瑞鳳「祥鳳と温泉に行きたい」 (15)

瑞鳳ちゃんの進水日記念に。


※お姉ちゃん大好きな瑞鳳ちゃんのSS
※提督LOVEな瑞鳳ちゃんがお好きな方は閲覧注意
※この提督は祥鳳さんとケッコン済みです


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6月18日 ショートランド鎮守府 昼


提督「あー、だるいー」グダー

瑞鳳「ていとくー、寝てないでさー。仕事、しよーよ……」(←今日の秘書艦担当)

提督「あー、疲れたから寝てた」

瑞鳳「あのねぇ…… ほら。ちゃんと仕事する」

提督「へいへい……」


提督「ところで瑞鳳」

瑞鳳「……なによ」

提督「明日、お前の誕生日だけど、なんか欲しいもんあるか?」

瑞鳳「サラトガさんの持ってる艦載機」

提督「残念だがウチにサラトガはいねー」

瑞鳳「……じゃあ祥鳳を返して」

提督「はいいい?」

瑞鳳「あなたがケッコンした、私の姉の、祥鳳を、返してよ」

提督「やだぴょーん」

瑞鳳「……だよね」ハァ

提督「当たり前だろ」

瑞鳳「あーあ、なんで祥鳳もこんなのとケッコンしたんだろ……」

提督「ひでぇ言い草だな」

瑞鳳「祥鳳にいやらしいことする人、好きになれるわけないでしょ」プイ

提督「一応全機発艦してからおさわりしてるんだけどな~」ユビワチラ

瑞鳳「……そういう問題じゃないの!」

提督「ケッコンして本人からも了承済みなんだけどなぁ……」

瑞鳳「……爆撃するよ?」チラ

提督「ごめんなさい」

瑞鳳「……」

提督「……」


提督「で、結局なにがいいのさ。艦載機のプラモ? ゴルトフェニックスのフィギュア?」

瑞鳳「祥鳳」

提督「え、お前さんも祥鳳にエロいことすんの?」

瑞鳳「違うわよバカ! 提督が祥鳳のこと独り占めしてるから! 私も祥鳳と一緒にいたいの!」

提督「あぁ……。なるほどね……」

瑞鳳「ケッコンしてから、いつも祥鳳のこと独り占めしてるくせに……」

提督「ヤキモチか」ニヤニヤ

瑞鳳「なによ! 祥鳳は私の家族なんだから!」

提督「俺の家族でもあるがな」

瑞鳳「血のつながった家族の方が大事だもん!」

提督「ふふ……。お姉ちゃんにべったりな瑞鳳はかわいいなぁ……」ニヤニヤ

瑞鳳「もう! 子ども扱いしないでよ!」

提督「まあいいや。そしたら、誕生日プレゼントは祥鳳で決まりだな」

瑞鳳「……えっ? いいの?」

提督「好きにしろ。明日一日くらい、いっぱいお姉ちゃんに甘えてこい」

瑞鳳「ホントに!? やったぁ!」キャッ

そして6月19日……


提督「……というわけで、瑞鳳への誕生日プレゼントとして、今日一日は瑞鳳と付き合って

あげてくれ。秘書艦は漣にやってもらうんで」

祥鳳「はい! 喜んで……!」ニッコリ

提督「やけに嬉しそうだな」

祥鳳「ふふ。そうですか?」

瑞鳳「だって、マダオよりかわいい妹と一緒の方がいいに決まってるじゃない!」プン

祥鳳「瑞鳳、ダメよ。提督にそんなこと言っちゃ」

提督「そうだそうだー」

瑞鳳「なによ! このマダオ!」

祥鳳「はいはい。ふたりともそれくらいにして」

瑞鳳「むむむ……」

提督「ぬぬぬ……」

祥鳳「それでは行ってまいります。提督」ペコリ

提督「おう。気をつけてな。いってらっしゃい祥鳳」

瑞鳳「じゃあ行こっ。祥鳳」

提督「はいよー。楽しんでこいよー」


スタスタ



提督「行ってしまったか……祥鳳……」ショボン

漣「まあまあ。さみしがらないで。たった一日だけでしょう、ご主人様?」

提督「まあそうだけど」

漣「それに、瑞鳳さんの誕生会も準備しなきゃいけないんですから、ちゃんと働いてくださいね? ご主人様?」

提督「ああ、わかってるさ」

漣「ふふん。では、祥鳳お姉様たちのかわりに、今日はこの漣が面倒を見てあげますぞ。ご主人様?(○`ω´○)」

提督「おう。よろしくな」

漣「では、この漣にお茶を淹れるのじゃ( ^-^)o旦」

提督「なんでやねん!」


ゴソゴソ


漣「と言いつつお茶っ葉用意するご主人様萌え(*´∀`*)」

提督「うるさいよ!」


瑞鳳「♪゜・*:.。. .。.:*・♪」

祥鳳「瑞鳳、うれしそうね」

瑞鳳「だって、姉妹ふたりでおでかけなんて、久しぶりなんだもん!」

祥鳳「ふふ。いつも鎮守府で一緒じゃない」

瑞鳳「それとこれとは、話は別なの!」

祥鳳「そ、そうなのね……」


瑞鳳「ねえ、祥鳳……」

祥鳳「なあに?」

瑞鳳「今日一日だけ……、おねえちゃんって呼んでもいい?」

祥鳳「もちろん」ニコ

瑞鳳「ほんと! えへへ……」ギュウ

祥鳳「むしろいつもおねえちゃん呼びでもいいのよ?」ニコニコ

瑞鳳「そ、それは恥ずかしいから、き、今日だけ!」

祥鳳「そう……」シュン

祥鳳(恥ずかしがらずに「お姉ちゃん」って呼んでくれればいいのに……)

祥鳳「それで、今日は何する?」

瑞鳳「うーんとね……。じゃあ、ふたりで温泉いこっ!」

祥鳳「えぇ。いいわよ」

瑞鳳「えへへ……」


ショートランド温泉


瑞鳳「今日は空いてるね」

祥鳳「ええ」

瑞鳳「じゃあ、早速入っちゃいましょう!」

祥鳳「そうね」ヌギヌギ

瑞鳳「……」ジーッ

祥鳳「ず、瑞鳳……?」

瑞鳳「お姉ちゃん、肌きれい……」ポッ

祥鳳「も、もう……。瑞鳳ったら……」テレテレ

瑞鳳「そういえば、あんまり日焼けしてないんだね」

祥鳳「こう見えて、ちゃんと出撃前に日焼け止めはしてるんだから」

瑞鳳「そうなんだ……」

祥鳳「あ、あんまりジロジロ見ないで……」

瑞鳳「だってお姉ちゃん、きれいなんだもん……」

祥鳳「は、恥ずかしいからやめて……。さ、さっ! 早く温泉入ろう! ねっ?」

瑞鳳「う、うん……」

瑞鳳(お姉ちゃん、また胸おっきくなってる……)



それから10分後……


チャポーン


祥鳳「いい湯ねぇ……」

瑞鳳「そうだねぇ……」

祥鳳「ふう……」

瑞鳳「今更だけど、あの長い髪の毛、よく束ねられたね……」

祥鳳「コツをつかめば、結構簡単よ」

瑞鳳「そうなんだ……」

瑞鳳「……」

祥鳳「……」

瑞鳳(お姉ちゃん、きれいだなぁ……)

祥鳳「たまには温泉もいいわねぇ……」

瑞鳳「うん……」

祥鳳「……」

瑞鳳「……ふう」


瑞鳳「ねえ、お姉ちゃん」

祥鳳「どうしたの?」

瑞鳳「ひとつ、聞いてもいい?」

祥鳳「いいけど……」

瑞鳳「なんで……。提督とケッコンしちゃったの?」

祥鳳「え?」

瑞鳳「だって、祥鳳には、お姉ちゃんには、私がいるのに……。なんで提督なんかと……」

祥鳳「瑞鳳……。それは……」

瑞鳳「ずっと、お姉ちゃんと一緒だと思ってたのに……。なんで……?」グス

祥鳳「……瑞鳳」



瑞鳳「祥鳳。最近、漣ちゃんや提督とばっかり、仲良くしてるよね……」

祥鳳「そ、そんなことないわよ……」

瑞鳳「私が妹なのに……。ホントは私のこと嫌いなの?」

祥鳳「瑞鳳……。そんなことないわよ」

瑞鳳「……」

祥鳳「……もう、ヤキモチやきね。瑞鳳は」

瑞鳳「ヤ、ヤキモチなんてやいてないもん!」

祥鳳「瑞鳳と、漣ちゃんと、それから大鯨と、みんなのお姉ちゃんでいいじゃない?」

瑞鳳「でもぉ……」

祥鳳「あなたも、漣ちゃんも、大事な妹だから」

瑞鳳「……」

祥鳳「よしよし」ナデナデ

瑞鳳「……お姉ちゃん」

祥鳳「瑞鳳。別に結婚したからって私は、あなたのこと嫌いになったりとかしないわよ」

瑞鳳「お姉ちゃん……。ホントに!?」

祥鳳「本当よ。ウソなんか、ついたりしないから」

瑞鳳「そっか。よかった……」

祥鳳「もう。瑞鳳は心配しすぎよ……」ナデナデ

瑞鳳「だって、だって……」グズ



瑞鳳「ねえ、お姉ちゃん……。これからも、いなくならない? そばにいてくれる?」

祥鳳「大丈夫。約束する」

瑞鳳「ホントに?」

祥鳳「ホントよ。たとえ結婚したって、私はいつまでも瑞鳳のお姉ちゃんだから」

瑞鳳「お姉ちゃん……」

祥鳳「困ったことがあったら、いつだって助けてあげるし、瑞鳳のこと、何があっても守っ

てあげるわよ」

瑞鳳「お姉ちゃん……」ウルウル

祥鳳「よしよし」ナデナデ

瑞鳳「……ありがとう。お姉ちゃん」クスン

祥鳳「はいはい。泣かないの。今日はあなたのお誕生日でしょ? ねっ?」

瑞鳳「だって……。ずっと怖かったんだもん……! いつか、私が捨てられちゃうんじゃないかって……! また珊瑚海の時みたいに、わたしを置いてどっかに消えちゃうんじゃないかって……!」ポロポロ

祥鳳「心配しなくても、私はどこにもいかないわよ」ニコ

瑞鳳「お姉ちゃん……!」

祥鳳「瑞鳳。おいで」

瑞鳳「お姉ちゃん……」ギュッ

瑞鳳「えへへ……。お姉ちゃんのお肌すべすべしてる……」サスサス

祥鳳「もう、瑞鳳ったら……」

瑞鳳「えへへ……」



祥鳳「瑞鳳。帰ったら、またみんなでお誕生日パーティやりましょうね」

瑞鳳「……うん!」

祥鳳「誕生日ケーキ、実はもう作ってあるから」

瑞鳳「ホント!? やったぁ!」

祥鳳「ふふ……」



瑞鳳「ねえねえお姉ちゃん」

祥鳳「なあに?」

瑞鳳「お姉ちゃん、だーい好き♪」ニッコリ

祥鳳「瑞鳳……///」

瑞鳳「えへへ……」

祥鳳「じゃあ、そろそろ上がりましょうか」

瑞鳳「……うん!」


このあと、鎮守府帰って滅茶苦茶誕生日祝った



おしまい

瑞鳳ちゃん、進水日おめでとうございます!!!

ヽ(*´∀`)ノオメデト─ッ♪

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