野崎「この間、信号の夢を見たんだ」佐倉「信号の夢?」 (14)

野崎「ああ、ネタに使えるかどうか……聞いてもらってもいいか?」

佐倉「うん!! いいよ!!」

佐倉(どんな夢なんだろう……)

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まず、俺は夢の中でアシスタントと一緒にドライブをしていた。

野崎「じゃあドライブに出発だ」

佐倉「うん!!」

堀「おう」

若松「楽しみですね!!」

そして真っ直ぐの道で車を走らせてる途中の事だ。

堀「ここら辺は信号が多いらしいぞ」

野崎「成る程」

その話をしてる途中で信号の下を通ろうとすると……

青信号「馬に乗ったお姫様達……ここから先は安全だよ、僕が保障する」

青信号「君達が安全にドライブできるなら……僕はそれで幸せだよ」

堀「……あの信号、イケメンだな」

野崎「顔ついてないんですけど……」

そこから先はずっと青信号が続いたから……

青信号「どうぞ通って」

青信号「運転している君の顔は可愛いよ」

青信号「スカートあげます!!」

正直うるさかった。

堀「ずっと青信号が続いたらいいな」

野崎「そう思ってるのは先輩だけですね」

そしてしばらくすると……

若松「あっ、黄色になりましたよ」

野崎「そうだな」

とその時……

黄信号「おらあっ!!」ブン

パリーン!!

若松「ぐほっ!!」

野崎「若松!!」

佐倉「だ、大丈夫!!?」

なんと信号から手が生えてバスケットボールを車の中にいる若松に投げつけてきたんだ。

信号のコントロール、威力は抜群で車のガラスが破壊された。

黄信号「おらおらおらおら!!」

若松「いたっ!! ちょっ……やめっ……!!」

野崎「おかしい……黄信号の時間がいくらなんでも長すぎる」

佐倉「野崎くん!! このまま止まってたら若松くんが死んじゃうよ!!」

野崎「そうだな」

若松の為を思い車を走らせたその時……

パッ

野崎「!!」

赤信号になった。

赤信号「ここは……止まった方が身の為だぜ?」

赤信号「ここから先に進んじまうと……お前がお前でなくなるからな」

赤信号「そう……俺の手によってな」

野崎「……」

瞬時に信号が真っ赤になった。

野崎「なんなんだこの信号は……」

と、その時。

佐倉「……私も負けられない!!」ダッ

野崎「佐倉!?」

佐倉が飛び出した。

そして一瞬で消え……

赤信号「野崎くん!! ここから先は行かせないよ!!」

赤信号になった。

野崎「佐倉!! 行かせてくれ!!」

佐倉「絶対行かせないもん!!」

野崎「何故だ!! 何故行かせないんだ!!」

佐倉「ここで止まらせればずっと野崎くんを見れるから!!///」











野崎「そこで目が覚めた」

佐倉「カオスな夢だったね……」

野崎「ネタにできそうと思ったのは最後のシーンなんだが……」

佐倉「う、うん……」













マミコ『今日は鈴木くんとドライb佐倉「犯罪だよ!!!」

野崎「あっ!!! 免許取れる年齢じゃない!!」

佐倉(それにしても私、夢の中で野崎くんにそんな事を……)

佐倉「の、野崎くん!!」

野崎「なんだ?」

佐倉「そ、その……野崎くんは夢の中で私にそういう事言われて……どう思った?」

野崎「……別にいいと思った」

佐倉「!!!」

野崎「デッサン用のモデルなら別にいつでも俺は構わないぞ」

佐倉(私が野崎くんをずっと見ていたいって言ったのはそういうことじゃないの!!)

~終わり~

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