穂乃果「仮面ライバー!!」~完結編~(585)

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交わるはずのなかった、µ’sとAqoursの物語が、交差していく。

〖第1話:それは僕たちの奇跡〗

千歌「んー?」ジーッ

???「ウチの顔が、どうかしたん?」

千歌「ああああぁっ!分かった!!」

千歌「髪型が全然違うからすぐは分からなかったけど…µ’sの!希さんだ!!」

???「えっ、なんか正体バレるの早くない!?」

希「そうだよ、ウチの名前は東條希。」

希「なんだか、あなたが自我を保てなくなりそうだったから、助けてあげようと思って。」

希「"キメラ" って言ってたけど…何かあったの?」

千歌「へっ?あ、はい!えっと」

千歌「今、キメラという怪物が復活してるんですけど…それで、全国のスクールアイドルが戦っています」

希「キメラ復活は知ってたけど…まさか、全国のスクールアイドルが変身してるなんてね……」

希「仮面ライバーは悲劇を呼び寄せる。と、ウチは思ってるから、あんまり広まらないで欲しかったなぁ…。」

希「その様子だと、あなたにも何か悲しい出来事があったみたいやね。名前はなんていうの?」

千歌「高海千歌、っていいます」

希「OK、呼び方は千歌っちでいこう。…いったい何が起こったのか話してくれないかな?」

千歌「仲間が2人、キメラに消されてしまって…それと、一緒にスクールアイドルやってた仲間が1人、私たちの敵になると言いだして…」

希「…それは辛かったね……って、スクールアイドルやってたんだ。」

希「ウチらとおんなじ。ウチたちも友達が何人も消えて、仲間が敵になって…酷い有様だった」

千歌「えっ…!?」

希「敵っていっても、完全な悪意ってわけではないし、彼女たちもまた、µ’sのことを愛してたよ。」

千歌「でも、廃校を救ったあと、何人も行方不明になって、仕方なく活動休止をしたって…」

希「うーん、もう少し細かく言うとね、内部分裂が原因なんよ。穂乃果ちゃんとウチ、相対するは絵里ちと…直接は確認してないけど多分にこちゃんと真姫ちゃんも絵里ち側のはず。」

千歌「そんなことが…!」

希「ウチらみたいな、絆を壊してしまった人たちを見ているとほっとけないんよね。」

希「キメラ再発のせいで、神社にも全く人が来なくなって最近暇だったし…良かったら千歌っちに協力するよ!」

千歌「いえいえ!私たちなんかのために…」

希「いいの!協力させて」グイグイッ

千歌「いえ、ほんとに、希さんに迷惑をかけるわけには…」

希「よし、分かった」

ワシワシワシワシワシワシ

千歌「きゃああっ!」

希「うりゃっ!これでもまだウチの頼みを断る?」ワシワシワシワシ

千歌「ひゃああっ///」

千歌「わっ、分かりました…!!お願いしますううー///」

希「よし、決まりやね。じゃあ質問に答えてもらうよ」

希「どうしてここに来たの?」

千歌「ヒィ……ハァ…えっと、」

千歌「私たちにこれ以上被害が起きないよう願いにいこうと思ってきたんですけど……願いは叶いませんでした。」

希「うーむ、なるほどね…」

希「ちょっと携帯見ても大丈夫?何を会話してたのか、気になって」

千歌「あっ、はい。どうぞどうぞ」スッ


希「ふむふむ…」

希「!!」

希「ダイヤっていうのは消えた友達の名前であってる?」

千歌「そうです。」

希「一番気になるのはここ、ダイヤちゃんは生き返ることが可能って、鞠莉って子が言ってるけど、どういうことなん?」

千歌「鞠莉ちゃんは、ダイヤさんを生き返らせるために何か手がかりがないか、とある場所へ行ったんです。」

千歌「多分、そこで手がかりを見つけた。でも、鞠莉ちゃんはもう私たちの敵だとかなんとか言っていて…自分でも状況が整理出来てないんです」

希「ダイヤちゃんは生き返る…んだよね?」

千歌「多分、ですけど…」


希「…」グググッ

希「やったぁー!!」ガッツポーズ

希「海未ちゃんも凛ちゃんも、花陽ちゃんもことりちゃんも、みーんな生き返らせることが出来れば!またµ’sとして、みんなで仲良く出来る!!」

希「でかしたよ千歌っち!!」ガシッ

千歌「えっ、あ、ありがとうございます…?」

希「とりあえずその鞠莉ちゃんって子を、正気に戻して方法を聞き出せばいいやん!」

希「これは大ニュース!!みんなに知らせなきゃ!!」

希「ちょっとみんなに連絡してくる!ここで待ってて」

千歌「はい!」
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希「絵里ちたちはダメだった…」ショボン

千歌「えぇ!!なんで!?」

希「今さらもう戻れない。私たちは私たちなりの方法で海未たちを生き返らせるわ。」

希「だってさ。」

希「でも穂乃果ちゃんは大喜び!」

千歌「ほっ穂乃果さんっ!?」

希「そっかそっかぁ、今のスクールアイドルからしたらウチらµ’sは伝説の存在なんやもんねー。穂乃果ちゃんに至っては神のように扱われてるらしいとか……!」ニヤニヤ

希「さっ、今から行くよ!穂乃果ちゃんのところへ」グイグイ

千歌「え」

千歌「えええええっ!?」

千歌「私なんかが、会うのは失礼ですよ…」

希「いいから黙って…」スッ

千歌「?」

希「ついてこぉーーーーい!!」ワシワシワシワシワシワシワシワシ

千歌「ひゃっ///」ガクン

千歌「力が抜けるうぅっ///」

希「ふむ…久々にやるとやっぱり加減が難しい」

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夜…

【穂むら】

コンコン ガラガラガラーッ

千歌((ドア開けるの早っ))

希「すみませーーん、穂乃果ちゃんいらっしゃいますかー?」

タッタッタッタッ

雪穂「あっ希さん!お久しぶりです」ペコッ

希「雪穂ちゃん、久しぶりー」

雪穂「隣の人はどなたですか…?」

千歌「あ、えっと、高海千歌っていいます!」

雪穂「えーっと…あぁっ、Aqoursの子!!」

千歌「あっ、そうです!Aqoursの高海千歌です!」

雪穂「亜里沙が、最近気になってるって言ってたグループだ!」

千歌(( 嬉しい…/// ))

希「雪穂ちゃん、穂乃果ちゃんいる?」

雪穂「2階で寝てますよ。」

希「OK~」

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【穂乃果の部屋】


穂乃果「ムニャムニャ…zzz」スヤァ

希「おっきろー♪」ワシワシワシワシ

穂乃果「くっ、食われるっ!!」

穂乃果「ハッ…夢か!」


穂乃果「って、えええっ!?希ちゃんだ!!」

穂乃果「ん?そっちの子は誰?」

千歌「はいっ!えっと、その…えーっと…」

希((いつも通りの千歌っちで大丈夫だよ!))ポンポン

千歌「…はい…!」ニッコリ

千歌「高海千歌って言います、スクールアイドルやってます!よろしくお願いします!!」ペコッ

穂乃果「スクールアイドルなんだ!!よろしくね、千歌ちゃん!!」

千歌「はい!」

穂乃果「さっき希ちゃんから聞いたんだけど、キメラの件……消えた人が復活するかもってホント!?」

千歌「分からないです、やってみないと。」

穂乃果「じゃあ、やってみよう!」

希「そうこなくっちゃ!」

千歌「えっ?」

穂乃果「千歌ちゃん、一緒に頑張ろ!握手!」スッ

千歌「は、はい!」ギュッ

希「じゃあ、今いる味方みんなで作戦会議をやりたいから、明後日あたりに千歌ちゃんたちの学校にお邪魔してもいい?」

千歌「はい!」

希「穂乃果ちゃんとウチは、先に色々作戦立てておこっか。明後日すぐに話せるように」

穂乃果「了解!パパにお願いして、しばらく修行は休みにしてもらうね!」

希「あ、そういえば。絵里ちたちは、やっぱりウチらと共に行動する気は無いみたい。」

穂乃果「うん…やっぱり…。」

穂乃果「ってええ!?絵里ちゃんと連絡とれるの!?」

希「え、うん。普通に。」

穂乃果「穂乃果が電話かけても取ってくれないのに…」

希「多分、絵里ちは穂乃果ちゃんと話すのが気まずくて会話を避けてるんじゃない?」

穂乃果「うぅ…にこちゃんと真姫ちゃんも多分同じ理由で穂乃果と話してくれないんだろうなぁ」

希「仲直りする作戦も立てなくちゃ、ね。フフフ…」
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第1話 完

〖第2話:Step! ZERO to ONE〗

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2日後…

【浦の星 部室】

果南、善子、花丸、千歌のいる部室に希と穂乃果がやってきた。

穂乃果「こんにちはーっ!」

善子「ほっ…本当にμ’sがっ!?」

果南「」ゴクリ

希「おー、えっと…ここにいるのは4人か。ウチらも含めると6人やね」

花丸「あ、1人、家にこもっている子が…」

希「OK。あなたたちも相当辛い思いしたんやね…。」

千歌「もう1人、鞠莉ちゃんのところに行ったっきり帰ってきてない子がいます」

希「じゃあ、その子も連れ戻さなきゃやね」

穂乃果「今戦うことの出来る人は何人いるの?」

千歌「えっと、私と、果南ちゃんと善子ちゃんです」

花丸「ちょっと待って、マルも戦う…!!」

花丸「ほんとは怖いけど…ルビィちゃんに、マルのかっこいい姿を見せたい…!!」

希「じゃあ、今の戦力は、果南ちゃん、千歌っち、花丸ちゃん、善子ちゃん、穂乃果ちゃん、ウチの計6人やね」

善子「いつの間に私たちの名前を覚えたというの…!!」

果南「自己紹介すらしていないのに…!!」

希「ふふふっ、スピリチュアルやろ?」

希「おそらく敵だと思われるのが、絵里ち、真姫ちゃん、にこっち、そして鞠莉ちゃんの計4人。」

希「6対4。ウチらの方が数も多いし、圧倒的に有利」

希「ここで穂乃果ちゃんと2人で立てた作戦がこう」

希「"敵同士なら正々堂々と決着をつけよう"と言って音ノ木坂学院へ絵里ちたちや鞠莉ちゃんをおびき出す。多分作戦に乗ると思う。」

希「昼は生徒もいるし、戦うのは不可能なので、深夜の音ノ木坂学院で戦うよ。理事長にはどうにかして許可とっとくね」

希「そして、相手の仮面ライバーを壊すか奪う!変身出来なくなったところをとっ捕まえて説得!」

希「鞠莉ちゃんから生き返らせる方法を聞く!」

千歌「すごい!完璧です!」

果南「ありがとうございます!」

花丸「脚を引っ張らないように頑張ります!」

希「じゃあ作戦は明日の夜決行ね!」

一同「はい!」

希「あ、穂乃果ちゃんちょっとこっちきて」チョイチョイ

穂乃果「なになに?」

希「もしもの時の為に…」ボソボソ

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ウチの予想通り、絵里ちたちは"正々堂々決着をつけよう"と言ったら、こころよく引き受けてくれた。
鞠莉ちゃんの方も同じように上手く呼べたみたい。

理事長の許可も得た、準備は万端。
あとは、戦うのみやね…!!

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深夜…
【音ノ木坂 校庭】

ザッザッ

にこ「何年ぶりかしら…」

真姫「懐かしいわ…。」

絵里「希たちは卑怯な手は使わないはず…正々堂々、今日で決着をつけましょう。」

ザッザッ

曜「……。」ボーッ

鞠莉「曜……」

鞠莉「…千歌たちはまだいないようね……」

鞠莉「ん、あなたたち…」

絵里「誰かしら?」

鞠莉「みゅ、μ’s!?」

にこ「そうよ。あー、あんた確か…ネットで見覚えがある気が…」

鞠莉「えっと、スクールアイド…いや、オハラ財閥の娘、小原鞠莉…です。」

絵里「オハラ…!?」

絵里「へぇ…。」

絵里「なら、私たちはあなたの味方よ。心配しないで」

鞠莉「え?」

絵里「あなたたちの考えを信じているの、死んだ人が蘇る方法を…!!」

鞠莉「なるほど…」

鞠莉「皆さんもここへ呼び出されたんですか?」

真姫「まぁ、そんな感じよ。」

にこ「なんにせよ、私たちとあんたが争う必要は無いわ。」

鞠莉「分かったわ。」

にこ「あんたの敵は、私たちの敵よ。」

ザッザッザッザッ

にこ「来たわね」

穂乃果「久しぶり、絵里ちゃん、真姫ちゃん、にこちゃん…。」

絵里「えぇ、久しぶりね。」

穂乃果「今日で、終わらせるよ…!!」

千歌「鞠莉ちゃん、正気に戻ってもらうからね!!」

ルビィ「…なんで絵里さんたちが…」

花丸(( マルの姿を見て、少しでも元気を出してもらおうと思ってルビィちゃんを連れてきたズラ ))

花丸((念のためルビィちゃんには仮面ライバーを持って来てもらっているから、もしものことがあっても、ルビィちゃんなら自分の身を守れるはず…!))

絵里「あの子たちは誰…?」

にこ「スクールアイドル、Aqoursよ。最近話題のアイドル。」

希「さぁ、絵里ち。夜が開ける前に戦いを終わらせんと。さっさっとやろうよ!」

絵里「そうね…希たちには悪いけど一度消えてもらう!全員が蘇るためにも…全員の魂のエネルギーが必要なんだから!!」
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千歌「……曜ちゃん?」

曜「千歌ちゃん…」

鞠莉「千歌、無駄よ。曜は洗脳されているの。千歌たちの邪魔をするようにね。」

千歌「そんな…!!洗脳…!?」

曜「千歌ちゃん、ちょっと静かにしてもらうよ…」ダッ

曜が千歌の元へと駆ける。

千歌「穂乃果さん、希さん!私、先に曜ちゃんと戦います!!あとはお願いします!!」ダッ

千歌「曜ちゃん、こっちに来て!!」タッタッタッタッ

曜「待ってよ、千歌ちゃん…」タッタッタッタッ

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【音ノ木坂 アルパカ小屋前】
千歌vs曜

千歌「ミュージック…スタート!」ガシャン

ギュオオオオオン ギュオオオオオン
バァァァァアアアン

曜「ミュージックスタート…」ガシャン

ギュオオオオオン ギュオオオオオン
バァァァァアアアン

曜「…」ブンッ

千歌「どうしたの曜ちゃん!!元に戻ってよ!!」サッ

曜「はっ!!」

ドガバキドゴッ!!


千歌の腹部へと強烈な連打が当たった


千歌「うっ」

千歌「曜ちゃんっ…!」ガシッ

曜「腕、掴まないで…」

曜「はっ!!」ガッ


曜の上段蹴りが千歌の腕へヒットした。
その衝撃で千歌は曜の腕を手放してしまう。


千歌「くっ……!!」

曜「ほら、どうしたの千歌ちゃん…反撃しないの?」

千歌「出来るわけないよ…曜ちゃんは、曜ちゃんは敵じゃない!!」


曜「へぇ…そっちが攻撃しないなら、私は遠慮なく、攻撃させてもらうね…」ダッ

千歌「なにか周りに使える物は……」キョロキョロ


千歌((小屋の中に干し草がある…使える…!! ))

千歌「曜ちゃん…これでも……」ガシッ

千歌「くらえーっ!!」

バサァァァァァ

大量の干し草を放り投げた千歌、曜の視界が干し草で覆われてしまう。


曜「見えない…どこ、千歌ちゃん…」

シーン


曜「…干し草で私の気をそらして、隠れたね。千歌ちゃん」


曜「どこ、千歌ちゃん…」

曜「干し草の中…違う!」ガサガサ

曜「木の裏……ここにもいない…!!」スッ

千歌「たぁぁぁぁぁああ!!」ピョンッ

曜「小屋の…屋根の上…っ!?」

千歌「曜ちゃぁぁんっ!!」


ドンッ


千歌のボディプレスが曜へヒット。
千歌が上に乗り、2人が抱き合って地に伏せる形へ。

曜「攻撃…するんだ」

千歌「攻撃じゃないよ」

曜「いや、どうみても攻撃じゃ…」

千歌「」ギュッ

千歌「曜ちゃんを、抱きしめるためだよ」ギュウウ

曜「…」

千歌「曜ちゃん」

千歌「目、覚まして。お願い」ギュウウウウ

千歌(( 反撃されたら危ない…。曜ちゃんの変身を解除っと…)) ガシャン

千歌が曜の左腰のボタンを叩く。

曜「あ…っ…」シュウウウウン



曜「千歌ちゃん、危ない…!!」グルンッ

千歌「え?」

曜は転がって、千歌を下にした。

キメラ「ウガァァァァァァァア!!」ブンッ


曜「ガハッ!!」

曜「…!!」ガシッ

曜は突如現れたキメラの攻撃から千歌をかばう。

曜の手は、しっかりとキメラの腕を掴んでいた。

キメラ「ンギャ!?」


キメラ「ナニスル!ハナセッ!!」カパッ

キメラ「」キュイイイイイイイン

曜「あぅ…あっ…っ…!!」

千歌「はっ、ど、どうしよ」

曜「…ちか、ちゃん…っ…早くっ!!」

千歌「う、うん!」ガシャン


ベルト『アンコール!アンコール!』

千歌「はぁっ!!」ブンッ

曜を抱きしめる形で、キメラへ右ストレートを放った。


キメラ「ウギャア!!」シュウウウ

バッゴォォォォオオオン

千歌「キャッ」ゴロゴロゴロゴロ

曜「」ゴロゴロゴロゴロ

2人はキメラが爆発した衝撃でそれぞれ別々の方向へ吹っ飛んでしまう

曜「…」グッタリ


千歌「曜ちゃん!!」

パァァアアア


曜、消滅。

千歌「…っ!!」グッ

千歌「遅かった……」

千歌((今は悲しまない……今は…!!))

千歌((梨子ちゃんもダイヤさんも、曜ちゃんも!生き返らせるもん!!))

千歌「曜ちゃん。千歌のこと、かばってくれてありがとね」

千歌「必ず、みんなを生き返らせてみせるから…待ってて!!」

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第2話 完

〖第3話:ずるいよMagnetic today〗

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【音ノ木坂 グラウンド】
にこまきvs善子

善子(( まずい…調子に乗って2対1の勝負を引き受けてしまったわ……))

真姫「さぁ、始めましょ」ガチャン

真姫「ミュージックスタート!」

にこ「そうね。早めにやっちゃいましょうか…!!」ガチャン

にこ「ミュージック、スタート!!」


ギュオオオオン ギュオオオオン

バババァァァァァァアン

善子「やるしかないようね……」ギラン


善子「ミュージックスタート…フフフ」ガチャン

ギュオオオオン ギュオオオオン

バァァァァァアン

善子「はぁっ!!」バキュン

真姫「」サッ

善子の銃撃を避ける真姫。

善子「ゲーセンでガンゲーやってて良かったわ」

にこ「ガンゲーならにこだってよくやってたわよ…!!」ダッダッダッ

にこ(( ガンゲーで銃を撃つ時の死角はあそこよね…!! ))

真姫「にこちゃんが何か思いついたようね…」


善子「何をする気…!?逃さないわ!!」

バキュン!!

にこ「よっ」サッ

真姫「よそ見してたらやられるわよ!!」ドゴッ

真姫の蹴りが善子の腹部へと当たる。


善子「がはっ!!」

善子「はっ…見失った…!!」

善子「あなたたち、コンビネーションが凄まじく良いわね」

真姫「何年も、一緒だからね」ブンッ

善子「そう!何年くらい一緒にいるの!?」サッ

真姫「7~8年くらいかしら、あんまり覚えてないわ!!」ブンッ

善子「ふふふ…」サッ

善子「私は15年近く一緒にいる仲間がいるわ!!」バキュンバキュン

真姫「くっ……はっ!!」

真姫「誰と15年一緒にいるっていうのよ!」

善子「それは…」

善子「我が内なる化身よ!!」


真姫「…っ!!」

真姫「…」

真姫「返答に困ることイワナイデ!!」ブンッ

真姫が上段蹴りを繰り出す。


善子「捕まえた!」ガシッ

真姫の蹴りを捕まえて受け止める善子。


真姫「なっ…受け止めた!?この至近距離で反応するなんて!!」

善子「フフフ…あとはあなたのベルトを壊すのみ…」

にこ「スキありぃ!!」スッ

バキィ!!


にこによる、背後からの強烈なドロップキック。善子はもろに食らってしまう。

善子「このっ…」サッ

振り向くも、にこは見つからない


善子「あれ?どこに…」

にこ「はぁっ!!」ガッ

善子「ぐはっ……すぐ真下に…!!」

にこ「ガンゲーばっかりやってたんでしょ?」

にこ「なら視線は常に画面、つまり前しか向かないわよね…?」

にこ「つまり、あなたの真下は死角。しゃがめば死角から不意打ち出来るってわけ。」

にこ「もっとも、1回きりしか通用しないけどね。」

善子「うっ…」ヨロヨロ

にこ「でも1発で充分」

にこ「アゴに当てたからね。」

真姫「にこちゃん、私が昔 教えたことをよく覚えてたわね。」

真姫「アゴに強い衝撃を加えると、脳が揺れるから一時的にクラクラするのよ」

善子「あなた、何故そんなことを…!!」クラッ

真姫「医者だからよ。」

善子「なっ、なんていうチートスペック!!」クラクラ

にこ「さて、真姫ちゃんあれ出して」

真姫「はい」スッ

にこ「魂を吸い取るミニ掃除機~」ジャーン

善子「医者が!…命を軽く扱ってもいいっていうの!?」クラクラ

真姫「…っ!!」

真姫「うるさいっ!!私だって本当はっ…」

にこ「」スタスタ


にこ「はい、解除」ガチャン

善子の変身が解けてしまった。


善子「あっ…」シュウウウウウン

善子「…っ」カパッ

にこ「これ、くわえて」グイグイ

善子「…ッ!?」モガモゴ

善子「んーっ!! んーっ!!」ジタバタ

にこ「スイッチを入れればあなたの魂は…」


善子「んーっ!!んーっ!!」ポロポロ

にこ「…ちょっと、泣かないでよ…!!」

にこ「にこが悪役みたいじゃない!!」

にこ「…悪役……?」

にこ「ちょっと待って……悪役……!?」

にこ「この私が……?」

真姫「どうしたのにこちゃん、早くスイッチを」

にこ「…どうしてμ’s以外の魂まで、集めなくちゃいけないの?…この子は、無関係じゃない。」

真姫「でも、この子を今逃がしたら、私たちの邪魔をしてくるわ!!」

にこ「あれ…おかしいな…なんでだろ涙が…」ポロポロ

にこ「にこたちが今までしてきたことは正しいことだったの…?」

にこ「最初から穂乃果たちに協力していれば良かったのかな……」

にこ「死への恐怖心さえ無かったら…こんなことには…」


真姫「にこちゃん!!」

にこ「…グスッ」ポロポロ

にこ「真姫!!今からでも遅くない…やり直そう…!!」

にこ「取り返しのつかないことしちゃったけど、穂乃果たちなら、きっと許してくれる!!」

真姫「許してくれるわけないじゃない!!」

にこ「聞けば穂乃果たちは、新しく蘇生方法を見つけたかもしれないって言うじゃない」

にこ「穂乃果たちの可能性にかけてみてもいいと思う!!」

真姫「いまさら仲直りなんて無理よ!!」

にこ「はぁ……全く、昔っから頑固なんだから…」

にこ「あんた……悪かったわね。自分の仲間の元へ行きなさい」ガポッ

善子「プハァッ…!」

善子「…え?」

にこ「今から、真姫を説得するからあんたはここにいても邪魔よ。あんたには悪いことしたわね…早く仲間の元へ行って」

善子「え、あっ、はい…分かり…ました…?」

にこ「早く!!」

善子「はいぃっ!!」タッタッタッ

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にこvs真姫

真姫「いまさら、穂乃果たちの元へ戻れるわけないじゃない!!」

にこ「謝ってみなくちゃ分からないわ!!」

真姫「謝っても無駄よ!!」


にこ「…手間のかかる後輩をもって大変だわっ!!」ダッ

真姫「わがままな先輩をもってこっちこそ大変よ!!」ダッ

にこ「やぁっ!」ブンッ

真姫「はっ!」ブンッ


ドゴォォォオン!!


同時に出した拳がぶつかり合う。

にこ「捕まえた!!」ガシッ

真姫の拳を捕まえる。

真姫「ちょ…離して!!」

にこ「あんたも変身解除よ!!」ブンッ


真姫の左腰を蹴るにこ。


ガチャン

真姫「っ!!」シュウウウウウン

真姫「…!!」パシッ

にこ「あっ!」ポイッ


にこは腕を殴られた拍子に魂掃除機を落とした。

にこ「よく仮面ライバー相手に、殴ろうと思ったわね。」

真姫(( 痛っ…!金属なんて素手で殴るもんじゃないわね…))

真姫「…もう1発!!」タッタッタッ

ドサッ

にこ「きゃっ!!」ドテッ

真姫の渾身のタックルがにこに炸裂した

真姫「っはぁ…はぁ…私が、にこちゃんを消して、蘇らせるんだから…!!」ヒョイッ


魂掃除機を拾った、真姫。

真姫「にこちゃん…はぁ……はぁ…」ガバッ

にこ「なによ…抱きつくなんて……まさか!!」

真姫「はぁ…そのまさかよ…!!」ガチャン

にこ「…っ」シュウウウウウン

にこの変身が解けた。

真姫「ほら、口開けなさいよ!」ガシッ

真姫はにこの口を無理やりこじ開け、掃除機を押し込む。


にこ「…んっ!!」モガッ

真姫「…スイッチオンよ……!」カチッ


キュイイイイイン

にこ「っ…んっ……」

にこ「…」ギュッ

真姫「何してんのよ、突き放さないの!?さらに強く抱きしめるなんて……馬鹿なの!?」

真姫「自分が消えるかもしれないって時に、あんたよくこんなこと出来るわね」

にこ((真姫ちゃん…真姫ちゃんなら、きっと分かってくれる。 ))

にこ((真姫ちゃんはまだ人を消したことが無かったわよね…?))

にこ(( にこの命をもって、思い知って欲しい…自分たちの過ちを。))

にこ(( あまり頼りにならない先輩だったかもしれないけど…ずっと仲良くいてくれてありがとね ))ニッコリ

にこ(( …真姫ちゃんと仲良くなれて幸せだった ))

にこ(( 信じ…てる……わ…よ……))ガクッ

真姫「グスッ…なんで、笑ってん゛のよ…」ポロポロ

にこ「…」ニコッ

にこ「…」ギュゥゥゥ

真姫「消え゛たくな゛いな゛ら抵抗しなさいよ゛ぉ!!」ポロポロ

にこ「」フワッ


真姫を抱きしめる力は、消えてしまった


真姫「グスッ……うぅ…」ポロポロ

パァァアアア

にこ、消滅。

真姫「ほんとに…消えちゃった……」ポロポロ

真姫「こんなに、簡単に消えるなんて……」

真姫「……にこちゃんの笑顔、久しぶりに見たわね…」

真姫「いつから、にこちゃんの笑顔は消えたんだっけ」

真姫「にこちゃんが高校卒業してから、見ていないかも」

真姫「なんで、なんでこんな身近な人の笑顔すら!守ってやらなかったのよ!!」ドンッドンッ

涙で濡れた地面を叩く。

真姫「ごめん。にこちゃん……。にこちゃんが消えてからしか、自分に正直になれなかった」ポロポロ

真姫「本当は…本当はこんなことやりたくない!!なんでみんなを消そうとするの!?エリー!!」ポロポロ

真姫「もっと早くエリーを説得してれば…!! 」

真姫「うぅ…もう…私のバカッ!!」ドンッ

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第3話 完

〖第4話:コワレヤスキ〗

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【音ノ木坂 正門付近】
鞠莉vs果南&花丸

ルビィはそばで果南と花丸の戦いを見ていた。

花丸「ルビィちゃん、見ててね。マルの勇気を…!!」ガチャン

果南「鞠莉、容赦はしないよ」ガチャン

花丸&果南「「ミュージックスタート!!」」

ギュオオオオン ギュオオオオン

ババァァァァァァン


ルビィ「…」ゴクリ

鞠莉「…」ガチャン

鞠莉「ミュージック、スタート」

ギュオオオオン

バァァァァァアン

果南「さぁ、鞠莉!!東京で何が起きたのか…話してもらうよっ!!」ブンッ

鞠莉「ノーサンキューよ」パシィ

果南の拳を軽々と受け止める鞠莉。

鞠莉「これでも喰らえっ!!」

鞠莉「はっ!」バチィン

果南「そっか、あんたムチ持ってたね」サッ

鞠莉「えぇ、有効活用させてもらうわ」

花丸「練習しないでクルクル回してたから、てっきり遊んでるだけかと思ってた…」

鞠莉「はぁっ!」バチィ

果南「真剣白刃取りっ!!」パシッ

果南「花丸!今のうちに!!そのダガーでムチを切って!!」


花丸「やあっ!!」ズバッ

鞠莉「oh…私のムチが半分の長さに…」


花丸「さすが"だぎゃあ"ズラ。」

果南「"ダガー"ね」

すると突如、物陰からキメラが現れた。


キメラA「ギャオアオオオオオ!!」バッ


果南「キメラ!?」

花丸「しかも1体だけじゃないズラ!!」

果南「そっか、忘れてた…私たちの勝負なんてキメラにとっては関係ないもんね。」

花丸「ルビィちゃん、逃げて!!」

ルビィ「えっ、うん!!わ、分かった!!」タッタッタッ

キメラA「クワセロ!!」ブンッ

花丸「やあっ!!」ズパッ

キメラA「イタクナイ」ガシッ

腕を掴まれた花丸。
花丸の攻撃はキメラに通用しなかった。

キメラA「ヒッヒッヒ」ガシィッ


後ろから はがいじめ にされる花丸。

果南「まずいっ…他のキメラを相手してて花丸のところへ注意を向けてなかった…!!」ゲシッ

キメラB「ギャア!!」


鞠莉「花丸…!!」ダッダッダッ

果南「このままじゃ…梨子の時と同じに…っ」ガチャン

ベルト『アンコール!アンコール!』

果南「花丸、今助けるよ!!」タッタッタッ

キメラA「ヒッヒッヒ」クルッ

キメラは、花丸を果南の方へ向けた。


果南「なっ…!!これじゃあ攻撃出来ないよ!!」

キメラA「イタダキマス」カパッ

キメラが大きく口を開ける

果南「花丸!!」


キメラA「」キュイイイイイン

花丸「…っ」

花丸「…!!」ガチャン

ベルト『アンコール!アンコール!』


花丸(( くらえっっ!! ))ザクッ


ダガーから発せられた刃状のレーザーでキメラの頭部を指した。

キメラA「アガ…ガァ…」シュウウウウ

バッゴオオオオオン!!

花丸「きゃあっ!!」ゴロゴロゴロゴロ

鞠莉(( 花丸… ))ホッ

キメラC「スキアリ!」

キメラD「イケ!」

キメラE「!!」


花丸「えっ!?」

タイミングを見計らっていたかのように、複数体のキメラが花丸に覆いかぶさった

鞠莉(( アンコールを使い終わるのを見計らっていたというの…? ))

果南「…っ!!」ダッ


キメラF「イカサナイ!」

キメラG「ダメ!」


果南の前にも複数体のキメラが立ちふさがった。

果南「どいてぇぇえ!!」ブンッ

キメラF「ギャオオオオオ!!」シュウウウウ

キメラG「ガハッ!!」シュウウウウ


バッゴォオオオオオオン


アンコール機能による強烈な蹴りがキメラ2体に直撃、撃破した。

しかし、間に合わなかった…

無残にも、花丸の仮面ライバーのみが、転がっていた。

花丸、消滅。

果南「そんな…」


鞠莉(( 私のせいよ…))ガクガク

果南「鞠莉…?」

キメラC「ツギハアッチ!!」

キメラA「イクズラ!」

キメラE「ウィ!」


鞠莉の元へ一斉に向かうキメラたち。
しかし、鞠莉はそのことに気づいていなかった。

果南「鞠莉、危ないっ!!」タッタッタッ

ドサッ

鞠莉「急にぶつかってくるなんて、何するのよ果南…!!」

果南「やっぱり、たとえ敵だとしても、放っておけないよ。」

鞠莉「…はっ…ダメ!果南!!キラキラしないで!!」

果南「キラキラ…?どういうこと?」

鞠莉「どういうわけか知らないけど、魂が輝いてる人のところへ…」


キメラC「」カパッ

鞠莉「!!」

果南「いつの間に私の背後に…!?」

キメラ「」キュイイイイイン


果南「っ…」ガチャン

ベルト『クールタイム中です、しばらくお待ちくだ…』

果南「さっき、使ったんだ…った…!!」クラッ

鞠莉「果南!!」ガチャン

ベルト『アンコール!アンコール!』


鞠莉「はぁぁああっ!!」ビュンッ


長さが半分になったムチだが、至近距離のキメラに放つには充分な長さだった。

キメラC「ギャア!!」シュウウウウ

バッゴオオオオオン

果南「…っ!」ゴロゴロゴロゴロ

鞠莉「キャッ!!」ゴロゴロゴロゴロ


至近距離での爆風は、2人を遠ざけてしまった。

キメラD「チャンス」

キメラF「ウン、チャンス」

鞠莉「かっ…果南っ!!」

果南「アハハ…私も消えちゃうのかぁ……」

キメラD「」カパッ

キメラE「」カパッ

キュイイイイイイン
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

果南、消滅。

キメラE「ツギ、ホカノトコイクゾ」

鞠莉「待って!私のことも消してよ!!」

キメラたちは鞠莉に興味を全く持たず、どこかへ去っていった。

鞠莉「そんな……私の心は輝いていないとでも言うの!?」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ルビィ「急に静かになったけど、決着がついたのかな…?」スタスタ


鞠莉「…」

戻ったルビィが見たのは、ただ1人立ち尽くす鞠莉の姿だった。

ルビィ「あれは…花丸ちゃんのベルト…!!」

ルビィ「果南ちゃんのベルトまで……!!」

プツン

ルビィ「うああああああ!!なんでっ!!」


ルビィ「なんで、なんで鞠莉さんはこんなことを!!」ガチャン

ルビィ「ミュージック!!スタート!!!」ガチャン

ギュオオオオン ギュオオオオン

バァァァァァアン

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

鞠莉vsルビィ

ルビィ「うぁぁああああ!!」ダッダッダッ

鞠莉(( ルビィ…? ))

鞠莉(( そっか…この状況、どうみても私が果南と花丸を消したようにしか見えないか ))

鞠莉(( ルビィ、あなた、怒りで壊れたわね…? ))

ルビィ「鞠莉さんっ!!許さないっっ!!」

鞠莉(( やっと死ねる…本望よ。))

鞠莉「あら、ルビィじゃない?見ての通り、果南と花丸は私が消したわよ?」

ルビィ「許さない許さない許さないっ!!絶対に許さないっ!!」ブンッ

ルビィは身長の3倍はあるオノを思いっきり振り下ろした。


ズバァッ


鞠莉((痛っ…!!))

鞠莉「…こんなもん!?もっと本気で来なさいよ!!」

ルビィ「うらあああああああ!!」ズバズバッズバッ

連撃が、次々と鞠莉に当たる。

ルビィ「はああああああ…」ダッ


大きく飛び上がったルビィ、鞠莉めがけて その怒りを振り下ろした。

鞠莉「きゃぁぁあっ!!」

ルビィ「このぉ!!」ドサッ


鞠莉の上に馬乗りになるルビィ

鞠莉「私が憎いでしょ!?さぁ、早く殺しなさいよ!!」

ルビィ「フーッ…うううううっ!!」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

善子が、遠くからルビィと鞠莉を目撃する。

善子「あら…あれはルビィ…ってやばい状況じゃない!!」

善子「ルビィ!!やめて!!」タッタッタッ


ルビィ「ふーっ!ふーっ!」プルプル

鞠莉「早く殺しなさいよ!!」

善子「ルビィ!!ダメよ!!」ガチャン


善子「ミュージック、スタート!」

ギュオオオオン ギュオオオオン

バァァァァァアン

ルビィ「はぁぁぁあっ!!」

ルビィが斧を振り下ろそうとした、その時……

善子(( 間に合えっ!! ))ガチャン

ベルト『アンコール!アンコール!』

バキュン!!

善子の放った光弾は、ルビィの持つ斧の持ち手へと命中した。
偶然にも持ち手へと命中した銃弾は、鞠莉の命を救ったのだった。


カランコロンカラーン

斧の刃は放り出された。

善子「よっしゃラッキー!あんなに不幸な私が、こんな遠くから当たるなんて!!」

ルビィ「あぇ…?」

鞠莉((ヨハネ…、余計なことを… ))

善子「ルビィ、怒りに身を任せちゃダメよ!!」

ルビィ「うぅ…うぅぅう…!!」ポロポロ

善子「生き返れるかもしれないのは魂を吸い取られて消された人だけ!!ルビィが殺したらマリーはもう生き返らないのよ!?」

ルビィ「うわぁああああん!!」ドバァッ


ルビィ「善子ちゃあああん!!」ダッダッダッ

鞠莉((他の子なら、私を…))スタスタ


善子「あっ、マリー!待ちなさいよ!!」

鞠莉「…」チラッ


鞠莉「…」プイッ

スタスタ

善子「…マリー」

善子「…ルビィ、落ち着くまで泣いていいわよ。私がそばにいてあげるから。」ギュッ

ルビィ「うわぁあ゛あ゛っ!!うああ゛ああんっ!!」ポロポロ

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第4話 完

〖第5話:硝子の花園〗

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【音ノ木坂 大きな木のある場所】
希vs絵里


2人は既に変身して戦っていた。

ガキィン

双方の拳がぶつかりあう。

希「ウチと絵里ちが直接戦うことになるなんてね…。」

希「この場所、覚えてる?」

希「ウチらと穂乃果ちゃん達が初めて話した場所…」

希「もっと言うと、ウチらとµ’sが初めて話した場所。」

絵里「そうね。」

希「穂乃果ちゃんと絵里ちがビーチで喧嘩して以来……絵里ちは、穂乃果ちゃんと話すのが本当は怖いんやろ?」

絵里「…怖くなんかないわ。」

希「穂乃果ちゃんの真っ直ぐなところが絵里ちは羨ましくて、今また穂乃果ちゃんと話してしまえば、自分がしてきたことを後悔して、辛くなる。」

希「仲間を消すという決心が揺らいでしまう。本当に復活するかも分からないのに、仲間を消してしまった。」

希「穂乃果ちゃんと話すことで、自分が今まで犯してきた罪に、自分が滅ぼされそうになる……そうやろ?」

希「素直になろうよ、絵里ち。」

絵里「…素直になんてなれるわけないじゃない!!私はもう、花陽と凛、海未を自らの手で消してしまったのよ?」

絵里「例え私の行いが罪だとしても!どれだけ悲しい思いをしても!もう後戻りは出来ない…!!」

希「まったくもう、ほんと…頑固やね」

希「ウチが勝ったら穂乃果ちゃんと話してもらうよ。」ダッ

絵里「私が勝ったら希の魂をいただくわ。」ダッ

希(( 長年付きそってる勘だけど、絵里ちは脚技が得意…なはず!! ))タッタッタッ

希((なら…))タッタッタッ

絵里「はぁっ!!」


希の予想通り、絵里は飛び蹴りを繰り出した。

ズザァァァァア


絵里(( スライディングで避けた…!? ))

希「ふふん♪背後がガラ空きやで!!」ダッ

ドゴッ


希のタックルが絵里に命中した。

絵里「…負けてられないわね」


絵里がおもむろにベルトへ手を差し伸べる。


ブゥウウン

絵里の手元に長剣が現れた。


希「長剣…!!なんで!?」

絵里「あら、いつまでも旧型の仮面ライバーを使うわけないじゃない。」

絵里「最近の仮面ライバーは、使用者の個性に応じて武器を発現出来るのよ。」

絵里「昔は遠距離攻撃が出来たけど…」

絵里「高校を卒業してから、武道のトレーニングをした結果、剣の方が適正になった…ってことかしらね」

絵里「希、行くわよ」

希「えっ」


ビシュンッ ズバッ!!

絵里は高速で希に接近、横一文字に剣を振った。

が、しかし


希「ふぅ…間一髪やね」

絵里「この速度の攻撃を避けるというの…!?」

希「危ないなぁ、当たってたら顔に命中してたよ?」

希「はぁっ!!」ドゴッ


希の強烈なパンチ。


絵里「がはっっ!!」

絵里「…」

絵里「たぁっ!!」ブンッ

絵里の振り下ろした剣は、希の左肩から右腰へとダメージを与えた。

希「痛っ…!!」

絵里「やああああああああっ!!」ブンブンブンブンブンブンッ

絵里の高速の連撃が希を襲う…!

希「ほっ!やっ!はっ!」サッサッサッサッサッ

絵里「全部避けた!?」

希「エヘヘ…スピリチュアルやろ?」

希「やぁっ!!」ブンッ

希の右ストレート、しかし絵里はその拳を捕らえる。

ガシッ

絵里「捕まえたわ…!!」

希「よっ!」ピョン

バキィ


拳を掴まれた希は、その場でジャンプし、右脚で絵里を蹴り飛ばした。

絵里「きゃあ!!」ゴロゴロゴロ

希「さぁ、絵里ち…降参して!!」

絵里「……っ!!」

絵里「負けね…」スタスタ

絵里「希……こんな私でも、許してくれる?」スタスタ

希「もちろん許すよ」

希「仲直りにギューしよ?」パッ

絵里「えぇ…」スタスタ

希「」ニッコリ

ガチャン

シュウウウウウウン


希「…!?」

希の変身が絵里によって解かれた。

絵里「許してくれてありがとう…そして、ごめんなさい…」スッ

希「そ、それはなに…!?」

絵里「魂を吸い取る小型掃除機よ」

希「そんなものあるんやね…!」

希「オカルトマニアとしてちょっと興味があるかも」

絵里「抵抗しないの?消されるのよ?」

希「抵抗しても、仮面ライバーをつけた絵里ちに生身では勝てないよ」

絵里「希…あなたは、消えるのが怖くないの?」

希「怖くないよ。必ず穂乃果ちゃんが蘇らせてくれるって、信じてるから。」

希「それに、魂の世界とかって本当にあるのか気になるし…怖さよりも好奇心の方が強い。」ニッコリ

希(( あとは頼んだよ…穂乃果ちゃん ))

希「おりゃーっ!!」ポイッ

希は自分のベルトを遠くへ投げた。

絵里「何する気…!?」


絵里が振り返るとそこにはベルトを回収し、走り去る人影がいた。


絵里「穂乃果ね…何をする気かしら」

希「穂乃果ちゃんは、ウチを蘇らせる手段を持っている。だから、ベルトだけ渡しといたの。復活したらすぐ戦えるようにね」

絵里「へぇ…本当かしら?」

希「嘘だと思うなら、ウチのことさっさと消してみたらええやん」

絵里「…分かった。」グイッ

カチッ

キュイイイイイイイイン

希(( ん……魂が吸われるってこんな感覚なんやね ))

希(( ずっと息を止めてて、息が苦しくなった時の、頭がぼーっとする感じと似てる…かな…?))

希「…」

パァァァァァァ

希は、10秒もかからずに消え去った。

絵里「さて…次は誰を狙おうかしら…」

絵里「…」グッ

絵里は、仲間を消してしまう罪悪感に段々と耐えきれなくなってきていた。

と、そこへ紫色の仮面ライバーが現れた。

絵里「希…?」

絵里「本当に復活の手段を持っているというの…?」

希?「…」タッタッタッタッ

絵里「ちょっと待って希!!」タッタッタッタッ

絵里は希?を追いかけ、夜の校舎内へ向かった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

第5話 完

〖第6話:もうひとりじゃないよ〗

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【生徒会室】

絵里「ハァ…ハァ…どうして希が復活出来たの!?」

希?「…」

絵里「そうやってすぐ復活出来るなら、海未や花陽や凛もことりも!!すぐに復活させてみせてよ!!」

バチィン!!


希?は絵里の顔に平手打ちをした。

絵里「…っ」ギロッ

絵里「何よ…」ブンッ


ズバッ

絵里は希?の右腕を切りつけた。


希?「っ!!」

絵里「もう一度希の変身を解除して、真実を吐かせるわ…!!」タッタッタッ

絵里「はっ!!」ブンッ

絵里「やぁっ!!」ブンブンッ


絵里の連撃は全て命中、しかし

希?「」ダッダッ

ドゴッ

絵里「きゃっ!!」ドテッ


絵里「私の攻撃を食らうこと覚悟で突進をするなんて……!!」

希?「」ダッダッダッ

絵里に向かって希?が走る

絵里「馬乗りになろうとしても無駄よ!!」ブンッ

絵里の、地を這うような蹴りが希の脚を捉える。

ズテッ

転ばされてしまう希。

絵里「逆に馬乗りになってあげるわ…!!」

絵里は希?の上に馬乗りになる。

希?「…!!」

絵里「まずは希の変身解除からよ」

ガチャン


シュウウウウウウン

変身が解かれる。

絵里「!!」

紫色の仮面の下には、希ではなく穂乃果の顔があった。

穂乃果「……早くもバレちゃったね…」トホホ

絵里「…穂乃果…!?」

穂乃果「隙ありっ!!」ガチャン

穂乃果が絵里の左腰を叩く

シュウウウウウウン

絵里の変身が解除された。

絵里「あ……あぅ…穂乃果……」

穂乃果「希ちゃんの作戦だよ。絵里ちゃんは穂乃果と直接会えば心が揺らぐはずだって、希ちゃん言ってた。」

ーーーーーーーーーーー

希「あ、穂乃果ちゃん ちょっとこっちきて」チョイチョイ

穂乃果「なになに?」

希「もしもの時の為に…」

希「ウチの音声を録音しておいたテープを渡すね。」

穂乃果「?」

希「絵里ちと穂乃果ちゃんの仲直り作戦の件。」

希「まず、ウチが絵里ちを引きつけて、戦う。ウチが勝ったら、絵里ちを穂乃果ちゃんの元へ連れてくる。」

希「ウチが勝つ前提だけど、もしかしたら負けるかもしれない。」


希「ウチがもし負けそうになったら変身を解除してベルトを遠くへ捨てる。」

希「ウチは多分消される。そしたら、穂乃果ちゃんがウチの仮面ライバーを拾って、それを使って変身して欲しい。」

穂乃果「え?どうやって希ちゃんの仮面ライバーで変身するの?」

希「高校生の頃、花陽ちゃんと凛ちゃんが消えた後なのに、花陽ちゃんと凛ちゃんが襲ってきたことあったの覚えてるよね?」

穂乃果「うん。正体は絵里ちゃんと誰かだったね。」

希「うん、正体はどうでもいいんだけど、どうやって変身出来たのかが、ウチは気になってた。」

希「そして、そのカラクリが分かった。」

穂乃果「おぉーっ!!」

希「穂乃果ちゃん、ウチのベルトつけてみて」

穂乃果「うん」ガチャ

希「じゃあ、変身ボタン押して」

穂乃果「OK」ガチャン

穂乃果「ミュージックスタート!」


しーん

穂乃果「やっぱり何も起きないよ?」

希「ふふふ…」


希「ミュージックスタート!!」

ギュォォォン ギュォォォン

バァァアン

穂乃果「わぁあ!!すごいすごーいっ!!穂乃果が希ちゃんの仮面ライバーで変身できたぁ!!」

希「やっぱりね。音声認識で変身ってのがどうも気になってて。」

希「要は、誰がどのベルトをつけてても、登録してある音声の主がミュージックスタートと言えば変身出来るんよ」

希「ウチが"ミュージックスタート"って言ってるのを録音して穂乃果ちゃんに渡しておくね。」

穂乃果「うん、分かった。」

ーーーーーーーーーーー

絵里「希には、あの時のトリックはお見通しだった…ってわけね」

絵里「確かに、花陽と凛が"ミュージックスタート"と言う音声を影から録音していたわ。」

絵里「花陽のベルトで私が、凛のベルトではにこが変身して、それで海未を消した…」

絵里「そんな作戦考えるなんて…、希は自分が消えるのを受け入れていたというの…!?」

穂乃果「希ちゃんは、穂乃果を信じてくれてる。だから、穂乃果は絵里ちゃんのことやみんなのこと、諦めないよ!!」

穂乃果は絵里のベルトを遠くへ投げ捨てた。

穂乃果「絵里ちゃん…どうして相談してくれなかったの!!」ガシッ

絵里「う…うるさいっ!!」ブンッ

穂乃果が絵里の腕を掴むが、絵里はそれを振り払う

穂乃果「っ…ホントは辛いはずだよ!!」ドンッ

穂乃果は馬乗りになっている絵里を突き飛ばした。

穂乃果「みんなを自分の手で消しても復活出来るかどうか、不安なはずだよ!!」スタスタ

バチィン

穂乃果のビンタが絵里へと響く。

絵里「うぅ…グスッ…そんなこと知らない!知らないわよ!!」

絵里「やぁあああああああっ!!」ドカッ

穂乃果「わっ!!」ドサッ


絵里は穂乃果へタックルをした。

再び穂乃果に馬乗りになる絵里。

穂乃果「絵里ちゃん」

絵里「うぅ…穂乃果の事も゛っ!!グスッ…消せばい゛いのよ!!」

穂乃果「穂乃果は消されるわけにはいかない!!力ずくでも絶対に口を開けないよ!!」

穂乃果「」ムッ

絵里「じゃあ口を開けるまで張り手を続けるわ…!!」

バチィン!バチィン!バチィン!

絵里「早く開けなさいよ…!!」

バチィン!!バチィン!!バチィン!!

絵里「ほら!早く…!!」

バチィン!バチィン!

絵里「早く…開けてよ…グスッ…お願いだから」

バチィン

穂乃果「…絵里ちゃん、そんなことしても穂乃果は痛くないよ…!!」

穂乃果「痛いのは、絵里ちゃんの方だよ……!!」

絵里「っ…!!」ポロポロ

穂乃果「穂乃果には絵里ちゃんが、自分に嘘ついて我慢してること、なんとなくだけど分かるよ」ポロポロ

穂乃果「大丈夫、い、いつでもやり直していいからっ…!!」ポロポロ

穂乃果「だから…もう゛っ!独りでっ泣かな゛いで良いんだよ゛!!」ポロポロ

絵里「っ…」ポロポロ

絵里「穂乃果ぁぁ゛っ!!」ポロポロ

絵里「穂乃果ぁぁあ゛あ゛!!」ポロポロ

穂乃果「うぅぅ…絵里ちゃあああ゛あ゛ん!!」ポロポロ

二人は抱きしめあった。お互いが泣き止むまで。


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第6話 完

〖第7話:INNOCENT BIRD〗

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絵里「ごめんね…そんなに頬を赤くしてしまって」

穂乃果「うん、大丈夫だよ。ちょっと痛いけど…。」ヒリヒリ

穂乃果「絵里ちゃん、何があったのか、真実を話してくれる?」

絵里「え、えぇ。でも…私のこと嫌いになったりしない…?」

穂乃果「絵里ちゃんはもう1人じゃないよ!大丈夫!!」グッ

絵里「そう…良かった…。じゃあ、話すわね」

絵里「ことりが消えた日…みんなが外で戦っている間、にこと私は部室に残っていた。」

絵里「そしたら、変な男が窓の向こうから声をかけてきたのよ」

ーーーーーーーーーーー
【部室】

絵里「あなた、誰…?」

にこ「おっさん、ここは女子高よ?」

研究員「君たち、キメラに消されたくないとは思わないかい?」

絵里「どういうこと?」

研究員「私は魂とキメラの関係性について調べていてね…」

研究員「魂を吸い取る機械を君たちにプレゼントしよう。」スッ

にこ「はぁ?あんた、何がしたいの?」

研究員「この機械を使って、あなたの仲間たちの魂を吸い取ってください。」

研究員「そして、私にその集めた魂をください。そうすれば、キメラに魂を吸われないように、あなた方の魂を改造してあげますよ…フフフ…」

研究員「もちろん我が研究機関で回収した魂は返却させていただきます。」

研究員「魂を返却するというのは…つまり、肉体がある状態で、この世界に蘇らせる…ということです。」

絵里「そんなうさんくさい話…信じるわけが…」

研究員「でも、このままだと皆消えてしまうかもしれませんよ?」

絵里「…っ」

研究員「信じるか信じないかは勝手ですが、信じないならあなた方は消えてしまうだけです。」

にこ「…あんた一体何者なの…、答えなさいよ!!」

研究員「オハラ財閥のしがない研究員ですよ…世間に今回の研究がバレたら、あなたたちとの契約は取り消します。」

研究員「なので、正体は周りには秘密でお願いしますよ。」

絵里「オハラ…財閥…」

ーーーーーーーーーーー


穂乃果「なるほど…そんなことが…」

絵里「そういえば、さっき会った鞠莉って子の名字が、小原だった。きっとオハラ財閥の娘よ」

穂乃果「えっ!!…鞠莉ちゃん!?」

穂乃果「穂乃果たち、鞠莉ちゃんから復活の方法を聞かせてもらおうと思って今回の対決をしかけたんだよ!!」

絵里「えっ、そうなの!?」

穂乃果「鞠莉ちゃんの名字が小原だったなんて…やっぱり鞠莉ちゃんは復活の仕方とか知ってそうかも!!」

絵里「鞠莉ちゃんを探しましょうか…!!」

穂乃果「うん…!!」

穂乃果と絵里は、鞠莉を探すことにした。

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【屋上】

千歌vs鞠莉

偶然出会った二人は、誰にも邪魔されずに決着をつけるために屋上へと移動し、すでに戦いを始めていた。

千歌(( おかしい…。鞠莉ちゃんがさっきから攻撃してこない…!!))

鞠莉「…」

千歌「鞠莉ちゃん、戦う気あるの!?」

鞠莉「殺す気で来なさい」ボソッ

千歌「えっ?」

鞠莉「あなたからは殺意を感じないわ…。私が憎いでしょ?私を殺しにきてよ!!」

千歌「いや…殺すとか、そんな物騒なことしないよ」

千歌「鞠莉ちゃんを正気に戻そうと…」

鞠莉「…もうっ…!!」タッタッタッ

千歌「ちょっ…鞠莉ちゃん!?」


鞠莉は柵の方へと駆けていく。

鞠莉(( ここから飛び降れば……!! ))ヨジッ

千歌「鞠莉ちゃん…危ないよ!!」ガシッ

千歌が鞠莉の脚を掴む。

鞠莉「離してよ!!」

鞠莉「敵が消え去るなら、千歌には好都合じゃない!!」

千歌「鞠莉ちゃん……?」

ガチャッ

屋上のドアを開けて、真姫が入ってきた。


真姫「…えっ?」

真姫「何よこの状況!」

真姫「危ない!!」タッタッタッ


2人がかりで、鞠莉を抑えることが出来た。

3人は変身を解除して、話し合った。

真姫「あなた、何も…自殺する必要は無いんじゃない?」

鞠莉「……」

千歌「助かりました、真姫さん。どうしてここが分かったんですか?」

真姫「屋上でドンパチやってるのが聞こえたのよ。…誰が戦ってるのか気になったから確認して、戦いを止めようと思って。」

千歌「戦いを止めたい……真姫さん、敵じゃなくなったんですね…!」

真姫「えぇ…、まぁ、今更だけど……気づいたのよ。自分の過ちに。」

鞠莉「…」

真姫「ねぇ…あなた、辛いんでしょ?」

鞠莉「…」


真姫「もうっ……」

バチィン!

真姫は鞠莉をビンタした。

鞠莉「!?」

真姫「あのね、本当に辛いときは、自分から周りを頼らなくちゃいけないの…!!」

真姫「気づいてくれるだろうって、ずっと待ってても、周りがすべて分かってくれるわけじゃないのよ」

真姫「私も、今のあなたみたいに…他人と仲良くなりたくても話しかけられなかったり……本当は泣きたいのに強がったりして」

真姫「本当に辛い時に他人に頼るってことが出来なかった!」

真姫「唯一 頼っていた仲間も減っていって…1人でどうしていいのか分からなくなった!!」

真姫「今のあなたには仲間がいるじゃない!!もっと頼ってあげなさいよ!!」

真姫「自分の命を軽く見ないで!!」

鞠莉「…!!」ポロポロ

千歌「鞠莉ちゃん…!!」ギュッ

鞠莉「うぅ…」ポロポロ

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

真姫「どう?落ち着いた?」

鞠莉「…ありがとうございます。」

千歌「鞠莉ちゃん…何があったのか話してくれる?」

鞠莉「…えぇ」

鞠莉「東京で研究所に行ったときに、研究員の人に見せられたものがあるの。」

千歌「何を見せられたの?」

鞠莉「えっと…」

ーーーーーーーーーーー
【研究室】

研究員「これだよ、見て欲しいんだ。」バッ

研究員が机にかけられたシーツを取った。

そこにあったのは、沢山の鞠莉の写真。
幼い頃の鞠莉から、スクールアイドルを始めてからの鞠莉まで…実に数百枚ほどの写真があった。

鞠莉「ひっ…」

研究員「どうだい?私が頑張ってコレクションした写真だよ」

研究員「昔から、ずっと鞠莉ちゃんが好きだった…ずーっとね」

研究員「鞠莉ちゃん、私がどれだけ君を愛しているか伝わったかな?」

鞠莉「…」ガクガク

研究員「キメラが繁殖したのも、元はと言えば鞠莉ちゃんが原因だよ…!!」

鞠莉「えっ…?」

研究員「幼い頃、鞠莉ちゃんはスクールアイドルに憧れ始めたよね。」

研究員「だが、私にとってそれは不快だった!!」

研究員「スクールアイドルのことばっかり好きになって…私のことを向いてくれなくなった」


鞠莉「昔から、あなたのことを見てた覚えは無いわ…!!」

研究員「スクールアイドルさえ無くなれば鞠莉ちゃんはもう一度私のものになると思ったのさ…!!」

研究員「そこで、元々研究していた"神に近づくための研究"を利用させてもらった…。」

研究員「その研究こそが"キメラ"だ。人間と動物の融合は禁忌。禁忌を犯す私は、神へと近づいているわけだ。」

鞠莉「歪んでるわ…あなた…!!」

研究員「そして、当時スクールアイドルブームの中でも人気急上昇中だったµ’sとやらを潰しにいこうと決意した。」

研究員「音ノ木坂へ向かった私は、1匹のキメラを放った。すると大パニックだ…ハハッ」

研究員「キメラは、音ノ木に放った後すぐに回収する予定だったが、キメラを逃がしてしまってねぇ…」

研究員「その後、分裂によってキメラが増殖していったみたいだが…それは予想外だった。」

研究員「でも大丈夫、私にはキメラが吸い取った魂を一気に一箇所に集めることの出来る機械を持っている。」

研究員「私が人の命を管理しているのさ…もう神になったも同然…フフフ」

研究員「すべて君のせいだ。鞠莉ちゃん。」

鞠莉「私の…せい…?」

研究員「君がスクールアイドルにさえ憧れていなければ、µ’sは解散することなく、こんなにたくさんの人が消えずに済んだんだ…!!」

鞠莉「私が…スクールアイドルに憧れなければみんなが消えることは……」
ーーーーーーーーーーー

鞠莉「と、いうわけ。」

千歌「なるほど、だからスクールアイドル辞めるなんて言い出したんだね。」

鞠莉「自己嫌悪と罪悪感ですぐに死にたくなったわ。でも、私が死んでも事態は変わらない。でも、生きていても事態は変わらない。」

鞠莉「どうしたら良いのか分からなくなって、自殺する勇気も無くて、誰かに私を殺して欲しかったのよ…」

鞠莉「さっきは、意を決して自殺しようとしてた……止めてくれてありがとう。」

真姫「まぁ、これで一件落着ね。」

真姫「もう、絵里くらいしか敵はいないでしょ」

ガチャッ

ドアが開いた。

絵里「私も、もう敵じゃないわよ」

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第7話 完

〖第8話:Happy maker!〗

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続々と屋上にメンバーが駆けつけ、全員が揃った。
そして、鞠莉のこと、絵里のこと、全てを全員で共有した。

穂乃果「ねぇねぇ、消えた人が復活するかもしれないってのは結局どういうことなの?」

鞠莉「えっと」

鞠莉「研究員と話しているときに、"本当に死んだのなら肉体は残るはず、身体はどこかに転送されているだけかもしれない''と」

絵里「なるほど…確かに死体が残らないのは変ね。」

絵里「私たちが持ってるこの掃除機の中に、µ’sの消えたメンバー達の魂が入ってる。」カチャカチャ

絵里「でも、復活させるのは研究員しか出来ないからね。結局はあいつにもう一回会わなくちゃ」

真姫「ちょっと待って」


真姫「その研究員、魂を一箇所に集める機械と、復活させる機械も持ってるのよね。」

真姫「じゃあ、そいつの所行ってぶっとばして奪っちゃえば良いじゃない。」

穂乃果「さっすが真姫ちゃん!!頭良い!!」

穂乃果「復活するってのも、現実味を帯びてきたね!!」

絵里「私からも提案があるわ。」


絵里「全員で行くと、その分キメラの被害から街を守れなくなってしまうわ。」

絵里「それに、研究室にキメラが乱入してきて機械でも壊されたら大変よ。」

絵里「色んな場所に現れるキメラを少数で対処することは出来ない。」

絵里「だから、キメラを一箇所に集めて、何人かでキメラたちを駆除しない?」

千歌「良いですね!!」

絵里「で、どうやって集めるかがまだ決まってないんだけど…」

善子「大きい音に反応して集まるわよ、あいつら。経験があるわ。」

鞠莉「ちょっと待ってヨハネ。キメラが集まる習性についても、研究員から話は聞いたわ。」

鞠莉「よりキラキラした魂を狙ってやってくる、らしいわ。」

鞠莉「誰かを助けたい、守りたい、輝きたい、アイドルになりたい…そんなエネルギーは全部キメラにとって大好物なのよ。」

鞠莉「花丸も果南も、キラキラしたせいでキメラに集中的に狙われてしまったの。」

善子「なるほど。」

善子「あの時、ヨハネのキラキラとした魂の叫びが街中のスピーカーから流れたから、キメラは散っていったのね。」

千歌「輝きたい気持ちを狙ってくるなんて…私たちにとっては凄く厄介だね」

鞠莉「だから、沢山のキメラを一斉に一箇所に集めたいなら」

鞠莉「何人かで、すっごくシャイニーな気持ちになればいいの」

穂乃果「シャイニー?」

真姫「確か日本語で、"輝く"みたいな意味よ」

穂乃果「なるほど、じゃあ、みんなで一緒にキラキラすれば良いんだね。」

穂乃果「良かったぁ!じゃあもう、仲間同士で争う必要は無いんだ!!」

穂乃果「敵は研究員!皆は味方!!」

真姫「そうね」

絵里「沢山迷惑かけちゃって、ごめんね…」

穂乃果「大丈夫だよ絵里ちゃん、一緒に皆を取り戻そう!!」

穂乃果「じゃあ、これから作戦会議だね…!!」


現存メンバーは、穂乃果、絵里、真姫。千歌、鞠莉、善子、ルビィだけとなった。

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【翌日…】
早朝

千歌「ムニャムニャ…zzz…」

ーーーーーーーーーーー

神「こんにちは」

千歌「うわわっ!また神様だ!!」

神「仲直り出来たようで何よりです。」

千歌「これは夢…なの…?」

神「夢…じゃないな。すごい高次元みたいな感じだと思っといてください。」

千歌「な、なんで私がそんな凄いところに来れてるの」

神「私が連れてきたんです。」

神「以前にも穂乃果って子を連れてきたことがあるんですけど、ここの世界でも寝始めちゃって…忠告を聞いてくれなかったんですよ」

神「穂乃果って子には未来を変える素質を感じていました。そしてある時、穂乃果って子と似たようなエネルギーを持つ子を発見したんです」

神「それがあなた、千歌さんです。なので、ここへ連れてきました。」

神「ただ、これからあなたたちに乗り越えられない壁がやってくるのが見えます。」

千歌「乗り越えられない…壁…?」

神「私、悲しいこと嫌いなので、皆にハッピーになってもらいたいんですよね」

神「そこで一つ提案があります。時間を巻き戻しませんか?」

神「もちろんキメラがこの世に産まれないように仕向けるのも私なら可能です。神ですので。」

千歌「えぇぇ!!ホントですか!?」

千歌「そりゃあもう!時間を巻き戻してやり直せば、みんな喧嘩なんてすることもなく!」

神「ただし代償もあります。時を巻き戻すエネルギーが必要なので、あなたたちの記憶エネルギーをください。」

神「今回のキメラの件の記憶を頂きます。」

神「あなたたち、µ’sとAqoursが出会ったこともお互い忘れてしまうでしょうね。」

千歌「それは……」

千歌「……」

千歌「今は、考えさせてください。」

千歌「って、神様なら今すぐにキメラを消してよ!」

神「あのね、命を消すのは無理なんです。キメラも命ですから。」

神「だから時を巻き戻して、キメラがそもそも産まれないように鞠莉ちゃんと研究員が出会わないようにするっていう回りくどい方法でやるのです。」

神「ですが、神の力でも時間の流れに逆らうのは厳しいです。そこで、あなたたちの記憶エネルギーを助力としていただきたいんです。」

千歌「むむぅ…なるほど」

千歌「じゃあ…考えておきまzzz…」

神「この子もここで寝るのか…」

ーーーーーーーーーーー

千歌、起床。


千歌「また、神様…。今回で夢じゃないことが分かったけど…変な気分だなぁ。」

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そして、研究員をぶっとばす作戦の開始日を迎えた。


絵里「いい?最終確認よ。」

一同「はい!」

絵里「私と、真姫と、善子ちゃん、ルビィちゃんの4人でキメラ達を集めて戦う。」

絵里「もし私たちが消えても、穂乃果たちが何とかしてくれる。」

絵里「キメラが研究室に乱入しないように、頑張ってキメラたちを足止めするわ。」

絵里「穂乃果と、千歌ちゃんと、鞠莉ちゃん。あなたたち3人は研究室に行って研究員をぶっとばしてきてちょうだい。」

穂乃果「任せて!」グッ

待機組…絵里、真姫、善子、ルビィ。
ぶっとばし組…穂乃果、千歌、鞠莉。


絵里「じゃあ、作戦決行よ!!」

一同「おーっ!!」

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第8話 完

〖第9話:君のこころは輝いてるかい?〗

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待機組:絵里、真姫、善子、ルビィ

静岡県、とある採掘場…午後2時。
照りつけるような太陽が4人を見守っていた。

絵里「正直、穂乃果の魂の輝きには私らじゃ敵わないものがあるわ。」

善子「確かに、千歌のキラキラ感にも私とルビィじゃ敵わないわね…。」

ルビィ「でも、私達は4人います…!!」

絵里「そうね、ルビィちゃん。穂乃果と千歌ちゃん、鞠莉ちゃんたちは3人。私たちは4人。」

真姫「数では有利ってわけね。」

絵里「そう、だから私たちだって全力でキラキラすれば穂乃果のキラキラにも勝てるはずよ!!」

善子「…その理屈は分かったけど、どうやってキラキラするんですか?」

真姫「そこよねぇ……どうやってキメラを集めるんだか」

絵里「簡単よ」


絵里「"みんなを護りたい"って、そう強く願えばいいのよ。」


真姫「そんな単純なことでいいの?」

絵里「まぁまぁ、騙されたと思ってやってみましょ?」

真姫「…まぁ確かに、今は迷ってる暇なんか無いわね」

絵里「善子ちゃん、ルビィちゃん、準備はOK?」

善子ルビィ「「はいっ!!」」


4人は、それぞれ想いを込めた。

絵里「みんなを護るんだから…今度こそ…!!」

真姫「絶対に…護る……!!」

善子「ズラ丸…リリー…果南…曜…ダイヤさん……!!」

ルビィ「平和になりますように……!!」

しーーん


絵里「まだよ!みんな!まだ足りないわ!!もっと願うの!!」

善子「…」コクッ

善子「我が内なる堕天使今解き放たれよ!今宵行われる決戦にて我の全ての力を解放す、異形の怪物を招致したまへ墾田永年私財法カクカクシカジカ…」ボソボソ

ルビィ「善子ちゃん…!!」

ルビィ「みんなを守るっ…!!」グッ

絵里「真姫、私たちは歌いましょう…!!キラキラするならライブが手っ取り早いと思うの。」

真姫「そうね。キラキラするとっておきの曲を…!!」

~Kira-kira Sensation(絵里、真姫デュエット)~♪♪

~~♪♪♪♪♪♪♪♪♪

ルビィ「µ’sの……生ライブだ……!!」

善子「まるで9人いるみたいに…幻覚が見えたわ……!!」

絵里「ハァ…ハァ…久々でも、案外踊れるものね」

真姫「ハァ……ゼェ……そうね。」

ルビィ「アカペラなはずなのに…伴奏まで聞こえてきました…!!」

しばらくすると、何体かキメラが現れ始めた

キメラ1「キキィィイイイイ!!」

キメラ2「キラキラ…キラキラ…」

絵里「よし、来たわね。」ガチャン

真姫「さっきのライブで疲れちゃったわ。」ガチャン

善子「堕天!」ガチャン

ルビィ「ルビィたちは、負けないよ…!!」ガチャン

「「「「 ミュージック スタート!!!! 」」」」

ギュオオオオオン ギュオオオオオン

ババババァァァァァアン!!


4色の仮面ライバーが並んだ。キメラ対4人の戦いが始まる。

絵里「ハァッ!!」ゲシッ

キメラ5「ギャア!!」

絵里「みんなぁ!!アンコールを使う時はローテーションでいくわよ!!」

絵里「常に誰かが必殺技を撃てる状態を維持するのよ!!」

善子ルビィ「「はい!!」」

真姫「了解」

真姫「やぁっ!!」ドゴッ

真姫の右ストレートがキメラの顔面をとらえる。

キメラ13「ギャオッ!!」

真姫「絶対に許さないわ!!覚悟しなさい!!」

ルビィ「はぁああっ!!」ブンッ

身の丈よりも大きな斧を振り回すルビィ、何体ものキメラに斬撃を与えた。

キメラ1「ギャア!!」ズバ

キメラ12「ウギャア!!」ズバ

キメラ4「ギャオオオ!!」ズバッ

善子「†呪文詠唱中†…」


善子「ハァッ!!」バキュン

善子の放った銃弾は的確にキメラの脳天を撃ち抜いた。


キメラ2「ギャッ!?」シュウウウウ


バッゴオオオオオオン

善子「ふっ」ギラン


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4人が奮闘している頃…

【東京 オハラグループ 本社ビル前】

ぶっとばし組:穂乃果、千歌、鞠莉

穂乃果「ふぅ…いよいよだね」

千歌「はい…」ゴクリ

鞠莉「ピリオドをうつ時…!!」スッ

穂乃果「ん?鞠莉ちゃんそれなぁに?」

鞠莉「あ、携帯で全国生配信中をしてまーす」

千歌「えぇっ!?千歌たち今全国放送されてるの!?」

鞠莉「そうよ。閲覧者数ざっと…5000人くらいかしら。」

千歌「ご、5000!?」

鞠莉「まぁ配信してまだ10分も経ってないから…これからどんどん増えると思うわ。」

穂乃果「何のために配信してるの?」

鞠莉「もし、もしも、私たちが研究員をぶっとばせなかったとして…」

鞠莉「研究員の悪事を全国に生配信しておけば、私たちが消えてしまっても、研究員は世間に裁かれるはずよ」

穂乃果「なるほどぉ!」

穂乃果「ん、でも研究員のやってることが世間にバレたら、絵里ちゃんたちと研究員の"魂を復活させる"っていう約束は無しにならない?」

鞠莉「約束を守るような人には見えない。どうせ言いなりになっても、最後には裏切られるはずよ…。」

千歌「私もそう思います…。」

穂乃果「うーん、確かにそうかも。」

鞠莉「と、いうわけで…配信をご覧のみなさーーん」

鞠莉「今から悪者をやっつけちゃうから…応援よろしくね☆」

穂乃果「じゃあ、さっそくレッツゴー!!」

千歌鞠莉「オーッ!!」

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【研究室 入口前】

穂乃果「作戦の確認ね」

穂乃果「仮面ライバーに変身して研究員にパンチ!!以上!!」

千歌「おぉおおお!分かりやすい!!」

鞠莉「仮にも相手は人間だから、殺さないように加減はしてね」

千歌「うん!大丈夫、分かってるよ!!」グッ

穂乃果「2人とも、準備はいい?」

千歌「はい!」コクッ

鞠莉「えぇ!」コクッ

穂乃果「消えていったみんなの無念を晴らす!!」ガチャン

千歌「輝きは…奪わせない!!」ガチャン

鞠莉「もういちど…シャイニーな日々を過ごしたいの!!」ガチャン

3人「「「ミュージックスタート!!」」」


ギュオオオオオン ギュオオオオオン ギュオオオオオン

バババァァァァァァン!!

穂乃果「それじゃあ、ラスボス戦…いくよ!!」

千歌鞠莉「「はいっ!!」」


ドッカァァァァァン

穂乃果はドアを蹴破った。


穂乃果「さぁ、勝負だよ!!」

研究員「…!!」

研究員「ほう…私に歯向かう気だね。」ギロッ

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第9話 完

〖第10話:No brand girls〗

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穂乃果、千歌、鞠莉vs研究員

研究員「何しに来たんだ、揃いに揃って3人も。」

鞠莉「あなたを こらしめに来たわ!!」

鞠莉「ホントは警察を頼ってもよかったんだけど…」

鞠莉「…あなたは、私たちの手でぶっ飛ばしたい」

鞠莉「私たち3人と勝負して、あなたが勝ったら私たちの魂を好きにすればいいわ」

鞠莉「でも、あなたが負けたらあなたの持ってる装置は全て私たちのもの。」

鞠莉「それでどう?」

研究員「ハハッ…面白い。いいだろう、乗った…!!」

穂乃果「やあっ!!」ブンッ

早速パンチを繰り出す穂乃果、しかし、研究員はなんなく避ける。


研究員「おっと…急に攻撃を仕掛けるなんて卑怯じゃないか」

研究員「私は君たちと違って生身だ…少しばかり武器を使用させてもらうよ」スチャッ

鞠莉「ガトリングガン!?」

鞠莉「あんなの食らったら一溜りもないわ!!」

研究員「くらえ!!」ダダダダダダダダダ

穂乃果「危ない二人とも!近くの物陰に隠れて!!」タッタッタッ

千歌「はっ、はいっ!!」サッ

鞠莉「…っ!!」サッ

ダダダダダダダダダダッ!!

研究員「ふむ…ガトリングガンは無意味そうだな…置いておこう」ポイッ

研究員「ほら、出ておいで」スタスタ

研究員「爆弾のプレゼントだ」ポイッ


穂乃果「えっ」

バッゴォォオオオオオン


穂乃果「きゃあっ!!」ゴロゴロゴロゴロ

千歌「きゃあああ!!」ゴロゴロゴロゴロ

鞠莉「きゃっ!!」ゴロゴロゴロゴロ


強烈な爆風で3人が吹き飛んだ。

鞠莉「あっ…スマホが…!!」


実況配信していたスマホが爆風で遠くへと吹っ飛ぶ。

鞠莉「くっ…自分の研究室だってのに…派手にやってくれるじゃない」

研究員「この部屋はもちろん、私の開発した装置も爆発程度では壊れない!!」

研究員「ほら、もういっちょ爆弾をプレゼントだ!!」ポイッ


鞠莉「させない!」ビュンッ

パシィ!

鞠莉がムチで爆弾を弾く。


バッゴオオオオオオン

研究員「ほう、防いだようだね。」

鞠莉「同じ手は二度と通用しないわ…!!」

千歌「スキありーっ!!」サッ

千歌「ガトリングガンゲットだよ!!」ガシッ

研究員「あっ…いつの間に背後に!!」

千歌「さぁ…撃たれたくなかったら降参して!」ガッチャンガッチャン

研究員「脅しか…私を殺せば、装置の扱い方が分からなくて困るんじゃないか?」

千歌「殺さないし、装置の扱い方はどうにか頑張る!」

千歌「降参しないなら…」スッ

千歌「あの部屋を撃つ」

研究員「っ…なぜその部屋のことを…。」

千歌「鞠莉ちゃんから聞いたよ。鞠莉ちゃんの写真をたーっくさん大事に飾ってる部屋らしいね」

千歌「大事な宝物なら、壊されたくないはずだよ!!」

穂乃果「たとえ降参しなくても、鞠莉ちゃんと穂乃果2人であなたを捕まえるよ…!!」

研究員「…私への救いの手は見つからないな。」スタスタ

研究員「負けだ……、装置の使い方を教えるから…せめて警察だけは、勘弁してくれ…。」スタスタ

穂乃果「じゃあ、装置の場所を教えて!」


研究員「…分かった、着いてきてくれ。」


穂乃果(( 2人とも、まだ油断しちゃダメだよ。 ))コソコソ

千歌(( はいっ! ))

鞠莉(( 了解…!! ))

研究員「これが、魂を集める機械だよ。」


そこにあったのは、ボタンが一つだけついた、消しゴムほどのサイズしかない小さな機械だった。

千歌「えっ…こんなに小さいの!?」

研究員「魂はとてもわずかな質量だからね…これだけ小さくても数億人程度の魂なら余裕で入る計算だよ。」

研究員「指紋認証システムだから、私しかこの装置を起動させることが出来ないのさ」

穂乃果「じゃあ、それを起動させて」スッ


穂乃果が拳を構え、研究員を脅す。

研究員「分かった、すぐに起動しよう。」

ポチッ


研究員「…」ニヤリ

ゴクンッ!


穂乃果「えっ…」

千歌「装置を…」

鞠莉「飲んだ……!?」


研究員「…はぁあ……」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

【採掘場】
その頃、採掘場では……

絵里「えっ、何これ?」


キメラ54「…」シュウウウウウ

キメラ49「…」シュウウウ

キメラ73「…」シュウウウウウ


善子「はぁ…はぁ…何!?」

ルビィ「キメラがどんどん倒れてくよ…!!」

真姫「キメラから何か出てきた…!!」

絵里「白いモヤみたいなのが……まさか、あれは魂?」

真姫「どうして一斉に魂が抜け出すのよ…!!」

絵里「…はっ」

絵里「きっと、穂乃果たちがやってくれたのよ!」

善子「つまり、戦いは終わり…!?」

ルビィ「ほんと…!?」

真姫「…だと良いんだけどね」

真姫「何か嫌な予感がするわ…。」

真姫「ほら、抜け出した魂が一斉に同じ方向へ動き出した。」

絵里「あの方角は…東京ね」

ルビィ「あっ…鞠莉ちゃんがネットに生配信してる!!」スマホ

善子「あら…ホントね。言ってくれても良かったのに」

善子「何これ、画面真っ暗で見えないじゃない。」

ルビィ「でも、音が聞こえるよ!」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

【研究室】

穂乃果「研究員に白いモヤが集まっていってる…!!」

研究員「ふふふ…」ギュオオオオン

鞠莉「何する気!?」ビュンッ

研究員「…」バシッ

千歌「ムチを素手で弾いた…!?」

鞠莉「…させないっ!!」タッタッタッ

鞠莉が研究員の元へ走る。


穂乃果「鞠莉ちゃん!」

千歌「鞠莉ちゃん!危ないよ!」

鞠莉「はぁっ!!」ブンッ


鞠莉が殴りかかろうとしたその時…

バァァァァァァァアン!!

研究員から発せられた強烈な爆風が3人を襲う!!

鞠莉「きゃあっ!!」

千歌「…っ!!」

穂乃果「なに…!?」

煙の中から、異形の姿へと変貌した研究員が姿を現した。

緑色の皮膚に小さな白い翼が生え、人間の5倍の大きさはある身体、髪の毛は腰まで伸びていた。

元の研究員の面影は無い。

研究員「に゛がさないぞ」ガシッ

鞠莉「離せッ!!離せェェッ!!」ブンブンッ

研究員が鞠莉を捕まえる。
鞠莉は必死に抵抗するが、研究員の力には全く敵わない。

研究員「ことわ゛る!」キュイイイイイン

鞠莉「あぇっ……?」フワッ

研究員「魂を集める機械…もっとい゛うなら」

研究員「強烈に魂を吸収する力を持った機械だ!!」

研究員「それを゛直接取り込んだ私な゛らぁ、魂を吸い取るなど簡単な゛ことだヨぉ゛」

研究員「手の゛ひらでも゛吸引が可能サ!!」

鞠莉(( 手のひらで魂を吸い取れるというのっ……!?))

千歌「鞠莉ちゃん!!」スチャッ

穂乃果「今助けるよ!」タッタッタッ

千歌はガトリングガン、穂乃果は拳をそれぞれ構える。


鞠莉(( ダメ…もう消えるわ… ))

鞠莉(( あとは、任せたわよ…))ガクッ

パァァァァァァア


鞠莉、消滅。

研究員「ははははは!!鞠莉ちゃんは゛私のもの゛だあああああ!!!」

千歌「そんな…早すぎる…!!」

穂乃果「鞠莉ちゃん!」ピタッ

研究員「はひっ!!あがあああがはっがが!!」

穂乃果(( あの人…自我を保てなくなってる…? ))

千歌「うあああああ!!くらええええええ!!」ダダダダダダダダダ


研究員「効かんっ゛!!効かんぞぉぉお゛っ!!」

千歌「ガトリングガンが効かない!?…なんて身体してんの…!?」

穂乃果「狭い室内、銃弾も効かない、残り2人…」

穂乃果「絶体絶命…だね」ゴクリ

第10話 完

〖第11話:想いよひとつになれ〗

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穂乃果「このままだと穂乃果たちも消されちゃうね…!!」

穂乃果「千歌ちゃん!一か八かだけど、必殺技を同時に叩き込もう!!」コソコソ

千歌「分かりました!!」

穂乃果「ガトリングガンが効かなかったんだもん、きっと1人分の必殺技じゃ通用しないはず…!!」

穂乃果「二人同時に正面突破!」ガチャン

千歌「はい!!」ガチャン


ベルト×2『『アンコール!アンコール!』』

研究員「ほう…何かする゛ようだね。」

研究員「うけとめ゛てあげるよ゛!!」

穂乃果「はああああああ!!」ダッダッダッ

千歌「はあああああああ!!」ダッダッダッ


穂乃果千歌「「やあああっ!!」」ドゴッ


二人同時に研究員の腹にキックを叩き込む

研究員「…っ」

研究員「こん゛なもの゛か?」

穂乃果「!?」

千歌「嘘…効かなかった!?」

研究員「2人ゲット゛!!」ガシッ


2人とも首根っこを掴まれてしまう。

研究員「わたしの゛勝ちだ…!!」ググググッ

研究員が2人を持ち上げる。


研究員「さぁて…ゆっくり吸収してあげるよ゛…!!」


千歌「やばっ…」フワッ

穂乃果「っ!!」フワッ

穂乃果((ここで終わるわけには…!!))フラッ

穂乃果((でもこの状況でどうすれば…!! ))

穂乃果(( もう無理かな……))

穂乃果(( …))フワッ

ーーーーーーーーーーー

海未「穂乃果!ファイトです!!」

ことり「穂乃果ちゃん!ファイトだよっ♪」

希「穂乃果ちゃん、ファイトーッ!!」

にこ「穂乃果!しっかりしなさい!ファイトよ!!」

絵里「穂乃果ぁーっ!!ファイトーッ!!」

真姫「ここで諦めるような穂乃果じゃないでしょ?…ファイトよ!!」

花陽「穂乃果ちゃん!ファイトだよ!!」

凛「穂乃果ちゃーん!!ファイトにゃあー!!」

ーーーーーーーーーーー

穂乃果(( …はっ!! ))

穂乃果(( ありがとう……みんな ))

穂乃果(( 穂乃果、頑張る…!!ファイトだよっ!! ))

穂乃果(( もう一度必殺技でも撃てたらこの状況を打開出来るかもしれない…!!))

穂乃果((でもこんな短期間で連続使用は出来ないよね…))

腰のボタンを叩く。


ガチャン!

ベルト『アンコール!アンコール!』

穂乃果(( 鳴った…!? ))

穂乃果「チャンス…!」

穂乃果「はぁあああ!!」ブンッ

ドゴォッ!!


穂乃果はもう一度、研究員の腹へキックを放った。

研究員「ぐああああっ!!!」パッ

よろめいた研究員は穂乃果を手放す。

研究員「痛ァあ゛!!」ブンッ

研究員か千歌をぶん投げる。

千歌「きゃあああ!!」

バゴッ!!

千歌は壁に激突してしまう。

千歌「がはっ!!」

穂乃果「なぜ必殺技がこの短い時間に二度放てたの…!?」

穂乃果「…あっ、もしかして!」

ーーーーーーーーーーー

ツバサ「それは試作機だから、パワーを抑えるギミックが無いの!!リミッターって言うのが無くてカクカクシカジカ」

ツバサ「だからあまり暴れすぎると身体にも負担が大きいから、気をつけて!!」

※穂乃果「仮面ライバー?」~µ’s編~参照

ーーーーーーーーーーー

穂乃果「なんで今まで気が付かなかったんだろう…」

穂乃果「私が最初に仮面ライバーをつけた時にツバサさん言ってた!」


穂乃果「穂乃果の仮面ライバーは試作機だから、他の仮面ライバーみたいに、制限が無くて、」

穂乃果「身体に負担はかかるけど、何発でもアンコールが撃てるんだ…!!」

穂乃果「うっ…!!」ガクッ

穂乃果「でも、必殺技の連続使用は…やっぱり無茶みたいだね」ガクガク

穂乃果「身体が……動かないよ…!!」ガクガク

研究員「うごああああ゛!!ああああ゛っ!!」

研究員「イタイイタイ゛イタイイタイッ!!」


穂乃果「ダメージは確実に効いてるみたいだね…!!」

穂乃果「そっか…アンコール3発分のダメージが蓄積されてるんだ…!!」

穂乃果「あと一発…あと一発必殺技が撃てれば…!!」

穂乃果「でも身体が…動かないよ…!!」ガクガク

ンコール…アンコール…アンコール!アンコール!


穂乃果「えっ…?どこからアンコールが…?」

千歌「穂乃果さぁぁん!」

千歌「全国で私たち!凄い応援されてるみたいですっ!!」スッ

穂乃果「それは…携帯……」

穂乃果「あっ、鞠莉ちゃんの携帯だ!!」

千歌「はい!吹っ飛ばされた先に偶然あって…」

千歌「見てみたら、書き込みが凄くて!!」

画面上には沢山の「アンコール」が飛び交っていた。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

【採掘場】

絵里「いけーっ穂乃果!!アンコールよぉ!!」

真姫「はやく立ち上がりなさいよ!!」

善子「アンコール!」

ルビィ「アンコール!」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

全国各地でアンコールの声が響く。

穂乃果「ははは…みんな無茶言うなぁ…」ガクガク

穂乃果「なんで声が聞こえるんだろう…幻聴かな」

穂乃果「いや…魂の叫び?なのかな」

千歌「穂乃果さん…もう一度必殺技を撃ったら穂乃果さんの身体はっ……!!」

穂乃果「大丈夫っ!」ブイサイン

穂乃果「みんなの期待に応えなくちゃね!!」ニコッ

ガチャン!


ベルト『アンコール!アンコール!』

穂乃果「すぅ…はぁ…」ガクガク

穂乃果(( 海未ちゃん、ことりちゃん、絵里ちゃん、にこちゃん、希ちゃん、真姫ちゃん、花陽ちゃん、凛ちゃん…!! ))

穂乃果(( それから千歌ちゃんの仲間、Aqoursのみんなの分…))

穂乃果((そして、消えてしまったみんなの分…))

穂乃果「いくよ!!」ダッダッダッ

穂乃果「はああああああああああああ!!」ダッダッダッ


穂乃果「これで…」ダッダッダッ

穂乃果「終わりだあああああああ!!」

ドゴォッ!!

穂乃果は右脚で渾身の蹴りを放った。


研究員「んぐぁ゛っ!!」

研究員「ぐぁあああああああああ!!」シュゥゥゥゥ

シュウウウウウウウ…


バッゴオオオオオオン!!

穂乃果「はぁ…はぁ……!!」


穂乃果「やった…やったよ!!」

穂乃果「やりとげたよ…最後ま…で…」バタッ


千歌「穂乃果さん!!」タッタッタッ


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第11話 完

〖第12話:Oh, Love & Peace!〗

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仮面ライバーvs研究員の激闘から一週間…

【西木野病院 とある病室】

ガラガラ

千歌「穂乃果さーん、おみまいに来ましたー」

穂乃果「おおっ千歌ちゃん!」

穂乃果「もうかれこれ一週間くらい毎日来てるけど…学校とかだいじょうぶ?」

千歌「キメラのことで、消えてしまった人たちの葬儀もあるだろうからって、学校側がしばらく休校にしてくれたんです。」

穂乃果「なるほどー」

穂乃果「って…やっぱり葬儀とかあるんだね。死んだって決まったわけじゃないのに。」

千歌「はい…。みんな "消えるなんてあるわけない、死んだんだ!"って…。」

穂乃果さんはあの後すぐに病院へ搬送された。

鞠莉ちゃん、果南ちゃん、ダイヤさん、梨子ちゃん、曜ちゃん、花丸ちゃん…
そして消えたµ’sの皆さんは、まだ帰ってきていない。

ガラガラ

絵里「穂乃果ー」

絵里「あら?千歌ちゃんじゃない。先に来てたのね」

千歌「はい、おじゃましてますー」

真姫「こんにちは」

千歌「はい、こんにちはです!!」

穂乃果「こらこら千歌ちゃん、病室だからしずかに!」コソコソ

千歌「あっ、はいっ」コソコソ

絵里「善子ちゃんとルビィちゃんはどうしたの?」

絵里「あ、イス借りるわね」ヨイショ

真姫「穂乃果、はい。くだものセット」スッ

穂乃果「ありがとーっ!」

千歌「善子ちゃんとルビィちゃんは、何か消えた人たちをよみがえらせる手段が無いか図書館で調べものをしてます。」

穂乃果「んー!リンゴおいひいっ!!」シャクシャク

穂乃果「……」モグモグ

穂乃果「…消えた人たちさ、復活しないと思う」

真姫「!!」

絵里「穂乃果…!」

千歌「!!」

穂乃果「最初から、全部ウソだったんだよ。あの研究員の言ってたことは。」

絵里「どういうこと?」

穂乃果「穂乃果ね、入院しながら考えてたの。」

穂乃果「あの人の言ってることは色々意味が分からなかったなって。」

穂乃果「あの研究室にあった機械は、"洗脳装置" "ガトリングガン" "爆弾" "魂を吸い取る機械" "魂を集める機械"、ただそれだけだった……んだよね?」

千歌「はい、それだけしか無かったです」

穂乃果「"消えた人を蘇らせる機械"なんて、最初から無かったんだよ。」

穂乃果「適当に嘘ついて、絵里ちゃんたちを利用してたんだと思う。」

穂乃果「穂乃果たちみたいに仲間割れさせて、他のスクールアイドルもどんどん滅ぼそうとしてたんじゃないかな。」

絵里「…有り得なくはない話ね。」

千歌「あっ」

千歌「あのっ!!1つ話があって…」

穂乃果「なになに?聞かせて!」

千歌「神様に会ったんです。なんかすっごい高次元ってところで…!!」

一同「ええええぇっっっ!?」

真姫「まったく…静かにしなさいよ、病室なんだから」

穂乃果「あ…ごめんごめん!」

千歌「穂乃果さんともあったことがあるって、神様言ってましたけど…覚えてませんか?」

穂乃果「えぇ!?会ってたの?」

真姫「そのリアクションだと、覚えてなさそうね。」

絵里「詳しく聞かせてもらえるかしら?」

千歌「はい!えっと…」

千歌「これから乗り越えられない試練がやってくる」

千歌「神様なら、時間をさかのぼってキメラを 産まれなかったことにできる」

千歌「ただし、時間を戻すかわりに私たちの記憶をいただく…」

千歌「だ、そうです。」

真姫「なるほど……キメラの事件に関する記憶が全部消えるってわけね」

真姫「って…すごく好都合じゃない…!!」

千歌「µ’sの皆さんにどうするか決めてもらって、決まった結果を神様と話してみようと思ってます」

絵里「穂乃果はどう思う?」

穂乃果「んー…」

穂乃果「んんん~…」

穂乃果「…分かんない」

穂乃果「だって、千歌ちゃんたちAqoursと出会った記憶まで消えちゃうんだよね」

穂乃果「正直、穂乃果たちが仲直り出来たのも、研究員を倒せたのも」

穂乃果「Aqoursと出会ったおかげだと思ってる。」

千歌「い、いえいえ!私たちは全然何も…」

千歌「むしろ私たちの方がµ’sの皆さんに助けてもらってて…」

千歌「µ’sの皆さんと出会えたおかげで鞠莉ちゃんと仲直りしたり、研究員を倒してもらったり」

千歌「数え切れないほど感謝してます…!!」

穂乃果「いやいや~穂乃果なんて全然何も」

真姫「いや、穂乃果は凄く凄く活躍したわよ」

真姫「穂乃果が試作機の仮面ライバーを捨ててたら、今頃私たちは生きて帰ってこれてないわ。」

穂乃果「はっ…そっか!穂乃果、凄い!!」

穂乃果「うぅ…Aqoursとの繋がりを消したくない…けど、けどぉ」

穂乃果「海未ちゃんやことりちゃんたちとももう一度会いたいよぉ…」

穂乃果「うぅ~~…どうしよう…」

穂乃果「よし!神様に相談してみよう!!」

絵里「どこから出てくるのよ、その発想。」

千歌「なるほど!すごく良い案だと思います!」

穂乃果「で、どうやって行くの?」

穂乃果「高次元なんちゃら~ってところに」

千歌「あっ…私にも分からないや、どうやって行ったんだろう」

千歌「寝てる間に行ってたような気が…」

穂乃果「分かった!じゃあさっそく、穂乃果は寝ることにする!みんな、今日はバイバイねー」

絵里「分かったわ」

真姫「寝てる間にベットから落ちないように気をつけなさいよ」

ガラガラ ピシャッ

千歌「じゃあわたしもそろそr」

穂乃果「千歌ちゃん、待って」


穂乃果「聞きたいことがあるんだけど」

千歌「はい、なんでしょうか」

穂乃果「とりあえず隣に来て」ポンポン

千歌「あ、はいっ!」スタスタ

千歌「よいしょっ、と」ポフッ

穂乃果「私たちµ’sって、千歌ちゃんのまわりではどんな感じのイメージだったの?」

千歌「A-RISEと一緒に、スクールアイドルブームを巻き起こした伝説のグループで、」

千歌「数週間で何人も行方不明になって、活動を休止した……って感じです」

穂乃果「ふむふむ、そんな感じで言われてたんだね」

穂乃果「絵里ちゃんたちが責められてないようで良かった」ホッ

穂乃果「心配だったんだ、ずっと。µ’sのことが悪く言われてないかなーって。」

千歌「絵里さんたちと争ったこと自体知らなかったです」

穂乃果「ふむ、そっかそっか。良かったぁー!」

穂乃果「よーし、安心出来たことだし、寝よう!!」

穂乃果「千歌ちゃんも一緒に寝ようよ…!!」

千歌「えっ」

穂乃果「ほらほら、手繋いで」ギュッ

千歌「あっ、はいっ!」ギュッ

穂乃果「布団に入って」ポンポン

千歌「はいっ!」サッ

穂乃果「おやすみ!」

穂乃果「zzz…」

千歌「おやすみなzzz…」

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第12話 完

〖最終話:Kira-kira Sensation!〗

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【高次元のなんか凄いところ】


穂乃果「わぁっ!何ここ凄い!!」

穂乃果「なんか表現しにくいけど凄い!!」

千歌「なんか凄いですよね、ここ」

神様「どうも、2人ともこんにちは。」

穂乃果&千歌「「こんにちわー!」」

神様「なんか、私と相談したいって話してたから、連れてきました。」

神様「高坂さん」

穂乃果「ん?」

神様「またここで寝ないでね」

穂乃果「あはは~……うん、寝ないよ!」

神様「ありがとうございます」

神様「で、時間を戻すべきか、戻さないべきか、ですよね」

千歌「はい!」

神様「では1つ、助言しますね」

神様「時間を戻さない場合、」

神様「消えた人は帰ってきません。ただし、µ’s、Aqours間の関わりはそのままです。」

神様「時間を戻した場合、」

神様「消えた人は帰ってきますし、あなたたちは普通の生活をやり直せます。ただし、µ’s、Aqours間の関わりは無かったことになります。」

神様「消えた命は戻ってきませんが、絆は何度でも作ることが出来ます。」

神様「私からの助言はここまでにしておきます。」


穂乃果「ん~…」

千歌「穂乃果さん」

千歌「時間、戻しませんか?」

穂乃果「…私も、今そう考えてた。」

穂乃果「たとえAqoursとの記憶が無くなっても、またどこかで出会える気がする。っていうのと」

穂乃果「海未ちゃんやことりちゃん、にこちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃん。そして、穂乃果と絵里ちゃんと真姫ちゃん。」

穂乃果「µ’s全員揃った状態で、もう一度Aqoursとお友達になりたい。」

千歌「…はい!」

千歌「穂乃果さんが望むことを、やってください!!」

千歌「私たちも、みんなで、もう一度キラキラとした輝きを追いかけたい…!!」

穂乃果「うん!私たちも、ラブライブ優勝だってしてないし、まだまだやりたいことがたーっくさんある…!!」

穂乃果「じゃあ…"時間を戻すことに賛成"ってことで、お願いします!神様!!」


神様「分かりました。じゃあ、時間を巻き戻す前に少し説明を…。」

ブチィ


神様は背中に生えている翼から羽根を引きちぎった。

神様「時間が戻ったあと、私が あなた方の住んでいる地上へと、定期的にこの羽根を落とします。」

神様「µ’sとAqoursがキメラと戦った激闘、消えた人たちの無念や残された者たちの悲しさ」

神様「その事実を記憶ごと消してしまうのは、ちょっと悲しいと思ったので、私の羽根に、その想いを込めます。」

神様「µ’sとAqoursの激闘があって、今の平和があると。」

神様「そういう思いを、羽根に乗せて地上へと落とします。」

神様「白い羽根は平和の証!!OKですか?」

穂乃果「OKです!」

千歌「OKです!」

神様「どうせ今話したことも忘れるから、あまり言っても意味は無いんですが…」

神様「もしかしたら、覚えてるかもしれないじゃないですか。」

神様「覚えてたらいいなぁ…と思って、説明しました。」

穂乃果「もし…もしもちょっとでも覚えてたら、その羽根持っとく!」

穂乃果「お守りみたいな感じで!!」

千歌「私も持っておきます…!!」

千歌「覚えてたらですけど…。」

穂乃果「んー、でもそんなに綺麗な羽根見つけたら、神様のこと忘れてても普通に拾っちゃうかも」

千歌「確かに…!!」

神様「じゃあ、私が渡す平和の意志のバトンを、しっかり受け継いでくださいね!」

神様「そして、最後に一言ずつメッセージがあります。」

神様「穂乃果さん、最後までやり遂げてくださいね!!」

穂乃果「うん!!」グッ

穂乃果「…って、何をやり遂げるの?」


神様「ふふっ…時間が戻った後に分かります。」

穂乃果「んー、何だか分かんないけど、頑張るよ!」

神様「千歌さん、自分たちの心の中の輝きを忘れないでください!!」

千歌「はい!!」

神様「それじゃあ行きますよ~!!」

穂乃果「戻れ~!」

千歌「いっけ~!!」


しーん

神様「あっ、ちょっといいですか。ちゃんとルールがあってですね」

神様「私が"レボリューション"とダミ声で叫ぶので、その後に」

神様「革命ですね?神様!」

神様「って言ってください。」

神様「そしたら私が、力を発動して時間を戻しますので。」

穂乃果「あのー…なにか深い意味とかはあるの?」

神様「ないです。気分です。」

穂乃果「あはは…神様のそういうところ、けっこう好きだよ。」

神様「じゃあ、改めて。」

神様「レ゛ホ゛リュ゛ーシ゛ョ゛ン゛!!」キラーン

ほのちか「「革命ですね?神様!」」

神様「はぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」ギューーン


神様が手を天にかざすと、空間全体が揺れはじめた。

ゴゴゴゴゴゴ…

穂乃果「ん…クラクラしてきた」クラクラ

千歌「はい……クラクラしてきました…」クラクラ

穂乃果「じゃあ…またね……千歌ちゃん…!」フラッ

千歌「はい…!」フラッ


バタッ


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穂乃果「え、えっとぉ~」

穂乃果「今回、生徒会長になりました!高坂穂乃果です!」

穂乃果「学校をもっともっと盛り上げていくから皆、応援よろしくね!」


観客「(拍手)」パチパチパチパチ


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【生徒会室】

穂乃果「あーもーすっごい疲れたよ」トホホ

ことり「生徒会長就任、おめでとう穂乃果ちゃん♪」

海未「私たちが副会長としてしっかりとサポートします。」

海未「で・す・が!生徒会長の仕事をサボったら……分かってますよね?」

穂乃果「うん、大丈夫だよ。ちゃんと頑張る!」

絵里「穂乃果のことだから、頑張りすぎちゃいそうでちょっと怖いわ。私もちょくちょく手伝いに来るわよ」

希「ウチらも生徒会の仕事無くなるってなると何だか寂しくってさ、だからたまーにはお手伝いさせてよ」

穂乃果「ありがとう絵里ちゃん、希ちゃん!すっごく助かる!」

ことり「確かに、人手は多い方が良いもんね♪」

絵里「ねぇ、さっきからなんだか外が騒がしくない?気のせいかしら」

タッタッタッタッタッタッ ガラッ


花陽「た、大変ですぅ!!」ハァハァ

穂乃果「どうしたの?花陽ちゃん」

花陽「アルパカさんが…脱走してしまいました!!」

穂乃果「えぇ~!!大変!!捕まえに行かなきゃ!!」

ガチャッ


穂乃果「アルパカさん待ってぇぇぇぇえ!!」タッタッタッタッ

白アルパカ「メェ~♪」パカッパカッパカッ

茶アルパカ「ヴォ~♪」パカッパカッパカッ


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おしまい


※お話はラブライブ無印 アニメ2期第1話へと繋がります。

仮面ライバー キャラ設定
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仮面ライバー穂乃果
カラー:オレンジ色
攻撃力:5
防御力:3
移動速度:3
補足:最初に開発された仮面ライバー。β版のため、自動抑制機能が存在しない。アンコールを何発でも放てるが、身体への負担は凄まじい。
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仮面ライバー海未
カラー:紺色
攻撃力:3
防御力:3
移動速度:4
補足:他の仮面ライバーよりも視力に優れている。アンコールでは右腕から、エネルギー状の矢を放つ。
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバーことり
カラー:白色
攻撃力:3
防御力:2
移動速度:5
補足:他の仮面ライバーよりジャンプ力に優れている。その代わり、脚への負担が大きい。
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバー花陽
カラー:黄緑色
攻撃力:1
防御力:6
移動速度:3
補足:他の仮面ライバーよりも防御力に優れている。
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバー凛
カラー:黄色
攻撃力:3
防御力:1
移動速度:6
補足:他の仮面ライバーよりも移動速度に優れている。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバー真姫
カラー:赤色
攻撃力:2
防御力:2
移動速度:4
補足:他の仮面ライバーよりもスペックは少々低いが、唯一"回復能力"を持つ。劇中では未使用だが、仲間を回復させることが可能。
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバーにこ
カラー:ピンク色
攻撃力:4(2)
防御力:2(5)
移動速度:4(2)
補足:任意のタイミングで、ステータスを(4/2/4)と(2/5/2)のどちらかに変更可能。
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバー希
カラー:紫色
攻撃力:5
防御力:5
移動速度:1
補足:特殊能力等は無いが、他の仮面ライバーよりも攻撃力と防御力が高い。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバー絵里
カラー:水色
攻撃力:5
防御力:3
移動速度:2
補足:右の手のひらから、何発でも光線を放つことが可能。次世代型ベルトの方では、ステータスは変わらず、光線を放つ能力が無くなった。次世代型ベルトのみ、長剣を使用。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

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仮面ライバー千歌
カラー:ミカン色
攻撃力:3
防御力:3
移動速度:3
補足:穂乃果のよりもカラーが黄色い。スペックは可もなく不可もなくといった感じ。武器なし。
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仮面ライバー梨子
カラー:あずき色
攻撃力:2
防御力:5
移動速度:2
補足:攻撃に関するスペックはいまいちだが、防御力に長けている。武器は身体よりも大きな盾。
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仮面ライバー曜
カラー:灰色
攻撃力:4
防御力:3
移動速度:3
補足:他の仮面ライバーよりもスペックが高く、水中戦での攻撃力が強い。武器なし。
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仮面ライバー花丸
カラー:薄茶色
攻撃力:3
防御力:4
移動速度:2
補足:他の仮面ライバーよりも嗅覚に優れている。武器はダガー。
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバー善子
カラー:黒色
攻撃力:4
防御力:1
移動速度:4
補足:他の仮面ライバーよりも夜戦での隠密に長けている。武器はハンドガン。
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバールビィ
カラー:ワインレッド
攻撃力:3
防御力:2
移動速度:4
補足:特殊能力は無いが、武器が他の仮面ライバーよりも巨大。覚醒後(ダイヤ、花丸消滅後)には攻撃力が1上がった。武器は巨大な斧。
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバーダイヤ
カラー:銀色
攻撃力:4
防御力:3
移動速度:2
補足:他の仮面ライバーよりも集中力に長けている。武器は剣。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバー果南
カラー:青色
攻撃力:4
防御力:2
移動速度:4
補足:他の仮面ライバーよりもスペックが高く、水中戦での移動速度が速い。武器なし。
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┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
仮面ライバー鞠莉
カラー:金色
攻撃力:4
防御力:2
移動速度:3
補足:他の仮面ライバーよりも聴覚に長けている。武器はムチ。
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旧世代キメラ(µ’s編~完結編)
力が強い。口を開けて魂を吸収する。数が新世代キメラよりも多い。

新世代キメラ(Aqours編の頃から追加)
旧世代よりも素早く、知能がある。口を開けて魂を吸収。数は旧世代よりも少ない。

暴走した研究員
カラー:濃い緑色
攻撃力:7
防御力:7
移動速度:6
補足:高ステータス。異常にタフで、アンコール四発分のダメージでようやく倒せた。手のひらから魂を吸収できる。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

以上です。

ここまでお読みくださった方、コメントをくださった方、ありがとうございました。

最後までみたぞ
よくやった!
残念な所は人物の動機などが軽くて感情移入がしにくかったです。
あとは戦闘シーンはもっと細かく詳細にすると盛り上がると思います。
最後に仮面ライダー等の類に言えるのですが変身後の姿を細かく文にするか
軽く絵をはるとよりイメージしやすく
楽しいと思います
今後も書くようでしたら応援してます
長文失礼しました

>>584
ここまで読んでくださってありがとうございます。
そして、ご指摘ありがとうございます。とても参考になりました。
次回以降、改善できるよう精進します。

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