【艦これ安価】提督「マネーの虎」 (81)

youtubeのおすすめに出てきてメチャハマった。


こんばんは、提督です。

今日も多額の現金を夢見て1人の艦娘がやってきました。

虎たちとの戦いが始まります。

提督「本日も様々な野心、野望、そしてバックグラウンドを抱えた者たちが、集まってきています」


安価
↓1~5 虎となる艦娘

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500179477

提督「恐れ入りますが、皆さんの本日の所持金を、テーブルの上に出して頂けますか」

あきつ丸「……」ドン

瑞鳳「……」ドン

熊野「……」ドサッ

秋月「……」チャリン

山雲「……」ドーン

提督「では、さっそく志願者を呼んでみたいと思います。 どうぞ」

希望者>>9

葛城

葛城「こんにちわ!! よろしくお願いします!!」

あきつ丸「……」ジロッ

瑞鳳「……」ギロッ

熊野「……」

秋月「あ、こんにちわ」

山雲「……」フッ

提督「では席へどうぞ」

提督「皆さんの合計額があなたの希望額に1円でも達しなかった時、この話は不成立です

提督「それからもう1つ。これからあなたがここで話すことについて、
    1つでも嘘偽りがあった時、例えここでマネー成立となっても、その後に不成立となります。」

葛城「はい。」

提督「それでは、いくらをどのような使い道で希望しますか。」

葛城「      」

金額>>12

使い道>13

ああ



















































































ああ

― 飲み会資金 1145141919円欲しい ―

秋月「飲み会に いちじゅうひゃくせん……えっと」

瑞鳳「それ以上はいけない」

熊野「11億強欲しいと… いうことですの?」

葛城「はい」

秋月「??? えっと…飲み会ですよね?」

葛城「はい」

熊野「それはお酒とご飯 それに会場設営費などということでよろしくて?」

葛城「いえ、部屋代はかからないので…」

熊野「お酒とご飯だけということ?」

葛城「…はい」

ガヤガヤガヤ

飲み会に11億円 突拍子もないことを主張する志願者

さすがの虎たちも困惑の色を隠せない

お互い目を見合わせること数分。一人の虎が代表し、志願者に牙を剥く!


あきつ丸「自分は空母組に入るのでありますか?」

あきつ丸
年商秘密  帝国陸軍軍人

まるゆには勤まらない陸と海の連携を一手に引き受ける謙虚な艦娘

両者の間で物資が動く時、その利幅の謙虚さは性格に準ずるのかそれとも胸部か?


葛城「いえ…入りません」

あきつ丸「で、ありますな。誘われた覚えがない」

あきつ丸「瑞鳳殿は誘われては?」



瑞鳳
年商12億  ㈱エッグファースト代表取締役

「愛情たっぷり玉子焼き」を売りに一代にして8店舗を出店するやり手

その幼い風貌とは異なり調理から機材整備まで一手にこなす

彼女の甘い顔に志願者は騙されてしまうのか?



瑞鳳「うーん 覚えがないなぁ」

あきつ丸「ということは正規空母だけということでありますね」

葛城「…はい」

秋月「13人で11億… ひとり…ひとり…」

山雲「そんなに食べられないのよね~」

熊野「そうかしら?」

秋月「億? 億ってなんですか?」

山雲「そうね~ 大きいわね~」ヨシヨシ

葛城「正確に言うと国産の10隻だけ…よ」

山雲「えっと山雲はあなたのことよく知らないから自己紹介とかして~」

葛城「えっと、私…航空母艦葛城。一航戦」

山雲「やだー 空母だったんだ~ どおりで駆逐艦仲間でみないな~って~」

葛城「くっ」

山雲「でもいくら食う母だからって飲み会で一人億超え ……なんで?」

葛城「それは」

>>28 そこまで高額になった理由

無駄に舌が肥えた一航戦が高級店ばかり行きたがるうえに食いまくるから

葛城「だから…です」

その回答がこれまで温和だった1人の羊を虎とする

山雲
年商31億円  ファーム山雲 代表
家庭菜園から始めた無農薬野菜栽培が軌道に乗っていつのまにやら大会社
間延びした口調だけがその実態を表すのではない
「ね~」に含まれた意味に志願者は気が付けるのか?


山雲「それはしょうがないわね~」

葛城「ほ、ホント! しょうがないと思うの!?」

山雲「そうなるのね~」

葛城「!! ってことは出してくれるってことね!?」

山雲「全然お出ししません」

葛城「えっ」

山雲「あのね~ 聞きたいのは必要か必要かじゃないのよ~」

山雲「その金を投資することで山雲たちになんの利益があるの?」

葛城「……利益は…ない」

山雲「だったらノーマネーで」

葛城「でも食事を与えないと空母勢でストライキ起こすんだから!」

山雲「!?」

秋月「そ、それは困ります」

秋月
年収260万円  防空艦アルバイト
時給800円で妹2人を養う苦労人
先日MVPにより金一封を頂き調子に乗った飢えた虎
その庶民感覚で志願者のプランを大きくえぐる!!

秋月「空母がいないと防空駆逐艦のお仕事が」

葛城「するったらする! ホントなんだから!!」

秋月「ふぇえ 出す 出します」

500/1145141919円

逆に脅すという新しい手段
その意欲はついに1人の虎が…屈服

熊野「……それで」

熊野「こちらが出資しなければならない理由は以上?」


熊野
年商2000億円 熊野財閥令嬢

特に本人は努力をしていないが金はある
深窓のお嬢様は一体どのようなものに身銭を切るのか?


熊野「航空戦力の低下 むしろ私たちのプライオリティが高まって望むところですわ」

あきつ丸「確かに」

瑞鳳「瑞鳳抜錨しちゃう?」

葛城「くっ」

熊野「そもそもなぜあなたが空母勢の飲み代を工面しているのですか?」

>>34 理由


野球拳で一番最初に全裸にされたから

葛城「そして…そして ついにスカートを脱いでパンツまで脱がされて!」

葛城「そこで写真取られて」

『ゲヘヘ その甲板を晒されたくなかったら飲み会の費用は今後お前持ちな』

葛城「って」

あきつ丸「単なるクズであります」

あきつ丸「弱気を助け 強気を挫く… 陸軍の精神は忘れたつもりはなく」

あきつ丸「とりあえず…このくらいは」つ1000万

10000500/1145141919円

あきつ丸「と、言っても全然足りないでありますな」

やはりあまりにも目標額が高すぎたのか……

しかしこの後、ある虎の一言で自体は急転直下を迎える!!


瑞鳳「葛城さんは料理とかしないの?」

葛城「へっ? えっと簡単なものならするけど」

瑞鳳「だったら自分で作るって選択肢があってもいいんじゃない?」

葛城「そんな 無理 天城姉みたいに上手には…」

瑞鳳「あのね 私も最初は上手に玉子焼き焼けなかった」

瑞鳳「でも毎日毎日毎日毎日鳳翔さんに習って作って食べさせて」

瑞鳳「コレストロール値が引っかかるころには今の技を身に着けていた」

葛城「……」

瑞鳳「飲食店の原価率はせいぜい3割 高級店なら2割を下回る」

瑞鳳「自分で作ればもっと安くなると思わない?」

葛城「そ、それでも調理器具とか」

瑞鳳「貸すよ~」

瑞鳳「それで計算すると えーと」

必要額は5分の1になり

10000500/29028383円

葛城「それでも…まだ」

瑞鳳「あれっ50分の1になってない?」

葛城「原価率は2%くらいだと思うから」

瑞鳳「どんなお店よ」

葛城「でも足りない…」

山雲「仕方ないわね~」

葛城「えっ」

山雲「お野菜は譲ってあげてもいいかな~って」

山雲「ほら~ 規格外とかひび割れとか一杯でるから」

あきつ丸「自分も協力するであります」

あきつ丸「なぁに食べられるものを少々横流しするだけでありますがね」

野菜・肉・缶詰が無償化され 必要額はさらに…

10000500/15208383円

山雲「ここまで減れば~」

瑞鳳「カワウソって知ってる?」

あきつ丸「あとはおねがいするであります」

秋月「秋月の支援 無駄にしないでください!!」

熊野「……」


熊野「はいはい 5百万ぽっちなら出しますわよ」

熊野「空母達がホストクラブにハマっているとの情報も得ておりました」

熊野「うちの姉をウェイターとして貸し出せばそこも解決ですわね」


葛城「……あり…がとう」

提督「ではこの時点希望額に合計が達しましたのでマネー…成立です」

提督「おめでとう」

葛城「ありがと」

瑞鳳「お料理ビシビシ鍛えるからね!」

葛城「全力で行くわ」

あきつ丸「おめでとうであります」

葛城「試食…お願いね」

秋月「大切に使ってください」

葛城「アッハイ」

熊野「貴女の気持ち…わかります」

葛城「お陰で戦える」

葛城「その 今日はありがとう」

葛城「私 一生懸命頑張るから 料理に全力を尽くすから!」

葛城「空母としてじゃない 料理人としての葛城を見ていて!!」

あきつ丸「……」パチパチ

瑞鳳「……」パチパチ

熊野「……」パチパチ

秋月「……」パチパチパチパチパチパチ

山雲「……」パチパチ

そして翌日から葛城の料理修業が始まった

当初は猫のへどのような料理しか作ることはできなかったが
持ち前の明るさと努力でそのハンディは克服できることだろう

果たして彼女は空母たちの胃を満たす料理を作ることはできるのか?

近日放送予定


~次回予告~

「常連客が消えてしまったホストクラブを立て直したい」

木曾・天龍・那智・矢矧
4人で始めたホストクラブ。当初は飛ぶ七面鳥を落とす勢いだったが…
寂れた店を立て直すため 虎にホストが挑む!!

おしまい

疲れたから次はもうすこしゆっくりやる

↓1~5 虎

ホストクラブは関係ないです


提督「よかったな葛城… なぜか虎が彼女には親切だった」

舞い降りた幸運
この幸運は次の志願者にも引き継がれるのか はたまた!!

提督「では次の志願者の方どうぞ」

>>54 志願者

扶桑

扶桑「……」ガラッ

提督「ではお座りください」

扶桑「……」スッ

若葉「挨拶は」

扶桑「…えっ」

若葉「いいから座れ」

扶桑「あっ、はい」

提督「それではまずあなたの行いたいこと そして希望額をお伝えください」

扶桑「      」

>>57  事業内容
>>58 希望額

おにぎり屋さん

750万

扶桑「妹と一緒に ちいさなおにぎり屋さんを開業したい…です」

― おにぎり屋開業資金 750万円が欲しい ―


鳥海「おにぎり屋…ですか?」

扶桑「はい」

鳥海「おにぎり屋というとあの駅などによくある」

扶桑「そう… でも場所は郊外の静かな場所がいい…と」

荒塩「どんなこだわりで作るのか聞かせてくれる?」

>>60 こだわる点

荒潮「うふふ 塩にこだわる人に悪い人はいないのよね~」

荒潮「とりあえずーっと」つ200万


荒潮   
年商26億   女神

金に細かい彼女がまさかのスピード出資
これはマネー成立も目前か!?


扶桑「…っ 諭吉はこんなに神々しいのに」

扶桑「どうして不気味な感じがするのかしら」

荒潮「なぁに? いらない?」

扶桑「いえ、ください」

ヴェールヌイ
年商秘密  北海水産書記長
常人とは違うスタイルで金を出す氷の女

彼女からの出資を受けたものは全て凄惨な最後を?


ヴェールヌイ「それでその塩にはどのようなこだわりを持って作るんだい?」

ヴェールヌイ「正直、最近はどの店だってこだわっているじゃないか」

球磨「たしかにクマ コンビニですらこだわりを見せているクマ」

球磨「個人的には量にこだわれと」

ヴェールヌイ「それで他にはない 君のこだわりとは?」

扶桑「はい 私が使うのはただの塩ではなく」

>>64産の塩なのです!!

艦女

鳥海「艦女塩…? なんですかそれは?」

扶桑「論より証拠 まずは皆さんに食べて頂けたら…と思います」

鳥海「はぁ」

そして並べられるおにぎり達
その中身に虎が…! 震える…!

鳥海:モグモグ

球磨「ちょうどお腹へってたクマー♪」ムシャムシャ

荒潮:ハムハム

球磨「ゲプッ」

球磨「うん まぁ 食っておいてなんだけどフツーだったクマ」

鳥海「そうですね 特別珍しいところも」

荒潮「いえ、違うわね」

鳥海「荒潮さん?」

荒潮「この塩 ただの塩じゃない なにか そう 少し生臭い」

扶桑「艦娘の汗から採取した塩です」

荒潮「ところで~ ……出したお金ってひっこめられる?」

提督「駄目です」

荒潮「そうよね~」

ヴェールヌイ「だがこれは売れる」

若葉「ああ」

若葉
年収秘密  職業不明

視線を交わし頷きあう二人
げんなりしている荒潮
当面の無言に耐えられず一人が仕切りを開始する

鳥海
年商8億  鳥海メガネ店主

艦隊の頭脳。データに裏付けされた正確な計算は時として思う
火力を上げてそのまま殴ればいい
考えた末の物理を今日も見せてくれるのか?

鳥海「……査定を続けましょう」

鳥海「このおにぎり屋 日販はいくら程度を見込んでいますか」

扶桑「客単価5000円 1日10人で5万円」」

鳥海「5000円? そんなバカな 私の計算ではおにぎり屋の客単価は」

扶桑「1つ500円 誰のが当たるかはランダム式 10個買うと1つ希望のおにぎりを選べる式です」 

鳥海「それなら…確かに客単価も」

鳥海「くっ 私の計算によると完璧ですね」

鳥海「ですが恥ずかしくないのですか! こんな商売をして」

扶桑「恥だけで済むのであれば」

その瞳はとても真っすぐなものであった

これは決まった…誰もが思った瞬間。虎が…吠える

若葉「保健所は通るのか?」

扶桑「えっ?」

若葉「営業許可は取れるのかと聞いている」

扶桑「と、取れるものと」

若葉「取れるわけがない 自分は詳しいんだ」

扶桑「…へ?」

ヴェールヌイ「扶桑さん あなたは結局のところ善人なんだよ」

ヴェールヌイ「目を見ればわかる 違法な行為をすることが覚悟と思いこんでいる

扶桑「あの」

ヴェールヌイ「本当に儲かるなら違法でも普及しているさ」

若葉「退出させてもらう」

ヴェールヌイ「攻めるのであれば網の大きさに目を向けるのが一番最初ではないかい?」

ヴェールヌイ「では失礼するよ」

扶桑「……」

扶桑「さきほど計算によると完璧だと」

鳥海「私の計算は外れるものです」

扶桑「う、上積みをして頂けると」

荒潮「生命保険の受け取り人は私でいい?」

扶桑「えっと球磨さんは」


球磨
年商11億  パンダビジネスの一雄
各地の動物園にパンダをデリバリーという未曽有の発想
その調達先は誰も知らない謎の女

今宵 パンダが?

球磨「レロレロ」

吐いていた

提督「この時点で皆さんの合計額があなたの希望額に達しなかったので」

提督「ノーマネーでフィニッシュです」

扶桑「……はい」

提督「ちなみに今日のおにぎりは誰の塩だったの?」モグモグ

扶桑「女性の方にお出しするので男性の方の塩のほうがいいかと」

提督「ウゲゲゲッ」

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