白雪姫「安価で母親から逃げ切る」 (607)

母「前略」

鏡「中略」

母「後略」

白雪「大変なことを聞いてしまったわ・・・!」コソッ

白雪「こうなったら、>>3で逃げ切るしかないわね!」


!アテンション!

・原作準拠
・知らない単語は調べたり調べなかったり
・飽きたらおわり
・りんごはおいしい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498396605

毒りんご

白雪「そう、毒りんごで逃げ切るしかないわ!」

白雪「殺られる前に殺れ! 先手必勝! 攻撃こそが最大の防御なのよ!」

白雪「毒りんご・・・まず、りんごを用意しないと始まらないわ。>>6へ行きましょう。」

青森

白雪「りんごと言えば、青森よね! 青森の小学校では、りんごの品種下敷きを配布してまで次代の教育に力を入れているわ!」

白雪「お母様だって実子を嫉妬で殺そうとするキ印だけれど、曲がりなりにも女王。舌は肥えているわ。生半可なりんごでは食べてくれない筈・・・!」

白雪「日本一のりんごを、買い付けに行くわ・・・!」

かくて白雪姫は、青森行きのフェリーに乗船し、一路りんごの国、青森を目指した・・・!

そして青森に降り立った白雪は、目の前に広がる光景に愕然とした。
りんごが・・・無いのだ・・・!

白雪「ど、どうして・・・!」

??「お嬢さん、青森は初めてかい?」

白雪「は、はい。おじいさん、あなたは・・・?」

??→農家「ほっほ、儂は通りすがりの農家じゃよ。青森に来たと言うことは、お嬢さん、りんごがお目当てだね?」

白雪「ええ。けれど、りんごがどこにも・・・。」

農家「それはなぁ・・・。>>13のせいなんじゃ・・・。」

おおかみ

農家「おおかみのせいなんじゃ・・・。」

白雪「まあ、おおかみが!? まさか、村の労働力がおおかみに食べられて・・・!?」

農家「違う! 奴らは・・・奴らは・・・焼肉のたれを作るのに、りんごを使っているんじゃ!」

白雪「おいしいものね・・・! 許せない! おじいさん、私、おおかみを説得して来ます!」

農家「なんじゃと? 在り難いが・・・危険じゃ! せめて、これを持って行くといい!」

農家のおじいさんがくれたアイテム
>>18 >>19 >>20

猟銃

H&K MP7

3枚セットのお札

白雪「まあ・・・猟銃に、H&K MP7、しかも3枚のお札まで・・・! こんなに貴重なもの、本当にいいんですか?」

農家「ろんもちじゃとも! きっと、きっと生きて帰ってくるんじゃよ・・・!」

白雪「ありがとう、おじいさん・・・! 私、きっと生きて帰るわ・・・!」

かくて白雪姫は、おおかみを説得するべく旅だった。
道中、無残なわらの廃墟や木の廃墟、れんがの廃墟などを通ったが割愛する。

なお、本スレ内の青森に、銃刀法は適用されない。

そしてついに白雪姫は、おおかみの住処に辿り着いたのであった。

おおかみ「っあー、やっぱ焼肉にはりんごの焼肉たれがイチバンだべ~。」モグモグ

おおかみ「りんごとはちみつの甘味に、おろしたまねぎが肉を柔らかくして、ん~、醤油とにんにくの組み合わせは中毒性あるべな~。」モグモグ

おおかみ「そして少し加えたコチュジャンの辛みが、・・・やめられない止まらないべ~~。」モグモグ

白雪「・・・。」グゥ

白雪「・・・よし、今だわ。>>25しましょう。」

道に迷ったふりをして家に入れてもらう

白雪「道に迷ったふりをして、家に入れてもらいましょう。相手に警戒されてはいけないものね。」

白雪「すみませーん、どなたかいませんかー?」コンコン

おおかみ「おっと、待ってけろー。今開けるだよ~!」

おおかみ「珍しいべなぁ、お客さんだか?」ガチャリ

白雪「すみません、道に迷ってしまって・・・。そしたらおいしそうな匂いがしたので、誰か居るのでは、と・・・。」

おおかみ「おー、そりゃあ難儀だったべ~? 良かったら、飯食ってくだか?」

白雪「まあ、よろしいんですか!? ありがとうございます!」

白雪(まずは潜入成功ね・・・!)

そして2時間後・・・。

白雪「ふわあ、お腹いっぱいです・・・。こんなに食べたの久し振り・・・!」

おおかみ「いんやあ、いい食べっぷりだっただよ~。見てて気持ち良かったべ~。」

白雪「えへへ、何だかすみません。デザートまでご馳走になっちゃって。ぶどう酒のゼリーもパンプディングも、最高でした!」

おおかみ「褒めてもらって嬉しいだ~。」

白雪(よし、十分に打ち解けたと見えるわ。ここで>>29よ!)

H&K MP7をチラッと見せた上での説得

白雪(説得というのは、相手より優位に立って初めて成立する・・・!)

白雪(そして、今の私には・・・武力がある・・・! 圧倒的、武力が・・・!)

白雪「ところで、おおかみさん・・・。お話があるの。そこの村のことなのだけれど・・・ね?」H&K MP7チラッ

おおかみ「>>33

許して

おおかみ「許して」

白雪「許す? 何をかしら?」ニコッ

おおかみ「こ、殺さねえでくれ! オラ、何でもするだ! だから!」

白雪「[ピーーー]だなんて人聞きの悪い・・・。でも、あなた今、何でもするって言ったわよね?」

おおかみ「い・・・言っただ・・・。」ガクガク

白雪「だったら・・・>>37して、もらおうかしら。」

今後は焼き肉のたれにリンゴに代わる食材を使え

白雪「今度は焼肉のたれに、リンゴに代わる食材を使ってもらおうかしら。」

おおかみ「そ、そんな殺生な! あの甘味はりんごでしか・・・!」

白雪「感想は求めてないわ。やるの? やらないの? どっち?」

おおかみ「や、やらせて頂きますだ・・・。」

白雪「そうよね! ありがとう、おおかみさん! そしてごはん、ご馳走様。とっても美味しいたれだったわ!」

かくして白雪姫は、おおかみの説得を無事に終え、村への道のりを急いだ。

白雪「おじいさん、ただいま!」

農家「おお・・・! よくぞ、よくぞ無事に戻った・・・!」

白雪「嫌だわおじいさん、当然じゃない。だって、生きて帰ると約束したのだもの!」

農家「これで8月には、たっぷりのつがるを全国に出荷することができる・・・! ありがとう、ありがとう・・・!」

白雪「あら、いいのよ。・・・あら? 8月?」

農家「おお、つがるは早生りだから、旬が普通のりんごより少し早いんじゃよ。」

白雪「・・・そう・・・。」

白雪(そうか、くだものには収穫時期があるんだったわ・・・。あと2ヶ月、何をしていようかしら・・・。)

何をする? >>42

山で修行

白雪(いいえ、くよくよしたって何にもならないわ! ここはひとつ・・・、)

白雪(山で、修行をしましょう!)

白雪(きっと私にとって、それが大きな財産となる日が来るわ・・・!)

白雪「おじいさん!」

農家「な、なんじゃ?」

白雪「私、山で修業がしたいのだけれど。いい師匠はいないかしら!?」

農家「だったらそこの山に、>>46で有名な>>48が居るが・・・。」

白雪「ありがとう、おじいさん!」ダッ

白雪(これから2ヶ月、私の心躍る修行の日々が幕を開けるのだわ・・・!)

CQC

大ヤギ

白雪「CGCの達人の大ヤギ・・・。足跡からすると、この辺りだと思うのだけれど・・・。」

大ヤギ「娘・・・。そこで、何をしている・・・?」

白雪「ハッ・・・雪山のような白い巨体、横に潰れた瞳孔・・・。もしや、あなたがCQCの達人の・・・!」ハッ

大ヤギ「いかにも、我こそCQCを極めしヤギ・・・。名を、大きなヤギのがらがらどんと申す・・・。して、娘よ、ぬしは・・・?」

白雪「わ、私、姫をやってます、白雪と言います! 弟子入り希望です!」ペコリッ

大ヤギ「ほう・・・弟子入りとな・・・? これまた酔狂な娘だ!」カッカッカッ

大ヤギ「娘、白雪と言ったか・・・。ぬし、覚悟はあるのか?」

白雪「はいっ! 私、どんな厳しい修行だって・・・!」

大ヤギ「そうではない。」

白雪「え・・・?」

大ヤギ「力を持つ・・・ということへの、覚悟だ。」

白雪「力を・・・持つ・・・?」

大ヤギ「力というものは、人を遠ざける。人だけでない。ヤギも・・・羊もだ・・・。」

白雪「・・・。」

大ヤギ「強さと言うのは、怖さだ。誰しも、自分より強いものは、怖い・・・。」

大ヤギ「ひたすら鍛えて、鍛えて、鍛え抜いた・・・。強さに向かって、ひたすら走り続けて・・・。」

大ヤギ「振り返った時、友人や兄弟の姿は、表情も見えぬほど、小さく遠くになっていた・・・。」

大ヤギ「強さの果てにあるのは、絶対的な何かじゃない・・・。ただの、深い孤独だ・・・。」

白雪「・・・。」

大ヤギ「それでもぬしは、強さを求めるか? ぬしはなぜ、強さを欲する・・・?」

白雪「わ、私は・・・>>56

生きて母親の魔の手から逃れ、平和に暮らすために

白雪「私は・・・生きて母親の魔の手から逃れ、平和に暮らすために・・・! その為に、力が欲しい!」

白雪「姫とはいえ、城を一歩出れば、ただの小娘である、私が! 権力に! 魔法に! 悪意に! 負けない力が欲しい!」

白雪「踏みにじられない為の力が! 平和を、つかみ取る力が・・・私は、欲しい!」

大ヤギ「そうか・・・。ぬしもその齢にして、中々のものを背負っているのだな・・・。」

大ヤギ「良いだろう、不肖このがらがらどん、せめてぬしが背負っているものに潰されない程度の力は付けてやろうではないか!」

白雪「あっ、あるがとうございます!」

こうして、白雪の特訓の日々は、幕を開けた・・・!

大ヤギ「いいか、まず、敵に接触したら・・・」

白雪「はいっ!」

大ヤギ「相手が刃物を持っている場合は・・・」

白雪「はいっ!」

大ヤギ「脇が甘い! これは実戦なら死んでいたぞ!」

こうして、特訓の日々は過ぎて行き・・・。

大ヤギ「ぬしがこの山に来て、もう2ヶ月にもなるのか・・・。良く、今まで付いてきたな。」

白雪「ありがとう、ございます・・・。」

大ヤギ「既にぬしは、その辺の兵士などが束になっても敵わない程度には、強くなった。我の自慢の弟子だ・・・。」

白雪「せ、せんせぇ・・・。」グスッ

大ヤギ「泣くな。泣くのを敵に見られれば、それが弱みと悟られるぞ。・・・しかし・・・」

大ヤギ「・・・どうしても、行くのだな・・・? 更なる修行を積めば、ぬしならもっと強く・・・いや、いい。忘れろ。世迷いごとだ。」

白雪「いいえ・・・。必ず生きて、経験を積み、また来ます。その時こそ、手加減無しで手合わせをしてください・・・!」

大ヤギ「・・・いいだろう。行け! 白雪よ! ヤギ仕込みのCQCの切れ味を、世界に知らしめて来い!」

白雪「はい、先生っ!」

白雪は再び、おいしいりんごを求めて下山した。

白雪「おじいさ~ん!」

農家「? 失礼じゃが、どなただったかのう・・・?」

白雪「嫌だなぁ、私ですよ。白雪です! つい2ヶ月前にお会いしたばかりじゃないですか!」

農家「あ、ああ、あの! いやぁ、すっかり見違えるようじゃ。一瞬誰だか分からんかったわい。」

白雪「私、そんなに変わりましたか?」

農家「見た目にそこまで変化は無いが、雰囲気がのぅ。まるでダイヤの原石が、ナイフのように砥がれて帰って来たようじゃよ。」

白雪「やだ、お上手なんだから! じゃあ、ここらで・・・おいしいおりんご、くださいな!」ニコッ

農家「まいどありじゃとも!」ニカッ

白雪「・・・」シャクッ モグモグ

白雪「確かな歯ごたえ、程よい酸味。そして爽やかな香り・・・。りんごはこれで準備できたわ。」

白雪「あとは、これをどう加工するかにかかってる訳ね・・・。」ギュッ グシャアッ

白雪「あ、手がべとべとに・・・。」

どう加工しよう? >>66

毒手みたいな感じでリンゴを使った毒液に手を浸す

白雪「そういえば、果物は上手に加工するとお酒になるって聞いたわ。お酒は百薬の長で、過ぎた薬は毒になる・・・。」

白雪「りんごで毒が、作れるんじゃないかしら・・・?」

白雪「上手く行けば、新種で、証拠の残らない、りんご味の完璧な毒が・・・。」

白雪「そしてそれを、先生に鍛えてもらったこの手に塗り込み、その手で明るい未来を掴むのよ!」ギュッ

白雪「そうと決まればこうしちゃ居られないわ、研究を始めましょう!」

白雪「まずは、りんごを>>68してみましょう!」

ごちそうおばさんの魔法のオーブンに入れてみる

白雪「りんごをごちそうおばさんの魔法のオーブンに入れてみましょう!」

白雪「あのオーブンなら、何が出来たって驚かないわ!」ピンポーン

ごちそうおばさん「おや、あなたはどこの子?」

白雪「こんにちは! 私、白雪って言います! オーブン貸してください!」

ごちそう「どうぞどうぞ、好きに使って!」

白雪「ありがとう!」

りんごは何になった? >>71

南瓜の馬車

白雪「まあ、何て立派なカボチャの馬車かしら・・・! さすがごちそうおばさんのオーブンね、何の脈絡もないわ!」ゴソゴソ

白雪「さて、一応乗ってはみたけれど・・・。これでどこに行こうかしら。」

ネズミはその辺で調達して、100匹立てくらいにしたら普通に動くようになりました。

どこへ行く? >>73

七人の小人が住む森

白雪「とりあえず、七人の小人が住んでるともっぱら噂の森に行きましょう。」

白雪「3人寄れば文殊の知恵と言うのだもの、私含め8人寄ればウルトラ賢者よ! 何かいい知恵があるかも知れないわ!」

そして白雪は一路、カボチャの馬車を走らせた・・・。



と、いうことで、キリがいいので今日はもう寝ます。
明日、適当な時間からゆるーく再開予定。

序章、狼説得編、大ヤギ弟子入り編、りんごの毒編を経て、
次回、小人の森編に突入します。

アニメの次回予告や予告編CMで使うみたいなキャッチコピー募集中。(適当)

なんだこの面白いSS

今の所出てきている童話など
・白雪姫
・三匹の子豚(レンガの家を攻略した狼)
・三枚のお札
・三匹の山羊のがらがらどん(1番大きな山羊)
・おばさんのごちそう
・シンデレラ(南瓜の馬車)

白雪姫の装備
・猟銃
・H&K MP7
・三枚のお札
・南瓜の馬車(元青森りんご)
・ネズミ×100

白雪姫のスキル
・CQC

現在地
・青森

まとめて見たけど現状こんな感じかね

馬車で一路、小人の森へ向かう白雪姫。
ねずみ立てのカボチャの馬車は、存外快適であった。

白雪「ふう、元がりんごの割に、いい乗り心地だわ。」

白雪「最初はねずみが馬車を引けるか心配だったけれど、一説によると馬とねずみの知能は同程度。ねずみが馬の代わりをできない筈が・・・」

ねずみ「全体、止まれーっ!」チュチューッ

白雪「・・・あら? どうしたのかしら?」ヒョコッ

白雪「まあ! >>87が道に!」

赤鬼

赤鬼「ぐすっ・・・ごめんよ青鬼、ごめんよぉ・・・」

白雪「赤鬼が道で泣いているわ! もし、そこの赤鬼さん?」

赤鬼「! こ、これはこれは、こんなところに人だなんて珍しい・・・」アセアセ

白雪「偶然通りかかったの。ところで、何か悲しいことでもあったのかしら? 目の周りが真っ赤だわ!」

赤鬼「実は・・・」グスッ

赤鬼「かくかくしかじか・・・という訳なんです・・・。」

白雪「まあ、お友達があなたの為に・・・!? 何て漢気溢れるお友達かしら! いいわ、私が仲直りのきっかけを作ってあげる!」

赤鬼「ほ、本当ですか!?」

白雪「もちろんよ! じゃあまずは、>>90をしましょう!」



次回、小人の森編と言ったな?
あれは嘘だ。まんまと騙されおって。

行き先の特定

白雪「行き先を特定しましょう! 何をするにしても、会えないと意味が無いわ!」

赤鬼「でも、僕もあれからずっと探しているのですが、行方が杳として知れないのです・・・。」

白雪「GPSとかは付けてないの?」

赤鬼「さ、流石にいい年こいた友人の男にGPS付けてたりしませんって・・・。」

白雪「うーん、困ったわねぇ・・・。」コマリー

白雪「! そうだ、こんな時こそ>>92よ!」ヒラメキッ

聞き込み

白雪「こんな時こそ聞き込みよ! 情報は待ってても転がり込まないわ、足で稼がなきゃ!」

赤鬼「聞き込み! それは盲点でした! 早速始めましょう!」

白雪「ええ! もし、そこの方ー! 青鬼って方について、何かご存知のことはありませんかー!?」

そこの方「>>96

鬼ヶ島に就職したらしい

そこの方「青鬼か? やったら、鬼ヶ島っちゅーとこに就職したらしいで。」

白雪「スピード解決ね! 早速鬼ヶ島に行きましょう! ありがとうそこの方!」

そこの方「ええってええって、気にせんといてやー。」

白雪「早速鬼ヶ島に行きましょう!」

赤鬼「で、でも島ですよ!? どうやって・・・!」

白雪「案ずるなかれ! この馬車は水陸両用、4WDなのよ!」

赤鬼「なら安心ですね! でも長旅になるでしょうから、念の為>>99>>100くらいは持って行きましょう。」

白雪「最もな意見だわ。」

打出の小槌

三匹のお供

白雪「確かに旅に必要なのは、打出の小槌と3匹のお供と決まっているわね。じゃあまず、小槌を取りに・・・。」

赤鬼「あ、それなら僕が持ってます。うちの家宝だもんで。」

白雪「さすがに準備がいいわね! じゃああとはお供だけれど・・・>>102>>103、あとは>>104に声を掛けてみましょう。」

一寸法師

力太郎

桃太郎

白雪「三太郎、集合!」

二太郎「応ッ!」

一寸「あの、自分、太郎じゃなくて法師なんスけど・・・。」

白雪「じゃあ今日から一寸太郎に改名すればいいのよ!」

一寸「あんまりだ・・・。」

白雪「では、このメンバーで鬼ヶ島に殴り込むわよ!」

赤鬼「すいません白雪さん、僕の知り合いばっかで正直やり辛いんですが!」

白雪「意義を却下します! ちなみに、三太郎の皆様への報酬は、カボチャの馬車で作ったパンプキンパイを予定しております。」

力太郎「お、えぇなぁ。オラ、かぼちゃの煮っ転がし好きや~。」

桃太郎「拙者も特に意義は無いでござる。桃太郎たるもの、か弱い婦女子を助くのは当然のことでござるからな。」

一寸「や、まあ、自分もいッスけどぉ・・・。」

かくて一行は、鬼ヶ島へ旅立つのであった!

なお、三太郎と白雪は過去、白雪ががらがらどんの門下であった際の知り合いである。
互いの実力を出し切り、命のやり取りをした4人は、桃園で義兄弟の契りを交わした・・・!
実力順に、長女・白雪! 長男・桃太郎! 次男・力太郎! そして一寸・法師である!

そして鬼ヶ島への長い旅が始まった・・・。

金閣「もも~たろ~お!」

桃太郎「何でござる・・・ハッ!」

力太郎「しまった! 桃太郎が吸い込まれてもうた!」

白雪「取り乱すな力太郎! 必ず打開策はあるわ!」

時に辛く・・・。

おしょう「まんじゅうが怖いのお・・・。」

白雪「くっ・・・誰かまんじゅうを買って来なさい! 5秒でよ!」

一寸「無理ッスよ!」

時に、険しく・・・。

客「今、何時でっか?」

赤鬼「八時ですね。」

客「そかそか。えーと、九、十っ! ごちそーさんでした!」

白雪「赤鬼、それはフェイクよ! その手にはかからないわ!」

客「ばれては仕方ない。我こそ鬼ヶ島第六十三の刺客・・・!」

時に、楽しい旅路であった・・・。

白雪「何やかんやで到着したわ。さて、青鬼はどこかしら。」

桃太郎「白雪の姉者! あの者ではござらんか!? 真っ青でござる!」

白雪「でかしたわ桃太郎! 追うわよ!!」ダッ

青い鬼「>>202!」


ミスったミスった。
いいやミスってなどいない。
>>202とは白雪の国の言葉で>>115を意味する。

気をつけろ!これは罠だ!

青い鬼「気をつけろ! これは罠だ!」

白雪「な、何ですって!?」

青い鬼「これは・・・鬼を裏切り人と仲良くした赤鬼を潰す為の、統領様の罠なんだ・・・!」

桃太郎「姉者、この者・・・」ヒソッ

白雪「分かってる。嘘をついている目ではないわ・・・。詳しい話は、場所を移して・・・いい?」

青い鬼「はい・・・。」

青い鬼→弟鬼「私は、赤鬼の親友であった青鬼の弟なのです。ここへは、行方不明になった兄を追ってやってきました。」

赤鬼「行方不明・・・!? 待て、青鬼は鬼ヶ島に就職したんじゃあ・・・!」

弟鬼「それは違う! 兄さんは、鬼ヶ島のような場所で働けるような悪い鬼じゃない!」

弟鬼「誘拐されたんだ・・・統領に・・・!」ギリッ

弟鬼「赤鬼は実は村の人達と和解した後、全国津々浦々の鬼達に、睨まれるようになっていたんです・・・。」

弟鬼「『鬼は人と仲良くするべきではない』、という、前時代的な考え方しかできない鬼は、まだまだ居ます。兄さんはそれに気づいてた。気付いた上で、赤鬼に被害が行く前に何とかしようと、特に親人反対過激派の集う鬼ヶ島を調査していたんです。」

弟鬼「しかし兄さんは、その調査中に消息を絶ちました・・・。」シュン

赤鬼「何てことだ・・・あいつがそんなことを・・・!」

弟鬼「そしてその後すぐに、兄さんが鬼ヶ島に就職したという噂が流れ始め・・・私はすぐにピンと来ました! これは、赤鬼を誘い出す罠だと・・・!」

白雪「それで単身乗り込み、お兄さんについての調査と、赤鬼が来たら忠告が出来るように準備していたのね・・・。」

弟鬼「はい・・・。」

力太郎「鬼の中にもそんな派閥があったなんて・・・!」

桃太郎「道理で・・・。姉者、これは・・・。」

白雪「ええ、由々しき事態ね。よし、私達も協力するわ!」

弟鬼「そんな・・・ありがとうございます!」

赤鬼「とはいえ、こちらが6人に対し、向こうの戦力は・・・。」

弟鬼「私が調べたところによると、>>121コンマ下程ですね・・・。」

白雪「なるほどね・・・。」

弟鬼「私を抜いて、10人程ですね。」

白雪「こちらの約1.7倍弱・・・ね。」

弟鬼「しかし、奴らは少数精鋭。特に統領と、その下の四天王は、中々の剛の者が揃っています。」

白雪「あら、私はCQCを極めし荒れ狂う嵐の姫、白雪姫よ? 相手にとって不足は無いわ!」

白雪「でも、まずすることを決めましょう。優先すべきは何かしら?」

一寸「>>124じゃないッスか?」

鬼の弱点である豆の調達

一寸「鬼の弱点である、豆の調達じゃないッスか?」

弟鬼「そ、それは無理です! 豆はこの島で、輸入禁止品目に指定されています。絶対に持ち込めません!」

力太郎「確かに・・・。入港時の審査は厳しかったわぁ、あれをかいくぐるんは難しいやろなぁ・・・。」

白雪「あら・・・持ち込めないなら、作ればいいのよ!」

弟鬼「な、何ですって!?」

白雪「豆という言葉は、小型の種子のことを指すことがあるわ。形が似ているだけでも、マメ科でない植物が豆とされることがある。そして・・・」

白雪「私達が乗って来たカボチャの馬車。その種を、品種改良すれば、あるいは・・・!」

赤鬼「で、では早速畑を・・・!」

弟鬼「そうですね、耕しましょう!」

力太郎「待ってぇな!」

弟鬼「・・・何ですか?」

力太郎「品種改良と姉さんはアッサリ言うとるが、それには様々なものが必要や。肥沃な土地、膨大な知識、交配の為には品種が単体じゃあいけない。そして何より・・・気の遠くなる歳月。今から新種のカボチャ作りっちゅうんは、いささか現実味が無いように思うわ。」

赤鬼「では、どうしろと言うんですか!」

力太郎「こんな時こそ、>>127するん!」

持っていた三枚のお札を使う

力太郎「いつか姉さんに見せてもらった、三枚のお札・・・。今こそ、その出番じゃないんか!?」

白雪「・・・! そういえば! すっかり忘れていたわ!」ゴソゴソ

桃太郎「とはいえ、願いは3回コッキリ。姉者、努々、心して使われよ・・・。」

白雪「分かってる。ではまず、最初の願い。お札よ、>>129して・・・!」

島中に大量の豆を降らせて

白雪「お札よ、島中に大量の豆を降らせて・・・!」

ポトッ…

弟鬼「? 空から何か・・・」

桃太郎「ま、豆だ! 豆でござる!」

赤鬼「ぎゃああああ! い、痛いいいいい!!」

力太郎「早く建物の中に隠れるんや!」ダッ

赤鬼「」チーン

弟鬼「」チーン

白雪「・・・忘れていたけれど私達のパーティー、1/3が鬼だったわね。」

力太郎「せやな。」

桃太郎「鬼共はしばらく使い物にならぬであろう・・・。まずは、我らだけで出来ることをしようではないか。」

白雪「そうね。それに今ので、屋外の鬼は殆ど無力化できたと思って良いわ! 室内での少数戦、それこそCQCの得意とするところよ!」

力太郎「ほな、次は>>133やな!」ニカッ

毒ガスからの放火

力太郎「外からの奇襲や取り囲まれる心配がいらんのやったら、毒ガス撒いて火ぃつけてしまいや!」

白雪「そうね!」

一寸「や、待つッス待つッス! その前に、弟鬼さんのお兄さんだけでも助けねぇと!」

白雪「それもそうね!」

桃太郎「しかし、拙者らはこの建物に関して何も知らぬ。どう探したものやら・・・。」

白雪「だったら、>>136なんてどうかしら?」

馬車ネズミたちに偵察させる

白雪「馬車を引いてきたネズミ達に偵察させるなんてどうかしら? 彼らも水陸両用だから、ちゃんとこの島まで来ているわ。」

ネズミ「お任せください、マイ・ロード!」タッ

力太郎「さすが姉さん! 冴えとるわぁ!」

そして数分後、無数に放たれたネズミ達が戻った。

ネズミ「報告します、ユア・ハイネス!」

白雪「ええ、首尾はどう?」

ネズミ「青鬼と思わしき鬼が、>>139に囚われているのを発見しました!」

白雪「良くやったわ!」

白雪「では、救出班と毒ガス班に分かれましょう。>>141>>142は救出、残りの2人は毒ガスの準備よ!」

三太郎「応ッ!」

桃太郎

白雪

白雪「私と桃太郎で地下に向かい、青鬼の救出作戦を実行するわ。残りの二太郎は毒ガス散布の準備をお願い。」

白雪「今の時刻は・・・ヒトナナフタマルインディアね・・・。では、散布はヒトヤーサンマルインディアに。私と桃太郎が戻らなくても構うことはないわ。その時私達は死んだものとして、敵討ちのつもりでやってしまいなさい。」

力太郎「分かった。武運を・・・」

白雪「ありがとう。行くわよ、桃太郎!」タッ

桃太郎「お任せあれ!」タッ



お風呂に行ってくるため、四天王設定募集のコーナーです。

白雪・桃太郎の『チーム青鬼救出』の相対する鬼の設定

称号(○○の四天王の○○部分)>>145
得意技>>149
必殺技>>153
趣味>>157
最近気になること>>161


力太郎・一寸法師の『チーム毒殺』の相対する鬼の設定

称号(○○の四天王の○○部分)>>146
得意技>>150
必殺技>>154
趣味>>158
最近気になること>>162

皆さま奮ってご参加ください。
設定が埋まり切らなければ適当に決めます。

幻惑

高速

ドライブシュート

捨て身タックル

昼寝

超高速タックル

万華鏡作成

ストーキング

「幻惑」が最近見せる不審な行動

二人しか居ない四天王について


戻った。

幻惑の四天王 (vsチーム救出)
得意技はドライブシュート、必殺昼寝は凄まじい威力を持つ。
万華鏡作りに凝っているが、最近、自身の不審な行動が気になっており、おちおち昼寝もしていられない。

高速の四天王 (vsチーム毒殺)
得意技は捨て身タックル。必殺技の超高速タックルは凄まじい威力を持つが、最初の攻撃で身を捨ててしまう為あまり活かせていない。
ストーキングが趣味で、最近、何で2人しか居ないのに四天王って呼ばれてるんだろうなぁ、と疑問に思っている。

チーム毒殺サイドから、ゆるく初めて行きます。

力太郎「姉さんも兄さんも行ってもうたし、ほな、ぼちぼち始めよか。」

一寸「始めるったって、毒ガスなんて一体どうすればいいんスか?」

力太郎「決まっとるやん? >>167するんよ。」

力太郎「この玉手箱を放り投げりゃあ、一発や・・・」クックック

一寸「うわあ・・・今、メッチャ悪いカオしてるッスよ・・・。しかもそれ、元々浦島さんから賭場で巻き上げたやつじゃないッスか・・・。まあでも、これならひとまずこっちは何とかなりそうで良かったッス。」

高速「そうは問屋が卸さんぞ!」バッ

一寸「お、お前は!?」

高速「俺様こそ、鬼四天王が1人! 高速の四天王だ! 話は聞かせて貰ったぞ、今ここで>>169してやる!」

うどんをそばに

高速「うどんをそばにしてやる!」

力太郎「何だと・・・!?」

一寸「マズいッス! うちのパーティーは全員何らかの食物アレルギーを抱えている! 自分は乳製品、桃太郎さんはバラ科の果物、白雪さんはピーナッツ。そして・・・そばは、力太郎さんの弱点(アレルギー)・・・!」

高速「見よ、このタネも仕掛けも無い月見うどんを!」ドンブリゴトッ ヌノバサァッ

高速「今からこのうどんが、一瞬でそばになるぞ・・・!」

チャラリラリラー
チャラリラリラーリラー

一寸「くっ・・・自分には何もできない・・・! 何て無力な!」ダンッ

力太郎「諦めたらあかんよ、一寸太郎!」

一寸「法師ッス!」

力太郎「この世には、奇跡も魔法も無い! 絶対に何か、トリックがあるはずなん! 見極めるんや!」

一寸「力太郎さん・・・! うッス! がんばるッス!」ジッ

高速「さあ、この布を外せば、もううどんはそばになっている・・・。ワン、ツー、スリー・・・!」バッ

何が出て来た? >>173

一杯のかけそば

力太郎「そんな・・・嘘や・・・!」

一寸「月見うどんが・・・一杯のかけそばに・・・!」

高速「ハァッハッハッハッ! 見たか、これぞ俺様の力! この一杯を2人で分け合って食らうが良い!」ダッ

一寸「ヤバい、捨て身のタックルだ・・・! あいつ、無理やりにでも自分らに一杯のかけそばを分け合わせるつもりッス!」ミガマエッ

力太郎「速い・・・! あいつの強みは、あの持ち前のスピードか・・・! いや、待てよ!?」

力太郎「謎は全て解けた!」ビシィッ

高速「何・・・?」ピタッ

力太郎「分かった・・・分かったで。お前がうどんをそばに変えた、そのトリックが!」

高速「ばかばかしい! ハッタリなぞ見苦しいぞ、垢人形が!」

力太郎「本当にハッタリなのか判断するんは、聞いてからでも遅くないんとちゃうか?」チッチッチッ

(※お好きな探偵ドラマの謎解きBGMを脳内で再生しつつ読んで下さい。)

力太郎「まず、ワイが気になったんは、どうしてワイの弱点がそばやと知っとったか、っちゅうことや。お前さん・・・ワイらを港からずっと、ストーキングしとったな? せやから、ワイが道中のそば屋で、アレルギーやちゅうててんぷら定食をしてたことを知り、この作戦を思い付いた・・・ちゃうか?」

一寸「な、なんだって!? それは本当ッスか、高速!」

高速「全部その男の妄想だ! 俺様はそんなことしてねぇ! そもそも・・・そうだ、証拠がねぇじゃねぇか!」

力太郎「焦りなさんなや。その辺もひとつずつ、謎解きしてってやるさかい。」

力太郎「ワイらをそうしてストーキングしてったお前さんは、ワイらが別行動をすることになった際、持ち前のスピードを活かして先回りし、こうしてワイらと対峙した・・・。姉さんと兄さんの方に回らなかったんは、2人のアレルギー品目の問題や。」

一寸「そうか、白雪さんのアレルギーはピーナッツ。豆だ・・・! 豆は、この島に持ち込みを制限されている・・・!」

力太郎「せや。そして、兄さんのアレルギーはバラ科の果物。具体的には、りんご、柿、ナシ。そして・・・桃。桃には古くより悪いもの、つまりは鬼を祓う力があるとされている。これもまた、鬼ヶ島の輸入禁止品目のひとつだ!」

高速「それが、何の証拠に・・・!」

力太郎「そんなことがな、なるんや・・・証拠にな!」フンッ

一寸「力太郎さんが、高速に腹パンを・・・!?」

高速「ゲハァッ」ウドンブシャー

力太郎「これが・・・うごんがそばに事件の、動かぬ証拠や!」

力太郎「お前さんは月見うどんに布をかける前、目にも止まらぬ早業でうどんを食べ尽くした・・・! そして月見うどんの底には実は、そばが隠してあったんや! せやから、月見うどんを全部食べると、器の中は一杯のかけそばになる・・・! QEDや!!」ドヤッ

高速「くっ・・・まさか、こんなこところで足がついてしまうとは・・・。」ガクッ

高速「俺様の計画は完璧だった・・・。完璧だった、筈なのに・・・。まさか、高速の四天王たるこの俺様が、胃の中を高速で消化しきれなかった為に、こんな・・・。」モエツキー

力太郎「お前さん・・・何で、こんなことを・・・。」

高速「俺様は、自分の速さに自信が欲しかったんだ・・・。あの日、あの鈍亀に競争で負けたあの時から・・・俺様は、血の滲むような努力を続けて来た・・・。時にワニの上を飛び・・・時に、狸の背中をカチカチした・・・。」

高速「そして、再戦を挑もうと、再び奴の元を訪れた時・・・!」

高速「ヤツは砂浜で子供にいじめられ、もう陸で走れない体になっていた・・・ッ!」

高速「俺様は二度と、記憶の中のあの亀に勝つことが出来なくなってしまったんだ・・・! だから、だから俺様が世界で一番速いと証明したかった。あの日永遠に失った、勝利が! 欲しかった!!」

力太郎「そうか・・・お前にそんな過去があったんやな・・・。」

力太郎「それやったら、>>181してみるっちゅうんはどや?」

お腹をすかせた旅人の前で火に飛び込む

力太郎「腹すかした旅人の前で、火に飛び込んでみるっちゅうんは、どや?」

高速「火に・・・?」

力太郎「せや。すると、お前の血肉がその旅人の血肉になる。旅人の血肉はやがて遠いどこかで土に還るやろ。その土が今度は木を育み、種を遠くに運び、また芽吹き・・・いずれ、世界中に、お前さんの命に生かされた命が満ちるやろう。お前さんの命は千の風になって、この大きな空を飛び回るんや。世界最速やない、世界そのものを目指すんや!」

高速「それって・・・火あぶりの工程、必要か・・・?」

力太郎「何言うとんのんや! 生かせる命は1つでも多い方がええやろ!」

高速「そ、そうか?」

力太郎「せや!」

高速「そ、そうか!」

こうして高速の四天王、鬼うさぎは丸め込まれ、火を起こしている旅人を探す旅に出た。

力太郎「姉さん・・・あとは、頼んだで・・・!」

その頃、チーム救出は・・・。

白雪「じめじめしてるわ・・・。」

桃太郎「そうでござるな。あまり衛生的とは言えない環境でござる。」

白雪「とにかく、まずは青鬼の居る牢のところまで行きましょう。ついたらついたで、後のことはその時考えるわ!」

白雪「・・・? ねえ、桃太郎? 今、遠くで何か、ガラスが割れるような音がしなかったかしら?」

桃太郎「シンデレラでも出たのでないでござるか? この時期は多いでござるからなぁ。」

白雪「そうね・・・。それなら良いのだけれど・・・。」

薄暗い通路を進んで行く2人・・・。
しかし、進んでいると、2人を未知が襲うのであった!

白雪「・・・」チラッ

桃太郎「・・・」コクッ

白雪(・・・後ろに、何かいるわね・・・。)ヒソヒソ

桃太郎(何やら物々しい気配・・・。どうも、友好的ではなさそうでござる。)ヒソヒソ

白雪(せーので、迎撃するわ。いい?)

桃太郎(勿論。)

白雪「せー、のっ!」バッ

桃太郎「!」

白雪「・・・に、逃げるわよ、桃太郎!」ダッ

桃太郎「御意にござる、姉者!」ダッ

振り返った2人が見たもの。それは、奇妙なものだった。
桃太郎より、体半分は大きいであろう巨体。青く透けるような皮膚。ぎょろりと大きな目。全長の半分もある、面長の顔・・・。

歴戦の桃太郎は元より、がらがらどんの元で僅か2ヶ月とはいえ厳しい修行を積んだ白雪にも、分かった。
あれはまがまがしい存在だ。戦ってはいけない。戦っては・・・いや、捕まることすら、死に直結すると! 本能が悟ったのだ!

どれだけ走っていただろうか・・・。
一刻? 二刻? それとも、もっと? もーっと・・・?

化け物じみた体力を持つ2人にも、いよいよ限界が訪れた。
前に出し、地面を踏みしめたはずの足が、カクン、と崩れ、重力に負けた。
前のめりに倒れ、今まで慣性で動いていた体は、もうピクリとも動かない。

そんな2人の後ろから迫る、青い影が・・・いや、その影はもう青くはない。
歪んだ笑みを浮かべながら、白雪と桃太郎を見下ろし、・・・

幻惑「愚かなり、白雪姫・・・。あのがらがらどんの弟子と言うから、期待しておれば・・・こうも簡単に、我が術中にはまりおって・・・。」

何と、今まで2人が見ていたのは、幻惑の四天王が見せた幻だったのだ!
幻惑の四天王は白雪にトドメを刺すべく、白雪の、新雪のように白く輝く首に、指を伸ばした・・・。

白雪「>>189

かかったなアホが!

白雪「バカめ、と言って差し上げますわ!」オーッホッホ

幻惑「何ッ!? 後ろからだと!?」バッ

白雪「あなたの言葉、そのまま返してあげるわ。愚かなり、幻惑の四天王! 幻惑使いが、こうも簡単に私達の幻惑にはまってしまうだなんて、お笑い草だわ!」

幻惑「何故だ! 確かにお前達は、先程まであの幻の青鬼に追われて・・・!」

桃太郎「かかったなアホが!」バッ

幻惑「くっ、お前までだと・・・!?」

桃太郎「今までお前が追っていたのは、姉者のお札によって作り出した、偽物の拙者達でござる!」ドヤッ



レス拾うの間違えたから両方拾いました。
異論は認めない。で、ござる。

幻惑「それにしてもなぜ、あれが幻惑だと分かった!? 裏をかこうにも、こちらの作戦が割れていないと対策のしようがない筈だ!」

白雪「あら、最初から分かっていた訳では無いわ。少なくとも一刻近くは、私と桃太郎は実際に逃げ回っていたもの。」

幻惑「だったら猶更どうして・・・!」

白雪「毒ガスが、流れて来なかったからよ。」

幻惑「何・・・?」

白雪「私はこっちに向かう前、仲間に、約1時間でこの建物に毒ガスを散布するようにお願いしたの。私達が戻っても、戻らなくてもね。だから、あれはあくまで幻惑。実際に時間経過はしていない、って気付いたの。」

幻惑「い、イカレている・・・!」

白雪「何とでも言えば良いわ。これが私の、・・・私達の、強さへの覚悟よ。」

桃太郎「で、それなら更に裏をかいて、逆にお前の不意をついてやろうと思ったんでござる。首尾は上々。上手く行きすぎて怖いくらいでござるな。」

幻惑「くっ・・・>>195

こうなれば狸寝入りを使うほか無い!

幻惑「こうなれば狸寝入りを使うほか無い!」タヌポンッ

幻惑「スヤァ・・・!」スヤァ・・・!

白雪「・・・寝てしまったわ。」

桃太郎「正体は狸でござったか。して、姉者、どうなさるつもりで?」

白雪「そうね・・・>>197しましょう。」

たぬき鍋に

白雪「たぬき鍋にしましょう。昔話で良く聞く単語だけれど、食べたことはないから気になっていたの。」

幻惑「!」ビクッ

桃太郎「しかし姉者、たぬきというのは油ばかりで肉も臭く、とても食えたものじゃあないでござる。日本むかし話で言うたぬき鍋のたぬきと言うのは、殆どがアナグマの肉である場合が多いでござるし、食べても美味しくないでござるよ?」

幻惑「・・・」ホッ

白雪「あら、そんなの詐欺じゃない。たぬきじゃないのにたぬきって言うの?」プクー

桃太郎「アヒルをカモとして売るのと同じでござるよ。」

白雪「でも、私の知的好奇心とたぬき食べたい欲求は収まらないわ。このまま持ち帰って、どうにか食べられるように加工してみましょう。」ヒョイッ

幻惑「!?」オリガッシャン

桃太郎「全く、姉者の悪い癖でござる・・・。とにかく、青鬼さんを助けるでござるよー。」テクテク

白雪「そうね!」テクテク

幻惑「きゅーん・・・」ドナドナ



眠さでぱやぱやして来たので、鬼ヶ島編第一部・完ということで。第二部は明日予定です。
思ったより鬼ヶ島編が長引いており、白雪が小人の森へ行くのはいつになるのやら・・・。
まあ、いずれ行けるでしょう。それより幻惑の四天王、鬼たぬきの運命やいかに?

という訳で、今夜も捧腹絶倒キャッチコピーを募集しますので、奮ってご参加ください。

乙~

童話と昔話が交錯する時白雪姫(原作準拠)が始まる

幻惑の四天王こと、鬼たぬきのたぬぽんを降したチーム救出は、暗い地下道を進んでいた。
なお、以降全ての誤字・脱字・キャラ崩壊・矛盾は、たぬぽんの見せる幻惑なので引っかかってはいけない。

そして2人はようやく、お目当てと思われる牢の前に辿り着くのであった!

白雪「あ、見て、あそこじゃない!?」

桃太郎「本当でござるな、青い鬼が! おーい! そこにおわすはもしや、青鬼殿ではあるまいか?」

青鬼「>>212

クックックかかったな!俺こそが変装の名人、四天王の一人だ

青鬼→変装「クックックかかったな! 俺こそが変装の名人、四天王の一人だ!」

白雪「な、何ですって!?」ミガマエッ

桃太郎「姉者、この者、中々出来るようでござる! 殺気を微塵も感じなかった・・・!」ミガマエッ

変装「クックック・・・お前達を今から、>>214してやる!」

コーディネート

変装「コーディネートしてやる!」

白雪「コーディネート・・・ですって!?」

変装「そうとも! 俺の変装術で磨き上げられたコーディネート力、とくと見るが良い!」


白雪の今の服装>>217
コーディネート後>>218

桃太郎の今の服装>>220
コーディネート後>>221

長い修行を経てボロボロのドレス

白スク水

白雪姫がコーディネートされた白スク

整った和服

変装「まずはそちらの女からだ! まず目に留まるのは、その劣化具合ね! 一体どれだけ着ていたの? そして何をすればそこまでズタボロになるの!? ってくらいズタズタだわ! まるで、それを着たままミキサーにでもかけられたみたい!」

白雪「くっ・・・」

変装「恐らく、元の質は良いものだと思うわ。けれど、どんなに良い品物だって劣化するってこと、忘れちゃダメよね! 特にあなた女の子なんだから、ちゃんと恥じらいを持たなくっちゃ!」

桃太郎「何て的確なファッションチェック! これでは姉者に成す術も・・・!」

変装「あなたのチャームポイントは、雪のようなその白い肌に、黒檀のような艶やかな黒髪。血のように赤い唇・・・なら、それを活かすのは白よ! 白って、中途半端な肌の白さだと逆に肌がくすんで見えるけれど、あなたくらいの色白だったら、むしろ相乗効果が狙えるわ!」

白雪「で、でも私、旅の途中で、あんまり服にお金は・・・」

変装「そんなあなたにオススメなのが、リサイクルショップ! 流行の最先端に行こうとするなら難しいかも知れないけれど、時代を問わず、スタンダードなものって結構あるわ! それならリーズナブルにかわいいお洋服が変えちゃうの!」

白雪「何ですって・・・リサイクルショップ!? その発想は無かったわ! あなた、天才ね!?」

桃太郎「そうだ、姉者は姫育ち! リサイクルショップというものを知らないのは頷ける!」

白雪「でも私、今までお洋服って全部侍女の子に選んで着せてもらっていたから、自分のセンスに自信が無いわ・・・。」

変装「だったらワンピースがおすすめよ! 上下の組み合わせに迷わなくていいし、清楚な印象を相手に与えられるわ。季節ごとに1着ずつ持っていると楽なんじゃないかしら!」

白雪「な、なるほど!」メカラウロコー

変装「そして今回、あなたにおすすめの服はー・・・これよっ!」ビシィッ

桃太郎「せ、拙者でござるか!?」

変装「美の象徴、白スクよ! 白さは清純さ、ワンピースタイプで清楚さを演出! 飾り気のないシンプルさがまた、純朴な愛らしさを引き立てるわ! 暑くなるこれからの季節、涼し気なデザインと濡れても平気な機能性! これは本当にオススメね!」

白雪「た、確かにかわいいかも・・・。」ゴクリ

変装「そして、白スクのあなた!」ビシィッ

桃太郎「な、なんでござるか!?」

変装「ぜんっぜん・・・なってない!」カッ

桃太郎「何を・・・!?」

変装「まず、そもそもサイズが合ってない! ピッチピチじゃないの! どうしてそれを着ようと思ったのか、意味が分からないわ!」

桃太郎「こ、これは、母が川で洗っていたら縮んでしまっ」

変装「しゃーーらーーーぁっぷ!! そもそもあなた、体格がガッチリしてるんだから、ワンピース自体が似合わないのよ! シルエットが・・・ほら! 全然キレイじゃない! しかも肌が浅黒いから、白スクを着ることで余計肌の色がくすんで見えるわ! ほら、鏡! 今あなたが着ているのがこれで、似合うのはそうね・・・本来こういう色なのよ!」ヌノバサー

桃太郎「た、確かにこの色の方が、顔色が良く見える・・・!」

変装「でしょう!? だから、あなたにオススメしたいのはー・・・これよっ!」

桃太郎「これはー・・・和服!?」

変装「そうよ! そもそも、近年洋服が主流になって廃れつつあるけれど、和服と言うのは素晴らしいものなのよ! 畳めば全ての着物は同じサイズになるから保管もかさばらないし、サイズも身長でプラマイ10センチくらいまでなら着ることが出来るわ。冬は暖かく、夏は涼しい。今こそ日本人は、和服を見直すべきなのよ!」

桃太郎「でも拙者、着付けとか良く分からないでござるし・・・。」

変装「そうね。初心者にとって、最初のハードルでもあるわ。けれどそれ、「何となく難しそう」って、やってみもせず遠ざけてはいない?」

桃太郎「む、確かに・・・。」

変装「でもね、和服の着方って、実はそんなに難しくないの。形を整えて、ひもでしばって固定する。要はその繰り返しよ。」

桃太郎「確かに、そう聞くと簡単そうな気がするでござる!」

変装「季節ごとに色柄、生地、帯や小物の組み合わせのルールがあったりするけれど、それは正式な場でだけ気にすればいいわ。普段着るなら、自分がいいと思うものを着ればいいのよ! 最近は、化学繊維の洗える着物っていうのも出回っているし、それなら洗った後もアイロンいらずで、敷居はぐんと低くなっているわ。」

白雪「へえ、そんなものがあるのね!」

変装「着た時に苦しそう、着崩れしやすそう、という人も居るかも知れないけれど、それは補正がしっかりしていないからね。」

桃太郎「補正?」

変装「ええ。要はタオルとかで、着物を着るのに理想的と言われている体形に、身体のシルエットを近付けるのよ。私は着物用の肌着にタオルを直接縫い付けて、それを着ればおしまい、って風にしてるわ。楽だし、間違いがないもの。でも、あなたなら殆ど補正要らずだと思うわ。恵まれた体格してるものね。」

桃太郎「そ、そうでござるか・・・?」テレッ

変装「動きにくそうなんて言っても、昔の人はこれで仕事もしていた訳だから、普通に暮らす分には何も問題は無いわ。折角なんだからこの機会に、和服にチャレンジしてみる、っていうのはどうかしら?」ウィンクッ

桃太郎「そ、そうでござるな!」

白雪「何事も経験って言うものね!」

変装「そう言ってくれると思って、既に着付け道具一式と、着物を別室にご用意してあるのよ! さ、お着換えタイムよ!」

桃太郎「では姉者、行ってくるでござる!」グッ

白雪「がんばってね!」バイバーイ

そして、30分後・・・。

白雪「桃太郎、似合ってるわ! ちゃんと着られたのね!」

桃太郎「最初は戸惑ったでござるが、何とか・・・。姉者もその白スク、お似合いでござる!」

白雪「えへへ、ありがとう! 桃太郎のお下がりだから、お財布にも優しいのよ!」イエーイ

変装「クックック・・・まんまとコーディネートされやがって!」

白雪「ハッ、そういえば!」

桃太郎「罠だったでござるか!」

変装「ここでお前たちはこのまま死ぬのだ・・・! 覚悟!」

>>237「待てっ!」

変装「お、お前は!」

平和主義の四天王

変装「お、お前は平和主義の四天王・・・! 外敵にばかり味方し、同じ四天王に牙を剥き、遂に死者が出たため鬼ヶ島を追放された筈じゃ・・・!」

平和「正義の使者は、助けを求める声がある限り、どこへでも現れるのだ! この子らに触れる事、指一本とてまかりならんぞ!」カマエッ

変装「くっ・・・こうなれば仕方ない! お前もろとも>>240してくれる!」

ケツバット

変装「来い、平和主義の四天王! 悪い子にはケツバットと、昔から決まっているんだ!!」カマエッ

平和「面白い! 我が必殺平和主義暗殺拳・・・バットで受けきれるものなら受けてみよ!」コォォォォォ

桃太郎「姉者、この勝負・・・。」

白雪「ええ、行方が分からないわ・・・。実力は双方、五分と五分。あとは、祈るばかりね・・・。」

桃太郎「くっ、拙者達がコーディネートさえされていなければ加勢したものを・・・!」

白雪「過ぎたことを悔やんでも仕方ないわ・・・。祈りましょう。私達が平和さんの為に出来るのは、それだけ・・・!」

どっちが勝った? >>242

相討ち

変装「俺も・・・ここまで、か・・・!」ドサッ

平和「我が正義に・・・敗北、な、し・・・!」ドサッ

白雪「平和さん!」タッ

白雪「平和さん! 平和さん! しっかりして!」ユサユサ

桃太郎「姉者・・・もう・・・。」フルフル

白雪「うっ・・・うわあああ・・・! 平和さん! 平和さあああん・・・!」グスッ

平和主義の四天王は、地下にひっそりと埋葬された。
横の壁には、『正義の使者、ここに眠る』とだけ刻まれた、それは簡素な墓であった・・・。

白雪「・・・立ち止まってはだめ。進みましょう!」グッ

そして白雪は再び、青鬼を目指し、地下通路を進んだ・・・。

そしてしばらく。白雪はようやく、再び青鬼と思しき鬼を発見したのであった!

白雪「やっと・・・見つけた・・・!」

青鬼「あ、あなたは・・・!?」

白雪「話は後よ! さあ、早くここから出るの!」

青鬼「>>245

まずい、誰か来る!

青鬼「まずい、誰か来る!」

白雪「何ですって!? 急がないと!」

>>246「残念、気付くのがすこし遅かった・・・。」

桃太郎「! お前は!」


ちゃうねん。>>248やねん。

桃太郎「緑鬼・・・!」

青鬼「ど、どうしてだ緑鬼! 俺達色鬼、昔は仲よくやってたじゃないか!」

緑鬼「それはね・・・>>250だからさ・・・。


緑鬼採用ってことでよろです。
おのれたぬぽん許すまじ。


安価下。安価下ってことでよろです。
おのれたぬぽんゆるすまじ。

緑鬼「俺だけが・・・着色料入りだったからさ!」ドカッ

白雪「くっ、重い・・・!」ガシッ

白雪「この攻撃、真正面から受けるのは堪えるわ。そう何度ももたない・・・!」

青鬼「着色料・・・? まさか、嘘だろう・・・? そんな・・・!」

緑鬼「嘘なものか・・・! 赤鬼もお前も黄鬼も、みんなみんな生まれ持った色なのに・・・! 俺だけ、俺だけ着色料が入ってるんだ・・・! 信じられるか!? 鬼はな、着色料を喰うと色が変わるんだ! こんなの・・・こんなの、フラミンゴと同じじゃないか!」ブンッ

白雪「くっ・・・! まだ、まだぁ・・・っ!」

青鬼「やめろ緑鬼! お前にはまだ>>255があるだろう!!」

超美人な奥さん

青鬼「お前には・・・故郷でお前の帰りを待っている、超美人な奥さんが居るだろう・・・!」

緑鬼「そ、それは・・・!」ハッ

白雪「隙が出来た。今だわ!」シュッ

緑鬼「!? グ、フ・・・。」

緑鬼「>>258

統領のペットに気を付けろ

緑鬼「統領の・・・ペットに・・・、気を付け、ろ・・・。」ガクッ

青鬼「緑鬼! 緑鬼いいいいい!!!」ウワアアアア

白雪「さ、のんびりしている暇はないわ! あと少しでこの建物内に毒ガスが散布されてしまう! 急ぐのよ!」カギガッチャン

青鬼「緑鬼、何でこんな・・・。いい奴だったのに・・・。」グスッ

桃太郎「姉者、退路の確保できたでござる! 急がねば・・・!」

白雪「分かってる、行きましょう!」タッ

そして一行は、長い地下通路を急ぎ足に戻って行った。
その先に、更なる恐怖と強敵が待っているともしらずに・・・。

桃太郎「見えた、出口でござる!」

白雪「やったわ! さ、急いで、青鬼さん!」

青鬼「あ、ああ・・・。」

>>262「そうは行かぬ・・・。」

白雪「あ、あなたは!?」

>>262「吾輩は統領のペット・・・名は>>262と申す・・・。」

水虫のまさよし

まさよし「水虫のまさよしと申す・・・。」

白雪「水虫・・・。白癬菌ね・・・!?」

桃太郎「ま、まずいでござる姉者! ここは一時撤退を・・・!」

白雪「落ち着きなさい桃太郎! そもそも白癬菌自体は、どこにでもありふれた菌よ! 感染さえしなければ恐るるに足りないわ!」

桃太郎「そうは言っても・・・!」

白雪「通常白癬菌は、足に直接付いたとしても、当人さえ健康で清潔であれば繁殖はしない! 何も恐れることなんて・・・」

まさよし「果たして、そうかな・・・?」

白雪「何ですって・・・?」

まさよし「>>265・・・ということさ・・・。」

魔法によって貴様らはすでに水虫に成りかけている

まさよし「我が魔法によって、貴様らはすでに水虫の成りかけ・・・!」

白雪「何ですって!? くっ、言われてみれば何だか足がかゆい気がするわ・・・!」

まさよし「フハハハハ! じいわじわと水虫に成って行く恐怖を味わいながら、奈落へと堕ちるが良い!」

桃太郎「ん、何たる不覚・・・!」ガクッ

白雪「諦めるのはまだ早いわ! 私達にはまだ・・・>>267という手が残されている!」

ブテナロック

桃太郎「それはもしや・・・ブテナロック・・・!」

白雪「そうよ! 主成分である殺菌成分、ブテナフィン塩酸塩が、増殖初期段階の白癬菌に素早く、そして長く効くわ! さらに4つのかゆみ止め成分を配合することで、かゆみメカニズムの各段階に強力作用! 抗炎症成分グリチルレチン酸に、ニオイ菌に効くイソプロピルメチルフェノールを加えることで、もう怖いものなんて何もないわ!」

まさよし「何だと・・・! 何故そんなものがここに・・・!」

白雪「私のポシェットは、四次元ポシェットと呼ばれているのよ! えいっ!」ヌリッ

まさよし「ぐ、ぐわあああ! 殺菌されるううう!!」ジュワアアアア…

白雪「悪は・・・滅びたわ!」キリッ

桃太郎「水虫のまさよし・・・。恐ろしい敵でござった・・・。」

白雪「そうね・・・。でも彼もまた、鬼ヶ島が生んだ、悲しい一人の犠牲者だったのかも知れないわね・・・。」

白雪「・・・うん! くよくよしてても仕方ないわ! 早く地上を目指しましょう!」

桃太郎「そうでござるな!」

一寸「! お、白雪さん達見えてきたッス! おーい! おーい!!」ブンブン

白雪「あ、一寸太郎! おーい!」ブンブン

一寸「法師ッス! おかえりなさーい!」

白雪「ただいまー!」

赤鬼「あ、青鬼・・・。」

青鬼「赤鬼、お前、村は・・・。」

赤鬼「僕、どうしてもお前に謝りたくて・・・! ごめん! お前を悪者にしたばかりか、ずっとこんな辛い目に、一人で遭わせていて・・・!」

青鬼「赤鬼・・・。>>271

村に、帰れよ

青鬼「村に、帰れよ・・・。」

赤鬼「青鬼!? 何で・・・!」

青鬼「村の人達と仲良くするのが、お前の昔からの夢じゃないか! 将来の夢の作文にも書いてて、お前、みんなに笑われながら、それでもずっと諦めずにやって来たじゃないか! 折角その夢が叶ったのに、それを放り出して俺の所に来られても、全然うれしくない!」

赤鬼「青鬼、聞いてくれ! 僕は・・・!」

青鬼「聞きたくない! 赤鬼、お前は忘れているんだ! 信頼なんて、共に居なければ時間と共に薄れて行く! そうでなくても、悪者の青鬼と一緒に居るところなんて見られたら、またあの頃に逆戻りっじゃないか・・・!」

白雪「何か、こじれてるわね・・・」ヒソッ

力太郎「も、ほったらかして帰ってまうか?」ヒソヒソ

一寸「それはそれで無責任ッスよ・・・」ヒソリーヌ

赤鬼「青鬼・・・! 僕は・・・>>273!」

君を連れて帰る

赤鬼「僕は・・・君を連れて帰る・・・!」

青鬼「お前、まだそんなことを・・・!」

赤鬼「嫌なんだ! 僕が望んだのは、僕の夢は、こんなことじゃない! 親友たった一人に全てを背負わせ、君の居ない世界で僕だけが幸せになるような・・・そんな結末、僕は、そして君だって、望んでいない筈だ!」

青鬼「くっ・・・。でも、俺はもう・・・!」

赤鬼「村のみんなは良い人達だ。話せばきっと分かってくれる。分かってくれないのなら、その時は僕も、君と一緒に石を投げられよう。それでも諦めずに居れば、きっと道は開ける筈だ・・・!」

青鬼「赤鬼・・・!」ヒシッ

赤鬼「青鬼!」ヒシッ

一寸「い、いい話ッスね・・・。」グスッ

統領「そうだな・・・。」ジーン

桃太郎「けれどこれから2人には、険しい修羅の道が待っているでござろう。それでも・・・」フッ

白雪「ええ・・・2人ならきっと、乗り越えられるわ・・・!」

白雪「じゃあ話もまとまったところで、そろそろ帰りましょうか!」ニコッ

こうして一行は、鬼ヶ島を後にした・・・。

そして、別れの時・・・。

赤鬼「白雪さん、本当にありがとうございました・・・。あそこであなたに出会えていなければ、僕は永遠に、親友を失っていたかも知れない・・・。」

弟鬼「僕からもお礼を言わせてください。兄を助け出してくれて、本当にありがとう・・・!」

統領「心ばかりですが、これはお礼です。是非、お持ちください。」

白雪「まあ、これは>>279・・・! 本当にいいの? こんな・・・」

青鬼「いいんです。あなたに受けたご恩を思えば、これでも足りないくらいですが・・・。是非、あなたに持っていて頂きたいのです。」

白雪「ありがとう、大切にするわ・・・!」ギュ

ガラスの靴

ガラスの靴を履き、白スクに身を包んだ白雪が、ねずみの引くカボチャの馬車に乗り込む。
見送る者達の瞳には、うっすらと涙が浮かんでいた。

桃太郎「姉者、お達者で・・・。」

一寸「白雪さん、本当に1人でいいんスか? 何ならまだ・・・」

白雪「ありがとう、一寸太郎。けれどこれは、私の戦いだから・・・私が、殺らなきゃいけないことだから。だから平気よ!」ニコッ

力太郎「困った時はいつでも声かけてな。この三太郎、姉さんの危機とあっちゃあ、地球上どこであっても駆け付けたる!」

白雪「ええ、そうならないようにだけ祈っていてね! ありがとうみんな! 大好きよ!」

そして、白雪を乗せた馬車は、小人の森へ向けて走って行った。
小さくなっていくカボチャの馬車に、4匹の鬼と三太郎は、いつまでもいつまでも、その姿を見送っていた・・・。

鬼ヶ島編第二部・完!



きりが良いので今日はここまでです。
次回、待ちに待った。小人の森編。白雪はりんご製の毒を上手に作れるのか・・・?

今夜は大喜利、『こんな白雪姫は嫌だ』を募集します。
皆様、奮ってご参加ください。

何やかんやで一路、小人の森へと馬車を走らせた白雪。
しかし、予想だにしなかった事態が白雪を襲った・・・!

白雪「ああ、懐かしい城下の空気! 帰って来たって気がするわ! でも・・何かがおかしい・・・。」

白雪が察知した異変>>301

国の人間がみんな小人化

白雪「国民がみんな小人化しているわ・・・! そこな道行く小人A、これは一体どういうことなの!?」

マンチキン「ひ、姫様・・・! これは・・・>>303・・・という訳なのです・・・!」

カボチャの馬車を奪われた、シンデレラの逆襲

マンチキン「シンデレラが・・・シンデレラが・・・うう・・・!」グスッ

ドワーフ「泣くなマンチキン! 姫様、オラ達を救ってくだせぇ!」

ホビット「シンデレラが、馬車を奪われたと・・・訳の分からないことを言いながら、オラ達を小人にしちまっただぁ・・・!」

白雪「まあ、何てことかしら! 許せないわ! 任せて、私が何とかしてあげる!」

白雪「とは言ったものの、どうしようかしら・・・。そうだ、>>306しましょう!」

打ち出の小槌を使う

白雪「打ち出の小槌を使いましょう! 密かに赤鬼さんの懐から抜き取っておいて良かったわ!」ウフフッ

白雪「出すのはもちろん>>309よね! いでよ! >>309!」

どこかで見たようなきのこ

白雪「いでよ! どこかで見たようなきのこ!」ボワンッ

白雪「ふう・・・いかにも毒々しいきのこね! 真っ赤な笠が、「僕、悪いきのこだよ!」とでも言っているようだわ!」

白雪「では早速、このきのこを>>311しましょう。」

なんやかんやで調合

白雪「なんやかんやで調合しましょう。」

白雪「多分国民達はみんな、1upさせれば元の大きさに戻るわ。けれど、このキノコは圧倒的に数が足りないし、何より大きすぎる・・・!」

白雪「それであれば、効果を高く、少量で効くように調合すればいい・・・!」

白雪「調合にはまず、>>313が必要ね!」

魔女の大釜

白雪「魔女の大釜、これは必須よ!」

白雪「さあ、魔女の家に行って、大釜を取って来ないと!」

かくて白雪は、魔女の家を目指すのであった・・・。

白雪「ここは魔女さんのおうちですかー?」コンコン

木こり「ここはしがない木こりの家だよ。」

白雪「そうですか・・・。」

しかし、捜査は・・・。

白雪「もしもーし。こちらに魔女さんは居ますかー?」コンコン

ゴーシュ「ここは一介のセロ弾きの家だよ。」

白雪「そうですか・・・。」

難航を極めた・・・。

しかし、白雪はめげなかった。
35件目、ようやく白雪は、魔女の家を見つけたのである・・・!

白雪「魔女さん・・・ここに、魔女さんはいますか・・・?」

魔女「何だい? こんな所に1人で・・・。あたしゃ魔女だが、どうしたね?」

白雪「ああ・・・魔女さん・・・。大鍋を貸して頂けませんか・・・?」

魔女「>>326


みすった。>>317です。
いいやこれも全部たぬきが悪い。

結婚相手を連れてきてくれたらいいぞ

魔女「結婚相手を連れて来てくれたらいいぞ。」

白雪「結婚相手? まあ! どんな男性がお好きなのかしら?」ソワソワ

魔女「そうさねぇ・・・>>319みたいな感じがベストかねぇ・・・。」

白雪「お安い御用だわ!」

熟女好き

白雪「と、いう訳で始まりましたお見合いパーティーwith魔女さん! 今回は魔女さんの為に、様々なタイプの熟女好き男性を集めましたよ! お気持ちをお聞かせください!」

魔女「そ、そうじゃな。改めてそう言われると、何ぞ、緊張してくるねぇ・・・。」テレテレ

白雪「では早速、男性陣のご紹介です! エントリーナンバー1番、どうぞ!」

眠り王子「えーと、何故私はこんな所に・・・?」

白雪「えーこちら、スリーピングビューティー、眠れる森の美女登場の王子様でございます。王女様との年の差、何と豪快に100歳!」

魔女「おぉ~。」

白雪「素晴らしい熟女好きの素質を持った彼で、しかもドラゴンと戦い倒す程のポテンシャルを秘めています。魔女さん、第一印象はいかがですか?」

魔女「うーん、ドラゴンを倒すというのは非常に男らしくてキュンとしますね。あと、顔も良い。」グッ

白雪「でしょう!?」グッ

眠り王子「あれ、勝手に熟女好き認定された挙句、置いてけぼりで話が進んでる・・・。」

白雪「エントリーナンバー2番! 浦島太郎さん!」

浦島「ど、ども。力太郎さんの紹介で来ました、浦島と申します。」ペコリ

白雪「何と浦島さん、自分よりずっと年上の乙姫様のおうちでヒモ生活を、何十年も続けていた猛者でございます!」

魔女「礼儀正しい好青年な印象じゃの。でも、ヒモは無いわー。」

白雪「ヒモは無いそうです! 浦島さん、お疲れさまでした!」ペコッ

浦島「扱いが酷い・・・。」トボトボ

白雪「エントリーナンバー3番! これがラストエントリーになります! 私のお父さん!」

魔女「お、おおー・・・。」

白雪「なんとお父さん、既に1度魔女との結婚、通称魔女婚を成立させております! 熟女好きは、娘の私から見ても折り紙付き! しかも一国の王でございます! 魔女さん、感触はいかがですか?」

魔女「魔女婚経験者というのはいいですね、安心できます。また、国王と言う地位も素敵ですが・・・。」

白雪「おっと、何か気になることが?」

魔女「結婚すると、お嬢ちゃんが義理の娘になるってことじゃろ・・・?」

白雪「・・・ああー・・・。」

魔女「しかも、3人中2人、既婚じゃん。略奪じゃん。」

白雪「障害が多ければ多い程、恋は燃え上がるのよ!」

魔女「でもなぁ・・・。うーん・・・。」

白雪「それに、私が義理の娘になるのが不安なら、私がお母さんの方について行けばいい訳だし!」

魔女「え、いいの!? それマズくない!? 姫のアイデンティィー崩壊の危機じゃない!?」

白雪「いいのよ! 魔女さんに大鍋が借りられないと、どの道私、お母さんに殺されちゃうし!」

魔女「えー、うーん、でも・・・。よし、決めました! 私、>>326します!」

自分で探す

魔女「そもそも結婚は、好き合っている者同士がするものじゃ! それを人に見繕ってもらおうなど・・・私が間違っていた! 私、自分の結婚相手は自分で探すことにするのじゃ!」

白雪「魔女さん・・・!」

魔女「もちろん、大鍋も持って行ってくれて構わんよ。お嬢ちゃんには、大切なことを教わったからの・・・!」ウィンクッ

白雪「ありがとう魔女さん! きっと良い人を見付けて、幸せになってね!」

魔女「結婚式には来ておくれよ!」

白雪「ええ、きっと!」ウルッ

かくて白雪は、魔女の大鍋を手に入れた・・・!

白雪「さて、早速調合を始めましょう・・・。」

白雪「これっくらっいのっ♪ おっおなっべに♪」ゴトッ

白雪「きのこときのこをちょいと入っれてっ♪」ポチャポチャ

白雪「刻ーみきのこに、きーのこーを振って♪」パラパラ

白雪「きーのこっさんっ♪ きーのこっさんっ♪」ポチャポチャ

白雪「あなーのあいたー、きーのこっさんっ♪」バッチャーン

白雪「さ、蓋をして・・・あとは>>329するだけね!」

愛をこめて煮込む

白雪「愛を込めて煮込めば・・・!」アイジョウパゥワァーッ

白雪「完成! 白雪印の>>332!」

白雪「これを飲ませれば、きっとみんな元に戻るわ・・・!」タッ

吉備団子

白雪「みんな! これを食べて!」ポポポポーイ

マンチキン「こ、これは!?」

白雪「白雪印の吉備団子よ! 1upきのこと、芋虫の座ったきのこと、『わたしをのんで』と、エリンギと、あと私の愛情で出来ているの! これでみんな、元の姿に戻ることが出来る筈よ!」

ドワーフ「な、何だって!?」モグモグ

ホビット→田中「ほ、本当だ! 体が大きく!」

マンチキン→原西「あ、ありがとうごぜぇますだ、姫様!」

白雪「いいのよ、困った時はお互い様だわ!」ニコッ

白雪「けれどこれは一時しのぎでしかない・・・。原因の大本、シンデレラを叩かないことには、この悲劇は何度だって繰り返すわ・・・!」

白雪「シンデレラの元へ向かい、>>334しましょう・・・!」

成敗

白雪「馬車がどうとか意味不明なことを叫びながら、我が王国の民に非道を強いるシンデレラ・・・。」

白雪「もう、話し合いで解決する段階をゆうに越しているわ・・・!」

白雪「シンデレラを成敗しましょう! 私の、白雪姫の名に賭けて!」

白雪「もう、この国の人達には、指一本触れさせない・・・!」ギリィッ



と、いう訳で、早いですが本日はこのくらいで。
新たなる敵、シンデレラとの戦いの幕がいよいよ上がります。

今夜はシンデレラに関するご要望を受け付けます。
外見や性格、口調はもちろんのこと、使う武術、戦闘能力、背負っている過去、白雪との因縁・・・思いついたらどしどしご応募ください。
その中から適当に、採用したりしなかったりします。

魔女婚活編を経て、次回、いよいよ激闘・シンデレラ編に突入。
まだ白雪に拉致られたままの狸に、今後出番はあるのか?
待て、次回!

白雪「さて・・・シンデレラについて、思い出してみましょう・・・。敵を知り己を知れば百戦危うべからずと、先生も言っていたわ。」

白雪「シンデレラ・・・。私とは幼稚園からの幼馴染で、その頃から継母や義理のお姉さんに、身分不相応のものを与えられるという手酷いイジメを受けていたわね・・・。貴族ばかりの幼稚園に平民の彼女がやってきたのもその関係と聞いているわ。その度に彼女、「私もお姉様と一緒がいいの!」って泣き叫んでたっけ・・・。」

白雪「そのせいで身分に酷いコンプレックスがあり、今時誰もしないようなお嬢様口調に金髪ドリルヘア・・・。特に王族へのコンプをこじらせて、自分の名前を・・・何だったかしら。サンドイッチだかサンドペーパーだか・・・まあ、そう呼べと痛々しいことをしていたわね。」

白雪「そして、変ないじめのせいで歪んだドMに成長した彼女は今、義理のお姉様達に病的な執着を見せ、お姉様達の役に立つ為の技術を研鑽した結果、お姉様方が何か言う前にそれを全てこなすという超人に成長したわ・・・。」

白雪「ファイターとしての彼女は、優秀なカポエラの使い手・・・。チャクラや闇の魔法と組み合わせることで威力を破格に底上げしたその妙技は神にさえ恐れられ、現在赤い靴で封じられていると聞くけれど、いつまでもつかしら・・・。」

白雪「最後にあった時、彼女は更なる高みに上り詰める為、火影を目指しつつ、お姉様と離れて暮らすなんて耐えられないと王子から逃亡生活の真っ最中だった筈・・・。」

白雪「ヘビースモーカーの彼女からは、いつだってラッキースターの煙の香りがしていたわ・・・。」クスッ

白雪「あと、毒リンゴ戦法の提案者だったり、中々姑息な子なのよね・・・。最近は何だかライバル認定されて、狙われている気がするわ・・・。あれだけの巨乳があって、私に対して何を羨むと言うのかしら・・・。」ペターン

白雪「ああ、懐かしいわ! けれど今から、私はあなたを倒す・・・!」

白雪「彼女の弱点と言えば>>360だわ・・・。」

白雪「そこを突いて倒しましょう!」

白雪「例え幼馴染とはいえ容赦はしない・・・。」

白雪「私は、私の国民の為に! シンデレラの尻を突くわ!」ゴゴゴゴゴ

白雪「その為にはまず、彼女がどこにいるか探さないと・・・。まさかあの30mくらいの人間に見える何かは違うだろうし・・・。」

白雪「そうだわ、>>362しましょう。それできっと見つかるはずよ!」

カンチョー

白雪「道行く人にカンチョーを仕掛けて、死んだらそれがシンデレラよ! 我ながら名案ね!」ヨシッ

白雪「では、まずはそこの八百屋のおじさまから! えーい、千年殺しッ!」ブスゥッ

八百屋のおじさま「きゃぅんっ!」

白雪「違うみたいね・・・。次はそこの、肉屋のおばさまよ! 食らえーっ!」ダダダッ

肉屋のおばさま「>>365

狂ったか、そこの小娘?

肉屋のおばさま「狂ったか、そこの小娘・・・?」ゴゴゴゴゴ

白雪「くっ、凄い気だわ・・・! 私でも敵うかどうか分からない・・・でも!」

白雪「私がやらなきゃいけないのよ! えーい!!」

肉屋のおばさま「>>368!!」

クロノスチェンジ

肉屋のおばさま「クロノスチェンジ!!」ブスッ

白雪「きゃあっ!」ビクンッ

白雪「あなた・・・只者じゃないわね・・・!」キッ

肉屋のおばさま「ふっふっふ・・・良く分かったね・・・。アタシこそが商店街四天王の1人、肉屋のペンタゴン!」ババァーン

白雪「ま、まさかあの伝説の・・・!?」

肉屋のおばさま→ペンタゴン「アタシに千年殺しを仕掛けるとは良い度胸、気に入ったわ。しかし、勇敢と無謀は違うんだよお嬢ちゃん! 地獄で悔いなッ!」ボカァッ

白雪「くっ、圧倒的な実力差だわ・・・! 私はこのまま、成す術なくやられてしまうというの・・・? こんな・・・志半ばで・・・!」ギリィッ

>>372「諦めるな!」バッ

白雪「あ、あなたは・・・!」

メロス

メロス「走れ、白雪! 友の為に! 諦めたらそこで試合終了だ!!」

白雪「メロス、あなた、何故ここに・・・!?」

メロス「妹の結婚式の帰りに、偶然通りがかっただけさ! 助太刀するぜ、白雪!」ヘヘッ

白雪「ありがとうメロス! けれど彼女は強敵・・・!」

メロス「いいや良く見ろ! 彼女には弱点がある! それは・・・!」

白雪「それは・・・!?」

メロス「>>374」

メロス「彼女は・・・イケメンに目がない!」

白雪「な、何ですって!? けれどここにイケメンなんて・・・!」

メロス「くっ・・・こんな時、セリヌンティウスさえ居れば・・・!」ダンッ

白雪「! あ、諦めるには早いわ! 私に良い考えがあるの!」

メロス「何だと!?」

白雪「>>377するのよ・・・!」

ペンタゴン「ごちゃごちゃ、何の相談だい・・・?」ズゥン…

白雪「やるしかないわ!」

イケメンの写真集を投げつける

白雪「イケメンの写真を投げつけるの! 偶然持っていた、男性アイドルの写真集をばらまくのよ!」バサァッ

メロス「な、なるほど!」バサァッ

ペンタゴン「こ、これはイケメンアイドルガニメーデスくんの・・・! こっちはナルキッソスくんの写真集!」ズサァッ

白雪「今だわ! >>379よ!」

逃げる

白雪「あなたも私も、ここでロスタイムを許す余裕はない! そして、悔しいけれど2対1でも真っ向勝負じゃキツい・・・! 逃げるわよ!」ダッ

メロス「分かったぜ!」ダッ

そして2人は走った。
走って走って、安全だと思えるくらい距離を稼いだ頃には、日はとっぷり暮れていた・・・。

白雪「ありがとう、メロス。助かったわ。ところでもう暗いし、どこか泊まれるところはないかしら?」

メロス「だったら>>381はどうだ? 悪いトコじゃねえよ。」

白雪「まあ、いいわね!」ウフフッ

BARエーミール

メロス「エーミールってBARなんだが、蝶の標本がメッチャ飾ってあってな? 触るとマスターめっちゃキレるけど、それさえ注意すりゃあいい所だよ。」

白雪「ちょうちょ、好きよ! それにBARって久し振りで、何だかわくわくするわ!」

メロス「じゃあ、俺はまた走らねぇといけないから、ここで失礼するわ!」タッ

白雪「ええ、気を付けてね!」バイバーイ

白雪「さて、ここがBARエーミールね・・・!」ギィッ

エーミール「やあ、いらっしゃい・・・。」

白雪「まあ、本当にちょうちょの標本がいっぱいだわ! ところでマスター、今日のおすすめは何かしら?」ギィッ

エーミール「>>384・・・ですね・・・。」

カルーアミルク

エーミール「カルーアミルクがおすすめですね・・。」

白雪「じゃあ、ジントニックとミックスナッツをお願い。あと、ソーセージ盛り合わせも。」

エーミール「・・・かしこまりました・・・。」チッ

白雪「そういえばマスター、私今、シンデレラっていう人を探しているのだけれど、何か噂話とかないかした?」

エーミール「そうですね・・・。>>390・・・とか・・・。」

お菓子の家にいる

エーミール「お菓子の家に居る・・・と聞きました。」

白雪「お菓子の家? って、あの?」

エーミール「はい・・・。お菓子の家、別名>>392・・・。」

白雪「地上の魔境とさえ恐れられる、お菓子の家ね・・・。」

お菓子ハウス

白雪「いいじゃない・・・行ってやるわ、お菓子ハウス!」グイッゴクゴク

エーミール「流石に、お1人では危険です・・・。案内として>>394を付けますので、ご一緒に・・・。」

白雪「ありがとう、心強いわ!」

メロス

メロス「また会ったな、白雪!」

白雪「さっき振りね、メロス! 走らなくって良くなったの?」

メロス「良く考えたらもう間に合いそうにねぇし、いっかなって! あ、マスター、カルーア頼むわ!」

エーミール「あいよっ!」ニカッ

そして、2時間後・・・。

エーミール「それでな、僕は言ってやったんだ。「君はそういう奴だったんだな」って・・・ヒック。」

白雪「マスター、完全に酔っぱらってるわ・・・。」

メロス「こいつ、こうなると長ぇんだ。さっさと行っちまおうぜ。」グイッ

白雪「そうね。じゃあマスター、お題はここに置いておくから・・・。」チャリ

白雪「ところでお菓子ハウスって、どうやったら行けるのかしら? パンくずをまき散らしながら行けばいいの?」

メロス「それでもいいんだが、こっからだとちと遠いな。>>399に乗って行こうぜ!」

白雪「まあ、>>399!? 私、1度乗ってみたかったの!」ワクワク

筋斗雲

メロス「来い、筋斗雲!」

筋斗雲「呼びやしたか、旦那!」ギュイーン

メロス「おう! 俺達をお菓子ハウスまで連れてってくれ!」

筋斗雲「お安い御用で! さ、嬢ちゃん、足元気を付けな!」

白雪「はーい!」

そして、筋斗雲で行く空の旅はつつがなく進行し、約3分後、2人はお菓子ハウスの前に降り立った・・・。
お菓子ハウスからは、30m近い人間が生えていたが、2人は気にしなかった。

白雪「ここがあの女のハウスね! たのもーっ!」

グレーテル「は、はい・・・。どちら様でしょうか・・・?」オズ…

白雪「>>402!」

トリックオアトリート

白雪「トリックオアトリート! お菓子をくれなきゃイタズラするわよっ♪」

グレーテル「えっ・・・えっ・・・!?」

メロス「ってな訳で、お邪魔しまーす。」ズカズカ

グレーテル「ちょ、やめ、ホント、え、何なんですか!?」

白雪「シッ! 黙って! これは極秘裏に行われている家宅捜索なの! 邪魔するとあなたも公務執行妨害でしょっ引くわよ!」

グレーテル「え、ええー・・・。」グスッ

メロス「おい見ろ白雪! ここに、丸く肥えた男の子が監禁されているぞ・・・!」

白雪「あなた・・・拉致監禁!? それとも人身売買!?」キッ

グレーテル「ち、違いますぅ! それは私の兄ですぅ!!」エグエグ

白雪「お兄さんを拉致っているの・・・? どいうこと? 教えて頂戴。」

グレーテル「は、はい・・・。実は、>>405という訳で・・・。」

家主が[ピザ]ショタフェチ

グレーテル「実はここの家主は、ピッツァのようなショタにのみ性的興奮を覚えるというド変態で・・・兄さんはペットとして飼われているんです・・・! 今では人間語も忘れ、常にピザ語で話す始末・・・!」ウウッ

ヘンゼル「ピッザーラ! ピッザーラ!」ピザピザ

白雪「まあ、シンデレラ! シスコンの上にショタコンだなんて、救いようがないわ! 今すぐ>>407しましょう!

ダイエット

白雪「今すぐダイエットするの! あなたのお兄さんに、人間らしい姿を取り戻してもらうのよ!」

グレーテル「! はい・・・はい・・・! ありがとうございます・・・!」グスッ

メロス「といっても白雪、どんな方法で行くつもりだ? 基本は食事制限に運動なんだろうが、この体形だと運動する方が逆に体に負担がかかっちまう。かといって食事制限は色んな方法が出回ってるぞ。」

白雪「そうね。りんごダイエットに朝バナナダイエット。こんにゃくダイエット、今の流行は低糖質ダイエットかしら・・・。何をして痩せるか、それが問題だわ。体に合わない方法だと、かえって健康を損なってしまうもの・・・。」

グレーテル「で、でしたら>>409ダイエットなんていかがでしょうか・・・?」オズオズ

亜空間トルネード

白雪「亜空間トルネードダイエット・・・? 初めて聞くわ、どういうダイエットなの?」

グレーテル「はい。今、私が考えたダイエットなんですけど、まず、兄さんを亜空間に入れるでしょう?」

白雪「そうね、それで?」

グレーテル「そこで兄さんをトルネードさせることで、遠心分離器の要領で、兄さんを兄さんとピザに分離させるんです!」

白雪「とてもいい考えだわ! 早速やりましょう!」

メロス「でも白雪、肝心の亜空間はどうやって用意するんだ?」

白雪「簡単よ! >>411すればいいの!」

CQCを応用

白雪「CQCを応用して、亜空間を作りましょう!」

白雪「まずは打撃を応用して空間を切り取るわ!」バコッ

白雪「次に投げ技を応用して空間を引き伸ばし・・・」テェイッ

白雪「関節技を応用して固める!」フンッ

白雪「最後に決め台詞! 暴風雪のお姫様、プリティ☆白雪華麗に参上!」キャルンッ

グレーテル「すごい、あっという間に亜空間が・・・!」

メロス「すっげぇ・・・あんなに普通だった空間(ビフォー)に、ちょっとCQC(アフター)するだけでこんなに違うんだな・・・!」

白雪「そしてここに、ピッツァ太郎を放り込む!」ガシッ

ヘンゼル「ピッザーラ! ピッザーラ!」ジタバタ

グレーテル「我慢して兄さん、これもみんな兄さんの為なの・・・!」グイッ

ヘンゼル「ピッザーーーーー!」スポッ

メロス「トルネードスイッチ入れるぞ、離れろ!」ガコン

ヘンゼル「ピーーーーーーザーーーーーーーラーーーーーーーーーーー!!!」グルングルングルン

そして2時間、ヘンゼルは回され続け・・・。

白雪「ふう、出来たわ・・・!」

メロス「ああ、やったな・・・!」

グレーテル「ああ、兄さん、兄さん・・・!」

・・・大量のバターが、そこにはあった・・・。

白雪「初めて知ったのだけれど、ピザを遠心分離器にかけると、バターになるのね? 回ってバターになるのって、李徴だけだと思っていたわ。」

メロス「いやー、李徴はバターになる程回らないだろー・・・。」

グレーテル「とりあえず、山ほどパンケーキを焼いてみましたけど、いかがですか?」

白雪「食べる食べるー!」

メロス「昼間たっぷり走ったから、もうハラペコだよ!」アッハッハ

白雪「それで、シンデレラのことなんだけど・・・。」モグモグ

メロス「結局、今留守なのか?」モグモグ

グレーテル「え? シンデレラ様なら、ずっとここに居ましたよ?」モグモグ

白雪「え?」モグモグ

グレーテル「そこの大黒柱みたいな棒、シンデレラ様のあんよです。」モグモグ

メロス「マジで? 気付かんかったわー。」モグモグ

白雪「もうこっちの声が聞こえないくらい大きいじゃない・・・。どうするのよ、これ。」モグモグ

メロス「>>417はどうだ?」

筋斗雲で顔に近づく

メロス「遠いなら近付きゃあいいじゃねぇか。筋斗雲で顔まで近付いて話しかけようぜ。」モグモグ

白雪「それもそうね。モグモグ。じゃあ、これを食べ終わったらそうしましょう。」モグモグ

かくて、シンデレラとの最終決戦の火ぶたが落とされる!
45分後くらいに!

筋斗雲「今日はオイラ出ずっぱりでさぁね、旦那。」フイヨフイヨ

メロス「ああ、悪いな筋斗雲。もうひと働きしてくれや。」

筋斗雲「旦那の頼みとあっちゃあ断れませんぜ。振り落とされねぇでくだせぇよ、お二方!」ビューン

白雪「きゃあ、あっと言う間だわ! シンデレラ、シンデレラねえ、聞こえる!?」

シンデレラ「>>421

ごめんなさい、ごめんなさい、赦してください

シンデレラ「ごめんなさい、ごめんなさい、赦してください・・・。」ブツブツ

白雪「し、シンデレラ・・・?」

シンデレラ「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・。」ブツブツ

白雪「ど、どうしちゃったって言うの・・・?」

グレーテル「こ、これは・・・。」

白雪「グレーテル! あなた、何か知っているの!?」

グレーテル「わ、私も話で聞いたことしかないんですけど・・・。ひょっとしたらシンデレラ様は、>>424なのかも知れないです・・・!」

呪われている

白雪「呪い・・・!?」

グレーテル「は、はい・・・! 世界魔女協会、通称SM協会では、時折、魔法を濫用した者に処罰として呪いをかけるのだとか・・・。」

白雪「ということは、先の小人騒動でシンデレラは・・・!」

グレーテル「お、恐らくは・・・!」

メロス「で、どうするんだ、白雪?」

白雪「当然、>>426するに決まってるじゃない!」

カンチョー

白雪「呪いだか何だか知らないけれど、今がチャンスよ! このままカンチョーをして、シンデレラを倒してしまいましょう!」

メロス「それもそうだな!」

グレーテル「でも今、シンデレラ様は呪いで、30mもの大きさになっています。私達が束になったところで、シンデレラ様のお尻にダメージを与えられるかどうか・・・。」

白雪「だったらいい考えがあるわ。>>428すればいいのよ!」

打ち出の小槌で小さく

白雪「またしてもこれの出番ね!」ジャジャーン

白雪「この打ち出の小槌で、シンデレラを小さくすればいいのよ! それ、小さくなーぁれっ!」コツーン

メロス「おお、シンデレラが・・・!」

グレーテル「みるみる小さく! これなら、私達のカンチョーでも十分な威力を与えることが出来ます!」

白雪「じゃあ行くわよ・・・千年殺しっ!!」カンチョーッ

・・・こうして世界から、1つの悪が消えた・・・。

白雪「さて、問題が解決したところで、私、今まで何をしようとしてたんだったかしら?」

白雪の目的 >>431

母と拳と拳で語り合う

白雪「そうだった・・・私は、お母様と拳と拳で親子の会話をする為に、ここまで来たんだったわ・・・。」

白雪「時に青森でおおかみさんを説得し、がらがらどん先生の下で修業に励み・・・」

白雪「ごちそうおばさんのオーブンで馬車を作って、鬼ヶ島にも殴り込んだっけ・・・。」

白雪「辛く、険しい道だった・・・。婚活パーティーをしてあげた魔女さん、幸せになれたかしら・・・。」

白雪「そして今日、幼馴染のシンデレラを葬った・・・。」

白雪「それもこれも全て、お母様と語り合う為・・・!」

白雪「機は熟したわ・・・待ってて、お母様・・・。」

白雪「今からあなたの白雪が、殴り込みに行きます・・・!」ザッ

白雪「・・・とは言っても、相手は一国の女王。お城に住んでるのだもの、警備も厳重な筈だわ。」

白雪「どうやってお城に忍び込もうかしら・・・?」

>>435「そういうことならお任せください!」

白雪「あら、あなた!」

ブレーメンの音楽隊

ロバ「我々!」

犬「ブレーメンの!」

猫「音楽隊が!」

鶏「お力に!」

ブレーメン「「「「な~り~ま~す~よ~♪」」」ハーモニー

白雪「まあ、何て素晴らしいハーモニーかしら!」ウットリ

ロバ「実は我々、今宵の武道会のゲストの音楽家として、城に呼ばれているのです。オキー!」

犬「ですのでその時に、楽団の者として我々と共に入り込めば良い! ワンワン!」

猫「ええ、そうしなさいなそうしなさいな。だって我々、ニャアン!」

鶏「誇り高きブレーメンの音楽隊! 困っている女性を見捨てるなんて! コケッコッコー!」

ブレーメン「「「「し~ま~せ~ん~よ~~♪」」」」ハーモニー

白雪「まあ、ありがとう! とっても助かるわ!」

ロバ「さあ、私の背中に乗って。これでも私は昔、塩や綿を運ぶ仕事をしていたのです。お嬢さんくらい、軽い、軽い!」

白雪「ありがとう。けれどその前に、1つだけお願いしてもいいかしら?」

犬「何ですか? 私は昔、金銀財宝を掘り当てたことがあるのです。ご所望のものがあれば何でも見つけてきますよ!」

白雪「まあ、とっても頼もしいわ! お願いっていうのはね、他でもない、>>441なんだけれど・・・。」

シンデレラの追悼

白雪「今日ね、私の幼馴染が亡くなったの・・・。是非、弔いの歌を歌ってあげてくれないかしら・・・。」

猫「まあ、それはお辛かったでしょう・・・。」ジワッ

鶏「ええ、ええ、お気持ちは痛いほどに分かりますとも。どうか我々にお任せください!」

ブレーメン「「「「か~な~し~い~ね~~♪」」」」ハーモニー

白雪「ありがとう、これでシンデレラも浮かばれるわ・・・!」ジンワリ



と、いうわけでさらばシンデレラ編を経て、いよいよ女王の城に乗り込むところで、本日は終了です。
元々白雪姫の実家だった気もしますが、突っ込んだら負けです。いいですね?

ちなみに狸はまだいます。

ブレーメンの音楽隊を仲間に引き入れ、今まで死んで行った者達の無念を背負い、白雪姫は当初の目的を完遂することは出来るのか?
明日は来れるか来れないか半々ですが、とりあえず待て、次回!

今夜は、『シンデレラ、天国から一言』を募集します。皆様奮ってご参加ください。
なお、かなり詰め込んだシンデレラの設定が本編であまり出せませんでしたので、ここで活かして頂けると幸いです。

シンデレラ「お姉様方を遺して逝ってしまったことだけが、心残りですわ・・・。」ションボリンヌ

ブレーメンの音楽隊を仲間に引き入れ、ついに王城に潜入することになった白雪姫。
果たして、女王暗殺計画は順調に運ぶのか!?

白雪「そういえば今日は、お城で催し物があるのよね。どういう趣向なの?」

ロバ「本日お城では、武道会がありまして。」オキー

犬「全国津々浦々、腕自慢の猛者達が一堂に会するのでございます!」ワン

猫「中でも目玉は、シード枠の>>454>>456!」ニャアン

鶏「そして優勝者には、女王様と拳を交える栄誉と、一等賞の金メダルが贈られるのです!」コケーッ

ブレーメン「「「「た~の~し~み~ね~~♪」」」」ハーモニー

ヘラクレス

百万回死んだ猫

白雪「まあ、最近のカブトムシと猫って強いのね・・・。」

ロバ「ただの昆虫と侮るなかれ!」オキオキ

犬「かのヘラクレスオオカブトなる勇者、真偽のほどは分かりませぬが、「星座の半分は俺が殺った」と豪語するほどの猛者!」ワンワンオ

猫「でしたら百万回死んだ猫だって、百万回目の死後、この大会に出場する為だけに、蜘蛛の糸を伝い百万一回目の生を得て来たのだとか・・・。」グルグルニャアン

鶏「しかもあの猫は、素晴らしい知恵者と聞き及びますよ!」コケケケケ

ハールメン「「「「は~く~ね~つ~~♪」」」」ハーモニー

白雪「あら、そうなの? だったら少しは楽しめるのかしら・・・。」

門番「おっと、お前ら、>>458

俺は女王様の刺客だ

門番「黒檀の髪、白雪の肌、血の唇・・・人相書きにあった通りだ! お前、白雪姫だな!?」

白雪「な、何故それを!? 私の変装は完璧の筈・・・!」

門番「女王様から、この3つの特徴のうち1つでも当てはまる奴は通しちゃいけねぇって言われててなあ・・・。そう、俺こそが女王第一の刺客! >>560さ!」

安価が遠い

門番→栗「栗さ! さあ、弾けてやるぜ!」

白雪「何てこと! まさか、あの時の青リンゴの・・・!?」

栗「決まっているだろう! 俺が女王の軍門に降ったのも、こうして門番の身分に甘んじているのも・・・全ては白雪、お前との因縁に決着を付ける為!」

白雪「何てしぶとい奴なの・・・!?」



>>461
何を言っているんだ、君、たぬぽんに化かされているんだよ。

栗「何度・・・何度この時を夢に見たか・・・。覚えているか、白雪。お前はあの時青りんごで、>>465した・・・!」

白雪「それに関しては・・・仕方なかったのよ! 私だって好きでやった訳じゃ・・・!」

栗「うるせぇ! そのせいで、俺の親友は・・・>>467は・・・! うう・・・!」グスッ

白雪「栗・・・。」

半月ICUおくり

栗「お前のせいで臼は、半月の間ICUから出て来られなかったんだぞ! お前が臼でりんごを搗いてみようとか言うから、あいつは・・・! 臼のやつ、まだほのかにグリーンアップルの香りなんだぞ・・・!」

白雪「不可抗力だったのよ! それに、あの時はあなただって・・・!」

栗「うるせえ食らえ、いが栗ボンバーッ!!!」パァンッ

白雪「話は通じないようね・・・必殺、>>469!」

クルミ割り人形

白雪「たぬきを生贄に、くるみ割り人形を召喚!」

狸「ぎゃあああああああ・・・!」ジュワアアアア

くるみ割り人形「姫の仰せのままに・・・。」ボフンッ

白雪「くるみ割り人形、栗に攻撃!」

くるみ割り人形「・・・」ガシッ ギリギリギリ

栗「い、痛ぇ! 殻が割れるようだ・・・!」

くるみ割り人形「フンッ!」メキョッ

栗「お、おのれ白雪・・・! 呪い、あ、れ・・・!」ガクッ

白雪「悪は去ったわ!」フウッ

白雪「ようやく城内に侵入出来たわ。最初からこうしていれば良かったわね。」テケテケ

白雪「武道会の会場は・・・ここね? 凄い熱気だわ・・・!」

 ワァァァァァァ イイゾーヤレー ソコダーイテマエー ギャアアアア アワニナルウウウウウ

受付「そこのお嬢さん、ご参加ですか? でしたらこちらの参加名簿に名前を・・・」スッ

白雪「あ、はーい! ええと、し・ら・ゆ・き、っと!」カキカキ

受付「では早速、>>472と戦って頂きます。」

ラプンツェル

白雪「らぷんちぇる? 聞いたことない名前だわ。」

受付「ラプンツェル、です。まあ、最近名を挙げて来た方ですからね・・・。ああ、噂をすれば。」

ラプンツェル「>>474

さっきから髪の毛踏まれてるんですけど…

ラプンツェル「あのう・・・さっきから皆さん、私の髪の毛踏まれてるんですけど・・・。」

白雪「え!? 嘘これ、絨毯じゃなかったの・・・!?」ビクゥッ

受付「やけに珍しい材質の絨毯だと思ってたら、人毛だっただなんて・・・!」ゾワッ

ラプンツェル「あと、ごめんなさい・・・。髪の毛の上は、私の領域(テリトリー)、なんです・・・。」ブワッ

白雪「きゃっ、髪が蛇みたいに・・・!?」

ラプンツェル「ごめんなさい、ごめんなさい・・・。私、どうしても勝たなきゃ・・・。勝って、お婆様を殺したあの男の子孫であるカブトムシを・・・!」ギリ…ギリ…

白雪「く、苦しい・・・! これは>>476するしかないわ・・・!」

燃やして消毒

白雪「汚物は消毒よ!」ヒャッハアアアアアア

ラプンツェル「あ、あづいいいい! 髪が! わた、わたひの、髪の毛がああああ!!」メラメラ

白雪「悪は去ったわ! これで、1回戦勝ち抜きね!」フフンッ

白雪「ところで、次の相手は誰かしら?」

受付「次は>>478ですねー。」

肉屋のペンタゴン

ペンタゴン「次は・・・あたしだよっ」ズゥン…

白雪「あ、あなたはお肉屋さんの・・・!」ハッ

ペンタゴン「あの時は取り逃がしてしまったからねぇ。今度こそリターンマッチだよッ!」カッ

白雪「ま、まずいわ・・・! とりあえず、>>480しましょう・・・!」

髪の毛を燃やして出来たススをかける

白雪「秘奥義、目つぶしよ!」バッ

ペンタゴン「ぎゃああ、目があああ、目がああああ!」

白雪「そのまま追撃! 先生直伝の打撃技が火を噴くわ!」ガッ

ペンタゴン「>>482

まいった

ペンタゴン「まいった!」

白雪「えっ?」ドゴォッ

ペンタゴン「あべしっ!」

白雪「あ、ごめんなさい、勢いが止まり切らなくて! でも、いきなり何だって言うの? あなたの実力と体力ならまだまだ・・・」

ペンタゴン「>>484

髪が汚れたから洗いに行きたい

ペンタゴン「さっきの目つぶしで髪が汚れてしまって・・・洗いたいから棄権、ってことで。」ジャッ

白雪「それなら仕方ないわ、清潔は義務だものね。」ウンウン

白雪「それにしてもさっきから、何だか手ごたえを感じないわ。どこかに強敵と書いて我が宿命のライバルと読めるような、そんな人が居ないかしら・・・。」ホゥッ

猫「でしたらお次は、是非私のお相手をして頂けませんか? レディ」

白雪「あら? あなた、さっきのブレーメンズに居た・・・。」

猫「それは世を忍ぶ仮の姿です、レディ。時に長靴を履き、時に音楽隊の一員として、時に油を舐めては踊り出し・・・そして百万一回目の生を謳歌する。私こそが、百万一回生きた猫ですよ、レディ!」ウインクッ

白雪「まあ、あなたが? すっかり油断させられていたわ・・・!」コオオ…

猫「ふむ・・・立ち上るその闘気・・・やはり只者ではありませんね。行きますよッ!」ニャアアアアアン

猫の必殺技 >>487

自分の復活を助けたシンデレラを呼ぶ。
しかし、シンデレラは戸籍上は死んでるのを良いことに、姉の元へと帰った。

猫「召喚、シンデレラ!」

白雪「何ですって!?」

猫「・・・」シーン

白雪「・・・。死者の名を騙るのは、良くないことよ、猫さん・・・?」

猫「ちょ、ちょーちょちょちょ、ちょいまち! ターンマ! 待って待って、今確認する! 確かに復活直後は居たんだって! ホント!」ピッポッパッ プルルルル

猫「あ、シンちゃん? あのさ、今どこにー・・・はぁ!? 実家!? え、何で!? 白雪倒すって言ったじゃん! その為に私も一緒に冥界から連れ出したんでしょ!? ・・・お姉様の晩御飯とかどうでもいい、それこそ死ぬほど! で、こっちにはいつ・・・泊まり!? 今日は無理って・・・え、嘘でしょ!? バカなの!? ねえ、死ぬの!?」フーッシャーッ

白雪「・・・。」ハラハラ

猫「あーそうですか、分かった! もう知らない! 君ってそんな奴だったんだな! もう切るから、次冥界で会っても声かけないで! じゃあね!」ブチッ

猫「・・・。」ツーッツーッツーッ

白雪「あのう、猫さん・・・?」

猫「わ、私の冥トモは別に、あの女だけじゃないのよ! 召喚、>>491!」グスッ

カンダタ

カンダタ「ケェーッケッケッケェー! ヒャッハアアアア、久々のシャバの空気は美味ぇなァ! それでにゃんこの旦那、オレッチは何をすりゃあ良いんでェ?」

猫「よく来てくれたなカンダタ! まずは>>495をしてくれ!」

蜘蛛の糸のロープで白雪を拘束する

猫「蜘蛛の糸で白雪を拘束するんだ!」

カンダタ「へいっ! 合点でィ!」ビュビュビュッ

白雪「きゃあっ!」グルングルン

猫「はぁーっはっは! 良い様じゃないか白雪姫! ミノムシになった気分はどうだい!?」

白雪「>>498

進化しそう

白雪「進化しそうだわ・・・。」モゾ…

 おや・・・?
 しらゆき の ようすが・・・?

猫「!? か、カンダタ! Bボタンを連打するんにゃ!!」

カンダタ「もうやってる! でも止まらねェんだ!!」カチカチカチカチ

 しらゆき は >>500 に しんかした!

イバラ姫

白雪→イバラ姫「感じるわ・・・私の中に、今までにない力が漲るのを・・・!」シュウウウ…

イバラ姫「私はもう、白雪姫にあらず・・・。100年の月日を眠り続け目覚めた、イバラ姫・・・!」

イバラ姫「死にたい子から掛かって来なさい、永遠の夢へ落としてあげるわ。」クイッ

カンダタ「くっ・・・にゃんこの旦那、どうすれば・・・!」

猫「慌てるにゃ! まだだ、まだ打開策は・・・! そうだ、>>502をするんにゃ!!」ハッ

退化スプレー

猫「退化スプレー! これを使えば・・・!」スチャッ

カンダタ「でも、今、奴はイバラのツタで鉄壁ガードをしてる! どう本体にぶっかけるって言うんだ!?」

猫「にゃっにゃっ・・・私に、いい考えが・・・。>>505するんだにゃあん・・・。」ケッケッケッ

お前を投げつける

猫「お前ごと投げつけるんだにゃああああああん!」ドッセエエエエイ

カンダタ「ぎゃ、ぎゃああああああ!!!」

イバラ姫「・・・。」ベチッ

カンダタ「あべしっ!」ボトッ

猫「くっ、イバラのツタに阻まれて・・・。やはり無理だったか・・・!」ガクッ

>>507「諦めるんじゃないよ!」

猫「お、お前は!」

長靴をはいたねこ

長靴「諦めるな! 諦めなければ、いずれ勝機はある!」

猫「な、長靴をはいた猫! そうだな・・・諦めさえ、しなければ!」

長靴「見たところ、奴の弱点は>>510だ・・・。そこを突けばあるいは・・・!」

猫「しかし、イバラが邪魔で本体まで届かない・・・!」

長靴「なら、手あたり次第試してみよう! 何もしなければこのまま世界は滅びてしまう! まずは>>512からだ!!」

ガラスの靴

通信空手

長靴「ヤツのガラスの靴を割る為に、まずは通信空手を受講しよう!」

猫「わ、分かった!」

そして2匹の猫は、通信空手を始めた。受講期間はおよそ2年間。
その間にイバラ姫は勢力を広げ、神聖・白薔薇帝国を築いていた・・・。

イバラ姫の>>514政策は国民を苦しめ、国民達は嘆き、苦しんだ。

その話を聞いた2匹の猫は、激怒した。
必ず、かの暴虐な王を除かねばならぬと決意した。

しかし、彼らはちっぽけな2匹の猫である。まだ名は無い。
なのでまず、名前を募集することにした。

結果、2匹の猫はそれおれ、>>516>>517という、素晴らしい名を手に入れた。

18時間睡眠

人権剥奪

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール

猫→人権剥奪「聞いたか、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。女王イバラ姫は自らの帝国民に、1日18時間もの睡眠を義務付けていると言うじゃないか・・・!」

長靴→ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「聞いたとも、人権剥奪よ。1日に18時間も眠ってみろ、頭は痛いし体は鈍るし、酷い苦痛だぞ! これはもう、イバラ姫を生かしておくことは出来ぬ・・・!」

人権剥奪「女王イバラ姫は現在、イバラに守られた堅牢な要塞に住んでいるらしい。どうする? 同志よ」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「無論、これで諦める我々ではない・・・!」



と、いう訳で次回より、2匹の猫~イバラ姫暗殺編~をお送りします。
2匹の猫、人権剥奪とルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、イバラ姫の王政に終止符を打ち、この国に真の平和をもたらすことができるのか・・・?

今まで散って行った全ての命の無念を背負い、2匹の猫の最後の旅が始まる!

今夜はさようなら白雪姫スペシャルと題しまして、『ラスボス・イバラ姫が言いそうなセリフ』を募集します。
皆様奮ってご参加ください。

人権剥奪「我々はいきなり刃物を持って女王を狙うなどという、愚かな真似は決してしない。」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「うむ。まずは順当に、>>530から始めよう。」

新聞広告

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「まずは新聞広告を出すところからだ。」

人権剥奪「うむ、実に紳士的だな。文面はどうする?」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「そうだな・・・。簡潔かつ明確に・・・『>>533』でどうだろうか。」

人権剥奪「素晴らしいな。女王への不満を訴えつつも、我々の優雅さや知性がにじみ出る文章だ。それで行こう。」

革命に参加しませんか?

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「革命に参加しませんか? 週休二日制、制服貸与、日給平和な世界への足掛かり・・・と。」

人権剥奪「うむ、素晴らしい出来だ。早速新聞社へ持ち込もう。」タッ

誰が集まった? >>535

兵十

兵十「女王イバラ姫の横暴、もう許しちゃいけねえ・・・!」

人権剥奪「良く来てくれたね、同士兵十! 君のてっぽうの腕には期待しているよ!」アクシュッ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「これで戦力は揃った。さあ、城へ向かおうではないか、同士諸君よ!」

兵十「それはいいが、お前さんら、どうやって城に入り込む気だ? イバラ姫は城の奥深くで、イバラに守られて眠っているというじゃないか。」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「それはもちろん、考えがあるのさ。」

人権剥奪「>>537を使えば、ちょちょいのちょいだよ。」フッ

城に使用人として潜伏させた同士から提供された抜け道の情報

人権剥奪「実はもう我々は、城中の至る所に同志を派遣し、情報を集めているのさ。これが城の見取り図と、抜け道の情報だ。」チズバサァ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「抜け道は、正門側に1つと裏手に2つ・・・。あとはこれが井戸に続いていて、ここは屋上から射出される・・・。」カキカキ

兵十「おお、すげえな・・・。」ゴクリ

人権剥奪「今回は警備も手薄な井戸ルートを使おうと思う。そこから侵入し、使用人の振りをして女王の部屋まで行く。そして、女王に相対したら・・・女王を討て。以上が今回の作戦だ。」

兵十「お、おお、任せろ!」

かくて2匹と1人は、王城を目指すのであった・・・。

そして井戸・・・。

人権剥奪「・・・まずいな。これは予想外だ・・・。」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「ああ・・・。これでは井戸が使えない・・・! まさか、井戸が>>540になているだなんて・・・!」

兵十「これは誰も予測できなかった。誰のせいでもねえ! ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールどん、自分を責めるな・・・!」

地下迷宮

人権剥奪「井戸から地下迷宮に繋がっているなんて、誰も考えやしないさ・・・! それより同志、一刻も早くここを抜けねば・・・。」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「ああ。我々は・・・ミノスの怪物に殺されてしまうだろう・・・!」ガタガタ

兵十「突っ立ってても仕方ねえ、ひとまず>>543しよう!」

ダイダロス召喚

そろそろこの幻術から目を覚ます。
今頃現実では、白雪姫をイバラ姫だと言い出したお前らは精神病院送りだし

兵十「ダイダロスを召喚しよう! 奴ならこの迷宮の制作をしてる、攻略法だって分かるはずだ!」ショウカンッ

人権剥奪「な、なるほど! 同志、君は天才だ!」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「そうと決まれば、ダイダロスよ、我々を王城まで導いてくれ!」

ダイダロス「>>546

アリアドネ様の糸が必要だ

ダイダロス「この迷宮には致命的ともいえる攻略方法がある・・・。」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「そ、それは!?」

ダイダロス「アリアドネ様の糸を用意するのだ・・・!」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「それはどこで手に入るのですか!?」

ダイダロス「>>549だ!」

足柄山

ダイダロス「足柄山だ! 足柄山へ行くのだ・・・!」

人権剥奪「だ、だめだ! もう既に我々は迷宮の中に足を踏み入れてしまっている! 今更外へは・・・!」

ダイダロス「問題無い、足柄山地下迷宮支部へ行けばいい・・・。そこでもアリアドネ印の糸は買える・・・!」

兵十「本当か、ダイダロス!」

ダイダロス「無論だとも! では、健闘を祈る・・・!」ボヒュン

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「行くしかないな、足柄山・・・!」スック

人権剥奪「勿論だとも! おお、丁度こんなところにロープーウェイがある。これで頂上まで一息だ!」

兵十「大人1枚、猫2枚でお願いします!」チャリーン

アリアドネ「ご利用あありがとうございます♪ では、ステップにお気を付けてお乗りください。」

かくて一行はしばし、ロープーウェイから見える中空の旅を大いに楽しんだ。
そして足柄山地下迷宮支部、土産物コーナーにてアリアドネ印の糸を購入し、名物フードを存分に楽しんだ・・・。

注文を受けてから揚げるほくほくの揚げ芋は、衣の甘味と、中のじゃがいもの甘味を、ほんのり付けられた塩味が存分に引き立て・・・。
じゃがバターは言わずもがな。茹でたてのじゃがいもの上でとろけるバターは、大いに一行の食欲を刺激した。
他にも、あまじょっぱいあんかけだれで食べるいももち。少し味が濃い目の、にんにくの効いた塩ザンギ。
それらを存分に堪能した一行は、お土産にロイズの生チョコ(オーレ)とじゃがぽっくるを購入し、下山した。

なお、上記のものは、北海道虻田郡中山峠に実在する、道の駅・望羊中山で全て購入可能なので、是非1度立ち寄られたし。

かくて迷宮を抜けた一行。
そこには、見渡す限りイバラに覆われた、王城の姿が広がっていた・・・!

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「ようやく潜入に成功した。ひとまず、使用人のふりをするぞ。これに着替えるんだ。」

兵十「これは・・・>>553?」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「ああ。ここでは、それが制服らしいんだ。」ヌギヌギモソモソ

猫の着ぐるみ

人権剥奪「なぜ猫のきぐるみを、と思うだろうが、女王は重度の猫フェチらしい。王城を訪れる場合は誰しも最低限、猫耳と猫しっぽの着用を義務付けられるらしい・・・。」ゴソゴソ

兵十「そ、そうなのか・・・。」モソモソ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「おお、丁度よく人が通りかかったぞ! おい、そこの君!」

>>555>>557

大ヤギ

>>544

大ヤギ「>>544

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「こ、こいつは何を言っているんだ・・・?」

人権剥奪「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、避けろ! そいつはイバラ姫のイバラが作り出した囮だ!」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「!?」バッ

大ヤギ?「・・・チッ、外したか・・・。」

兵十「お前、ヤギじゃねえな・・・。何者だ!?」

大ヤギ「クックックッ・・・我は女王イバラ姫よりの刺客! >>560だ!」

フック船長

大ヤギ?→フック船長「チョークを食らい、全身に小麦粉をまぶし、ヤギの振りをしていたのさァ!」バッ

兵十「何て卑劣な・・・!」

フック船長「クク・・・今からお前らを>>562してやる! 覚悟しろ!」

人権剥奪「そうとなればこちらは、>>563で応戦するしかあるまい・・・!」

ワニのえさ

三味線

フック船長「お前ら全員、今からワニのえさにしてやる!」ダッ

人権剥奪「くっ、古来よりフック船長には三味線の音色が効果的と言われている! しかし・・・!」チラッ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「ああ、お前の言わんとしていることは分かる・・・。俺の毛皮を使え!」バッ

人権剥奪「で、出来ない、そんなこと・・・! それなら私の、私の毛皮を・・・!」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「今は一刻の猶予も無いんだ! 頼む、兵十! 早く俺を!」

兵十「くっ・・・許せ・・・!」パァンッ…

どっちの毛皮を使う? >>565コンマ以下:偶数→ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール  奇数→人権剥奪

人権剥奪「ぐ、はっ・・・。それでいい・・・それで、・・・」バタッ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「じ、じんけんはくだつううううううううううう!!! 兵十、なぜ、なぜ人権剥奪を撃った! 三味線には雄猫の方が最適な筈・・・!」

兵十「>>567だから・・・だ・・・。」

残雪と同じ模様だった

兵十「残雪と同じ模様だった・・・。だから、お前のことを打てなかったんだ・・・! 俺と残雪は、正々堂々と勝負しねえといけねえんだ・・・!」クッ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「な、何だと!? であれば仕方ない・・・! 同志人権剥奪よ、安らかに・・・!」ナムナム

兵十「そして完成品がこちらです。」シャミセーン

フック船長「ひ、ひい! 三味線だ! 三味線怖い!!」ダッ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「悪は・・・去った・・・。」グスッ



と、いうわけで本日はここまでです。三味線になった人権剥奪の魂よ、安らかに。
なお、現在天国には割りと人数が居ます。仲良くやってるといいね。

そろそろ飽きて来たので、明日くらいの完結を予定しています。
彼らが何をしたいのか、既に私にも分かっていません。

今夜は、おやすみイバラ姫と題しまして、イバラ姫の寝言を募集します。
皆様、奮ってご参加ください。

大切な仲間、人権剥奪の死を乗り越え、1人と1匹はラストダンジョンへ挑む。
そう、ついに仇敵、イバラ姫の私室の前に辿り着いたのであった・・・!

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「これで・・・これで最後だ、兵十。やっと俺達の苦労も報われる・・・。」

兵十「安心するにゃあまだ早いぞ。ここからが勝負どころだ。」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「そうだな・・・。覚悟はいいな、兵十! いざ・・・!」ギイ…

イバラ姫「・・・>>574

イバラのベッドで安らかに眠るがいいわ

イバラ姫「あなた達が・・・ここへ、来るのは・・・。100年前から分かっていたわ・・・。」ムクリ

イバラ姫「イバラのベッドで安らかに眠るがいいわ・・・。この美しく狂い咲く幾千もの薔薇の花を、あなた達の墓標にしましょう・・・。」ゴゥッ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「す、凄まじい威圧感だ・・・! これが、世界三大姫、イバラ姫の真の力・・・!」

イバラ姫「来ないなら、こちらから行くわよ・・・。受けなさい、>>576を・・・!」

私の愛を

イバラ姫「私の愛を受けなさい・・・! プリンセス・ローズ・キッス!」チュッ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「こ、これは・・・! 何故だ、イバラ姫から限りない愛を感じる・・・! 胸が高鳴る、心が安らぐ・・・! これが・・・愛・・・!?」

兵十「ど、どうしたルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール! しっかりしろ!!」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「あ、ああ・・・そうだな・・・。しっかり、しないと・・・イバラ姫を、守らないと・・・。」フラリ

兵十「な、何を言ってるんだ・・・!? お前は、イバラ姫を除かんとすべく、2年もの間通信教育に明け暮れたのではないのか・・・!?」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「イバラ姫を・・・除く・・・だと・・・? 馬鹿言っちゃあいけない。こんなに慈愛に満ちた、女王の中の女王を除くなど・・・。」

イバラ姫「プリンセス・キッス・・・それは人心を惑わす魅了の力! そこの猫さんはもう、私の魅力の虜ということよ!」

兵十「な、どうすれば・・・! そ、そうだ、>>579をすれば、あるいは・・・!」

キン肉バスター

兵十「キン肉バスター・・・いや、この場合使用者は俺だから兵十バスターか・・・。とにかく、兵十バスターをかければ、そのショックで正気に戻るんじゃあ・・・!」ダッ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「守る・・・イバラ姫・・・守る・・・!」ダッ

激しいぶつかり合い。
勝ったのは? >>581コンマ以下 偶数→兵十  奇数→ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール

どうなるか

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「お前ごときが・・・2年もの間通信空手を修めた俺の、相手になると思うな・・・!」トリオサエッ

兵十「ぐっ・・・! しっかりしろ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール! ここでイバラ姫を討たなきゃあ、何の為に人権剥奪は死んだんだ! 何のために俺は、ロープーウェイに乗ったんだ・・・!」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「う、う・・・ろーぷ、うぇい・・・?」ズキンッ

兵十「思い出せルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール! 足柄山で食った揚げ芋の味を、いももちの味を・・・! 散って行った人権剥奪の音色を・・・!」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「う、あ・・・! お、俺は女王陛下の忠実なる猫・・・過去など、ない・・・!」カッ

兵十「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!」

>>583「待ちな。」

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「お前は!?」

コブラ

コブラ「女王の死に水を取るのは、古代エジプト王朝の時代から、オイラと決まっているもんさ。」ニョロン

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「おのれコブラ・・・お前まで女王の命を狙っていたとは・・・! しかしこのルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、そう簡単に女王を殺らせは・・・!」

コブラ「おおっと、いいのか? オイラの毒は一噛みで虎さえお陀仏さ。この意味が・・・分かるな? 子猫ちゃんよォ!」シューッ

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール「こ、姑息な! 女王、お逃げ下さい! ここは俺が食い止めます!」

イバラ姫「あら、その必要は無いわ。だって、>>585だもの・・・。」

奴はすでに死んでいる

イバラ姫「その子、既に死んでいるのだもの・・・。」クスッ

コブラ「は・・・!? な、ぐ、はぁっ!」カハッ

イバラ姫「馬鹿な子・・・。その、虎をも一噛みで死なせる猛毒が、常に自分の体に入っているのだから・・・そうなるのは自明の理だわ・・・。」アワレミー

兵十「くっ、万事休すか・・・! ごん、俺も今そっちへ行くからなぁ・・・!」ウルッ

イバラ姫「>>587

北風と太陽を召喚

イバラ姫「追い打ちよ・・・。召喚、北風と太陽・・・!」

北風「服を脱げー!」ビュオオオオオ

太陽「服を脱ぐのです・・・。」サンサンサン

兵十「だ、駄目だ。この前にはごんの元へ行く前に全裸にされてしまう・・・!」

裸の王様「お困りかね?」ヒョコッ

兵十「あ、あなたは世紀末覇者拳王・・・!」

裸の王様「裸の王様、略して裸王・・・じゃーよっ☆ さて若いの、中々難儀しておるようじゃが・・・?」

兵十「こ、このままではあなたのように、他者の姦計により全裸に剥かれてしまいそうなのです! どうかお助けを・・!」

裸の王様「なんと・・・! では、>>591するといい!」

もう脱げ

裸の王様「では、もう脱ぐといい! そもそも服など着ているから、脱がされることを恐れるのだ! 最初から何も着ていなければ、脱がされることもだいだろう・・・!」

兵十「なるほど、流石王と言うだけあって賢い! 最初から脱いでいれば良かったのか!」スポーンッ

北風「きゃ、きゃー! ヘンターーイ!!」ボフンッ

太陽「そ、そこまで脱げなんて誰も言ってないじゃない、ばかーーーっ!!」ボフンッ

イバラ姫「! 北風と太陽が、強制送還された・・・?」

裸の王様「見たか。これが、王家に血を連ねる者の力じゃ・・・! 次はワシの番じゃよ! 食らえ、>>593!」

自爆

裸の王様「ククク、次の世で再び相見えようぞ・・・!」カチッ

イバラ姫「な、全裸の下にダイナマイトを・・・!?」

裸の王様「アディオス・・・せめて最期は良い夢を見ると良い、イバラ姫・・・。」ニッ

  チュドーン

そしてその日、1つの国が落ち、長い歴史からすればほんのしばらくの間、人々は沸いた。
美しい白雪姫と、その進化形態であるイバラ姫のことを、人々はしばらく、忘れないだろう・・・。

>>595「と、いう訳なんだ・・・。」

メロス

メロス「まあ結局、白雪は永遠に母親から逃げ出すことに成功したってことなのかな・・・。生者は永遠に、死者の遺した思い出を奪うことは出来ないからな・・・。」フゥ

メロ妹「もう、お兄ちゃんってば、また訳の分からないこと言って黄昏てるー。そんなことしてる暇があるなら、畑のお世話でもしてきてよね、もう!」

メロス「いや、お前もとっとと婚家に戻れよ。いい加減旦那に愛想尽かされるぞー。」

メロ妹「ダーリンはそんな心狭くないからいいんですぅ! お兄ちゃんのばか! もう知らない!」プンプン

メロス「全く・・・今日も平和だな・・・。」ハハッ


白雪「本当にね!」


  ・・END・・


という訳で、大脱走安価白雪の怪、これにて完結です。
爆発オチなんてサイテーよっ!

ツッコミは全てセルフでお願いします。
白雪姫の母親に関するコメントがいくつか見受けられましたが、白雪姫と言う種族は大抵木の又から生まれます。
なので白雪姫に母親は存在しません。ホントダヨー。

ちなみに、私が童話の中で最もカッコイイと思うキャラクターは、大きなヤギのがらがらどんです。
3匹で戦おうとせず、自分より小さな2匹を確実に橋の向こうに渡したのを見届けてから、単身で勝負を挑む姿勢に痺れますね。

更に、最も好きな童話は赤い靴です。
赤い靴を履いた足だけが、踊り狂いながら森の奥へ消えて行く描写、トキメキますね。

そんなこんなで、皆さんには童心に帰れる、和やかな一時をご提供できたかと思います。
ここまでお付き合い、ありがとうございました。

以下、好きな童話を語るスレとして、ご自由にお使いください。
アディオス。


HTML化依頼スレッドが見当たらないので諦めたなう。

>>598
見つけてきたよ

■ HTML化依頼スレッド Part50
■ HTML化依頼スレッド Part50 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497710939/)


>>600
ありがとう超愛してる。
食らえ、プリンセス・>>1・キッス!チュッ

HTML化してきましたよっと。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年01月03日 (水) 21:30:34   ID: 9a7yCOGl

つまらん

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom