森久保乃々「あくむ」 (45)

もりくぼのちょっとした旅の話。

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もりくぼは怖がりで弱いので、小梅さんのお友達のあの子さんが苦手でした。

でもいつまでもこれじゃあいけないなと思ったので、思い切ってあの子さんを紹介してもらうことにしました。

小梅さんは、「13分後においで」とだけ言ってお部屋を後にしました。

なにかしらの準備をしているのでしょうか。

おまじない、的な……。

小梅さんが出ていったので、今事務所にはもりくぼしかいません。

エアコンの音とコマが回る音だけが鳴り響いています。

そういえば、あそこにあるコマ、ずっと回っていますね。

誰が回したんでしょうか。




カラカラカラカラカラ……


特にすることも無いので、時計の針をずっと見ていました。

秒針が13周すれば約束の時間です。

13という意味深な数字は小梅さんなりのジョークなのでしょうか。

もりくぼにはよくわかりません。

チクタクチクタク。

ぐるぐるぐるぐる。

ずっと時計だけを見ているとなんだか目が回ってきますね。

チクタクチクタク……

そうしていると、すごいことを発見してしまいました。

あの時計の秒針、もりくぼの意思で動きが速くなるのです。

ぐっと力を込めると速くなって、力を抜いてリラックスすると遅くなります。

これはすごい発見です。

もりくぼは急いで部屋を出て、この発見を小梅さんに伝えようと思いました。

まだ13分は経ってませんが、それは些細な事です。

部屋を出るとそこは小舟の上でした。

海にしては水面が静かすぎるので、湖かもしれません。

水面は、澄み切った青空、雲一つない晴天を鏡のように映していました。

ただ、あたりを見回しても太陽がありませんでした。

確かに昼間なはずなのに、日差しがなくどこか薄暗い。

そんな不思議な場所でした。

「13分後、って、言ったのに……」

目の前の小梅さんがちょっと怒っているのがわかりました。

姿は見えませんが、きっと目の前にいるんだと思います。

「時計を動かせるなら、ちゃんと13分後にしてからじゃないと……」

そうでした。時計を動かせるのならちゃんと13分経過させてから部屋を出ることも出来たはずです。

そうすればこんなおかしな場所に飛ばされることも無かったのかもしれません。

小梅さん、ごめんなさい。

私は少し、悲しくなりました。

じゃあ、行くね、また後で。とだけ言って小梅さんはいなくなりました。

笑顔で去っていったので、多分もう怒ってはいないんだと思います。

もりくぼは少しほっとしました。

ほっとしたら、今置かれている状況がなんとなくつかめてきました。

小舟の上で、一人きり。

特にすることも無いので、時計の針を回します。

あたりには水しかありませんが、時計を想像することは出来ます。

チクタクチクタク。

ぐるぐるぐるぐる。

あたりは一瞬にして真っ暗になりました。

空を見上げると、満天の星空が広がっていました。

もりくぼに天体の知識はないので、どの星が何かはわかりません。

自分の教養の無さにほとほと呆れます。

でも、きれいだということだけはわかります。

それは誇ってもいいことだと思いました。

少し経つと太陽が登ってきました。

でも一向に空は明るくなりません。

青い空ではなく、暗い夜空のままです。

きっと昼間サボっていた太陽が昇ってきたんだろうな、とそんなことを考えました。

夜の太陽はあたりを青空にしてしまうほどの明るさではありませんが、星々をかき消すには十分な強さでした。

太陽の光が強すぎて星が見えなくなり、かえって暗くなってしまったように錯覚します。

水平線の向こうに、眩しく照らされた場所がありました。

太陽がスポットライトのようにただ一点を照らしているのです。

そこにあの子さんがいるんじゃないか、とそんな閃きがありました。

もうあれからとっくに13分は経っています。

小舟にはオールもエンジンも無いですが、不思議と動かせるものです。

時計の針といっしょで、動いてほしいと思えば動いてくれるのです。

小舟に乗って、光の方向へ進みます。

ずいぶんゆったりとした速さではありますが、確実に進みます。

何度も太陽が登って夜になり、太陽が沈んで昼になりました。

何日もずっと舟に乗っているだけでしたが、不思議と退屈はしませんでした。

しばらくそうしていると、なぜか突然舟の動きが鈍くなりました。

なにかに引っかかっているというか、水の抵抗が大きくなったような感覚です。

鏡のように静かだった水面が、いつのまにかぼんやり輝くお菓子で埋め尽くされていました。

フィルムに包まれたキャンディや、かわいくラッピングされたクッキー。

そういったものが水平線の向こうまで続いていました。

これじゃあ舟も進みませんね。

「おおぅ、舟、止まっちゃったな……」

「おい! これ見てみろよッ! しいたけ味のキャンディだぞッ! すごいなあ」

いつのまにか舟には知らない女の子が二人乗り込んでいました。

いえ、もりくぼがうっかり忘れているだけで、きっとよく知っている人なのでしょう。

なんとなくそんな気がします。

仕方がないので正直に話して名前を訊くことにします。

「えっと、私は、森久保乃々です。お二人は……?」

「うーん、改めて訊かれると困っちゃうな。ウチは一体何者なんだ?」

「た、確かに……。私は私であって、それ以上でもそれ以下でもないから……」

な、なんだか哲学的な話になってきたんですけど。

とりあえずは便宜上、オオカミさんとキノコさんと呼ぶことにします。

見た目がそんな感じなので。

「ボノノちゃんは、ここで何してるんだ……?」

「あそこの、光っているところに行こうかと……。特にすることも無いので」

「ああ、あの人か。ウチらもあったことあるぞ。いい人だったな」

いい人なんですか。ちょっと楽しみになってきました。

「キノコさんとオオカミさんは、ここで何をしてたんですか?」

「ウチはな、特に何もしてなかったぞ! ただカッコカワイくあろうとしていただけだ!」

「私は、キノコの研究……。どんなときでもキノコが好きだから、な」

二人とも、なんだかすごくカッコイイですね……。

そんな世間話をしているうちに、小舟はお菓子に飲まれて完全に沈んでしまいました。

仕方ないのでお菓子の上に立ちます。

お菓子を踏んづけるのはあまり気分がいいものではありませんでしたが、足場がないので仕方ないです。

靴で踏むよりはましかと思い、裸足になりました。

少し身軽になった気がします。

ぼんやり輝くお菓子たちに下から照らされて、なんだかファンタジーな感じです。

今日のもりくぼはちょっと素直久保なので、思ったことをためらいなく言いがちです。

「この三人で、いっしょにあそこまで行きませんか?」

ずっと思っていたことでした。

この三人だとなんだか心地良い。旅をするにはもってこいだと思いました。

「その誘いはうれしいけど、私にはやることがあるし……」

「そうだな……。ウチもまだここでやらなきゃいけないことがあるんだ。ごめんな」

いいえ、なんとなくわかっていました。

きっといっしょに来てはくれないだろうと。

あそこには一人でしか行けないんだろう、と。

でも、二人の意見はちょっと違いました。

「なあノノ。あそこは決して一人でしか行けない場所じゃないんだ。でも、あそこまで行くのには一人で行かないといけない。
 だって、みんな本当は一人だからな」

「う、うん。だから、私たちもあの光に向かう、ぞ。
 でもいっしょじゃなくて、別々に、だ。それは寂しいことなんかじゃないんだ」

もりくぼの思考はぼんやりしていて、もやがかかったようで。

だから二人が言っている謎掛けは半分も理解できていません。

でも、もりくぼがひとりぼっちじゃないということはわかりました。

だから、なんとなく大丈夫だと思いました。

「じゃあ、キノコさん、オオカミさん。またあとで」

「おう! またな!」

「フヒ、また、あの光の下で」

さよなら、じゃなくてまた会いましょう。

これは別れじゃありません。

餞別として、キノコさんからはエリンギを、オオカミさんからはおしゃれなスカーフを受け取りました。

なんとなく、これをどうすればいいのかはわかりました。

スカーフを巻いてエリンギを食べると、もりくぼの体は宙に浮かび上がりました。

どこまでも続いているように見えたお菓子の海も、空から見下ろしてみればたいした広さじゃありませんでした。

「あえぇ~~~~」

もりくぼは昼を抜け、夜を抜け、すごいスピードで飛んでいきます。

目が回りそうな速さですが、これはこれで楽しいです。

水平線の向こうに小島が見えました。

ちょっと疲れてきたので、降りてひと休みしようと思います。

空から見ると小島でしたが、降りてみるとずいぶん大きな森でした。

木々が生い茂り、葉と葉の間からは木漏れ日が差し込んでいました。

どうやら暗い昼と明るい夜の循環は、この森の中では関係ないみたいです。

波も魚も鳥もなかった海と違って、この森ではいろいろな動物の鳴き声が聞こえています。

姿こそみえませんが。

歩いているうちに、いまもりくぼが裸足だったということを思い出しました。

木の枝や石ころを踏んづけてしまったら痛いだろうなと思いましたが、あたたかい土がふかふかでそんな心配もいらない気がしました。

森を散策していると、ひときわ目立つ真っ赤で大きなキノコがありました。

近づいてみると、キノコではなく日傘を差した女の人でした。

普段のもりくぼなら知らない人に話しかけるなんて出来ませんが、今日はつよくぼです。

「あの、なにをしてるんですか……?」

「日記を書いているんです」

女の人は、振り返ってそう言いました。

赤くてふわふわしたドレスに身を包んだ、きれいな人でした。

ロリータファッションというんでしょうか。詳しくはないからわかりませんが……。

「あら、乃々ちゃんじゃないですか。どうしたんですか?」

どうやら、その女の人はもりくぼのことを知っているようです。

でも、例によって目の前の人が誰なのか思い出せません。

仕方がないので正直に話して名前をきくことにします。

「えっと、私は森久保乃々です。あなたは……?」

人に名前を訊くときはまず自分から。

あいてがもりくぼのことを知っていたとしても、それは当然のことです。

「そうですねぇ。まゆは一体何者なんでしょうか。まゆはまゆ以外の誰でもないので……」

また哲学的な話ぃ……。

でも、女の人が「まゆ」さんということはわかりました。

まゆさん、まゆさん……。やっぱり聞き覚えがあります。

「この傘、素敵でしょう? 輝子ちゃんにもらったんですよ」

まゆさんは、持っている傘を自慢してきました。

真っ赤な中に白の点々があしらわれ、けっこう毒々しい見た目をしています。

内側にはキノコ特有のヒダヒダ模様がプリントされています。

……やっぱりちょっと不気味かもしれません。

輝子ちゃん、というのは、きっとさっきのキノコさんのことだと思います。

根拠はありませんが、そう直感しました。

「まゆさんは、どうしてここで日記を書いているんですか……?」

「ここは、まゆの好きな人からいちばん遠いところだからです」

「近いと、書けないんですか?」

「そんなこと無いですよぉ。でも、ここだからこそ書けることもあります」

もりくぼは……好きな人がいるなら、会いに行くべきだと思います。

「まゆさん、もりくぼといっしょに、あそこへ行きませんか」

指差した光は、森のなかからでもはっきりと見える明るさでした。

あの先にまゆさんの望むものがあるとは思えませんが、ちょっとでも近づく気がして。

「乃々ちゃん、心配してくれてるんですね。うふふっ。うれしいっ♪」

「あうう」

まゆさんに抱きしめられて、頭を撫でられました。

恥ずかしいんですけど……!

「あそこまで行かなくとも、まゆにはここの光で十分なんですよ。
 これ以上欲張ったら、バチが当たっちゃいます。少なくとも今のところは、ここでいいんです」

確かに、ここは十分過ぎるほど明るいところです。

「でも、好きな人に会えないんですよね? それは、悲しいと思います」

「ここは、好きな人からいちばん遠いところ……。でも、それと同時にいちばん近いところでもあるんです。
 実空間に対する波数空間のようなもの……って、あの人が言ってました」

「……?」

まゆさんは、また難しいことを言っています。

もりくぼにはよくわかりませんが、なんとなく、まゆさんは自分の意志で、納得してここにいるんだと思いました。

「まゆもよくわかってないんですけどね」

まゆさんは、柔らかく笑いました。

「じゃあ、もりくぼはもう行きますね」

「はい、いってらっしゃい、乃々ちゃん。まゆも、必ずあとからいきますからね」

まゆさんもあとから来てくれる。それだけで十分でした。

もりくぼはひとりぼっちじゃありません。

だから、さようなら、じゃなくて。

「はい、じゃあ、またあとで」

もりくぼは森を抜けて、また飛び立ちました。

光に向かって飛んでいると、なんとなく思考に現実感が戻ってきました。

いえ、この場合は"非現実感"とでも言うべきでしょうか。

今置かれているこの状況が、どうしようもなく不条理でバカバカしい、おとぎ話のような、夢の世界だということがやっと理解できたんです。

お友達である輝子さんや美玲さん、まゆさんのことも忘れて、なんてひどい夢なんでしょう。

でもこの不条理がたまらなく愛おしい。もっとこの、楽しい夢を見続けていたい。

そう思いました。

世の中には、夢を夢と気づいたときから自由に振る舞うことができる人がいると聞きます。

でももりくぼの意志力ではどうもうまくできません。

夢と気づいた後でも、夢のストーリー展開からは逃れられず、ただ流されるままに夢を見つづけるだけです。

頭の中のもやが晴れて少しクリアになった思考とは対称的に、夢の内容は不条理さを増すばかりです。

水面ではたくさんの車やバイクが走っています。

もりくぼと並ぶようにして紫色のうさぎが飛行しています。

昼と夜は混ざり、星々は堕ち、全ての色は文字と音楽の中に吸い込まれて消えてゆきました。

三つ繋がったブリキのやかんが、ぐらぐらと煮えています。

冷蔵庫がボックスステップをしています。

走る黒煙が笑います。

やさしさが勇者のように立ち上がります。

痛みが大博打をうちます。

愛が全てを壊します。

どれもこれも、きっともりくぼを楽しませてくれる最高のショーであったはずです。

夢の主である、私を楽しませるための。

でも今のもりくぼには、やることがあります。

目が覚める前に、あの光の下に行くことです。

「あの、みなさん。お気持ちはうれしいんですが……。
 急いでいるのでちょっと道を開けてほしい、んですけど……」

"みなさん"は動きを止め、その一瞬後にフッと消えてしまいました。

悪い人(人?)たちじゃないんです。

ただわけがわからないだけで。

夢を構成していた全てがなくなり、後には真っ白でなにもない空間と、遥か向こうに見える光だけが残りました。

あとは、あそこまでひとっ飛びです。

猛スピードで飛んでいるはずなのに風を切る感覚が無いのは、やっぱり夢だからでしょうか。

そこはとても明るく、暑いところでした。

スポットライトとフットライトを一気に全部点けてしまったような、そんな場所でした。

この先に、あの子さんがいるんでしょうか。

……いいえ、たぶんそんなことはありません。

これはもりくぼの夢なので、会ったことのないあの子さんが出てくるわけがないのです。

もりくぼの想像を超えたことは起こらない。そういうルールです。

黒髪のロングヘアーに、暗い色の制服。

私よりもけっこう背が高く、かっこいい女の人が、そこにいました。

「えっと、私は、森久保乃々です。あなたは……?」

誰かなんてわかりきっているのに、ストーリーには逆らえません。

そして、答えもわかりきってます。

「うーん。一体誰なんだろうね、私。私は私以外の何者でもないし、私はそれを知っているから……」

凛さん。凛さんはもりくぼの憧れです。

いつもキラキラしていて、かっこよくて、事務所の顔といっても過言ではないくらいに大人気のアイドルです。

凛さんみたいになりたい、と何度思ったことでしょう。

でも、それは正解ではありません。

もりくぼはもりくぼ以外の何者でもなく、それをもりくぼは知っているから。

だから、憧れるだけでいい。

「凛さん、あの……」

今までの流れなら、ここで「あの光のところまでいっしょに行きませんか」となります。

でも、もうここがその目的地です。じゃあ、もりくぼは凛さんにどうして欲しいんでしょう……?

ストーリーに身を任せることにします。

「どうしたの? 乃々」

「凛さんは、もりくぼのこと、好きですか?」

な、なにを言っているんですか、このもりくぼは……!

「……ふふっ。ここで安易に『うん』と言ってあげるほど、私はやさしくないよ」

「そうですよね。ありがとうございます」

凛さんは、とびっきりやさしい。

ここは何でももりくぼの思い通りになる世界なのに、もりくぼの望む答えをあえて言わない。

凛さんはきっと世界一やさしい人です。

「多分、まゆや美玲、輝子に同じことを訊いても、そう言ったと思うよ」

「……どうしてですか?」

「それは、乃々がとびっきりやさしいから」

そう、なのでしょうか。

「起きたら、あっちの私たちにも訊いてみるといいかもね」

それは恥ずかしいので、むーりぃー……。

いつの間にか、事務所の前まで戻ってきていました。

楽しい夢も、もう終わりです。

「乃々ちゃん、今日の夢は、楽しかった……?」

「はい。でも……」

小梅さんは、首をかしげます。

「もりくぼは、思うんです。
 悪夢はもちろん悪夢ですが、楽しい夢もいつかは覚める……。だから、楽しい夢も、悪夢のうちです」

そして最近は、そんな楽しい夢ばかり見ます。

……きっと現実が、楽しいから。

「気付いたときには、もう始まってるんだ……。幸せな悪夢って……ふふふ。
 でも、これを悪夢にしない方法が、ひとつだけあるんだよ?」

「それは、一体……?」

「それはね、正夢にしちゃうこと、だよ」

な、なるほど……。

乃々「……んぅ」

輝子「お、おはよう、乃々ちゃん」

乃々「輝子ちゃん、おはようございます……。
   ごめんなさい、机の下で居眠りしちゃって……邪魔でしたか……?」

輝子「いいや……」

乃々「あれ、それは……」

輝子「これ、プロデューサーが持ってきたコマ……。
   乃々ちゃん、コマ回せる……?」

乃々「いいえ、あんまりうまくないですけど……」




カラカラカラ、カラ、カラ……。





「輝子ちゃん、あの……」


おしまい

前作→【モバマスSS】安部菜々「ウルトラクイズごっこ決勝戦ごっこ」【早押しクイズ】
【モバマスSS】安部菜々「ウルトラクイズごっこ決勝戦ごっこ」【早押しクイズ】 - SSまとめ速報
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前前作→【モバマス】アタック77【早押しクイズ】
(あっちに書いたのでurlは省略)

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