【モバマス】由愛「もっと...いろんな景色を描きたいです......」 (17)

モバP「....あぁ、描かせてやるよ。トップアイドルっていう最高の景色をさ.....っ!」

七海「そういうのいらないれす」

美由紀「みゆき遊園地行きたいな!」

幸子「いいですね。ではカワイイボクはショッピングに行きたいです」

由愛「あの...公園でピクニック......やっぱり動物園に行きたいです」

七海「水族館がいいのれす」

モバP「うるせぇ、休日に人の家に押しかけた挙句買い置きにお菓子を貪りながらいうセリフがそれか?」



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幸子「ボクは止めましたからね?あ、プロデューサーさん、喉が渇いたので飲み物をください。もちろんカワイイボクにふさわしい飲み物ですよ」

美由紀「幸子ちゃん、オレンジジュース飲む?」

モバP「自由かよお前ら。人んちの冷蔵庫勝手に開けるんじゃない」

七海「だけども、このオレンジジュースは七海たちのために用意されたものということを知っているのれした」

モバP「誰情報だよ....」

芳乃「そなたがスタドリ以外の飲み物で飲むのは珈琲やお茶だけでありー、じゅうすを飲まないことは事務所の皆がしることゆえー」

芳乃「またーこの前ちひろに『あいつら来るたびジュースねだるんで買い置きしてるんですよ』と話しているのを聞いていましてー」

モバP「聞いてたんっすね芳乃様。その後のそれが経費で落ちない話のとこまで聞いてて欲しかったなぁ」

モバP「大体お前らオフのたびに俺の家にきてんじゃねえよ。もっと他にやることあるだろ」

由愛「えぇっと、わたしはおやすみもプロデューサーさんと過ごしたいです」

幸子「大体来られて迷惑ならもっと仕事を持ってきてください」

七海「そうれす。もっとおさかなの良さを知ってもらえる仕事がしたいのれす」

美由紀「みゆきはね、みんなと遊びたい」

芳乃「これも皆そなたの人徳であればー誇りに思うべきでありー」

モバP「そうかいありがとよ」

七海「それで、今日はどこに連れて行ってくれるのれす?」

モバP「連れてく前提かよ」

幸子「モチロンです。カワイイボクたちの面倒を見れることを光栄に思ってください」

モバP「今度お前は海外に連れて行ってやる。体張る系のバラエティで」

幸子「えっ?!ちょ!!もう無人島で珍生物探索は嫌ですからね!」

美由紀「すごかったよね、幸子ちゃん巨大蛇に巻きつかれて」

モバP「アレは本気で焦ったな.....正直もうダメかと......」

由愛「あの....その後でてきた喋るトカゲの方が.....」

モバP「あれは別に命の危険を感じなかったからなぁ」

幸子「そうですね、コミュニケーションが取れるだけマシですよ。何語かわかりませんでしたけど」

芳乃「なるほどー、それをお望みならー、わたしに良い考えがありましてー」

幸子「いえ、ですから、そういう冒険は求めてませんから」

芳乃「ほー。ならば危険のない景色の綺麗な場所にご案内いたしましょうー」

モバP「ほう、そんな場所があるのか。近いのか?」

芳乃「はいー。歩いて行ける場所でしてー」

由愛「わたし...行きたいです」

芳乃「ではーご案内しましょう。支度なさいませー」

モバP「田舎民の歩いて行ける距離を甘く見てはいけない」

幸子「はぁ、はぁ、もうかれこれ1時間は歩いてるんですけど」

モバP「お前は歩きなれてるだろ!」

幸子「番組の企画で密林を歩くのと炎天下に街中を歩くのは違うんですよ!」

七海「普通はジャングルを歩く方が疲れるのれす」

美由紀「ねぇ芳乃ちゃん。あとどのくらい?」

芳乃「もうすぐでしてー」

モバP「田舎民のもうすぐは当てにならない.....」

幸子「ひぃ、ふぅ、じ、神社の階段ですか?」

芳乃「この石段を登った先にありましてー」

美由紀「由愛ちゃん大丈夫?荷物持つよ?」

由愛「大、丈夫....頑張れるから......」

モバP「見習えよ幸子。俺はもうダメだ....」

幸子「だらしないですねぇ、ボクたちのプロデューサーなんですからもっとしっかりしてください」

モバP「何段あるんだよこの階段.....」

芳乃「もうすぐでしてー」

七海「つ、疲れたのれす」

幸子「うぅ......あっ!見えました!もうすぐ頂上ですよ!!」

モバP「靄がかかってて見えん.....」

美由紀「えへへっ、みゆきいっちばーん!」

由愛「美由紀ちゃん、すごい」

モバP「由愛、大丈夫か?ほら、もうすぐだ!」

美由紀「わぁ、すごーい!」

由愛「景色、きれい.....」

芳乃「お気に入りの場所でしてー。現世(うつしよ)を離れた静かな場所であればー」

七海「見たこともない生き物がいるのれす」

モバP「なるほど、これはすごいな」

幸子「えぇ、本当にまるで天国のような.....って、これ明らかにこの世じゃないですよね!?ファンタジー的な異世界ですよね?!」

芳乃「神域でしてー」

幸子「ピクニック気分で来ちゃダメなところですよそれ!?」

美由紀「みてみてー、捕まえた!」

モバP「おぉ、かわいいな。見たことない生き物だけど」

芳乃「神獣でしてー」

幸子「神様の遣いですよ!放してあげてください!!」

七海「プロデューサー!見たことないおさかながいるのれす!」

モバP「七海でも知らないのか、食えるのかな?」

芳乃「万病に効き美味ではありますがー食べすぎると帰れなくなるゆえー気をつけませー」

幸子「恐れ多くて食べられません!絶対に釣っちゃダメですからね!」

由愛「すごい....空を飛んで....大きい.......」

モバP「背中とか乗れそうだな」

芳乃「シルバードラゴンでしてー。あの背に乗れるのは竜に選ばれた者のみであればー」

幸子「ここ日本ですよね!完全に西洋系の生き物っぽいんですけど!」

モバP「まぁ、水でも飲んで落ち着けよ」

幸子「無理ですよ!そもそもそれなんの水ですか?!」

モバP「そこの自販機で売ってた。神水だって」

幸子「ここに来て現代文明?!」

芳乃「便利でしてー」

モバP「おみくじも自販機で売ってる時代だしなぁ」ゴクゴク

幸子「そういう問題ですか?!あと、それ飲んで平気ですか?」

モバP「スタドリと同じだろ。ただちに影響はない(キリッ」

幸子「し、知りませんからね!どうなっても!!」

由愛「.........」カリカリ

美由紀「こっちだよー」

神獣「クルルルル」てててて

七海「この湖、水の中で息ができるのれす」ブクブク

モバP「だからって服脱いで入ろうとするんじゃないぞ」

芳乃「なるほどー、それは大変でしてー。ふふ、わたしはお役に立てるのであればー」

幸子「よ、芳乃さんは誰と会話しているんですかね?」

ちょんちょん

幸子「はい、なんですか?ボクはもう慣れましたよこの状況に。カワイイので」

シルバードラゴン「........」ブモー(鼻息の音

幸子「」

幸子「びゃぁあああああああああああ」

モバP「どうした幸子。刺されたぴにゃコラ太みたいな声出して」

幸子「ドラゴンが!シルバードラゴンがっ!?」

シルバードラゴン「.......ウーッ」(幸子を舐める音

幸子「ひぃっ!」

芳乃「ほー、珍しいのでしてー」

モバP「そうなのか?」

芳乃「先ほども言ったようにーシルバードラゴンは人に心を許すことがあまりないゆえー....はいー?ほーそうでしたかー」

モバP「どうした?ご神託か?」

芳乃「なんでもシルバードラゴンはーわたくしたちのふぁんだそうでー」

シルバードラゴン「......ブモー」色紙とペンを幸子に渡している

幸子「ファン!?ファンなんですか?!!シルバードラゴンが?!」

モバP「スゲェな幸子。お前の魅力は種族の壁を超えたぞ」

幸子「フ、フフーン。まぁボクほどのカワイさなら当然のことですよ。えぇっと、シルバードラゴンさんへ、でいいですか?」

芳乃「そなたー、言伝を預かりましてー」

モバP「身に余る光栄だな。礼を伝えてくれ」

芳乃「ちゃんと聞きませー」

モバP「耳痛い耳痛い。聞くからやめてください芳乃様」

芳乃「こほん。『そなた心地よく吹く風の中に濁り在れども多く道照らす者に巡り会えばこその幸福をそなたを慕う者に還しまたその返礼慎まず受け益々の栄えに繋げ給え』」

モバP「熊本弁は難しくて分からん」

芳乃「そなたー?」

モバP「分かった!分かったから!脛を蹴るな脛を!」

美由紀「幸子ちゃんすごーい!」

幸子「お、思ったより高い!だ、大丈夫です。怖くはないです!!」

モバP「おぉ、幸子銀の竜の背に乗ってるぞ」

七海「サインのお礼だそうれす!七海と美由紀も乗せてもらえるらしいれす!!」

モバP「俺は?」

幸子「『上空から叩き落としていいか?』と言っています」

モバP「スゲェな、とうとう竜の言葉まで分かるようになったのか」

幸子「フフーン、カワイイボクにかかればドラゴン語も小人族語も簡単ですよ!」

シルバードラゴン「ブモー!」

芳乃「由愛ー?隣に座っても良いでしょうかー?」

由愛「は、はい.....どうぞ.......」

芳乃「由愛は絵が上手でしてー」

由愛「そ、それほどじゃ....ないです」

芳乃「由愛ー、描きたいものは描けそうでしてー?」

由愛「......とても綺麗です。綺麗なだけじゃなくて、みんながいて、とっても楽しい......気づいたらすぐにみんな違う世界に行っちゃいそうで......幸子ちゃんも芳乃さんもすごいから」

芳乃「皆同じ気持ちでしょうー。由愛も七海も美由紀も、すぐに同じ世界へ、同じ景色の中へ、手を取り進みませー」

由愛「できますか......?」

芳乃「それは由愛とあの者の働き次第でしてー」

由愛「それなら、わたしが頑張ったら」

由愛「頑張ったら衣装付きのSSRがでる、かな.....?」

芳乃「由愛、最後で台無しでしてー」

幸子「由愛さーん」

シルバードラゴン「ブモー」

美由紀「ゆめちゃーん」

七海「由愛ちゃーん」

芳乃「由愛、呼ばれていましてー」

幸子「由愛さんも乗りますか?あともう一人はいけるそうです!」

由愛「えっと....わたしは......」

芳乃「由愛の心のままに、ゆきませー」

由愛「えっと、乗りたい、です」

幸子「それでは!行きますよシルバードラゴン!カワイイボクたちを空高く、遠く、.....フフーン、そうですね、それはプロデューサーさんにお願いします」

シルバードラゴン「ブモー!」バサッ

モバP「んあー!思いがけずいい1日になった」

美由紀「また行きたいね」

幸子「おいそれと行っていい場所じゃないような気がしますが....まぁ、確かにシルバードラゴンにもまた会いたいですしね」

七海「今度は水着を持って泳ぎの練習をするのれす」

モバP「お前そういえばカナヅチだったっけ?」

芳乃「ではー、また案内しましょうー」

モバP「......」

由愛「プロデューサーさん?どうしました?」

モバP「いや、夕日綺麗だなって思ってさ」

由愛「......はい」

モバP「こういうさ、普通の光景でも良いのかもしれないな」

由愛「.....そうですね」

幸子「プロデューサーさんも、一緒に行くんですよ!」

モバP「そうだな、次行くときはお前らトップアイドルにした時のお礼かその前に死んで謝りに行くときかだな!」

幸子「え、縁起でもないこと言わないでくださいよ。カワイイボクがいるのでトップアイドルになるのは決定事項です」

モバP「よく言った!その通りだ!」

由愛「わ、わたしも....いつもの風景じゃなくて、もっと素敵な風景も描けるようになります」

モバP「おう!.....ところで、由愛が今日描いてた絵まだ見せてもらってないな」

七海「七海も見たいれす」

美由紀「みゆきも!」

由愛「わわわ.....その、今日に絵は、内緒、です」

芳乃「.....えぇ、今日の良き日の巡り合わせを」

ハラリ

【お姫様、人魚、神官が勇者と女の子が竜の背に乗って空を飛ぶ様子を祝福する絵】

END

終わりです。HTML出してきます

登場した五人は完全に自分の趣味です。この五人組のSSR欲しい。5000兆円欲しい。
由愛ちゃんメインのはずがほとんど幸子に持っていかれた気がするので、ボクカワイイは伊達じゃねえなと思いました。

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