【艦これ】曙「あたしがクソ提督のお世話を?」 (90)

オマージュという名のパクリネタ満載なので苦手な方はブラウザバック願います
艦娘の口調や呼び名が全体的にフワっとしてるので脳内補完願います




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お昼前・廊下



不知火「司令、ご一緒に昼食でもいかがですか?」

提督「おぉー! ぬいぬーい」ワシャワシャ

不知火「……司令、髪をクシャクシャにするのやめていただけますか」

提督「よーーーしよしよしよしぬいぬーいヨシヨシ」ワシャワシャ

不知火「だから髪を……」

提督「ハシビロコウみたいな目つきしやがって! 可愛いのぅ可愛いのぅ」ワシャワシャワシャ

不知火「………………フフッ」



夕立「あーっ! 提督さん何してるの!!」

時雨「お邪魔だったかな……?(何あれうらやましい!)」

提督「」ビクッ

不知火「?」

提督「………………ッ!」ヒョイッ ダッシュ

不知火「……なぜ逃げるのですか?」

提督「うわあああああああああ」ダダダッ

不知火「お姫様抱っこですか。これはいいものですね」

夕立「なんで逃げるの!? 時雨! 捕まえるっぽい!!」ビュン

時雨「ふふ……提督もいい度胸しているね」ビュン


30秒後



提督「はぁはぁ……不知火、お前意外と重いんだな」ゼーゼー

不知火「司令、最低です」バシーン

提督「いてっ」

夕立「つーかまえたっ!」ギュー

時雨「ここは譲れない」ギュー

提督「食べないでくださいー」

夕立「何で逃げたの!? 食べないぽい!」

時雨「いきなり逃げるなんてご挨拶だね」

提督「いや、何か逃げたら面白いかなって……すまんすまん」アハハ

夕立「ひどいっぽい……」ジトー

時雨「提督は乙女心がわかってないね」ジトー

提督「あーごめんごめん。よーしよしよし」ワシャワシャ

夕立「そんなんじゃ許さないっぽい(手ぇおっきぃ!)」

時雨「僕も許せないかも(提督の汗のニオイ……)」

不知火「台詞のわりには恍惚とした表情でしがみついてますね」

提督「よーしよしよしよしよしよし」ワシャワシャワシャ

夕立「気持ちくておしっこでちゃいそう(まだまだ許せないっぽい!)」ハッハッハッ

時雨「夕立、台詞と心の声が逆転してるよ……はふぅ」ハフゥ



不知火「……司令、そろそろ」

提督「あぁ不知火、そろそろ飯食いにいくか」

夕立時雨「「…………」」ジー

不知火「なんと ゆうだち と しぐれ が なかまに なりたそうに こちらをみている」

提督「よし、みんなで昼飯食いにいくか」

夕立「っぽい!」ギュー

時雨「うん! 提督ご馳走さま」ギュー

不知火「よかった。けものは居てものけものはいなかったのですね」ウンウン

提督「わんこ達が仲間に加わった」テッテレー

夕立時雨「「わんこじゃない(っぽい)!」」ガブッ

提督「やっぱ食べるんじゃん!」



提督「あっ」

夕立「曙ちゃんだ、おーい」

曙「夕立に時雨、不知火じゃない……あとクソ提督」

提督「お、おっす///」

時雨「曙もお昼ご飯かい?」

曙「そうよ」

不知火「司令、曙は誘わないのですか」

提督「う、うん。誘おうかな。あ、あのさ……」モジモジ

曙「な、なによ」

不知火「司令、大の大人がクネクネして気持ち悪いです(直球)」

提督「良かったら……一緒に昼飯、どうかな?」テレテレ

曙「!!……いっいきなりなによ、クソ提督!(やったわ!)」

提督「やっぱダメかな……?」

曙「ふふん、そ、そんなにあたしと一緒に食べたいわけ?」ムフー

夕立「めっちゃない胸張ってるぽい」

曙「潮たちを待たせているんだけど?」

提督「そ、そっか無理に誘ってごめんな……」ズーン

曙「むむむむしろ潮たちなら行ってこいって言うだろうけどっ!?」アセアセ

不知火「(めっちゃ誘って欲しそうですね)」コソコソ

夕立「(曙ちゃん素直じゃないっぽい)」コソコソ

時雨「(提督も曙にはヘタレるからね)」コソコソ

提督「先客があるならダメだよな……すまんまた今度一緒に食べよう」シューン

曙「っ……わかったわよ! もう行くわ!」フンッ スタスタ

不知火「……本当に素直じゃないですね」ボソッ

提督「…………さ、食堂いこっか」ショボーン

不知火「はい」

夕立「ぽい!」

時雨「ふぅ……提督は本当に曙のことが好きなんだね」ボソッ


食堂




夕立「提督さん、ハッピーセットのポテトあげるっぽい」アーン

提督「おぅ、ありがとなー」アーン

不知火「不知火の唐揚げも一つどうぞ」アーン

提督「唐揚げ美味いんだよなーさんきゅ」アーン モグモグ

時雨「提督、僕のカレーも一口どうかな?」アーン

提督「ありがと。やっぱカレーだよなー」パクッ

時雨「(あっ……間接……ふふふ)」ポッ



潮「ねぇ、曙ちゃん。後ろのテーブルに提督がいるよ」

曙「知ってる」プイ

朧「みんなでアーンって食べさせっこしてる」

曙「は?(威圧)」グルン


提督「ほらほら自分のをしっかり食べないと大きくなれないぞ」

夕立「このあと間宮さんでデザート食べるから大丈夫っぽい! だからアーンするっぽい!」アーン

提督「えぇ……」アーン

曙(心の声)『夕立……あれは確信犯(誤用)ね。あたまハッピーセットかと思ったら意外とぐぬぬ』

不知火「デザートがあるなら不知火も司令に餌付けしましょう」アーン

提督「餌付けって……」アーン

曙『あの娘クールな顔してやるわね』ギリギリ

時雨「僕のカレーも半分食べてくれるかい? はいスプーン」

提督「そろそろお腹いっぱいなんだが……折角だからいただくかな」ハフハフッ

時雨「あ、提督、そのニンジンくれないかな」アーン

提督「おう、ニンジン好きなのか? えらいぞ」アーン

時雨「ふふふ///」モキュモキュ

曙『ナチュラル間接キッス……だと……!? 時雨、おそろしい子! ぐぬぬぬぬ』


潮「ひぃっ! 曙ちゃん、そんなガリガリ齧って……割り箸はメンマじゃないよ!」

朧「あっちのテーブルガン見して……聞こえてないですね」

曙「ぐぬぬぬ」

潮「お料理冷めちゃってるよー? 半分以上残ってるけどもう要らないのかな」

朧「しょうがないアタシらで食べようか」ヒョイパクッ

潮「うーん、しょうがないね」ヒョイパクッ

曙「あっあっ……あんなことまで……ぐにゅにゅにゅ」

朧「あっ提督たち、もう行くみたい」パクパク

潮「ほんとだ。行っちゃったね」パクパク


曙「ふんっ、デレデレデレデレしちゃってさ…………」

曙「あれ、あたしのサバ定食……」

潮「あっ、ごめん曙ちゃん要らないのかと思って」

朧「食べちゃった。ごめんね」

曙「クソ提督のせいでっ、私のお昼がぁー!」

曙「ぐぬぬ」グヌヌ


夜・鎮守府廊下



漣「ほほぅ……キタコレ!」ジー

雪風「漣ちゃん、双眼鏡使うのはいいけどせめて首から外してください!」

漣「おっほぉぉぉ///」ジーー

雪風「聞いてます!?」

提督「二人ともこんな時間に何やってんだ? そろそろ消灯時間だぞ」

雪風「しれえ!」ピシッ

漣「あっ、ご主人様! うへへ、ご主人様も見てくださいよぅ」コイコイ

提督「ん、どれどれ?」グイッ

雪風「あぅ~ しれえのお顔が近いです///」テレテレ


漣「ほらあれ……公園の横に停めてある車」

提督「停まってるな。それがど…………なん……だと……」ガクガク

雪風「???」モジモジ

漣「人気のない夜更けの公園!」

提督「エンジンかけっぱなしで上下に揺れる車体!」

漣「そうあれは……っ」

提督漣「「カー○ックス!」」ドギャーン

雪風「かーせっ……!///」ビクーン

提督「くそっ! 天下の往来でなんてことしてやがる!!(ガン見)」

漣「リア充め。許せんなぁ……これは許せませんよなぁ??」ニヤニヤ

提督「……あぁ、これは許せないな(ガン見)」

漣「もし、もしもですよ?」

提督「もし、なんだ? オラなんだかワクワクしてきぞ……!」

漣「車体の上下動がクライマックスになった時に」

提督「まさかお前!!」

漣「ふいに車体を激しく揺すられたら」

提督「ゴクリ……」

雪風「(ゴクリって口で言う人初めてみました!)」

漣「一体どうなっちゃうんですかねぇ」フヒヒ

提督「漣…………………………イイネ!!」イエーイ

漣「キタコレ!!」イエーイ

雪風「えぇーー! さ、最低なイタズラですっ!!」

提督「こうしちゃおれん! 行くぞ漣!」ダダダッ

漣「アイサー!!」ダダダッ

提督「あ、雪風は今すぐ部屋に戻って布団を首まで掛けて目を瞑るんだいいね?」

雪風「はい、しれえ!」ピシッ



雪風「く、車でなんて……幸運の女神のキスを感じちゃいます///」ノゾキー






漣「しっかしご主人さまぁ。漣が言うのもなんですけど……想い人がいるのにそんなんでいいんですかねぇ」

提督「想い人……ってお前バッカお前/// 曙はそういうんじゃねぇからにゅふ、にゅふふふ///」

漣「はにゃーーーー! 気持ちわるっ!(直球)」

提督「まあでも、芸の為なら女も泣かす……俺はいつでもそうありたいと思っているんだ(適当)」

漣「なるほどキタコレ!! 言葉の意味はよく分からんがとにかく突き抜けたバカだ!(褒め言葉)」

提督「よしっ、俺は黒竜号(ママチャリ)を取ってくる!」

漣「チャリンコの名前ダセェ!!!」

提督「そうか? 一周まわってかっこいいと思うぞ」

漣「いえ、何周まわっても超絶ダサいです!」

提督「ええい、そんなことはいいっ! 漣は裏口前に待機!」

提督「他の奴に気取られるんじゃあないぞ!」ダダッ

漣「ラーサ!!」


漣「フフフ……最高の悪夢をプレゼントしてくれるわ」フハハ

曙「悪夢って?」

漣「決まってるじゃん? ご主人様と共にリア充どもに正義の鉄槌を……うおっ!」

曙「へー、ふーん?」ジーーー

漣「あっ、曙!! ……と、これは違くて」アセアセ

曙「こんな夜更けにアイツと、おデートなんだ?」ゴゴゴゴゴ

漣「あぁ……あ……違……」ガクガクガク

曙「ちょっとその話…… k w s k 」ハイライトオフ

漣「」ジョバー


提督「待たせたな!」キキー!

提督「早く乗れー! 漣ーー!! 間に合わなくなっても知らんぞーーー!!!」

曙「よいしょっ、と」

提督「よし、しっかり掴まってろ! ブーストオー――」

漣「」

提督「あれ……? そこで膝を抱えているのは……漣!?」

漣「」

提督「じゃ、じゃあ……今後ろに乗っているのは……!」

曙「きたこれー(棒)」

提督「おぉぉぉん??!!!?!?!」ビクーン!!

曙「クソ提督はこんな夜中に(あたし以外の)女の子を連れまわすんだ?」

提督「あっあっ曙ぉぉぉ!?」ガクガクガク

曙「ほら、早くブーストオンしなさいよ(威嚇)」

提督「い、いやぁー……その、これは、ですねー」ダラダラダラ

曙「さ、楽しくドライブしましょ? 執務室まで。朝まで説教だから」

提督「」ジョバー

漣「」ジョバー


翌日




提督「いやー朝まで曙の説教とか……我々の業界ではむしろご褒美です」

提督「そっと背中から回された曙の手……プライスレス!」プルプル

提督「あぁぁぁぁけぼのぉぉぉマジ結婚してぇぇぇぇぇ!!」


コンコンコン


提督「」ビクッ

??「おるかー?」

提督「ん、誰だ?」

??「よーし、おるな! いくわ!」


ドアガチャッ


龍驤「ここやで」トントン

大鳳「 龍 驤 は 神 」

提督「いきなりなんなのー!?」

大鳳「はっ! ……すみません提督、第一倉庫の整理終了いたしました」ピシッ

龍驤「終了報告のハンコ、ここに押すんやで」トントン

提督「おっそうか。二人ともご苦労だったな」


龍驤「ホンマご苦労やったで。腰にきたわ」コシトントン

提督「そうか。じゃあ労ってやろうかな」ダキッ

龍驤「ちょっ! なんで抱き上げんねん!」

大鳳「!!」

提督「ほーらたかいたかーい」

龍驤「子供扱いやめーや!!」

提督「からのー メリーゴーラウンドー」グルグル

龍驤「あっ……ちょっ……やめっ」

提督「あっははははは」グルグルグル

龍驤「キミ! ほんま……やめっ………………あはっあはは」キャッキャッ

大鳳「(つ、次は私の番かな?)」キラキラ

提督「アハハハ龍驤偉いぞー」

龍驤「キャッキャッ……こらあかーん! ってなんでやねん!!」バシーン

提督「いてっ」

龍驤「すぐ悪ノリしおって……報告ちゃんと済ましたからな?」

大鳳「(あれ?! もう終わるふいんき!?)」ショボーン

提督「二人とも非番なのにすまなかったな。良かったら間宮券使ってくれ」

龍驤「やりぃ!」パシッ

提督「大鳳もありがとうな」ポムポム

大鳳「はい///」

龍驤「ほな大鳳いこか。あ、せや。第二倉庫で潮が一人テンパってたで」

提督「漣と二人でやるように頼んでたんだが……漣め……」

龍驤「はよ行ってやり?」

提督「おう、ありがとなー」

龍驤「ほななー」ヒラヒラ

大鳳「提督、失礼します」ペコッ



倉庫



提督「うしおーいるかー?」

潮「ひゃ、ひゃいっ!」ビクッ

漣「げっ、ご主人様!」

提督「げっ、じゃない。漣お前、潮に倉庫整理押し付けてサボってやがったな?」

漣「……てへっ☆ミ」

提督「ったく……」

潮「あっあの……漣ちゃんを叱らないであげてください……ちゃんと戻ってきてくれたし……」

提督「潮……お前は本当にいい子だなぁ」ナデナデ

潮「はぅ……」テレテレ

漣「許してやったらどうや?」ニヤニヤ

提督「」イラァ

提督「まあいい、よく頑張ったな。あとはそこの棚だけか」

漣「一週間後にもう一度来てください。本当の片付けってやつを見せてやりますよ」

提督「なげーよ、残りはそこの棚だけだって言ってんだろ」


潮「す、すぐ片付けちゃいますね!」

提督「おい潮、そんなにまとめて持ち上げたら――」

潮「キャッ!」ヨロヨロ

提督「あぶないっ」ダキッ

漣「ご主人様ナイスキャッチ! って……手、手!」

提督「おっふ……潮さん……すごく……柔らかいです……」ムニュムニュ

潮「」プルプル

漣「メシウマ!」

潮「きゃああああああああああああああああああああああ!!!」パタリ



曙「なに今の声っ! 潮っ!?」ダダッ

潮「」グッタリ

提督「」モミモミ

漣「」ニヤニヤ

曙「」ハイライトオフ

提督「げぇっ曙!? こ、これは…………違うんだぜ?(イケボ)」ムニムニ

曙「どういう、ことなんですかね……ク・ソ・提・督ぅ?」イライラ

漣「メシウマ!」

提督「待て、話しあおう! これは誤解なんだって!」グニグニ

漣「さすがご主人様! 詰問されてても胸を揉む手は休めないっ! そこにシビれ(略」

曙「潮に手を出して……覚悟は出来てるのかしら?」ピキピキ

提督「…………おっぱい揉んでるように見えるやろ? 違うそうじゃない(嘘)」ポヨポヨ

漣「ご主人様はパイ揉みが得意なフレンズなんだねっ! すっごーい」

提督「おいいいぃぃぃ! あとちょっとで説得出来そうだから漣は黙ろっか? ね?」

曙「」ブチッ



曙「綾波」

綾波「ごきげんよう」シュタッ

提督「??!!」

曙「砕け散れ! セクハラクソ提督ッ! 綾波、いくわよ!!」

綾波「綾波、出撃します!!」

漣「はーい、潮は回収しまーす」ソソクサ

提督「えっちょっ……」


曙「いくわっ……クソ提督! なぜあたしたちが2000万パワーズと呼ばれているか」

提督「呼ばれてるの?! 初耳なんですけどっ!!」

綾波「それは綾波の1000万パワー!」

漣「プラス!」

曙「あたしの! 1000万の技!」

漣「合わせてぇー!!」

曙綾波漣「「「2000万パワーズだッ!!!」」」


提督「えぇーーー……漣そっち側なの?! えぇーーー……」

漣「あぁーっと! 綾波とぼのたんがドッキング(意味深)したぁぁ!!」

綾波「闘と猛!」シャキーン

曙「ロングホーントレイン!!!」ダダダダッ

漣「きらめきの流血列車発進だぁ!」ドヤァ

提督「いやぁぁぁあああぁぁぁ」ドカッ


グルグルグルグル

ズシャー

KO!


綾波「や~り~ま~し~た~!」ピョンピョンッ

曙「フーフーフー」

提督「……ホーン要素……どこ……?」ガクリ

漣「YOU LOSE!」カンカンカーン



翌日・執務室


コンコン


漣「はいりまーす」ガチャ

曙「……」

提督「よう、ふたりとも」ヒラヒラ

漣「昨日は散々だったネ☆」

提督「」イラァ

漣「先日の件について、綾波からお手紙です。請求書?」

提督「なんでだよ」

漣「ええと、読みますね」



司令官へ!


あたしすごかったでしょ? ね!

あ、いや……まあどうでもいいんだけどさ……

なんだよー。用がないならいちいち呼び出さないでよー

じゃ、遠征いっきまぁーす! しゅっつげーき!


敷波



提督「敷波だコレ!!」



漣「間違えた。メンゴメンゴ☆」テヘペロ

提督「」イラァ

漣「両手首捻挫で治療期間約一ヶ月ですって?」

提督「まあな」

曙「……」シュン

漣「車田落ちしたのに手首の捻挫って……ご主人様も大概おかしいゾ」

提督「うるせ。結局お前らは何しにきたんだ」


漣「ぼのたん、いい? ご主人様……昨日は調子に乗ってごめんなさい」ペコ

曙「……ごめんなさい」ペコ

提督「お前たち……」

漣「誰がデー!ダデガイテモ!オンナジヤオンナジヤオモデェー!ンァッ↑ハッハッハッハーwwwwwwア゛ン!!」

曙「!?!???!!」

提督「突然のエクストリーム謝罪!!」

漣「このちんじゅふんンフンフンッハ アアアアアアアアア↑↑↑アァン!!!!!!アゥッアゥオゥウア゛アアアアアアアアアアアアアーーーゥアン!」

漣「コノチンジュフンァゥァゥ……ア゛ー!鎮守府を… ウッ…ガエダイ!潜水艦酷使問題はぁ…グズッ…我が鎮守府のみンドゥッハッハッハッハッハアアアアァァ↑」

漣「我が鎮守府のみンゥッハー↑グズッ我が鎮守府のみな らずぅう!!……命がけでッヘッヘエエェエェエエイ↑↑↑↑ア゛ァアン!!!」

提督「なんでオリョクルのこと今言ったの?! ウチそんな回してないよね!?」

漣「アナダニハワカラナイデショウネ エ!!」ドヤァ

提督「わかんねぇよ!! やりきった顔うぜぇぇぇぇぇぇ!!」

漣「はーはー……」キラキラ



漣「ということで、綾波から『すみません』って」

提督「ということってなんだよ」

漣「あと潮から『助けてくれてありがとうございます』って」

提督「潮……まあ俺にもちょっと問題があったから気にしないでほしいと伝えてくれ」

曙「ちょっと……?」

漣「てかご主人様ぁ、その手じゃ着替えも出来ないっしょ? なんか今日ジャージだし」

曙「……」シュン

提督「あ、いやまあ。でも俺が悪かったんだし曙が気に病むことは……」アセアセ

漣「じゃあ、ぼのたん置いてくから」

提督「は???」

曙「えっ……?」

漣「24時間つきっきりでいろいろお世話してもらってネ」ヒラヒラ

提督「あ、おい待てい(江戸っ子)」

漣「ぼのたん……上手くやんなよ?」フヒヒ

曙「さ、漣っ!! あ、あんた何考えて――」

漣「あでゅー☆ミ」


ガチャ バタン


提督「(曙が俺の世話を……)」

曙「(あたしがクソ提督のお世話……!!)」

提督曙「「(キタコレ!!)」」



提督「あ、あの……曙? 嫌なら無理にとは……」

曙「だっ、誰もイヤなんて言ってないじゃない!」

曙「そうよね! あたしが怪我させちゃったんだもんね!」

曙「あたしがお世話してもいい――ううん、これはあたしがやらなきゃいけないのよ!」

曙「何も間違ってないわ!」

曙「本当はイヤだけどお世話してあげるわっ!!」ドーン

提督「いや、嫌なら別に無理しなくても……雷にでも頼むし」

曙「………………何あんたあたしより雷にお世話してもらいたいの……?」ショボーン

提督「いっいや、そういうわけじゃなくて……その……いいの?」テレテレ

曙「なっ、何照れてんのよっ!! 仕方なくよっ、仕方なく!!」テレテレ

提督「じゃ、じゃあ……頼もっかな……(やったぜ!)」

曙「このあたしに任せなさいっ!(やったわ!)」

曙「やるからには徹底的にやるわよっ! 雷がなんぼのものよ!」






雷「ヘクチッ」

響「おや雷、風邪でもひいたのかい」

電「それは大変なのです! ネギを挿して安静にしてるのです!」ガシッ ズルズルズル

雷「えっちょっ電……いなづっ――」イヤァァァ

暁「(ネギって挿すんだっけ……)」ドキドキ



曙「じゃあさっそく……脱ぎなさい」

提督「えっ、お世話ってそっち!?」

曙「そっち……?? ってはぁ?! 何勘違いしてるのよっ!!」ボッ

提督「だっていきなり脱げって……」

曙「ちっちちち違うわよっ! あんたジャージで一日過ごすつもり?」

提督「あっ……そ、そうだよな。ははは」

曙「脳内桃色クソ提督! ほら、軍服着せたげるから早く脱ぎなさい!」

提督「お、おう。いてて」ワタワタ

曙「ってそっか手が使いにくいんだったわね。しょ、しょうがないから脱がせてあげるわ」イソイソ

提督「えっ……無料? タダなのーーー!?」

曙「はぁ? バカなこと言ってるんじゃないわよ。ほら、大人しくする!」

提督「あぁ……俺のマッチョボディが曙に見られてしまう」ハァハァ

提督「見たけりゃ見せてやるよ(震え声)」

曙「な、何がマッチョよ。あばら浮いてるじゃないの」テレテレ

提督「んしょっ……とりあえずシャツは着れたけど」

曙「つつつつ次はズボンぬぬぬぬがすわよ」ハァハァ

提督「ま、待って! 本当に……?」

曙「ふっ服装の乱れは心の乱れっ! わっ私がお世話してる間はシャンとした格好してもらうわよっ!」スルスル

提督「あぁ……俺のブーメランパンツが曙に見られてしまう」ハァハァ

曙「変なこと言わないでよっ!」ドキドキ

曙「(普通のトランクスじゃないっ!)」

提督「す、すまない……緊張が極限に達してつい嘘をついてしまいました」

曙「じゃ、じゃあ穿かせるわよ」ギラギラ



コンコンコン ドアガチャッ


金剛「ヘイ、提督ゥー! 怪我したってほんとデスカー?」

提督「あっ」

曙「あっ」

金剛「あっ、ふーん(察し)」

提督「金剛=サン!?」

金剛「なぜ跪いた曙が提督のズボンを脱がしているんですか」ゴゴゴゴ

曙「ばっ……これはっ! クソ提督に服を着せてるだけでっ!!」

金剛「それは……事後ってことですか」ギソウテンカイ

提督「じっ事後?! ちゃうねん!」アワワワ

提督「お願い! 口調と目の光を取り戻して!」



(提督説明中)



金剛「そういうことだったんデスネー」ヤレヤレ

曙「わかってもらえたようね」フー

提督「とまあそういうことだから。とりあえずズボン穿かせてもらっていいか?」

金剛「合点ネー」イソイソ

曙「ちょっと待ちなさい!」


曙「その……クソ提督のお世話はあたしが……」

金剛「ナゼ? やりたい人がやったほうがイイネ」

曙「それは……そうだけど」

金剛「提督の水玉パンツを近距離でマジマジ見ながらズボンを穿かせるのはワタシね!」

提督「そういう言い方やめてもらっていいですかね」

曙「待ってってばっ! あたしのっ! あたしが怪我させちゃったから!」

曙「だから……あたしがやりたいの……」

提督「曙……」

金剛「……わかったデース。とりあえずワタシがズボンを穿かせてから協議するネ!」

曙「わかってない! まったくわかってないじゃないの!!」

提督「お前ら俺の下半身をめぐってケンカすんな!」

曙「クソ提督は!」

金剛「少し黙ってるデース!!」

提督「あっハイ」

金剛「こうなったら強引にいくデース!」ガシッ

曙「させないっ!」ガシッ

提督「ちょっ……パンツあんまり引っ張んな――」ビリビリビリ

提督の提督『やったぁ! でたっぴょんwwwwww』ボロン

金剛曙「「あっ」」

提督「いやあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

曙「きゃあああああ変態ぃぃぃぃ」バシーン

金剛「ちょっ……時間と場所をわきまえなヨー!」バシーン

提督「り、理不尽……」パタリ



結局二人で仲良く穿かせてあげました



提督「顔がいてぇ」ヒリヒリ

曙「……ごめん」

提督「いや俺のほうこそごめん……粗末なモノを……」

曙「いや、べつに、そまつとか……他の人の見たことないし」ウツムキ

提督「あぁ^~かわえぇ~~~~(小声)」

曙「はっ?」

提督「いやなんでもない。それより今日からしばらく秘書艦として頼む」キリッ

曙「わかってるわ!」

提督「じゃあさっそく――」


コンコン


提督「ん? どうぞ」


ガチャッ


島風「お邪魔しまーす」テクテク

提督「おー島風」

島風「おはようございます、提督。任務の報告書もってきたよ」ピシッ

提督「ありがとうな。早速報告たのむ」


島風「ええと……この前のしゅつげき任務はみんな無事でした」

提督「ほう」

島風「はいこれ報告書」

提督「……すまん、今手がこんなでな。ちょっと見せてくれ」

島風「提督まだ治ってないの? おっそーい」

提督「昨日の今日で無茶いうな」

曙「……」シュン

島風「じゃあ……とうっ」オンブ

提督「背後からしがみついてきおった」

島風「見える? ほらここ完全勝利だって!」ギュー

提督「オウッ! よくやった!」

曙「こらこらこら! 何してんの!」

島風「だって提督、ページめくれないじゃん」

曙「だからって……だ、抱きつくことないじゃない! 重いでしょ」

島風「えーいいじゃんおんぶくらい。じゃあいいもーん。提督足ひらいて」

提督「こうか?」

島風「そして足の間に私が入って完成」オウッ

提督「よくやった」

曙「」イラァ


島風「えっと、使った砲弾はこのくらい」ユビサシ

提督「いい戦果だな」

島風「ほんとっ? じゃあちょっとぎゅーってして?」

提督「ははは、島風は甘えん坊だなー」ギュー

島風「んーーーんふふふ」

曙「ちょっ、ちょっと仲良すぎじゃないかしら?」プルプル

島風「そんなことないよ。大潮ちゃんや睦月ちゃんだっていつもお膝に乗ってるし」

提督「おーそうだな。あいつらも甘えたでさー」

島風「駆逐艦STYLEだよね」

提督「当たり前だよなぁ?」

曙「ぐぬぬ」




島風「報告おわりっ! 提督ーあとで駆けっこしようねー」ピョン

提督「手が治ったらなー」

島風「失礼しましたー」ペコリ


ガチャッ バタン


提督「じゃあ早速執務を始めようか」

曙「……」

提督「曙?」


曙「……」


スタスタスタ ポスン


提督「あっ、曙さん?! なんで膝に……」

曙「うっさいうっさい! 島風は良くてあたしはダメなわけ!?」マッカ

提督「いやダメとかじゃ(やわらけぇぇぇぇ!)」

曙「じゃ、じゃあいいじゃない! 駆逐艦スタイルなんでしょ?!」

提督「お、おう」ドキドキ

曙「はっ、早く執務始めるわよっ!!」ドキドキ

提督「かしこまり!」

曙「(提督の膝ちょっとかたいけどあったかくて……うへへ)」



30分後



提督「あ、曙。ちょっと喉が渇いたんだがお茶淹れてくれない?」

曙「そ、そうね。淹れてくるわ」スタスタスタ

提督「ふーーー……緊張した……あああああああいいニオイなんだもおおおんんん」

曙「は? なんかいった?」

提督「なんでもないぞ」キリッ

曙「そ」テキパキ

提督「(圧倒的っ……圧倒的僥倖っ……!!)」ジタバタ

曙「(し、しあわせかも……!)」ニヤニヤ



曙「はい、どうぞ」つ 旦

提督「ありがとう……痛っ。すまん、ストローかなんかあるか?」

曙「あっごめん……ってストローってバカね、そんなので飲んだら火傷するわよ」

提督「そ、そうだよな。ははは……」

曙「――てあげるわよ」

提督「ん?」

曙「あ、あたしが飲ませてあげるって言ってんの! ほら、口あけなさい!」マッカ

提督「お、おう(うおおおおおおおおおお!!!)」アーン

曙「じゃあ……はい」ダバー

提督「あっつ! あついあつい!」

曙「ご、ごめんなさいっ! いま冷ますからっ」アセアセ



曙「フー、フー……ふぅぅぅ……ふぅぅぅぅ」フーフー

提督「(ああああああああああキス顔可愛えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ)」

曙「はい……どうぞ」マッカ

提督「」ズズッ

提督「……うまい」テレテレ

曙「ど、どういたしまして……」テレテレ

提督「例えるなら……その味は甘くてクリーミーで」

曙「うん……うん? くりーみー?(普通の煎茶だけど……)」

提督「こんな素晴らしいお茶を貰える私はきっと特別な存在なのだと感じました」

曙「……は?」

提督「今では私がおじいさん」

曙「ちょっ、何言ってんの!?」

提督「なぜなら彼女は特別な存在だからです」ジー

曙「あ、あたし? と……とくべつ……?」ポッ

提督「ヴェ○タースオリジナル!」

曙「キャンディのやつ!!」


執務再開



曙「あの海域への新たなアプローチとして――」

提督「……」モジモジ

曙「――ってクソ提督?」

提督「……」モジモジ

曙「ちょっと! 聞いてるの?」

提督「あっ、うん。ごめん聞いてる聞いてる」モジモジ

曙「さっきから何モジモジしてるのよっ」

曙「(クソ提督の膝の上だって気にしないようにしてるのに!)」ポッ

提督「あーうん……そのな……さっきから曙サンのキュートなお尻が膀胱を刺激してて……」

曙「は?」

提督「そういえば朝からトイレ行ってなかったなー……なんて」テヘッ

曙「ばっ、なんで言わないのよっ!(かわいい)」

曙「早くいってらっしゃい!!」ピョン

提督「あー……うん。えぇっと、行ってこよう、かな……?」トテトテ

曙「なんでそんなに不安げな顔してんのよ。早くいきなさい!」グイグイ

提督「押さないで押さないで」ヒョコヒョコ


ガチャ バタン


曙「……?」


トイレ



提督「この手で果たしてうまく出来るのだろうか……」ゴソゴソ

カチャカチャ

提督「痛っ……でも我慢してやるしか……」



バァァァァン!!



伊58「個室の中までこんにちはー! ゴーヤだよ!」

伊19「イクなのー!」

提督「!!」ビクーン

伊58「てーとくが困っていると聞いて! ゴーヤ、てーとくの助けになるでち」

提督「ありがとうゴーヤ。個室開ける前に声をかけてくれたら100点だったよね」

伊19「イクは提督のポーク○ッツを食べにきたのねー(迫真)」

提督「お前はいますぐオリョクル行ってこい」

伊58「まあまあ落ち着いててーとく。お腹がパンパンでち」ポムポム

提督「押すな押すな」

伊19「イクもボテ腹触るのー」ズビシズビシ

提督「刺すな刺すな(ボテ腹?)」


伊58「そんな手じゃベルトも外せないでち。ゴーヤがやってあげるでち」グイグイ

カチャカチャ ズルン

提督「まって! やめてやめて」

伊19「イクがおパンツ下ろしてあげるの」グイグイ

提督「ちょっ……あっやめっ」グイグイ

伊19「イクの魚雷がうずうずしてるの! えーいっ」


ビリビリビリ


提督の提督『ぷっぷくぷ~~wwwww』ボロン

提督「いやああああああぁぁぁぁぁぁ」


伊58「……」ポッ

伊19「うーん、これはフランクフルト!w」ニギニギ

提督「握るな握るな」ォゥッ

伊58「イクっ、なっなにやってるでち!」ガンミ

伊19「おや? 提督の提督のようすが……!」ニギニギニギ

提督「やめてやめて」ォゥッ

伊58「提督の提督は変身するとパワーが遥かに増すでち……まだその変身を残しているでち……!」アワワワ

提督「あっあっあっらめえぇぇぇ」

提督の提督『しれいかんにぃ~敬礼っ!wwwwぴょんwwwwww』

伊19「こ、これが提督の提督の完全体……ッ!!」ゴクリ

伊58「ぐ、グロいでち……」キュー パタン



提督「もうやめて……やめてクレメンス」シクシク

伊19「都合よくネンネのゴーヤがネンネしたのねー」

伊19「スナイパー魂が滾るのねー(水着パージ)」

提督「えっおいお前まさか……!」

伊19「それじゃいただきますなのねー!!」


提督「いやあああああああああああああ」


曙「そういえばクソ提督ったら今両手が使えないんじゃないっ! あたしとしたことが気付くのが遅れたわっ」タッタッタ



提督『いやあああああああああああああ』



曙「クソ提督!? 今いくわっ!」


ドアバーーーン


曙「クソ提督!?」

伊19「チッ、じゃまが入ったのー」

提督「うっ……うっうっあけぼのぉぉ」シクシク

曙「ああああんたっぜぜぜぜんらでなにしてるのよっっ!!」

伊19「何してるって……これからナニするのー(火の玉ストレート)」

曙「は? ………………曙、出撃するわ!」ギソウテンカイ

伊19「イク、行くの! 邪魔はさせないのねー!!」ギソウテンカイ



ROUND1…………ファイッ!!



戦闘終了



伊19「」パタリ

曙「ふんっ、弱すぎよっ」ドヤッ


提督「あぁけぇぼぉのぉ~」ダキッ

曙「ひゃんっ! ちょちょちょまっあんた下半身丸出しで抱きつかないで――」

提督「こわかった……助けてくれてありがとう……」ギュー

曙「よ、よしよし、もう大丈夫だからね。あんっ」ドキドキ

曙「(クソ提督のアレが私のお腹をぐいぐい押し上げて……!)」ドキドキドキドキ



曙「ほら、個室入って座ってしてきなさい」バタン

提督「お、おう」テレテレ

提督「あ、あけぼの……いる?」

曙「いるわよ」

提督「そっか……ふぅ」シャーーー

曙「(この扉の向こうであいつが……)」カオマッカ

提督「あけぼの?」

曙「な、なによ?」

提督「……恥ずかしいから耳塞いで……できたら鼻もつまんで?」

曙「はいはい(変声)」

提督「あけぼの?」

曙「今度はなに?」

提督「聞こえてるじゃん! 変態!」

曙「はいはい……もう終わった? ふ、服整えるわよ」ドキドキ

提督「はい……おなしゃす……」


正午・執務室



提督「なんだか今日はどっと疲れた」

曙「それはあたしのセリ――」グー

提督「プッ……誰かさんのお腹が鳴ったからお昼にしよう」

曙「……っ///」ゲシゲシ

提督「痛い痛い」

曙「ふんっ……さっさと食堂行くわよ!(クソ提督とご飯♪)」

提督「あーすまない曙。俺こんな手だからまた世話に……」

曙「わかってるわよ。私のせいだし……治るまでちゃんと世話するわ」プイッ

提督「ありがとう。曙が一緒で心強いよ」ニコッ

曙「なっ、何恥ずかしいこと言ってんのよっ! クソ提督のお世話はあたしの仕事なんだから……えへへ///」デレー

提督「結婚しよう(結婚しよう)」

曙「ん?」

提督「いや何でもない……さ、行こうか」



食堂



??「…………」ダバー

曙「あそこで食品サンプルのケースに張り付いて涎を垂らしてるのは……」

提督「赤城だな。おーいあかぎー」

赤城「その声は……加賀さん?」

提督「ちげーよ、お前の耳どうなってんだよ」

赤城「あ、提督でしたか」

提督「何してたんだ? ガラス越しにトランペットを見つめる少年ごっこ?」

赤城「やだ……見られてましたか。私としたことがお恥ずかしい姿を」

曙「見られてないと思ったの? わりと月末の風物詩になってるわよ」

提督「なるほど、匂いに誘われて食堂まで来たのはいいが金欠で昼食代がないからせめてサンプルを眺めてましたってとこか」

赤城「まるで見てきたような物言いですね。誇りある一航戦がそんなはしたない真似をするとお思いですか?」キッ

提督「いや、すまない。もし金欠なら昼食をご馳走しようかと―――」

赤城「提督の仰るとおりですなんですかあなたエスパーか何かですかごちそうさまです!!」

曙「……せっかく二人きりだったのに(小声)」ショボーン

赤城「さ、早く行きましょう! 私お腹が空きました!(CM感)」トコトコ

提督「へいへい」テクテク

曙「……ふんっ」トコトコ


赤城「なっぽりたーん なっぽりたーん なぽりたーん……たーべたいっ♪」

曙「(かわいい)」

提督「なんだその歌……ナポリタンか、悪くないな」

赤城「お二人は何を召し上がるんですか?」

曙「んーあたしもパスタにしようかな……? クソ提督は?」

提督「今日の日替わりパスタはきのこパスタか……しいたけ嫌いなんだよな」

赤城「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!!!」ドンッ!!!

提督「うるせーよ、名言すぎて突っ込みづらいわ」


鳳翔「あらいらっしゃい。 珍しい組み合わせですね」ニコニコ


提督「あ、鳳翔さん。ほら、俺手がこんなだから……ね」

曙「……」ペコッ

赤城「……」ドヤァ

鳳翔「あらあら」

提督「というわけで、注文いいですか?」

赤城「スペシャルランチ特盛りお願いしますっ!!」

提督「ナポリタンじゃねーのかよ」イラッ

鳳翔「曙ちゃんは?」

曙「あたしはえっと……ナポリタンお願いします」

鳳翔「はい、ではお席でお待ちくださいね」スタスタ

提督「ちょっ俺まだ……」

鳳翔「提督には特別メニューをお持ちしますね」ウフフ

提督「あ……ハイ」

赤城「さあ席にいきましょう!! 可及的速やかに!!」ワクワク

提督「赤城のテンション高すぎて若干ウザいでち」

曙「……(何か嫌な予感が)」





鳳翔「お待たせしました。スペシャルランチとナポリタンです」

赤城「おほっ」

曙「ありがとうございます」

鳳翔「提督にはこちらを」

提督「ん? ……普通のカレー?」

赤城「ペロッ……これはカレー!!」

提督「見たらわかるだろ、なんで舐めた」

鳳翔「普通のおいしいカレーですよ」ストン

曙「……なんでクソ提督の隣に椅子持ってきたの?」

鳳翔「それは提督に快適に食べていただくためですよ。はい、あーん」

曙「なっ……!!」

提督「ほ、鳳翔さん、ちょっと恥ずかしい」

鳳翔「ふふふ、誰も見ていませんよ。あーん」

提督「いやいやいや、世話は曙に頼んで……」

曙「……」フフン

鳳翔「食べて……いただけないのですか……?」ウルウル

提督「……いただきます!」アーン

曙「……っ!」ギリギリギリ

鳳翔「どうですか?」ニコニコ

提督「……とても美味しいです(曙すまん)」モシャモシャ


鳳翔「はい、あーん」ニコニコ

曙「……」ジーーーー

提督「(曙の視線が痛い!!)」モグモグ

赤城「しかしアレですね」モシャモシャ

提督「おっどうした(赤城からの流れを変えるキラーパスがクルー!)」

赤城「こうして見てると提督と鳳翔さんって夫婦みたいですね、曙ちゃん」モチャモチャ

曙「……っ!! ソ、ソウデスネ!」ピキピキ

提督「(赤城ぃぃぃ俺をキラーする気なのー?!)」

鳳翔「そんなこと言われたら……恥ずかしいです///」ポッ

赤城「いやー大人のあべっくって感じでお似合いですよ」モッシャモッシャ

鳳翔「も、もう赤城さんったら/// おかわり持ってきてあげますね!」スタスタ

赤城「…………計画通り!!」

提督「(お前マジふざけんなよ!!)」

曙「……先に戻ってるわ。あたし必要ないだろうし(小声)」ガタッ

提督「あっ、曙……」

赤城「曙ちゃん食欲なかったんですかね」

提督「いや、俺から世話を頼んでおいて……俺が悪いんだ」

赤城「もうっ半分以上残して……お残しは許しまへんでっ」ヒョイパクヒョイパク

提督「うるせーよ…………はぁ……あけぼの……」ショボーン


執務室



提督「(気まずい……)」

曙「…………」モクモク

提督「(膝にも乗ってこないし……)」

曙「……ふぅ、そろそろ15時ね。一息つきましょ。お茶でも淹れてくるわ」フゥ

提督「ありがとう。あ、そうだ! 間宮の羊羹があったんだ」

曙「!」ピクッ

提督「すまないが切ってきてくれるか? 一緒に食べよう」

曙「しょ、しょうがないわね! あたしに任せなさい!」キラキラキラ

提督「羊羹一丁! テイクオフで!」

曙「ぶーーーん」

曙「って何やらせんのよっ///」バシーン

提督「いてっ」

曙「ふふ……クソ提督はそこで大人しく待ってなさい」テクテクテク

提督「(機嫌なおった……感じ?)」


提督「曙がぶーんだって。あの曙が」

提督「あああぁぁぁぁ可愛いぃぃぃぃぃぃぃ!!」ドッタンバッタン



コンコン



提督「んっ、んうぉっほん! ……開いてるよ」

瑞鳳「提督いる?」

提督「お、よっす瑞鳳」

瑞鳳「休憩中? ちょうど良かった」ゴソゴソ

提督「その包みはまさか……」

瑞鳳「おやつに卵焼き焼いたんだけど……食べりゅ?」

提督「食べりゅううううううぅぅぅ! イエエエェェェェェェイ!」

瑞鳳「ほんとぅ? そ、そんなに喜んでくれるとうれしいな。えへへ///」

提督「格納庫ォォォまさぐ……はっ、俺は何を……」

瑞鳳「じゃあ私が食べさせたげるね」ギュムギュム

提督「お、おいあんまりくっついてはいけない……(戒め)」テレテレ


瑞鳳「はい、どーぞ?」アーン

提督「じゃ、じゃあひとつ……」パクッ

瑞鳳「ちょっと甘めにしてみたんだけど、どうかな?」

提督「ん、うまい」モグモグ

瑞鳳「んふふ」

瑞鳳「はい、じゃあもひとつ」ギュムギュム

提督「だ、だからあんまりくっつくなって……」

瑞鳳「だって私背が低いから……くっつかないと届かないし」

提督「いやいや、座ってるから届くだろ」アセアセ

瑞鳳「届かないから……膝に乗るね? よいしょ」ポスン

提督「お、おい……なんで乗る必要があるんですか」テレテレ

瑞鳳「しょ、しょうがないよね? えへへ///」



瑞鳳「はい、あーん」

提督「あ、あー――」

曙「…………クソ提督」ジーーーー

提督「ひゃいっ!!」ビクーン

曙「羊羹切ってきたんだけど」ブルブル

提督「あああ曙さんこれはだな」

瑞鳳「はい提督、どーぞ。あれ、曙ちゃん?」

曙「もう……必要ないみたいね」プルプル

提督「ちょっまっ」

曙「良かったわねっ! お仲がよろしいようで!」ビキビキ

瑞鳳「提督? 食べないの?」

提督「食べるけどっ、一旦離れて……」

曙「部屋で休憩してくる!」


ドアバーン!


提督「あけぼのぉぉぉ!」

瑞鳳「あれ……? なんかすごい怒ってたような……?」

提督「いやなんか……すまん……」ズーン



夕方・廊下



提督「うぅ……えらい時間はかかったが何とか一人でトイレに行けた(幼児並感)」テクテク

提督「曙……戻ってこないのかな……」ションボリ


榛名「あっ、提督っ」トテトテ

提督「お、榛名。おっすおっす」ヒラヒラ

榛名「浮かないお顔をされていますが……どうなさったんですか?」

提督「……ちょっとな」

榛名「榛名では相談相手になりませんか?」

提督「んー、そういうわけじゃなくてだな……」

提督「ある女の子にひどいことというか誤解される態度を取ってしまってな」

榛名「そうですか……提督は少々流されやすい部分がありますからね」

榛名「榛名、なんとなく想像できます!」ドヤッ

提督「ぐうの音もでねぇ……」ショボーン

榛名「あっあっごめんなさい! 榛名ちょっと言い過ぎました!」

提督「いやいいんだ。本当のことだし」

榛名「榛名にできることがあれば何でもしますので……元気を出してください」

提督「(ん? 今なんでもっていった?)」

提督「ありがとう……榛名はやさしいね」ナデナデ

榛名「あぁ^~……そ、そんなこと……///」

提督「じゃあそろそろ執務に戻るよ」

榛名「あっ、じゃあ榛名執務のお手伝いします!」

提督「いや、実は曙にお願いしてるんだ」

榛名「そう……ですか。じゃあ何かあったら声をかけてくださいね」ペコリ

提督「おう、またな(ええ娘や)」ヒラヒラ


夜・執務室



提督「ふぅ……キーボードを打つのも一苦労だな……」

提督「曙……もう来てくれないのかな……」ションボリ


コンコン


提督「んおほっん、入れ(あけぼのかっ!?)」

榛名「ていとく? 何かお手伝いできることはありませんか?」オソルオソル

提督「……榛名か」

榛名「曙ちゃんは……いないみたいですね」

提督「……うん」ショボーン

榛名「やはり榛名がお手伝いを……」

提督「でもなぁ……」

榛名「夕餉も摂られていないようですね」

提督「ちょっと時間がなくて……むしろなんで摂る必要があるんですか(逆ギレ)」

榛名「またそんなことを……提督のお体もお仕事も、提督だけのものではないのですよ……?」

提督「うっ」

榛名「提督、榛名にお手伝いさせてください!」ペコリ

提督「……わかった、榛名頼む。恩にきるよ」

榛名「はいっ」パァァ




曙「フテ寝してたらこんな時間になっちゃった!」タッタッタ

曙「嫉妬して、クソ提督のこと放置しちゃって……あたしのばかばか!」タッタッタ

曙「あいつにはあたしがついててあげなきゃ……何もできないんだから」タッ

曙「あれ? 執務室のドア、開いてる……?」ソッ





榛名「この書類で最後ですか?」

提督「ああ。そうそこの枠にその判子を――」

榛名「ふぅーー……なんとか今日中に終わりましたね」ニコッ

提督「ありがとう。榛名のおかげだよ」ニコッ

曙「(なによ……あたしなんてやっぱり必要なかったんだ……)」

榛名「提督、何かお召し上がりになりませんか? 榛名作ってきます」

提督「あぁ、そうだな。頼めるか?」

榛名「おまかせください!」ニコニコ

曙「(あたしなんかがお世話しなくても……クソ提督は……)」ダッ


提督「ん? 誰かいたような……」キョロキョロ




提督「ふぅ、ご馳走さま。榛名は料理も上手なんだな」ゲフゥ

榛名「いえサンドイッチなんて誰でも作れますし、榛名はまだまだです」

榛名「(提督に手ずから食べさせてあげられたなんて! 榛名、感激です!)」

提督「榛名はいいお嫁さんになるよ」ニコッ

榛名「///(これはっ! 間違いなく榛名誘われてますっ!!)」

提督「それじゃあ榛名、今日はありがとう」

榛名「てっ提督っ! おおお風呂やおお着替えはどうされるおつもりですかっ!?」ハァハァ

提督「んー、自分じゃ包帯巻きなおせないからな。ちょっとアレだが今日はこのまま寝るわ」

榛名「は、はるながっ、そのおおおお手伝いをっ」ハァハァハァ

提督「そこまでしてもらうのもなぁ」

榛名「榛名は大丈夫ですっ!!」ハァハァハァハァ

提督「お、おいなんか息が荒いけど大丈夫か?」

榛名「榛 名 は 大 丈 夫 で す」ギラギラ

提督「アッ、ハイ」ビクッ

榛名「じゃじゃあ提督のおおお部屋にっ」

提督「すまないな、頼む」

榛名「やったぜ(榛名、お姉さまより先に大人の階段をのぼっちゃいます!)」



七駆部屋



曙「グスッ ヒック」

潮「曙ちゃん? ど、どうしたの?」

曙「うぅ……うしおぉ~~~うぇーーーーーん」ガバッ

潮「ガチ泣きのやつ!!」

曙「クソ提督がぁークソ提督がぁー」ビエーン

潮「お、おーよしよし……落ち着いて最初から話してみて?」


(曙説明中)



潮「ふむふむ……そっか。辛かったね」ナデナデ

曙「あいつには……あたしなんかが隣にいるべきじゃないんだわ」グスグス

潮「提督は競争率高いもんね。自信なくしちゃった?」

曙「…………うん」グスン

潮「でも好きなんだよね? だから嫉妬しちゃう」

曙「…………べつにすきじゃない」スン

潮「ほんと? 本当に好きじゃないの? 私は提督のこと好きだよ」

曙「!!」ビクッ

潮「流されやすくて悪ふざけが過ぎることが多いけど、どんなことにも一生懸命で」

曙「…………」

潮「いつも皆をとーーーーっても大事に思ってる。艦娘なら誰でも惹かれちゃうよ」

曙「…………うん」

潮「だから私は、提督のことが好き。曙ちゃんは?」

曙「あたしも…………」

潮「……でも曙ちゃんより私のほうが提督のこと好きだと思う」

曙「そんなことないっ! あたしのほうが大好きだもんっ! 結婚したいもん!!」

潮「はい、よく言えました」ナデナデ

曙「あっ……///」



潮「曙ちゃん……もう大丈夫?」

曙「うん……あの……迷惑かけたわね」テレテレ

潮「じゃあ提督に会いに行ってきたら? きっとまだ寝てないよ」

曙「でも……会ってなんて言えばいいか……」

潮「まずは執務をすっぽかしたことを謝ったらいいんじゃないかな」

曙「うっ……」

潮「明日になったらもっと会いにくくなるよ?」

曙「そう……そうねっ! グズグズ悩むなんてあたしらしくないわっ」

潮「そうと決めたら行っておいで!」

曙「うんっ! 潮、ありがと!」ダダッ



ガチャッ バタン




潮「頑張って、曙ちゃん!」

潮「はぁー……私も結構本気で提督のこと好きだったんだなぁ」キュッ


提督私室



提督「どうぞ。何もない部屋だけど」

榛名「しししししつれいしまっ」

提督「じゃあすまないが着替えを手伝ってくれ。軍服ってのはなんでこう――」

榛名「きき着替える前にお体をお拭きしたいと思うのですがっ!?」

提督「いや、そんなことまでさせてしまうわけには」

榛名「いいいえ、ここまで来たらいいいいっしょですからっ! ささっ」

提督「お、おう。そこまで言うなら……頼もうかな」

榛名「じじじゃあしつれいしてっ」ヌガセヌガセ

提督「上着だけとはいえ……なんか照れくさいな」ウシロムキ

榛名「はぁー……はぁー……はぁー……」ゴシゴシ

提督「絶妙な力加減だな……気持ち、いい……」トローン

榛名「エッッッッッッッッ」ヨダレダバー

提督「ん?」

榛名「(あぁ^~)」ゴシゴシゴシゴシ




提督「榛名ありがとう。さすがに下は大丈夫だから」

榛名「い、いえっ! ここからが本番ですからっ! 遠慮せずにっ さあさあっ!」カチャカチャ

提督「えっなにそれは……ちょっベルト外そうとするんじゃないっ」

榛名「いえっ! 榛名は大丈夫ですからっ」ハァハァハァ

提督「俺が大丈夫じゃないからっ!」

榛名「いいゾーこれ!」カチャカチャ

提督「何してんすか! やめてくださいよ本当に!」

榛名「だめです(食い気味)」

提督「まて榛名っ! 俺……好きな人がいるんだ……!」

榛名「は?(威圧)」ピタッ

提督「おっ俺は! 曙のことが好きなんだっ!」

榛名「……」

提督「だからこれ以上は……」

榛名「……なんとなく分ってました」ウツムキ

提督「すまない榛名……」



榛名「でもソレはソレ、コレはコレですよねっ!(錯乱)」ズルズルズル

提督「あっちょっ、何にもわかってねぇ!!」

榛名「先っちょだけですから先っちょだけですからっ」ドンッ

提督「お前なに言ってんのー! って押し倒すなっ」

榛名「既成事実既成事実(榛名は二番目でも構いませんからっ)」パンツ ガシッ

提督「逆ゥー!!」アワワワ

榛名「提督……新婚旅行は瑞雲ハイランドにいきましょう!!」


ビリビリビリ


提督の提督「砲雷撃戦、開始するぴょん!wwwwwwwww」

提督「あああああああああ!!(12時間ぶり3回目)」

榛名「提督……なんて雄雄しい……榛名! 全力で参ります!」ハァハァハァ

提督「ひぃっ! 野獣の眼光!!」

提督「いやあああああああ助けてあけぼのおおおおお!!!」




曙「マッハパンチ!!」ブバァッ

榛名「きゃっ!!」小破!



ドアガチャ!



雷「あれはマッハパンチ!」

電「なのです!」カタグルマ

提督「知っているのか雷電?! てか外にいたなら止めてくれ」

雷「うむ! らいでんじゃないわ! そこのとこも――」

電「音速を突き破る高速のストレート……なのです!」

提督「721!!(なんで肩車してるんだ!)」

雷「本名はキング・バ○ラー、史上最強のボクサーと謳われた父親と同名……」

雷「息子=Jr.の『J』を通り名としているあの漢の必殺技よ!」

電「とびっきりキュートな艦娘のみが使える必殺技なのです!」

提督「民明書房刊なのです!」



曙「クソ提督っ! 無事!?」

提督「あ、あぁ何とか」

榛名「……ふふ」

曙「!?」

榛名「邪魔はさせません……」

曙「あたしのマッハパンチを食らってまだ動けるというの?!」

榛名「既成事実……結婚……ハネムーン……妊娠……」ユラァ

雷「あ、あれはマッハパンチの構え?!」

電「キュートさでは艦娘屈指の榛名さんなら使えるのも一理あるのです!」

提督「一理あるんですかねぇ!?」

雷「榛名と曙じゃウェイトも体格差も榛名に軍配が上がるわ」

電「同じ技同士なら曙ちゃんは……」

提督「なんだこれ…………………………なんだこれ!!」



榛名「勝手は! 榛名が! 許しません!」ユラァ

榛名「マッハパ――」

曙「フラッシュピストンマッハパンチ!!」ババババババババババ

榛名「きゃああああああああ」バターン 大破!

雷「あれはFPMP!」

提督「知っているのか雷電!?」

雷「うむ! らいでんじゃないわ! そこのとこも――」

電「0.7秒間に十発ものマッハパンチを繰り出す。一度放たれると腕の神経がちぎれ、再び放つことはできないと言われている」

電「民明書房刊なのです!」

榛名「これが運命なら……受け入れ――」ガクリ

曙「はぁはぁ……駆逐艦だからって舐めないでよねっ!」

提督「あけぼのぉぉぉ」ヒシッ

曙「ごめん、待たせたわね……」ナデナデ

提督「ありがとう……もうだめかと……」ギュー

曙「ちょっと、苦しいわよ……ふふ」ギュー




雷「ふふ、私たちはお邪魔みたいね。帰りましょ」

電「はい。ちょっと妬けるのです……」テクテク

雷「それはそうとそろそろ降ろしてくれない?」

電「(後ろあたまがあったかいのです)」



曙「落ち着いた?」

提督「ああ、取り乱してすまない……」

曙「でもあんたも贅沢ね。榛名みたいに顔もスタイルも性格もいい女性に迫られて拒否するなんて」

提督「俺は本当に好きな女以外とそういうことをする気はない」

曙「だ、誰とならそういうこと……するの……?」ドキドキ

提督「そりゃあ……」

曙「……」ジーー

提督「……」ジーー




提督「俺は…………」

提督「お前のことが好きだ、曙」

曙「クソ提督……」

曙「あたしっ、あたしも! あんたのことが好き!」

提督「今はまだ、だけど……いつか俺と……」

提督「俺と結婚してくれませんか?」

曙「はい……はいっ!」グスッ



ドアバーーン!!



日向「えんだあああああああああああああああ」

伊勢「いやああああああああああああああああ」

漣「うぃるおおおおおおおるうぇぇいず」

潮「らぶゆー///」

提督曙「「!!!」」ビクーン!

提督「お、お前達どうして……」

日向「瑞雲と聞いて馳せ参じた」ドヤッ

伊勢「日向ーもう眠いよ……」

曙「い、いつから……?」

漣「ボーノ……お前のことが好きやったんやっ!」

潮「あっ、あたしもー!///(声マネ)」

漣「の、くだり」

曙「あ……あんたたち……」プルプル

提督「全員出てけーーーー!!!」




そして……一月後




不知火「司令、ご一緒に昼食でもいかがですか?」

提督「おぉー! ぬいぬーい……いてっ」グイッ

曙「ほらっ、手を離そうとしない!」

提督「悪い悪い」

不知火「……お二人は本当に仲が良いのですね」

提督「まあな!///」

曙「///」

夕立「あーっ! 提督さんだっ!」

時雨「こんにちは、今日も仲がいいね。ちょっと羨ましいよ」

提督「照れるだろにゅふふふふ」

不知火「司令、気持ち悪いです(直球)」

金剛「ヘイ、提督ぅー! 今日も仲良しネー」

榛名「提督、お疲れ様です」

曙「みんなもこれからご飯?」

夕立「そうっぽい!」

提督「じゃあ皆で一緒に食うか!」

不知火「よかった。けものは居てものけものはいなかったのですね」ウンウン



おわり

これにて終了です
読んでいただきありがとうございました
HTML化依頼してまいります

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年07月03日 (月) 02:07:34   ID: o59KgSEd

良い・・・!

2 :  SS好きの774さん   2017年07月14日 (金) 06:23:47   ID: hrbHoKeB

面白かった。

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