ぐだお「ドクター!」 (67)

ぐだお「ドクター!」

ロマン「どうしたんだい、ぐだお君?」

ぐだお「いやさ、この前の特異点でちょっと綺麗なものがあって…それをドクターに見せたいんだ」

ロマン「え?僕に見せるもの?」

ロマン「しかも特異点で綺麗なものって…」


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マリー「待っていたわよドクター!」

モーツァルト「やれやれ、僕のスキルは本来なら加護を与えるものなんだけどね」

ロマン「え?何でこの前召喚されたマリーアントワネットとモーツァルトがいるの?」

ぐだお「マリー、モーツァルト、やって見せて!」

マリー「えぇ良いわよ!」

モーツァルト「この提案聞いた時は少し迷ったけど、良いだろう」

マリー「百合の王冠に栄光あれ!」

モーツァルト「小さな夜の曲」

ロマン「うわぁ…」

ロマン「クリスタルの馬に乗ったマリーアントワネットが空を走って、その至る所からモーツァルトのスキルで光が更に増してる…!」

ロマン「…綺麗だね」

ぐだお「でしょでしょ!マリーの宝具見た後にモーツァルトの獲得したスキル見てピンときたんだよ!」

ぐだお「どうドクター?良いでしょこれ」

ロマン「うん…!良いねこれ!」

マシュ「ドクター」

ロマン「あれ?マシュもいたのかい?」

マシュ「はい、私もさっき先輩に言われて来たんです」

マシュ「すごいですよね…光り輝く馬が走る姿は」

ロマン「うん…」

マシュ「…どうですかドクター、気分の方は?」

ロマン「え?」

マシュ「グランドオーダーが始まってからドクターはずっと張りつめた顔をしていました。私にはそれが心配で…でも私もドクターと同じように悩んでいました」

ロマン「……そうだね」

マシュ「でも先輩はああやって私たちを鼓舞してくれました」

ロマン「確かに、人類史が滅んだって悩んでいた僕も、少しは肩が軽くなった気がするよ」

マシュ「えぇ、私もです」

ロマン「…ぐだお君には感謝しないとね」

マシュ「はい、サーヴァントの皆さんにも同じよう感謝しないとですね」

サンソン「マスター、ここにマリーがいると聞いたのだが…」

モーツァルト「げ」

サンソン「…アマデウス、マリーと何をやっているんだ」

モーツァルト(面倒なのが来ちゃったな~)

デオン「どうしたんだ、マリーはここに…」

デオン「…これは」


マルタ「何やら騒がしいですね、どうしましたかデオン…これは…」

マルタ「とても綺麗ですね…」

ヴラド「…美しい」

アタランテ「ほう、これは良いな」

ジークフリート「素晴らしいな」

ゲオルギウス「良いですね、記念に皆さんで写真でも撮りますか」

ジル(剣)「ジャンヌ見てください、女王が何やら素敵な催しをしております」

ジャンヌ「えぇ、本当に素敵です!」

ジル(術)「フランスには憎しみしかありませんが、ジャンヌが喜ぶのなら私はそれを尊重しましょう。今だけは」

清姫「あらあら、安珍様ってば面白いことをお考えですこと」

エリザベート「何ここ?ライブ会場かしら!歌っても良いのよね!!」

カーミラ「やめて!」

カルデア職員「おぉ?なんか面白そうなことやってますね!」

カルデア職員2「うわぉ…すごい面子ですね…さすが最後のマスター」

マリー「あらあら、みんなここに来ちゃったわねー」

マリー「でも私はみんなの想いだけ輝くの!ヴィヴ・ラ・フランス!」

モーツァルト「ふふ、マリーがそう言うのなら僕ももう少し頑張ろうかな」

デオン「私も手伝うよ、僕の宝具の演出を持ってさらに王家の誇らしさを皆に知らしめたいからね」

サンソン「…ック!自身の華のなさに絶望しそうだ」


ロマン「み、みんな来ちゃったね…」

ダヴィンチ「私を忘れてないかね?」

ロマン「ダヴィンチちゃんも!?ほとんど来ちゃったじゃないか!」

マシュ「広い場所で行なっていたのが…一瞬で窮屈に変わりましたね…」


マシュ「それでも、私は楽しいです!」

マシュ「でしょ?ドクター?」

ロマン「……あぁ!」

ダヴィンチ「ほらほら!こう盛り上がっているのなら少しでも士気を上げていこうじゃないか」

ロマン「え、でもこれって僕とマシュに見せるものだったんだけどなー」

ロマン「でも良いか、みんなが楽しんでいるし!」

1です
すみません
2章のキャラたちを使って何をしようか考えているのですが思い浮かびません
アイディア募集します。

1です
怒りのデスセプテムで行こうと思います
内容はアレとは違いますがノリで行きます

怒りのデスセプテム書いたんですが、怖くなったので…
平凡に行きます

ぐだお「ドクター!また前の特異点で見つけたものがあるから見て!」

ロマン「あははは、今度も宝具の演出かな?」

ぐだお「当たってるけどちょっと違うかな?」

ロマン「ん?」


ロマン「えーと、ぐだお君?」

ぐだお「はい、なんでしょうか?」

ロマン「これは一体…何かな」


ぐだお「ネロの黄金の劇場です」

ロマン「部屋の中を異空化しないでほしいな!?」


ぐだお「世界に上書きしているので別に問題はないかと」

ロマン「いや色々と問題はあるだろうけど…今現状は無いからいいよ」

ネロ「おぉ、奏者よ!ようやく連れて来たか!」

ぐだお「うん、これで全員集まったしオーケーだよ」

ネロ「そうか!ならば始めるとしようか!」

ネロ「この余の歌唱祭を!」

※ここのぐだ達はネロの音痴知らないという事で



ぐだお「どうやらネロは歌が上手いみたいだから、この宝具内で歌って貰うんだ!」

ロマン「えぇ!!えーと、あのネロ皇帝の歌が聞けるのかい?」

ぐだお「そうだよ!」

ロマン「そうなんだ…いやーなんか嬉しいなー!」

マシュ「ドクター、ここに席がありますのでここで座って鑑賞しましょう」

ダヴィンチ「ほら早く座りたまえロマ二」

ロマン「あ、マシュにダヴィンチちゃん!2人も呼ばれたのかい?」

マシュ「はい、セプテムでは色々あって聴けなかったので、今回初めてネロさんの歌声を聞けるんです」

ダヴィンチ「私と同じ天才の彼女の歌声は非常に興味あるね。一体どんな美声が聴けるか」

ロマン「そっか、なんだか僕もワクワクするね!」

そもそも赤ネロはぐだに奏者と1回も言ってない
ネロの奏者はザビだけだから

>>21
しまった!
ネロのこと勘違いしてた!!

ロムルス「ふむ…我が子ネロの歌が聞けるとはな…このローマも楽しみである」

カリギュラ「ネロォォォォォォォォ!!」

カエサル「ふむ、ネロの歌が聴けるのもこの身ならではか、楽しみであるな」

ロマン「他のローマ皇帝も来ているんだ…」

ロマン「そう言えば、他のみんなは来ていないのかい?」

マシュ「はい、今日はまだ練習ということなので、カルデアで本調子が出たらすぐに皆さんを呼ぶそうです」

ダヴィンチ「つまり予行練習というやつさ、私も先に試作などで試すからね。本番で失敗しないためさ」

ロマン「そこで僕らか…なるほど、確かに僕らだったら気安く出来るかもね」


ぐだお「ネロの方準備オッケーだよ!」

ネロ「うむ、では聴くがよい!」

ネロ「我が歌を!」

~~♪"(ネロの歌声)

ロマン(こ、これは…!)

マシュ(なんと言いますか…綺麗な水が濁流になるような…)

ダヴィンチ(うん、音痴だね)

ぐだお(あ、ドクター達の顔が微妙な表情に…というか苦しそう)

ぐだお(これは…ちょっと厳しい…)

ぐだお(ろ、ローマのみんなは…)

ロムルス「うむ…素晴らしい…流石は我が子よ」

カリギュラ「ネロォォォォォォォォ!!!!」

カエサル「……」

ぐだお(カエサル以外は嬉しそうだ…)


ネロ「……うむ」

ネロ「如何であったかマスターよ!余の歌声は!」

ぐだお「あ、えーと…」

ぐだお「とても個性的で…良かったよ」

ネロ「うむ!そうか、そんなに良かったか!」

ロムルス「おぉネロよ、お前の歌はこのローマの魂を打ち震わせた。誠に良き歌声であった」

ネロ「し、神祖殿!その言葉だけで身に余る光栄です!」

カリギュラ「あぁ…我が愛しきネロよ、お前の歌は余の心を満たしてくれた。なんとも素晴らしき歌声だったか…」

ネロ「伯父上!狂気が解けて…!」

カリギュラ「うおぉぉぉぉぉぉ!!ネロォォォォォォォォ!!」

ネロ「…ありがとうございます伯父上」


マシュ「お二人と同じように…良い歌だったと思います」

ロマン「えーと…ネロ皇帝、僕も良い歌だったと思いますよ」

ダヴィンチ「皆と同じ」

ネロ「おぉそうか!神祖殿達もそうではあるがこれは余の感謝を込めた歌だったのだ!」

ネロ「日頃の労いとあの時代を直してくれた事に対する恩が返せて余は嬉しい!」

ロマン「え、そうだったんですか?」

ぐだお「いやー、ネロがここに来てからみんなに感謝を言いたいって言っててさ、あの時代で敵味方だった者を呼んでやろうって事になってて」

ぐだお「今回は練習って事で最初に皇帝達に見てもらいたかったんだって、ロムルス達の威光に怯えないためにって」

ネロ「う、うむ…少し恥ずかしいが、そうだな」

ロムルス「そうか…」

カリギュラ「……ネロ」

カエサル「……うむ」

マシュ「ネロさんは勇気を振り絞って先代の皇帝を呼んだんですね…」

ダヴィンチ「あぁ、練習とはいえ先代を集めて自身の才を見せるのは普通なら難しいだろう」

マシュ「…すごいです、私にはそれがとても尊いものに思えます」

マシュ「この前の戦いでもそうでしたが、彼女は目の前の脅威や壁に立ち向かう強い心を持っています」

マシュ「きっとこれも彼女にとっての試練だったのでしょうか…」

ロマン「なんだか歌唱祭のリハーサルから少し重くなったね」


ロムルス「ネロよ、我が子よ、お前は良きローマ皇帝だ。それはこの私が保障しよう」

ネロ「し、神祖殿…!」

ロムルス「先代のローマ皇帝を前に勇気を奮い立たせたその勇姿、その歌声、そこにはこのマスターと他の者達への感謝の念があった。それを理解した上でお前を讃えよう」

ロムルス「よく我々を倒し、ローマを救った。お前こそローマだ」

カリギュラ「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!ネロォォォォォォォォ!!」

カエサル「美しき声と美しき容姿、そして美しき精神力、私もそれには感服した。神祖様と同じくお前を讃えるぞ」

ネロ「せ、先代達……!」

ネロ「……余はその言葉だけで満足です」

ぐだお「…良かった」

マシュ「えぇ…」

ロマン「…彼女は先代との溝を縮められたんだね。ちょっと感動するね」

ダヴィンチ「これもローマ故かな」

ネロ「…うむ、余は嬉しい!」

ネロ「マスターよ!この度の催しを企画してくれて感謝するぞ!」

ぐだお「え、いやー照れるな」

ネロ「ではさっそく本番と行くぞ!」

ぐだお「あ、ちょっと待ってネロ、今日はここまでにしたほうがいいんじゃないかなぁ?歌唱祭はまた今度って事で…」

ネロ「なにを言うかマスター!今の余は先代達の後押しで自信も英気もついておるのだぞ!皆を呼ばずしてどうすると言うのだ!」

マシュ「いえいえ、それは少しまずいと言いますか…えーと」

ネロ「なんだマシュよ、はっきり言わぬか」

マシュ「えーと…」

マシュ(まずいです!今の会話と雰囲気で今更「音痴ですからやめた方がいいですよ」なんて言えません!)

カエサル「ネロよ、お前は美しい」

マシュ「!」

ネロ「う、うむ、カエサル殿急にどうしたのだ?」

カエサル「いやなに、お前の美しさはまさにローマの財宝だ。なればその声も歌もローマの至宝だと私は思う」

カエサル「その宝を、今神祖様に見せた。それはローマの宝であり、無闇矢鱈に広めるべきではない。そして、この場に居てそれを聴いた我らのマスターの宝にもなった」

カエサル「となれば、今はマスターの言う通りにした方がいいのではないか?」

ネロ「!!…確かに、神祖殿に褒められたせいで自惚れてしまっていたか…」

ネロ「神祖殿は悪くはないが…余もサーヴァントだ、マスターの命令も聞かぬといけぬな」

ぐだお「え、あぁ…うん、今日はこの辺にしてまた今度催しやろうか、その時にここで得た勇気とさらに磨き上げた歌…宝をみんなに聞かせよう!」

ネロ「うむ、少し残念だが仕方ない」

ぐだお(ナイスだカエサル!)

マシュ(ちょっと無理がある提案でしたが、すんなりと受け入れてくれました!)

ネロ「しかし、もう手配してしまったのだがな…どうすれば良いか」

ぐだお「え?」

バン!

エリザベート「セイバー!あなたと私の歌唱祭にみんな連れてきたわよー!」


荊軻「ほぉ…これがあの王の宝具か…」

ブーディカ「私はちょっと乗り気じゃないけど、呼ばれたからね」

スパルタクス「フハハハハハ!!ここが闘技場か!腕がなる!」

ダレイオス「グォォォ…」

呂布「ーーーー!!」

レオニダス「闘技場はここですかな!?」

アレキサンダー「へー劇場を作る宝具ってすごいね。固有結界をここまで広げられるとは」

エルメロイ「なに、貴方もここまでの宝具を持つようになる」

アレキサンダー「あはは、いつかの僕もこれと同じような夢を形にできるんだね」

エルメロイ「…あぁ、そうだ」

タマモキャット「ほうほうほうほう、なにやら面白おかしい面子が集まったなワン!これはまさか一騎当千の殺し合いの始まりか!!」

タマモキャット「ならば腕が鳴るゾ!おいそこの小さい少女、いっちょ殺し合いしようか!」

ステンノ「違うみたいよ、それにしても小綺麗な場所ね」

アルテラ「これは…良い文明なのか?」

ステンノ「…あらら、なんだか神性が多く集まったわね」


ぐだお「わぁ…他にも職員の人たちや他のサーヴァントまで来てるよ!」

エリザベート「どうマスター!これだけ呼べば盛り上がるかしら?」

ぐだお「え、いや今少し…ちょっと…」

ぐだお「歌唱祭を違う日に改めようって話をしてたんだけど…」

エリザベート「えぇ何よそれ!?それだと私やセイバーの顔に泥がついちゃうわよ!」

ぐだお「う、う~ん」

ネロ「…やはりダメかマスター?」

ぐだお「えーと…」

ロムルス「……」

カリギュラ「…断れば…[ピーーー]…ぞ…」

カエサル「…はぁ」


ぐだお「しょうがない…やろうか、歌唱祭!!」

ネロ「おぉぉ!!」

エリザベート「やったわー!!」

ロマン「あー、ぐだお君ってば決行しちゃったね…」

ダヴィンチ「…良ければ理性が無いバーサーカー以外の者に少しだけ細工するが良いかな」

ロマン「うん、お願いダ・ヴィンチちゃん」

ぐだお「そ、それじゃまずはみんなを座らせようか…」

ネロ「うむ!では余達は裏で控えておるから準備が終わったら始めるぞ!」

エリザベート「みんなを座らせたら呼んでちょうだいね!」

ぐだお「はーい」

エリザベート「セイバー、どちらが歌の王女か勝負といきましょう!」

ネロ「望むところよ!」

ぐだ「……」

ロムルス「…どうしたマスターよ、皆を配置させよ」

ぐだお「え、あっはい!!」

カリギュラ「うぅぅ…!」

マシュ「先輩、ローマ皇帝2人に怯えてしまってますね」

ロマン「彼女とは違って、彼はどうやってあの威厳なる2人を超えられるかな…」


ロマン「…あの二人以上、彼ら以上に怖い存在もいるんだしね」

マシュ「ドクター?」

ロマン「あ、ううん!なんでもないよ!」

ロマン「さて、僕らも頑張るか!」

マシュ「はい!」

続きは明日の夕方書きます

すいません
今日じゃなくて明日で

ロマン「うーん…今日も疲れたな」

ロマン「…うわ、もうこんな時間か。今日はここまでにして続きは明日にしないと」

コンコン

ロマン「ん…誰だい?」

ぐだお「ドクターまだ起きてた?」

ロマン「ぐだお君…!どうしてこんな夜更けに僕の部屋に来たんだい?」

ぐだお「えぇ…ドクターも疲れているかなって思って…みんなで料理を作ってみたんだ」

ロマン「料理を作る…もしかして夜食かい?」

ぐだお「はい、今回新しく来てくれたサーヴァント達と一緒に作ったんです」

ぐだお「でも、俺こういうのあんまりやらなくて…上手くできなかったけど、いつも頑張ってくれているドクターの為に作ったんです」

ロマン「ぐだお君…」

ぐだお「夜更けに訪ねたのは悪いと思ってますが、寝る前に少しどうです?」

ロマン「うん!ありがたく頂くよ!」

ヘクトール「お、ようやく連れて来たかマスター」

ダビデ「随分早いね」

黒ひげ「早く食べるでござるよ!」

ロマン「え、この3人が作ってくれたのかい?」

ぐだお「うん、少し先生に手伝ってもらったけど」

ロマン「先生?」

料理で悩む…
夜食って焼うどんやおかゆが定番だけど、この場合は洋風の料理を出したほうがいいですか?

メディリリ「お待ちしておりましたDr.ロマン」

ロマン「女王メディア!!ぐだお君、リリィが先生なのかい!」

ぐだお「えぇ、4人で作る料理だとなんか不安だからってダビデが言って、急遽リリィに手伝ってもらいました」

メディリリ「はい、ダビデさんの提案で嫌々でしたが、マスターからお願いされたのでこんな時間ではありますがお力添えさせて頂きます」

ロマン「そ、そうなんだ…」

ダビデ「ん?何でそんな目で僕を見るのかな?」

ロマン「い、いえいえ!そんな目なんてしてませんよ!」

ダビデ「あはははは!そう畏まらなくて良いよロマ二」

ロマン「は、はぁ…」


ダビデ「さて、説明も済んだ事だ。早く夜食を彼に食べさせようか」

ぐだお「そうだね、それじゃリリィ監修の元で4人で作った料理」

ぐだお「名付けて『野郎のペペロンチーノ』!!」

ロマン「ペペロンチーノかい!?」

ロマン「ペペロンチーノなんて…どうしてこのメンバーでこのチョイスなんだい?」

ぐだお「簡単だって聞いたから」

ヘクトール「力が付くもんで簡単なもんだし、だからオジサンはこれで良いかなって」

黒ひげ「マスターと同じく」

ダビデ「ペペロンチーノならにんにくで味を出すだけだし簡単だと思ってね」

メディリリ「お夜食に適しているかなと思って」

ロマン「全員あまり深い意味はないんだね…」

ロマン「でも嬉しいな、僕は夜食はいつもカップ麺とかパンだったけど、ここまで豪勢なのは初めてかもしれない」

ぐだお「そう言っていただけると作った甲斐があります」

ヘクトール「あぁ、ドクターが美味しそうに頬張ってると何だかオジサンも少し食べたくなってきたな」

ダビデ「うん、僕も食べたくなったし僕らも食べようか」

黒ひげ「拙者もいただこうかな!」

ぐだお「あ、俺のも用意して!」

メディリリ「はいはい、今盛り付けますので待ってて下さいね」

ロマン(…サーヴァントは食べ物食べなくても良いのに食べるのか)

ロマン(それにしても…)

ヘクトール「おーいマスター、この皿使わないからしまうけどどこに置いてあったやつか分かるか?」

ぐだお「それはあっちの棚にあったやつ」

ヘクトール「へーい」

ダビデ「あー僕はそれぐらいで良いよ」

メディリリィ「はい」

黒ひげ「ぐふふ、ここは盛り付けたパスタに「美味しくなーれ」と愛情を入れて美味しさのスパイスを増してもらえれば嬉しいのですが」

メディリリィ「え?うーんと…ごめんなさい、そういうのよく分からないのでやりません」

黒ひげ「そこを何とか!!お願いします!!」

ぐだお「やめなよ黒ひげ、リリィ嫌がってるだろ…」

黒ひげ「ぐすん…」

メディリリィ「ティーチさん、どこか痛いんですか?」

黒ひげ「…心が痛いですが…あとで膝枕してくれたら治るかも」

ぐだお「こいつ…!!」

ヘクトール「はぁ…旦那も諦めないねぇ」

ダビデ「面白いね彼」

ロマン「…」

ロマン(…ぐだお君、君はここにいる4人のうちこの間まで敵対していた3人と打ち解けてる)

ロマン(普通なら命を狙った相手とここまで打ち解けられるはずがない…たとえ、黒幕に操られていて仕方なく手伝わされていた彼らを…)

ロマン「…すごいな」

ぐだお「ん?どうかしたんですかドクター?」

ロマン「あ……いや、なんでもないよ!!」

ロマン「それよりもほら、みんなも早く食べて休息とらないと!」


ぐだお「確かに…午前中はずっとレオニダスと一緒に訓練して疲れましたね…」

ヘクトール「あーアレはおじさんも疲れたわ」

ダビデ「僕は今日は休みだったからずっと竪琴を弾いてたね」

黒ひげ「拙者も自室でフィギュア作りをしていたので疲れてませんぞ」

メディリリィ「私はみなさんの傷を癒してたので魔翌力消費による疲労はありますね」

ロマン「ほら一部例外がいるけど、明日に備えて早く休息を取らないと!」

ぐだお「そうですね!よっしゃ味わいながら早く食べるぞー!」

メディリリィ「では私は道具の片付けをしておきますね」

ヘクトール「おじさんもあとで手伝うぜー」

ダビデ「僕も手伝うよ」

メディリリィ「お二人ともありがとうございます!食べ終わったらお願いしますね」

黒ひげ「拙者は今日は夜更かししてフィギュア製作の続きをするのでゆっくりと…」

アタランテ「おい、汝は明日修練に強制参加させられているぞ」

黒ひげ「えぇーマジでござるか!!?」

黒ひげ「…ってアタランテ殿!?な、何でここにいるんですか!?」

アタランテ「あ、あぁすまない…夜の見回りをしていたら良い匂いがしたので足が勝手にな」


ぐだお「あー見回りご苦労様……よかったら食べる?」

アタランテ「頂こうか」グー

アステリオス「う…ここ、いいにおいする…」

エウリュアレ「ちょっとアステリオス、この匂いの何処がいいのよ…私には不快で仕方ないわ」

アステリオス「う…ごめん、えうりゅあれ、でもこれ…おれはすきだ!」

エウリュアレ「…良いわよ、貴方が好きなら少しは付き合ってあげても」

ダビデ「やぁやぁお二人さん、女神エウリュアレとアステリオスがこんな夜更けに歩いてどうしたんだい?」

アステリオス「う…すこしねつけなくて…さんぽしてた」

エウリュアレ「私は仕方なくよ、えぇ仕方なく」

ダビデ「あはははは、そうかい。アステリオスの肩に乗って散歩に付き合う女神とは良いものが見れたよ!」

エウリュアレ「はぁ!?何言ってんのよあなた!!」

ダビデ「まぁまぁ」

エウリュアレ「~~~!!!」

メディリリィ「…どうやら他にも来ますね」

エイリーク「ウガガガガガ!!イイニオイ!!」

ヘラクレス「ーーーーー!!!」

ロマン「何でバーサーカーが2人一気に来るんだい!?」

メディリリィ「匂いに引き寄せられたんでしょうか…そうなると他のサーヴァントも来そうですが」

ン「あら、私たちの酒に合う良い匂いのするつまみはここかしら?」

メアリー「うわ、なんかすっごい賑やかになってるよ」


アルテミス「ダーリン見て見て!あそこすっごい賑わってる!!」

オリオン「ちょっと探検してただけで良いもの見つけられたな」

アルテミス「さっすがダーリン!嗅覚が鋭くて惚れ直しちゃう!!」

オリオン「あぁサンキュー…にしても結構揃ってるな」

オリオン「ってうわ何あのお姉ちゃん!?バニーとかやべー!!しかも隣のおっぱいとかデカすぎ!!」

オリオン「って口からつい本音が!!」

アルテミス「ダーリン?」

オリオン「あっやべ、いつもの展開だこれ」

アルテミス「お し お き ね ?」

オリオン「ヒッ!だ、ダレカタスケテー!!!」

ロマン「…あー、何だかほとんどのサーヴァントが来ちゃったね」

ぐだお「匂いで引き寄せるとは…ペペロンチーノ恐るべし…!!」

ロマン「あはは、何だか彼らだけで宴会開きそうなテンションだねこれ」

ぐだお「本当ですね、まぁ俺は彼らに最後まで付き合ってますから後のことは任せてもらっても大丈夫ですよ」

ロマン「本当に大丈夫なのかい?夜食作ってもらったし僕も付き合うけど」

ぐだお「いいえ、ドクターは毎日みんなの為に頑張っているので今日は十分に休息をとってもらえたら俺嬉しいです」

ロマン「ぐだお君……」

ぐだお「ほらほらドクター、食べ終わったら早く自室で休んでくださいよ!」

ロマン「あぁ…本当にありがとうぐだお君!」


ロマン「それじゃ僕は部屋に戻るね、夜遅いからあまり騒ぎすぎないように」

ぐだお「はーい、おやすみなさいドクター」

ダビデ「あ、行く前にいいかなドクター」

ロマン「え、どっどうかされましたかダビデ王?」

ダビデ「オケアノスの時君はソロモンのファンだって言ってくれたよね?」

ロマン「…はい、自分はソロモンが好きです」

ダビデ「そっか、それは僕も嬉しいな」

ロマン「え」

ダビデ「息子を好きと言ってくれる人を僕は結構見て来たけど、あんなにあいつの召喚術や魔神なんかに良いイメージを持ってくれる人は初めてだったんだよ」

ダビデ「ま、あいつはファンの存在には喜ばないだろうけど…それでもあそこまで好きと言われたら親である僕も何というか誇らしくてね」

ロマン「…そうだったんですか」

ダビデ「うん、それだけ。今回の夜食作りもあの時のお礼と息子に対する感謝を表現するにはふさわしいと思ってね」

ロマン「勿体無いお言葉、感謝いたしますダビデ王」

ダビデ「そんなかしこまらないでくれ。では、引き止めて悪かったね、それじゃおやすみドクターロマン」

ロマン「はい、おやすみなさい」

ロマン「…」


マシュ「先輩、昨夜はサーヴァントの殆どが宴会を開いていたそうですが」

ぐだお「…いやね、まさか朝まで彼らに付き合わされるとは思っても見なかったよ」

マシュ「そうだったんですか!?大変ですね…」

ぐだお「でも……ハハ!ドクターに夜食を作ってあげられて満足だよ」

マシュ「夜食…ですか?……先輩、私も今度夜食というものを体験してみたいです」

ぐだお「オッケー…今度は女性サーヴァントを連れて行こうかな」

三章これで終わりです
頑張ります

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