北方「イコ! チェイス!」チェイス「ああ」貴虎「2スレ目だ」 (198)

書き溜め出来次第投下します、待っててね

前スレでの斬月の新形態は『メロンアームズorメロンエナジーアームズのイメージを盛り込んだカチドキアームズ』的な解釈でいいのかな?

>>3さん 大体合ってます、メロンEがカチドキっぽくなりつつエナジーのパイプが金色になってたり、前立てが変わってたりくらいかな

必要ないだろうけどやりたかった登場人物紹介



チェイス

 主人公であり仮面ライダーチェイサー変身者。蛮野打倒に大きく貢献しその功績を認められ生き残り、全国を旅していた。その途中で北方棲姫を拾い、成り行きで彼女の保護者に。慣れない子育てや海軍とのゴタゴタを乗り越え、人類を護るため深海棲艦と戦うことを決意、呉鎮守府に正式に所属した。

 が、ボディを敵に破壊されて死にかけ、一時期2頭身になったりしたが親友達や凌馬たちの協力で新たな体と力を得て何とか復帰。己の心のうちにある闇とも対話を果たし、人類と北方棲姫を護りきると覚悟を決め最終決戦に臨む。





北方棲姫


 ヒロイン。蛮野に利用され捨てられて、どこかの海岸に流れ着いたところをチェイスに拾われる。捨てられた際ショックで記憶をなくし深海棲艦としての力すらもなくしていたが、

自身の心の拠り所であるチェイスのピンチに凌馬の作ったオモチャ、DXホッポガンナーをガチの艤装へと変化させ、彼のバイラルコアたちとともにチェイスのピンチを救う。それ以来少しずつ深海の力と記憶を取り戻し、チェイスと自分の家である鎮守府を護るため鎮守府の防衛につく。




呉島貴虎


 呉鎮守府提督兼最強のアーマードライダー。ユグドラシルの残党狩など撒いた種をなんとか処理し終わった直後、その実力を認められ海軍にスカウトされ提督となる。ゴタゴタの反省を生かし、色々と苦心しつつも呉鎮守府を海軍でも指折りの実力をもつ鎮守府へと育て上げた。

同じ仮面ライダーであるチェイスの実力を認め、正式に軍属するよう働きかけた。北方棲姫を匿うことを容認したり、やらかした天龍を食事抜きで済ませるなど身内に甘いのは治っていないが、部下には恵まれたようでそれが仇となったことはない。最終決戦では自ら戦線に立ち、現場で指示を出しながら着々と轟沈数を稼いでいるホントに人間かコイツ




戦極 凌馬


 いわずと知れたMr「大体こいつのせい」。メガヘクス事件のとき貴虎にトドメを差されたが、バックアップを残しており懲りずにまた復活。復活後妖精さんの技術に興味を示し、妖精さんボディを作り紛れ込む。そして技術を学ぼうとしたところ工廠長と呼ばれるベテラン妖精さんにシバきゲフンゲフン根性を叩きなおされ、ちょっとだけ性格がマシになった。

以来艦娘を娘のように想う心が芽生え、ブラ鎮の殲滅に乗り出す。貴虎たちと和解後ブラ鎮を壊滅させ、開いた各鎮守府提督の席に仮面ライダーを斡旋する、艦娘のための新技術開発など割と頑張っている。現在「大体こいつのせい」後輩である蛮野と交戦中。






天龍


 天龍型1番艦娘。なかなか出撃させてもらえずストレスがたまり、貴虎の命令を無視してチェイスにケンカを売る、貴虎にケンカを売るなど色々荒れていたが、敗北を知り自分の力の程を知る。沢芽市を訪れた際謎のバナry青年に助言をもらい、熟していない果実を託される。

レ級襲撃の際自らの心と仲間を護りたいという思いが爆発、果実をドラゴンフルーツロックシードに成熟させ新たなるアーマードライダー「仮面ライダー龍月」に覚醒する。ライダー達との特訓のかいあってか現在では第一部隊に所属できるほどになった。現在貴虎の供回りとして隣で轟沈数を稼ぎまくっている




愛宕鈴谷龍驤


重巡洋艦娘とまないry軽空母の大中小3人組(身長←重要)。普段はチェイス不在時北方棲姫のお守りなどをしているが、その実呉鎮守府トップ3をはる実力者達。北方棲姫が仮に暴走した際に止める役割を担っている。龍驤の関西弁が若干キツイのは鎮守府のある県が関西圏だから。……たぶん




バイラルコアs

チェイスの武装バイラルコアであるスパイダー、バット、コブラが凌馬の予備ボディ改造品に入った姿。見た目がなんかどっかの蒼いクンカーとかエヘ顔Wピースとか超オールマイティとかに似ているが、全部凌馬の趣味のせい。丁度いい塩梅でにぎやかしてくれるので重宝するキャラ。



港湾棲姫(?)


特徴、金髪、金の角、通常よりも小さい、どっかの天才オニギリババロアスキーみたいな割と盛りすぎな気もする存在。凌馬が解析したものの、凌馬が助走つけて全力さじをブン投げるほどわけがわからない存在。正体は水ポチャしたあと行方不明になっていたライノスーパーバイラルだった。現在ボディが破壊されてしまったためバイラルコアとして北方棲姫のホッポガンナーに装てんされ、北方棲姫の力となっている




詩島 剛


 チェイスの親友兼追跡撲滅いずれもマッハなライダー。イッテイーヨした後はアメリカでハーレー博士の助手として深海棲艦と戦いながら彼女達を調査していた。そのとき島風と出会い懐かれる。とりあえず島風をチェイスの就職先に連れて行こうとしたら今度は出会った卯月に懐かれる。

両手にロリぶら下げながらもチェイスを戦闘でもメンタルでも助けた。現在チェイス達と共に最前線でシグナルをスポットライトにしつつ蛮野をバッカンバッカン耕している



島風


 島風型駆逐艦。史上最速の艦娘。ドロップ艦としてその辺をフラフラしていたら深海棲艦に襲われ、やられそうになったところを剛に助けられた。以来剛を師匠として慕い、一緒に鍛えたり戦ったりしている。

ハーレー博士の(魔)改造によってネクストシステム化された艤装を使い、剛たちと共に追いつかせないマッハなスピードで戦場をかき回す。



卯月


 駆逐艦睦月型4番艦。あ^~心がぴょんぴょんry。島風と同じくドロップ艦としてフラフラしていたら、からかいがいのありそうな剛と遭遇しそのままついてきた。剛をロリコンと呼んだり、剛にイタズラしたりとイタズラのベクトルは主に剛に向かっている。だがレ級遭遇時に一矢報い、さらに生き残るというしれっと快挙も成し遂げている。

現在剛たちと共に未だ未体験のショック(イタズラ)を蛮野たちにブチかましまくっている




呉島光実


 貴虎の弟で同じくアーマードライダーで、兄と同じく色々と整理し終わった後研究機関で深海棲艦について調査していた。沢芽市海岸に現れたツ級をザックと共に撃退、ツ級の中から出てきた艦娘龍田を呉鎮守府に連れてきたが、実は龍田は蛮野が差し向けたスパイだった。

蛮野の洗脳で正気を失い暴れる龍田を撃退し必ず助けると誓い、現在龍田を連れて聖都大学附属病院にいる


龍田


天龍型2番艦娘。蛮野の洗脳と改造を受け沢芽市海岸を単騎で襲撃したが、光実とザックに退けられ正気を取り戻し呉鎮守府へつれて来られる。が、蛮野の意思が心の奥にインストールされており、目的はスパイとして鎮守府にもぐりこむことだった。だが龍田本人の心が命令に抵抗、ロクに成果が出せないと見限られ鎮守府内でひたすら暴れるようにツ級へと強制変身させられ暴れた。

 が、龍玄が彼女を止め、現在心の奥に棲み付く蛮野ウィルスを取り除くため聖都大学附属病院に入院している



大体この辺りかな、アニキとか3色パンツはまた今度ってことで本当に申し訳ない

明日投下します。今までちょこちょこ出てらした方たちとかが出撃するようです。

トウカ!スルーヨ!






「へぇ~え、いいじゃないのこのデカい剣。なぜかスゲーしっくりくる。なんつーか、これ担いで化け物相手に戦って……ウッ、アタマガイタイ」

「メダジャリバーを伊達さん用に改良したものです。従来品と同じようにセルメダルを込めることで瞬間的に凄まじいパワーを発揮できます。あと、コレも。
改良型のバースドライバーです。そのメダジャリバー主軸として戦うこと前提で調整されているので、使える武装はバースバスターとブレストキャノンのみに絞られてます」

「いいねぇ、キライじゃないよ、そういう尖った装備って言うの? 俺は後藤ちゃんみたいに色々使って戦うのは苦手だし」


 鴻上ファウンデーション社長秘書、里中から渡された身長ほどもありそうな巨大な剣を肩に担ぎ、仮面ライダーバース初代装着者伊達は笑った。話は数週間前に遡る














『やぁッッ!!! 元気そうだね伊達君ッッ!!!』


戦うドクター伊達明の耳朶を激しく打ちつけたのはいつものあの大声である。深海棲艦による攻撃の被災地をまわり、並んでいた最後の怪我人に治療を施し終わった後のこと、見計らったかのように自身の携帯が鳴り響いたのだ。電話に出たと思ったら耳元で全力で銅鑼を鳴らしたような声がしたわけだ



「久しぶり会長、んでもって声のボリューム下げて鼓膜破れる」

『おぉ、それはすまない! なんせ里中君が休暇中でね! いつものテレビ電話が出来なかったんだよ!!』

「おっかしいなぁ、深海棲艦の影響で国内除いて電話ってすごいかけづらい状況になって『それはそうとだねッッ!!!!』 」キーン


『君には新しい仕事をやってもらいたくて電話したのだよ。無論報酬は弾もう!! とりあえずそうだね……(ガシャガシャガシャ チーン!)円。手付金としてコレくらいでどうだね』

「詳しく聞きましょうか」


決して報酬に釣られたわけではない。決してだ










「さぁ~て……避難状況と敵の位置はどうなってんの? 里中ちゃん」

「避難は9割方終了、敵は1分ほどでコンタクトです。どうやらあちこちに兵隊を仕込んだポッドのようなものをあらかじめ仕込んでいたようですね。感知次第バースのモニターに表示されます」

「オーライ、そんじゃ、久々この3人でやりますか! 後藤ちゃん、里中ちゃん!」

「はい、伊達さん!」







「変身!」ピーン パシッ ギイッギイッ カポン!

「変身!」ピン ギイイッ! カポン!

「(定時まであと数時間……やり仕舞いだから早く終わらないかなぁ)」ジャカコッ




『『『『『『『『『『人類、及び仮面ライダー発見、排除、開始』』』』』』』』』』





チェイスたちが居る場所とはまた別の海域






「火野提督、全部隊出撃準備完了しました」

「よし、それじゃ俺たちも出撃しようか」


水平線の向こうを見据えながら映司は未だ慣れない出撃命令を出す。抵抗はあったが、彼女達の強さを信じ命令を下す。腰に巻かれたオーズドライバーにはシャチ、ウナギ、タコメダルが装填されている。その両隣を腰にゲネシスドライバーを巻いた妙高と摩耶が固めている。と、摩耶がなにやら言いたげな雰囲気で映司を呼ぶ


「………おう提督」

「なにかな摩耶ちゃん」

「ちゃん付けはよせって。なんつーか、その……」

「?」


「(頑張って摩耶ちゃん)」クスクス

「……っだー! これからお前のこと、映司って呼ばせてもらうからな!! あと戦いが終わったら間宮おごれよ!」

「へ? あ、あぁうん。構わないけど」

「ッ! と、ともかく、そういうことだからな!!」///////

「えぇ……? なんで急に耳まで赤くなってるの? それにそっぽまで向かなくてもいいじゃない」

「あ、赤くなってねーよ!!」

「(この二人、中学生カップルみたいで可愛いですねぇ。片思いみたいですけど。最初はあれだけ反発してたのに、ねぇ)」クスクス

「ちょっと、私達差し置いてイイ雰囲気にならないでもらえるかしら?」スルッ ダキッ

「ヲ!」スルッ ダキッ



 摩耶との間にヲ級、妙高との間にメズール(ヲ級擬態)が割り込む。映司は両腕をガッチリ二人に絡め取られてしまった。摩耶の表情が目に見えて曇る






「出たなクラゲにシャウタ」

「弾ける波飛沫! キュアメズール!」

「華麗ニ舞ウ艦載機! キュアヲキュー!」

「「二人は海キュア!」」

「ナニイテンダフジャケルナ!」

「あー……のさ二人とも。これから出撃だから鎮守府に戻ってて欲しいんだけど」

「私達がいないうちにウワキされちゃ困るもの。ね、ヲーちゃん?」

「ヲ!」コクコク

「な、何言ってんだお前ら!! こ、この摩耶さまとえ、映司がそんな……」//////////

「あら、別にアナタのことを言ったわけじゃないけど。というかいつの間に坊やを呼び捨てに? これはもしかして、由々しき事態ってことかしら?」

「ヲ~……」

「??」



 映司を挟んで会議を始める二人。間の映司は何がなにやらといった感じだ。鈍さは相変わらず治っていないらしい。なぜか映司の脳裏に知り合い全員からため息をつかれるビジョンが浮かんだ




「もうホラ二人とも。火野提督から離れてください。家を護り、夫の帰りを待つのも妻の役目では?」ボソッ

「「!!!!」」


妙高の言葉に、シャチとクラゲに電流が走る


「そ、そうね……私としたことが、初歩の初歩を失念していたわ…」

「ヲ!」

「そうと決まれば!」

「ヲ!!」


スルリと映司の腕の拘束を解き、今度は映司の手を握る二人


「私達は映司が帰ってくるまでココを護るわ。だから、ネ?」

「ヲ!」


メズールとヲ級がアイコンタクトする。ダイカイガンでもするのかな? と映司が思った瞬間手を下に強く引っ張られる。当然映司はバランスを崩して前傾姿勢になる。と




映司の両頬にマシュマロのような柔らかい感触が触れた。そして小さな小さな水音が耳に入る。


「「絶対に帰って来てね、旦那様♪」」



この言葉を皮切りに映司の周りは一気に騒がしくなった。いや出撃しろよお前ら後リア爆







「敵、現れたみたいだな」

「…………」


 腰に戦極ドライバーを付けた沢芽市防衛組のザックは城乃内からの通信を隣のペコに伝えた。ペコはといえば緊張した面持ちでマツボックリロックシードを強く握り締めている


「…………」

「……大丈夫か?」

「正直、不安だよ。俺、ザックや戒斗さんみたいに戦えるかな」

「やるしかないさ。大丈夫だ、ここにはたくさんの仲間がいる」

「……うん」


 最前線で戦い続けてきたザックの言葉は、常に戦うものの後ろに居ることしか出来なかったペコの心には響かなかった。彼の心に響く言葉を放てる人物は、もう少し後で参戦することになる。






「ヤツらが行動を開始したようだ」


黒いスーツの渋い男が回ってきた連絡をその部屋の全員に伝える。と、『二つの玉座』に座っていた片方の男が立ち上がる。座っているほうの男が立ち上がったほうの男を心配そうに見つめる


「……行くの?」

「ああ。俺たちの価値観から見ても、ヤツはこの世に居ていい存在ではない。必ず絶滅させる。お前はこの城を、民を護れ。お前達もだ」

「「「はっ!」」」

「……わかったよ、兄さん。気をつけて」


「貴様ら、誰に向かってモノを言っている?」

「Ⅱ世」

「……フン」

 どこからか飛んできた血の様に赤いコウモリが吐き捨てるように言葉を放つが、立ち上がった男がコウモリを嗜める。と今度は金色のコウモリが飛んできて赤いコウモリを嗜めた




「家族として心配してるんだよ。俺も、ワタルも。安心しろって、もし父ちゃんが帰って来なかったら俺が責任を持ってカナコをシンデレラに」

「やかましいこのバカ息子が!! フミカさんをほっとく気か?!」ガン!

「いってぇ!! なにすんだこのアホ親父!! てかキレるポイントそこかよ?!」ゴン!


「「……はぁ」」


 低レベルな親子喧嘩を勃発するコウモリたちを見て二人のキングは嘆息する。



「おい、いつまでもじゃれてないで行くぞⅡ世。侍女(ヴィレッタ)! サガーク!」


ダークキバの継承者、登 大牙が暗がりに向かって呼びかける。と、ベールの向こうから病的なまでに白い肌をした女性がゆらりと現れた。伴って円盤状の生物が女性の横へとついている。女性は優雅な動きで大牙へ近づき、頭をたれて跪く


「オ呼ビデショウカ、キング」

「俺の供回りをしろ。サガークと共に露払いを任せる」

「仰セノママニ、キング」


 優美な動きで女性は立ち上がると、その両頬にはステンドグラスのような模様が浮かんでいた。それに反応しサガークと呼ばれた円盤状の生物が彼女の腰に巻きつく。大牙の手元にはケンカを(強制的に)終わらせたキバットバットⅡ世が掴まれている






「征くぞ」

「ハイ」



「「変身!」」


ガブリッ! ヘン・シン!



窓を開け放ち、ファンガイアのキングと供回りは深紅の流星となって黄金の狂気を絶滅させに飛翔した





ココマーデ。あれ、主人公ぜんぜん出てないな次回でるよぜったい

明日更新。主役とみんな大好き4姉妹が魔改造されたようです

好き勝手するなら思い切り。というわけでトウカスルーヨ!





 水平線に広がる邪悪な黄金の戦士達を見据え、チェイスはブレイクガンナー改を強く握り締める。蛮野が仲間にした仕打ちは今でも脳裏に焼きついて離れない。メディックを利用しブレンを侮蔑しハートを傷つけた。そして今回も人類を自分の身勝手な理想を押し付け絶滅させようとしている。


 さまざまな感情がない交ぜになりつつもチェイスの心境は落ち着いていた。蛮野に一種の憐れみを覚えつつもあった。だが許すわけにはいかない、改心するには彼はもう罪を犯しすぎた。人間であることを捨て、人間の心を捨て、何も生まれぬ破壊を蔓延させる存在。

仲間を護り、不穏分子を粛清する死神が再び動き出した。死神として、最後のターゲットを眼前に見据える。




チェイスの腰部にシンカイドライバーが出現する。外見はドライブドライバーのようだが、白と黒の2色で統一されており細部に深海の意匠が組み込まれている。

かつての仲間との絆の証であるシフトカー『シフトロイミュード』を起動し、腰のドライバーのエンジンキーを捻る




Fire All core!  Nexus our soul!


 シフトカーの天井部の鏡状の部分が虹色に発光する。起動したシフトカーを自らの艤装であるブレイクガンナー壊に装填



Full Tunning!!



 そしてブレイクガンナーのディストラクションマズルを押し込む



「変身!!」





Rider! Chaser! Type Brave Diver!






紫電が迸り、紫と黒が交じり合った光がチェイスを包む。光がやむと、そこには今までとは全く違う仮面ライダーチェイサーの姿があった。





 頭部の一部には新たに深海の意匠が施された装 甲が追加されており、右目には青いイ級の目のようなバイザーがモノクルのように装着されている。

 他にも腕や足、肩など全身に黒い装甲が追加され、右胸には紫色の死神マークが刻まれている。ブレイクガンナー壊にも変化があり、変化後の姿はタ級の深海連装砲に似ている。その姿は深海棲艦と仮面ライダーチェイサーのハイブリッドと呼ぶにふさわしい。



「蛮野天十郎。お前は俺が処刑する最後の『ロイミュード』だ。だがリセットは許さない。今度こそ撃滅する」



Tune  chaser deep Valkyries!


 チェイスの体に宿る深海の力を極限まで引き出す、新型武装バイラルコアをブレイクガンナー壊に装填。海水を巻き上げながら死神は粛清対象に向かって全速前進した







「征くぞ」












『敵対象【仮面ライダーチェイサー】補足、これより仮面ライダーチェイサーの撃滅をかいs(ガギャッ!)  』



 セリフを言い終わらないうちに量産型GDの首が360度回転し千切れとんだ。チェイサーがブレイクガンナーの底部でGDの横面を思い切り殴ったためだ。そして体を回転させ、その回転の勢いも付与した回し蹴りで首のないGDを蹴り飛ばす



Tune Chaser destroyer!




 仲間の体をぶつけられたたらを踏むGD部隊。チェイサーはブレイクガンナーのディストラクションマズルを押し込むと、イ級のような形をした深海駆逐武装が両腕に出現した。慌てているGDたちがいるところへチェイサーは新たに出現させた駆逐艦の武装の魚雷を容赦なく敵の塊へと発射する





「はあぁぁぁぁぁぁ!」ボシュボシュボシュ!



ドガァァァァァン!!!



 と、チェイサーの右目のバイザーに新たな敵影が表示された。敵陣後方にいるGD空母部隊が発艦した艦載機が迫っている。チェイサーは両腕の艤装をいったん解除し再びディストラクションマズルを押し込む



Tune Chaser  aircraft carrie!



チェイサーの左腕に空母ヲ級の被っている帽子のような艤装が、盾のように装着される。そして右腕には黒い杖が出現した。



「深海艦載機、発艦! 撃墜しろ!」


 水平に構えた盾の口から紫と黒の色をした艦載機が出現、チェイサーは敵艦載機へ向けて杖を振る。それに応じ艦載機は敵艦載機を撃墜しに出撃した。その隙に乗じてGDがチェイサーに近接格闘を仕掛ける



「ムダだ!!」



 掴みかかってきたGDを盾で受け、弾き飛ばす。GDが体を大きくのけ反らせた隙にチェイサーは杖をGDの足に絡め、空中へ打ち上げる。



「はあぁっ!!」


無防備な体勢で落下してきたGDにチェイサーは盾で強烈なパンチを叩き込んだ。吹き飛ばされた先でGDは仲間を巻き込んで爆発四散した

















「金剛お姉さま、敵、捕捉しました。後30秒で射程に入ります」

「OK……皆、準備はいいネー?」

「はい! 勝手は! 榛名たちが! 許しません!」

「比叡! 気合!! 入れて!!! 行きます!!!!」



栄光の金剛型艦娘4姉妹が懐から取り出したのは大ぶりなUSBメモリのようなもの二つずつ。メモリにある小さな起動ボタンを押す



HEAT! METAL!

LUNA! TRIGGER!

CYCLONE! JOKER!

ACCEL!  ENGINE!






 それぞれ2本ずつのメモリを彼女たちは腰部ベルトに新しく増設されたメモリスロットに装填する。凌馬が作り出した新たなる艦娘の力の一つ。艦娘専用ガイアメモリ、『T・R(タイプリョウマ) ガイアメモリ』。



 艦娘たちに新しく増設されたガイアメモリ専用スロットに、起動したメモリを装填することで攻撃にメモリに内封された力が付与される。この金剛型4姉妹は全ての艦娘たちの中で最もガイアメモリと相性が良かったため、2本携行し使用することを許された。






「さぁ! ワタシの渾身のバーニングラヴ、受けてみるネー!」

「榛名! いざ、狙い打ちます!」

「さぁ! 貴方の罪を数えなさいッ!」

「さて。振り切らせてもらいます」



金剛の目が赤と銀色に、榛名は黄色と青色に、比叡は黒と緑に、霧島は赤と灰色に。それぞれ目がオッドアイに変化した。が、変化はそれだけではない


『排除、開始』




GDが背部に装着した艤装から砲弾をばらまいてくる



「Hey、そんなんじゃTepidネー!」


 金剛の艤装横部の一部が展開、盾のように前面に展開される。同時に金剛はメモリスロットのボタンを押す



HEAT! MAXIMUM DRIVE!!



展 開された装甲が瞬時に燃え上がり、直撃した砲弾を蒸発させた。近くに着弾した砲弾が巻き上げる海水が、盾に触れた途端蒸発していく



「本物のBurning Love!! 見せてあげるネ!」



 炎を纏った盾を展開し、さらに砲撃をしながら敵陣へ突っ込む金剛。GD部隊が危険を察知して下がろうとするが遅かった



「MAXAUM! BURNING LOVE!!!」



 海をかける紅蓮の隕石によるタックルは大量のGDを吹き飛ばし、戦闘不能にした。金剛に最も適合したメモリはヒートとメタル。包み隠さぬ熱い想いと姉妹と想い人を護るという鋼よりも強い想いに共鳴したのだろう。下の妹たちが見る金剛の背中はとても頼もしいものだった












「榛名が! お相手します!」



榛名も姉の金剛と同じように艤装の一部が展開、彼女は手のような形に展開した。


「幻惑の力、お見せします!」



LUNA! MAXIMUM DRIVE!!



榛名の輪郭がぼやけたと思った瞬間、榛名が複数人に分身した。


「いっけぇぇぇぇ!!」


分身の数体は弾道を不規則に変える砲撃で、その他の分身は展開されたアームを自在に伸ばして打撃を繰り出す。



幻惑にとらわれGD部隊はなすすべなく蹂躙されていった






比叡も同じく艤装を展開する。比叡は右の艤装に緑色の風を、左には紫に近い黒の炎のようなものを纏わせている


「切り札はいつだって自分! 戦うものに、追い風は吹く! いざ! 比叡!! 行きます!!」



 風を纏った砲弾を発射しながら姉や妹の援護をする比叡。そこへ高速で接近してくるGDがいた。慌てず左の艤装を動かし、迫ってきたGDにブチあてる。すかさずメモリをマキシマムドライブさせる


JOKER!MAXIMUM DRIVE!!


「提督直伝!! ライダァーパァーーンチ!!」



吹き飛ばされたGDは他のGDを巻き込んで大爆発を起こした







「艤装状態、チェック……OK。振り切らせてもらいます」



 霧島の艤装展開状態はハサミのような装甲が展開される。メモリの作用によって目にも留まらぬ速さで砲弾を連射、敵陣をかき回す。砲弾をリロードしているスキに迫ってきたGDを艤装のハサミで受け止め、切り裂く。


「これだけでは終わりませんよ!」



ACCEL!  MAXIMUM DRIVE!!


 ハサミを水平に構え、目にもとまらぬ速さで敵に接近、回転切りを食らわせていく。さながらコマのようだ




「敵殲滅までかかった時間、9・8秒、計算通り。上々ですね」



回転を止め、艤装の間から余分な蒸気を放出した瞬間、大量のGDが真っ二つになり大爆発を起こした

ココマーデ。金剛姉妹については某フィギュアを参考にさせていただきました。正直比叡の艤装にもうちょっとギミックがあれば何とか……なったようなそうでもないような。てかルナメモリ強すぎじゃね? さすが京水ネェさん

艤装の展開状態とメモリと正直ミスマッチなところがありますが見逃してくらさい、描写はこれが限界。
そしてチェイスのあふれ出るレ級感。お決まりのてんこ盛りフォームです

仮面ライダー×艦これ 無双状態!ではまた次回

トウカ!スルーヨ! ちなみですけどこのスレのホッポちゃんは北方痴女にはなりません、似たようなマントは羽織るかもですけど





「どうした? こんなものでは私は墜とせんぞ!」


 修羅のごとく気迫で敵艦隊を次々と轟沈させる戦艦娘武蔵。遠距離には砲撃、近距離に近づいても戦艦の馬力ですさまじい威力の近接格闘。ライダーにならずともこれなのだからすさまじい。その横で武蔵を援護する駆逐艦がいた。


「戦艦じゃなくたって! 仮面ライダーにならなくたって!! 私は戦えるんだぁぁぁぁ!!」



 夕雲型19番艦、清霜。レ級に憑依され体と意思を奪われ、仮面ライダー骸王(ガイオウ)としてチェイスたちと戦ったが、レ級が蛮野に始末された際自分の意志と体を取り戻す。その後地獄憲兵たちに助けられ、傷を癒し戦線に復帰したのだ。

 憑依された時の経験が体に染みついているのか、特に訓練はしていないが砲雷撃戦や近接格闘もこなしている。彼女の隣で戦う武蔵という憧れの存在の影響もあるのだろうか。小回りの利く動きで武蔵を絶妙なタイミングで援護している



「まだいけるな、清霜!」

「全然問題ありません!」






「…………………」



 意気揚々と戦果を挙げている彼女たちを見つめる小さな黒い影があった。深海棲艦をシフトカーにしたようなもの。レ級の魂が入ったシフトガイオウである。ドライバーとシフトブレスを媒介に清霜に憑りついていたのだ。


 蛮野に始末されかかって以来、レ級は今までの威勢が嘘のように臆病になっていた。ゆえに彼女は混乱していた。勝ち目のない蛮野との戦いへと身を投じる彼女たち。負けるとわかっていてなぜ?

 特に清霜は自分が体を乗っ取っていたせいで、今まさにとどめを刺されようとしているあの瞬間を見ているはずだ。それなのに。

蛮野は広大な海域全てからすさまじい量の資材を集め、もはや無尽蔵とも思える量のGDを生産している。それどころか……

レ級はリベンジしてやりたいと強く思っていたが、どうしてもあのトラウマが脳裏をよぎり、その一歩を踏み出せずにいた













「撃破数通算100体目! トリプルスコア達成ィィ!! 俺はまだ止まらねぇぜぇぇぇーーーー!!」


 アーマードライダーの武装である龍撃丸と自身の愛刀の二刀流で、次々とGDを切り裂いていく仮面ライダー龍月こと天龍。隣の貴虎も次々とGDを撃破していくが、一向に数が減らない。ライダーになれない艦娘たちも入れ替わりながら砲雷撃戦を行っているが、それでも水平線から邪悪な黄金の戦士は湯水のごとく湧いて出てくる


「ク、ヤツはどれほど数をそろえてきたんだ?! ハアッ!! 切っても、倒しても! キリがない!! セヤッ!!! このままではジリ貧だぞ!」



「きゃあっ?!」

「大丈夫?! 一旦下がって……くっ?!」



 海軍ライダー連合艦隊が撃破した数はもう4桁は超えているだろう。だが向こうは撃破数を超える速度で進軍してくる、徐々に海軍側が押され始めた。入れ替わりながらといえど向こうはその僅かな隙に進軍してくる、轟沈した者はいないものの中破レベルでダメージを受けている艦娘は出始めている


「戦線を一旦下げる! 負傷したものを護るように陣を組め! 攻撃の手は休めるな!!」


 指示を出しながら貴虎はゲネシスドライバー改のプレミアムメロンエナジーLSを外し、ソニックアロー改のドライブランチに装填する


『ロック・オン!!! ワン テン ハンドレッド サウザンド! プレミアムメロンエナジーィィーー!!!!』


上空に放たれたエネルギーの弓矢は、巨大なメロンへと姿を変える。次の瞬間メロンが弾け、大量のエネルギーの矢がGDの頭上に降り注いだ











「がはっ?! っぐ……」

「脆イモノダナ、戦極 凌馬。ヤハリ天才ハ私ダケトイウコトガココニ照明サレタ。クックククッククク……」



 悠然と立っているGDの眼前。虎の子のELS、さらにはゲネシスドライバーまでも破壊され力なく海上に浮かぶ凌馬の姿があった


「……っくく、悪いけど走馬燈は見飽きたんだ……これ以上は死ねないね! っがはあっ?!」


 瀕死の状態になってもなお軽口をたたく凌馬を容赦なく蹴り飛ばす蛮野。仮面で見えないが、おそらくその表情は歓喜に満ちているのだろう。声も感情の高ぶりから少し上ずっている



「貴様ノ趣味ニ合ワセテヤロウ。辞世ノ句ヲ読メ」

「やはり君は……チンケで陳腐で下らない男だな」

「消エロ」






黄金のオーラを纏い、上空に飛び上がるGD。凌馬は懐に隠しておいたザクロロックシードに手をかける。直撃寸前に起爆し少しでも巻き込んで倒す。


「(はは……バックアップの精神は全員戦闘に出撃、オリジナルである僕を除いて全滅。うん、まぁいいか。やるべきことは全部やったし。償いきれたかと聞かれればそうでないけれど。……ごめん、工廠長。ありがとう、おさらばだ)」


カチッ











『嫌だね。そんな世迷言は聞けないな!!』



ドガァァァァァァン!!!!
















「グハァァァァァ?!」

「?!」



凌馬がザクロロックシードを起動した瞬間、周囲に円状のバリアが展開、GDを弾き飛ばした。その形はまるでレモンのようで



「?! な、なにが起こって……」

「すり替えておいたのさ!!」



困惑する凌馬の頭上に深海のタコヤキ艦載機が出現、さらに艦載機から小さな影が舞い降りる。



「勝手に死ぬことは許さない。そう約束したはずだな、愛弟子よ」


「こ、ここ……こここここ?!」










「工廠長?!?!」

「深海から来た妖精! 工廠長!」デッデデーデデデ!



全ての鎮守府の工廠の長、工廠長妖精さんが降り立った




「ホウ? アノ時逃ガシテシマッタ妖精ノ頭カ。魚ノ餌ニデモナッタト思ッタガ」

「お前が思うほど私たちや姫様たちは弱くない!」

「ホザケ!!」





「フ、私が本当に一人でここに来たと思っているのか?」

「ナニ?! グハアッ?!」


Tune MAX FLAIR!


『『キシャァァァ!!』』



 先ほど工廠長を運んできたタコヤキ艦載機が突如炎上、高速でGDに炎の体当たりを食らわせた。この艦載機たちはチェイスと北方が出会って間もないころに出会ったタコヤキ艦載機たちである


 鎮守府を防衛している北方性姫のホッポガンナーから、マックスフレアの能力を受け取ることで強化されている。さらに追撃として2機いるうちの一機が炎の機銃で、もう一機が艦爆で追い打ちをかける


「小癪ナァァ!!」


GDがタコヤキたちに翻弄されている間に工廠長は凌馬へと歩み寄る




「すまない工廠長……僕はもう割とダメだ……」

「シャキッとしろバカ弟子!! 何のためのソレだと思ってんだ!」パァン!

「イったい?! でももうこのダメージじゃこの体は……」

「何言ってんだ。その体は、お前と、私たちの技術の結晶なんだぞ? そう簡単にあのパクリ野郎に壊されてたまるかってんだ」

「え? あ」






『ちなみにお前の体の予備だが、対深海棲艦用のチューニングしといたぞ』

『なにそれ私聞いてない』

『今言ったからな』







「あれいつの間に僕の体すごい魔改造されてる?!」


「さっきのザクロLSはお前専用のダメコンに改造しといた。あいつに一矢報いることができるくらいには回復できる。それと、コレをお前に渡しに来た」

「……僕の、戦極ドライバーに、レモンロックシード……」

「そうだ。初心忘れるべからず、だ。そしてもう二つ」


工廠長が手渡したのはゲネシスコア、そして凌馬が作ったことのないエナジーロックシドだった


「これは……新しいエナジーロックシード?!」

「ライダーシステムに艦娘の力を融合できるのはお前だけじゃないんだぜ? ソレは私たち妖精が作ったエナジーLSだ。一人前になった、お前へのプレゼントだ」

「一人前? 僕が?」

「さぁ、行ってこい! お前の力を見せてやれ!!   『天才科学者、戦極凌馬』 !!」





「師匠」

「なんだ」

「本当にありがとう。それしか言葉が見つからない」

「へっ、帰ったら一献付き合えや」



本当に本当に。なんて遠い回り道。体を失いプライドを砕かれ。人の手を借りつつ、それでも彼は歩み続けてきた。心を知り人間になれた。そしてようやく、一人前になれたのだ。涙を出せないはずの凌馬の頬に一滴の雫が伝う。それは海水ではない、人間・戦極凌馬が流した初めての涙だった






「では、行ってくる!!」






「オ喋リハ済ンダカ? ハアッ!!!」

『『ギャッ?!』』


タコヤキ艦載機を叩き落とし、激昂したGDが二人を見据える。凌馬はいつものように、悠然と。飄々と立ち上がる



「蛮野天十郎。やはり君では僕には勝てないな」

「先ホドマデ一方的ダッタノニカ?」

「よくあることさ。正義のヒーローには、いや! 仮面ライダーには!! 必ず逆転劇がやって来る! そう!! 今がその時さ!!」









レモォン!! グレィプフルーツエナジィーー!!








「変身!!」


カモン! レモンアームズ! インクレディブルフェアリィーズ! ジンバーグレィプフルーツ!! ハハアッ!!



ココマーデ。>>46でms、エナジーロックシードです。ディーラーがエナジー化するとこだった……あっちこっち場面切り替わりすぎて申し訳ない

ドーモ、ワタシ=デス。凌馬が蛮野に一矢報いたようですよ。トウカ、スルーヨ







「そこだッッ!」ヒュバッ

「チィイ!!」ギィン!バシィ

「そらそらどうした?」ヒュヒュヒュ ザンッ!

「小癪ナァァ!! 奪イ取ッテクレル!」ギリリ バチィン

「フフ、いい能力だ、感動的だな。だが無意味だ。残念だが君の本体ともいえる武器奪取システムについては対策済みだ。どうした? 随分と焦っているようだが?」ヤレヤレ

「クォンノォクソ野郎!!」ギリリ ブォン!

「口が悪いぞ? どうした? 笑えよヴァンノ?」バシッ ドゴッ!



 ソニックアロー改とレイピアの二刀流でGDを激しく攻め立てる仮面ライダーデュークJG(ジンバーグレープフルーツ)。GDが背部の艤装から砲弾をばらまくが、デュークはそれを左肩に新しく増設された肩掛けマントで弾き飛ばす。




「バカナ?! タカガアーマードライダーガ、砲弾ヲ弾キ飛バスダト?! ソンナ出力ナドデータニ無イ……コンナ、コンナバカナコトハアリエナイ?!」

「忘れてはいないかい蛮野天十郎? この体とシステムは、妖精さんたちと僕の技術の結晶だよ? いわば艦娘とライダーのハイブリッド、僕と妖精さんたちとの絆の証なのさ。ただの独りよがりで作った君のポンコツボディとはモノがちがうんだよ!!」

「戦極凌馬ァァァァァァァァァ!!!!!」


 GDが全出力を開放、すさまじいエネルギーを放出しながらデュークに突進する。デュークはそれをマントで受け流し無防備な背中にレイピアとソニックアローの合わせ突きを叩き込む。そして突き刺したそこから一気に獲物をクロス状に振りぬいた。

GDの背中に深いXのような切り傷ができる。


「アグァァァァァ?!」

「まだまだこんなものではない! 本来のスピードをお見せしよう……」



 デュークの輪郭が揺らめいたと思うと、GDの体に鋭い一突きが叩き込まれた。



「ナニ?! コノ私ガ…捉エキレナイダト?!」

「デューク・ミラージュ。残像を残すほど驚異的な加速……クロックアップほどではないにしろ、ジンバーチェリーをはるかに超える速度に加速できる! さて! 今度の剣捌きはどうだァァァ!!」


 
 あらゆる方向から剣戟が叩き込まれ、GDは千鳥足で無様に踊っているかのようにも見える。











「さて、そろそろ終わりにしよう」


『ロック・オフ……ロック・オン……』




 グレープフルーツELSをゲネシスコアから取り外し、ソニックアロー改のドライブランチに装填。同時にカッティングブレードを3回倒し、LSのパワーも引き出す。弦を引き絞り、ELSの強力なエネルギーがソニックアロー改の先端部に収束されていく。射線上にはレモンの断面図のようなエネルギーが並んだ



「砕け散れ蛮野天十郎!! 人類と艦娘の未来のために!!」


『レモンスパーキング!!』


『グレィプフルーツエナジィーー!!』



 限界まで濃縮された強力なエネルギーの弓矢がついに放たれる。GDはそれを両腕をクロスさせて防御しようとするが



「ガファァァァァァァ?!」



GDの左腕が砕けた。間髪入れずデュークは次の一手を打つ




『カモン! レモンオーレ! ジンバーグレィプフルーツオォーレェ!!』



「セェイヤァァァァァァァァァァ!!!」



カッティングブレードを2回倒し、レイピアにエネルギーを収束。そしてそのままGDへとブン投げる



「アグォォォォォォ?! ッ、小癪ナ……」



放たれたレイピアは見事GDの胸の中心部を貫く。悶えながらも残った右手でレイピアを引き抜こうとするGD。だが




『カモン! レモンスパーキング! ジンバーグレィプフルーツスパーキィング!!』



「これで本当に! 最後だァァァァァァ!!!」




デュークは残り全エネルギーをすべて右足に収束。飛び上がり、黄金にも似た色のオーラを纏いながらGDへとライダーキックを放つ!



キックはGDの胸に突き刺さったレイピアへと直撃、エネルギーの一部がレイピアを伝ってGDの内部機関に大ダメージを与える。




「貫けエェェェェェェ!!」

「コノ私ガ……三流風情ニィィィィィィィィ!!」








ダメ押しのキックがGDを貫き、GDは跡形もなく砕け散った












「ぷはぁ、もう無理……」


 とどめに全てのエネルギーをかけたせいか、デュークは倒れ変身を強制解除された。機械の身体だが、もはや満身創痍の凌馬。だがその表情はどこか満足気だった。無事だったタコヤキ艦載機たちに乗って工廠長が凌馬へと近づく。



「どうやら、あの個体は特別製だったようだね。自分の力を僕に見せつけるために作ったんだろうな。ま、結果は御覧のあり様だけど、ね」

「お前やりすぎだ。あそこまでしなくてもあいつは倒せてたろ?」

「はは……大事な娘たちをひどい目に合わせたヤツだ、これくらいは、ね?」

「…………ウソだな」

「ぎく」

「まぁあながちはずれじゃないだろうが。どーせあのフルーツ被って変身することをディスられたりしたんじゃないのか?」

「なんでわかったの?! エスパー?!」

「やっぱりか。そういう子どもっぽいとこは半人前のころから変わらんな。ほら、出て来いよ。どーせもう少しも動かせないだろその体?」

「かなわないなぁ、ほんとに」


 凌馬のボディの胸が開き、妖精さんモードの凌馬がはい出してきた。あの素敵なマスクはしていない。これが今の凌馬の本体だ






「そういや、なんで体に意識をダウンロードするなりしなかったんだ? そっちのほうが容量とかの効率がいいんじゃないのか?」

「今の僕は一人にして多数、個体一つ一つがリンクでつながっている。その方法だといくら天才の僕でも処理が追い付かなくなって動きが鈍くなってしまう。だから他の個体も妖精さんボディを作り、外付けハードとして処理は個々に任せているのさ。そしてなにより」



垂れた前髪をかきあげ凌馬はこれ以上ないくらいのドヤ顔で言い放つ










「ロボットの操縦はロマンだからね!!!」

ココマーデ。凌馬は勝ちましたが、全体としては艦娘ライダー側が押され始めています。そして貴虎たちが撃破した量産型GDはいまのところ~級レベルの艤装しかつけてません。つまり姫鬼は……

お盆休み? 都市伝説ですね。もっと書きたいのぉぉん……トウカスルーヨ




「くっ、やつらはどれだけ数を用意してきたんだ?! 沈めても沈めてもキリがない!!」

「ボヤいてないで、どんどん撃つ! いっけーーー!!」



海域の空気が硝煙で濁るほどの激しい砲雷撃戦。それでもGDの進撃は一向に止まらない。だが艦娘たちは諦めずに攻撃を続ける。



「索敵に反応……? あ、あの艤装は?!」

「どうしたの?! 攻撃を続けなきゃ……」

「皆逃げてぇぇぇぇぇぇぇ!!!」



 それまでの攻撃が生ぬるく感じるくらいの爆撃が艦娘たちを襲う。海面全てがまるで地獄の窯の底のように燃え上がった。圧倒的な火力、物量。姫級、鬼級の艤装を装着したGDが敵陣後方から出現した。さらに戦艦棲姫の艤装が単独で大量に出現、自動で照準を合わせて砲撃してきた。


防衛線が一気に後退させられる。










「修復バケツ、急げ!」

「こっちはもういい、足りていないところは?!」

「こっちに6つ回してくれ!」

「弾薬、燃料、その他もろもろ、OK! 行ってこい!」

「よし、第4部隊、再出撃します! みんな、続いて!」



海上は蛮野との戦争、各鎮守府では妖精さんたちの戦いが佳境を迎えていた。だが一つだけ、異常な動きのある鎮守府があった







「フゥ、久シブリネ、外ノ空気ハ」

「姫様ガ覚醒ナサレタ……懐カシイ気配ダ」

「ナラ私達ノスベキコトハ決マッテイル」



呉鎮守府の極秘地下研究施設。長い廊下に、人が入れるほどの大きさのビーカーが大量に並んでいる。ビーカーには数刻前まで液体と『中身』が入っていたはずだが、今は空だ






「本当にいいのかい? 君たち。まだ完全には至らないんだろう?」

「今戦ワナイデイツ戦ウノ? 私達ヲ甘ク見ナイデ」

「艤装ハ現地調達シタホウガ早ソウネ」

「ドウヤッテソコマデイクノ?」

「……そうだね、私が趣味で開発していたコレを実践投入しよう。安全性と性能については問題ない、これを使えば第一線で戦っている彼女たちに並ぶくらいには戦える」

「なんでその第一線のやつらには配らなかったんだ」

「計算上なら現在の装備でも十分すぎると予測してたんだけどね、敵の勢いが思ったよりもすさまじい。本来なら僕がヒマなときに超本格的なごっこ遊びして遊ぶ為のものだったんだけど……いざという時のために、戦闘補助のような形で運用はできるけれどね」

「ゴッコ遊ビデ戦闘能力ガ必要ナノカ……?」

「こいつにツッコんでたらキリないぞ。ありったけの在庫出してこい、最終調整は私たちもやる」

「頼むよ。ではリベンジ開始だ。彼らにも同伴を願おう、連絡をつないでくれ。君たちにも懐かしい顔がいるから動きやすいだろう」












「外でもドンパチやってるみたいね……いざとなれば私たちも出なきゃいけないわね」

「ヲ!」


 火野英司が提督を務める鎮守府で、ヲ級とヲ級に擬態したメズールが執務室で話していた。外では鴻上ファウンデーション組が次々と湧いて出てくるGDを撃破していっている。だがシステム上バースシステムは燃料切れを起こす、それまでにすべて撃滅できるのか?


 メズールの胸の奥をちりちりとした感情が駆け巡る。グリードだったころには感じたことのない感情。ヲ級を介してたまったセルメダルはかなりのもので、今なら全盛とはいかないまでもかなり強い力を発揮できる。

 メズールは怖かった。徐々に人間らしくなっていたのに、もう一度グリードになってしまえばもう戻れないような気がして。だがそれは自分の愛する者たちを護れないということ。800年以上生きた彼女は初めて自分の中に芽生えた感情と静かに戦っていた



と、メズールの頭の上に何かが乗った。無意識に俯いていたらしい。顔を上げるとヲ級が優しくメズールの頭をなでているところだった。優しい笑みを浮かべながら、愛おしい者を慈しむように


「……そうね、勇気を出さなくちゃね」

「ヲ!」






 メズールは踵を返し、英司が使っている提督机の下にある金庫を引きずり出す。そして自身の手を液状化させカギを強制的に解除、中にあるものを取り出す。金色で縁取られた風車のような円盤、海のような青さで彩られたライダーベルト。そして群青と深紅の2枚のコアメダル

それらをもって彼女たちは出撃ドックまで走る。覚悟は決めた。もう迷わない



「坊や、怒るでしょうね……でも、怒られてでもやらなきゃならないことがあるのよ」

「私達ダッテ、護ラレテバカリジャナインダカラ!!」



ヲ級がライダーベルトを腰にあてがい装着。そして群青と深紅のコアメダルをベルトに装填する。



「行くわよヲーちゃん。今から私たちは」

「二人デ一人ノ!」









「「仮面ライダーよ!! 変身!!」」




 メズールのセルメダルで出来た体が一瞬で分解、頭のあったところから青いメダルが虚空へと舞いあがる。それをヲ級がキャッチし、3枚目のメダルとしてベルトに装填。その瞬間、メズールの身体だった無数のセルメダルが舞い上がり、ヲ級の身体へと吸収されていく。



『シャチ! クジラ! オオカミウオ!』




青い水の奔流のようなエフェクトを纏い、少女たちは変身する。やがてエフェクトを切り裂いて、青、群青、深紅の3色の鎧を纏った新たなる仮面ライダーが現れた


『『私たちはユラヒメ。仮面ライダーユラヒメ。愛しい人たちと海を穢した報い、受けてもらうわ』』



戦闘区域となったすべての海が爆発したかのように弾けた。海の女神の降臨を祝福するかのように





ココマーデ。やるときはトコトンはっちゃけよう。その結果がこれだよ。まだまだ序の口だけど多分……

頼まれて書いてたssがひと段落したのである程度進みがよくなりそう。今夜もトウカスルーヨ

チョットダケーヨ






「呉島提督! 敵陣後方、姫級及び鬼級の艤装をつけた蛮野が!!」

「こちらでも確認した!」

『マズいことになったね貴虎。援軍を手配しておいた、それまで持ちこたえてくれ! 中破以上のものは下がらせるんだ!』

「わかっている!」


挟み撃ちで襲ってきたGDを一気に回転切りで轟沈させながら貴虎は答える。仮面ライダー艦娘連合軍残り残存兵力は半分を切っていた











「最終決戦、間に合ったみたいだね。みんな無事だといいけど」

「あらあら~、なんだかすごいことになってるわね~」

「なるほど、アイツらじゃなくて俺が駆り出されたわけだ。で? 俺たちはお前たちが相手している奴には不向きだと思うんだが?」

「そこは私の出番だよォ!! 世界を征服されたら私も困るからなァァァァァ!!!」

「「うるさい」」

「…………」ガーン

「怒られちまったな」

「そういえばあの娘はどうしたんです?」

「さすがに置いてきた、優秀な助手を失うわけにはいかないからな」

「あらあら、素直に死なせたくないからって言えばいいのに。ウフフ」

「やかましい」



離脱していた戦士たちの帰還、そして新しい戦士の乱入で戦いはさらに混迷を極めていく。










「くが……かっ……は…………」

「栄光ノ金剛型モ私ノ力ニハ遠ク及バナカッタナ。小細工ヲ弄シテモ、コノ圧倒的戦力差デハ焼ケ石ニ水、ダ。ヘァーーーーーッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!」



残弾がほぼ尽き、中破状態でGDに首を掴みあげられている金剛がいた。周りには彼女の最愛の妹たちが大破状態で蹲っている


「(チョット……張り切りすぎマシたね……どうにかして、比叡たちだけでも……)」

「妹ヲカバッテ中破、カ。泣カセルナァ? ソウダ、余興ヲ思イツイタゾ? 貴様ノ最愛ノ妹達ヲ貴様ノ目ノ前デ沈メテヤルノダ」

「な、(ギリッ) あぐっ!!」

「ヘハァァァァ……マズハメガネカラダ!!!」


 掌にエネルギーを収束し霧島を狙うGD。やらせはしない、金剛は最後の力を振り絞り霧島のほうへ向いているGDの横っ面を思い切り殴る。殴られた勢いで顔が真後ろにまで回転するGD。エネルギーの収束をやめ、手でごきんと無理やり顔を戻すGD。

仮面をつけているのにその激しい激情が表情に表れているようだ。GDは金剛を思い切り殴り返し、大破状態にまでダメージを与える


「コノクソ女ガァァァァァァァァァァァ!!!!!」

「きゃぁぁぁぁぁ!!」

「忌々シイ!! 忌々シイィィィィィィィィィ!! 殺ス!!殺ス!!殺ス!!殺ス!!殺ス!!殺ス!!殺ス!!殺ス!!殺ス!!」



 発狂したように殺すを連呼し、倒れた金剛を無理やり立たせて投げ飛ばすGD。弄る気は失せたのだろう、必殺シークエンスを起動し右足にエネルギーを集中させる




「死ネェェェェェェェェェ!!!!」





ザクッ!







「ナ、ナン……………ダト?! ッガアァァァァァァ!!?」

「アリガタク思イナサイ、オシオキタイムヨ」



金剛たちの背後から伸びてきた深紅の閃光がGDの右足を貫いた。思わぬ横槍に姿勢を崩し落下するGD。横やりを入れたのは



「キングノ名ノ下ニ、蛮野。貴様ヲ絶滅サセル、異論ハ認メナイワ」



かつてダークキバを襲撃、敗北しファンガイア側に寝返った南方棲戦姫こと仮面ライダーダークサガだった





「か、仮面ライダー? いや、その気配は深海棲艦……!」

「早ク起キテ逃ゲナサイ。ソコデ転ガッテラレルト邪魔ヨ」

「深海棲艦である貴女が、なぜ……」

「勘違イスルナ。私ハタダ、キングノ為ニ戦ッテイルダケダ。キングハ無用ナ犠牲ハヨシトシナイ、ダカラオ前達ヲ逃ガス」


ダークサガはジャコーダーを構える。



「裏切リ者メ……皆殺シダ!!!!!!」

「来ナサイ。見セテアゲルワ、キングノ従者ノ実力ヲ」


 ジャコーダーの刃が妖しく深紅に煌く。その瞬間GDの一体の喉笛に刃が突き刺さっていた。突き刺したままダークサガはGDを引きずり寄せる。無様に転倒し、引きずられるようにしてダークサガの足元へ連れてこられたGD、その顔面を容赦なくダークサガは踏みつぶす。


 ガチュリ!の音とともにGDは沈黙、間髪入れずダークサガは再びジャコーダーを振るう今度は別のGDの首にジャコーダーを巻き付け、そのままハンマーのように振り回しGDの群れの中へ叩き付けた。




「裁キノ時ヨ」




取り出したウェイクアップフエッスルをサガークに吹かせ、破滅のメロディーを海域に響かせる



『ウェィクアップ』


聞き取りづらい言葉で処刑宣告を下すサガーク。同時にその海域が蒼い月の浮かぶ夜へと変わった



「こ、これは?!」

「強制的に野戦海域に変化、デスか……姫級はやはり格が違いマスね」



 ジャコーダーの底部をサガークの横部へと挿入、引き抜く。ジャコーダー底部とサガーク横部が蒼いエネルギーで繋がれ、魔皇力を刃へと注入する。蒼白く光る刃を天へと掲げた後、勢いよく海へと突き刺す。突き刺したところからファンガイア王家の紋章が赤く浮かび上がる


ヒュパッ ザクザクザクザク!!



鈍色の海の底から大量の蒼いエネルギーの刃が突如として大量に飛び出し、大量のGDを下から上へと串刺しにする。


「堕チナサイ」



ジャコーダーのグリップを弾くように撫でた瞬間、GDの身体が蒼白く発光し一斉に爆散した



「『光届カヌ奈落ノ侍女、敵(カタキ)ノ骸ヲ主ニ捧グ』……ソレガ私ノ真名ダ」



爆炎で照らされた彼女の姿は禍々しくも美しい姿をしていた

ココマーデ。サガ大好きです。だからこうなった。こっから拘束制御術式第0号が解放されたような展開になります、お楽しみに

キチガイA「何だ!?何が起きている!??」
キチガイB「○(規制)だ!!○(規制)が起きている!!!」

913ギア予約しちった……5万……フフ怖
今回は個人的にもっと活躍が見たかったライダー二人が出ます。






「この圧倒的すぎる物量……こんなの、常に資源を回収しつつ即建造、出撃しなきゃできない芸当。なにかしらトリックがあるはず……」


 仮面ライダーユラヒメは杖状の武器『アメノミハシラ』を水面下に沈ませ現在の海の状況を調べていた。水を支配するグリードの力は艦娘の最高性能の電探すら凌駕する索敵能力があった。

と、無数のGDの遥か後方に不可思議な反応をユラヒメは見つけた


「この巨大で異常なエネルギー反応の物体……何かしら?」

「ドウスルノ?」

「とりあえず、バレないように調べてみましょう。もしかしたらこの戦いを終わりにできる何かがあるかもしれないわ」


 こっそり英司から拝借していたカンドロイド、電気ウナギカンドロイドを数体水面下に放つユラヒメ。この一手がこの戦いの終局を呼ぶ一手となる。












「っく、大丈夫か清霜?!」

「はあっ、ゲホッ……大丈夫、です!」


 武蔵がGDを蹴り飛ばしながら清霜に問うと、清霜はGDを投げ飛ばしながら答えた。撃破数は二人合わせれば3桁に届く、だが二人とも大破状態だ。気力と火事場の馬鹿力に近いものでなんとか轟沈せずに済んでいる。だが長くは続かなかった


「げふっ?! あが……」

「清霜ォ! がはあっ?!」


清霜がついにGDに捉えられ、殴り飛ばされ体制が完全に崩れ海面に叩きつけられた。武蔵もそれに気を取られ、ほかのGDからキツい一撃をもらい倒れる。そのスキにGDは円状に武蔵と清霜を取り囲む



「はあっ、はあっ、くっ……万事休す、か?」

「はぁ、はぁ、むさし、さん……」


勝利を確信したGDたちは掌に一斉にエネルギーを収束し始める。



「沈メ!!」










「悪いが沈むのは貴様らだ」



その不敵な声は海中から響いてきた








ザバァァァァァン!!!




突如GDと武蔵たちの間になにか急速に浮上してきた。



降り注ぐ海水が晴れ始め、何者かの姿があらわになる。漆黒の鎧に走る金色のライン、頭にはどこか王冠を思わせる頭飾り、右手に携えた美しい黒と金色の剣。


「ギアシステム000、通称オーガ……人がつけた名とはいえ、鬼の名を持つ私にはふさわしい」


腰に巻かれた黒と金色のベルト、帝王のベルトのうちの一つ『地のベルト』によって変身したその名は仮面ライダーオーガ。手に持つ短剣を撫でながらオーガは満足そうにつぶやく


「レプリカ品とか言ってたけど、何だ。手加減してる時の私くらいには力出せるじゃないか」

「何者ダ!」

「貴様のよく知っている人物。だが知る必要はない、すぐに貴様らは沈むのだから」


   


オーガフォンに備え付けられたミッションメモリーを右手の短剣の柄に刺し、短剣を銃に変形させるオーガ。さらにオーガフォンを開き、エンターのボタンを押す


『Exceed Charge』


おどろおどろしい音声とともにベルトの金のラインから右手の剣へと疑似フォトンブラッドが収束していく。


「泣き叫んで……沈んでいけ!!」


収束した強烈なエネルギーは銃口から黄金のビームとなってGDを薙ぎ払い、消し飛ばした。


ゴバッ!!!!







「あのクソを私の手で消し飛ばせるなんて……スカッとするな……」


噛み締めるような、恍惚とした声色で短剣を撫でるオーガ。突然の乱入者に武蔵と清霜は何が何だかわからないといった反応を示す


「き、貴様!」

「何?」

「海軍所属の者か? 名乗れ!」

「人間の組織に与した覚えはないけれど、貴女たちの敵ではない。敵の敵は友、というやつだ」

「答えになっていないぞ!」

「私は戦艦水鬼。北方棲姫様に仕える者」


 銃モードにしていたオーガストランザーを長剣モードへと変更し、戦艦水鬼こと仮面ライダーオーガは敵陣へと突っ込んでいった。集り来るGDを次々と一刀両断し、あるGDへと一直線に突進していく


「見ぃつけた……私の艤装を、返せ!!」


 オーガの正面には戦艦水鬼の艤装を装着したGDがいた。GDの中でも姫鬼級の艤装をつけたものは隊長格なのだろう、そのGDが合図を送ると海中から一斉に戦艦棲姫の艤装が出現しオーガへと襲い掛かる



「たかが複製品で私が止められるとでも思ったか、愚か者め!!」


 振るわれる巨拳を紙一重で避け、長剣を艤装の脇へと滑り込ませそのまま振り上げる。艤装の大きな腕が空へと舞い、本体は古い機械の駆動音のような苦悶の悲鳴を上げる。

 オーガは切り飛ばした腕を空いた片手で掴み、背後から砲撃しようとしていたほかの艤装へと投げつけ、その陰に隠れながら接近する。そして再びストランザーへと疑似フォトンブラッドを収束させる


『Exceed Charge』


「オーガ・ストラッシュ!!!」



 収束した疑似フォトンブラッドは長大な刃となり、薙ぎ払うように振るわれた。上半身と下半身で2分割された艤装が次々爆発していく中、わずか生き残った艤装と艤装付きGDが砲撃体制をとる。が






「ムダだ」



『Exceed Charge』


「コバルト・ヘヴィレイン!!」



ドバババババババババ!!


 上空からオーガのものとは違うシステム音声が響き、青い光弾が降り注ぎGDや艤装を纏めて大破させる


「「「「?!」」」」


「ウフフフ……アツいの? アツいでしょぉ?!」



 上空から新たなライダーらしきものが出現した。白い装甲に青いラインが走り、背部には飛行ユニットらしきものが装着されている。先ほどのエネルギー弾の雨はここから放たれたようだ。優雅に海面に着地し、オーガと背中合わせでGDを睨む




「遅いぞ飛行場」

「飛ばすならともかく、自分で飛ぶのは初めてなんだから仕方ないじゃない。まぁ悪くない感覚だったけど」


「まさか、また深海のライダーか?!」

「今度は空飛んでます!」




 新たに現れた仮面ライダーはサイガ。ギアシステム315に登録されるライダーでこれもレプリカだ。この世界のオーガギアとサイガギアのオリジナルはシステム構想の時点でボツとなっている。本来の目的とはかけ離れた運用だが、とある科学者がギアの情報を盗み、趣味で開発したものを彼女たちは使用している


「貴様ラ姫共! 呉鎮守府急襲ノ時ニモロトモ始末シタハズダ!!」

「アンタ程度に私達が始末できるはずないでしょう? 深海と海軍、折角兵力を分断していたのにアンタが何の考えもなしに私たちを見捨てるから、こうやって合流したんじゃない」


 仮面ライダーサイガこと飛行場姫は再びフライングアタッカーを起動、サイガギアのミッションメモリーをアタッカーのハンドル部に装填。トンファーエッジを解き放つ


「さて鉄くず共。貴様らの相手をするのが私の仕事なの。さぁ、楽しみましょう」



 フライングアタッカーの背部から深海のカタパルトが伸び、辺りに深海艦載機を一斉に発艦。サイガは艦載機を引き連れトンファーエッジを構えGDの群れに突進した





次回はこの戦闘の続きです。木場さんオーガの時くらいにカッコよく描写できるかしら

帝王ならぬ皇女が荒ぶります。トウカスルーヨ





『『ギシャァァァァァァァァ!!!』』


 古くなった機械の悲鳴のような鳴き声を上げる戦艦水鬼の艤装。同時に大破状態だったGDの体が少し再生する。だがそれはGDの計算外だったらしい


『再生率24%、ダト?! バカナ?! 深海棲艦ノ自己再生能力ヲ数十倍ニモ増強シタコノ体ガ?!』

「本当に、アイツは趣味でここまでのものを作り上げたというのか? 脳みそが規格外のようだな……」




ダガガガガガガガガガガ!!


 サイガが艦載機たちと共に上空を飛び回り、海上のGDを根こそぎ焼き払う。接近戦を挑んでくるGDに対してはトンファーエッジで受け流し、ついでと言わんばかりに両断する




「ギアシステムシリーズの必殺に使用される疑似フォトンブラッドは本来対深海棲艦用に作られたもの。姫級鬼級がダメージを負った際の能力強化に対抗するために開発されたものとあいつは言っていたけど、その反応……深海の力を模倣した貴様にも有効なようね、蛮野」

「一つ間違えば我々に向けられていたかと思うと空恐ろしいな」










『ヌゥゥゥゥアァァァァァァァァ!!!!』


激昂したGDがオーガへと近接格闘を仕掛けに接近する。だが同時にそれはオーガの射程へと足を踏み入れる愚策だった


 艤装の巨大な腕を振るい重い一撃を叩き込もうとするGDだが、オーガはそれを同じく拳で迎え撃つ。巨大な拳と小さな拳がぶつかり合い、その衝撃で辺りに水しぶきを舞い上げた。


「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



ガヅャッッ!!!


 勝負はわずかにオーガが優勢、ぶつかり合っていた艤装の腕が大きく後ろへとそらされる。体を回転させ体制を瞬時に整えたオーガはガードの緩んだ艤装の顎へと思い切りキックを叩きこんだ


『ギギギィィィ?!』


片方の自由が利かなくなった艤装だが、間髪入れず残った片方の拳をオーガを狙って海面に叩きつける。オーガはそれをかわし、拳を踏み台にして高く飛び上がり無防備になった頭に踵落としを叩き込んだ。


ガギョッッ!!


 バランスを崩し横へと倒れる艤装。艤装を装着していたGDは艤装接続コードに引っ張られるようにして横倒しになる


『アグ……ぁ』











『Exceed Charge』




 その音声を認識したときGDはガードをしようと必死に辺りを見回した、がオーガがいない。オーガは踵落としの反動を使って更に飛び上がっていたのだ。尋常ではない身体能力である。疑似フォトンブラッドを凝縮した黄金の刃を真下のGDに向けるオーガ



「ひとまず目の前の貴様を沈めることで私の溜飲を下げよう。くたばれ」


GDが空から降り注ぐ黄金の必殺の剣に気付いたのは、己の顔面に突き刺さる寸前だった






「さぁ、私の艤装も返してもらうわよ」


 サイガは己の艤装に悠々と腰掛けるGDへと狙いを定めるとモノアイが妖しく紫色に発光する。刹那、すさまじいスピードでGDへとサイガは突進していった

 迫るサイガを叩き落そうと飛行場GDは大量の深海艦載機を発艦、同時に周りのGDへと攻撃支持を飛ばす。サイガはそれを上空へと飛び上がることで回避する。


高く、高く、高く。GDたちの攻撃とは無関係にサイガは高く空へと飛んでいく。硝煙の雲を切り裂いて、冷たい雲を突き抜けて、高く。そして



「あぁ、なんて……キレイ」



飛行場姫は初めて空を見た


 見下ろす眼下に広がる限りなく青い海、そして見上げれば頭上に眩しい太陽が輝いている。息をのむほど美しく、涙が流れるほど澄んだ景色だった。



 艦載機たちはいつもこんな景色を見ながら戦っているのだろうか?いや、敵しか見えていなかっただろうな。そんなことを思いながらしばし自由落下を楽しむ。と、無粋な金色が美しい青を穢しているのが見える。

 遠ざかる空の青、強くなってくる火薬の臭い。やはり私の戦場は、ここだ。


姿勢を整え、サイガショットにミッションメモリーを装填。サイガフォンのエンターキーを押す


『Exceed Charge』


体の蒼いラインを通って疑似フォトンブラッドがサイガショットに充填される。アタッカーのブーストを最大出力で吹かす


「消えろ。この美しい世界に、薄汚い貴様らは無粋すぎる」



 上空1000mからの最大出力(マキシマム)スカイインパクトがGDの群れの中心へと叩きこまれる。海上には蒼白く巨大なΨ(プサイ)が浮かび上がり、範囲にいたGDは軒並み灰燼と化した




『バカ……な……』


 致命的なダメージを受けつつも健在の艤装GD。GDのセンサーが背後から風を切る音を認識したと同時にGDは艤装から弾き飛ばされる


『ッッガ?!』


 高速接近したサイガがトンファーエッジで艤装の接続コネクタをすれ違いざまに切り落としたのだ。そしてさらに脚部に疑似フォトンブラッドを充填する


『Exceed Charge』


すさまじいスピードを維持しながらGDへと取って返し、強烈な飛び蹴りをGDへと叩き込んだ。



「私の艤装を無断で使っていた罪だ、貴様だけは直々に手を下してやる」

『ガァァァァァッァァ?!?!』


吹き飛ばされ、海面に叩きつけられると同時に蒼白い円錐がGDを拘束する



「コバルトスマッシュ!!」



GDの真上から強烈な必殺の蹴りが降り注いだ








 オーガフォンをベルトから外し、変身解除する戦艦水鬼。糸が切れたように倒れ伏す自らの艤装に歩み寄り、艤装接続コードを自分の背部の接続コネクタに刺す。艤装が再び息を吹き返し、戦艦水鬼に跪く



「罪を犯せば贖いが必要となる。己の身を削って贖い続けろ」


『ギィァァァォォォォォォォォォォ!!!!!!』



その咆哮は広い海域に響き渡り、辺りにいた戦艦棲姫の艤装が一気に機能停止した


「さぁ、逆襲の時間だ。と、その前に」



戦艦水鬼は振り返り、武蔵と清霜を見やる。そしてなんとオーガギアを武蔵に投げ渡した



「な、これは?!」

「私には艤装がある、それはあくまで艤装を取り戻すまでの一時しのぎとして使ってきた。貴様にくれてやろう、上手く使え。そしてレ級!」



戦艦水鬼の前に小さなシフトカーがふよふよと飛んでくる。まるで怒られるのを恐れる子どものようだ



「いつまでウジウジしてるつもりだ? 貴様も私と同じでありながら醜態をさらすのか」

「……………」


小刻みに揺れるシフトカーを一瞥し、戦艦水鬼はGDの群れへと航路を変え、進んでいく。






「戦艦水鬼の言葉も一理あるのは仕方ないわね。ま、あとは自由にやりなさい。コレあげるわ。さてと、だれか適当な艦娘にこのギア預けとかないと」


 武蔵と清霜に高速修復材が入った小瓶を投げ渡し、変身解除した飛行場姫はギアを預ける艦娘を探しに進んでいった。




高速修復材の小瓶を見つめる武蔵と清霜。そして互いを見て頷き、修復材を頭からかぶる。若干だが体の傷は癒え、またある程度なら戦えるようになった。


「ねぇレ級」


空中に浮いたまま震え続けるシフトカーに近づく清霜。


「私はずっと戦艦になりたいって思ってた。そうすればもっとたくさんの命が救えるって。もっとたくさんの人が守れるって。そう思ってた。でも違ったんだ」


清霜の眼尻に雫がにじむ。


「戦艦にならなくっても、護れるものがある。駆逐艦には駆逐艦にしかできないことがある、その中でも私にしかできないことがあるんだ! だからレ級、お願い。力を貸して! あなたと、私とでしかできないことがあるから!!」


清霜の腰部にドライバーが出現する。






『Fire dual engine!』


「私と君とで、できること!」

「アイツラヲ、ブッ飛バス!!」






 渡されたオーガギアを見る武蔵。なぜ彼女は私にこれを託したのだろうか。都合よくそこにあった棚のようなもの? なぜか武蔵はそう思えなかった。


「戦いが終わったら、聞きたいことが山ほどあるな。いいだろう、やってやる。こんな夢の共闘、二度とない。存分に楽しませてもらおう!!」


ギアを腰部に装着、オーガフォンを開き、シークエンスをこなす。



0 0 0  standing by………



「行くぞ清霜。第二ラウンドだ」

「はい!!」



「「「変身!!!」」」


『compleat』







今回はココマーデ。いよいよ終止符を打つ時が近づいてきました。
他にも登場させたいライダーの派生フォームや艦娘の覚醒とかありますが、それは本編が終わったらにしておきます。これ以上のばすとちょっとね。それでは

昨日投下しようと思ってたんだけどね、なんかエラいことなってたね。仕方ないね

トウカスルーヨ






「(状況は芳しくない……多少の援軍が来てくれたが、敵の数が圧倒的すぎる。しかもこちらが把握している数だけでこの数なのだ、実際はもっとだろう……それに先ほど入った通信……気になる)」


 海軍総本部、対蛮野掃射作戦本部にて元帥は唸る。周りでは部下や妖精さん、そして元帥の秘書官である大淀がせわしなく情報交換や手続きに奔走している。考えうる限りの手を尽くしその都度作戦を立て現場へ届ける、だが何度作戦を立て直そうと物量で押しつぶされそうになる。

 轟沈した艦娘もすでに出ている、場所によっては自決を提案する鎮守府もいた。なんとかそういった案を押しとどめ、粘らせているがいつまで持つか……

 それに元帥は先ほど入電してきた情報に引っ掛かりを感じていた。敵陣営後方に謎の高エネルギー物体があるという情報だ。これが敵の核か? だがその通信は鎮守府関係者が使う周波数ではなく、鴻上ファウンデーションの社長秘書という差出人から、あろうことか鎮守府の通信機器にハッキングしてきて送られてきたものなのだ。

 鴻上ファウンデーションの社長とは知り合いだが、あの男を全面的に信用はできない。だがこの情報が本当なら……なんとかして確認をとれないか思案していると、作戦会議室の重い扉が思い切り開いた音がした。








「デェァーーーーーーーーーーーーッハッハッハッハッハ!!!! この壇 黎斗・神が!!! このry」

「すいませんがこのクソ忙しいときに一般人は立ち入り禁止ですお引き取りください」ゲシッ バタン




元帥は再び戦況を確認しつつ作戦をry



「ちょーーーーーーーーーーーと待てぇぇぇぇ!!! 神であるこの私が!! まるで邪魔をしに来たような扱いを受けていいとおも おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?!」ヒューーン シュポン


「話がややこしくなるからもう黙ってろ。おう、邪魔するぜ」

「「お邪魔します」」



改めて入室してきたのは第一戦線で戦っている呉島貴虎の弟、光実と軽巡洋艦龍田、そして白衣を着た白髪交じりの男だった。この白衣の男は花家大我、世界をゲーム病のパンデミックから救った医者の一人である。




そして浅葱色の機械に吸い込まれたのは壇黎斗、ゲーム病のある意味



『壇 黎 斗 ・ 神 だ!!!!!!!』



…………………壇 黎斗・神、ゲーム病のある意味パイオニアというか大体こいつのせいというか、そんな感じのアレである。驚くべきことに凌馬よりもブッ飛んでいる、ネタ的な意味で


『ぐぬぬ……』

「次騒ぐと私の薙刀でソレごと真っ二つにするからね?」

『ウェイ』



「君たちはなぜここに?」

「逆転の一手になるかもしれないものを届けに来たんです」

「大規模な作戦なんだ、組織の頭の許可とその頭脳を借りる必要があるからな」


まさかの言葉に元帥の表情が変わる。


「……本当かね?」

「ただし、成功するかどうか」

『私の辞書に失敗の文字はなぁぁぁぁい!!!!』

「……それがこの状況を好転させることができるかどうかはわからんがな」

「どういうことですか?」

『よしわかった、説明しよう。例のものを』パチン




 龍田が持っていた大きなケースを机に置き、開ける。出てきたのは二つ


『ガシャコンバグヴァイザーⅩ、専用バックル。そして新型ガシャット、艦隊指揮シュミレーションゲーム、通称『艦これガシャット』だ』ドヤァァァァァ



「……」シャガッ

「龍田、抑えて。後でたっぷりやらせてあげるから」ギュ

「ァ……ふにゃぁ……」プシュゥ

「「「「「(リア爆)」」」」」








『……ゴホン。このゲームは名の通り自身の艦隊を指揮し敵艦隊を倒すゲームだ。発動することですべての艦隊をプレイヤーの思うがままに動かすことができる。そしてバグヴァイザーⅩとバックルがこのガシャット専用のドライバーとなっている』

「早い話、戦況を一瞬にして変身者が把握、作戦をダイレクトに戦場に反映させることができる。艦娘達と直接連絡を取り合いながらの戦闘が可能になる。ただ……」

『変身者にはすさまじい負担がかかる。当たり前だ、一気に大量の情報が脳に叩きつけられるのだからね。だから』


光実がもう一つのケースを開ける。そこには大量の艦これガシャットが入っていた


『オリジンガシャットとはまた別のベータ版艦これガシャットだ。起動すれば変身者と同じゲーム面にインできる。変身者と疑似的にリンクすることで変身者の脳にかかる負担を軽減できるだろう。こちらは起動するだけでいい、必要なのは処理を補助する脳だけだ』

「とはいっても、変身者の許可を得ることができれば艦隊指揮も可能だがな。ただこっちのプレイヤーは頭を使う作業がしづらくなる」

「なるほど……」

「そういうワケだ。こいつを使って誰かが変身、元帥のアドバイスを貰いつつ艦隊の指揮を執る。負担軽減のための有志を集めてほしい」


「で、でも今大本営でもてんやわんやで手すきの人なんてほとんどいません!」

「話は聞かせてもらったよ!」


 大挙して会議室に入ってきたのは妖精さんたちだった。


「補給や最低限の人員は残して、残りの妖精を全員集めてくるよ。それなりの数になるよ」

「よし、これで人員はそろったようだな。それじゃ、誰がコイツで変身するかだ」スチャ


少し考え込む元帥。


「その変身は、私にも可能かね?」

「なに?」

「私が直接それを使って指揮すればラグの問題は解決するだろう?」

「そういやコイツは適正手術は必要なのか?」

『不可能ではないぞ? 今回開発したソレは通常のゲーマドライバーやバグルドライバーとは用途が違うからな。ゲーマドライバーは対バグスター用のものだ、今回の開発した『バグルドライバーⅩ』とは戦闘補助用として開発した、用途の根底がそもそも違う』

「なるほど、適合手術はいらないってことか」

『だが負担はかかるぞ? そこの妖精たちの協力があるといっても脳への負担は免れられないし、変身維持のための体力ももちろん必要だ。その老体で変身など到底無謀ry』


「フン!」リンゴパッカーン

「り、リンゴを……」

「割った……握り潰すでなく、握り割った……」

「……で? なにか言ったかね?」フキフキ シャリシャリ

『な、なにも問題はな無いようだなな……』ガクブル





「では妖精さん達、そして君たち、協力してくれ」

「「「「「「「アイサー!」」」」」」

「わかった」

「わかりました。ボクらは直接火力支援を行います」

「君もかね?」

「ボクも、仮面ライダーですから」

「わかった、信じよう。出撃したまえ」

「「「了解!」」」


「これより戦線を押し返す。行くぞ」






『艦隊これくしょん!!』

『バン・バン! シュミレーション! I ready for Battleship!』

『ブドウ!』

『スタァーフルーツ!』







「「「「変身!!」」」」






『ガシャットォ! レベルマァーックス!!』

『デュアル! ガシャットォ! ガッチャァー! デュアルアップ!』

『ロック・オン! ハイィー!』



『立ち上がれライダー! 抜錨せよ艦娘! 刻め勝利! 今こそ戦(イクサ)は極まれり!!』




『スクランブルだ!出撃発進!バンバンシミュレーションズ!発進!』

『ブドウアームズ! 龍! 砲! ハッ ハッ ハッ!!』

『スターフルーツアームズ! 龍! 星! ハッ ハッ ハッ!!』




「すべてが逆転の鬼札。これよりゴルドドライブもとい、蛮野の急所と思われる地点を突く。これは賭けだ、この作戦に私と、君たちすべての命を賭けてくれ! この戦争に終止符を打つのだ!!」



仮面ライダーマスタラルは残存兵力の攻撃を一点に集中させるように指令を出した。

まーたオリジナルです。クロノスを白と金にしてヘアスタイルをバンバンシュミレーションの提督帽に変えたような姿してます

別に某ssみたいに闇医者が島風の格好になったりはしません。  多分

書き溜めが全然進まない……のでほのぼのいちゃいちゃをかいてリハビリします。
今回は王様と侍女。

クーデレキングとデレデレヴィレッタ



最終決戦後、ファンガイア領  キャッスルドランより




大我「…………」ソファースワリ

??「…………」モジモジ

大我「…………」ペラッ

??「…………」ソワソワ


大我「…………はぁ。ヴィレッタ」パンパン

南方「ハッ、ココニ」シュタ


大我「陰に隠れて待機してないでこちらに来い、視界にちらついて落ち着かん」

南方「失礼イタシマシタ。オオセノママニ」ススッ

大我「そうじゃない、ここに座れ」ソファーポンポン

南方「ソンナ、恐レ多イデスワ……」

大我「俺の命令だ。座れ」

南方「……ハ」ストッ







大我「…………」ススッ←

南方「…………」ススッ←




大我「…………」スススッ←

南方「…………」スススッ←




大我「…………」

南方「…………」




大我「…………」パタン

南方「…………」



大我「少し眠い、膝を貸せ」ストッ

南方「フエェッ?!(膝枕ッッ?!)」

大我「なにかあったら起こしてくれ」

南方「エァァ……ァゥ……」カンネン







南方「………(綺麗ナ寝顔ダ……保護欲ヲクスグラレル)」ナデ

大我「ン?」パチ

南方「(シマッタ、ツイ……)モ、申シ訳アリマセンキング!」アタフタ

大我「いや……心地良かった。少しの間続けていてくれ。俺は寝る」

南方「ハイ」ナデナデ


南方「(サッキ勢イデ膝枕シタママ頭ヲ下ゲテシマッタ……キ、キスシソウナホドニ近カッタ……/////)」ナデナデ

大我「zzz」スースー

ハイこんな感じです。カフェオレが普段より甘いような気がする。
あと考えてるのが『剛と駆逐艦たち』シリーズとか『チェイスと深海棲艦たち』とか
『龍田と光実』シリーズかな。息抜き程度にまた書いてみようかな

すみません、大我→太牙に修正
なにやってんだ私は死にたひ
オワビとして上に書いた3つのうちどれかやります……希望があればどうぞ。あと気になるカプがあればそれも書きます……

みっちーでガイム初めてみてorzなんで

>>120さんリクありがとうございます。というわけで光実×龍田いくです



チュンチュン



光実「zzzz……ンぁ……ふあぁ…」ゴシゴシ



光実「(あれ? ……あぁそうか、研究しててまた寝落ちしちゃったのか。まずいなぁ、最近どんどんダメになっていってる気がする)」


貴虎(幻影)『お前も立派な呉島家の人間になりつつあるようだな』ウムウム

天樹(幻影)『そうだな、若き日の私を思い出す…(ピンポーン スイサーン、ゲームシヨー)あ、近所の子とゲームの約束してるんだった、落ちまーす』ノシ

貴虎(幻影)『オツカーレ』ノシ

光実「(黙ってろよてかキャラ崩壊ってレベルじゃねーぞ……おっといけない、幻影まで見え始めた……とりあえず顔洗うか…)」ヨタヨタ








龍田「おはよう光実さん。あらあら、寝ぐせすごいわよ~? 顔洗って目を覚まして来たら~?」

光実「おふぁよう……そうする……」トタトタ



光実「…………んん?!?!」






ドタドタ バタン!


光実「なんで龍田さんがここにいるの?!」

龍田「細かいことはいいじゃない。それより早く身支度済ませてね~? せっかくの朝ごはんが冷めちゃうから~」

光実「アッ、ハイ」















光実「で? なんで僕の部屋で朝ごはん作ってるの?」モグモグ

龍田「貴虎義兄さまからの頼みでね~? 光実さんの身の回りのお世話をするように言われてきたのよ~」ズズ

光実「言葉のイントネーションおかしくなかった?」

龍田「なんのことかしら~?」ウフフ

光実「というか、兄さんェ……余計なお世話だって……」ボソッ

龍田「余計な、お世話……だったの?」

光実「ぅぇ?!」

龍田「私、もしかして追い出されちゃうの……?」ウルウル

光実「(やっべ)」


龍田「わ、私は、恩返しがしたくて、義兄さまや、天龍ちゃんに、相談して……私、いらない子、だったの?」ヒグッ

光実「」ダラダラダラダラ

龍田「助けてもらった、この命を……助けてくれた人のために、使うのは……いけないことなの?」ヒックヒック

光実「い、いやぁ~助かったなー! 龍田さんが来てくれて助かるよー! ホント感謝だねー! 一人だとついつい生活リズム崩れちゃってさー!」

龍田「ここに、いて……いいの?」ウワメヅカイ

光実「もちろんさ……………アッヤベ」

龍田「それじゃ末永くよろしくね~? ミ・ツ・ザ・ネ・さ・ん?」はぁと


光実「」


光実「」






ココマーデ。光実に女難(龍田)の相が出たようです。ご期待に応えられたかな?

大分お待たせしちゃったかな、申し訳ない。夜勤だの残業だのあの社長許さん

トウカスルーヨ


仮面ライダー、艦娘、深海棲艦。すべての勢力が一丸となって、海上のとあるポイントへと向かう。それを察知したのか、『ソレ』は姿を現した



『我ガ名ハゴルドドライブ……コノ不浄ノ世ニ顕現セシ神ナリ……愚カナル者ドモヨ、我ガ最期ノ神託ヲ与エヨウ……生キトシ生ケルモノ全テ死ネ』



 異形。直径数十メートルはあろうかという巨大な黒い球体、その頂上に蛮野ことゴルドドライブの上半身だけが鎮座している。球体全体に深海の意匠である尖った頭と口が蠢き合い、ところどころから巨大なパイプのようなものが海底へ向かって伸びている。

 よく見ると、パイプのなかに銅材や弾薬など資材が次々と球体へ吸収されて行っている。と、尖った頭の一つがモゾモゾと蠢き、ぼろりととれた。次の瞬間それは駆逐イ級に変化し戦線に加わる。工廠と拠点が融合したまさに悪夢の存在

艦娘たちの目を通して仮面ライダーマスタラルはソレを把握、即座に指示を出す


「残存兵! 呉鎮守府艦娘及び呉鎮守府所属ライダー部隊は北と東のパイプに全ての火力を叩き込め! 残りの鎮守府、およびライダーたちと深海棲艦たちは南と西のパイプを! 全てのバケツと弾薬、燃料の使用を許可、すべての兵力をぶつけ一気呵成に攻め落とせ!!」






「蛮野……ついに本体を現したか」


 仮面ライダーチェイサー・タイプブレイブダイバーがブレイクガンナー壊を構え直しながら海上に浮かぶ巨大な黒い鉄塊を睨む。その瞬間を狙って量産型GDが一斉に殺到すると同時に、チェイサーの右目に蒼い炎が灯る。


「どけ!!!!!!」


 巨大な青と紫のエネルギーがチェイサーを中心に炸裂し、GDを纏めて吹き飛ばす。GDの部品と巻き上げられた海水がバラバラと飛び散る中、すべてを突っ切ってチェイスは駆ける


「こちら仮面ライダーチェイサー。これより敵陣に突っ込み、かく乱しつつパイプの破壊へ向かう。残存兵は流れ弾に注意せよ」



『Gear burst!』


 シフトロイミュードのマキシマムトリガーボタンを押す。天井の鏡が赤白緑の順で発光し、チェイサーの左目が同色に発光する


「ハート、メディック、ブレン! 力を貸してくれ!!」


その言葉を皮切りにチェイサーはさらにスピードを上げた




 ハートのデッドゾーンの爆発力、その負荷を軽減するメディックの治癒能力、そしてそれらを制御するブレンの制御能力。三位一体の凄まじいパワーは味方の通るルートを作るのに十分なパワーを発揮していた



 先ほどヲ級の艤装で呼び出した艦載機を従え、チェイサーは駆ける。次々艤装を変えながら敵陣に大きな穴をあけていく。その火力は凄まじく、チェイサーの後にはGDたった一体も残っていない


「纏めて吹き飛ばす!」


『Full tuning  Chaser battle ship!』


 チェイサーがブレイクガンナー壊のディストラクションマズルを押し込むと、右肩にレ級の艤装、左肩と腰部にタ級の艤装、両手に盾のようなル級の艤装が出現する。

全砲門を前方へ向け、手当たり次第にロックする


「くらえ!!」


放たれる終焉の砲火は金色の悪意を根こそぎ破壊していく。



「決着を付けるぞ、蛮野天十郎!!!」







元帥からの通信を聞き、一旦戻った貴虎は凌馬と合流した。



「やれやれ、元帥もなかなか無理難題をおっしゃる」

「だが不可能じゃないさ。僕たちなら」

「そうだな。お前の新作もあることだし、な」スチャ

「……またこうして。二人肩を並べて戦えるなんて思ってもみなかった。本当に、ありがとう」

「よせ。すべて、戦いが終わった後で話そう」

「そうだね。お互い、積もる話もあるしね」



 二人は両手に持つLSを解錠する



「「変身!」」


『メロンエナジィー! プレミアム!』

『レモォン! グレィプフルーツエナジー!!』






『ロック・オン……スパークリングッッ!!』

『ロック・オン!! カモン!』


二人の頭上に鋼鉄のフルーツが出現、それぞれ二人に突き刺さり展開、鎧を形作る




『メロンエナジープレミアム!』

『レモンアームズ! インクレディブルフェアリィーズ! ジンバーグレープフルーツ! ハハアッ!』






「さて、こいつを使ってみるか」


 貴虎が手に握っているのは凌馬の新作ロックシード。白金色の表面にメカメカしいフルーツが円状に描かれた特殊なロックシードだ

『ミキシマムエナジー!!』


 新たなロックシードを起動すると、キーのようなものがLSから伸びる。それをプレミアムメロンエナジーのジョイントに接続、キーとなったLSを倒すように捻る


『ロック・バースト!! ミキシマムエナジーアームズ!!』


 壮大なファンファーレを奏でながら鎧の一部がはじけ飛び、その下から新たなる鎧が出現した。黄昏色の肩当と新緑色の鎧に走るエナジーパイプ、白金色のアンダースーツ。胸当てには機械化されたエナジーフルーツの盛り合わせのような意匠、頭飾りは光が筋状に拡散していくようなデザインで、もっとよく言えば豊臣秀吉の使っていた兜に似ている。

 そしてはじけ飛んだ鎧の一部はソニックアロー改に装着され、メガ・ソニックアローとして強化される。背部からは真ん中で二つに割れたマントのような飾り布が風を受けて雄々しくはためく。



仮面ライダー斬月・シン・ミキシマムエナジーアームズが厳かに歩を進める





「ミキシマム?」

「ミックスとマキシマムとをかけてみました!」ドヤァ

「…………まぁいい。お前の自信作なら性能は折り紙付きなんだろう」

「違うね貴虎。私と妖精さんの自信作だよ」

「ならなおさらだ、信頼がおける。それでは行くぞ」

「ああ」


次の瞬間、黄昏色の閃光とレモンイエローの閃光が光の軌跡を描きつつ敵陣に突っ込んだ。





ココマーデ。決着つけに行きましょう

ラスボス蛮野のイメージはデジモンのアポカリモンみたいな感じです。

すみません、スランプと仕事がわちゃわちゃしてるのが合併してました

ちょっとずつ書いてます。モンはれの絵……じゃない、本編を。もうちょっとで終わる……そしたら思う存分日常を書くんだ……

明日更新シマース

爆発と水しぶきで荒ぶる海域で月と星が出会っていた



「おう龍田、お前も変身できるようになったのか」

「そうよ~天龍ちゃん。あまり会えなかったけど、元気してたかしら~?」

「おう。お前も元気になったようでなによりだよ。ところで」

「?」

「龍田お前、恋でもしたか?」

「ふえぇっ?!」


 ボフッ、と蒸気を吹き出しつつ、仮面の下の顔を真っ赤にしながら狼狽える龍田。


「アッハッハッハ! そうかそうか! お前も色を知る年か!」

「か、からかわないでちょうだい……」///

「そっか。成就するといいな」ポンポン

「え? えぇ……ありがとう」

「そんじゃ、とりあえずこの場を切り抜けようぜ。まずは生き残んなきゃな」ジャキ

「ええ。それじゃあ行きましょう」シャラン



龍月が撃龍丸を、龍星が星形の刃のついた槍、星龍杖を構える。海という名の空に、紅蓮の三日月と翡翠の星が光り輝く








『スターフルーツスカッシュ!』

『ドラゴンフルーツスカッシュ!』


龍月が放った紅蓮の斬撃がGDを両断していく。それに続いて龍星が放った星形のエネルギー体が丸ノコのように回転しながら縦横無尽に暴れまわる。



「オラオラオラ!! テメェら全員首置いてけぇ!!」

「細切れになりたい子たちはどこかしら~?」










「ッチ、やはり戦いは数か……ハアッ!!」

「あのパイプさえどうにかできれば、せぇい! いいんだけどね!!」

『フハハハハハハ!! 無駄無駄無駄無駄!! 神ノ裁キヲ受ケルガイイ!!!』


蛮野の本体、アークGDは下半身の球体から大量のザコを射出、全方位に一斉に解き放つ。極斬月とデュークはソニックアローの連射でそれを迎え撃つ



「貴様が神だろうがなんだろうが関係ない! 僕は僕の全てをかけてキミを否定する!!」







『そうだ!! 貴様などが神であるはずがない!!! 真に神の才能を持つ者は! 私だァァァァァァァ!!!!』


「「?!」」


突如戦場に響いた傲岸不遜な声。次の瞬間、頭が奇妙な形に変化した量産型GDが極斬月たちの後ろから大量に出現した


「何?!」

「しまった!」


だが量産型GDは斬月たちをスルーし、アークGDが射出したザコへと向かっていきともに爆発した






『ヴェッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!! ゾンビには増殖能力が付きものだろう?』

「キミは?!」

「お前は?!」








「「壇黎斗・神?!」」





「そうだ!! 私が!! 壇 黎 斗 ・ 神 デァ!!!!」




 現れたのは壇 黎斗・神が変身した仮面ライダーゲンム・ゾンビゲーマーレベルX0だった。先ほどの奇妙な頭のGDは、倒したGDにゲンムがゾンビゲーマーの力を注ぎこんで作り出した即席の兵士だ



「私達がザコを引き受ける! 君たちは艦娘たちを率いてパイプを狙いたまえ!!」

「感謝する! 呉鎮守府所属艦娘! 私たちに続け!!」






一方チェイサーも物量のせいで中々蛮野に接近できずにいた。と、背後から全身ブルーの仮面ライダーと群青と深紅のライダーが現れる



「チェイスさんですね?」

「お前たちは?」

「仮面ライダーオーズ、火野英司です!」

「同じく仮面ライダーユラヒメ、メズールとヲ級よ」

「今から俺たちが蛮野への道を開きます、そのスキに本体を叩いてください!」

「わかった、頼む」





「はい! 行くよ、メズール、ヲ級ちゃん!」

「タイミングは合わせるわ、思いっきりやりなさい!」



オーズはスキャナーを再びバックル前に通し、ユラヒメはバックルを高速回転させそれぞれのメダルの力を限界近くまで開放する


『『scanning charge!!』』






「「はぁぁぁぁぁぁ! セイヤァァァァァァァァァァ!!!!」」



海を統べる王たちの力が、戦闘区域全ての海流を自在に操る。GD側は大時化に、連合艦隊側はより有利になるように海流が流れる



「道を、開けろ!!!」


オーズの激昂と共に海が激しく揺らぎ、凄まじい波が量産型GDを押し流す。数秒立たずにアークGDへの一本の道ができた。立ちふさがるものは何もない


「行きなさい! 行って未来を創るのよ!!」

「ありがとう!!」








「お前たちは我らが道を作ろう」

「皆……」


 仮面ライダーキックホッパー、パンチホッパー、サソード達にそう提案したのは先ほどオーガに変身していた戦艦水鬼だ。彼女の背後には解放され自由になり、武装を取り戻した深海棲艦たちがいる。自分だけ先に自由になっていた後ろめたさからか、少し俯いているサソードこと離島棲姫。戦艦水鬼は俯く頭を優しく一撫でする


「アノ……私……」

「色々とお互い思うところはある。が、今はその時ではない。私たちの分まで、蛮野に食らわせてやってほしい」

「ハイ!」




戦艦水鬼は地獄兄弟に向き直る。並々ならぬ強さを宿す深紅の瞳が地獄兄弟を見つめる


「我らの仲間を、そして我らの未来を頼む」

「……ああ、お前たちに見せてやる。深海でも眩しく輝く、白夜の太陽の輝きを」

「行こうアニキ、離島」






「全深海棲艦!! この3人を援護しろ!! あの忌まわしき愚か者に、鉄槌を下すのだ!!」


戦場にいる全ての深海棲艦を統率する中枢棲姫の号令で、海域全ての深海棲艦の火力がアークGDのパイプの一本に集中する


「行くぞ、お前ら」

「ああ!」

「ハイ!」


『『『clock up!!』』』


瞬間、砲弾も機銃の弾丸も、そこらじゅうで飛び交う水しぶきでさえ。空中に止まったかのようにスローになった

ココマーデ。今考えるとシャチョーキャラがすごい頑張ってるなこのss





キックホッパーたちは障害を跳ね飛ばした。オーズは道を作った。斬月たちは道を地ならした。終焉の鉄槌を下すのは、かの追跡者。


「蛮野ォォォォォォ!!!!!」


『出来損ナイガァァァァァァァァァ!!!』



全方位から島一つなら軽く吹き飛ばせるほどの火力が蛮野に降り注ぐ。



「海流が私たちに味方してくれている!! 呉鎮守府の艦娘は私を援護しろ!! ゼロ距離から私の全てを叩き込む!!」



激しい海流を乗りこなし、先陣を切るのはかのビッグセブン、戦艦長門。オーズによる海流操作で通常ではありえない航行速度でパイプへと迫る。



「露払いは任せなァ!!」

「龍を供回りにするなんて、贅沢ね~? 跡形もなく粉々にしないと許さないわよ~?」



海流を掻い潜り迫るザコは龍月と星龍が切り倒す。



『ドラゴンフルーツ・フルチャージ!!』

『スターフルーツ・スパーキィング!!』


「「くらええぇぇぇぇぇぇぇ!!」」




双龍の必殺の一撃がパイプを無防備にする。そして遂に長門とパイプの距離がゼロになった。残存している燃料を全てこの一撃に乗せる。長門はゆっくりと弓引くように右手を後ろへと引いていく




「行けぇ、長門ォォォ!!」







「砕け散れ…… 九 十 一 式 ・ 徹 甲 拳 ! ! !」



パイプの一つが粉々に砕け散った








「離島、今から俺たちがお前をライダージャンプで蛮野へ向けて飛ばす。お前は接近と同時にライダースラッシュをパイプに叩き込め」

「ワカッタワ兄様!」


サソードがその場で飛び上がり、宙に浮いたサソードの両足にキックHとパンチHがそれぞれの軸足を重ねる


「「ライダージャンプ!!」」


『『Rider jump!!』』


バシュッ!!


「ォォォ……ォォォォォォオオオオオオオオ!!!」


『Ridre Slash!!』


限界までチャージアップされたタキオン粒子を纏う剣はパイプを分子レベルで切り裂き、塵へと還した






「お前だけは!! 許さない!!」

『敗北ノ苦汁ヲ噛ミ締メロ、蛮野!!』


 自ら召喚した艦載機たちを踏み台に、仮面ライダーガイオウがどんどんと上空へと飛び上がっていく。そして必殺シークエンスを起動、自分たちの持てるエネルギー全てを両足に込める


『ゲキメツ! フルスロットル!!!』


「『はあぁぁぁ! だァァァァァァァァァァァァァ!!!!』」



黒い流星は純白の稲妻を引き連れてアークGDのパイプの一本へと降り注いだ










『ナゼダ?! ナゼ押サレテイル?! 全知全能デアルコノ私ガ?!』




パイプを失い自己再生も追いつかず、無防備になったアークGD。噛み締めるようにチェイスは必殺シークエンスを行う



「もはや貴様にかける言葉などない。消えろ」


『ヒッサーツ! Execution!!』



『Full Break!』


「ハアァァァ!!」


紫電を纏う一撃がアークGDの中心を貫く。それを確認した貴虎は即座に周囲の味方に撤退命令を出した



ドガァァァァァァァン!!!!








「はぁ………はぁ………」


炎がちらつく海面にチェイスは立っていた。蛮野が居た場所は未だ轟轟と炎が燃え盛っている。が














『プロトゼロォォォォォォ!!!!!!!!!!』


 黄金の悪意は未だ健在だった。炎を切り裂き現れたゴルドドライブはスピードを乗せたパンチでチェイスを思い切り殴り飛ばす。その一撃がシンカイドライバーにクリーンヒットし、ドライバーを破壊してしまった。海面に叩きつけられたチェイスは人間体へと戻ってしまう


「がはあっ?! ぐっ、はあっ……」

『貴様ダケデモ殺ス!!! 殺ス! 殺スゥゥゥゥゥ!!!!!』


エネルギーを右足に込め、チェイスの息の根を止めようとキックを繰り出すゴルドドライブ。が




「やらせるかよクソ親父ィィィィ!!」


『イッテイーヨ!!』


紫と白いエネルギーを纏った一撃がチェイスを守った。が、勢いを殺しきれず武器は砕け、その体は大きく吹き飛ばされる。


「がはあっ?! ぐ、へへ……やってやったぜ……」

『マタシテモ邪魔ヲスルカ剛ッッ!!』


 仮面ライダーチェイサーマッハに変身した詩島剛が苦しそうに再び立ち上がった。が、蓄積ダメージで変身が解除されてしまう。マッハドライバー炎は限界らしくあちこちから火花が散り、そして完全に停止した。


「剛……っぐ!」

「あと一撃……持つよな?」

「あぁ……ああ!」


 剛は使っていたシグナルチェイサーを放ってよこす。チェイスは再び立ち上がり、シンカイドライバーとは別に艤装として持っていたマッハドライバー炎を呼び出す。




「これで、本当に最後だ。変身」


『シグナルバイク! ライダー! チェイサー!!』




今までの戦闘で使ったエネルギーの消費量、爆発やダメージの蓄積、そして先ほどの一撃。チェイスは轟沈寸前だ。だが彼の足取りはしっかりとしている。と、蛮野に異変があった。彼の周りに黒い靄が現れ、蛮野を拘束したのだ


『ナ、ナンダコレハ?!』


『我々を弄んだ罪、その身と心に刻み付けて死んでもらおう』


「あれは……」

「おそらく、深海棲艦の意志のようなものなのだろう……」


悶え苦しむように痙攣し始めた蛮野、チェイスは必殺シークエンスを起動した


『ヒッサツ! フルスロットル!!』



紫と黒の炎を右足に宿し、その一撃は蛮野へと叩き込まれた。直後起こった爆発は、人類と深海棲艦、そしてロイミュードの因縁の終焉を伝える福音となった

終焉の、一撃!(本編終わったー)

この後はエピローグとかずっと書きたかったイチャイチャ日常とか垂れ流していきます。

あと上げちゃったり名前の付け忘れごめんなさい

完結まで3年近くやってる……(白目

エピローグです






「はあっ! ……終わったか」

「なんだ?! 急に止まったぞこいつら……」

「ハァ、ハァ、ハァ……お、終わった? 本当に?」


 地上、量産型GD陸上迎撃部隊・沢芽市組が次々とGDを撃破していく中突然それは起こった。戦っていたGDすべてが一気に停止したのだ



『こちら戦極凌馬。GD陸上迎撃部隊に告ぐ、蛮野ことゴルドドライブ本体は駆逐された。繰り返す、蛮野は駆逐された! 私たちの勝利だ!!!』


「や……」







「やったぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!」





 そこにいた全員が歓声を上げた。一斉に変身を解除し、隣にいる仲間と健闘をたたえ合ったり、お互いの無事を喜んだり、泣き出したものを慰める者もいる。そんな喧騒から少し離れた場所に、チームバロンの『3人』はいた。






「……戒斗」

「戒斗さん……」

「…………」


 リンゴLSで変身し、剣と盾を携えてGDをせん滅していた紅い騎士が変身を解除するとそこにはかつての自分たちのチームリーダーがいた。後ろを向いたままなので表情は見えないが、いつもの不機嫌そうな表情を浮かべているのだろう。ザックとペコにはそれがわかった



「強くなったな、ペコ」



 それはペコが心のどこかで待ち望んでいた言葉だった。



「ザック、ペコ。これからはお前たちがチームバロンを率いろ。お前たちならできるはずだ」


 少しずつ戒斗の姿が透けていく。役目を終えた今、またあの御神木のもとへと帰るのだろう。ペコの胸に熱いものがこみあげてくる








「戒斗さん!!!」



急に大声を出すペコ。少しだけ戒斗が振り向く



「ありがとうございました!!! これからは……俺たちで、護っていきます!!」



 とめどなく涙を流しながらペコは叫んだ。そこに戦いの前に不安を見せていたペコはいない。新しいチームバロンの中核の一人、ペコがいた。彼の手にはバロンを継いだ証、バナナロックシードが握られている。


それを聞いた戒斗は微笑み、そして消えた。








「……終わったようだな」

『そのようだな』


 眼魔世界の皇太子、アランが変身する仮面ライダーネクロムは、2丁の銃の銃口を下げた。右手にはガンガンキャッチャー、もう片方の手にはかつて仮面ライダールパンが使用していたルパンガンナーが握られている

 仮面ライダーネクロム・ルパン魂、おそらく以後変身することがないであろうネクロムの新たな姿だった。


『よもやこのような形で仮面ライダーと共闘することになろうとは。やはり、事実は小説より奇なり、だな』

「そうだな。だが、悪くないだろう?」

『悪くはない、が、そうそう何度も正義の味方ゴッコはしたくはないな。私はただの怪盗なのだから』

「そうか。ありがとう、お前が居なければ窮地を脱出することはできなかっただろう」

『よせ、怪盗に感謝など……私はただ、美しいマドモアゼルを傷つける輩が許せなかっただけだ』


 黄金の眼魂がメガウルオウダーから外れ、黄金のパーカーゴーストへと姿を変えた。生前の彼の名はゾルーク・東条、かつて仮面ライダーの名を賭けて泊 進ノ介と戦った怪盗だ。






「ふぅ、久しぶりのいい運動だったわ~! 最近品のない客が立て続けに来るから滅入ってたのよね~!」


 動かなくなったGDをぺしりと叩きながらブラーボは愉しそうに笑った。グリドンも道を邪魔するGDをドンカチでスコンと叩く


「まぁウチらの知名度考えたら妥当なんだけどなぁ……ま、久々スカッとしたし、よしとするか」

「さて秀保、ワテクシ達がこれからやるべきこと、お分かり?」

「モチロンっすよ、凰蓮さん」

「帰って寝 「そう!! 艦娘たちにご褒美のデザートを作ることよ!!!!」 …………えぇ~~~~~~~~~~?!」

「つべこべ言ってないでホラ! 乗りなさい!!」ガシッ!!!

「ウソダドンドコドォォォォォォ……ン」キラーン



ちゃっかり貰っておいたダンデライナーに乗り込み、ブラーボがグリドンを引っ掴んだまま上空へと飛び上がる。防衛組のビートライダーズは疲労から彼らを見なかったことにした







「…………終わったな」

「…………終わりましたね……」

「…………今回ばかりは、もうダメ……」


 仮面ライダープロトバース、バース、そして里中の3人は背中を預け合ってその場にへたり込む。伊逹の使っていたメガジャリバーは既に折れ、セルメダルもほぼゼロだ。


「勝ったんだな、俺たち……」

「えぇ、勝ちました……」

「これだけやったのに、時間内に終わっちゃった……今から休暇取りますzzz……」

「おぉ、休め休めzzzzzzz」

「…こんな、人の往来のあるところdzzz」




結局海軍の人間が3人を回収したものの、翌日の昼まで3人は寝続けていたそうだ





「終わったようだな」

「エェ、キング」


 ダークキバとダークサガが黄昏を眺めながら呟く。変身を解除し、クルルカン2世を呼び出し乗り込む太牙。


「お前を苦しめる鎖は砕けた。これからは好きに生きろ」

「キング……」





 クルルカン2世をキャッスルドランへと飛ばそうとした瞬間、赤いロープがクルルカン2世に巻き付く。そして自分の背後に人が座るのを感じた



「私の身体は最早、深海棲艦でもファンガイアでもありません。女性の身体を弄んだ責任を貴方には撮ってもらわなければなりません」

「ほう? このキングに何を望む」

「これからも、貴方の傍に……私を寄り添わせてください。死が、二人を分かつまで」

「いいだろう。お前の残りの命を貰おう。お前には俺の残りの命をくれてやる」

「ありがたく、頂戴しますわ」


 太牙は心地良い温みを背中に感じながら、これからの自分の人生に思いを馳せていた








「勝ったんだね、チェイス……」


 黄昏色に染まり始めた空を見上げながら北方棲姫は呟く。と、なぜか視界が歪む。違和感を探ろうと目をこすると、彼女のミトンが濡れている。自覚してからは止まらなかった。

 





 突然やってきた蛮野に力を奪われたこと。仲間を人質に取られ、改造されたこと。妖精さんたちに辛い思いをさせたこと。自分たちの妹分のような存在と戦わなければならなかったこと。



 全部全部、終わったのだ。人の目を気にせず、とめどなく泣いた。立っていられず、ホッポガンナーも取り落とした。周りにいた艦娘たちが何事かと焦っているようだが、北方棲姫は気づいていない。と、にわかに辺りが静まり返る






「……泣くな、北方」



心地良い安心感を与える低い声。誰かが近づいてくる。涙で歪みきった視界の端に、紫色がちらついた




「人が帰ってきたとき、どういう挨拶をすればいいのだったか、北方?」





 彼女の頭に大きな手が載せられ、撫でられる。たくさんの命と北方棲姫の心を守った、大きな大きな手。ミトンで視界を歪ませる涙を拭い、彼女は彼の胸に飛びついた




「おかえり、チェイス!」







終わり

これにて本編は完全に終了です。あとは拾えてなかったW組やオーズ組を補完して、この世界戦で続く仮面ライダーたちと艦娘、そして深海棲艦たちとの日常を描いていきます

台本形式とかに切り替わったり、新しく追加された艦娘たちを本編に生かせなかったり、戦闘シーンではどうしてもグダったり、色々とありましたがここまでお付き合いいただいて本当にありがとうございました!!


長らくお待たせして申し訳ない、風呂から上がったら更新しますホント放置ごめんなさいです







「さぁ~てそろそろ海軍からの艦娘が来る時間だな……」


 とある波止場。詩島剛は腕時計の時間を見やり、防波堤から立ち上がった。そして近くに止めてあった海軍から貸し出された小さ目のクルーザーの傍に立つ




 最終決戦から数か月が経った。黒幕だった蛮野が死んだことで深海棲艦と海軍が互いに終戦協定を結び、人類と深海棲艦との戦争は終結した。一部のお偉方は戦争終結を望まずゴネていたが、数日たたず行方知れずになったという。あくまで噂だが


 そして事件の中心にいた者たちも、時が経つにつれ安寧の時が訪れていた。剛はこれから海軍の査察官としてダチに会いに行くことになっており、そして今日一緒に行動を共にする護衛兼監視役の艦娘を待っていた



「剛―、ひっさしぶりー!!」

「久しぶりぴょん、相変わらずぼっちぴょん?」

「うぉぉ?! 今日来る俺の護衛艦ってお前らだったのか! 久しぶりだな!」


かつて剛のもとで共に戦った艦娘、島風と卯月が合流した。艤装を一時的に外し、剛の傍へと華麗に降り立つ




「卯月、こっち来い」コイコイ

「?」ススス


ガシッ ギリギリギリギリギリ


「いだだだだだだだだ?!」

「誰がボッチだって~~~? 悪いこと言うのはこの口かぁ~~~~?」

「卯月! ほんとのことかもしれないけどイッテイーヨなこととイッチャダメーヨなことがあるんだよ?!」

「お前もだ島風ゴラァ~~~~~!!」ギリギリギリギリギリ

「あだだだだだだだだだ?!」



こんな調子だがこの2隻、この数か月でかなり成長を遂げている。

島風はあの時の戦いでシフトデッドヒートを見事乗りこなし、現存する島風のなかで最速最強の称号を得ており、『音速の赤兎』と呼ばれるようになっている。(赤はシフトデッドヒートから来ている)

 卯月はシグナルバイクを用いた変則的な戦いで場をかき乱すトリックスターとして名を馳せていた。




 ひとしきりほっぺをつねり終えた剛はそのまま手を二人の頭の上へとずらし、優しく撫ぜた



「お前ら、あれから頑張ったみたいだな。活躍、聞いてたよ」

「剛だってスゴいじゃん! 写真集買ったよ! 卯月は3冊買ってた!」

「ちょ! シィー!!」

「おーおー嬉しいねぇ? 何々それってアレ? 見る用と保存用とかいうあれなの? ん?」ニヤニヤ

「ぷ……ぷっぷくぷーー!!」ガー!

「あはは! 卯月照れてる~!」





ひとしきり笑い合うと剛が腕時計を確認する。


「あ、ヤベ! はしゃぎ過ぎた! 時間がねぇ!」

「うえぇ?! 遅刻とか私のアイデンティティーが!!」

「もうシフトアップするぴょん!」ババババルゥン!

「ちょっと待てお前ら! このクルーザーにシフトアップは……」

『アルデー』ピコーン

「「「あんのかよ?!」」」



そうして一人と2隻、いや3人は彼らのいる島へと航路をとった。








広い海のどこかにある少し大きめの島。数か月前まで無人島だった島だが、今はそれなりの数の人が住んでいた。人というには少々御幣があるが

 そこに建てられたあまり大きくない建物の中心に彼はいた。紫と黒を基調とした軍服のような服に身を包み、不愛想な表情で手を組んで椅子にむっつりと座っている。その傍のソファには白いワンピースに身を包む全身真っ白な少女が、暇そうにソファにうつ伏せに寝転がり足をパタパタしている


男がふと壁掛け時計を見やり、傍にあった書類に目をやる。約束の時間が迫っていた





「…………そろそろか」

「ン……そうだね。一応皆にももうすぐ来るって通達しておく?」

「そうだな、頼む。俺も準備をする、お前も準備を済ませておけ」

「OK!」






「とうちゃーく! ………剛、大丈夫?」

「うぇ……生身であのGは堪えるぞ……」

「振り落とされてないだけ他の人よりスゴいぴょん……」


 目的地に着いた3人は少々グロッキー状態に陥っていた。ここまでの道筋はクルーザーの自動操縦だが、スピード設定がおかしかったのだ。仮面ライダーとして鍛錬を積んだ剛ですらこの調子だ、シフトアップしたとはいえ普通のクルーザーに出せる速度ではない。事実島風と卯月も並走するのに難儀していた


「うぇっぷ……クルーザーいじくったの絶対あのレモン博士だろ、ぜってー許さねぇ……やりすぎだろ……」

『今はまだ戦争終わりたてでデリケートな時期だからね。剛君とは言え情報が漏れないとは限らない、場所を悟られないようにするにはこうするしかなかったのさ』

「ジャミングなりでどうとでもなるだろ……てか監視ついてたのかよ……」


 剛の肩にぴょんと飛び乗ったのは戦極 凌馬(妖精さんver)だ。戦争が終わってからも艦娘や深海棲艦のために色々と暗躍もとい、駆けずり回った功労者……だ。うん、きっと、そう、たぶん、メイビー




『さてそろそろつく時間だ、上陸準備をしたまえ。迎えが近いぞ?』

「迎え? どこだよ、どこにも見えないぞ?」キョロキョロ

「! 剛! 電探に反応……真下?!」


ザッバァァァァァァァン!!!!!


「どわぁぁぁぁぁ?!」






「む、少しズレてしまったか……転覆させてしまうとは思わなかった、すまない」

「ぎょえぇぇ?! 戦艦水鬼!」

「ぶっぶぐぶ……」チーン

「卯月が気絶した!」

『この人でなし!』

「我々は人ではないが……すまなかった。彼女は私が運ぼう」




 一度完全に転覆し、そして戦艦水鬼の艤装によって再び立て直されたクルーザーで剛は完全にダウンしていた




 クルーザーをひっくり返して現れたのは戦艦水鬼、この島の番人を務める深海棲艦だ。突然の鬼級の登場で気絶した卯月をお姫様抱っこし、島の港へと航路をとった


 そう、この島は深海棲艦の本拠地であり最後の楽園なのである。そしてそこに住む者たちは総称してこう呼ばれるようになった

『深海棲姫』 と






「戦艦水鬼様が戻られたぞ!」

「例の特使たちも一緒だ、丁重に扱うように」

「提督は?」

「もうじき来られるだろう。あの人の性格から考えると5分前には着くはず」


 この島の港がにわかに騒がしくなる。まだ開発途中であれどそれなりの設備は整っており、深海棲艦たちのドックや外来者に対応するための簡易的な建物はあった。そして建物から先ほどの男と少女が出てきた


「提督が来られたぞ!」

「整列!」


 黒と紫の男は整列した部下たちに敬礼をし、楽にさせる。この島の主であり、深海棲艦たちの提督となったチェイスと成長した北方棲姫だ


 あれから深海棲艦たちは蛮野の呪縛から解き放たれた影響か、以前より血色もよくなり凶暴性もなくなっていた。そしてその影響は北方棲姫にも表れていた。 全体的に成長し、見た目年齢なら女子高生くらいにまで成長したのだ。この場合元に戻ったというべきなのだろうが


「特使は?」

「現在戦艦水鬼が引率してこちらへ来ると……」

「来たようだ」


そしてクルーザーと戦艦水鬼が帰港した








「……………」

「……………」



寄港……したのだが、特使がクルーザーから出てこない。護衛の艦娘もいない。深海棲姫たちが怪訝な反応をしているとやっと特使がクルーザーから出てきた


「おい、本当に大丈夫か?」

「だいじょぶダイジョブ……」


 戦艦水鬼に肩を貸され、よたつきながらクルーザーから剛が出てきた。隣には島風とその方に乗る凌馬、そして戦艦水鬼の背中に卯月。あまりに珍妙な光景にチェイスですら怪訝な表情を見せた。が、そこはチェイス。すぐに表情をまじめに戻し敬礼で迎え入れる


「よくお越しくださいました」カッ

「おうチェイス、久ぶ…」


 剛が挨拶を最後まで言い終える前に辺りは阿鼻叫喚に包まれた。船酔いしたものが行き着く最後の行動、と言えば伝わるだろうか。査察が始まるのに数十分を要した。あと凌馬は殴られた

ココマーデ。ここからは小話が主になります。あと前みたいに本編後が気になる人たちが居たら書き込んでくれれば極力拾っていきたいと思います。
今夜はありがとうございました

長いことお待たせしました、明日更新します。剛が深海棲姫たちの家にお邪魔します
なんか見たい深海棲艦が居たら、書いておけば出るかもですよ



「いやホント助かった、サンキュな」

「構わない、助け合うのがライダーのルールだ」

「いやルールって堅苦しいもんじゃないんだけどな」


 チェイスの統率する深海鎮守府の廊下をチェイスと剛は歩いている。剛は先ほどの一件で少々汚れてしまったので、チェイスの予備の深海提督服を着ている。
北方棲姫と戦艦水鬼は剛のイッテイーヨを目の当たりにし体調を崩したため席を外している。本人たちの名誉のために言っておくが、貰イッテイーヨはしていない


「それで、査察と聞いたが具体的にはどこを見るのだ?」

「んー、適当でいいんじゃない?」

「随分と大さっぱだが、大丈夫か?」

「そもそも俺が来たのは安全確認の意味合いが強いんだよ。近々艦娘と深海棲姫のイメージアップ運動が海軍で始まるらしくてな、その下準備みたいなもん」

「なるほど、そのカメラはそういうことか」

「そそ。適当に深海棲姫たちの写真撮って、現時点のこの島の状況とか色々と報告するのが俺の仕事ってワケ。ちゃんと撮影許可もあるぞ」

「そうか。なら食堂に行ってみるか? 島風と卯月もそこにいるはずだ」

「あいつら、俺をほっぽってメシ食いに行ったのかよ……ま、時間も時間だし、ついでにメシにでもありつきますかね」








「あ、剛!」モッキュモッキュ

「おふぉいっほん」モギュモギュ

「てめーら口の中のモン片付けて喋れ!」スコン!スコン!

「こっちだ、剛」


行儀の悪い弟子二人をはたいてから剛はチェイスに続く。注文口に居たのは輸送ワ級だった。ただ頭部を覆っていた装甲が上へ持ち上がり、素顔が見えている。あの際どい格好にエプロンを付けているのでさらに際どさが加速していた


「提督……イラッシャイ……そちらの、方は……?」

「今日査察に来た査察官の剛だ」

「どもっす」

「ド、ドウモ……」

「定食二人分を頼む」

「横にずれて、お待ちクダサイ……」イソイソ






「へー、輸送艦が食堂もやってんのか」

「ここに来る以前にマミヤやイラコからちゃんと教習を受けている。味は保証しよう」

「あ、ちょっとあの娘撮っていい?」

「大丈夫か?」

「あの際どい格好のこと? 大丈夫な角度探すから大丈夫だって、一応オレカメラマンなんだぜ? てかさ、服とか着せてあげないの?」カシャカシャ

「着せようと努力はしている。が、もうあの格好になれたのかなかなか服を着てくれないんだ……服を作ったのに着てくれないと妖精さんたちも困っている。服を着たら逆に恥ずかしがるのだ……」

「えぇ……(困惑)」









「お待たせシマシタ……日替わり定食、デス」コトコト

「ありがとう」

「おーウマそー! ありがとね」

「み、水はセルフです……ご、ごゆっくり……」


とりあえず二人はこちらに手を振る島風と卯月の傍へと移動した



「おぉ、うンめぇなこれ!」モッキュモッキュ

「うむ」ズズ


 今日の日替わり定食は和食だ。ゴハンの表面はツヤで輝く白米。汁物はニンジンと玉ねぎ、そして油揚げの入った味噌汁。小鉢はほうれん草のお浸し。主菜は食欲をそそる色と香りを纏うブリの照り焼きだ

長机の上には醤油や胡椒、そしてカラフルな粉末が入った入れ物が置いてある


「チェイス、これ何?」

「それは野菜のふりかけだ。野菜の皮やきれ端などを乾燥させて炒り、ダシの粉末と混ぜて作ったものだ。そのままご飯にかけるのもいいが、茶漬けにしても旨いぞ」

「へ~え、使ってみよ」パッパッ


「あ、ヤバ! フリカケのフタ取れた!!」ドバァ

「……島風、余った分をこっちによこすぴょん」

「恩に着ます……」ショボン






「ん~、なぁチェイス」

「なんだ剛」

「見たことない娘がいるけど、もしかしてこの前の戦争から新しい深海棲姫って発見されてたりする?」

「ああ。蛮野は広範囲に拠点を分散させそこから各地に兵を送っていたようだ。ここにいるのは呉鎮守府強襲作戦の参加者とそれ以前に俺たちが保護していた深海棲姫たちだ。

 まだすべての拠点を制圧できたわけではないから、はぐれ深海棲姫がまだ各地にいる。目下の活動は艦娘達と合同でシーレーンを監視、そしてはぐれ深海棲姫の保護だ。蛮野が拠点にバックアップを残していないとも言い切れないからな」

「死んでからも迷惑なクソ親父でホントすんません……」

「剛が謝ることではない。一刻も早く残りの深海棲姫を蛮野の呪縛から解き放ってやらなければな」

「だな。俺にできることあったらなんでも言えよ」フリフリ

「……」ニコ フリフリ


剛の視線に気づいたリコリス棲姫が笑顔と手を振ってきた。剛も笑顔と手を振り返して答える。新人も馴染めているようだ





「ん?」

「今」

「「なんでもするって」」

「言ってねぇよ黙ってろウサギコンビ」






「「ごちそうさまでした」」

「剛ってばおっそーい!」

「zzz……」

「さって、どこから回りますかねっと。おい卯月起きろ」スコン

「ぇうっ……」ムニャ

「そろそろシーレーン監視から戻ってくる部隊がある、迎えに行ってみるか?」

「お、いいね」



食器を返した4人はドックへと続く廊下を歩きだした




ドック


『カンタイガ キカン シマシタ   カンタイガ キカン シマシタ ……』



「チェイス司令、監視艦隊、帰投しました」ピシッ

「ご苦労。報告を」ピシッ


 帰投した艦隊は駆逐艦がイ級にハ級、潜水艦がカ級ヨ級ソ級、そして旗艦が駆逐古姫だ。全員目立ったダメージはないが、多少の疲労が見て取れる。


「この島周辺には蛮野の拠点は残っていないと思われます。潜水艦たちやソナー妖精さんたちの確認も取れました。次回からはもっと索敵範囲を広げるべきかと」

「……わかった、以前から持ち上がっていた海上移動拠点についての計画を進めておく。艦隊は入渠し回復に努めること、報告書はそのあとで構わないから今日中に提出するように」

「へーえ、駆逐艦の姫級? それとも鬼級?」

「チェイス司令あの、この方たちは?」



見慣れない男に少々困惑気味の駆逐古姫。フォローするようにチェイスが剛を紹介する



「今回の査察でこの島に来た査察官たちだ。彼女は駆逐古姫、姫級の深海棲姫だ」

「詩島剛、よろしくな」ス

「島風でっす!」

「卯月だぴょん!」

「深海鎮守府所属、駆逐艦。駆逐古姫です。よろしくお願いしますね」ギュ










「剛、アレはやらないのか?」

「あーアレ? やっちゃっていい感じ? 一応お堅い役目で来てるけど俺」

「アレですね!」

「アレだぴょん」

「これからもこの娘たちと長い付き合いになりそうなのだ、多少は無礼講だろう」

「アレ、ですか? 気になります」

「よっし、んじゃお言葉に甘えてやりますか! カモンコマーシャル! 行くぜ島風、卯月!」

「「アイ・アイサー!!」」



刹那、ドック中がド派手なスポットライトに照らされ騒がしくなる。そしてひときわ大きい白いスポットライトが3人を照らす



「捜索!」バルゥン!

「発見!」バルゥン!

「追跡!」バルゥン!

「「「撲滅! いずれもぉ~マッハぁ!!」」」

「駆逐艦~島風!」ババン!

「卯月!」ババン!

「そして! 仮面ライダーぁ~~! マッハー!」ドバーン!

「3人揃って!」

「マッハ「sかぜ「づき!」」 ………」


「…………バラバラじゃねーか!!」



剛の絶叫がドックに響いた。イ級とハ級はあくびをしていた

ココマーデ。剛、そして駆逐艦。後はわかるね?(暗黒微笑

通勤中に目に入る桜が奇麗です。近いうちお花見のお話を書こうそうしよう

今回は半分こライダーの決戦後のお話です





鳴海探偵事務所


俺の名前は左 翔太郎……いい風の吹くこの町、風都を陰ながら守る


『仮面ライダー』だ ドヤァ


ちょっと前まで海軍に仮所属して風都を照井に任せ、風都周辺の海域を守ってたんだが……その仕事もようやく終わりを告げ、俺たちの探偵事務所……鳴海探偵事務所へ戻ってきたワケだが


「大変だ翔太郎!」バターン

「んがっ……んだよフィリップ。今俺は報告書をだな……」

「それどころじゃない! もっと重要で大変なことだ!」

「お前がそこまで取り乱すことか……何があった?」ズズ


「………ミックが、居ないんだ……」ズーン

「………コーヒーうめぇ」ズズー

「翔太郎!! ミックが居なくなったというのにその態度は何だい?!」プンスコ

「腹減ったら戻ってくるんじゃねーの? アイツその辺のネコより賢いだろ」

「まぁミックがその辺りにいる野良猫よりも頭がいいのは周知の事実だけど、昨日の夜から戻ってないんだよ……」

「(しれっとのろけたな。あれ? これのろけになるのか?) 昨日の夜のエサは?」

「翔太郎、ミックは僕の家族だ。エサじゃなくゴハンと言ってほしいね」

「(めんどくせぇぇぇ!!) で? 昨日のミックのゴハンは?」

「夜のゴハンは食べていた。ミックはそのあとに外出したはずだ。それ以降ミックは朝ごはんの時にも姿を見せていない」

「何? 朝ごはんのときにも姿を見せてないのか?」ズズー

「うん……いつ誘拐されてもおかしくないから、いざという時のためにスミロドンのギジメモリ的なものを持たせてるけどry」

「ブーーー!!」(AA略)


相棒、いつからそんなになっちまったんだ……とりあえず俺はブチ撒けたコーヒーを拭き取るためにタオルを取りに走った






「 バ カ か お 前 は ? !」

「さすがにやりすぎかとも思った。反省はしている。後悔はしていない」

「亜樹子から預かったスリッパを食らって反省しろ!」スパーン!



コンコン



「っと、依頼人か? どうぞ」バシバシ

「知っているかい翔太郎? スリッパというものは意外と底の部分は固くてそれで叩くと非常に痛いんだよごめんなさいマジ反省してるんで叩かないで」


ガチャ



「お久しぶりです左司令! お土産は私特性のカレーしかありませんでしたが、いいですよね! 答えは聞いてません!」



災厄がやって来たボスケテ。





「すまない翔太郎、検索したいことが見つかったのでガレージに籠らせてもら」ガシッ

「まぁまぁ遠慮するな相棒。お前も久しぶりに会うんならちゃんと話をしないとな出ないと失礼だろう」ギリギリギリギリギリ

「放してくれたまえ、僕はこれから胃薬についての検索を始めなければならないんだ若菜姉さんがくれたこの大事な体をこれ以上酷使するわけにはいかないんだよ」ギリギリギリギリギリ

「お前鎮守府にいたときもずっとその手で難を逃れようとしてたよなその被害が他の艦娘に降りかかってたんだぞマジで」ギリギリギリギリギリ

「悪いことをしたと思っているよもちろんその分ちゃんとほしい情報などを渡していたからギブアンドテイクは成り立っていたはずだだからこの手を放してくれたまえ」ギリギリギリギリギリ


ヒック



あ、ヤバい。俺たちの脳裏に激しいアラートが鳴り響く



「わだじ……いっじょうげんめい……司令たぢのだめに……づぐっだのに……」ヒックヒック

「おっじゃましまーす! あ! 比叡ちゃんじゃない! 久しぶり……って何泣いてるの? あっ(察し」


ヤバい。これはアカン。比叡の目から大粒の涙がこぼれ始める。それに伴い隣の亜樹子の激情が加速度的に膨れ上がる。



「お前らそこに直れェェェェェェェ!!!!」

「「ヒエーーーーーーーーーーー!!!!!」」



かもめビリヤードの看板が激しくズレた。

ココマーデ。翔太郎にいい加減春が着たらいいのに。申し訳ないが風都の女性はちょっと

申し訳ない、色々ごちゃごちゃしてました。ちょっとずつ書き溜めていくのでまっててね

書き溜めようとワード開いたら真夏の夜パロが書きかけで終わってた、当時の俺は何やってんだろ……

もう春じゃないけど花見編書き溜めてます

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom