【艦これSS】提督「休みたい……」 (27)

提督「休みたい……」

霞「何言ってんのよ。まだ執務始めてから1時間もたってないじゃない」

提督「昨日の残業があれで……」

霞「はぁ!? 残業じゃなくて、ゲームばっかりしてたせいでしょ!?」

提督「まさか見ていたのか?」

霞「見てるも何も、昨日秘書艦だったイムヤから聞いたわよ」

提督「上司の告げ口とは、けしからん奴だ」

霞「あなたが頼りないからよ。いいから、さっさと始めなさい」

提督「はい……」

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提督「やっと昼になった~!!」

霞「そうね。食堂へお昼を食べに行きましょ」

提督「早く行こう、霞!!」

霞「急がなくたって、食堂は逃げないわよ」

提督「レッツゴー!!」

霞「はいはい」

提督「霞は何食べる?」

霞「そうね……。サンマ定食にしようかしら」

提督「昨日もそれ食ってなかったか?」

霞「好きなのよ。悪い?」

提督「いいや、俺もサンマ好きだし。そうだ俺もサンマ食うか」

霞「別に無理しなくていいのよ?」

提督「いや、別にしてないけど……」

霞「そう? ならいいわ」

提督「霞、何か不満があ……」

168「司令官ーっ!! 司令官もお昼なのよね!?」

提督「うぉっ!? イムヤか、いきなり飛びつくじゃない」

168「だって、昨日すぐに私室に帰っちゃうんだもの。もっと遊びたかったのに」

霞「十分遊んでたじゃないの。一緒に間宮さんのところに行ってたわよね」

提督「そうだぞ。俺だって、いつも時間があるわけじゃない」

霞168「……ゲーム」

提督「さーて、サンマ食うかー。ついでに間宮アイスも食べるかー」

霞168「もちろん私(イムヤ)たちもよね?」

提督「も、もちろんです……」

提督「すみませーん。サンマ定食2つと……イムヤは何食べる?」

168「イムヤ? イムヤもサンマ定食でいいよ」

提督「えっと、サンマ定食3つくださーい」

霞「席を取っておいたわ。行きましょ」

168「はやく行こうよ、司令官!!」

提督「わかったから、引っ張るなって……」

霞「そこ、デレデレしないっ!!」

提督「あー、腹いっぱい……」

霞「サンマ定食3つも食べたらそうなるわよ」

168「司令官、いい食べっぷりだね!!」

提督「まさか最初の注文も取られるとはな……。さて、そろそろ執務室に戻りますか……」

168「あれれ? 司令官、何か忘れてるんじゃないの?」

霞「とぼけたって意味ないわよ」

提督「うぐっ……、二人とも本当に甘味処に行くか? あんなに食べた後じゃ、相当きついんじゃないか?」

168「司令官、甘いものは別腹よ!!」

霞「ここまで来たんだから、大人しく観念しなさい。それに食べ過ぎたのはあなただけよ」

提督「わかったよ。さっさと甘味処に行くぞお前ら」

168「ふぅ、おいしかった♪ 提督、今から遊ばない?」

霞「ダメよ。今から残ってる執務を片付けなくちゃならないんだから」

提督「だとよ。また今度遊んでやるから、それまで我慢してくれ」

168「はーい……。また次にするね」

霞「ほら、さっさと行くわよ」

提督「じゃあな、イムヤ。また今度な」

168「うんっ!! お仕事頑張ってね!!」

提督「あっ、そうだ、霞。ちょっと用事があるから、先に執務室に戻っててくれないか?」

霞「用事?」

提督「満潮に呼ばれててさ」

霞「ふぅん? じゃあ、さっさと行ってあげなさい」

提督「すぐ戻れると思うから、先に執務始めててくれ」

霞「わかったわ」

提督「よろしくなー」

提督「満潮ー。来たぞー」

満潮「開いてるわ」

提督「じゃあ失礼。いきなりで悪いが、一体なんの用なんだ?」

満潮「その前に座ってくれる?」

提督「わかったが……」

満潮「話をする前に1つだけ確認させて。今日の秘書艦は誰なの?」

提督「満潮も知ってるだろ? 霞だよ」

満潮「明日は?」

提督「イムヤだけど……。それがどうしたっていうんだ」

満潮「ただの確認だわ。あの二人が交代で秘書艦をしてるのは、この鎮守府全員が知ってることなんだから」

提督「それはそうだが、結局何が言いたいんだ?」

満潮「いえ、あの二人は気づいてるかしらと思ったのよ。司令官、大丈夫なの?」

提督「何が?」

満潮「最近、司令官が何かに怯えているような感じがするのよね」

提督「気のせいじゃないか? 特に怯えるような理由なんてないしな」

満潮「……私の勘違いだったってことね」

提督「話は終わりか? なら俺は執務に戻らせてもらおう」

満潮「気をつけて、司令官」

提督「霞、今戻ったぞ」

霞「お帰りなさい。何の用だったの?」

提督「あぁ、なんでも体に気をつけてとか言われた」

霞「たったそれだけ?」

提督「そうだな」

霞「あとで満潮にはきつく言っておくわ。あまりあなたを困らせないようにって……」

提督「そこまでしなくても大丈夫さ。コミュニケーションも大事だしな」

霞「あなたが言うなら、それでいいわ」

提督「霞……。これで終わりなのか?」

霞「そうね。あなたが今やっているのが最後だわ」

提督「やっと終わった……。苦節9時間、俺頑張った……」

霞「馬鹿言ってる暇はないわよ。これからが本番なんだから」

提督「えっ? 本番って何のことだ?」

霞「これから大規模作戦が始まるでしょ? ちゃんと準備をしなくちゃならないわ」

提督「そうだったな。無事に誰1人欠けないことを祈るよ」

霞「それにもう1つあるわ」

提督「もう1つ?」

霞「ええ、とても大事なことよ。1日も欠かさずやってきたことなんだから」

提督「へぇ、毎日やってることがあるんだな。知らなかったな」

霞「知らないのも無理ないわ」

提督「まさか花嫁修行だったり?」

霞「それに近いかもしれないわね。ねぇ、あなた……」

提督「どうしたんだ?」

霞「……」

提督「か、霞!! や、やめ……」

提督「うぅ……、痛てて……。頭が痛い。くらくらする……」

提督「あれ? なぜか手が動かせ……、手錠!? 体も足も縄で縛られて動かせないし……!?」

提督「どうなってるんだ? 確か最後……、霞と……」

霞「あら? 起きたの?」

提督「……霞?」

霞「そうよ。あなたの霞よ」

提督「俺を拘束したのはお前か?」

霞「ええ、私よ」

提督「なんでこんなことするんだ?」

霞「あなたが好きだからよ。それ以外に理由なんてないわ」

提督「そうだったのか、知らなかったよ」

霞「あら? 何度も伝えているのにね」

提督「そうだとしても、だ。これは上官への反逆罪に値する。今なら何もなかったことにする、今すぐこの手錠と縄を外すんだ」

霞「ふぅん? 何度も拘束されているんだから、今更何言ってもしょうがないわ」

提督「なんだと?」

霞「いつも執務が終わったら、こうしてあなたとおしゃべりするのよ」

提督「いや、そんな記憶は……」

霞「それは、私たちがしっかりとあなたの記憶を管理してるからよ」

提督「馬鹿な。そんなことできるはずがない」

霞「明石や夕張に頼んで作ってもらったわ。あの子たち、とても優秀ね」

提督「霞、こんなことはやめ……」

霞「あぁ、もうっ!! いつものことだけど、ごちゃごちゃうるさいわね。すぐに始めましょ」

提督「何をする……」

霞「おしゃべりって言ったじゃない」

提督「お前と話すことなんてない」

霞「ふふっ。あなた、照れちゃって。今日は13時間42分39秒も一緒にいれたわ、嬉しいでしょ? 途中で邪魔が入ったけど、もう邪魔できないように始末したわ」

提督「満潮……」

霞「これのことかしら? 汚いから明日ゴミに出そうと思うんだけど」

提督「頭……。満潮……」

霞「聞こえてないみたいね。いつもと同じね」

霞「夜は長いわ。私と遊びましょ?」

提督「……」

~~~

提督「休みたい……」

168「じゃあ、イムヤと遊ばない?」

提督「よし遊ぶか。今は霞もいないわけだし……」

霞「私がいないからどうするの?」

提督「か、霞!?」

霞「サボらないで働きなさい」

提督「うぅ……。はい……」

168「司令官、今日も頑張ろうね♪」

終わりです
依頼出しときます

風呂敷広げ過ぎるのも悪いと思ったので……

いろいろ申し訳ない
>>25は俺だ

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