【安価あり】艦これバッドエンド (10)

バッドエンドの短いお話を、複数書いていく予定です。

※作者はこの板は初めてで分からないことだらけです。
※1話は書きましたが、次は決めていないので、安価でお話の主人公を決めます。
※更新はおっそいです。期待しないでおk。

では、投下します。主人公は磯風です。

~海岸~

提督と磯風は、久し振りの休暇を二人で過ごしていた。

磯風「今日は楽しかった。たまには外出するのも良いことだな。」

提督「ああ、そうだな。久し振りだったし、なにより磯風と一緒だから楽しかったぞ。」

磯風「なっ…///…わ、私も司令と一緒で楽しかったぞ?」カアア

提督「なんか恥ずかしいな…。」

磯風「今は『二人きり』だから良いだろう?」

提督「っ…そうだな。」チュッ

磯風「んっ…!?…はっ…ん…ぷはっ…そんな急にだと驚くじゃないか!」

提督「はは、悪い悪い。なぜかしたくなってな。」

磯風「もう…!…そういうのは帰ってから、な?」///

磯風「……じゃあ、帰ろうか、司令。」スッ


手を出し、微笑む磯風。その笑顔は、夕日に照らされ、美しく輝いていた。

提督は、答えるかわりに、磯風の手をしっかり握った。

磯風も、強く握り返した。そして、美しく微笑む。


磯風「司れ」

―――しかし、愛しい人を呼ぼうとした声は、爆発に飲み込まれ、届かなかった。

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何だ。何があった。何なんだ。どうなっているんだ。

何も見えない。何も聞こえない。意識が朦朧とする。

声も出ない。掠れた息だけが口から出るばかりだ。

「っ…」遅れて、彼女の体に鋭い痛みが走った。

「はっ…ぁ……くっ…」しばらく悶える。肌を刺すような痛みが、全身を襲う。

すがるように、右手に力を込める。何か、大切なものを握っている気がして。

やがて、徐々に痛みが引いていった。

痛みが引くに連れて、彼女の意識は覚醒していった。

段々と、目も見えるように、耳も聞こえるようになっていく。

朧気な視界に意識を向ける。

周りは、砂埃なのか、茶色一色だ。視界は、血のせいで、少し赤黒い。

耳に意識を向けると、微かに遠くで、砲声のような音が聞こえる。


磯風(…っ…た…しか、話していて……そうだ…司令…と…)

磯風「げぼっごほっ………だ、大丈夫か?司れ…い…」チラッ


横を向くと、そこに提督はいた。――――

――――腕だけの、変わり果てた姿で。


脳が理解するのを拒んでいる。ありえない。そんな、司令が、こんな、ありえない。ありえない、

ありえないありえないありえない――――

磯風「ぅあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

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