【咲-saki-】京太郎「 K & M」 (305)


京太郎物です。

週1、2回を目処にやれたらな


麻雀要素は物凄く薄いです。


息抜きで書いてるんで、生易しい目で見てください。





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500887441


「――はいよ、コロッケ二個とメンチで290円ね」


京太郎「…………………」


『K&Y』


どこぞのアパレルメーカーでもなければ、お笑いコンビでもない


『欧米か!!』

『アッハハ!!!』


京太郎「………………」


「どうしたんだい?」

「ボケーとして」


京太郎「コロッケ二個買うとメンチってサービスだったんじゃ……」


「それは3月までだよ」

「世の中不況なんだから」


京太郎「………………」


「嘘じゃないよ」

「疑うんならこれを見てみなさい」


『K & M』っで

K(京太郎) & M(み………)


『咲日和6巻 好評発売中!!』



………………………………………………。



京太郎「………………」


「な?嘘じゃないだろ?」


京太郎「……ああ、」

京太郎「嘘じゃないな」


そんなわけで――




『K & M 第一話』


『見えてるんでしょ?』



ガラッ

「いらっしゃいませ~」


15歳になった俺たちは短い春休みを挟んで――


中学生から高校生へ


入学した高校はもちろん……



「いらっしゃいませ~」


京太郎「……………………」


「どうしました?お客様」



ワイワイ、ガヤガヤ

「聞いたか?稲村さんが始球式で100キロを目指すらしいぜ」

「体重の話か?」

「バッキャロ!球速の話だよ!!」


「へー、そいつは凄えや。お前、今何キロだ?」

「110キロだよ」


「……デブ」


「球速の話だろ!?」


ワイワイ、ガヤガヤ


京太郎「アルバイトの募集ってしてますか?」


………………………………………………………。


「……はい?」


『KI○SK 高校』


では、なく『清澄高校』



京太郎「ちっくしょ!」


ガンッ!!


京太郎「何が金髪はダメだよ」

京太郎「なら、俺がピンクの髪ならいいのか!!」


京太郎「ピンクの髪なら――!」


「のどちゃーん」

「遅いですよ、ゆーき」

「ごめん、ごめん。駅前のタコス屋が混んでて」


タッタタタ……。


京太郎「…………………」


京太郎「帰ろ」



須賀家


ガチャ


京太郎「ただいまー」


「おかえり」


京太郎「…………………」


須賀母「母さんだよ」


京太郎「ああ、そうだったな」



「オン、オン!!」ハッハ


京太郎「…………………」


須賀母「お前のペットのカピバラだよ」


「オン、オン!!」ハッハ


京太郎「………………」


「オン?」


京太郎「カピバラの鳴き声ってこんなんだっけ?」


須賀母「大丈夫、バレやしないよ」



『よーし、次はどこにいく?』


『そうだなぁ……。』


『学校近くの定食屋とか』

『その隣の公園とか』

『あえて、部室というのも……』


『露骨に近場だなっ!!』


ワッハハ!!!


京太郎「………………」ズズズ


須賀母「そんなアニメを見るくらいなら、届け物をしておくれよ」


京太郎「バカやろ、アニメは日本の文化だ」


須賀母「はい、これ」

須賀母「風邪薬と飲み物と食料」

京太郎「聞けよ、人の話を」

須賀母「宮永さんの家だからね、頼んだよ」

京太郎「誰も行くとは言ってないだろ」


…………………。


京太郎「……宮永さんの家?」

京太郎「風邪ひいたのか?あいつ」


須賀母「いんや、お父さんの方」

須賀母「40℃の熱を出して、動けないんだって」

須賀母「咲ちゃんも付きっきりで看病してるし」


京太郎「へー、そいつは笑えないな」


須賀母「薬ともね」


『さて、そろそろ帰るか』

『みんなもうバスで帰ったよ』

『…………………………』


『これくらいじゃ、泣かないぞ』


ワッハハ!!


京太郎「……わっはは」


ガチャ、ガチャ

京太郎「っちくしょ」

京太郎「40℃の熱なら大人しく入院してろよな」


京太郎「……あー、重たい」


ワイワイ、ガヤガヤ


「さっきのタコス屋はどうだった?」

「私には違いが分かりません」


「……フッフ」

「これだから素人は困るじぇ」


「ゆーきには分かるのですか?」


「……語っても素人には分からんだろうな」


「分からないのですね」


タッタタタ……。


ガッチャ、ガッチャ


京太郎「………………」


京太郎「……あー、重たい」


徒歩で歩ける距離かと言われれば、分からない。


そんな、中学からの幼なじみが住んでる――


「咲ぃ、どこだぁ……」


「もう!シャワーくらい浴びせてよ!」


「うう、ついに咲にも反抗期が……」


「違うってば!!」


京太郎「……………………」


宮永さん家。


「咲ぃ……」


「わかった!もう出るよ!!」


京太郎「……ピンクの影がぼやっと見えるな」

京太郎「もし、あの窓が空いたら――」


『空いたら、見えるのになぁ』


ガラッ!!

咲「キャッ!!」


京太郎「……………………」

咲「………………………」


京太郎「お、俺じゃないぞ!!」

京太郎「この距離で無理だから!!」


咲「……………ッ」


バシャッ!!


「変態ッ!!」


ポタ、ポタ………


京太郎「………………」


「おお!兄ちゃん、濡れてるね!」

「水も滴るいい男だ!」


カッカカ!!


京太郎「……説明ありがとう」



京太郎「はっくしょい!」

咲「悪かったってば」

京太郎「あれは事故だからな」


咲「はいはい」


『それでは、次のニュースです』

『締め切りを守らない漫画家が担当の編集者に殺されたとの凄惨な事件が昨夜――』


京太郎「はっくしょい!!」

咲「良かったね、風邪薬が役に立って」

京太郎「ああ、そいつは嬉しいね!!」


咲「だから悪かったって言ってるでしょ」

咲「それに、こっちだって裸を見られたんだから」

咲「割合で言えば私の方が――」


京太郎「ハッハ、俺の視力の悪さを知らないな?」


京太郎「バカヤロ!それは中学の頃の話だ!!」


咲「……本当、目が悪いんだね」

咲「こんな字も見えるくらいなんだから」


『視力は2.0だろ!!』


界「咲ぃ……、喉が……」


フラフラ


咲「お父さん!寝てなきゃダメだよ!」


界「………お?」


京太郎「どうも」ペコッ


界「……京ちゃんか、しばらく見ないうちに大きくなったね」


京太郎「三日前も同じことを言ってましたよ」


界「悪いけど、今日は……」

界「ゴッホ!ゴッホ!!」


咲「お父さん!!」


界「……じゃ、風邪が感染るといけないから」


フラフラ


京太郎「ご心配なく。娘さんのおかげでもうひきました」


界「え?」


咲「ほら!はやく寝る!」

咲「飲み物なら後で持っていくから!」


………………………………………………………。


咲「っもう。大人しくしてればいいのに」


京太郎「大変だな、お前も」

京太郎「……一人だもんな」


咲「………うん」


咲「夕飯食べてくよね」


京太郎「おう、もちろんだ!!」


咲「威張ることか」


「じゃあ、また明日ね」


京太郎「はーいはーい」


15歳になった俺たちは短い春休みを挟んで――


高校生へ!


さぁ、明日は入学式だ!!



タッタタタ


「ゆ、ゆーき、もうお腹がいっぱいです」


「えー!もう一軒、行こうじぇ!」

「ゲンさん!」


「誰がゲンさんですか」

「それに明日は入学式なのですよ」


「えーー!?」

「そいつは知らなかったじぇ!!」


タッタタタ……。


京太郎「……………………」

京太郎「さ、帰ろう」



ダッタタタ!!!


ダッタタタ!!!


ゴンッ!!

京太郎「ッいた!?」


優希「おい!お前!!」

優希「さっきから私達をつけてどういうつもりだ!?」


……………………………………………。


京太郎「は?」


優希「しらばっくれても無駄だ!!」

優希「二回目ならまだしも、三回目とならば仏の優希様でも――!!」


京太郎「……何コイツ?」

和「私の友達です」

京太郎「へー」


優希「私抜きで会話をするな!!」

優希「のどちゃんもそんな金髪の不良に絡むとロクなことないじぇ!」


京太郎「ピンクよりマシだと思うけどな」


優希「……とにかく!!」


さぁ、明日は入学式だ!!


「勝手に話を終わらせるな!!」


須賀家


ガチャ

京太郎「たっだいま――」

京太郎「ハ、ハ、」


京太郎「――ハックショイ!!」


須賀母「遅かったじゃないかい」

須賀母「夕御飯をご馳走になるなら連絡くらいしな」


京太郎「悪りいな、話の都合でな」ズズズ


須賀母「じゃあ、母さんは寿司でも出前しよ」


京太郎「…………………」


須賀母「アンタも明日は入学式なんだから、つまんないことで風邪ひくんじゃないよ」


京太郎「5レス前に言って欲しかったな」ズズズ


須賀母「あん?」



須賀母「そうだ、お隣の工藤さんからケーキをもらったけど――」


京太郎「明日、食べるから冷蔵庫に入れといて」


須賀母「あいよ」


タッタタタ……。


わが家の家族構成は父、母、息子


そして――


「オン、オン!!」ハッハ


カピバラの四人家族である。


ごく普通の一軒家。


その2階にある息子の部屋。


ガチャ






「――ったく、遅いよ」


「いつまで咲とご飯食べてるのよ」


「しかも、ピンクの女の子にデレデレしちゃって」




京太郎「…………………」


「無視するんじゃないよ 」


「見えてるんでしょ?」



京太郎「思ったより熱があるな」

京太郎「寝よ、寝よ」


「おい、コラ」


京太郎「おやすみ」


「寝るなぁ、金髪!!」


「お前はこれから私の代わりに、咲と照を――!!」


グゥゥ


「寝るな!!」


さぁ、明日は入学式だ!!


「勝手に話を終わらせるな!!」




『K & M 第二話』


『都合のいい話だ』



チュンチュン


京太郎「ふわぁ~~」


京太郎「……昨夜は変な夢を見たな」


みなも「寝過ぎだよ、バカッ!」


京太郎「…まだ熱が――」


みなも「もう熱はないでしょ」


京太郎「………………」


ムシャムシャ

みなも「このケーキ上手いね、どこのケーキ?」


京太郎「…………………」


京太郎「……それは俺のだろ!?」


みなも「咲の裸を見れたお礼」ニコッ


京太郎「小学生か!?」


みなも「小学生だよ。だいぶ前から」


京太郎「いいから返せっ!!」


――ヒョイ


京太郎「なっ!?」


みなも「触れるわけないでしょ?」

みなも「幽霊なんだから」


京太郎「なっ!?」


京太郎「なっ!?」


ゴロン………。


京太郎「な、熱があるだろ?」


みなも「誰に言ってんの?」


グゥゥ


みなも「寝るな、金髪!!」


京太郎「ふわぁ~~」


須賀母「おはよ、ちゃんと冷蔵庫のケーキは食べたんだね」


京太郎「食べてねえよ」


須賀母「じゃあ、誰が食べたんだい?」


京太郎「………………」

京太郎「――幽霊」


須賀母「………………」

須賀母「小学生でも、もう少しマシな言い訳するよ」


おっしゃるとおり


須賀母「幽霊なんてこの世にいるわけないだろ」

須賀母「はやく、カピーにエサやって支度しな」


おっしゃるとおり


…………………………………………………………。


わが家は父、母、息子


そして――


「……………………」


京太郎「起きろ、バカカピバラ!!」

京太郎「飯だ!!」


カピバラの四人家族


「キュゥ ………」


京太郎「お、おい大丈夫か?」

京太郎「どっか調子悪いのか?」


「アンド エー……」ハッハ


京太郎「………………………」


「オン!オン!」ハッハ


みなも「大丈夫みたいね」


京太郎「か……」


「母ちゃん!!」




ダッタタタ!!!


京太郎「で、出たぁ!!」


須賀母「便秘だったのかい?」


京太郎「そっちじゃなくて――!!」


京太郎「ここ!ほら!!」


みなも「無駄だよ。お母さんには見えてないみたい」


「オン!?オン!?」ハッハ


みなも「カピバラには見えてるみたいだけど」


京太郎「……………………」

『カピバラと一緒にすんな』


須賀母「そこがどうした?」


京太郎「ここに………」

京太郎「ここにホコリが」


須賀母「……おのれは姑か」


おっしゃるとおり



タッタタタ……。


みなも「どこに行くの?」


京太郎「…………………」


みなも「あー、学校か」

みなも「入学式だっけ?」


京太郎「……ついてくんなよ」


みなも「そうしたいのは山々で川川なんだけどさ」


みなも「生憎と行動範囲が狭いんだよね、幽霊って」



京太郎「……幽霊って物食えんのか?」

みなも「食えるよ。あんたのことも触れるし」


ピタッ

京太郎「うひゃっ!!冷てぇ!」

みなも「そりゃ死んでるからね」


…………………………。


ジャー

京太郎「ならこっちから触れられない理由は?」


みなも「いやぁ、そこは幽霊と言うのは不思議な存在でしてね」

みなも「科学の力や編集の力じゃどうにも……」


京太郎「……何でもそれで片付ける気か?」


ゴンゴンッ!!

「はやく出ろ!クソ息子!!」


京太郎「クソと息子は一緒には出ませんよ」

京太郎「まずはクソを出してるからね」


みなも「うわぁ……」


京太郎「勝手に入ってきて文句言うな」

京太郎「クソ幽霊」



「やっと出やがったな、クソ息子」


京太郎「…………………」


須賀父「父さんだよ」


京太郎「……ああ、」

京太郎「そうだったな」


須賀父「あー、危うく漏れるとこだった」


バンッ!!


京太郎「……じゃ、行ってくるな」

京太郎「クソ親父」



須賀父「ああ、京太郎。ちょっと待った!」


須賀父「いい忘れたが、お前の高校に我が事務所の所長の娘がおられる」

須賀父「くれぐれも失礼のないように頼むぞ」


京太郎「…………………」


須賀父「どうした?」


京太郎「親父の職業って何だっけ?」


須賀父「親の職業くらい覚えてけ!」


京太郎「悪りいな。あんまり家にいない父親だと、どうしても」


須賀父「…………………」

須賀父「弁護士だよ」


京太郎「……ああ!」

京太郎「確か、司法試験に4回落ちて試験官に泣きついた――!」


須賀父「バカヤロ!!」


須賀父「5回だ」


チュンチュン



須賀父「何はともあれ、父さんの事務所の立場はお前にかかってると言えなくもなくもない」


京太郎「どっちだよ」


京太郎「……息子に頼らなきゃ出世もできんのか、おのれは」

須賀父「当たり前じゃないか。父さんの仕事の実力を知らんのか?」

京太郎「…………………」


須賀父「とにかく、頼んだぞ」


京太郎「……娘の名前は?」


須賀父「えーと、何だっけ?」


須賀父「確かぁーー、原村、原村……」

京太郎「…………………」


須賀父「――そう!!」



「原村 和!!!」




『1年A組』

『片岡 優希、………、須賀 京太郎』

『原村和、………、宮永 咲』


京太郎「………………」

京太郎「何て話の都合のいいクラスだ」


高久田「どうしたぁ?ひとり言をいって」


京太郎「…………………」ジー


高久田「本当にどうした?」


京太郎「……あー!中学からの俺の親友の高久田 誠じゃないか!!」


高久田「誰に紹介してんだ?」


…………………………………………………。


高久田「お前、部活は決めたのか?」

京太郎「いんや 」

高久田「なら、ハンドボールはどうだ?」

高久田「中学までやってたろ?」


京太郎「……高校までやるほど、本気になれないからな」


京太郎「バイトでもしようかと思ったけど、断られたし」


高久田「へぇ」


タッタタタ……。


京太郎「ん?」


優希「げっ!?」

和「……どうも」ペコッ


京太郎「……どうも」


タッタタタ……。


高久田「知り合いなのか?原村 和と」


京太郎「…………………」


『そうそう!確か――!!』


京太郎「……都合のいい話だ」




高久田「ん?」

高久田「おい、何か落ちてるぞ」


高久田「『猿でも分かる点数計算』」

高久田「……だと」


京太郎「誰かの落し物だろ?」

京太郎「職員室にでも――」


高久田「裏に『原村 和』って書いてあるぜ」


京太郎「……まったく、なんて――」



京太郎「都合のいい話だ」



以上、2話終了です。


ここからは1話ずつ完成したら投下してきますので、かなり不定期です。


今、やってるスレの息抜きですしね。


読んで頂けると幸いです。

H2かね

あだち充の色んな作品混ぜて訳分からんくなったパターンか

>>43
作者の文章力もゴミだし京豚のSSはこの程度だよ
まさに豚のエサだは


教室


「人間が生きていくうえで大切なこと。」

「たくさん、ありますよね」


「例えば――」 

「新しく始まったスレがつまらないから読むのをやめよう、とか」 

「ネタが被っている、とか」 


「そんな粗を探してはいけません」 


京太郎「……………………」

『猿でも分かる点数計算』

京太郎「……………………」

『原村 和』



「辛抱、そして付き合い。これが大切なのです」 


京太郎「…………………」チラッ


和「…………………」


優希「グーグー」


「いいですか、みなさん」 

「温かい目で見守り、ひとつでも良いところを発見してあげる」 


「人が生きていくうえで大切なことです」 


キーンコーンカーンコーン 


「では、チャイムが鳴ったので今日の授業はここまでにします」 


「辛抱、そして付き合い!いいですか!」 


「忘れないように!!」


京太郎「………………」

京太郎「一体、どっちが――」


ガタッ

優希「あー、やっと終わった!」

優希「何話してたか、全然分からなかったじぇ!」


和「………ふぅ」


………………。


京太郎「原村 和だ?」




『K & M 第三話』


『今、何年だ?』


学食


ワイワイ、ガヤガヤ


京太郎「普通、最初は自己紹介だよな?」

咲「さぁ?」

咲「学校によるんじゃないかな」


京太郎「おかしいだろ、あの先生」

咲「学校によるんじゃないかな」


京太郎「………………」


京太郎「……髪切った?」

咲「はぁ?」


…………………。


京太郎「――ったく」

京太郎「おかげで聞きそびれちまったじゃねえか」

咲「何が?」

京太郎「名前だよ」

咲「誰の?」


京太郎「そりゃ――」


『原村 和』


京太郎「……………………」


京太郎「……お前の」


………………。


咲「宮永 咲です」


京太郎「ああ」

京太郎「須賀 京太郎だ。よろしく」



パクパク

京太郎「ここの学食不味いな」


咲「私はお弁当だからわかんない」


京太郎「………………」ジー


咲「なに?」


京太郎「ここの学食不味いな」


咲「…………………」


………………………。


京太郎「いやぁ、すまん、すまん」


咲「今日だけだからね」


京太郎「わーってるよ」


キャピキャピ

「わぁー、このレディースランチうまぁ!」


「マジー!?……ホントだぁ!」

「ゲロうまじゃん!!」


キャピキャピ


京太郎「……今、平成何年だ?」


咲「可哀想に……」

咲「ついに頭まで――」


キャピキャピ


京太郎「………………」

京太郎「うまそうだなぁ」


咲「え?」


京太郎「レディースランチ」


咲「さ、図書室にでもいこっと」


タッタタタ……。


京太郎「おや?」

京太郎「さっきまでここにいた、弁当をわけてくれる可愛い女の子は?」


校庭

ダッタタタ!!!


ワーワー!!


「今だ!打て!シュートだ!!」


「ドリャ!!」


ドンッ!!


『トー』キック


バンッ!!

「ゴォォォォル!!」


「オーケイ!ナイスシュート!!」


ナイス『シュ』ート


「オーシット!!やられたぜ!!」


オー『シッ』ト


まとめて

トーシューシッ


つまり――


トシュシツ(図書室)


……の中。


京太郎「やっぱ時代はサッカーだよな 」


咲「………………」


ペラッ


京太郎「……………………」



グイッ

京太郎「やっぱ時代はサッカーだよなっ!!」


咲「…………………」


ペラッ


咲「……図書室なんですけど、ここ」


………………。


京太郎「……やっぱ時代はサッカーだよな」ボソッ



咲「サッカー部に入るの?」


京太郎「いやいや」

京太郎「いくら流行りのスポーツと言っても、俺はそういうのに流されない男になりたいな 」

咲「サッカーってモテるらしいよ」

京太郎「だが、時には流されることも大事だと思わんこともない」


咲「……サイッテー」ボソッ


京太郎「……………」


そうとも、ナイターでビールなんて言ってる時代は終わったんだ。


今、流行りのスポーツは何と言っても――


京太郎「『猿でも分かる点数計算』」


咲「え?」


京太郎「あ、いや……。ここにそんな本があってさ」

京太郎「一体、何の計算なんだろうな」


咲「……………」

咲「……麻雀」


京太郎「………………」


『来たれ!打て!勝て!』

『清澄高校 麻雀部!!』


そうとも、今の時代は麻雀。

21世紀現在、競技人口は数億人をも突破している。


……らしい。



女子にモテるかはともかく。



「ありがとうございました~」


タッタタタ……。


咲「そんな本を借りて本当に麻雀部に入るの?」

京太郎「暇つぶしだよ。社会に出た時に役立つかもしれないしな」

咲「社会に出る気なの?」


――ピタッ

京太郎「……どういう意味かな?」


咲「てっきり麻雀部に可愛い女の子がいるのかと思った」


京太郎「ハッハ――!!」






京太郎「いねえよ」

咲「6行考えたね」


京太郎「……そう言う宮永さんはどうするんだ?」

京太郎「帰宅部で灰色の高校生活を送る気か?」


咲「……………」

咲「……私は――」


ピンポンパンポーン

『新入生の皆さんへお知らせします』

『本日、17時より学生議会長からの挨拶があります。』


『忘れずに体育館に集まって下さい』


京太郎「17時?」

京太郎「遅くないか?」

咲「学校によるんじゃないかな」



「普通、もっと早いだろ」

「話の都合なんじゃないかな」


タッタタタ……。


京太郎「誰だ、今の?」

咲「私が知るわけないじゃん」


そして、17時。

都合よく体育館に集められた俺たち。


ワイワイ、ガヤガヤ


優希「帰りにタコス屋に寄ってかないか?」

和「またですか?昨日も散々食べましたよね」

優希「大丈夫、二日目のタコスはもっと美味しいじぇ!」



京太郎「……結局分からなかったな」

高久田「何がだ?」

京太郎「…………………」


高久田「どうした、京太郎?」


京太郎「……あー!誰かと思ったら、中学からの俺の親友の高久田 誠じゃないか!!」



高久田「…………………」



ワイワイ、ガヤガヤ


京太郎「…………………」キョロキョロ



『無視するんじゃないよ』

『見えてるんでしょ?』


京太郎「……なぁ、高久田」

京太郎「お前、幽霊って信じるか?」



高久田「ウチの学校にオカルト研究会なんてものはねえぞ」

京太郎「……ただの世間話だよ」


京太郎「もし、幽霊がいて俺の周りをウロチョロと歩き回っていて」

京太郎「俺に喋りかけてくるのなら」


京太郎「それは――」


高久田「それは夢だな」


京太郎「……………………」


高久田「幽霊なんて信じるほど、俺は暇じゃねえからな」

高久田「仮に見えてたとしても、ただの見間違いで一晩寝たらいなくなってるよ」


京太郎「そうだよな。『一晩寝たら』な」


高久田「……ただ」



高久田「もし自分、意外にも見えてたら別かな」


ビッーー


『ただいまより学生会議長』

『竹井 久様より挨拶があります』


『新入生の皆様は心して聞くように』


『……それでは!』


『竹井 久様のおなーリー!』


ドンドン!!


京太郎「……今、平成何年だ?」


高久田「は?」



タッタタタ……。


高久田「アイツがここの学生議会長の竹井 久。」


高久田「ヤツには注意しろよ。今は議長なんて堅苦しい役職についているが」

高久田「中学時代は10人もの男に囲まれて、全員を病院送りにしたらしい」


京太郎「…………………」

京太郎「出てくるSS間違ってねえか?」


久『あーあー』

久『マイクテスト、マイクテスト』


久『新入生の皆さん初めまして』

久『私はここの学生議会長の竹井 久と申します。』


久『春の心地よい日差しを感じる今日この頃、こうして新入生の皆さんにお会いできることを――』



京太郎「……………………」


特に面白くもないスピーチを聞きながら、考え事をしていた。


今朝の出来事は全部夢で、小学生の女の子の幽霊なんていなかったのではないかと


ケーキだって親父が食べた。そう考えれば全ての辻褄が合う。

……ような気がする。


とにかく


ピンクの髪の女子校生や、裸同然の女子校生がいる世界なんだ。


夢オチくらい許されても――


みなも「あの人ね」

みなも「ピンクのパンツだったよ」


京太郎「………………」


みなも「見た目通りと言うべきなのか、実は純情であって欲しかったと言うべきなのか」


京太郎「………で」





「出たぁ!!!」




シーン………。


京太郎「………あ」



ザワザワ、ガヤガヤ


「貴様!学生議会長様が喋っておられる時に何てことを!!」

「殿中でござるぞ!!」


だから、今は平成何年だよ。


「切腹ものだ!弁解の余地もない!! 」


京太郎「あ、いや、その……」テヘヘ


高久田「おい、京太郎謝っとけ」ボソッ

高久田「今ならまだ許してくれるぞ」ボソボソ


京太郎「………………」


高久田「……おい!なにボケッとしてんだよ!!」ボソッ


京太郎「……やっぱり見えてないんだな」


高久田「……こんな時に何言ってんだ!!」ボソッ



京太郎「アイツのこと」


みなも「やっぱり学校っていいね」

みなも「私も後、5年生きていたら――」



久『ちょっと!人が喋ってるのに!!』

久『はやく、その子を――!!』


「はっ!!今すぐつまみ出しますので!!」


「おい、こっちに来い!!」


グイッ

京太郎「アイタタ……、伸びる、制服が伸びるから」


ザワザワ、ガヤガヤ

優希「……何やってんだ、あいつは?」

和「…………………」


咲「ま、待ってください!」

咲「京ちゃんはそんな悪気があって――」



久『そっちの金髪じゃなくて!』


久『女の子の方よ』

久『どう見ても小学生でしょ、アンタ』


………………………………。


京太郎「え?」

京太郎「……見えてんの?」


みなも「…………………」


以上、3話終了です。

単行本5,6巻くらいの内容にまとめられると良いな。


>>32
いやいや、Q&Aですよ


色々なところからネタをパクッ――

オマージュしますが。


では、また次回。

>>57
は?黙れゴミ

>>57
反省しろks

聖ペトロは天国への階段の鍵を百合好きに渡した
唯一神の声を伝いえる聖ペトロは言った。百合を信仰するものこそ最後の審判で天国への鍵を渡すと確約した
ヘテロを信仰する豚は地に残る。地に残るものは芥となる

京豚はキモいんだよ 神聖不可侵である百合漫画の咲に手を出すんじゃねえ チンポ脳どもが
百合は神聖なもので 男は汚いの わかる? お前らのしてることは いちゃついてる女の子達に うんこ投げつけて喜んでるようなものなんだ よ

こんな当たり前のことも理解できずに 性欲のためだけに喚き散らすから京豚は馬鹿にされるんだよ

性欲の為に作者や百合信者を傷つけつ良いと思ってんのか?この腐れイカレポンチが
立や百合信者がどんなに迷惑しているか貴様の>>1と京豚どもは
その一bit脳でよく考えろ

団   ユダヤの陰謀             二段階革命論     日     都市を農村で包囲せよ
結                                      和  同志!              資本論
せ   暴力装置   ヨーロッパに亡霊が出る           主            
よ                共産主義という名の亡霊である    義   第一次五カ年計画
!      自らを縛る鎖                       者              断固たる階級闘争

                    コルホーズ                 ゲバ棒
結合発展の法則  世界同時革命                   プ                 暴

                       ブ     / ̄ ̄ ̄\    ロ    無慈悲な鉄槌     力
   最終的にたどり着くのはアカ   ル    .../.\   /. \   レ                  革
                        ジ   /  <◯>  <◯>  \   タ    遊撃戦論         命
     非搾取階級           ョ   |    (__人__)    |   リ
             造反有理    ワ    \    `ー'´    /   ア        ゲリラ闘争
     地上の楽園           ジ   /             \   |
             革命の意義   |                     ト  資本主義(笑)
 10月革命                                           理性と科学に基づく社会

                       共 産 主 義 こ そ 人 類 の 理 想 ! !

京太郎は問題でも起こさせて、小悪党扱いで綺麗に処分するのが一番。
汚い金髪にしてるようなDQNだし、小悪党にしても矛盾はない。
それなら、背景にすら出る事もないし、厨も公式での扱いに冷めて消滅するだろうから丁度いい。

霞「彼らはね、咲のSSが好きなのではないのよ」

霞「自分の姿を須賀くんに重ね、咲キャラたちと絡みたいだけなの」

初美「そうなんですかー?」

霞「そうよ。須賀くんはかわいそうだわ。京豚の、自己投影の犠牲になってしまったせいでいろいろな人に嫌われてし亦野だから・・・」

霞「京太郎SSの『京太郎』を、『俺』に置き換えて御覧なさい」

霞「ほとんどのSSで、違和感なく話が進むはずよ」

初美「うわー・・・ほんとうなのですよー」

霞「こういったスレにはね、ただちにふんふむを召還しなくてはならないの」

霞「『悪』をのさばらせてはいけないのよ」

>>67
このコピペってただひたすらに頭が悪いよな
誰が考えたのかは知らないけど頭の程度よっぽど低いってのは知れるわ

荒らししているほうが悪いってわからないのかなぁ…

>>69
>>70
霞「つまり、京豚はファンだけではなく原作者にも喧嘩売っているのと同然なのよ」

初美「ふんふむ」

霞「京豚の悪行はそれだけじゃないわ。はっちゃん、これを見てちょうだい」

初美「なんですかー?」ヒョイ

初美「うわー・・・まとめサイトの米欄が荒れまくりなのですよー。こ、これは 酷い・・・」

霞「そうよ。彼ら京豚は自分のヘテロ観念を所構わず押しつけるのよ。彼らは場外乱闘を起こすくせ者なの」

霞「しかも、自らは被害者面するのよ。図々しい・・・。」

霞「咲の魅力はキャラクターの多さなの」

霞「様々な人が、色々なキャラクターを好きになっているわ」

霞「それを欲望のために汚すような行為は、当然反感を買うことになるのよ」

小蒔「じゃあ、こんなしょうもないSSのために永水女子を使ってファンの感情を汚していいんですか!?」


霞「そう。ちょうど今これを見ている永水女子が好きなお方は、相当な不快感を感じているでしょうね」

霞「それと同じ感情を京太郎スレで感じる方が多くいるということを知って欲しいのよ」

初美「ふんふむ」

ヘテロ男女ちんこ俺嫁厨どもよ、イザヤがあなたがたについて、こういう適切な預言をしている。
この民は、口さきでは咲-saki-を敬うが、その心は原作者から遠く離れている。
人間のいましめを教として教え、
無意味に咲-saki-百合を弄んでいる』」。
それからふんむふむは群衆を呼び寄せて言われた、「聞いて悟るがよい。
口にはいるものは人を汚すことはない。かえって、口から出るものが人を汚すのである」。
ふんむふむ百合の章第1傑



ザワザワ、ガヤガヤ

「お、お言葉ですが、学生議会長様」

「小学生の女の子なんてどこにも……」


久『……………………』


みなも「………………」


久『……そうよね』

久『いるわけないか』



久『――はい、では話の続きをするから全員、静かにしてね』


久『そこもはやく、元の位置に戻る』


「は、はい!」

「……助かったな、一年。学生議会長様が猪苗代湖よりも広い心の持ち主で」


京太郎「アハハ……」


久『春の心地よい日差しを感じる今日この頃、母親は家で今日もゴロゴロ』

久『こうして新入生の皆さまとお会いできることを心より――』


みなも「あー、ビックリした」

みなも「息を潜めていなかったら危なかったよ」


京太郎「……息すんなよ、幽霊が」


みなも「息もするし、飯も食うし、女の子のスカートも捲るぞ」


京太郎「…………………」

京太郎「……小学生か」


みなも「小学生だよー、だいぶ前から」


久『売れない漫画家も家でゴロゴロ、それ見た編集はカミナリゴロゴロ』

久『漫画家は大変なのです』


『K & M 第四話』


『従姉妹だからね』



ゾロゾロ

「あー、終わった、終わった」

「帰りにどっか寄ってこうぜ」


優希「のーどちゃん」

優希「約束通り、タコス屋に――」


和「ゆーき、この前貸した本はちゃんと読んでるのですか?」


優希「読んでる、読んでる!」

優希「もちろんだじぇ!」

和「………………」

和「……ま、どっちでもいいですけど」


…………………………………。


京太郎「さて、説明してもらおうか」

みなも「何をかな?」

京太郎「…………………」


みなも「あー、何でここにいるのかね 」

みなも「理由は簡単。」


みなも「幽霊は夕方になると行動範囲が広がるんだ」


みなも「お前の家が若林区だとすると、青葉区の端までが私の行動範囲ってなるわけ」


京太郎「……若林区?」

みなも「図で表すと何となく仙台の形に似ているが気のせいだよ」


京太郎「……よーし。俺の家が若林区だとしたら青葉区までだな」

京太郎「覚えたぞ」


みなも「でも、話の都合でコロコロ変わるのが幽霊というもので――」


京太郎「仙台のカタチ変えたら許さねえからな」


タッタタタ……。


みなも「あ、待ってよ金髪!」


校門

咲「………あ」

京太郎「おっす」

咲「もう、どうしたのさっきは?」

京太郎「実は――」

京太郎「幽霊をみたんだ」



咲「……最近、暖かいからね」

みなも「暖かいと幽霊も活発になるのかな?」

知るか。

…………………………。


京太郎「あれからお父さんの体調は?」

咲「もうスッカリ元気だよ。仕事の方は全然だけど」

京太郎「へー」


ワイワイ、ガヤガヤ

「でさぁー」キャッキャ

「えー、まじー?」ウフフ


みなも「テイッ」

バサッ

「キャッ!」


みなも「アハハ、水玉だ!」


京太郎「……へー」

咲「………………」


京太郎「ああ。ごめん」

京太郎「お父さんの話だったな」


咲「……別に興味がないなら――」


京太郎「あるある!」

京太郎「だって、咲のお父さんってあれだろ?」

京太郎「ホラー小説家!」


咲「売れない小説家だけどね」


京太郎「いやいや!俺は結構、好きだよ」

京太郎「お父さんの書く話。」


…………………。


京太郎「……ホラー小説家?」

バサッ

みなも「おお、こっちはイチゴだ」


宮永家


界「幽霊?」

界「アッハハ、んなのいるわけねえだろ!」


アッハハハ!!


京太郎「……お父さん、何の小説家だっけ?」

咲「ホラー小説家」


界「実際にいねえから、色んな奴がああでもない、こうでもないって話をつくるんだよ」


界「大体、現れるのは夕方以降の人気のねえとこばかり」

界「一人、二人の目撃者なら単なる見間違い、思い込みですむさ」


『そっちの金髪じゃなくて――!』

『女の子の方よ』

京太郎「……一人、二人なら、ね」


界「悔しかったら、甲子園5万人の大観衆の前に現れてみろってんだ!」

界「見える奴にしか見えないなんて都合のいい話、俺は認めねえぞ!」

ドンッ!

界「…………………」


界「あ、今、そんな都合のいい話を書いてるんだっけ」アハハ


京太郎「……アッハハ」


咲の部屋


京太郎「……売れるといいな」

咲「え?」

京太郎「お父さん」



咲「……もう期待はしてないよ」

咲「あれでも本人は真面目に書いてるんだしね」

京太郎「大人だね、宮永さんは」



京太郎「…………………」

『この部屋に入るのも久しぶりだな』


京太郎「なぁ、咲。お前は――」


ガチャ

界「おおい、咲。冷蔵庫にあった俺のプリン知らねえか?」


咲「私が知るわけないよ!」

咲「お姉ちゃんじゃないんだから!!」


界「悪い、悪い。そうだよな」


咲「後、ノックぐらいしてよ。もう高校生なんだし」


界「…………………」ジー


界「悪い、悪い、そうだよな」ニコッ

界「じゃ、お二人さん。ごゆっくり」ニコニコ


――バタンッ


京太郎「………………」


咲「……ったく」

咲「なんの話だっけ?」


京太郎「…………………」


みなも「流石、おじさんだよね」

みなも「照が好きなプリンをいつも買っておくなんて」



京太郎「……お前に借りた2000円」

京太郎「来月でもいいかって話だよ」

咲「ダメ」


スーイ、スーイ

みなも「この部屋に来るのも久しぶりだなぁ」

みなも「ちゃんと雀卓も捨ててないみたいだし」


京太郎「……何でお前がこの部屋を知ってんだよ?」


咲「そりゃ、私の部屋だからね」

京太郎「お前に聞いてねえよ!」

咲「……え? 」


みなも「従姉妹だからね。咲と照とは」


京太郎「なっ!?」

『お前はこれから私の代わりに咲と照を――』



バンッ!

京太郎「――なら、こっちに取り憑けばいいだろ!?」


咲「……き、京ちゃん?」


京太郎「……この本棚だよ!!」

京太郎「絶対、こっちに取り付けるべきだ!!」


…………………………。


咲「……うん、分かった」

京太郎「おう、分かればいいんだ」


みなも「咲には見えないからね」

みなも「喋れない相手といても、つまんないじゃん」


京太郎「……幽霊が喋んな」



咲「じゃあ、そっち持ってね」

咲「はい、せーの」


京太郎「何でこの時間に、お前の部屋の模様替えをしなければならないんだよ」


グイッ


咲「京ちゃんが言ったんじゃん」

咲「こっちに本棚を置くべきだって」


京太郎「……………」


みなも「ついでにテレビとかは東に置くのがいいらしいよ、風水的に」

京太郎「やかまし!!」


咲「………は?」



京太郎「あ、いや、『やかまし村の子供たち』って本あったよな」

京太郎「すげー昔に」アハハ


咲「はい、せーので下ろすよ」


京太郎「……シカトですか」


ドンッ!



タコスの部屋


優希「あっはは!!何だそれ!」

優希「マジウケるじょー!」

バタバタ!


『ゆーきも余り笑っていないで、はやく寝ましょう』

『明日は部活の見学にいくのですよ』


優希「分かってる、分かってる」アハハ


優希「でも、この学校の麻雀部。団体戦のエントリーの記録なんて――」


『大丈夫ですよ。きっと今年は出場できます』

『私たちさえ入れば』


優希「……そうだな!私とのどちゃんが入れば無敵だじぇ!」


『では、ゆーき』


優希「おう、おやすみ!」


『1ページくらいは読んでくださいね』


優希「あっはは!のどちゃん冗談うまいじぇ!」


ピッ


優希「本なら、ちゃんと大事に鞄の中に――」


ガサゴソ


優希「鞄の中に――」


ガサゴソ


優希「あれーー?」







「あれーー?」



京太郎「うるせえな。あんまし行を無駄遣いすんなよ」

京太郎「手抜きだと思われるだろうが」

咲「何言ってんの?さっきから」

京太郎「ああ。こっちの話」


京太郎「じゃあな咲。また明日」


咲「はーい」



「咲で一番、可愛いキャラは?」


「蒲原 智美!!」


ピンポンピンポーン


Q(クエスチョン) & A(アンサー)


でもなければ


秦 基博の19枚目のシングルでもない



ましてや――

久(ひさし)・通称Qちゃん

厚(あつし)で

Q & A なわけがない


………………………。


そんなわけで


『K(京太郎) & M(みなも) 第五話』


『……小学生の女の子?』



学校


高久田「おっす、京太郎」


京太郎「おはようさん」


高久田「お前、もう部活は決めたか?」

高久田「俺は決めたぜ。今流行のスポーツだ」


シュッ、シュッ


京太郎「…………………」


高久田「どうだ、この動き」

高久田「なかなかだろ?」ニコッ


シュッ、シュッ


京太郎「……朝っぱらから下ネタはどうかと思うぞ」


高久田「バカちげえよ!ボクシングだよ、ボクシング」


京太郎「ああ、悪いな。SSだとどうしても」



高久田「……お前もどうだ?」

高久田「京太郎と誠。色々と並べ替えて――」


高久田「『KA○SU!』なんてのは!」


高久田「絶対、流行るぞ!」

高久田「アニメ化、ドラマ化間違いなしだ!」


あっはは!!


京太郎「……それを一体、何スレでまとめる気なんだよ」


高久田「あっはは!!」


高久田「………は?」


京太郎「じゃあな、親友」


タッタタタ……。


高久田「あ、おい。待てよ京太郎」



京太郎「………………」


『猿でも分かる点数計算』

『原村 和』


今思えば、あの二人のどっちかが原村 和なんて関係ない。


どうせ、セットでいるんだ 。

この本を突き出して受け取った方が――


京太郎「……原村 和。」


ヒョイ

みなも「何がぁ?」


京太郎「………………」


京太郎「で、出たぁ!!」


みなも「分かんない男だなぁ。いい加減に慣れな」


京太郎「まだ朝だろうが!!」

京太郎「何で出歩いてんだ!」


みなも「そりゃ、昨日の晩から学校にいたからね」

みなも「夜のうちに移動していれば昼間でも学校の中くらいは動けるよ」


京太郎「そんなんアリかよ!!」


みなも「幽霊がこうして喋る世界で何言ってんのさ」


京太郎「とにかく――!」

京太郎「余計なことだけは絶対に――!」



「……あの人、何で一人で喋ってんの?」ヒソヒソ

「さぁ……?」ヒソヒソ


京太郎「へい!わかりやした、ご隠居さん」

京太郎「では、そのように!」


京太郎「テケテンテン♪テン♪」


タッタタタ……。


「……ウチの部活に落語研究開発なんてあったっけ?」ヒソヒソ

「さぁ……?」ヒソヒソ


教室


優希「お腹減った~」


和「まだ朝ですよ。」

優希「だって、寝坊したから朝ご飯食べてないんだじょ」

和「……遅くまで電話なんてするからです」


優希「違うんだって!あの後、ちゃんと本をだな――!」

和「読んだのですか?」


優希「……読んだというか、探したというか、見つからなかったというか」ボソボソ


「おい」


和「よく聞こえませんよ」


「おい」


優希「じ、実はだな……」


バンッ!

京太郎「おい!!」


…………。


優希「………………」

和「……何かご用でしょうか? 」


スッ

京太郎「これ、お前のだろ」


優希「あー!何でお前が持ってるんだ!!」


京太郎「よりによってこっちか!?」


優希「よりによってとは何だ!?」

優希「おかげで私は昨日――!!」


和「……………」ジロー


優希「………あ」


和「嘘つきましたね、私に」


優希「私は一言も読んだとは言ってないじぇ!!」


和「いばって言うことですか」



京太郎「……とにかく、ちゃんと渡したからな!」

京太郎「じゃ!」


タッタタタ……。


京太郎「……すっかり嫌われちまったい」

『お前の学校に我が事務所の所長の娘がおられる』

『くれぐれも失礼のないように頼むぞ』




京太郎「悪く思うなよ、親父。」


………………………………………………。


優希「…………………」


和「お礼くらい言ったらどうですか?」


優希「何で!?私は拾ってくれなんて一言も言ってないじぇ!」


和「そうですよね。私がゆーきを思ってあげた本ですから」

和「煮ても焼いても、ゆーきの勝手です」


優希「……………」

優希「――ったく!」


優希「しょうがないから特別に――」



優希「………あれ?」

和「どうかしましたか?」


優希「これ、のどちゃんのじゃない」


『猿でも分かる点数計算』

『清澄高校図書室』


でもって昼休み。


ワイワイ、ガヤガヤ

「でさぁー……」キャッキャ


京太郎「………………」キョロキョロ


「えー、まじー?」ウフフ


京太郎「……人が探しているときに限って出やがらねえ」

京太郎「せっかく人がこうして――」


咲「何でそんなにパンを買ってるの?」


京太郎「………………」


咲「どうしたの?」


京太郎「……誰のせいだと思ってんだ」


咲「え?」


……………………………。


京太郎「お前、今日は学食にいかないのか?」

咲「天気が良いから、外で本でも読みながら食べようかなって」

咲「……それに人混みあんま好きじゃないし」

京太郎「へー」


咲「京ちゃんも今日はパンなんだね」

京太郎「ここの学食は不味いからな」


咲「……………」ジー

京太郎「何だよ。本当に不味いんだぞ」

咲「……そのパン一人で食べるの?」


京太郎「悪いか。こちとら成長期でい」


咲「あ、そ。別に何だっていいけどさ」


咲「じゃあね、京ちゃん」


タッタタタ……。

京太郎「…………………」


京太郎「どうしたもんかな」

京太郎「このパン」モグモグ


ジジジ

京太郎「……確かに、今日はいい天気だな」


『お前はこれから私の代わりに咲と照を――!』


京太郎「………………」

パクッ

京太郎「……照って誰だ?」モグモグ



「今日は屋上に近づかない方がいいわよ」


京太郎「………………」モグモグ


久「屋上から強い霊気を感じるから」


京太郎「あ、どうもご親切に」


久「……それじゃ」




京太郎「……あの人」

京太郎「本当に見えてんだな」


パクッ


屋上


みなも「………………」


ワイワイ、ガヤガヤ

「聞いたか、数学の木原が病欠なんだとよ!」

「マジで!?やった自習じゃん!」


みなも「…………………」


『麻雀でインターハイ優勝か、それとも陸上でオリンピック選手になるか』

『どれがいい咲?何でも好きなのを目指してあげるよ』


『……別にいいよ。お姉ちゃんはともかく私がやりにくくなるから』


『それが一番困るなぁ』ニコッ



京太郎「…………………」


「そうやっぱり、あなたにも見えるのね」


久「ボーッと小学生くらいの女の子が」


京太郎「ど、どこにですか?」


久「………………」

久「……そう」


タッタタタ……。


京太郎「あ、学生議会長!」


久「いいの。私も自信ないのよ」

久「見えてる気がするだけかもしれないし……」


久「昔から思い込みはかなり激しい方だから」


京太郎「………………」


久「どっちにしろ、一人じゃ確認のしようもないしね」


久「今日は特別に屋上の使用を許可してあげるわ」


タッタタタ……。


京太郎「……ありがとうございます」


ワイワイ、ガヤガヤ


みなも「……やっぱり学校ていいなぁ」


「あー、あー」


みなも「?」


京太郎「パン、パンはいらんかね」


京太郎「清澄高校名物、タコスもあるよ」


みなも「…………………」


……………………………………………………。



「あ!それは俺が俺のために買ってきたやつ!」


「お前の物は私の物」


「ジ○イアンか!?少しは気を遣え!」


「死んでまで人の顔色を伺ってたまるか!!」



久「…………………」

優希「あ、学生議会長!」

優希「これくらいの背が高い金髪の男を見ませんでした?」


久「屋上で小学生くらいの女の子と一緒にいたわ」


優希「ありがとうございます!!」


タッタタタ……。



――ピタッ


優希「……小学生の女の子? 」


今回はまとめて4話と5話を投下しました。


エタらない程度にやれたらいいな。


では、また次回。


日曜か月曜にはまた投下したいです


霞「つまり、京豚はファンだけではなく原作者にも喧嘩売っているのと同然なのよ」

初美「ふんふむ」

霞「京豚の悪行はそれだけじゃないわ。はっちゃん、これを見てちょうだい」

初美「なんですかー?」ヒョイ

初美「うわー・・・まとめサイトの米欄が荒れまくりなのですよー。こ、これは 酷い・・・」

霞「そうよ。彼ら京豚は自分のヘテロ観念を所構わず押しつけるのよ。彼らは場外乱闘を起こすくせ者なの」

霞「しかも、自らは被害者面するのよ。図々しい・・・。」

京豚はキモいんだよ 神聖不可侵である百合漫画の咲に手を出すんじゃねえ チンポ脳どもが
百合は神聖なもので 男は汚いの わかる? お前らのしてることは いちゃついてる女の子達に うんこ投げつけて喜んでるようなものなんだ よ

こんな当たり前のことも理解できずに 性欲のためだけに喚き散らすから京豚は馬鹿にされるんだよ

性欲の為に作者や百合信者を傷つけつ良いと思ってんのか?この腐れイカレポンチが
立や百合信者がどんなに迷惑しているか貴様の>>1と京豚どもは
その一bit脳でよく考えろ

団   ユダヤの陰謀             二段階革命論     日     都市を農村で包囲せよ
結                                      和  同志!              資本論
せ   暴力装置   ヨーロッパに亡霊が出る           主            
よ                共産主義という名の亡霊である    義   第一次五カ年計画
!      自らを縛る鎖                       者              断固たる階級闘争

                    コルホーズ                 ゲバ棒
結合発展の法則  世界同時革命                   プ                 暴

                       ブ     / ̄ ̄ ̄\    ロ    無慈悲な鉄槌     力
   最終的にたどり着くのはアカ   ル    .../.\   /. \   レ                  革
                        ジ   /  <◯>  <◯>  \   タ    遊撃戦論         命
     非搾取階級           ョ   |    (__人__)    |   リ
             造反有理    ワ    \    `ー'´    /   ア        ゲリラ闘争
     地上の楽園           ジ   /             \   |
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 10月革命                                           理性と科学に基づく社会

                       共 産 主 義 こ そ 人 類 の 理 想 ! !


屋上


京太郎「おー!!」


優希「おー、じゃないだろ」

優希「図書室の本と間違えるなんて何を考えてんだ」


京太郎「……おー」


優希「どうせ麻雀でも覚えて、私たちに近づこうって魂胆なんだろうが―― 」

優希「無駄な努力だな」


タッタタタ……。



京太郎「…………………」ポリポリ


みなも「誰あの子? 」

みなも「いい性格してるね」


京太郎「ああ――」

京太郎「原村 和って言うんだ」



『K & M 第六話』


『ああ、驚いた』

霞「つまり、京豚はファンだけではなく原作者にも喧嘩売っているのと同然なのよ」

初美「ふんふむ」

霞「京豚の悪行はそれだけじゃないわ。はっちゃん、これを見てちょうだい」

初美「なんですかー?」ヒョイ

初美「うわー・・・まとめサイトの米欄が荒れまくりなのですよー。こ、これは 酷い・・・」

霞「そうよ。彼ら京豚は自分のヘテロ観念を所構わず押しつけるのよ。彼らは場外乱闘を起こすくせ者なの」

霞「しかも、自らは被害者面するのよ。図々しい・・・。」


んでもって、放課後。

ワイワイ、ガヤガヤ

「てゆーか、カラオケいかない?」

「いいね!いくいく!」


ワイワイ、ガヤガヤ

京太郎「………………」

『どうせ麻雀でも覚えて私たちに近づこうって魂胆なんだろうが――』


京太郎「……そんなんじゃねえやい」

「ドーン!」

ドンッ

京太郎「……ゲッフ!」

高久田「よう。親友」

京太郎「……何だ、親友?」


高久田「狙っているらしいな」

高久田「原村 和」

京太郎「……は?」

高久田「ま、お前なら真っ先に目をつけると思ったよ。何せ両親は弁護士と検事」

高久田「性格も良くて、顔も良い」


高久田「そして何よりもあの――」

高久田「ムフッ」ニコッ


京太郎「……その『ムフッ』ってのは今の時代流行らねえぞ」

高久田「んだよ。つれねえな」

京太郎「それに俺はどっちかって言うと、あの相方の方が……」


高久田「あ、相方って、片岡 優希か!?」


京太郎「……そんなにおかしいか?」

京太郎「誰がどう見てもあっちの方が――」


高久田「京太郎」

ポンッ

京太郎「何だよ」



高久田「ロリコンは犯罪だぞ」

京太郎「……何でだよ!」

高久田「まぁ、この俺に任せとけ」

高久田「中学からの付き合いだしな」


タッタタタ……。


京太郎「あ、おい待て!」

京太郎「何か変な誤解が生まれてる気がする!!」



「おーい、お前部活決めたか?」


「麻雀部に入ろうかと思ったけど断られた」

「『どうせ原村 和目当てのミーハーだろ』って」


「ハッハ!お前は顔に書いてあるからな」

「『僕は麻雀できません』って 」


京太郎「…………」

京太郎「……ほんとに人気あんだな。あいつ」

京太郎「あんなにチンマイのに」


京太郎「さて――」

ヌッ

「どこにいくのかな~~?」


京太郎「帰るんだよ」

京太郎「他にやることねえからな」


みなも「チェッ。ちょっとは驚くと思ったのに」


京太郎「お前の言うとおり、もう慣れたよ 」


みなも「他の高校生はみんな部活の見学に精を出してるのになぁ」


京太郎「バカ。高校生活は始まったばかり 」

京太郎「まずは敵の情報を集めて、集めて――」


京太郎「最後に大技を決めんだよ」


みなも「……ふーん?」

みなも「どうでもいいけどさぁ」


みなも「敵って誰?」


京太郎「そんなの決まってるだろ」

京太郎「敵は――」


京太郎「敵は……」


…………………。


京太郎「己自身だ」


みなも「あ、そ」

スーイ、スーイ

京太郎「どこにいく、幽霊?」

みなも「せっかく夕方だからね。ちょっと散歩に」

スーイ、スーイ


京太郎「……幽霊が散歩すんな」


部室


久「麻雀歴は?」


「ありませんけど、ここに『初心者歓迎』って」テヘヘ


久「麻雀歴は?」


「ありませんけど、ここに――」


グイッ

久「麻雀歴は!?」


「す、すいません!!出直してきます!!」


ダッタタタ!!!


久「……ったく」


まこ「また男子の入部希望者か。今年は増えちょるの」


久「ほとんどが原村 和目当てのミーハーでしょ?……冗談じゃないわ 」


まこ「なんにせよ麻雀に興味を持ってもらうのは、いいことじゃ」


久「そんな余裕ないのよ。こっちは」

久「……ほんと焦らせてくれるわ」


まこ「来るといいの」

まこ「原村 和」


久「来てくれなきゃ困るのよ」


ガチャ

「すいません、麻雀部を見学しに来たんですけど」


久「麻雀歴は!?」



和「小学生から少々」

優希「同じく!!」



久「…………」


まこ「まぁ、ゆっくりしてけぇ」

まこ「お二人さん」


須賀家


京太郎「ただいま」


「おお!お帰り息子よ!」


京太郎「……………」


須賀父「父さんだよ」


京太郎「ああ、そうだったな」


『真面目に勉強しないと……、そのなんだ……』


『ザマすぞ!!』


『ザマす!?』


ワッハハ!!!


京太郎「……何で息子よりも早く帰ってきてアニメなんか見てんだよ」


須賀父「アニメや漫画だって立派な文化だろ」

須賀父「なら聞くが。俺がここで小説でも読んでればいいのか?」


京太郎「そういう意味じゃねえよ!」

京太郎「仕事は!?」


須賀父「何だそっちか」

須賀父「仕事はな――」


京太郎「……まさかクビになったとか」


須賀父「何だスルドイな」


京太郎「…………………」


須賀父「うっそだぴょーん」

須賀父「本気にしたか?ん?」


須賀父「アッハハハ!!!」


『ここからは捨てるっすモモの独壇場っすよ』


ワッハハ!!


京太郎「……わっはは」

神は言った己を信じろと、しかし神に向かって劔を振るってはならない
惨めな存在。人は蝋燭の灯火のように儚く脆い存在である
人が神を試し、人が人を試すとき神は人から三つの魂を取り出し
人を人形とし二度目の追放としてサタンの元に送るだろう
ヘテロは悪であり、欲であり、反逆である


須賀父「たまには早く帰って家族サービスでもしようと思ってな」

京太郎「……暇なんだな、弁護士って」

須賀父「馬鹿者。依頼がなくても、書類の整理や人員の整理」

須賀父「更には女子社員のオシリを触ったりだと、やることはたくさん――」


京太郎「暇なんだな、弁護士って」


須賀父「それはそうと京太郎」

須賀父「所長の娘とは上手くやってるか?」

須賀父「美人で性格もいいともっぱら評判の娘だからな。きっと学校でも噂になっているだろう」


京太郎「………………」

『あー!何でお前が持っているんだ!!』


京太郎「……まぁな」


須賀父「そうだ!せっかくだから一緒にキャッチボールでもしないか?」

須賀父「最後にやったのもだいぶ前だろ?」

京太郎「この歳で父親とキャッチボールなんかできるかい」

須賀父「バカ。歳は関係ないだろ」

須賀父「はやく表に出て――」


プルル、プルル

須賀父「ん?」


プルル、プル――

須賀父「はい。もしもし」

須賀父「おー、ゲンさんか!」


京太郎「……………」


須賀父「なに!メンツが足りなくて困ってる?」

須賀父「わかったすぐに行く!」

須賀父「家族サービス?……そんなんいつでも出来るんだよ!!」

須賀父「おう!じゃあな」

京太郎「……………」

須賀父「そんなわけで、父さんと一緒に雀荘にいこうか」


京太郎「どこの世界に息子を雀荘に誘う父親がいんだよ」


須賀父「馬鹿者。最近の雀荘は凄いぞ」

須賀父「何せ現役の女子校生がメイド服でな」

須賀父「ムフッ」ニコッ



京太郎「……その『ムフッ』はいまどき流行んねえんだよ」

京太郎「どっかの漫画家以外使ってるの見たことねえや」


須賀父「お?」

>>116
ゴミみたいな改行にゴミのような文章
文字の書き方も知らない莫迦


京太郎の部屋


『じゃあ父さんは仕事にいってくるからな』

『母さんにはそう伝えといてくれ』


京太郎「……クビにしないようお願いするか」

京太郎「あのタコス娘に」


ペラッ

「『 麻雀(マージャン、中国語: 麻将、英語: Mahjong)とは、中国を起源とし、世界中で親しまれているテーブルゲームである。』」

「『牌を使い、原則として4人で行われる。 』」


京太郎「……………」


みなも「どうしたの?こんな本なんか読んで 」


京太郎「……別に暇つぶしだよ」


みなも「へー、麻雀部に入るかと思った」


京太郎「部に入らなくたって趣味で麻雀やってる奴なんかいっぱいいるだろ」

京太郎「高校球児が全員甲子園目指してるわけじゃねえんだ」


みなも「……………」


京太郎「そういうこった 、幽霊くん」


みなも「でも――」


みなも「咲に関わった以上」

みなも「麻雀からは逃げられないよ」


みなも「あんたも、そして咲も」


京太郎「……………」


みなも「そういう事になってるんだよ」


京太郎「……呪いの装備かアイツは」



みなも「それと出しといたから」


京太郎「何をだ?」


みなも「入部届け」ニコッ

聖ペトロは天国への階段の鍵を百合好きに渡した
唯一神の声を伝いえる聖ペトロは言った。百合を信仰するものこそ最後の審判で天国への鍵を渡すと確約した
ヘテロを信仰する豚は地に残る。地に残るものは芥となる


麻雀部


和「それではお疲れ様でした」

優希「でした!」


ガチャ


まこ「……流石に伊達やないのぉ」

まこ「インターミドルチャンピオンの名は」


まこ「それにチンマイのもなかなか。」


ペラッ

久「……………」


まこ「何見とるんじゃ?」


久「入部届けよ」

久「見学者なんか一々相手にしてられないわ」


久「ちゃんと入部届けを出して、根性のある奴以外はね」


まこ「……どうせ男子ばっかじゃろ?」

まこ「これで原村が入部するとなるとさらに――」


久「ええ。だから、ラインを引くわ」

久「とびっきり高めの」


まこ「……………」

まこ「来るといいのぉ、女子も」


久「ええ」


ピラッ

まこ「ん?」

まこ「おい、一枚落ちたぞ」


…………。


まこ「……まるで小学生みたいじゃな」


『1年A組 須賀 京太郎』


『クビを洗って待ってろ!クソ学生議会長!』

神はふんふむに向かって言われた。

「お前は女の声に従い 取って食べるなと命じた木から食べた。お前のゆえに、土は呪われるものとなった。

お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。お前に対して土は茨とあざみを生えいでさせる。野の草を食べようとするお前に。

お前は顔に汗を流してパンを得る。土に返るときまで。お前がそこから取られた土に。塵にすぎないお前は塵に返る。」

霞「日本は侵略国国家なの」

初美「そうなんですかー?」

霞「ええ。韓国や中国を侵略し富を奪取していったわ」

霞「でも、日本国民が可哀想だわ。軍部の暴走で勝ち目のない無謀な侵略戦争に駆り出されたもの」

初美「ふんふむ」

霞「軍部は東南アジア各地で非道を働き。連合国軍の捕虜は取らなかった」

初美「捕虜を取らないですか?良いことじゃないですかー」

霞「それは違うわ。捕虜を取らない=虐殺という意味よ」

初美「ええっ!?でも高校の教科書では…」

霞「はあ…。日本政府はね…昔と変わらないの…不都合な真実は国民に隠してるの」

霞「戦争は悲惨だわ。二度と戦争が起こらないように憲法を堅持し韓国や中国二度謝罪と賠償をして罪を償って行く事が大事」

初美「えっ?一生ですかー?日本は既に賠償は終えているじゃあ…」

霞「ドイツを見習いなさい。永遠に償い続けないと傷は癒ないの
お金払って誤りしたすみませんー。って言ったあとに戦争を」

団   ユダヤの陰謀             二段階革命論     日     都市を農村で包囲せよ
結                                      和  同志!              資本論
せ   暴力装置   ヨーロッパに亡霊が出る           主            
よ                共産主義という名の亡霊である    義   第一次五カ年計画
!      自らを縛る鎖                       者              断固たる階級闘争

                    コルホーズ                 ゲバ棒
結合発展の法則  世界同時革命                   プ                 暴

                       ブ     / ̄ ̄ ̄\    ロ    無慈悲な鉄槌     力
   最終的にたどり着くのはアカ   ル    .../.\   /. \   レ                  革
                        ジ   /  <◯>  <◯>  \   タ    遊撃戦論         命
     非搾取階級           ョ   |    (__人__)    |   リ
             造反有理    ワ    \    `ー'´    /   ア        ゲリラ闘争
     地上の楽園           ジ   /             \   |
             革命の意義   |                     ト  資本主義(笑)
 10月革命                                           理性と科学に基づく社会

                       共 産 主 義 こ そ 人 類 の 理 想 ! !


京太郎「にゅ、入部届けってまさか」


みなも「勿論、麻雀部」


京太郎「……………」


みなも「驚いた?」


京太郎「ああ、驚いた!!」


京太郎「どうすんだ!?俺はルールも知らねえ、役も知らねえ」

京太郎「そんな奴が麻雀部になんて入れるか!?」


みなも「大丈夫だよ。初心者歓迎って書いてあったから」


京太郎「そんなの真に受けるな!」


みなも「それに言ったでしょ?」

みなも「咲と関わった以上、麻雀からは逃げられないって」


京太郎「……………」


…………………。


「お前が逃げられなくしたんじゃねえか!!」


「男がグチグチ言うもんじゃないよ、みっともない」


「どの口が――!!」


「『死人に口なし』って言うしね」


「それじゃあ意味が違うだろ!!」

京太郎は問題でも起こさせて、小悪党扱いで綺麗に処分するのが一番。
汚い金髪にしてるようなDQNだし、小悪党にしても矛盾はない。
それなら、背景にすら出る事もないし、厨も公式での扱いに冷めて消滅するだろうから丁度いい。

>>126
ゴミ全く違う人物か?咲-saki-も読んでないエアプが咲-saki-を怪我すなよ
笑える

         ..-‐''" ̄~''‐,,
     _,.-‐''"        ''‐,,

   ,.-'      ,.--、      \
   / /~~\  / /ёl\__     ゙i,,     ハ    /
 . / l /ΘヽV | ー'| | 丶、   ゙i,,   /   ̄`ヽ/      ふ
 /  /ヽ 二 |、 ̄ У    ヽ、  ゙i,, _,/  な       な な  ぅ
 l /  ヽ___/ ヽ_/      L,,-‐''i" ′  る.     る .る (
 |/      (  |       ,,..-‐"|   | .|    ほ      ほ ほ  )
‐‐|--,,.___   `T゙         | __,,⊥-!   ど     ど ど む 
  'i,        |         ̄l  /<    |
  'i,       '-、     丶、/  /   \   __ ノ\
   'i, /     -<    |   /丶、'              ` ー― ´
 _,. -‐く /    ー′  l  ,'  ∠
     X  ',      /  ,' r'

    / \  '--─一'´   r'"     ___________
        ''‐- __,,...‐'、   .j゙~~| | |             |
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霞「彼らはね、咲のSSが好きなのではないのよ」

霞「自分の姿を須賀くんに重ね、咲キャラたちと絡みたいだけなの」

初美「そうなんですかー?」

霞「そうよ。須賀くんはかわいそうだわ。京豚の、自己投影の犠牲になってしまったせいでいろいろな人に嫌われてし亦野だから・・・」

霞「京太郎SSの『京太郎』を、『俺』に置き換えて御覧なさい」

霞「ほとんどのSSで、違和感なく話が進むはずよ」

初美「うわー・・・ほんとうなのですよー」

霞「こういったスレにはね、ただちにふんふむを召還しなくてはならないの」

霞「『悪』をのさばらせてはいけないのよ」

    ,、‐'''''''''ヽ、

    /:::::;;-‐-、:::ヽ             _,,,,,,,_
     l::::::l  _,,、-‐"iiiiiilllllllllllliiiiiiiー-、__ゞ:::::::::::`ヽ,
    ヽ::`/: : : : iiiiiilllll||llllliiiiii: : : : : : ヽイ~`ヽ:::::::i

.     /;,..-‐、: : : : : l|l: : : : : : : : : : : : : \ ノ:::::}
     /: /: : : : :`.: : : : : : : : :/´ ̄\ : : : : : ヽ:::ノ
.    !: : : :iflllli、: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : :.!
    |: : : :llllf l: : : : : : : : : : :.iflllli、: : : : : <iiii|
    |: : : :|llll |: : : : : : : : : : .llllf l: : : : : : : : :.|
    |: : : :.!lllll!' : : : : : : : : : : |llll |: : : : : : : : :i
   /: : : : :    ○    : : .!lllll!' : : : : : : : :.i
   ̄|: : :"  ,,,,,,,,,,,,,|____    : : : : : : : :.<iii/      ______________
.  /!.:   |:::::/    ̄''''''''l ヽ: : : : :-─/─   />>1くん!くそすれをたてないで!
    ヽ   ヽ/        ノ    : : :ヽ/   <  
     \  \,,_    _,,,/     : /\       \しまじろうとお約束だよ!!!
       `''‐、、__  ̄ ̄   __,,,、-‐"            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.     //:::::/ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ノ::::/\
.   / /:::::/  ` ̄ ̄ ̄/:::::/.  \


以上、6話終了です。

完結するまでは、のらりくらりと続けますので宜しければ見ててって下さい。


今週中には7話も投下します。

京豚は朝~夕までの間に打ち砕かれ顧みる者もなく永遠に滅びる

>>133
二度と書くなヘテロゴミ

なーにが乙だよ馬鹿馬鹿しい
なんの生産性も無い駄文を連ねて恥ずかしく無いのかね

ゴミが

黙れ!


教室


「七話」

「もう七話ということは、単行本なら一巻が出てもおかしくないということだ」


「それなのに未だに部活すら始まっていない」

「これは非常に由々しき事態である!」


ドンッ!!


優希「グーグー」


「いいか!お前らの中には将来、漫画家を目指す人もいるだろう」

「その時に、こんなゆっくりな展開では読者に飽きられてしまうということを忘れるな!」


和「………………」


「そして、漫画家を目指すなら」

「週刊誌、月刊誌問わずに休載だけはしないように!」


「分かったな、小林!!」


京太郎「………………」


キーンコーンカーンコーン


「では、チャイムが鳴ったので今日の授業はここまで!」

「授業の感想、SSの苦情は受け付けません!!」



ワイワイ、ガヤガヤ

「やっと終わったぁ」

「てゆーか、カラオケいかない?」

「いいね!いくいく!」


ワイワイ、ガヤガヤ


京太郎「……なぁ、咲」

咲「なに?」


京太郎「ここの学校ダメだな」


京太郎「今日も図書室で本を読んでくのか?」


咲「うん。他にやることないしね」


京太郎「……俺もたまには本でも読むかな」

京太郎「だったら俺も――」


ガラッ!!

「一年 A組 須賀 京太郎!! 」

「学生議会長様のお呼び出しだ!至急麻雀部にこい!!」


シーン………。


咲「……何かやったの?」

京太郎「いんや。思い当たる節なんて――」


「お前か!!須賀 京太郎は!?」

「ち、違います!!私はネイルアートが趣味のJKです!」


京太郎「……………」

『出しといたから。入部届け』

京太郎「……………」

『来たれ!清澄高校 麻雀部!!』

『入部希望者は三年 竹井 久まで』



「黙れ!!どう見てもカツラだろ!!」

「こ、これはウィッグといって…… 」


ワーワー、ギャーギャー


京太郎「……一つあるな」

京太郎「思い当たる節は」




『K & M 第七話』


『リーチ一発ツモ』


麻雀部

ゾロゾロ

まこ「(一、二、三、四……)」


まこ「……十五、十六、か」

まこ「ようこんだけ集まったな」


久「麻雀部入部希望者の皆さん、こんにちは」

久「麻雀部部長の竹井 久です」

久「『何で集められたのか?』って顔をしてる人もいると思うけど―― 」


京太郎「………………」チラッ


何で集められたのか「……え?」

何で集められたのか「あ、こりゃ失礼」テヘヘ


京太郎「……………」


久「今から皆さんに入部テストをしてもらいます」


ザワザワ

「そ、そんな!?初心者歓迎って書いてあったろ!!」

「そーだ、そーだ!!」

「テストがあるなんて聞いてないぞ!!」


久「黙らっしゃい!!」

ドンッ!!

久「ここは栄えある清澄高校麻雀部なの!!『僕は麻雀できません!』って顔されてちゃ困るのよ!!」


京太郎「……………」チラッ


僕は麻雀できません「………え?」

僕は麻雀できません「あ、こりゃ失礼」テヘヘ


京太郎「………………」


久「ちょうど十六人。他所から借りてきた雀卓もあるから」

久「今からあなた達全員で打ってもらうわ」

久「麻雀をね」


京太郎「……………」


久「『打ち方も知らないのにどうすんだよ』って顔をしている人のために少しだけルールを説明します」

久「まず、麻雀というのは――」


京太郎「……………」チラッ


打ち方も知らないのに「………え?」

打ち方も知らないのに「あ、こりゃご親切にありがとうございます」テヘヘ


京太郎「………………」



『咲日和』とは、木吉紗による4コマ漫画である。
現在は月刊ビッグガンガンにて連載中。

……勿論、読んだからといって麻雀が上手くなるわけがない


京太郎「え、そーなの?」

久「何かいった?そこの一年」

京太郎「あ、何も」テヘヘ


久「……分かった?持ち点は25000で半荘一回。」

久「その中で1位の人だけが次のテストに進めます」


ザワザワ

「それじゃあ、二位以下はどーなるんだよ!!」

「そーだ、そーだ!!」


久「その場でサヨナラよ」


ザワザワ、ザワザワ

「それじゃあ、4人しか受からねえじゃねえかー!!」

「麻雀の団体戦は5人からだろー!!」

「そーだ、そーだ!!」


久「これ位のテストに合格できないのなら、伝統ある清澄高校麻雀部に泥を塗るだけ」

久「団体戦なんか出ても恥をかくだけだわ」


ザワザワ、ザワザワ、ザワザワ

「ウチの麻雀部に伝統なんてないだろー!!」

「そーだ、そーだ!!」

「まともな大会にだって出てねえじゃねえか!!」


ドンッ!!

久「黙らっしゃい!!」

久「文句があるなら喧嘩でも何でも受けて立つわ」


まこ「……やめたほうがいいゾー」

まこ「ヤツは中学時代、十人の男に囲まれて全員を病院送りにしたことがある女じゃ」


久「文句のある人!?」


シーン……。

ないでーす。

別に負けても俺は構わないからな

元々入る気のない部活。

何の問題も……

久「あんな大口を私に叩いて、こんな予選なんかで落ちたら――」

久「どうなるか分かってんでしょうね」


京太郎「――え?」


グゥゥ


グゥゥ


グゥゥ


………………。



みなも「う~ん……、今何時?」


時計「16時58分」


みなも「……そろそろかな」


ピッ


『さーて、前回の咲日和はー』


みなも「やっぱり、このアニメだよねー」

みなも「別に見ても麻雀は上手くならないけど」


みなも「そういえば……」


みなも「アイツも一生懸命見てたな」


みなも「昨日」


麻雀部


パチ、パチ

「あ、それローン!」

「フリテンだぞ」

「バッ……!誰がフルチンだ!!」


パチ、パチ


まこ「こりゃヒドイの」

久「今の時代、ネット麻もあるから麻雀も身近にはなってきているけど」

久「実際に打つのは初って人ばっかね」


パチ、パチ


まこ「使い物になるんか?」

久「なるわけないでしょ。もし仮に入部したとしても最初はネト麻漬けね」

久「いちいち麻雀教室を開いてあげるほど、私は優しくないわ」


パチ、パチ


まこ「……そうじゃの」


まこ「じゃが、ここまで人を集めるのも才能だと思わんか?」


久「……………」


まこ「原村 和のな」



京太郎「ツモ。リーチ一発ツモで……」


京太郎「えぇと………」ポリポリ



「親だから2000点オール」

京太郎「あ、サンキュー」

優希「まったく。そんなことも知らんのか」

京太郎「……………」

優希「そんなんじゃ、恥をかくだけだから帰った方がいいぞ」


久「……来たわね」


和「すいません、遅くなりました」ペコッ


ザワザワ

「は、原村 和だ……」

「全中チャンピオンの原村 和だ」

「やっぱデカイよな。色々と」


京太郎「うるせえな。帰れるんなら帰ってるよ」

京太郎「この呪いの装備さえ外れればな」


優希「あん?」


京太郎「暇なら今の俺の持ち点を教えてくれよ」

京太郎「何点持ってるか知らねえんだ」


優希「……………」


京太郎「文句なら咲日和に言えよ。麻雀漫画なのに説明なかったんだから」


パチ、パチ


まこ「こりゃヒドイな」

久「……………」


優希「このブツブツが8個あるのが100点棒」

優希「赤丸一個あるのが1000点棒だ」


京太郎「へーへー」


優希「……お前、さっきのリーチでこの点棒出したろ?」


京太郎「ああ。コイツが出せ、出せって顔してたからな」


点棒出せ出せ「そりゃ、ルールですし……」


京太郎「そんなん誰が決めたんだよ」


点棒出せ出せ「僕に言われても……」


京太郎「じゃあ、出さなくてもいいじゃねえか」




優希「……部長!!」

優希「麻雀教室でも始める気か!?」



久「そのつもりはないんだけどね……」


まこ「あれがクソ生意気な入部届けを出してきた男。」

まこ「どんな奴かと思って見ちょったら……」


まこ「なんて事ない。ただの素人じゃな」


パチ、パチ


久「……でもトップよ、彼。」

久「それに『能ある鷹は爪を隠す』って言うしね」


まこ「ただのバカツキなようにしか見えんけどな」


京太郎「ツモ!リーチ、ツモで……」


京太郎「えぇと……」ポリポリ


優希「1000点オール!!」


京太郎「おお。悪いな、原村」


優希「誰が原村だ!!」


久「……どちらにせよ次のテストは只の素人にクリアできるほど甘くはないわ」

久「彼に隠してある爪がなくて、口だけの男ならそれでサヨナラよ」


久「……二度と麻雀の出来ない体にしてあげるわ」


パチ、パチ


京太郎「…………」

京太郎「……おかしいな、麻雀のテストとは思えない言葉が聞こえてきた」



『ころもの~♪お誕生日~♪』

『たいへんめでたいので~♪』


みなも「あーあ、終わっちゃった……」

みなも「幽霊って他にやることないもんなぁ」


みなも「………………」


みなも「……行ってみるか。学校にでも」


………………。


京太郎「ツモ。リーチ一発ツモで……」


京太郎「えぇと……」ポリポリ


優希「平和もつくだろ。その形だったら」


京太郎「ああ。世の中、平和になるといいな」


グイッ

優希「ピンフだ!!」

京太郎「SSじゃわかんねえだろ!」


京太郎「……っでピンフって何だ?」


………………。


優希「お前、役いくつ知ってる?」


京太郎「リーチ一発ツモ」




まこ「……隠しちょるといいなぁ」

まこ「爪」

久「………………」


以上、7話終了です。


麻雀の描写はゆるい感じで許して下さい。

そんな熱血麻雀SSでもありませんしね。

……はい、言い訳です。


続きは今週か来週か先週には投下します。


見ていただければなと思います。

>>171
どうでもいいんだよ!この金髪豚が消えれば作者は満足するし読者も満足なんだ
アニメ的漫画的演出で髪の色が染まることはあるが、京太郎は明らかにDQNぽいし染めてるだろ。そんなことも理解できないから貴様は豚。京太郎豚なんだよ
いっとくがPixivでもtwitterでも京太郎厨は監視対象だからな!
目障りだから京太郎消えろカスコラァ!

糞タコが…人の悪口を平気でSNSで晒すネチケットの無さまさに豚だな

>>174
何をもって「明らか」なのかさっぱり分かりませんなぁ
全く根拠無く「明らかにDQNっぽい」って言いがかりにも程があるだろ、描写でもなんでもいいから根拠を示せよ

逆に劇中で重かろうとちゃんと雀卓やPCを運んだり、敗退時に「清澄の顔に泥を~」なんて台詞が出てくる辺り真面目な人間って評価ができる根拠はあるぞ

>>176
掲示板でそうやってがなりたてて荒らすのもネチケットが無いですよ(笑)
書いてる内容に関わらずね


リーチ、一発、ツモ。麻雀における基本的な役の一つであり

初心者、上級者問わずにお世話になる役の一つである。


京太郎「ツモ。リーチ、一発、ツモで2000点オール」


……決して、ゴロの良さで多用をしているわけではない。


「――予選終了!」

「これで4名の本戦出場の皆さんが決まりました!」

「落ちた皆さんは残念。受かった皆さんは麻雀部を目指して最後の試験を頑張って下さい!」


京太郎「……おや、いつの間にか実況が?」



優希「………………」

和「勝ってしまいましたね。彼」

優希「ハッ!まぐれ、まぐれ」

優希「あんなので勝ち続けられるほど、麻雀は甘くはないじぇ!」


和「……でも、あんなに思い切った戦法は中々取れませんよ」

優希「バカの一つ覚え!」


ペラッ

京太郎「……………」


久「では、最後の試験の説明をします」

久「今度はあなた達4人を二つに分けて――」


ペラッ

京太郎「………………」


久「ちょっと聞いているの?」

久「そこの金髪の……!」


京太郎「……『平和とは』」

京太郎「『面子が全て順子で、雀頭が役牌でなく、待ちが両面待ちになっている場合に成立する 』」


ペラッ

京太郎「………か」

京太郎「よし」


久「……………」

久「それでは、最後の試験は――!」



『K & M 第八話』


『最後の試験』


ゾロゾロ

「ふぇーん、負けちまったよ」

「そりゃそうだよ。経験者でも、たった一回の半荘。」

「それで1位を取れってんだから」


「……そして1位を取ったとしても――」


「………………」

「……いいよなぁ」


「ああ」


「「俺も原村 和と打ちたかったぁ……」」


ゾロゾロ


久「……一生ネト麻でもしてろ」



優希「部長、次の試験は本気なのか!?」

久「本気よ。その為にあなた達を呼んだのだから」

和「……でも、何も私達と打てせなくても」

久「私とまこも入るから許してよ」

久「それに東風一回だけだから、ね?」



和「……東風一回、持ち点25000点」

和「それで麻雀部部員のどちらかを上回れば合格。」


久「優しいでしょ?」

久「1位を取れってんじゃないのだから」

久「上手く行けば彼ら4人、全員合格できるわ」


和「本気でやっていいのですか?」

久「ええ、お願い。お荷物は抱えたくないでしょ?」

久「お互いにね」



和「……はい」

優希「よーし、コテンパンにしてやるじぇ!」

優希「あの生意気な金髪を!!」


久「……ああ」

久「それ何だけど――」



タッタタタ……。


ヌッ

「どこにいくのかな~~??」


京太郎「逃げるんだよ。あそこから」

みなも「………何で?」

京太郎「何でって、そりゃ――!」



京太郎「……負けるから」


みなも「何だ、何だ。試験を受ける前から諦めムードか」

京太郎「……受かると思うか?」

京太郎「アイツ等を相手に勝つんだぜ」


京太郎「小学校、中学校、高校と麻雀をやってきた人に少し本を読んだだけで勝てるほど甘くねえだろ」


みなも「なら、しっかりと勉強したら勝てるの?」

京太郎「勝てるさ」




京太郎「俺が10年間しっかり勉強して、アイツ等がまだ5歳の時にタイムスリップすればな」


………………。


ピタッ

京太郎「うひゃ!冷てえ!!」

京太郎「触んな!お前の手、冷てぇんだから!!」



みなも「……よし、ならこうしよう」

みなも「選手交代だ」


京太郎「………は?」


みなも「良かったね、夕方で」


京太郎「…………ひ?」


みなも「大丈夫、ちょっと体を借りるだけだから」


京太郎「………ふ?」


「へ?」


「ほ?」


ダッダダダ!!!


京太郎「ば、バカやめろ!!」

京太郎「人の体を勝手に動かすな!!」


ダッダダダ!!!


みなも「今は私の体だからね」


ダッダダダ!!!


京太郎「ど根性○エルじゃねえんだぞ!?」


みなも「何それ?」

みなも「そんな服にへばり付いてそうな カエルと一緒にしないでよ」

京太郎「知ってんじゃねえか!!」


ダッダダダ!!!


みなも「………………」

みなも「久しぶりに走ったな」


ダッダダダ!!!


京太郎「聞こえねえよ!」

京太郎「この『ダッダダダ!!!』がうるさくて!」


ダッダダダ!!!


みなも「麻雀部に入るよ」

みなも「このまま」


京太郎「だから――!!」



まこ「……トイレに行くと言ったきり戻ってこんの」

まこ「さては逃げたか」


久「……………」


優希「所詮、金髪の腰抜け。待っても時間の無駄だじぇ、部長」

和「……そうですね」


久「……………… 」

久「……仕方ない、こっちは三麻で――」



ガラッ!!

京太郎「勝手に決めんじゃねえ!!」

京太郎「つってんだろ!!」


……………………。


京太郎「あ」


久「……へぇ」

久「やっぱり、いい度胸してるじゃない」


京太郎「…」


まこ「わしら相手に宮本武蔵気取りか。やりおるのぉ」


京太郎「……」


みなも「大物だね。初心者の癖に」

京太郎「………っ」


久「とにかく時間とスレが勿体無いからはやくやるわよ」


バンッ!!

京太郎「黙れよ、このクソ幽霊!!」


久「……………」


京太郎「あ、あはは、なんちゃって」テヘヘ


久「……………」




京太郎「じ、実は最近、幽霊に付きまとわれてまして……」

京太郎「そいつが時々イタズラするんですよ」

京太郎「会長なら信じてくれますよね?」


久「……ええ、モチロン。」

久「タチの悪い幽霊ね」


京太郎「そうなんです!これがタチの悪い幽霊でして――!」

久「ええ、本当に」


久「おもし霊」



京太郎「え?」

京太郎「あ、ダジャレですか」

京太郎「アッハハ!上手い!うま――!」


久「え、何々?」

久「もしコイツが負けたら、右手で思いっきり殴霊」


京太郎「……え?」


久「言ったでしょ?私も霊感があるって」

久「そう言ってるのよ、その幽霊が」


京太郎「………………」チラッ

みなも「因みに今の私は、あんたの体の中にいるからこの人でも見えてないよ」

みなも「もちろん、声も聞こえてない」



京太郎「言ってないですよ!多分、絶対!」


久「いいから早くやるわよ。もうスレが無くなるんだから」


京太郎「まだ800以上残ってますよ!」

京太郎「何なら次スレも立てましょう!」


久「……私は無駄なスレと口先だけの男が大キライなの」



京太郎「あっはは、こりゃ一本取られたなぁ……」



久「そっちの二人は優希と和の卓ね」

久「金髪と――」


「……テヘへ」


久「この『特徴のない男』は私とまこが相手をするわ」


特徴のない男「よ、よろしくお願いします」


まこ「……ま、ええか」


…………………。


京太郎「大丈夫なのかよ。この人たち強そうだぞ」ヒソヒソ

京太郎「麻雀も喧嘩も」ヒソヒソ


みなも「心配しなさんな。私は小3の頃から手にマメすらできていない」

みなも「ニワカは相手にならんよ」


京太郎「……………」

京太郎「(あ、ダメだこりゃ)」


「原村さんって趣味はありますか?」

和「そうですね……。可愛い物集めでしょうか?」

「おお奇遇ですね!僕も可愛い物と可愛い人に目がなくて!」

和「そうなんですね」

「どうです?今度、お食事にでも――」


久「はい。そこも脈のないナンパは後にしてね」

久「時間がないんだから」


優希「……………」



みなも「……麻雀打つのも久しぶりだなぁ」

京太郎「なんか言ったか?」


みなも「なにもー」


そんなこんなで対局開始。


公平なるルールに乗っ取り、席順は――


パチッ

京太郎「リーチ」



まこ「(五巡目の親リー……)」

まこ「当たったら事故じゃな」


パチッ


久「(東風は安くても速さが大事)」

久「でも、リーチ、一発、ツモだけなら手も点数も限られてくる」

久「それだけで勝てるほど――」


パチッ……


「ロン」


久「え」


京太郎「リーチ、一発、七対子、断公九」

京太郎「……裏ドラ乗らず」


京太郎「12000点です」


京太郎→まこ→久→特徴のない男となった


……………。


京太郎「これ本当にアガってんの?」

みなも「後でちゃんと勉強しときな」

みなも「今は黙って私の後に続いて喋ればいい」


京太郎「……なんだかなぁ」ポリポリ



久「……何がリーチ、一発、ツモしか知らないよ」


京太郎「あはは……」


久「ここまで計算に入れた、盛大なブラフだったってことね」

久「中々やるじゃない」ニコッ


京太郎「……あっはは」

京太郎「(これ勝っても、タダじゃすまない気がする)」


そして、2本場。


パチッ

京太郎「……………」

京太郎「綺麗な手だな」

三四[五]六七②③④⑧⑧234


優希「(2mで上がれば満貫手)」

優希「さっきのロンといい……」

優希「まるで別人みたいだじぇ」


和「ゆーきのツモ順ですよ」


優希「え、ああ、わかってる!」


「原村さんと打てるなんて幸せだなぁ……」デヘヘ

「もう俺、死んでもいいや」グヘヘ


優希「………………」

和「ゆーき?」


優希「分かってるじぇ!!」

優希「ツモればいいんだろ!ツモれば!!」


和「……ゆーき?」


トンッ

まこ「……………」


タンッ

久「……………」

久「(この子まさか)」


特徴のない男「えぇーと、これでいいかな……」

タンッ

『二』


京太郎「あ、それ……」

みなも「黙って」


特徴のない男「ま、まさか振り込みました?」



京太郎「こ、これ二萬って読むんだぜ!」

京太郎「マンって少し卑猥な響きだよな!」

京太郎「あっはは!!」


特徴のない男「……………」

久「…………」

まこ「……はよツモれ」



京太郎「……ははは」


みなも「ないわー。中学生じゃないんだから」


京太郎「……………」

黙れ、小学生。


京太郎「さっきのアガりだろ?」

みなも「へぇ、待ちくらいは知ってんだ」

京太郎「あのな――!!」


まこ「……オッホン!」


京太郎「あの名、この名、お母さんと一緒……」ボソボソ


トンッ


まこ「(こいつ……、本当に素人なんか?)」


まこ「……1位にならなくても、麻雀部部員のどちらかを上回ればいい」

まこ「確かそんなルールやったのぉ」


タンッ


久「ええ。そうよ」

久「だから――」

『試して見ましょう』


タンッ


『八』


京太郎「ロン」

京太郎「断公九ドラ1平和」

京太郎「5800です」


まこ「な!?」

久「……やっぱり」


久「元からトップを取る気はサラサラなし」

久「私と張り合おうってわけか」


久「……ホント、いい度胸してるわね」


…………………。


京太郎「………………」チラッ

みなも「出来れば1位。それでなくても2位。」

みなも「最悪、あの人を最下位に落とせばなんの問題もなし」


みなも「そういうルールだよね」


京太郎「あ、はい。そうなんスけど……」


久「いいわ。付き合ってあげるわ」

久「徹底的にね」



京太郎「……狙う相手、間違ってませんか?」


以上、8話終了でっす。


憑依している、みなも(仮名)ちゃんは『ど根性ガエ○』をイメージして下さい。

普段は空にプカプカ浮いてます。


それでは、また次回。

近いうちに投稿します。




霞「日本は侵略国国家なの」

初美「そうなんですかー?」

霞「ええ。韓国や中国を侵略し富を奪取していったわ」

霞「でも、日本国民が可哀想だわ。軍部の暴走で勝ち目のない無謀な侵略戦争に駆り出されたもの」

初美「ふんふむ」

霞「軍部は東南アジア各地で非道を働き。連合国軍の捕虜は取らなかった」

初美「捕虜を取らないですか?良いことじゃないですかー」

霞「それは違うわ。捕虜を取らない=虐殺という意味よ」

初美「ええっ!?でも高校の教科書では…」

霞「はあ…。日本政府はね…昔と変わらないの…不都合な真実は国民に隠してるの」

霞「戦争は悲惨だわ。二度と戦争が起こらないように憲法を堅持し韓国や中国二度謝罪と賠償をして罪を償って行く事が大事」

初美「えっ?一生ですかー?日本は既に賠償は終えているじゃあ…」

霞「ドイツを見習いなさい。永遠に償い続けないと傷は癒ないの
お金払って誤りしたすみませんー。って言ったあとに戦争を」



宮永家


界「あーー、クソまた煮詰まっちまった」

咲「……そんなに煮詰まるならホラー小説に拘らなくてもいいのに」

界「バカ者。ホラー小説は偉大なんだぞ」


界「人間の根底にある恐怖、それを文章によって得られるのは一つの芸術とも言える」

界「そして何より、大抵の矛盾や急展開は『幽霊』だからで済まされる!」


界「これは作者にとって非常にありがたい!」


咲「……………」

『売れるといいな、お父さん』

咲「……期待しないで待ってるよ」

界「なんか言ったか?」

咲「私の今月のおこづかいはまだかなって」



界「……やっぱ登場人物のインパクトが弱いんだよなぁ」

界「いっそのこと超能力とかを持たせても」ブツブツ

ブツブツ

咲「……………」


界「ああ、そうだ。」

界「今月の麻雀雑誌に載ってたぞ、姉ちゃん」

咲「……そうなんだ」

界「相変わらず勝ってるみたいだな」

界「インハイチャンピオンは」

咲「………うん」

界「……………」


界「さーてと、一服したら再開すっか」

咲「禁煙してるんじゃないの?」


界「おっといかん。幽霊のせいだな」

界「幽霊の」



『K & M 第9話』

『……イカサマだよ』


まこ「ツモ。1000-2000の2本場で1200-2200」


京太郎「おい、上がられたぞ」

京太郎「こういう事もあるって?」


京太郎「……まぁ、確かにな」


まこ「……点棒!」

京太郎「あ、はい」テヘヘ


まこ「(……変なやつじゃけぇ)」


…………………。


優希「ドーン!親ッパネ!」

和「6000点ですね。はい、どうぞ」


ワイワイ、ガヤガヤ

「ああ、何かいい匂いがする……」

「どうぞ、原村さん。点棒です」

和「ありがとうございます」

優希「……………」

和「はい、ゆーき。彼らからの点棒です」

優希「……………」

和「ゆーき?」


優希「……絶対に潰してやるじぇ」ゴゴ


和「?」



まこ「(さてさて、わしの親番)」

まこ「(そしてこの手牌……)」


まこ手牌:44456789s4m6p中中中白


まこ「あんたら二人には何も恨みもありゃせんが……」

まこ「久の手前、手を抜くわけにもいかんか」

バッ!

京太郎「……メガネを取った?」



久「(まこが本気だした……。)」


久「(そして、現状は私がダントツの最下位。彼から勝つには直撃を取るか、親で連荘するしかない)」

久「(流石に二回振り込んだのは痛かったなぁ……。)」


久「………………」


久「まったく。悪い状況じゃないの……」ニコッ


特徴のない男「……えぇと、これでいいか」


トンッ


まこ「ロン。」

まこ「12000の一本場で12300」


特徴のない男「……うへっ」

まこ「普通、振り込むかぁ?染めちょるの分かるじゃろ」

特徴にない男「えへへ、もう少しでテンパイだったもんで」


まこ「……ま、ええか」



みなも「上家の彼。振り込みはしたものの、何とかアガろうと手を進める姿は好感持てるね」

みなも「佳作に入れとこうか」

京太郎「……新人コミック大賞やってんじゃねえんだぞ!!」

京太郎「こんな連続で上がられて大丈夫なのかよ!」


久「…………」ジッ


京太郎「……大丈夫なのかよ」ボソボソ

みなも「大丈夫、大丈夫。こっちが振り込まない限りはね」

みなも「いくらあのメガネの人がロンやツモでアガっても、1位か2位になればいいんだから」


みなも「問題は――……」


東二局 一本場


7順目


まこ「(親ではやくもテンパイ……)」


1234567s1p北北南南南 ツモ:9s


まこ「無駄にツイとるなぁ……」

まこ「こりゃ、気持ちのええ麻雀が打てそうじゃ」


まこ「リーチ!」


――トンッ


久「ロン。2600の1本場は2900」


まこ「んな!?」


久「あら?誰もコンビ打ちをするなんて言ったつもりはないけど?」

まこ「そりゃそうじゃが…… 」

久「それにあんまり待たせたら申し訳ないじゃない」チラッ



優希「よっしゃー!!飛ばしてやったじぇ!」

ワイワイ、ガヤガヤ

「ああ、何で楽しい時間はこんなにも無情に過ぎるのだろう……」

「原村さん。最後に写真を1枚よろしいでしょうか?」

和「……まぁ、写真くらいなら」


――パシャ


「ありがとうございます!一生の宝物にします!!」

「なら僕とは握手して下さい!!」

和「……まぁ、握手くらいなら」


ワイワイ、ガヤガヤ


優希「……………」



みなも「……さぁ、来たよ」

みなも「この人の親さえ乗り切ればこっちの勝ち。」

京太郎「何か策はあるのか?」


みなも「フッフ、お見せしよう」

みなも「王者の打ち筋を!」


京太郎「……………」

京太郎「(ダメだこりゃ )」


東三局 ドラ 七萬


京太郎:42100

まこ:37700

久:9400

名前のない男:11700


京太郎「この点差だったら普通に打ってても、2位以上にはなれそうだな」

みなも「まぁね。『普通』ならね」

京太郎「…………」

みなも「オーラスを考えると、1万以上差は残しときたいな」

京太郎「……弱気だねぇ」

みなも「幽霊は成長しないからね」



久「(親満ぶつけて、下家の彼を飛ばしたんじゃ話にならない )」

久「(まこから直撃を取っても、意味はない)」

久「まくるには――……」

久「…………」

久「こんなとき、あのプロならどうするかしらね」



久「…………」


――トンッ


久捨て牌:南北1p9s2p中1s3m發4m發


みなも「……この人、テンパった? 」

京太郎「何で分かるんだ?」

みなも「幽霊だからね。気配には敏感なんだ」

京太郎「ふーん」


みなも「(發のトイツ落としがあるから、タンピン系かな)」

みなも「(そうなると、三萬と四萬があるからって、二萬と五萬も安全じゃない)」


名前のない男「えぇと……」


――トンッ

『二萬』


みなも「……考え過ぎかな 」

京太郎「あん?」

みなも「言っても分かんないから内緒」

京太郎「最近の小学生って頭いいんだな」

みなも「アンタが使って無さすぎなのさ」

京太郎「おおん?」


みなも「(……まぁ、安牌もないし翻牌でいいよね)」


――トン

『西』


久「………」ニヤッ


みなも「……ゲッ」


久「ロン」

1m1m7m7m8m8m3p3p5p5p9s9s西西

久「七対子、ドラドラ。9600」



京太郎「それ本当にアガってんですか?」

久「>>189を見たら?」

京太郎「わー、ホントだ。アガってらぁ」


みなも「……………」

まこ「……………」

久「……最後までとぼけた麻雀を打つというのなら、少しは褒めてあげても良かったんだけどね」

久「浅知恵働かせて勝てる相手だと思わないでよ」


京太郎「……だってさ」

みなも「まいったね、どうも」


優希「これで染谷先輩がトップへ」

優希「部長も一回直撃をとれば、十分に2位に躍り出れる点差」

和「……安手で流すというのもありますが」

優希「そいつは無理だじぇ。なんせ流れが部長にいってるからな」

和「オカルトですね」


でも、事実だった。


京太郎「ポン」

『中中中』


まこ「(……特急券!)」

まこ「つーか、やっぱ鳴けたんか」


――トンッ


久「ツモ」

久「1300オールの一本場は1400オール」


京太郎「……!」

みなも「型に囚われない、予想のできない待ちでど肝を抜かされるね」

みなも「大賞もんだよ」

京太郎「だからなァ――!」

みなも「……悔しいけど、私より上手いよ」

京太郎「…………」

京太郎「……別に負けてもいいぜ。ちょっと痛い目を見るだけだからな」

みなも「……………」

チラッ

みなも「……何とかアガろうと手を進める姿が好印象の上家の彼か」

京太郎「何言ってんだ?」



名前のない男「チ、チー!」


『四五六』


久「……今度はこっちか」

久「(確かに親番も残ってるしアガりたいわよね)」


みなも「……よくぞ、チーした」

京太郎「?」



名前のない男「ポンッ!」


『白白白』


まこ「(ホンイツか?)」

まこ「(いや……)」


名前のない男「ポン!」


『⑨⑨⑨』


まこ「……違う」

久「…………」


名前のない男「ポン!」


『222』


まこ「まさか――」

まこ「鳴かせてるんか?」


まこ「この金髪わざと」


京太郎「……ほい」

――トンッ


名前のない男「それロンです!」

名前のない男「1000点の2本場で1600!」



和「……差し込んだ?」

優希「いやいや。あんな正確に鳴かせて、差し込むのは無理だじぇ」

優希「牌が見えでもしてなくちゃな」

和「……………」

『でも、もし見えているとしたら――』

和「……それこそオカルトですね」



久「………………」

久「(女の子の影が――)」


京太郎「……何したんだ?」

京太郎「おまえ」

みなも「……………」


そして、オーラス


名前のない男「よーし。焼き鳥も回避したし、頑張るぞー」


トンッ


みなも「……文字通りタネも仕掛けもない」

みなも「対面の会長に見えないように、上家の彼の牌をチラッと」


タンッ


京太郎「おいおい。それって――」


トンッ


みなも「うん」

みなも「……イカサマだよ」



――タンッ




「対局終了――!!」


京太郎「………………」


みなも「……………」


結局あの後は、また同じことを繰り返したらしい。

今度は全員の、対面の会長にバレないように、こっそりと

俺の体から抜け出して、相手の牌を見て。


牌が見えてたら振り込まないし、アガるのも格段に簡単になる

……らしい。


和「彼が最後にアガって終わりですか」

優希「…………」


それでも、あの会長よりも早くアガれたのは、単純に運がよかったからなのか

それとも――


久「……明日から来なさい」

久「じゃあ、まこ。戸締まりよろしくね」

まこ「はいはい」


タッタタタ……。


京太郎「……………」

まこ「明日からよろしくってな」

まこ「嫌がらせみたいな入部試験じゃったが、受かったからには同じ麻雀部員じゃ 」


京太郎「…………」

まこ「……聞いとんのか?」


それとも、この幽霊の実力なのかは俺には分からない


みなも「…………… 」


京太郎の部屋


ピコーン、ピコーン

ドカーン、ドカーン


京太郎「……何やってんだ?」

みなも「シューティングゲーム」

京太郎「幽霊がゲームできんのか?」

みなも「実際できるんだからしょうがない」


京太郎「あ、そ」


ドカーン、ボカーン

アハーン、ウフーン、イヤーン


京太郎「擬音がおかしいぞ」


――ドーン

『ゲームオーバー』


みなも「あーあ、死んじゃった。もう少しだったのに」

京太郎「もう死んでるだろ」

みなも「あ、そうだった」

京太郎「……………」


みなも「あー」

みなも「悔しいなぁ」


みなも「……悔しいよぉ」


京太郎「……………」



京太郎「……なぁ、幽霊」

みなも「なにさ」

京太郎「麻雀の全国大会ってどこでやるんだ?」

みなも「…………」



京太郎「お前のそのわけ分からんイカサマのおかげで、麻雀部に入ることになっちまったからな」

京太郎「付き合ってやるよ」

京太郎「この呪いの装備が外れるまでの間」


みなも「……金髪」






『目指せ!両国国技館!!』

『須賀 京太郎』



京太郎「……何かおかしくねえか?」

みなも「アンタの頭ほどじゃないよ」

京太郎「うぅん……」ポリポリ


京太郎「ま、いっか」


ここまでのあらすじ



15歳になった俺は――


美しく、そしてナイスバディーになった幼なじみ。


咲「京ちゃーん」ブルンブルン


よく気の利くクラスメート


優希「おーい、京太郎!」

優希「タコス食うかぁ?」

和「紅茶もありますよ」


そして、気さくで優しい先輩たち


まこ「お?やっと来たかぁ」

久「ったく、トロいんだから」


京太郎「いやー、すいません」テヘヘ


……と共に、始まった青春を謳歌するのであった。



みなも「ダメだよ。あらすじはちゃんとしないと」

みなも「読者が混乱しちゃうよ」


京太郎「……………」



『K & M 第10話』


『オオカミが出たゾォ』



ピンポンパンポーン


『ただいま、1 - B組で女子生徒が体育の為に着替えています』

『男子生徒の諸君は近づかないで下さい。』



京太郎「ん?あそこにいるのは―― 」


タッタタタ……。


優希「……………」


京太郎「よう」

京太郎「こんなとこで、何してんだ?」


優希「……チョイチョイ」

京太郎「あ?」

優希「お前、これなんて読む?」

京太郎「『1 - B組』だろ?」

京太郎「それが――」


優希「そうか、そうか」ニコニコ

優希「そこを動くなよ」ニコニコ


京太郎「はぁ?」


――ガラッ!!


「キャーーー!!」


「覗きよーー!!」

「先生、先生に連絡!連絡して!!」

「そこにいる金髪がっ――!!」


京太郎「……え」


『繰り返します。』

『ただいま、1 - B組で女子生徒が体育の為に着替えています』

『男子生徒の諸君は近づかないで下さい』


麻雀部


久「うぅん……」ポリポリ

まこ「何を悩んどるんじゃ?」

久「カレの扱い方よ」

まこ「『カレ』?」


まこ「……ああ、須賀 京太郎か」

まこ「確かに変なヤツじゃの」

久「あの後に打った麻雀では、素人同然の打ち方だったし」

久「本当に――……」


久「…………。」


まこ「……まぁ、何にせよ」

まこ「しばらくはネト麻で様子見じゃな」

久「ええ、そうね」

久「でも、少し試したいこともあるのよね」


まこ「……試したいこと?」


屋上


京太郎「……あー、ひどい目にあった」


ワイワイ、ガヤガヤ

モブ男1「お、京太郎じゃねえか! 」

モブ男2「聞いたぜ。隠れもせずに女子の着替えを覗いたんだって?」


京太郎「…………」


モブ男3「お前も度胸あるよな。着替えてる最中のドアをガラッと開けるなんて」

モブ男4「そーそ。お前にそんな度胸があるなんて知らなかったよ」


京太郎「……覗いたんじゃねえよ、覗かされたんだよ」


モブ男1「まぁ、まぁ。いいから、いいから」ニコニコ


京太郎「ウソじゃねえよ!」

京太郎「原村 和にハメられたんだよ!!」


「「「「…………………」」」」


モブ男2「……京太郎」

ポンッ

京太郎「んだよ?」


モブ男3「いいか、京太郎。俺たちはお前を責めているわけじゃない」

モブ男4「だが、嘘はよくない。原村がそんなことをするわけがないだろ」


京太郎「俺の言うことが信じられないのか!?」



「「「「…………………」」」」



京太郎「……オオカミが出たぞー」ボソッ



須賀家


須賀母「あら!いやだわ!」

須賀母「田中さんったら本当に!!」

須賀母「カジキはスズキ科でマグロとは関係ないわよ!」


須賀母「オッホホ!!」



須賀母「――ハッ!いけない!」

須賀母「鍋の火が付けっぱだった!!」


ダッダダダ!!


須賀母「……あれ?」

須賀母「何だ、ちゃんと消してあるじゃない」

須賀母「私ったら、しっかり者なんだから」


須賀母「オッホホ!!」


オッホホ!!


みなも「………………」


須賀母「――ハッ!!」

須賀母「アイロンかけっぱだった!!」


ダッダダダ!!


須賀母「……おや」

須賀母「なんだ、こっちもちゃんと消してあるじゃない」


須賀母「やるー。流石、専業主婦の鏡」


須賀母「オッホホ!!」



みなも「……長生きしなよ、お母さん」



そんなこんなやっている間に舞台は放課後へ。


キーンコーンカーンコーン


ワイワイ、ガヤガヤ

「やっと終わったぁ」

「てゆーか、カラオケいかない?」

「いいね!いくいく!」



優希「おーし!終わったぁ!」

優希「早く部活に行こうじぇ! 」

和「……彼に声はかけていかないのですか?」

優希「いーの、いーの!」

優希「あんな変態の覗き魔なんて!」



ワイワイ、ガヤガヤ


京太郎「……勝手に言ってろ」

咲「なにが?」

京太郎「…………」

咲「……どうしたの?」


京太郎「オオカミが出たぞォ!!」


咲「ふーん」ペラッ


京太郎「…………」


咲「?」


麻雀部



優希「麻雀教室?」


久「そ、今日から開くわよ」

和「……この前言ってることと、矛盾している気がしますが」

久「まぁまぁ。過去には囚われない」

久「じゃ、頑張ってね」

優希「……はぁ?」


久「『片岡麻雀教室』」


優希「…………」

和「……生徒は誰ですか?」


久「そんなの決まってるでしょ」


――ガラッ

京太郎「お疲れ様でーす」


久 「いいとこに来た。紹介するわ」

久「今日からのアナタの先生よ」


京太郎「……はぁ?」


優希「……………」

和「……………」



――トンッ


優希「バカッ!何で、そんな危険牌を捨てるんだ!」

京太郎「おお、怖い、怖い」

京太郎「……でも通ったぜ?」

優希「もっと状況をよく見ろ!! 」

優希「そんなのが何回も通用すると――!」


和「……お茶ですよ」


……コトッ。

京太郎「おお。悪いな、片岡」

和「……片岡?」

優希「呑気に茶なんか飲んでる場合か!」


ギャーギャー、ワイワイ


まこ「何で優希のヤツなんじゃ?」

久「うーん。そうねぇ……」

久「女の勘かしら」キラーン

まこ「……アテにはならんのぉ」

久「あら?結構、当たるのよ」

久「私の勘は」


――トンッ

『ロン』


優希「ほらみろ!言わんこっちゃない!」

京太郎「おお、怖い、怖い」

京太郎「怖いと言ったら、今度は饅頭が怖いなぁ」

京太郎「なぁ、片岡?」

和「…………」

優希「落語をやってんじゃないんだぞ!!」


ギャーギャー、ワイワイ


まこ「……なーんか、デジャヴじゃなぁ」

まこ「この状況」

久「まぁまぁ、よいではないか」


それからしばらくして……。


久「そろそろ暗くなってきたし、帰りましょうか」

まこ「戸締まりはやっとくから、アンタら気いつけて帰りんさい」

京太郎「はーい。お疲れ様でした」

京太郎「……原村に片岡も」

京太郎「今日はありがとな」

優希「――ケッ!」

和「……お疲れ様でした」ペコッ


タッタタタ……。


優希「ぜーんぜん、練習できなかったじぇ!」

和「いいじゃないですか。人に教えるのも立派な練習ですよ」

優希「アイツが素直に人の教えを聞くかぁ!?」

和「結構、聞いてるように見えましたけどね」

優希「……………」

優希「……タコス」

和「え?」


優希「タコスが食べたーい!」

和「はいはい」

和「帰りに寄りましょうか」

優希「うん!」



まこ「……ええのぉ」

まこ「青春じゃの、青春じゃの」

久「アンタはジジイか」

久「…………」

久「……あと1人」

まこ「……ああ。あと1人じゃな」


「大会に出場するには」




高久田「よう、京太郎」

高久田「今帰りか?」

京太郎「……まぁな」

高久田「結局、何部にしたんだ?」

京太郎「今流行のモンだよ」

高久田「…………」

高久田「……わかった!」


グイッ

京太郎「つまんねえ、ギャグはいらねえぞ」

高久田「……麻雀部?」

京太郎「おう」

高久田「そうか、片岡 優希がいるからか」

京太郎「……あのな!」

京太郎「俺は――!!」

高久田「そうそう。今度の土曜日開けとけよ」

京太郎「俺は……」


高久田「愛しの片岡 優希とデートだ」ニシシ


京太郎「俺は……?」


高久田「中学が同じヤツに頼んでな」

高久田「口利きしてもらったんだ」

京太郎「…………」

高久田「しかし、知らなかったぜ。お前にあんなロリコン趣味があったなんて―― 」

京太郎「……高久田」

ポンッ

高久田「なんだ?」



京太郎「オオカミが出たゾォ!!」

ビクッ!

高久田「ええ!?」

高久田「マジか!はやく逃げようぜ!!」


…………………。



京太郎「俺たち親友だな」

高久田「今更何言ってんだ?」


……以上。9話、10話オシマイ!


すっかり遅くなり申し訳ないです。

次は……次こそはもっと早く更新しますので


京太郎の部屋


京太郎「……よし」


『土曜日の10時に駅前の喫茶店だからな』

『忘れんなよ』ニコッ


京太郎「よし」グッ


ヒュー、ドロドロ……

「どこに行くのかな~~?」


京太郎「出かけんだよ」

みなも「どこさ?」



京太郎「……ついてくんなよ」

みなも「デートか。」

京太郎「土曜日の朝に出かけるからって、デートとは限らねえだろ」

みなも「なんだ違うのか。寂しい男よのぉ」

京太郎「……………」


『愛しの片岡 優希とデートだ 』



京太郎「……フフフ」

みなも「何笑ってんのさ、気色悪い」

京太郎「………………」



カランコロン


「いらっしゃいませ~ 」


雰囲気のよい駅前の喫茶店。

そして――


『今日は父さんも母さんもいないから、夕飯代置いとくね』

『明日の夜には帰ってくるから』


親からの気前のいいおこづかい。


京太郎「よし。バッチリだな」


京太郎「……………」

京太郎「……何がバッチリなんだ?」


チラッ


時計「9時33分」


腕のいい美容師にカットして貰った髪型。

見立てのいい服屋の店員に選んで貰った、 Tシャツ。


だからといって、別に張り切っているわけではない。


京太郎「高久田の顔を立てる為にな」

京太郎「そうそう。仕方なく、仕方なくだ」


カランコロン

「いらっしゃいませ~」


京太郎「……………」

京太郎「……30分前は早すぎたな」


『入り口から数えて3番目の窓際の席――』


京太郎 「……アイツ、知ってんのかな」

京太郎「今日の相手が俺ってこと」


カランコロン

「いらっしゃいませ~」


タッタタタ……。


こっちに向かってくる足音。

ほのかに香る香水の匂い。


京太郎「……来た」


そう顔を見上げるとそこには――


優希「……………」


確かに『片岡 優希』がそこにいた。



京太郎「よう。こんなとこで会うなんて偶然だな」

優希「……ああ、凄い偶然だな」


「待ち合わせか?」

「まぁな……、窓際、3番目の席で」

「へぇ。」


………………。


京太郎「……窓際、3番目の席?」


優希「だから早くどけ」

優希「私が使うんだ、そこは」


京太郎「…………」チラッ


時計「10時01分」


京太郎「……………」

優希「……………」

京太郎「……つかぬ事を聞くがぁ、今日の予定は?」

優希「……私に会いたい奴がいるらしい」

『しかし、知らなかったよ――』

優希「のどちゃんじゃなくて、私なんて物好きな奴だじぇ」

『お前に、あんなロリコン趣味があったなんて』


京太郎「…………」


優希「……まさか」


「「あーーーーッ!!!」」



『K & M 第11話』


『あーーーーッ!!!』




カランコロン


「コーヒーのおかわりはいかがですか?」


京太郎「あ、お願いします」


「はい、かしこまりました」


優希「……………」ブツブツ

京太郎「……………」ズズズ

優希「……………」ブツブツ

京太郎「……………」ズズズ


ブツブツ


ズズズ


京太郎「……ええい、いい加減にしろ!!」


京太郎「タイトルから何行使ってると思ってやがる!!」

京太郎「いい加減に喋れ!!」


優希「……お前、知ってたのか?」

京太郎「ああん!?」


優希「今日の相手が私だってことを」


京太郎「知ってたらくるかい!!」


優希「……そうか」


ピンポーン

「はい、お呼びでしょうか?」

優希「雑巾とコーヒーのおかわりを」


京太郎「……何言ってんだ?」

京太郎「お前、まだコーヒー残ってるだろ」

優希「……………」


――バシャ!!

京太郎「アッツ!!」


優希「雑巾とコーヒーのおかわりを」

「は、はい……」


京太郎「……………」ポタポタ


見立てのいい店員に選んでもらった服は、見事コーヒー色に染まった。


優希「っで、どうする?」

京太郎「まずはお前の一レス前の行動について議論しようか」

優希「せっかくの休日なのに、何でこんな……」ブツブツ


ブツブツ


京太郎「……お前は知ってたのか?」

京太郎「今日の相手が俺だってことを」


優希「知ってたらくるか!!」


京太郎「ああ、そうかい!!」

京太郎「そいつは気が合うね!!」


優希「――ったく!」



京太郎「……何で帰んねえんだよ」

優希「お前が帰れ」

京太郎「…………」

優希「……………」

優希「……私は電車だからな」

優希「それまでここで暇潰してるじぇ」

京太郎「……ああ、そうかい」


カランコロン

「いらっしゃいませ~」


「まったく。電車が事故で遅延だってよ」

「復旧に3時間以上もかかるなんてツイてないねぇ」

「それまで、この雰囲気のいい喫茶店で時間を潰そうか」


ワイワイ、ガヤガヤ


京太郎「………………」

優希「……………」


「とりあえず出ようぜ」

「このままじゃ、店内がコーヒー色に染まっちまう」


カランコロン


……ポツ、ポツ。


優希「…………」ブツブツ

京太郎「あー、クソ雨降ってきやがった」

京太郎「天気予報じゃ晴れだったのに」

京太郎「福島じゃ21日連続の降雨らしいぜ」


優希「……………」ブツブツ


京太郎「じゃあな」


優希「あー!!本当雨だな!」

優希「でも、こんだけ雨降ってたらお百姓さんはきっと困っちゃうじぇ!!」


京太郎「……いいか!」

京太郎「電車は遅延!そして、お互いの友達の顔を立てる為に少しだけデートする!」

京太郎「さっき決めたことだろ!」


優希「ああ!バスで帰っても定期代がもったいないしな!」

京太郎「……じゃあ、行くぞ!」

優希「ドンと来い!」


京太郎「何で麻雀なんかやってんだ?」

優希「『なんか』で悪かったな」

優希「好きだからに決まってるだろ」

京太郎「……そりゃそっか」


土曜の昼時。待ちゆく人々は家族連れ、カップル、休日出勤のくたびれたサラリーマンで賑わっていた。


優希「どこに行くつもりだ?」

京太郎「さぁ?」

優希「普通、こういうのは男がリードするもんだろ」

京太郎「誰が決めたんだよ」

優希「……自慢じゃないが、私はデートなんか初めてだからな」

京太郎「ああ、ホント。自慢じゃねえな」

優希「のどちゃんにはたくさんの男が寄ってきたけど、私には……」

京太郎「……………」


優希「それがなんでお前みたいな……」


京太郎「おおぅ?」


………………………。


カキーン!

カキーン!


『○○バッティングセンター』


優希「……何でバッセン?」

京太郎「他に思いつかねえんだよ。たかたが、3時間のデートじゃな」

優希「野球部だったのか?」

京太郎「んにゃ、ハンドボール部」

京太郎「野球部じゃなくても、バッティングセンターくらい来るだろ」

優希「……そりゃそうか」


京太郎「カミカゼ!」

京太郎「タカ タナカ!!」


カキーン!!

カキーン!!

カキーン!!


優希「無駄に上手いな」

京太郎「これでもハンドボールで県大会決勝にいった運動神経ですから」

優希「なら、大人しくハンドボール部に行けばよかったんだじぇ」


京太郎「ああ」

京太郎「――まったくだ」


カキーン!!

カキーン!!

カキーン!!


京太郎「昔から何をやらせてもそこそこ」

京太郎「大きな失敗も挫折もないまま、ここまで大きくなりました。」

優希「なんの自慢にならんじぇ」

京太郎「本当にな」


京太郎「お前も打ってみるか?」

優希「私は生まれてこのかた、バットを握ったこともないじぇ」

京太郎「『挑戦なくして、成長なし』」

京太郎「……そうだろ?」ニコッ

優希「……………」


ギィィ


京太郎「嫌な奴をボールに重ねて打つと気持ちいいぜ」


優希「……ようし」


ビッ!!


優希「(嫌な奴……嫌な……)」


優希「――嫌な金髪!!」


――キーン!!


京太郎「おお」


優希「……本当だ。気持ちいいじぇ」

京太郎「だろ?」

京太郎「ところで――」


京太郎「嫌な金髪って誰だ?」


優希「……………」


京太郎「……こっちみんなよ」


京太郎「腹減ったなぁ」

優希「もうお昼だしな」

京太郎「普通、こういう時は女子がお弁当作ってくるんだけどな」

優希「誰が決めたんだ?」



京太郎「……腹減ったぁ。 」

優希「……………」


…………………………。


公園


京太郎「……なんで公園に来たんだよ」

優希「腹減ったんだろ?」

京太郎「公園で草でも食えってか?」

優希「水もあるじぇ」


京太郎「……わー!嬉しいなぁ!! 」

京太郎「最高の昼飯になるよ!」

優希「…………」


「oh!タコスガール!」

「Buenas tardes! 」


優希「おお、ゲンさん。ブエナス タルデス。」

優希「いつもの2つ」


「 ¡Vale! 」



京太郎「……誰?」

優希「メキシコ人のゲンさん」

京太郎「メキシコ人なのにゲンさん?」


「 Mmmmm~♪ 」


「今日ハ、デートデスか?」

優希「土曜の昼に一緒に出歩いてるからってデートとは限らないじぇ」

「Lo siento……。残念デス 」

京太郎「残念?」

「 Sí 。ソコの看板にカップルの写真を貼ろうト思っていたノデスが……」

「デートじゃないなら仕方アリマセンネ」

京太郎「へぇー、そいつは実に残念だ」



「撮らせてくれたカップルには、タコスを無料にしているのデスが……イマイチ集まりが悪クテ……」



京太郎「……………」

優希「………………」



「ハーイ、もっと近づいて下サイ。 」

「ソシテ、笑顔デス、笑顔」


京太郎「……………」

優希「……………」



――ザザッ


「ノウノウ。逆デス、『近づく』」

「クローズです、クローズ」



――ザザッ


「ノウノウ」

「ソレでは、フレームに入りませんヨ」



――ザザッ


「………………」



――ザザッ




みなも「……何この写真?」

京太郎「今日の思い出の写真だよ」

みなも「ふーん」




みなも「『木』しか写ってないよ」

京太郎「……………」

京太郎「……『気』のせいだよ」


おーし、ここまで。

一応、原作に沿ったストーリーにするつもりですが変わるとこは変わります。


次回も近いうちに。

……やれたらなぁ。


いつ勘違いに気づくんだww



ガタンゴトン、ガタンゴトン


よくいる感じの不良1「よう兄ちゃん」

京太郎「え?」

よくいる感じの不良2「『ガード下』って知ってるか?」

京太郎「え?」


『ガード下とは』

『電車、高速道路などのガード(高架橋の橋桁。ガーダー girder)の下のこと』


京太郎「へー、なるほど」


よくいる感じの不良3「つまり、今俺たちがいるところだ」

京太郎「あ、そうなんスね」テヘヘ

よくいる感じの不良4「そこで質問。」


よくいる感じの不良5「そのガード下で、こんな連中に絡まれたらどうする?」

よくいる感じの不良6「ゲーム代を貸してくれってな 」


京太郎「……てへへ 」


よくいる感じの不良7「お前は鈍いようだから説明すると、こういう連中の貸してくれって言葉は――」


よくいる感じの不良8「返しませんよって意味だからな。そこんとこよろしく」


京太郎「よろしくって言われても……」


よくいる感じの不良9「嫌ならそれでもいいんだぜ。こっちもゲームセンターに行く手間が省けるってもんだ」


京太郎「どういう意味ですか?」テヘッ


よくいる感じの不良10「つまり―― 」

よくいる感じの不良10「ここでリアルバトルが始まるのよ!!」


ガンッ!

「ぐわっ!」


ドカッ

「うわっ!」


バキッ

「ぬわっ!」


……………………。


京太郎「……一応、説明すると俺が殴ったわけでも、殴られたわけでもない」

京太郎「殴ったのは―― 」


よくいる感じの不良たち「「「だ、誰だテメエ!!」」」


久「……情けない」

久「この程度の人数に何やってんのよ」


よくいる感じの不良1「女一人だと?」

よくいる感じの不良2「構うこたねぇ、やっちまえ!」



よくいる感じの不良3「待て!コイツ……竹井 久か!?」

よくいる感じの不良4「なに!?あの中学時代『ヴァグラピートの凶星』と恐れられた――」



京太郎「そうなんスか?」

久「知るか」

久「とりあえず、怪我したくなければ下がってなさい」

京太郎「あ、はい……」



ガンッ!

「ぐわっ!」


ドカッ

「うわっ!」


バキッ

「ぬわっ!」


京太郎「……麻雀部の部長が暴力振るっていいんスか?」


久「野球部だろうとサッカー部だろうと暴力振るっていい部活なんてないわよ」


バキッ!

「グワッ!」


ドカッ!

「ドフッ!」


京太郎「言ってる事とやってる事が別ですよ」


久「バレなきゃ平気よ」


バシッ!



『K & M 第12話』


『熱血麻雀SS』



よくいる感じの不良たち「「「キュウ…………」」」


京太郎「……大丈夫ですか?」


よくいる感じの不良たち「「「アンド エー……全六巻好評発売中……。」」」


京太郎「……………」


高久田「相変わらずのお助けられキャラだな」

京太郎「……テメェ!隠れてやがったな!」

高久田「ちゃんと助ける気だったぜ」

高久田「いざとなればな」

京太郎「どーだか!」



高久田「そういや、片岡 優希とのデート。成功したらしいな」

高久田「公園で仲睦まじくタコスを食べてたって噂だぜ」

京太郎「……噂でいいなら、お前は実は喧嘩が弱いってのもあるぜ」

高久田「バカ野郎。俺は『無敵の誠ちゃん』ってあだ名だったんだぜ 」

京太郎「へー、初耳だな」

高久田「小学の頃の話だからな」

高久田「とある女子に負けるまでの――な」


京太郎「……………」

京太郎「女子に殴り合いの喧嘩で負けたのか!?」

京太郎「ダッセぇ!!」ケラケラ


よくいる感じの不良たち「何だと……テメェ……」


京太郎「…………」ポリポリ


高久田「俺だってビックリしたんだよ」

高久田「いきなり『私の従妹をいじめんな』って」


京太郎「いじめなんかしてたのか!」

京太郎「ダッセぇ!!」ケラケラ


高久田「いじめてねえよ!」

高久田「ただ、ずっと本を読んでる女の子がいたから『そんなに本ばっか読んでて面白いか?』」

高久田「って聞いたら、そいつ泣き出しちまってよ」

京太郎「ああ、お前顔怖いもんな」


高久田「……それ以来だ」

高久田「俺が喧嘩をする度に、思い出すのは」

高久田「あの時の恐怖が俺の体を蝕んで、俺は未だに拳も握れねえ。」


京太郎「……………」


高久田「それを克服する為に俺はボクシング部に入ったんだ」

高久田「あの時の女に勝つために――」

京太郎「……高久田。」



ポンッ

京太郎「『熱血麻雀SS』」

高久田「あん?」


教室


先生「『 無益の事を行じて徒(いたずら)に時を失うなかれ』」

先生「これは、かの有名な曹洞宗宗祖 道元禅師の教えであり」

先生「〆切を守らずにゲームばっかりしている漫画家に向けられた言葉である」


京太郎「ふわぁ……」


『しかし不思議なもんだよな』

『なにが?』

『あんだけ喧嘩の強い女なら今頃、もっと噂になってるはずなのに、全く音沙汰なしだ』

『……そいつ、死んだんじゃねえのか?』

『バーカ。人がそんな簡単に死ぬかよ』



京太郎「……どーだかな」


先生「なんか言ったか、京太郎?」


京太郎「あ、なにも」テヘヘ


先生「『 無益の事を行じて徒(いたずら)に時を失うなかれ』」

先生「誰の言葉だ言ってみろ。」

先生「ヒントは『ド』から始まる人だ」


京太郎「……泥棒?」



先生「……お前は与太郎か」

京太郎「誰それ?」

先生「少しは落語でも聞け!!」


キーンコーンカーンコーン



ワイワイ、ガヤガヤ

「やっと終わったぁ。」

「帰りどこいくー?」

「カラオケ!」


和「与太郎さん」


京太郎「……誰が与太郎だってぇ?」

和「違うのですか?」

京太郎「あったりまえだ!俺は須賀 京太郎ってんだ! 」

和「そうなのですね。では、須賀くん」

京太郎「……何だよ。原村 和くん」

和「……なぜフルネームで呼ぶのですか」

京太郎「うるせぇ!お前のせいでなぁ!」


京太郎「俺は先週の土曜日――!!」


和「先週の土曜日……?」

京太郎「……………」

京太郎「……要件を聞こう」


……………。


京太郎「『人参、玉ねぎ、じゃがいも、牛肉……』」

京太郎「何これ?」

和「部活の買い出しらしいです」

京太郎「ハッハ、まるでカレー作るみたいだな」

和「では、伝えましたよ」


京太郎「ハッハ……ハ?」



和「部長から須賀くんに、だそうです」

京太郎「買ってこいってか!」

和「そこまでは知りませんよ」

和「『今朝の借り』だそうです」

京太郎「……………」


スーパーマーケット ツ○ヤ


「ありがとうございました~」


京太郎「なにが悲しくて、高校生がスーパーで主婦の真似事をするんだよ」

京太郎「……本当に部活で使うのか?」



咲「あ、京ちゃんだ」

京太郎「誰が与ちゃんだ!」

咲「……え」

京太郎「あ、何でもなかです」



「偶然だな。 長野県一帯に展開する食品スーパーマーケット ツル○で会うなんて」

「安くて品揃えも充実してて、お土産まで置いてあるからね、○ルヤは」


タッタタタ……。


京太郎「誰だぁ?あいつら」

咲「私が知るわけないじゃん」

咲「京ちゃんこそ何やってんの?ツ○ヤにエロ本は置いてないよ」

京太郎「……買い出しだよ、部活のな」

咲「ふーん」

咲「……結局、何部に入ったの?」

京太郎「見りゃわかんだろ」


咲「『 人参、玉ねぎ、じゃがいも、牛肉 ……』」

咲「……料理研究会?」

京太郎「そうそう!私、最近料理にハマっておりまして――」ニコニコ



京太郎「ってか!」

――グイッ!

咲「痛い……痛いよぉ。つねらないでよ!」

咲「私が何したってのさ!」


京太郎「麻雀部だよ」

咲「麻雀部が人参使うの?」

京太郎「そうそう!人参をリー棒代わりにしてな」ニコニコ



京太郎「ってか!」

――グイッ!

咲「痛い……痛いってば!」

咲「もう怒るよ!」


パッ


京太郎「咲は麻雀やらねえのか?」


咲「やらないよ」

『でも、咲に関わった以上、麻雀からは逃げられないよ』

咲「麻雀。あんまり好きじゃないんだ」


『あんたも……そして咲も――』


京太郎「……咲は逃げ出した。」

京太郎「しかし回り込まれてしまった」


咲「え?」


京太郎「この世には逃げ出したくても、逃げられないモノもあるってさ」

咲「誰が言ったの?」

京太郎「お前の従姉だよ 」

咲「私の……?」


京太郎「じゃあな。俺はこれから麻雀部に人参を届けるんだ」

京太郎「リーチがかけられなくて困ってるだろうからな」


トッタタタ……。


咲「……変な京ちゃん」



タッタタタ……。


高久田「…………」


彼は走り続けた。

雨が降ろうが、雪が降ろうが、槍が降ろうが


タッタタタ……。


彼は走り続けた。

風が吹こうが、ホラを吹こうが、鍋が吹こうが


ストイックに走り続けた。


そう彼の名前は――


ヒソヒソ

「ねぇ、知ってる?」

「アイツ、ボクシング部なのに小学生の女の子にボコボコにされたんだよ」

「うわー、マジで?ダッサ!」


タッタタタ……。


高久田「……………」


「おい、そこのノッポ」


高久田「……誰がノッポだぁ?」

高久田「俺をボクシング部の高久田 誠と知ってんのか?」


よくいる感じの不良19「ここに竹井 久ってのがいるよな」

よくいる感じの不良20「連れてこい」



高久田「あ、はい!」

高久田「今すぐ!」ニコッ


タッタタタ……。


麻雀部


高久田「ってことがあったんですよ!」


まこ「……長い!」

まこ「前半いらんじゃろ!」


高久田「今すぐ警察に連絡しましょう!」


久「……今朝の奴らか」

まこ「あんたぁ、まーた懲りずに喧嘩なんかしとんのか」

久「殴っただけよ」

まこ「それを世間じゃ喧嘩と言うんじゃ」


高久田「のんきに会話してる場合ですか!」

高久田「ああいう連中はね、警察にしょっ引いてもらった方が世の為なんですよ!」


久「ったく。しゃーないわね」

高久田「早く119に電話しましょう!」

久「……そうね。『119』に電話しときましょうか」


ガタッ


まこ「どこへ行くんじゃ?」

久「殴りにいくのよ」

高久田「相手は20人ですよ!」

久「10人も20人も変わらないでしょ」



高久田「…てーへんだ、てーへんだ」


河川敷


京太郎「…てーへんだ、てーへんだ」

京太郎「会長、囲まれてんじゃねえか」


京太郎「119、119……」


ヒュー、ドロドロ……

「何をやっているのかな~~?」


京太郎「警察に通報すんだよ!」

みなも「ついに自首すんのか」

京太郎「違げぇよ!見りゃわかんだろ!」


みなも「……………」

みなも「……ありゃりゃ」

みなも「女一人に20人か」


京太郎「いくら10人の男を病院送りに出来るからって、20人は不味いだろ!」

みなも「そうだね。せめて10人だよね」

京太郎「クソ!こういう時に限って、携帯が見つからねぇ!」

みなも「半々にわけようか」


みなも「行くぞ、金髪」

京太郎「行くってどこに!?」

みなも「決まってるでしょ」

みなも「夕方でよかったね」


京太郎「……は?」



「わぁ!こら、バカ!」

「人の体を勝手に動かすな!」

「だから――!」



不良1「卑怯だなんて思うなよ」

久「別にぃ……。どうせ目が覚めたら、病院のベットの上でしょうから」

不良2「ほほぅ、諦めがいいな 」

不良3「いくぞ、お前ら!!」


不良1~20「「「オーーーー!!!」」」



京太郎「やめろってんだよ!!」

ドンッ!


不良1~20「「「…………………」」」


久「……へぇ」


京太郎「あ」


久「やるわよ」


京太郎「いったい、何をですか……?」テヘヘ


久「……………」


あ、いや……。そんな『後ろは任せた』って顔されてもですね。



不良1~20「「「キュウ……」」」


京太郎「大丈夫なんですか……?」

久「目が覚めたらベットの上でしょうけどね」

京太郎「……………」


みなも「アチョー!チョァー!」

みなも「何だ、もう終わりか」


京太郎「…………」


久「不思議な人ね、あなた」クスッ


あ、だから……。そんな『お前も中々やるじゃん』って顔されてもですね。



京太郎「……これ」

久「ああ。買い出しの物ね」

久「後は私が持つわ」

京太郎「本当に使うんですか?」

久「使うわよ」

久「私の家でね」

京太郎「あ、やっぱり」テヘヘ


久「助かったわ、ありがとう」


タッタタタ……。


京太郎「…………」

京太郎「……『借りが出来ちまったわね』って顔されてもですね」


京太郎「そういうSSじゃないんで、コレ」ポリポリ

>>250
一応、>>236で自分の勘違いに気づいています。

ここらへんの描写は足りなかったですね。すいません。


徐々に、徐々にストーリーは進んでる……はず。

次もなるべく早く投稿します。

では、それまで。


麻雀部


久「最近、出るらしいのよねぇ」


トンッ


和「……何がですか?」

久「下着泥棒。」


京太郎「……この世界に下着ってあったんスか?」

まこ「あるに決まっとろうが。ワシらみんなノーパンか」

京太郎「あ、そうですよね」テヘヘ


トンッ


久「ウチの学校の生徒も被害に合ってるって噂だし」

久「何か心当たりはないかしら?」

久「須賀くん」

京太郎「……どういう意味ですか?」


トンッ


優希「だいたい下着ドロなんてモテない男がやるもんだじぇ」

優希「情けないったら、ありゃしない」

久「『モテない男』ねぇ……」

久「何か心当たりはないかしら?」

久「須賀くん」

京太郎「だから、どういう意味ですか?」


トンッ


優希「のどちゃんも気をつけた方がいいじぇ。最近何かと物騒だからな」

京太郎「お前の場合は大丈夫だろ」

京太郎「パンツに写真でも貼り付けたらな」

ガタッ!

優希「なんだと!?」

京太郎「やるか、タコス娘!!」

優希「飼い主にむかってなんだ!その口のききかたは!?」

京太郎「誰が飼い主だ!!」

まこ「……喧嘩は止めんか!」


ギャーギャー、ワーワー!


和「……下着泥棒、ですか」


『K & M 第13話』

『下着泥棒』


次の日、学校。


優希「アッハハ!!どうだ、盗まれてやったじぇ!!」


優希「アッハハ!!」



京太郎「……どうしたんだ、アイツ?」

和「下着泥棒にあったそうです」

京太郎「ふーん」


優希「アッハハ!!」


京太郎「なんであんなに嬉しそうなんだ?」

和「さぁ……?」


………。


ワイワイ、ガヤガヤ

「ねぇねぇ、聞いた?」

「また下着泥棒が出たらしいよ」

「私、盗まれましたー!」

「あ、私も盗まれましたー!」

「私も私も!!」


ワイワイ、ガヤガヤ


京太郎「大丈夫なのか?」

京太郎「この学校。」


麻雀部


久「また出たらしいわね」

久「下着泥棒。」


優希「へっへーん!」ニヤニヤ



まこ「なんで優希のヤツは嬉しそうなんじゃ?」

京太郎「下着を盗まれたらしいです」

まこ「……は?」


トンッ


久「でも、このまま被害が広がると学生議会でも何か対策を考えないといけなくなるわね」

京太郎「……先輩たちは大丈夫なんですか?」

久「ほら、 私とまこはノーパンだから」ニコッ


京太郎「…………」ゴクッ

まこ「嘘じゃぞ、嘘」


トンッ


久「優希が盗まれたなら、次は和あたりね」

久「気をつけなさいよ。あなた、のんびりとしたとこあるから」

和「お母さんですか 」

優希「のどちゃんなら大丈夫!」

優希「あんな豪邸にわざわざ忍び込んでパンツなんか盗む奴いないじぇ!」

和「…………」

優希「な、のどちゃん!」

和「…………」

優希「のどちゃん……?」

和「…………」

優希「ま、まさか……」

和「え、ええ……」


バンッ!

京太郎「盗まれたのか!?」

京太郎「ど、どんな『ヤツ』だ!?」


まこ「…………」

久「…………」

和「…………」


京太郎「あ、いや、ほんと……」

京太郎「どんな『ヤツ』なんでしょうね、下着泥棒って」アハハ


優希「…………ッ」





優希「こんの、エロ犬!!」

京太郎「誰が犬だ!!」

まこ「……エロは認めるんじゃな」


優希「私の時は聞きもしなかった癖に!」

京太郎「聞いてほしいならそう言え!」

優希「誰が教えるか!!」

京太郎「ああ!?」


ワーワー、ギャーギャー


まこ「止めんでええのか?」

久「いいのよ。見てて面白いじゃない」ニコッ

まこ「そうかぁ……?」



京太郎「――ったく!! 」


京太郎「で、どんなヤツだ!?」

和「…………」


須賀家


須賀母「それじゃ、カピー」

須賀母「買い物に行ってくるからお留守番頼んだよ」

須賀母「最近、何かと物騒だからよろしくね」

カピー「オン?」


………。


みなも「暇だなぁー」

みなも「幽霊って、盆と肝試し以外に出番ないもんな」

みなも「……………」

みなも「いっそのこと成仏しよっか。やり方分かんないけど」



ピンポーン

みなも「はいはい。中には誰もいませんよー」

ピンポーン

みなも「だから、鳴らしても誰もいないって」

ピンポーン

みなも「……しつこいなぁ!」



ガチャ

「誰もいないんですかぁ~? 」

「いけませんよ。最近何かと物騒なんですから」

「しっかり鍵は閉めないと」


みなも「……………」

みなも「遊び相手みっけ」




「ひぇーー!!出たぁーー!!」



ダッダダダダ!!


みなも「ったく、幽霊なめんな」

みなも「……………」チラッ


カピー「グゥ、グゥ」


みなも「……役に立たない番犬だなぁ」

みなも「あ、カピバラだっけか」


ガチャ

京太郎「ただいまー」

京太郎「んだよ、誰もいないのにカギ開けっぱじゃねえか」

みなも「私がいるぞ」

みなも「それにカピバラも」

京太郎「わー、何て頼もしい。きび団子でも持って、鬼ヶ島にいくか……って」

みなも「どうした?」


京太郎「……………」


京太郎「……なぁ、おい」

京太郎「見るからに怪しい風呂敷に包まれたモンがあるぞ」

みなも「アイツめ。ビビッて盗ったもん忘れていきやがった」

京太郎「……『アイツ?』」




京太郎「下着泥棒ォ!?」


みなも「アイツ、下着泥棒だったのか」

みなも「モテなさそうな顔してたもんな」

京太郎「どうすんだよ!アイツの盗ったモンって下着じゃねえか!!」

京太郎「そんなもんがここにあったら俺が疑われちまうよ!」

みなも「交番に届けたら?」

京太郎「尚更、疑われるよ!」


京太郎「『家に下着ドロが迷い込んで、追っ払ったら盗んだ下着を置いていった』なんて誰が信じんだ!?」

みなも「大丈夫、大丈夫」

みなも「駅前の交番のおじさんは疑うこと知らないから」

京太郎「……………」

京太郎「本当かぁ!?」

みなも「幽霊嘘つかない」

京太郎「……本当かぁ!?」


交番


「はい!パンティー30枚にブラジャー30枚ですね!」ニコニコ

「確かに受け取りました!」ニコニコ

「ご協力ありがとうございます!」ニコニコ


京太郎「……………」


…………。





『下着泥棒に注意!!』

『不審者に注意!!』

『エマさんは中尉!!』


京太郎「……大丈夫なのか?」

京太郎「この街。」

咲「あ、京ちゃんだ」

京太郎「……………」

咲「何やってんの?こんなとこで」

京太郎「……交番に届け物をしたんだよ」

咲「へー、えらいね。久しぶりに世の中の役に立ったね」

京太郎「喧嘩売ってんのかな?」


………。


咲「今日も部活だったの?」

京太郎「まぁね。ネットで全国の猛者と勝負してたんだ」

咲「ふーん」

京太郎「お前も……」


京太郎「お前も部活やったら?」

咲「……言ったでしょ。私は麻雀好きじゃないって」

咲「それに家のこともあるし」

京太郎「あらそ。」

京太郎「大変ですね、宮永さん家は」


界「よ、ご両人!」ニコッ

界「何やってんだ?こんなところで」

咲「……こっちのセリフだよ。 」

界「ちょいと古来より伝わる『7』を揃える遊びをな」ニコニコ

咲「…………」



京太郎「交番に届け物をしたんですよ」

界「ほー、感心だな」

界「そんな京ちゃんにはチョコレートをやろう」

京太郎「……高そうなチョコレートですね」

界「ああ。なんたって三万円もするチョコレートだからな」

界「アッハハ!!」


界「はぁ……」


トボトボ……。


京太郎「……大変ですねぇ」

京太郎「宮永さん家は」

咲「……うん」


京太郎「ほら、着いたぞ。お前の家だ」

咲「自分の家くらい帰れるよ」

京太郎「おや?中学の頃、学校からの帰り道で迷子になってたのは?」

咲「いい加減、忘れてよ。昔の話なんだから」

京太郎「……ああ、そうだな」

京太郎「もう昔の話だもんな」


京太郎「じゃあな咲。最近、物騒だから気をつけろよ」

京太郎「ま、咲の下着を盗む、物好きな奴はいないだろうけどな」

京太郎「アハハハ!!」

咲「…………」

京太郎「………ハ」

咲「…………」

京太郎「お前も盗られたのか?」

咲「うん」


……。


京太郎「本当にいたんだな、物好きな奴」

咲「喧嘩売ってんのかな?」

京太郎「っで、どんな『ヤツ』だ?」

咲「え」


京太郎「どんな『ヤツ』ってあれだぞ」

京太郎「下着泥棒のことだからな。誰もお前のパンツになんて興味ないから」

京太郎「だが、お前がどーしても言いたいのなら聞いてやらんこともない」


京太郎「っで、どんな『ヤツ』だ?」ニコッ


咲「…………」


次の日、麻雀部。


久「昨日、捕まったらしいわね」

久「下着泥棒。」


京太郎「…………」

まこ「どうした?右の頬が赤いぞ」

京太郎「……何でもありません」


和「確か自首してきたとの噂ですが」

久「そうそう。『下着を盗まれた女の子の声が聞こえる』だかなんだかいって 」

京太郎「…………」

京太郎「(アイツ、何やったんだ?)」


久「ま、とりあえずこれにて一件落着ね」

優希「ぜんぜんよくない!」

優希「私のタコさんがプリントされたパンツが帰ってきてない!」


京太郎「……結局、自分で言うんかい」

優希「何か言ったか!?」

――プルル、プルル

京太郎「携帯、携帯が鳴ってるから」

和「……携帯もってたんですね」

京太郎「話の都合でね」

ピッ

京太郎「はい。はい、そうです」

京太郎「はぁ……そうですか」

京太郎「……え」

京太郎「……分かりました」

ピッ

久「彼女から?」

京太郎「警察ですよ。この前、届けた落とし物の持ち主が現れたって」

久「へぇ、よかったじゃない」

久「1割貰えるわよ」

京太郎「…………」



京太郎「それってパンツの場合でも貰えますかね?」

久「え?」


交番

「ご足労いただき、ありがとうございます!」

「落とし主様より1割のお礼とのことで、こちらを持って帰って下さい!」

京太郎「それって――……」


「もちろん、パンツです!」ニコッ


………。


京太郎「どうすんだよ」

京太郎「こんなん貰って」

京太郎「……………」


『タコさんがプリントされた――!』


京太郎「……………」


ガサゴソ、ガサゴソ


あった。


京太郎「……おー」


『……薄いピンク色のですよ』


ガサゴソ、ガサゴソ


あった。


京太郎「おー」


『白と水色の縞々模様』


ガサゴソ、ガサゴソ


あった。


京太郎「おーー!!」



京太郎「おーーーーー!!!!」



ポンッ

「ちょっとキミ、いいかな?」


京太郎「……おー?」


………。


久「遅いわね、須賀くん」

まこ「最近、物騒じゃからな」


おかしい……真面目な話を考えていたハズなのに。

『ドラフ島スレ』が終わったので、しばらくはこっちをメインで書いていくので、更新ももう少し早くなると思います。

それでは、また次回。

いい加減に咲さんを麻雀部に入れんと……。


麻雀部


『ロン』


京太郎「……………」

優希「お前、ほんと麻雀弱いな」

優希「一ヶ月もたっているのに役もロクに覚えてないし」

京太郎「いやはや」

京太郎「先生の教えの賜物です」ニコッ

ガタッ!

優希「……なんだと!?」

京太郎「やるか、タコス娘!!」


ギャーギャー、ワーワー


まこ「……やっぱ優希のヤツに人に教えんのは無理じゃろ?」

久「でも、一ヶ月続いたわね」

久「あの飽きっぽい優希が」


優希「だいたいお前が弱いのは、お前が私の言うことを聞かないからだろ!」

京太郎「ちゃんと聞いてるぜ」

京太郎「だから、今回もビリなんだよ」


優希「……部長!!」


久「はいはい。喧嘩するなら仲良くね」


まこ「そうか……」

まこ「もう一ヶ月も経ったんか」


ゴールデンウィークが過ぎ、公園には鈴蘭の花が咲いている頃のお話。


夜・須賀家





「……れろ」


「……入れろ」


京太郎「グゥグゥ」


「……を麻雀部に入れるんじゃ」


京太郎「グゥグゥ?」




「咲を麻雀部に入れろォォォォ!!!」



ガバッ!

京太郎「うわぁあぁあぁあ!!!」



京太郎「…………」ハァハァ


京太郎「…………」


みなも「グゥグゥ」


京太郎「……こんの野郎~」


………。


京太郎「おい、起きろクソ幽霊」


――スカッ

京太郎「……………」

※京太郎はみなもを触れません。


京太郎「……起きろ!クソ幽霊!!」


――ガンガン!!

――ガンガン!!

――ガンガン!!

みなも「……うっさいなぁ」

みなも「いま何時だと思ってるんだ」

京太郎「人の夢枕に立つなんて、どういう了見だ?」

みなも「……なんのこと?」


京太郎「すっとぼけても無駄だ!もうネタは上がってんだ!」

京太郎「『咲を麻雀部に入れろぉ……咲を麻雀部に入れろぉ……』」

京太郎「なんて古臭い手を使いやがって!」

みなも「…………」

京太郎「なんか言ったらどうだ!? 」

みなも「…………」

京太郎「……………」



京太郎「お前じゃないのか?」

みなも「うん」

京太郎「じゃあ、誰なんだよ」

みなも「そりゃアレだな」

みなも「『神からのお告げ』だね」

京太郎「あ?」


みなも「だいたい『夢枕に立つ』なんてのは神様や仏様からのお告げって相場が決まってんだよ」

京太郎「神様が咲を麻雀部に入れろってか?」

みなも「そこまでは知らないよ」

みなも「ただ――……」

京太郎「ただ?」


みなも「神様からのお告げを無視すると痛い目に合うぞ~」


京太郎「…………」


みなも「とある野球選手も神からのお告げによって帰国したくらいだし」

京太郎「……アホくさ」

京太郎「俺は神様や占いなんてもんは信じないんだよ」

みなも「咲に麻雀部入ってほしくないの?」

京太郎「なんでそうなんだよ。第一、俺が決めることでもないだろ」

みなも「そうか、そうか」

みなも「ならせめて、死なないよう気をつけるんだな」

京太郎「…………」

みなも「心配しなさんな。仮に死んでも先輩として幽霊の生き方を教えてやるから」

京太郎「……笑えねえよ」

京太郎「いろんな意味で」


朝。


チュンチュン


『ご覧ください!』

『こちらの国立公園では鈴蘭の花が咲いております』

『フランスでは5月1日を鈴蘭の日とするなど、春の訪れ、幸福の再来を知らせてくれる縁起のいいお花としても有名ですね 』


京太郎「いってきまーす」

須賀母「あい、いってらっしゃい」


――ブチッ!

京太郎「…………」

須賀母「どうしたんだい?」

京太郎「……靴紐が切れた」

須賀母「おやまぁ、不吉だね」

須賀母「ところでお前は水瓶座だよね?」

京太郎「ああ、マイペースで自由を求める水瓶座ですけど?」


須賀母「ふんふむ……」ペラッ

京太郎「……何読んでんだ?」

須賀母「占い雑誌。最近、評判なんだよ。よく当たるって」

京太郎「あ、そ」

須賀母「……………」ジー

京太郎「……なんて書かれてんだよ」


須賀母「まぁ、占いなんてもんはアテにならないからねぇ」

須賀母「気にすることはないよ」

京太郎「なんて書かれてあったんだよ」

須賀母「ほら、遅刻するから早く行った行った 」


京太郎「……………」

京太郎「……行ってきます」


ガチャ


須賀母「隕石には気をつけるんだよ!!」


京太郎「だから、なんて書かれてあったんだよ!」



黒猫「にゃーお」


スタタタタ……。


カラス「かぁー、かぁー」


京太郎「…………」


俺は神様や占いなんてもんは信じない。


ただ――



――ブブー!!

「あぶねえな!!どこ見てやがる!!」


京太郎「……………」


暗示にはかかりやすい。


『K & M 第14話』

『神様のお告げ』


学校

高久田「おっす。京太郎」ニコッ


京太郎「俺に近づくなぁ!!」


高久田「……あん?」

京太郎「あ、いや……」

京太郎「今日は朝からツイてなくてな 」


京太郎「トラックに水をかけられる、野良犬のシッポを踏んで追いかけられる」

京太郎「挙句の果てに犬のウンコも踏むし……」

高久田「……………」


――ススス

京太郎「逃げんなよ、ちゃんと洗ったぜ」


………。


久「あら、須賀くん。ちょうどいいところに」

京太郎「……………」


――ススス

久「ちょっと、何で逃げんのよ」

京太郎「何だか雑用を押し付けられる気がしたから」アハハ

久「あら。分かっているなら話は早いわ」

京太郎「……………」

久「これのコピーをとって、議会室まで運んできてね」

京太郎「……なんスかこれ?」

久「ウチの文化祭の資料よ。7月へむけてのね」

京太郎「へー、いっちょ前に文化祭なんてあるんですね」

久「そうなのよ。出店もあるから安全面に関する書類も多くて 」

久「特に火災よね注意しなきゃいけないのは」

京太郎「ああ、火を使いますからね」

久「『文化祭』で『火災』なんて起きたらシャレにならないわ」

京太郎「……………」

久「……笑えよ」ボソッ


京太郎「アッハハ!流石、部長!」

京太郎「上手い、上手い!!」パチパチ

京太郎「アッハハ――!!」


久「じゃ、よろしくね」

久「500部ほどあれば足りるから」

京太郎「500部……?」


タッタタタ……。

京太郎「…………」

京太郎「……環境と部員にはもう少し優しくしよう」


コピー室


――ウィンウィン


京太郎「……あー、面倒くせえ。500部もいらねえだろ」

京太郎「国会で配るわけでもあるめえ 」

京太郎「これもそれも全部――」


『咲を麻雀部に入れろ…… 。咲を麻雀部に入れるんじゃ……』


京太郎「……………」


ヒュー、ドロドロ……

「何をやっているのかな~~??」


京太郎「コピーとってんだよ」

みなも「まーた雑用頼まれてるのか。情けない男だなぁ」

みなも「女にこき使われて恥ずかしくないのか」

京太郎「あっちは先輩。こっちは後輩」

京太郎「先輩の言うことは絶対だって中学で習ったろ 」

みなも「その前に死んだから分からん」ニコッ

京太郎「……………」


――ウィンウィン


京太郎「……おい」

みなも「何だ?」

京太郎「なんで咲は麻雀が嫌いなんだ?」

みなも「…………」



みなも「やっぱり私のせいなのかな」


京太郎「あん?」


――ウィンウィン


みなも「それを語るには聞くも涙、語るも涙の事情がありまして」

みなも「それをこの80行あまりでまとめるのは難しいですが……」


みなも「聞きたいか?」


京太郎「…………」


――ウィンウィ……


京太郎「残念、印刷が終わっちまった」

京太郎「またの機会だな」

みなも「チェ」


京太郎「オイショ、オイショ……」

京太郎「あー、重てぇ」

京太郎「お前も少しは持てよ」

みなも「紙が勝手に浮くっていう新たな七不思議ができてもいいなら」

京太郎「クソ……」



咲「あ、京ちゃんだ」

京太郎「…………」

咲「…どうしたの?」


京太郎「お前、それしか登場パターンないのか」


咲「え?」


………。


咲「また先輩に雑用頼まれたの?」

京太郎「まぁね。後輩なもんで」

咲「ふ~ん……」


咲「重そうだね。少し持ってあげようか」

京太郎「バカ、やめろ!」

京太郎「お前に持たせると昔からロクなことにならん!」

咲「……いいから持つよ」

京太郎「こら!余計なことをする――」


――ズルッ!

京太郎「うわっ!」

咲「きゃっ!」


ドンガラガシャー!!



京太郎「アイタタ……」

咲「イタタ……」


京太郎「……ほらみろ!言わんこっちゃない!!」

京太郎「お前が手伝うって言うと、昔から ドジばっかしやがって!」


咲「イタタ……」


京太郎「…………」


咲「イタタ……」


京太郎「お、おい大丈夫か?」

京太郎「どっかぶつけたのか?」

咲「う、ううん。大丈夫だよ」


京太郎「……ほら、立てよ。保健室まで送るから」

咲「大丈夫だって、これくらい」


京太郎「いいから遠慮すんなよ」

咲「あ、ありがとう」


グイッ


京太郎「………… 」

手と手が合う。

咲「…………」

目と目が合う。



みなも「口と口が――……」

京太郎「……なにやってんのかな?」

咲「え?」

みなも「いやいや、心情描写をと」ニコッ


教室

先生「高校生活を部活に打ち込み精を出すのは構わないが、諸君らの本業は勉強だということを忘れるな」


先生「特に高校生の学力低下が問題視されている、この時代。」

先生「こんな適当な授業描写で読者とPTAが黙っていると思うなよ」


キーンコーンカーンコーン


ワイワイ、ガヤガヤ

「あー、やっと終わったぁ」

「帰りどこいく?」

「てゆーか、カラオケいかない?」

「いいね!いくいく!!」


先生「いいか!読者とPTAが黙っていると思うなよ!!」


………。


京太郎「ふわぁ……」

京太郎「……今日も図書室にいくのか?」

咲「うん。面白い本が入ったんだ」

京太郎「へー」

『咲を麻雀部に入れろぉ……咲を麻雀部に入れるんじゃ……』

京太郎「……へー」


京太郎「じゃあな、咲」

京太郎「俺は部活があるんで」

咲「うん。またね」


――ブチッ!!

京太郎「…………」

咲「どうしたの?」

京太郎「……靴紐が切れた」


麻雀部


『ロン』


京太郎「勝った……。」

優希「どれどれ……」

優希「へぇ、珍しいこともあるもんだな。今日はきっと雨が降るじぇ 」


バンッ!

京太郎「勝っちまったよ!!」

京太郎「どうなってんだ今日は!」


優希「……なに怒ってんだ?」

京太郎「お前の言うとおり、俺はいつも3位かビリなんだよ!トップになることなんて滅多にない!」

京太郎「なのに何で今日に限って……!」

優希「まぁまぁ、どうせマグレだろう――って」

優希「…………」


ガチャ

和「おや?早いですね、二人とも」

優希「のどちゃん……」

優希「この役なんだっけ?」

和「どれどれ」


和「……九蓮宝燈ですね」

京太郎「中華包丁?」

和「アガったら死ぬと噂の」


京太郎「ん?」


図書室


咲「…………」ペラッ


みなも「…………」


『泣かないでよ、咲』


『ダメだよ!――ちゃん!』

『死んじゃダメだ!!』


『バカだなぁ、咲は。』

『私が咲よりも先に死ぬわけないでしょ』


『……咲だけに』


『――ちゃん!!』


『それに』

『私が死んだら、誰があんたら姉妹を守ってるのさ』


『……照だけに』


『――ちゃん!!』


ピッ


『……?』


ピッ



ピッーー



みなも「いやぁ、すまん、すまん」ニコッ


咲「…………」ペラッ


優希「お前、知っててアガったのか?」

京太郎「知ってるワケねぇだろ!」

京太郎「俺は清一を目指してたらなんかこんな形になって……」

京太郎「なのにアガったら死ぬ!?」


京太郎「冗談じゃねえや!!」


和「ただの都市伝説でオカルトですよ。そんなのあるわけありません」

京太郎「ただのオカルトじゃ困るんだよ!!」

和「……なにムキになっているのですか?」

京太郎「………ッ」


京太郎「帰る!!」


――バンッ!!



優希「何なんだ?アイツ」

和「さぁ……?」


ガチャ

久「どうしたのよ。さっき須賀くんとすれ違ったらスゴイ顔してたわよ」

久「またイジメたの? 」


優希「イジメたか?私たち」

和「さぁ……?」



ヒュー、ドロドロ……。


「どこに行くのかな~~?」


京太郎「帰るんだよ」

みなも「部活は? 」

京太郎「今日は日が悪いからやめだ」

みなも「ふーん」

みなも「結局、お告げは無視するのか」


京太郎「……俺は神様や占いなんてもんは信じねえ!!」

みなも「なに怒ってんのさ」

みなも「それに、咲に麻雀部入ってほしくないの?」

京太郎「だから、何でそうなんだよ!」

京太郎「俺は――!」


――ブブーー!!

「あぶねえな!!どこ見てやがる!!」

「死にてえのか!!」


京太郎「…………」

みなも「ダメだよ。ボケッとしながら歩いてたら」

みなも「死んじゃうよ 」


黒猫「にゃーお」

カラス「かぁー、かぁー」


京太郎「……………」


『隕石には気をつけるんだよ』


京太郎「ハッハ、流石に隕石なんて……」

京太郎「隕石なんて……」


ワイワイ、ガヤガヤ

「ねえねえ、聞いたー?」

「隣街に隕石が落ちてきたらしいよ」

「マジでー?ヤバくなーい?」

「ほんと、地球最後の日かもね」


ワイワイ、ガヤガヤ


京太郎「…………」

京太郎「…………」

京太郎「………さ」



京太郎「咲ィィィ!!!」


ダッダダダダ!!!


京太郎「咲ィィィ!!どこだァ!!」


ダッダダダダ!!!


京太郎「咲ィィィィィ!!!」



みなも「…………」


…………。


咲「…………」ペラッ


「……ィィィ!!!」


咲「?」

咲「何か今、聞こえたような……」



ガバッ!

京太郎「咲ィィィィィィ!!!」

咲「ヒィィィッ!!」


京太郎「テメェ!何のんきにこんな所で本なんか読んでやがる!! 」

咲「な、なんでって……」

京太郎「いいから来い!!」

――グイッ!

咲「ちょ、ちょっと引っ張んないでよ!」

咲「どこに連れてくのさ!」


京太郎「うるせぇ!!!」

京太郎「麻雀部に決まってんだろ!!」


咲「麻雀部……?」

咲「ちょ、ちょ、ちょっと待って!」

咲「私、麻雀嫌いだって――」


京太郎「だから、うるせぇつってんだよ!!」

京太郎「俺は神様や占いなんてモンは信じねえ!!」


咲「それとコレ何の関係が……」


でも――

暗示にはかかりやすい。


バンッ!!


京太郎「カモ連れてきたぞーー!!」







和「!」

和「お客様……?」


咲「さっきの――」




そして、1話へと続く……。



咲と和は同じクラスなのに初対面の設定です。

何でかって?話の都合です。


みなもは照おねーちゃんって呼んでた気がしますが、気にしないで下さい。

話の都合です。


では、また次回。

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