しんのすけ「オラのパトローナスだゾ」 (186)

アズカバン 

コーネリウス・ファッジはアズカバンの視察に来ていた。
とは言っても所詮お役所仕事、ファッジは右手に持った預言者新聞以外にはまるで注意を向けていない。

ファッジ「アーサーの一家がガリオンくじ当選でエジプト旅行ねぇ いいご身分だ!」

そんな呑気なファッジに囚人から声がかかる。

???「その新聞、こっちによこしてくれ・・・」

男の目は殆ど生気を失っているように見えた。

ファッジ「ディメンターの影響下で新聞に興味を持つとは・・・まぁ良いだろう」ポイ

男は投げ入れられた新聞を確認する。すると、男の目に憎悪の炎が燃え上がる。

???「見つけたぞ この裏切り者!」

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夏休みのとある日 夕食前 野原家

その日の野原家は、ごちそうだった。

みさえ「しんちゃんも居ることだし、ステーキ肉、奮発しちゃった!」

しんのすけ「母ちゃんふともも~~」

ひろし「それをいうなら、太っ腹だろ! 去年は俺に何も言わず、行っちまいやがって」ジョリジョリ

しんのすけ「父ちゃん、おヒゲが痛いゾ!」

ひまわり「お兄ちゃん、何か呪文使ってみせてよ・・・」

しんのすけ「もう、ひまったら学校の外では呪文使えないって言ってるでしょ!」

ひまわり「流石、妖怪ケチケチオババの息子」

しんのすけ「なんだと~~ そっちこそズンドーウーマンの娘の癖に!」

ゴチン! ゴチン!

みさえ「あんたらは、私に触れなきゃ悪口が言えんのかい!」

しんのすけ「懐かしいゾ この痛み・・・」

ひろし「何バカな事言ってんだよ・・・さ、食おうぜ!」

空港

しんのすけ「今年は風間くんと一緒に行くし、見送りはここまででいいゾ」

風間くん「おばさん、僕がついてますから大丈夫ですよ。」

みさえ「ありがとう、風間くん。」

ひろし「汽車まで見送りさせてくれてもいいじゃないか。水臭い」

しんのすけ「父ちゃんの足の方が臭いゾ」

ひろし「全く、元気でやれよ」

ひまわり「お兄ちゃん、風間くんまたね!」

こうして、しんのすけと風間くんは飛行機に乗り込んでいった。


機内

アナウンス「イギリスに滞在されるお客様にお知らせいたします。」

アナウンス「現在、イギリスでは大量殺人犯シリウス・ブラックが刑務所を脱獄し、逃亡しております。」

アナウンス「みなさまの、安全のため十分な警戒をお願いします。」

風間くん「なんだか、物騒だね・・・」

しんのすけ「ま、オラ達は学校に居るんだし安全でしょ!」

風間くん「この二年、殺人犯よりもっと危険な目にあっといて、よく言うよ・・・」

しんのすけ「それより、二人で海外なんて、新婚旅行みたいだね///」

しんのすけ「風間くん、着いたらどうする? 漏れ鍋で、休憩でもする?」

近くの乗客「最近のガキは進んでるなぁ」

風間くん「誤解です!!」

ロンドン市内 夜

風間くん「全く、お前のせいで、おかしな目で見られちゃったじゃないか!」

しんのすけ「オラのせいで、オカシクなっちゃったなんて// オラの魅力にもこまったものですなぁ//」

風間くん「困ったものなのは、お前の頭だよ!」

風間くん「それで、漏れ鍋までどうやって行く?」

しんのすけ「ヘイ、タクシー。自分は私」

バーン!

しんのすけが手を挙げると、目の前に3階だてのバスが現れた。

風間くん「お前なにしたんだよーー!」

しんのすけ「別にオラは、何も・・・」

その時バスから一人の青年が顔を見せる

スタン「こちらは、魔法使い・魔女専用のお助けバス 夜の騎士(ナイト)バス お二人さん乗るの?乗らないの?」


バス車内 大勢の魔法使い達が眠って目的地への到着を待っている

スタン「それにしても、こんな夜中に子供だけで出歩くなんて、今ロンドンを殺人鬼がうろついてるの知らね~か?」

風間くん「それって、マグルの殺人犯ですよね・・・?」

すると、スタンは腹を抱えて笑い出した。ついでにしんのすけも・・・

スタン「聞いたか!? アニー? シリウス・ブラックがマグルだって・・・」ゼイゼイ

しんのすけ「風間くんったら、冗談キツイゾ!」ゲラゲラ

風間くん「なんで、お前まで笑ってるんだよ・・・ってことはそのブラックって・・・」

スタンが風間くんに新聞を手渡す

スタン「ほれ、見てみろ・・・12人のマグルと一人の魔法使いピーター・ぺティグリュー そいつらを纏めて一つの呪文でやっちまいやがったのよ!」

風間くん「それに、アズカバンを脱獄って・・・どうやって?」

スタン「それが問題なんじゃねえか。それにやつはあの人のもっとも忠実な配下の一人だった・・・」

しんのすけ「あの人?」

スタン「お前、あの人まで知らないって言うんじゃねえだろうな!?」

風間くん「例のあの人だよ!」

しんのすけ「ああ! ヴォルデモートね!」

熟睡していた魔法使い達は飛び起きた!

そして、バスは漏れ鍋に到着した。

スタン「またのご利用お待ちしてま~す!」

しんのすけ「じゃ!」

二人が漏れ鍋に入ると、懐かしい声だ聞こえてきた。

ロン「その猫をスキャバーズに近づけるな!」

ハーマイオニー「別にクルックシャンクスは、そんな溝鼠食べたりしないわよ!」

ロン「溝鼠!? そっちこそ毛の生えた豚じゃないか!」

しんのすけ「いや~ 相変わらず仲がよろしいですなぁ~」

風間くん「これのどこが仲良く見えるんだよ。 やあ、二人とも久しぶり!」

ハーマイオニー「二人とも聞いてロンったら!」

ロン「いや、僕の話を聞いて!」

こうして、しんのすけと風間くんは、到着するや否や二人のペット論争の仲裁をする羽目になってしまった。

風間くん「まぁ、ペットの事で熱くなって、喧嘩するのは良くないよ。」

しんのすけ「風間くんは、ペットを飼ってないから、そんな適当な事が言えるんだゾ」

こうして仲裁は難航を極めたが、ウィーズリー夫妻の登場で一段落を迎えた。


アーサー「やぁ、しんのすけくん。それに君は・・・風間くんだね。ロンから話は聞いてるよ。」

風間くん「初めまして、風間トオルです。」

しんのすけ「ロンがいつもお世話になってます。」

アーサー「それは私のセリフなんだがね・・・二人ともジニーを救ってくれてありがとう!」

モリー「なんてお礼を言ったらいいか!」

しんのすけ「どいたまして!」

アーサー「あぁ、丁度いい、ハーマイオニーも・・・実は君達に警告しておきたいことがあってね。」

モリー「アーサー! 怖がらせるだけですよ!」

アーサー「いや、この子達は森に勝手に入ったりしているんだ。今年だけはそんな事が無い様にしなくては・・・」

アーサーは人気の無いところに、しんのすけ達を誘導する。

しんのすけ「こんな所に連れ込んで・・・オラになにを///」

アーサー「相変わらず愉快な子だ。・・・いいかい? 今世間を騒がせてる脱獄犯の事は知っているね。」

風間くん「シリウス・ブラック!」

アーサー「ああ、そうだ。奴が何故脱獄したか分かるかね?」

しんのすけ「ムショのごはんに飽きたから?」

アーサー「そんな理由だったら、どれだけ良かったか・・・アズカバンの看守が言うには・・・」

アーサー「脱獄前のブラックは『あいつはホグワーツにいる!』とうわ言を言っていたらしい。」

ハーマイオニー「それって・・・」

ロン「ホグワーツにいる、誰かを狙ってるって事?」

アーサー「そういう事だ。お願いだ、今年一年は校則を守り、自分たちの安全を最優先してくれ!」

しんのすけ「今年だけだよ?」

ハーマイオニー「先が思いやられるわね・・・」

ホグワーツ特急内

風間くん「どこのコンパートメントも一杯だね・・・」

ハーマイオニー「あそこ、一人しか居ないわ、入れてもらいましょう」

ロン「まだ出発したばかりなのに、もう寝ちゃってるよ」

しんのすけ「この人、誰だろ?もしかしてブラック?」

風間くん「おまえ、ブラックの顔写真みたことあるだろ・・・」

しんのすけ「去年オラ達がしたみたいに、ジュースで変身してるかも知れないゾ!」

ハーマイオニー「それはありえなくはないわね!あと、ジュースじゃなくて、ポリジュース薬よ!」

風間くん「でも、このカバンにR・J・ルーピンって書いてあるよ・・・」

ロン「この人がもし、ブラックなら汽車の中で寝たりしないはずさ」

しんのすけ「じゃ、そゆことで~」

結局4人は、このコンパートメントに座ることにした。



風間くん「それにしても、シリウス・ブラックが脱獄するまでは、脱獄者0だなんて凄いね、アズカバンって・・」

ハーマイオニー「当然よ! あのディメンターが守っているんですもの!」

しんのすけ「痔メンター?」

ロン「ディメンターさ。おっかない連中だよ。パパが一度アズカバンに行った時は、帰ってきた時にはボロボロになってたよ。」

しんのすけ「ロンのお父さん、何したの!?」

ロン「捕まったわけじゃないよ!」

風間くん「それで、そのディメンターって一体なんなのさ?」

ガコン! その時、汽車が大きく揺れる。

風間くん「どうしたんだろ? 故障かな?」

ガコン!

ロン「何かが、汽車に乗り込んで・・・」

ハーマイオニー「それになんだか・・・寒くなってきたわ・・」

しんのすけ「なんか、近くにオカマさんが居るみたい・・・」ぞわ・・ぞわ・・

そのとき、コンパートメントのドアがひとりでに開く。
そして姿を見せたのは、フードをすっぽり被った巨大な影だった。
四人は、その生き物が呼吸をするたび周囲の温度が急激にさがるように感じた。

風間くん「さ、さむい・・・」

しんのすけ「オラが暖めてあげようか?」

そのとき、その生き物はしんのすけの方に顔に当たる部分を向けると深く息を吸い込む。

しんのすけ「あれ?・・・オラ・・・」

ハーマイオニー「大変!なんとかしないと・・・」

その時!さっきまで眠っていた筈の男が杖を取り出し、生き物に白い靄のような者を放った!
生き物がその靄を避けて退くのを見ると、しんのすけの意識も闇に包まれるのであった・・・





しばらくして、しんのすけが目をさますと、心配そうな顔が4つ、彼を覗き込んでいた

しんのすけ「みんな、いくらオラがイエメンだからって見つめすぎだゾ//」

風間くん「それを言うなら、イケメンだろ・・・」

ハーマイオニー「べっ、別に私は心配なんてしてないんだから!」

ロン「一番取り乱してた癖によく言うよ。」

ハーマイオニー「だまりなさい! ロナルド・ウィーズリー」

ルーピン「大丈夫そうだね。さっ、これでも食べて! 元気が出るよ。」

ルーピンは板チョコを取り出すと5つに割り、しんのすけ達に配った。

ルーピン「私は少し車掌と話をしてくるから、これで失礼するよ」

ロン「服装はあれだけど、カッコいい先生だね!」

風間くん「服装はあれって・・・失礼な事言うなよ・・・」

ハーマイオニー「それにしても、ディメンターってあんなに恐ろしいものだったなんて・・・」

しんのすけ「・・・・」

汽車を降りてもまだ、しんのすけは黙りこくって居た。

風間くん「しんのすけ・・・具合でも悪いのか?」

ハーマイオニー「まさか、さっきの後遺症?」

ロン「どうしよう、医務室に連れて行く?」

しんのすけ「・・・さっきのチョコとチョコビどっちがおいしいかなぁ?」

ズコー

風間くん「相変わらず、羨ましい位マイペースだな・・・」

その時、奴が現れる!

マルフォイ「汽車で気絶したってのは、フォン当か?野原?」

風間くん「それにしても、人の組み分けをみるのは始めてだから、僕、楽しみだよ。」

マルフォイ「ちょっ! ナチュラルに無視するなフォイ!」

ロン「それに、去年はご馳走も逃したしね!」

ハーマイオニー「3人は去年の分も食べないとね!」

しんのすけ「素敵なステーキキドニーパイ♪」

マルフォイ「ちょ、話はまだ・・・行っちゃったフォイ・・・」

クラップとゴイルが慰めるようにマルフォイの肩に手を乗せる。

マルフォイ「優しくされると、余計ツライ。」

夕食 大広間

ダンブルドア「ご馳走で皆が眠くなる前に大事な話をしておく。」

しんのすけ「それってご馳走食べるよりも大事?」

風間くん「当たり前だろ! いいから黙ってろよ!」

ダンブルドア「あ~ 続けてもいいかの?ミスター風間?」

風間くん「えっ!? あ~すいません!(なんでぼくが・・・泣)」

ダンブルドア「まずは汽車で気づいた者も多いと思うが、今年ホグワーツはアズカバンのディメンターを受け入れる」

ダンブルドア「と言っても校内への進入は認めず、ディメンターは学校への出入り口全てを見張る事となる。」

ダンブルドア「みなに忠告しておく、ディメンターには慈悲など存在せん。奴らに許しを請うのは生来不可能な相談じゃ。」

ダンブルドア「奴らにみなを攻撃する口実を与えないで欲しい。ワシからのお願いじゃ。」

ダンブルドア「そして、次に新しい先生方の紹介じゃ! まず闇の魔術に対する防衛術を担当してくださるルーピン先生!」パチパチ

ハーマイオニー「どおりでチョコが効くって知ってた筈だわ!」

ダンブルドア「そして魔法生物飼育学の後任はハグリッドに任せる事になった!」パチパチ

しんのすけ「ついに無職じゃなくなったのか!こりゃめでたいゾ!」

風間くん「森番だし、もとから無職じゃないだろ・・・」

翌朝 四人は初めての占い学の授業に臨んでいた。

しんのすけ「占いってどうやってやるのかな? オラ、サンダル忘れてきちゃったゾ!」

風間くん「そんなものは、多分使わないから、安心しろ・・・」

ロン「ハーマイオニー、君この時間にマグル学と、数占いも取ってなかった?」

ハーマイオニー「そんなバカな事、あるわけ無いでしょ! あなたの見間違いよ。」

そんな時彼らの前に、占い学の教授が姿を現す。

トレローニー「みなさん、私が占い学を担当するトレローニーです。みなさんと現世で出会えてとても嬉しく思いますわ!」

しんのすけ「オラもガネメザルが喋る所をみられて嬉しく思いますゾ!」

風間くん「お前初っ端から何言ってるんだよ! それにそれを言うなら、メガネザルだろ・・・」

トレローニー「こう言った、占い学の神秘と言うものは、言葉をいかに尽くしても表現出来ないものです。」

トレローニー「ですから早速、お茶の葉を読み、みなさんの内なる目を開く事に致しましょう。」

しんのすけ「おちゃちゃはしぶ~い緑茶に限ると思ってましたが、紅茶もなかなかイケますな!」ゴクゴク

ハーマイオニー「あなた、それ何杯目よ?」

風間くん「ざっと10は超えてるよ。」

ロン「次にくる時は、砂糖とミルクも持ってこようよ!」

しんのすけ「ほうほう、それは名案ですなぁ!」

ハーマイオニー「いい加減真面目にやりなさい! 先生がそろそろ回ってくるわよ」

トレローニー「さぁ、みなさん。カップをみせて・・・」パリン!

トレローニーはしんのすけのカップを取るや否や取り落とした。

トレローニー「貴方には取り憑いていますわ、・・・あの死神犬のグリムが!」

しんのすけ「ねえ聞いた!? オラ、ツイてるって!」

風間くん「喜ぶところじゃないぞ・・・それで、そのグリムって・・・?」

ロン「死の前兆と言われる呪いの犬さ・・・」

しんのすけ「それで、ぜん長ってどこのリーダーなの?」

風間くん「前触れって意味さ。園長、組長、校長とはまるで別物!」

ハーマイオニー「黒猫が不吉だとかと同じレベルの迷信よ。」

結局しんのすけ達のこの日の授業は、ただお茶を飲んだだけで、終わったのであった。

翌日 大広間

風間くん「いよいよ、ハグリッドの最初の授業だね!」

しんのすけ「やっぱり、ハグリッドだから、ドラゴンとか飼育するのかな?」

ハーマイオニー「だから、ドラゴンの飼育は違法なんだって。」

しんのすけ「ほうほう。なのに、一昨年ハグリッドは飼おうとしてたの?」

ロン「だから僕達があれだけ苦労したんじゃないか。」

しんのすけ「ようやく納豆いきましたな!」

風間くん「それをいうなら納得だろ・・・」

ハーマイオニー「でもスリザリンと合同授業なんて不安だわ・・・」

校庭

ハグリッド「や、よう来たな。3年生のみんな! この授業では、美しい魔法生物との関わり方を学んでいく!」

マルフォイ「あの、ウドの大木が教える事が出来るのか、甚だ疑問だフォイ!」

ハグリッド「俺は先生だぞ! 俺の事を呼ぶならハグリッド先生と呼ばんかい!」

しんのすけ「分かりました。ハグリッドせんせ~!」

ハグリッド「しんのすけ、俺とおまえさん達の仲で今更、そんな呼び方水臭い。いつも通りハグリッドでええ」

ハーマイオニー「中々の贔屓っぷりね・・・」

風間くん「いいじゃないか。マクゴナガル先生は僕らにも厳しいし、少しくらい贔屓されたって!」

ハグリッド「そんじゃ、前置きはこの辺にして、本題にとりかかろう?」

しんのすけ「どんなほんだい?」

ハグリッド「今に分かる。 タッタララ~~」

しんのすけ「スワッタララ~~」

ハグリッドの呼びかけに応えて前半身が鷲、後ろ半身が馬の大柄な生き物が姿を現す。

ハグリッド「ヒッポグリフのバックビークだ。美しかろう!?」

ハグリッド「こいつらは、えらく誇り高い。だが、礼儀を持って接すれば友好的な関係を築く事も出来る。」

ハグリッド「さぁ、だれか、バックビークに挨拶してみたいもんは居るか?」

しんのすけ「オラがやる! オラがやる!」

ハグリッド「しんのすけ、お前さんならそう言うと思っちょった。まずお辞儀をして、」

しんのすけ「角度は?」

ハグリッド「45度くらいでええじゃろう。そしてそのまま目を逸らさずじっとバックビークを見つめればええ。」

ハグリッド「お辞儀が返ってきたら、触ってもええっちゅう合図だ。」

しんのすけは、前に進み出て頭を下げた。

しんのすけ「よろしくお願いシマウマは英語でゼブラ。」ペコ

挨拶が気に入らなかったのか、バックビークは前足を振り上げる!

ハグリッド「しんのすけ、マズイ後退しろ!」バッ

しんのすけ「分かったゾ! じゃ、後はよろしく、風間くん!」ホイ

ロン&ハー&風間君「その交代じゃない!!」

ハグリッド「まぁ、成り行きだ。風間くん、お辞儀してくれるか?」

風間くん「こうですか?」ペコリ

ハグリッド「あぁ、えぇぞ! 実に美しいお辞儀じゃ!」

ロン「おっどろきー、あんな完璧なお辞儀初めてみたよ!」

ハーマイオニー「指先までキチンと揃っているわ!」

これには、気難しいヒッポグリフもお辞儀を返す。

グリフィンドール生から拍手が巻き起こった!パチパチ

ハグリッド「よおやった、風間くん。よおやった! グリフィンドールに20点!」

風間くんの成功にクラスが沸き立つなか、バックビークに無造作に近づく姿があった。

マルフォイ「お前ぜんぜん危険じゃないな。こんなもんでいいだろ」フォイ

マルフォイは適当に頭を下げる。すると、バックビークの鈎爪が光る! ザシュッ

ハグリッドが慌てて間に割ってはいる

ハグリッド「どうどう、バックビークそんなことしちゃいかん!」

クラスはパニックに陥った。

ハーマイオニー「すぐに病院に連れて行くべきよ!」

しんのすけ「爪から悪いバイキンでも入ってたら大変だゾ!」

ハグリッド「そうだ、さっバックビーク、爪を消毒しに行こう!」

クラス「マルフォイを連れて行けよ!」

ハグリッド「そりゃ、思いつかなんだ。よっこらせ!」

ハグリッドはマルフォイの首根っこを掴むと城のほうへ駆け出していった!

しんのすけ「中々エキサイティングな授業でしたなぁ!」

ロン「そんな事言ってる場合じゃないよ!」

風間くん「最悪クビかも知れないよ。ハグリッド・・・」


その週の魔法薬の授業

遅れてマルフォイがクラスに入ってくる。怪我をした右腕に大げさに包帯を巻いている。

しんのすけ「そんな包帯してどうしたの? ドラゴンとでも戦ってたの!?」

風間くん「まさか! 多分怪我を大げさに見せたくてやってるだけさ!」

ロン「自分はこんな痛みに耐えてます!」

ハーマイオニー「同情して下さいってね!」

4人のこの発言により、ドラコに同情するのはごく僅かのスリザリン生のみとなってしまった。

次の日

風間くん「やっと新しい先生の防衛術だね!」

しんのすけ「汽車でチョコくれたあの!」

ハーマイオニー「ディメンターを追い払ったし、実力もたしかみたいだから楽しみだわ!」

ロン「前任のロックハートとは違ってね!」

そうしてお喋りしていると、

ルーピン「やあ、みんな、今日は早速実技演習をしようかな。杖だけ持ってついてきてくれるかな?」

しんのすけ「世界の果てまで?」

ルーピン「いいや、職員室まででいいよ」クスクス

一行が職員室に入ると、仲にはスネイプ先生しかいなかった。全員を職員室に入れてからルーピン先生がドアを閉めようとすると、

スネイプ「そのままでかまわん。我輩はみたくないのでね。」

しんのすけ「・・・オラも出来れば見られたくないゾ」

スネイプがしんのすけを睨みつける。

スネイプ「あぁ、そういえば君に忠告しておこう、ルーピン。ロングボトムにはあまり難しい課題を与えないようにしたまえ。」

スネイプ「それと、野原しんのすけにも、注意する事をすすめる。何をしでかすか分かったものじゃないからな・・」

ルーピン「それはご親切にありがとう、セブルス。でもネビルもしんのすけの事も私は、何も心配してないよ。」

ネビル「僕は心配です・・・」

スネイプが部屋を出ると、ルーピン先生は部屋の置くの箪笥を指ししめした。
箪笥はひとりでにガタガタと揺れている。

ルーピン「中になにが入ってるか、分かる子はいるかな?」

しんのすけ「校長先生のヘソクリ!」

ルーピン「それも探せば入ってるかもしれないね・・・ほかには?」

ハーマイオニー「まね妖怪ボガートです!」

ルーピン「大正解!グリフィンドールに10点 しんのすけ君のユニークな答えにも5点あげよう!」

しんのすけ「先生ふともも~~!!」

ルーピン「それでは、まね妖怪とは何か分かる人は? ああ、ハーマイオニー君は二回目だから、隣の彼にお願いしよう!」

風間くん「形態模写妖怪です! 僕達の一番怖いと感じるものに姿を変えることが出来ます!」

しんのすけ「ケータイモシャモシャ妖怪?」

ルーピン「しっかり予習してきているみたいで関心だね。君にも10点あげよう。」

ルーピン「まね妖怪をやっつけるには、まね妖怪に滑稽な姿を取らせる必要がある!」

しんのすけ「烏骨鶏!?」

風間くん「う、は余計だよ。滑稽つまりバカバカしいってことさ。」

ルーピン「そのための呪文はこれさ!リディクラス!ばかばかしい」

ルーピン「さぁ声に出して練習してみよう!」

クラス「リディクラス!」

しんのすけ「ばかばかしい!」



ルーピン「よし、それじゃあ実際に呪文を使って退治してみよう!」

ルーピン「ネビル、君が世界一怖いものはなんだい?」

ネビル「・・・・」ボソボソ

ルーピン「余程怖いみたいだね・・・勇気を出してもう少し大きな声で頼めるかい?」

ネビル「・・・スネイプ先生」

クラスの殆どが思わず笑う。

ルーピン「スネイプ先生か・・・良~く分かるよ。じゃあ、ネビル、君が一緒に暮らしてるおばあさんの服装を思い浮かべて・・・」

あとはネビルにしか、聞こえない声でルーピン先生は囁いた。

ルーピン「さぁ、じゃあやってみよう。」

ルーピン先生が杖を振ると箪笥が開き、中からスネイプ先生が現れた!

ネビル「リ、り、リディクラス!」パチン

スネイプはレースのついたドレスをきて、ハゲタカをつけた帽子を被った姿になった。

ルーピン「さぁ、みんなもやってみよう。自分が怖いと思うものを面白おかしく変身させるんだ!」

ロンが前に出ると、アラゴグのような蜘蛛が現れる。

ロン「リディクラス!」

蜘蛛が足が無くなり床をすべりだす。

しんのすけは自分の番が来るまで考えていた。最初はみさえを、思い浮かべるが汽車で出会ったあの巨大な影を思い出す・・・

しんのすけの番が来た。すると、ルーピン先生が突如目の前に出てきた!

ルーピン「こっちだ!」

まね妖怪は銀白色の玉に姿を変える

ルーピン「・・・リディクラス」

玉は破裂した風船となり箪笥に戻っていった。

ルーピン「みんな今日はとっても良かった。月曜にボガートのレポートをだしてくれ。おつかれさん」








しんのすけ達が、新しい授業になじんだ頃、あのシーズンがやってくる。
過酷な練習を課すキャプテン、過度な期待をする寮監、グリフィンドールチームのメンバーは心身ともに擦り切れる寸前だった。

ウッド「みんな聞いてくれ! 元気爆発薬や元気の出る呪文を使えば、もっと全力で練習が出来るんじゃないか!?」メラメラ

フレッド「ウッド、君は知らないかも知れないが、副作用ってものがあってだな・・・」

ジョージ「俺達の体力にも限界があるんだ。そして今まさに、それを迎えている・・・」

ウッド「今年こそは何としてでも優勝杯を掴まねばならんのだ!」

しんのすけ「オラ、良い練習法思いついたゾ!」

ウッド「しんのすけ、言ってみろ!」

しんのすけ「お昼寝練習法って言って、夢の中で練習するんだゾ!」

アンジェリーナ「なんでそんな、すばらしい事思いつくの!?」

ジョージ「こりゃ、たまげたね!」

ウッド「それなら、夜中と授業中にやればいいだろう。我々には、残された時間は少ない! さぁ今から5時間みっちり頑張ろう!」

決戦の朝 大広間

風間くん「しんのすけ、お前大丈夫か?」

しんのすけ「・・・」ポケー

ハーマイオニー「返事をする気力もない見たいだわ・・・リナベイト!(蘇生せよ)」

ロン「失神してると勘違いしちゃうよね・・・ウッド、いくら何でも練習させ過ぎじゃ・・・」

しかし、ロンの抗議は振り返ったウッドの気迫に気圧されて尻すぼみになってしまった。

ウッド「この前みたいに、しんのすけが眠らないようにコーヒーでも飲ませておけ!」

この命令に三人は、しぶしぶ従うしかなかった。

風間くん「今日の相手はハッフルパフだけど、僕、全然メンバーを知らないや・・・」

ハーマイオニー「きっと実況が紹介してくれるわよ!」

フレッド「さぁ、どうだろうね。 なんせ、去年は俺達の紹介まではしょった奴だ」

ジョージ「ま、シーカー兼キャプテンの、セドリック・ディゴリー位は知っとくと良いんじゃないか? ホグワーツきっての優等生だぜ。」

ロン「ま、学業はどうあれ、しんのすけの素早さには勝てっこないさ!」

クイディッチ競技場 試合が始まる頃には、早朝から降り出した雨が強まり、ウッド曰く火照った心と体に丁度良い雨になっていた。

風間くん「すごい大荒れの天気だね。」

ロン「こりゃ試合がちゃんと見えるか、心配だね!」

ハーマイオニー「試合がちゃんと見えるか心配ですって!?」

ハーマイオニー「今から友達がこの雨の中飛ぶのよ! 心配するならそっちでしょう!?」

ロン「ああ、しんのすけが羨ましいぜ。チクショー」

ジョーダン「え~ いよいよ今年もシーズン開幕。今年はスリザリンのシーカーが自身の不注意による怪我を負った為・・・」

ジョーダン「例年のスリザリン対グリフィンドールではなく、ハッフルパフ対グリフィンドールにスケジュールが変更されました!」

ジョーダン「では選手紹介に入りましょう! グリフィンドール!・・・去年と同じで」

マクゴナガル「ジョーダン!! いい加減にしないと、マイクを取り上げますよ!!」

風間くん「こんな雨の中で、よく声が通るなぁ・・・」

ジョーダン「失礼しました。ではおさらいと行きましょう! キーパー兼キャプテンのオリバー・ウッド!」

ジョーダン「そして、そんなキャプテンに振り回される憐れなメンバー達!」

マクゴナガル「そのメンバーよりも憐れな状態にしてあげましょうか!?」

ジョーダン「ほんの冗談ですよ。先生  では気を取り直してチェイサーはアシリア・スピネット、ケイティ・ベル、アンジェリーナ・ジョンソンの3人です!」

ジョーダン「そしてビーターは悪戯とブラッジャーならお任せ!双子のフレッド&ジョージ・ウィーズリーです!」

ジョーダン「最後にシーカーは数々のスーパーキャッチで我々を魅了する、野原しんのすけ!」

ジョーダン「続いてハッフルパフですが、キャプテンのセドリックディゴリーを筆頭に、フェアプレーを重んじる選手が集まっています」

ハッフルパフ生 チャントショウカイシロー

ジョーダン「残念ながら、お時間です。さぁ試合開始!」

それからしばらくして

風間くん「まるで、試合が見えないね・・・」

ロン「今、何点差かも分からないよ!」

ハーマイオニー「見て! 選手達がグラウンドに集まってるわ!」

ロン「きっとどちらかのチームがタイムアウトを取ったんだ!」

風間くん「しんのすけの様子も気になるし、僕らも行ってみよう!」


ウッド「今、こっちが50点差でリードしてる。どうだ、しんのすけ・・・スニッチは取れそうか?」

しんのすけ「この雨じゃオラ、スニッチなんて見えないゾ!」

そのとき、風間くんたちがグラウンドに現れる。

ハーマイオニー「私に良い考えがあるわ。」

ハーマイオニーがしんのすけの顔に杖を向ける。

しんのすけ「オラに呪いをかけないで~~」

ハーマイオニー「そんな事しないわよ! インパービアス、防水せよ!」

しんのすけ「おお! オラの顔が防水加工だゾ!」

風間くん「しんのすけ、頑張れよ!」

ウッド「よし、しまっていこう!」

チーム「オー!」






しんのすけは、雨に打たれながらも、良くなった視界でスニッチを探していた

しんのすけ「キンタマさん、食べたりしないから出ておいで~~ ん?あれは・・」

しんのすけの視野の端では、敵シーカーが猛加速していた。

しんのすけ「こりゃ変態だぁ! おならターボ!」

必死に加速し、追いつかんとするしんのすけを、突如汽車で体験した、あの寒気が襲う。

しんのすけ「あの、シーカーってオカマさんだったのか・・・」

そして・・・しんのすけは、気を失ってしまった。


「コイツが石頭で良かったよ・・・」

「わたし、もうだめかと・・・」

「ほんと、ラッキーだった・・・」

パチリ

しんのすけ「そんなに見つめて・・・オラの美貌にも、困ったものですなぁ///」

風間くん「どうやら、問題なさそうだな・・・」

しんのすけ「それで、オラどうしてベッドの上に居るの?」

ロン「君、箒から落ちたんだよ」

アシリア「みんな、しんちゃんが死んだと思ったわ・・・」

しんのすけ「それで試合は?」

フレッド「負けたよ。100点差かな? でも気にする事は無いさ!」

ハーマイオニー「そうよ、命に比べたら、クイディッチなんて何でもないわ!」

しんのすけ「ま、試合の事はオラ気にして無いゾ! ただオラ何で落っこちたのか・・・」

風間くん「ディメンターが競技場に入ってきたからさ! 校長先生はカンカンに怒って奴等を追い払ってたよ!」

しんのすけ「ほうほう、それでオラの箒は?」

ジョージ「マクゴナガルが、呼び寄せ呪文で回収してたぜ」

しんのすけ「な~んだ。もし壊れてたら、チームを辞める口実が出来たと思ったのに・・・」

ズコー

風間くん「お前みんなが心配してるって時に・・・」

ハーマイオニー「べっ、別に・・・私は心配してなんか・・・」

ロン「しんのすけらしいって言えば、らしいけどね!」


その週末、しんのすけも無事退院し、3年生にとっては初めてのホグズミード行きの日がやってきた。

しんのすけ「ホグすミート? そのお肉おいしいの?」

風間くん「ホグズミードだよ!」

ロン「ホグワーツに一番近い村さ。許可証が夏に届いただろ?」

しんのすけ「そんなのあったっけ?」

風間くん「まぁ、マクゴナガル先生に行ってもいいか、お願いしてみろよ・・・」

そして、

マクゴナガル「保護者からの許可が無いと外出を認めるわけには行きません!」

しんのすけ「そんなぁ」

風間くん「しんのすけ、何かお土産でも買ってきてやるから、こればっかりは我慢しろ」

こうして3人は村に行ってしまった。

しんのすけ「あ~ぁ お暇だし、競争あいてのいない徒競走でもやるか!」

しんのすけが廊下を走っていると、呼び止める声があった

ルーピン「しんのすけ、どうして走っているんだい?」

しんのすけ「鬼のいない鬼ごっこをしてまして!」

ルーピン「それは、面白そうだが・・・どうだい? 少し私と話さないかね?」

しんのすけ「それは・・・オラを口説こうと?」

ルーピン「いいや、私は同性愛者ではないから、安心したまえ。」

ルーピン「こないだの試合は残念だったね。」

しんのすけ「いやぁ、それほどでも」

ルーピン「終わった事にクヨクヨしないのはいい事だ。」

しんのすけ「でも、何でオラだけ箒から落ちちゃったの?」

ルーピン「それは、君がディメンターに狙われているからだ・・・」

しんのすけ「オシリを?」

ルーピン「違うよ、ディメンターという生き物は相手の喜び、生きる意志、希望といったものを貪って生きている。」

ルーピン「そして、君はそういった感情に満ち満ちている。奴等からみれば極上のご馳走というわけだ・・・」

しんのすけ「それじゃ、オラは如何すればいいの?」

ルーピン「幸いな事にディメンターと戦う方法はある。君が望むのならそれを教える事も出来る。」

しんのすけ「お手数おわりしますが、お願いしたいゾ!」

ルーピン「分かったよ。ただ私は今、体調が少し優れない。週をまたいでから始めよう。」

その週の防衛術の授業

しんのすけ「遅れてごめ~ん! 夏はそうめ~ん!」

スネイプ「遅いぞ、野原!座りたまえ・・」

しんのすけ「あれ、ルーピン先生は?」

スネイプ「・・・『病気』で、お休みだ。」

しんのすけ「あっそ、じゃオラもお休みしよっと!」

スネイプ「我輩の授業でこれ以上ふざけるのはやめたまえ」

スネイプ「では今日は394ページ、人狼をやる。」

しんのすけ「じゃあ、13人のグループに分かれないと・・・」

風間くん「その人狼じゃない! いい加減にしとけ!」
 
・・・・・・

スネイプ「では各自、月曜にレポートを書き我輩に提出したまえ。」


その日の夕食後、しんのすけ達は寮に入れずに居た

ハーマイオニー「いったい何事かしら?」

風間くん「人がいっぱいで何が起きてるか、全然見えないや」

ロン「どうやら、肖像画が閉まったままみたい。」

しんのすけ「ついに、美人のおねいさんの肖像画に交換するのか・・・待ちわびたゾ!」

風間くん「しんのすけは、のんきでいいよな」

そのとき、パーシーとダンブルドア、マクゴナガルがやってくる。

パーシー「監督生かつ主席の僕に道をあけてくれ!」

しんのすけ「どうして普通に通してくれ、って言わないんだろ?」

風間くん「そんなの主席だって事を、ひけらかしたいからに決まってるじゃないか・・・」

しんのすけ「まるで、風間くんみたいだゾ」

風間くん「一緒にしないでくれよ!」

ロン「ゴホン、一応僕の兄なんだけど・・・」

ハーマイオニー「ねえ、あれ見てよ!」

彼女が指差した先には、刃物でズタズタにされた肖像画があった。

ピーブス「いやぁ、無残な光景でしたよ」ヒョコ

ダンブルドア「なにか、知っておるのかね、ピーブス?」

ピーブス「噂に違わぬ残酷さ。相当なもんだよ、あのシリウス・ブラックは・・・」

その夜 大広間

しんのすけ「ほっほ~い! みんなでお泊り会だゾ!」

風間くん「おまえ、城内にブラックがいるって状況で、良くそこまではしゃげるな・・・」

しんのすけ「いやぁ、それほどでも///」

ロン&ハーマイオニー「褒めてない、褒めてない」

パーシー「もう、灯りを消すぞ。静かに!」

そして皆が寝静まった頃、しんのすけがポツリと呟く・・・

しんのすけ「一度に13人も殺しちゃうなら、こうやって一箇所に集まるのが一番危険だゾ!」

生徒達「眠れなくなるような事、言うなよ!」

そのとき、ダンブルドアとスネイプが大広間にやってくる。

ダンブルドア「なんじゃ、みんなまだ起きておったのかの。ブラックはもう校内にはおらん。朝にそれぞれ寮に戻るがよかろう。」

スネイプ「お言葉ですが、夏の間も申し上げましたが、ブラックの侵入には内部のものの手引きが・・・」

ダンブルドア「セブルス! ワシは校内の誰かがブラックに手を貸したとは思っておらんよ。」

しんのすけ「ねえねえ、手を貸すってどうやって貸すの? 利息はつく?」

風間くん「いいから寝ろ!」

風間くんのお辞儀褒められ過ぎワロ

読んでくれてありがとう。 シリウスの話題多いきがしますが、出番はまだ先なんで気長にお待ち下さい

クリスマス休暇直前の土曜

しんのすけは寮の談話室に取り残されていた

しんのすけ「オラもホグズマートに行ってみたいゾ」

フレッド「それをいうならホグズミードさ!」

しんのすけ「お二人さんは行かないの?」

ジョージ「いやぁ、同じチームでウッドのしごきに耐えてるもの同士、君が寮で暇してるのは見過ごせなくてね!」

しんのすけ「まさか、オラに個人練習をかさせるように、ウッドに言うの?」

フレッド「まさか! そんな非人道的な行いはできないさ!」

ジョージ「君に一足早いクリスマスプレゼントをあげようと思ってね!」

そうして双子が取り出したのは、くたびれた羊皮紙だった。

しんのすけ「オラこんな紙でオシリ拭いたら、痔になっちゃうゾ・・・」

フレッド「なーに、トイレットペーパーよりもっと素晴らしい使い道が、用意されているから安心しろ!」

ジョージは杖を取り出し唱える

『われ、ここに誓う。われ、よからぬことをたくらむ者なり』

すると、ホグワーツ城の精細な地図が現れ、その上に人物の名前と位置が点で表示された。

しんのすけ「こりゃ、凄いゾ!」

フレッド「だろ!? 使い終わったらこういうのさ」『いたずら完了!』

ジョージ「さ、しんのすけもやってみろよ!」

しんのすけ「オラ、ここに誓う。オラ、くだらぬことをたくあんおいなり!」

フレッドとジョージは、この後10分かけてしんのすけに正しい呪文を教えたのだった・・・

しんのすけが、地図の示す抜け道を通って、ハニーデュークス菓子店に出ると、丁度三人が買い物していた。

ロン「また、しんのすけに何か買っていってあげようよ!」

ハーマイオニー「やっぱりチョコが喜ぶかしら?」

風間くん「でもこの前と同じものって飽きちゃわないかな?」

しんのすけ「オラ、風間くんの愛情がこもっていたら何でもいいゾ///」

3人「ウワー!!」

風間くん「何でここに居るんだよ!」

しんのすけは3人に地図の事を説明した。

ロン「何で弟の僕にくれないのさ、あの二人は」

ハーマイオニー「そんなことより、これはマクゴナガル先生にお渡ししなきゃ!」

風間くん「確かに、これがあれば城への侵入者は簡単に見つけられるね。」

しんのすけ「城に侵入する人なんて居るの?」

風間くん「ついこないだ、ブラックが入ってきたじゃないか・・・」

ロン「ま、これを見なよ! あれからディメンターの警備も強化されたし、二人は心配しすぎだって。」

しんのすけ「オラせっかくきたし、取りあえず今は色々見て周りたいゾ!」

結局4人は地図の事は後回しにして、外出を楽しむことにした。

風間くん「あれがフクロウ郵便局。」

ロン「いたずら専門のゾンコがあそこ!」

ハーマイオニー「そして、イギリス一のお化け屋敷と言われてるのが、あの叫びの屋敷よ!」

しんのすけ「あそこに、ドビーのお仲間もいるの?」

3人「いねーよ!」

風間くん「そうだ、三本の箒に行ってバタービールでも飲もうよ!」

しんのすけ「トオルちゃん、ママが見てない間にすっかりグレちゃって・・・」

風間くん「ノンアルコールだから安心しろ・・・あとママの真似はよせ・・・」

4人が店に入ると、ハグリッドの巨大な姿が見えた

しんのすけ「昼間っからのんじゃって・・・」

風間くん「いや、クリスマス前の最後の週末なんだし大目にみようよ・・・」

ロン「あれ、一緒にいるのは、魔法大臣じゃないか?」

ハーマイオニー「マクゴナガル先生とフリットウィっク先生もいるわ!」

しんのすけ「これは、何か・・・金のにおいがしますな!」

3人「いや、しないしない」

ハーマイオニー「でもこれだけ大物が揃ってるなんて、どんな話か気になるわね・・・」

しんのすけ「ハグリッド以外は大物じゃないと思うゾ」

風間くん「体の大きさのはなしじゃなーーい!!」


そんなこんなで、しんのすけ達は大臣達の話に耳を澄ます

ハグリッド「大臣、俺を冤罪で投獄したことへの保障はどうなりました?」

しんのすけ「やっぱり、お金の話だったゾ!」

ファッジ「それに関しては、また後ほど話合おうハグリッド。」

マダム・ロスメルタ(三本の箒店主)「どうして、今日は大臣もこちらに?」

ファッジ「君も噂くらい聞いてるだろう。ホグワーツで何があったか・・・」

ロスメルタ「シリウス・ブラックが侵入したとか・・・」

マクゴナガル「ハグリッド。またあなたはベラベラと秘密をしゃべったのですか?」

ハグリッド「んにゃ、俺は何も・・・」

ロスメルタ「それで大臣は、この近隣にブラックがいると?」

ファッジ「まず間違いないと思う」

ロスメルタ「でも、私信じられませんわ。あのシリウス・ブラックが闇の陣営に加担したなんて!」

マクゴナガル「ええ、亡くなったポッター一家の家長ジェームズ・ポッターとは、ホグワーツ時代からの無二の親友で」

しんのすけ「課長なんて・・・オラの父ちゃんは係長なのに・・・」

フリットウィック「何をやらせても、一番良くできる二人組でした。」

ハグリッド「いたずらでも、間違いなくトップだった。」

ファッジ「あるときからポッター夫妻は、『例のあの人』から身を隠すために、忠誠の術を用いた。」

ロスメルタ「それは一体どういう・・・」

マクゴナガル「生きた人間を『秘密の守人』として、その中に複雑な呪文で秘密を封じ込めます。」

フリットウィック「そうすると、守人から秘密を教えられていない限り、例え誰であろうと手出しができなくなる!」

ロスメルタ「という事はブラックがポッター夫妻の秘密の守人に?」

マクゴナガル「当然といえるでしょう。」

ファッジ「後はもう分かるでしょう。ブラックはあの人に秘密を漏らし、ポッター一家は殺害された・・・」

マクゴナガル「そして学生時代ジェームズとブラックの腰巾着だったピーター・ぺティグリューがブラックを追い詰めた!」

ハグリッド「魔法省にまかせておきゃ良かったんだ・・・」

フリットウィック「そして、追い詰められたブラックは道路を吹き飛ばしマグル12人と、ぺティグリューの小指以外を消し去ったという訳です・・・」


ロン「凄い話聞いちゃったね・・・」

風間くん「友達裏切るなんて、最低だよね・・・」

ハーマイオニー「聞かなきゃよかったわね・・・」

しんのすけ「バタービールおいしかったゾ・・・」

4人はクリスマス休暇を満喫した。他のウィーズリー兄弟も入れてクィディッチをしたり、まあそれはウッドの登場によって地獄の紅白戦に姿を変えたのだったが・・・


そして休暇が明けて・・・

しんのすけ「入ってますか~?」コンコン

???「入ってるよ~」

しんのすけ「じゃ、また後できます!」

ルーピン「いや、トイレじゃないんだから・・・・お入り、しんのすけ」

しんのすけ「今日はよろしく爆買いします!」

ルーピン「それをいうならお願いしますだよ」クスクス

しんのすけ「それで、今日は何をするんだったっけ?」

ルーピン「ディメンターとの戦い方を君に教える約束だったろう?」

しんのすけ「そう言えば、そうでしたな! でも、どうやってたたかうの?」

ルーピン「非常に高度な魔法、O・W・Lレベルを遥かに超える、守護霊(パトローナス)の呪文と呼ばれるものだ!」

しんのすけ「それでその、パトロンはどんな力を持ってるの?」

ルーピン「パトローナスね・・・これは一種の正のエネルギーで喜び、希望等の塊だ。これが君とディメンターの間で盾になる。」

ルーピン「パトローナスは幸せな思い出を渾身の力で思いつめることで、初めて呼び出せる!」

しんのすけ「それで、どんな姿をしてるの?」

ルーピン「呼び出す魔法使いによって様々だが、形ある守護霊を呼び出せる魔法使いは少ない・・・」

ルーピン「では、まず呪文を言ってみよう。」

ルーピン「エクスペクト・パトローナム!(守護霊よ、来たれ)」

しんのすけ「エクスペクト・パトローナス!」

ルーピン「この呪文には一流の魔法使いでも手こずるんだ、さぁもう一度・・・」

しんのすけ「エクスペクト・オタンコナス!」

ルーピン「呪文を忘れちゃったかな、エクスペクト・パトローナム だよ・・」

しんのすけ「エクスペクト・パトロー南無」

ルーピン「大分おしいところまで来た。もう少し、南無じゃなくてナムで頼むよ!」

しんのすけ「エクスペクト・パトローナム!」

ルーピン「素晴らしい! さっ杖を出して、あぁ下の杖じゃなくて魔法の杖ね・・・さぁ先ずはディメンターなしでやってみよう!」

しんのすけ「エクスペクト・パトローナム」

すると、杖の先から白い何かが噴出した!

ルーピン「良く出来た! じゃあ次はまね妖怪の変身したディメンターで練習しようか!」

ルーピンが部屋の中央に置かれた箱の蓋を開ける

ゆらり、と箱の中からフードを被った巨大な姿が現れる! ガラガラと不気味な息遣い・・・

しんのすけ「エクスペクト・パトローナス!」

しんのすけ「エクスペクト―――」


ルーピン「しんのすけ・・・大丈夫か?」

しんのすけ「オラが気絶してる間に、何かした?」

ルーピン「・・・その様子だと、大丈夫そうだね・・・」

ルーピン「それで、何を思い出してパトローナスを作ろうとしたんだい?」

しんのすけ「昨日やった雪合戦!」

ルーピン「それじゃ、思い出の強さが十分じゃない。まぁ幸せな思い出でそんな最近のことを思い出せるのは素晴らしいことだが・・・」

ルーピン「それと、呪文も間違えてるから、気をつけて。そうだ・・・まず目を閉じて」

しんのすけ「オラに・・・キスするの?」

ルーピン「しないしない! むしろキスをするのはディメンターの方だ・・・」

しんのすけ「え~ 口なんてあるの!?」

ルーピン「それを見たものは、もう口が利けない状態になっている・・・」

しんのすけ「そんな、骨抜きになっちゃうの?」

ルーピン「抜き取るのは、骨じゃない・・・魂だ・・・」

しんのすけ「それで・・・たまが抜き取られたらどうなるの?」

ルーピン「もう、立つことが出来なくなる。・・・脱線してしまったね、もう一回やってみよう! 杖を構えて!」

再びディメンターが現れる!

しんのすけ「エクスペクト・パトローナム!」

すると、杖から霞のようなものが大量に噴出し、しんのすけからディメンターを遠ざける

しんのすけ「まるで、おしりで押してるみたいだゾ」

ルーピン「素晴らしい! 初日でここまで出来るなんて・・・」

しんのすけ「いやぁ 天才だなんて・・・///」

ルーピン「そこまでは言ってないが・・・良くやった。リディクラス」パチン

ルーピンはボガートを箱に戻す

ルーピン「さ、食べるといい。最高級板チョコだ」スッ

しんのすけ「先生、ふともも~!!」

ルーピン「今日はここまでにしよう! あと、呪文を間違えずに言えるように復習しておきなさい。じゃおやすみ」


しんのすけが寮に戻ると、誰かが言い争う声が聞こえた。

ロン「スキャバーズが、居なくなった! 君の猫が食べたんだ!」

ハーマイオニー「決め付けないでよ。ベッドの傍に数本の毛が落ちてた位で!!」

風間くん「まぁまぁ、二人とも落ち着いて・・・」

しんのすけ「みんな、オラが居ない間にイノベートでもしてたの? それで議題は?」

風間くん「それを言うなら・・・ディベートだろ? そうだ、しんのすけが何をルーピン先生に習ったか、みんなで聞こうよ!」

ロン「トオルはそうやっていつも、当たり障りのない事ばかり言って!」

ハーマイオニー「私達の真剣さが伝わらないの!?」

しんのすけ「小狡い処世術に頼ってバッカリ!」

風間くん「なんで僕ばっかり、こんな目に・・・」シクシク

こうして、ギスギスしたムードになってしまった、4人の関係を改善するチャンスは週末にやってきた。クィディッチだ!

大広間 朝食時

グリフィンドールの選手達はガツガツ朝食を食べている

風間くん「なんだか、今日はみんなやる気に満ち溢れてるね・・・」

ウッド「これも俺の、長年のせんの・・・特訓の成果だ!」

フレッド「今すぐブラッジャーを滅多打ちにしたいね!」

ジョージ「早く!早く!俺達をピッチに解き放ってくれ!」

ロン「兄さん達まで・・・信じられないや・・・」

しんのすけ「オラ達やるときはやるんだゾ!」

その時、フォイっと誰かが現れる

???「今日はディメンターが現れないといいねぇ」

しんのすけ「おお、心配してくれてありがと! でもオラ特訓してあるからドンと来い、だゾ!」

ハーマイオニー「この人は心配して来たんじゃないわよ、ダンブルドアがあれだけカンカンになったんですもの、二度とディメンターなんか来るもんですか!」

マルフォイ「それはどうだろうねぇ?」フォイ

こうして来たときと同じように、フォイっとマルフォイは立ち去った。不穏な捨て台詞を残して。

クイディッチ競技場

風間くん「そもそも、今日相手するレイブンクローってどんなチームなんだろう?」

ロン「バリバリの頭脳派集団って感じさ! 相手チームを分析して作戦勝ちするってタイプだね」

ハーマイオニー「この間の、レイブンクロー対ハッフルパフでもディゴリーを徹底マークして勝利してたわ」

風間くん「やっぱり、しんのすけもマークされちゃうのかな・・・がんばれよ、しんのすけ!」



ジョーダン「さぁ やってまいりました。グリフィンドール対レイブンクロー」

ジョーダン「まずレイブンクローはキャプテン、ロジャー・デイビース。紅一点のシーカー、チョウ・チャン!」

しんのすけ「長ちゃん?」

ウッド「チョウ・チャンだ! かわいいからって油断するなよ!」

しんのすけ「別に、オラのタイプじゃないゾ」

ジョーダン「そして、グリフィンドールは、いつものメンバーですが、今日はやる気に漲っております。」

マクゴナガル「いつもこうあって欲しいものです・・・」

ジョーダン「今クァッフルが審判を勤めるフーチ先生の手から放たれて・・・試合開始!」

試合が始まるや否や、観客はレイブンクローの異様な陣形に驚く!

風間くん「あれは・・・」

ロン「おっどろきー! チェイサーを二人しんのすけの妨害に当ててきやがった!」

ハーマイオニー「多少ゴールを決められても、先にスニッチを取ろうっていう作戦ね!」


アンジェリーナ「キーパーと二人であたし達と相手しようなんて、舐められたもんじゃない!」

ケイティ「しんちゃんの分まで、あたし達で点とってやろうじゃない!」

ジョーダン「アシリア選手決めたーー! 先ずは、グリフィンドール、10点リード!」

グリフィンドールサイド イエーイ

しんのすけ「お二人さん、オラについて来て・・・オラみたいなかわいい少年が趣味?」

敵チェイサ―「ちげ~~よ!!」



ジョーダン「只今、80対0でグリフィンドール優勢、しかしスニッチの行方しだいではまだ分かりません!  お~っとあれは!?」

選手も観客も一斉に地上を見る。

風間くん「またディメンターだ!!」

しんのすけは杖を取り出す。

しんのすけ「エクスペクト・パトローナム!!」

杖からディメンターに向かって、銀白色の何かが噴出す。

観客も選手もピッチにいる皆がそれを見ていた・・・しんのすけを除いて。

気をとられてマークを忘れた二人を、しんのすけが振り切る。そして・・・

しんのすけ「取ったどー!!」

チームみんながしんのすけ目掛けて飛んでくる

フレッド「やっぱりお前は最高だぜ!」

ウッド「良くやってくれた!」

しんのすけとチームのみんなが地面に降りると

ルーピン「立派な守護霊だったよ!」

しんのすけ「オラへっちゃらだったゾ」

ルーピン「実はあれは、本物のディメンターじゃなかったんだよ。あれを、見てごらん」

ルーピンの指差した先には、マントを被ったマルフォイと3匹のゴリラがいた。

マクゴナガル「あさましい悪戯です。なんと下劣な行為でしょう! スリザリン50点減点! それに罰則も!」

ジョージ「やってやったな、しんのすけ! さぁ帰って祝勝会でもしよう!」

こうして勝利を収めたチームは、意気揚々と寮のほうに引き返していくのだった。

午前一時になってようやく祝勝会も終わり、皆が眠りについた

しんのすけ「・・・ななこおねいさん///」ムニャムニャ

風間くん「・・・愛してるよ、もえP///」


「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛や゛め゛て゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」

二人の幸せな夢は、突然の絶叫で遮られた

しんのすけ「・・・もう少しで結婚出来そうだったのに・・・・どしたの?」

ロン「ブラックだ!シリウス・ブラックが!ナイフを持ってここに!」

風間くん「エーッ!?」

ロン達の寝室にゾロゾロと人が集まってくる。

「そんな大きな声を出して、どうした?」

「まだパーティーでキメたのが抜けてないのかよ?」

パーシー「何事だ! 監督生の僕に説明したまえ!」

ロン「兄さん、ブラックだ! やつが居たんだ!」

パーシー「分かった、マクゴナガルにしらせよう。」

こうして再び先生方による、校内の捜索が行われたが、ブラックが捕まる事は無かった・・・

マクゴナガル「しかし、何故ブラックはグリフィンドール寮に・・・?」

ダンブルドア「もしかすると、しんのすけの噂を耳にしたのかも知れん。」

ルーピン「一年の頃に、ヴォルデモートから賢者の石を守ったという・・・」

ダンブルドア「そうじゃ、ブラックはもしかしたら、ご主人様を挫いた彼を倒せば、主人の復活が早まると考えておるのやも知れん。」

翌朝
  
ハーマイオニー「それで、3人とも怪我は無かったのね?」

ロン「君には、猫の事で沢山失礼な事、言ったのに・・・心配してくれるのかい?」

ハーマイオニー「当然じゃない!」

ロン「・・・ありがとう」

その時一羽のフクロウが、彼らのテーブルに手紙を落とす

風間くん「手紙だ・・・誰からだろう?」

しんのすけ「トオルちゃん、まさかラブレター?」

風間くん「え~、そんなまさか!」ワクワク

風間くん「ラブレターなんて・・・・・ハグリッドからだ・・・」ガクッ

しんのすけ「まさか、本気で期待してた?」

風間くん「そんな訳ないだろ。ハハハハハ」

ハーマイオニー「それで内容は?」

風間くん「遊びに来ないかって・・・」

ロン「のんきなもんだね、まったく」

しんのすけ「ま、行ってやりますか!」

ハグリッド「よう来た。おめえさん達、よう来た・・・」

しんのすけ「どしたの? 何か元気ないけど?」

ハグリッド「実はバックビークが裁判にかけられる事になった・・・」

風間くん「そんな!!」

ハーマイオニー「あのフォイが、勝手にバカやっただけじゃない!」

しんのすけ「でも、処罰されても仕方ないって意見もあったゾ」

風間くん「お前は黙ってろよ!」

ハグリッド「いや、いいんだ風間くん。先生になった事が嬉しくて、ちいっと最初から飛ばしすぎたんだ。こうなったのは、仕方ねえ・・・」

ハーマイオニー「私達で裁判に必要な資料は集めるわ!」

風間くん「裁判で勝てばいいんだよ! まだ望みを捨てないで!」

しんのすけ「じゃあ、いつ捨てるの?」

ゴチン

ハーマイオニー「馬鹿も休み休み言いなさい! 全く!」プンスカ

ロン「マーリンの髭!」

しんのすけ「股の髭!」

次の週末 とある廊下

スネイプ「探したぞミスター野原。君はまだ我輩の人狼のレポートを出してはいないだろう・・・我輩の研究室まで来たまえ・・・」

しんのすけ「え? オラ出したはずだゾ!」

スネイプ「あのマグルの遊びの事ではなく、狼男について書けと言っているのだ!」

しんのすけ「狼男!? うそつきの狼少年が大きくなったらそうなるの?」

スネイプ「どうやら、君は我輩をおちょくっているらしい・・・ところで君は今までどこに居た?」

しんのすけ「ホグz・・・ホグワーツの寮に居ました!」

スネイプ「おかしい、我輩はレポートの催促に、寮に人をやったのだが・・・君は居なかったと報告を受けた。」

しんのすけ「いや~ オラ、鬼のいないかくれんぼしてたから・・・」(汗)

スネイプ「ポケットを裏返し給え! 今すぐだ!」

しんのすけがポケットを裏返すと・・・ゾンコ悪戯商品店の紙袋と羊皮紙(忍びの地図)が出てきた。

スネイプ「ほう、ホグズミードへ行く許可の無いはずの君が・・・何故こんなものを?」

しんのすけ「いやぁ、オラ実はマジシャンなもので・・・」

スネイプ「それ以前に、魔法使いだろう・・・それでその羊皮紙は?」

しんのすけ「あ~ トイレでお尻を拭くために・・・」

スネイプ「何故学校備え付けのものを使わないのだね?」

しんのすけ「柔らか過ぎて、拭いた気がし無くて・・・」

スネイプ「どうやら君は、よほど尻の皮が厚いらしい、それに面の皮も・・・」

スネイプは地図に杖を向けると、唱える

「汝が秘密を現せ!」

すると、地図に文字が浮かびあがる。

スネイプ「さぁ、読みたまえ」

しんのすけ「え~私ミスター・ムーニーから ミスター・スカイプにご挨拶申し上げる。」

スネイプ「我輩の事を言っておるなら、スネイプだ!」

しんのすけ「こりゃ失礼、他人事対する異常なお節介はお控えくださるよう、お願い申し上げる」

しんのすけ「私、ミスター・プロングスも同意する。スネイプ教授はろくでもない嫌な奴だ・・・6じゃないならなんだろ?」

スネイプ「・・・いいから、続けたまえ!」

しんのすけ「ミスター・パッドフットからも一言、かくも愚かしき者が教授になれた事に驚きの意を記すものである。」

しんのすけ「ミスター・ワームテールがお別れを申し上げ、そのドロドロ頭を洗うようご忠告申し上げる。」

スネイプ「ふむ・・・片をつけよう・・・」

スネイプは暖炉の方に向かうとそこにフルパウダーを一握りつかみ、炎に投げ入れる。

ボッ!

スネイプ「ルーピン! 話がある!」

すると、暖炉の火の中から・・・

ルーピン「セブルス、呼んだかい?」

スネイプ「今しがた、野原のポケットから発見したものだ・・・」スッ

スネイプはルーピンに地図を差し出す。

スネイプ「君の専門分野だろう・・・闇の魔術が詰まっていると思われる。」

ルーピン「・・・フム・・」

スネイプ「それで?・・・さっきから何故、野原は私を見ているのかね?」

しんのすけ「いやぁ、この頭にも闇の魔術が詰まっているのかなぁって・・・」

スネイプ「―――貴様ッ」

ルーピン「まぁまぁ、セブルス落ち着いて・・・しんのすけも先生にそんな事言ってはいけないよ。」

しんのすけ「ほーい!」

スネイプ「それで、その羊皮紙だが・・・」

ルーピン「おそらく、ゾンコの商品だろうが、一度私のほうで調べてみる事にするよ。しんのすけもついて来なさい」

スネイプ「待て!、そいつはまだ我輩のレポートの件で・・・」

しんのすけ「じゃ! そ~ゆことで~」

ルーピンの私室

ルーピン「君がどこでこれを手に入れたかは、聞かないよ」

しんのすけ「オラも言わないよ。」

ルーピン「ただ、君がこれを使って許可なく外出したことは注意しておこう。」

ルーピン「これは、言うべきか迷ったんだが、・・・シリウス・ブラックは君を狙っているらしい。」

しんのすけ「えっ、オラのおしりを!?」

ルーピン「お尻じゃなく命だ、それにあいつは男色家ではない。」

しんのすけ「何でそんな事、知ってるんだゾ?」

ルーピン「実は、私は彼の友人だったんだよ。彼がジェームズを裏切るまでは・・・」

ルーピン「この地図は、私が預かっておこう。寮までまっすぐ帰るんだよ。」

翌朝 大広間 4人はある知らせを受け取っていた

風間くん「こんなのって、あんまりだ・・・」

ハーマイオニー「バックビークが処刑されるなんて・・」

そのとき、

マルフォイ「あの、狂った獣についに裁きが下されると思うといい気味フォイ!」

ロン「この、腐れ外道め!」

しんのすけ「お前なんて、次のクィディッチでペタンコにしてやるゾ!」

風間くん「それをいうならペシャンコだろ・・・」

ロン「こんな奴ほっといて占い学の教室にいこうよ」


そういえばしんのすけはなんでホグズミート行けなかったんだ?
ひろしに頼めば許可してくれたろうに

そして、占い学の教室で

ハーマイオニー「いい加減にしてよ! また、しんのすけが死ぬですって!?」

トレローニー「まぁ、こんなこと申し上げるのはなんですけど、あなたの様な俗な心をお持ちの方には、この教科を理解することはできませんの」

ハーマイオニー「結構よ!」プンスカ

しんのすけ「あ~、どこ行くの?オラも~」

風間くん「あ~あ二人して出てっちゃったよ・・・」

ロン「でも、ハーマイオニーが授業を投げ出すなんて・・・しんのすけは別にいつも通だけど・・・」


・・・・・・・

しんのすけ「どうしたの?」

ハーマイオニー「占い学を辞めるのよ!」

しんのすけ「一番楽な授業なのに・・・」

ハーマイオニー「フフッ・・・だから辞めるのよ。なんか最近嫌なニュースばっかり。」

ハーマイオニー「その上スリザリンがクィディッチ優勝杯を取ったりしたら、私耐えられそうにないわ・・・」

ハーマイオニー「次の試合絶対勝ってね! 頼りにしてるんだから!」

しんのすけ「泥舟に乗ったつもりでいたまえ!」

>>103

許可証は忘れた(学校からの手紙を良く見てなかった)設定です 一応・・・  
>>58

試合が近づくに連れて、寮間の対立はこれまで以上に激しくなった。

しんのすけに、廊下ですれ違うスリザリン生は、足を突き出し引っ掛けようとするし(その度に華麗にかわし、後ろの風間くんが犠牲になった)

呪いをかけられそうになったのも一度や二度ではなかった。

そして、決戦の朝 大広間

風間くん「しんのすけ、何か僕に出来る事はないか?」

しんのすけ「う~ん、肩でも揉んでくれたまえ!」

風間くん「・・・仕方ない。負けたら承知しないからな!」モミモミ

しんのすけ「あっ、・・・そこ、そこ、い~~い///」

ロン「やっぱり、この二人って・・・」

ハーマイオニー「こんな所で変な声ださないの!」

しんのすけ「じゃあ何処ならいいの?」

風間くん「そういう意味じゃ無い・・・」


そして、試合前のロッカールーム

ウッド「これが俺にとっての最後の試合だ・・・そして、これが最後の演説になる」

チーム(どうせ長いんだろうなぁ・・・)

ウッド「俺たちの優勝には200点差をつける必要がある、しんのすけスニッチを取るのは50点差がついてからにしろ。」

しんのすけ「ブ・ラジャー!」

ウッド「話はこれだけだ。勝つぞ!」

パチパチ 

ウッド「どうした、お前ら? 拍手なんてして・・・」

フレッド「最高の演説だったよ。オリバー!」

ジョージ「今までで一番だ! 最短記録だよ!」

アンジェリーナ「見て、誰も寝てないわ!」

ウッド「何、積もる話は、勝利の後にすればいいだろ?」ニヤッ

こうして一丸となったチームは、ピッチに飛び出して行くのだった。

競技場

ジョーダン「さぁでは、選手の紹介です。グリフィンドールは野原、双子のウィースリー、ジョンソン、スピネット、ベル、そしてウッド!」

グリフィンドールサイド ワー イケー 

ジョーダン「対するスリザリンは・・・」

マクゴナガル「ちゃんと紹介するんですよ!」

ジョーダン「完全に了解です。メンバーはフォイ、ゴリラA、ゴリラB、ゴリラC・・」

マクゴナガル「ジョーダン!!」

ジョーダン「すいません先生! ですが、試合開始が迫っておりますので、スリザリンの選手紹介は割愛させて頂きます。」

ジョーダン「さぁ、クアッフルが放たれて、試合開始です!」

観客席

風間くん「それで、何でお前がこんな所に居るんだよ・・・」

なんと、しんのすけは風間くん達のいる観客席のすぐそばを飛び会話していた

しんのすけ「だって、ウッドがまだキンタマ取るなって言うから・・・」

風間くん「だからって、相手のシーカーを撹乱したり、出来る事はあるだろ・・・」

しんのすけ「そんなの、めんどくさいゾ」

その時、敵ビーターが、しんのすけ目掛けてブラッジャーを放つ!

ゴリラB(ビーター)「油断しやがって、これでも食らえ!」ボカッ!

ロン「危ない!」

しんのすけ「ほっほーーい!」クルッ

しんのすけは箒を軸に回転して、見事に回避するが・・・ ボクッ!

しんのすけ「あーー! 風間くん!」

フーチ「観客に対してブラッジャーを放つとは何事ですか! グリフィンドールにペナルティースロー!」

ゴリラB「え! おれはシーカーを・・・」

ジョーダン「3年生風間トオル君の、素晴らしい自己犠牲によって、グリフィンドールがペナルティスローを得ました!」

ハーマイオニー「やったわね!風間くん!」

ネビル「よかったね!」

風間くん「全然良くない!」シクシク

試合はグリフィンドール優勢で経過していた。

しんのすけ「スニッチはあそこにあるのは、分かってるし早く50点差つかないかな?」

ジョーダン「アシリア決めたーー! 80対30でグリフィンドールリード!」

しんのすけ「ほうほう! 一応念のため・・・」

丁度近くをすれ違ったマルフォイに声をかける

しんのすけ「80ひく30って何?」

マルフォイ「50フォイ、こんな計算も出来ないのか?」

しんのすけ「ありがと、フォイフォイ!」

しんのすけは一気に加速する!

ところが、急にしんのすけのスピードが落ちる、後ろを振り返ると―――
マルフォイが箒の尾にしがみついていた!

グリフィンドールサポーターは怒りに拳を振り上げる!

マクゴナガル「マイクを貸しなさいジョーダン!」

ジョーダン「はい、先生」スッ

マクゴナガル「この卑怯者! なんという事を!」

風間くん達「あのクソッタレ! しんのすけ、そんな奴振り払っちまえ!」

そして、しんのすけは、箒の尾の方に体を移動させた。

マルフォイ「なんのつもりだフォ・・・ムガッ」

何と・・・マルフォイの顔面に尻を押し付ける!

しんのすけ「喰らえ!必殺! おならバズーカ!!!」プーッ!

マルフォイ「ウオェッ、ゲホクッサ、お前いつも、一体何を食って・・・って待てフォイ!」

その反動を利用して、しんのすけは加速する・・・そして!

パシッ

ジョーダン「信じられねぇ! あの反則をものともせず、スニッチを取った!」

初めにウッドが、そしてフレッドがジョージが、チームメイトがしんのすけを抱きしめる

ウッド「俺達の優勝だ! ついにやった!」

観客席からピッチになだれ込んできたグリフィンドール生と共に彼らは城に凱旋するのであった。







クィディッチ優勝杯の獲得の喜びもつかのま、しんのすけ達に期末試験が襲い掛かる

ロン「占い学の試験もなんとか終わったね!」

風間くん「占いの試験なんてどうやって採点するんだろ?」

しんのすけ「そんなの明日の天気で採点するに決まってるゾ!」

風間くん「お前、お天気占いしたのかよ・・・」

しんのすけ「何にも見えない、水晶玉の前でウソつくよりマシだゾ」

ロン「それ言えてるかも!」

風間くん「あのさぁ、・・・あれ?ハーマイオニーだ」

しんのすけ「どうしたの?そんなに走って」

ハーマイオニー「バックビークが、・・・日没に処刑だって!」

ロン「そんなぁ!」

風間くん「とりあえず、夕方ハグリッドの所に行こう! このまま、ほっとけないよ!」


夕方

コンコン  ガチャ

ハグリッド「どちら様で?」

しんのすけ「オラ達だゾ」

風間くん「僕達ほっとけなくて!」

ハグリッド「お前さん達は、来ちゃなんねぇ! こんな時間に、特にしんのすけは!」

ロン「どうして、しんのすけは特に、なのさ?」

しんのすけ「オラの事・・・嫌いなの?」ウルウル

ハグリッド「馬鹿いえ、そんな訳ねえだろ!」

ハーマイオニー「それじゃ何で、しんのすけだけ?」

ハグリッド「もう、知っちょると、思っとったんだが・・・ブラックの狙いはしんのすけらしい!」

しんのすけ「そう言えば、ルーピン先生がそんなような事、言ってたような気がするゾ!」

3人「そういう事は、もっと早く言えよ!」

ハグリッド「そういう事だから、お前さん達は城に帰らなきゃいけねえ!」

ハグリッド「来てくれた事は嬉しいが、お前さん達に・・・処刑なんてみせられねぇ!」

その時、ロンが大声をあげる

ロン「スキャバーズ! お前こんな所に!」

しんのすけ「本当にスキャバーズなの? そこら辺のネズミじゃなくて?」

ロン「間違いないよ、小指が欠けてる!」

しんのすけ「ヤクザ鼠なのかな?」

ハグリッド「・・・役人どもが来おった・・・ お前さん達は裏口から行け! マントを来てな」

4人は小屋を出て、城へと、芝生を登り始める。

しんのすけ「オラ、やっぱり見過ごせないゾ!」

風間くん「気持ちは分かるけど、今は何も・・・」

ハーマイオニー「私達が小屋に居た事がばれたら、今度はハグリットまで・・・」


そして、しばらくして・・・

シュッ、ドサッ!

4人は言葉も無く佇んだ。

ハーマイオニー「なんて残酷なの?・・・信じられないわ」

風間くん「ロン、さっきから如何したのさ?」

ロン「スキャバーズが、さっきから暴れてるんだ! アイタッ!」

スキャバーズはロンの指を噛み、手の内から逃れる

ロン「待って。スキャバーズ!」ダッ

スキャバーズを追って走りだしたロンを、更に追う形で3人も走り出す


ロン「スキャバーズ、やっと捕まえた!」

その時、しんのすけは暗闇を、何か巨大な獣が跳躍するのを視界の端に捕らえる。それは凄いスピードでロンに迫っている 

しんのすけ「危ないゾ!」

ロン「え? 何が? ってうわっ、この犬何処から!?」

犬はロンの腕に噛み付き、彼を引きずっていく。

風間くん「大変だ! ロン!」

必死で3人も追いかけるが、犬は暴れ柳の根元の穴にロンを引きずりこんでしまった。

それに続こうとする3人は、暴れ柳の極太の枝の一撃に進路を阻まれる!

しんのすけ「オラに任せるんだゾ!」

しんのすけは軽快な身のこなしで、次々に巨木の攻撃を掻い潜り、幹に到達すると

しんのすけ「くらえ、くすぐり攻撃!」

風間くん「でかした、しんのすけ!」

ハーマイオニー「今の内に、私達も!」

こうしてロンを追って、3人は叫びの屋敷に続くトンネルを進むのだった。

叫びの屋敷

奥の方から、ロンの声が聞こえる

ロン「罠だ! みんな逃げろ!」

しんのすけ「オラは友達を見捨てて逃げたりしないゾ!」

そして、ロンの居る部屋に辿り着く

風間くん「犬は何処?」

ロン「犬じゃない! アニメーガス(動物もどき)だ! あいつが犬なんだ!」

しんのすけ「アニメガス? トラえもんの道具かなにか?」

授業をろくに聞いていないしんのすけとは違い、事態を把握した風間くんとハーマイオニーは杖を抜くが・・・

???「エクスペリアームス!」

既にロンから奪った杖で、更に二人の杖も奪い取る。

???「勇敢な子たちだ・・・あぁ」

ハーマイオニー「シリウス・ブラック・・・」

しんのすけ「ほうほう、オラ達に何か用ですかな?」

風間くん「しんのすけは殺させないぞ!」

シリウス「ハッハッ、ワンと勇敢な子だ!・・・・失礼、犬に変身している時間が長いと言葉がなかなか・・・」

ギィ、ギィ その時誰かの近づく足音がする

ハーマイオニー「助けて、シリウスブラックよ! 上にいる!」

足音が早くなり、現れたのは・・・

ルーピン「シリウス、あいつは何処だ?」

シリウス「あの、鼠だ・・・」

風間くん「そんな・・・先生、まさか・・・」

しんのすけ「まかさ・・・・そいつと出来てたなんて!」

ルーピン「コイツと? 冗談じゃない!」

シリウス「こっちもお断りだワン! チッ・・・また・・・」

ハーマイオニー「でも、今までブラックの城への侵入を手引きしていたのは先生でしょう?」

ロン「それで、しんのすけを殺そうとしたんだ!」

ルーピン「私は手引きしていない、どうか落ち着いてくれ、説明するから。」

シリウス「君のネズミを見せてくれないか?」

しんのすけ「オラ、ゾウしか見せれないゾ!」

ルーピン「しんのすけ、君じゃなくてロンのネズミだよ・・・」

ロン「こいつに何の関係があるんだよ!」

ルーピン「そいつは、魔法使いだ!」

シリウス「名前は、ピーター・ぺティグリュー」

ハーマイオニー「そんな、ありえないわ。アニメーガスはみんな登録されて・・・」

しんのすけ「だから、そのアニメガスって何なの? オラも使いたいゾ!」

風間くん「動物に変身できる魔法使いの事だよ。」

シリウス「ピーターも未登録のアニメーガスだ・・・私と同じように」

ルーピン「ジェームズとシリウス、そしてピーターは動物もどきになってくれた・・・狼人間の私と付き合うために」

ルーピン「どうやら、風間くんとハーマイオニーは気づいていたみたいだね?」

風間くん「ええ、スネイプ先生のレポートで・・・」

そのとき、あのネットリとした声が聞こえる。

スネイプ「我輩の教育が実を結んだようで、・・・エクスペリアームス!」

ルーピンとブラックの杖が弾き飛ばされる。

スネイプ「やはり、君がブラックを手引きして・・・」

ルーピン「これは、誤解だ・・・」

スネイプ「そして、ブラック。貴様を捕まえるのが我輩であればと、どれだけ願ったか・・・・」

シリウス「城まで、そのネズミを一緒に連れて行くなら、おとなしく同行するがね・・・」

スネイプ「その必要はないだろう・・・ここを出たらすぐディメンターを呼べばいい」

しんのすけ「ねえねえ、風間くん・・・」

風間くん「何だよ、こんな時に!」

しんのすけ「・・・エクスペリアームスって、どういう呪文だったっけ?」

赤い閃光がスネイプを直撃する!

風間くん「お前なあ! そう言う事は杖を持たずに聞けよ!」

ルーピン「助かった・・・」

シリウス「危ないところを、どうも」

しんのすけ「どいたまして!」

ハーマイオニー「何やってるのよ! さっきまでの話がウソだったらどうするのよ!?」

しんのすけ「ほうほう、先生は狼少年だったらしいですからな」

ロン「それを言うなら狼男!」

シリウス「なら、今こそ証拠を見せよう!」

ルーピン「ロン、ネズミを渡してくれるかい?」

ロン「スキャバーズは家族なんだ! 絶対に渡せるもんか!」

シリウス「一つ忠告しておくが、君が今必死に握り締めているのは、小太りの中年だ・・・」

ロン「どうぞ」スッ

ルーピン「ありがとう、では!」

カッ!

杖から青白い光が迸り

禿げあがった髪、鼠のような口元の小汚い男が現れた・・・

ロン「僕、こんな奴と毎日一緒に寝てたなんて・・・」

しんのすけ「リストラものですなぁ」

風間くん「それを言うなら、トラウマだろ・・・」

シリウス「聞きたい事は山程ある。何故我々を裏切り、秘密をヴォルデモートに明け渡したのか・・・」

ルーピン「ということは、こいつが守人だった?」

シリウス「そうだ。誰もコイツに秘密を託そうなんて考えない、我ながら敵の裏を書く名案だと思っていたが・・・そのせいで、ジェームズ・・・」

ルーピン「友よ、そう自分を追い詰める事はない・・・」

ピーター「一体誰があの方に逆らえるんでチュ?」

風間くん「うえ~ この人も動物だったころの名残が抜けてないよ」

シリウス「当然だ! 12年間もずっとネズミのままコソコソしていたんだから!」

シリウス「さぁ、答えてもらうぞ! ピーター!」

しんのすけ「ネズミの餌っておいしいの?」

ピーター「最初は抵抗があったけど、今じゃもう病みつきでチュウ」

ハーマイオニー「ごめんなさい、私気分が・・・」

シリウス「リーマス、もう私は限界だ! 殺してしまおう!」

ピーター「やめて、やめて・・・」

ピーターがロンに擦り寄る

ピーター「私は良いペットだったろう? 一緒に千の夜を過ごした仲じゃないか・・・」

ロン「・・・・失せろ」

ピーター「かしこいお嬢さん、あなたなら止めてくれるでしょう?」

ハーマイオニー「・・・・・ペッ」ビチャッ

ピーター「あぁ・・・風間くん・・・・ツッコミの上手な風間くん・・・」

風間くん「褒めるところを無理に探すなよ!」

しんのすけ「ほうほう、こんな時までツッコンでるゾ!」

シリウス「お前を庇うものなんて、誰も居ない!」

ルーピン「ヴォルデモートが殺さなくても、私達が[ピーーー]・・・それに気づくべきだったな!」

その時、しんのすけがピーターとシリウス達の間に立ちふさがる!

しんのすけ「それは、ダメだゾ!」

しんのすけ「こんな奴でも、[ピーーー]のはイケナイ事だゾ」

ルーピン「シリウス、この子の言う通りだ。こんな奴の為に君の肉球を汚す訳にはいかない」

ぺティグリューを城に連行すべく一同は叫びの屋敷を出発した。

シリウスはスネイプ先生を乱暴に引きずり、ピーターはロンとルーピン先生に手錠で繋がれ、無理やり引っ張られた。

シリウス「ネバネバの髪の毛だが、モップがわりには使えるかも知れん」

しんのすけ「自由になれるんでしょ? お尻のおじさん、よかったね!」

シリウス「お尻のおじさんって私の事かい? シリウスお兄さんと呼んでほしいものだが・・・」

ルーピン「その年でお兄さん!? お尻のおじさん、似合うじゃないか!」

シリウス「だが、君達には感謝してもしきれない。何かお礼を・・・」

しんのすけ「とりあえず、オラ、一つ知りたい事があるゾ」

シリウス「一体それはなんだい?」

しんのすけ「おじさんはどうして、ディメンター相手にそこまで頑張れたの?」

シリウス「それは・・・」

その時、月明かりが彼らを照らす。

シリウス「満月・・・まさか!」

ハーマイオニー「ルーピン先生が!」

恐ろしい唸り声と共に、ルーピンの姿が変わっていく・・・

シリウス「ここは、私に任せろ! 君達は逃げろ!」

狼人間に黒い犬が、向かっていく。

あまりに急な出来事に4人の感覚は麻痺していた。その隙にピーターがルーピンの杖を拾う。

ピーター「それじゃ、さよならでチュウ!」

風間くん「待て! エクスペリアームス!」

しかし、遅かった! 変身を終えたピーターはネズミとなって逃げた!

しんのすけ「変態だ! 変態だ! ピーターが変態して逃げ出した!」

ロンはルーピンの変身の際に怪我をしたのか、うずくまっている。

ハーマイオニー「シリウスと、先生は?」

キャン キャン

しんのすけ「あっちから、声が聞こえるゾ!」

駆け出したしんのすけに、ハーマイオニーと風間くんも続く!

風間くん「ロンはここで待ってて!」

そして、彼らが湖のほとりに辿り着いた時、そこには人に戻ったシリウスが倒れていた。

しんのすけ「おじさん!」

シリウス「逃げろ。・・・逃げろぉぉぉ」

ハーマイオニー「あ、あ、」

風間くん「・・・ディメンターだ・・・・」

しんのすけ「何か幸せなことをカンガルーんだゾ! エクスペクト・パトローナム!」

しんのすけの杖から靄が吹き出し、ディメンターとの間に壁を作る。

風間くん「エクスペクト・パトローナム」

ハーマイオニー「エクスペクト・パトローナム」

2人も唱えるが、何も起こらない! ディメンターが容赦なく、2人に襲い掛かる

風間くん「そんな・・・もえPが打ち切りなんて・・・いやだぁぁぁぁぁあ」ドサッ

ハーマイオニー「私、退学・・・・ウソよぉぉぉ」ドサッ

2人は地面に倒れ込む。しんのすけは必死に唱える

しんのすけ「エクスペクト・パトローナム!」

もう、手の感覚もなく、目が霞始める・・・・しんのすけは倒れている3人に目をやる

しんのすけ「オラがやらなきゃ、風間くん・・・ハーマイオニー・・・おしりス・・・」

シリウス「・・・シリウスだ・・・」ボソッ

しんのすけ「エクスペクト・パトローナム!!」

これまで以上の力で、守護霊はディメンターを押し返すが、数を増していくディメンターについに破られる。

しんのすけ「オラが・・・お守り・・・」

立ち上がろうにも体に力は入らず、杖は手から放れた。それでも、しんのすけは闘おうとする。


そのとき、銀色の光が彼らを包み込み、ディメンターを蹴散らす。

しんのすけ「・・・あれは、」

助かった安心感で、しんのすけは最後の意識の糸が切れ、気を失った

医務室

ファッジ「君が、ブラックを捕まえ、彼らを保護してくれて助かった。これはマーリン勲章ものだよ!」

スネイプ「それはまことにありがたいです。」

ファッジ「それにしても、ひどい切り傷だねえ、それに髪にも色々絡まっているようだが・・・」

スネイプ「髪の方は分かりませんが、切り傷ならそこで眠っている野原の仕業です。」

ファッジ「君程の魔法使いに、生徒が手傷を負わせるなんて・・・」

スネイプ「恐らく、ブラックの錯乱の呪文でしょうな、まぁ平生から野原は錯乱しているような所がありますが・・・」

ファッジ「しかし、何ゆえディメンターがブラックを仕留めず退却したのか、分かるかね?」

スネイプ「あれだけの数のディメンターを、追い払う守護霊を作り出せる魔法使いはあの場には居なかったにも関わらずですか?」

ファッジ「ああ、ブラックは衰弱しておったし、あとは学生じゃないか。まぁディメンターには今からその分働いてもらうとしよう!」

スネイプ「実に楽しみですな、閣下!」

その時、狸寝入りをしていた4人が一斉に抗議を始める

4人「ブラック(お尻のおじさん)は無実で、ピーター(チーター)が本当の犯人です!!」

スネイプ「お分かり頂けましたかな?」

ファッジ「完全に錯乱しておる、ブラックめ上手くやりおった。」

4人の抗議は錯乱呪文によるものと無視され、大人達は医務室を出て行った

風間くん「何とか真実を伝えないと!」

しんのすけ「でも、大人達はオラ達がサフランしてると思って相手にしてくれないゾ」

ダンブルドア「それを言うなら錯乱じゃろうて」クスクス

ハーマイオニー「シリウスは無実なんです!」

ダンブルドア「うむ、ワシもそう思う。先程本人から話を聞いての」

ロン「それじゃあ!」

ダンブルドア「じゃが、君達とブラック本人の話が証拠では、今から彼の運命を変える事は出来ん・・・」

しんのすけ「そんなのおかしいゾ!」

ダンブルドア「またまた同意見じゃよ、そうじゃ、必要なのは・・・時間じゃ。」

ハーマイオニー「それって・・・」

ダンブルドア「シリウスは8階のフリットウィック先生の事務所じゃ。」

しんのすけ「またムショにいるの?」

風間くん「黙ってろ!」

ダンブルドア「首尾よく運べば今夜、罪無き命を一つといわず救えるじゃろう。誰にも見られるでないぞ」

ダンブルドア「ミス・グレンジャー、3回ひっくり返すと良かろう、幸運を祈る。」

風間くん「何かの暗号かな?」

ハーマイオニー「しんのすけ、風間くんこっちに! ロンは足に怪我してるから置いてくわね!」

しんのすけ「またね!」

ハーマイオニーは鎖を二人の首にかける。そして、その先についている砂時計をひっくり返した。

しんのすけ「あれ、お日様が出てるゾ! もしかしてハーマイオニー、地球を回転させたの?」

風間くん「いや、違うだろ・・・これは、時間を?」

ハーマイオニー「そうよ、これは逆転時計。今はさっきまでの3時間前よ」

しんのすけ「これがあれば、録画を忘れても安心ですなぁ」

ハーマイオニー「馬鹿なこと言ってないで、人気の無い場所まで行くわよ!」

しんのすけ「そして、オラと風間くんを一気に・・・・」

ゴチン!

風間くん「これで今年の君の時間割の謎が解けたよ」

ハーマイオニー「でも、こっちの謎はまだ解けないわ、どうして3時間も前に・・・」

しんのすけ「バックビーフだゾ!」

風間くん「そうか!」

ハーマイオニー「それじゃあ風間くん、バックビークを助けて来て!」

風間くん「何で僕が?」

しんのすけ「風間くんのお辞儀なら、すんなりついて来てくれるゾ」

ハーマイオニー「そういう事よ、良い? 誰にも見られちゃダメよ! 同じ時間に同じ人物が二人存在しているのは知られちゃダメなの!」

しんのすけ「でも、良くそんなクスリを冒して今まで授業取ってたね」

風間くん「それを言うならリスク!」

ハーマイオニー「今はそんな事より、バックビークよ! 任せたわ!」

風間くん「分かった!森の方に連れてくよ」



風間くん「やったよ!」

しんのすけ「流石だったゾ!」

ハーマイオニー「それじゃあ、暴れ柳の方に行きましょう。」

風間くん「そこなら、状況が良く見えるね!」

しんのすけ達は暴れ柳の方に移動し始める。
しんのすけは何度かバックビークの名前を間違えて、その度に風間くんがなだめた

風間くん「お前、・・・ワザとじゃないよな?」

柳の近くのどこか

しんのすけ「あれ、オラ達だゾ!」

風間くん「スネイプ先生、かなり乱暴に引きずられてるね・・・」

ハーマイオニー「ルーピン先生が変身するまで、もうすぐだわ!」

風間くん「そう言えば、さっき大臣達も言ってたけど・・・なんでディメンターはキスしなかったんだ?」

ハーマイオニー「私、気絶しちゃって・・・」

風間くん「僕もだよ。」

しんのすけ「もえPが打ち切りなんてぇぇぇ とか言ってたよね?」アハアハ

ハーマイオニー「もえP?」

風間くん「別になんでもないよ(汗)・・・しんのすけ、お前何か見てないのかよ?」

しんのすけ「オラ、見たゾ。パトローナスで助けてくれたんだゾ!」

ハーマイオニー「えっ!? 誰なの? やっぱり先生方の誰か? あれだけのディメンターを追い払ったんですもの!」

風間くん「早く教えろよ、誰だったんだよ?」

しんのすけ「アクション仮面」

風間くん「え!?・・・そんな訳無いじゃないか!」

しんのすけ「ホントだゾ! オラ見たんだゾ!」

ハーマイオニー「何なの? そのアクション仮面って?」

風間くん「日本でやってる子供向け特撮番組のヒーローさ。」

ハーマイオニー「その彼が、守護霊を?」

風間くん「まさか! しんのすけの見間違いさ!」

しんのすけ「そこまで言うなら、後で湖に行って確かめればいいゾ!」












しばらくして、3人の顔を月明かりが照らす

そして、ルーピン先生が変身し始める!

しんのすけ「今、ペーターを捕まえれば!」

ハーマイオニー「ダメよ! 姿を見られたらもっと酷い事態になるわ!」

風間くん「歯痒いけど、ここは我慢しよう。」

風間くん「今のうちに湖の反対側に行こう!」

しんのすけ「・・・・・」

ハーマイオニー「辛いのは分かるけど、今は堪えて!」

しんのすけ「え? いや、オシッコ」

ハーマイオニー「その辺の木陰でしてきなさい!」

そして、湖

風間くん「結局、僕はディメンター相手になにも出来なかった・・・」

ハーマイオニー「私もよ・・・」

しんのすけ「オラ達が来るゾ!」

3人は向こう岸の自分自身が倒れていくのを、見守った

ハーマイオニー「あなた、一人であんなに頑張ってたの?」

しんのすけ「オラは一人だなんて思ってなかったゾ!」

風間くん「しんのすけ・・・・」

しかし、しんのすけも遂に力尽きる

しんのすけ「もう、アクション仮面が来てくれるゾ!」

ハーマイオニー「いいえ、誰もこないわ・・・」

風間くん「このままじゃ僕たち・・・みんな死んじゃうよ・・・」

しんのすけ「え?・・・そんなの嫌だゾ!」

しんのすけは飛び出した!

しんのすけ「エクスペクト・パトローナム!!!」

しんのすけの杖から、眩い光と共に、なにかが飛び出す! 

「救いのヒーロー、見参」

守護霊は腰に差した千歳飴を抜き放ち、ディメンターを追い払う!

パトローナスはディメンターを一網打尽にすると、しんのすけの元に戻ってくる。
それは上半身は裸で、下半身にはタイツ、二足歩行の豚。

しんのすけ「ぶりぶりざえもん!」

守護霊「しんのすけ、私にまた人助けをさせてくれてありがとう。」

そう言い残し、守護霊は消えてしまった・・・



3人は城の8階目指し、バックビークの背に乗り飛んでいく

風間くん「信じられないよ、まさか、しんのすけが!」

ハーマイオニー「あれだけのディメンターを追い払うなんて!」

しんのすけ「オラはただ、みんなを助けたいと思っただけで・・・///」

そして、3人はフリットウィックのオフィスに居るシリウスを見つける。

ハーマイオニー「アロホモラ!」

風間くん「こんな簡単に開いちゃうなんて!」

しんのすけ「さ、お尻のおじさん、乗って!」

シリウスを乗せると、バックビークは最寄の塔の上まで、上昇する。

シリウス「何と、お礼をしたらいいか・・・」

しんのすけ「そんなのはいらないゾ!」

シリウス「なら、せめて君の疑問には答えておこう。私がディメンターに対抗出来た理由だ・・・」

風間くん「それは確かに気になります。」

シリウス「私が愛する人と共に居たからだ。どれだけ遠く離れても、たとえこの世を去っても、本当に大切な人はいつもココに居て力を貸してくれる。」

しんのすけ「・・・・・」

シリウス「しんのすけ、君は本当に素晴らしい魔法使いだ! ハーマイオニー、君程賢い魔女に会うのは初めてだ!」

シリウス「そして風間くん・・・君は・・本当にお辞儀が上手だ!」

風間くん「さっさと行け!」

シリウス「また会おう!」

こうして、シリウスはバックビークに乗り、飛び去って行った・・・

そして、2日後・・・・ 4人が退院して廊下を歩いていると

モブ生徒A「ねえ、知ってる? ルーピン先生辞めるんですって!」

モブB「当然じゃない? 狼人間だったんでしょ? 噛まれなくて良かったわ」

しんのすけ「え・・・辞める? そんな!」ダッ

風間くん「おい、しんのすけ!」

ロン「あ~あ、行っちゃった・・・」

ハーマイオニー「一人で行かせてあげましょう・・・」


バッ

ルーピン「おやおや、どうしたんだい。そんなに慌てて」

しんのすけ「先生! 辞めるなんてウソだよね!? 先生は狼少年だもんね!?」

ルーピン「それを言うなら狼人間だし、狼人間なら仕事を辞めるのは当然だよ・・・」

しんそすけ「オラ、先生が辞めるなんて認められないゾ! まだオラ先生から教わりたいゾ!」

ルーピン「もう、君は私から教わる事はない。話しておくれ、君の守護霊・・・ぶりぶりざえもんの事を」

しんのすけ「オラが考えた救いのヒーローだゾ!」

ルーピン「守護霊というのは作る人の心の象徴だ。君の心はまさに、君にとっての正義の形そのものだという事だ。」

ルーピン「私は君に教える事が出来たのを、誇らしく思うよ。」

しんのすけ「先生・・・」

ルーピン「さっ、君にこの地図を返そう。製作者の一人としても、君に持っていて欲しい。」

ルーピン「では、また会う日まで・・・いたずら完了」

ルーピンが出て行った部屋に取り残されていると、ダンブルドアが入ってきた。

ダンブルドア「どうしたね? 浮かない顔して・・・」

しんのすけ「オラ、結局なにも出来なかったゾ・・・」

ダンブルドア「何も出来なかったと? それどころか大きな変化をもたらした。」

ダンブルドア「君はもっと自分を誇って良いのじゃ・・・君はあのディメンターを追い払った自分が誰に見えた?」

しんのすけ「・・・アクション仮面・・・でも見間違いだったゾ」

ダンブルドア「見間違いなどでは無い! 君は自分自身の中に、憧れるに足るヒーローを見出したのじゃ。」

しんのすけ「でも、オラがピーターを見逃そうなんて言わなければ・・・」

ダンブルドア「では、君はアクション仮面なら、あの場でピーターを殺したと思うかね?」

しんのすけ「!!」

ダンブルドア「そうじゃ、多くの人間は何が正しいか分かっていながら、それを貫く事は出来ない。間違ったことの方がずっと容易いからじゃ。」

ダンブルドア「じゃが、君は違う! 守護霊を作り出した時、君は君自身の心が自分の正義そのものである事を証明したのじゃ!」

そうしてダンブルドアも部屋を出て行った。少しだけ気分が軽くなった、しんのすけを残して・・・

汽車に乗るまでの日 4人は爆発スナップや、ウッドの居ないクィディッチ等をロンの兄妹達と満喫した。

しんのすけ「出番が出来て良かったね!ジミー!」

ジニー「ジニーよ!!」

そして、汽車の中で

ロン「この夏はみんな、うちに来なよ。クィディッチワールドカップがあるんだ!」

しんのすけ「ワールドカップ!? 更に練習がキツくなりそう・・・」

風間くん&ハーマイオニー「お前が出るんじゃねーよ!!・・・まったく」

思わずみんなから笑みが零れる

フレッド「でも、しんのすけなら将来出れるかも知れねーぜ!」

しんのすけ「オラの方からお断りだゾ!」

汽車が着くと、家族が待っていた。

ひろし「何か、お前少し逞しくなったか?」

みさえ「そう言われれば、顔つきも締まって・・」

しんのすけ「尻の穴は?」

みさえ「そんなもん見せんで良い!」

ひまわり「お兄ちゃん、お久しぶりぶり!」

ハーマイオニー「妹さん?かわいい子ね!」

ひろし「おっ! ガールフレンドか?」

ひまわり「お兄ちゃん、やる~!」

ハーマイオニー「いえ、そんなんじゃ///」

ロン「じゃあ、一ヶ月したら迎えに行くよ!」

みさえ「また、しんちゃん休みの途中でどっか行っちゃうの?」

ひろし「なら、この一ヶ月はうんと大切に過ごさなきゃな!」

しんのすけ「全く・・・早く子離れして欲しいゾ」ヤレヤレ

そう言いながらも、しんのすけは胸に暖かいものを感じるのであった。 





長い事お付き合いありがとうございました。

ゴブレットは早くて明日の夜からかな?  

乙!

早いな。この調子なら全部いけそう
しかし疑問だが、学生時代は落ちこぼれだったピーターやネビルも卒業したら
いっぱしの魔法使いになれたのになんでロックハートってあんなにダメなんだろう
あいつ本当に卒業してるのか?それとも中退してるのかな

>>155 ネビルはDAで開花するから・・・ 

ロックハートは忘却術と顔でなんとか出来たけど、ピーターはある程度自力がないと生き延びれなかったっていうのがあるかなと・・・


一応 新しいスレ建てたけど、こっちでやろうかな? 新スレ荒らされてて

sageでこっちに書き込んで完結したら、コピペするってのは。

2ch初心者で勝手が良くわかってないもんで・・・

しんのすけ「オラが代表選手だゾ」


夏休みももう半分が過ぎ去った 野原家

みさえ「しんのすけ! 風間くんが来たわよ!」

しんのすけ「母ちゃんが出迎えれば?」

げ ん
こ つ

みさえ「あんたの友達でしょうが!」

ガチャ

しんのすけ「ローンが後23年残っている家ですが、どうぞ」

風間くん「入りにくくなる様な事言うなよ・・・」

居間には、野原家が勢ぞろいしていた。

風間くん「みなさん、お揃いで」

ひろし「何たって、ウィーズリーさんには一月も息子が世話になるっていうんだし、俺の方からも一言挨拶しとかなきゃ」

風間くん「ここに迎えにくるって手紙が来たけど、どうやるんだろ?」

しんのすけ「シャカシャカパウダーじゃない?」

風間くん「それをいうならフルフル・・・じゃなくてフルパウダーだろ?」

みさえ「で、何なの?その振るパウダーって?」

風間くん「魔法使いの家の暖炉間を移動出来る、魔法の粉ですよ。」

ひまわり「でもうちには、暖炉なんて・・・あるのはローンだけ・・・」

ひろし「悪かったな!」

そのとき、ピンポンピンポンピンポーン

ガチャ

しんのすけ「こんちは! おひさしぶりぶり!」

みさえ「コラ! こんにちはでしょ!」

アーサー「これはこれは、初めまして。私、ロンの父親のアーサーです。」

ひろし「どうも、しんのすけの父親のひろしです。」

アーサー「しかし、これは凄い発明ですな! ボタンを押すだけで音が出る! これはみなさんがお作りに?」

しんのすけ「その辺のお店で売ってるゾ」

アーサー「こんな、素晴らしいものが店で買えるなんて、何て素敵なんだ!」

風間くん「どうやって、ここまで来たんですか?」

アーサー「最初は煙突飛行ネットワークを使おうと思ったんだが、その・・・」

しんのすけ「暖炉がなくてすいませんね!」

アーサー「いや何、姿現しの方が早い事に気づいただけで・・・」

ひろし「その姿あらわしって?」

アーサー「実際に見てもらった方がいいかと、風間くん。私に掴まって・・・」

バシッ!

みさえ「消えちゃった・・・」

バシッ!

ひまわり「また、戻ってきた!」

アーサー「それじゃ、しんのすけくん、私に掴まって」

しんのすけ「オラを捕まえてみて・・・」

みさえ「何馬鹿な事言ってんの! すみません、こんな息子ですが宜しくお願いします。」

アーサー「ユーモアと正義感に溢れた素晴らしい息子さんですよ。」

ひろし「みさえ、俺達の心配はもう、いらねえよ。それじゃ、しんのすけ。元気でやれよ!」

ひまわり「私も行きたい!」

しんのすけ「ひまも来年もしかしたら・・・、じゃ、行ってくるゾ!」

バシッ!

みさえ「お別れは魔法無しの方が良いわね・・・ずっと長く見送れるんですもの・・・」

向こうでも宣言してたら意味ないんだよなぁ…

>>170

リンク貼らなくても分かるものなのですか? 

>>171
ガイジ

>>174 そりゃ検索したら分かるのは当然だろ 荒らしが追ってくるか来ないかが大事で

タイトルお願い!!

>>177 しんのすけ「オラがホグワーツ代表だゾ」

隠れ穴

モリー「久しぶりね、しんちゃん。会いたかったわ!」

しんのすけ「オラも会いたかったゾ・・・風間くん!」

風間くん「お前とはさっき別れたばかりじゃないか・・・」

ロン「やぁ、良く来たね! 寝室に案内するから着いて来てよ!」

しんのすけ「オラ、風間くんと二人っきりで///」

風間くん「僕はそれ以外ならどこでもいい!」

???「ロン、友達を僕らに紹介してくれないと、ダメじゃないか!」

ロン「分かったよ、ビル! しんのすけ、風間くんこれが僕の一番上の兄貴ビルだ。」

しんのすけ「オラと張り合うくらいのイケメンですなぁ」

風間くん「もう、ホグワーツはご卒業されているんですよね? お仕事は何を?」

ビル「グリンゴッツで呪い破りをしてる!」

モリー「在学中は主席だったのよ、パーシーと同じで!」

しんのすけ「それは、去年本人から聞きました」

ビル「どうせ、しょっちゅう僕は主席だから通してくれとか言ってたんだろ?」

モリー「まぁ、あの子はそういう所はあるけど、優秀なのに、何であの二人は・・・」

その時、

フレッド「呼んだかい? ママ!」

ジョージ「O・W・Lの成績が芳しくないのは、認めるよ。でも、僕たちにはそんなもの必要ないね!」

モリー「そうやってあなた達は学業をバカにして!」

ロン「ああ、お袋の怒りが爆発する前に退散しよう・・・」

そしてモリーの腕によりをかけた夕食を、たっぷり食べしんのすけは眠りについた。

・・・・・・・・


ピーター「ごチュウ人様、それではあなたのご決心はお変わりないと・・・・?」

ヴォルデモート「当然だ。それといい加減その気色悪いしゃべり方をやめろ」

ピーター「ご主人様・・・野原しんのすけ以外のものでも、お出来になると思うのでチュが・・・」

ヴォルデモート「野原しんのすけなしでだと・・・? なるほど・・・」

ピーター「何もあの子の事を心配してる訳ではございません!」

ヴォルデモート「・・・なるほど、だが俺様はあの小僧を使う必要があるのだ」

ピーター「それは、あの子がご主人様をオシリでやっつけたからでチュか?」

ヴォルデモート「なんだと! 俺様は断じて尻などにはやられていない・・・・」

ピーター「では、どうして?」

ヴォルデモート「だが、あの小僧が俺様には得体の知れぬ力を持っているのは確かだ。以前より強大になり復活するにはあの小僧が肝要だ。」

その時、スルスルと部屋に蛇が滑り込んでくる。

ヴォルデモート「ほう、ナギニがマグルの御客人が部屋の外に居ると・・・御もてなしせねば。」

ピーターがドアを開く。

ヴォルデモート「アバダケダブラ!」

緑の閃光が走る! それっきりマグルの老人は動かなくなった・・・

しんのすけ「Zzz・・・うわぁああああ」

風間くん「しんのすけ、耳元で叫ぶなよ!」

しんのすけ「今、人を殺した。」

風間くん「なんだって!?」

しんのすけ「ヴォルデモートが!」

ロンもその名前を聞いて飛び起きる!

ロン「朝からなんなのさ?」

風間くん「しんのすけ、夢の事でそこまで驚くなよ。」

しんのすけ「妙に蟻アリティがあったゾ」

風間くん「それを言うなら、リアリティだろ・・・」

しんのすけ「そうとも言う。それに、オシリの傷も何だか痛いゾ」

そのとき下の階から声がかかる

ハーマイオニー「あなた達も起きて朝食食べないと遅れるわよ!」

ロン「その夢は、気になるけど・・・急がないとワールドカップに遅れちゃう!」

しんのすけ「それで、今からどこのクリニックに行くの?」

風間くん「それを言うなら、ピクニックだろ・・・」

しんのすけ「そーともゆう。蒼井優」

ハーマイオニー「それに、ピクニックじゃなくて、ワールドカップに行くのよ!」

ロン「でも、パパこんな大勢で、どうやって会場まで行くのさ?」

アーサー「移動キー(ポートキー)を使う。」

しんのすけ「それで、そのポンキッキーってなんなの?」

アーサー「ポートキーね・・・魔法使いを瞬間的に移動させる魔法がかけられたものの事さ。」

風間くん「そのキーはどんな形をしてるんですか?」

アーサー「大抵はマグルの気を引かないような、地味なものさ」

しんのすけ「ジミーみたいに?」

ジニー「だから、ジニーよ!!」

アーサー「まあ、長靴とかそんなものに魔法をかける訳さ。」

ハーマイオニー「それで、今その移動キーの場所に向かってるって訳ですね。」

アーサー「その通り。あの丘の頂上に設置してあるはずさ。」

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