千歌「よーちゃんとちゅーしたい!」 (52)

梨子「......」

善子「......」

梨子「あ、うん」

善子「すればいいじゃない」

千歌「ちーがーうーのー!!」ジタバタ


※キャラ崩壊注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496314668

千歌「よーちゃんとー!キスしたいのー!」ジタバタ

善子「あぁ、うん....」

善子「だから曜さんに頼んですればいいじゃない」

千歌「はぁ....。これだから善子ちゃんは....」ヤレヤレ

善子「え、なにこれ。怒っていい?怒っていいの?」イラッ

梨子「落ち着いて、よっちゃん。これくらいで怒ってたら千歌ちゃんの相手はできないよ」

善子「それもそうね」

千歌「うん、聞こえてるからね梨子ちゃん?善子ちゃんも納得しないで」

善子「ヨハネよ」

千歌「キスしてなんて言えたら苦労しないよー!」

善子「そう?曜さんならしてくれそうだけど」

梨子「うん」

千歌「じゃなくて!言うのがっ、ちょっとっ、恥ずかしいの!」

梨子「そうなの?」

千歌「うん」

梨子「いつもみたいに『よーちゃん!千歌とちゅーするのだー!』とか言えば大丈夫じゃない?」

千歌「ちょっと待って梨子ちゃんの中の千歌ってそんなにバカっぽいの?」

善子「リリー、千歌さんのモノマネ上手ね」

梨子「いやーそれほどでも」テレテレ

千歌「え、ちょ、そうなの?私ってそんな感じなの?」

千歌「冗談はさておき、できれば曜ちゃんの方から自然な流れでキスしてほしいなって」

梨子「はぁ、なるほど......(冗談じゃなかったんだけどなぁ)」

善子「ふーん.....(直接頼んだ方が絶対早いわよね)」

千歌「うんうん」

梨子「うーん.....」

梨子「あ、じゃあこういうのはどうかな?」

ちかよし「「?」」

梨子「名付けて『寝たふり作戦』」

千歌「寝たふり」

善子「作戦?」

梨子「内容は簡単。まず千歌ちゃんは曜ちゃんと二人きりになります」

梨子「あ、千歌ちゃんの部屋か曜ちゃんの部屋でね?」

千歌「ふむふむ」

梨子「そして千歌ちゃんは寝ます」

ちかよし「「寝るの!?」」

梨子「あ、もちろん寝たふりだよ?」

善子「ああ....だから寝たふり作戦」

千歌「それでそれで?」

梨子「そして寝たふりしてる千歌ちゃんは曜ちゃんに聞こえる声でこう言います」





梨子「『曜....ちゃん、....キス...して....』(寝言っぽく)」





善子「......」

千歌「......」

梨子「あっ、寝言みたいに言うのがポイントだよ?」

梨子「それを聞いた曜ちゃんはきっと恥ずかしくなって千歌ちゃんを意識しだして目の前で寝てる無防備な千歌ちゃんに興奮して『ちょ、ちょっとだけならいいかな...///』とか思ったりして曜ちゃんは千歌ちゃんの上にまたがってそしたら....」ハァハァ

千歌「善子ちゃんは何かない?」

善子「ヨハネよ。う~ん、私は.....」

梨子「聞いてよおおおおおおおおおおおお!」

梨子「せっかく千歌ちゃんのために考えたのに....」

千歌「えぇ....」

善子「いや、ないでしょ。寝たふりして、しかもあざとい寝言言うって.....」

善子「ないでしょ」

梨子「そんなに?」

千歌「そうだよ。それに千歩譲ってそれで曜ちゃんがキスしてくれたとしても....」

よしりこ「「しても?」」

千歌「わ、私はできればお互い起きてるときにしたいなー、って思ったり///」テレテレ

梨子「......」

善子「......」

よしりこ「「(かわいい)」」

千歌「///」

梨子「そうだね。じゃあほかの作戦を考えよっか」

善子「そうね」

千歌「ありがとー」

善子「リリーの話でちょっとひらめいたんだけど」

善子「『キス待ち作戦』、なんてどうかしら?」

千歌「キス待ち?」

梨子「作戦?」

善子「そう」

善子「....といってもやることは単純よ」

千歌「何すればいいの?」

善子「曜さんと二人っきりのときに目をつぶって口を突き出して.....」

善子「何て言うかこう....キスを待ってる感じの顔をするの」

千歌「キスを待ってる感じの顔?」

善子「そう」

千歌「え~っと.....目をつぶって」マブタギュウウウウ

千歌「口を突き出す」ムチュウウウウ

梨子「ふっ、ちょっ、千歌ちゃん....!」ククッ

善子「あはははははは!ち、千歌さんタコ!タコみたい!」

千歌「うがー!そんなこと言われてもわかんないよ!善子ちゃんやってよ善子ちゃん!」

善子「わ、私!?(私も漫画でしか見たことないんだけど!?)」

千歌「そう!お手本が見たいよ!」

善子「(えっと確か軽く目をつぶって....)」メツブリー

善子「(少し上を向く感じでこう....)」スッ

梨子「......!!」

千歌「おー」

千歌「なるほどー。確かにキスを待ってる感じに見えなくも....」

千歌「あれ、梨子ちゃん?」

善子「(?リリーがどうかしたのかしら)」メツブリー

千歌「ちょっ、梨子ちゃん。待って待って待って、落ち着いて」ガシッ

梨子「ちょっと待って千歌ちゃん止めないで。これはもう誘われてるとしか.....」グググッ

千歌「いやいやこれは見本だからお手本だからそういうんじゃないから。ちょっ、力強いなこの転校生!」グググッ

梨子「いやいやこの無防備さは間違いなく誘われてるからやるしかないから堕天するしかないから!」グググッ

善子「??えっと、目を開けても...」メツブリー

千歌「ちょっと待って!もう少し目つぶってて!」

善子「ビクッ!?う、うん...」

梨子「はーなーしーてー!」ギギギッ

千歌「おーちーつーけー!」ギギギッ

善子「???」メツブリー

==数分後==

千歌「はぁはぁ.....。あっ、もう目開けていいよ、善子ちゃん」ゼェゼェ

善子「う、うん。.....何かあったの?」パチッ

千歌「友達の暴走を止めてた」

善子「?えっと.....」




善子「それはイスに縛り付けられてるリリーに関係あるの?」

梨子「もうしませんから!私が悪かったですから!」ジタバタ

千歌「あー....」

千歌「.....梨子ちゃんのコケン?に係わるから言わないでおくよ」

善子「う、うん(何があったのかしら....)」

千歌「でもこれは結構使えそう」

善子「でしょ?」

千歌「効く人にはバッチリ効くこともわかったし」チラッ

梨子「」フイッ

善子「?」

千歌「よしっ、明日さっそくやってみるよ!」

善子「まあ、頑張んなさい」

千歌「こんなバカみたいな相談に乗ってくれてありがとね!善子ちゃん!梨子ちゃん!」

善子「あぁ、バカみたいなことを相談してる自覚はあったのね.....」





梨子「ほーどーいーてー!!」ジタバタ

==次の日、部室==

曜「ちょっと早く来過ぎたかなー。練習までまだ30分以上あるね」

千歌「そ、そだねー」

曜「みんなが来るまでのんびりしてよっか?」

千歌「うん....」

千歌「....よ、曜ちゃん?」

曜「んー?」

千歌「.....ん~(えっと、確かこんな感じだったかな?)」メツブリー スコシウエムキー

曜「?」

千歌「ん~」メツブリー

曜「......」

千歌「......///」ンー

曜「.....もしかして千歌ちゃん」

千歌「!!」メツブリー






曜「眠いの?」

千歌「へ?」パチッ

曜「だって目つぶって動かなかったから、眠いのかなーって」

千歌「あ、いや、これは....」アセアセ

曜「みんなが来るまで寝てるー?」

千歌「えっと、そうじゃなくて....」

曜「今なら私の膝枕付きだよー。なーんて....」

千歌「寝る!!」

千歌「えへへへへー」コテンッ

曜「おっと...」

曜「あらら、そんなに眠かったの?」

千歌「そうそう。千歌は眠かったのだー」ゴローン

曜「あんまり夜更かししちゃダメだよー?」ナデナデ

千歌「気を付けまーす」ゴロゴロ

曜「みんなが来たら起こしてあげるねー」

千歌「ありがとー」

==次の日==

千歌「梨子ちゃん、善子ちゃん、ありがとー!」バーン

梨子「あ、千歌ちゃん」

善子「その様子だと成功したの?」

千歌「ううん!」

よしりこ「「え?」」

千歌「でもねっ、曜ちゃんに膝枕してもらったよ!」

よしりこ「「???」」

千歌「実は昨日ねー.....」


――少女説明中――


善子「あぁ、なるほどね」

梨子「まぁ、千歌ちゃんがいいならいいけど」

千歌「えへへー」テレテレ

千歌「それで!改めまして!」

善子「?」

梨子「?」

千歌「よーちゃんとキスするにはどうすればいいかな?」

善子「え?」

梨子「満足したんじゃなかったの?」

千歌「ちっちっちっ」

千歌「私が昨日よーちゃんにされたのは膝枕でありキスではない。そして千歌は曜ちゃんにちゅーされたい」

千歌「つまり私はまだ満足していない。よって今日も二人に相談しに来たのだ」

千歌「わかったかね、桜内くん?」ドヤッ

梨子「....」イラッ

善子「リリー落ち着いて。千歌さんと話すときはしゃべるみかんを相手にしてると思って」

梨子「そ、そうだったね、よっちゃん。私としたことがつい.....」

千歌「うん、私も悪かったけど二人もたいがいだからね?千歌だって一応傷つくからね?」

善子「それでなに?まだ曜さんとキスしたいの?」

千歌「うん!」

善子「.....って言っても、あとは直接頼むくらいしか思い浮かばないわよ」

千歌「えー。もっと考えてよー」

善子「えー」

梨子「......」

梨子「.....一つ思いついたけど」

千歌「おぉ!さすが梨子ちゃん!」

梨子「でもこれはさすがに.....、みんなにも協力してもらわないといけないし.....」ウーン

善子「なに?私たちも何かするの?」

千歌「いいからいいから!言うだけ言ってみて!」

梨子「えっとね.....」


――少女説明中――

梨子「....っていう作戦」

善子「......」

千歌「......」

善子「いやいやいやいや」

梨子「あ、あはは」





千歌「おもしろそー!」

よしりこ「「!?」」

千歌「よし明日!.....は無理っぽいから明後日その作戦で!」

善子「いや無理でしょ!?」

善子「....っていうかこれダイヤとか絶対反対するわよ?」

千歌「そこはほら、果南ちゃんと鞠莉さんに任せて」

善子「えぇ.....怒られて終わりだと思うけど」

梨子「でもダイヤさんってなんだかんだで果南さんと鞠莉さんの押しに弱いよね」

善子「それはまぁ、確かに」

千歌「善子ちゃんも梨子ちゃんも協力よろしくー!じゃねー!」バヒューンッ

善子「ちょっ!?私はやるなんて言ってな.....って、もういないし」ハァ

梨子「あ、あはは。まぁがんばろ?」

善子「リリーのせいだからね」ジロッ

梨子「ご、ごめんね。今度何かおごるから....」アセアセ

善子「......」ジトー

梨子「え、えーと....」

善子「はぁ....ま、やってあげるわよ」

梨子「さすがよっちゃん!優しい!かわいい!かっこいい!」

善子「はいはい」

==次の次の日、部室==

曜「よーそろー!....って、あれ?」ガラッ

ダイヤ「お疲れ様です、曜さん」

曜「お疲れ様でーす。みんなまだ来てないんですか?」

ダイヤ「ええ」

曜「(千歌ちゃんと梨子ちゃん先に行ったはずなのになぁ。トイレかな?)」

曜「じゃあダイヤさん、よかったら先にストレッチとかしませんか?」

ダイヤ「あっ、ちょっと待ってください。もうすぐのはずなので.....」

曜「?何がです?」

??「(もうすぐとか言うなー!ダイヤー!......まぁ行くけどね)」

鞠莉「グッモーニーン!ダイヤ!曜!」ガラッ

ダイヤ「グッドアフタヌーンですわ、鞠莉さん」

曜「あ、鞠莉ちゃん。お疲れー。グッドよーそろー!」

鞠莉「くっ、まさか誰もグッモーニンしてくれないとはね....」ムゥ

曜「あれ?果南ちゃんは一緒じゃなかったの?」

鞠莉「えっ?えっと.....果南は後から来るらしいわ」

曜「そうなんだ。鞠莉ちゃんとダイヤさんと果南ちゃんが別々に来るのって珍しいねー」

ダイヤ「そそそそうでしょうか?」アセアセ

鞠莉「めめめ珍しいこともないんじゃない?」アセアセ

曜「?」

鞠莉「......そ・れ・よ・り!!」

曜「?」

鞠莉「ダーイーヤー」テクテク

曜「(?鞠莉ちゃんがダイヤさんに近づいて行って....?)」

曜「(....って、近すぎじゃない?あんだけ近づいたら顔がぶつかっちゃ....)」

チュッ

曜「へ?」

ダイヤ「///」

鞠莉「ふふっ///」

曜「(キスしたあああああああ!?)」

曜「(キスしたよ!?口と口でキスしたよ!?マウストゥマウスだよ!?また鞠莉ちゃんの悪ふざけ!?絶対ダイヤさんに怒られるよ!?)」

曜「ままま鞠莉ちゃん!?」

鞠莉「ん~?どしたの、曜?」

曜「ど、どしたのって今....」

鞠莉「ああ、今の?今のは最近スクーゥアイドルで流行ってる挨拶(あいさつ)よ?」

曜「ス、スクールアイドルで流行ってる挨拶?」

鞠莉「イエス。最近はキスで挨拶するのがスクーゥアイドル界で流行ってるのよ」

曜「い、いやいやそんな話聞いたこと.....」





ダイヤ「その通りですわ」キリッ

曜「ダイヤさん!?」

ダイヤ「最近のスクールアイドルはメンバー同士でキスの挨拶をします」

曜「えぇ!?で、でも昨日までは普通に挨拶してたような.....」

ダイヤ「曜さん」

曜「は、はい」

ダイヤ「スクールアイドルたるもの流行に敏感でなければなりません。今の流行はキスで挨拶すること。ファンが求めているのならキスの1つや2つ必要なときもありますわ」

曜「え、は、はぁ....」

鞠莉「そうそう(ダイヤが真面目な顔して言うとそれっぽく聞こえるわねー)」

曜「そうなの.....かな?」

ダイヤ「そうです。ひょっとしたら曜さんだけ流行に乗り遅れているのかもしれせんよ?」

曜「そ、そんなまさか....」

果南「やっほーい」ガラッ

曜「あ、果南ちゃん。よーそろー」

ダイヤ「お疲れ様です、果南さん」

鞠莉「やっほー、果南」

果南「お疲れー!」

果南「あ、ダイヤー!」テクテク

ダイヤ「な、なんですの?」

チュッ

曜「」

ダイヤ「ど、どうも///」

曜「(普通にちゅーしたああああああ!)」

果南「///」アウアウ

鞠莉「かなーん!私もー!」

果南「お、おっけー」

チュッ

鞠莉「サ、サンキュー///」

果南「///」プシュゥ~

曜「果南ちゃん、今のって....」

果南「い、今の?ただの挨拶だよね?最近スクールアイドルで流行ってる」

曜「そ、そうなんだ(え、あれ?ひょっとして本当に私だけ知らない?)」

鞠莉「曜だけ知らないなんて遅れてるわねー」クスクス

曜「い、いやいや絶対私だけじゃない!....と思う」

ルビィ「お疲れ様ですー」ガラッ

花丸「お疲れずらー」

ダイヤ「ルビィに花丸さん。お疲れ様です」

曜「よ、よーそろー、ルビィちゃん花丸ちゃん(ルビィちゃんと花丸ちゃん、さすがにこの二人は知らないはず....)」

花丸「あ、そうだルビィちゃん」

ルビィ「んー?」

チュッ

花丸「え、えへへー。挨拶ずら///」

ルビィ「う、うん///」

曜「普通にやってるーーー!?」ガーン

ルビィ「ど、どうしました曜さん?」

曜「そ、その挨拶....」

ルビィ「あ、これですか?最近流行ってる挨拶ですよね」ニコニコ

曜「え、あ、やっぱり?」

曜「っていうか花丸ちゃんも知ってたの?」

花丸「マルはこの前知ったずらー。曜さんは知らなかったの?」

曜「えっ、いや....も、もちろん知ってたよ、うん!流行ってるよねー、うん!」

花丸「ずらー」ニコニコ

曜「(は、花丸ちゃんでも知ってるなんて....もしかして、私の情報遅すぎ!?)」




ダイヤ「花丸さんが言うと説得力がありますわね」ヒソヒソ

鞠莉「ルビィもなかなかだと思うわ」ヒソヒソ

果南「鞠莉が言っても全く信じてもらえなかったのにね」ヒソヒソ

鞠莉「ほっといてよ」ヒソヒソ

善子「ヨハネ、堕天!!」バーンッ

梨子「よっちゃん、もっと普通に入ろう」

果南「おっ、善子に梨子。一緒に来たんだ」

花丸「あれ?善子ちゃんトイレ行くって言ってたけど、梨子さんに会いに行ってたずら?」

善子「いやいや。行く途中でたまたま会っただけよ」

曜「あれ?千歌ちゃんは?」

梨子「お、遅れてくるって」アセアセ

曜「そうなんだ(まさかこの二人も?い、いや、二人とも恥ずかしがり屋だし知っててもやらない可能性が....)」

梨子「あ、そうだよっちゃん」

善子「ん?」

チュッ

梨子「え、えへへ。あ、挨拶だからね?///」

善子「そ、そうね。堕天使的にはむしろ物足りない挨拶ね///」

曜「予想はしてたけどさああああああああ!?」

よしりこ「「!?」」ビクッ

曜「挨拶なの!?それって挨拶なの!?ファイナルアンサー!?アーユーオーケー!?」

善子「え、ええ。最近流行ってる....」

梨子「むしろ流行らせたい....」ボソッ

曜「ん?」

善子「リ・リ・ィ?」ニコッ

梨子「な、なんでもないです!何も言ってないです!」ブンブンッ

梨子「と、とにかく今スクールアイドルで流行ってる挨拶だから普通だよ!」

曜「そ、そうなんだ....」


ガラッ

千歌「こ、ここここんちかー!!」

曜「!!ち、千歌ちゃん」

千歌「ご、ご機嫌うるわしゅーなのだ!本日はお日柄もよく練習日和だねー!」

曜「う、うん?」

?「(緊張しすぎでしょ!)」

?「(ぎこちなさ過ぎですわ!)」

?「(キスしたマルたちよりテンパってるずら)」

千歌「さ、さーて、千歌は最近スクールアイドルで流行ってる挨拶をしないといけないなー、うん」

千歌「ま、まだ挨拶してない人いないかなー」キョロキョロ



曜以外「(下手か!!)」



ダイヤ「コホンッ!そ、それなら曜さんがまだですわよ」

曜「!?ダ、ダイヤさん!?」

千歌「よ、曜ちゃんまだなのかー。じゃ、じゃあ千歌としよっか?」

曜「うぇ!?え、えっと、その....」

全員「......」




曜「う、うん」

曜以外「!!」

曜「え、えーっと、一応確認するけどただの挨拶なんだよね?」

千歌「うんうんっ」

曜「そ、そうだよね....うんっ」

曜「じゃあ....い、いくね///」

千歌「う、うん///」




チュッ




曜「.....///」

千歌「......///」

曜「.....///」

千歌「.....///」

全員「......」



ダイヤ「そ、それで......」

曜「?」

千歌「?」

ダイヤ「このあとどうするんですの?」

曜「??」

千歌「あっ....」





千歌「決めてなかったです!!」

曜以外「えっ.....」





曜以外「ええええええええええええ!?」

曜「???」

ダイヤ「決めてなかったって....そ、それだと本当にキスで挨拶が流行ってることになりますわよ!?」

千歌「ご、ごめんなさいー!」

鞠莉「んー?私はそれでもノープロブレムよ?」

ダイヤ「鞠莉さんは黙っていてください!」

果南「ま、まぁまぁダイヤ。私たちもこの後については考えてなかったわけだしさ」

ダイヤ「うっ。た、確かに....」

曜「え?え?なに?どーゆーこと?」

善子「曜さん、言いづらいんだけど.....」

曜「う、うん」




善子「さっきまでのは.....ドッキリよ」




曜「え?....えええええええええええええ!?」

曜「じゃ、じゃあキスが普通の挨拶っていうのは....」チラッ

ルビィ「えっと、その.....」メソラシー

梨子「ご、ごめんね、曜ちゃん....」メソラシー

花丸「さ、さすがにキスで挨拶は恥ずかしいずら....」メソラシー

曜「嘘だったのーーーーーー!?!?」

=======
====
==


千歌「曜ちゃ~ん。機嫌直して~」アセアセ

曜「千歌ちゃんなんて知らないっ」プイッ

千歌「ほ、ほらこれ!曜ちゃんが気になってたポッ〇ーのみかん味!」ヒョイッ

曜「.....」

千歌「.....」

曜「食べさせて!」アーン

千歌「りょ、了解なのだ!」




梨子「何やってるの、アレ?」

善子「千歌さんが首謀者ってわかったからケンカしてる.....らしいわよ」

梨子「あぁ、あれケンカなんだ」

善子「本人たちにとってはね」

曜「.....」ポリポリ

千歌「......」チラチラ

曜「....はぁ、わかったよ千歌ちゃん」

千歌「?」

曜「特別に条件付きで許してあげるよ」

千歌「よ、曜ちゃん!」パァァ

曜「よーそろー!」ビシッ

千歌「と、ところで条件ってなにかな?千歌にできることならなんでもするけど....」

曜「んー?いや、たいしたことじゃないけどさ」アハハ

千歌「うんうんっ」

曜「何でこんなイタズラしたのかなーって」

千歌「え?」

曜「教えてくれたら許してあげる!」ヨーソロー!

千歌「」

?「(あちゃー、これはまた....)」

?「(曜は変なとこで勘が鋭いからなぁ)」

?「(千歌さん、頑張ルビィ!)」

千歌「え、えっと....ちなみに何で?」

曜「え?いや....普通のイタズラにしちゃ手が込んでるなーと思って。まぁ、なんとなく.....かな?」

曜「あっ、別に深い意味がなかったらなかったで良いんだけどね」アハハ

千歌「あ、あはは。そうそう、深い意味とかはなくてね?千歌がイタズラを思いついてみんなに協力してもらってね、なんとなく曜ちゃんにドッキリをね?」

曜「あはは、やっぱり?」ヨーソロー

千歌「......」

千歌「ではなく!!」

曜「よーそろ!?」ヨーソロ!?

曜以外「(!?)」

千歌「ち、千歌がこのドッキリを企画したのはね....」

曜「う、うん」

千歌「よ、曜ちゃんと....」

曜「わ、私と....?」

千歌「ちゅ....」

曜「ちゅ?」




千歌「ちゅーしたかったからなの!!///」

曜「え....」




曜「えええええええええええええ!?///」

ようちか以外「(言ったあああああああああああ!?)」

曜「え、えっと千歌ちゃん?そ、それってその....///」

千歌「.....///」

曜「つまり、その....///」

千歌「///」

曜「///」

曜「わ、私も.....///」




千歌「う、うがー!!///」

曜「千歌ちゃん!?」

千歌「な、なんかちょっとこの部屋暑いね!暑いから私ランニングしてくるね!!」

曜「暑いからランニング!?で、でもこの後はステップの合わせじゃ....」

千歌「すぐ戻るから!じゃ、じゃあまた後で!!」ビュンッ

曜「あっ、千歌ちゃっ....行っちゃった」

曜「え、えっと.....」チラッ

全員「......」

曜「こ、この場合どうすればいいでありますか?」





梨子「追いかけて、曜ちゃん!」

ルビィ「曜さん早く!」

鞠莉「ハリー!ハリー!」

ダイヤ「特別に廊下を走るのを許可しますわ!」

花丸「急ぐずら!」

果南「千歌のことだから全力疾走してるよ!だから早く!」

善子「早く追いかけなさい!いつもみたく全速前進....」

曜「よーーそろーーーー!!」バシュンッ

善子「でね!.....って、もう見えなくなってる!?」


その後、顔を真っ赤にした千歌と曜が恥ずかしがりながら戻ってきたのは別の話。

おわり

前作(直近5作品)

鞠莉「ダイヤ!ハグして!」 ダイヤ「はい?」

曜「クリスマスは千歌ちゃんと過ごしたいので」

千歌「あのさ....」 善子「なに?」

【SS】梨子「やっぱりダイまりよね」 曜「え?ダイかなでしょ?」

【SS】千歌「ようりこだと思った?残念!ようちかなのだ!」




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