【安価】ゴールデン・ダンガンロンパ【オリロンパ】 (204)


・このSSはオリロンパです。苦手な方はご注意下さい。
・エタらないよう更新速度を上げるため、少々駆け足気味になるかもしれません。ご了承下さい。
・無印、2、V3、等ダンガンロンパシリーズのネタばれを含みます。


と、前置きはこのくらいで、まずはキャラ作成を始めますよ。
とりあえず???をのぞいた15人分の才能を集めましょう。

1人で才能をいくつあげてもオッケーです。
しばらく様子を見て15人分くらい集まってきたら、その中から>>1が決めますね。

では早速お願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497792437

薬師
恋愛相談員
冒険家
執事
メイド

レーシングドライバー
サバイバー
ラーメン職人
貿易商
地域おこし協力隊
格闘ゲーマー
測量士

すでに15人以上あげてもらってますが、一応もう少し、具体的には10分くらい待ちます。
どんどんあげてもらえるとうれしいです。

類人猿
テロリスト
警備員
遊具デザイナー
造園技師
隕石マニア
化石マニア
麻薬ディーラー
化石人類


では募集を締め切ります。
ありがとうございました!

ただいま選定中……しばしお待ちを……

ユーフォロジスト(又はコンタクティー)
ショーファー
フリスビー選手
ハイジャック (乗っ取り犯)
企画委員
アマチュア無線同好会

くそぉ、もう少し早く見つけとけば…

男子
☆【超高校級のゲームクリエイター】
【超高校級の道化師】
【超高校級のテロリスト】
【超高校級のゴールキーパー】
【超高校級の執事】
【超高校級の酪農家】
【超高校級の放送委員】
【超高校級の???】
女子
【超高校級の探偵】
【超高校級の情報屋】
【超高校級の書道家】
【超高校級のラーメン職人】
【超高校級の令嬢】
【超高校級のベビーシッター】
【超高校級の応援団長】
【超高校級のミュータント】


お待たせしました!
以上16人で決定ですよ。
ちなみに☆マークのゲームクリエイターが主人公となります。

名前決めとかある?

ではキャラの詳しい設定の決め方を説明します。


才能:超高校級のゲームクリエイター
名前:山田 太郎(やまだ たろう)
キーワード:勇敢

上記のように、才能を一つ選び、名前とキーワードをつけてレスしてください。
全てのキャラを一気に募集するので、好きなキャラの設定をあげて下さい。
何人分あげてもらってもオッケーです。

全員分がある程度集まったら、その中から>>1が組み合わせて決定します。

ではよろしくお願いします。

ゲームクリエイター
蛭巣 離世男
(ひるす りぜお)
ゲーム感覚

ミュータント
草羽 有海(くさば あるみ)
水かきと翼付き

ラーメン職人
節生 空味 (ぶしょう からみ)
肥満体型

超高校級の令嬢
鳳 聖 (おおとりひじり)
引っ込み思案

テロリスト
矢作 佑磨(やはぎ ゆうま)
ツンデレ優しい

ゴールキーパー
楽堂 唯馬(らくどう ゆいま)
いたずらっ子なムードメーカー

執事
高橋 昴(たかはし すばる)
簡単な医療技術がある

執事
過糖 主義(かとう しゅぎ)
自分に厳しく、他人に激甘

酪農家
山野宮 飜助(やまのみや ぽんすけ)
ヤンデレ気質

単体
久津見 霊歌(くつみ れいか)
動けないほどの肥満体型

書道家
雪月花 美琴(せつげつか みこと)
文武両道

ゲームクリエイター
立花 優雅(たちばな ゆうが)
心優しい少年

令嬢
城ヶ崎 瑠璃(じょうがさき るり)
曲がったことは許さない性格

探偵
奈落 聖羅(ならく せいら)
人を犠牲にしてでも真相を明らかにする

書道家
雪月花 美琴(せつげつか みこと)
文武両道

ゲームクリエイター
立花 優雅(たちばな ゆうが)
心優しい少年

令嬢
城ヶ崎 瑠璃(じょうがさき るり)
曲がったことは許さない性格

探偵
奈落 聖羅(ならく せいら)
人を犠牲にしてでも真相を明らかにする

???
八見 龍 (やみりゅう)
盲目

>>49探偵誤字ですすみません

超高校級の令嬢
輝夜乙姫(カグヤオトヒメ)
箱入り娘

才能 ゲームクリエイター 名前木兎宮 械斗(つくみや かいと) 塾考

才能 道化師 幸方 ジェイソン(さちかた -----) 笑い上戸

才能 テロリスト 反城 飯ノ介 (はんじょう いいのすけ) 冷静沈着

才能 ゴールキーパー 門田 保(もんでん たもつ) 超ネガティブ

才能 執事 貝田 洋正 (かいだ ようせい) 苦労人

才能 酪農家 久野 雅良(くの まさよし) それもまた良し

才能 放送委員 細谷 一樹(ほそや かずき) 実況癖

才能 ??? 梨川 有(なしかわ ある) 言動不一致

才能 探偵 策 くるみ (さく ---) 皮肉屋

才能 情報屋 白部 未来(しらべ みら) 人間観察

才能 書道家 柿沢 密李 (かきざわ みつり) 背徳的

才能ラーメン職人 面島 千代(つらしま ちよ) がめつい

才能 令嬢 鏡堂 由美子(かがみどう ゆみこ) 一筋縄じゃいかない

才能 ベビーシッター 明石 心(あかし こころ) 自称お姉様

才能 応援団長 長内 龍華(おさない りゅうか) 姉貴肌

才能 ミュータント 異常院 弥生 (いじょういん やよい) 現実至上主義

ラーメン職人
支那竹 メンマ(しなちくめんま)
ラーメン屋に関する料理は超一流、それ以外は普通

ゲームクリエイター
七山 夏樹(ななやま なつき)
人の感情を察するのが得意

ゴールキーパー
小森 健人(こもり けんと)
エロい下ネタ好き

放送委員
七色 声音(なないろ こわね)
司会進行やアドリブが得意

超高校級の書道家
久住撫子(クズミナデシコ)
正義の心

【超高校級のテロリスト】
名前:王 烏景 (ワン ウージン)
キーワード:機械的

ゲームクリエイター
尾張 始 (おわりはじめ)
心優しい

では23時50分までで募集を一旦締め切ります。

???
最上十夜(もがみとおや)
気を引く性格

令嬢
鏡池 舞宮(かがみいけ まみや)
不美人なことにコンプレックス

超高校級のテロリスト
桐生院爆羅(キリュウインバクラ)
サプライズ大好き

???
黒須 臥夜(くろす がいや)
主人公に親しく協力的に接する

ラーメン屋
面倒 敦子(めんどう あつこ)
動けるぽっちゃり

応援団長
浜渦 岬(はまうず みさき)
正直で素直

応援団長
轟 優 (とどろきゆう)
ロリ娘

では募集を締め切ります。

ただいま選定中……しばしお待ちを……

超高校級のベビーシッター
水瀬小雪(ミナセコユキ)
OFOFFが激しい

男子
【超高校級のゲームクリエイター】
名前:七山 夏樹(ななやま なつき)
キーワード:『ゲーム感覚』『熟考』

【超高校級の道化師】
名前:アルルカン
キーワード:『嘘つき』『あまのじゃく』

【超高校級のテロリスト】
名前:反城 飯ノ介(はんじょう いいのすけ)
キーワード:『英雄』『自己中心的』

【超高校級のゴールキーパー】
名前:打留 キール(うちどめ きーる)
キーワード:『努力家』『超ネガティブ』

【超高校級の執事】
名前:湖三崎 日向(こみさき ひゅうが)
キーワード:『世話焼き』『他人に激甘』

【超高校級の酪農家】
名前:白牛 見来(しろうし みるく)
キーワード:『後輩気質』『純朴』

【超高校級の放送委員】
名前:振太刀 鳩郎(ふるたち はとろう)
キーワード:『実況癖』『アドリブ得意』

【超高校級の???】
名前:天霧 凪(あまきり なぎ)
キーワード:『盲目』『親しい性格』

女子
【超高校級の探偵】
名前:奈落 聖羅(ならく せいら)
キーワード:『犠牲を厭わない』『威圧感』

【超高校級の情報屋】
名前:篠原 七(しのはら なな)
キーワード:『人間観察』『パンクファッション』

【超高校級の書道家】
名前:綴紙 未来(つづりがみ みらい)
キーワード:『文武両道』『正義の心』

【超高校級のラーメン職人】
名前:喜多方 希久子(きたかた きくこ)
キーワード:『ラーメン以外は普通』『黒ギャル』

【超高校級の令嬢】
名前:風巻 椿姫(かざまき つばき)
キーワード:『病弱』『執事嫌い』

【超高校級のベビーシッター】
名前:和木 美心(やわらぎ みここ)
キーワード:『慈愛』『イケメン女子だが中身乙女』

【超高校級の応援団長】
名前:長内 龍華(おさない りゅうか)
キーワード:『正直で素直』『ロリ娘』

【超高校級のミュータント】
名前:No.13
キーワード:『偏った知識』『翼付き』


お待たせしました。
以上16人で決定です!
ありがとうございました!

本編開始は今日中にやりますよー
準備でき次第お知らせしますね。

お待たせしました。
プロローグを始める準備が出来ましたよー!

さっそく始めてもいいですかね?




────PRESS START BUTTON

ピッ

────NEW GAME

ピッ

────ナマエ ヲ ニュウリョク シテ クダサイ

ピピピッ

────ナナヤマ ナツキ デ ヨロシイ デスカ ?

ピッ

────NOW LOADING……NOW LOADING……




【ゴールデン・ダンガンロンパ】
    GAME START




目が覚めると、そこは見知らぬ空間だった。

レンガ造りの壁や床。

薄暗い室内には小さなランプの明かりだけが灯っていた。

???「……まるで中世ヨーロッパみたいだな」

腰を上げて辺りを見渡すと、そこが個室で、ボクしか居ないことが分かった。

???「えーと、そもそもどうしてボクはこんな所で寝ていたんだっけ?」

寝起きで上手く回らない頭を必死に働かせ、記憶呼び起こす。

そう、あれは確か────


◆ ◆ ◆ ◆


ギフテッド制度。

それは政府公認の優れた高校生に、多額の奨励金と様々な特権を与える、言わば奨学金制度の凄い版みたいな奴だ。

ギフテッド制度に選ばれるのは、各分野で一流の活躍を見せる才能溢れる高校生だけ。

才能溢れる彼らは、巷で【超高校級】なんて呼ばれてる程の有名人ばかり。


そんな超が何個も着くほど凄いギフテッド制度に、このボク──七山 夏樹(ななやま なつき)も選ばれたんだ。


ボクは幼い頃からゲームが好きだった。

好きと言っても、ただゲームやることだけが好きだったわけじゃない。

ボクはゲームを作ることも大好きだったんだ。

小学生の時には既に幾つものゲームを製作していて、中でも『SEVENTH STORY』シリーズ──通称『ナナスト』シリーズは累計1000万本も売り上げた。

そんなボクも高校生になり、晴れてギフテッド制度に選ばれ、【超高校級のゲームクリエイター】と呼ばれるようになったんだ。


しかし、ある日。

ボクはギフテッド制度を施行している政府機関からの手紙を受けとったんだ。


『七山 夏樹 様へ』

『この度、ギフテッド制度の対象者である皆様方に重大なお知らせをする事となりました』

『付きましては、以下の日時に庁舎ビル五階のまでお越し下さいませ』


手紙の内容に従い、ボクは指定場所を訪れた。

しかしその建物に入る直前。


七山「あ、あれ……っ!?」

目の前が歪んだ。

バグまみれのプログラムのように不鮮明に。

フリーズしたシステムのように唐突に。

ボクの意識は暗闇へと閉ざされたのだった。


◆ ◆ ◆ ◆


七山「──で、今に至るって訳か」

ボクは改めて室内を見回す。

窓は付いておらず、一つだけあるドアをのぞけば完全なる密室。

しかも監視カメラやモニターが天井からぶら下がっている。

明らかに異様。

果てしなく異様だ。

七山(もしかしてこれ拉致監禁って奴なんじゃ……)

ボクは慌ててドアに駆け寄ると、ノブをひねる。

すると意外なことにすんなりと回った。

七山「鍵はかかってないみたいだ、よかった」

七山(一体ここは何処なんだろ? 急に気を失って、目を覚ましたら見知らぬ場所なんて……)

七山(これじゃあ、まるでゲームみたいだ!)

そう考えると何だかワクワクする状況かもしれない。

しかも部屋の雰囲気は、おあつらえ向きの中世ヨーロッパ風。

某王道RPGを思い出すなぁ。

七山「さてと、やっぱりRPGの基本は情報収集だ!」

ボクはドアノブをガチャリと回し、ゆっくりと押し開ける。

ここが何処なのか。

どうしてボクはここに居るのか。

その答えが、この先にあると信じて。

最初の一歩を踏み出した。



しかし、ボクはまだ知らなかった。

その一歩が、ゲームのような夢が膨らむ世界へではなく、悪夢のような地獄へ向かう一歩だと言うことを。




PROLOGUE【不完全チュートリアル】




扉の先に広がっていたのは、室内と同じようにレンガで造られた長い廊下だった。

その廊下の先の大きな観音開きの扉を見つけた。

ボクは小走りで近付くと、耳を澄ませる。

七山(中から話し声が聞こえるな……誰かいるみたいだ)

それを確認するとボクは扉を開いた。


中は大広間。

両脇に階段があり、いわるゆお城の入り口にあるホールのようだった。

大理石で出来た床。

頭上には巨大なシャンデリア。

しかしボクの目を釘付けにしたのは、それらの豪華な装飾ではなく。



────彼らの存在だった。


???「おや、もう1人来たみたいだね」

???「もしかして、貴方もギフテッド制度の対象者の方でしょうか」

七山「そうだけど……皆も超高校級なのか?」

???「ええ、そうなんです。手紙で呼び出されて、ビルの前まで来た記憶はあるのですが……」

???「全員そろって意識を失ったなんておかしいッス」

???「やっぱり誰かに誘拐されたんだわ!」

そこには様々な格好をした男女15人が居た。

どの人も一筋縄じゃいかない雰囲気を持っている。

七山(こ、この人達が【超高校級】なのか……なんか変な人ばかりだな)

???「ねえ、そこの君」

七山「え? 何?」

???「君も自己紹介をしたらどうかな? 名前が分からないと話し合いも出来ないしさ」

七山(自己紹介か……)


安価↓2 自己紹介の相手


白牛「えへへ、自分は白牛見来、【超高校級の酪農家】ッス。よろしくッス先輩♪」


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【超高校級の酪農家】白牛 見来(しろうし みるく)

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牛柄のマフラー。緩く巻かれた茶髪。

くりっとした瞳。少しぶかぶかの上着の袖からちらりとのぞく細指。

一見すると女子に見えてしまいそうなほど顔の整った男だ。

七山「っていうか先輩って何? 同じ高校生だろ?」

白牛「それはそうッスけど……自分、基本的に尊敬する人には先輩ってつけて呼ぶんスよ」

白牛「自分、田舎でずっと酪農ばっかやってたんで、他の超高校級の人に会うの初めてッス」

白牛「ここにいるのは皆さん超高校級の人なんスよね? だったらやっぱり尊敬に値するッスよ」

白牛「それとも……自分に先輩って呼ばれるのは嫌ッスか?」

七山「別に嫌じゃないけど」

白牛「じゃあ決まりッス! よろしくお願いするッス、七山先輩♪」

嬉しそうに笑う白牛。

まるで女みたいな華奢な体つきなのに、酪農家なのか。

流石は超高校級だな。


白牛と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


安価↓2 自己紹介の相手



風巻「こほん、私は風巻椿姫……不本意だけど【超高校級の令嬢】なんて呼ばれてるわ」


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【超高校級の令嬢】風巻 椿姫(かざまき つばき)

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清楚なドレスに身を包んだ少女は、艶やかなブロンドの髪をなびかせている。

風巻「貴方も知っているでしょうけど、私、あの風巻グループの社長令嬢なのよ」

風巻「でも、勘違いしないで頂戴。私はお父様の会社の力を使って何かするつもりはないわ」

風巻「むしろ、私は会社の力に頼らなくてもやっていける事を証明したくてギフテッド制度に──」

七山「ちょ、ちょっと待った!」

風巻「あら、何かしら?」

七山「そもそもボク、風巻グループって知らないんだけど……そんなに大きな企業なの?」

風巻「ふぇっ!? し、知らないって、世界有数の大企業なのに!?」

七山「いや、ゲーム業界以外のリアルの事って余り興味なくって」

風巻「どんだけ世間知らずなのよっ!? って、ゴホッ、ゴホッ!」

激しくツッコんだ所為か、風巻は苦しそうにむせる。

すると、すぐ後に控えていた男が、すっ、と前に出てきた。

???「嗚呼、お嬢様! 大丈夫ですか? 早くこの薬を……」

風巻「だ、大丈夫よっ! ちょっとむせただけじゃない!」

???「しかし、万一、お嬢様の身に何かあったらと思うと…」

風巻「大丈夫って言ってるでしょ! あっち行ってってば!」

薬を与えようとする男を風巻は邪険に扱う。

七山「えっと、そっちの彼は?」

???「これは失礼しました。自己紹介が遅れました」


湖三崎「私は湖三崎日向。椿姫お嬢様の執事をさせて頂いております」


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【超高校級の執事】湖三崎 日向(こみさき ひゅうが)

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黒い執事服をまとった紳士風の男。

さっきのやりとりを見る限り、風巻にはあんまり好かれてなさそうだけど。

湖三崎「申し訳ありません、七山様。自己紹介はこのくらいで、今はお嬢様に薬を飲んで頂くのが先決ですので」

風巻「だから、いらないわよ!」

湖三崎「で、ですが……」

うーん。

過保護執事と反抗期お嬢様か。

なんだかヘンテコなコンビだな。


風巻と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》

湖三崎と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


安価↓2 自己紹介の相手



篠原「【超高校級の情報屋】、篠原七。これ名刺、取っといた方が良いよ」


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【超高校級の情報屋】篠原 七(しのはら なな)

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ダメージジーンズを履いた背の高い女性。

顔のあちこちにピアスをしていて、髪もゴシックピンクに染めている。

七山「情報屋?」

篠原「ああ、そうさ。金さえ積んでもらえりゃ、ありとあらゆる情報を売ってあげるよ」

篠原「アンタも欲しいネタがあったら良いなよ、格安で紹介してあげる」

七山「ちなみに値段は?」

篠原「情報のランクにもよるけど……とりあえず百万は用意して」

七山「ゲームでもリアルでも、情報屋が金にがめついのはお約束なんだな」

篠原「やだね、がめついなんて人聞きの悪い。アタシは正当な報酬だと思ってるよ」

篠原「まあ、でも、アンタがどうしてもって言うなら、タダで売ってやっても良いよ」

七山「…? どうしてそんな親切なんだ? 何か裏があるとか」

篠原「なに、ちょっとした興味さ。アンタからはアタシと同じ匂いがするからね」

そう言うと、篠原はクスッと笑う。

だがその目だけは笑ってなくて、ボクを真っ直ぐと見つめてきたのだった。


篠原と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


安価↓2 自己紹介の相手


綴紙「わたくしは綴紙未来と申します。書の道を嗜む者として、画仙紙の様に穢れなき清き関係を、何卒よろしくお願い申し上げます」


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【超高校級の書道家】綴紙 未来(つづりがみ みらい)

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薄い柄の和服を着こなし、凛とした佇まいを見せる少女。

透き通るような白い肌は、流れる黒髪に映え、まるで作り物かのような透明度だ。

綴紙「七山さんは『げいむくりえいたあ』なるものと伺いました」

綴紙「わたくし勉強不足故、『げいむくりえいたあ』がいかなるものかを存じ上げなくて、もし宜しければご教授、ご鞭撻、承りたいのですが」

七山「その言い方もしかして…ゲーム自体を知らないのか!?」

綴紙「げいむ、ですか? 申し訳ありません……わたくし書の道一筋でしたもので」

七山「そんな馬鹿な!? 信じられない!!」

七山(ゲームを知らずに十数年間も生きるなんて、どんな地獄なんだそれ……)

七山「よし、とりあえずここから出たらゲームをしよう! ボクの作った最高に面白いゲームを紹介するから!」

綴紙「本当ですか! ありがとうございます、七山さん。楽しみにしておきますね」

心底嬉しそうな顔で喜ぶ綴紙。

でも、未だにゲームを知らない若者が居るなんて想定外だった。

まだまだボクも精進しないとな。


綴紙と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


安価↓2 自己紹介の相手


天霧「私は天霧凪と言う者です。どうやら大変な事態に巻きこまれているようですが、よろしくお願いしますね」


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【超高校級の???】天霧 凪(あまきり なぎ)

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まぶたを閉じたまま、穏やかな表情を浮かべる優男。

手に持った杖。

おぼつかない足下。

まさか、この人は───

天霧「その通りです。恥ずかしながら私は光を失ってしまいましてね」

七山「…! まだ何も言ってないのに」

天霧「エスパーですからね」

七山「えっ!?」

天霧「ははは、冗談です。目が見えなくなると他の感覚が研ぎ澄まされると言う奴ですよ」

天霧「心音や所作の雰囲気から、私は他人が何を言いたいのかが何となく分かるときがあるんです」

七山(それってほとんど本物のエスパーなんじゃ……)

七山「なあ、天霧の超高校級の才能って何なんだ?」

天霧「超高校級の才能ですか? そうですね……」

天霧「今は秘密、とだけ言っておきましょう」

意味深な笑みを浮かべる天霧。

まるで視力がないとは思えないほどの、余裕を感じさせた。


天霧と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


安価↓2 自己紹介の相手


喜多方「こんちゃーしゅー! カリスマラーメンJKこと喜多方希久子だよ~! よろよろ~!」


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【超高校級のラーメン屋】喜多方 希久子(きたかた きくこ)

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黒く日焼けした肌に、派手な髪型と服装。

そしてやたらとハイテンションな挨拶をかましてくる少女は、馴れ馴れしくボクの肩を抱いてきた。

喜多方「へいへ~い、そこのボーイは醤油派? 味噌派? それとも塩派?」

七山「な、何の話だよ?」

喜多方「決まってるっしょ~、ラーメンだってラーメン!」

喜多方「ウチこう見えてもラーメン職人……もといカリスマラーメンJKだからさぁ」

こんな人がラーメン職人?

まったく、美味しいラーメン作りそうな気配がしないんだけど。

喜多方「あ~! 今、美味しいラーメン作りそうな気配がしないって顔したっしょ~?」

七山「な、何故分かった!?」

喜多方「あはははは~、今度めっちゃ美味しい、神のごとく美味しいラーメン食べさせたるから待ってろよ~?」

喜多方「じゃ、というわけで、ばいならーめん!」

謎の挨拶を残して、喜多方は去って行った。

テンションが高すぎてついて行けなかったなぁ。

これが超高校級か。


喜多方と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


ごめんなさい今日はここまでです。

思ったより進まなかったな……

続きは水曜日です。

寝過ごしてしまった!
本当に申し訳ありません。

今日の夜は必ず更新します。
寝てしまわないように、少し早めに始めるかもしれません。


お待たせしました!

では続きから始めていきますね。


安価↓2 自己紹介の相手


アルルカン「ハーイ! マイネームイズ・アルルカン! 泣く子も爆笑の【超高校級の道化師】とはミーのことサ!」


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【超高校級の道化師】アルルカン

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目元を隠すマスクの様な物をつけた怪しげな男は、軽快な口調で名乗った。

七山「道化師ってことはピエロってこと?」

アルルカン「ノンノン、ミーはただのピエロではないんダヨ」

アルルカン「表の顔は明るく楽しいサーカス団の司会役、でも裏の顔は闇の世界で生きる孤独な殺し屋」

アルルカン「それがミーなのサ!」

七山「そ、そんなハードな設定があるの!?」

アルルカン「アハハッ! モチロン、これはジョークなんダ。ただのピエロジョークなんダヨ」

七山「だろうと思った」

アルルカン「本当の裏の顔は社会を牛耳る黒幕的存在……」

七山「それもジョークだろ?」

アルルカン「アハハッ! どうだろうネ?」

ニヤリと口元を歪めて笑うアルルカン。

その仮面の下からのぞく瞳は、どこか不気味で、ボクは少しだけ恐怖を感じるのだった。


アルルカンと仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


安価↓2 自己紹介の相手


和木「私は和木……和木美心。ベビーシッターをしているよ。これからヨロシクね」


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【超高校級のベビーシッター】和木 美心(やわらぎ みここ)

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そう名乗った彼女は、短めに揃えた髪をスッと手でかき上げ、爽やかにはにかむ。

女子にしては背が高く、見ようによっては美少年のようにも思える。

和木「それにしても参ったね。気がついたらこんな所に居て……私まだやらなきゃならない仕事があるんだけどな」

七山「仕事…?」

和木「言ったろう? 私はベビーシッターをしているんだ」

和木「だから、受け持ちの赤ちゃん達の所に行かなくちゃならないんだよ」

和木「ああ、心配だなぁ。早く仕事に戻りたいよ」

七山「随分仕事熱心なんだな」

和木「当然だよ。ベビーシッターは大切な赤ちゃんの命を預かる仕事なんだ」

和木「いかなる時でも愛を持って赤ちゃんの世話をする。それがベビーシッターである私にとって最も大事なことだからね」

そう答える和木の表情は、慈愛に満ちあふれているようだった。

和木美心か、超高校級のベビーシッターか。

見た目だけじゃなくて心までイケメンな奴なんだな。


安価↓2 自己紹介の相手


反城「俺様は反城飯ノ介、世界を救う使命を持った男だ! 覚えておけ!」


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【超高校級のテロリスト】反城 飯ノ介(はんじょう いいのすけ)

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七山「世界を救う使命って、中々壮大なスケールだなぁ」

反城「俺様はそれだけの覚悟を背負って、革命を成し遂げるってことだ!」

反城飯ノ介という名前は聞いたことがある。

様々な国や地域に赴き、腐敗した政治や権力者を追放させた事がある、有名なテロリストだ。

過激な武力行使や、犯罪行為などから国際的に非難が絶えないが、実際に現地で救われた民衆は、彼のことを『英雄』と崇めるらしい。

七山(でも、そんなテロリストまで援助するなんて、ギフテッド制度の選出基準はよく分からないな……)

反城「おい七山とか言ったな? 貴様にはどんな使命がある? どんな革命を起こす?」

七山「革命か……そうだなぁ、やっぱり誰も見たことない新感覚のゲームを作って、業界に新たな歴史を刻みたいな!」

反城「ふむ、なるほどそれが貴様の使命! 貴様の革命か!」

反城「よかろう、ならば俺様が見届けてやる!」

反城「安心するんだな! この俺様が見届けるということは既に成したと同然! なぜらな俺様は『英雄』だからだ!」

仁王立ちでふんぞり返る反城。

偉そうで傲慢な態度だけど、何処か引きつけられる気がする。

流石『英雄』と呼ばれるだけのことはあるな。


反城と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


安価↓2 自己紹介の相手


打留「ぼ、僕の名前は打留キールだよ。ゴールを守る事くらいしか能のないノロマなんだ」


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【超高校級のゴールキーパー】打留 キール(うちどめ きーる)

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やたらと巨体の男が、怯えたような声で名乗った。

顔の彫りが深く、一見して純粋な日本人ではないことが分かる。

七山「ゴールを守るって何かのスポーツか? サッカーとか?」

打留「う、うん。一応サッカーの日本代表のゴールキーパーみたいなことをしてて……」

七山「日本代表! へぇ、それは凄いな」

打留「そ、そんなことないっていうか。どうせ僕なんてノロマの能無しだから……」

打留「チームメイトに迷惑かけないように、毎日練習ばかりしてて……」

その大きな体に似合わず、打留は相当ネガティブな思考をしているみたいだ。

七山「もっと自信持って良いんじゃないか? 日本代表なんだろ?」

打留「い、いや自信持つなんて無理だよ……僕は必死に頑張らないと、すぐにダメになっちゃうような下手くそなんだから」

うーん。

これはボクが何を言ってもダメみたいだな。


打留と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


安価↓2 自己紹介の相手

書道家は出てるので、安価下にします。


長内「あたしは長内龍華! 言わずと知れた、超高校級の応援団長なのだ!」


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【超高校級の応援団長】長内 龍華(おさない りゅうか)

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高校生にしては非常に小柄な体をした少女。

頭に長い鉢巻きを巻いていて、丈の長い学ランを着用している。

七山「小学生みたいだな」

長内「むぅ、いきなり失礼な奴だなぁ、七ちんは!」

七山「な、七ちん……? 何だよそのヘンテコな呼び方」 

長内「七山だから七ちん! 何もおかしくないのだ!」

長内「あ、ちなみにあたしのことは長ちんと呼んでくれても構わないぞ!」

七山「呼ばないよ」

長内「ツマラナイ奴だなぁ、七ちん」

長内は頬をプクーと膨らまし、不満げな顔をする。

だが、すぐに表情を笑顔に戻すと明るく言った。

長内「ま、いいのだ! 何と呼ばれようとあたしはあたし! 深く考えないのが楽しく生きるコツなのだ!」

ニコニコ顔でそう断言する長内は自信満々の様子。

まあ、でも確かに。

言っていることには一理あるかもしれないな。


安価↓2 自己紹介の相手(残り振太刀、奈落、No.13)



No.13「………………………………………………」


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【超高校級のミュータント】No.13

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黙ったままの少女。

灰色のぼろ切れをそのまま纏ったかのような、簡素な服に身を包んでいる。

七山「えっと、せめて名前くらい教えてくれないか?」

No.13「………………………名前なんて無い」

七山「え? 名前がない? どういう意味だ?」

No.13「………………ワタシは、人間じゃないから」

七山「人間じゃないって、何言ってるんだ?」

そう問いかけると、再び謎の少女は黙ってしまう。

そして暫く沈黙を貫いた後、不意に後ろを向くと、するすると服を脱ぎ始めた。

七山「わ、わわわっ!? な、なな何してるんだ急にっ!?」

No.13「……………………………………これ、見れば分かるはず……ワタシが人間じゃないってコト」

七山「えっ?」

ボクは慌てて視界を隠した両手の隙間から、そっと覗く。

白く滑らかな柔肌。

それは少女の背中。

そこには普通の人間には有り得ない物があった。

七山「これは……つ、翼っ!?」

No.13「…………分かった? …………ワタシは人間じゃなくて、ミュータント……被験体No.13……」

No.13「…………どうせ貴方も気持ち悪いって思ってるんでしょ? だったらワタシには関わらないで………」

七山「カッコいいな!!!!!!」

No.13「えっ…?」

七山「翼持ちなんて、どう考えても強キャラじゃないか! いいなー強うそうだな!」

No.13「………………」

No.13「……………………初めて言われた……そんな事……」

被験体No.13と名乗ったその少女は、困惑した顔で固まっていた。

それにしてもミュータントなんてリアルでは初めて見たけど、ゲームのキャラクターみたいで格好いいな。


No.13と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


安価↓2 自己紹介の相手


振太刀「オレは振太刀鳩郎いうもんです。【超高校級の放送委員】ってことで、以後お見知りおきを」


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【超高校級の放送委員】振太刀 鳩郎(ふるたち はとろう)

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短く切りそろえられた前髪に、黒縁眼鏡。

首から提げたヘッドホンが特徴の男は、早口でまくし立てる。

振太刀「キミは七山夏樹くんでしたっけ? いや、ホント参っちゃうね。重要なお知らせとやらで呼ばれたー思ったら気ぃ失って、目が覚めたらよく分からない場所ってんですから」

振太刀「でもオレ1人じゃなくってホント良かった思います。最初に起きたときは、話し相手も居なくて、寂しくて寂しくて」

振太刀「まあオレは1人でも半永久的に喋り続けられるいう特技があるんで大丈夫なんですけどね」

振太刀「──っと、ちょいと喋りすぎましたな」

七山「ようやく気づいた」

振太刀「いやぁ、すいませんすいません。一度喋り出すと止まらなくなる癖なんです」

振太刀「これも、放送委員の職業病みたいなもんでして」

よくもまあ、これだけ舌が回る物だ。

呆れを通りこして感心を覚えるレベルだなぁ。

振太刀「まあ、こんなうるさい奴ですけども今後ともヨロシクです」

七山「ああ、うん。よろしくな」

超高校級の放送委員、振太刀鳩郎。

その喋りのスキルは大した物だけど、作業中には隣に居て欲しくないタイプだ。


振太刀と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》



奈落「姓は奈落、名は聖羅。自分で言うのも何だけど、名探偵を生業としているよ」


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【超高校級の探偵】奈落 聖羅(ならく せいら)

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白いトレンチコートに白いハット。

立っているだけで人に威圧感を与える風貌の女性だ。

七山「探偵か………やっぱり普段は浮気調査とか迷子の犬探しとかしてるの?」

奈落「キミは何か勘違いしているね」

奈落「ボクは探偵じゃなくて、『名探偵』なのさ」

七山「…? 何が違うんだ?」

奈落「全然違うよ。探偵は謎に挑み、真相を追い続ける存在」

奈落「でも『名探偵』は違う。『名探偵』は謎を解き明かし、真実を誰よりも先に手に入れる存在なのさ」

七山「じゃあ浮気調査はしないのか?」

奈落「………………………しない訳ではないけどさ」

七山「やっぱりするんじゃないか」

奈落「うん……まあ……いいや」

何だか腑に落ちないと行った表情の奈落。

やたらと『名探偵』って名称に拘ってたけど……一体何なんだ?


奈落と仲良くなった。
希望のカケラ《1/6》


自己紹介が一通り終わり、ボクたちは再び話し合いを始めた。

七山「えっと、改めて聞くけど……皆は気を失って目を覚ましたら、ここにいたって事で良いんだよな?」

白牛「そうッスよ七山先輩!」

振太刀「ギフテッド制度からの手紙で呼ばれた時に気を失ったんですな」

打留「もしかして僕らって……ゆ、誘拐されたんじゃ」

風巻「確かに、今思えばあの手紙も怪しいものね」

喜多方「でも~、ウチらを誘拐して何のコク……じゃなくてぇ、得があるっちゅーの?」

天霧「それは様々な可能性が考えられますね。単純に考えれば身代金目的かもしれませんし……」

篠原「それにしては大掛かり過ぎないかい? アタシにはもっと大きな何か、そう思えるね」

打留「もっと大きな何かって……うぅ、怖いこと言わないでよ」

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