唯「ぽてとまっしゃー?」千枝「シュティールハントグラナーテです」 (149)

千枝に唯と346の不思議な仲間達が出てきます

元ネタはあるフリーソフト

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500219598

ぽみゅぽみゅ

空に光の矢が走り、海面すれすれを飛んできたミサイル‘17式艦対艦誘導弾’に突き刺さり、すべてをただの破片に変えていった

「自衛隊ミサイル全弾撃墜しました」

「……ふぅ、これであちらはこちらのレーザーによるミサイル撃墜処理可能数が判明したはず。次は本気で来るぞ」

「しかし、残る6隻に詰まれた対艦攻撃可能なミサイル数でしたら、すべてこちらでも対処できますが?」

「あの‘アーセナルシップ’打撃護衛艦にはアメリカから譲り受けたシーランスも搭載されている……そう見た場合を考えるとな」

「ならヘリコ搭載のレーザーとレールガンも動員すれば600はいけるはずです」

「相手が6隻だけならな。イージスアショアのそれもSM-3以外にシステムを組み込んでいるとすれば、陸地からトマホークに12式地対艦誘導弾」

「艦長、ミサイルだけでなく下も気をつけないとな。『ずいほう』型潜水艦に、消息不明なコードサブマリン『707R』。これらすべてが一斉に来るなら、いかに空気に乗り動けるとはいえ対応できん」

「ではやはりレッドが戦死して、さらにUX号が沈んだ時点で…」

「そうだ。本艦の敗北は決定的だ。あとは黒幕様が逃げられるように時間稼ぎするだけ。それぐらいだ。やはり参謀が指摘したように、平行世界のごたごたに介入すべきではなかったのか?」

「結局、こちらに来た意味は」

唐突にピーという連続音が響く

「ついに来たか……いや違う。ひぃふぅみぃ……水上艦の数が増えただと!?」

「馬鹿な!松型に若葉型以外この海域に近づける艦など」

「測定出ます。‘伊吹’‘鞍馬’‘ゆきかぜ’‘かみかぜ’…」

「伊吹型にゆきかぜ型が間に合ったのか。対空レーザーの出力をあげろ!やつらのレールガンは本艦の装備をしても驚異だ!」

「待ってください。まだ大型の……300m以上!?」

「300だとぅ!?そんな艦が平行世界日本のどこにいたというのだ?」

彼等は知らない。その艦こそ、彼等と同じかつての「日本」の名を受け継ぎ背負っていることを



そう「大和」の名前を

その頃

千枝「じゃあ、さっき……じゃなくて前回のお汁粉に続けて甘味をいきますね」

唯「ココア汁粉はおいしかったけど、決戦しるこ?あれってお茶にうどん゛入っているだけだったよね」

千枝「本来なら氷餅と葛粉が入ったのがいいんですけど、幸子さんが『フフーン。カワイイボクとしては甘くない汁粉も味わってみたいです』といってましたから…」

唯「言い出しっぺが悶絶してたけどねー☆」

千枝「では、今回はうどんを使った」


最上静香「うどんと聞いて」ズサー

春日未来「はーい。静香ちゃん、撤収するよ!」テテテ


唯「??」クビカシゲー

千枝「え、えっと、続けますね」

千枝「用意するのは、この時期ならお中元で貰います、乾めんのうどんです」

唯「へー、ぺらぺらしてるんだね」フリフリ

千枝「まずうどんを水にしばらく浸して戻し」

こずえ「ふぁー、たいむくろっく」ボワワ

千枝「あっという間に戻りましたので、これを一口大に切って水気を取り、油でからっと揚げます」ジュー

唯「水で戻さないとどうなるのかな☆」

千枝「一応、そのまま油で揚げて塩とカレー粉をかけたのを用意しましたが、あちらで麗奈さんが歯を痛そうにしていますよ」

唯「おっけー。間違っても食べないでおくね☆」

千枝「で、揚げたうどんにまんべんなく砂糖蜜、大学芋のタレですか?を絡めます」

千枝「また、揚げずに黄粉と砂糖をまぶすだけでも、あべかわ風のうどんのできあがりです」

唯「あ、テロップが。何々『やせうま』って地方で呼んでいる場合も。だって」

千枝「黄粉だけじゃなく、こしあんを乗せたり、黒蜜をかけたりするのもいいですよ」

唯「ならゆいはお汁粉を入れるね」ドボドボ

千枝「あ、たしかそれは『あずきおふと』といって東北や朝鮮半島で食べられていると……えっと『提督の食卓和菓子鎮守府』にありますね」

千枝「では続いて、今度は冷たいたうどんスイーツをご紹介しますね」

かな子「何か食べられると聞いて」ワクワク

愛梨「スイーツと聞きまして」ワクワク

志保「パフェじゃないけどね」ワクワク

千枝「き、緊張しますね。えっと、さっきの小さく切ったうどんを、みかん汁を入れて溶かした寒天に入れます」

千枝「同じように生の蜜柑とうどんを甘いゼラチンで固めて冷やしますと、夏にぴったりのうどん寒天もしくはうどんプリンのできあがりです」

かな子「おいしいから二つ食べても大丈夫だよ」パクパク

唯「うどんはちょっとやわらかい方がゆいは好きだな」パクパク

千枝「いかがでしたでしょうか?千枝、まだ子供ですからこれぐらいしかできませんけど、頑張りました」ブイ

唯「千枝ちゃん、それ人のネタだよ☆」

千枝「では次回はカンパンを使ったレシピに挑戦です。和風シリアルな感じで使ったり、粉々にしてタルトの生地やフライの衣にしたりしますね」


芳乃「乾麺麭の小倉煮は上々なのでしてー。それにー、カニヤのねーびーかんぱんはー、いつもの三立のとは違いましてー」パクパク

茄子「芳乃ちゃん!それさっき撮った次回放送分の残り!」アセアセ

千枝「」

唯「」アワアワ

オツカレサマー
オツカレダカラヌギマスネ
ファー
デシテー

千枝「……」

唯「千枝ちゃん、大丈夫?やっぱりみんながいると騒がしかったかな?」

千枝「……す」

唯「す?」

千枝「す……すーっごく緊張しました。それに一気に三本撮るなんて初めてです。えっと、初めてってことはこれで千枝は大人の階段を登れましたか?」

唯「あはは、まだそこまでは早いけど、テレビ慣れするのはいいことだって☆」

千枝「はいっ!千枝、頑張りま」

唯「ストップ」

そして事務所

唯「たっだいまー!」

千枝「ただいま戻りました」

小梅「あ、お……おかえり」

乃々「む、むーりぃー」

まゆ「まゆはおいしくないですまゆはたべられないですまゆにとりついてもふべんなだけです」

唯「あれ?どったの?」パタパタ

千枝「皆さん、何かに怯えて」パタパタ

ぽわっ

千枝「…………えっと……小梅さん。今急に出て来たこの方は……」ガタガタ

唯「ひょっとしてまたかなー」ブルブル

小梅「うん。電車に乗ってたらついて来ちゃった」




ひぃーー!

続きはまた

…………
……


唯「それで駅で待っていたら、あの子がどこかにいっちゃって」ビクビク

千枝「変わりに、ブレザーとリボンが特徴のこの人が憑いてきちゃったと」ブルブル

小梅「うん」マンメンノエガオー

?「……」

まゆ「まゆはひとりじゃないまゆはつよいまゆはもうこわくない」

乃々「もりくぼはひりきですもりくぼはたけのこきのこでいえばすぎのこですもりくぼはにげだしたいけどまゆさんがにげないのでむーりぃー」

唯(とりあえず、芳乃ちゃん達が収録から戻って来るで一時間ぐらいあるから事務所を回ってみる?何かわかるかも)ヒソヒソ

千枝(ブレザーを着てますから高校生さんだと思いますし、ありすちゃんに頼めば学校ぐらいはわかるかもしれません)ヒソヒソ

小梅「でも何で私が手を掴むだけじゃなくて、唯さんと千枝ちゃんで囲んでも姿が出てくるのかな?」ワクワク

?「……ビクッ」

唯「そういえばそだね?ゆい達と何か関係あるのかな?」

?「……」

千枝「でも親戚に最近亡くなった人はいませんし……」

唯「まーいいじゃん☆。ここにいたって解決できないから、みんなのとこに行ってみよー!」

小梅「お、おー」

途中ですがこれはモバマス×??????のSSになります

地の文にキャラ崩壊注意。

また、冒頭や途中で出てくるアニメの内容は、サブマリン707Rの世界に現実世界の日本と平行世界の日本兵器が流れたという内容です。
脳内設定アニメです。あしからず

バタン

小梅「……」

唯「どったの?小梅ちゃん?何かあるの??」クビカシゲー

小梅「うん……んとね、あの子。決して弱い子じゃないんだけど」

千枝「クラリスさんの洗礼に耐えたり、歌鈴さんが転んだ際にお札が飛んだ時も頑張ったり、藍子さんのゆるふわ空間にも影響しませんからね」

小梅「うん……だから、仮にあの子とこの子」

唯「このブレザーの子ね☆」

千枝「駅にいたってことはひょっとして……」

?「……」

小梅「うん。多分そう。で、この子が仮に駅にいた自縛霊だとして、あの子がその立場を変わってまでやらなくちゃいけなかったことって何かな?意味のあることかな……って」

智絵里「つーまーりー」


三人「きゃーっ!」×3

千枝「はぁ……驚きましたよ智絵里さん」ハァ

智絵里「ごめんね。昼間から幽霊がいるから、また小梅ちゃんが連れてきてみんなに見せびらかしているのかと思って」ドヤァ

小梅「一部は合ってるけど……見せびらかすだなんて」

智絵里「冗談だよ。で、自爆霊がその地を離れたってことは余程のことが起こっているのかな?やっぱり何かしないと、しかも今日中にじゃないと暴走するとか?」

唯「爆発はしないからね……ってそういうことなの、この子ちゃん!?!」ガッ

この子(仮)「……」スカー

千枝「ま、まだこの子さんもわからないみたいですから、まず千枝達でわかる情報をって」

智絵里「おっけー。なら泉ちゃんとマキノさんに連絡してくるね」タッタッタッタッ


唯「ありすちゃんの名前が出なかった辺り、みんなわかっているんだ」

千枝「あははは。…というより智絵里さんってあんな人でしたっけ?」

ガヤガヤガヤ

唯「おっ、ここなら誰かいるみたいだね☆」

小梅「ち、ちょっとうるさいけど」

千枝「ごめんくださーい」ガチャ

『♪~私の一番星はそばで光ってる~』

唯「この歌は?」

『……が大日本帝国海軍戦艦‘大和’に対する最後の切り札。それは分裂した……の海上自衛隊護衛艦‘やまと’であった』

『次回‘アユマリン707R’[大和vsやまと]一番星が映る海、今だ絶望の波寒し』

奈緒「おっ、唯に小梅に千枝じゃないか……え?!」ビクッ

比奈「珍しいメンツっスね……え?えと、その後ろの方はもしかして」ガクガク

由里子「幽霊さんなのでしてー」ブルブル

唯「口調」

………………
…………
……

由里子「で、回り回ってよりによってここに来てしまったと」

比奈「さっきまでアニメを見てたから、情報言われてわかんないっス」

唯「ねぇねぇ、ひょっとして潜水艦に女の子が誘拐されたアニメ?あゆちゃんが逃げたとこまでは見てたけど、最近見てないんだ♪」ワクワク

奈緒「知ってるなら話は早いや。その第3部で、あゆちゃんを助けて決戦前ってとこ。来週すごいことになるぜ」クワー

小梅「えっとその……」

比奈「あ、その子っスね。申し訳ないけど私たちじゃねぇ」

奈緒「その駅の近くの学校の制服を探してみたらどうだ?高校生っていうなら割と駅近くに学校があるもんだからな」

唯「じゃあいずみんかマキノっち」

橘さん「そこで何故タブレットに詳しい美少女を思いつかないのですか!!」バタン

ありす「って、ありすです!」クワァー

千枝「ありすちゃん、どうどう」

ありす「こほん。では取り出しました万能タブレットを」

光「ベルトさんとシンゴウアックスの出番か!」バタン!

奈緒「はい、撤収」

光「残念。違ったか」トボトボ

ありす「……気を取り直して。まず写真を撮って画像検索にかけます」

小梅「あ、こ…この子、唯さんと千枝ちゃんの波動……かな?それで目には見えるけど、写真までは……」

椿「(カシャリ)なるほど写りませんね。残念です」

ありす「くっ、ならば音声を拾って音紋を」

千枝「さっきから、あの子さんと違ってしゃべってませんね」

唯「恥ずかしがりやさんだね?」

ありす「まだです。名前を聞いて……は無理ですから、あの子さんとはぐれた駅を調べて何らかの事件に巻き込まれてないか」

泉「残念だけど、ここ15年までは飛び込みも事故も何もないみたいだよ」バタン

さくら「さくらチャンも買物でそこを利用するけど、この子さんだっけ?今まで聞いたことも見たこともなかったよ」

亜子「つまり、一から出直しってことや」

ありす「うわぁぁぁぁぁん!!」タタタッ

奈緒「……あとでイチゴジュースでもおごってやるか」

比奈「そうっスね」

ガチャ

マキノ「今、ありすが泣きながら走っていったけど、何かあったの?」バタン

唯「気にしない気にしない。あとでゆい達がフォローしとくからさ☆」

マキノ「そ。あと、これ緒方さんから頼まれていた件。さすがに2001年の人身事故では情報も少ないわね」バサッ

奈緒「やっぱり人身か……しかもそんなに古いんじゃ簡単には出てこないな」

泉「マキノさん、どこを見たの?やっぱり近隣の学校のデータ?……まさか国家権力?」

マキノ「……さっそく志希から貰ったこの薬の出番ね」カタッ

さくら「ジョーダン、冗談だよね?」アセアセ

亜子「うっわー。自ら答をばらすことしときながら、そんな法に引っ掛かることするなんて、えげつないわ」ドンビキ

比奈「ま、これで一安心っスね。あとはあの子を連れ戻すだけと」

千枝「よかったです」


この子(仮)「(……死んだ?私?)」





(私は死んだ?)

マキノ「それで飛び込み自殺の原因だけd」

都「事件の匂いと聞いて!!」バタン

むつみ「冒険の幕開けと聞いて!!」バタン

愛海「お山に登れると聞いて(ニュッ)……え?」ガチャ

清良「はい、いい子だからこっちで五臓六腑の勉強をしましょうね」バタンガチャン

イヤダナキヨラサン。サスガノワタシデモユウレイハ…ア、ナゼオシリニ……アーッ

泉「…最後はともかく、みんな幽霊ってことを気にしてないね」

加奈「あ、さっき智絵里さんから
『みんなに連絡です。さっき小梅ちゃんが成仏させてあげたいといって幽霊さんを連れてきました。みんなこの人で何かわかりましたら、唯さんと千枝と一緒に回ってるので教えてあげてください。あと、幽霊の子は私みたいに内気で照れ屋さんなので優しくしてください』
ってLINEが、簡単な似顔絵が画像付きできました」

唯「ちえりん有能」

マキノ「内気で照れ屋?緒方さんが??」



この子(仮)「(何で私死んだ……?)」



(なんで……)

マキノ「……で続けさせてもらってもいいかしら?」

奈緒「あぁ、ごめんごめん。で、何があったんだ?」

泉「電車の中で何かされたとか?」

マキノ「小さい子もいるから簡単に言うと、電車の中で痴漢から凌辱行為を受けたのよ」

由愛「凌辱?」

小春「行為?」

珠美「って珠美は小さい子じゃありません!」

有香「心外です!」

心「あぁ、みんなこっちにおいで。はぁとが教えてあげるぞ☆」

早苗「もし、そうされそうになった際にどうしたらいいかも、実演付きで教えるから」

みく「うんうん。で……なんでみくをひっぱるにゃあ!」

のあ「みく……墓は用意してあげるわ」

アーニャ「до свидания」

みく「二人とも別れを告げないで助けろにゃー!」バタン



この子(仮)「(凌辱?私、痴漢に……)」



『んん…や…ああ……そこ…ダメ』

『もう…ゆるしてえ』

この子(仮)「!?」

この子(仮)「(これは……私?私の……記憶?)」

『っクあ!…ん、イタっ!』

『お母さん!……ちゃん!誰か、誰か助けて!!……うあああっ、やぁっ』

この子(仮)『(い……いや)』

小梅「……?ど…どうしたの?」

千枝「?」

唯「小梅ちゃん?」



比奈「そうすると、心情的に夏のアユマリン本の新刊はさすがに路線変更するしかないっスね」

由里子「はいはいはーい、飛鳥×土門がいいじぇ!」ノシ

奈緒「F2の‘制圧攻撃機’ブルドック機長(バツイチ。現在交際中)と、サイレントコアの第一中隊隊長さん(妻娘有)!?せめて、田口比嘉コンビか新小隊長とかつての同期にしてくれよ」

由里子「奈緒ちゃんはわかってないね。原作通りのあゆみちゃん凌辱本が多い中、あえてオッサンを選ぶのが推しの基本だってのを」ドヤァ

比奈「悪いけど、そのあゆみちゃんのコスプレ本予定っス。波に乗って冬の資金を稼がないと…」

由里子「うぅぅ……乙女心を…ひどいじぇぇぇぇぇ!!」バタン

マキノ「そういう話題は誰もいない時に頼めないものかしら」

加奈「ええと、本名、高坂唯。当時桜彰学園二年C組。電車内での凌辱行為によるショックにて飛び込み自殺と推定。犯人は三人。二人薬物利用の別件にて逮捕、一人事件の三日後自殺ですか」メモメモ

亜子「こないなときに、そな情報をメモれるのも、肝がすわっとるというかなんというか」アキレー

さくら「それはいいけど、なんか寒くない?」ブルッ

蘭子「闇に飲まれ……な、何か寒いです!」バタンブルッ

飛鳥「誰かに呼ばれたような気がしたけど……あれが例の幽霊かい?……!、様子が?」

蘭子「や、闇に飲まれたくないよぉ」ガクガクブルブル

高坂唯(仮)「(わたし……そんなこと)」

『おねっ……おねがィっ……うーーーっ!』

『アーーーーーーッ』

『あーー、はぁ、ああ……』

高坂唯「(い……いやいやいや)」

小梅「だ、だめ。暗い方へ、いっちゃあ」

唯「小梅ちゃん、この子もしかして暴走……しそうなの?」

千枝「そんな。…まだ芳乃さんや茄子さん達の収録は終わってないから、どうしたら」

裕子「そこでサイキックの出番ですよ!!」バァン

奈緒(あ、余計なの来た)

比奈(アホの子参上っス)

泉(逃げた方がいいかな?)

唯(ひがいかくだい?)

裕子「って、みんなひどいです!60連やってRしか出なかった時ぐらいひどいです!運営の鬼悪魔ちh」

ちひろ(それ以上はいけませんよ、ユッコちゃん)

裕子「は、はい!!」ビクビク



高坂唯(仮)「(だめ!だめ!だめ!思い出したくない!)」

『……わたし…もう……』

奈緒「な、なんだ!?この感覚は!?」

ホームの向こうから大きな音が近づいてくる

泉「待って!早まらないで」

フラフラと吸い寄せられる

加奈「それ以上ダメっ!!」

『――を電車が-―ます―危ないですから』
耳に何か聞こえてる

裕子「ひょっとして私のサイキックで…!?」

私はゆっくりと白線を超えた

マキノ「全員に拡散されているとでも?」

――体が中に躍る

千枝「……!!」

――最後に見たのは雨に濡れた線路

小梅「こ……この子の記憶?」

―――わたしは―――

唯「ゆ、ゆいたちもしんじゃうの!?」ブルッ

―――I have been―――

さくら「いや……いやぁぁぁぁっ!」ガクッガクッ




―――mashed―――



高坂唯(仮)「いやぁぁぁぁぁぁぁぁッ――!!」


唯「!!」ビクッ

千枝「!!」ビクッ

小梅「」ミミフサギー

蘭子「」シッカリメトジー

唯「ゆい達生きてる……?」

高坂唯(仮)「―――ひッくひっく」

唯「あ、唯ちゃんって、喋られたんだ☆」

千枝「で、でもこれってどうしたらいいんですか?」

高坂唯(仮)「……う――――――!」

飛鳥「ボクがいくら非日常を望んでいても、これはあんまりだね。もっと幻想的な」

蘭子「漆黒なる同志よ。追求心を高めよ、望めば道は開かん!(飛鳥ちゃん、動転していますか?そんな事言ってる場合じゃないです)」



?「ら~♪」

加奈「え」

聖「ららるぅ~♪」

比奈「聖ちゃんっでス!?」

高坂唯(仮)「うぅぅぅ……」

桃華・音葉・琴歌「らりら~♪」

亜子「お金持ちばかり……」

さくら「亜子ちゃんも気が動転してるね」

高坂唯(仮)「……」

泉「鎮まった?」

小梅「……っ!」タタッ

奈緒「小梅っ!」

小梅「も、もう大丈夫だよ……」ヨシヨシ

高坂唯(仮)「……ぐすっぐすっ」

加奈「小梅ちゃんが……まるでお母さんみたいに撫でてる」

千枝「落ち着いたのでしょうか?」

マキノ「ふぅー、どうやら一安心み」


『その娘は俺のモノだ』


高坂唯(仮)「……!」ビクッ

比奈「だ、誰っスか!?」

蘭子「痴れ者よ!去れ!(で、出て来て下さい)」

小梅「あの子の……声。で、でも雰囲気が違う」

ズズズズズ

さくら「壁から黒い影がッ?!」ビクビク

奈緒「今回の事件の悪玉参上ってやつかよ?」

輝子「あ、あの子さん?フヒ……違う。ソウルなシャウトを感じられない」フルフル

美玲「感じられるオマエもすごいがな」アキレー

比奈「一難去ってまた一難……というかお二人はいつのまに?」サラニアキレー


『――――もう彼女を逃がすつもりはない』


聖「!!!……一段と黒い気迫っ。これだけのは私だけじゃ」

桃華「せめて芳乃さんかこずえさんがいて下されば…」


高坂唯(仮)「も、もう……ゆるして……ぇ」

唯「唯ちゃんっ!…もう、ゆい許さないから!!」

千枝「ダメです、唯さん!あの子さんですら力では叶わないのに、そのあの子さんを操るぐらいの……何故かわかるんですが感じられるんです」

唯「ゆいもそれはわかるよ。でも、絶対に唯ちゃんは見捨てたらダメだから……」

奈緒「あぁ、芳乃でもこずえでもクラリスさんでも夕美さんでも周子でもいいから誰かッ!!」



ぶもー!

離脱します


今日中には前半戦終わるかなー

輝子「フヒ……この泣き声は…」

蘭子「聖者のソリを引く勇敢なる八騎が一!(ブリッツェンですか!)」

比奈「でもトナカイと幽霊じゃ戦えっこないっスよ(バタン)誰っスk……!!?」


?「……黎明今だ遠く暗雲低く海にかかる。しかし、見よ!!狂乱の果ての旭影。日輪の今、目覚めたり」ババーン

飛鳥「この声はイヴさんか……西洋騎士のコスプレ??」

イヴ「払う刃は邪を洗う鋼鉄の剣劇!」ザシュッ

?『うっ』グワァァァ

イヴ「返す刃は正しきを表す慈愛の誓い」ドシュッ

?『うぉぉぉぉ!』ビュルビュル

イヴ「見よ、旭日に照らされしシンメルライターの血、今目覚めたり」バァァン

蘭子「しんめるらいたぁ?」キョトン

比奈「北欧に伝わるサンタさんの時期に表れて、悪い子をお尻ペンペンする正義の神様でス(別説あり)」カクカクシカジカ

………………
…………
……

?『これぐらいで……これぐらいで、俺の彼女を欲する気に揺るぎはないッ!!』クワッ

イヴ「あなたにも彼女の死を悼み自省を促す心はありました!それを思い出してください!」

?『……そんなものは』ユラー

イヴ「……初めて見た彼女の笑顔。一番心を締め付けたはず。それでもあなたは思い出せませんか?」キメッ

?『くっ……』ヒュッ

イヴ「あっ?!待ちなさい!」ダッ

ブリッツェン「ぶもー、ぶもっふ」ダメダメ

イヴ「そうですね。今はみんなの無事を……」

奈緒「なんつうか、何がなんだか……展開が早すぎて…なぁ」

千枝「イヴさん、かっこいいです」キラキラ

みんな「えっ!?」

………………
…………
……

響子「皆さん!こんなに散らかしてそのままだなんてダメですよ」タニタタニタ

泉「いや、それが……なんというか」シドロモドロ

菜々「そうです。いくら事務所内で幽霊が暴れても、できる範囲でお片付けしましょ」キャハッ

比奈「ふぁー、落ち着いたとこでそろそろ眠たいんで、まとめをお願いするっス」

奈緒「比奈さん、また寝ないで原稿をやってたのか」アキレ

杏「ダメだよ。一日26時間は寝ないと体が壊れちゃうよ。じゃ、杏は一休み…」コソコソ

きらり「にょわー!杏ちゃんもきらりも、夜はコンサートがあるから出発するにぃ!」ピュー

ウワーキラリーハナセー!アンズチャンガチャントコンサートニデルマデハナサナイニィ!!

加奈「で、では、まとめですが」メモパサリ

マキノ「要点だけなら。白坂さんのあの子さんが身代わりになり、高坂唯さんを成仏させるためにその飛び込んだ駅から逃がす」

イヴ「後追い自殺した、痴漢の主犯格の佐伯という男の霊が……高坂さんの魂を元々幽閉していたのかしら?で、あの子を乗っ取って、さらに高坂さんを追い掛けて来たわけです」

高坂唯(幽霊)「はい……わたし…私にはどうすることもできなくて、逃げられなくて…………あの子さんが代わりになってもらわなかったら……ずっとあの男の人に」ブルブル

小梅「で、でも、あの子がそこまでして、ゆ、唯ちゃんを逃がした理由までは……まだわからない……」

さくら「だから、今日中にあの子を解放してあげるのと、唯ちゃんの成仏させなきゃいけない理由を探すんだね」

亜子「さくらはそういうたけど、時間的にも距離的にも難しいのも事実やで」

唯「なら、よしのちゃんももう帰る頃だし相談t」

幸子「フフーン!カワイイボクが皆さんを連れてただいま帰りました!」ババーン

奈緒「よくやった。さぁ、幸子は帰っていいぞ」フリフリ

アレ?ボクッテ、デバンハコレダケデスカ?カワイイカラ、モットデバンガアッテモダイジョウブデスヨ

千枝「幸子さん……なんだかかわいそうです」

芳乃「ただいまでしてー。話は伺っていますのでー、準備が出来次第出発ですー」ポータルテンカイ

唯「さすがよしのんだね☆……ってその光でわーぷするの!?」ビクビク

茄子「まず、あの男性の霊は、あの子さんがいなくなった駅で待ち構えているでしょうから、真っ先に成仏させます」

光「悪に正義と愛を語る資格なし!」バン

こずえ「ふぁー、それでー、この子がじょうぶつできなかったらー?」

イヴ「考えられるのは、今だに夏の制服姿ですので学校に未練があるとか」

マキノ「あ、その学校だけど、制服を二回ほどマイナーチェンジしているから、この子のと今とは少し形状が違うわよ」

芳乃「もしくはー、魂の拠り所のお墓かー」

千枝「お家……お家に帰りたいって可能性はどうでしょうか?」

奈緒「そういえば命日というか、自分が……そのなんつうか飛び込んだ日を覚えてないか?実は、今日が命日だからとかないか?」

高坂唯(幽霊)「ご、ごめんなさい。こんな状態が長かったのであまり記憶が……」

加奈「16年前の夏ですか……私が生まれた年のさらに前ぐらいですね」メモメモ(三月生まれ)

智絵里「じゃあ、大先輩ですねッ。今からでも唯先輩って敬いましょう」ニュッ!

高坂唯(幽霊)「きゃっ!!」

輝子「フヒヒヒ……ヒャーハッハッハッ!ちえりん!脅かすのは無しだぜぇ!!」バァーン

奈緒「そこうるさいっ!」

智絵里「てへっ」



唯「じゃあ、行くメンバーはゆいと千枝ちゃんと小梅ちゃんに」

芳乃「わたくしとー、茄子殿とー、こずえ殿とー、聖殿ー」

イヴ「私とブリッツェンも付き添います。あと、晶葉さんからPSY念波増幅装置を借りてきましたので、ユッコさんに唯さんと千枝ちゃんと小梅ちゃんの護衛をお願いします」

裕子「さ、サイキック責任重大です」ガクブル

千枝「クラリスさんもいたらよかったんですが……」

茄子「代わりに数人、LINEでメッセージを入れておきました。……間に合えばいいのですが」

奈緒「茄子さんの頼みだから大丈夫だって。……生身の人間相手ならまだまだ呼べたのにな」ザンネン

マキノ「私は高坂家の実家がどこにあるか調べておくわ。あと学校に当時を知ってる人がいないかも」

泉「手伝うよ、マキノさん(……探求心で学校の裏資金を探りそうだし)」

亜子(見つけたら分け前頼むわー)

さくら(まって違う)

泉(二人とも頭の中を覗かないで)

光「くっ、レンジャーかライダーかメタルヒーローに変身できたら手伝えたのに」

麗奈「いい?あんたはアタシ達と帰ってくるのを待つの。それにコンサート組もいるから必ず帰って……あれ?唯はいいの?今日はクローネも出番があるでしょ」

比奈「ありすちゃん、落ち込んでいないといいっスがね」

芳乃「心配無用でしてー、個人用わーむほーるを用意しましてー」ゲートオープン

唯「」ドンビキ

飛鳥「やぁ、非日常が還って来てくれたようだ。これで問題は解決したようだね」フッ



こずえ「じゃあ、いくのー」フワフワ

奈緒「気をつけてな。あと、唯。帰ってこないと、志希とフレデリカを抑えられなくなるからs」

唯「大丈夫だよ♪奈緒ちゃんだけに負担は押し付けないから。必ず帰ってくるってば☆」

千枝「じゃあ、行ってきます」

高坂唯(幽霊)「皆さん、ありがとうございました!」リップ・ヴァン・ウィンクル・エフェクトスタート





奈緒「え?ウラシマ効果?……別空間というか、空間力学や次元理論じゃないのか?」

響子「それって、何ですか?」

菜々「スコープドックのハッチを開けたら、ヤマト第一艦橋だったみたいなもんです」ドヤァ

(注意。違います)

ほたる「おはようございます。きゃっ!」ドンガラガッシャーン

朋「ほたるちゃん、大丈夫?」

ほたる「は、はい。あ、足から血が……」タラー

響子「大変です。救急箱は?」キョロキョロ

ネネ「こっちにありますね」ゴソゴソ

美穂「あ、危ない!」ワッ

響子&ネネ&ほたる「え?」


ドンガラガッシャーン


響子「イタタタ……ほたるちゃん、ネネちゃん、大丈夫ですか?」

ネネ「私は何も……あれ?この石は……散らばって?」カチャカチャ

ほたる「は、はい。えっと……あ、私のラピスラズリが散らばっ……て…あの白い球?……の中にも……えいっ」ポータルトツニュー

朋「ほたるちゃん!!!」トモモポータルトツニュー

ネネ「まって違う!!!」ネネハネー…トツニュー

菜々「えっ、え?えーっ!!」

智絵里「わわわわ……えーい」チエリンモトツニュー

奈緒「お、おいおい。大丈夫かよ!?」

加奈「茄子さんがいるから大丈夫だと思いますが……」メモメモ

亜子「あっちゃー、作戦成功するかいな?」

あずき「ポータル突入作戦と聞いて!」ニュッ

忍「はい、撤収」カイシューシマース

ぴにゃこら太「後半へ続く」

柚「ぐさーっ!」アミボウサス

穂乃香「ぴにゃこら太ー!」

というわけで後半戦

今更ですが、モバマスと18禁フリーソフト「masher」(http://silste.sakura.ne.jp/software_masher.html)をクロスさせてます

本当の狙いは別にありますが、気にしなくても進められます


あと、当方はカニヤの社員ではありません。あしからず

コンコンコン カンカンカン

海「おーい、朋は……って何をやってるんだ?」ガチャ

里奈「ちょりーっす。んとちょっと立入禁止にしてるぽよ~」コンコン

亜季「今日のコンサートでは、我々の出番まで少し余裕があるから事故のないようにと、依頼を受けたであります!」ドンドン

雫「力仕事ならお任せです」エッサエッサ

沙紀「仕上げはこうで……完成っすよ」シャカシャカ

海「というか、この白い光の玉はなんなんだ?」

のあ「それは芳乃が作り上げた……そう異世界への扉」

海「はぁ?」クビカシゲー

梨沙「あれ?ネネ来てない?そろそろ時間なんだけど」ガチャ

晴「ここかと思ったんだけどな?」ガチャ

さくら「実はねー」

…………
……

海「例の幽霊の話はそんなことになっていたのか……」

梨沙「あー。また、智絵里のいたずらかと思ったわよ…」

晴(また?前は何をやらかしたんだ??)

亜季「で、また事故が起こらないように、こうやってフェンスを立てたのであります」

アッキー「くぅん」パタパタパタ

優「あ、やっと見つけた。行き止まりだからもう進めないからね」ダキカカエ

わんこ「はっはっはっ」パタパタパタ

聖來「ほら、わんこも捕まえたからね」ダキカカエ

ペロ「にゃー」パタパタパタ

雪美「ほら……ペロもこっちに…」ダキカカエ

沙紀「……間に合ってよかったすね」アキレー

梨沙「で、ネネとほたると朋は大丈夫なの?」

亜子「まぁ茄子さんがいるから平気だと」

海(智絵里は心配しないんだ)

晴(智絵里は心配しないのか)

智絵里(大丈夫だよー)

海&晴(直接、頭の中に話し掛けるな!)

同時刻

唯「ここは……どこ?すごく暗いけど……」キョロキョロ

千枝「階段……でしょうか?いつの間にか登っていますけど」

小梅「唯ちゃんも……いるよ…ね」

高坂唯(幽霊)「は、はい……」

芳乃「困ったのでしてー。おそらくー、あちらが理想とする世界に繋がったようでしてー」

こずえ「いまのばしょがつかめないのぉー」

茄子「……ポータルが消えてます。これは危険な状況かもしれませんね」

聖「この空気…風を感じられない……雨が少し降って…いやな音…決して歓迎されてません」

裕子(ビクビクビク)イマニモキゼツシソウ

イヴ「でも、あの男の気配……あの子さんのも掴めません。これはいったい?」

芳乃「とりあえずー、当面は引き返せそうにもありませんー。まず腹ごなしをー」ポリポリポリ

千枝「あーっ!それって今日の収録で出たカニヤのネービーカンパンです!?」ビックリ

芳乃「美味でしてー」ポリポリポリ

唯「よしのんって余裕あんね☆」

イヴ「それは、話に聞く一番おいしい乾パンですか?」ジュルリ

(注意、個人の差はあります)

唯「ここが出口?それとも入口かな?」ポリポリポリ

茄子「どこかの駅ですね。相手が待ち構えているかもしれません。まず私が」ポリポリポリ

イヴ「背中はお任せを」ポリポリポリ

ブリッツェン「ぶもっふ」ポリポリポリ

聖「近くないけど……感じる?何…?絶望……?困惑?」ポリポリポリ

こずえ「これぇー、おいしいのぉー」ポリポリポリ



裕子(さ、サイキック緊張感ゼロ!!)


高坂唯(幽霊)(ここは……ッ!! ここってあの時の駅なの?)

千枝「唯さん?」ポリポリポリ

唯「!!……ここって」ハッ

裕子「あの時に見た……というか、サイキックCECで体験したあの駅のホームですッ!」ビクビク

千枝「ということはどこかに」キョロキョロ

茄子「皆さんこちらに」カムカム



唯「お菓子と……唯ちゃんの笑った写真……」

高坂唯(幽霊)「早苗……美雪ちゃん……」グスグス

イヴ「お友達と一緒の写真ですか。やはり、ここで……」

聖「間違いないと……でも…何か違う……想いがない…空っぽ?」

芳乃「たしかー、16年前でしたねー」

茄子「フェイク?イミテーション?それとも何かの罠?……そうでないにしてもこの状況の解明に何かi」

裕子「あっ!あれ!!」ユビサシー

イヴ「あの男の姿ッ!……??何か違う…?」

(俺は彼女が欲しかった。彼女の細い腰が欲しかった。彼女のしなやかな足が欲しかった)

千枝「えっ……な、何ですか?」

(彼女の吸い付くような肌を手に入れたかった。。彼女の小振りな乳房を手に入れたかった)

唯「うわぁ…まゆちゃんや響子ちゃんにゆかりちゃんでもこんなことは言わないよ……」ドンビキ

(彼女の思わず発せられる声を、もっと聞きたかった。彼女のふわりとしたやわらかい髪に、もっと触れていたかった)

芳乃「行動は違えどー、これも想いですかー?」

(俺をにらむ瞳が、好きだった。彼女の羞恥に歪む顔も、好きだった)

裕子「ひいぃぃっ、やっぱヤダっ!!」ドンビキ

(彼女にとって迷惑だろう。それでも俺は、彼女に何かしてやりたかった)フラフラ

聖「え……そっち…線路…」

プワァァァァァァン!

その頃

まゆ「へくちゅん!くちゅん!」ビクッ

響子「はっくしょん!くしゅん!」ビクッ

ゆかり「ぴちゅん!ぴちゅん!」ビクッ

みく「何か、個性的なくしゃみだにゃ!」ボロボロ

のあ「みく、そんな姿になって……」

キシャー!ノアニャンモドウシテトメテクレナカッタニャ!ソレハミクガオモシロイ…クロウヲサセテセイチョウシテホシカッタカラ。ヤッパリオモシロガッテルダケニャ!

そら「三人とも、ごっどぶれすゆー☆」

瑛梨華「二回したから、これは悪口DA・YO・NE☆」

キャシー「三回目は無いみたいだけどね」

恵磨「ま、こりゃこの場にいない智絵里辺りが犯人だろうな」

智絵里(違うよー)

つかさ「こいつ…直接脳内に……」

アヤ「なぁ、ツッコミ所満載だけど、突っ込んでいいよな」

レナ「このメンツ相手にそれをするのは、負けオッズの方が高いわよ」

海「賭けるヤツもいないだろうけど」

智絵里(現場にカメラ戻りまーす)

キキキィィィィ

唯「千枝ちゃんは見ちゃダメっ!!」ダキツキ

茄子「こずえさんもっ!」ダキツキ

キキキィィィィドカン!

イヴ「……彼もそういう経緯で……そういえば、唯さんが亡くなってから、後追いをしたとか」

聖「……駅が記憶を見せてくれたの……?」

こずえ「……きたのぉー」



『あまり人の過去を見ないで貰いたいな』



小梅「あ、あの子の声……」

イヴ「」スチャッ

茄子「裕子さんは増幅装置のスイッチの準備を」

裕子「は、はいッ」キンチョウデテガフルエー

芳乃「唯殿、千枝殿ー」

唯「何?よしのん?」

千枝「どうかしましたか、芳乃さん」

芳乃「……帰ったらまたおいしい甘味を食べさせてくださいましー」

唯「待って!それ、フラグになっちゃうよ!」

千枝「えっとえっと」アセアセ

ピコーン

千枝「芳乃さん!」

芳乃「はいー?」フリムキ

千枝「い、いやだ!千枝は働かないぞ!……ですッ」

芳乃「……はいー、依田芳乃、頑張ります」ブイ

唯「二人共……」
デモパクリハイケナイヨ

今気がついたが統合されてない部分発見


この痴漢の犯人こと佐伯智也は、小梅のあの子と合体しましたが、だんだん力をつけて男性体に戻っている設定でお願いします

小梅「あ、あの子は……どこ?」キョロキョロ

佐伯(悪霊)『そいつならここに。ほらっ返してやるよ』ポイッ

あの子『うぅぅぅ……』

小梅「!……許さないから」

佐伯(悪霊)『できるとでも思ってるのか?』バッ

イヴ「早いッ!」ザッ

佐伯(悪霊)『その程度か……』スッ

高坂唯(幽霊)「――――え?」テヲツカマレ

佐伯(悪霊)『ほら、イイ物プレゼントしてやるよ』ボソッ

高坂唯(幽霊)「え?……何――――?!ひぃっ!」グチュッ

唯「唯ちゃん!!」

茄子「まさか……幽霊なのに痴漢行為をっ!?」

高坂唯(幽霊)「うぐっ!?――――んあっ!!」

イヴ「あの男は??……いえ、あれは抜け殻……でも、あの子さんの中から出ていたのと同じ雰囲気を感じますね」

(俺は彼女が欲しかった。彼女の細い腰が欲しかった。彼女のしなやかな足が欲しかった)

千枝「えっ……何ですか?」

(彼女の吸い付くような肌を手に入れたかった。。彼女の小振りな乳房を手に入れたかった)

唯「まゆちゃんや響子ちゃんにゆかりちゃんでもこんなことは言わないよ……」ドンビキ

(彼女の思わず発せられる声を、もっと聞きたかった。彼女のふわりとしたやわらかい髪に、もっと触れていたかった)

芳乃「行動は違えどー、これも想いですかー?」

(俺をにらむ瞳が、好きだった。彼女の羞恥に歪む顔も、好きだった)

裕子「うわっ、やっぱヤダっ!!」ドンビキ

(彼女にとって迷惑だろう。それでも俺は、彼女に何かしてやりたかった)フラフラ

聖「え……そっち…線路…」

プワァァァァァァン!

裕子「幽霊さんでも感じるもんなんですね……」カンシン

高坂唯(幽霊)「――んっ!――あっ!――イヤっ!」

佐伯(悪霊)「指ぐらいの太さだぜ?大丈夫だろ?」

唯「感心している場合じゃないよッ!唯ちゃんが……今助けるね!」

ブリッツェン「ぶもぶもっ」ダメダメ

イヴ「何か念でしょうか……あのテリトリーに入ったら唯さんみたいになる恐れが」

唯「だからって……」

高坂唯(幽霊)「……っ、はぁ――ハァハァ、んっ!!」

芳乃「……おなごが、人に自らの痴態を見られるというのは屈辱でしてー」イカリシントウ

茄子「……私が行きます」ケツイ

こずえ「ふぁーっ!?……あぶないよぉー」

茄子「大丈夫です。私、運がいいですから。……それにこの中で唯一成人ですから、いざとなったら枕専も…」

芳乃「その考えは却下でしてー」

イヴ「しかしながら……ん?んん?(ピコーン)…申し訳ございませんが、茄子さん。少しだけ隙を与えていただけませんか」ヒラメキ

唯「イヴさんっ!!」ダメダメ

茄子「お安い御用です」トコトコ

イヴ「あぁ、そちらでなく、こちらからでお願いします」ユビサシ

茄子「こちらからですね」トコトコ



高坂唯(幽霊)「――うッ!…んアッ――!!」ゼッチョウ

佐伯(悪霊)「お前は本当にいやらしいな……痛いぐらいに責められるのが感じるんだろ?」フフッ

茄子「お取込み中申し訳ございませーん」ヒョイ

佐伯(悪霊)『どうした女。……お前もそういう女か…お前もそういう雰囲気がある。レイプ願望があると?』

茄子「はい。ですので――」

キラッ

イヴ「茄子さんっ!!!」ダダッ

茄子「はいっ!」ヒラリ

佐伯(悪霊)『なんだ!?……ん?』

ヒューーーーポトポト

佐伯(悪霊)『な、なんだこれは!?…か、体がう…ごかな……い』

イヴ「今ですっ!」ダキカカエ

高坂唯(幽霊)「ア……ありが…とうゴザイマス」ハァハァ

茄子「あの光は宝石……ラピスラズリの輝きですか?」

小梅「ま、また……何か落ちて…」

ヒュー

ほたる「きゃー!」
朋「うわぁー!」
ネネ「グンマーっ!」

佐伯(悪霊)「うわっ……うぅぅ」ドスングシャングワッシャーン!

茄子「ほたるちゃん!!!」
芳乃「朋殿ー」
こずえ「おー、ネネぇー」

智絵里「ネネちゃんの、『グンマー』って掛け声はなんでしょうかね?パラトルーパー(挺進降下兵)の『ジェロニモーっ!』みたいなもんでしょうか?……あ、このビスケットおいしい」ポリポリポリ

千枝「…………あたかも、ずっとここにいて、何もかも見て知っていたかのように振る舞う智絵里さんっていったい……千枝、真似できません」ドンビキ

唯「あれは真似ちゃいけない例だからね。そして当然のようにカンパン食べてるし……」ドンビキ

裕子「あ、ありのまま(ry」

イヴ「しかし、これも天佑神助!!」タタッ

クラリス「はーい、神様の慈悲ですよ」パカッ

朋「何もないところから、どこでも○アみたいに出てこないでっ!」ガオー

クラリス「じゃあ、改めて神のお恵みですよー」ヒラヒラー

?「あなたの心に武者振り示す花言葉。でも悪用は現行犯よっ!」キラッ

唯「えーと」ドンビキ

夕美「花言葉ポリス、リラックスユーミン参上!」バーン

千枝「うわぁぁ、かっこいいです」キラキラ

裕子「千枝ちゃん?!」

クラリス「そしてー」バァン

?「時の流れは変わらないけど、ゆっくりしたりセカセカするのは自由自在」ピカッ

芳乃「うわぁ」ドンビキ

茄子「素」

藍子「時の配給員、ユルフワアーチャンですっ!」ババーン

千枝「わぁぁぁ可愛いです」キラキラ

智絵里「千枝ちゃんが純粋でよかったよ……でも、正直引くよね」

クラリス「では神様の使いはここらで失礼ー」バタン

夕美「え?えっ!私たちどうやって帰るのっ!?」アセアセ

藍子「こんな恰好では帰れませんよぉ~」フリフリヒラヒラ

ネネ「いきなりか」

芳乃「困りましてー、ポータルはどこかへ消えてしまいましてー」

夕美「えぇー!」
藍子「えーっ!」

イヴ「と、とりあえずあちらの悪霊を成仏させましょう……か…えっ、あれ!!?」

智絵里「ちえりんチョップはパンチ力」ベキッ

佐伯(幽霊)「ヤメテクダサイ。キエテシマイマス」シクシク

高坂唯(幽霊)「……な、ナンカ、小さく見えマス……」

芳乃「実際に魂が小さくなりましたのでー」

裕子「ならとどめをッ!」

(BGM 剣 魂 一 擲)
イヴ「我が名はイヴ・サンタクロース。シンメルライターの使者なりっ!菊一文字疾風怒涛!!!」
智絵里「我が名は緒方智絵里。国父倭(やまと)の赤子にして皇軍の兵士なりッ!虎徹‘皇断’!!!」

朋「二人とも、口上は必要なわけね……」モウナレタヨ

二人「チェストォォォォォ!」ドシュッ

佐伯(幽霊)「グワァァァァ!!」バッサリ

ほたる「智絵里さんは三重で、イヴさんはフィンランドなのにj」コンラン

ネネ「気にしたら負けです」ポンポン


智絵里「フッ……我等に」
イヴ「断てぬものなしっっ!!」ドヤッ

唯「努力に幸運は忘れてないよねっ☆」ウケルー

裕子「スパロボじゃありませんよぉ」モウイヤ

夕美「というか私達」

藍子「何しに来たの」

クラリス「では今生のお別れを……また来世にて、海蒼し山繁りしこの国に、育まれ過ぐる日を送らんことを…アーメン」

こずえ「らーめんたべたいのぉー」

千枝「えっと、雷電の食卓に中華そば(支那そば)の作り方がありましたね。細うどんみたいなのを使うのが本流みたいですので、頑張ります!」ブイッ

朋「違う、そうじゃない」



佐伯(幽霊)「………………」

高坂唯(幽霊)「………………」

佐伯(幽霊)「…………悪かったな」フッ

高坂唯(幽霊)「…………」

智絵里「そう思うぐらいなら最初からやらないでよぉー、ぷんぷん」

高坂唯(幽霊)「……でも…本当の言葉ダト思いマス」



小梅「……あ、あの子も、もういなくなったって…い、言ってる」

聖「気配……感じられない。安らかに…眠って」

唯「まずは一個かんりょーだねっ☆」

こずえ「よみがえれぇー」ポワァァ

あの子「フッカツ」

小梅「あ、あの子も回復したし……」

智絵里「とりあえず事情聴取して、ここから出ないとね」

朋「ところで、二人はまだその恰好でいいの?」ウワー

ネネ「千佳ちゃんや小春ちゃんが喜びそうな恰好ですね」メソラシー

藍子「も、もう!気にしているんですからぁ」プンプン

智絵里「それに、リラックスユーミンですか。ライラック=リラとかけたような名前って、まるで楓さんか美羽ちゃんみたいなセンスですねっ」ケラケラ

茄子「智絵里ちゃんっ!!!」ビシッ

夕美「…………」アセタラーリ

茄子「……ビンゴですか」

ほたる「私の不幸のせいで夕美さんが…」アセアセ

こずえ「ふぁー、あかるくなるのぉー?」

芳乃「どうやら、空間が元通りになるようでしてー」

智絵里「つーまーりー?」

千枝「普通の駅に……って、千枝たち変装も何もしていませんよっ!」

藍子「…う…そ」アセダラダラ

夕美「この恰好で……!」トリハダー

裕子「サイキック脱出ーっ!!」

智絵里(なら今のうちに)メルメル

またまたその頃

楓「はくしゅん!しゅん!」ビクッ

美羽「へっくしょん!くしょん!」ビクッ

みく「また、個性的なくしゃみだにゃ!」

のあ「そうね、みくみたいに自分を曲げないのね」

ドウイウイミダニャ。コトバドオリ、ホメテイルノヨ。ノアニャンガイウトウソクサイニャ

そら「もっかい、ごっどぶれすゆー☆」

瑛梨華「二人も二回してるから、やっぱり悪口DA・NE☆」

キャシー「この二人だから、ダジャレに関することとかかなー」

恵磨「今度こそ智絵里辺りが犯人だろうな」

智絵里(そうだよー)

つかさ「また…直接脳内に……せめてメールで……ん?」ユーハブメール

アヤ「何々、悪霊退治完了。よっしゃつ!よくやったぞ………ぷっ。何だこの二人は」ウププププ

レナ「これ……全員に回っているのよね。公開処刑じゃない……」プププププ

海「溢れんばかりのパッションだな。智絵里も、二人から刺されないといいけど」クックックッ

心「んで、芳乃ちゃんとこずえちゃんが神通力を使い過ぎでそろそろ足が欲しいと。アッシーかよ☆」

美優「心さん。多分…それ、若い子に意味が通じないと思います」

真奈美「本来なら、瑞樹さんや早苗さん、礼子さん志乃さんより上の世代の言葉だからな」

菜々「菜々もそれぐらいモテたらいいなぁって昔、思っていました……って!!親戚の伯母さんがいってました」アセアセ

留美「はいはい。……なら車を出してあげないとね」

あい「……今回、出番はラストぐらいだからな。私も行こう」

美世「ならちょっと取ってくるね」バタバタ

マキノ「あら、緒方さんから連絡が来たの?ちょうどよかった。今学校と自宅を調べ終わったところよ」パタン

泉「マキノさん、今日が唯さんの命日ってとこや、お寺さんや戒名まで調べ上げるからすごいな」カンシン

亜子(裏金はどうやー)

泉「だからっ……わざわざ脳内に話し掛けないで!」クワー

智絵里(待って、命日?)

マキノ「そうよ。きっとあの子さんもそれを知ってると思うわ。だから……」

泉「……ねぇ、普通の日々って戻ってこないかな?」

加奈「多分、無理かと」メモメモ

奈緒「さらばやさしき日々よってヤツか」ドウジョウ

…………
……

あの子『ようやく定位置に戻れたよ』

小梅「だ、大丈夫なの?……無理は、ダメだよ」

高坂唯(幽霊)「すみマセン。私のせいデこんなになッテ」ペコペコ

唯「ね、ねぇ。よしのん。唯ちゃんって……」

芳乃「魂の力が失せているのでしてー」

こずえ「まかせるのー」ポワァァ

ネネ「まって力を使い過ぎると…」

こずえ「ふわぁー、おやすみぃー」クゥクゥ

茄子「体力切れですね。私が背負っていきましょう」ドッコイセ。ア、ミズキサンミタイニオモワナイデネ

藍子「疲れたらおっしゃって下さい。代わります」

智絵里「夕美ちゃんは背中の羽根が邪魔だからおぶえないね」ケタケタ

夕美「緒方ァァァ!!!」

智絵里「で、あの子ちゃん。唯大先輩が今日が命日なのはわかったけど、それと何か関係あるの?」

全員「っ!!」

高坂唯(幽霊)「命…日……私の…」

あの子「うん。実は小梅ちゃんと来てて、唯ちゃん?いつも立ってるのを見てきたけど……偶然唯ちゃんのお父さん…波動が一緒だからすぐわかったけど」

高坂唯(幽霊)「……っ!お…とう…さん」

あの子「その人が会社の人と、今日の命日で最後の集まりにするって。だから……」

朋「最後って……そんな」

芳乃「16年も経過してますからー、……御両親も自らの進退を考えたのでしょう」

イヴ「お年ですか。致し方がないことです」

智絵里「でも、それであんなのに捕まってるなんてだらし無いなぁ」プンスカ

ネネ「智絵里さん」

あの子「油断しちゃった」テヘヘ

唯「なら唯ちゃん家へゴー!」

聖「待って……感じる。…学校から?…唯さんの知り合い……?」

千枝「え?……でも時間が」タダイマ1630

芳乃「では、急ぐのでしてー」ポータルテンカイ

デ、バショハドコデシテー?
ア、マキノサンカラノジョウホウヲリンクスルネ
ハイー

朋「普通の日々ってなんだろうね」ポータルトツニュウ

茄子「今更ですよ」ポータルトツニュウ

唯「うけるー☆」ポータルトツニュウ

芳乃「到着でしてー(フラフラ)おやー」トスン

夕美「えっ!?芳乃ちゃん、大丈夫?」

芳乃「ほんの少々ー、術を使い過ぎたようでしてー」フラフラ

藍子「なら私の背中に」ドウゾ

智絵里「どっちがお腹で、どっちが背中かな?」ポミュポミュ

藍子「……緒方」ギロッ

智絵里「ご、ごめんなさい。すみません。申し訳ございません。智絵里は悪い子です。お許しを……」ペコペコ

朋「うわぁー、藍子ちゃんを怒らせちゃったよ」

千枝「……千枝、もう悪い子やりません。プロデューサーさんを困らせたりしません」ハイライトオフ

唯「千枝ちゃん、自分を曲げちゃいけないからね」シンケン

……
…………
こずえ「すやぁー」クゥクゥ

茄子「さて、どうやら無事に学校の正門についたみたいですが、どなたかいらっしゃいませんか?」ヨイショット。ア、ナナサンヲディスッテルワケジャナイデスヨ

イヴ「鍵がかかってますね……いざ」カチャッ

ネネ「まって!今のイヴさんはサンタじゃないから、不法進入になりますよ」

ブリッツェン「ぶも?」

あの子『サンタなら不法進入もいいの?』

小梅「だ、ダメだから……ね」アセアセ

アー、アイドルノシラギクホタルニ、キャンディアイランドノオガタチエリダ

コッチニハタカフジカコニ、クローネノオオツキユイダ

142ノコウメチャンニ、アインフェリアノユミトアイコモイルゾ

オワライノフジトモニ、ロシュツキョウノイヴモイル

ロリコンゴヨウタシノ、チエチャンニコズエチャンモ……フヒヒ、カワイイナ

ナニカノイベントカ?

茄子「まずいですね。生徒さんに見つかったみたいです」ニマニマ

智絵里「急いで唯大先輩の関係者を探さないと」ニマニマ

朋「あたしはお笑いじゃなーい!」プンプン

エー、デモウミサント、ヨクワライシテルヨー

イヴ「露出狂……」シクシク

裕子「……話題になるだけサイキックマシですよ」ドーセ

ネネ「ですね。……グンマーなのが響いたのでしょうか」ドーセ



?「こらー!関係者以外は校内に入らないで!」

唯「やっばーい、先生さんに見つかっちった!」ニマニマ

高坂唯(幽霊)(あれ…?どこかで……)

先生さん「ちょっと、イベントか何か知りませんけど、ちゃんと学校に連絡していただかないと困りますよ」

智絵里「すっ、すみませんっ…。ど、どうしても、きょ…今日中にやらなくちゃいけないことが……あの…えっと……うぅ……ありまして……」ナミダメ

イヴ(出ました、智絵里さん得意の)

芳乃(問い詰めた側が嫌悪感に落ちることで有名な泣き落としですー)

唯(ちえりんマジ役者)

千枝(ち、千枝はここまでできません)

ほたる(二面性が一番の問題だと……)

智絵里(聞こえてるよー)

朋(聞こえるように言ってんのよ)アキレ

先生さん「……はぁ、そういうことなら仕方がありませんけど、なるべく早くに」

高坂唯(幽霊)「もしかして、涼子ちゃん?」

先生さん「誰ですか、私のこ……とを…………ゆ…い?」

高坂唯(幽霊)「やっぱり、涼子ちゃんだったね。大人っぽくなったね。久しぶりn」



ダキッ

涼子先生「ゆいー――っ!!!」ナミダポロポロ

…………
……

ジジョウセツメイ

涼子先生「そうだったの……今日の夕方開始なんで、私もこれから唯の家に伺う所だったの。だから、一緒に行きましょ」

高坂唯(幽霊)「そんな…悪いよ」

涼子先生「何言ってるの。誰も付添い無しで『お宅の娘さんを連れてきました』なんて言ったら、おじ様が怒るわよ」

アイドル全員「あー……」ワスレテタ

高坂唯(幽霊)「あはははは……」

茄子「でもあまり時間がありませんし……」タダイマ1700

唯「コンサート一番手はクローネだけど、ゆいだけ帰ると唯ちゃんが出てこれないしね」

朋「芳乃ちゃん、スタドリか何かでその力は回復できない?」

芳乃「困りましてー、あれはそのような体力とは無縁の力でしてー」

小梅「わ、わかるよ……除霊すると……別のところが疲れちゃ…う」

智絵里(そろそろ頃合かな?)

藍子「とりあえず、ゆるふわ空間を作り出しますから、それに入って唯さん家に」

プップーキキー

ほたる「きゃっ」

あい「やぁ、待たせたかな?」

裕子「え?あいさん??……薫ちゃんはここにはいませんよ?」

ネネ「まってちがう」

美世「あれ?人数増えた?」イツノマニクラリスサントシラナイヒトガ

留美「でも、これなら無駄にならないで済んだわね」

真奈美「たしかに。あれはちょっとな」クイクイ

ほたる「あっちの方ですか?」ヒョイ

マルダーニCV90ニBMPニブラッドレーニ89式FVニメルカバナドズラーリ

夕美「な、な、な、なにあれーっ!!」サケビ

こずえ「ふゅー、うるさいのー」ネボケ

あい「……それがな」

~回想~

桃華「アイドル界きってのの一大事ですわ。櫻井の力お見せしますわ」

琴歌「西園寺の力もご覧あれ」

千秋「黒川も微力ながらお貸し致します」

巴「(rururu)おい、ヤスか。うちのアイドルの一大事じゃ。はよ、足を用意するんじゃ!」

~回想終了~

美世「ってわけであんなんと」ワタシハフツウシャー

真奈美「……若葉くんを置いてきたのはまずかったかな?」

留美「いえ、あれだけの車を動かすのは至難のことです。若葉さんではまだ経験が……というよりAFVはさすがに。それに20歳なら、大型特殊は持っていないわ」

智絵里「そうだねー。小さいもんねー」

若葉(小さくないですー!)

智絵里(でも莉嘉ちゃんや有香ちゃんより小さいよねー)

若葉(菜々さんより大きいですし、紗枝ちゃんや茜ちゃんと同じ身長ですっ!)

ネネ(若葉さん、それを五十歩百歩というんですよ)

若葉(うわーん!)バタバタ

夕美「……しれっと、会話に加わるネネちゃんも不思議だけど」

藍子「脳内会話なのに足音がどうして聞こえるのでしょう?」

裕子(それもサイキックですっ!)ドヤァ

ちなみに

唯 155cm 84-56-83

千枝 139cm 73-49-73

智絵里 153cm 79-55-80

小梅142cm 66-51-70

裕子 157cm 81-58-80

芳乃 151cm 73-53-73

茄子 160cm 88-57-88

聖 150cm 82-59-86

イヴ 165cm 81-56-80

ほたる 156cm 77-53-79

朋 163cm 78-57-83

ネネ 161cm 77-54-78

クラリス 166cm 80-55-82

夕美 158cm 81-57-80

藍子 155cm 74-60-79

参照

若葉 148cm 77-54-78

菜々 146cm 84-57-84

莉嘉 149cm 72-54-75

紗枝 148cm 78-56-80

有香 149cm 77-57-81

茜 148cm 80-60-62

………………
…………
……

あい「まいったな。警察のご厄介になるとは」ヤレヤレ

真奈美「……何が原因かはわかるけれどね」ナットク

留美「さすがに街中を戦車や装甲車で走るのはまずかったわ。とりあえずこれは置いて装輪式に乗り換えないと」ガチャ

智絵里(困ったな。さらに援軍呼ばないと)メルメル

美世「とりあえず、私のに乗り込めるだけ乗り込んでっ!」パッパー

智絵里「じゃあ私は走っていきますね」ボンバー

茜「おっ、智絵里ちゃんもランニングですか。いきますよっ!!」ボンバー

真尋「走る事なら負けませんっ!」ゴーイェーガー!

有香「押忍っ!ついていきます!」オッスオッスバッチリ

渚「それは人のネタじゃないかな?」パンツァーフォー!



朋「……うちの事務所って普通の人はいないの?」

夕美「普通じゃなくてゴメンね」

茄子「二人共、急ぎますよー」ノリカエカンリョウ

智絵里「じゃあ、お先にーっ」ダーッシュ

茜「ぼんばぁぁぁぁぁ!!」ボンバー

美世「あー、えっと……智絵里ちゃんってそんなに足は早かったかな?……よし。みんな、シートベル……唯ちゃんさんは無理かな?」

高坂唯(幽霊)「スミマセン……」

涼子先生「あははは、さすがに唯じゃなくちゃ、幽霊だなんて驚いたわよ」

唯「さっすが、唯ちゃんのお友達だね☆」

あの子『……ここは空気を読んで、見つからないように』

小梅「ご、ごめんね……」

千枝「すみません、美世さん、よろしくお願いします」

美世「じゃあ、しゅっぱーつ!」ドゥルルル

―その頃

泉「……って連絡があったんだけど」

桃華「申し訳ございませんわ」セイザ

琴歌「やりすぎてしまいましたわ」セイザ

千秋「くっ……私としたことが」セイザ

巴「(ヤスか?よく装輪式を持ってきたな。よくやったぞ)すまんかったのぅ」セイザ

マキノ「トレンドに上がらないように情報はなんとかできるけど……時間は致命的ね」

奈緒「なんとかなんねーのかよ。どんなに遅くても30分前には……」イライラ

加蓮「ちょっと、奈緒がイライラしてもどうしようもないから落ち着きなさいよ」

奈緒「あ、あぁ……すまん」ショボン

奏「万が一は……唯抜きでやるしかないのね」

志希「にゃはは~、もしもの時は唯ちゃんの代わりに出るから安心してね~」

美嘉(一番安心できないっ!)

周子(その時は被害……まとめ役に美嘉も巻き込むね)

フレデリカ(フンフフンフーン。美嘉ちゃんも、志希ちゃんもボンボヤージュだね)

周子(どこへ行く気よ)

フレデリカ(えー、美嘉ちゃんとアラスカ?)

美嘉(え?既に巻き込まれている!?)

志希(美嘉ちゃんは、そういう運命だね~)

美嘉(いやー!みりあちゃん助けてー!)

みりあ(みりあ、やんないよー)

バタン

くるみ「千枝ちゃん達はまだ戻って来てないんでしゅか~」エグエグ

舞「くるみさん、そろそろ衣裳合わせが……」

麗奈「ちょっとくるみっ。アタシ達は待機組なのよ」

光「そうだ。ヒーローなら仲間を信じて待ってる心を持たないと」

くるみ「で、でも~」グシュグシュッ

時子「あー、欝陶しいわね。自分の立場ってものを」

法子「まぁまぁ、ドーナツどうぞ」ガポッ

時子「ふごふごふご(何するのよ)」モゴモゴ

みちる「ふごふごふご」モゴモゴ

拓海「ならっ……アタシ達の出番だな」ガタッ

涼「当然っ!」ガタッ

亜季「こういう時頼りになる人になりたくあります!」ガタッ

里奈「あれーっ?なつきちは行かないの?」ガタッ

夏樹「当然行くさ。魂の姉妹を助けないでロッカーは名乗れないさ」ガタッ…ゴトッ

イスバターン

乃々「ひぃぃぃぃ!」

まゆ「乃々ちゃん!!!」

夏樹「あ、すまん」ペコッ

李衣菜「さっすがなつきち。ソウルシスターなんてロックだね!」ジーン

夏樹「だりーはそこで待ってな。すぐ済ませるさ(ウインク)」パチリ



菜々「あのー。カッコいいとこ申し訳ありませんが、乃々ちゃんが気絶しているんですけどー」

乃々「む……むーりぃ」

麗奈「……ちょっといいかしら」

拓海「お、どうした。急ぐから手短にな」

麗奈「わかってるわよ…その、なんていうか……えぇい!千枝はね、私達L.M.B.G.のリーダーなのっ!たまに暴走するし、むこう見ずだし、頑固だけど仲間のために一生懸命なの。だから」

光「麗奈……」

麗奈「だから、なんとか間に合うように……お、お願いするわ」ペコリ

光「私からも…拓海さん。お願いしますっ!」ペコリ

くるみ「くるみも、お願いしみゃす」ペコリ

拓海「……言いたいことはそれだけか」

麗奈「あー……何よ」ピクピク

拓海「そんな当然のこと、お願いされなくても……この元特攻隊長の向井拓海様が叶えてみせるぜっ!なぁ、みんな!?」バッ

四人「合点承知!!」

時子「茶番はそれぐらいにして早く行きなさいよ」

拓海「おっと、それじゃあな」バタン

里奈「じゃあ、舞ちゃん。千枝ちゃんを連れてくるぽよ」バタン

舞「はいっ、お願いします!」

時子「ふんっ」

法子「ふふふっ」

時子「何よ……」

法子「なんでもないよ。あ、ドーナツ食べる?」

杏「智絵里ちゃんは大丈夫かな?」

かな子「大丈夫だよ。緒方だから」モグモグ

杏「そっか緒方だもんね」

………………
…………
……

ブルルルキキー

唯「到着ーっ!ここが唯ちゃん家か☆」

高坂唯(幽霊)「……よかった。殆ど変わってない……」

涼子先生「じゃあ、まず私が挨拶するから、みんなは合図したら入って来て」

千枝「は、はい。緊張します」

涼子先生「いつも通りなら、お姉さんに早苗に美雪。それから‘千絵’もいるはずね」

唯「……え…?」

千枝「…‘千絵’……?」

高坂唯(幽霊)「ち……え…………」

涼子先生「あら?忘れたかしら。あなたの一番の親友だった……え?ゆ…い?」



『お母さん!千絵ちゃん!誰か、誰か助けて!!……うあああっ、やぁっ』



高坂唯(幽霊)「そ、そんな……千…絵ちゃ……ん」

小梅「だ、大丈夫、大丈夫だから……」ヨシヨシ

唯「……またマズイ状況なの?」コンワク

千枝「えっと、えっと……よ、芳乃さんはまだでしょうか」ハワワワ

ガチャッ

千絵「涼子ー?あんた人ん家……といっても唯ん家だけどさ、の玄関先で何を…」

涼子「ダメっ!千絵、今は出てこないで!!」

千絵「いきなり何よ。ははーん、お土産というか、手持ちが何も無いから入りにくいんだな」

涼子「それもあるけど……とりあえず中へ」

千絵「それとも外に誰かいるのかなっ?」ヒョイ



高坂唯(幽霊)「……チ……エ…………チャ……ン」



千絵「えっ!?えっ……えー――っ!!」ゼッキョウ

ヒューッ!

ペタッ

高坂唯(幽霊)「っ!…………」

涼子「と、止まった……」ホッ

千絵「えっと……こちらの方って唯……だよね…」コンランチュウ

智絵里「あっ、どこからともなく飛んできた『ペンタゴンの女帝』のカードが唯大先輩の顔にヒットしたよ」

茜「解説ですね。ありがとうございます!」

朋「はぁー―っ。ま、間に合ったぁ。ちなみに『ペンタクルの女王』ね。本来の意味も使い方も違うんだけど、ま、いいか」ハァハァ

聖「よかった……想いと歌声…届いた」

裕子「サイキックパワーぜ、全開ですよぉ」ゼェゼェ

智絵里「よかったね。ユッコちゃん最大の見せ場だよ」

渚「ともかく、ほらっ。酸素吸っとけ」ポイッ

裕子「サイキック感謝……」ゼェゼェ

茄子「……もう時間がありませんので、ご説明を」ズイッ

千絵「は、はいっ」アトズサリ

茄子「かくかくしかじか」

千絵(唯の幼なじみ)「まっしゃー、ばっどねーむ」

小梅「ど、どうかな?……心辺りとか…あるかな?」

千絵「……うん。唯が自[ピーーー]るちょっと前かな?……私に言い出しにくそうにして、でも何か訴えるような顔をしていたんだ。だけど心配させまいと、気遣……なんていうのかな。距離……を取っていた」

「……あとで、それが痴漢被害って知った時にようやく気付いた。痴漢にあっているなんてどれだけ恥ずかしいか。……ましてや電車の中でされたなんて」

「それでも自分を責めたよ。何であの時、無理矢理にでも唯と話し合わなかったのか。何で…あの時もっと一緒に……時間を作ったり、一緒に帰ろうって……何で……」グッ

茄子「……」

千枝「…………多分、唯さんも同じことだけど………一人で苦しんでたと思います」ポツリ

千絵「千枝ちゃんだっけ……ぐすっ……私達と同じ名前って、やっぱり神様はいるのかもね」

クラリス「……」

千枝「それでですけど、唯さんは……やっぱり、一人で苦しめば千絵さんに迷惑をかけずに済む。この問題が解決するまでは、巻き込むわけにはいかないと…考えたと思います」

ほたる「……」

千枝「理由が言える日がくれば、また一緒に………でも唯さんは結局……」グスッ

――それは違うヨ

千枝「え……」

唯「唯ちゃん!もう……大丈夫……じゃないけどいいの?」

高坂唯(幽霊)「うん……もうナガクないみたいだから。だから千絵には……ちゃんと本当のコトを言うね」

茄子(ちょっと抜けますか)チョイチョイ

クラリス(その方がよろしいですね)スー



別室

美世「どうなったの?」

留美「その顔を見る限りあまりよくないわね」

唯「うん……」

あい「とはいえ二人だけの問題なら、二人にしてあげないと」

智絵里(……)

真奈美「で、智絵里はどんなおイタをしているんだい?」ヒョイ

智絵里「あっ」ガチャン

千絵『みんな外に行ったみたいだね。いいよ……どんなことでも話して…それから、もし私たちのうちの誰かを怨むのなら私が……全部受け取るから…覚悟はできてる』

唯『そんなんじゃないヨウ……そんナンじゃ……あのね、私……実は、痴漢にアッタ時に』

茜「二人の声が聞こえます!」ビックリ

朋「何をやってると思ったら盗聴器か!」クワッ

智絵里「えへへ。バレちゃった」

クラリス「皆さんお静かに」シーッ

芳乃「声が聞こえなくなるのでしてー」シーッ

涼子(当時、唯の部活の会計でコレス)「……ねぇ早苗。幽霊って盗聴器に聞こえるかしら?」

早苗(同じく部長でコレス)「さぁ?美雪はどう思う?」

美雪(同じく一年後輩)「唯先輩ですからなんとかなりそうです」

裕子(あ、サイキック装置の電源入れっぱなしでした……まぁ役立っているみたいだし、よしとしましょう)

智絵里(ユッコちゃん、充電は必要かなー?)

裕子(サイキック平気です)

朋(……だからか。さっきから、脳内会話がつつ抜けなのは)

高坂唯(幽霊)『それでネ……その痴漢の人達に触らレテ…………』

千絵『……うん』シンケン





高坂唯(幽霊)『その……か、体が感じちゃったミタイなの……』ポッ



千枝「感じる?」キョトン

茄子「はい、千枝ちゃんは耳を塞いでいようね」ガバッ

芳乃「あー、あー、聞こえないのでしてー」カオマッカ

裕子「エスパーユッコとしてはどうしたらよろしいんでしょうか!(////)」カオマッカ

高坂唯(幽霊)『ソレで、一人でシテ、もやもやしていたりしたら、その人達が私を電車の中で……ふ、フクを脱がせたりして触ってキタリして……最後ニ…中で……人前でイッちゃったの(////)』カオマッカ

千絵『まさか……それで恥ずかしくなって…………もう、本当にバカなんだから』

高坂唯(幽霊)『あー、ヒトがせっかく最後だから心残りがないよう教えヨウとしたのにィ。それにバカってイウ方がバカなんだよ』

千絵『いいや、唯の方がもっとバカだ』キッパリ

高坂唯(幽霊)『むー―っ』

千絵『むー―っ』

高坂唯(幽霊)『むー…………ぷっプぷぷ』

千絵『……やっと笑ったな、唯』

高坂唯(幽霊)『千絵ちゃんには敵わないなぁ……デモ、千絵ちゃんやお母さんやお父さんに心配させたくないって思ッタノハ本当だからネ』

千絵『うん……』

高坂唯(幽霊)『それに、あのママされ続けていたら、私…戻って来レナイ…』

ピカァ

高坂唯(幽霊)『…ん……ソロソロ、私も最後…カナ?』

千絵『……唯…………うんっ。みんなに挨拶しようか』



朋「え!えっ!?何とか、何とかならないの?」アセアセ

唯「そうだよ、せっかく唯ちゃんが……唯ちゃんがみんなと再会できたのにぃ!ゆーみんにあーちゃんは何とかできないの?!」ナミダメ

藍子「……時間だけゆっくりできても、唯さんは多分…………」シュン

芳乃「……魂の終焉が近いのでしてー」ポツリ

夕美「今の私にできるのは、お別れの時に悔いないようにするだけだよ…」

聖「だんだん……波動が…聞こえなくなって……きた……」ポツリ

小梅「く、クラリスさん……」グィッ

クラリス「あまり猶予はありません。皆さん、最後のお別れを。まずご家族の方から……」サッ

唯父親「……はい」

唯母親「唯……」

ガラッ

千絵「ほらっ……」

高坂唯(幽霊)「お父さん、オ母サン、お姉チャン、早苗、涼子チャン、美雪チャン。……それからアイドルの皆さんトあの子サンニブリッツェンさん。私のタメにいろいろゴメンナサイ」

ブリッツェン「ぶも~」

あの子『唯ちゃん……』

高坂唯(幽霊)「私、高坂唯はコノヨからいなくナリマシタガ、今マデデ、最高に幸せの時を過ごしテイマス」

「そして、お父サンやお母サンより先ニイッチャッてゴメンナサイ。そして最後に、みんなと出アエテアリガトウ」ボワッ

唯父「いいんだ。もういいんだ。お前に気がつかなかった私も……すまなかった。許してくれ」

唯母「唯、……いい、必ず次こそは幸せになるのよ。お母さんとの約束だからね」ポロポロ

理緒(唯姉)「唯、……また、うさぎ亭の焼きシュー買うから…帰ってくるなら……連絡を入れなさいよ」グッ

友人達「唯ぃ……(鳴咽)」エグッエグッ

高坂唯(幽霊)「千絵チャンもありがトウ。大好きだよ。一バンの友ダチ」

千絵「あのね……私…今、お腹に赤ちゃんがいるんだ。でね……女の子だったら……よかったら唯ってつけてもいいよね」ボロボロ

高坂唯(幽霊)「ウン……楽シミだよ」

高坂唯(幽霊)「あと、お世話ニナッタアイドルノミナサン。今マデアリガトウゴザイマシタ」フカブカ

朋「あ、あたしは落ちてきただけだからね」ヴッヴッ

ほたる「私の不幸のせいでお家に戻るのが遅れてすみませんっ!」ウッウッ

高坂唯(幽霊)「ソンナコトナイヨ。ミンナガイタカラコウシテ再会デキタンダヨ。アト、唯チャント……千枝チャン。二人ハ…私ト千絵ミタイニ、スレ違ッタリシナイヨウニ仲良クシテテネ」ニコッ

唯「うん……うんっ!」ボロボロ

千枝「千枝っ……約束は守ります」ボロボロ

高坂唯(幽霊)「約束ダ……ョ」ポワッ



千絵「唯………」





「………ゆいー―――――――っ!!」



クラリス「主よ。あなたの元へ、新たな魂がまいります。どうか御慈悲を。……そして願わくば幸せな来世を」

聖「♪ら~~」

智絵里(……)メルメル

藍子「……グスッ……え?私のカメラが光って……?」
http://img3.imepic.jp/mobile/plane/20170731/540760.jpg
藍子「!……これは」

………………
…………
……
つかさ「智絵里からメールだ。『飛龍天に在り』か……」

奈緒「……」グスッ

加蓮「奈緒……」

比奈「これで……これでよかったんスよね」ウッウッ

杏「……智絵里ちゃん、珍しく泣いてるね」

かな子「杏ちゃん??……わかるの?」

きらり「杏ちゃんは優しいから……わかるにぃ」ションボリ

飛鳥「命の片道切符か……終着駅はどこなんだろうか」

芽衣子「……出発の汽笛は、あの場にいたみんなだけが聞こえたんだろうね」

芳乃(これは転生輪廻でしてー、各駅停車みたいなものでしてー)

芽衣子「……各駅停車にしては悲し過ぎる旅路だよ」

むつみ「次の駅で、また会えますように……」

ありす「とりあえず、悲しんでる暇はありませんッ!」タダイマ1800

奏「そうね……私たちクローネとCP組は19から出番だから準備しないと……」

杏「よいしょっと……じゃあ、杏は休んでくるね」トコトコ

きらり「あ、待って杏ちゃーん☆」ガチャ

かな子「あっ……では先に行ってますね」バタン

美嘉「……智絵里と唯、間に合うかしら」

フレデリカ「ねぇねぇ美嘉ちゃん。こんなフランスの格言知ってる?」

美嘉「何?」

フレデリカ「えっと、カレーライスは二日目がおいしいんだよっ」ニマッ

美嘉「えっ?!……ん…うん、ありがとう」

フレデリカ「シルブブレっ♪」フンフンフーン

周子(まったく……うちの衆は)ニッコリ

志希(にゃはは~、仲良しで羨ましいねぇ)ニンマリ

…………
……

茄子「それでは私たちは……」

唯父「何もおもてなしもできず申し訳ございません」

クラリス「いえ、お構いなく。これも神に仕える身として当たり前の成すべきことです」

千絵「じゃあね。千枝ちゃん、唯ちゃん。あ、子供が生まれたら連絡するね」

千枝「はいっ、楽しみです」

理緒(唯姉)「あ、よかったらこれ。唯の大好物だった、うさぎ亭の焼きシュー。数は少ないけど食べてって」

唯「わー、ありがとう!大事に食べるねっ」

智絵里「……かな子ちゃんには一人前にもならないから、見つからないようにしないとね」

ネネ「同意」

唯友達's(……あれ、フリじゃないんだ)



あの子『……ねぇ…時間大丈夫?』

小梅「うん……みんながなんとかすr」

美世「失敗したっ!この時間帯は混雑するから、会場まで1時間以上はかかるよっ!」

あの子、小梅「『え、えーっ!』」

茜「走っていけば大丈夫ですっ!!」フンッ

あい「いや、みんな……特に、芳乃くんやこずえくんを背負ったままでは流石に走れん」

真奈美「こずえくんだけなら何とかなるだろうが……」

藍子「では、わ、私の能力を使います」



「ゆるふわあーちゃんの、ゆるふわたーいむだよっ!お願いっ♪時間よ、オルゴールの音色の様にゆっくり流れてぇぇ!えーいっ☆☆☆(魔法少女風に)」キラキラキラーン



朋「うわぁ……」ドンビキ

夕美「わ、私も、いつかこれをやらないとダメなの?」ドンビキ

茜「藍子ちゃん、可愛いですっ!!未央ちゃんが残念がって血の涙を流してそうですっ!」パシャパシャ

ほたる「わ、私の不幸のせいで藍子さんが写真に……」ハラハラ

藍子「あ、茜ちゃん、ストップストップ!もう……い、いいから行くよっ!/////」セキメンチュウ

智絵里「待って。こんなこともあろうかと、さっきから待って貰っているから」REC

裕子「誰にですか?」ヒョコ

ヴロロォォォン

拓海「よおっ!終わったみたいだな」

唯「たくみん……」

涼「……お別れはすんだみたいだし、なら切り替えて、次のステージへ行こうぜッ!」

小梅「涼さ…ん……う、うん。わかった」

亜季「別れはつらいものですが、またヴァルハラへ行けば会えますよ」

クラリス「ヴァルハラはそのような地ではありませんが……」

里奈「悲しい顔をしていたら、ファンのみんなが悲しむよ。さっ、いくぽよ」

朋「うんっ、そうだね」

夏樹「よし、それじゃあ、唯、千枝、ユッコ、藍子に夕美に智絵里…いや、一人が乗らねえか……」

智絵里「……大丈夫だよ。……走っていくからっ!」エネミオライ!エニタムファイ!

茜「智絵里ちゃん……ついて行きますっ!」ボンバー!

真尋「それじゃあ現地でっ!」ゴーイェーガー!

有香「押忍!皆さん、気合を入れましょう」ゴーシュナイダー!

渚「あー、みんなで待ってるからな。遅れずにな」パンツァーフォー!



拓海「いっちまったか……智絵里のヤツも今回のコトはキいているみたいだな……」

里奈「たくみんわかるんだー。心が通じ合ってるぽよ?」ウッシッシ

拓海「馬鹿っ!ちげーよ!」カオマッカ

涼「じゃ、拓海は急ぐだろうから唯を。千枝は体力的にゆっくり行く里奈が頼むわ」

拓海「応っ!ブッチぎるぜ」

唯「よろぴくー☆」

里奈「千枝ちゃんは、マジゆっくり行こうね」

千枝「はいっ。振り落とされないように、千枝、頑張りま」

みんな「ストップ」シンケン

夏樹「じゃあ、ユッコ!乗ってきな。……あ、その機械は止めとけよ」

裕子「サイキックスイッチオフです!」ポチッ

涼「なら……あ、小梅。すまんけど今回は……」

小梅「うん……幸子ちゃんや、輝子ちゃんに美玲ちゃんとは後の方だから……」

涼「乃々を忘れているぞ。……じゃあ、藍子。乗ってきな」

藍子「はいっ、よろしくお願いしますね」ダキッ

涼(たしかにみんなの言うように、背中に何も当たらなi)

藍子「……松永さん」ギロッ

涼「ひいぃぃ!すまんっ!悪かった。勘弁勘弁」ペコペコ

夕美「なら私は亜季さんのに乗るね」

亜季「ははっ、光栄であります。では銃砲弾を扱うように行きますね」

夕美「お花って言ってほしかったな。……よしっ、亜季さんちの120万以上はかかったモデルガンとかに、お花を咲かせようかな?」リクラクララックライラック

亜季「そ、それは勘弁でありますっ!」アセアセ

茄子「それじゃあ、また後でね」

拓海「応!みんなもな」

美世「すぐに出るけど、安全運転で行くよっ」

あい「こちらは私たちに任せたまえ」

留美「それより時間がないわよ」1815

真奈美「いつもより、運転には気をつけることだ。では」

ヴロロォォォバッバッパッゴウゴウ

唯「おっさきー♪」



クラリス「皆さん……炎陣の方々も……」

あい「あぁ、かなり強がってるな……」

真奈美「だが、こればかりは本人の強さにかかっているからな」

留美「私たちも人の事を言えないし……さっ、出発するわよ」

こずえ「すやぁー」

ネネ「ふふっ、可愛い寝顔ですね」

芳乃「……世は一局の碁なりけりでしてー」

ほたる「それはどういう……?」

朋「……はぁ、私もアイドルとして大成したいわねぇ。今のままじゃ海ちゃんとのお笑い一直線よ」

聖「大丈夫…見ている人は…必ずいる…から」

イヴ「ではまず、選挙上位を目指しましょう」

芳乃、小梅(みんなより先にボイスとCDデビューして、ごめんなさい(でしてー))

ヴォォォォン

拓海「唯っ!しっかり捕まってるか!?」

唯「…うん!大丈夫だよ!」

拓海「……なぁ、唯」

唯「うん?」

拓海「みんなが天使になるわけじゃねぇ……みんながシンデレラになるわけじゃねぇ……」

唯「……」

拓海「誰もが羨望と祝福を受けるわけじゃねぇ……今まで、聖人君子ってヤツか?そんな、まっとうな生き方をしてこなかったアタシだからわかる。……でもあいつの最後は笑顔だったんだろ?」

唯「……うん」

拓海「ならそれでいいじゃないか。信じてやろうぜ。……んで、待っていような。またダチになる日まで」

唯「たくみん……」

拓海「ん?」

唯「背中……借りてもいいかな?」

拓海「あぁ、ちゃんと返せよ」

唯「うん………………うわぁぁぁぁぁぁんっ」



拓海「……(ホントはアタシも泣きたい気分なんだがな……)」グスッ

ポヨポヨポヨ

里奈「ごめんねぇ、マジ遅くて☆」

千枝「いえ、これぐら……はい、大丈夫です」

里奈「気にしなくていいぽよ。アタシと千枝ちゃんの仲ジャン☆」

千枝「はい……」

里奈「…あのね、千枝ちゃん」

千枝「はい?」

里奈「千枝ちゃんは早く大人になりたいって思っているのをワルイんだけど、人生ってのは思うようにいかない。ここで終わった、そう思っちゃうのもオトナってもん」

(あのコのように……)

千枝「……」

里奈「でも、はいそこで終了ってならないのもオトナなの。たとえキズついてもイカれても、そうだな……キレイな花火を打ち上げるまでガンバレるの」

「……テッペン取るまではアタシもアイドルやめる気ないしね☆」

千枝「……はいっ!」

里奈「なんつうかな……人が死ぬ時、悪人は悪人のまま死ぬって聞くけど、絶対にあの子は最高にラッキーになって帰って……なんか変だな。ヤメた、アタシの頭じゃうまく伝えられないや」

千枝「ふふふっ…ありがとうございます」

里奈「あーっ、笑ったな。泣きたくなっても背中、貸してやんないからな☆」

千枝「大丈夫です。千枝、泣かないって唯さんと約束しましたから」

里奈「あっれ~?そんな約束してたぽよ?」

千枝「ていうか、里奈さん達はいつからいたんですか!」プンプン

里奈「あははははっ」



千枝(ということは、あれは千枝と唯さんと、千絵さんとの秘密ですね)

http://img3.imepic.jp/mobile/plane/20170802/836610.jpg

千枝(千枝達に、お二人の昔の記憶を見せてもらったことは……またどこかで逢えますよね)

………………
…………
……

ゆかり「ぴっぴっぴっぷ~ぴっぴっぴっぷ~ぴっぴっぴっぴ~、50分前です。総員第二配備に着いてください」

頼子「……さすがにフルートでラッパの真似は……」

葵「誰っちゃ?こんなん考えたのは?」

あずき「フルート代用大作戦失敗……残念」←犯人

翠「というより、もう10分経ちましたか……」

智絵里(北の窓を開けて~)

葵「えっ、智絵里さん?」キョロキョロ

頼子「北の窓ってあれですか?」ガチャ

ヒューン

智絵里「とーちゃーく!」ダッ

あやめ「智絵里殿!?ここは四階ですぞ!」

茜「智絵里ちゃん、流石です!」ヨジヨジ

珠美「茜殿も、あたり前のように窓から来ないで下さい!」ビックリ

あやめ「ロープもなしにいったいどうやって……」ノゾキ

真尋「あ、あやめーっ?!そっからロープ降ろしてー!」オーイ

渚「さすがに正面からはファンが多かったから裏から来たんだ」

有香「智絵里ちゃんはスクラム組んでレシーブの要領で飛んでもらいました!」

珠美「うわぁ」ドンビキ

翠「智絵里さんも茜さんも、頑張ったのですね」カンシン

葵(天然ちゃ)

頼子(天然ですね)

ゆかり(天然さんですね)

翠(違いますー)

頼子「翠さんや、ゆかりさんが天然かは置いておきまして、智絵里さん達CPの控え室は別になりますよ?」

ワタクシハテンネンデハアリマセンヨ ソウデス エー

智絵里「うん。……ちょっと一息入れたら行くから大丈夫だよ」

珠美「智絵里殿……」

茜「……智絵里ちゃん!!」

智絵里「ひゃ、ひゃい!?」

頼子「噛んだ(可愛い)」

珠美「噛んだ(可愛い)」

あやめ「噛んだ(可愛い)」

ゆかり「噛んだ(可愛い)」

翠「噛んだ(可愛い)」

葵「噛んだ(可愛い)」

茜「智絵里ちゃん、可愛いです!……でなく、たとえ10回泣かなければならないことがあっても、その分100回笑って、1000回ファンにその笑顔を届け、10000人を幸せにする。それが私たち」

みんな「アイドルですっ(だよ)(ちゃ)!」

智絵里「ぷっ……ふふふ。みんな、ありがとう。よーし(物理的に)忘れられない夜にするぞーっ!」エイオー

茜「その意気ですっ!」フンッ

葵(今物騒な単語が!)

渚(多分、止められないから放置しような)ヨジヨジ

タッタッタッ

ライラ「おー、智絵里さん。皆さんが待ってますよ」

智香「茜ちゃんも、ユッキさんと私でチアフルボンバー枠があるから用意するよっ!」ファイッ

タッタッタッ

美羽「あ、智絵里ちゃん。みんな祭(まつり)を待つているよ」

楓「遅りてはシベリア送りです。……ふふふ」

詩織「夏なのに凍死しそう……」ヒヤアセ

トントントン

都「あ、智絵里さん。唯さんがまだ来ないですが……まさか事故でm」

ヴォォォォン

都「あっ……名探偵都の出番はなかったようですね」アンド

智絵里(あっちも間に合ったみたいだね)

ワー、タクミントユイダー

ユイチナト、タクリナジャナインダ

智絵里(そういう問題?!)

由里子(そういう問題だじぇ)

ヴォォォォン

アー、カッコイイリョウトアーチャンダ!グンソウハユーミンヲツレテイルゾ

智絵里(あれ?5分経ってないよね?……ゆるふわ空間おそるべし)

ガチャバタン

かな子「智絵里ちゃん!?」

杏「よかった。間に合ったみたいだね」

智絵里「お待たせしました。ご迷惑をかけて申し訳ありません」

みく「間に合ったから気にしないにゃ」

美波「じゃあ、息を整えたら衣裳合わせを」

バタン

唯「おまたせー☆ゆいチャンただいまとうちゃーく♪」

奈緒「唯っ!よかった……本当によかった」グスッ

加蓮「あー、唯。奈緒がね『唯の分まで、奏にフレデリカや志希の面倒を見ないとブツブツ……』って、一人で嘆いていたんだから」

奈緒「ば、馬鹿っ!ちげーよ!」カオマッカ

加蓮「あら、せっかくごまかしてあげたのに」

周子(周子ちゃんの心配はー?)コンコーン

奏(むしろあの枠に入れられた私の心配を)

志希(唯ちゃんの汗をハスハスしたいな)

みく(こいつらイカれていやがるにゃ)

美嘉(わかってくれる?)

アーニャ(да……今更です)

ありす「というか、いつまで脳内会話をしているんですかっ!」

智絵里「じゃあ、着替えてきますね……」

唯「あ、…ゆいも行くよ~ん♪」



美嘉「まだ完全には吹っ切れてないかな……」

奈緒「あ、あのさぁ」

加蓮「どうしたの、奈緒?」

奈緒「こ、コンサートが終わって……感激のあまり、な、泣き出すぐらいはいいよ……なぁ」

奏「……それならいいんじゃない?」

李衣菜「感激で泣くのもロックです!」

みく「りーなチャンの意見はあまり参考にならにゃいし、多分理解してないにゃ」ハァー

ミクチャンハソウイウケド アーナラアスタリスクカイサンダニャ

莉嘉「お姉ちゃんだって、智絵里ちゃんのメールで泣いたしね」

美嘉「……まぁ、あんな不思議な体験すればねぇ」ゴニョゴニョ

美波「大丈夫。みんなわかってくれてますよ」

きらり「それにPちゃんも泣いていたし、内緒だけどぉ、専務さんが一番泣いていたにぃ」



みく「え゛……初耳だにゃ」

智絵里(その話詳しく)マガオ

きらり(うきゃー、聞かれてたにぃ!もうっ!内緒話を聞いてたバツでぇ、二人には教えないにぃ)

コンコン

智絵里「お待たせー」キラリーン

唯「どうっしょ?」キラビヤカー

みりあ「うわぁー、二人共とってもキレイだよー!」

文香「……とっても、似合ってます」

蘭子「装飾に埋もれし同志よ。約束の時は過ぎし、刻の魔翌力を封印せん!(あれ?着替え時間は過ぎたのに呼びにきませんね)」

コンコン

武内P「失礼します。皆さんお揃いのようで」

きらり「あーっ、Pちゃん!!」

智絵里「えっと…プロデューサーさん……私たちのせいでご迷惑をおかけしました」

唯「違うよ。悪いのはゆいの方だから、智絵里チャンは悪くないよ」

武内P「大丈夫ですよ。この件は専務も部長も伝わっておりますし、既に認可は降りています。たしかに少し遅れたのはよろしくありませんが、ファンに迷惑のないように努力して結果を出したのは配慮すべきかと」

莉嘉「Pくん、カターい」

杏「普通に、『大丈夫。こっちでなんとかしたよ』でいいのに」

武内P「はぁ」クビサスリー

奏「それよりまだスタートしないのh」


ワァァァァァァ

みんな「ん??」

――会場

瑛梨華「少し早いけど、瑛梨華が勝手にHA・JI・ME・RU・YO!」

そら「みんなー!はっぴーかーい?そらちんだよー☆」

ワァァァァァァ

柑奈「世の中ラブ&ピースにするため、みんなでドンドン楽しみましょう!」

キャシー「よーし、会場の時計を全部隠して、開始時間をごまかしたワヨ!」

ヘレン「ヘーイ!そんな始め方では地方レベルに留まるだけ。……そう、目指すべき世界レベルはこう!」



…………
……

奈緒「いつの間に……つうことは凛達も?」

武内P「はい。このオープニングの後、NG'sがトップバッターで、皆さんはその後になります」

加蓮「その代わりにラスト前の出番を無くして時間調整と……三連続で大丈夫なの?」

武内P「それも色々と(ry



ポヨポヨポヨ

里奈「到着ぽよ~」

千枝「お疲れ様です。じゃあ千枝」

ワァァァァァァ

二人「?!」

ナガレボシヲサガソウヨ ヨガアケルマエニ

里奈「始まった……ケド、これって最後から二番目の曲だったハズ?」

千枝「急ぎましょう、何かあったのかもしれません」

ガチャ

千枝「入ってきましたけど、さすがに誰もいませんね……」

里奈「アタシ達はどこにいけばイイぽよ~」
トコトコ


つかさ「あー、やっと来たな」

清美「もう少しで二曲目が始まります。さぁ急いでください」

沙紀「千枝ちゃんはこっちっすね~」オイデオイデ

櫂「里奈はこっちに来なよ」コイコイ



バタン
千枝「すみません、お待たせしましたっ!」

くるみ「ふぇ……ふぇぇぇん、千枝ちゃんが来たよぉ~」グシュグシュ

麗奈「まったく、ギリギリすぎるわよっ!アタシより悪い子になるんじゃないわよ、アーッハッハ…ゲフッ」

光「まったく、麗奈は素直になれないなぁ」

舞「それが麗奈さんのいいところです」

メアリー「それよりも着替えて準備ヨ」

千佳「……こんな時に魔法が使えたらなぁ」

雅「とりあえず、ここはっ」グッ

彩華「アヤカ達のぅ」
ギュッ
美紗希「ガールズパワーにお任せ!」クィッ

千枝「はわわわわ……」ツレテイカレ

小春「千枝ちゃんもお姫様に変身ですかぁ?」

由愛「ぶ、無事に……戻って来て…」

若葉「大丈夫よ……きっと」

薫「えぇ~そんなのダメだよぉ~」

セーイッパイカガヤクカガヤクホシニナーレ

里奈「あー、もう二曲目か」パフパフ

瞳子「炎陣の皆さんはあんきらにLipsにL.M.B.Gにアインフェリアの次でしたね」カミトカシー

拓海「で、美世達はまだ到着してないのか?」

涼「藍子が先に着ちまったから、空間の恩恵がなくなっちまったみたいだな」

バタン

音葉「皆さん、次のコーラス隊に交代ですよ」

保奈美「ふふっ、見せ場ね。最高の舞台にしましょう」

ブルルルルキキー

美里「あぁ、今来たみたいだよぉ」

雪菜「よかったねぇ、これでみんな揃ったみたい」

バタバタバタ

美世「ごめんごめん、安全運転で走ってたら、すっかり遅くなったよ」バタン

あい「私達の出番はいつになるかな?」

まゆ「まゆ達の後のさらにサマカニの次で一旦句切になりますので」

美穂「……まだ時間はありますね」

『にゃっほーい!わたしたち、あんきら!歌いまーす!』

真奈美「おや?順序が変わったのかい?」

瑞樹「えぇ、色々あってね」

オイデヨキセツノ-トビラヲアケタラー

唯「いっくよぉー☆」

春菜「まぁまぁ落ち着いて眼鏡どうぞ」



ワスレテキテアゲタノヨージブンノカサハー

志希「キスよりハスハスがいいなー」

美嘉「させないわよ」



ウーレッツゴー オキニイリノスニーカーヒモムスンダーラー

千枝「ぼーっとしてたら、千枝、置いてっちゃうよ!」

桃華「それはNGワードですわ!」



モットツーヨークモットヤサシークナーレターナラー

藍子「夕美さんだけ恥ずかしい思いをしないのは不公平ですよね」ギロリ

夕美「藍子ちゃん!!?」ヒヤアセ

文香「詳しく」ズイッ

ありす「文香さんっ!?」



ハンパナキモチハイラネードンナトキデモガチガシンジョーサ

拓海「テッペン目指すまでは、振り向きゃしねぇ!バリバリにトバしていくぜっ!」

四人「応!!」



ワンツーラブ ユーアナーデステニーワナビユアーエビーシーン

智絵里「……何、負けないさ」

美穂「いつもの智絵里ちゃんじゃないよぉ」ドキドキ



レディースエーンドジェントルメン!

裕子「あ、さっき装置のスイッチをオンをにしてきました!」

茜「それは大変です。智絵里ちゃんに頼んで爆発させましょう!」

鈴帆「爆発させるのは舞台にするばいっ!」

笑美「巻き込むなよ、絶対に巻き込むなよ」

瑞樹「フリね。わかるわ」

ダレヨリモヒカーレーコノセカイー

莉嘉「なんか、智絵里ちゃんも唯ちゃんも気迫がスゴイなー」

瑞樹「コレガワカサカ」ハイライトオフ

加蓮「わーっ!戻って来て下さい!」



クシャクシャニアタマカカエテー

美穂「さっきから、幽霊さん家に行ってきたみんなが恐いです」ブルブル

響子「そもそも幽霊さんに会った時点で……」ブルブル



ボークンツルースジュンビハオーケー

夏樹「だりーも、必ず魂のみで通じるロッカーになる。だが今は、ありったけの負けず魂を見せつけてやれっ!」シンケン

李衣菜「えへっ、ロックは気合だね!」カンシン



―その頃

サト(唯クラスの友達)「それでは……あれ?これは誰かの忘れ物?」

早苗(唯の部活仲間後の部長)「それってユッコちゃんの持っていた機械に似てるね」

唯父「忘れていったのか?急いでいたようだし、また住所を調べて送ると……ん?何か聞こえるな?」

♪~

理緒(唯姉)「ホントだ。……ボリューム調整はこれかな?」クイッ

ジットシテテヨキミノカミニピンクノハナビラ

千絵「これって……コンサートの生中継!?」

涼子(唯の部活仲間会計)「やったね。タダでコンサートが聞けるよ!」

?『イイノカナァ』

美雪(唯の部活の後輩)「あれっ?今誰かしゃべりました?」

ムジャキニハシャグコエデ-ツマサキガサマヨウノヨ-

美優「なにかしら?何か変な感覚がしないかな?」

奈緒「気のせいかな……さっきまでこんな」



ワラッタカオガーダイスキダカラーカガヤキツヅケノ-

心「おどかしっこなしダゾ☆」

早苗「でもなんでかしら?何か……」



芳乃「ほー、残留思念でしてー」

こずえ「ゆいのー?」

イヴ「決して悪いものではありません。魂は消滅していますので、おそらく……」

クラリス「私たちの行いが認められたということですね」

朋「つまり?」

聖「唯さんが…一時的に…戻る……そして新たな肉体を……得る儀式みたい」

茄子「ではほたるさんの運もお借りできますか?」

ほたる「で、でも私っ……」

ネネ「大丈夫ですよ。ほたるちゃんは、ご自身の絶対的な不運を必ず。そして、常に乗り越えています。自分を信じて……」

イッショニオハナミシヨウネ イッショニハナビヘイコウネ イッショニオツキミシヨウネ イッショニスキーニイコウネ

唯父(http://img3.imepic.jp/mobile/plane/20170803/714770.jpg)「唯……」



アンコール アンコール アンコール

卯月「アンコールありがとうございます!」

凛「もうちょっとだけ付き合ってください」

未央「全員で『Shine!!』だよっ!」

アラタナヒカリニアイニユコー

ピカー

ウオーマブシー

美城専務「どうした!?機材の故障か?現場の異常か、それとも配線の問題か?」

武内P「もう何もないようですね……」

美城専務「今は、数秒の遅れが命取りになる。困るぞ、こんなトラブルは!」



ソレハコノジブンノクツデイマススンデイケルユーキデショー

唯「新たなヒカリに会いに行こう」

千枝「生まれたての希望を抱きしめたら」

高坂唯「新たな自分に会いに行こう」ニコッ

唯、千枝「!!」

高坂唯「この笑顔が君まで届くように」

三人「走れ―」

高坂唯(それじゃあね、バイバイ)

唯「……ゆ…いちゃん……」ポタッポタッ

奈緒「唯……やっぱり見えたのは…」グスッ

智絵里「唯さんだったんだ……」ウッ

千枝「唯さんっ!」ダキッ

唯「千…枝……ちゃん……グスッ……うん。ゆい、もう少しガンバルよ」グスッグスッ

ガンバレー

唯「!?」

ガンバレーガンバレーユイチャーン

奏「ほらっ、唯。もうちょっとなんだから」

周子「ダメなら言ってね。周子ちゃんに美嘉ちゃんと志希ちゃんとフレちゃんでごまかすのはできるし」

文香「……あと、バックの聖來さんや、いつきさんに頑張って」

唯「大丈夫」

ありす(……)

唯「ゆいだってアイドルなんだから、唯ちゃんの心に、みんなの心に届くだけの歌は歌ってみせるよ!」

アーニャ「ハラショー……それでこそ私たちの仲間です」

凛「うん……それじゃあみんな、ラストの一曲いくよ」

卯月「長いようで短い間でしたが、ありがとうございました」

未央「最後の曲です」

みんな「『お願い!シンデレラ』!」


………………
…………
……

唯「うっ……うっ……エグッ」グスッグスッ

千夏「うんうん。よく頑張ったね、唯。もういいからね、もう大丈夫だから」ヨシヨシ

唯「ちなったー―んっ!」ウワァァァァァ-ン

―数日後

ちひろ「あらあら」

【『幽霊か?アイドルコンサートに現れた謎の女子高生』(http://img3.imepic.jp/mobile/plane/20170803/747460.jpg)】

武内P「やはり彼女でしたか……」

マキノ「唯との関連のデータはすべて消しておいたわ。……もしかすると学校辺りから漏れるかもしれないけど、さすがに全員にはね」

武内P「いえ、ありがとうございました。御礼は後ほど」

ちひろ「あぁ、それですが、専務が領収書を切ってくださいとの話が」

マキノ「あら、珍しいわね。まぁここは、WIN-WINな話で終わらせましょう」



志保「さて、疲れた体に志保さん特製のアンビリーバブルパフェ完成ですよ」ドーン

アヤ「いくらなんでも……」チョッケイメートルキュウ

伊吹「……並のタライより大きいんだけど」タカサメートルキュウ

いつき「何カロリーあるんだろう?」オモサガロン

洋子「どれぐらい走ればプラマイゼロになるかな?」サテナンカロリー

沙織「これはまたえげつない大きさですなぁ」

日菜子「むふふふ、日菜子と王子様と食べさせ合い……むふふふふ」

かな子「おいしいから大丈夫だよ」ヒョイパクヒョイパク

杏「かな子ちゃんはブレないねぇ……」

雪乃「皆さん、紅茶が入りましたよ」ガチャ

桃華「櫻井家謹製のローズヒップティーですわ。どうぞお召上がりを」

泰葉「いい香りです」

紗枝「高級そうなカップどすな」

肇「すばらしい物ですね」

友紀「こ、これって割ったらどうなるの?」

泰葉「何故そんな発想が?」

雪乃「安いアンティークですから、10万もしませんわ」

紗枝「まぁ、そんなもんどすなぁ」

肇「アンティークもピンキリですが……」

友紀(ぶくぶくぶく)

桃華「姫川さんっ!?」



千枝「それじゃあ、収録行ってきます」

唯「いってくんねー☆」

芳乃「でしてー」バタン



ちひろ「いつから芳乃ちゃんもレギュラーに?」

武内P「スイーツファイブだけでなく、食べる顔が欲しかったそうです」クビカシゲー

ちひろ「世の中、変わった需要があるんですね」

千枝「それでは今日は羊羹を作りますね」

「材料は小豆500g、砂糖2kg、棒寒天四本(+戻し用水1.5リットル)、塩小さじ1杯、水5リットルです」

芳乃「ほー」

千枝「ただ、これなんですが、かなり甘く作りますので、食べる際はご注意を」

「まず、小豆を水洗いしてアク抜きで2リットルぐらいの水で茹でます。10分ほどしたらゆで汁を全部捨てて、もう一度水3リットルぐらい入れまして1.2時間ほど煮ます」

「豆をつまんで潰れるぐらいになったら茹であがりです」

「そうしましたら、裏ごししましょう。清潔なまな板に漉し器を置いて、しゃもじで潰していきます」

「結構力がいりますので」

ネネ「じゃあ、代わりますね」ウンショウンショ

悠貴「この皮は捨てますね」

千枝「あ、お願いします」

「裏ごしが終わりましたら、よく洗った布等でぎゅーっと絞り」イッショウケンメイ

菜帆「これぐらいですか?」ぎゅーっ

千枝「はい、ありがとうございます。水をきっちり絞らないと、茹で汁のにおいが羊羹に移るので注意しましょう」

「では、絞った餡の重さを量り」タニタタニタ

響子「呼びました?」ニュッ

千枝「総重量の1.5倍の砂糖を入れます。次に棒寒天を用意し、小さくちぎって水をいれた鍋に入れて火をかけます。沸騰したら弱火にして、透明になるまで練り上げましょう」

「次は、この寒天に先ほど量りました砂糖を入れ溶かします。先に餡を入れると溶け残りができますのでご注意を」

「砂糖を入れてますので、焦げないように弱火でしっかり煮込み、餡みたくなりましたら味を整える為、塩をいれます。あと気泡が消えるのを待ち型に流し込みます」

周子「ねぇ、千枝ちゃん。私の代わりにウチにこない?」

千枝「えーっ!えっとえっと」アセアセ

唯「しゅーこちゃん!千枝ちゃんが困っているでしょ」

ツマンナーイ コンコーン

千枝「……えっと続きを。型はキチンとしたのは高いので、簡単に手に入る寿司型などでいいです。で、綺麗に殺菌して、だまや空気の入らないように丁寧にいれましょう」

「一晩経ちましたら型から切り離して、さらに砂糖が表面に浮き出てくるまで置いておきます。で、でき……あれ?」

芳乃「これが話に聞く間宮羊羹でしてー」

菜帆「何本でもいけそうです」

愛梨「思ったよりくどくないですね」アツクナッタカラヌギマスネ

志乃「元気が出そうね。夜にもいいかしら?」

千枝「ええと……羊羹さんは?」

芳乃「美味でしたー」

菜帆「皮の砂糖のシャリシャリがなんとも……」

ソノサイエイヨウノモノデスガ、カタマッタライッポンイタダケマセンカ?

愛梨「おいしいから大丈夫だよ」

志乃「マメをドロドロの液体で固めた……夜のお菓子にぴったりね……」

礼子「はーい、ごめんなさいね。この酔っ払いは引っ込めるわ…よっと」ズルズル

千枝「えっと……撮影用は……」アトチエモタベタカッタデス

唯「はい、千枝ちゃん」ニュッ

千枝「あ……は、はいっ、これが間宮羊羹になります。よろしかったらお試しを」パクッ

唯「おいしいねー☆」パクッ

千枝「はいっ!」

―エピローグ

数カ月後の春

オンギャアオンギャア

千絵「はーい、よしよし。唯もお腹が空いたのね」

千枝「千絵さん、すっかりお母さんしてますね」

千絵「うん、やっぱり唯ってつけちゃった。ワガママかなぁ?」

芳乃「そのようなことはありませんー。言魂による加護は大きなものでしてー」

智絵里(芳乃ちゃん芳乃ちゃん)クイクイ

芳乃(はいー、わかっております。この魂は間違いなく)ニコッ

智絵里(そっか……)ニコッ

茄子「私の幸運が少しでもこの子に渡せたら……」ナデナデ

ほたる「なら私は帰りますね」トコトコ

朋「ほたるちゃん!!!」

みんな「しーっ!」アカチャンガナイチャウヨ

朋「ゴメンナサイ」



高坂唯(みんなありがとうね)

芳乃(お気になさらずー)

智絵里(今度こそ幸せにねっ)

高坂唯(はいっ!)

千枝(千枝も赤ちゃんが欲しいなぁ)

芳乃(まずはお相手を……え?)

智絵里(千枝ちゃん!?)

千枝(えへへ。千枝も仲間入りです。じゃあ、またです唯さん)

高坂唯(うんっ!またねっ)

それから十数年後
…………
……

「――ほらっ、早くしないと遅れるわよ」

「うんっ――、わかってる~っ」

(り、リボン……た――縦結びになっちゃった~!)

「行ってきまーす!」バタン



「はぁっ、はぁっ」バタン

「おはようございますっ!」

「あ、おはよう!――って、もう時間がないですよ」アセアセ

「はいっ、す、すみませんっ!」

「いいから、急ぎましょう。あ、後はお願いします」ワームホールテンカイ

「はい、プロデューサーさん。いってらっしゃい」

「……あの子はシンデレラに選ばれても遅刻癖は直らないねぇ」ハァ

「お母さんによりますと、――前の時から、いつもギリギリだったらしいですよ」

「……諦めろってことかなぁ」

唯「で、唯ちゃんの今日の仕事は予定通り、撮影とレッスンの後、夕方限定の場面のドラマ収録だっけ?」

千枝「はいっ、その辺は智絵里さんとありすさんにお任せですが」

唯「早いもんだね。智絵里ちゃんがプロデューサーになって、ありすちゃんがトレーナーになって」

千枝「私は事務員。唯さんは課長さん、そして唯ちゃんは……」



二人「25代目シンデレラだなんて」ハモリ

千枝「……生まれてすぐに茄子さんとほたるちゃんの強運と悪運を受け継いで」

唯「……こずえちゃんと芳乃ちゃんの術も受け継いだチートさんが、シンデレラになれないわけがないと思っていたけどね」

千枝「……唯さんも前世…っていうのでしょうか、体操部だったらしいですし」

唯「これで万事おーるおっけー……あとは――唯の相手が見つからないかなぁ」ドクシンバンザーイ

千枝「あははは……」クスリユビキラリ

唯「むぅー、千枝ちゃんはいいよね。そのダイナマイトボディでプロデューサーちゃんのハートを射止めたんだからぁ」プンプン

千枝「まぁそれはそれで……」アハハハ

アハハハハハ



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー

ageてしまった……失敗失敗。以上で本編は終わります。お疲れ様でした
(誤字誤文台詞抜けキャラ間違いは無視してやってください)

以降は本人の趣味で劇中劇を少しだけやりますね

――コンサートから数日

千枝『えっと……撮影用は……アトチエモタベタカッタデス』

唯『はい、千枝ちゃん』ニュッ

千枝『あ……は、はいっ、これが間宮羊羹になります。よろしかったらお試しを』パクッ

唯『おいしいねー☆』パクッ

千枝『はいっ!』』



フレデリカ「じゅるるぅ」

周子「じゅるるぅ」

奏「こらこら、アイドルがしていい顔じゃないわよ」ヤレヤレ


菜帆「とってもおいしかったですよ。特に最近のアルミ梱包では見ない、浮き出た砂糖のシャリシャリ感といったら……」ヨダレタラー

雫「菜帆さん、涎ヨダレ!」フキフキ

芳乃「菜帆殿の言うとおりでしてー。あれこそまことの‘でりしゃす’というものでしてー」ヨダレタラー

雫「もう、芳乃さんまで」フキフキ

楓「芳乃ちゃんが語彙を失うぐらい、よう噛んで食べたのね……ふふっ」

桃華「虎屋の羊羹は食べたことがありますが、勝るとも劣らないとは本当でしたのね」カンシン

かな子「でもうちで作ると、ニ三日しないと砂糖が浮き出てこないんです」コマッタ

芳乃「かな子殿ー、して、できた羊羹とやらはー?」クイクイ

かな子「おいしいから大丈夫だy」

マスタートレーナー「……そうか」

みんな「!!(あ、死んだな)」

先に掲載した作り方ですが
(スタジオゴンドワナ「提督の食卓SPECIAL間宮さんのお台所」より抜粋。作者様には事後承認という形で許可を得ている最中)
ttps://togetter.com/li/928162

ttp://ch.nicovideo.jp/nojiri_h/blomaga/ar984295

こういった事例もありますので、作成の際はご注意を……イナイヨネー

美嘉「で、次回は何を作るのかな?」

智絵里「あ、さっきプロデューサーさんと打ち合わせをしていたみたいです。多分、次のお題に沿ったゲストが必要なようで」

早苗「……たまにゲテモノが出るからねぇ。お茶にうどんが入ってるだけだったり…この、拳銃弾でも割れないカンパンだったり」アキレ

智絵里「そのカンパンなら、モンゴルレーションの乳塊で鍛えましたこの顎で」ガリッゴリッ

七海「食べ物の音じゃないれす」

マキノ「おやつを期待しているみたいだけど、次回は‘すきやき’みたいよ」ガチャ

みんな「な、何だって!!」ガタッ

みく「すき焼き!?砂糖と醤油で焼く関西風にゃ?」←大阪出身

藍子「ワリ下で煮る関東風ですか?」←東京出身

マキノ「その辺も含めてゲストを……あ、前川さんは決定みたいよ……フフフ」

みく「うわぁ、イヤな笑い方だにゃ。これは魚が入ったすき焼きにゃ?」ミクジタイシターイ

七海「ならお任せれす~」ノシ

唯「何種類も作るんだってー。あ、みくちゃんの予想通り魚もあるけど、殆ど牛肉のだよー☆」バタン

みく「うわぁ……」

のあ「みく……なら今から(寿司屋へ)練習にいきましょう」グイッ

みく「不穏な台詞が聞こえたにゃ!」

唯「まぁまぁ。あと、そばアレルギーがある人とかいないよね?」

紗枝「おそばどすか?締めのおうどんの代わりに」

タッタッタッタッ

最上静香「うどんと聞いてパートツー!」

ありす「侵入者ー!」

箱崎星梨花「静香さん、ほかのプロダクションの方に迷惑ですよ」プンプン

(春日未来「静香ちゃんは星梨花ちゃんに連れ戻されました」)

唯「……えっと、もういないよね?」

奏「大丈夫みたいね。で、そばをあの肉のエキスを吸った甘いタレで煮るのね。楽しみだわ」デルキマンマン

周子「奏ちゃん、ここは和菓子の看板娘だった、京女に出番を譲るべきでは?」シンケン

フレデリカ「フランス風に、チーズとマカロニが入ったのはないかなー?」

ありす「それはイタリア風では……」

唯「それはわかんないけど、味噌やポン酢なら使うみたい。あと、挽き肉やバターとかもあったよ♪」

藍子「……え?」

みく「一体、何を食べさせられるにゃ?しかも、さらにお魚も入るって……」

唯「ところでかな子ちゃんか愛梨ちゃんはいないかなー?」

芳乃「かな子殿でしたらー、先ほどー、マスタートレーナー殿とー」

唯(あ、かな子ちゃん死んだな)

かな子(まだ死んでないよー)

愛梨「呼ばれましたかー?」シタギイッチョウ

志保「愛梨ちゃん、着替え中にっ……服!ふくっ!」バタバタ

早苗「あちゃー……」



里美「で、唯さんは愛梨さんに何かあったのですかぁ?」

愛梨「私や、かな子ちゃんってことは、お菓子作りかな?……でも番組のそれなら、和菓子か創作料理っぽいし、違うの?」フクハキマシタアツイデス

唯「うん……実は――唯ちゃんのことだけど……」シドロモドロ

里美「唯さんが唯ちゃん??」

智絵里「プリン好きな先生で、やっはろーな頭が悪いあいさつをする、ご飯がおかずの子だね」

朋「緒方ァァァ!!!」バタン

チエリチャンハトモガツレテイキマシタ

唯「……で、唯ちゃんが生きている頃、シュークリームが好きだったみたいで…」

芳乃「そういえばー、姉君殿もそんなこと言ってましてー」

雫「で、お店で買うのもいいけど、自分で手作りしたいのですね」

加奈「千枝ちゃんは番組で忙しいから、煩わさせたくないしっと……」メモメモ

唯「あれっ?ゆい、そこまで話したかな??」

周子「ユッコちゃんのサイキックの影響みたいでね、考えているのがつつ抜けなんだー」コンコーン

美嘉「だーかーらー」ジリジリ

唯「えっ、えっと……な、何かな?」アトズサリ

雫「一人で抱えようとしないでください。材料なら、及川牧場特製の牛乳とバターなら最高ランクのをいつでも持ってきます!」

愛梨「はい、そういう事なら、おねえさんにまかせなさいっ!です」

楓「モカさんのパクリですね~」←中の人はごちうさの青山さん

唯「……みんな」グスッ

藍子「ふふっ、唯さんは本当に、回りの皆さんが大好きなんですね。その気持ちは、ちゃーんと伝わってるから大丈夫ですよ」

千夏「だから、泣き虫唯は卒業しないとねっ☆」キラッ

チナッチャンガキラーンヲヤルノハニアワナイヨー アーイッタワネーコノコハー

奏「…少しは元気になったかしら?」

芳乃「はいー、唯殿はお強いですよー」


…………
……

瑞樹「はっくしゅん!くしゅん!」←中の人は俺ガイルの結衣役

そら「ごっどぶれすゆーだよ☆」

瑛梨華「瑞樹さんも風邪DA・NE☆」

キャシー「また二回だけど悪口なんて誰か言ったかな?」

恵磨「もう智絵里じゃないよな?」

智絵里(違うよー)

つかさ「じゃ誰よ?」


…………
……

マスタートレーナー「三村ァ!羊羹は何本食べたんだぁ!?」

かな子「ご、五本しか……」

ソレダケタベタラドウナルカワカッテイルヨナァ! ヒィィィゴメンナサィ

トレーナー「姉さん、今日はやけに厳しいわね?」

ベテラントレーナー「こないだ、うさぎ亭のシュークリームにありつけなかったからかな?」

ルーキートレーナー「元々三つしかありませんでしたから、早い者勝ちとはいえ仕方がありません」

ネネ「いつのまに……」

愛梨「じゃあ、作り方ね」

加奈「はいっ!」メモメモ

唯「はいっ!……加奈ちゃんも手伝ってくれるんだ☆」

愛梨「今回は四人分……カスタードクリームだけのにしますね」

「材料は水1カップ(200cc)を鍋に入れて沸騰させます。沸騰したらバター90gを入れて溶かして、小麦粉150gを入れて手早く掻き交ぜます」

「強火のままだと焦げてにおいがつくから、交ぜるときは弱火でね」

「で、よく掻き交ぜてだいたいしゃもじに付かなくなったぐらいで火から下ろして、少し冷まします」

「指が入れられるぐらいになったら卵を一個入れてよく練ります。これがお玉を逆さまにしても落ちないぐらいによく練ってね」

「そしたら、絞りだし袋に入れてバターを薄く塗ったオーブンパンに入れて蒸し焼きにします。あと、クッキングシートでやると、たまに上下うまく熱が伝わらず膨らまないこともあるから気をつけてね」

「で、膨らんで焼き上がったら取り出して上の方を切って中を取り出します。開けずに直接カスタードを入れる場合もあるけど、膨らんで中が空洞じゃないと入らないから、注意してね」

「そしたらカスタードクリームを作って入れるね」

加奈「あのぉ、カスタードは?」

愛梨「あ……志保さん、生クリームあります?」

志保「あるけど、パフェのだからあまり甘くないけどいいかな?」ハイッ

蘭子「白き甘美!(生クリームです)」

飛鳥「ボクらの甘いひと時を過ごすには欠かせないモノだね」

加奈「二人ともいつの間に?」メモメモ

愛梨「今からカスタード作るから先に生クリーム入りのを食べててね」

蘭子、飛鳥「いただきまーす」

みく「二人ともずるいにゃ!」プンスカ

春菜「まぁまぁ、眼鏡どうぞ」

愛梨「カスタードだけど牛乳1カップに砂糖を150gぐらい入れて、沸騰したらコーンスターチをちょこっと入れ弱火にしてだまにならないよう掻き交ぜます」

「そこに卵黄を入れて交ぜて、トロトロになったら火から下ろします」

「滑らかなのが好きなら漉した方がいいけど、あとはバニラエッセンスを加えて完成……だけどちょっと熱々だからシュークリームには……もう少し冷ましたら、上に卵白と粉砂糖を振り掛けてホットカスタード風に」

周子「それでいいです」キッパリ

美嘉「残りは湯煎の要領で氷で冷やせばいいのね」テキパキ

唯「うわぁ、ゆいの出番がないや……」ドンビキ

千枝「お疲れ様です」バタン

シーン

千枝「あれっ?皆さんは?」

杏「みんな愛梨にシュークリームの作り方を習いに行ってるよ」ゴソゴソ

紗南「あたしはまだゲームが……よよっと」ピコピコ

千枝「そうなんですか……ならお願いがあるんですが、千枝の今度の番組に出演していただけないでしょうか?」

杏「えぇ~、変なのを食べさせるんでしょ?杏休んでいたいよ」

紗南「すき焼きにポン酢や味噌にバターを入れるのはちょっと……」

千枝「え?そこまで唯さんは話していました?……実は枠の都合で予め編集したVTRのみになって、それは全部みくさんと幸子さんのお仕事になりました」

杏「ということは……」

千枝「はい、一般にいう関西風と関東風のそれに変わり種でハンバーグすき焼きというのを作って食べt」

杏、紗南「行きます!」ノシ

千枝「わわっ、即答ですっ!」



…………
……

幸子「くちゅん!くちゅん!」

小梅「だ、大丈夫…?」

輝子「ふひ……お腹を出して寝たか?」

幸子「ようやくカワイイ出番と思ったらひどい扱いです!」

美玲「幸子=いじりキャラは定着しとるからな」 ケタケタ

乃々「つ、突っ込めません……やっぱり…むーりぃ」

………………
…………

数日後

チーン

唯「やったぁー!やっとシュークリームが作れるようになったぁ~♪」ランラン

愛梨「はいっ、よかったですね」ニコッ

飛鳥「その間、暗黒物資はボクらの世界に侵略を仕掛け続けて……」ウプ

蘭子「さらば茶色き玉菜よ。しばしの別れぞ涙が滲まん!(シュークリームはしばらく見たくありません!)」ウプ

紗枝「ところで唯はん、それをどないして届けやす?」

唯「あ……」

茜「今日は、芳乃ちゃんも智絵里ちゃんも、千枝ちゃんと収録ですし、唯さんは、幸子ちゃんにみくちゃんと午後から収録がありますからね!」

ありす「電車で行くにしろ、場所がやや遠め。往復三時間はかかります……」タブレットケンサク

唯「そっかぁ……せっかく作ったんだけどなぁ……」ザンネン

愛梨「といって、みんな散々味見しちゃってるからなぁ」

ライラ「ライラさんは既にお腹いっぱいですよ~」

ナターリア「今度はスシもシュークリームに入れるべきダゾ」

ありす「困りましたね……」

茜「私なら走っていきます!」

紗枝「唯はんにそれをさせる気どすか?」グイッ

茜「スミマセン」

タッタッタッ

亜季「撤退戦を行うのは、まだ早いのであります!」バァン

唯「亜季さん?……どったの?」

亜季「この間、自分もあちらにお邪魔させていただいたのはお忘れですか!?」

紗枝「なるほど……唯はん。亜季はんのお力をお借りするのはどうでっしゃろ?」

唯「……いいの?ゆいの勝手な…」シュン

亜季「あの時、あの唯殿との別れを体験した同士です!水くさいでありますっ!」

ライラ「おー、バイクでいくですか?」

ナターリア「気をつけるんだゾ」

唯「えっと、じゃあ……亜季さん。よろしくお願いします」シンケン

亜季「そんなに硬くならないでも心配無用ですよ」

ヴォォォンキキキー!

イッテキマース

亜季「……そうそう、唯殿っ」

唯「んっ?」

亜季「まったく関係ありませんが、第一次世界大戦で前線にいた者のスラング(=軍隊風暴言)で、シュークリームはカスタード手榴弾と表現されていました」

唯「恐ぁい、何それぇ♪つか、うけるぅ~☆」

(ちなみに、パスタスープが潜水艦スープだったり、仔牛のカツレツのトマトソース添えが仔牛迷彩柄扱いされたりしていました byエドワード・D・ローズ「軍服喜劇」)

ヴロロロロロォォ

唯「いけいけゴーゴー☆」

亜季「ははっ……唯殿、何か思うことがありまして本日行かれるのですか?」

唯「あ――うん。あの……ねぇ、亜季さんは…さっきまで話していた友達が――急にいなくなるって信じられる?」

亜季「……自分も、ああいった体験は初めてでして――」

唯「だよね――ゆいも今だに信じられないんだよね。……でもわかっているつもり……だったのかな?」

「ちひろさんに、唯ちゃんが写ってる本を見せられて、やっぱっていうか……もういないんだよなぁ――って。で、それをもうイッペン確かめに…」

亜季「……」

唯「ごめんねぇ。これから唯ちゃん――はいないけど、家族の人に会いに行くのにしんみりさせてぇn」

亜季「……自分は唯殿――あちらの唯殿でありますが、うらやましいであります!」

唯「へっ?」

亜季「唯殿だけに留まらず、こんなに戦友に思われて、こんなに泣いてくれる友達がいて、最後まで思ってくれる人がいて」

「自分も――そんな風に人生の最後の時を迎えたくあります」

唯「最後って――そんなこと言っちゃあヤダよう……」

亜季「これは失礼しました。まぁ、たとえでありますよ。かつて、特攻隊出撃の際、『あとに続くを信ず』といって散っていった方がいましたが、あれは残った戦友の手による、よりよい祖国の前進を信じた言葉だと思ってます!そのような感じで仲間に想いを託したいのであります」

唯「大袈裟だよ。ゆい、そこまで偉くないし、まだまだ自分でも――」

亜季「なら……なるんですよ。――ひとまずは、今度の7thシンデレラガールの座を。さらには世界を包むアイドルになれるように、宇宙規模もいいですなぁ」

「もちろん、唯殿に易々とシンデレラの座を渡すつもり等、自分にはありませんっ!」

唯「いったなー☆……でも、ありがと」

亜季「あー、あー。何も聞こえませんぞ――。はーっはっはっ!」

…………
……
マタキテネー

唯「それじゃあ、おジャマしましたー!」バタン

亜季「さ、帰りましょう。あまり時間もありません」

唯「そうだね…」

プップー

唯「うん?あれは……」

武内P「おや、大槻さんに大和さんでしたか。お二人もこちらへ?」

二人「プロデューサー(ちゃん)(殿)!」

美城専務「私もいるがな」バタン

唯「専務ちゃん?!フタリしてどったの?」

美城専務「あぁ、この間、うちのアイドル達が大量に(炎陣含め20人超)、しかも命日に押しかけた件でお詫びをな」テミヤゲツキ

唯「あははは……めんご☆」

美城専務「まぁいい……二人とも今日も収録があるだろう。もう時間だ。慌てずに気をつけるのだぞ」

亜季「専務殿はお優しいでありますなぁ」

武内P「あとは私たちにお任せして、お二人は……」

唯「うんっ!まったねー☆…あ、そーだ。今度、ゆいが、カスタード手榴弾作って来てあげんねー♪」

美城専務「そうか楽しみに……手榴弾!?」

武内P「カスタード手榴弾ですか。珍しい表現ですね」

シッテルノカライデン

ナノデス

ワタシガイルジャナイ

ハラショー

美城専務「ま、まぁ(コホン)どうやら、気にするほどでもなかったようだな」

武内P「えぇ……おそらく、クローネだけでなくCPや炎陣の皆さんに佐々木さん等、仲間の力添えが影響したのでしょう」

美城専務「仲間か……ふっ、私も協力してくれる人材を募集しているのだがな」ウワメヅカイ

武内P「……私でよろしかったら」メソラシ

美城専務「期待しているぞ……(なるべくなら公私共にだな////)」コゴエ

武内P「はぁ」クビサスリー

ヴォォォン

タッタッタッ

唯「ごめーんっ!ちょー、ギリギリになっちゃったー?」

幸子「ギリギリですよ!まぁ、ボクはカワイイですから、すべてを許しますよ」

みく「……唯ちゃんがこっちということは、みく達はゲテモノ側ってことかにゃあ」

鈴帆「それでイイ画になるなら、全力でやるばい!」

笑美「カモにネギを無理矢理突っ込んで、フォアグラにしてしまうで!」

海「あー、それはフォアグラには、ぜったーいにならないからな」

柚「……イチゴハナイヨネ?」

朋「え?……わ、私もこっち?」

ほたる「私の不幸のせいで朋さんが……」

裕美「……笑顔で――なるべく笑顔で」ガクブル

葵「じゃあ、始めるっちゃ!」

七海「よろしくれすぅ」

葵「まずは鱧を使った関西風すき焼きっちゃ!」

みく「ヤッパリオサカナ……今のうちに逃げるにゃ」コソーリ

ガシッ

朋「逃げるだなんて」ハイライトオフ

裕美「許されると」ハイライトオフ

柚「オモッテ?」ハイライトオフ

みく「デスヨネー」

……場所は隣に移り

芳乃「ではー、すき焼きでしてー」

智絵里「え、えっと、関西風と関東風は…わかりますが、は、ハンバーグ風というのは、どういうの……ですか?」

茄子(智絵里ちゃん、テレビ用モードに……)

ゆかり(さすがです、智絵里さん)

菜々「ハンバーグを、すき焼き風な和風のタレで煮込んだモノようなのですかね?」

瑞樹「照り焼きより甘目なのね。わかるわ」

千枝「本当の作り方は、ビールで煮ることになっていますが、さすがに千枝達では使えませんので、お肉の作り方だけ継承しますね」

楓「零れた、おこぼれに預かるのは無理みたいですね」

早苗「残念」

友紀「無念」

志乃「ワインでもいいのよ。キャハッ」

千夏「ウワキツ」

礼子「ごめんなさいね。酔っ払いは片付けるわねぇ」

ッテ、キツッテナァニ? キ、キツツキ

千枝「えっと、まず、あいびき肉と玉子に玉葱のみじん切りを加えよくすり潰します」

加奈「ふむ」メモメモ

千枝「で、大体鍋の半分ぐらいの大きさにハンバーグみたいに丸くまとめたのと、四角く平らにして縦横に包丁で目を入れたのを用意します」

響子「切れたチーズやカステラみたいにですね」ホウチョウサクー

千枝「これをよく焼いて形が崩れなくなったら、普通にすき焼き風に作ります」

まゆ「ハンバーグ風は関東風に煮込んで、平たくしたのは関西風に焼きますねぇ」グツグツジュー

千枝「あ、先にお肉と玉葱等の野菜をバターで焼いてもいいみたいです」

雫「はぁい、バターですよ」ジュー

美優「おいしそうな香りですね」アソコジュン

アッキー「くぅん」

わんこ「はっはっはっ」

ハナコ「ハフハフハフ」

優「アッキーってば匂いに釣られたのね」ダキカカエ

聖來「もう、わんこは麻理菜と一緒にいないと」ダキカカエ

凛「ハナコってばここに来ちゃったのね?」ダキカカエ

卯月「何故、ワンちゃん達はバターと美優さんに反応したんでしょうか?」ワカリマセン

未央「さ、さぁ?」カオマッカ

美波「やだ…すごい……でもいい匂い。美波、くせになっちゃう」キュン

李衣菜「バターに……だよね?」

杏「もはや放送事故レベルを越えてる……」

比奈「未婚の未亡人と、歩く強襲揚陸艦エセックスっスね」

奈緒「誰だよ、こいつら呼んだのは」アキレ



藍子「……夕美さん。ちょうどワンちゃんがいますし、体じゅうにバターを塗ります?」ハイライトオフ

夕美「やめてっ!18禁番組になっちゃうよっ!」カオマッカ

―歩く18禁と犬と飼い主は放り出されました

ヒドイヨー。シマムラウヅキオイダサレマス

千枝「と、というわけで完成しました、三種類のすき焼k」

芳乃「挽肉油焼風は淵の方から壊さずにいただくのでしてー」パクパク

響子「切れ目を入れたのは、香ばしくて肉の生っぽさが嫌いな人にはいいですね」パクパク

杏「一人一個じゃないからハンバーグの方は喧嘩にならない?」パクパク

まゆ「ミンチボールぐらいにして、人数分にするのもいいかもしれませんねぇ。うふっ、プロデューサーさんと二人で一つを突きながら……」パクパク

つかさ「切れ目のは、こうやって一つずつ割って頂くわけだな」パクパク

あずき「少ない肉も増量大作戦です!」パクパク

日菜子「むふふふふ……もう妄想とお箸が止まりません」パクパク

加奈「ポン酢と大根おろしで食べるのいけますね」パクメモパクメモ

加蓮「さらに生卵を加えると」パカッ

友紀「さらにバターを加え」

奈緒「畜生!なんだよ!かな子みたいにさせる嫌がらせかよ!」パクパクパクパク

ヒドイヨー

茄子「手が止まりません!」パクパクパクパク

ネネ「あとはカルシウムがあれば栄養的にも」パクパクパクパク

雫「そんなときに(パクパク)及川印の牛乳を(パクパク)」

千枝「あの、番組……」

智絵里「そして、肉汁と野菜のうまみを吸った鍋の残りをそのままのと、鳥ガラ出汁を加えたのに――うどんとそば、あと出汁で伸ばしたのはご飯に餅とどれにする?」

最上静香、箱崎星梨花「うどん!」パクパク

桃華「侵入者ですわっ!」

一玉ずつ食べさせたらおとなしく帰りました

智絵里「具が足りなくなったら、油揚げにさっきの摺ったお肉の残りを入れて煮たり――さらにバターで焼いたトマトを入れたりして」

早苗「酸味とお汁の甘みがベストマッチ!」パクパク

ゆかり「油揚げだけでも充分においしくいただけます」

瑞樹「……ゆかりちゃん、それ中身が流出しただけよ」

美穂「出汁で割ったおそばって、割らないままのよりこう……すいすい入ります」ズルズル

風香「お餅のカロリーが気になる……でも止まらないです」パクパク

都「これは事件です。千枝さんが番組を進める前に、中身が空になりました!」

千枝「……うっ…ううっ」ハンナキ

こずえ「なくなー」ヨシヨシ

みんな(まずいっ!)イッチダンケツ

菜々「ほーら、千枝ちゃん笑って。みんなおいしく食べたんだから」ミミミン

千枝「千枝……一口も……」グスグス

みんな(やぶへびー!)

ほぼ同じ頃

葵「お待ち!鱧と松茸のすき焼きお待ちっちゃ!」

みく「みくは松茸だけを」ヒョイ

ガシッ

のあ「みく、好きとか嫌いはいい。魚を食べなさい」

みく「アッ、ハイ」

卯月「肉の角切りを味噌で煮たのもおいしいですね」パクパク

凛「レバーや腸はさすがにじっくり煮込むのがいいのかな?」グチャグチャ

未央「生姜汁付け焼き風は、普通のすき焼きみたいだけど、生姜入りだから後味さっぱりしてるね」パクパク

美波「鯨すきは、独特の臭みをウスターソースと溶き辛子で消すのですね……でもすき焼き要素は……」パクパク

幸子「あのー、すき焼きってジンギスカン鍋でやる意味が……」

輝子「すき焼き風の汁をつけてきのこも焼く……悪くねぇぇぇぇぇ!」シャウト

小梅「ど、どじょうすき……柳川鍋の…卵なし?」パクパク

美玲「誰や!鋤と鍬に鎚を持ってきて、鉄板代わりにするヤツは!!」ガオー

乃々「鍋にしたくても、もりくぼの知恵では……むーりぃ!」

ほたる「あ、あの……肉とかをバターで焼いてソースで食べるのって、すき焼きなんでしょうか?」

美羽「好きに焼くから、好き焼きだねっ!」

仁美「三点」

柚「ゼロ」

忍「一点」

美羽「うわぁぁん」

唯「おっかしいなー、この本にあるすき焼きなんだけどー」
(by「台所に敗戦はなかった」魚柄仁ノ助著)

朋「戦争中の、塩すらない頃なら贅沢品だったんだろうけど……」

あやめ「まぁ、こういう企画も面白いです」ニン

珠美「昔の方はこれらを食べて頑張っていたのですね」

歌鈴「じゃあ、使わない鋤とか鍬とか片付けますm(ズルッ)わわわっ」コケッ

みんな「歌鈴ちゃん!!!」スキヤクワガッ!

愛海「そこにお山がっあるかぎりぃぃぃ!」ズササササー

ドスンガラガカッシャーン ウエキバチガシャーン ホタルチャン!!!

唯「あつみんっ、ナイスキャッチ☆」

歌鈴「あ、ありがとうございます……(愛海の上に乗っかり)」

愛海「ど、どーも……(下敷き)」

みく「ま、お魚が入っていた以外はおいしかったにゃ」ペロリ

拓海「牛だけがすき焼きじゃない…つうのも新鮮だったな」

朋「あれがすき焼きって言われると微妙だけどね」

葵「昔はテレビもなかったから、地域ごとの調理法も独特だったちゃ」

亜季「徴兵による軍隊式の調理方法が影響をもたらしたとも聞きます」

里奈「亜季ちゃんものしり~☆」

七海「実はイルカもビーフジャーキーにしていたのれすよ」

仁美「イルカは近海じゃよく採れたって聞くから、戦国武将達も食べたのかな?」カンシン

美波「……私と唯ちゃんに智絵里ちゃんの新曲もビーフジャーキー扱いですか」コンワク

ほたる(というよりビーフ?)

のあ「まさにミステリアス。追求の価値はあるわね……」ジツハワクワク

幸子「のあさんの探求心に火が着きましたね。まぁボクのカワイサには及ばないでしょうが」フフン

美玲「ところで、さっきから隣が静かだけど何かあったのか?」

海「あっちは編集をかけないから、自由にゃできないはずなんだけどな?」

唯「こっちの編集は……オッケー?――なら、みんなで見にいっちゃおう♪」

みんな「おー(応)!」



乃々「も、もりくぼは……無理ですね、はい」

その頃

千枝「大丈夫ですエグッ……千枝はもうグスッ……泣きません。唯さんと約束しましたからウウッ」

由愛「千枝ちゃん……」グスッ

光「泣くんじゃない。ヒーローはどんな時でもくじけないものさ!」

麗奈「ちょっと、光!アンタ少しは空気を読みなさいよ」アキレー

みりあ「泣かないで千枝ちゃん(グスッ)みりあも(グスッ)」

薫「泣いちゃ(エグッ)ダメだよぉ(グスグス)」

みんな(あ、もうダメかも)

千佳「ふえっ……ふぇぇぇぇん!!」

舞「千佳(エグッ)ちゃん、泣いちゃ(グスッ)だめだよ」

仁奈「うわぁぁぁぁぁぁん!」

メアリー「わわわわ」

くるみ「ふぇぇぇぇぇ」

梨沙「ほら、くるみ。ちーんして、ちーん」

晴「うわぁ、収集つかなくなってきたな、こりゃ」



ドタタタッ

拓海「どうしたっ!なんでちみっこ共が泣いているんだ!?」ガオー

里奈「コトとシダイによっては怒っちゃうかんね」プンプン

唯「千枝ちゃんを泣かすとゆいも許さないから」プンプン

晴「あ、ダメだなこいつは」アキラメ

みく「まぁ、来たらいきなり小さい子達が泣いていたら普通びっくりするにゃあ」

夏樹「みんな落ち着け!だりー、何があった?」

李衣菜「実は……」

カクカクシカジカ

タクミンフジリナ

里奈「そりゃみんなが悪いぽよ」

芳乃「反省なのでしてー」

拓海「まぁ、ウジウジしてもしょーもない。まずは千枝に謝る。いいな」

みんな「ごめんなさい」

千枝「い、いえ。千枝が急に泣いたせいで、拓海さん達や」

唯「こーら、千枝ちゃん。またどーどーめぐりになっちゃうよ☆」

梨沙(意味わかってるのかしら?)

ネネ(ニュアンスはわかっているみたいですが)

唯(ひどいよー)



後日、L.M.B.G.全員を、スイーツ巡りと遊園地に連れてく事でことなきを得ました

小春「わーい、よかったです」←仲直りできて

若葉「わーい、よかった」←スイーツ巡りができて

くるみ「わー、よかったぁ」←実はわかってない

むつみ「くっ」←L.M.B.G.じゃない

美由紀「ん?」





美嘉(ところで、文香さん。さっき録画していた…)

文香(気付いていましたか。ありすちゃんが泣いていないのは残念ですが、尊い画像が)

肇(モバコインならいくらからで?)

夏樹(SSRと交換ってのは?)

李衣菜(なつきち……)

亜子(儲かる話はドコかいなー?)

夏樹(な……んだと……)

ちひろ(逃がしませんよー)

文香(くっ、銭ゲバと守銭奴に見つかりました)

ちひろ(どっちがどっちなんですかねー)

美嘉(ヤバっ、怒らせちゃった……退避ーっ!)

肇(あいさんや美優さんに、千秋さんやアヤさんも巻き込んでおくべきだったー!)

李衣菜(これ、逃げられるのかな?……というか巻き込まれたー!)



結局逃げられず、録画映像は円盤の抽選プレゼントになりました



泉「亜子、ヤフオクで検索して欲しいって何?」

さくら「亜子ちゃんが欲しがるのって何かな?」

亜子(吊り上げ用とは言えない……くっ)

(注、吊り上げはマナー違反です)

………………
…………
……

フェイフェイ「こんにちはだヨー」

真奈美「やぁ、待っていたよ」

千枝「フェイフェイさん、お誘いに応じていただき」

愛結奈「硬い硬い、もっとやわらかくね」

亜里沙「千枝ちゃん、もっとリラックスリラックス。ウサちゃんもほらこんなに」ビヨーン

楓「びよーんスターライト……ふふっ」

ケイト「で、私もいるってことは、次回は国際色豊かな食べ物の話かな?」

葵「和食なら得意っちゃ、洋食は……」

いつき「誰にでも得手不得手はあるから気にしないの」

洋子「そうそう。得意分野を極めて……まぁうちには普通すら極めた子がいるからね」

沙理奈「で、国際的というと」

夏美「国際線といえば、私の出番ね!」バァン

千鶴「間違いなく、違いますね」サメザメ

ヘーイ

礼「多分ご到着ね。じゃあ私たちはこれで」サラバ

星花「あははは、さすがにそれはありませんよ」

恵「でも私たちも呼ばれたって、何かあるのかしら?」

蓮実「今まで出番がない……ってのもありそうですが」

晶葉「表向きはそうだ。本当は私が開発したこの味覚測定器の実験に付き合ってもらう」バーン

千奈美「ようするに、こないだみたいに勝手に食べ始める前に結果だけ出すって話ね」

麻理菜「そのあとちゃんと食べさせてくれるのかしら?」シンケン

久美子「……中華は期待できそうだけど、イギリス料理はちょっとね」

亜里沙「あきらめずに完食するウサ」

真奈美「まだ集まっただけなんだがな」

ケイト「大丈夫。さすがにうなぎのゼリー寄せは出さないから」

沙理奈「まぁ、幸子ちゃんを見習ってチャレンジするいい機会かも」

ヘレン「その通り!ここで逃げたら世界レベルには届かない……いえ、自分で隣組レベルに落とすことになるわ!」

蓮実「隣組って……」

久美子「その頃のヘレンさんは何代目なのかしら?」

マキノ(調べる価値はありそうね)

保奈美(また頭に……)

洋子(……ユッコちゃんのサイキックの影響はいつまで続くのかなぁ)

タッタッタッ

バァン

比奈「おや、皆さんお揃いっス?」

真奈美「おや、どうしたんだい?」

由里子「今日は会議はなかったはずだじぇ」

千枝「今度のテレビのお話なんですよ」

奈緒「まいったなぁ、別の部屋で見るか?」

杏「ほら、急がないとOPが始まるよ」

唯「ちょっと夏ねーさん、ゴメンしてー♪」ポチッ
夏美「ん?テレビ??」


――

「‘ゆきかぜ’‘かみかぜ’‘はるかぜ’‘しまかぜ’は本艦主砲射線より退避」

「射線上より退避させます」

「‘鞍馬’より入電‘オモイッキリヤレ’以上」

「さすがは真田さんだ。では謹んでご命令に従わさせてもらいますか」

「帝国海軍‘大和’との距離五○○○(ゴマルマルマル=50Km)!」

「FICよりFC。四六○○になり次第砲撃開始。復唱は不要」

「了解」

「‘鞍馬’より入電!本艦並ビ‘伊吹’ハ四○○○ヨリ砲撃開始、‘榛名’‘比叡’ハ二○○○ヨリ砲撃とのことです」

「まもなく四七○○!」

「……では艦長」

「前方‘大和’に対し、全軍突撃!我に続け」

それが海上自衛隊護衛艦‘やまと’艦長藤堂大佐のこの作戦の最初の命令であった

♪~幾千の尊い血が海に流れても

千鶴「これがアユマリン707Rっていうの?」

麻理菜「これって、間違いなく男のコ向けアニメよね」

愛結奈「どうしてウチの女の子に人気があるのかしら?」

由里子「カップリングが秀逸だじぇ」

奈緒「まって違う」

杏「それはネネのセリフだよ……っていうより、みんなの邪魔しちゃ悪いから他行くよ」

唯「それじゃあねー☆」

ドヤドヤドヤ

聖來「唯ちゃんまで……」

洋子「まぁ集まるだけ集まったし、終わったらみんなでご飯にいかない?」

みんな「賛成!!」

千枝「で、では次回のコンセプトなんですが……」

ワイワイガヤガヤ





(o・▽・o)&(●・▽・●)こんどこそおわりだよー

ということでモバマスキャラ(無理矢理)全員参戦させました。

……途中完全にダラけてしまいましたのは反省

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