フレデリカ「モノマネたいか~い!!」 泰葉「…はい?」 (19)

フレデリカ「やるよ!」フンス

清美「いや、なんですか急に……」

乃々「そんなこと言われても……」

周子「あたしパース」

フレデリカ「一番、フレちゃん!『急に突き放すヤスハちゃん』いきます!!」

泰葉「え?」




フレデリカ「ええ、はい」

フレデリカ「はい。ふふっ、そうですね」ニコ

フレデリカ「はい、はい……」


フレデリカ「いえ、それは知りませんけど」




桃華「あー、よくやってますわね」

悠貴「急に真顔になるやつですねっ。この間もしてました」

都「ドーンってきますからねアレ。良い観察眼ですね!」

泰葉「え、なんですかこれ」

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都「探偵が観察眼で負けるワケにはいきませんね! 安斎都、『話のオチが分からず取り残されるも即座に対応する泰葉さん』やります!」

フレデリカ「おー、細かい!」

泰葉「え、また私ですか?」




都「…………」コクコク

都「…………」

都「……?」

都「っ!?」チラ

都「ふふっ」ニコニコ

都「…………」ホッ

都「…………」

都「…………」チラ

都「…………?」ウーン




周子「あー、まだ分かってないやつだこれ」

乃々「演技力で切り抜ける高等テクニック……」

悠貴「バレないように隣の人二度見する感じが泰葉さんでしたっ!」

泰葉「気付かれてたら意味ないじゃないですかぁ!」プルプル

桃華「咄嗟のことだから結局いつもの笑い方しかできてないあたりが完璧ですわ」

都「えへへ、これが探偵の底力です!」

清美「そういうことなら超☆風紀委員が黙ってるわけにはいきませんね!」

泰葉「風紀委員関係無いですよね!?」

清美「三番、冴島清美! 『二時間半経過して尚妥協を許さない岡崎泰葉』!!」

泰葉「また私!?」




清美「よっ、ほっ……」グイッ

清美「ふっ、ぬっ……」グイグイッ

清美「っ! ……ぬぬぬ」

清美「あ……」

清美「つ、次こそ! 次こそ絶対…!」

清美「え?」

清美「い、イヤです! あそこで四段消しできたらハイスコアだったんですよ!?」




悠貴「テトリスだったんですねっ」

桃華「物凄く体動いてますわね。何もそこまで熱中しなくても……」

泰葉「だ、だって本当にいい所だったんですよ!?」

都「落ちものパズルにドハマりするのは家庭のお母さんあるあるですよね!」

フレデリカ「あー分かるー☆」

泰葉「お、おかっ……!?」

乃々「岡あさん……いえ、なんでもありません……」

周子「よーし、大体システム分かったから次しゅーこちゃんやっちゃおっかなー?」

泰葉「システムってなんですか!? 私のモノマネ限定ってことですか!?」

フレデリカ「よっニッポリイチ!」

周子「ニッポンイチね。あたし京都だかんね」




周子「うーん、どれでいこっかなー……」

泰葉「悩む程度にはレパートリーがあるんですか!?」

周子「やっぱアレかな、鉄板のやついっとこっかな。塩見周子、『初めて遊びに誘ってもらった時の泰葉』いきます」

フレデリカ「わお!アレ大好き~♪」

泰葉「普段から他所でやってんですか!?」




周子「…………」

周子「…………え?」

周子「~~~~~~……っ」

周子「…………」キョロキョロ

周子「……~っ、~~~~っ!」パタパタ

周子「っ、わっ、わた、私を誘ってくださるんですか……!?」




清美「他に誰がいるっていうんですか」

都「ああそうそう! こんな感じでした! ぱたぱたしてました!」

泰葉「もうそのことは忘れてくださいぃ~っ///」

桃華「あらあらうふふ、よっぽど嬉しかったんですわね」

悠貴「うわあいいなあ! 本物見てみたかったなあ!」

乃々「あ、じゃあここらで……森久保の出番片付けておくので……」

泰葉「……やらないって選択肢もあるんですよ?」

乃々「では、えっと……『乗り換え無しで行けるのに何故か駅まで来ておいて電車を無視する岡崎さん』やります……」

泰葉「普段絶対自分からモノマネとかやらないのに……」

清美「出た、オハコ!」

泰葉「乃々ちゃん!?」




乃々「○○駅ですよね? はい、任せて下さい」

乃々「もう、子供じゃないんですから大丈夫ですってば……ふふっ」

乃々「では、着き次第連絡入れますね。はい、はい……では」プツッ

乃々「…………えっと」キョロキョロ

乃々「…………あ、結構遠いのか」

乃々「どうしようかな……」

乃々「…………」チラ

乃々「あ、じゃあタクシー呼ぼっか?」




周子「距離だけで判断しちゃったパターンね」

都「でも路線図まで確認しておいて?」

悠貴「とりあえずタクシーで移動するクセ、まだ治ってないんですねっ」

泰葉「し、仕方ないじゃないですか! 子役時代の習慣なんですってば!」

桃華「でもわたくしは結構共感できますわね」

フレデリカ「つまりヤスハちゃんセレブ~」

泰葉「っていうか乃々ちゃんそんなスラスラ喋れるんですか!?」

ちひろ「あらあら、面白いことしてるんですね」

悠貴「あ、ちひろさん!」

泰葉「い、いえっ、違うんですっ! なんか勝手に盛り上がってて…!」

ちひろ「そういうことなら私もとっておきのネタを♪」

泰葉「ちひろさん!?」

清美「ちひろさんと言ったらやっぱりアレですよね!」

泰葉「アレって何!? やっぱり各自持ちネタあるんですか!?」

ちひろ「では、えー、こほん。『テンション上がりすぎて経験が糧になってない泰葉ちゃん』を」

フレデリカ「よっ、名人芸!」

泰葉「名人!?」




ちひろ「これ食べて感想言うんですね? 分かりました」

ちひろ「……はむっ」

ちひろ「…………」モムモム

ちひろ「! ~~~~~~っ♪」

ちひろ「はぁぁ~っ♪ あのですね、なんというか、甘くて…こう、トロトロで……はあぁ~~~~♪」




悠貴「言って下さいよ感想!」

周子「食レポまったくできないんだ?」

泰葉「い、いえ、普段はちゃんとしてるんですよ!? ただ本当に美味しかったから……!」

乃々「もっとテンション上がったら勝手に食レポ始めますもんね……プロデューサーさんからのプレゼントとか……」

桃華「あらあら、それはまあ」

泰葉「なんで知ってるの!?」

悠貴「うーん……ちひろさんの後ってすごいプレッシャーですね……」

桃華「それではわたくしが先にやりましょうか?」

悠貴「あ、じゃあ先にどうぞっ」

泰葉「全員やる気なの?」

フレデリカ「フレちゃんモノマネ大会ってちゃんと言ったよ?」

桃華「それでは折角なので、わたくしも秘蔵のネタを……」

乃々「遂にアレが出るんですね……」

泰葉「乃々ちゃんさっきからテンション高くない?」

桃華「えー、では『薫ちゃんの世話を任された直後の泰葉さん』」

周子「お、人間不信時代シリーズだ」

泰葉「シリーズがあるんですか!? そしてなんなんですかそのやたら暗い題!?」




桃華「…………」ソワソワ

桃華「…………」キョロキョロ

桃華「…………」ソワソワ

桃華「…………」ソワソワ

桃華「…………あ」

桃華「…………うん、転ばないようにね」




清美「やっと絞り出した言葉がそれって」

泰葉「そ、そんなにソワソワしてませんっ」

周子「いやーしてたしてた」

悠貴「そんなにですかっ?」

フレデリカ「うん、すごかった」

泰葉「……ぅー……そんなぁ」

悠貴「うわぁ、いよいよアンカーですか……」

清美「アンカーて」

悠貴「なんか皆さんばっかりズルいですっ! 私の見てない泰葉さんがいっぱいで!」

周子「いやいや、大丈夫やと思うけど?」

ちひろ「皆一つは心にOnly My Yasuhaを持ってるんですよ?」

泰葉「なんですかOnly My 泰葉って。そのネタギリギリですからね」

悠貴「ええっと、私のレパートリーだと……今更ラブコメシリーズじゃパンチ弱いですか……?」

泰葉「ラブコメシリーズって何」

桃華「そろそろ甘いのが欲しかったころですわ。トリでバシッとくださいな」

乃々「もりくぼは、そっち系のネタの方が好きです……」

泰葉「あの、だから」

悠貴「じゃあとっておき! 『頼られてすごく嬉しかったけどPさんの前では取り繕う泰葉さん』!」

泰葉「ちょっとぉ!?」





悠貴「はい? ああ、ここですか」

悠貴「ここの感情は……そうですね、ちょっと台本を見せてもらっても?」

悠貴「ええと……あ、印付けてますね。そうです、ここの部分と繋がってるようなので、はい」

悠貴「あとから脚本に修正が入ることもありますし……特にこういうシーンは場の流れで変わりやすいですから」

悠貴「え? え……ええ、ふふふ、これくらいなら。いくらでも力になりますから♪」

悠貴「他に何かありますか? はい、任せてください♪」

悠貴「あ、Pさん……。い、いえ、少し相談に乗ってたんです。自分の経験が役立てばいいんですが……」

悠貴「そうですか? ふふっ、そう言ってもらえると嬉しいです♪」




周子「だいぶ調子乗ってたのにね。急にね」

清美「謙虚なフリして褒めてもらおうとしてる時のやつですか。この手よく使ってますよね」

泰葉「ふ、フリとか言うのやめてください!」

都「この誘導テクニックは見習いたいですね」

泰葉「ほっといてくださいってば!」

ガチャ

モバP「うーす。何やってんの?」

泰葉「あ……!?」

桃華「あらあら」

フレデリカ「まあまあ~?」

悠貴「みんなで泰葉さんのモノマネ大会やってましたっ!」

泰葉「言っちゃうんですか!?」

P「なんだよ言ってくれよ~。どうせアレだろ、森久保また電車のヤツやったんだろ? 見たかったな~」

清美「すみません、フレデリカさんが急に始めたもので……」

泰葉「やっぱ私のいない所でちょくちょくやってるんですね!?」

P「で、優勝誰よ?」

都「あー、それは……フレデリカさん?」

フレデリカ「え、フレちゃん?」

清美「まあ、それは……言い出しっぺなので」

フレデリカ「そだねー……じゃあ、ヤスハちゃん決めちゃって☆」

泰葉「本人に任せるってどういうことですか!?」

P「おいおい、そりゃたしかにおかしいわな。ちなみにさ、誰が何のネタやったの」

フレデリカ「えっとねー、アタシが急に真顔でツッコむやつでー、ミヤコちゃんが話のオチがいまいち分かってないやつでー……」

P「おお、渋いな都」

都「探偵ですからね!細かいところまで観察しますよ!」エヘン

周子「そんで清美ちゃんがテトリスのやつで、あたしが初めて友達に誘われた時のリアクションで、乃々ちゃんは電車のやつ」

P「鉄板ネタばっかりだな。ガチで勝負してるじゃないか」

ちひろ「私も参加しましたよ? スイーツを前に語彙が無くなる泰葉ちゃんのやつですね。そして桃華ちゃんがリトルチェリーブロッサム結成した時のやつです」

P「と来ると……悠貴がトリか?」

悠貴「はいっ! 嬉しいけどPさんの前では謙虚なフリをする泰葉さんを」

泰葉「それ言っちゃうんですか!?!?」

P「ふむ……」




P「……優勝は悠貴でよくね?」

悠貴「ホントですか!? やったぁ!」

周子「あちゃー、ラブコメ系有利かー」

都「Pさんが審査するならそうですよねえ」


泰葉「……もうっ」




泰葉誕生日おめでとう一休さんOPに負けない程度には好き
でも書き出してみたらまるでネタが出てこないから困ったもんです
それで気付いたんだけどここ一年くらい泰葉のことエロい目でしか見てなかったんだなって
妙なバグ起きてたから晴泰葉ネタとかに切り替えてもよかったかもなあ


以上

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