如月千早「一目惚れ」【モバマス×アイマス】 (35)



※エロというより隠語・下ネタ多し
※つまりキャラ崩壊



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500726949



某TV局


小梅「えっと…つ、次のス、タジオ…えと…」きょろきょろ

小梅「あ…うん、あっち、だね…えへ…」




千早「ここは同時。そして両手をクロスしながらビブラートを強める」

千早「一気に広げ、半歩下がって反転。それから…」



どん



千早「あっ」


小梅「きゃっ」



千早「ごめんなさい、大丈夫? その…あら?」


小梅「な、765プロ…の…如月さん…」

小梅「すみま…せん…前、むいて…なくて…」


千早「此方こそごめんなさい。私もこれ見ながら歩いてたの」ぴらぴら

千早「悪い癖ね…直さなくちゃ」


小梅「…?」


千早「怪我はない? もし道に迷っているのなら案内…し…」


小梅「…」


千早(白坂さん、私を見ていない?)


小梅「…」ちらっ…ちらっ…


千早(視線があっちこっち、見比べているみたい…私のすぐ隣になにかあるの?)


小梅「…」


千早「??」



ボシュウウウウウウッ!!



小梅「きゃああああああ!?」びくっ


千早「ひゃああああああ!?」びくびくっ




小梅「だ、だだ、大丈…夫っ!?」


千早「大丈夫って…へっ!? あなた一体何に話しかけているの!? 白坂さんっ!?」



小梅「ひ…一目惚れ…って…」

小梅「そ、んな…だめだよ…」


千早「そ、そういえば聞いたことがあるわ…白坂さんは、その、見える人だって」

千早「もももしかして近くにいるの!?」



小梅「だ、だめ…勝手に憑いちゃ…如月さんに迷惑が…」


千早「私っ!?つつ、憑かれてるの!?ひぁっ、取って取ってぇっ!!」ばたばた



小梅「ほ、ほら…如月…さん、が…こまっ、て…」


千早「…」



小梅「…」


千早「…」


小梅「…もぅ」


千早「…」


小梅「い、一日…だけだからね…っ」


千早「一日だけって何!?白坂さん!?白坂さんっ!?」







千早「ということがあったの」


春香「た…大変だねー、千早ちゃん」


千早「大変、なのかしら? よくわからないわ」

千早「結局そのあと白坂さんと連絡先を交換してそれっきりで、時間が空き次第連絡してって言われて…」


春香「連絡したの?」


千早「まだよ」

千早「今の時間は向こうだって忙しいと思うし…家に帰った時にでもかけてみようと思ってるけど」


春香「幽霊、かぁ…」

春香「もしかしたら、千早ちゃんのファンだから憑いちゃったりしてるんじゃないかな?」


千早「そうかしら…?」


春香「そうだよぉ」

春香「千早ちゃんの歌声は、天国にも届いてるんだよ。きっと」


千早「…春香らしい考え方ね」


春香「てへへー」



CM明けまーす




春香・千早「はーい!」



小梅「それで…それっきり…如月さんに、憑いちゃ、って…」


輝子「フヒ?…要するに、どういう事なんだ…?」


幸子「よーするに恋ですよ!恋!」

幸子「小梅さんと一緒にいる『あの子』が、如月さんの隣にいた幽霊の男の子に恋をしたんです!」


輝子「な、なるほどな、恋か…ならば、もげ…いや、既にもげた後だな…フ、フヒ…」


幸子「フフーン!ということは、僕がユーレイになった暁には、それはそれは沢山の男の亡霊が群がって…」

幸子「い、いやぁ!? なんでもないです!忘れましょう!!」



小梅「…」



幸子「はれ?どうしたんですか小梅さん?」


輝子「フヒ…わかるぞ」

輝子「いつも一緒にいた友達がいなくなる…想像以上に寂しいもんだからな…」


小梅「あっ…ううん。それは、へいき」

小梅「ただ、あの子の目…ぎらついて、た、ことが…気になって…」








パチ、パチッ


千早「…ふぅ」

千早「明日のスケジュールのチェックも済んだし、後は寝るだけね」ぼふっ



千早「すぅっ、はぁーーっ」



千早「なにか、忘れているような…?」



千早「ダメダメ、明日も早いんだから」ごろん



千早「…」








…っ …ちゅ …ぐちゅ




千早「…」




ぬちゅ くちゅ にゅぷっ




千早「?」




じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぽっ、じゅぱっ




千早(何…この音…??)




ぱん、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ…






翌日 765プロ事務所



千早「一体なんだったのかしら、あの水音」

千早「やけに耳に残って…それにあまり眠れなかったし…」


千早「まぁいいわ、レコーディングはつつがなく終わったし」

千早「次の収録にも まだ時間があるし、事務所で休ませてもらいましょう」


ガチャ


千早「おはようございます」


音無小鳥「千早ちゃん!」


千早「はい」


音無小鳥「よかった、たったいま携帯にかけようと思ってたの!」

音無小鳥「あなたにお客さんが来てるわよ」


千早「…はい?」









小梅「あっ…」


千早「白坂さ…? あ…あっ!!思い出した!白坂さん!」とたとた



小梅「どうも…」


千早「白坂さん!ごめんなさい!きのう連絡するのすっかり忘れてたわ!」


小梅「い、いいんで、す…あの、それより、きのうの…こと、で」



説明中…



千早「男の子の幽霊?」


小梅「はい…それ、で…あの子が、す、好き…に、なっちゃったって」

小梅「い…今も、ずっと、くっついて…る」


音無小鳥「!?」ガタッ


千早「…」





小梅「す、すぐに…説得します、からっ…」


千早「白坂さん」がばっ!


小梅「はぅ?」


千早「私、そういうの全然見えないの。だから教えて」

千早「もしかしてその男の子、髪の色は私と同じで五歳くらいの子?」


小梅「へっ? あ、その…」コクン


千早「…優? 優、なのね?」


小梅「あっ…もしかして、あなた、の」


千早「優…そうなのね!?ねぇ!白坂さん!」ゆさゆさ


小梅「ふあ、あの、き、きさ、らぎさ…!」ぐわんぐわん



音無小鳥「千早ちゃん!落ち着いてっ!」ぐい



千早「あ…」

小梅「はぁ…っ」



音無小鳥「いーい?こういう時は、まず落ち着くの」

音無小鳥「私にぜーんぶ任せて」


音無小鳥「まず第一に、お互いの享年を聞かせて頂戴」


千早「五歳」

小梅「…私と同じ?…十三歳」


音無小鳥「おねショッタァァァアアアアアアッ!!!!!!」

音無小鳥「ヤッヘイィィィイイイ!!!!!」


律子「お前が落ち着け!!!!」ドゴォ


音無小鳥「」





律子「なんですかさっきのスーパーマリオみたいな声!!」

律子「バカやってないで仕事してください仕事!!」


音無小鳥「ああっ、やめて!律子さん!」

音無小鳥「私の生き甲斐なんです!こんなチャンス二度とないと思うんです!!」


律子「はぁ?」


音無小鳥「おね幽霊ショタ幽霊に遺族実姉が絡むとか捗り過ぎでしょおおおおっ!!」


律子「いいから黙れ」ドムッ


音無小鳥「」



千早「女の子が…優にって…」

千早「えっ、じ、じゃあ昨夜聞こえてきた水音って…」



小梅「みずおと?」


音無小鳥「ファッ!?」



千早「…ぐ、ぐちゅぐちゅとか、にゅぷにゅぷとか」


音無小鳥「ナニとナニがナニした音じゃないっすかああああぁぁぁ!!!!」



千早「えっ?」


千早「…72と72が、72」


千早「…」


千早「えぇっ!?」

千早「だ、ダメ!絶対ダメ!!優にそんなの早い!!」

千早「いけないっ!!あなたなんかに優は渡さないからっ!!」


ガーン


小梅「あ」


音無小鳥「あの子と優きゅんとの間に立ち塞がるは実姉如月チヒァァヤァーッ!!」


律子「やかましい!!!!」ゴシャッ


音無小鳥「」




小梅「…ショック受けてる」


千早「と、当然よ!かわいい優に手を出すなんて…お姉ちゃんは許しません!」


音無小鳥「すごい…凄すぎるわ、この展開…ピヨピヨ」


律子「あーもぉ!ちょっとちょっとちょっと!」



律子「盛り上がってるとこ悪いんだけど千早はもう出る時間なの!」


千早「…」


律子「白坂さんだって仕事があるんでしょ?時間は大丈夫なの?」

律子「もうだいぶ経ってるわよ」


小梅「…あ」


律子「ひとまずその、ユーレイの二人のことは一旦そっとしておいて、当事者に任せましょうよ」

律子「私達外野がとやかく言ったってどうなるわけでもないでしょう?」

律子「今は仕事に集中!」


千早「…」


小梅「で、でも…あの子がずっと、そっちにいると…」


律子「白坂さん、その点は私が謝るわ。貴女のコンディションにも影響することだと思うし」

律子「でも、さっきも言ったけど、恋愛ごとってデリケートな問題だから」

律子「幽霊、私にも全然見えないけど…優先順位を考えて。とりあえず今はそっとしておきましょう」

律子「そのかわり、白坂さんはいつでもこの事務所に来ていいように手配しておくから…」


小梅「は、はい…」


音無小梅「でも水音が聞こえるくらい近くで情事を致してたわけでしょう?」

音無小鳥「千早ちゃんが見えてないことをいいことに、千早ちゃんに結合部を見せつけるようにやっちゃったりなんかしちゃったり」


音無小鳥「ほら、ゆーくん、あなたが精通しちゃうトコ、お姉ちゃんに全部見られちゃってるわよ…?」

音無小鳥「やだぁ…お…おねぇ…ちゃ、だめ…見ないで…ぇ…」


千早「そんなハードなプレイを!?」

千早「やっぱり駄目っ!!私は優をそんないやらしい子に育てた覚えなんてないんですからっ!!」

千早「今すぐ優から離れなさいっ!!」


音無小鳥「FOOOOOOOO!!!」


律子「引っ掻き回すなァ!!!!」ゴッ


音無小鳥「」





その日から、如月千早の闘いが始まった




キュッ…ジャァーッ バシャバシャバシャ…


千早「…ひぃ!?」

千早「い、一瞬水に…?」

千早「びっくりした…でも血とかに変わらなかっただけマシね…」

千早「そういえば我那覇さんも同じような経験をしたって言ってたような…」




千早「…」キュキュッ


千早「…」ぼふっ


眠る時は物音が聞こえないように耳栓をするようになった


千早「…」きょろきょろ


千早「…ぅー」


しかし時折…




ぐぐ、ぐぐぐぐぐ…


千早「う…」

千早「苦しい…これが金縛り…なのね…」


ぐぐぐ…


千早「くっ…胸を…重点的に…潰そうとしないで…!」

千早「くっ、このっ…くっ」



コンプレックスを刺激するような のしかかり方をされると、もう睡眠どころではなく

かといって金縛りがないときは、それはそれで優の身が気になり、結局悶々と眠れない日が続くのであった…






千早「ということがあって、もうずっと寝不足なの…」げっそり


春香「…ごめん、それは流石にコメントしづらいな」


千早「そうよね…」


春香「だから貴音さん、近づいてこないんだ」


千早「…」


春香「…でも、恋かぁ」

春香「幽霊の世界ってよくわからないけど、私達みたいに人を好きになったりするんだね」


千早「私と小梅さんが最初に会ったときに噴き出した蒸気みたいなのは、女の子の方が危うく成仏しかけたからだって言ってたわ」

千早「…そのまま成仏してしまえばよかったのに」


春香「千早ちゃん的には…フクザツ?」


千早「だって、もういないとはいえ、大事な弟だもの…それに、優は五歳よ?」

千早「何年幽霊になってるのか知る由もないけど、見た目は変わっていないって白坂さんは言っていたし」

千早「はぁ…どうしたらいいのかしら」




美希「ミキ的には、年の差なんてカンケー無いって思うな」


春香「美希」


千早「聞こえてたの」


美希「だって、ほら、ミキとハニーだってそのくらいは離れてるし」


千早「年の差だけを見れば…そうだけど…」


美希「じゃあ、千早さんはそれ以外に何を見てるの?」


千早「…」


美希「ミキはね…年の差よりも、立場よりも、一目惚れ…ってことが、一番大事だと思うな」

美希「ミキだって、ハニーに一目惚れしたんだもん」


春香「…へっ?」

春香「でも、美希ってプロデューサーさんと初めに会った時、好きって感じじゃ…」


美希「でも、ミキ的には一目惚れなの」


春香「??」




美希「あのときのミキはね、恋するってことが本当はよく分かってなかったの」

美希「男の人なんてほっといても向こうからやってくるし、ミキを楽しませようとしてくるし、好きだって言ってくれる」

美希「だからかな、誰かに好かれても嬉しいってより、そんなの当然ってカンジだった」


千早「…」


春香「…」


美希「でもね、ハニーと触れ合って初めて『この人に好きって言ってもらえるように頑張ろう』って思えるようになったの」

美希「キラキラしてるって言われると、たまらなく嬉しいってことを教えてくれた」

美希「そうなってから初めて、男の人を『異性』として考え始めて、それで最初にハニーを好きになったの」


美希「だから、一目惚れ」ニコッ


千早「…」


春香「なんだか、美希らしいなぁ」


美希「にへへ」


春香「でも…ナチュラルにプロデューサーさんのコト言ってるけど」

春香「渡さないからね」


美希「それはこっちのセリフなの」


千早「…」






千早「…もし」


千早「優が、あの時から私のそばに居続けていたのだとしたら」


千早「優はずっと…私のことばかり気にかけて、恋愛なんて考えてる場合じゃなかったのかしら」





その夜




千早「…」


千早「優、聞こえる?」


千早「…」


千早「やっぱり、私には優の声は届かないみたいね」

千早「いえ、もしかしたら今はここにいなくて、私はただ虚空にむかって喋っているのかもしれない」


千早「でも、それでも、優、私は今どうしても言いたいの」


千早「いつも、見守っていてくれて、ありがとう」


千早「心配してくれて、ありがとう」


千早「私のせいで不安にさせてしまうことがあったら、ごめんなさい」



千早「…それと」



千早「私は、もう大丈夫」




千早「確かに、私が765プロに入りたってだったころは、凄く不安定だったわ」


千早「歌しかないって自分に言い聞かせて、縛り付けられている自分を、優のためじゃなく、どこかで優のせいにして、暗い道を歩いてた」


千早「私がどうなろうと、喉が潰れるまで、罪を償うまで、破滅するまで、歌うことを止めさせない…優のことを、そんな悪魔にしてしまっていた」



千早「でも、私には仲間がいた」


千早「春香が、プロデューサーが、765プロの皆がいた」


千早「あのとき初めて私は、本当のあなたと、本当の自分を見つけることができた」



千早「だから、私はもう大丈夫」


千早「私は輝ける」


千早「歌声を無くしても取り戻せる」


千早「お母さんとも正直に向き合える」


千早「辛いことがあっても挫けずに立ち向かえる」



千早「私は…幸せを掴むことができる」






千早「優」



千早「私は大丈夫」



千早「だから」



千早「貴方も、これからは好きに生きていいからね」






如月千早は早々に眠りについた


いかがわしい音で目が覚めても気にしないようにしようと考えていたが


連日の寝不足のこともあり、すぐに意識を手放し朝まで目覚めることは無かった





翌日



ガチャ


千早「おはようございます」



音無小鳥「千早ちゃぁんッ!!」

音無小鳥「聞かせて!続報聞かせて!」


千早「はい?」


音無小鳥「如月さん家ノ女性事情はどうなったんですかッ!?」


律子「仕事しろ!」


千早「別に、どうした事でも無いですよ」

千早「その件は優の好きなようにさせるって、もう決めましたから」


音無小鳥「えっ…そんな…」

音無小鳥「まさかこんな早く公認になるなんて…修羅場がもっと続いても…」ブツブツ


千早「音無さん?」


律子「仕事っ!!」







ガチャ


小梅「お、お邪魔、し、ま…」


千早「白坂さん、おはよう」


小梅「あ…っ」ぺこり





千早「昨夜、優と話したの」

千早「それで…私は優の好きなようにさせてあげたいと思ったから」

千早「もし、白坂さんの友達が優から離れたくないんだったら」

千早「それでいて、もし優が望むなら」

千早「優と一緒に…白坂さんの傍にいさせてあげて欲しいの」


小梅「!」


千早「私には二人の間に何が起こってるのかなんて見えないけど」

千早「だからこそ、分からないまま私が二人の仲を裂くなんてことできるわけないもの」

千早「あなたに、二人の…優のこと、任せるわ」


小梅「ありがとうございま、す…如月さん」ぱあぁ


千早「優は今、隣にいる…のよね?」


小梅「はい。でも、あ、あの子は…今どこに…?」

小梅「あ、みつけた…おはよ…う…?」









小梅「…」

小梅「…」

小梅「…え?」


千早「?」


小梅「な、なにして、るの?」

小梅「その格好…?」


千早「??」


小梅「な、なに…言ってる、の…」







小梅「わたしは…優さまの…おち○ぽ奴隷です…??」


音無小鳥「やりよったぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!!」









http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira142271.jpg
おわり






こんな変なSSを読んでくれてありがとう

HTML依頼出した後は

もっともっと面白い話が作れるように修行してきます


ショタ攻めは許されない
ショタ攻めは許されない

>>23

こんなSS書いておいてあれですが、自分もおねショタで逆転する展開は少し苦手です

最後の最後までショタは脳みそトロットロのアッヘアヘになって精○サーバーみたいになってるのがいいです

もっというと姉サイドもショタちんの虜になってて逆転しようと思えば簡単にひっくり返せる状況にもかかわらず

ショタ側がそれ以上に脳を溶かされていてそういう発想が出てこない、そういうギリギリの主導権のバランスが

おねショタジャンルというエロスを完成形へと昇華させるのではないでしょうか

やっぱみちきんぐは既知キングなんですよ

(ものすごい早口で)

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