【艦これ】朧「秋月型の机の上からカニ食べ放題のグルメ雑誌が見つかった」 (30)



母「娘が母子相姦もののエロ本隠し持ってた……」のコピペ改変です。
http://2chcopipe.com/archives/51813653.html

元ネタが元ネタなのでこちらへ投下。

キャラ崩壊注意。




朧「秋月が! 秋月が怖いぃ!」

秋月「誤解です! 誤解ですよ朧先輩!」

朧「秋月にカニさん食べられちゃうぅぅ!!」

秋月「やめてください! 誤解ですってば!」

朧「……そ、そうなの?」

秋月「はい!」

朧「あ、あの雑誌、秋月のじゃないの?」

秋月「あ、いえ、私のですけど……」

朧「食べられるぅぅぅ!!」

秋月「ち、違います! あれは赤城さんからのいただきものですから!」

朧「秋月が赤城さんになっちゃううう!?」

秋月「なりませんったら!」


朧「あ、あのね、秋月も食べ盛りだし、いろんなものに興味を持つのは悪いことじゃないです」

秋月「は、はい」

朧「カニを食べたいって思うのも、朧は否定しません……」

秋月「あの、朧先輩……」

朧「な、なに?」

秋月「どうして距離を取られるんですか?」

朧「怖いもん! 食べられるもん!」

秋月「食べないですよ!?」


朧「きっと食通の人しか試さないような食べ方をするんだ……」

秋月「だから食べませんって!」

朧「鋏や脚の爪の先に詰まった肉も残さずほじくり出しておつゆを啜りながら食べちゃう気なんだ……」

秋月「抜粋するのをやめてください! さっきの本から抜粋しないでください!」

朧「それどころか普段食べないようなところも食べようとするんでしょ!?」

秋月「食べませんよ!?」

朧「カニの殻をあぶって風味を出してから、だしを取ると最高とか」

秋月「抜粋しないでください! 音読をやめてください!!」

朧「秋月が贅沢を覚えていくぅ……!」


朧「とにかく、そういう通ぶった食べ方をするんでしょう?」

秋月「違います! 秋月はそういうことはしませんから!」

朧「え、じゃあもっとマニアックな……?」

秋月「ですから違います! というか、この雑誌の料理は出来損ないです、食べられませんよと……」

朧「え」

秋月「赤城さんがそう仰ってたんです!」

朧「あ、あれがもう普通じゃないんだ……!」

秋月「わ、私の意見じゃないですから!」


朧「正直、さっきのでもかなり涎が出そうな記事を抜粋したつもりだったんだけど……」

秋月「ですから、私の意見じゃないです!」

朧「もうそんな食べ方じゃ満足できないんだ……」

秋月「赤城さんがですよ!?」

朧「秋月がどんどん遠くに行っちゃう……」

秋月「遠くに行ってるのは朧先輩です! 物理的に距離を取ってるじゃないですか」

朧「だ、だって食べられる……」

秋月「食べません!」


朧「接し方が悪かったのかな……朧がカニさんと仲良くしてたから、寂しい思いをさせていたのかな……」

秋月「そ、そこまで重く考えないでください!」

朧「瑞鶴さんも秋月たちの食生活のことを心配してくださってたのに、まさか赤城さんに寝返るなんて……」

秋月「瑞鶴さんを裏切ったような言い方はやめてください! 絶対にそういうことはありませんから!!」

朧「も、もしかして、そうやって瑞鶴さんを寂しがらせたところを、慰めて懇意になろうとしている加賀さんの入れ知恵……ッ!?」

秋月「そこまで勘繰るんですか!?」


朧「そ、それにしたって、さっきの雑誌の中身でも動じなかったんでしょ?」

秋月「ですから、赤城さんが仰ってたんです! さっきのも考えすぎです!」

朧「とするとしゃぶしゃぶとか王道系に行かざるを得ないんじゃ……?」

秋月「あ、あの、何でちょっと協力的なんですか? さっきまで食べられるって怯えてましたよね?」

朧「た、ターゲットをカニさんから牛とかに逸らそうと……」

秋月「そ、そういうことですか……いえ、食べませんから!」


朧「じゃ、じゃあ面と向かって言って……」

秋月「な、何をですか?」

朧「『私はカニさんを食べたいと思っていないし、思ったこともありません』って」

秋月「何ですかその宣言!?」

朧「言わなきゃ信用できない! クラブイーターと共に同じ部隊にはいられないから!」

秋月「なんでそこは英語なんですか!?」


朧「と、とにかく言ってもらえれば、安心できるかもしれないから……」

秋月「……うーん……」

朧「や、やっぱり虚偽の申告はできない?」

秋月「虚偽じゃないです!」

朧「いいから! 朧は秋月を嘘つきにしたいわけじゃないから!」

秋月「やめてください!」

朧「秋月にその場限りの嘘をつかせるくらいなら、お、朧、秋月の嗜好と向き合うから!」

秋月「言いますから! 言いますから重い感じにしないでください!」


秋月「ええと、なんでしたっけ……『私は』……」

朧「『私はカニさんを食べたいと思っていないし』」

秋月「は、はい。『私はカニさんを』……」

朧「……ど、どうかした?」

秋月「あ、あの……一応、一応確認なんですが」

朧「な、何?」

秋月「こ、この『カニさん』の範囲って……?」

朧「!?」


秋月「い、一応ですよ!!」

朧「そ、それはつまり範囲によっては……」

秋月「一応です! 朧先輩の飼っているカニさんに対してなら間違いなく宣言できます!」

朧「で、でも海域によってはありえるってこと?」

秋月「海域の指定が必要なんですか!?」

朧「だ、だって赤城さんの基準だとちょっとアレだし……」

秋月「どんな評価されてるんですか赤城さんは……」


秋月「……とりあえず、ちょっとずつ確認しましょう?」

秋月「朧先輩の言う『海域』の範囲が広ければ広いほど、その……」

朧「秋月がさっきの宣誓をできなくなる可能性が上がるわけだね……」

秋月「いえ! 大丈夫、絶対大丈夫です!!」

朧「そうだよね!」

秋月「えー、じゃあ『海域』の基準決め、スタート!」

朧「まずは『キス』!」

秋月「えッ!?」

朧「えッ!?」


秋月「……あ、待ってください! 勘違いしてました!」

朧「怖い怖い怖い怖い!!」

秋月「キスってキス島のことですよね!?」

朧「海域って言ったでしょ!? 北方海域だよ!? 何考えてたの!!?」

秋月「いえ一般的にですよ!? 一般的な基準として、せ、せ、接吻のことだと思っちゃったんです!」

朧「なんでそんな発想になるの!?」

秋月「いえ、確か朧先輩はキスカにいい思い出がないから、自分で地雷を踏みに行くことはないだろうなーと思ってたんですが……」

朧「確かにそうだけど! ていうか少し勇気を出してみたら後輩がそんなこと考えてたなんてショックだよ!!」


秋月「……あの、それなら、どんな基準だとアウトなんでしょう? 朧先輩はどこをラインにしたら良いんでしょうか?」

朧「!」

秋月「朧先輩が決めてください。秋月はそれに従います」

朧「……そ、そうね……」


(五分後)


秋月「……」

朧「……」

秋月「……あの」

朧「ひっ!?」ビクゥッ


秋月「そ、そこまで怯えなくても!」

朧「ご、ごめんね? 驚いちゃっただけだから。ごめんね? 食べないで?」

秋月「やめてください!」

秋月「……といいますか、これ長考した時点で相当……」

朧「言うから! 今すぐ言うから!」

朧「え、えーと……」

秋月「言ってくれていいですから! 大丈夫です!」

朧「えーと……」

秋月「もう驚かないですから!」

朧「えー……多分、何をラインにしても、その、無理……」

秋月「え」

朧「あの、だって、食べられたくないし……」

秋月「うわああああああやっぱり全部じゃないですかあああ!!!」

朧「ご、ごめんねぇぇぇぇ! でも駄目なんだものぉぉぉぉ!!」


秋月「最初から駄目だったんじゃないですか!! ノーチャンスが正解じゃないですかああ!!」

朧「ごめんなさい! 本当にごめんなさい!」

秋月「さっきのしゃぶしゃぶとか、すごく食べてみたかったのに!」

朧「それは聞いてないでしょおおお!! 怖い怖い怖いぃぃぃ!!」

秋月「し、静かにしてください!! お、お、朧先輩も一緒に食べちゃいますよッ!?」

朧「な、なんかとんでもないこと言われてるぅぅぅぅ!!!」


朧「時間制限の食べ放題コースは?」

秋月「基本」

朧「タラバと書いて?」

秋月「ごちそう」

朧「かに味噌は?」

秋月「極上」

朧「安さは?」

秋月「正義」

朧「怖いよぉぉぉ! 完全に覚えてる秋月が怖いよぉぉぉ!」

秋月「お、おとなしくしてください! あまり騒ぐとカニの殻むきに夢中にさせて無口にさせますよ!」

朧「なにそれ!?」

秋月「よくあるんです!」

朧「よくあるんだ!?」


秋月「朧先輩と紙のエプロン装着したままテーブルにカニが運ばれて来るのを一緒に待ちたい!」

朧「何急に!?」

秋月「すみません、もう我慢しなくていいと思ったら願望出ちゃいました!」

朧「怖い! そんなことを内に秘めてたとか怖い!」

秋月「カニの殻の割り方がわからなくて変な風に割っちゃう朧先輩の分まで殻むきをしてあげたい!」

朧「やめて恥ずかしい!」

秋月「こういう時、朧先輩はカニスプーンの使い方がわからなくて私に質問してくる!!」

朧「細かな描写とか恥ずかしいからやめて!」

秋月「うわあああ願望出ちゃいますうううう!!」

朧「落ち着いて! もうやめて!」

秋月「朧先輩の頬の絆創膏の下にある傷に消毒液を塗って治療してあげたい!」

秋月「私服の朧先輩と腕を組んで街を歩いて食べ歩きしたい!」

秋月「一緒に温泉入って一緒に雑魚寝したい!」

朧「もうカニさん関係なくない!?」


秋月「そういうことですから! よ、よろしくお願いします!」

朧「何をよろしくするの!?」

秋月「……じゃ、じゃあ、秋月、これで失礼します!」

朧「言うだけ言って引き上げるの!? 本当に何をよろしくすればいいの!?」

秋月「お休みなさい!」ダッ

朧「ええー……明日からどう接すればいいの……」

朧「最後カニさん全然関係ないし……」

朧「朧、なんであの雑誌を最初に見つけちゃったんだろう……」

朧「七駆のみんなや五航戦の人たちにはなんて言おう……いや、言えないよね……絶対秋雲がネタにするから……」




赤城「あ、もしもし。増刊『クラブイーター』の編集の方でしょうか?」

赤城「あの記事を書いたのは誰だぁっ!」


秋月と朧をいちゃいちゃさせたかっただけなのに

どうしてこうなった



依頼出してきます

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