レッスン場

奏「お疲れ様」

奏「......」

美波「どうしたの？」

奏「その、前から気になってたんだけど」

奏「どうして私のこと奏さんって呼ぶのかしら」

美波「ごめんなさい！いやだったかな？」

奏「別に嫌ってわけじゃないけど」

奏「理由を聞いてもいい？」

美波「初めて奏さんを見たときにすごい大人っぽい人だなって思って」

美波「そのときの大人のイメージが抜けないの」

奏「ふうん、そうなのね」

美波「奏ちゃんって呼んだほうがいいかなっ？」

奏「別にどっちでもいいわ」

美波「じゃあ奏さんって呼ぶね！」

美波「やっぱり大人っぽいイメージが抜けなくて」

奏「美波、このあと時間あるかしら？」

美波「うん、レッスンの後は帰るだけだから」

奏「駅前にある○○っていう喫茶店知ってる？」

美波「うん、知ってるよ」

奏「そこの新しいケーキが美味しいらしいんだけど一緒にいかない？」

美波「うん！いこっ！」

美波「私も気になってたんだ！」

美波「奏さんもケーキとか食べるんだね」

美波「なんか甘いもの食べるイメージなくて」

奏「私だって女子校生よ」

奏「ケーキぐらい食べるわ」

美波「ごめんなさい。失礼だったかな」

奏「別に、いいけど」

奏「じゃあ行きましょ」

美波「うん、奏さん！」

喫茶店

奏「新しいケーキ二種類あるみたいね」

美波「イチゴのショートケーキとチーズケーキかぁ」

奏「私はチーズケーキにするわ」

奏「美波は？」

美波「私はショートケーキにするね！」

美波「それでちょっと交換しよ？」

奏「ええ、いいわよ」

奏「私もショートケーキ気になってたの」

美波「すいませーん」

店員「はい、何になさいますか？」

美波「ショートケーキとチーズケーキ１つ」

美波「あとコーヒーを２つ」

店員「はい、ありがとうございます」

店員「しばらくお待ちください」

美波「最近、奏さんすごいよね」

美波「LIPPSすごい人気だよね」

奏「そう？あの子たちといると退屈しないわ」

奏「美波こそすごいじゃない」

奏「新しいドラマの出演が決まったんのよね？」

美波「うん、中々ないチャンスだから頑張ってるの！」

店員「お待たせしました。ショートケーキとチーズケーキとコーヒー２つです」

美波「ありがとうございます」

奏「食べましょうか」

美波「そうだね、いただきます」

奏「いただきます」

美波「うん、おいしい！」

美波「そっちはどう？」

奏「こっちも美味しいわ」

美波「ちょっともらってもいい？」

奏「ええ、どうぞ」

美波「うん、チーズケーキも美味しいね！」

奏「そっちも頂いていいかしら？」

美波「うん、どうぞ！」

奏「ショートケーキも美味しいわね」

外

美波「美味しかったね」

奏「ええ、来てよかったわ」

奏「フレちゃんや周子ちゃんにも教えてあげないと」

美波「私もアーニャちゃんに教えないと」

奏「じゃあ帰りましょうか」

美波「うん。帰ろっ、奏ちゃん！」

奏「今奏ちゃんって言ったかしら？」

美波「うん、今日話してみて大人っぽいイメージもあるけどちゃんと高校生な一面もあるんだなって思って」

美波「嫌だったかな？」

奏「前にも言ったけど別に嫌じゃないわ」

美波「じゃ帰ろっか！奏ちゃん」

奏「ええ、美波」

おわり