エレン「進撃したくない」 (63)

エレン「進撃したくない」

ジャン「なんで」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375810499

エレン「俺って人間じゃん」

ジャン「半分くらいは」

エレン「それ気にしてるから」

ジャン「ごめん」

エレン「許す」

エレン「俺って巨人じゃん」

ジャン「どっちなんだよお前は」

エレン「だから半分なんだって」

ジャン「お、おう…」

ネタバレと自分のちょっとした考察?とかがはいってます

エレン「鎧の巨人も超大型もたぶん俺みたいな感じじゃん」

ジャン「アルミンも言ってたな」

エレン「普通の巨人もさ、自我がないだけでもとは人間なんじゃねえの」

ジャン「怖いな」

エレン「仮にさ、巨人イコール人間だとすんじゃん」

ジャン「やだなー」

エレン「俺も」

ジャン「で?」

エレン「俺はまだ討伐数ゼロだけどさ、巨人体の時にけっこう駆逐したんさ」

ジャン「ぱない」

エレン「俺って人殺し?」

ジャン「そうくるんか」

エレン「超気になる」

ジャン「病んでるなあ」

エレン「アドバイスプリーズ」

ジャン「気にしなくていいんじゃねえの」

エレン「適当だなー」

ジャン「考えたって」

エレン「少ないおつむで」

ジャン「むかつく」

エレン「ごめん」

ジャン「許す」

そういえばそうだった 

ジャン「人類が巨人に攻撃されてんのは事実じゃん」

エレン「覆んねえわ」

ジャン「俺らだって仲間殺されたし」

エレン「確かに」

ジャン「あとさあ」

エレン「うん」

ジャン「お前トロスト区奪還のときにミカサ攻撃しただろ」

エレン「らしいな」

ジャン「お前が攻撃したかったわけじゃねえだろ?」

エレン「そりゃな」

ジャン「なんつったらいいのかな」

エレン「考えろ考えろ」

ジャン「つまりな、もし巨人がもとは普通の人間だったとして」

エレン「…」

ジャン「人間食いたいとか思わねえだろ」

エレン「…」

ジャン「やっぱ早く[ピーーー]べきなんじゃねえかと思う」

エレン「…」

ジャン「俺たちの自由もだけど、元のヤツのためにもさ」

エレン「…そっか」

ジャン「うわ泣くなよきもいな」

エレン「うっせ」

修正

ジャン「やっぱ早くしなせるべきなんじゃねえかと思う」

エレン「…」

ジャン「俺たちの自由もだけど、元のヤツのためにもさ」

エレン「…そっか」

ジャン「うわ泣くなよきもいな」

エレン「うっせ」

つぎ



アニ「進撃したくない」

ベトフ「なんで」

アニ「ミーナをみたの」

ベトフ「痛々しかった」

アニ「うん」

アニ「同期がいっぱいいなくなったの」

ベトフ「静かになったよね」

アニ「うん」

アニ「初めて人をあやめてるのを実感してしまった」

ベトフ「遅くない?」

アニ「蹴るぞ」ゲシッ

ベトフ「もう蹴ってるし痛いし」

アニ「つらい」

ベトフ「だからあんまり深入りしないようにって言ったのに」

アニ「私もだけどライナーとか末期だよね」

ベトフ「つらい」

アニ「つらい」

アニ「作戦って決行しなきゃだめ?」

ベトフ「だめだよ」

アニ「だよね」

アニ「アンタは大きいからいいけどさ」

ベトフ「大きさ関係ある?」

アニ「私なんか必要なら叩きつぶさなきゃいけないんだから」

ベトフ「蹴ればいいじゃん、得意でしょそういうの」

アニ「お前をか」ゲシッ

ベトフ「ごめんて」

アニ「許す」

アニ「提案があります」

ライナ「作戦やめない?」

ベルアニ「どこから沸いて出た」

ベトフ「作戦やめるとか、故郷帰れないよ」

ライナ「それは困る」

ベトフ「でしょ?」

ライナ「うん」

ベトフ「じゃあやらなきゃダメでしょ?」

ライナ「…そうだな」

ベトフ「ってことでよろしくアニ」

アニ「まじか」

ライナ「頼んだぞ」

アニ「やだなあ」

つぎ

ライナー「進撃したくない」

エレン「はあ?」

ライナ「だって皆良い奴なんだもん」

エレン「もんっていうなきもい」

ライナ「いやあ…だってさあ…」

エレン「お前も良い奴だと思ってた俺の気持ちな」

ライナ「謝るわ」

エレン「許さん」

ライナ「おう」

ライナ「聞いてくれよ」

エレン「よかろう」

ライナ「故郷帰りたいんだよ」

エレン「ずっと言ってるよな」

ライナ「でももう進撃したくねえんだよ」

エレン「ふざけんなや」

エレン「つーかお前の故郷ってどこなの」

ライナ「はあ?そりゃおめえ…」

エレン「おう」

ライナ「…どこだよ」

エレン「知るか」

エレン「なんなのお前」

ライナ「ちょっと待って今混乱してるから」

エレン「はあ?」

ライナ「怖くなってきた」

エレン「そうかよ」

ライナ「あれ?じゃあ俺ってどこでクリスタと暮らせばいいんだ」

エレン「なんでクリスタが出てくるんだよ」

ライナ「結婚するんだよ」

エレン「は?」

ライナ「皆呼んでやるよ」

エレン「皆って?」

ライナ「同期みんなだろ」

エレン「来ると思うのか?」

ライナ「手配とかはマルコに手伝ってもらいたかったなあ」

エレン「…」

ライナ「ハンナやフランツもさすがに結婚はまだだったから、同期で俺らが一番だな」

エレン「…何言ってんだお前」

ライナ「はあ…そのためにも早く故郷に帰りてえなあ」

エレン「頭おかしいんじゃねえの」

つぎ

ベトフ「進撃したくない」

ユミル「興味ねえわ」

ベトフ「酷くない?」

ユミル「だってほんとにどうでもいい」

ベトフ「君の命もかかってるんじゃないの」

ユミル「…」

ユミル「ベルトルちゃんはなんで進撃したくないんでちゅか」

ベトフ「うざ」

ユミル「ハハ」

ユミル「お前の行動に理由とかあんの」

ベトフ「ないわけないじゃん」

ユミル「じゃあ何でだよ、言ってみろ」

ベトフ「…」

ユミル「ホラな」

ベトフ「なんでかな」

ベトフ「アニとライナーがどっか行っちゃったからかな」

ベトフ「僕は寂しいのかな」

ベトフ「それとも疲れただけなのかな」

ユミル「べつにライナーは近くにいるだろ」

ベトフ「…いないんだよ」

ユミル「いるだろホラ、エレンと話してる」

ベトフ「あれは僕の知ってるライナーじゃないよ」

ユミル「きも」

ベトフ「いきなり?」

ユミル「女々しい」

ベトフ「ガタイは良い方だ」

ユミル「そういう事じゃない」

ベトフ「性格もべつに女々しくないし」

ユミル「じゃあ弱いだけか」

ベトフ「…弱いのかなあ」

ベトフ「ユミルより強いんじゃないかな」

ユミル「なめんな」

ベトフ「でもクリスタ居ないとだめじゃん」

ユミル「私達は相思相愛だから近くにいなくても生きてりゃいいんだよ」

ベトフ「きも」

ユミル「ざけんな」

ベトフ「全部僕たちのせいなんだろうね」

ユミル「何が?クリスタがいないことが?そらお前らのせいさ」

ベトフ「やっぱ気にしてるんだ」

ユミル「まあな」

ベトフ「ごめんね」

ユミル「許さん」

ベトフ「あはは」

つづき

ユミル「私は進撃しない」

ベトフ「なんで?」

ユミル「それよりクリスタとずっといたい」

ベトフ「ぶれないね」

ユミル「まあな」

ベトフ「僕もライナーとアニとずっといたかったなあ」

ユミル「ぶれないな」

ベトフ「うん」

ベトフ「もう無理かな」

ユミル「さあ」

ベトフ「無理かなあ…」

ユミル「泣くなよめんどくさいな」

ベトフ「ライナーはあんなだし、アニもつらそうだった」

ベトフ「こんなことするべきじゃなかったのかな」

ユミル「知らねえよ」

ベトフ「あのときやめてたら良かったのかな」

ユミル「あのときっていつだよ」

ユミル「結果は誰もわかんねんだ」

ベトフ「生きにくい」

ユミル「これからは、せいぜいよく考えるんだな」

ベトフ「ないおつむで」

ユミル「自覚してんのか」

エレン「きいたことある台詞」

ユミル「すっこんでろ」

ベトフ「でももう決めてるんだ」

ユミル「私のアドバイスの意味」

ベトフ「だってもう引き返せないじゃん」

ユミル「まあなー」

ベトフ「僕は進撃するよ」

蛇足になりそうでこわいけど、おまけ


エレン「俺は進撃する」

ジャン「やっと泣きやんだと思ったら」

エレン「決めた」

ジャン「それでこそ死に急ぎ野郎」

エレン「うっぜ」

エレン「こんなこというのもどうかと思うけど」

エレン「…俺さあ、実は人ころしたことあるんだ」

ジャン「聞いたって」

エレン「巨人じゃなくて」

ジャン「マジかよ…クレイジーだな…半径20センチ以内に近寄んな」

エレン「ミカサ助けるためにだったけど」

ジャン「全面的に許す」

エレン「お前に許されてもなあ」

エレン「ちょっとしたトラウマだわ」

ジャン「勝ったお前がか」

エレン「子供だから」

ジャン「まあ、ほら、なんとかの最大幸福の最大多数とかいうから」

エレン「あーあれ」

ジャン「あれあれ」

エレン「最大幸福ね」

ジャン「ほんとにわかってんのかコイツ」

ジャン「あれだよ、一部の犠牲で多くが幸せになる…みたいなやつ」

エレン「へえ、お前も詳しくないんじゃねえか」

ジャン「う…アルミンに聞けばもっと詳しいんじゃねえの」

エレン「マジかよ、聞きにいこうぜ」

ジャン「いいぜ」

エレン「どうせだから競争しよう」

ジャン「おし…よーい、」



おわり

エレンが幼少期にやってたことを忘れていたので、無理やり付けたしました。
これでおわりです。

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