穂乃果「決めた…!ムシキングになる」【安価】 (15)

とある小さな森……

森の民の少女穂乃果は、平和な森に異変が起きた原因を調べるため旅立った父の帰りを待っていた。

しかし、父はいつまで経っても戻ってこなかった

穂乃果は小さい頃父に託されたドングリ型のペンダント「守護者の証」を胸に、森の異変と父を追って旅立つ。



穂乃果「よっ…ほいっ…うわっ…!」ドテッ

にこ「ったく…ドジねぇ…」

穂乃果「にこちゃん…ひどいよ~」

にこ「ほら、いいからとっとと立ちなさい。もう少しで休憩させてあげるから」

穂乃果「…うん。ありがとう」

にこは穂乃果よりも1歳年上の幼馴染みであり、父を追って旅立った穂乃果を追いかけて共に旅することになり

にこ「にしても…この数年で森も変わったわね…虫たちも私達の言う事あまり聞いてくれなくなったし…突然虫たちが消えたり…」

穂乃果「にこちゃん…そのセリフ聞いたの8回目だよ…?」

にこ「う…うるさいわね、早く行くわよ!」

穂乃果「わわっ…待ってよ!」


ーーーーーーーーー

にこ「この切り株で休みましょう」

穂乃果「やった!休憩だっ!」

にこ「はい、お昼ごはん」

穂乃果「わっ!樹液クッキーだ!」

にこ「ま…まぁ、これ位はしないとね?」

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にこ「ど、どう…?」

穂乃果「わぁっ、美味しい!!さすがにこちゃんだよ!」

にこ「なっ…こ、こんなの別に…簡単だし…?」

穂乃果「おかわり!」

にこ「もう…しょうが無い…わね」

穂乃果「やった~っ!」

にこ「…?」

穂乃果「ん?どうしたの?にこちゃん」

にこ「風が…草が…ざわめいてる…」

にこ「何か来る…っ」

>>4

穂乃果達の前に現れたのは?
昆虫(カブトムシ・クワガタムシ)

エレファスゾウカブト

にこ「エレファスゾウカブト!?」

にこ「ここら辺には…住んでないはずなのに…」

エレファスゾウカブト「グオアアアアアアアアア!!!!」

穂乃果「何か様子が変…避けてにこちゃん!!」

にこは紙一重でエレファスゾウカブトの一撃を避けるが、攻撃の衝撃で転がる

穂乃果「見て…エレファスゾウカブトの目…」

にこ「…赤色…?こんなの…見た事ない…」

エレファスゾウカブト「グオアオオアオアオ!!」

エレファスゾウカブトは穂乃果たちに突進をしてきて

↓1 1、攻撃が当たる
2、当たらない

にこ「うわっ…危な…」

穂乃果「お…落ち着いて…!!私達は貴方に危害を加えないから!! 」

にこ「…眠らせるしかないわね」

穂乃果「硬破麻酔銃…?危険だよ…!」

にこ「あのサイズなら…光にならないでしょ…」パンッ

エレファスゾウカブト「ウガオオオオオオオオオオ!!!」

穂乃果「き…効いてない…っ」

エレファスゾウカブト「ウウウウ……」

にこ「嘘でしょ…っ、そんな筈…あっ」カランッ

穂乃果「どう…しよっ」

エレファスゾウカブト「ウガアアアアアア!」

エレファスゾウカブトの攻撃が穂乃果たちに当たりそうになった時、穂乃果の守護者の証が光だした

穂乃果「…え?ええ?!」

暫くすると穂乃果の背後から謎の昆虫が現れ、エレファスゾウカブトを襲う

穂乃果「…金色…?」

にこ「何アレ…あんなの…見た事ない…」

謎の昆虫「……」シャキンッ ザシュッ

エレファスゾウカブト「ウガ…アアアアアア! 」グシャッ ブシャアア

穂乃果「ひっ…」

にこ「……」

謎の昆虫「……」シュイイイイイン…バンッ!

謎の昆虫は体をさらに光らせそして光の玉をエレファスゾウカブトに放つ

エレファスゾウカブト「ガアアアアア……」

エレファスゾウカブトに直撃すると、エレファスゾウカブトは瞬く間に光になって消滅する

穂乃果「……倒…したの?」

にこ「…助かった…わね」

謎の昆虫は穂乃果達のことをチラリと見てどこかに飛び去って行き

穂乃果「あの昆虫…何だったんだろ…」

にこ「さぁ…取り敢えず行くわよ。ここは危険ね」

にこ「…あれ、倒れてるのって…」

穂乃果「小さい…コクワガタ…」

穂乃果「にこちゃん、キズスプレー…あるよね?」

にこ「あ、この中に…」

コクワガタ「キュウウウウ……」

穂乃果「痛かったね。すぐ終わるから、もうちょっとだけ待っててね」シュウウウウ

コクワガタ「……クウウウウ!」

穂乃果「良かった…立ち上がれるようになったみたいだね」

にこ「待って…様子が…」

コクワガタ「…クウ!!ク…クウ゛ウ゛…」

穂乃果「目が…!赤くなったり…黒くなったり…」

穂乃果「コクワガタ…!大丈夫…?心を落ち着かせて…洗脳なんかに…負けちゃダメだよ…」

にこ「…?洗脳?なんの事?」

穂乃果「え…?何が…?」

にこ「何がって…今アンタ…」

コクワガタ「クウウウウ!!」ブンッ

穂乃果「わっ…危なっ…」

穂乃果「大丈夫…大丈夫だから……」ナデナデ

コクワガタ「クウ…ッ…クッ…」

『殺せ!そこにいる人間達を!!』

穂乃果「落ち着いて…お願い…っ」

コクワガタ「クウウウ…ウウウ…ッ」バタッ

穂乃果「…た…倒れた…?」

にこ「…眠ってる…だけね…今ので身体的にも疲れたんじゃないの…?」

穂乃果「放っておけないよっ!」

にこ「…まぁ、アンタならそう言うと思ったわ…」

今日はここまでにします

穂乃果「ファイトだよ…コクワガタ…」

穂乃果「どうしよっ…にこちゃん…私たちの力じゃ森まで連れて帰れないし…」

にこ「んー…あれ…コクワガタ…怪我もしてるじゃない…」

穂乃果「ホントだ…足が…可哀想…」

にこ「ふぅ…分かったわ、私が村まで薬を取りに行ってくるから…少し待ってて…」

穂乃果「うん…でもいいの…?さっきみたいな赤目のムシが…」

にこ「大丈夫よ。逃げ足には自信があるから。あんたはコクワガタの目が覚めたらさっきみたいに暴れないように落ち着かせて…気をつけるのよ」

穂乃果「分かった…にこちゃんも気をつけてね…」

にこ「夜までには戻るわ」





穂乃果「1人じゃ心細いな…にこちゃん…大丈夫かな…」

ガサ…

穂乃果「…ひっ…何…?」

ガサ…ゴソ…

穂乃果「… 何…だろ…?」


>>15 1、人 2、虫 人の場合はμ'sの誰か
虫の場合は虫の種類を

アヌビスゾウカブト

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