オレンジペコ「私の名は……アレンジペコです!」 (18)

アッサム「お茶の時間ですよ、ダージリン」

ダージリン「そうねぇ……」

アッサム「どうかしたのですか? 気が進みません?」

ダージリン「なんだか最近ティータイムもマンネリになってきた気がしない?」

アッサム「そう言われましても……これも伝統ですから」

ダージリン「そうなのだけど……」

オレンジペコ「そんな時は、私にお任せです!」ピョコ

ダージリン「あらオレンジペコ」

オレンジペコ「今日の私はオレンジペコではありません!」

アッサム「では何なんです?」

オレンジペコ「私の名は……アレンジペコです!」キリッ

ダッサム「「アレンジペコ?」」

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※前回のSS
 華「退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ!」みほ「哀しい女よ、愛深きゆえに」
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 のおまけでの誤字『アレンジペコ』から生まれたガルパン一発ネタSS

※メタ&ネタ被り&キャラ崩壊はSSの華

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496134812

オレンジペコ「まずテーブルはいつもの薔薇ではなく、青い朝顔と赤紫の紫陽花のアレンジメントで気分を変えてみました」

ダージリン「まあ綺麗!」

オレンジペコ「紅茶はアップルティーにしてみました。すりおろした果肉入りで爽やかな甘酸っぱさをお楽しみください」

アッサム「リンゴの甘い香りがたまりませんね」スーハー

オレンジペコ「付け合わせのお菓子は、紅茶が甘いので、甘さ控えめの塩バタークッキーをどうぞ」

ダージリン「ついつい食べ過ぎてしまいそうね♪」モグモグ

オレンジペコ「さらに、アプリゲーム『ガールズアンドパンツァー戦車道大作戦』についに追加されたルクリリ様のチェロ演奏をお送りします」

ルクリリ <~♪

アッサム「そういえば★5で弾いていましたね」

ダージリン「普段とは一風変わった楽しいティータイムになったわ。ありがとう、アレンジペコ」

オレンジペコ「アレンジペコ~っ、成功!」グッ

沙織「ほら麻子起きて!! また遅刻してそど子さんに起こられるよ!!」グイグイ

麻子「言わせておけ……ムニャムニャ」ゴソゴソ

沙織「ああもうそんなこと言ってないで起きなさーい!!」




沙織「はぁ……麻子ったら毎朝毎朝……いい加減ちゃんと自分で起きてくれないかな……」

オレンジペコ「そんな時は私にお任せです!」ピョコ

沙織「うわぁオレンジペコさん!」

オレンジペコ「今日の私はオレンジペコではありません!」

沙織「ええっ? どういうこと?」

オレンジペコ「私の名は……アレンジペコです!」キリッ

沙織「アレンジペコ?」

オレンジペコ「この台本の通りにすれば、冷泉さんは一人で起きられるようになりますよ」スッ

沙織「ええ~ホントに~?」

オレンジペコ「騙されたと思ってやってみてください♪」

沙織「う、うん……」

麻子「ZZzz……」

ガチャ……スタ…スタ……

麻子「んむぅ……沙織か……? 私はまだ眠い……寝かせろ……」

??「……っ」

スッ……ドスゥ!!

麻子「ひっ!?」ビクッ

麻子が耳の数センチ横での物音に驚いて目を開けると、枕に包丁が突き立っていた。

麻子「こ、ここっ、これは……どういうつもりだ沙織――」

??「沙織さんでなくてすみませんね」

麻子「い、五十鈴さん!?」

華「おはようございます、麻子さん」ニコッ

麻子「ど、どうして……こここんな……」ガタガタ

華「これ以上麻子さんに沙織さんを独占されるのは許しがたかったので、勝手ながら上がらせていただきました」

麻子「わ、私が沙織を独占? 何のこと――」

華「ここのところ沙織さんは毎朝毎朝麻子さんを起こさなければとここに通いづめなんですよ御存知ですか!? 私が一緒に登校したいとお誘いしてもいつもいつもいつもいつも麻子さんを起こしにいくから先に行っていてと沙織さんは私ではなく麻子さんのおうちへ向かうのです! つまり沙織さんは麻子さんのせいでずっとずっと行動を縛られているのですよ気づいておられましたか!? どうなんですか!?」ドスッドスッ

麻子の頭のシルエットをなぞるように、枕に突き立てられる包丁。

麻子「ひぃっ!? ほ、包丁は放してくれ! 危ないから! 話は聴く!」ブルブル

華「……ずるいです。幼馴染みなんて。今更なにもしなくても沙織さんは構ってくれる。私と居ても出てくる話題は男性との恋愛の話か麻子さんのことばかり……それなのに朝の沙織さんとの時間さえ貴女は私から奪っていく……もう、限界なんですよ麻子さん……」スッ

麻子「分かった! 起きる! 沙織に起こされなくてもちゃんと毎朝自分で起きて学校行く! だからやめてくれ!」

華「…………本当に?」

麻子「約束する! それに今日のことは沙織にも誰にも言わない! だから命だけは……」

華「……分かりました。麻子さんは大好きなお友達で、大切なチームメイトです。私だって傷つけたりなどしたくありません。ですが――次はありませんよ?」ギロリ

麻子「あ、ああ……分かった……!」コクコク

華「では、学校で。お邪魔致しました」ペコリ ニコッ

スタスタ…

麻子「……うっ……グスッ……」プルプル

沙織「あれからホントに麻子が毎朝ちゃんと一人で学校来るようになったよ!」

オレンジペコ「お役に立てて良かったです!」

沙織「それにしても華は熱演だったね。アドリブも凄かったし!」

華「沙織さんの為に頑張りました♪」

沙織「……あれ、演技なんだよね?」

華「うふふ♪」

オレンジペコ「アレンジペコ~っ、成功!」グッ

ペパロニ「うーむ……」

アンチョビ「どうしたペパロニ?」

ペパロニ「それがッスね、屋体で新メニューを出したいんスけど、なかなかアイデアが出てこなくて……」

アンチョビ「なるほどなぁー」

オレンジペコ「……」

ペパロニ「経費はそんなに増やせないんで、今ある材料をうまくやりくりして出来るのが理想なんスよ」

アンチョビ「上手くいけば在庫も捌けて、売り上げも増えて一石二鳥というわけか。本当にお前は料理のことなら頭が回るな」

ペパロニ「いやぁ、それほどでも!」

アンチョビ「……遠回しな嫌味だったんだけど……まあ端から伝わるとは思ってなかったが」

オレンジペコ「……」

アンチョビ「……」

ペパロニ「うーん……うーん……」

オレンジペコ「……」

アンチョビ「……あのさ、流れ的にそろそろ出てきてもいいんじゃないか?」チラッ

オレンジペコ「……料理に関しては他をあたってください」

アンチョビ「えー……」

オレンジペコ「ニシンをぶっ刺したりウナギをゼリー寄せしたいなら構いませんけど……」

アンチョビ「うん、分かった……他をあたる……」

カエサル「ふんっ!」ガコッ

エルヴィン「今日も装填練習に精が出るな」

カエサル「ふんっ! ああ。でもなぁ……」

エルヴィン「どうした?」

カエサル「この自作練習装置の練習にも行き詰まりを感じていてな……」

エルヴィン「もっと実践的な練習がしたいってことか?」

カエサル「ああ……」

オレンジペコ「そんな時は、私にお任せです!」ピョコ

エルヴィン「聖グロのオレンジペコさん!?」

オレンジペコ「今日の私はオレンジペコではありません!」

カエサル「じゃあ何ンジペコなんだ?」

オレンジペコ「私の名は……アレンジペコです!」キリッ

カエルヴィン「「アレンジペコ?」」

オレンジペコ「この装置、よく出来ていますね。手作りなのに凄いです!」

カエサル「いやーありがとう」

オレンジペコ「ですがより実践的な訓練をしたいとのこと。でしたら、まず状況を実戦に近づけましょう」

エルヴィン「そのこころは?」

オレンジペコ「実際の装填は激しく揺れる走行中の戦車の中で行います。それを再現する為に、装置とカエサルさんをリヤカーに乗せ、誰かが引っ張って動かしながら練習してみましょう」

カエサル「なるほど、一理ある」

エルヴィン「よし、おりょう! 物置からリヤカーを持ってくるんだ!」

おりょう「了解ぜよ」

オレンジペコ「さらに戦車の中は狭く、体の動きが制限された状況で装填作業を行わなければいけません。これを再現する為に、体を縄で縛ってみましょう」

カエサル「一理ある……のか?」

エルヴィン「よし、左衛門佐! お前の真田紐でカエサルを縛り上げろ!」

左衛門佐「合点承知!」シュルシュル

カエサル「ま、待て待て! そんな全身を縛られたら装填どころか身動きすら……!」ギシギシ

オレンジペコ「そして戦車は密閉されて暗くて熱いです。というわけでカエサルさんを黒いビニール袋で覆ってみましょう!」

エルヴィン「よし、カエサルをこの袋に放り込め!」ガサッ

カエサル「ちょっと! これはさすがに一理無い! やめモゴモゴ……」

おりょう「それをこのリヤカーに乗っけて」ポイッ ドスン

左衛門佐「出発進行!」ガラガラ

エルヴィン「ありがとうアレンジペコさん! おかげでいい訓練になりそうだ!」

オレンジペコ「アレンジペコ~っ、成功!」グッ

この後、同級生をロープで拘束し、袋に詰めた状態で運搬していた女子高校生3名がパトロール中の警官によって発見され、逮捕・監禁および略取・誘拐の疑いで事情聴取された。

絹代「アレンジペコ殿! お願いしたいことが!」

オレンジペコ「どうかいたしました?」

絹代「我々が勝利を目指すには、この先どのような戦法を執ればよいのか光明がさっぱり見えず……どうかアレンジペコ殿の御手腕で何卒……」

オレンジペコ「……考え無しの突撃をやめるというのは?」

絹代「それは出来ません! 突撃は我らの魂!」

オレンジペコ「では競技を変えてみてはどうですか? 何も考えずに突撃するだけでいい種目というと……ボブスレーの後ろで押す人などいかがでしょうか」

絹代「は、えっと……あの――」

オレンジペコ「はいアレンジペコ成功。ではこれで」

絹代「い、いやアレンジペコ殿!? ちょっと待っ――」

オレンジペコ「みんな驚くかもね♪ 知波単初のボブスレーチーム♪」スタスタ

三ツ井かりヱ「――うーん、ここまで書いたけど、これ以上続けても展開がワンパターンでオチも無さそうねぇ。どうしましょう……」

オレンジペコ「そんな時は、私にお任せです!」ピョコ

三ツ井かりヱ「聖グロの!? なんで黒森峰に!?」

オレンジペコ「今日の私はオレンジペコではありません!」

三ツ井かりヱ「じゃあ何レンジペコなのよ」

オレンジペコ「私の名は……アレンジペコです!」キリッ

三ツ井かりヱ「アレンジペコ?」

あ、しまった…

すみません、痛恨のミスです。
このSSこの先エロ展開があるので、元々R板に上げる予定のものだったんですが、うっかり間違えてここに書いてしまいました。
申し訳ありませんがこのスレッドはここまでで更新停止とさせていただき、今からR板に同名で立て直してまいります。
追ってくれていた方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ありません。
18歳以上の方は、宜しければ向こうでもお付き合いください。

オレンジペコ「私の名は……アレンジペコです!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1496140952/)
立て直しました。
続きはこちらでお願いします。

18歳未満の方は残念ながら大人になってから会いましょう。

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