……………………」

ゴゴゴゴゴゴゴ……

ルビィ「ユメノトビラが……!!」

果南「はやくウツロイドを抑えないと……!!」

ダイヤ「こっちも……いつまで抑えていられるか……っ!!」

ディアンシー「ディアア……ッ!!!」



デンジュモク【――――――――】バチバチッ!

善子「でんじほう……!!切り裂きなさいエルレイド!!!つじぎり!!!」

エルレイド「エレァァァァァァッ!!!」ズバッ!

梨子「みずしゅりけん!!!」

ゲッコウガ「ゲコッ!!!コオオッガッ!!!」バシュッ!

デンジュモク【――――――――】バチッ……バチバチッ!

梨子「10まんボルトで防がれた!!!」

デンジュモク【――――――――】シュルシュルッ!

シュルルルル……ギュッ!

エルレイド「レアッ!!?」

善子「テレポート!!!」

エルレイド「エルッ!!!」シュンッ!

デンジュモク【――――――――】


善子「ほのおのパンチ!!!」

エルレイド「レェダッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

ドゴンッ!

デンジュモク【――――――――】グラッ!

善子「千歌!!リリー!!」

千歌「ソルガレオ!!!」

梨子「ゲッコウガ!!!」

ソルガレオ「ガアッ!!!」

ゲッコウガ「ゲアッ!!!」

曜(ウツロイド)「下がれ……下等種」ギロッ

ちかりこ「!!!?」



ジュカイン「ジュ、カアアアア……!!!」ググッ……グググッ……

ラグラージ「ラグッ!!?」

カビゴン「ゴンッ!!?」

果南「ラグラージ!!!」

花丸「カビゴン!!!」

ジュカイン「ジュアアアアアアアアアッ!!!」バッ!

ラグラージ「グラジッ!!!?」ズシャッ!

カビゴン「ゴァンッ!!!?」ドシンッ!

ダイヤ「二人を……!!!」

鞠莉「振りほどいた!!?」

ジュカイン「ジュカァァァァァァァァァァ!!!!」ダッッ!


梨子「くっ……ジュカイン……!!!」

善子「ジュカインは私たちが止める!!二人は曜とメロエッタを!!!」

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エルレイド「レアアアッ!!!」ズバッ!

ジュカイン「ジュアアアアッ!!!」ズバッ!

ガギィ――――ン!

善子「っの……!!!」

千歌「っ、梨子ちゃん!!私たちは!!」

梨子「うんっ!!」

曜(ウツロイド)「邪魔だ」ヴンッ!

ウツロイド【――――――――】

千歌「またかげぶんしん!!!」

梨子「でも、かげぶんしん自体の耐久力はゼロに近いわ!!それに、曜ちゃんに寄生してるせいか……"強さ"と"寄生能力"を持った分身は一体が限度みたい!!あれを掻い潜れば……曜ちゃんたちを助けられる!!!」

曜(ウツロイド)「叶わぬ理想に馳せる……それが愚かだと言うのだ……!!!」

ウツロイド【――――――――】ヒュンッ!

ドゴッ!

ゲッコウガ「ゲァッ!!!?」

ドガガガガガ!

梨子「ゲッコウガ!!!」

ウツロイド【――――――――】トンッ……

ズガガガガガガガガ!

千歌「ステルスロック……!!ニトロチャージで突き破って!!!」

ソルガレオ「ルガアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

ドゴォォォォォンッ!

ウツロイド【―――――――――】トンッ

ズガガガガガガガガ!

ソルガレオ「レェガッ!!!?」

千歌「怯んじゃダメ!!!サイコショック!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアッ!!!」キュイイン……ドゴゴゴゴゴゴゴ!

ウツロイド【――――――――】トンッ

ズガガガガガガガガ――――!

梨子「ソルガレオが……絶え間なく放たれるステルスロックに足止めを……!!」

千歌「ほぼモーション無しで連続して撃ってくるステルスロック……!!厄介すぎるね……!!」

梨子「はがねタイプのソルガレオにどくタイプの技は効かない……。だからステルスロックで足止めするしか出来ない……。なら……!!」

ゲッコウガ「コウガ……!!!」


梨子「ソルガレオなら道をこじ開けるまでは出来るわよね……!!一瞬でもステルスロックを破ってくれれば、あとは私たちが引き受けるわ……!!千歌ちゃんとソルガレオは、その隙に……!!」

千歌「でも……ウツロイドの技は……!!」

梨子「強力などくタイプの技……。けど……」ニッ

ゲッコウガ「ゲコッ!!!」

梨子「毒の苦しみを知ってるなら耐えられる!!!」

ゲッコウガ「ゲアアアアッ!!!」

千歌「いつからそんな無茶する子になったんだ……かっ!!!」バッ!

ソルガレオ「ガアアアアッ!!!」

梨子「私だって……Aqoursのメンバーよ!!!」バッ!

ゲッコウガ「ゲェアアアアッ!!!」

ウツロイド【――――――――】トンッ

ズガガガガガガガガ!

千歌「ニトロチャージ!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

ドガン!

ドゴン!

ドガァンッ!

千歌「突き進めっ!!!ニトロチャージ!!!」

ソルガレオ「レェガアアアアアアアッ!!!」

ドガガガガガ――――!

ウツロイド【――――――――】トンッ

ズガガガガガガガガ――――――――!

梨子「攻撃の規模が大きくなった!!!」

千歌「かまうもんかっ!!!」

梨子「ほんの一瞬……!!ほんの僅かでも道が見えれば……!!!」

千歌「おおおおおおおおお!!!!」

ソルガレオ「レオオオオオオオオ!!!!」


千歌「ずっとずっと……!!!」



曜『千歌ちゃん……』



千歌「苦しい思いをさせてきたんだ!!!これ以上……寂しい思いをさせるわけにはいかないよ!!!」

梨子「ええっ!!!」

ウツロイド【――――――――】トンッ

ズガガガガガガガガ――――――――!

千歌「今さらこんな攻撃で……私たちを止められると思うなよ――――――――っ!!!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアアアッ!!!」

千歌「梨子ちゃんっ!!!」

梨子「!!!」

千歌「いくよソルガレオ!!!メテオドライブ――――――――!!!!!」

ソルガレオ「ルガアアアアアアア――――――――ッ!!!!!」

ドガガガガガガ――――――――!

千歌「いっ、けえええええええええええ!!!!!」

ドガガガガガガガガガガガ――――――――!

ピシッ……

ドガアアアアアンッ!

ウツロイド【――――――――】ジジッ……

千歌「見え、たああああああっ!!!」

梨子「ゲッコウガぁ!!!」

ゲッコウガ「オオオオオオオオオッ!!!」シュンッ!

シュタッ!

ウツロイド【――――――――】スッ……

ドシュッ!

ゲッコウガ「ガ、ア……!!!」

梨子「負けるなぁ――――!!!」

ゲッコウガ「オ、オオオオオオオオ!!!!」ググッ!

梨子「いあいぎり――――!!!!!」

ゲッコウガ「ゲコオオオオオオオオオ!!!!!」

ズバ――――――――ッ!

ウツロイド【――――――――】ジジッ……

梨子「千歌ちゃんっ!!!!!」


千歌「ソルガレオ!!!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアアアッ!!!!!」

曜(ウツロイド)「鬱陶しい……!!!近付くな下等種……!!!」トンッ

千歌「っ!!!?」

ズガガガガガガガガ!

ソルガレオ「ガアアアッ!!!」

梨子「なっ!!?」

善子「ステルスロック!!!?寄生してるあの状態でも、技を使えるの!!!?」

曜(ウツロイド)「浅はかな。お前たちが私たちに優れているものなど何一つありはしない」

ゲッコウガ「オオオオオオオオオッ!!!」

曜(ウツロイド)「嘆け」スッ……

ズッ……

ズズッ……

曜(ウツロイド)「哀れなまでの非力さを」

ドガガガガガガガガガガガ!

ゲッコウガ「ゲァァァァァァァッ!!!!」

梨子「っ!!!」

千歌「――――――――!!!」






――――――――!!!!!





千歌「!!!!!」バッ!

ヒュウウウウ……

千歌「……………………まだ、希望はある!!!」グッ!


梨子「千歌ちゃん……!?」

千歌「梨子ちゃん!!善子ちゃん!!」

善子「っ!!?」

千歌「私のこと、信じられる!!!?」

よしりこ「!!!!?」

千歌「……………………!!!」

善子「……っ、そんなの!!!」

梨子「決まってるでしょ!!!」

千歌「ありがとっ!!!」バッ!

ソルガレオ「ガアアアアアアアッ!!!」キイィン……ドガガガガガ!

曜(ウツロイド)「無意味だ……!!!」ギロッ

ガガガガガガガガガガ!



ダイヤ「千歌さん……なにを……!!」

果南「……!!!」

ことり「……………………」

バサッ……

ことり「!!」

絵里「……なるほど」ニッ


ドガガガガガ!

千歌(ウツロイドは曜ちゃんだけは何がなんでも守ろうとする……!!こっちが攻撃を続ければかげぶんしんも作れない……!!)

梨子(多少強引でも、これが一番理に適ってる!!けど……!!)

ゲッコウガ「ガアアアアアッ!!!」

ソルガレオ「ルガアアアアアアアッ!!!」

ズガガガガガガガガ!

善子(いつかウツロイドが疲れて参るみたいな考えなら……そんなの曜の方が先に限界を迎えるに決まってる……!!考え無しで攻め立ててるわけじゃない……!!千歌はなにを……!!)



――――――――!!!!!



千歌「っ♪」

よしりこ「!!!」

梨子(この気配は……まさか……そういうこと!!?)

善子(バカなの……!!?たしかにこれは余計な言葉を交わせば気取られる……!!!だからって、この土壇場で……なんの打ち合わせも無しに……!!?)

梨子(やれるって……信じてるのよね……っ!!!)

善子(無茶ぶりにも程がある……!!一つのしくじりも許されないじゃない……!!この私を使うんだから……決めるんならしっかりやんなさいよね!!!)

善子「リリー!!!」

梨子「うんっ!!!ゲッコウガ、かげぶんしん!!!」

ゲッコウガ「コオオッ、ガアアアアッ!!!」シュバッ……シュバッ……シュババババババッ!

千歌「!!!」


善子「エルレイド!!!」

エルレイド「レアッ!!!」ドガッ!

ジュカイン「ジアッ!!!」グラッ!

エルレイド「レェアッ!!!」シュタッ!

善子「最大火力でほのおのパンチ!!!」

梨子「エルレイドに向けてみずしゅりけん!!!」

ゲッコウガ「コオオオッ、ガッ!!!」キュイイン……

エルレイド「レェッ、ダアアアアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

バシュ――――ッ!

ドゴォ――――ン!

ボファァァァァァ――――――――!

曜(ウツロイド)「これは……!!!」

梨子(みずしゅりけんとほのおのパンチで作った即席の霧……!!!あとは……!!!)スッ……カチャッ……



キィン……



善子(ステージは整えたんだから……しくじったら堕天させるわよ!!!)

善子「千歌ぁ!!!!!」

千歌「絶対に……!!!助ける!!!!!」


曜(ウツロイド)「こんな霧が打開策か。くだらない」

ゴオオッ!

ソルガレオ「ガアッ!!!」

曜(ウツロイド)「浅知恵だ。お前たちにこれは渡さない」スッ……

ソルガレオ「レェガアアアアアアアアア!!!」

キン――――

パアアアアアア……!

曜(ウツロイド)「!!!」



ルビィ「この光……Zワザ!!?」

花丸「ソルガレオの技と同じタイプのZクリスタルを……!!?」



千歌「ほんの……一瞬でいい……!!!」

善子「っ!!!」

梨子「っ!!!」

千歌「全力で抑える!!!!!」

パアアアアアア――――――――!

千歌「響け、唸れ!!!光を宿す黒の波動!!!ブラックホール――――イクリプス――――――――!!!!!」

ソルガレオ「ルゥガアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

ギュオオオオオオオオオオ!

ズガガガガガガガガ――――――――!

曜(ウツロイド)「くっ――――――――!!!!」グググググググ……!



鞠莉「あれは……!!!」

果南「あくタイプのZワザ……!!!」



千歌「っあああああああ!!!!!」

曜(ウツロイド)「劣等種がぁ……っ!!!!散れ……!!!!」グッ……!

千歌「……っ!!!ソルガレオぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアッ!!!」バッ!

曜(ウツロイド)「なん……だと……!!!?」



ダイヤ「ソルガレオが……二体!!!?」


千歌「お願いっ!!!!!ソルガレオ!!!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアアアアア――――――――!!!!!」パアアアアアアアアア―――――――!

曜(ウツロイド)「くっ、ああああ……おおあああああああ――――――――!!!!!」ズズッ……

ズズズ……

ズズッ……

ズッ……

曜「――――――――」

ウツロイド【――――――――】

善子「ウツロイドが……!!!」

梨子「曜ちゃんから離れた!!!」

千歌「っ!!!」ダッ!

ピシッ……ピキッ…………バキィンッ!

カラン……

梨子「っ!!?」

善子「千歌のZリングが……これ以上の技に耐えきれずに砕けた……」

千歌「はあっ……はあっ……!!!」タッタッタッ……!


千歌『ずっと夢だったんだもん!ポケモンと一緒に旅するのが!いろんな人やポケモンに出逢って、いろんなものを見て、バトルして……そして、絶対絶対!ポケモンマスターになるの!!』キラキラ

曜『おーっと、ポケモンマスターになるのは私だよ!千歌ちゃんには負けないから!』

千歌『うえっ!?曜ちゃんも!?初耳だよ!?』

曜『ポケモントレーナーなら誰でも夢見る栄光だもん。私だって目指すよ。今さらなに言ってるんだか』ヤレヤレ

千歌『み、身近なところにライバルがいた……!わ、私だって負けないもん!ポケモンマスターには私がなる!!』

曜『私だよ!一人で起きられないくせに!千歌ちゃんにポケモンマスターなんて無理だよ!』

千歌『無理じゃないもん!一人でも起きられるもん!!私の夢特性がはやおきだってこと知らないの!?』

曜『知らないよ!!』

ギャーギャー!



千歌「はあっ……はあっ……!!!」タッタッタッ……!



曜『わかってる……!!わかってる!!わかってるわかってるわかってる!!!これがただのワガママだって!!!言ってることメチャクチャだってわかってるよ!!!』

曜『寂しいのもガマンした!!高みを目指そうって決めて……たくさん努力した!!だけど……いつの間にか千歌ちゃんに追い付かれて……追い抜かれて……!!私の方が強かったのに……!!なんで……なんでっ!!!』

曜『それでも頑張った!!!千歌ちゃんと一緒に真姫さんに勝ったとき、私だってまだやれる!まだまだ上を目指せるって思った!!花丸ちゃんが一緒についてきてくれて……ほんの少し寂しくなくなって……!!!なのに千歌ちゃんは、私のもっと先を行っちゃうんだもん!!!』

千歌『……………………!!』

曜『そんなの……そんなの……ただの仲良しどころか、ライバルでもなくなっちゃうよ……!!!そんなの……そんなのってないよ……!!!私を置いていかないでよ……!!!千歌ちゃん――――――――!!!』


千歌「これから始まる……!!!曜ちゃんの冒険を……私たちの夢を……!!!邪魔しないで――――――――っ!!!!!」

ガシッ!

曜「千、歌……ちゃ……ん……」

千歌「もう少しだけ……ガマンしてて……っ!!!」ギュウッ!

メラッ……

ボオオオオオオオ――――ッ!

梨子「あれは……!!!」

善子「キズナ現象の炎……!!!?」

曜「――――――――っ!!!」

千歌「やあああああああああ――――――――!!!!!」

ボオオオオオオオオオ――――――――ッ!

善子「千歌……!!!」

梨子「千歌ちゃん……!!!」



千歌(不思議だった……!!ずっと善子ちゃんの傍にいながら……ウツロイドは善子ちゃんに寄生することはなかった……!!!手駒として扱ってたから……ただそれだけじゃない……!!!私とのバトルが終わった後、まるで機会を窺ってたみたいに善子ちゃんに寄生しようとした……!!!それはきっと……善子ちゃんが力を使い果たしたから……!!!)

ボオオオオオオオオオッ!

千歌「ぐっ!!!」

千歌(ウツロイドは言ってた……!!!適合率が高い人間は稀少……って!!!その善子ちゃんに簡単に寄生出来なかったのは……ウツロイドが"キズナ現象"から発生するエネルギーに極端に弱いから……!!!だから体力が回復した善子ちゃんや、梨子ちゃんには興味を示さなかった……!!!)

ボオオオオオオオオオッ!

曜「――――――――っ!!!」

千歌(ウツロイドがキズナ現象に弱いなら……ウツロイドの毒もきっとこの力で焼き尽くせる……!!!)

曜「――――――――!!!」

千歌「耐えられるよね……曜ちゃん……!!!一緒にポケモンマスターを目指すんでしょ!!!?こんなところで……負けるなぁ――――――――!!!!!」

ボオオオオオオオオオ――――――――ッ!


ウツロイド【――――――――】ジジッ……

梨子「!!!」

善子「あい、つ……まだっ!!!」

エルレイド「レアッ!!!」

ガシッ

エルレイド「レドッ!!?」

善子「!!!」



ボオオオオオオオオオッ!

ボオオオオ……

ボオオ……

フッ……

千歌「ぁ、力……が……」

ウツロイド【――――――――】ユラッ!

千歌「……っ!!!」



曜「ジュカイン、リーフストーム!!!!!」

ジュカイン「ジュカァァァァァァァァァァ!!!!!」

ビュオオオオオオオオオオオオオオ!



ウツロイド【――――――――】ビュウウウ!

千歌「……!!!」

曜「あちち……。ほんっと……無茶なことするよ……」

千歌「……慣れっこ、でしょ?」ニコッ

曜「まあね」ニコッ

千歌「にひひ♪」

曜「千歌ちゃん」

千歌「うん……」

曜「声は聴こえてた。思いは届いてた。ここからは、私も千歌ちゃんたちと一緒に戦うから」

ジュカイン「ジュカッ!!!」ダンッ!

梨子「……曜ちゃん!!///」

善子「……クスッ」

曜「ウツロイド……もう好きにはさせないから覚悟してよ!!!私たちの夢に向かって全速前進!!!ヨーソロー――――――――!!!!!」ゞ


ルビィ「曜……ちゃん……!!///」

ダイヤ「なにが……どうなって……」

ザッ!

花丸「!!」



聖良「遅くなりました」

理亞「……………………」



果南「二人とも……!!」

鞠莉「それじゃあ……あのソルガレオは……!!」



千歌「……エヘヘ♪ちゃんとわかったよ、みんなが近付いてきてくれてるの」ニコッ

キイィン……

ゾロアーク「ゾロッ!!!」

千歌「うんっ♪」


梨子「我ながら……ギリギリの連携をよく実現出来たわ……」

善子「本当……」

曜「よく見えてなかったけど……いったい、なにをしたの?」

梨子「Saint Snowの二人が近付いてきてることに千歌ちゃんはいち早く気付いた……。そうなんでしょ?」

千歌「エッヘヘ……うん」

善子「私とリリーも気付いて、同時に察した。千歌が思い描いたプランを」

曜「プラン?」

ユラッ……

ランプラー「プラッ♪」

曜「ランプラー?」

梨子「……♪」

スッ……

キラン

善子「ゾロアークのイリュージョンを使った救出プラン」ギラン


梨子「ゲッコウガのみずしゅりけんと、エルレイドのほのおのパンチをぶつけることで霧を発生させて視界を遮る。そして……その間にゾロアークがソルガレオに変身して霧に紛れる」

善子「ソルガレオを一番警戒していたウツロイドは、是が非でもソルガレオだけは止めようと躍起になる。それがZワザを使ってくるならなおのこと、全力で止めようとする」

梨子「霧に乗じて私はランプラーを繰り出した。そして……」



梨子『ランプラー、トリック!!千歌ちゃんとよっちゃんのZクリスタルを入れ換えて!!』

ランプラー『プラァッ!!』



梨子「千歌ちゃんの持ってるデンキZと……」

善子「私のこのアクZを入れ換えた」

梨子「ただ……千歌ちゃんのZリングが砕けることは想定外だったけど……」

曜「あ……」

千歌「あとは私が曜ちゃんが体感したことそのまま……って感じかな♪」

善子「無茶……っていうより無謀よ。あんなやり方」

梨子「キズナ現象の力を使って毒を焼き尽くすなんて……」

千歌「エヘヘ……///でも、結果的に曜ちゃんも動けるようになった♪それに……」

シュタッ!

ゲッコウガ「コウガ!!」

梨子「!!」

メロエッタ「メロ……」

千歌「メロエッタも助けることが出来た♪」

梨子「メロエッタ!!」

メロエッタ「メロ……メロッ!!!」

梨子「~っ!!///」ギュー!


タッタッタッ……!

ルビィ「みんな!」

ダイヤ「お見事ですわ!!」

果南「曜ちゃん!!」ハグッ!

曜「うわわっ!?か、果南ちゃん!?どうしたの!?」

果南「曜ちゃん……私……」

千歌「……………………」



果南『曜ちゃんのことも……どうでもいいよ……』



果南「私……」

曜「……?」

果南「私は……」

曜「……エヘヘ///果南ちゃんにギュッてされるの……久しぶりだなぁ///」

果南「!」

曜「トチマの海の匂いがする……///」

千歌「帰ったら……みんなで海で遊ぼ♪」ニコッ

果南「千歌……グスッ」

千歌「みんなで、ねっ♪」

鞠莉「……………………」

善子「……………………」

曜「あ……」


善子「……………………っ」

鞠莉「……………………」グッ……

曜「……………………」

梨子「曜ちゃん」

曜「……善子ちゃん。鞠莉ちゃん」

善子「……………………わかってる」

鞠莉「どんな罰でも……」



曜「私、二人のせいだなんて思ってないから!!」



よしまり「!!?」

曜「巻き込まれたのは偶然だし……私がやったことは……全部私の責任……」

梨子「私をひんし状態にしたこととか?♪」クスッ

曜「うぐっ!!」グサッ

梨子「冗談よ♪」クスクス

曜「私のさ……嫉妬とか、劣等感とか……いろんな偶然が重なったときに、そんなのがタイミング悪く爆発しちゃったってだけなんだよ。私が弱かった……まだまだ自分のこともなにもわかってなかっただけなんだよ。だからね……私のことは、二人の責任じゃない」

善子「でも……」

曜「それにさ……形はどうあれ、私は千歌ちゃんと梨子ちゃんと……二人と全力でぶつかって思いを伝えられた。前に進めたんだ。もしも……どうしても責任を感じちゃうって言うなら……」

鞠莉「言うなら……?」

曜「……言わなくてもわかるでしょ?♪私が言いたいことは、千歌ちゃんと同じだから♪」スッ

善子「!」

鞠莉「!」

曜「ねっ♪」ニコッ

善子「……………………どいつもこいつも」

鞠莉「お人好しね……」

曜「エヘヘ♪」

善子「……///」スッ

鞠莉「Thank you……曜///」スッ

ギュッ……


海未「……新たな光の誕生ですね」

絵里「眩しいわね……」

穂乃果「うん」










穂乃果『あのね……………………あのね、私たち話したの。これからどうしていくか……μ'sをどうするか。一人一人で答えを出した……。そしたらね……全員一緒だった。みんなおんなじ答えだった……。だから……だから決めたの。そうしようっ