クリス「強くてニューゲームか」 (31)

なんとか館にたどり着いたのは、4人だけだった。
隊長ウェスカー、ジル、俺

バリーの姿はある。



ジル「みんな大丈夫?」

クリス「バリーも無事でよかった(無理やり助けたからな)」

バリー「ここは?」

ウェスカー「普通の洋館じゃなさそうだ」

バンッ

ジル「今の音は?」

クリス「俺が見てくる」

ウェスカー「…そうだな、ジルとクリスが行ってくれるか?」

ジル「了解」

ウェスカー「二人に任せたぞ、私はここをバリーと確保する」

クリス(別行動させるはずのバリーを無理やり連れてきたから二人で作戦会議だろうな)



クリス(さて、どうするか…)

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クリス「結局お気に入りのサムライエッジ落としてしまったか」

ジル「さっきバリーを助けた時に…」

クリス(結局ナイフ1本でスタートか…。まぁ今頃ゾンビ程度素手で充分だが…それより先に)

クリス「ジル、ゾンビって信じるか?」

ジル「いきなり何」

クリス「ジュアヴォ」

ジル「?」

クリス(やっぱこれは俺だけか、これ以上聞いたら俺が事件に関与していると思われそうだ)

クリス「いや、何もない。ほらそこに血痕だ血痕」

ジル「本当だ、誰の血だろう」

クリス「ここを調べておいてくれ、その間に俺は先の部屋を見る。」

ジル「気をつけてね」



ケネス「」

ゾンビ「うううぅ」

ゴキッ

クリス「あれ?簡単に首折れたな。ついでにクリムゾン対策に首もぎ取っとくか」ググッ

クリス「おっとそうだ」

パキッ

クリス「ヘッドセットのカメラ潰しておかないと戦闘データ収集しているんだったな。あとは極力敵はスルーしよう」

クリス「監視カメラはどうしようもないし、あとはウェスカー達の動きに合わせるか」

バタンッ

ジル「何か音したけど…っ!」

クリス「ケネスが食われていた、今回の猟奇殺人事件と似ている」

ジル「早くウェスカーに報告しなきゃ、広場に戻ろう!」

クリス(どうせ居ないけどな)

ジル「ウェスカーとバリーはどこに!?」

クリス(ハンドガンも無いのかウェスカー…)

ジル「通信機も応答ないし…どうしよう」

クリス「ここに居ても仕方がない。この洋館を調査しよう。何かあったらこの広場だ」

ジル「…わかったわ」

クリス「無理はするなよ」

ジル「でもクリス、あなたは武器が…」

クリス「I have this」ナイフ

ジル「…」

ウェスカー「モニターをケネスに合わせたら、首をへし折られたゾンビが横たわっていた。」

ウェスカー「あとは獣が通ったかのように扉を壊された後だ。」

―――――――――――――――

ジル「クリス!ちょっと鍵探そうよ!」

クリス「どうせ爆破させるからこれぐらい…」

ジル「爆…破?」

クリス(おっと、確かに乱暴すぎたか…それに爆破は言うのはまずいか)

クリス「ちょっと動揺して手荒だったな、控えるよジル」

ジル「この状態だと仕方がないけど…冷静さは必要よ」

クリス「ほらジル、鍵見つけたから反対側広場の調査を頼む」

ジル「わかったわ」




クリス「行ったな?犬笛吹いて早く進もう」ピーッ!

首輪犬「グルルル!」

クリス「踏み潰してやる」

ドアノブが壊れそうだ、あと数回しか通れないだろう

クリス「なら一生通れるようにしてやる」

バキィッ

クリス「これで片道になる心配はないだろう」

バリー「・・・」

クリス「おお!バリー居たのか」

バリー「すごい音が聞こえてな、化物が出たのかと思ったぜ」

クリス(ウェスカーから俺の監視を任されたのか?ちょっと派手に動きすぎたか)

バリー「銃が無くて困っているだろう、さっき拾ったんだ、使えよ」

クリス「グレネードランチャーじゃないか、こんな代物を…いいのか?」

バリー「I have this」

クリス「チッ」

バリー「え?」

クリス「いやなにもない」

バリー「ついでに救急スプレーや弾薬も置いておくぜ、張り紙にも書いておこう」

クリス「・・・・・・・そうだ」

――――――――――――――

ジル「張り紙が…」

「弾薬やアイテム置いておくぜ byバリー」

ジル「助かるわバリー!、右下にまだ文章が…」

「武器置いておくぜ by クリス」

ジル「すご…グレラン!」

――――――――――

クリス「俺すごいかっこいいだろうな。」

クリス「墓地にはめる仮面、あと一つどこだっただろうか」

ジル「クリス!変な仮面を見つけたわ、たぶんここにはめ込むために」

クリス「待てジル!俺がはめ込むから下がっていてくれ」

ジル「?…わかったわ」

クリス(クリムゾンは流石に手強いだろうからな。)

ジル「気をつけてね」

カチャ、棺バターン

クリス「さてお出ましだ。」

クリムゾン「ヴォー」

クリス(回避アイテム代わりにこのナイフで充分だろう)

グサッ

クリムゾン「ぐぅぅ…」

クリス「お前も家族だ」フィニッシュブロー

ズバァン


ジル「頭が…消し飛んだ…」

リチャード「毒が…」

レベッカ「血清が必要なんです!」

ジル「確か反対側の物置部屋に血清があったわ」

クリス「もうある、はい」

レベッカ「あ…ありがとうございます」

ジル「準備がいいわね」

クリス「備えておいただけだ。俺はこの奥へ」

リチャード「待て!この先には大蛇が」

レベッカ「声を出したら傷口が開いてしまいます!」

クリス(さすがにナイフ1本じゃキツイか…)

ジル「クリス!グレランがあるわ」

クリス「そうか!じゃあ手榴弾を2個借りる」

ジル「ちょっとクリス!」

クリス「心配なら一緒に来てくれるか」

ジル「口を開けるたびに手榴弾を放り込むなんて…」

クリス「倒しきれなかったらグレランを使う気だったさ、倒せてよかった」

ジル「あまり無茶はしないで、心配だわ」

クリス「わかっている。レベッカとリチャードを安全な場所への頼む」

ジル「わかったわ。」

クリス「俺は別館の調査へ向かう」



ズガンッズガンッ

クリス「ウェスカー!無事だったのか!」

ウェスカー「ああ、化物に襲撃されて移動をせざるを得なくてな」

クリス「この洋館、かなりやばい」

ウェスカー(お前のようがやばい)

クリス「通信はダメか」

ウェスカー「ああ。それにまだ調査出来ていない場所があるだろう、それを頼む」

クリス「ああ、わかった」

ウェスカー「クリス!」

クリス「なんだ」

ウェスカー「扉に罠が仕掛けられている場合もある、迂闊に扉を破壊するな」

クリス「ああ、了解だ」

ウェスカー(鍵を使え)

クリス「植物のボスはジルが薬で倒してくれるだろうから、ジルとバリーに任せよう。」

クリス「サメの餌のリチャードは助けたからあとは研究所の入り口を見つけて…」

クリス「護身用拳銃か、これだけは持っておこう。」ガチャ

クリス「よし後はコレを降りたらサメだ」

タタタッ

ジル「クリス!」

クリス「ジル!どうしてここに」

ジル「大きい植物を倒した後、壁の隙間から貴方が見えて」

クリス(サメの時にジルが居ると危ない予感がするが、即死の巨大なサメが)

クリス「ではここは共に調査だ」

リチャード「危ない!!」バッ

ガバァ

クリス「リチャード!」

ジル「そんな…!…ここは危ないわ。逃げましょう」

クリス「ショットガンしか助けられなかったっ…!」

ジル(そんな器用に…)

クリス「奥の制御室まで走れ!食われるぞ!」

ジル「水で脚がうまく動かせなくて…」

クリス(まずい、俺を狙っているサメが…時間差でぴったりジルにピッタリ襲いかかるかもしれない)

クリス「鍵を開けた!ジル早く!」

ジル「もうすg」

サメ「」ガバァッ

ジル「っ!」

ズバンッ

サメ「ッ!!」バシャバシャ

クリス「持っててよかった護身用」

ジル「助かったわ!」

クリス「早く中で水抜くぞ」

クリス「良くも1発しかない護身用使わせてくれたな」

ザクザク

サメ「」

ジル「動けないサメへのトドメはもういい…じゃない?」

クリス「…そこらじゅうにあった資料やこの場所からして、この洋館は研究所らしいな」

ジル「みたいね、バリーに言わなくちゃ」

クリス「バリーの様子はおかしい、警戒しておけ」

ジル「確かにそうね、わかったわ」

壁に貼られた紙「使うと良い、あとドアを修理しておいた」

ジル「スプレーや弾薬があるわ」

クリス(ドアノブじゃなくてドアを修理したのかウェスカー)

ジル「それじゃあ最初の洋館の調査へ戻るわ」

クリス「待ってくれ、先に隣に小さい小屋があっただろう、そっちの調査を頼む」

ジル「確かにまだ見ていなかったわ、了解」

クリス(そう…避難しておいてくれ。ハンターが来る)

クリス「久々にハンターに触ったが、ナイフ結構刺さるんだな。」

ハンター「」

クリス「リチャードのショットガンで殴ったら結構効いたな、銃弾がでなくなって使えなくなったが」

クリス「この後はハンターがそこらじゅうに出現するんだったな。」

レベッカ「キャー!」

クリス「そうだ、忘れていた!レベッカだ!」

―――――――――

レベッカ「どうして開かないの扉!」ガチャガチャ

ハンター「」ズシッズシッ

ガチャン

クリス「レベッカ!下がれ!」

ハンター「!」

クリス「喰らえ護身用拳銃!(投擲」ブンッ

バシッ

クリス「そして犬笛置いてた机と椅子!(投擲」ブンッ

ドゴンッ

ハンター「」

クリス「くらえショットガン!」ブンッ

バコンッ

クリス「そして空軍時代からの愛用ナイフ!」

レベッカ「あの…もうやめてもらえないでしょうか…」



ウェスカー「この出来損ないが。クリス、手を貸せ」

クリス(リサ・トレヴァーか、この子どうなったんだろうな。)

ウェスカー「お前銃を持っていないのか…」

クリス(ここでウェスカー突き落としても無駄だし、今は助けるか)

岩4移動ー

リサ「ママ・・・・!」

―――――――――――

クリス「バリーとジルを見かけたか」

ウェスカー「バリーは見たがジルは見なくなった。書き置きもなしだ」

クリス(まさかこいつ…ジルを捕まえたか…!)

エンリコ「STARSはもうダメだ…!裏切り者がいる!」

クリス「…」

バスンッ

エンリコ「ぐわあ!」

クリス「えんりこー」

――――――――

エンリコ「まさか本当に撃たれるとは」

クリス「ベストにショットガンの弾敷き詰めててよかったな。」

エンリコ「だが…実はゾンビに噛まれてな。もう時間の問題だ」

クリス(ちっ、無駄か…)

ジル「クリス!ウェスカーに捕まってしまって!」

クリス「ああ、分かってる。」

ジル「バリーにも気をつけて…」

クリス(そういえばバリーどうしよう…)

――――――――――

ウェスカー「まさかここまで来るとはな」

クリス「お前が黒幕だったのか、バリーも」

ウェスカー「そうバリーを攻めんでやってくれ、家族を人質にされててな」

クリス「…」

バリー「…」

ウェスカー「ナイフ1本で徘徊するお前の姿は実に滑稽だった。ヘッドセットが壊れているのが唯一の不幸だ」カチャ

ズガンッ

レベッカ「くっ…!」

クリス「レベッカ!(みんなより頑丈な防弾チョッキで助かってるんだったな)」

ウェスカー「バリー、用済みだ。やれ」

バリー「わかった」

ズガンッ

ウェスカー「貴様…私を裏切るのか…!」

クリス「絶対に[ピーーー]なよ、転生されたら困る」

バリー「わかってる」

レベッカ「防弾チョッキで助かりました」

ウェスカー「だがまだだ…!タイラントを起動させる…!貴様らも終わりだ…!」

タイラント「」ガシャーン

ウェスカー「やめろぉ!!こっちじゃない!!!」

クリス「あぶない、うぇすかー」ガバッ

ウェスカー「!?」

クリス「バリー、レベッカ、ウェスカーを拘束だ、死なせるなよ」

ウェスカー「貴様あああああ!」

レベッカ「了解です!」

バリー「その化け物はどうするんだ」

クリス「任せろ、QTEでなんとかなる」

バリー「?」

タイラント「…」ズシンッスシンッ

クリス「まずはショットガンの弾をばらまいた、そこへあいつが踏む、そしてコケる」

タイラント「…」ドテーン

クリス「ハートブレイク!」ナイフグサー

タイラント「…っ!」グッ

クリス「くっ、流石に頑丈だな」

バリー「どけ、俺のこれもぶちかませ!」ドゴンッ

ドゴォン ドゴォン

タイラント「」

クリス「二人はウェスカーを屋上に連行、信号弾も頼む」

レベッカ「了解です」

クリス「俺はコレをもうちょっとぐちゃぐちゃにしてからジルを助けに行く」

ウェスカー「」

クリス「起爆もセット完了、そしてジルだ」

―――――――――

ジル「クリス!ありがとう…」

クリス「みんな屋上にいるんだ、早く向かおう」

ジル「ええ!」

――――――――――――屋上

クリス「来るか…タイラント…!」

ジル「どうしたの待ち構えて」

バリー「早くヘリに乗れよ」

クリス「これで…終わりか・・・・」

レベッカ「」スヤァ…

ウェスカー「…」

バリー「変なことするんじゃねえぞ、隊長ウェスカー」カチャ

ジル「舞台は壊滅に近いけど、無事でよかったわ」

クリス「…」

クリス(バイオハザードはこれからも起きるだろう、ラクーンシティのGウィルスは俺の力じゃまず止まらない)

クリス(ベロニカウィルスでのウェスカーの妨害はなくなるからカルロスは助けれるかもしれない)クレアも

クリス(ガナードは完成させる前にあそこを調査に向かえば防げるかもしれない)

クリス(アフリカはウェスカーは居ないからウロボロスは完成しない…)

クリス(Tアビス?知らん。全員生還するからどうでもいいだろう。あとは…)

ウェスカー「…」ガバッ

バリー「うおっ!」ドテンッ

バッ

ジル「ウェ…ウェスカーが…!」

クリス「と…飛び降りやがったあいつ…!意地でも死にやがった…!!!!!」

夢で終わらせない。悪夢は続く。

―――――――――――完

書き込みながらだったから誤字ってるけど許してね

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