魔王「ここが始まりの町か・・・」 (47)

始まりの町

魔王「勇者と和解し人間国と和平を結びはや数年・・・」

魔王「今ではこの平和の象徴である始まりの町に魔物と人間が共に暮らしている・・」

魔王「良き時代がやってきたものだ・・・」

勇者「魔王よ、どうした?唐突に・・」

魔王「なぁに・・ふとしたこの平和を実感しているだけさ」

勇者「あぁ・・そうだな」

勇者「俺達だって分かり合えるんだって魔王と出会って知った」

魔王「私もだ。貴様の様な人間がいるとは思わなかった」

魔王「互いに悪い面ばかり見ていたのかもしれないな・・・」

町娘A「あー魔王さんだぁーワイワイ」

魔王「おー町娘Aよ!元気にしているようでなによりだ!ハッハッハ」

町娘A「うん!元気だよ!!魔王さんは?」

魔王「ふっ・・・私は元気が取り柄でな一度も病気になった事もないのだよ!」

町娘A「わぁ!すごいなー魔王さん!!」

勇者「良く食べてよく寝てよく学べば、魔王の様に強く逞しくなれるぞ」

町娘A母「町娘Aー!出かけるわよー」

町娘A「あっママだ!もういくね!ばいばーい!」

魔王「あぁ!達者でな!」

勇者「ふっ・・・子供は元気でなによりだ」

魔王「その通りだな・・」

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魔王「さて・・・私もそろそろ行くとする」

勇者「あぁ!また来い!」

魔王「言われずともそうさせてもらうさ」

勇者&魔王「さらばだ!」









ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
帰り道

魔法使い「あ、魔王さん来ていらしたのですね・・・」

魔王「うむ・・・ここには奴がいるからな」

魔法使い「勇者様も魔王さんが来られれば大変喜ぶと思いますよ!」

魔王「あぁ・・そうだな!喜んでおったわ!!ハッハッハ」

魔法使い「?・・・まるで会ったかの様な感じですねウフフ」

魔王「ふっ・・・年を取れば少し妄想が見えるようになるものだ」

魔法使い「あらあら・・・お体にお気をつけてくださいね?」

魔王「うむ!ではさらばだ魔法使いよ!」

魔法使い「はい!お気をつけて!!!」



魔法使い「・・・勇者様・・・いいお友達ができましたね?」

一の国 酒場にて

カランコロンカラン

亭主「おー!珍しい顔だな!」

魔王「ふっ・・・久しぶりだな剣士よ」

亭主(剣士)「あぁ!!本当に久しぶりだ!よく来たな!」

魔王「今日は久しぶりに馴染みの顔が見たくてな?」

亭主(剣士)「へへっ照れるなハハッ!まぁ座れよ!」

魔王「うむ、では遠慮なくスッ」

亭主(剣士)「何にするんだい?久しぶりの友人の来訪だ無料にしてやるよ!」

魔王「相変わらず豪快な性格だな剣士よ!ハッハッハ!」

亭主(剣士)「あったりめぇよ!じゃなきゃアンタの王の間の扉ぶっ壊して入ったりしねぇよ!」

魔王「たしかに!そうだったな!!ハッハッハ!」

亭主(剣士)「あいつには会ってきたのか?」

魔王「勿論だとも、寧ろ毎年会いにいっておるわい」

亭主(剣士)「そっかそっか!あいつも喜ぶな!ジュボッ」

トクトクトクトク

コトッ・・

魔王「あぁ・・・毎回、元気そうに迎えてくれるとも・・ゴクゴクッ」

亭主(剣士)「そういや・・そうだったな、あんたには死者が見えるんだったか?」

魔王「あぁ・・・お前にしか、この事は教えてないがな・・ゴクップハーッ」

亭主(剣士)「そうだな・・・魔法使いや僧侶には秘密にしておくべきだな」

魔王「うむ・・・毎年毎年この時期になると魔法使いとはあそこでよく会う」

亭主(剣士)「あー納得できるわ・・魔法使いは勇者と恋仲だったしなー・・」

魔王「すまない・・・剣士よ・・・」

亭主(剣士)「・・・気にすんな。魔王さんと勇者がいたからこそさ」

魔王「あぁ・・・ありがとう・・」

魔王城跡地ー屋敷

側近「魔王様おかえりなさいませ」

魔王「うむ」

側近「今年も彼のところへ?」

魔王「勿論だとも彼は私の唯一無二の親友だ」

側近「そうでしたね。お食事をとられますか?」

魔王「いや今日は馴染みの友人の店で少し飲み食いしてきた」

側近「剣士殿の酒場ですか?」

魔王「左様だ。奴の店は相変わらず魔物と人間が共に騒ぎたてておるわい」

側近「私も時々、部下達と行かせて頂いております」

魔王「おぉそうであったか!ハッハッハ」

側近「では魔王様、本日のお勤めご苦労様でしたゆっくりお休みなさってください」

魔王「うむ。ありがとう」

側近「はい!失礼します!」

ギィィバタン

それとなく窓に近づき景色を眺める

魔物と人間が共存できる世界

街を歩く者達は種を超え、絆を深め合っている


魔王(お前のおかげだな・・・本当に・・)

十数年前 魔王城

剣士「でいりゃあああ!!!ドカァンッ!」

魔王「いきなり爆音がしたと思えば勇者一行か」

勇者「ついにここまで来たぞ魔王!!!」

魔法使い「勇者!とんでもない魔翌力が漂ってきているわ!!!気を付けて!!!」

僧侶「補助魔法ー筋力強化!!!」

剣士「勇者ぁ!!!いくぞぉぉぉお!!!!シャキンッ」

勇者「おうっ!!!!」








数時間の戦いの末

俺達は互いに引き分けとなった




魔王「ふっ・・・人間の癖にやるではないか?フッフッフ」

勇者「貴様こそ・・・魔族にしては根性があるな!ハハハッ」

剣士「くっ・・・身体が動かねえ・・・ギリリ」

魔法使い「勇者・・・逃げて・・・・くっ・・・」

僧侶「魔法使いさん・・傷だらけなのに無理しては・・・・」

魔王「私は人間共は卑しい生き物であると思っていたが・・・」

魔王「貴様らを見たところ共に思いやる心を持っているのだな・・」

勇者「当たり前だ!お前達魔物と一緒にするな!」

魔王「ふっ・・どうやら互いに誤解しあっているようだな・・・」

魔王「我々は普段、お前達以上に思いやり生きているのだ」

勇者「そんな事はあるか!!現に、何人もの罪のない人々が襲われてたのを見たんだ!」

魔王「それは人間界でもある話だ・・・全てが善とは限らないのだ」

勇者「・・・・そんな事はない・・・はずだ・・・」

魔王「私達は一度、武器を置いて話合う必要がありそうだな」

勇者「・・・・」

魔法使い「魔王の罠よ!信じちゃだめよ!!!・・・・うぅ・・・」

僧侶「魔法使いさんの言うとおりです!信じちゃだめですよ!!!」

剣士「勇者・・・・ガハッ」

勇者「俺の仲間達を癒してもらえるならば武器を置いて話し合おう」

魔王「勿論だとも。側近!!!」

側近「はっ!お呼びでしょうか?」

魔王「奴らの手当てをしてやれ!」

側近「!?しかし彼らは・・・」

魔王「魔王の命令が聞けぬのか?」

側近「いえ!そのようなことは!直ちに治療させて頂きます!」

魔王「うむ」

勇者「恩にきる・・・」

魔王「構わんさ」


数日後、俺達は全員で話し合った

今までの双方の誤解を解くのには

長時間の話し合いを要したが、

十分に互いに理解する事が出来た


魔王「では改めて問おう貴様らの目的は?」

勇者「俺達は最終的には平和を求めている」

魔王「それは私も同意見だ・・・しかし」

魔王「我々が理解しあえても全体となると難しいのも現実問題だ」

剣士「とりあえず理解できない奴ぶっ潰すのは?」

僧侶「剣士さん・・・少し知的なお話をしましょうよ・・」

剣士「すまん・・」

魔法使い「各国に順に説明していくのはどうかしら?」

魔王「ふむ、その線で行くならば、私も後程直々に説明しに向かおう」

勇者「なら決まりだな!俺達で平和を築こう!」

魔王&勇者一行「おー!!!!!」


彼らの行動は早かった。まず魔界に一番近い

五の国から説得を始めた

悲しいかな凝り固まった泥を落とすには

かなりの時間を要した

それでも15年の歳月をかけて二~五の国の許可を得る事に成功した





魔王城

魔王「また我らでこうして集まって話すのは久しぶりだな」

勇者「そういえばそうだったな!」

魔法使い「二人とも年寄臭いよー?」

僧侶「でもお二人のおっしゃる通り、こうして集まるのは久しぶりですね」

剣士「んなことより!飯だ飯!!!魔王の所の飯は旨いんだよな!!!」

僧侶「剣士さん・・・今は話し合いしましょうよ・・・」

剣士「・・・すまん」

魔王「変わらぬ様でなによりだ。しかし」

魔王「どうも魔法使いのお腹が膨らんでるように見えるが?」

勇者「いやぁ・・・」

魔法使い「/////」

僧侶「お二人の愛の結晶が宿っているんですよ」

剣士「なんだと!?いつのまに!!!」

魔王「ほう!!そうであったか!!めでたい!祝宴の準備だ!!急げ!!!」

勇者「魔王やめろよ!///」

魔法使い「ほんとよ!////」

魔王「照れるでない、めでたいではないか?祝って当然だ!」

側近「魔王様!数時間で祝宴の準備が整います!」

魔王「むぅ!!30分で準備を済ませろ!!!」

側近「ははぁ!!!!」

ダッダッダッダ!バタンッ

僧侶「側近さんも大変ですね・・・」

剣士「何にせよ飯が食えるのはありがたい!!!」

ムシャムシャモグモグ

魔王「うむ・・流石我が城のシェフといったところか?」

勇者「ほんと、魔王のとこの飯はいつ食っても旨いよなぁ・・・」

剣士「うめぇ!うmぇえ!!!久しぶりに食ったからさらにうめぇ!!!!モグモグモグ」

僧侶「剣士さん、もう少し行儀良く食べましょうよ・・・モグモグ」

魔法使い「あっ剣士!!それ私のステーキ!!!返してよ!!!」

剣士「うめぇ!!!うめぇええええ!!!!」



魔王「剣士はどうも飯になるとバーサーカに負けず劣らずになるな・・」

勇者「あいつは・・・な?・・・終わらない成長期だから仕方がないんだよ・・」

魔王「う、うむ・・して勇者よ お前の生まれ故郷である一の国の様子はどうだ?」

勇者「あー・・・それが、許可どころか話さえ聞いてもらえないんだ・・・」

魔法使い「・・・・」

僧侶「大丈夫ですよ!!きっと王様も私達が一生懸命意思を伝えればきっと分かってくださります!」

剣士「そうだぜ!モグモグ あのハゲ[ピザ]もこの飯食わせれば絶対認めるって!モグモグ」

勇者「それで認めてくれるなら話が簡単なんだがなー・・・」

魔王「う~む・・・私から一度、手紙を出してみるか?」

勇者「まぁ、試さないよりは断然マシかもしれないな」

魔王「了解した。では後日、手紙を送っておく事にしよう」

勇者「あぁ!頼む!」

魔王「ともかくだな。今はお前達二人を盛大に祝うとしよう!演奏!!はじめろ!」

魔物演奏隊「♪~♪~」

勇者「ありがとな魔王」

魔王「なぁに友の祝い事だ盛大に祝うのが友の務めさ」

魔法使い「ありがとね魔王さん」

魔王「ふっ、よせよせ二人からお礼を言われるのはどうも照れくさい」

勇者「魔王らしくないぞ!!ハハハ」

魔王「うるさいわ!!ハッハッハ」









魔法使い「やめて!!!離して!!!お願いお腹には彼の子供が!!!」

兵士長「反逆者の子供は降ろさせろ。女は地下に閉じ込めておけ」

兵士「ハッ!来い女!!!」

魔法使い「やめて!!お願い!!!お願いだから!!!いやあああ!!!」









剣士「おい!これはどういう事だ!?勇者が死刑ってどういう事だよ!?」

門番「王様がお決めになられたことだ」

剣士「ここを通せ!直接、王と話をさせろ!!!」

僧侶「そうです!!!話せば分かります!!!」

門番「王様のご命令で貴様らを通すのは許可できん」

剣士「ふざけんなよ!!!勇者が一体何したんだよ!!!」

僧侶「お願いします!!どうか!お通し願います!!!」

王国騎士「貴様ら、うるさいぞ?」ザシュ

僧侶「なっ・・・・ぜ・・・バタリ」

剣士「そ、僧侶!!!!!おい!!!てめえ!!!よくもやりやがったな!?」

王国騎士「いくら魔王城までたどり着いたと言えど、貴様らの技術は魔物退治専用だ」

王国騎士「逆らうのならば剣士と言えど容赦はしないぞ?」

剣士「望むところだ!この野郎!!」

ザァンッブシュゥゥゥ!

剣士「腕があああああああ!!!!!」

王国騎士「利き腕のない状態だ。もう二度と剣は握れまい?」

ドッ!

剣士「カハッ!・・・・バタリ」

王国騎士「剣士はその辺の森にでも捨てておけこの女の死体は燃やせ」

門番「ハッ!了解しました!」





パリィーンッ

魔王「・・・・な・・・なんだこれは?・・・・」

側近「どうなさったのですか!?」

魔王「勇者が数日後に死刑が決まったとのニュースが・・・」

側近「そんな!?何かの間違いでは?」

魔王「私はあの王に和平願いを手紙に書いて送ったのにどうなっているんだ?・・・」



コンコンッ




側近「どうしたっ?」

手下A「失礼致します。片腕を失ったと思われる剣士殿がお一人で魔王城の外に・・・」

魔王「すぐに通せ!今すぐに!」

手下A「はっ!!!」

ギィィバタンッ



数分後



コンコン


魔王「入れ!!」

手下A「失礼致します!剣士殿をお連れいたしました!!」

剣士「よう・・・」

魔王「剣士よ!一体何があった!?」

剣士「俺にもよく分からねぇんだ・・・」

剣士「王様がいきなり死刑を宣告して・・・」

剣士「俺と僧侶は別の国に和平の手続きを進めにいった帰りだったんだが・・・」

魔王「して、僧侶はどうした!?」

剣士「俺の力が無いばかりに・・・・クソッ・・・」



剣士は耐え難いほどの苦痛の表情で地面を眺め

唇からは血が滲み出て来ているのが見えた。



魔王「私が、直接王と話をして参る」

側近「なりません!!!そんな野蛮な王など!!魔王様を行かせる訳には!」

魔王「私が行かずに誰が行くのだ!私一人で交渉して参る!!テレポートッ!!!」

ヒュンッ


側近「あぁ・・・大変だ・・・しかし・・・追いかけるのも・・・くっ・・」

剣士「俺達は、ただ祈ろうじゃないか・・・僧侶の分まで祈ってやってくれ・・」

側近「分かりました・・・幸い魔王様お強いですから!!祈らずとも必ずや成功してくれます!」

剣士「頼もしい魔王だハハハ・・・」

一の国

カンッキンッザシッ

魔王「ここを通せ!我はあまり気は長くないぞ?」

門番「ならぬ!貴様のような野蛮な魔物など通さぬ!」

ザシュッ!

兵士「腕が、、、腕があぁぁぁ!!!」

魔王「ここを通せぇ!!!!」

王国騎士「貴殿が魔王殿か・・・・スチャ」

魔王「何者だ貴様は!?」

王国騎士「先代の勇者だ・・・」

魔王「なんだと!?」

魔王「勇者の系列ならば、この事態がおかしいことが分からぬ訳ではあるまい!!!」

王国騎士「王は勇者を生贄にする事で貴様との和平を結ぼうとしておられるのだ」

魔王「!?ッ」

王国騎士「我が国は平和なのだ。そこに魔族と交流をしようなど王が認めても他の民が納得しない」

王国騎士「民を説得するために苦渋の決断をなされたのだ・・・」

魔王「そうであったとしても、勇者の仲間達まで手をかけるのはどうなのだ!間違っておろう!!!」

王国騎士「僧侶と剣士の事か?僧侶についてはまだ生きている。私の屋敷で治療に当たらせている」

王国騎士「剣士は、奴は頭が固い。この事を素直に受け入れられるほど柔軟な思考は持ち合わせてない」

王国騎士「したがって少し荒行ではあったが、力を無くさせてもらった」

魔王「むぅ・・・」

王国騎士「貴様は何を差し出す?勇者はこの件を受け入れ平和のために命を差し出すつもりだ」

魔王「一度だけ、勇者と話をさせて欲しい・・頼む」

王国騎士「であるならば処刑前に会わせてやろう」

王国騎士「それまでに、魔族の長として何を差し出して我が国の民を納得させるか考えておく事だな」

魔王「最善を尽くす・・・」




ギィィッバタン


側近「魔王様!!!ご無事でなによりです!!!結果は!?」

魔王「うむ・・・・少し待って欲しい・・」

剣士「おい!魔王らしくねぇぞ!どうしたんだよ!」

魔王「剣士よ、僧侶は生きているらしいぞ」

剣士「!?本当か!!それが本当なら良かった・・」

魔王「あぁ・・・・勇者は身を呈して平和を作ろうとしているらしい」

剣士「はぁ!?なんじゃそりゃ!!!」















魔王「・・・・ということなのだ」

剣士「その話が本当というなら、俺はどうすればいいんだよ・・・クソッ」

魔王「我らは仲間を代償にする事で世界を平和にできると言うのだ」

魔王「しかし、勇者は我らにとって掛け替えの無い存在だ・・・」

魔王「私はどうすればいいんだろうか?・・・」

剣士「あんたに任せる・・・どういう選択をしても構わない」

剣士「幸い、俺はもう剣を存分に振り回す力が無いからなハハ・・」

魔王「剣士よ・・・すまない」

剣士「いいんだよ!皆で望んだ世界を作るためだろ?」

剣士「勇者が一番、それを理解しているはずだ。だから処刑を受け入れたんだろ?・・」

魔王「うむ・・・・」

処刑当日


魔王「・・・祝宴会ぶりだな友よ・・・」

勇者「あぁ!元気してたか?」

魔王「勿論だとも・・・私は魔王であるぞ?」

勇者「ふっ・・・それもそうか!」

魔王「うむ・・・」

勇者「そんな悲しい顔するなって!」

勇者「俺が[ピーーー]ば王は、何年もかかるかもしれないが必ず魔族との共存を約束すると仰ったんだ」

勇者「お前が魔族の代表として必ずや平和な世界を築いてくれよ!」

魔王「約束しよう・・・必ずや我らの理想の世界を築いてみせる」

勇者「あぁ・・・ありがとう」

魔王「うむ。当たり前だ・・・我らは親友であるぞ」

勇者「それもそうか!あ、それと・・・」

勇者「魔法使いの事なんだが、俺らの子供は降ろさせたらしいんだ・・」

魔王「そうか・・・」

勇者「魔法使いの事だから、俺と子供が同時に消えたら死んでしまいそうだから」

勇者「あいつの事、皆でサポートしてやってくないか?」

魔王「それも約束しよう・・」

勇者「ありがたい・・・」

兵士「時間だ」

魔王「友よ!!必ずや!!平和にしてみせるからな!!!」

勇者「おうともよ!!!必ず果たしてみせろ!!!」

それから十数年後

魔王「ここが始まりの町か」

側近「ここに彼が眠られているのですね?」

魔王「うむ・・・共存が確立されるまでここに来ることが出来なんだ・・」

側近「やっと彼に会えますね・・」

魔王「うむ・・・」

スタスタスタ




勇者「お!?魔王じゃねぇか!!久しぶりだな!!!」

魔王「!?ゆ、勇者じゃないか!何故いるんだ!?」

勇者「やっぱ魔族には俺が見えるのか!!!」

魔王「魔翌力を宿した人間が死ぬと霊体になるとは聞いたことはあったが・・」

勇者「おうよ!ただ肉体がここに埋まってるからここから動けねぇんだけどな!」

魔王「久しぶりだな友よ。約束は果たしたぞ」

勇者「あぁ久しぶりだな友よ。しかと見届けたぞ」






第一章 完


王子「父上、この報告書なのですが・・・・」

魔王「ふむ・・・?」

魔王「こ、これは・・・・・」

王子「再び、戦が起こるやも知れませぬ・・・」

魔王「すぐに一の国に伝令を送れ!」

王子「ハッ!」

第二章「始まり」

一の国
参謀「国王様!!先ほど、魔国より緊急の伝令で三の国が壊滅したとの情報が・・」

新国王「ほう?・・三の国がか?」

新国王「被害はどうなっておる?」

参謀「三の国の大地全てが壊滅状態だそうです・・」

新国王「!?全てだと・・・・」

新国王「何が起きたんだ?・・・」

参謀「詳細不明です・・・100年ぶりの魔族の反乱でしょうか?」

新国王「いや、そうであるならば、今頃この国も滅んでおるわい・・」


ダダッギィイバタンッ!!!

王子「父上!上空の様子が!!!」

新国王「どうした!?」

王子「空の様子がおかしいのです!!!」

新国王「もしや!?」


ゴゴゴゴゴ


暗く澱んだ雲が街を包んだ

人々の大半は嵐が来るのだろうと

干してあった洗濯物を疊んでいた


最初に気がついたのは偶然か、いや必然だろうか?

一の国において随一の高さを誇る城の王室にいた

王とその他、数名であった


新国王「これは・・・・・・・」

王子「我々は一体何を見ているのでしょうか?」

参謀「すぐさま他の国に伝令を飛ばします!!!」

新国王「神の怒りに触れたのだろうか・・・・?」



暗闇の空の中から巨大な腕がゆっくりと大地に向けて

振り下ろされていく。大地に生きる全ての生き物は

隕石か何かと疑い、すぐさま避難を始めようとするが否や

巨大な腕の振り下ろされる速度は勢いをまし爆音と共に

国の北西に住む民 数十万人の命が一斉に無へと返した

大地は四方八方に巨大な亀裂が走り、爆風と大地震が

王国全土を混乱に陥れる



新国王「ぬぅ!・・・・このままでは国が滅んでしまう。。。」

参謀「ダメです!!!他の国とも連絡が繋がりません!!!!」

新国王「我々は・・・もう終わりなのかもしれぬ・・・・・」

王子「すぐさま地下の防衛室へご避難を!!!!」

新国王「う・・・うむ、可能な限り市民達の受け入れの準備を進めよ!!!」

参謀「了解しました!!!!」

ダッダッダ・・バタンッ

教えてくれてありがとう!!!

魔翌力とかピー音のる内容書くときはsage使ってみますね!!!!

まだあんまり慣れてないので教えてくださると

助かりますありがとうございます

ってだめやないかーい!!!

あ、よく見たらsaga だったごめんなさい

教えてくださって今度から使いますね

あ、あとすいません
魔王側の王子と一の国の王子かぶってしまった

魔王 王子→王子(魔)に今後訂正します


キンッシャンッザシュッ

ワーワーーウオォォラ

兵士A「おい!!!どうなってんだ!!!斬っても斬ってもこいつら倒れねえ!!!」

兵士B「手当を頼む!!!至急、救護班を呼んでくれ!!!」

騎士A「落ち着け!!!敵は少なからずダメージは受けているはずだ!!」

騎士A「いまは耐えるんだ!!!」

兵士C「いぎゃあああああああ!!!バタリッ」

兵士D「も、もうだめだ・・・俺達はおしまいだ・・・」

騎士A「落ち着くんだ!お前ら!!」



一の国と三の国の壊滅情報を聞き、四の国王は

まず国を捨てた。一から作れば良いと冷静に判断し

必要な物資だけを持ち寄り、

大陸南西部の人も住まぬ高い山々に

囲まれた土地で彼ら四の国民はすぐさま都市を築き上げた

しかし謎の魔族でも無い別の種族が現れ

予期せぬ攻防を繰り広げていた



四の国国王「一の国の情報だと天界から神の怒りが振り落ちてきたと報告があったが・・」

四の国国王「あの異形の者達はさしずめ天界の使者なのだろうか?」

四の国側近「姿形からは、どちらかというと使者では無く死者の方が適切やも知れませぬな」

四の国国王「我らは誇り高き四の国である!我らは異形の者共を退け必ずや平和を取り戻す!」

ドンドンドンッ!!!

四の国側近「入れ!!!」

四の国騎士B「報告します!!!第一防衛ラインが破られました!!!」

四の国国王「なんだと?」

四の国騎士B「敵は死なず、未だ進行を進めております!!!」

四の国国王「神の使いは不死か・・・・」

四の国国王「第三防衛ラインまでは最低でも2時間はかかるはずだ!」

四の国国王「第三防衛ライン付近に魔導防壁を展開し出入り口を全て閉じよ!!」

四の国側近「しかし未だ最前線で戦う者達が降ります!!!」

四の国国王「可能な限り収容し、収容不可能な者は諦めよ!急げ!」

四の国側近&四の国騎士B「はっ!!」

平和とはいつも必ず音を立てて崩れていく

この場合においては物理的な音でがあるが

それゆえに絶望も想像絶するものである

魔王「我々もすぐさま対策と取らねば・・・」

王子(魔)「父上!!!魔国境界線にて例の報告にあった不死の一団と思わしき軍団が!!!」

魔王「ついに来たか・・・・すぐさま迎撃の準備をせよ!!!!」

王子(魔)「はっ!!!!」

魔王「勇者よ・・・・俺達の平和は崩れ落ちてしまったようだ・・・すまぬ・・・」







四天王(火)「貴様らか不死の軍団とやらは!!!!」

不死の化物「・・・・シャキンンッ」

四天王(火)「問答無用ってかい?つれないねぇ・・・」

四天王(火)「魔道士!!!!展開式超極大火炎魔法の準備をせよ!」

魔道士数十名「はっ!!!」

四天王(火)「いいか野郎共!!!相手が不死だろうとブチのめせ!!!」

魔兵隊数百名「おおぉぉぉぉぉ!!!!!!」

四天王(火)「突撃せよ!!!!」



魔兵隊は人間族と違い巨大な肉体と数豊富な魔法を有しており

戦火は十分に期待出来た・・・はずであった」

しかし不死とは恐ろしいものであり

兵士達によって身体を半分に引き裂かれた化物はしばらくの痙攣の後

再び結合し動き始める姿を四天王(火)は見てしまった

あぁ・・・なるほど確かに不死であると

そして次の瞬間には先ほどその身を引き裂いたであろう

兵隊に対して同じように引き裂いていく

魔兵隊「や、やめろぉぉぉぅああぁあっぁぁぁぁあああ!!!」

血と肉が飛び散り大地は赤く染まる



四天王(火)「くそっ・・・・・」

魔道士数十名「準備が出来ました!!!」

四天王(火)「よし!!!!放て!!!!」


合図と共に大地に半径500メートルにもおよぶ巨大な術式が浮き上がる

その中心にあたる部分には巨大な火炎玉が形成され今まさに放たれる・・・

その時であった、空高くから巨大な腕が瞬きをする暇もなく

魔道士もろとも術式ごと粉砕されてしまう


四天王(火)「ぐふぁっ・・・」

近くにいた四天王(火)は致命傷を負い

結果、迎撃部隊は呆気なく散ることとなった

魔王「なんたることだ・・・・・」

全ての一部始終を魔王城から観察していた魔王が

まず最初に呟いた一言である

次に発言した言葉はこの時代において先駆けて

発明された技術「空挺艦の準備をせよ」であった


魔王「我々は空の敵と戦わなければならないらしい・・・」

王子(魔)「父上、第二迎撃部隊も壊滅いたしました・・」

魔王「うむ・・・ここからは見たくなくても目に届くわい・・」

魔兵隊「準備が整いました!!!」

魔王「では参ろうか・・・」

王子(魔)「はいっ!!!」



第二章「始まり」完


ここまでの状態


第一国 壊滅

第二国 不明

第三国 壊滅

第四国 壊滅?

第五国 不明



なんか作風がだんだん変化していってる(´・ω・`)

第三章「混沌の時代」



冒険者男「はぁはぁ・・・ダッダッダ」

冒険者男「くそ・・・囲まれたっ・・・ハァハァ」


男を中心にして周囲を野生の魔獣が取り囲む

唸り声をあげながら、赤く光る眼はまさに獣

ここは大陸西南に位置する森林深くであり、

男を助ける救世主は当然現れる期待も出来ず

ただ握られた剣を震わせながら周囲を睨みつける


ウガアアアア!ザシュッキィンッグサッ

冒険者男「冒険者なめんじゃねぇぞ!!おらぁあああ!!!ザシュッ」

魔獣A「ガウッ!・・・バタリッ」

魔獣B「ウゥ!ウゥゥゥ・・・」

冒険者男「おら!どした!!んなもんか!!!ザシッ」

魔獣C「ガウッ!!!バグッ」

冒険者男「うぐっ・・・クソが!!離れろ!!!ザシュ!」


右肩を思い切り潰されたような感覚と共に

血が溢れ出すのが分かる。一瞬の隙を突かれて

魔獣に噛みつかれた肩は既に服越しに真っ赤に染まっていた


?「ほう・・・久しぶりに威勢の良い声が聞こえると思ったら・・人間か?」

冒険者男「!?ッ誰だ!」


男が振り返るとそこには長身のボロボロの布を羽織った大男が立っていた

既に痛みと度重なる逃避による疲労で意識は限界に足していた。


?「どれ、手助けしてやろう・・即死魔法!!!」



大男が呪文を唱えると同時に周囲にいた魔獣が一斉に

まるで吊るされていた人形の糸がプツリと音を立てて

地面に転がり落ちるかの様に倒れていった


冒険者男「た・・助かったのか・・・・ぐっ・・・バタリッ」

?「よくぞ戦い抜いた人間よ・・」

大学と自宅で暇を見つけて書いてるからid変わりまくってます
>>1 です 引き続き書かせていただきます



冒険者男「・・・?ここは?・・・」

ムクリッ

冒険者男「どこかの家らしいが、一体どこだ・・・?」


ギィィバタンッ


?「目が覚めたか人間よ・・・。」

冒険者男「!?あんたは!あの時の!」

?「助けてやったのに、あんた呼ばわりとは失礼極まりない男だな・・」

冒険者男「す、すいませんでした・・・・助けていただき誠に感謝いたします」

?「気にするな、私がたまたま貴様が襲われているのを発見しただけにすぎないさ」

冒険者男「・・・それでも貴方のおかげで私はここにいます」

?「ふっ・・あの戦っている時の勇ましさは、あの男に似ていたのでな・・・」

冒険者男「貴方は一体、何者なんですか・・・?」

?「遠い昔、魔王と呼ばれていたが、今はただの森の仙人だ」





?→森の仙人(魔王)



森の仙人(魔王)「ところで、お主こそ、何者なんだ?」

森の仙人(魔王)「神々との戦いで、大地に生きるほぼ全ての人間は死滅したと思っていたが・・」

冒険者男「私が生まれたのは地下都市「アンダーマザー」です

森の仙人(魔王)「ほう・・・・」

冒険者男「大陸の東側に北と南でそれぞれ2つずつ都市があって、私は北の生まれです」

森の仙人(魔王)「五の国と二の国の残り香といったところか?・・・」

冒険者男「多分・・?そうではないでしょうか・・・」

森の仙人(魔王)「貴様は何のために冒険しているんだ?」

森の仙人(魔王)「地下都市ならば地上に出る必要もそこまで無いはず」

冒険者男「・・・世界を見てみたかったのです」

森の仙人(魔王)「ほう!・・・ふふふ・・・ふはっはっはっは!」

冒険者男「何がおかしんですか!笑わないでくださいよぉ・・」

森の仙人(魔王)「気に入った!今夜はうちに泊まっていくと良い!」

冒険者男「?・・・あ、ありがとうございます」

森の仙人(魔王)「ここに歴史の語り手がいるのだぞ?喜んでいいはずだ世界を教えてやろう」

冒険者男「仙人さんは・・・一体どれほどの長い年月を生きているんですか・・・・」

森の仙人(魔王)「夕食の時にでもゆっくり教えてやるさ!ハッハッハッハ」

ありがとう!!がんばります!!!

夕食時


冒険者男「って、えぇえええええええええ!!!???」

冒険者男「仙人さん、そんな長生きされてるんですか!?」

森の仙人(魔王)「仙人と名乗っても問題ない程にはな・・・?」

森の仙人(魔王)「まぁせっかく飯を用意したんだ。冷めないうちに食べるといい」

冒険者男「ありがとうございます!!頂きます!モグモグッ」

冒険者男「なにこれ・・・・・死ぬほど旨い!!!!!旨すぎる!!!ナニコレやばい!!!」

森の仙人(魔王)「昔、私の住んでいた城のシェフから作り方を聞いてな!!ハッハッハ」

冒険者男「・・・城?・・・ですか?」

森の仙人(魔王)「地下都市にも記録としては残っているはずなんだが・・」

森の仙人(魔王)「いまから500年前、神々との戦いが勃発したのだ」

冒険者男「あぁ・・・教科書で習いました・・・」

森の仙人(魔王)「そうか!既に歴史の一部になっているか!ハッハッハッハ」

森の仙人(魔王)「結果として生物の殆どが死に絶え、神は怒りを収め天界へと帰って行った・・・」

冒険者男「何故、神はその様な事をなされたのですか?・・」

森の仙人(魔王)「そうさな・・・どこから話すべきか・・」














王子(魔)「父上!!前方に天界?の一部と思わしき浮かんでいる大地がございます!!」

魔王「よくやった息子よ!!!最小限の戦力で探索に参るぞ!!」

王子(魔)「ハッ!!!」

ダッダッダッダッ

魔王「神よ・・・貴様は、何故この様な残虐非道な事を?・・・」

スタスタスタ ギィィバタンッ



魔王「気をつけろ!!今のところ敵は見当たらないが、どこから現れるか分からんぞ!」

魔兵隊「オォォ!!!」


空挺艦から降りて大地の土を幾ばくか踏み鳴らした時であった

この空に浮かぶ大陸より更に遥か上空から雲を通り抜ける巨大な

腕が振り下ろされようとしているのを私は、見てしまった

神は常に我らの上に立ち蟻が蠢く姿を眺めるかの様に楽しんでおられる



森の仙人(魔王)「鉄槌の如き神の一手は少し踏み慣れた土をも含め我らを一気に地上へと落としめた」

森の仙人(魔王)「我々魔族と生き残った数少ない人類は逃げながら戦い、そして滅びた」

森の仙人(魔王)「と、思っていたのだが・・まさか生き残りがまだいたとはなぁハッハッハッハ」

冒険者男「す、すいません?・・・・」

森の仙人(魔王)「よいよい!寧ろ私としては嬉しいものだ!ハッハッハッハ」


冒険者男「つまり・・・仙人さんは魔族の元長でああって・・」

冒険者男「今はここでひっそりと暮らしていると?」

森の仙人(魔王)「まぁそうだな!ハッハッハッ!!!」

冒険者男「すんごい人に今出会っちゃってるんだ・・・・」

森の仙人(魔王)「そんな感傷たっぷりに言ってもらえて嬉しいが今は力は無いぞ?」

冒険者男「そうなんですか?私を助けてくれたじゃないですか?」

森の仙人(魔王)「あぁ!あの程度の魔獣ならば一撃で倒せるわい!ハッハッハ」

冒険者男「やっぱりこの人すごい人だ!!!!」

森の仙人(魔王)「ふっ・・・よせよせそんなに褒められると照れるぞフハハハハ」

森の仙人(魔王)「お主は、勇者という存在を知っているか?」

冒険者男「たしか神々との戦い以前の平和だった時代を築き上げた英雄・・・でしたよね?」

森の仙人(魔王)「うむ・・・そうである、それについてどう思う?もし自分が勇者だったとしたらどう思う?」

冒険者男「えぇ!・・う~ん・・私は多分、その勇者をサポートするのが合っていると思います」

冒険者男「誰かを引っ張るより誰かの下でその人を先導してやりたいと思います」

森の仙人(魔王)「で、あるか・・・」

冒険者男「ところで・・・・」

森の仙人(魔王)「ん?どうした?」

冒険者男「おかわりって貰えますか?・・・ハハハ」

森の仙人(魔王)「よいよい!食事においてバーサーカーな男がいるのはいつの時代も同じらしいな!ハッハッハッハ」


翌朝

冒険者男「んん・・・・あぁ・・朝か・・・」

森の仙人(魔王)「おぉ目が覚めたか冒険者男よ!」

冒険者男「あ、はい!おはようございます!」

森の仙人(魔王)「そんな畏まらなくてよいよい!ハッハッハ」

森の仙人(魔王)「朝食も用意してあるから食べるといい」

冒険者男「おっしゃあああああああ!!!あっ・・いや・・・ありがとうございます・・」

森の仙人(魔王)「よいよい!どんどん食え!そうすれば私の様に立派になるぞ!ハッハッハッハ」

冒険者男「!!いただきます!!ムシャムシャモグモグ」

冒険者男「あーやばい・・まじで旨い・・・なんなんだこれ・・・」

冒険者男「見た目は普通のスープなのに・・・この何とも言えない旨味が・・・たまらん・・ズルル」

森の仙人(魔王)「・・・話は変わるのだが・・・」

冒険者男「はい?ッズルルウメェ・・」

森の仙人(魔王)「私のあくまでも予感だが、勇者の素質を持つ者がまた現れているかもしれぬ」

冒険者男「そ、素質です・・か?・・」

森の仙人(魔王)「私がまだ人間と争っていた頃は、選ばれし者などと呼ばれていて」

森の仙人(魔王)「魔王を倒す・・平和をもたらす者であるとされていたが」

森の仙人(魔王)「私はそうではないと思うのだ・・」

冒険者男「と、言いますと?・・・」



森の仙人(魔王)「世界を変える力を持った者・・・」

冒険者男「世界を変える力・・・・」



森の仙人(魔王)「私の先代の王はまさしく魔王に相応しく」

森の仙人(魔王)「一時は人間をあと少しで侵略するところまで滅ぼした・・・」

森の仙人(魔王)「しかし、同じく先代の勇者が現れ魔王を倒し、世界を二つに分けたのだ」

冒険者男「魔界と人間界ですか?・・」

森の仙人(魔王)「うむ、その通りだ元々は同じ緑の大地に住む種族の違う同士のただの生き物だったが」

森の仙人(魔王)「勇者の力により、魔界という同じ大陸でありながら別次元への入り口を作り」

森の仙人(魔王)「そこへ我々魔族の先祖達を追いやったのだ・・・」

冒険者男「勇者の力は凄まじいのですね・・・」

森の仙人(魔王)「うむ・・だが私の出会った勇者はその様な力は無かった」

森の仙人(魔王)「単純に人の身でありながら、肉体を鍛え切磋琢磨仲間と冒険しながら」

森の仙人(魔王)「私の城へやってきた、ただの人間だ」

森の仙人(魔王)「しかし、世界は変わった。彼の力によってある種変貌を遂げたのだ」

冒険者男「魔族と人類の共存ですね・・・」

冒険者男「しかし、だとしてもその素質を持った者を探すのは困難なのでは?」

森の仙人(魔王)「安心せい、お主は大陸を端から端まで旅をするのだ」

森の仙人(魔王)「必ずや現れる。勇者とはそういうものだ」

冒険者男「え・・・?私が探すんですか?」

森の仙人(魔王)「世界を知りたかったのだろ?重要な歴史の話をした代金だ」

森の仙人(魔王)「きちんと払ってもらうぞ」

すいません ここまで来てなのですが
第一章と第二章を序幕として扱って読んでください

今回の第三章を第一章としてお読みください

大陸北西部 荒れ果てた大地

ビュゥゥゥゥ

冒険者男「くぅ・・・・こんなところ旅しても絶対会えなさそうなんだが・・・」

冒険者男「にしても・・・風が強い・・・・どうなってるんだ?・・・・」



私の周囲には干からびて草一つ生えそうに無い荒れ果てた大地が広がっていた

天候はまさに最悪であり、強風が砂埃を纏い私の視界を奪う

私は今、海沿いに向かっているはず・・・であるが、向かうほどに強風は

強くなるばかりでった



冒険者男「あぁ・・・・早くまた、仙人さんのところの飯が食いたい・・・ジュワァ」

冒険者男「・・・だめだ!だめだ!こんな時に涎なんて垂らしていたら砂が口の中の水分を余計に奪うだけだ・・・」









どれぐらい歩いたのだろうか?時間の経過と共に風は和らぎ

視界が鮮明になっていく。空には暗闇を明るく照らす満月が

私の姿を照らしていた。



冒険者男「やっと前が見えるようになってきて助かった・・・」

冒険者男「少し休憩でもしようかな・・・・」



布の物入れから古ぼけた書物を取り出すと、小さな小枝を一つ地面に

放り投げた。「発火魔法」と本を読みながら呪文を唱えると

小枝から野宿には最適な十分な火種を生み出した

別の小さな布の物入れからは何かの動物の干した肉らしき

物を取出し、炎で炙るとまるで飢えた獣のように喰らう



冒険者男「勇者か・・・本当にいるのだろうか?・・・」

冒険者男「いたとして、世界をどう変えてくれるんだろう・・」

冒険者男「はぁ・・・仙人さんの料理くいてぇ・・・・」

冒険者男「はっ!!!駄目だ・・・もうすっかり中毒になってしまっている・・・」



旨くもない干し肉にかぶりつきながら溜め息をつかずにはいられない

ほんの数十分の休憩が孤独であるがゆえに長時間に感じる

これほど便利な機能はない

少し端々が切れた何かの本を取り出すと、これまた傷だらけの

ペンで日記を記す。これが私の日課であり、旅を続けてから

唯一、続いている行為とも言える。空には星々が煌びやかな

発色光を発しており、神々の戦いや勇者や仙人などの話が全て

嘘に思える程に、平和そのものであった

発色光を発する……?
ちゃんと推敲するべきやな

>>38
確かに読んでてちょっと頭がvery頭痛で痛みが走ったけど意味は通じるからセウトだろ

>>1です >>38 >>39 すいません・・・ご指摘ありがとうございます
日本語の使い方がいまいち幼稚で・・・言葉が間違っている事が多々あると
思いますのでご指摘どんどんしてください
別の他作品を作る時などに同じ表現を使わない様に改善したいと思います!

>>41
言われた側(そば)から別の他作品ってww

> いまいち幼稚で
無理して難しい言葉や言い回しをする必要は無いんだよ
以前小難しい表現やあまり使わない(一般的でない)言葉を多用する奴が居たけど
結局自分が使い馴れて(こなして)いないからニュアンスが違ったりして皆に突っ込まれてた
難しい言葉を使いたかっただけの作品がどうなったのかはお察し
自分が出来る表現で書くのが大事なんじゃないかな?
誤字脱字誤変換が多すぎると読む気失せるから推敲は必要だが…

>>42 >>1です一応まだこの作品終わってないので書いていくのですが、
もしかしたらまだこの先、言い回しがおかしいものが多々でてくると思うので・・・
今後の作品のためにもご指摘お願いしたいっていう意味で言いました!

早朝 大陸北西部 海辺付近


冒険者男「だいぶ歩いたな・・・・」

冒険者男「まだ海が見えないな・・・」

冒険者男「あぁ、、、仙人さんの飯が食いたい・・・」



強風に煽られ荒れ果てた大地を歩いていた前日であったが、

いつのまにか青々とした自然に恵まれた大地へと足を踏み入れていた

微風が肌を優しく撫でる様に通り抜け、足取りも比較的陽気なものへと変わっていた









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