【モバマス】未央「24時間耐久!」藍子「ランニング大会」茜「しませんよ!?」 (26)



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【モバマス】茜「藍子ちゃんの1日を」未央「体験しよう!」藍子「……え?」

【モバマス】藍子「未央ちゃんのお家に」茜「突撃です!!!」未央「待って!?」

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茜「二人とも私にどんなイメージを持ってるんですか!」

藍子「常に走っているような」

未央「体力おばけ」

茜「何ですかそれは!私だって流石に24時間は休憩挟まないと走れないですよ!!」

藍子「休憩があれば走れるんだ……」

未央「だってさー、これから茜ちんのとこでお泊まりするじゃん?」

茜「そうですよ!」

未央「茜ちんの休日って走ってるイメージしか浮かばないんだよ」

茜「そんなことないですよ!」

藍子「未央ちゃんと二人で、無事に帰ってこれるか何度も相談したんです……」

茜「藍子ちゃん!?」

未央「だからね、茜ちん。穏便に交渉しよう?」

茜「……交渉、ですか?」

藍子「そうです。明日のランニングは……」

茜「……ランニングは?」

未央「最大4時間まで!」


茜「そんな……。って、いつも通りですね!」

藍子「えっ!?」

未央「いつも通り!?」

茜「そうですよ?朝に2時間、夕方に2時間です!」

藍子「……なんて健康的なんでしょう」

未央「ってことは私たち、生きて帰れる!」

茜「酷い言われようです!!」

未央「いやー、ごめんごめん。つい……」

茜「まあ、別にいいですが」

藍子「あれ?」

未央「どしたの、あーちゃん?」

藍子「茜ちゃんって事務所でもよく走ってますよね?」

未央「あっ……」

茜「まあ、よく走っていますが?」

藍子「それは4時間に……?」

茜「含みませんよ?」

未央「交渉して良かった!」


茜「そもそも休日は事務所に来ないので走ることはないですが?」

藍子「何で事務所で走ってるんでしょう……?」

茜「暇なので!!!」

未央「茜ちん……」

茜「さて!ではランニングをしましょう!!」

未央「うん?これから帰るんじゃないの?」

茜「帰りますよ!」

藍子「帰る前にランニングですか?」

茜「はい!平日やお仕事がある日はなかなか走れないので、帰る前に必ず走っていこうと!」

未央「おおう……」

藍子「未央ちゃん。今日のランニングは……」

未央「……まっ、強制なのは明日だけど走っていこっか」

藍子「ですよねー……」

茜「さっ、行きましょう!」


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ランニング後。帰り道

未央「茜ちんは寮だっけ?」

茜「はい!そうですよ!」

藍子「そういえば寮でお泊まりはしたことないですね」

茜「狭いので三人は大変だと思いますが楽しいので大丈夫です!」

未央「寮だと他の子もいるんだよねー。なんか合宿みたいで楽しみ」

茜「合宿!いいですねー!朝から晩までみっちりトレーニングできますよ!!」

藍子「あの、トレーニングはちょっと……」

未央「部活でも合宿ってあったの?」

茜「はい!基本的に長期休み中だけですがありました!」

藍子「何だか大変そうですね」

茜「もちろんです!大変じゃないトレーニングなんてありません!厳しいトレーニングを乗り越えてこそ立派な成果に繋がるんです!!」


未央「おおー、茜ちんがとても良いことを言っている……」

茜「なので!いつか私たちもしましょうか!!」

藍子「えっ」

茜「ポジパの合宿~汗と努力と涙あり~!楽しみですねぇ!」

未央「墓穴掘った……」

藍子「うぅー。未央ちゃん……」

未央「ごめんよ、あーちゃん……」

茜「さあさあ二人とも!女子寮に着きましたよ!」

未央「……あるかもしれない未来より、現実に逃避しようか」

藍子「……うん」

茜「さて!ここが女子寮です!」

未央「いや、知ってるよ?来たことあるし」

茜「そうですか!なら私の部屋にさっそく行きましょう!」

藍子「茜ちゃんの部屋って何だか想像つかないです」

茜「私の部屋ですか?」

未央「うーん。トレーニング用品がたくさんあるって感じはしないんだよねー」

茜「確かにありませんが、普通の部屋ですよ?」

未央「……普通?」

茜「はい!ここが私の部屋です!どうぞ!」


藍子「……お邪魔しまーす」

未央「お邪魔します」

茜「はい!お邪魔してください!」

藍子「……わぁー」

未央「……女の子の部屋だぁー」

茜「当たり前ですよ!?」

藍子「整理整頓もしっかりされてます」

未央「ほんとにね。意外と綺麗だけど、なんか納得した」

茜「二人とも私のことをいったい何だと……」

未央「ボンバー」

藍子「あはは……。ごめんね?」

茜「納得できませんが、まあいいでしょう!それでは荷物置いて食堂に行きましょうか!」

未央「おっ、ご飯!」

藍子「ランニングした後なので何でも美味しく食べられそうです!」


茜「その通りですよ藍子ちゃん!食堂のご飯はとても美味しいんです!」

未央「女子寮のご飯ってほんとに美味しいよねー」

藍子「未央ちゃんもここのご飯食べたことあるんですか?」

未央「あるよー。寮の子と遊ぶときとかたまにね」

藍子「そうなんですね。私も今度来てみようかな?」

未央「あんまり来すぎるとプロデューサーとか管理人さんに怒られるよ?」

茜「たまに未央ちゃんが管理人さんに怒られているのはそれが原因だったんですか!」

未央「いやー、まさか怒られるとはね……」

藍子「あはは……」

茜「さて、二人は何を食べますか!私はカレーです!」

未央「茜ちんってカレーばっか食べてない?私は唐翌揚げ定食かなー」

茜「そんなことないですよ!丼とかも大好きです!」

藍子「つまりお米が大好き何ですよね?んー、私はお魚にしますっ」


茜「はい!お米が一番好きです!それに食堂のご飯はどれも栄養が考えられているので嬉しいです!」

未央「栄養ねー。でもカレーとかばっかだも意味なくない?」

茜「うぐっ!まあ、確かにそれは言われましたが……」

藍子「もう誰かに言われてたんですね……」

茜「少しは気をつけるようにしてるんですよ?」

未央「ふーん、どんな風に?」

茜「極力違うものを食べるようにしています!」

藍子「違うもの、ですか?」

茜「そうです!聞いたことないですか?一日30品目の食事が理想だって!」

未央「知ってる知ってる!牛丼とか単品で食べない方がいいってやつでしょ?」

茜「はい!流石に30品目は難しいですが、ちょっとでも多く摂るようにしてます!」

藍子「へぇー。偉いですねー」

茜「食べることも楽しくありたいですからね!」

未央「……でも今日はカレーだけなんだ?」

茜「あっ!そこはまあ、カレーの気分だったので……!」

未央「30品目はどこへ?」

茜「それは……、まああくまで理想なので別で補えば……」

藍子「茜ちゃん……」

茜「……そ、それではいただきます!」


食後

未央「いやー、美味しかったー!」

藍子「ほんとですねー」

茜「あとはお風呂に入って、寝るだけですね!」

未央「女子寮ってさー、就寝時間とか決まってるの?」

茜「規則としてのものならありますよ!ただ仕事もあるのであまり厳しくはないです!」

藍子「小さな子もいますし、きちんとルールはあるんですね」

茜「もちろんです!夜はみんな好きなように過ごしてますが、あまり夜更かしする人もいないですしね!」

未央「茜ちんは早寝早起きが基本になってるじゃん」

茜「寝る子は育つって言いますし、睡眠は大事です!」

藍子「私もたくさん寝ますよ」

未央「あーちゃんはオフの日寝すぎなような……」

茜「確かに!私たちの中で一番寝ていますね!」

藍子「オフの日はね、少しくらいね?」

未央「まあ、あーちゃんらしいしオッケーだよ」

茜「けど!明日は早起きですよ!」


藍子「あぅ、そうでした……」

未央「何時に起きる予定?」

茜「5時です!」

未央「はやっ!?」

茜「それから軽く体を動かしてからランニング開始です!」

未央「おおう。大丈夫かな、明日……」

茜「大丈夫ですよ!休憩も好きなタイミングでとってもらって構いません!!」

未央「……んー、それなら何とか?」

茜「一緒に頑張りましょう!未央ちゃん、藍子ちゃん!……藍子ちゃん?」

藍子「………………」

未央「あーちゃんが固まった……」

茜「藍子ちゃん!大丈夫ですか!!」

藍子「……わたし」

茜「はい?」

藍子「……わたし、帰ります!」

茜「藍子ちゃん!?」

未央「あーちゃん!気持ちはすごくわかるけど!ね?いったん落ち着こ!」

藍子「いやですー!起きてもお布団から出ませんー!」

茜「藍子ちゃん!一緒に頑張りましょう?」

藍子「いーやー!」


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翌日 AM05:30

藍子「うぅー……」

茜「さっ!良い天気ですよ藍子ちゃん!」

藍子「眠いですよー……」

未央「あーちゃん、体動かせば目が覚めるからさ?」

茜「そうです!運動すれば気持ち良いですよ!」

藍子「前回それで酷い目に遭ったんです……」

未央「あははー」

茜「今回は藍子ちゃんのペースで大丈夫ですよ!好きなときに休憩してオッケーです!」

藍子「それでも二時間は長いですよー……」

未央「まあまあ。そこは妥協したラインでもあるんだからさ、頑張ろ?」

藍子「うぅー……」

茜「本当にきついときは走らなくてもいいですからね!」

藍子「……頑張ります」

茜「さて、ランニング開始です!」


3人とも走ってますよ!ボンバー!

茜「終わりです!二人ともお疲れ様でした!」

未央「茜ちんもお疲れー。……いやー、二時間走るのはきついねー」

藍子「……………」ハアハア

茜「そうですか?私は平気です!」

未央「そりゃ、これを毎日のようにやってたら規格外な体力もつくよ……」

茜「ありがとうございます!!」

未央「息一つ乱れてないもんなー。……あーちゃん、大丈夫?」

藍子「……何とか、大丈夫……です」

茜「藍子ちゃんもよく頑張りましたね!」

藍子「……うん」

茜「ゆっくりと呼吸を整えてからご飯にしましょう!」

未央「うわー。絶対ご飯美味しいよ。お腹減ったー」


茜「運動後の食事は最高ですからね!」

藍子「はあ……はあ……。ご飯に、行きましょうか」

茜「藍子ちゃん、もう大丈夫ですか?」

藍子「うん……。少しは平気、になりました」

茜「わかりました!」

未央「イエーイ!ご飯だー!」

藍子「……ご飯食べてからはどうするんですか?」

未央「そういえばそうだね。何するの?」

茜「食後ですか!そうですねー。ちょっと時間経ってから本屋に行きましょう!!」

藍子「……へ?」

未央「……本屋?」

茜「はい!」

未央「茜ちんが!?」

茜「はい!!!」


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本屋

未央「まさか茜ちんと本屋に来るなんて……」

茜「私だって本屋くらい来ますよ!」

藍子「何を買うんでしょう?小説とか、ですか?」

茜「いえ、小説は買いません!文字が多いと寝てしまうので!」

未央「なんか想像つくけど、それでよく舞台の台本覚えられるね」

茜「そこは気合いです!」

藍子「小説じゃなければ何でしょう?」

茜「それはですね、こっちですよ!」

藍子「ここは……料理本コーナー?」

未央「茜ちん料理するの?」

茜「はい!いつか必要になると思うので!」

未央「おおー。いいねいいね」

藍子「茜ちゃんの料理、美味しそうですねっ」

茜「まだ、全然作れませんけど少しずつ覚えていきたいです!」


未央「それじゃあ私も手伝うよ!」

茜「ありがとうございます!」

藍子「私も力にはなれませんけど、味見役くらいなら……」

茜「全然ありがたいです!バランスのいい料理にしたいので、色々な人に食べてもらいたいです!」

未央「バランス?」

茜「はい!栄養とか、味の濃さとか、しっかり考えたいので!」

藍子「そういえば昨日も栄養について言ってましたね」

茜「そうなんです。栄養について意識するようになってから、実際に自分で作ってみたいって思いまして」

未央「茜ちん、立派だよ!」

藍子「ほんとうにです」

茜「いえいえ!まだ何かしているというわけではないので」

未央「それでもやっぱ凄いよ!私も栄養考えた料理作らないとなー」

茜「未央ちゃんの料理だって美味しいじゃないですか!」

未央「いやいや、私が作るのってちょっと適当だから、味は良かったとしても栄養までは考えてないんだよねー」

藍子「そうなんですか?」

未央「うんうん。メインの他に適当にサラダでもつけておけばいっかーって」

茜「サラダにも色々ありますからね」


藍子「……何だか、私も料理覚えてみたくなってきました」

茜「藍子ちゃんも一緒にどうですか!」

藍子「うん。少し買っていって、お母さんに教えてもらおうかな」

未央「あーちゃんママのご飯も美味しかったからなー」

茜「やっぱり誰かに教えてもらうっていうのは大事ですね!」

未央「寮って意外と料理できる子多いよね」

茜「そうなんです!だから少しずつ教わっていくつもりです!」

未央「こういう話聞くと、茜ちんって私たちよりも歳上なんだなーって思うよね」

藍子「あっ、何だかそれわかります」

茜「どういうことですか!いつだって私の方がお姉さんなんですからね!」

未央「いやー、茜ちんって無邪気って感じだから同い年みたいな雰囲気があるんだよね」

茜「何でしょう、誉められているんですかね?」

藍子「誉めていると思いますよ?」

未央「でも、こうやって先のことしっかり考えてるの見せられると歳上なんだなーって」

茜「そんな凄いことではないと思いますが?」

未央「いやいや、それが普通にできるのが凄いんだよ。ね、あーちゃん?」

藍子「はい。普段衝動的に動いているようにみえて、しっかりと考えるところで考えられるのは凄いです」


茜「な、何だか照れますね!もうこの話は終わりにしましょう!!」

未央「こうやって照れるのも可愛くてずるいよね」

藍子「元気で可愛くて、頼りになる自慢のお姉ちゃんですっ」

未央「茜お姉ちゃーん」

茜「やっ、やめてくださいよ!これ以上はボンバーしますよ!?」

藍子「ふふっ。ボンバーされたら大変ですね」

未央「そうだね。お店の中だし迷惑かけちゃうね」

茜「……もうっ!二人ともあんまりからかわないでください!」

未央「あはは。ごめんごめん」

茜「そ、それに私だって先のこと考えて本屋に来てるわけじゃないですから!」

藍子「どういうことでしょう?」

茜「料理本のコーナーに来てるのにはもう一つ理由があるんですよ!」

未央「理由?なになに?」

茜「それはですね!……料理の写真を見て、お腹を空かせるんです!」

未央「……………」

藍子「……………」

茜「どうですか!こんな理由があるのは全然可愛くないでしょう!」

未央「子どもみたいで可愛いよ?」

茜「ボンバー!!!!!」


数時間後

茜「本屋では酷い目に遭いました」

未央「あのあと店員さん来てめっちゃ焦ったね」

藍子「騒ぎすぎちゃいましたね」

茜「二人がからかうのがいけないんです!」

未央「そうだねー。からかうなら場所を選ばないと」

茜「できればからかわないようにしてくれるとありがたいですが!」

藍子「茜ちゃんが可愛いので、つい」

茜「くっ!許してしまいそうになるくらい素敵な笑顔です!」

未央「まあまあ。もうすぐ夕方になるし、そろそろ帰ろうよ」

藍子「わー、もうそんな時間なんですか」

茜「オフの1日は早いですね!」

未央「ほんとだねー。もっと休みたーい!でもお仕事もしたーい!」

藍子「贅沢な悩みですっ」

茜「お仕事ではないですが、今日はまだやることが残ってますよ!」


未央「おっ、なになに?」

茜「それはですね!」

藍子「それは……?」

茜「ランニングです!!」

藍子「あっ……」

未央「あー……。あーちゃんの笑顔がすごい速さで曇った……」

茜「お仕事するのにも基礎は大事ですからね!」

未央「オフにまで基礎レッスンする私たちっていったい……」

藍子「なかったことにして帰っちゃ……」

茜「駄目です!さっ、あの夕陽に向かって走りましょう!」

未央「いやいや、荷物あるし!」

茜「では荷物を置いてきてからですね!」

藍子「帰りたいですよー……」

茜「では、女子寮に帰りましょう!」

未央「茜ちんは元気だなー」

茜「二人とも、早く行きますよ!ボンバー!!!」


終わりです。

三人の中で一番一日が想像つかなくて苦労しました。

走ってる以外で考えてみたら食事に行きつきました。栄養士とか似合うと思います。

寮住まいなのか通ってるのか調べましたが、茜ちんが可愛いことしかわかりませんでした。

三人がわちゃわちゃしてるのをずっと眺めていたいです。

それでは、読んでくださってありがとうございました。


書くんならメアド欄に「saga」入れといたほうがいいと思うよ

>>未央「茜ちんってカレーばっか食べてない?私は唐翌揚げ定食かなー」
ってなっちゃうし

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