仮面ライダーゴースト「死んだ世界戦線?」 (180)

俺は天空寺タケル!

18歳の誕生日に襲ってきた眼魔に倒され、紆余曲折あって生き返る事ができた

やっと手に入れた日常を謳歌していたのも束の間、新たな敵と戦い、またも俺は死んでしまった・・・

皆、ゴメン・・・

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気が付くと、俺は知らない場所に倒れていた

タケル「う、う~ん・・・ここは・・・」ムクッ

タケル「あの世・・・じゃないよな、学校の校庭みたいだ」

タケル「でも俺の通ってる学校じゃない・・・それに・・・」

タケル「いつの間にか知らない制服着てるし・・・」

タケル「眼魂(アイコン)は・・・全部あるな、コンドル達もある・・・」

タケル「でもアカリは御成はいない・・・当たり前だけど」

タケル「戻れるのかな・・・元の世界に」

タケル「っいかんいかん、後ろ向きに考えちゃ」

タケル「とにかく歩いて情報を集めよう・・・」

俺は情報を集めるため歩いていた

タケル「しかし、本当に学校みたいだな・・・」

タケル「今は夜みたいだから誰もいないけど・・・ってあれは・・・」

しばらく歩いていると、前方に人影を発見した

タケル「女の子・・・かな?でも・・・」

どうやら女生徒のようだった、しかしその光景は異様だった

ゆり「・・・・・」

彼女はスナイパーライフルを構えていた

タケル「何だあれ・・・サバゲーでもやってるのかな?」

話しかけづらかったが、やっと人に会えた、このチャンスを逃す手はない

タケル「あの、すみません・・・」

ゆり「何?いま大事なとこ・・・って見ない顔ね」

タケル「はぁ・・・」

タケル「実はさっき目覚めたらここで・・・」

ゆり「そう、あなたもそうなのね」

タケル「も?」

ゆり「いずれわかるわ、それより今大事な所だから邪魔しないでね」

タケル「大事って?」

ゆり「あいつを倒すのよ」ピッ

天使「・・・・・」

彼女が指差した方には、銀髪の可愛い女の子が立っていた

タケル「あの子は?」

ゆり「天使、あたし達の敵よ」

タケル「敵って・・・どう見ても普通の女の子なんだけど」

ゆり「見た目に騙されちゃいけないわ、油断してると一瞬で切り刻まれ・・・」

タケル「ちょっとあの子と話してくるよ」タタタ・・・

ゆり「ちょ、ちょっと!」

俺はこんな銃持ってる子よりは信用できると思い、彼女に話しかけた

タケル「ねぇ、ちょっといいかな?」

天使「ん?見ない顔ね、新入生かしら」

タケル「そう・・・なるのかな?」

天使「そう」

タケル「それで、君は?」

天使「私は・・・・・生徒会長よ」

タケル「そうだったんだ・・・俺は天空寺タケル、よろしく」

天使「よろしくね」

タケル「それで生徒会長さん、ここは一体どこなの?」

天使「見ての通り学校よ」

タケル「そうじゃなくて・・・日本のどの辺なの?」

天使「どの辺と言われても・・・ここには学校以外ないわ」

タケル「え・・・」

それを聞いた瞬間、俺は1つの核心を得た

タケル「ここはやっぱり、死後の世界なのか・・・」

天使「・・・そんなに驚かないのね」

タケル「こんな事は何度かあったしね」

天使「?」

タケル「さて、俺はこれからどうすれば・・・」

天使「この学校で学生として過ごすことね」

タケル「そうは言ってられないよ」

天使「少なくともここにいれば生活には困らないわ、ケガや病気もすぐ治るし」

タケル「どういう事?」

天使「・・・・ガードスキル、ハンドソニック」シャキン

彼女は突然、腕から光の刃を出現させた

タケル「え、それは一体・・・」

天使「・・・・・」ダッ

彼女は俺に刃を向け、一直線に向けて突進してきた

タケル「おわっと!」ヒョイ

俺は間一髪でそれをかわした

ゆり「あの一撃をかわすなんて・・・やるわね」



タケル「危なかった・・・いきなり何するんだ・・・」

天使「・・・・・」スタスタ

彼女は何も答えず俺に近づいてきた、その姿を見て俺は思った

この子は・・・ヤバい!

俺は反射的に眼魂を取り出し、腰に巻かれたゴーストドライバーにセットした

アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!

ゆり「な、何あれ・・・」

天使「服が・・・飛んでる?」

タケル「変身!」

カイガン! オレ! レッツゴー! 覚悟! ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

仮面ライダーゴースト(オレ魂)「ゴーストだけど・・・命、燃やすぜ!」

ゆり「な、何なのよアレ・・・」



天使「その姿は・・・」

天使「仮面・・・ライダー・・・」

ゴースト「来い!」チャキッ

俺はガンガンセイバーを構え、彼女と対峙した

天使「・・・・・!」ダッ

ゴースト「ハッ!」バッ

ガキィン!!!

俺達はお互いに刃をぶつけ合った

ガキン!ガキン!ガキン!

ゴースト「くっ・・・」

天使「・・・・・」

相手は疲れている様子はない・・・ここは一気に・・・

ダイカイガン! オメガブレイク!!!

ゴースト「でやあああああああ!!!」ブンッ

俺は渾身の力を込めて剣を振るった、だが・・・

天使「ガードスキル、ディレイ」ブォン

ゴースト「な!?」

突然彼女の姿が消えてしまった

ゴースト「これは・・・一体どこに・・・」キョロキョロ

ヴォン

天使「・・・・・」

ゴースト「え?」

ザシュッ!

ゴースト「ぐわっ!」

いつの間にか背後に現れた彼女に、俺は斬りつけられた

ゴースト「く・・・一体どうなってるんだ・・・」

天使「傷がつかない・・・?意外と頑丈なのね」

ゴースト「だったら!」スッ

俺は別の眼魂をセットした

ゴースト「力を貸してください!」ガコン

カイガン! ムサシ! 決闘! ズバット! 超剣豪!!!

ゴースト(ムサシ魂)「ハッ!」



ゆり「す、姿が変わった!?」


天使「それがあなたの能力なのね・・・」

ゴースト「行くぞ!」ダッ

俺はガンガンセイバー(二刀流モード)を構え、彼女に向かっていった

天使「・・・・・!」ダッ

ガキィン!!!

ゴースト「ぐぐ・・・」

天使「・・・・・」

再び鍔迫り合いが始まる

ゴースト「これで・・・終わりだ!」

ダイカイガン! オメガスラッシュ!!!

ゴースト「ハアアアアアアアア・・・・・」

天使「ストップ、今日はここまでよ」

ゴースト「へ?」

天使「そろそろ消灯時間だから・・・」

ゴースト「そうなんだ・・・」

天使「あなたも自分の部屋に帰ったほうがいいわ、それじゃ」

スタスタ・・・

ゴースト「・・・・・」

そう言って、彼女は去っていった

オヤスミー

タケル「何だったんだあの子・・・」

トントン

ゆり「ねぇ」

タケル「ん?って君は・・・」

気が付くと、さっき銃を構えていた女の子が後ろに立っていた

ゆり「あなたすごいじゃない!あの天使と互角にやりあうなんて!」

タケル「え、そうなの?」

ゆり「あ、自己紹介がまだだったわね、あたしはゆり、よろしく」

タケル「どうも・・・天空寺タケルです」

ゆり「タケル君ね、一つお願いがあるんだけど・・・」

タケル「え?」




ゆり「あたしのチームに入らない?」

タケル「チーム?」

ゆり「そう、あなたが来れば百人力よ!」

タケル「はぁ・・・」

ゆり「さっきの変身はどうやったの?そのベルトのおかげ?あたしにも使えるの?」

タケル「そ、そんなにいっぺんに質問しないでよ・・・」

ゆり「そうね、じゃあ続きは明日本部でしましょう!」

タケル「本部?」

ゆり「明日の朝、校長室まで来て、じゃあねタケル君!」

タケル「う、うん・・・えっと・・・」

ゆり「ゆりでいいわよ、それじゃ!」

タタタ・・・

そう言って、ゆりも去っていった

その後、学生寮にあった俺の部屋で一夜を過ごし、校長室に向かった

タケル「ここか・・・」ガララ

タケル「失礼しま・・・」

ヒュオオオオ・・・

タケル「うわっ!」ダッ

ドカアアアアン

ドアを開けたら巨大な丸太が飛んできたが、俺は間一髪それをかわした

タケル「危なかった・・・何なんだ一体」

ドドド・・・

タケル「ん?」




野田「キエエエエエエエエエ!!!」ダッ

タケル「」

突然斧のような武器・・・ハルバードを持った男が襲い掛かってきた

タケル「うわっ!」スッ

ガキン!

俺は咄嗟にガンガンセイバーを出して受け止めた

野田「やるな・・・」

タケル「いきなり何なんだ!」

野田「俺はただ、お前がゆりっぺの信頼を得るに値する男かどうか試してるだけだ!」

タケル「何それ・・・」

野田「さぁ、本気の姿で来い!」

タケル「・・・・・」スッ

俺は懐から眼魂を取り出した

タケル(ちょっと、ベンケイさん、本当にやるんですか?)

ベンケイゴーストアイコン(うむ、この者の目・・・あれは守るべき主君のいる目だ)

ベンケイ(ならば、その想い、確かめてみせようぞ)

タケル(はぁ・・・)

野田「何をゴチャゴチャ言ってやがる!」

タケル「わかったよ・・・変身!」

カイガン!ベンケイ! アニキ! ムキムキ! 仁王立ち!!!

ゴースト(ベンケイ魂)「・・・・・」ドン!

俺はガンガンセイバー(ハンマーモード)を構えた

野田「大槌だと!?剣じゃないぞ!話が違うぞゆりっぺ!」

ゴースト「行くぞ・・・」

ダイカイガン!オメガボンバー!!!

野田「こうなりゃヤケだ!ぬおおおおおおおお!!!!!」ダッ

ゴースト「ハアアアアアアアアアア!!!!!」ダッ

ドカアアアアアアアアアン!!!!!

野田「うわああああああああ!!!!!」

ヒュウウウウウウウ・・・・・キラーン☆

俺のハンマーの一撃を受け、男は天井を突き破り、空の彼方へ消えていった

ゴースト「・・・・・」

ベンケイ「・・・・・」

ゴースト「あの、ベンケイさん?」

ベンケイ「・・・じゃあな」オヤスミー

ゴースト「何か言ってくださいよ・・・」

ゴースト「さてと・・・」

松下「隙ありぃ!」ガシッ

ゴースト「うわっ!?」

突然背後から熊のような大男に羽交い絞めにされた、そして・・・

藤巻「ナイス松下五段!そのまま抑えてろよ!」シャキン

前には長ドスを構えた男が立っていた

ゴースト「次から次へと・・・」

その後も、眼鏡でマッチョな男、バンダナをした陽気でよくわからない男、特に特徴もなさそうな少年が襲ってきたが、何とか撃退した

松下・藤巻・高松・TK・大山「」

ゴースト「ハァ・・・ハァ・・・これで・・・」

ヒュッ

ゴースト「!」ガキン!

突然死角から刃物が投げつけられたが、俺はそれを弾き返した

ゴースト「また・・・」

椎名「・・・・・あさはかなり」

そこに立っていたのは長い黒髪で首にマフラーを巻いた女の子だった

ゴースト「君は・・・」

椎名「・・・・・」ダッ

彼女は小太刀を抜くと飛びかかってきた

ゴースト「くっ!」

ガキィン!

ゴースト「ぐぐ・・・」

椎名「・・・・・」

ギリギリ・・・

なんて力だ・・・さっきまでの奴らの比じゃない・・・

昨夜の天使と同じくらいか・・・

ゴースト「ハッ!」バッ

俺は一旦距離をとった

ゴースト「頼む、ゴエモン!」

ゴエモンゴーストアイコン「へへ、腕が鳴るぜ!」

俺は2つの眼魂を連続で起動させた

カイガン!闘魂ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!!!

カイガン!ゴエモン!歌舞伎ウキウキ乱れ咲きぃ~!!!

ゴースト(ゴエモン魂)「いくぞおおおおおお!!!」ダッ

椎名「あさはかなり!」ダッ

ガキン!ガキン!ガキン!

ゴースト「ハッ!」

椎名「せいっ!」

俺達は高速で動き回り激戦を繰り広げた

ゴースト「これで・・・最後だ!」ガシャン!

俺はサングラスラッシャーに眼魂をセットした

ダイカイガン!オメガシャイン!!!

ゴースト「でやああああああ!!!」

椎名「ハアアアアアアアア・・・」


ゆり「はいはいストーップ!」

ゴースト「え?」

ゆり「椎名さん、もういいわよ」

椎名「うむ」

いつの間にかゆりが立っていた

オヤスミー

タケル「こ、これはどういう・・・」

ゆり「合格よタケル君、改めて歓迎するわ」




ゆり「ようこそ、死んだ世界戦線へ」

その後、俺は校長室にある本部に招かれた

タケル「ここが・・・」

日向「へへっ、よろしくな」

岩沢「・・・フッ」

そこには、青髪の陽気な少年と、ギターを手にした少女がいた

ゆり「彼は日向君、こう見えても結構な古株なのよ」

日向「仲良くしようぜ!」

タケル「あ、うん・・・」

ゆり「こっちは岩沢さん、陽動部隊のリーダーよ」

岩沢「よろしく」

タケル「こちらこそ・・・」

タケル(陽動って何だろう・・・)

タケル「そろそろ教えてくれない、この世界の事、そして、君たちの目的を」

ゆり「そうね、わかったわ」

ゆり「ここが死後の世界・・・ってのは理解してるわよね」

タケル「うん」

ゆり「それも、学生のうちに死んでしまった人たち・・・そんな人達が集まってる所なのよ」

タケル「どうしてそんな事を・・・」

ゆり「さぁ?そんな事は神様にでも聞いたら?」

タケル「神様ねぇ・・・」

一応あったことはある・・・かな?

タケル「で、この死んだ世界戦線?の目的って?」

ゆり「それはね・・・」

ゆり「神を倒すためよ」

タケル「神?」

ゆり「ええ、私達にこんな理不尽な死を与えた神様に一発くらわしてやるのよ」

ゆり「そのためにもまず神の使いである天使を倒さないとね」

タケル「あの子か・・・」

タケル(そんな悪い子には見えなかったけどな・・・)

ゆり「そこであなたが入ってくれれば心強いわ!天使とも互角に戦えるなんて!」

タケル「はぁ・・・」

ゆり「早速ベルトとその目玉みたいな奴見せて!あたしにも使える?いやいっそ一度バラしてギルドで量産を・・・」

タケル「いやいやいや、これは俺にしか使えないし外せないから・・・」

ゆり「そうなの・・・残念」

タケル「それにこの眼魂は英雄達の魂が入ってるんだ、誰かに渡すわけにはいかないよ」

ゆり「英雄?」

タケル「宮本武蔵さんとか、武蔵坊弁慶さんとかだよ」

ゆり「嘘・・・」

椎名「道理で・・・さっきこいつから別の人間の気配がしたのか・・・」

ゆり「まぁいいわ、とにかくこれからはあたし達に協力してよね!」

タケル「え、俺はまだ何も・・・」

ゆり「はい、あたし達の制服!今度からこれ着てきてね!」

タケル「いやだから・・・」

ゆり「よーし!早速今夜から「オペレーション・トルネード」開始よー!!!」

タケル「話聞いてないし・・・」

その夜、俺は着替えて指定された場所に来た

タケル「だからやるなんて言ってないのに・・・」

日向「あきらめろ、ゆりっぺとはそういう女だ」

タケル「そうなの?」

日向「ま、いずれ慣れるさ」

タケル「で、これから何するの?」

日向「そうだな・・・わかりやすく言えば、晩メシの調達だ!」

タケル「それのどこがトルネードなんだ・・・」

日向「それはな・・・」

ゆり「2人ともお喋りはそこまで、来たわよ」

タケル「え・・・」

コツ・・・コツ・・・

天使「・・・・・」

ふと見ると、前方から昨夜の女の子・・・天使がゆっくりと歩いてきた

ゆり「ほらほら、早く変身して!」ガチャ

タケル「え、ちょっと・・・」

ゆりは俺から強引に眼魂をひったくると、ドライバーに押し込んだ

アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!

ゆり「それで、ここを引くのよね?」ガコン

タケル「あ・・・」

カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

ゴースト「ああもう勝手に・・・」

藤巻「おお、あれが俺達を一瞬にして倒した・・・」

大山「なんかちょっと怖い・・・」

野田「フン、お手並み拝見といくか」

椎名「あさはかなり」

天使「・・・・・」

ゴースト「あ、あの・・・この戦いに何の意味が・・・」

天使「ガードスキル、ハンドソニック」シャキン

ゴースト「え・・・」

天使「・・・・・」ダッ

彼女は何も答えず飛びかかってきた

ゴースト「くっ!」スッ

ガキィン!

俺はガンガンセイバーで攻撃を受け止めた

天使「・・・・・」

ゴースト「接近戦しかできないのか・・・なら!」ガコン

カイガン!ビリーザキッド!百発!百中!ズギューン!バギューン!!!

高松「あの姿は・・・」

TK「OH!ガンマン!」

ゴースト「おりゃあああああああ!!!」ズガガガガガガ!!!

俺は両手に銃を構えて打ちまくった、だが

天使「・・・・・」スッ

カキンカキンカキン!!!

ゴースト「な・・・」

彼女は両手の刃で涼しげに銃弾を弾いていた

ゴースト「なんて反射神経だ・・・なら!」ガコン

カイガン!エジソン!エレキ!ヒラメキ!発明王!!!

天使「・・・電球?」

ゴースト(エジソン魂)「これでどうだ!」バリバリ

ダイカイガン!オメガシュート!!!

俺はガンガンセイバーに電撃を込めて発射した

バキュウウウウウウン!!!

天使「ガードスキル、ディストーション」ヴォン

すると、彼女の前方にバリアのようなものが出現し、電撃をかき消した

ゴースト「そんなことまでできるのか・・・」

ゆり「よーし、そろそろいいわね」

ゴースト「え?」

ゆり「オペレーション・トルネード、開始!」

ビュオオオオオオオオ!!!

彼女がそう叫ぶと、どこからか風が吹き荒れる音が聞こえた

ゴースト「こ、これは・・・」

ヒラヒラ・・・

ゴースト「何か降ってきた・・・紙?」

一枚拾ってみると、そこには「麻婆豆腐」と書かれていた

ゴースト「これは・・・食券?」

日向「それでいいな?じゃあずらかるぞ!」

ゴースト「え、ちょっと!」

タタタ・・・

俺は皆につられてその場を後にした





天使「・・・・・」

その後、食堂で夕食をとっている間に俺はオペレーション・トルネードの説明を受けた

簡単に言うと岩沢さん達陽動部隊(ロックバンド)がライブを開きこの学校に元からいる生徒達(NPCと呼んでいる)の注意を引き付けその隙に巨大送風機を回し、

食券を巻き上げる作戦らしい

タケル「・・・・・」

日向「どうした?食わねーの?」

タケル「いや、死んでるのに食事なんて変な気分で・・・」

日向「どういう事だ?」

タケル「前死んだときは食べることができなかったからね」

日向「お前・・・今まで死んだことあるのかよ」

タケル「死んでる間に死んだのを含めれば・・・4,5回?」

日向「お前も中々苦労してんだな・・・まぁ俺もだけど」

タケル「そうなんだ・・・」

日向「戦線の連中はみんなそうだぜ」

ゆり「そう、だからこそあたし達はこの世界で勝たなきゃいけないの」

ゆり「神様をぶっ飛ばして、ね」

タケル「それでいいのかな・・・」

そんな話をしていると、一人の女子が近づいてきた

遊佐「ゆりっぺさん、ちょっといいですか」

ゆり「どうしたの?遊佐さん」

その遊佐さんの口から、驚くべき事が語られた

陽動部隊・・・ガルデモのリーダーである岩沢さんが

突然消えてしまったというのだ

なぜ消えたのか・・・それは誰にもわからない

ただ消える間際、彼女はいつもと違う歌を歌ったそうだ

それは彼女が本当に歌いたかった歌だったんだろうか

どうなってるんだ、この世界の仕組みは・・・

それからほどなくして、新たなボーカルの子が紹介された

ユイ「よろしくお願いしまーす!」

日向「大丈夫なのかコイツ・・・」

ユイ「わたしの事は、ユイにゃんって呼んでくださいね♪」

日向「あ?もう一回言ってみろ」

ユイ「ユイにゃん♪」キャピッ♪

日向「そういうのが一番ムカつくんだよおおおおお!!!!!」ギリギリ

ユイ「ぎにゃああああああああ!!!ギブギブギブ!!!」

紹介早々この調子である

ただ、この2人は超仲が良くなる、俺はそう思った

それから数日後、俺は食堂を訪れた、すると・・・

タケル「あ・・・」

天使「・・・・・」

彼女は寂しそうに1人、麻婆豆腐を食べていた

タケル「えっと・・・隣、いい?」

天使「・・・・・どうぞ」

タケル「それじゃ失礼して・・・美味しい?」

天使「・・・・・」モグモグ

天使「・・・美味いわ」

タケル「麻婆豆腐が好きなんだね」

天使「そう・・・私は麻婆豆腐が好きだったのね」

タケル「・・・・・」

タケル「それと・・・この間はゴメンね」

天使「・・・気にしなくていいわ」

タケル「でも・・・」

天使「ただ、肩書きがなくなっただけだから」

そう、彼女は俺達の作戦で、生徒会長を解任されてしまったのだ

タケル「それでも謝らせて欲しい、ゴメン、俺がちゃんと反対していれば・・・」

天使「優しいのね、貴方は」

天使「流石、仮面ライダーって所かしら」

タケル「え・・・君は知ってるの?仮面ライダーを」

天使「ええ」

天使「人知れず悪と戦う正義のヒーロー、生前は憧れたものだわ」

タケル「そうなんだ・・・って生前!?」

天使「それが?」

タケル「君も・・・死んだ人間?この世界の人間じゃない・・・」

天使「そうよ」

タケル「天使でもない?」

天使「彼らがそう呼んでるだけよ」

天使「私の名前は・・・立華奏」

タケル「かなでちゃん・・・」

天使「そうよ、天空寺タケル君」

タケル「そっか、君も俺達と同じ・・・って事は戦う必要ないんじゃ・・・」

天使「そう・・・なのかしら?」

ちょっと訂正します

天使「私の名前は・・・立華奏」

タケル「かなでちゃん・・・」

かなで「そうよ、天空寺タケル君」

タケル「そっか、君も俺達と同じ・・・って事は戦う必要ないんじゃ・・・」

かなで「そう・・・なのかしら?」

ピピピ・・・

タケル「?」

その時、電話がかかってきた

ゆり『あ、タケル君、ちょっといい?』

相手はゆりだった、なぜか声が弱弱しい

タケル「どうしたの?」

ゆり『ちょ、ちょっと大変なことになって・・・』

ゆりの話によると、新たに生徒会長代理となった直井という男が戦線を潰すべくNPCを率いて攻めてきたというのだ

タケル「こうしちゃいられない!すぐ行かなきゃ!」

かなで「私も行くわ」

タケル「え?」

かなで「こうなったのも私の責任・・・彼の野心に気付けなかった・・・ね」

タケル「わかった、行こう」

~校庭~

直井「ククク・・・これで終わりだ!」

ゆり「くっ・・・」

タケル「させるかあああああ!!!」

直井「何!?」

ゆり「タケル君!!」

タケル「ハァハァ・・・間に合ったか」

かなで「そのようね」

直井「フン、2人でなにをしようというんだ!やれ!」

NPC軍団「うおおおおおおお!!!」ダダダ・・・

かなで「彼等は催眠術で操られてるだけ・・:傷つけないでね」

タケル「わかってるよ、変身!!!」

カイガン!ニュートン!リンゴが落下!引き寄せまっか!!!

ゴースト(ニュートン魂)「ハァッ!」ブォン

NPC軍団「うわああああああああ!!!!!」

俺は手から斥力を発生させ、NPCを吹き飛ばした

直井「な、何だその力は・・・」

かなで「・・・・・」ジロッ

ゴースト「き、傷つけてないよ、吹き飛ばしただけだ」

直井「おのれ・・・こうなったら貴様を操って・・・」

ゴースト「させるか!」ブォン

直井「え・・・うわああああああああ!!!!!」

今度は引力を発生させて奴を引き寄せた

ゴースト「さらに!」ガコン

カイガン!闘魂ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!!!

闘魂!ダイカイガン!ブースト!オメガドライブ!!!

ゴースト(闘魂ブースト魂)「ハアアアアアア・・・」ボオオ・・・

俺は拳に炎の力を込めた

直井「ちょ、ちょっと待て!僕は神だぞ!こんな事許されるわけが・・・」

ゴースト「お前みたいな神がいるかああああああ!!!」

バキィッ!!!

直井「ぐわあああああああ!!!!!」

直井は俺の拳をモロに受け吹っ飛んだ

直井「」ピクピク

ゴースト「ハァ・・・ハァ・・・」オヤスミー

タケル「ゆり、それに皆、大丈夫?」

ゆり「ええ、何とかね、それより・・・」

かなで「・・・・・」

ゆり「何で彼女と一緒にいるのか、説明してもらおうかしら?」

タケル「はい・・・」

その後、色々聞かれたのはいうまでもない

そんなこんなで、再び平和が戻ってきた、しかし・・・

タケル「おはよう・・・」

直井「あ、タケル殿!おはようございます!」

タケル「・・・・・」

なぜか彼に懐かれてしまった

直井「おい愚民、タケル殿にお茶をお出ししろ」

日向「は?何で俺が・・・」

直井「お前は段々お茶を・・・」キラッ

日向「あ・・・」トロン

タケル「おいやめてくれ」

直井「はい!」

日向「お前も妙な奴に懐かれちまったな」

タケル「ハハハ・・・」

ユイ「ひなっちせんぱーい!遊んでくださいよおおおおおお!!!」ムギュ

日向「うるせええええええ!!!」ギュウウ・・・

ユイ「みぎゃああああああ!!!!!」

タケル「そっちもね・・・」

そして、もう1つ変わった事がある

ガチャ

かなで「おはよう」

タケル「あ、おはよう」

天使・・・かなでちゃんが遊びに来るようになった

あの後何だかんだで誤解が解け、休戦状態となった

まだ警戒してる人もいるけど、刃を交える事はなくなっていった

かなで「・・・相変わらず仲がいいのね」

ユイ「えへへ・・・そう見えます~?」

日向「照れんじゃねーよ!」

直井「当たり前だ、タケル殿は僕に初めてを与えた・・・」

タケル「そういう誤解を招く発言はやめてくれない?」

ゆり「おはよう・・・ってかなでちゃん、今日も来てたのね」

かなで「ええ、お邪魔してるわ、ゆり」

タケル(この2人、実は最初から仲良かったんじゃないか?って言うくらい打ち解けてるな・・・)

ゆり「さて、今日は新たなミッションを発令するわ?」

日向「え?天使・・・いやかなでちゃんと戦う必要なくなったのに何で・・・」

ゆり「そのミッションは・・・」









ゆり「川遊びよ」

タケル「・・・・・え?」

藤巻「おいゆりっぺ、そりゃどういう・・・」

野田「?黙れ!ゆりっぺの言った事だ!素直に従え!」

大山「それはそうなんだけど・・・一体どうして?」

ゆり「ほら、最近暑くなってきたじゃない?だからたまには・・・ね?」

ゆり「それに魚でも釣って、今後の食料の足しにしないと・・・」

高松「確かに、オペレーション・トルネードも最近やり辛くなりましたしね」

松下「肉うどんが食べられないのは残念だが・・・仕方あるまい」

かなで「川で遊ぶのは校則違反よ、危ないから」

ゆり「まぁまぁ、こうして生徒会長代理さんも監視してくれるみたいだし」

直井「フン、誰がそんな事・・・」

タケル「まぁ気を付ければいいんじゃないか?」

直井「ですよねタケル殿!行きましょう!」

ユイ「アホですね」

ゆり「それじゃ希望者は水着持参で、オペレーション・・・スタート!」

そんなこんなで、俺達は川にやってきた

皆思い思いに遊んでいる、釣りをする人、泳いでいる人、日光浴している人等・・・

当然ながら女子は全員水着である、ちょっと目のやり場に困る

ユイ「ひなっち先輩どうですかー?このセクシーショット?」キャピッ

日向「あ?平坦すぎてどっちが背中だかわかんねーな」

ユイ「ムキー!!!」プンスカ

俺はそんな皆を眺めていた、すると

かなで「タケル君、何してるの?」

かなでちゃんが近づいてきた、彼女は学校指定のスクール水着を着ている

タケル「ん?ああ、何か平和だと思ってさ」

かなで「フフッ、そうね」

彼女が初めて笑った・・・ような気がする

ゆり「さて、そろそろ頃合いかしらね」

いつの間にかゆりが立っていた、意外とスタイル良かっ・・・いや何でもない

タケル「頃合いって?」

ゆり「そろそろ出る時間だからよ」

ゆり「この川の主がね」

タケル「主?」

ゆり「ええ、とてつもない大物よ」

ゆり「今までは太刀打ちできなかったけど、タケル君とかなでちゃんがいれば・・・」

かなで「楽しみね」

タケル「そうかな・・・」

ゴゴゴ・・・

突如、空気が変わった

ザバアアアアアアアアアン!!!

突如川から何か飛び出してきた!

タケル「な、何だ!?」

ゆり「来たわね!」

かなで「あれは・・・」






主(巨大ダコ)「ポオオオオオオオオ!!!!!」

巨大な・・・タコだった

何故川にタコが・・・という問題は今は置いておこう

タコ「ポオオオオオオオ!!!」ニュルニュル

戦線メンバー達「うわああああああああ!!!!!」

タコはその脚で次々と皆を捕らえていく

タケル「まずいな・・・」

かなで「そうね」

かなで「じゃあ行くわよ、タケル君」

タケル「ああ!変身!」

カイガン!ロビンフッド!ハロー!アロー!森で会おう!!!

かなで「ガードスキル、ハーモニクス」ヴォン

かなで(複数)「行くわよ」シャキン

ゴースト(ロビン魂)「うおっ!増えた!?じゃあ俺も・・・」ヴォン

俺も分身を大量に出した

かなで(複数)「ハッ!!!」

ズバババババババ!!!!!

タコ「ギャアアアアアアアアアア!!!」

沢山のかなでちゃんはタコの足を切り刻んでいった

かなで「今よ」

ゴースト(複数)「おう!」

俺達はガンガンセイバー(アローモード)を構えた

ダイカイガン!オメガストライク!!!

バシュウウウウウウン!!!

タコ「ギャアアアアアアアアアア!!!!!」ドサッ

タコに無数の光の矢が突き刺さり、動かなくなった

オヤスミー

タケル「ふぅ・・・」

かなで「やったわね」

ゆり「お疲れ様2人とも、これでしばらく食料には困らないわね」

かなで「でもすぐ食べないと傷んだりしない?」

ゆり「うーん・・・そうね」

タケル「あ、じゃあこうしよう」

俺達は大量のたこ焼きを作り、全校生徒に配った

タケル「どんどん食べてくださいねー!」

NPC「はーい!」

かなで「大盛況ね」

ゆり「まさかあたし達がこんな事するなんて、以前までは考えもつかなかったわ」

日向「このまま皆消えちゃったりしてな」

タケル「そんなまさか・・・」

ユイ「じゃあひなっち先輩だけ消えてください」

日向「消えるか!」

しかし事件は、後片付けをしている時に起こった

天使(複数)「・・・・・」

タケル「あれ?かなでちゃんの分身が・・・消えてない?」

かなで「おかしいわね・・・」

天使「学校でたこ焼きなんて・・・校則違反も甚だしいわ」

天使「全員、お仕置きね」

すると、天使達はハンドソニックを出し、俺達に近づいてきた

ユイ「ひいいいいいいい!!!」

ゆり「ど、どうするのよかなでちゃん!」

かなで「ハーモニクスは不完全だったみたいね、どうしようもないわ」

タケル「そんな・・・」




ノブナガゴーストアイコン「タケル!無事か!?」

タケル「ノブナガさん!?それに・・・」

ツタンカーメンゴーストアイコン「やっと見つけたよ!」

フーディーニゴーストアイコン「全く、ここまで死後の世界を彷徨うことになるとは・・・」

グリムゴーストアイコン「我らが来たからには安心しろ」

サンゾウゴーストアイコン「さぁ、行きますよ」

タケル「よし・・・行くぞ!」スチャ

俺はアイコンドライバーを装着した

ゆり「え、いつもと違うベルト・・・」

ガッチリミナー!コッチニキナー!

タケル「変身!」

ゼンカイガン!グレイトフル!

剣豪発見巨匠に王様侍坊主にスナイパー!大変化~!!!

ゴースト(グレイトフル魂)「命、燃やすぜ!」

ゆり「おお・・・」

かなで「かっこいい・・・」

ユイ「何か霊柩車みたいですね」

日向「おい」

ゴースト「みんな!行くぞ!」ラッシャイ!

英雄ゴースト達「おう!」

野田「うおっ!体から大量に人が出てきたぞ!」

大山「いや、人っていうか・・・」

TK「OH!ゴースト・・・」

椎名「あさはかなり」

こうして、俺達ゴースト軍団と天使軍団の戦いが始まった

ムサシ「せいっ!」

天使A「ハッ!」

リョウマ「甘いぜよ!」バキュン!

天使B「ハッ!」ガキィン!

サンゾウ「さぁ、お行なさい!」

サルブタカッパ「キーッ!!!」

天使C「・・・・・」

天使D「この・・・ガードスキル、ハウリング!」スッ

キイイイイイイイイン!!!

ヒミコ「くうう・・・何だこれは!」

ニュートン「どうやら音波攻撃のようですね・・・」

エジソン「という事は・・・」

ベートーベン「任せておきなさーい!」

ジャジャジャーン!!!

天使D「!?」

ベートーベンさんの発した音楽で怪音波は消え去った

ムサシ「よし、一気に決めるぞタケル!」

ゴースト「ああ!」

全員集合!メガオメガフォーメーション!!!

ゴースト達「うおりゃああああああああああ!!!」

ズガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!

天使達「きゃああああああああああ!!!」

ドカアアアアアアアアアン!!!

俺達の渾身の飛び蹴りで、天使達は消え去った

俺は変身を解いた

タケル「ふぅ・・・皆さん、お疲れ様でした」

ユイ「やりましたね!」

直井「流石タケル殿です!」

ゆり「でもこれってオーバーキル・・・」

日向「それは言うな」

かなで「タケル君、ありが・・・と」バタッ

タケル「かなでちゃん!?」

突然彼女は倒れてしまった

タケル「一体どうして・・・」

ゆり「やっぱり分身を倒すと本体にも少なからず影響があったのね・・・」

タケル「そんな・・・」

ゆり「とにかくベッドで休ませましょう」

タケル「そうだな・・・」スッ

パアアアアアア

俺が彼女を抱えようとしたら、ある光景が広がってきた

死んだ妹・・・医者を目指す・・・トンネル事故・・・

この光景は・・・かなでちゃんの過去じゃない・・・?

じゃあ一体誰の・・・

ゆり「どうしたのタケル君、早くベッドへ・・・」

タケル「あ、うんわかったよ」

そして、彼女が目を覚ましたのは、それから1週間後の事だった

かなで「・・・・・ん」パチ

タケル「あ、やっと目が覚めたね、良かった・・・」

かなで「私は・・・」

タケル「あれから1週間だもん、もう目覚めないのかと思ったよ」

かなで「皆には大分迷惑をかけたようね、ごめんなさい」

かなで「あれから何かあった?」

タケル「あ、うん、それが・・・」

ガチャ

ゆり「タケル君!また出た・・・ってかなでちゃん、起きたのね」

かなで「ゆり、何かあったの?」

ゆり「ちょっと今厄介な奴らと戦っててね・・・とにかく来て!」

タケル「わかった!」

かなで「私も行くわ」

タケル「大丈夫?」

かなで「大事みたいだし、これ以上寝てるわけにはいかないわ」

ゆり「ありがとう、心強いわ」

そう、俺達はここ数日、「厄介な奴」と戦っていた

始まりは、1人のNPCから始まった

突然それが「黒い影」のような生物に変貌し、俺達に襲い掛かってきた

襲われた者は消え、後に新たなNPCに書き換えられてしまう

俺達は必死にそいつらと戦った

だが、影は際限なく増え続ける・・・

~校庭~

影A「ギャアアアアアアアアアア」ドサッ

野田「くそっ!キリがねぇ!」

大山「も、もうダメ・・・」

藤巻「ここまで・・・なのかよ・・・」

椎名「・・・あさはかなり」





タケル「みんな!」

かなで「お待たせ」

日向「かなでちゃん・・・やっと起きたのか」

アーイ! バッチリミナァ~♪ バッチリミナァ~♪

タケル「今日で決着をつけてやる!変身!」

チョーカイガン!ムゲン!

ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!!!

ゴースト(ムゲン魂)「魂は・・・永遠に不滅だ!!!」

かなで「ガードスキル、ハンドソニック、ライダーバージョン」シャキン

かなでちゃんは足から刃を出現させた

ゴースト「あの・・・それじゃフットソニックでは・・・」

かなで「細かい事はきにしない」

ゴースト「はいはい・・・じゃあ行くよ!」

ダイカイガン!ゴットオメガドライブ!!!

かなで「テンカイガン、私、オメガソニック・・・」

ゴースト「自分で言うんだ・・・」

ゴースト「ハアアアアアアアッ!!!」ゴオオオオオッ!!!

かなで「ハアアアアッ・・・」ギュウウウウウウン!!!

ドカアアアアアアアアアン!!!

影達「ギャアアアアアアアア!!!

俺は渾身の飛び蹴りを、かなでちゃんは回転蹴り(仮面ライダーWのファングストライザーみたいな奴)を喰らわせ、影達を蹴散らしていく

ユイ「天使さんカッケー!!!」

直井「流石タケル殿です!!!」

松下(ダイエット後)「俺達も負けてられんぞおおおおお!!!」

影達「オオオオオオ・・・・・」ゾロゾロ

遊佐「しかし、まだまだ減りませんね・・・」

ゆり「みんな聞いて!」

日向「ゆりっぺ!」

ゆり「かなでちゃんが来た今が反撃のチャンス!こいつらはきっとどこかでコントロールされているはず・・・」

ゆり「あたしはそれを探してくる!それまで持ちこたえて!」

野田「よし!任せろゆりっぺ」

ゆり「それじゃ、みんな元気で!」

タタタ・・・

影達「オオオ・・・」ゾロゾロ

藤巻「とは言ったものの・・・」

大山「これは流石に・・・キツイよ」

日向「くそっ・・・俺達にもタケルみたいな・・・」

日向「いや!ある!」

日向「タケル!」

ゴースト「え?」

日向「俺達の力、受け取れえええ!!!」カッ

戦線メンバー達「うおおおおおおおお!!!!!」カッ

パアアアアアアア・・・

ゴースト「これは・・・」

戦線の皆が光に包まれ、眼魂となった

かなで「どうなってるの?」

ゴースト「そうか、そういう事か・・・」スッ

ギュオオオオオオオオ・・・

俺はアイコンドライバーを掲げ、皆の眼魂を吸い込んでいく、そして

ゴースト「変身!」

ゼンカイガン!死んだ世界戦線!

英語に無個性バンドに神様刃にマッチョにオペレーター!オーペーレーショーン!!!

ゴースト(SSS魂)「これは・・・」

俺は新たな姿となっていた、その姿はグレイトフル魂が青くなり、体中に戦線メンバーの顔が描かれている

かなで「中々シュールね」

影達「オオオオオッ!!!」ババッ

TK!

ゴースト「おおっと!」ヒョイ

俺はダンサーバリのステップで攻撃を回避していく

日向!大山!

ゴースト「ハアッ!」バキュン!

俺は銃を撃ちまくり

野田!

ゴースト「おりゃあああああああ!!!」ブンッ

ハルバードを振り回し

椎名!藤巻!

ゴースト「せいっ!」ズバン!

両手の剣で切り裂いた

松下!高松!

ゴースト「フンッ!!!」ドカァッ

渾身の力で殴り飛ばし

ユイ!ひさ子!関根!入江!

ゴースト「イエーイ!!!」ギュイーン♪

影達「ギャアアアアアアアアアア!!!」

音波攻撃で殲滅していった

影達「オオオオオ・・・」ズズズ・・・

すると、残りの影達が集まり・・・

巨大影「グオオオオオオオ・・・」

巨大化した

ゴースト「マジかよ・・・」

かなで「私の力も使って・・・ガードスキル、アイコンチェンジ」カッ

パアアアアアアア・・・

かなでちゃんも眼魂と化した

ゴースト「かなでちゃん・・・これが最後の・・・変身!!!」

テンカイガン!エンジェル!

守るは校則!食べるは麻婆!!!

ゴースト(ムゲンエンジェル魂)「力が、溢れてくる・・・」

巨大影「オオオオオオオオオオオオッ!!!」

ゴースト「行くぞ・・・」スッ

俺はサングラスラッシャーとディープスラッシャーを構えた

ダイカイガン!ギガオメガソニック!!!

ゴースト「俺は・・・俺達は・・・生きる!!!」

ライフサンシャイン!!!

ゴースト「うおりゃああああああああああ!!!」

ズバアアアアアアアアアアアアン!!!

巨大影「グワアアアアアアアアア!!!!!」

影はバラバラに砕け散った

しかし影はまた再生しようとする

影「オオオ・・・」

ゴースト「またか・・・」

しかしその時

ズズズ・・・

NPC「あれ?ここはどこだ?」

影はNPCに戻った

オヤスミー

タケル「これは・・・」

かなで「ゆりがやったんじゃないかしら」

いつの間にか俺から分離したかなでちゃんが答えた

タケル「そうか・・・良かった」

タケル「そういえば・・・皆は?」

まわりに戦線の皆の姿はなかった

かなで「あの変身の後・・・成仏したんじゃないかしら」

タケル「そうか・・・みんな満足して行ったのかな」

かなで「皆で楽しく過ごして、一緒に戦えたのだからきっと・・・ね」

タケル「じゃあなんでかなでちゃんは・・・」

かなで「私にはまだやることが・・・それよりゆりを」

タケル「そっか、行こう!」

俺達はゆりを追った





タケル「やること・・・か」

ゆりが行った場所には大量の壊れたパソコンがあった

誰かが座っていたであろうイスと、パソコンを壊したとみられるゆりの銃が置かれていた

姿は・・・なかった

かなで「ゆり・・・」

タケル「彼女は大切な人たちを守れた、だから・・・」

俺達は校庭にもどった

タケル「結局この世界って何だったんだろうな」

かなで「それはわからないわ、でも・・・」

かなで「あなたも・・・もう帰るべきなんじゃない?向こうの世界に」

タケル「・・・・・」

ムサシ「うむ、そうだな」

ノブナガ「我らが来た道を辿ってゆくがよいぞ」

タケル「そうですか・・・わかりました」

ツタンカーメン「ねぇ。もしここが若くして亡くなった人達が集まる場所だっていうなら・・・」

かなで「?」

ツタンカーメン「ここには来る人が少なくなればいいな、それが僕の願いだ」

かなで「・・・・・そうね」

タケル「じゃあ俺はもう行くけど・・・本当に来ないの?」

かなで「ええ、私は待ってなくちゃいけないから・・・」

かなで「私に、命をくれた人を」

そうか、あの記憶はその人の・・・

かなで「それじゃ、お元気で」

タケル「うん、そっちもね」

ムサシ「よし、行くぞタケル!」

俺は眼魂に導かれ、天へ昇っていった

かなでちゃんは、ずっと手を振っていた

その後、光の中を通り、途中赤毛の少年とすれ違ったが、声をかける間もなく俺の意識は途絶えた

俺は目を覚ました

アカリ「あ!タケル!」

御成「タケル殿!」

タケル「あれ?俺は・・・」

俺は眠っている間の事は覚えていなかった

御成「よかった・・・本当によかったですぞおおおおおお!!!!」

アカリ「バカ・・・心配したんだから・・・」グスッ

タケル「ゴメン、心配かけたね」

御成「すぐ宝生先生に知らせてこなくては!」

アカリ「マコト達にも知らせなきゃね!」

タケル「うん・・・」



何か・・・壮大な物語があった気がする、俺はそう感じた

それから数日後、俺はいつもの日常に戻っていた

そんなある日、俺は雑誌を読みながら朝食をとっていた

タケル「お、ガルデモのライブが近いな、チケット取っておかないと」

御成「タケル殿はそのバンドが好きですな~」

タケル「この間のマネージャーさんからの依頼を解決して以来ね、無口だけどいい人だったな・・・」

タケル「おっと、そろそろ学校行かないと」

御成「いってらっしゃいませ」

タケル「行ってきます」

??「あ、タケル殿!行ってらっしゃいませ!」

御成と最近修行にきた少年に挨拶し、俺は学校に行った

途中、柔道着を着た人や筋トレした眼鏡の人、子犬と戯れている女の人とすれ違った

そして学校が終わり、町を歩いていると

??「ちょっと野田君!肩車しないでよ!恥ずかしいじゃない!」

??「足くじいたゆりっぺを頬っておけるか!」

こんな変わったカップルや

??「よーし!ひなっち先輩次の試合もホームランお願いしますよ!」

??「任せとけ!」

車椅子の少女と野球少年のカップルを見かけた

そして・・・

??「~♪」

鼻歌を歌っている銀髪の少女を見かけた

俺はなぜか声をかけた

タケル「何か楽しい事でもあったの?」

??「これから初めてのデートなのよ」

タケル「そうなんだ」

??「おーいかなで~!!!」

??「あ、彼が来たわ、じゃあね」

タケル「うん、じゃあね」

タタタ・・・

かなで「今日はどこへ行くの?」

??「そうだな・・・まずはかなでの好きな麻婆を・・・」

俺はかなでという少女と彼氏だという赤毛の青年を見送りながら、こう感じずにはいられなかった






魂は、永遠に不滅だ

~おわり~

これで終わりです

途中グダった所もありましたが何とか書ききりました・・・

ゴーストのクロスSSは後2作品ほどやりたいのがあるのでいずれ書きたいです

ちなみにエンジェル魂はムゲン魂に天使の羽が生えた感じです

キャスト

天空寺タケル/仮面ライダーゴースト
西銘 駿

立華かなで
花澤香菜


仲村ゆり
櫻井浩美

日向秀樹
木村良平

高松
水島大宙

野田
髙木 俊

椎名
斎藤楓子

遊佐
牧野由依

藤巻
Michael Rivas

松下護騨
徳本英一郎

大山
小林由美子

竹山
市来光弘

直井文人
緒方恵美


岩沢雅美
沢城みゆき

ユイ
喜[スペランカー]英梨


NPC
出川哲朗



加藤浩次(極楽とんぼ)
六角精児
矢作 兼(おぎやはぎ)
マンボウやしろ
秋山竜次(ロバート)
吉村 崇(平成ノブシコブシ)


月村アカリ
大沢ひかる

御成
柳 喬之


英雄ゴースト
関 智一





赤毛の青年
神谷浩史

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