【ゆるゆり】櫻子「私、吸血鬼になっちゃったんだ!」 (82)



TV「・・・吸血鬼とは、人の首すじに噛み付いて」

TV「血を吸う恐ろしい化け物なのです」

櫻子「・・・」

花子「・・・」



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TV「吸血鬼の弱点はニンニク、十字架、心臓に木の杭を打ち込むなど・・・」

TV「また、太陽の光を浴びると灰になってしまいます」

TV「なので、夜、あなたが寝て無防備になった時に襲って来るのです」

櫻子「・・・」

花子「・・・」



TV「吸血鬼に襲われた人間も、吸血鬼になってしまいます」

TV「お気をつけください。吸血鬼は、あなたのすぐそばまで来ているかもしれませんよ・・・」ヒッヒッヒ・・・

櫻子「こ、怖いなぁ花子」

花子「・・・ふん、バカバカしい」



櫻子「だって、怖くない花子?」

櫻子「すぐそこまで来てるかも知れないんだよ?吸血鬼」

花子「中学生にもなってこんなの怖がるの、櫻子ぐらいだし」

花子「・・・さーて、そろそろ寝るし」



花子「・・・」カックンカックン

櫻子(・・・手と足が一緒に出てる)


(櫻子の部屋)


櫻子「さ、さっきの話が怖くて寝れない」

櫻子「吸血鬼って、夜になったら来るんだよね」

櫻子「・・・電気消すのが怖い」



櫻子「・・・もし、私が寝てる間に吸血鬼がやって来たら」

櫻子「・・・」

櫻子「げ、ゲームでもやって気を紛らわそっと」

―――
――


チュン・・・チュン・・・


櫻子「ん・・・?」

櫻子「朝か・・・。ふわぁ~」



櫻子「昨日、結局怖くて寝れなくて3時ごろまでゲームしちゃった」

櫻子「あー、頭がボーッとする」

櫻子「ん?何か首のところが2箇所痒いなぁ」ポリポリ



櫻子「あー、蚊にくわれたかな」ポリポリ

櫻子「しまった、昨日網戸開けっ放しで寝ちゃったかぁー」

櫻子「はぁ、閉めとかなきゃ。よっこいしょっと」

カーテンシャッ、ピカー

櫻子「うおっ!?」



櫻子「まっ、眩しい!太陽の光がぁー!」

櫻子「めっ、目に突き刺さる!」

シャッ

櫻子「・・・ふぅー」



櫻子「あー、眩しかった」

櫻子「このごろ、日差しが強過ぎだよー」

櫻子「・・・そうだ、吸血鬼って太陽の光が苦手なんだよね」

櫻子「私も、寝てる間に血を吸われて吸血鬼にっなっちゃってたりして。あー首が痒い」ポリポリ



櫻子「・・・」

櫻子「・・・そう言えば、吸血鬼って」

櫻子「首すじに噛み付いて、血を吸うんだよね・・・」

櫻子「ま、まさか!」


(洗面所)


櫻子「首の所に、赤い跡が2つ・・・」

櫻子「これは、血を吸われた跡!?」

櫻子「それに、何となく私の八重歯が伸びてきた気がする!」



櫻子「ま、まさか、私本当に・・・?」

ガチャ

撫子「ん?何をしてるの櫻子」



櫻子「あ、ね、ねーちゃん?」

櫻子「・・・うわっ!ねーちゃんニンニク臭っ!」

撫子「あー、昨日の晩学校のみんなで焼肉食いに行ったからな」



撫子「まだ臭いが取れないか」クンクン

櫻子「もー、ねーちゃん臭うよー」

撫子「だから歯を磨きに来たんだ。ほらどいてどいて」

櫻子「もー、臭いが取れるまでちゃんと磨いて・・・はっ!?」



櫻子(吸血鬼って、ニンニクが苦手なんだよね)

櫻子(ってことは、私、やっぱり・・・?)

櫻子「うあーっ、何てこった、ねーちゃん私に近寄るなー!」

ガチャ、バタバタ

撫子「そんなに臭う・・・?」


(櫻子の部屋)


櫻子「首に噛まれた跡・・・太陽の光が眩しすぎる・・・ニンニクの臭いが気持ち悪い・・・」

櫻子「ぜ、全部当てはまってる!」

櫻子「・・・という事は、やっぱり」

櫻子「私、吸血鬼になっちゃったんだ!」



櫻子「た、大変だ、バレないようにしなきゃ!」

櫻子「・・・もしバレたら」

櫻子「心臓に木の杭を打ち込まれる・・・!」ゴクリ

櫻子「と、とりあえず首にはバンソーコ張って・・・ん?」



櫻子「・・・あー、もう10時か」

櫻子「ぷいキュア見ようと思ってたのに」

櫻子「ぐあー、しまったもう10時かー。ぷいキュア見逃し・・・」

櫻子「・・・はっ!?」



櫻子「そ、そうか、そういう事だったんだ」

櫻子「吸血鬼は、じゅうじかが苦手ってのは・・・」



櫻子「ぷいキュアを見逃して、苦しいって事だったんだー!」

櫻子「ぐあーっ、10時かーっ!」

櫻子「ぎゃーーーっ!」

コンコン

向日葵「櫻子?入りますわよ」


ガチャ

向日葵「何を騒いでますの」

櫻子「あ、ひ、向日葵?い、いや別に何でも?」



櫻子「そ、それよりどうしたの?何か用?」

向日葵「何か用?じゃありませんわよ。今日宿題一緒にやる約束してたでしょう?」

櫻子「あ、そ、そうだっけ」

向日葵「忘れっぽいですわね。全く」



向日葵「ん?何ですのその首のバンソーコは」

櫻子「え?い、いやいや別に?」

向日葵「それにカーテンも締め切って。暗いから開けますわよ?」

櫻子「あ!ちょっと待って、開けないで!」



向日葵「え?でもこれじゃ暗くって」

櫻子「い、いやとにかくカーテン開けないで、お願い!」

櫻子「開けられちゃったら、私、灰に・・・あ、い、いや何でもない!」

向日葵「変な櫻子ですわね」

―――
――



櫻子「・・・」

向日葵「・・・」

カリカリ・・・



櫻子(・・・吸血鬼って、人の血を吸いたくなるんだよね)

櫻子(首すじに、ガブッて噛み付いて・・・)

櫻子(・・・)チラ



向日葵「・・・」

カリカリ・・・

櫻子「・・・」



櫻子(・・・今日は何だか、向日葵の首すじにやたら目が行く)

櫻子(これはやっぱり、私が吸血鬼になっちゃったから・・・?)

櫻子(い、いけないいけない、見とれててないで宿題に集中集中・・・)



櫻子(・・・けど)

櫻子(向日葵の首筋に吸い付いたら、一体どんな感触なのかな・・・)

櫻子(・・・って、何を考えてるんだ私!)

かわいい

吸血鬼櫻子は向日葵(サンフラワー)に弱いからね



向日葵「・・・」

カリカリ・・・

櫻子「・・・」



櫻子(・・・向日葵の首すじって)

櫻子(キレイだな・・・)



向日葵「・・・」

カリカリ・・・

櫻子「・・・」



櫻子(・・・思わず、押し倒して)

櫻子(チューッてしたくなる・・・)



櫻子(・・・私、やっぱり吸血鬼になっちゃったんだ)

櫻子(だって、今・・・)

櫻子(すっごく、向日葵の首にチューッてしたいんだもん!)



向日葵「・・・何ですの櫻子」

向日葵「私の顔をじっと見て」

櫻子「はっ!?」



櫻子「な、なな何でもない!」

櫻子「うわー、何を考えてるんだ私は、よりにもよって向日葵なんか相手にー!」

向日葵「なんかって・・・失礼ですわね」



向日葵「一体、さっきからどうしたんですの」

向日葵「今日の櫻子、様子が変ですわよ?」

櫻子「・・・」



櫻子「実は・・・」

櫻子「私、吸血鬼になっちゃったんだ・・・」

向日葵「はぁ?」



櫻子「ほら、見てこれ」ペリ

櫻子「首すじに、吸血鬼に血を吸われた跡があるでしょ?」

向日葵(・・・蚊に刺された跡にしか見えませんけど)



櫻子「それに、太陽の光でやたら目が痛いし・・・」

向日葵(おおかた、夜更かししてゲームし過ぎて目が疲れたんでしょうね)

櫻子「ねーちゃんがニンニク臭いのが、気持ち悪くってさ」

向日葵(それは誰だってそうですわ)



櫻子「そして、気が付いたら10時でぷいキュア見逃したのが苦しくって・・・!」

向日葵(い、意味がわかりませんわ)



向日葵「・・・全く、櫻子のバカさ加減には呆れますわね」

向日葵「だいたい、それは全部ただの思い込みで・・・」

櫻子「・・・それに、今日は何だかさ」

櫻子「向日葵の首すじにやたら目が行って」



櫻子「つ、ついチューッてしたくなって・・・」

向日葵「・・・」ドキッ

櫻子「へ、変だろ?やっぱ私、吸血鬼になっちゃったんだよね?」

かわいい



向日葵「さ、櫻子、あなた何をバカな事を・・・」ドキドキ

櫻子「あ、み、みんなには秘密にしといて!じゃないと・・・」

櫻子「私、心臓に木の杭を打ち込まれちゃう!」

向日葵「誰もしませんわよそんな事」



櫻子「それに向日葵、私、このままだったら向日葵を襲っちゃいそうで・・・」

向日葵「襲う・・・?」

櫻子「そう、だって今すっごく押し倒してチューッてたいんだもん、向日葵の首すじに!」

向日葵「///」カァァ



向日葵「さ、櫻子、何て大胆な・・・///」ドキドキ

櫻子「・・・向日葵、早く帰って!」

向日葵「え・・・?」



櫻子「私、向日葵を吸血鬼にしたくない!」

櫻子「だから、私が襲っちゃう前に早く!」グイグイ

向日葵「ちょ、ちょっと櫻子」



櫻子「私、向日葵を吸血鬼にするくらいなら飢え死にする」

櫻子「向日葵、今までありがとう・・・うっ・・・」

バタン

向日葵「・・・」







(向日葵の家)


向日葵「まったく、櫻子には呆れたものですね」

向日葵「いい歳して吸血鬼だなんて。信じるのはあの子ぐらいですわ」

向日葵「・・・それにしても、私のこと襲うとか何とか」

向日葵「本当に、櫻子ったら・・・」

向日葵「私を、襲う・・・」


向日葵「・・・」


~妄想~

櫻子「向日葵、私もう我慢できない・・・!」

向日葵「さ、櫻子・・・?」

櫻子「首にチューッってさせろー!」

向日葵「い、いけませんわ櫻子ー!」



櫻子「んっ・・・!」チュー

向日葵「だ、ダメッ、櫻子・・・」

櫻子「んっ、んっ・・・!」チューチュー

向日葵「ああっ、そ、そんなに強く・・・」



櫻子「・・・ふぅ、ごめんね向日葵?」

櫻子「私、我慢できなくって・・・」

向日葵「・・・いえ、いいんですのよ櫻子。それより」



向日葵「私も、吸血鬼になっちゃったみたい」

櫻子「え・・・?」



向日葵「だから、櫻子のこと吸っちゃいますわ・・・んっ」チュー

櫻子「あっ、ひ、向日葵ー!」

~~~


向日葵「・・・」

向日葵「フッ、フフフ・・・」

向日葵「こ、これは行けますわ」

向日葵「・・・けど、もうちょっとドラマチックな方がいいですわね」

かわいい


向日葵「例えば・・・」


~妄想~

向日葵「櫻子、あなたを退治しに来ましたわーっ!」

櫻子「な、なんだってー!?」

向日葵「さぁ覚悟しなさい櫻子・・・いえ、忌まわしい吸血鬼!」

櫻子「や、やめて向日葵、お願い・・・」



向日葵「・・・」

向日葵「・・・うっ、できない・・・。やっぱり、私にはできませんわ・・・」

櫻子「ひ、向日葵・・・?」



向日葵「いくら吸血鬼になったとしても、櫻子は櫻子・・・」

櫻子「向日葵・・・!」



向日葵「・・・櫻子。あなたを一人にはしませんわ」

向日葵「私も吸血鬼となって、あなたと共に生きましょう」

向日葵「武器の木の杭、これは捨てます。これで私は無防備ですわ・・・」

櫻子「ひ、向日葵・・・そんなに私の事を・・・!」



櫻子「・・・向日葵、向日葵ーっ!」チュー

向日葵「ああっ、櫻子ー!」

~~~


向日葵「・・・」

向日葵「こ、これですわ」

向日葵「吸血鬼となった櫻子を受け入れ、共に歩む道を選ぶ・・・」

向日葵「はぁ、素敵・・・」



向日葵「あ、明日櫻子の家に行って・・・」

向日葵「///」

向日葵「さ、さて準備しないといけませんわね」

向日葵「えーと木の杭、木の杭はあったかしら」

―――
――


(翌日、櫻子の家)


コンコン

向日葵「さ、櫻子?入りますわよ」

「ん?どーぞー」


ガチャ

向日葵「櫻子・・・」

櫻子「よー向日葵」



向日葵「・・・あなたを退治しに来ましたわーっ!」

向日葵「さぁ覚悟しなさい櫻子・・・いえ、忌まわしい吸血鬼!」

櫻子「・・・へ?」



向日葵「・・・うっ、できない・・・。やっぱり、私にはできませんわ・・・」

向日葵「いくら吸血鬼になったとしても、櫻子は櫻子・・・」

向日葵「・・・櫻子。あなたを一人にはしま・・・」

櫻子「・・・あのさー、向日葵」



櫻子「何バカなことやってんの?」

向日葵「・・・へ?」



櫻子「あれから私、色々調べたんだけどさー」

櫻子「吸血鬼って、鏡に映らないんだって」

向日葵「・・・は?」



櫻子「朝、洗面所の鏡見た時私の顔バッチリ写ってたしさー」

櫻子「じゃあ私、吸血鬼じゃないじゃん」

向日葵「・・・」



櫻子「よく考えたら、太陽の光で目が痛かったのも夜更かししてたせいだし」

櫻子「ニンニクの臭いが気持ち悪いって、当たり前だよ」

櫻子「それにぷいキュア見逃して10時かーって、バカじゃないの」

向日葵「・・・」



櫻子「し、しかも冷静になってみれば、ひ、向日葵の首すじにチューって・・・」

櫻子「ぜ、絶対したくねーし!」

向日葵「・・・」ピクッ



櫻子「だいたい、吸血鬼なんているわけ無いじゃん」

櫻子「なに向日葵、中学生にもなってそんなの信じてんの?」

向日葵「・・・」

向日葵「・・・」プチーン



向日葵「さぁ~く~ら~こ~!」ゴゴゴゴ…

櫻子「うわーーー!ど、どっから出したその木の杭ー!?」



コレヲシンゾウニウチコンデヤリマスワーッ!

ギャーッ、ナンデダー!

ドタドタ…


撫子「・・・やれやれ、朝っぱらから賑やかなもんだ」

撫子「ん?どうしたの花子、首にバンソーコなんか貼って」

花子「な、何でもないし!」


終わり

以上になります
読んでくれた方、コメントくれた方ありがとうございました

あ、明日あかりの誕生日でした
おめでとう

おつ

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