【ミリマス】風花「プロデューサーさんが構ってくれないんです……」 (48)

なんでこんなに早いんだろうね、俺が聞きたい
じゃ、上げていきます……リンクの奴はwikiでも見れば分かるから最初のだけで良いよね()

・多少のキャラ崩壊

・短めかつありきたり

・多少の間違い・表記ブレは脳内補完お願いします

最初の奴【ミリマス】琴葉「プロデューサーが構ってくれない」 【ミリマス】琴葉「プロデューサーが構ってくれない」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493993271/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496416153

皆 「かんぱーい!」カチンカチン

ミリP(以下、P) 「ゴクゴク……ぷはぁ!あー、生き返りますねえ!」

音無小鳥(以下、小鳥) 「おっ、プロデューサーさん良い飲みっぷりですね!」

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P 「久々の飲み会なんでちょっとテンション上がっちゃって!」アハハ

百瀬莉緒(以下、莉緒) 「あーら?私と一緒に飲めてるのが嬉しかったりするのかしら?」

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P 「まぁな……最近はなんだかんだで昼会う機会は多かったけど」

P 「飲み会の時とはわけが違うしな!」

馬場このみ(以下、このみ) 「まったくもー……プロデューサー、飲み過ぎには気をつけなさいよ?」

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P 「ヘーキですって!さ、ジャンジャン飲みますよー!」ガブガブ

莉緒 「イイ!イイわよ、プロデューサーくん!私も後に続くわ!」ゴクゴク

小鳥 「二人にだけ任せてなんておけませんよ……私も!」ゴクゴク



このみ 「あらら、この馬鹿どもは……」

豊川風花(以下、風花) 「…………」プクー

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このみ 「せめてあずさちゃんが居ればねえ……風花ちゃんどうかした?」

風花 「えっ?どうかしたんですか、このみさん?」

このみ 「いやぁ……なんかむくれてなかった?」

風花 「そ、そんな風に見えましたか!?」アセアセ

このみ 「ああ、違うなら良いのよ!でも、悩みがあるんだったら……」

このみ 「折角のお酒の席だし、ここはお姉さんに話してみない?」ウィンク

風花 「こ、このみさん……」ジーン

風花 「ええと、あのですね……」




P 「そういえば、新しい事務員さんってお酒飲めるんですかァ?」

小鳥 「飲めますよー?楽しくなりそうですね!」

莉緒 「プロデューサーくぅ~ん、新しい女の子の事ばっかり話してないで構ってよぉー!」バシバシ

P 「いって!お前、加減を忘れるほど酔ってんじゃねえ!」

小鳥 「いいなー!私も!」ダキッ

P 「うわっ!音無さんまで!」




風花 「…………」

このみ 「あちゃぁ……二人とも完全に酔ってるわね。一気に飲み過ぎなのよ、まったく」

風花 「……私も、たくさん酔えば」ボソリ

このみ 「ん?どうしたのよ風花ちゃん……って!勢いよく飲み過ぎよ!?」

風花 ゴクゴク

P 「おっ、風花もいい飲みっぷりしてる……俺も飲まなきゃな!」ゴクゴク

莉緒 「良いわね!さ、ジャンジャン行くわよ!」ゴクゴク

小鳥 ゴクゴク

このみ 「ああ、この子たちったら……!」



小鳥 ピヨピヨ

莉緒 「あはは……ね、プロデューサーくん。もう一杯……いかない?」ヘトヘト

P 「おう、まだいけるな……」フラフラ

このみ 「……これ私が後始末つけるのかしら」ジトー

このみ 「頭が痛いわ……風花ちゃんは平気?」チラリ

風花 「うう、ううううう………」ポロポロ

このみ 「!?」

風花 「ご、こ゛の゛み゛ざぁあん……」ヒック

このみ 「どうしたのよ、風花ちゃん!私の見てないところでエッチな事されたりとかしたの!?」アセアセ

風花 「それが……それがですねぇ……!」



風花 「最近、プロデューサーさんが構ってくれないんですよぉ!」ビエーン



このみ 「……はい?」

風花 「だから!最近構ってくれないんです!」

このみ 「プロデューサーが……?でも、こういう風に飲み会にもついてきてくれるじゃない」

このみ (……莉緒ちゃんと同じような気がしてきたわ)ヤレヤレ

風花 「飲み会に来ても、絡んでるのは莉緒さんや小鳥さんばっかりじゃないですかああああ!」ウルウル

このみ 「……まぁ、それは否定しないけど」

風花 「だから、せめて昼間くらいは私の事見てほしいのに……!」




―――――

P 「風花、今度の仕事の事なんだけどさ……」

風花 「もう!エッチなのはゴメンですからね!」

風花 「私は清純派なお仕事がしたいんです!」プンスカ

P 「もう聞き飽きたよ……ま、これからは清純派の仕事をとって来れると思う。今日はその皮切りに仕事を貰ったしな」

風花 「!せ、清純派の仕事ですか!」

P 「ああ、とりあえずはな……」

風花 「やったぁ……!」グッ

P 「これからは別の人にそういう系統の仕事は割り振るよ……今まで、嫌な事ばっかりさせてて悪かったな」

風花 「……えっ?」ポカン

P 「このみ姉さんは……いや、無理かなあ……それとも万一の可能性に賭けて莉緒とか」ブツブツ

風花 「…………」


―――――

このみ 「良い事じゃない、プロデューサーも調整してくれたんでしょ?」

このみ (……結局、私にセクシー系の仕事は回さなかったのね)ショボン

風花 「良くないです、良くないんですよ!」バン

このみ 「良くないの?」

風花 「はい!だって……」


風花 「私以外の子の身体を見て、満足するって事じゃないですか!!」ドン!


このみ 「……はい?」


風花 「他の人にそんな仕事を振るなんて……」

このみ 「……あの、風花ちゃん?セクシーな仕事は嫌なんじゃなかったの?」

風花 「嫌ですよ?」

このみ 「なら問題ないじゃないの」

風花 「で、でもプロデューサーさんが他の子に……」イジイジ

このみ (あ、これ面倒くさい感じになる奴だわ。恨むからね、プロデューサー)チラリ

風花 「だから!私はもっと構って欲しいんです!その……清純的に!」

このみ 「清純的ってなによ……風花ちゃんも大人なんだし、普通に話しに行けばいいじゃないの」キッパリ

風花 「そ、そうはいっても……」

このみ 「……もう、仕方ないわね。お姉さんに相談してみなさいな」

風花 「このみさん……?」

このみ 「莉緒ちゃんといい風花ちゃんといい……プロデューサーったら、全然アイドルの事見れてないんだから」ハァ

このみ 「どうやって篭絡するのか……私と一緒に考えましょ、風花ちゃん!」

風花 「!は、はい!お願いします!」




―――――

翌朝

P カタカタ

風花 「……あの、プロデューサーさん!」

P 「ん、どうした風花?」

風花 「あの……そのですね」モジモジ

P 「?」

P 「ああ、仕事の事なら心配いらないぞ。そもそも、お前にだけセクシー系の仕事を振ってたわけじゃないし……」

風花 「え?ち、違いますよ!お仕事の話じゃないんです!」アセアセ

P 「それじゃ、どうした?何か悩みでも……?」ジーッ

風花 「……えと、その」

風花 (ダメ!ここで話しちゃったら作戦も何もなくなっちゃう!)

P 「……風花?」

風花 「い、いえ!なんでもないです!」


風花 「それより、プロデューサーさん……今日のお昼って、予定ありますか?」

P 「予定?ああ、音無さんの分の事務を終わらせるくらいだから……特に、予定と呼べるものは入ってないかな」

風花 「じゃあ……お昼ご飯って、どうするつもりか教えてもらえませんか?」

P 「変な事聞くんだな……とりあえず、近場の蕎麦屋にでも行こうかと考えてたけど」

風花 「そ、それなら!私がご馳走しても良いですか?」

P 「ご馳走?悪いが、俺はアイドルに奢られるほど金に困っちゃ……」

風花 「そうじゃありませんよぉ!その……手料理を、ご馳走しようかと思いまして」

P 「料理を、か?」

風花 「あ、その迷惑なら良いんですけど」アセアセ

P 「……いや、頂こうか。折角だしな」

風花 「えっ、ほ、ホントですか!?」パァア

P 「料理が出来るって事ならそれはそれで番組を取ってきやすいからな。そういう意味では、清純派への第一歩だし」

風花 「えっ?あ、そ、そうですね!」アセアセ

風花 (上手くごまかせたような気がするけど……なんだろ、モヤモヤする)


―――――

風花 「お昼ご飯……ですか?」キョトン

このみ 「そうよ、やっぱり定番じゃない?」

風花 「でもプロデューサーさん、気が付かなそうだし……」

このみ 「ちっちっち……甘いわね、風花ちゃん」ニヤッ

風花 「?」

このみ 「お昼ご飯を作って手料理でアピールできれば……清純派のイメージもプロデューサーにアピールできるじゃないの」ウィンク

風花 「!こ、このみさん……!」


―――――

トントン

風花 (アピールは出来たのかなぁ……でも、なんか違う気が)

トコトコ

風花 「プロデューサーさん……終わりましたか?」

P 「あともう少しだ……ちょっとだけ待っていてくれ」カタカタ

P 「……よし、一段落。ご飯にしよう」

風花 「お疲れ様です!じゃあ、これ……」スッ

P 「これは……親子丼か?確かに食いやすいが……」

風花 「あれ?親子丼、好きですよね?」

P 「好きだよ?……待て、なんでお前が俺の好みを知ってるんだ」


風花 「ちょっと、小鳥さんに」ウィンク

P 「あの鳥は、まったく……いただきます」パチン

P モグモグ

風花 「ど、どうですか……?」

P 「美味い、すきっ腹には最高だな!」ガツガツ

風花 「良かった……」ホッ

P 「……それにしても、昼ご飯作ってもらってばっかりじゃ悪いな……」ボソリ

風花 「え?いや、良いんですよ!?」アセアセ

P 「いや、されてばかりじゃなんか気に食わん。後で何かお返しするから、考えておいてくれ」

風花 「……なんでも良いんですか?」

P 「ああ、俺にできる事ならな」

風花 「……ふふ、分かりました!ちゃーんと考えておきますからね!」ニコッ


―――――

このみ 「やればできるじゃないの風花ちゃん!」グッ

風花 「う、上手くいったんでしょうか……?」

このみ 「あのプロデューサーからあのセリフを引き出した時点で成功に決まってるでしょ!」

このみ 「でも……結局、何してもらうの?」

風花 「こ、これから細かく考えようかなと……」

このみ 「……甘い、甘いわよ風花ちゃん」

風花 「このみさん?」

このみ 「こっち来て見てみなさい」グッ

風花 「えっ?」


―――――

田中琴葉 (以下、琴葉) 「あの、プロデューサー……」

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P 「ん、どうした琴葉」

琴葉 「お昼ご飯って、もう食べましたか?」

P 「昼か?ああ、風花に作ってもらって食べたよ」シレッ

琴葉 「そ、そうですか……」ショボン

P 「ん?琴葉も何か用事があったのか?」

琴葉 「い、いえ!なんでもないです!」フルフル

琴葉 (お弁当作ってきたなんて言ったら……迷惑だよね)トボトボ

P 「…………」



P 「あー、ちょっと小腹が空いてきたなー何か食べようかなー」

琴葉 「!」

P 「あー困ったなー」チラッ

琴葉 「そ、それなら!私が作ってきたお弁当食べませんか!?」パァアア

P 「手作り弁当か、良いな!具材は何入れたんだ?」

琴葉 「えっと……プロデューサーは焼肉が好きって雪歩ちゃんから聞いたので」スッ

琴葉 「はい、焼肉弁当です!あんまりカワイくないんですけど……」カァアア

P 「……うん!人に合わせた弁当って、気遣いが感じられていいと思うぞ!」

P (よ、よりによって焼肉なんて重い奴なのか……ッ!?)ダラダラ

琴葉 「プロデューサー?」

P 「ああ、いや食べるよ。有難く頂く」

琴葉 「やっぱり、迷惑なら……」シュン

P 「迷惑なんてことはない!いただきます」パチン

琴葉 「め、召し上がれ!」ドキドキ

P 「……うん、いい味の濃さだ!白米によく合うな!」

琴葉 「そ、そうですか……良かった」ホッ


P 「ご馳走様……ありがとう、美味かったよ」

琴葉 「そ、そう言ってもらえるだけで作ってきた甲斐があります!」

琴葉 「……あの、プロデューサー?また作ってきてもいいでしょうか」オズオズ

P 「ああ、お願いしたいな。迷惑じゃなければ、だが」

琴葉 「迷惑なんてこと、あるわけないじゃないですか!頑張って作ってきますね!」

P 「ありがとう!……いやぁ、琴葉は気遣いの出来る良い嫁さんになりそうだな、料理も美味いし」

琴葉 「おおおお嫁さんですか!?」アセアセ

P 「若いのに大したもんだよ。うん、安心した……なんかジジくさいな」アハハ

琴葉 「……お嫁さんかぁ」チラッ

P 「ん、どうした琴葉」

琴葉 「いえ、何でもないです!」カァアアア

バターン

佐竹美奈子(以下、美奈子) 「プロデューサーさん、お腹減ってますよね!」キラキラ

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P 「減ってないです!!」



―――――

風花 「…………」

このみ 「プロデューサーは相変わらず優しいわねえ……」

風花 「ひょっとして……もう、私との約束忘れてませんか……?」プクー

このみ 「まぁ、あれが良くも悪くも私たちのプロデューサーって事よ」

風花 「もう……」

このみ 「さて、清純派ではこうなるって事が分かったけど……どうする?」

風花 「どうするって……」

このみ 「……誘惑、しちゃう?」ニヤッ

風花 「し、しませんからぁ!」


―――――

P カタカタ

P 「ふぅ……そろそろ休憩するか」

高槻やよい(以下、やよい) 「うっうー!おはようございます、プロデューサー!」ガルーン

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P 「おっ、やよい!お疲れ様!」

やよい 「なんだか久しぶりにプロデューサーと会った気がしますー……」ショボン

P 「ゴメンな?最近は、音無さんの仕事手伝ってたりシアター組に忙しいからさ……」

やよい 「いえ!プロデューサーが頑張ってるのに、私が文句なんて言えないです!」

やよい 「でもプロデューサー……今度、また私の事も見に来てくださいねー?」

P 「ああ、見に行くよ絶対」

やよい 「そうですか!よーっし、もっともーっと頑張るぞー!おーっ!」グッ




P 「……それでやよい、どうして事務所に?今日はもう帰ってもいいスケジュールだったと思うんだけど」

やよい 「それはですねー……小鳥さんが事務所のお掃除してないって聞いたので」

P 「……耳が痛い話だな」

やよい 「それで、私もお手伝いしないとなーって!プロデューサー、お掃除しても大丈夫ですか?」

P 「えっ、でも疲れてるだろ?悪いよ」アセリ

やよい 「ヘーキです!それに、私も久しぶりにプロデューサーと話してたいですから!」

P 「……そうか!じゃ、一緒に掃除しちゃおう!手伝ってくれるか、やよい?」

やよい 「勿論です!じゃ、早速お掃除しちゃいましょー!」ウッウー


―――――

風花 「…………」

このみ 「楽しそうに二人でやってるわねえ……どうするの、風花ちゃん?」

風花 「えっ……ど、どうするって言われても」アセアセ

このみ 「まったく……こうなったらやる事は一つでしょ?さ、行くわよ!」ガシッ

風花 「えっ?えっ?」ズルズル


―――――

このみ 「プロデューサー?」スタスタ

P 「このみさん?どうかしたんですか?」

このみ 「……事務所の掃除するのよね?」

P 「ええ。やよいと一緒にやってしまおうかと」

やよい 「このみさん、どうかしたんですかー?」

このみ 「ええ、ちょっとお手伝いにね」

やよい 「ええっ!?そ、そんな……悪いですよ!」ブンブン


このみ 「なーに言ってるのよ!大の大人が掃除一つ嫌がってちゃ世話ないでしょ?」

P 「良いんですか?手が空いてるからって、わざわざ手伝わなきゃいけないってわけじゃ……」

このみ 「いーのよ!それとも?私が手伝っちゃいけない理由でもあるのかしらー?」ジトー

P 「いや、そんな事は無いですけど」アセアセ

このみ 「じゃあいいでしょ?さ、風花ちゃんやるわよ!」

P 「えっ、風花?」チラ

風花 「……ど、どうも」オズオズ

このみ 「大人が二人加われば、作業も捗るでしょ?」

風花 「ダメですか?プロデューサーさん……」ジーッ

P 「いや、手伝ってもらえるならこれほどありがたい事はないよ。な、やよい!」

やよい 「はい!みんな一緒にお掃除できるなら、楽しく出来るかなーって!」キラキラ

このみ 「わっかいわねぇ……じゃ、お手伝いするわ!ピッカピカにしちゃうわよー!」グッ

風花 「が、頑張ります!」

やよい 「よーしっ!みんなで、頑張りましょー!」


このみ 「うー、うーっ!」グイーッ

P 「あっ、このみさん手伝いますよ」サッ

このみ 「あ、悪いわね……」

P 「いえいえ、お互い様ですし」

このみ 「何よその余裕……むっかつくわねえ」ジロッ

P 「ええ……そんな事言われても」

このみ 「ふふっ、冗談よ!ありがとね、プロデューサー!」

P 「困ったことがあったら俺に声かけてくださいね?いつでも駆けつけますから」

このみ 「まったく……そういう事、色んな子に言ってたらいつか刺されるわよ?いろんな子にばっかいい顔しないの!」

P 「でも、俺皆の事見るのが仕事ですし」シレッ

このみ 「もー……」


やよい 「ゴーシゴシ、ゴーシゴシ!えへへ、綺麗になると気持ちがいいですね!」キラキラ

風花 「やよいちゃんは元気ね……私は疲れてきちゃったかも」

やよい 「風花さん、頑張りましょー!綺麗になれば、心も気持ちいいですから!」

風花 「……うん!頑張ろうね、やよいちゃん!」

風花 「さ、今度は窓を磨いちゃおうか!頑張ろうね、やよいちゃん!」

やよい 「はーい!頑張りまーすっ!」

風花 「……んっ」グッ

やよい 「テンポ良く磨いていかなきゃダメですよー?頑張りましょー!」

風花 「お、おー!」テレ


P 「…………」ジーッ

このみ 「……プロデューサー、何見てるのかしら?」ギロッ

P 「な、なんですか……」タジッ

このみ 「いやー別にー?」ゲシッゲシッ

P 「いてっ!ちょ、ちょっとこのみさん!」

このみ 「何、風花ちゃんの胸見てるのよバカッ!」ゲシッゲシッ

P 「み、見てないです!」

このみ 「ホントの事なら私の目をよーく見て言ってみなさい?」ニッコリ

P 「…………」メソラシ

このみ ゲシッ

P 「いって!だから蹴らないでくださいって!」


風花 (見てるって……私を?なんで……?)

風花 「……!ま、まさか……!」

やよい 「?風花さん、どうしたんですかー?」

風花 「い、いや!?何でもないのよーやよいちゃん。早く終わらせちゃおうね!」

やよい 「はーい!頑張っちゃいますよぉー!」ウキウキ

風花 (わ、私の胸見てたの……?)カァアア


このみ 「風花ちゃんの揺れてる胸見てほくそ笑んでるんじゃないわよ!」

P 「笑ってません!笑ってませんから!」

このみ 「ウソおっしゃい!」ゲシッ



P 「な、なんとか終わらせましたね」ゼーゼー

風花 「だ、大丈夫ですかプロデューサーさん……?」

P 「ああ、平気だ……このみさん、容赦なさすぎですよ」ジトー

このみ 「えっちな目で見てるプロデューサーが悪いのよ!」プイッ

風花 「え、えっちな目って……」

P 「そんな事ないから!冤罪ですってこのみさん……」

やよい 「?」キョトン

このみ 「やよいちゃんは気にしなくていいのよー?オトナの話だからね」

やよい 「分かりました!……とりあえず、お掃除はこれで終わりですね!お疲れ様でしたー!」ガルーン

皆 「お疲れ様でしたー」



やよい 「そうだ、プロデューサー!久しぶりにアレ、やってみたいんですけど良いですかー?」

P 「アレ?……ああ、アレか!良いぞ!」

このみ 「……まさか、やよいちゃんにまで変な事教えたんじゃ」ジトー

P 「教えてません!じゃ、行くぞやよい!」

やよい 「はい!せーのっ」

  「ハイ、ターッチ!」パチン

やよい 「イェイ!ありがとうございました、プロデューサー!」

P 「ああ、俺も元気出てきたよ!こちらこそありがとうな、やよい!」

風花 「あ、あの!私もハイタッチしても良いですか!?」

P 「おう、良いぞ!」


  「ハイ、ターッチ!」パチン!

風花 「あ、ありがとうございます……」

やよい 「風花さん、もっと元気よくやりましょー!せーのっ!」


  「ハイ、ターッチ!」イェイ!


―――――

風花 「結局、やよいちゃん達とお掃除しただけで終わっちゃったなあ……」トコトコ

このみ 「風花ちゃん、そう気を落とさないで……」

風花 「いえ、良いんですこのみさん……私が悪かったんです」シュン

このみ 「……悪かったわね、私がもう少しうまく手助け出来てれば」

風花 「そ、そんな事ないですよ!このみさんがいなきゃ何もできてませんでしたから!」ブンブン

このみ 「……まったく、風花ちゃんはそこでワガママ言っても良いのよ?」

このみ 「じゃ、気を取り直して……今日は二人で飲みに行きましょう!」

風花 「はい!」


……-い


風花 「あれ?」

このみ 「何か聞こえたかしら?」クルリ


P 「おーい、風花!」ダッダッ


風花 「ぷ、プロデューサーさん!?」

このみ 「夜中に大声なんて迷惑よ?少しは気をつけなさい」ビシッ

P 「どんどん先に進んじゃうからじゃないですか……」ゼーゼー

風花 「あの、プロデューサーさん?」

P 「勘違いなら良いんだけどさ……風花、お前何か言いたかったことがあるんじゃないか?」

風花 「……え?」


P 「いつもより余計にかまってくるアイドルが最近増えててな……大抵、そういうアイドルはみんな構って欲しいとか言ってくるもんだからさ」

このみ 「普段からもっときちんとみんなのこと見てればそんな事にはならないんじゃないの?」ジトー

P 「おっしゃる通りでございます……」ショボン

P 「で、どうなんだ風花」

このみ 「風花ちゃん」ポン

風花 「……あの、私も寂しかったんです」ポツリ

P 「莉緒もそう言ってたな……けど、風花。お前に関しては、俺は結構普段から取材とかには同行してただろ?主に記者やカメラマンの監視として、だけどさ」

風花 「……最近、仕事が」

P 「?」

風花 「プロデューサーさん、セクシーなお仕事くれなくなりましたよね」


P 「まぁ、本人から嫌がられて無理に押し付けるわけにもいかんしな……」ウンウン

P 「風花だってずっと文句言ってただろ?」

風花 「……でも」

P 「でも……なんだ?」

風花 「その……えっちな目で、他のアイドル見る事になりますよね?」

P 「……はい?」

風花 「だって!私にばっかりそういうお仕事振ってきたのに!私以外の子にそういうお仕事させはじめたら……」

P 「待て待て待て!お前、俺をなんだと思ってんだ!?」


風花 「違うんですか!?えっちな目で見てないんですか!?」

P 「見てねーよ、仕事だぞ!俺は性欲の権化か何かか!」

風花 「……そ、そんな」ショボン

P 「はぁ……あのな、風花。俺がお前にセクシー系の仕事を振ってたのは、別にお前をいじめたかったからじゃないんだ」

風花 「……じゃあ、えっちな目で」

P 「見てないから!」

このみ 「……プロデューサー、本当のところはどうなの?」

P 「風花の名前をとにかく世間に知らしめる必要があったんです。ネットでも雑誌でも……いったんそういうアイドルがいるって分かってしまえば広がっていきますから」

P 「だから、最初は風花の他にはない長所を押し出してアピールしてたんです」

風花 「そうだったんですか……」


P 「悪い、風花。お前がここまで悩んでるとは思わなかったんだ。最初だけとはいえ、希望してない仕事をやらされたら、文句の一つも言いたくなるよな」

風花 「ち、違うんです!プロデューサーさん!」

風花 「わ、私は……プロデューサーさんに、見捨てられたんじゃないかって」

P 「そんな訳ないだろ?俺はお前がアイドルしてる限り、お前のプロデューサーなんだからさ」

P 「もっと俺に信用しろよ、お前を輝かせるために俺はいるんだぞ?」

風花 「……ふふっ、プロデューサーさんったら!相変わらず、かっこつけなんですから!」

このみ 「いつかホントに刺されるわよー?」ニヤニヤ

P 「冗談にならないんでやめてくださいよ……」


風花 「……あの、プロデューサーさん?」

P 「なんだ、風花」

風花 「今から、プロデューサーさんのお家で宅飲みしませんか?」

P 「俺の家でか?いや、アイドルがそれは……」

風花 「お返しに何かしてくれるって言ってましたよね?」ニコッ

P 「うぐっ、その権利をここで使うのか……」

風花 「……や、やっぱりダメでしょうか?」オズオズ

P 「……いいや、いいよ。男に二言はない!」

風花 「そうですか!」パァアア

このみ 「良かったわね、風花ちゃん。じゃ、私はここで……」

風花 「何言ってるんですか!このみさんも行きますよ!」

このみ 「えっ、私が行っても良いの?」

風花 「今日手伝ってもらったお礼も兼ねて、ぱーっとやりましょう!」

このみ 「……プロデューサー、いい?」

P 「むしろ、多数で来てくれた方がパパラッチもされにくいと思います。遊びに来てたっていいわけが通りやすいですし」

風花 「決まりですね!ふふっ、楽しみ!」ニコニコ


―――――

小鳥 「……おかしい」

P 「何言ってるんですか音無さん」

小鳥 「だって宅飲みですよね!?なんで私を誘ってくれなかったんですか!?」バン

P 「だって、昨日休んでましたし」シレッ

小鳥 「うう……昨日有給取った事をこれほど後悔したことはないわ……」

P 「……今度、うちで宅飲みしますか?」

小鳥 「します、したいです!」パァアア

P 「まったく……単純ですねえ」ジトー


ガチャリ

風花 「おはようございます、プロデューサーさん!」

P 「お、おはよう風花」

小鳥 「風花ちゃん、今度は私も行くからね!」グッ

風花 「え、ええっ……?」アセアセ

P 「ほっとけ……今日はレッスンだったよな」

風花 「はい、今から向かおうと思います」

P 「よし、じゃあ俺もついていく」スッ

風花 「!い、良いんですか?」

P  「昨日、仕事はやったしな。アイドルの状態をチェックして次の仕事の目算をつけるさ……さ、行くぞ風花」

風花 「……はい!」

小鳥 「ちょ、ちょっとプロデューサーさーん!」

P 「……グッドラック、リトルバード」b

小鳥 「そ、そんな事って……」ガクッ


―――――

P スタスタ

風花 「……あの、プロデューサーさん」スタスタ

P 「なんだ、風花。改まって」スタスタ

風花 「昨日の事、怒ってますか?」

P 「いいや、全然。むしろ感謝してる」

風花 「感謝、ですか?」

P 「恥ずかしながら、これだけアイドルを受け持ってると誰がどんな状態かってのを把握するのは難しいからな……そうやって、最初に言ってくれた方がありがたいんだ」

P 「だから困ってなんかないよ、絶対に」

風花 「……そうですか!」

P 「ああ、そうだとも……じゃ、行くぞ」

風花 「はーい!」ダキッ

P 「!?風花やめろって、当たってるから!」アセアセ


風花 「えへへ、やめませんよー!」ギュウウウ


 つづかないゾ

という事でおしまいです
なんで今日は一個一個の文量多めかって?眠いからだよぉ!

次のssは他の書いてるかもしれないけど仕方ないね、続かないもんね!

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