【安価】京太郎「仮面ライダー?」霞「響鬼、見参」【Part21】 (1000)



※咲-Saki-×仮面ライダーシリーズの二次創作

※安価スレ

※京太郎成長もの

※麻雀なにそれこれライダー

※安価の連続取得は禁止(次安価から最低一分開けてから)

※sageでお願いします

※平成ライダーメインですが昭和ライダーも出ます



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495370870



◆前スレ

【安価】京太郎「仮面ライダー?」【咲-Saki-】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」【咲-Saki-】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467984318/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」塞「夢は…」【Part2】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」塞「夢は…」【Part2】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468515339/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」良子「脳細胞がトップギアです」【Part3】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」良子「脳細胞がトップギアです」【Part3】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469281817/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」豊音「ジレンマは終わらない」【Part4】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」豊音「ジレンマは終わらない」【Part4】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469880895/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」晴絵「最初に言っておく!」【Part5】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」晴絵「最初に言っておく!」【Part5】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470423034/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」葵「目障りだ、お前」【Part6】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」葵「目障りだ、お前」【Part6】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470845303/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」洋榎「追跡!撲滅!いずれも」【Part7】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」洋榎「追跡!撲滅!いずれも」【Part7】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471263848/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」明華「ショータイムです」【Part8】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」明華「ショータイムです」【Part8】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472045601/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」白望「私にくれた、宝物」【Part9】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」白望「私にくれた、宝物」【Part9】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472559126/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」照「おばあちゃんが言っていた…」【Part10】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」照「おばあちゃんが言っていた…」【Part10】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473089303/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」菫「みんな疲れているのか」【Part11】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」菫「みんな疲れているのか」【Part11】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473519963/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」久「仲間だけは信じられる!」【Part12】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」久「仲間だけは信じられる!」【Part12】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473873250/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」はやり「全て私のせいだ!」【Part13】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」はやり「全て私のせいだ!」【Part13】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474300343/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」美穂子「仲間っていうのは…」【Part14】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」美穂子「仲間っていうのは…」【Part14】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475074887/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」淡「返してよ!私のザビーゼクター!」【Part15】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」淡「返してよ!私のザビーゼクター!」【Part15】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476804169/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」智葉「この拳の中にある!」【Part16】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」智葉「この拳の中にある!」【Part16】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1478698634/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」玄「いつか、未来で」【Part17】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」玄「いつか、未来で」【Part17】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481809102/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」爽「ランチタイムだ!」【Part18】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」爽「ランチタイムだ!」【Part18】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486565976/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」咲「私は運命と戦う!」【Part19】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」咲「私は運命と戦う!」【Part19】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489587339/)

【安価】京太郎「仮面ライダー?」ハオ「私が最後じゃない」【Part20】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」ハオ「私が最後じゃない」【Part20】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492350165/)




目的1:次々と起きる事件を仲間たちと共に解決していきましょう

目的2:ヒロインたちと仲を深めましょう

目的3:生き残りましょう



◆前スレの仮面ライダー×咲-saki-は!


・オルフェノクの真相が発覚!

・おや、葵の様子が?

・全部、蛮野って奴の仕業なんだ!

・リチャードソンがムッコロス!

・嶋さん復活!

・Wonderful!

・上様

・デーンデーンデーン

・未来から来た玄と京太郎の子孫、幸太郎が爆弾投下!

・石戸霞、鍛えてた

・京太郎サイテー

・と思う吉宗であった


物語もいよいよ佳境

そんじゃ今後ともよろしくですー



前スレ埋めありがとうっすー

1000は【未来では良子との息子がいることもわかる】ってことで……修羅場の予感

まぁ色々あったりなかったり、いやあったり
とりあえず自由行動の続きからー
ムッキーどうなる



◆知り合い

【白望・塞・胡桃・エイスリン・豊音・葵】
【良子・裕子・洋榎・絹恵・悠彗】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
【穏乃・ネリー】
【美穂子・ゆみ・桃子・菫・智葉・ハオ・はやり】
【咲・久・一太・まこ・優希】
【明華・爽・アレクサンドラ】
【一・佳織・智美・憧・照・淡・煌・竜華・怜・もこ】
【真佑子・小蒔・恭子・郁乃・メグ・由暉子・揺杏・成香】
【慕・耕介・杏果】
【健夜・ハギヨシ】



―――【昼過ぎ】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>12

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(ゆみ・桃子)

7、ファミレス(菫)

8、松実館(穏乃・玄)

0、自由安価


◇安価2↓



2、散歩(コンマ30以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運75補正:+33

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓



◆誰と会う?


1、門矢士

2、岡橋初瀬

3、石飛閑無

4、野依理沙

5、晴絵(大)

ゾロ目 特殊


◇安価1↓から3↓まででコンマが一番高かった者

5、晴絵(大人)


―――【公園】


ドライブピットから出て暫く

京太郎が一人でベンチに座っていると誰かがやってくる

見覚えがあるようなないような……いや、ある


京太郎「晴絵……さん」

晴絵「よっ……って言っても記憶は曖昧?」


そう言ってやってきたのは、赤土晴絵

だが髪も短いし身長も少しばかり大きい

ともなれば、その人物がどの晴絵か自然とわかる


京太郎「……」

晴絵「久しぶり」ニッ

京太郎「……キスしてきた方だ」

晴絵「うわぁっいきなりなに言うのあんた!?」カァッ



晴絵「ったくあんたは……変わんないわね」フッ

京太郎「そうなのか?」

晴絵「うん、まぁ……ちょっと吹っ切れた感じあるしなにより」


そう言って何度か頷く晴絵

彼女は自分がオルフェノクと知っていた

だがそれでも一緒に戦って、そして自分のために消える覚悟もしてくれた相手だ


京太郎「……そっか」

晴絵「その顔を他の人に見せれるようになったのも成長だよ」


自分はどんな顔をしていたのだろうと、思う

手鏡なんて生憎持っていないし、だがかつて晴絵と優希とまこにだけ見せていた表情というものがあるんだろう

自分がオルフェノクと知っていた者たちだけに見せていた表情というものが……


晴絵「記憶取り戻したらさ」

京太郎「おう」

晴絵「……その間の私のこと絶対誰にも言わないでね!」クワッ

京太郎「お、おう」タジッ

晴絵「なんつーか……うん、やめといて」マッカ

京太郎(一体なにがあったんだ……)


◆System
・赤土晴絵(大)の好感度は最大値の150で固定となります



―――【夕方】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>12

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(ゆみ・桃子)

7、ファミレス(菫)

8、松実館(穏乃・玄)

0、自由安価


◇安価2↓

(さっきミスっちゃったし修正


2、散歩(コンマ30以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運75補正:+38


01~40 失敗

41~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

【ゾロ目 特殊】


◆誰と会う?


1、ハート

2、メディック&ブレン

3、荒川憩

4、清水谷竜華&園城寺怜

ゾロ目 +ボーナス


◇安価1↓から3↓まででコンマが一番高かった者

(まぁエグゼイドは出さぬよー次回があってエグゼイド出すなら憩ちゃんだろうけど


2、ブレン&メディック【コンマズラシ券:残り0】


―――【アジト】


廃工場の中

京太郎がその中に入るとソファに座っているブレン

そして近くで化粧をしているメディック

すぐ横にある、壁を叩く


京太郎「暇か?」

ブレン「ああ、京太郎ですか……」

メディック「驚かせないでくださいまし……」

京太郎「悪いな、土産あるから許せ」

メディック「それを早く言うべきでしてよ!」ビシッ


ブレン「……普通に馴染んでアジトに来るライダーはどうなんでしょうね!」

京太郎「今更なにを」

白望「そうだよ」

ブレン「いつから!?」

白望「五分ぐらい前に来た」

メディック「スイーツスイーツ♪」

ブレン「あなたはもうちょっとハートの留守を守るぐらいの心意気を見せなさい!」

(確認したけどないっすね


京太郎「まぁなんつーか、蛮野も動いてるからお前らのこと気になってな」

ブレン「わざわざロイミュードを心配するとは、お人よしですね」

京太郎「人じゃないけどな」

白望「ついでに言うとここにいるみんなね」

京太郎「違いない」ハハッ

メディック「でもそんな京太郎だからこそハート様は気に行ったんじゃなくって?」クスッ

京太郎「意外だな、お前がそんなこと言うとは」

メディック「素直に純粋にそう思っただけですわ。ハート様と今の生活を愛しく思ってますから」フッ


そんな穏やかな表情を浮かべるメディックに、京太郎も薄っすらと笑みを浮かべた

ハートはずいぶんと幸せ者だなと思いつつ、コーヒーをすする

ブレンはポカンと口を開けていた


京太郎「どうした間抜け面晒して」

ブレン「い、いえメディックが柄にもないことを言っているのが」

メディック「デリカシーがなくってよブレン? そんなことだからいつまでたっても……いえなんでも」

ブレン「なんですか!? 言いたいことがあるならハッキリ!」

白望「変わらないけど、変わった……」クスッ

京太郎「良いことだ。心配なさそうでなにより」

メディック「ええ、愛についてはしっかり教えていただきましたから!」


◆System
・【メディック】【ブレン】の好感度が+15されました
・【メディック:95】
・【ブレン:95】



―――【夕方2】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>12

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(ゆみ・桃子)

7、ファミレス(菫)

8、松実館(穏乃・玄)

0、自由安価


◇安価2↓

2、散歩(コンマ30以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運75補正:+38


01~40 失敗

41~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

(おっふ、ゾロですかい


【ゾロ目 特殊】


◆誰と会う?


1、ハート

×、メディック&ブレン

3、荒川憩

4、清水谷竜華&園城寺怜

ゾロ目 +ボーナス


◇安価1↓から3↓まででコンマが一番高かった者

(おっふ、ゾロさん


1、ハート【+ボーナス】


―――【河川敷】


寝転がっている京太郎

夕陽も徐々に沈んでいく

そんな中、夕焼け空よりも真っ赤なコートを着た男が現れる


京太郎「ハートか」

ハート「こちらに来ていたらしいな……なにかあるかと思って来てみたらやはりここだったか」フッ


笑みを浮かべたハートが隣に座る

京太郎は上体を起こして背中を伸ばした


ハート「こうしていると……お前と今すぐにやりあいたくなる」

京太郎「そうかい」

ハート「だが今は……」

京太郎「ああ、お互いがやりあったらそれを喜ぶ奴がいるからな」

ハート「……」

京太郎「メディックのこと、しっかり見ててやれよ?」

ハート「お前に心配されるまでもないさ」フッ

京太郎「なら良いけど、な」



ハート「蛮野との決戦も近い、そんな気がする」

京太郎「俺もだよ、それ以外にもな……」

ハート「だが、戒能良子とお前、どちらと先に戦うかは悩むな」フッ

京太郎「あっちにしてくれ、俺は戦いたくない面倒くさい」

ハート「……戦うのは、嫌いか?」

京太郎「……俺は、自分の目的のために戦ってるんだ」

ハート「答えになってないな」フッ


そんな言葉に、京太郎はバツの悪い表情を浮かべる

答えになっていない答えだったが、答えは言ったようなものだ

好きか嫌いかでは答えず、ただ目的だから……自分がやると決めたからやっている


京太郎「狩るべきものは狩り、守るべきものは守る……それが俺の流儀だ」グッ

ハート「お前らしい……良かったじゃないか」

京太郎「なにがだよ?」ジト

ハート「周りには、お前を愛する者たちがいるだろう?」

京太郎「……」

ハート「その点では、俺もお前変わらん」ハハッ

京太郎「……かもな」ハハッ



◆System
・ハートの好感度が+15されました
・【ハート:135】


今回はここまでー
次は火曜日に再開よー

ちなみに今回の章はそろそろ進行
今回はムッキーの巻だからね!

そんじゃなにかありゃお気軽にー


レッツ、変身!(再開)

ルパンに関しちゃ今回は無い感じにー
進め方によっては関わったりもした感じっす

あとハートとの会話でフラグ追加忘れてた


◆System

・【?????】フラグが+1されました【3】

・【ブレン】【メディック】が関連するストーリーが僅かに変化します



―――【夜】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>12

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(ゆみ・桃子)

7、ファミレス(菫)

8、松実館(穏乃・玄)

0、自由安価


◇安価2↓

6、公園(ゆみ・桃子)



―――【公園】


夜の公園

食事を終えてから軽く散歩がてら街を歩く

もちろん理由は、下手な被害を増やさないためというのがあるのだが……


京太郎(まぁ今更ながら……ガラじゃないよなぁ、パトロールとか)


「だからっ、なんでそうなるっすか!」


京太郎(ん? この声って……)



声のした方へと足を向ける

いつもの自販機の前で、桃子とゆみの二人がいた

小さく息をついて笑うゆみ


ゆみ「私にそこまで反抗するのは、はじめてだな」フッ

桃子「そんなものどうでもいいっす! それよりなんでっ」

ゆみ「“仕方がない”からな」

桃子「なんで、なんで先輩がむっきー先輩を殺すことになるんっすか!」


京太郎(津山睦月を殺す、か……?)



ゆみ「奴がそれを求めているから、じゃおかしいか?」

桃子「おかしいっす! オルフェノクだからって一緒に生きられないなんてないっすよ。私たちは知ってるでしょうに!」

ゆみ「そうだとしても、奴は蒲原に負傷を負わせた。それが許されるか?」

桃子「違う、先輩は……」

京太郎「あいつの望みか?」

桃子「っ」


そこに立っているのは京太郎

苦笑を浮かべつつ二人に近づくと、そっと手に持っていた空き缶を自販機の横のゴミ箱にいれる

静かに息をついて、ゆみの方を見た


ゆみ「……オルフェノク同士だから、わかることか?」

京太郎「まぁな、特にあいつは……」

ゆみ「死に場所を探している」

京太郎「ああ」

桃子「い、生きる場所を探してやるのが仲間なんじゃないんっすか!」



京太郎「お前はそうしろ」

桃子「え?」

京太郎「言ったままの意味だよ……」

ゆみ「……私は私のやるべきことをやるのみだ」


そう言いながら、片手でさくらんぼが装飾されたロックシードを持つ

軽く指先で回しつつ、もう片方の手で帽子を押さえて表情を隠す

それぞれ、思うことがあるのだろう


京太郎(既視感があるが……また違うか)

桃子「私は戦うっす、先輩とも……それは誰も、誰も救われないっ」

ゆみ「……そうか」フッ


それだけ言って去っていくゆみ

顔をしかめる桃子の頭に、京太郎は手を置いて優しく撫でる

思うことはわかる

だが京太郎はやけにゆみの方を心配したほうが良いと、そう思った


京太郎「なんでだ……?」

桃子「と、とりあえず撫でるのやめて欲しいっす」カァッ

京太郎「あ、ああ……悪い」フッ


◆System
・東横桃子の好感度上限が解除され好感度が+1されました
・【東横桃子:100】



―――【深夜】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>12

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、病院前(竜華)

7、ファミレス(菫)

8、街中(はやり)

0、自由安価


◇安価2↓

(おおう、ここでゾロ……


◆【津山睦月】
・恋愛力補正:+5
・津山睦月好感度補正:+7

01~20 話にならない

21~60 話はする

61~98 悪くない雰囲気

ゾロ目 ??????

◇安価1↓

(プロットの運命が俺が変える(震え声)


【EXイベント】

※会話後にイベント発生


◆どんな話をする?

1、睦月の話

2、自分の話

×、佳織の話

0、自由安価

◇安価2↓

0、自由安価【寿命の件とそれをどう受け取ったか】


―――【街中】


睦月と、たまたま出会う

本日二回目だと笑う京太郎と、複雑そうな表情を浮かべる睦月

だが、なんとなく立ち止まって立ち話になってしまう


京太郎「そういえば」

睦月「……?」

京太郎「寿命の件、聞いたか?」

睦月「うむ……長くて10年、か?」

京太郎「ああ」


だが返事を聞く間でもなく、京太郎は理解した

オルフェノクの中でも下手に人間の心を持っているからこそわかる

お互いが似たような存在だからこそ……


睦月「どうでも良いさ、本来死ぬべきところで生きていた……それに、世界は苦しい」

京太郎「そう、だな……でも、お前を殺したのってさ」

睦月「……」

京太郎「いや、なんでもない」



数分の沈黙の後、先に口を開いたのは意外にも睦月だった

あの頃と違ってお互い全く違ってしまっている

それでも、なんとなくあの頃を思い出す


睦月「お前は、生きていたいか?」

京太郎「いや……数年で寿命と言われるならそれで良い。人間として、オルフェノクとして、死ぬさ」フッ


そんな言葉に、睦月は頷く


睦月「……でも、殺されるとしたら?」

京太郎「戦うに決まってるだろ。死ぬのと殺されるのじゃ全然違う」

睦月「私にとっては同じだ……いや、むしろ」

京太郎「お前、死にたいのか?」

睦月「……こんな世界で、生きるのは辛い」

京太郎「……そっか」



睦月「帰る場所もなければ……立つ場所もない」

京太郎「……よっし」


そう言って、頷く京太郎

何の前触れもなく睦月の手首を掴む

警戒してアタッシュケースに力を込める睦月をよそに、京太郎はそんな睦月に笑みを浮かべた


京太郎「うち来い!」

睦月「……は?」



―――【須賀家】


鍵を開けて扉を開ける京太郎

共に中に入る睦月は、キョロキョロとしている

そのまま居間へと睦月を誘導すると、テレビを点けた


京太郎「さて、すぐに飯作る」

睦月「い、いや私は」

京太郎「良いから良いから」


そう言って、台所の方へと歩いていく

その瞬間、別方向の扉が開く

そちらから入ってくるのは寝間着姿の臼沢塞、いつものまとめた髪も流している


塞「まったくもぉ、こんな遅くに帰ってき……」

睦月「……お、お邪魔してます」

塞「ごゆっくり」


そう言うと、台所の方へと歩いていく


塞「……京太郎ぉ! まぁた女の子拾ってきて!」

京太郎「いつもみたいに言うなよ!」

睦月「……?」



少しして、言いあう声が止むと塞が戻ってくる

妙に大人しい睦月を見て微笑を浮かべる塞

そっと、睦月の近くに腰を下ろした


塞「まったく」ハァッ

睦月「その……すまない」

塞「別に良いよ、京太郎が連れてきたんだし……」

睦月「……わ、私は、オルフェノクだぞ?」

塞「京太郎だって、エイスリンや豊音だってそうだよ」

睦月「だが、敵だ……」

塞「敵じゃないでしょ、京太郎がここに連れてこれてて、あんたはここに着いてきた……それでなにもしてない」

睦月「……」

塞「ま、ちょっとはあなたのその表情、変えられれば良いな……」クスッ

睦月「……うむ」



―――【須賀家:風呂場】


チャポン


天井から水滴が落ちて、湯船に波紋が広がる

そんな波紋を見て、湯船に浸かっていた睦月は息をつく


睦月「家に連れてきてもらって、御飯をもらって……挙句、風呂までか」


呟きながら、天井を見る


睦月「なにをやってるんだ私は……」ハァ

塞「津山さ~ん」

睦月「な、なんでしょう!」

塞「着替え置いておくね」

睦月「は、はい……」


脱衣所にいたであろう塞の気配が消える

静かに、息をついてそこでハッとした


睦月「本当に私は……」



―――【書斎】


コンコン

京太郎「ん? どうぞ」


呼んでいた資料のようなものを置く京太郎


ガチャッ

睦月「い、いただきました」

京太郎「突然かしこまってどうしました」ハハッ

睦月「き、君だって今……敬語だった」

京太郎「昔は敬語だったんですけどね」

睦月「別に、タメ口で構わない」

京太郎「……そっか」フッ

睦月「……不思議だな、ここは」

京太郎「まだ塞さんとしか話してないだろ……みんな起きて話せばもっと不思議に思う」フッ

睦月「そう、だろうな……」

近所のおばさんA「やだ 須賀さんったらまた違う女の子家にいれてる 」
近所のおばさんB「どれだけとっかえひっかえしてるのかしら
やーね」
みたいに言われてそう



京太郎「今日は俺の部屋、使って良い」

睦月「え」

京太郎「俺の部屋で寝ろ……」

睦月「あ、ああそういうことか……お前は?」

京太郎「今日ぐらい起きてる」

睦月「……」

京太郎「まぁ嫌なら布団ぐらい用意」

睦月「いや、借りる」

京太郎「……そうか、ゆっくり休めよ」フッ

睦月「……うむ」フッ


ガチャン


京太郎「……帰る場所ぐらい、作ってやりたい、な」


◆System

・【深夜】状態で【津山睦月との会話イベントを発生】させ
 【津山睦月との会話イベントをEXイベント】にしているためイベント発生



◆イベントその1


1、オルフェノク関連らしき資料を見る

2、例の薬関連らしき資料を見る

3、アンデッド関係らしき資料を見る

4、平行世界関係らしき資料を見る

5、自由安価


◇安価2↓


アギト関連の資料ってことでここまでー
次回は相変わらず日曜になるっす

まぁアギト関連の資料の話ぐらいなら夜帰ってきて書くかもだけど

とりあえずムッキーのイベントはまだ終わっちゃいないぜ(血涙)

そんじゃなにかありゃお気軽にー

(とりあえずここだけ

5、自由安価【アギト関連の資料】



見ていた資料のうちの一つを見る

そこに書いてある文字を、指でなぞる

頭の奥の方で何かがちらつく


京太郎「あ……ぎ、と……?」


【AGITΩ】


京太郎「……αで始まり、Ωで終わる」


おそらく探っていた本かなにかに書いてあったような気がした

Aで始まりΩで終わるという違和感

いや、Aはαと読むので会っている


京太郎「αで始まり……Zで終わる」


妙に頭の奥がチリつくが現状、特に意味があるとも思えない感覚

故に、思ったことを忘れて資料をめくる



京太郎「……」


―――神の如き存在が与えた力

―――“目覚めし者”が辿り着く道の一つ


京太郎「どういう、ことだ……これも?」


見ている資料にはただつらつらと文字が並べられている

抽象的でいまいち理解できない

これを理解して書いていたとしたら、まず読ませる気はなかったか、わかる者だけにわからせるつもりだったのか……


京太郎「ん、白紙……でまた“アギト”とやらのことか?」


―――人をリントと呼びし者が恐れる存在

―――霊石ゲブロンをその身に取り込み、適応した者のみが到達する姿


京太郎「意味がわからん、さっきと同一の話をしてるのか……?」



―――“能力を持つ者”こそがアギトになる

―――だとすれば“彼ら”は目覚める前に始末するだろう

―――それでもおそらく覚醒は止められないだろう


京太郎「能力を持つ者……覚醒……狙われる……?」


―――人間の運命は奪い返される


京太郎「たく、どうなってんだ……」ハァ


資料をテーブルの上に放る

綺麗に整ったままテーブルに乗る資料

疲れたように息をついて目頭を押さえた


京太郎「……親父、お前一体……」


とりあえずアギトの資料の件だけ

このあとはすぐ安価なんで

そんじゃまた日曜ー


今日は21時頃から再開予定ー

そしてアギト介入させてアギトに適合するかどうかは別の話
漫画版が介入すればもれなくグロンギから石狩ってきて埋め込んでって感じに
頭ティロティロしてきた

二週目やるとすれば……イユ枠誰にすっかなぁ(恍惚)

まぁとりあえずムッキー回を今回で終わらせたいとこ



アマゾン!(再開!)

アマゾンズはホントおもしろいなー
シーズン2はホントSAN値削れるけど……三話の耳鼻科は嫌いじゃない



京太郎「たく、わからないことだらけだな」ハァッ


溜息をついて資料を放る

引き出しに入っている薬品、数々の資料

整合性を取れないことから考えるに間違いなく違うことを研究している


京太郎(生物細、古代史、平行世界……もろもろか)


父親のことがますますわからなくなるが、現状どうしようもない


京太郎「……そろそろ、寝るか」ハァ

(貴利矢さん好き……今後怖いけど


◆誰かと話す?


1、塞

2、豊音

3、胡桃

4、白望

5、エイスリン

6、淡

7、睦月

ゾロ目 ?????


◇安価2↓

1、塞


―――【自宅:廊下】


ガチャッ


扉を開いて廊下に出ると、たまたま塞も部屋を出る

驚いたような表情を浮かべる京太郎と、困ったような表情の塞

トレーにはコーヒーが二つ


京太郎「あー、入ります?」

塞「そだね」クスッ

京太郎「どうぞ」フッ




―――【書斎】


二人でコーヒーを飲む

椅子に座る京太郎と、テーブルに少しばかり体重をかけている塞

静かにコーヒーカップを置いたつもりだが、皿から音が鳴る


京太郎「ふぅ……ねぇ塞さん」

塞「ん?」

京太郎「死者蘇生ってどう思います?」

塞「……まぁ“理”からは外れることだよね……その手があったらやりたいことが、ないわけじゃないけど」ハッ

京太郎「です、よね」

塞「どうしたの、生きたくなった?」クスッ

京太郎「いや……生かしたいんですよ」フッ

塞「……酷いことだね」

京太郎「クリムにも言われました」ハッ

塞「……ねぇ京太郎」

京太郎「ん?」

塞「……好きだよ」

京太郎「……おう」



塞「だからね……しっかり看取ってあげたい、かな」

京太郎「……ありがとう」

塞「ううん、それが今の望だから」クスッ


そう言うと、そっと京太郎の膝の上に腰を下ろす

静かに息をついて、上を向く

座高でも京太郎の方が上ということもあり、塞が上を向けば京太郎の顔があった


塞「……津山さん、豊音たちみたいになれるかな?」

京太郎「祈ります。なれるよう……行動もしてるつもりです」

塞「……そっか」クスッ

京太郎「……」ナデナデ

塞「んっ……このまま寝て良い?」

京太郎「あ~……どうぞ」

塞「……嘘だよ」クスッ


そう言って悪戯っぽく笑うと、上にある京太郎の頬に手を添えて下を向かせる

下を向いた京太郎の唇に、そっと唇を重ねる

驚いた表情を浮かべる京太郎から唇を離し、向かいあう


京太郎「寝るんじゃないんですか」

塞「嘘だって……」フフッ


◆System
・臼沢塞の好感度が+15されました
・【臼沢塞:200】
※臼沢塞の好感度が最大値に達しました



―――翌日【須賀家:書斎】


椅子に座ったまま眠っている京太郎

死んだように眠っていた京太郎だったのだが、ドタバタとした音で眼を開く

その瞬間、扉が開かれた


京太郎「ノックもないとは」ハァ

胡桃「そんなこと言ってる場合じゃない!」

豊音「津山さん来てたの!?」

京太郎「え……あ~実はな、アイツは?」

塞「帰ったよ……起きたらいなかった」

京太郎「……そっか」

淡「まったくお兄ちゃんは危ないなぁ」ヤレヤレ


袖なしコートでそう言いながら溜息をつく淡

いぶかしげな表情を浮かべる京太郎

そして、塞が前に出てテーブルになにかを置いた


京太郎「これは……」


銀色のアタッシュケースが置かれていた


塞「サイガギア」

エイスリン「オイテッタ……」

豊音「なんで、だろ」

京太郎「……津山、睦月」


◆System
・【サイガギア】を会得しました
・津山睦月の好感度が+15されました
・【津山睦月:100】



―――【朝】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>12

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、ファミレス(菫)

8、松実館(穏乃・玄)

0、自由安価


◇安価2↓


2、散歩(コンマ30以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運75補正:+33

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

【成功】


◆誰と会う?


1、門矢士

2、岡橋初瀬

3、石飛閑無

4、野依理沙

5、晴絵(大)

ゾロ目 特殊


◇安価1↓から3↓まででコンマが一番高かった者

1、門矢士


―――【道端】


京太郎「お?」

士「ん、須賀京太郎……ファイズか」

京太郎「別にファイズだけで変身してるわけじゃないけどな」

士「いや、お前はファイズだ」

京太郎「まぁファイズが多いけど」

士「そういうことじゃない、って言ってもお前にはわからないだろうけどな」

京太郎「この野郎」


悪態をつきつつも、笑う京太郎

やはり助けてもらった礼もあるし、どことなく友情すら感じているところもある

士もそれは同じようでおかしそうに苦笑を浮かべた


士「にしても、今は……厄介だな」

京太郎「ん、なにがだ?」

士「コンパチっていうのに、聞き覚えは?」

京太郎「は?」

士「なるほど、コンパチヒーローやギリアム・イェーガーたちの世界とは」ブツブツ

京太郎「?」

士「なんでもない」

京太郎「……そ、そうか」

士「俺達にも関係はあるがな」

京太郎「へ?」

士「昭和ライダーたちだけじゃなく俺達、平成ライダーも」

京太郎「すまん、意味がわからんが」



士「ともかく、お前は今はことを収束させることに集中しろ」

京太郎「偉そうに上から目線だなぁ」


溜息をつきつつ、こめかみを押さえる

だが、やることは決まっている

守りたいものを守るだけだ


士「……津山睦月を、助けるのか?」

京太郎「さてな、あいつ次第だ」

士「そのつもりがあるなら、間に合ううちにな」

京太郎「……わかってるよ」


◆System
・運が+2されました



―――【昼前】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>12

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、ファミレス(菫)

8、松実館(穏乃・玄)

0、自由安価


◇安価2↓

1、誰かと話す【多治比真佑子】


―――【公園】


見知ったツインテールを見つけた

赤いジャケットを着こんだ少女を見つけ、お互い眼を合わせる

少しばかり悩みながらも、片手を上げて近づく


京太郎「どうも」

真佑子「あ、す、須賀君っ!」パァッ

京太郎(なんか変な気配が……)

真佑子「久しぶりだね、使い捨てされた時以来だっ」ニコッ

京太郎「人聞き悪いな!」



京太郎「たく……てか京太郎って呼んでなかったか」ハァ

真佑子「あ、あああの時はノリと勢いで」

京太郎「別に構わないっすよ」

真佑子「……そ、それじゃ……きょ、京太郎ぉ」カァッ

京太郎「お、おう」

真佑子「……えへへっ」ニコッ


嬉しそうに笑顔を浮かべる真佑子を見て、京太郎が表情を綻ばせる

思うところもあるがとりあえず仲の良いライダーが増えるに越したことはない

仲間が増えるということは、守るべきものも増えるのだが……悪いことはない


京太郎「……だけどなぁ」

真佑子「な、なに?」

京太郎「なんかビクビクしてません?」

真佑子「そ、そんなことないよ!」

京太郎「そうっすか?」

真佑子「京太郎に乗られた時の方がよっぽどビクンビクンしてたよ!」

京太郎「アディオス!」バッ


―――逃げた


◆System
・速度が+2されました



―――【昼】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>12

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、ファミレス(菫)

8、松実館(穏乃・玄)

0、自由安価


◇安価2↓

(言い忘れてた、晴絵(大)はまだ散歩でしか会えないっす


2、散歩(コンマ30以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運77補正:+38

01~40 失敗

41~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

【成功】


◆誰と会う?


×、門矢士

2、岡橋初瀬

3、石飛閑無

4、野依理沙

5、晴絵(大)

6、三尋木咏

ゾロ目 特殊


◇安価1↓から3↓まででコンマが一番高かった者

4、野依理沙


―――【公園】


歩く京太郎

ふと、ベンチに座っている女性を見つける

無表情だが、雰囲気はなにやら焦りがあるように見えた


京太郎(あれは……プロの、野依理沙?)

理沙「力が、でも……」

京太郎(テレビで見てたのと、少し違うな)

理沙「人類を守るのは、一人で……それどころ……じゃなぃ」ググッ


京太郎(どうっすっかなぁ……)



理沙「あ、ぎとは……もう、一人も」


京太郎「あの、野依理沙さん、ですよね?」

理沙「っ!」ビクッ


驚いたように京太郎の方を見る野依理沙

テレビで見たことがあるプロ雀士だった女性

そしておそらく……いや、確実に


京太郎「健夜さんとか慕さんの……」

理沙「……二人の?」プンスコ

京太郎「あ、はい……」

京太郎(なんか、怒られてる?)

理沙「……二人は?」プンスコ

京太郎「ああいや、みんな忙しいみたいで、他にも元プロ雀士ってことだと良子さんとか」

理沙「ドライブ!」プンスコ

京太郎「ああ、そうです……有名ですもんね」ハハッ

理沙「うん」プンスコ

京太郎(ど、どうすっかな)



京太郎「……他のみなさんに、話しても?」

理沙「……」フルフル


首を横に振る理沙を相手に、京太郎は微笑を浮かべて頷いた

気持ちは良くわかる

少し前までの自分なら、同じような返答をしていただろう


京太郎「それじゃあ、そちらも……」

理沙「うん」プンスコ

京太郎「じゃ」


踵を返して、去ることにする京太郎

今は、あまり構わない方が良い


京太郎(誰も彼も、普通じゃいられない、か……)


◆System
・野依理沙の初期好感度は【40】になりました



―――【昼過ぎ】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>12

2、散歩(コンマ50以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、ファミレス(菫)

8、松実館(穏乃・玄)

0、自由安価


◇安価2↓

うえ

1、誰かと話す【加治木ゆみ】


―――【道端】


歩いていると前から見知った影が歩いてくるのが見える

昨晩会ったばかりだが、誰かしっかりとわかる

片手をあげると、向こうも気づいて微笑を浮かべた


京太郎「仕事中ですか?」

ゆみ「まぁな……ロックシード関係だが」

京太郎「怪物呼びだすような品なんですからね?」

ゆみ「わかっている。まぁそれはともかく」


話を逸らされて少しばかり思うところもあるが、黙っている

とりあえず彼女の表情がいつもと違うことに気づく

なにか“覚悟”が見えるのだ


ゆみ「こんなところでなにを?」

京太郎「なんにも……あえて言うなら仕事探しですかね」

ゆみ「敵がいなくなれば仕事もなくなるな」フッ

京太郎「そしたらまた別のことはじめますよ……」ハハッ

ゆみ「そうか、それは良い」

京太郎「にしても、これからどこへ?」

ゆみ「……良い所だ」フッ

京太郎「良い所、ですか」

ゆみ「ああ、それじゃあ急ぐんでな」フリフリ

京太郎「……はい」フリフリ


去って行くゆみ

京太郎はその後ろ姿をしばらく見ているも、すぐに踵を返して歩き出す

自分が関わるべきことかどうかは、まだわからない……


ゆみ「悩みも、苦しさも、辛さもない所、さ……」フッ


◆System
・加治木ゆみの好感度が+1されました
・【加治木ゆみ:100】



◆ストーリー進行
※運77補正:+39


01~40 死亡

41~60 重傷

61~89 軽傷

90~ ????

ゾロ目 ??????


◇安価1↓

無敵のファイズアクセルでなんとかしてくださいよ!

(久しぶりにゾロ目に勝てた!


【軽傷】


◆System
・【ゆみ・桃子】と出会っているため追加判定が発生します


◆ストーリー進行+ボーナス判定
※恋愛力:+5


01~06 マモレナカッタヨ

07~30 重傷

31~60 軽傷

61~89 無傷

90~ ??????

ゾロ目 ??????


◇安価1↓

アマゾン!

(これで最後!


◆ゆみ&桃子の好感度条件クリアにより判定

※恋愛力:+5

01~06 どうにもなりません

07~30 ????

31~60 ????????

61~89 ????????

90~ ?????

ゾロ目 ??????????


◇安価1↓


ミス、モモとゆみの分の好感度100で補正10×2っす

ん?8+5+20だと?

あ、判定しなおす?(震え声)

再度判定なんてとんでもない
ほらイッチ、ゾロやで(ニッコリ)

(アッ、ハイ……デスヨネ


【どうにでもなったぜ!】


◆System


・【東横桃子】【加治木ゆみ】の好感度が【100】以上で【二人が重傷以下】のためストーリーが僅かに変化します

・【姉帯豊音】【エイスリン・ウィッシュアート】【宇夫方葵】の好感度が【100】以上かつ【死亡していない】状態のためストーリーが僅かに変化します

・今章で【津山睦月】と出会っているためストーリーが僅かに変化します

・【津山睦月】【妹尾佳織】の好感度が【100】のためストーリーが変化します

・【深夜】で【津山睦月】と遭遇し【EXイベント】を発生させているためストーリーが大幅に変化します

ちなみにイッチ的にどこでゾロ目が一番やばかったの?

>>293
無論、最後の判定の出現条件が一番難しい判定よ

イッチのスレのこの努力(ゾロ目を出)した結果がズラズラ出るのがたまらん



―――【高架下】


ラッキークローバーと呼ばれる四体のオルフェノク

ドラゴン、センチピード、ロブスター、そしてタイガー

倒されたクロコダイルを除いた四体


ゆみ「ぐあっ!」

睦月「っ」


そしてドラゴンオルフェノクの拳を受けて吹き飛んだのは加治木ゆみ―――アーマードライダーシグルド

転がってもなお、起き上がるシグルドの隣にはスパイダーオルフェノク―――津山睦月

二人がラッキークローバーと戦っているのにも事情があるが、こうなってしまえば関係のないことでもある


睦月「構わない、逃げてください……先輩っ」

ゆみ「……お前を殺す決意をしてきたのに、いざ戦っている姿を見て、守ってしまった」

睦月「どう、して……私は蒲原先輩を」

ゆみ「アイツがその程度、気にするタマか……それに私もどうかしていた。大事な後輩を、守るべき後輩を、殺そう、なんてっ」


ふら付きながら起き上がるシグルド

ソニックアローを構え、放つ

放たれたエネルギー弾を弾くドラゴンオルフェノク


ゆみ「くっ」

睦月「……先輩は関係ない、私だけでっ」


ロブスター「あら、私たちがそんなことで逃がしてあげるような柄に見える?」

センチピード「私たちに叛逆したんですから……どうなるかわかってるでしょう」


睦月「っ……なんで、私一人で、死ねれば……」

ゆみ「睦月っ!」

??「バカなこと言ってんじゃないっすよ!」

ゆみ「っ!」



放たれるエネルギーの矢

それは先ほどよりエネルギーがあるのか、ドラゴンオルフェノクが片腕で防ぐも少しばかり押される

それでもなお、弾かれることには変わりないのだが……


ゆみ「モモっ!」

睦月「東横、お前までっ……」


二人の前に現れるのはマリカ―――東横桃子

ソニックアローを構えつつ、静かに語る


桃子「誰も、失いたくない……もう、バラバラなんていやっす」

睦月「東横っ……」

ドラゴン「ああもう……邪魔だなぁ」ハァ


溜息をついて、ドラゴンオルフェノクは退屈そうにする


タイガー「もう、良いだろ……どうでもいい」

センチピード「まったくです」

ロブスター「いきなさい」


そう言った途端、さらに現れる敵

量産型ファイズ……ライオトルーパーが3体現れる

銃撃―――だが、マリカがシグルドを庇う


ゆみ「モモ!」

桃子「ぐっ……」

睦月「わ、私がぁっ!」


立ち上がり、八手手裏剣を投げる

だがそれをライオトルーパーの一体がアクセレイガンで弾いた

そして、三体のライオトルーパーが走り出した


ドラゴン「あ……」

<3>


瞬間、一陣の風と共に三体のライオトルーパーが吹き飛ぶ

やっぱライダースレの主人公は京ちゃんだ!



桃子「これ」

<2>

睦月「え」

<1>

ゆみ「物好きめ」フッ

<Time up>

<Reformation>


倒れた三体のライオトルーパーが黒いスーツを着た人間態へと戻る

そしてラッキークローバーたちとゆみたちの間に立つのは、黒いライダー

高架下という日陰の中、輝くフォトンブラッド


「さて……間に合ったか」


右手に持った三つのベルト、スマートバックルを放った

そして、軽くなった右手を軽く振るうと、ラッキークローバーの方を見る

嬉しそうに笑うドラゴンオルフェノク


睦月「須賀、京太郎っ……」


京太郎「俺が守ってやる。仲間、だからな……」フッ


とりあえずここまでー
次の再開は明後日火曜日ー

もう色々と色々で……
アクセルに使用に関しては、みんな重傷になるまえに助けられたからその代わりってことで
誰か死ぬルートだとアクセル使えたりしたり

言っちゃうと増援もくるしいる

そんじゃなにかありゃお気軽にー


カッコいいな…にしてもみんな助かりそうでホント良かったよ
京ちゃん助けに来たとこでアマゾンズシーズン1の最終回思い出した



人間を守るには、人間をやめないと(再開)

つっても本格開始は21時ぐらいっす
戦闘前まで進めとく

二週目やるならアマゾンズ入れたいなぁ

そしてタイムレンジャーとかぶる始末



現れたファイズ―――須賀京太郎


手首を振るい、眼前のオルフェノクたちを睨む

ラッキークローバーが勢揃い

そしてライオトルーパー達がオルフェノクに変身する


京太郎「……この場で、殺す!」

タイガー「正義の味方とは思えない言葉遣いだな」

京太郎「あいにく俺は正義の味方なんかじゃないんでな……狩るものは狩り、守るものは守る……それが人間だろうがオルフェノクだろうが」


睨みつける京太郎に、ドラゴンオルフェノクが嬉しそうに笑い声を上げる

スマートブレインの、オルフェノクたちのトップ4が揃っている

だが戦力が、圧倒的に足りない


京太郎「だけど……」チラッ


後ろには睦月たちが、いるのだ

ドラゴンオルフェノクは高速移動ができる魔人態になることなく、走り出す

京太郎もそれに合わせて走り出した


京太郎「おぉぉぉ!」

ドラゴン「あはははっ!」

ロブスター「殺された分、払ってもらいましょうか……!」

センチピード「冴子さんの分!」

タイガー「さて」



ファイズへと走り出したセンチピードオルフェノクとロブスターオルフェノク

だがその正面に現れるのは、マリカとシグルドの二人


ゆみ「お前達の相手はっ!」

桃子「私たちっす!」

ロブスター「邪魔よ!」

センチピード「毒殺以外は怖くない!」


そして、タイガーオルフェノクの元に走りだすスパイダーオルフェノク

因縁があるかどうかは京太郎の知るところでは無い

だが、ラッキークローバーに一時加入したこともある睦月とタイガーオルフェノクの間になにかがあってもおかしくはないだろう


睦月「貴様をっ、殺す!」

タイガー「邪魔だな……俺は須賀京太郎の方に興味があるのに」

睦月「させるか、あいつは……やらせない!」

タイガー「半端者が」チッ

睦月「っ!」



京太郎「チッ、邪魔だな!」

ドラゴン「ひどいなぁ」

京太郎「このっ」


ドラゴンオルフェノクの大振りの拳を回避し、その胴体に蹴りを打ち込む

少しばかりよろめくが大したダメージにはならずにすぐに拳が振るわれる

通常の拳とは違い巨大な手甲のようなものを装備している腕での攻撃


京太郎「ちっ!」


その一撃を、腕で凌ぐ


ドラゴン「へぇ」

京太郎「おらっ!」


拳を撃ちこんでまた怯ませるも、大したダメージではない

手を振るうファイズに走る三体のオルフェノクたち

それに不満そうに声を漏らすドラゴンオルフェノク


京太郎「こいつらっ」


一体のオルフェノクが斧のようなものを振り上げるが、左腕で腕部分をおさえて防御

さらに右手でファイズフォンを抜き取ると片手で開きコードを入力


<Burst mode>


そして、右手を左腕の下から左側に向け、トリガーを引く

放たれた弾丸が左から迫っていたオルフェノクを打ち、よろめかせた

さらにフォンブラスターで目の前のオルフェノクを打つと、さらに蹴りを打ち込んでその手にある斧を奪い取る


京太郎「おらっ!」


その斧を投げて、遠距離から攻撃をしかけようとしたオルフェノクを攻撃し吹き飛ばした

だが本命のドラゴンは既に接近してきており、京太郎は悪態をつきながらも回避しファイズショットを手に装着した

もう一度バックルに取りつけたファイズフォンのEnterキーを押す


<Exceed Charge>

京太郎「っ!」

ドラゴン「それで倒せるかなぁ?」


そうつぶやくドラゴンだが、ファイズはドラゴンに走る―――のではなく、別のオルフェノクへと走った



ドラゴン「えっ」

京太郎「はぁっ!」

オルフェノク「ぐおぉっ!?」


ライオトルーパーに変身していた一体のオルフェノクがファイズショットで倒される

φのマークと共に倒れ、青い炎と共に灰へと変わるオルフェノク

静かに手首を振るうファイズを相手に、ドラゴンオルフェノクは不機嫌さをにじませる


ドラゴン「イラつくなぁ」

京太郎「……」

ドラゴン「もういいよ」


そう言うと、ドラゴンオルフェノクが消えた

いや、消えるように動き出した

アクセルフォームを超える速度を誇る姿、魔人態


京太郎「っ!」




次の瞬間、攻撃を受けて吹き飛ぶファイズ、シグルド、マリカ、スパイダーオルフェノク

同じ方向に転がる四人、全員変身が解けるも、京太郎は立ち上がり三人の前に立つ

顔に浮かぶのはオルフェノクの紋様


ドラゴン「次はそれで遊んでくれるの?」

京太郎「遊ぶつもりはねぇよ……」

ドラゴン「つまんないなぁ」


溜息をつくドラゴンオルフェノクはドラゴン態へと再び戻る

舌打ちをうつ京太郎

だがその瞬間、オルフェノクたちの傍に銃撃


ロブスタ「っ!」

センチピード「くっ!」


?「京太郎は頭が悪いっていう解釈で良いのかなぁ?」

京太郎「……時間稼ぎ成功ってな」

?「まったく、オルフェノクを守るなんて君はどうかしてるよ」


現れるのは宇夫方葵、姉帯豊音、エイスリン・ウィッシュアートの三人


豊音「えへへ、守りたいものを守るって言えるのが……京ちゃんの良い所だよねっ!」

エイスリン「ウン、ソレデ……スクワレタカラ」

京太郎「ならなにより……」ハッ



豊音、京太郎、葵、エイスリン

並ぶ四人、だが京太郎と豊音の間に立つのは―――睦月

肩で息をしながらも、静かに一度深呼吸をし、しっかりと立つ


京太郎「やれるのか?」

睦月「当然、だ……私も、守りたい」

京太郎「……」チラッ


ゆみ「ぐっ、津山!」

桃子「むっきー先輩っ」


倒れている二人が、よろめきながら起き上がった

苦笑を浮かべた京太郎が静かに頷く


睦月「私は、人間にもオルフェノクにもなれなかった……それでも!」

京太郎「……なら両方になれ」

睦月「え?」

京太郎「俺たちと同じだ、人間にもオルフェノクにもなりきれない……だけど、それで良い」

睦月「同じ……それで、良い……」

京太郎「きっとそれが“らしさ”だ」フッ


バックルを持つ京太郎

近くに置いていたオートバジンが変形して、アタッシュケースを投げる

それをエイスリンが受け取り、エイスリンが持っていたアタッシュケースを睦月に投げ渡す


睦月「えっ……」

京太郎「睦月」ニッ

睦月「……うむ!」


全員がそれぞれのバックルを装着する

京太郎はファイズ、葵がデルタ、エイスリンがサイガ、豊音がオーガ……そして睦月がカイザを

それぞれが装着する


京太郎「いくぜ……!」


ってことでここまでー
21時頃から再開してくよーん

戦闘相手選択からってことで


NEXT HUNT

やっぱ無理そう
22時ぐらいになるかもっす


すごーい!仁さんはアマゾンを殺すのが得意なフレンズなんだね!(再開!)

まぁとりあえず再開してくよーん



◆【誰を狙う?】


1、タイガー

2、ドラゴン

3、センチピード

4、ロブスター

5、一般オルフェノク


◇22時30分から集計開始



◆【誰を狙う?】


1、タイガー

2、ドラゴン

3、センチピード

4、ロブスター

5、一般オルフェノク


◇2分間で安価1↓から集計

1、タイガー


◆System

・【タイガーオルフェノク】との戦闘になります



◆須賀京太郎【Lv38】

◇ステータス
・HP:96
・速度:105
・攻撃:92
・防御:76
・SP:86

◆回避+【Lv3】
・自分への命中率を【15%】下げる

◆命中+【Lv1】
・自分の命中率を【5%】上げる

◆恋愛力【Lv1】
・女性キャラクターとのイベント時に補正+5を得る

◆ウルフオルフェノク
・SPを【最大値の半分】消費
・行動に『ウルフオルフェノク』が追加される
・その後『ウルフオルフェノク(疾走態)』に変身する



◆ファイズ

◇ステータス
・HP:70
・速度:30
・攻撃:60
・防御:50


◆スキル

◇クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25

◇スパークルカット:威力40:命中100%:SP15
・選択時のコンマが30以下の場合、そのバトル中攻撃を+10する

◇グランインパクト:威力40:命中100%:SP12

◇ファイズブラスター:威力70:命中90%:SP20
・命中後に相手のHPが【30】以下の場合さらに【30】のダメージ


◆アビリティ

◇アクセルフォーム
・SPを【最大値の1/2】消費
・行動に『アクセルフォーム』が追加される
・その後『アクセルフォーム』に変身する

◇ブラスターフォーム
・SPを【最大値の30】消費
・行動に『ブラスターフォーム』が追加される
・その後『ブラスターフォーム』に変身する
・さらに『HP』が『80』回復する

(アクセルは使えないっすー


①:速度判定

1自【須賀京太郎】:135
2敵【タイガー】:130
3味【津山睦月】:115


②戦闘開始


素早く動き出した面々

真っ先に京太郎が走り出すのはタイガーオルフェノクだ

カイザの睦月も同じく走りだし、その胴体に二人同時に拳を撃ちこんだ


タイガー「ぐっ……だけどな!」


ダメージが無いわけではないが、大したものでもない

それと同時にタイガーオルフェノクの拳が振るわれ、ファイズとデルタは回避して離れる

他の場所ではドラゴンオルフェノクとオーガが、サイガとロブスターが、デルタがセンチピード

そしてシグルドとマリカは他のオルフェノクと戦う


京太郎「さっさと決める……お前を狩る!」

タイガー「また死ぬのは御免だな」

京太郎「散々蘇らせて、邪魔する奴が言うことじゃないなぁ……!」

睦月「お前は倒す……それが私たちの、私自身の敵討ちだ!」

京太郎「っ……そうか、つまりあの日」

タイガー「……そうだな、そうだよ。須賀」

京太郎「なんだ、お前?」

タイガー「あの日、お前邪魔したんだよなぁ……俺が誰かもわかってなかったのに、運命的だよな」

京太郎「誰だ、お前……」

タイガー「酷い奴だなぁ、忘れるなんて」


そして、ぼんやりと影に映る影


京太郎「……高、久田?」

タイガー「……そうだ、須賀。俺だよ」



影に映った男は、懐かしい顔をしていた

だがそれでも、京太郎は変わらない

構えを解くこともなければ、わずかな動揺以外はなにもない


京太郎「……そうか、だけどな、それだけだ」

タイガー「ん?」

睦月「須賀……」

京太郎「狩るものは狩り、守るものは守る……決めたんだ。だから俺はお前を倒す」


手首を振るい、走り出す

タイガーオルフェノクが振るう腕を片腕で凌ぎ、蹴りを打ち込む

ふらつくタイガーオルフェノクを前に、再び手首を振るう


京太郎「お前だって狩る。俺が守るものを狩るなら!」

タイガー「お前だってオルフェノクだろうが! なんで俺が、友達だろっ、友達がいるこっちに、同じ境遇の俺がいるのになんでこない!」

京太郎「静かに、生きてるオルフェノクにならなんも言わないだろうが、だけどな!」


バイク形態のオートバジンが走ってくると、ファイズエッジを抜き放つ


京太郎「オルフェノクは人間を狩りすぎた……!」

③コマンド入力


◆須賀京太郎

『通常攻撃』
『必殺技:>>353
『ウルフオルフェノク』(他コマンド前に二票で決定)
『ファイズブラスター』

◇安価1↓



タイガー「なに言ってんだテメェ!」


激昂したタイガーオルフェノクが走り出す

迎え撃つのはファイズとカイザ

振るわれる腕を、ファイズエッジで弾くとその身体に蹴りを打ち込む


京太郎「これが俺の選んだ道だ!」

◆通常攻撃:威力172:命中100%:SP+10【96】
◇タイガーオルフェノク:100%


タイガー「ぐぅっ……オルフェノクという種が、種を、生かし続ける。そのためにっ!」

◆ガラ【HP:278/350】
◇172-100=72


京太郎「俺達も同じだ。生かすために戦う……生きるために戦う」

タイガー「……なら!」

京太郎「そうだな、俺達はきっと……戦わなければ、生き残れない!」

タイガー「生きるために……うおぉぉ!」

睦月「させると、思うな! 私たちの復讐を、ここで、終わらせる!」

タイガー「邪魔だ!」

睦月「ッ!」


カイザが銃を撃つ

だがその光弾を指先を伸ばし鞭のようにして弾くタイガーオルフェノク

ファイズが距離を取るも、タイガーオルフェノクはそちらに手を向ける


タイガー「須賀ぁっ!」

◆光弾:威力60:命中100%:SP20【80】
◇ファイズ:100-15=85%


◆回避判定

01~85 命中
86~98 回避
ゾロ目 ????

◇安価1↓


ミスった

◆光弾:威力60:命中100%:SP20【80】
◇120+60=180
◇ファイズ:100-15=85%

【命中】


放たれた光弾をどうにか回避しようと横に転がる

その一撃を回避するも、接近したタイガーオルフェノクのパンチを受ける

ふらつくファイズにさらに蹴りを撃ちこみひるませて、鉤爪を展開


タイガー「須賀ぁ!」

京太郎「ぐぉっ!」

◆京太郎【HP:112/166】
◇180-126=54


鉤爪の攻撃をファイズエッジで凌ぐと、蹴って反撃

ふらつくタイガーオルフェノクに、睦月ことカイザが走る


睦月「斬り裂く!」

◆カイザスラッシュ:威力70:命中100%:SP20【70】
◇100+70=170
◇タイガー:100%


<Ready>


カイザブレイガンのブレードが展開

そしてタイガーオルフェノクへと接近し、その速度でカイザブレイガンを振るう

その攻撃を受けてタイガーオルフェノクが後ろに下がる


タイガー「ぐうっ……俺と須賀の邪魔を、するなぁ!」

◆タイガー【HP:228/350】
◇170-100=70


睦月「最初から関わっていた。お前が大虐殺をしたあの日からなぁ!」

タイガー「あの日の生き残り、こいつが親にやることかっ!」

睦月「戯言をっ!」

あ~自爆でピョンピョンするんじゃ~(ピョンピョン

やったぜ。
大胆なピョンピョンはイッチの特権

(コンマ券だって変なところで使われなきゃなんともないぜ!(震え声)


③コマンド入力


◆須賀京太郎

『通常攻撃』
『必殺技:>>353
『ウルフオルフェノク』(他コマンド前に二票で決定)
『ファイズブラスター』

◇安価1↓

クリムゾン(意味深)



京太郎「お前を倒す! 過去に、決着をつける!」

◆クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25
◇152+95=247
◇タイガー:100%


そしたまた、過去に遺恨を残す

一つの過去を消し去ろうと、新たな過去が京太郎を呪う

高久田という友人を消し去り、彼が関わる過去を思い出すたびにその心を蝕む―――


京太郎「それでも決めた、ことだ!」

タイガー「同族を殺しつくした結果、そんなくだらないことで!」

京太郎「守りたいものが、できたんだよ!」

タイガー「ダチの俺より、つい最近知り合ったばかりの女かよ!」

京太郎「そういう話してんじゃないんだ!」

タイガー「ふざけんなぁっ!」


二人が拳をぶつけあう

ふらつきながらも、何度も何度も打ちつけ合う

そして、同時に拳を突きだした二人、吹き飛ぶタイガーオルフェノク


タイガー「ぐっぞぉ゛ぉ゛!」

◆タイガー【HP:81/350】
◇247-100=147


京太郎「高久田……!」



タイガー「なんなんだよ、お前はぁ!」

京太郎「俺は……ただの人間、そしてオルフェノクだよ」

タイガー「オルフェノクを語っておいてなんで、そんなんだよ!」

京太郎「……っ」


立ち上がったタイガーオルフェノクが走り出す

カイザが攻撃をしかけるがそちらに光弾を放ち、牽制

目的は京太郎、それはわかっている


タイガー「うおぉぉ!」

◆鉤爪:威力85:命中100%:SP25【55】
◇ファイズ:100-15=85%


京太郎「高久田っ!」


◆回避判定

01~85 命中
86~98 回避
ゾロ目 ????

◇安価1↓

この戦いなんか良いな

【命中】



タイガー「お前は、俺が殺す!」

京太郎「っ!」

◆京太郎【HP:33/166】
◇205-126=79


振るわれた鉤爪を、受けるファイズ

右肩から左腹へと薙ぐように振るわれた爪を、受けつつ、ファイズはその腕を押さえる

ハッとしたタイガーオルフェノクだが、引こうとしようと掴んで逃さない


京太郎「ぐっ……」

タイガー「は、離せ!」

京太郎「悪いけど、終わらせるぞ……俺達オルフェノクは、いずれ滅ぶ生き物だろっ」

タイガー「そう、しないためにオルフェノクの王を覚醒させるんだよ!」

睦月「ッ!」


◆カイザスラッシュ:威力70:命中100%:SP20【50】
◇100+70=170
◇タイガー:100%

◆タイガー【HP:11/350】
◇170-100=70

綺麗に終わるか…
そういやいつだったか京ちゃん高久田の名前出してたな


③コマンド入力


◆須賀京太郎【SP:55】

『通常攻撃』
『必殺技:>>353
『ウルフオルフェノク』(他コマンド前に二票で決定)
『ファイズブラスター』

◇安価1↓

クリスマ!



京太郎「ぐっ……らぁっ!」


勢いよく、前に向かって蹴りを放つ

所謂、喧嘩蹴りで後ろに下がるタイガーオルフェノク

その勢いのままファイズの左肩もダメージを受ける―――だが


京太郎「ッ!」

<Ready>

京太郎「!」カチャッ

<Exceed charge>

タイガー「須賀ぁっ!!」

京太郎「高久田ぁっ!!」


走り出す二人

タイガーオルフェノクが鉤爪を振るうも、しゃがんで回避したファイズ

素早く蹴りを撃ちこみ、その蹴りを受けると同時にポインターが放たれタイガーオルフェノクに突き刺さる


タイガー「お、おおぉぉぉっ!」

京太郎「はあぁっ!」


真っ直ぐ跳び、そのまま蹴りのフォームを取る

それと共にファイズはポインターと共に消え、タイガーオルフェノクの背後に現れる

そしてその真後ろに現れたファイズの背中へと、タイガーオルフェノクがもたれかかった


高久田「くっそぉ……俺が、なんで俺がこんなめにっ……死んで、今度こそ、生きたかった、だけ、なのによぉ……」

京太郎「……」


二人の変身が同時に解除される

左肩に酷い怪我を負っている京太郎は、それでもそのまま

高久田は口から血を流しながら、手を真上へと向ける


京太郎「……戦わなきゃ、終わらない」

高久田「どっちにしろ、お前と俺……戦うことには、なった、よなっ」

京太郎「だろうな、話し合いだけで終わるほど……世界は綺麗にできてないんだよ」

高久田「……守るために、殺すってさ……辛い、だろ」ハハッ


その言葉に、応えることもない


高久田「……宮永のことも、守ってた、もんなぁ……中学時代から、さ」

京太郎「……」

高久田「お前って、昔から……ほんと……」



◆クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25【46】
◇152+95=247
◇タイガー:100%


◆タイガー【HP:0/350】
◇247-100=147



京太郎「……」


地に落ちる灰、そして背中につもる灰

敵だが、それでもかつての友達だった

拳を握りしめる京太郎


豊音「京ちゃん……」

葵「友達、だったんだ……」

エイスリン「キョータロ……」


いつの間にか、周囲の戦いも終わっていたらしい

おそらく残りのラッキークローバーは撤退したのだろう

立ち上がった京太郎が上を見た


京太郎「……」


最後、高久田は真上へと手を向けていた

だが……


京太郎「太陽なんか、どこにもありゃしないだろ……こんなとこじゃ」


高架下、真上に見えるのは薄汚れたアスファルトの橋


京太郎「……」

睦月「……須賀」

京太郎「“あの過去には”決着をつけた……」

桃子「……辛く、ないっすか?」

ゆみ「モモ……」ポン


答えない京太郎、その心中は察するに余りある


京太郎「……」ググッ


―――世界は、どこまでも残酷


京太郎(それでも、守るって誓ったんだよ高久田。それが俺の……)

口ではああ言ってても葛藤はしてたのね
これが後引かなきゃ良いけど…



◆戦闘終了

・経験値:3000

・レベルアップ【38】→【40】

※以降、レベルアップに必要な経験値が上昇します


☆レベルアップボーナス

・アビリティ【回避】【命中】【恋愛力】のレベルが【1】上がりました



―――【自宅:居間】


京太郎「ッ」

塞「我慢して……結構酷い傷なんだからっ」

京太郎「……すんません」


上半身だけ裸の京太郎が、腕を応急処置してもらっている

そしてテーブルの前に座っているゆみ、桃子、睦月……そして蒲原智美と妹尾佳織

それぞれが、話をする。どういう話かなんて一つだ


睦月「……という、わけだ」

佳織「そっか……やっぱり京太郎くんじゃ、なかったんだ」

京太郎「……ええ」フッ


葵(結果的に、良かったのかな……まぁ、京太郎の友達だったわけだけど)

ゆみ(因果なものだな……)


胡桃「京ちゃん……」

京太郎「津山睦月、あんたはこれからどうするんだ?」

睦月「私は……とりあえず、これを返す」スッ

京太郎「カイザのベルト、ね」

睦月「うむ……」


そして、無言……

だがそんな中、最初に言葉を発したのは意外な人物だった


智美「さて、それじゃどうするかー」ワハハ

佳織「え、どうするって」

智美「ムッキー、家がないなら家来るかー?」

睦月「えっ」


淡「この家はもう満杯だからね!」

塞「はいはい、邪魔しない」

淡「邪魔っ……!?」ガーン


智美「かおりんの家もあるぞー」ワハハ

佳織「そ、そうだようちおいでよ!」

睦月「だ、だがしかしっ」

智美「駄菓子もスナックもない、むっきーはそれで良いだろ」ワハハ

睦月「貴女は相変わらずっ」

智美「それが私の良い所だからな!」エッヘン

桃子「自分で言うっすか……」



京太郎「……ああ、そうだな。それがいい」

睦月「須賀までっ」

京太郎「俺達と同じだよ、お前は」

睦月「違う。私は人を傷つけてお前達を殺そうとっ」

豊音「私もだよっ」

睦月「っ!」


顔をしかめる睦月に、豊音はフッと微笑を浮かべた

エイスリンの方を見て首を横に振るともう一度睦月の方を見る

まっすぐ、紅の瞳で彼女を見据えた


豊音「操られてるエイスリンさんとは違った。私は……自分でオルフェノクとして生きるって一度は考えたよっ」

睦月「……知って、いる」クッ

豊音「それでも私を……救ってくれた」

睦月「……っ」


俯き、拳を握りしめる睦月

正座している両足に置いた拳がググッという音が聞こえてきそうなほど強く握られた

だがその手に、そっと佳織の手が添えられる


睦月「っ」

京太郎「……人間かオルフェノク、どっちかになれなんて言う奴がおかしいんだ」

睦月「でもっ」

京太郎「良いんだよ。人間でオルフェノク、オルフェノクで人間……両方を持ってるのが“俺達”だ」

睦月「私、は……っ」

京太郎「人間をやめるのも選択肢の一つだ。人間であるのも選択肢の一つだ……でも、自分の立ち位置を決めるのは……自分だ」


佳織「うん、だから良いんだよ睦月ちゃんっ」

智美「だな、ムッキー」ワハハ

ゆみ「……お帰り、津山」フッ

桃子「まったく世話がかかるっすね」クスッ

ポトッポトッ


睦月の、膝の上に置いた拳の上に落ちる涙

そして拳の力が徐々に弱まっていく


睦月「……うむっ」



そっと睦月を抱く佳織と、その背に手を置いて撫でるようにする智美

ゆみと桃子も嬉しそうにその様子を見ている

ほほえましいその様子を見て、微笑する京太郎


京太郎「……さて、ちょっと上いってきますね」

塞「うん」


小声でそう言うと、隣の塞が頷く

傍にあったシャツを羽織って、いつも通りに腕を通したせいで顔をしかめる

僅かな痛み、だが塞がそっとそんな京太郎のシャツの襟を正す


塞「無理、しないでね……」

京太郎「いうほど酷い怪我じゃないでしょ」

塞「そうじゃないよ……話も聞いたし……」


そう呟いてそっと京太郎の胸に手をそえた


塞「顔見ればわかるんだから」クスッ

京太郎「……」

塞「無理しないでね……結構、酷い傷なんだから」

京太郎「……おう、ありがと」

そしてこのヒロイン力である



今回はここまでー
次回はまた日曜日ー

ようやくタイガーオルフェノクを倒して、ラッキークローバーも残り三人
ちなみに余談だけどムッキー死亡ルートだと高久田殺したことについてはこれほど罪悪感抱かない感じになってた

とりあえずムッキー生還、今後のストーリーも若干変わってくる感じで

そんじゃまたー

乙です
塞さん凄いイイ
ムッキー死んでたら罪悪感少なめ…結局傷だらけじゃないか!
イッチはぐう畜(確信)

知らんだろうけどイッチは女キャラにも容赦ないんだぜ?(白目)


今日は再開するよー
現状21時の予定ー

二週目あったらアマゾンいいなぁ、あとエグゼイド
ちょいと読み返したら京ちゃんがアマゾンだったらアルファかオメガか~みたいな話があった
アルファのヒモ京ちゃんもおもしろそうではある、ななはさんポジに適した人とかわりと多い

了解
七羽さん枠は大人組か?望さんとかシノチャーとか似合いそう

デジモン2週目もやってほしいな
せっかく色々初期でパートナーにできるデジモン増えたんだし



やがて星が降る~(再開)

二週目やるとすればこれ終わってスパロボでーのあとかね
もしかしたらデジモンも挟むかもだし(メソラシ

>>458
京太郎「頼むよ慕さぁん~」
慕「もう、しょうがないなぁ」

そして伝説(のヒモ)へ……

>>459
デジモン2周目やるとしてもステータス引き継ぎとか無しでほぼほぼ新規みたいになりそう
パートナーだけは増やすとして

ニューオメガ(いるっす)
ステ引き継ぎなしだとエグザモンとか選んだ時の難易度どうなるんだ

>>461 究極体系は無しにするか……まぁ他にも色々考えてって感じで


―――【自宅:書斎】


その日は、睦月たちは泊まっていくらしかった

塞から聞いたが特に文句を言う必要も理由もない

それから書斎にこもって資料を見ていた京太郎が、ふと外を見る


京太郎(……ちょっくら外、出るか)


散歩でも行こうと、立ち上がり欠けた月を見る




◆誰かに会う?


【咲・久・まこ・優希】
【白望・塞・胡桃・エイスリン・豊音・葵・淡】
【良子・裕子・洋榎】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
【穏乃】
【美穂子・菫・智葉・ハオ・はやり】
【明華・爽】


◇安価1↓から3↓までで一番コンマが高い者

その歌はやめろ!(います)

二分経ったし良いかな、そんじゃゾロの明華でいくっすー

ようやく集まったがこの手の安価にしちゃ珍しく遅いね

【雀明華+ゾロ目ボーナス】


―――【街中】


街中を歩くが、いつもより空気が重いように感じる

ようやく住人達がこの地で起きている事態に対しての危機感を感じたのか……

それとも京太郎がただたんにそう感じているだけなのか


京太郎「はぁ……」

??「あれ、須賀君ですか?」

京太郎「……明華さん」


声のした方を見れば、そこには少女

明るい髪をなびかせて、笑顔を浮かべる少女の指には魔法の指輪

ふと、本当の魔法に頼りたくなる


明華「はい、こんな時間に……って見回りですよね」クスッ

京太郎「まぁ」ハハッ

明華「私もです」

京太郎「気を付けてくださいよ、女の子なんですから」

明華「これでも魔法使いですよ?」クスッ

京太郎「知ってますけど」フッ



明華「でもどうしたんですか?」

京太郎「え、なにがです?」

明華「その……あまり良いことがあったという表情ではなかったので」


そんな言葉に、京太郎は顔をしかめる

そっと顔をおさえて、ギリッと歯ぎしりをする

だがそんな京太郎を見ても明華は驚いた様子は見られない


京太郎「……わかりました?」

明華「はい、そういうのにその……結構、敏感なんです」

京太郎「……そっすか」


苦笑を浮かべる明華に京太郎も苦笑を浮かべた


明華「なにかあったら、必ず助けにいきますから……小瀬川さんのその、身体のことだって」

京太郎「大丈夫です、こっちはこっちでなんとかします……そっちはそっちで色々あるんでしょう?」

明華「っ……無いわけでは、ないですけど」

京太郎「こっちに構いすぎても、ですよ?」

明華「……はい」コクリ

京太郎「それじゃあ」

明華「それでもっ、京太郎くんのために……なにか、してあげたいんですっ」

京太郎「……ありがとう」ポン

明華「あっ……」カァッ

京太郎「……それじゃ、また」フッ


明華「……京太郎、くんっ」ググッ


◆System
・雀明華の好感度上限が解除されました
・雀明華の好感度は+20されました
・【雀明華:120】



◆誰かに会う?


【咲・久・まこ・優希】
【白望・塞・胡桃・エイスリン・豊音・葵・淡】
【良子・裕子・洋榎】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
【穏乃】
【美穂子・菫・智葉・ハオ・はやり】
【爽】


◇安価1↓から3↓までで一番コンマが高い者

一体感!

(凄い一体感を感じる……


【咲】


―――【公園】


ベンチに座っている京太郎

空を見ていると徐々に星々が見えてくる

そうしていると、誰かがやってきた


京太郎「ん、咲か……」

咲「うん」クスッ

京太郎「……」


自動販売機でジュースを買った咲が隣に座る

静かに身体の力を抜く京太郎

彼女に言うのがきっと―――もっとも自分が背負った罪を実感できる


京太郎「……なぁ咲」

咲「ん?」


故に……


京太郎「高久田を、殺した……」

咲「っ!」



京太郎「俺がやった……オルフェノクだったけど、それでも殺した」グッ

咲「京ちゃん……」


知っている。京太郎の知りあいで生きている面子の中で唯一彼のことを知っている相手

だからこその“告白”だ

攻めて欲しかったのかもしれない、そんなことをする相手では、ないのに


咲「そっか……京ちゃんは攻めて欲しいのかもしれないけど」

京太郎「……」

咲「私にとっては……“できた”ことについての想いの方が、強いかも」

京太郎「は?」

咲「きっと私は、友達や知り合いが怪物になっても……倒せない」

京太郎「……でも、誰かを犠牲にするぐらいなら」

咲「それだよ。誰かを犠牲にするからって言って……倒す。それが私には、必要かもしれないのにっ」グッ

京太郎「咲……?」

咲「高久田くんは、オルフェノクとして……どうやって?」

京太郎「スマートブレイン、ラッキークローバーだった」

咲「そっか……」

京太郎「俺は決めたんだ……俺の大事な人を奪ったり。その人の大事な人を奪ったりするなら、狩るって……」グッ


それでも、苦悩はしている

後悔もしているし、もっと別の道があったんじゃないかと考える

あったところでこれが決めた道であり、その道を進んでいれば今があったとは思えない


京太郎「っ……」

咲「そっか……」

えげつないな…京ちゃん(心労で)死んでしまう
咲さんもTV版になりそうなことを…



京太郎「それでもさ」

咲「ん?」

京太郎「……咲なら別の道を見つけたかもしれない、とか思う」


それも、勝手な言い分だ

だがそうとしか思えない。自分が最底辺で、自分ができなくても他の誰かならできたかもしれないと

かつて見た、親友……宮永咲の力強い姿を思い出す


京太郎「お前らの隣で……」

咲「え?」

京太郎「……ああいや、なんでもない」ハハッ

咲「……ちょっとは、軽くなった?」

京太郎「おう、聞いてくれてありがとな」フッ

咲「うん……壊れちゃう前に頼りなよ、みんなに」クスッ

京太郎「おう、そうする」フッ


咲「私も決着をつけるよ……すべての始まり、あの人を倒す」グッ


◆System
・宮永咲の好感度が+15されました
・【宮永家:130】

もう天王路か?
咲さんと会って少し心労がマシになったみたいで良かった

(おっふ、ミスった。まだ跳ばなけど!


◆誰かに会う?


【久・まこ・優希】
【白望・塞・胡桃・エイスリン・豊音・葵・淡】
【良子・裕子・洋榎】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
【穏乃】
【美穂子・菫・智葉・ハオ・はやり】
【爽】


◇安価1↓から3↓までで一番コンマが高い者

あらたそー

大天使か

【豊音】


―――【自宅:自室】


家に戻ってきて自室へと入る

そして寝ようかと思ったその瞬間、気づく

小さな電気をつけて、額を押さえる


京太郎「豊音さん……」

豊音「んぅ?」


そんな声に、眠気眼をこすりながら上体を起こす豊音

着崩れた寝間着を見て少しばかり顔を赤らめながら京太郎は豊音に近づく

眠気眼だった豊音は京太郎を確認してすぐに笑顔を浮かべる


豊音「おかえり京ちゃんっ」エヘヘ

京太郎「……おう」フッ

豊音「まってたよー」

京太郎「待ってたって……え、一緒に寝んの?」

豊音「……だめ?」

京太郎「いや、ダメじゃないけど……」

京太郎(あれ、ダメじゃね?)



豊音「ん、一緒に、寝よっ?」


そう言って、手を引っ張られる

驚きながらもそのまま布団にひきずりこまれた

溜息をつきつつも、まぁ良いかと笑みを浮かべる


豊音「よかった……」

京太郎「え?」

豊音「ずっと、暗かったから……ちょっとぐらい、笑い声見たかったからっ」ニコッ

京太郎「……すみません」ハァ

豊音「ううん、大丈夫だからっ……京ちゃんのキズは、きっと私よりずっと」

京太郎「そんなこと、ない……みんな、傷ついて……比べるようなことじゃ」

豊音「うん、ごめんねっ」


そっと、京太郎の頭を抱く豊音

静かにそれを受け入れる京太郎

そっと、豊音の腰に手を回す


豊音「でも……わかるよ、京ちゃんは傷ついてる。深い傷が、あるよねっ」

京太郎「俺はっ……親友、だったんだ」

豊音「あの人とー?」

京太郎「……」コクリ

豊音「京ちゃんは……良い人だよ」

京太郎「俺は、人でなしだっ」

豊音「違うよ……昔は友達でも、きっとそんな風に思って、倒すって決めて、倒したあとにそんな後悔する人が酷いわけないよっ」


さらに強く、京太郎を抱く


豊音「だから京ちゃんは良い人っ……だから、幸せになって欲しいよっ」

京太郎「……ありがとう」

豊音「うんっ」


◆System
・姉帯豊音の好感度が+30されました
・【姉帯豊音:145】

やはり天使か…



―――翌朝【居間】


鶴賀の面子を交えて食事を終える面々

白望は別の事件を良子たちと追っているようで今日は帰って来ていない

故に、いる面々だけで話を聞くことになる


京太郎「で……話ってのは?」

睦月「……オルフェノクの、王についてだ」

豊音「オルフェノクの……」

エイスリン「King?」

ゆみ「聞いたことが無いな……そっちは?」

桃子「さぁ、プロフェッサーの口からもまったく」

智美「ワハハ、なにがなんだか」

佳織「智美ちゃん、空気読んで黙ろう?」

智美「ワハ……」


睦月「そ、それで王のことだが……私も、詳しくは知らないのだが」

京太郎「その王とやらがスマートブレインのトップか?」

睦月「いや、そういうことじゃなく……オルフェノクの王は、まだ覚醒していないらしい」

京太郎「“覚醒”していない?」

豊音「まだ人間ってことかなー?」

京太郎「話からして俺達オリジナルや、使徒再生ともまた違うみたいだけど……」

睦月「うむ、だが黒崎が話していた……間違いないらしきことが」


その言葉に、京太郎が妙な感覚を感じる

嫌な予感、なにかしらまた問題が発生しそうな予感

だが聞かなければならないだろう……


睦月「人類を殲滅し、オルフェノクに不死の命を与えると……」

塞「なるほど、ね……」

豊音「永遠の……」

エイスリン「イノチ……」


京太郎(王、ね……)



【第31話<人間の心>終了】


◆System

・【津山睦月】が生還しているためストーリーが僅かに変化します

・【王】のことを知りました【守る】ことも【倒す】こともできます

王を守るとか鬱の匂いしかしないわ



―――1日後【ドライブピット】


揃っている面々、ドライブに関わっている特状課の面々

警察関係ことG3-XとG4-Xの装着者たる恭子と郁乃

そして京太郎と豊音とエイスリンと葵


京太郎「……絹恵さんが?」

洋榎「……くそっ!」ガンッ

良子「ええ、愛宕絹恵が……出てきました」

白望「しかも、結構強かったし……蛮野のゴルドドライブと組まれて、さらに例のコーカサスまで」


スマートブレインと蛮野が組んでいるのはわかっていた

だがここまでとなると、シャレにならない

それに黒崎と蛮野がお互いを最後まで信用しあってなんてことも考えられない


京太郎「泥沼か……」クッ

白望「問題は、そこじゃない」

葵「え?」

クリム「絹恵は……ライオトルーパーに変身した」

洋榎「っ……」ググッ

豊音「え、それって……」

悠彗「あれは、オルフェノクしか変身ができないはず……なのにね」

京太郎「……」



クリム「曰くライオトルーパーVer2……」

良子「スペック上はファイズ、カイザ、デルタを上回ると……」

葵「……問題は、そこじゃない」

京太郎「……絹恵さんがオルフェノクの可能性は?」

洋榎「そんなわけあるか!」


強く反論したあと、バツが悪そうな表情を浮かべてそっぽを向く

混乱しているのは洋榎も同じ……いや身内なだけにもっとも混乱しているのだろう

溜息をついて京太郎は冷静を装う


葵「使徒、再生……?」

京太郎「無いと思いたいですけどね……もしかしたら記号を埋め込まれただけかもしれない」

豊音「記号?」

京太郎「変身の鍵ですよ。俺達オルフェノクにあって人間にないもの、身体の丈夫さとかだけじゃなくてさ」

エイスリン「……」チラッ

葵「ご明察」フッ

京太郎「……ともかく、それでも絹恵さんが操られてるって事実には変わりないでしょう?」

洋榎「ああ! じゃなきゃ絹がアイツに……蛮野なんかの下におるわけない!」

京太郎「絹恵さんを助けるって目的に変化はない……と」

良子「ですが、あのベルトは装着者にかなりの負担がかかるようで」

京太郎「……なに?」

白望「……ゴルドドライブとライオトルーパー相手の時は、問題なかった」

洋榎「ああ、むしろこっちが押し始めた瞬間にコーカサスが来て……」チッ

良子「去り際に変身を解除した絹恵が、吐血していました」

葵「灰化じゃない……ならまだ」

洋榎「マシって言いたいんか?」ジロッ

葵「そういうわけじゃないけど、話を逸らさないでくれるかなぁ?」

バージョン2とは…欲しい(欲望)
娘でも部品扱いするだろうしきぬちゃんも心配だ
それにシロと体もなんとかしなきゃだし…ぐぐぐ



京太郎「大丈夫ですか?」

クリム「ん、なにがだい?」

京太郎「ただの洗脳ならまだいいけど……壊された後に、とかだとどうしようもない」

良子「っ……ですね」

豊音「……うん」コクリ

洋榎「壊された後、やと?」

京太郎「精神をぶっ壊されたりだよ……ありえるだろ十分」

洋榎「……どっちにしろ、やることは一つや」

良子「ええ、敵を倒して絹恵を助ける」

悠彗「できればチェイスの身体も取り戻す、と」

白望「……ん、ありがと」


郁乃「私ら、役に立てるんかなー?」

恭子「私らも頑張らんとですね」


京太郎「だな、他は?」

良子「いえ、ただ蛮野は……なにかをやる気のようです」

京太郎「やらかす、か」チッ

エイスリン「……コワイ」

京太郎(この人も蛮野の被害者だ……アイツ、どれだけやれば気が済むんだ)


ギリッと歯ぎしりの音がする

それは京太郎だったのか洋榎だったのか、他の誰かだったのか

それはわからない。それでもやらなければならないことが確かにある


京太郎「王の覚醒を凌ぐ……いや、オルフェノクの王を倒す以外にもやることだらけだな」ハァ

豊音「王……王って、どうやって」

葵「あの人が、また現れてくれることを願うしかないか」チッ

エイスリン「……」



◆次話選択【第32話】


1、反撃
【人が人であるために、人類は天敵に立ち向かう】

2、狂人が目指す世界はなんなのか
【奴が狙うのはいつだって人の弱いところだ】

3、支配者の封印
【そして神と対話しようとした者は散る】


◇0時15分から集計開始

一体どうしろっていうんだ…
2が蛮野だけど

剣は放置しといても問題なさげで…
やっぱりファイズかドライブか…


ちょいと席外す、20分からやるっすー

今日は人が少なめっぽいね
しかし絹ちゃん構いすぎでファイズ側が不味いことになるのもか
高久田の件があるから取りこぼすのがこわいな



◆次話選択【第32話】


1、反撃
【人が人であるために、人類は天敵に立ち向かう】

2、狂人が目指す世界はなんなのか
【奴が狙うのはいつだって人の弱いところだ】

3、支配者の封印
【そして神と対話しようとした者は散る】


◇2分間で安価1↓から集計開始

2かね

(思ったよりいて良かった。心が滾る


2、狂人が目指す世界はなんなのか


◆System

・狂人は人形二つと天を目指す

・それでも、狂人は天才である



【第32話<狂人が目指す世界はなんなのか>】

やっぱ蛮野が色々とやらかしそうで怖いな
なんとしても、蛮野の計画を阻止しないとな

それと自由安価を少し変えるわ

0 揺杏と多治比さんに絹ちゃんの捜索の件で一回集まる
その際に揺杏と多治比さんから絹ちゃんに関して分かった事を聞いて、自分はドライブ組から聞いた絹ちゃんについての情報とスマートブレインに関すること全てを報告する

その後鳴海探偵事務所にもう一人の探偵(チカセン)がいると聞いたので、その人にも絹ちゃんの捜索に協力してもらいたいので会わせてもらえないか二人に頼んでみる



◆知り合い

【白望・塞・胡桃・エイスリン・豊音・葵】
【睦月・佳織・智美】
【良子・裕子・洋榎・絹恵・悠彗】
【宥・玄・灼・晴絵・霞】
【穏乃・ネリー】
【美穂子・ゆみ・桃子・菫・智葉・ハオ・はやり】
【咲・久・一太・まこ・優希】
【明華・爽・アレクサンドラ】
【一・憧・照・淡・煌・竜華・怜・もこ】
【真佑子・小蒔・恭子・郁乃・メグ・由暉子・揺杏・成香】
【慕・耕介・杏果】
【健夜・ハギヨシ】

ふんふむ黒崎氏に関しては照姉さん達に任せますか
ハイパーゼクターの件も有りますし

さて…蛮野氏との決着戦に沈黙を続ける母(雅枝監督)と従姉妹(船Qさん)は現れるのか?
もし出るとしてどんなライダーなのか?
>>1さんとゾロ神に期待しましょう



―――【昼】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>543

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、ファミレス(菫)

8、ユグドラシル(はやり・美穂子)

0、自由安価


◇安価2↓

6

0、自由安価【>>540


―――【松実館】


いつもの奥の席、京太郎が座っている

向かいに揺杏と真佑子の二人

そしてジト目を向ける宥と塞と胡桃、そして常連


京太郎「……どうです?」

揺杏「一応……私のツテではけったいなベルトをつけた白髪の女と歩いてたって」

真佑子「私も情報集めっていっても同じようなことだけかな……ただスマートブレイン本社に入る姿を見たとか」

京太郎「やっぱり、そうなるか……」


おそらく、いや確実に白髪の女は白望の身体

そしてベルトとやらが蛮野


京太郎「それじゃ俺も……二人の耳に入れておきたいことが」

揺杏「へぇ、おもしろそうじゃん」フッ

真佑子「……聞かせてくれる?」

京太郎(この人本当に多治比真佑子だよな? 真面目な雰囲気出されるとちょっと違和感が出る勢いだ……)



そして、特状課の面々から聞いた情報を伝える

仮面ライダー二人に対して、絹恵のことや蛮野のこと、そして白望のことだ

それを聞き終えた二人が眉をひそめた


京太郎「……ってことです」

揺杏「げっろ、洗脳か……ガイアメモリ関連じゃないにしろ、気持ちいい話じゃないな」

真佑子「それにスマートブレイン、前々から怪しいとは思ってたけどね」

揺杏「こっちも……チカセンがいればもうちょっと効率よく探せたんだろうけど」


溜息をつく揺杏に、京太郎は小首をかしげた

真佑子も少しばかり困ったような表情を浮かべている


京太郎「……どうかしたんですか?」

揺杏「あ~ちょっと会えなくなっててな、だから今は一人で探偵」

京太郎「そうっすか」フム

揺杏「でも任せろ、いざとなったら助ける!」グッ

京太郎「……はい」フッ

揺杏「とりあえずこっちはこっちで調べとく」

真佑子「うん……だから京太郎くん」モジモジ

京太郎「ん?」


深呼吸をする真佑子が、頷く

ほんのりと頬を染めて心を決めたように京太郎の方へと乗り出す


真佑子「結果が出なくてもお仕置きは私にしてね!」

京太郎「誰か薬を持ってこい! 起きなくなる奴!」


◆System
・岩舘揺杏の好感度が+10されました
・【岩舘揺杏:90】

さすが真佑子(白目)



今回はここまでー
次回は明後日の火曜日にー

あと揺杏の好感度ミスったっす、99で

色々と動き出して全体的に佳境……ファイズの方も(愉悦)

そんじゃなにかあればお気軽にー


絹ちゃんを救わねば(使命感)
ファイズなにがあるんだ怖い…

京ちゃんたちと仲良くしてるいくのんに探り入れられるかね
向こうも警戒する可能性ありそうでない?
まあまだエイちゃんになにかあるとも決まってない(楽観視)

エイちゃんに関しては京太郎くんと一緒に行動させれば良いと思いますが
後…1と2の違いって直接戦う相手の違いのだけな様な
つまり1の場合は黒崎氏で(カブト+555)
2の場合は蛮野氏で(ドライブ+555)
って言う感じかと


ターゲット確認……(再開)

まぁ章選択に関しては正解不正解とかないし安心して良い!

アマゾン!(いますよ)

新檀黎斗だ!(いますぜ!)
とりあえずエイちゃんのコミュを狙ってみるか

>>573
イッチの事だから、安心する要素がかけらもないのですが……

>>575 なぜここに! 逃げ出したのか? 自力でアマゾンを!?
>>576 イッチがなにしたっていうんだ!(すっとぼけ



―――【昼過ぎ】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>543

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、ファミレス(菫)

8、ユグドラシル(はやり・美穂子)

0、自由安価


◇安価2↓

5、自宅【エイスリン】


―――【自宅:書斎】


京太郎「ふむ……やっぱり、これか?」


本のように分厚い資料をめくる

探るのは無論、オルフェノクのことだけじゃない

王、と呼ばれる存在のことだ


京太郎「……王、とはなんだ。これか?」


―――かの王は人間という存在を抹消する

―――それは進化した者の人間性を殺すに等しく、進化はその時点で完成し不死の存在となる

―――それと共にその進化は進化の袋小路へと陥ることとなるだろう


京太郎「……つまり、オルフェノクの王は人間を絶滅させる?」


やはり、人間の敵

だが気になるのは次の文字だ不死となるということが事実ならば……


京太郎「オルフェノク側は、王の覚醒に動く……いや、守りにすらくるか?」チッ

コンコン

京太郎「ん、どうぞ?」

ガチャッ

エイスリン「キョータロ!」ニコッ

京太郎「エイスリンさんか」フッ

連スレ失礼
長くなりそうだったので、自由安価今から貼っておくわ

0 いくのんにいくのんが居た警察上層部の組織の話を聞く

その後G4の件で大量のオルフェノク達が襲って来た事を話して、誰かスマートブレインと繋がりがある人やスマブレと繋がりがある別の警察の組織が情報を流したかもしれないので、そう言う人物や組織が居ないか聞いておく

聞く理由は、スマブレと繋がっている組織や人物が行動を起こすと、スマブレと繋がっているから自分達オルフェノク達をラッキークローバーと一緒に襲ってくる等、自分達に不利益が被るかもしれないので、そう言う人物や組織が居た場合は何か行動を起こそうとしてないかどうかやどう言う活動をしてるのかも聞く

もし断られそうになった場合はG4の件のお礼に聞かせてもらえるように言って、それでも無理なら今度一回デートするからと言って話してくれるように頼む
ヤバそうな話なら、誰にも聞かれなさそうな場所で二人で話をするように言っておく



京太郎「どうしました?」

エイスリン「ウウン……ヘイキ?」

京太郎「エイスリンさんも、心配してくれてんですか?」フッ

エイスリン「ウン……」コクリ

京太郎「良い子だなぁ」ナデナデ

エイスリン「エヘヘッ」


そっと頭を撫でて、資料を机の上に置く

笑みを浮かべるエイスリンが、そっと京太郎に近づく

小首をかしげる京太郎


エイスリン「コンド」

京太郎「コンド……」

京太郎(下ネタ?)

エイスリン「コンド、デート……シヨ♪」

京太郎「デ、デートっすか!?」



少し驚くが、エイスリンは笑みを浮かべたまま待つ

そんな彼女の笑顔を見て、京太郎も頬を綻ばせる

そっと手を伸ばしてその頭を撫でた


京太郎「……別に、良いですよ」フッ

エイスリン「ウン! タノシミ!」ニコッ

京太郎「まぁ大体暇ですし、いつでも連絡待ってますよ」フッ

エイスリン「ウン……イキテルウチニ、スルヨ!」

京太郎「不吉なこと言わないでください……まぁ俺が死ぬ前にお願いします」ハハッ

エイスリン「ブラックジョーク……ヨクナイ」

京太郎「エイスリンさんが咲でしょうに」ハハッ

エイスリン「デモ……ゼッタイ、ダヨ?」

京太郎「はい」フッ


◆System
・【エイスリン・ウィッシュアート】の好感度上限が解除されました
・【エイスリン・ウィッシュアート】の好感度が+15されました
・【エイスリン:115】



―――【夕方】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>543

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、ファミレス(菫)

8、ユグドラシル(はやり・美穂子)

0、自由安価


◇安価2↓

0、自由安価【>>590



―――【特状課】


京太郎「どうもー」


部屋に入ってすぐに目の前に誰かが現れる

課長こと善野一美

ぶつかりそうになりつつ、軽く会釈


京太郎「すみません」フッ

一美「ん、気にせんといて……良子なら下に」

京太郎「いや、ちょっと気になることがあるんで郁乃さんを」

一美「あ~それなら本庁の方」

京太郎「え」

一美「特状課の面子やないし」

京太郎「……そうだったんだ。こっち入ったのかと」

一美「まぁそういうこと」フッ

京太郎「ありがとうございます、それじゃ!」


そう言って踵を返す


一美「……ふむ、普通に見えるけどみんなが夢中になるほどなんかな?」



―――【公園】


ベンチに座っている京太郎

その傍に郁乃がやってきて座る


京太郎「そっちまで行くことにならなくてなにより」ハハッ

郁乃「連絡気づかんとごめんなぁ、なんか色々あるらしくって」

京太郎「色々?」

郁乃「なんか色々あるみたいなんやけどね」

京太郎「ふぅん……まぁそれ関連で聞きたいことが」


その言葉に、郁乃の糸目が開かれた

視線がそっと横の京太郎へと向けられる

それはさすがに教えにくいということだろう


京太郎「……警察上層部のことですけど」

郁乃「いうとくけど、そんなに深いところまでは探りいれられんよ~?」

京太郎「わかってる。けどあんたは俺の知ってる警察のライダーたちより一番根幹を知ってるだろ?」

郁乃「そうやけど……最深部ではないからなぁ……」


そんな言葉に、静かに頷く京太郎


京太郎「俺が知りたいのはG4の事件の時」

郁乃「痛いところやなぁ、私抵抗できへんわ~」クスッ

京太郎「そういうの良いですから」フッ

郁乃「え~つまらへんなぁ……で、それがどうしたん?」



京太郎「G4の時、オルフェノクが大量に来てただろ?」

郁乃「あ~そっちに関しては疑問に思ってたんやけどどうにもね……おそらく情報流したのがおるんやろうけど」

京太郎「だよなぁ」

郁乃「実は怪しいとこ、いくつかあるんやけど~」

京太郎「マジか」

郁乃「マジマジ大マジ」

京太郎「……ならそいつらがこっちになにかよからぬ計画たくらんでるなら」


そう言いだした瞬間、そっと郁乃が手を出す

人差し指で京太郎の口を塞ぎつつ、笑みを浮かべる

不敵だが、少しばかりいつもと違うような気がする


郁乃「私やって上層部のトップなわけやないんやし、さすがにわからんこと多いし」

京太郎「……そうか、なら捜査を任せる感じになる、か?」

郁乃「ん~まぁ、そうやね……もうちょっと深くまで探った方が良いなら、動くよ?」

京太郎(郁乃さんに任せるか、か……)



◆郁乃に捜査をさせる?


1、捜査をさせる

2、ほどほどにさせる

3、させない!


◇23時00分から集計



◆郁乃に捜査をさせる?


1、捜査をさせる

2、ほどほどにさせる

3、させない!


◇2分間で安価1↓から集計

1、捜査させる


京太郎「……頼みます、郁乃さん」

郁乃「……京太郎くんに頼まれたら断れんしなぁ」クスッ

京太郎「ごめん」


そんな言葉に、郁乃は笑みを浮かべながら首を横に振った

そういう人物なのだろうと、京太郎はなんとなく察する

オルフェノクを倒すためにG4のデータを盗み、自分というパーツで完成させようとした人物だ


郁乃「まぁええよ、私も警察なんとかせなあかんと思うし……」

京太郎「……すみません」

郁乃「だからええって……にしてもあれやわ」

京太郎「?」

郁乃「……ヒモ飼いそうやね、私」

京太郎「知りませんよ」ハハッ


◆System
・赤阪郁乃の好感度が+20されました
・【赤阪郁乃:120】
※しばらく【赤阪郁乃】とは会うことはできません

(ああ、好感度135っすね


―――【夕方2】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>543

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、ファミレス(菫)

8、ユグドラシル(はやり・美穂子)

0、自由安価


◇安価2↓

2、散歩(コンマ40以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運75補正:+40


01~40 失敗

41~98 成功

ゾロ目 ??

◇安価1↓

(おっふ、ピョンピョンしちまったばっかりに


【ゾロ目 特殊】


◆誰と会う?


1、ハート

2、メディック&ブレン

3、荒川憩

4、清水谷竜華&セーラ

ゾロ目 +ボーナス


◇安価1↓から3↓まででコンマが一番高かった者


2、メディック&ブレン


―――【喫茶店】


メディック「はぁ~超進化したぁ~い」


頬杖をついてそう零す

外のテーブル席に座っているメディック

そして、ブレンと京太郎


京太郎「……おい」

ブレン「ん?」

京太郎「なんでこうなってる」

ブレン「あなたが通りかかって、メディックが声をかけたからでしょう?」

京太郎「……お、おう」

メディック「はぁ~超進化かぁ~」チラッチラッ

京太郎(こ、こいつ……)


京太郎「……ど、どうした?」

メディック「良く聞いてくれましたわ!」

京太郎(聞かれたがってたくせに)

ブレン「優秀な私やハートのようなものにしか超進化はできませんよ」フフフ

メディック「!」ゲシッ

ブレン「脛ぇっ!」ピョンピョン


京太郎「あ~……」

メディック「前に愛を教えてもらったのを覚えていますわね?」

京太郎「ま、まぁ一応……?」



メディック「それからも頑張ってるのにどうにもなりませんの」ハァ

ブレン「挙句、蛮野が来ますし」

京太郎「……蛮野だと?」


少しばかり声が低くなる

それに気づいて二人が一瞬驚いた顔をするが、すぐに頷く

憂鬱そうな表情のメディックとブレン


メディック「蛮野、私に『愛とはなにか教えてやろうか~』ですって!」

ブレン「笑ってしまいますね……愛とは私からハートに向く感情のことです!」

メディック「私からハートにですわ! むしろハートから私に!」

ブレン「ない!」

京太郎「うるさいなぁ……」ハァ


溜息をつきつつコーヒーを飲む

思ったより美味しいコーヒーで驚くも、すぐに味を堪能

そうしていると、メディックとブレンが自分の方を見ていることに気づく


メディック「京太郎は良いですわよね! 愛されてて!」

ブレン「そうです! あなたちょっと私たちに愛される方法を教えなさい!」

京太郎「オルフェノクになってから出直して来い」

メディック「種族なんて関係ありませんわ!」

ブレン「そうです、どーせ京太郎はロイミュードになったってモテます!」


少しばかり目を見開く京太郎


京太郎「……ありがとな」フッ

メディック「お礼なんていりませんから情報ですわ情報!」

ブレン「ハッ、私が仮面ライダーブレンになれば!?」

京太郎「仮面ライダーだからモテるみたいな発想やめろバカ、あと俺は仮面ライダーじゃねぇ」


◆System
・【ブレン】【メディック】の好感度が+5されました
・【ブレン:100】
・【メディック:100】
※【ブレン】【メディック】の好感度が最大値に達しました



―――【夜】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>543

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、ファミレス(菫)

8、街中(照)

0、自由安価


◇安価2↓

7、ファミレス【菫】


―――【ファミレス】


夜中に呼びだされた

やけに疲れた声でだ

京太郎は迷わず菫の待っているファミレスへと来たのだが……


菫「おはよう」ニコッ

京太郎「し、死相が見える……」

菫「せっかくだし朝御飯を一緒しようと思ってな」

京太郎「し、しっかり」

菫「私はしっかりしているさ」フッ

京太郎「……」

菫「完璧な仕事だ」

京太郎「やめろ! 労働とは死ぬことじゃない!」



菫「ふっ、ふふふ……絶対に倒すぞ納期……じゃない、天王寺」

京太郎「納期なんてないでしょう、ユグドラシルにそんなものないでしょう?」

菫「そ、そうだ……あんなポンコツ共に任せておくわけには」

京太郎「戦闘になったら良いから、頑張るからあの人たち」

菫「そ、その前に腹が減っては……戦はできない。空腹を背負って、私は未来を掴み」

京太郎「やめろなんか!」

菫「……」ポケー

京太郎(この人、末期だ!)

菫「……ねむぃ」

京太郎「飯食ったら帰りましょう、ね?」

菫「ぅん」



菫「んぁ……」


ふと、暗闇から覚醒する

そこでハッと目を見開く


菫「えっ?」

京太郎「あ、起きました?」

菫「えっ?」


真上には、京太郎の顔があった

驚愕と共に上体を起こそうとして、京太郎にぶつかりそうになる

持ち前の反射神経で背をそらして回避する京太郎だったが、菫の後頭部しか見えない


京太郎「すぐ起きるかと思って……ファミレスでこういうのどうかとも思ったんですけど」

菫「くら……」

京太郎「え?」

菫「ひ、膝枕、だったか?」

京太郎「……え、まぁその、嫌でした?」ハハッ

菫「……その」

京太郎「ん?」

菫「……仕事しなくて良いから私と住もう!」

京太郎「どういうことだ!?」


◆System
・弘世菫の好感度が+10されました
・【弘瀬菫:150】
※弘世菫の好感度が最大値に達しました

自由安価書いておくよー
後長くなったので分割しておきます

0 電王組(霞さんも)、鎧武組(菫さんと美ッチは除く)、穏乃とアンク、明華、淡、カブト組、W組、ドライブ&警察組にオルフェノク組の護衛の件と蛮野の対策についての話をする

護衛の方は、今警察上層部が怪しくていくのんに調べてもらってる事と、確定ではないが、もしかしたらオルフェノク組や周りの皆んなを警察上層部が襲うかもしれないので、自分は蛮野関連で動けないので自分の代わりに皆んなを守ってほしいと言って、オルフェノク組と須賀家の皆んなや鶴賀組の護衛を頼む
護衛の組み分けは鎧武組(ユグドラシル組は除く)と明華が鶴賀組、電王組と穏乃達と淡で須賀家の護衛を頼む

また穏乃達と明華は他の敵と戦って忙しいし、こっちの方は襲われる確かな確証がないから、来れなかったら無理して来なくてもいいと言っておく
須賀家の皆んなや鶴賀組にもその話を伝えるように言っておいて、淡には豊音とエイちゃんに何か悩みがあるなら皆んなに相談する事と、一人で行動しないでできるだけ皆んなで行動するようにしろと伝えてもらう。

もし警察上層部が本当に襲って来た場合は、ただの人間なので殺さないようにしながら抵抗して、逃げる事を重視するようにしてもらう
いざという時はデンライナーやゼロライナー、魔法やクロックアップを使って逃げるようにする
またスマブレと繋がってるかもしれないので、ラッキークローバーが同時に襲う可能性があるので注意するように言っておく



―――朝【自宅:居間】


食事をする面々

お互い報告をしていくが、大したこともない

テレビでやっているニュースも大したものがなさそうだ


京太郎「ん」モグモグ

塞「あ、そういえば京太郎……エイスリンとデートだって?」

京太郎「まぁいつになるかわからないけど、な?」

エイスリン「ウン♪」

豊音「いいなー!」

胡桃「私も!」

塞「じゃあ私も!」

白望「ん、私も?」

淡「お兄ちゃんとデート!」パァッ

京太郎「全員ととかやだよ疲れる」

塞「ひ、酷いよ!」

京太郎「まぁ、そのうちな」フッ

葵「そ、それじゃあ……わ、私も」

京太郎「今度今度」

葵「よくないなぁ」ジト

京太郎「大人しく飯を食え飯を……」フーフー


何度も味噌汁を冷まそうと息を吹く京太郎

そんな姿にも全員見慣れているのか特にツッコミを入れることもない

蛮野のことなど考えるとまだまだ課題が残るなと、息をつく


『ウォーターサーバーのアロマオゾンに、人体に有害な成分が』

豊音「あ、これ知ってる」

京太郎「ん、ウォーターサーバー……なんか入ってたのか」フーフー

塞「松実館にも営業来てたよね」

京太郎「使ったのか?」

塞「ううん、検討中にこれがあったから」

京太郎「なるほどねぇ」フーフー



―――【昼前】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>543

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、内木家(咲・まこ)

8、松実館(宥・玄)

0、自由安価


◇安価2↓

0、自由安価【>>676-677】



―――【ユグドラシル・大会議室】


京太郎(さすがにあの人数となるとここになるよな)

はやり「部屋貸してあげる代わりになんか見返り期待してるよ~☆」

京太郎「わかってますよ……さて、何人集まるか」

はやり「みんな色々忙しいかもだからねぇ~私一人でも色々してあげようか?」

京太郎「別に良いですよ」

はやり「え~」モグモグ

京太郎「なに食べてんですか」

はやり「ゆでたまご」

京太郎「ゲェッ!」

はやり「それはゆでたまご」

京太郎「……さすがあら」

はやり「ん?」ニコニコ

京太郎「なんでも」メソラシ


ガチャッ


京太郎「きたか……」

玄R「ヤッホー! サプライズ!」ビシッ

京太郎「こいつは予想通り」

玄R「え!」

晴絵「失礼」コンコン

霞「開いてる扉を叩くの……カッコいいと思ってる?」ニコニコ

晴絵「うっさいばば」

霞「ん?」

晴絵「ごめんなさい」



京太郎「さて、次は……」

ガチャッ

ゆみ「さて……」

桃子「お仕事お仕事~」

ハオ「ほ、報酬出るんですよね?」

京太郎「……た、多少は」

ハオ「よしっ! これでもうちょっと贅沢させてあげられるますっ!」グッ

京太郎(涙ぐましい……)


ピロリン


京太郎「ん、明華さんからメール……無理そうか」

はやり「振られちゃったね~」

京太郎「結構、真面目なんですよ?」

はやり「わかってるよ。君は良い子だからね……色々な子を救おうとしてる」クスッ

京太郎「俺が守りたい奴だけっすよ」

はやり「知ってる。そういう酷い奴だってことも含めて、君はお気に入りだよ?」クスッ

京太郎「そりゃ、どうも」


苦笑を浮かべる京太郎の隣ではやりは笑う

その背後に座っていた淡が立ち上がって京太郎の横から顔を出す

到着して椅子に座っていた面々がぎょっとした表情を浮かべる


淡「お兄ちゃん、そろそろ始まる?」

京太郎「もうちょっと待ってろ」

ガチャッ

照「ん、ここであってる?」

煌「ふぅ、ようやくつきました」ハァ

淡「照ぅ!」

京太郎「やべ、黙ってろお前!」



京太郎「で……揺杏さんと真佑子さんは別件でこれないか」チッ

ガチャッ

良子「ここがユグドラシルですか」

裕子「へぇ……思いのほか設備がしっかりと」

洋榎「どーでも良いわ」

恭子「どうでもいいことないやろ、色々きなくさいし」


はやり「それはどーも☆」

良子「っ! どうもはやりさん、お久しぶりです」メソラシ

はやり「そうだね、二個前の私のお気に入りの良子ちゃん☆」

京太郎「相変わらずこわいなぁあんた」

はやり「こわくないよ、優しいよ?」

京太郎「う、うん」


京太郎「これで全員か」フム

はやり「思ったより集まったね」

京太郎「ホント、助かりますよ」



京太郎「……で、みんなに集まってもらったのはちょっとした作戦会議です」

はやり「ちょっとしたではないけどね~」

京太郎「ちゃちゃ入れんな」ジト

はやり「はいはい、怖い怖い狼さんに食べられちゃうもんね~」アハハ


その言葉に違和感を感じながらも、京太郎は静かに頷く


京太郎「とりあえず、蛮野のこととオルフェノクに対する危機、ですね……」

はやり「……」

ハオ「あ、あの!」

はやり「はい、そこの中華ちゃん!」

京太郎(名前覚えろ)

ハオ「そ、その……オルフェノクを守る、とはどうしてまた?」

京太郎「……狙われてるからだ、俺の仲間みたいな人を襲わないオルフェノクが」

ハオ「人を襲わないオルフェノク、でもだからってオルフェノクを守れって……」

はやり「そうだねぇ、私も思うけどね……どーせすぐに死ぬのに」


その言葉に、僅かに空気が揺らぐ

確かにオルフェノクを守るということのおかしさ

オルフェノクのために命を張ると言うことのおかしさにここの面々は違和感を抱く


京太郎「……協力するもしないも自由だ」

ハオ「……話は、聞かせてください」

京太郎「ありがとう」フッ

ハオ「……勘違いしないでください、あなたのためです」フイッ

京太郎「……ん?」

ハオ「はっ、ちちち、違います!」


淡「続けて、どうぞ」

良子「うん、気にしない方針でいきましょう」

京太郎「あ、はい」



京太郎「……でだ、とりあえず護衛なんだが」

はやり「どういう布陣かな」


京太郎(今のいまで知りあいでもないハオを睦月の護衛任せるってのもハオに悪いよなぁ……)チラッ

ハオ「?」

京太郎(しかしまぁ、ユグドラシルの人たちで動けないとなると、まぁこっちは後回しか……)


京太郎「とりあえず郁乃さんに今、警察上層部を調べてもらってます……001、フリーズロイミュードがいたように警察上層部が綺麗とも思えない」

良子「まぁわかってはいましたが……」

裕子「私たちの前で言われると、落ち込むわね」

恭子「めげるわ」

京太郎「別に警察全体が悪いって言ってるわけじゃない……けど」

恭子「わかってとる……郁乃さんのこともあるしな」クッ

京太郎「……だからそっちはそっちであとに言うとして、玄に淡」


玄U「なんだい?」フッ

京太郎「コロコロ変わるなお前ら……と淡」

淡「私は影が薄い……ははっ、薄いよねぇ」

京太郎「お前らには豊音さんたちを頼む」

玄K「任せときぃ!」

京太郎「めんどくせぇな!」

淡「いつも通り、家にこもってれば……ははは」ケッ

京太郎「めんどくせぇ」

淡「あわっ!?」ガーン

はやり「そっちが素でショック受けときなんだ」アハハ


京太郎「まぁ本当にあっちが動き出したようなら……相手は人間だ、逃げろ」

玄「……うん」コクリ

淡「わかってるよ」

京太郎「強力なオルフェノクがいてもおかしくないからな」フッ


そう言って護衛の話は一旦切り上げる

だが笑みを浮かべる隣のはやり


はやり「君ならどうする?」

京太郎「殺してでも逃げ切る……人間だろうが狩る」

はやり「さっすが、そういうとこホント好き」ニコニコ



京太郎「あとは蛮野対策だ、野郎……シロさんの死体だけじゃなく絹恵さんまで使ってるからな……」

洋榎「どうやったか知らんけど、絹恵がボロボロに……っ」ガンッ

良子「洋榎……」

京太郎「蛮野の奴が出たらコーカサスも出る可能性がある……照に煌、お前らにも手伝ってもらう」

照「ん……コーカサスは倒す。それに……あれも」

煌「……協力させもらいます。むしろ言われなくとも戦う気でした」


おそらく照が言うのはダークカブトのことだろう

誰も彼も因縁は抱えているものだと、京太郎は静かに話を続ける

それぞれの因縁が、ぶつかりあう


京太郎「それとここには来てない岩舘揺杏さんと多治比真佑子さんの二人が絹恵さんについては捜査中です」

洋榎「マジかいな!」

淡「どっかで聞いたことある名前な気が……」



京太郎「でクリム……考えたんだがシロさんの身体と絹恵さん、蛮野が出てきた時にイマジンで取り返すことって可能か?」

クリム「なるほど、その手があったか!」

玄「あ~そっか」

晴絵「なるほど、ね」

霞「……とりあえずシロちゃんの身体は無理じゃないかしら?」


そういえば昔からそれなりに関わり合いがあったらしい


京太郎「なんでまたシロさんは?」

霞「簡単……死体だからよ」

京太郎「なるほど、ね……」チッ

霞「同様にシグマタイプにも効果は無いわね」

京太郎「ん?」

霞「いえ、なんでもないわ……ちょっと口が滑っただけ」ニコッ


京太郎「じゃあ、絹恵さんにはいけるかもと?」

霞「ええ、可能性はあるけど……」

玄「接近が必要ってことだね」

クリム「それに蛮野が対策していないという可能性も捨てきれない。場合によってはイマジンにも危険が及ぶかもしれない」

玄M「上等!」



京太郎(なるほど、なら護衛につけとくのに意味はあるか……)フム

京太郎「玄には、蛮野の件頼んでいいか?」

玄「うん!」

霞「さて、私たちはどうすればいいのかしら……?」

晴絵「だね」

静かに頷く、手を出した一旦別の話題に移した


京太郎「いくのさんの件なんだけど……とりあえずゆみさんとモモに任せた」

ゆみ「……京太郎、一つ良いか?」

京太郎「はい?」


ゆみ「その赤阪女史は……どこに?」

京太郎「……ほ、本庁」

はやり「ポンコツ」ボソッ

京太郎「うるさい」

ゆみ「わからないならどうしようもないな」フム

桃子「それにさすがのステルスモモも警察に入るのはマズイっすね、デメリットが大きすぎます」

京太郎「……なら、シフトカーで頼めるか? 郁乃さんを探し、なおかつ護衛してもらいたい」

クリム「ふむ、こちらのシフトカーが手薄にはなるが」

良子「京太郎の頼みです、やりましょう」フッ

クリム「そうだね」フッ


京太郎「……ありがとう」

ゆみ「で、私たちはどうする?」

桃子「そうっすねー」

晴絵「だね」



京太郎(空いてるのは、睦月の護衛か……豊音さんたちの護衛につかせても良いけど)フム

はやり「どうする? 無理して使う必要もないけど」

京太郎「人間を物みたいに言わないでください」

はやり「オルフェノクは良いかな?」クスッ

京太郎「だから茶化さないでって」

はやり「わかってるよ……でも人間なんて資材だよ?」

京太郎「あんたはもう、ぶっ飛んでんな」ハァ

はやり「こうもなるんじゃないかな、よくまともな思考でいられると思うよ」アハハ


京太郎「……霞さんと晴絵、ゆみさんと桃子か」フム


とりあえずここまでー
次回は明日!

次は四人をなんとかして、日常パートに戻る
ここ凄い疲れたゾ……
まぁこれで色々と多少はマシになるんじゃないかな!

そんじゃまた明日ー

イッチに少し質問

①四人をどうするかこれから決めるけど、ハオはやっぱ護衛つかせるの無理なの?
オルフェノクを守るのに難色を示してたし無理なのかな……

できればムッキーじゃなくても、豊音やエイちゃんの方の護衛をしてもらいたかったんだがな(前に須賀家に来た時に塞さんと会ってるし、宮守組なら大丈夫かと思ったが)

②オルフェノクにアマゾン細胞を使わせた場合、第何のアマゾンになるの?

オルフェノクも元々人間だと解釈すれば第2のアマゾン、一度死んだ存在だと解釈すれば第4のアマゾンになると思ってるけど、どっちの方なんですか?
後溶解性細胞を使えば、無条件で第5のアマゾンになるんだろうな

③京ちゃんが見つけたアマゾン細胞って普通のアマゾン細胞ですか?それともまさかの溶解性細胞の方?



21時あたりから再開ー

自由安価で【ハオ・霞・ハルちゃん・モモ・ゆみ】の五人振り分けって感じで
抜けてるキャラは自由にさせる感じになるっす

>>716
ハオはオルフェノクを守るのは難色示す感じなんで無理言わない限り無理って感じで
あとハオは守る者もあるんでずっと護衛につけないってのがある感じっす

アマゾン細胞オルフェノクを使う場合はイッチの中では第二のアマゾンかなと
シーズン2終わったらオルフェノクの融合アマゾンとかもありだよなぁとか考えないでもない
溶解性は無条件で第5っすね

見つけたのは通常のアマゾン細胞っす

霞さんじゅうななさい忘れてた

ハオはその気になったら手伝ってもらう
晴絵と霞さんは豊音たち
モモとゆみを睦月に

でオッケーか

アマゾン細胞使えば延命はできるけど…ろくなことにならんか



MAX大変身!(再開!)

アマゾンズこの状態で絡めるのはマズイからね
すぐに何人かアマゾン化しちゃうし

エグゼイドのトゥルーエンドも気になるなぁ



◆他のメンバーはどうする?


【ハオ・霞・晴絵・桃子・ゆみ】で自由安価


◇21時20分から集計し多い案



◆他のメンバーはどうする?


【ハオ・霞・晴絵・桃子・ゆみ】で自由安価


◇安価1↓から2分間で多い案

>>722


京太郎がそっと息をつく

仕方がないことだ。郝慧宇が乗り気でないのも

むしろ他の面々がその気であるのが不思議なぐらいだった


京太郎「……ハオは、その気になったらで良い」

ハオ「すみません、あなたを信じたい気持ちはあります、でも……」

京太郎「良いさ」フッ

ハオ「……」

京太郎「次……晴絵に霞さん」

晴絵「なにする?」

京太郎「……うちの、豊音さんたちを頼みたい」

霞「ええ、お任せあれ」クスッ

玄「!?」

晴絵「よっし、任せな!」グッ

京太郎「で、最後に……ゆみさんとモモには、睦月さんを頼む」フッ

ゆみ「……ああ、任せろ」フッ

桃子「この身に変えてもっすよ!」


そして再び、京太郎はゆっくりと息をつく

手は打った。これでダメなら原因はもうちょっと前か、元々どうしようもないかだ

故に今ここで取れるこれ以上の最善手は無い


京太郎「ありがとう。みんなのおかげでどうにかなりそうだ」フッ

はやり「それはどうかなぁ?」ボソッ

京太郎「はやりさん、あとであっちの部屋で」

はやり「はやや、京ちゃんからお誘い~? 京ちゃんの汚い部分ぜ~んぶ受け入れてあげようか?」ケラケラ

「!!?」

京太郎「遊びでやってんじゃないんですよ」ハァ

はやり「はいはい」アハハ



―――【ユグドラシル:はやりの研究室】


全員が解散した後、京太郎ははやりと二人で研究室へと入った

ともかく、言うべきことは一つだ

だがその前に、一度扉を開く


京太郎「……おい」

晴絵「……」メソラシ

玄「ふぃ~ふ、ふぃ~」

良子「口笛はもうちょっと上手くですねぇ」

京太郎「大事な話すんの! 散れ!」


もろもろの面子を散らすと、京太郎は扉をしめて鍵もしめる

静かに息をついて振り返ると、はやりが服を着崩して見ていた

顔をしかめる京太郎


はやり「……いいよ?」

京太郎「服着ろ」

はやり「酷いね」


今度ははやりが溜息をつく

服をしっかりと着ると、座った椅子を一回転させる

彼女特有の狂気、それがなんとなく垣間見える


京太郎「……話ですけど」

はやり「ん、なにかな?」

京太郎「……オルフェノクの王、について」

はやり「……王、ね」クスッ



そして、ことの次第を話す


オルフェノクの王について知ったこと

その存在が【人間を殺し】オルフェノクを【不死の存在】にすること

それと共に【進化の袋小路】へと陥る


京太郎「……」

はやり「つっまんないなぁ……でも、生きたい?」

京太郎「これ以上、変わりたくないんですよ……俺はね」

はやり「それじゃあ豊音ちゃんたちが生きたいって言ったら?」

京太郎「なんとかしますよ。王を生け捕りにしてでも」

はやり「あはははっ! おもしろいなぁ京太郎くんは……」

京太郎「まぁ、協力してもらうお礼ってことで」


その言葉に、はやりは考えるような表情を浮かべる


はやり「……ま、いっか」

京太郎「郁乃さんが掴んだ情報だって渡しても良い」

はやり「うんうん、知識ってのは……知恵ってのは、力だよ♪」

京太郎「とりあえずそれぐらいです」

はやり「まぁおもしろくないけどね……進化の袋小路ね、死と共に進化を放棄……」

京太郎「死んでるように生きてるもん、ですか?」

はやり「……わかってきたね、京太郎くん♪」


◆System
・瑞原はやりの好感度上限が解除されました
・【瑞原はやり:150】
※瑞原はやりの好感度が最大値に達しました



―――【昼】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>543

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、内木家(咲・まこ)

8、松実館(宥・玄)

0、自由安価


◇安価2↓

2、散歩(コンマ40以上で成功)


◆【誰かと会う?】
※運79補正:+40


01~40 失敗

41~98 成功

ゾロ目 ??


◇安価1↓

【成功】


◆誰と会う?


1、門矢士

2、江口セーラ

3、野依理沙

4、晴絵(大)

5、三尋木咏

ゾロ目 特殊


◇安価1↓から3↓まででコンマが一番高かった者

3、野依理沙


―――【街中】


京太郎(あれは、野依さん?)

理沙「……」


歩いている理沙

どこか表情は暗く、なにか思いつめている雰囲気だった

後頭部を掻きながら、そんな理沙に近づく


理沙「……どう、すれば……私はっ、人を、救う……」

京太郎「野依さん?」

理沙「神、オーバーロー」

京太郎「野依さん」

理沙「ッ!」バッ


後ろへと飛んで両拳を構えられる

京太郎も反射で構えるのだが、理沙は顔をしかめてバッと構えを解いた

すぐに京太郎も構えを解く


京太郎「どうしたんですか?」

理沙「須賀君……」

京太郎「あ、はい」

理沙「……強い」ユビサシ

京太郎「つ、強いって……なんでまた?」

理沙「目、見れば、わかる」

京太郎「……凄いっすね」ハハッ

(あ~ヴァっすね、かぶった


京太郎「……えっと、大丈夫ですか?」

理沙「……大丈夫」

京太郎(怒った感じじゃないって時点で、なんかおかしい気が)

理沙「私は、戦う……」

京太郎「……なんで戦うんです?」


特に深く聞かない、だが一つ。それだけ


理沙「人を、救う……救いたい。自分の、ため」

京太郎「そりゃ、立派なことで」


そう言って笑うと、そっと缶コーヒーを手渡した

少し驚きながらもそれを受け取り、理沙は少しだけ笑みを浮かべる


京太郎「……それじゃ」

理沙「……ありがと」

京太郎「おう」


軽く手を振り、京太郎は去って行く

残された理沙が、ガードレールによりかかりながらプルタブを開く

そして一口


理沙「……苦い」プンスコ


◆System
・野依理沙の好感度が+10されました
・【野依理沙:50】



―――【昼過ぎ】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>543

2、散歩(コンマ50以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(竜華・怜)

7、内木家(咲・まこ)

8、松実館(ハギヨシ)

0、自由安価


◇安価2↓

6、公園(竜華・怜)


―――【公園】


ベンチに座る竜華と怜の二人

時はそっと竜華の肩に手を置いている

なだめるようなその姿、竜華は両手で頭を押さえていた


怜「竜華……」

竜華「ここにきてっ、私は……!」

怜「そもそも、竜華は優しいから……」クスッ

竜華「でも……逃げ出せない。逃げだすわけにいかんっ」

怜「なんで?」

竜華「戦わなきゃあかん……じゃなきゃ、沢山、死んだ」

怜「っ」

竜華「佐々野は、ただ幸せになりたいだけやった……対木はただ好かれたかっただけ」

怜「……」

竜華「船Qは自分の手でミラーモンスターを倒すってあれを作って……セーラだって……!」

怜「竜華「……」

竜華「みんなが、なにしたって……」


そう言って俯く竜華

その前に立つ男が一人


怜「……あ」

京太郎「……」

竜華「……京太郎、くん?」

京太郎「あんたも、か」ハァ



つぶやいて、京太郎は自動販売機でコーヒーを買う

すぐに二つボタンを押して紅茶と緑茶を買い、二人に渡す

竜華が紅茶を、怜が緑茶を受け取った


怜「京ちゃん……」

京太郎「……」

怜「……京ちゃんに、頼っとけばよかった?」

京太郎「俺のは入れる状態か?」

怜「いや、きっと無理……やけど」

京太郎「俺ができることがなにもない。なのにそんなこと言うなよ」クッ


顔をしかめる京太郎

怜は瞳に涙をためながら前に立つ京太郎を見上げる

その苦虫を噛みしめるような表情の京太郎を見てもなお、すがらずにはいられない


怜「京ちゃん……私をたすけてくれたみたいに」

京太郎「……」

竜華「ううん、大丈夫……ありがとう、怜」

怜「竜華っ」

竜華「京太郎くんも……方法さえあれば、助けてくれるって言う風な言い方やね」

京太郎「あれば、な……」

竜華「セーラも今は焦って、戦うなんて言ってるけどすぐにいつものセーラに戻ってくれるはずや」

怜「泉の時やって、セーラは助けようとしてたもんなぁ」

竜華「ん、だから平気や、きっと……」


京太郎(ちょっとは、明るくなったか……空元気かもしれないけど)



竜華「でも大丈夫、京太郎くんの顔見たら元気出てきたわ」アハハ

京太郎「こんな顔ですけど」

竜華「苦い顔してるなぁ」クスッ

怜「……竜華は、京ちゃんのこと、大好きやなぁ」クスッ

竜華「え……そ、そうなん?」カァッ


赤くなる竜華に、京太郎は笑みをこぼす

先ほどの雰囲気など忘れてしまえというように、明るく


京太郎「怜さんの方が愛されてるでしょ?」

怜「そ、そういうのちゃうからっ!」

竜華「そうそう!」

京太郎「え~」

竜華「ほんまやって! むしろそっちの意味じゃ京太郎くんが……~~っ」ボンッ

京太郎「……え」

怜「あらら~」ジト

京太郎「あ、いやその……こ、こんな感じになるとは」

怜「まぁそういうわけやからなぁ、竜華は生きて帰ってこんとあかんね?」クスッ

竜華「ま、そやな……帰ってきたら覚悟しといてな京太郎くん!」エッヘン タユン

京太郎「っ……そりゃ、覚悟しときますよ」ハハッ

竜華「ありがとう」フッ


そう言うと、立ち上がりコートの埃を払う

同じく怜も立ち上がると、京太郎から受け取った飲み物を口に入れる

二人がほぼ同時のタイミングで飲み込んだ


竜華「さて、セーラ迎えに行こっか」

怜「そうやね」クスッ

京太郎「……そんじゃ、また」フッ

竜華「うん……またな!」ニコッ


◆System
・【清水谷竜華】の好感度が+20されました
・【清水谷竜華:150】
・【園城寺怜】の好感度が+5されました
・【園城寺怜:150】
※【清水谷竜華】【園城寺怜】の好感度が最大値に達しました



―――【夕方】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>543

2、散歩(コンマ50以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(洋榎)

7、内木家(咲・まこ)

8、松実館(ハギヨシ)

0、自由安価


◇安価2↓

8、松実館(ハギヨシ)



―――【松実館】


奥のテーブル席につく京太郎

目の前にはハギヨシ

京太郎は静かにその顔を見る


ハギヨシ「なにか、聞きたいことがありそうですね」

京太郎「なんでも知ってます?」

ハギヨシ「知りませんよ。わからないことだらけです」

京太郎「……オルフェノクのことは?」

ハギヨシ「多少は……たぶん、須賀君が知ってることは全て」

京太郎「……延命手段は?」

ハギヨシ「自分のため、じゃないんですね……」

京太郎「俺が生きてなんになる。俺は……これ以上変わる気はない」

ハギヨシ「……その前に、一つ」

京太郎「ん?」



瞬間、京太郎が妙な感覚に立ち上がる

そして店内に現れる十体以上の化け物

青い人型、虫のような羽を持ちその鋭い針を持つ生き物


京太郎「ッ!!?」

ハギヨシ「……ここも“映る”ものすべて塞ぐべきでしたね」

京太郎「これはっ!」


アタッシュケースを開こうとした瞬間、後ろの窓から現れるその怪人

だが、ガラスは割れていない

わけがわからない。それでも……


京太郎「オォォォォッ!」


その姿がオルフェノクへと変わり、後ろから迫る敵を斬り裂く

だが数が圧倒的だ。すべてを取りこぼす


宥「きゃ―――」

塞「なっ―――」


京太郎「ウアアァァァッ!!」


咆哮、伸ばした手の先に集る虫のような怪人

守りたかった者の姿はすぐに怪人たちにより見えなくなり、血だまりだけが広がる

嗚咽の如き方向と共に、敵を斬り裂いていく


ハギヨシ「……」ズズッ

京太郎「オオオオォッ!」


素早く引き裂かれる怪物たち

そして気づけば京太郎の手には、血まみれの肉


京太郎「ア、ア……アアアァァッ!!?」

ハギヨシ「……その苦しみも」

京太郎「ガッ」


背中から、突き刺されるような感覚

熱い感覚がその部分から広がり、人の姿に戻った京太郎がその“肉”を抱えて倒れ込む

眼から光が失われていき、真っ赤な血が広がっていく


京太郎「っ……」


伸ばす手には、青い炎が燃え上がり―――



ハギヨシ「……」ズズッ

京太郎「……で、その前に一つって?」

ハギヨシ「ん……ああ、そうですか、やはりそうですよね」

京太郎「なんの話です?」


目の前の京太郎が小首をかしげる

ハギヨシはコーヒーカップを置いて静かに息をついた

手を組んで、じっと京太郎の顔を見つめる


京太郎「……な、なんですか?」

カチャッ


置かれるコーヒー、置いたのは塞


塞「京太郎、男までってどうなのさ」

京太郎「ご、誤解ですって!」

ハギヨシ「そうですね、誤解ですよ」フッ

塞「……ならいいけど」


そう言って下がる塞

カウンターの方にいる宥はクスクスと笑っていた

そんな光景に頬を綻ばせつつ、ハギヨシは頷く


ハギヨシ「……助言です」

京太郎「え、助言?」

ハギヨシ「はい」



京太郎「……助言とは?」

ハギヨシ「もっと周りを見た方が良い」

京太郎「……どういうことっすか?」

ハギヨシ「だから、そのままの意味です……好かれている自覚はあるでしょう?」


その言葉に、京太郎はバツの悪い表情を浮かべる

わかってはいるのだが、それ以上に京太郎は想いを寄せてくれる相手に想いを寄せているのだ

種類は違っても、確かに愛しているのだ


ハギヨシ「……故に、自分などより相手を優先してしまうのでしょうね」

京太郎「っ……なんっすか一体」

ハギヨシ「いいえ、とりあえず清水谷さんと園城寺さんの方は大丈夫でしょう」

京太郎「え、なんでまた?」

ハギヨシ「勘ですよ」

京太郎「……説得力凄いっすね」

ハギヨシ「良く言われます」フッ

京太郎「それが本題ですか?」

ハギヨシ「いえ、もう一つ」



京太郎「?」

ハギヨシ「……助けたいと思うのは当然でしょう」


その言葉に、小首をかしげる

少しばかり憂鬱そうにすら見えたその表情に京太郎は眼を細めた

京太郎の中では彼は万能の人だ。故にそんな表情を見ると気を張る


ハギヨシ「多少の犠牲はつきものです」

京太郎「っ」

ハギヨシ「……命はあるし、取り返しがつかないわけじゃない」

京太郎「どういうことですか?」

ハギヨシ「……ローリスク、ハイリターンなんですよ。一応はね」

京太郎「意味深なことばかり言って混乱させないでください、ただでさえ焦ってるのに」

ハギヨシ「……すみません、私は関われないんです。現状」

京太郎「そうですか、なら自分でなんとかします」

ハギヨシ「それでさっきの話です」

京太郎「俺がやる。俺の守りたい者を守る……」

ハギヨシ「殺す場合もしかりですか」

京太郎「……」

ハギヨシ「……ほどほどに」


それだけ言うと、金を置いて去って行く

一人席に残された京太郎は顔を押さえる

誰のことを言っているかなんてわかりきったことだ。だがどうにもできない


京太郎「俺はっ、人でなしだ……!」


◆System
・ハギヨシの好感度は【100】になります



―――【夕方2】


◆自由行動


1、誰かと話す【>>543

2、散歩(コンマ50以上で成功)

3、訓練

×、探索

5、自宅【自宅にいる相手から一人選択】

6、公園(洋榎)

7、内木家(咲・まこ)

8、特状課(戒能良子)

0、自由安価


◇安価2↓

6、公園【洋榎】


―――【公園】


もう一度、公園へとやってきた京太郎

竜華たちはいないが、愛宕洋榎がいた

笑みをうかべて近寄り片手を上げる


洋榎「おう、京太郎かい」

京太郎「どうも洋榎さん」


そう言って自販機でコーヒーを買いベンチに座る

二人が隣同士で座り、そっと息をつく


京太郎「……焦らないでくださいね」

洋榎「そりゃ無理や」ケラケラ

京太郎「でしょうね」

洋榎「……蛮野の奴、スマートブレインと手を組んどるとなるとなにが出るかわかったもんやないな」

京太郎「もう、大丈夫ですか?」

洋榎「なんとかしてみるわ」

京太郎「シロさん、心配してましたよ?」

洋榎「ロイミュードに心配される、か」ハッ


その言い方に良い感覚は憶えないが、言うほどじゃない

白望だって本気で傷ついているわけではないだろう

洋榎だってもう、チェイサー-白望-を本気で嫌っているわけではない


京太郎「はぁ、洋榎さんは洋榎さんだなぁ」

洋榎「どういう意味や?」

京太郎「絹恵さん早く戻ってこないかなぁ」

洋榎「同感やけど言い方よくないな!」

京太郎「あ~おっぱい」

洋榎「自分ちょっと正直すぎやろがこらぁ!」



京太郎「……うん、そっちのが良い」

洋榎「っ、うっさいわ」

京太郎「俺が助けます。絹恵さん」

洋榎「……絹恵のこと、頼むわ」

京太郎「……」

洋榎「もちろん私もなんとかするために動くけど、やっぱあんたは強いからな」

京太郎「……経験が違いますから」


同族と殺し合い、今は同族すべてを殺そうとしている

希望を奪い、命を踏みにじり、新たな生き物の未来を消し去る

自分を含めて、仲間を含めて……


洋榎「生半可な覚悟やない、か」

京太郎「ん?」

洋榎「なんでもないわ……あ、でももし私が良いってならこの洋榎ちゃんがじきじきに」

京太郎「結構です」

洋榎「」

京太郎「でもまぁ……洋榎さんも可愛いからなぁ」

洋榎「なんで上からなんや」

京太郎「おっぱいがない」

洋榎「ストレートやな!」


◆System
・愛宕洋榎の好感度上限が解除されました
・【愛宕洋榎】の好感度が+1されました
・【愛宕洋榎:100】



―――夜【書斎】


椅子に座っていた京太郎

だが突如、机に置いていた携帯電話が音を鳴らす

即座にそれを取って通話ボタンを押す


京太郎「もしもし、宥さん?」

『ごきげんよう』

京太郎「……ああ?」

『忘れたか? 忘れるわけないなぁ、この神を!』

京太郎「蛮野ぉ……」ギリッ

蛮野『どういうことかわかるだろう?』

京太郎「なんでテメェが“宥さんの電話”で、電話してくんだよっ!」

蛮野『そんなこともわからないか?』

京太郎「ッ……どうしろって言うんだよ、お前」


蛮野『なに、難しいことは言わない、私は優しいからなぁ』ハハハッ




―――【海岸】


ザッザッ


京太郎「来たぞ!」

蛮野「待ってたよ須賀京太郎! デートには良い日じゃないかぁ、なぁ?」


暗闇の中光るゴルドドライブ

そして、その前には宥

両手は手錠で拘束されており、その隣にも一人


京太郎「灼、さんっ……」

灼「京太郎っ……」カタカタ

宥「っ……」フルフル

京太郎「蛮野ぉ!」

蛮野「黙っていろ野蛮な化け物め!」

京太郎「ッ!」


押し黙る京太郎

蛮野の後ろにはスマートバックルを装着している絹恵

静かに左拳を握りしめ、右手のアタッシュケースを前に出した


蛮野「ちなみにだが……シフトカーは近くにくればわかるぞ?」

京太郎「……そんな小細工してねぇよ」

蛮野「クロックアップも無駄だ」

京太郎「わかってるって言ってるだろ……」

蛮野「抵抗しないのか? ガッカリだぁ」ヤレヤレ

京太郎「できなく、してんだろうが……っ」

蛮野「おやぁ、そうだったかなぁ?」

むむむ…
雅枝監督のみならず露子さんの怒り迄買いそうな展開ですね
って言うか船Qさんは従姉妹(愛宕姉妹)との絡みが無いんですね
セーラさんも最大のライバルで有る洋榎姉さんとの絡みも無いみたいですしね



京太郎「二人になにもしてないだろうな?」

蛮野「強情な子にはおしおきが必要だろう?」

京太郎「なにしやがったお前!」

蛮野「ちょっとだけ電気ショックだよ、なぁにハートにやったものより幾分も」


怒りのあまり、声もでない


蛮野「こっちの女が強情だったから、こっちのチビだ」


つまり、灼だ

瞳一杯に涙をためながら震えている灼

その隣で恐怖に叫ぶのを我慢しながら真っ直ぐ立つ宥


京太郎「ファイズギアぐらいくれてやるよ」

蛮野「それで良い……帝王のベルトは?」

京太郎「……もってきてる」


そこにあるのは三つのアタッシュケース

息が荒くなるのは怒りからか、今すぐその身体を引き裂きたいまでの殺意

それを隠せない


蛮野「おお、恐いことだ……化け物め」

京太郎「お前が手を組んでるのだって!」

蛮野「ん~手を組んでる? 利用しているの間違いじゃないのか?」

京太郎「……ああそうだよな、そうだって知ってるよ」

蛮野「さて、とりあえずファイズギアを投げろ」

京太郎「……」ポイッ


投げられたアタッシュケースを絹恵が受け取る

その口元に血の跡があるところを見て眼を細めた


京太郎「絹恵さんは……」

蛮野「私はオルフェノクの記号を入れなくともスマートブレインのベルトを装着できる薬物を作り出したのだ!」

京太郎「なに?」

蛮野「この神にも等しい私だからできることだ!」

京太郎「のくせにデメリットもあるってか」

蛮野「デメリット? なにを言っている、別にこの程度デメリットと言うほどじゃない」

京太郎「身体はボロボロだから血なんて吐くんだろ!」

蛮野「だからそれの何がデメリットだというのだ」

京太郎「お前は……っ!」

そう言えば通りすがりの人とのコンビネーション(FFR)はやらないんでしょうか?



蛮野「……絹恵は出来が良い子だな。バカな洋榎とは大違いだ!」

京太郎「テメェそれが自分の娘に言うことか!」

蛮野「自分が作ったからだ! お前も父になればわかる。失敗作を作ってしまったことを嘆く気持ちが」

京太郎「ッ!」

蛮野「……さて、交換といこうじゃないか」フハハ

京太郎「ああ、そうだな……」

蛮野「004、108」


その言葉と共に、現れる二体のロイミュード

そして耳を疑った

いま蛮野はなんといった?


京太郎「108……」

108「スガァ……」

京太郎「……!」ドッドッ


鼓動が早くなる。張り裂けそうなほどの鼓動に、呼吸が荒くなる

不自然なほど手に力がこもる


京太郎「ッ……!」

蛮野「どうした須賀京太郎、そのロイミュードになにかあるのか?」

京太郎「ぅ、るせぇ……」


108と京太郎との因縁を、蛮野は知らない

ただ残った数少ないロイミュードで自分の側につきそうだったのがそいつだっただけだ

純粋に須賀京太郎への殺意を抱いていた108


蛮野「貴様らの因縁など知らないが、私は私の目的のためにだ」

京太郎「それでなんでスマートブレインのベルトが必要になる?」

蛮野「ファイズ、カイザ、デルタ……それらは元々、王を守るためのベルトだ」

京太郎「だからオルフェノクしか……」

蛮野「理論上、どうにかこうにかとはいえ王を倒すこともできる。故に、帝王のベルトとファイズのベルトを使う」

京太郎「王を倒すのをより確実とするため、か」

蛮野「そういうことだ。残念だなぁ、もしかしたら協力の道もあったかもしれないのに」フハハ

京太郎「こっちから、願い下げだっての……」



蛮野「まぁどうでもいいことだ……どこかで貴様の仲間が見ていようとこちらが動く方が早いだろう」

京太郎「そうかい……」

蛮野「そこに置け」


言われた通り、オーガとサイガのベルトを地面に置く

そして一歩前に出るが、蛮野は宥と灼を掴む

眼を見開く京太郎


蛮野「さぁ、とってこい醜い狼が!」


そう言うと同時に、灼と宥の二人を海へと放り投げる

ゴルドドライブの腕力ともなればかなりの距離まで二人を投げることができる

京太郎は二つのアタッシュケースを置いたまま走りだす


京太郎「オオオォォォッ!」

蛮野「108ィ!」

108「死ねェ!」


放たれる弾丸、走る京太郎の腹部を背後から撃ち抜く

一瞬だけ足が止まりそうになるが、京太郎は迷わず踏み出す

その程度の怪我なら何度も追って来た。一人だったあの頃……


京太郎「だけど、違う……今の、俺にはぁっ!」


ウルフオルフェノクへと変わった京太郎が砂浜を蹴り、飛び上がる

そして宥と灼が落ちた付近へと飛びこむ

砂浜で両腕を広げる蛮野


蛮野「ハハハハッ! 海の藻屑と消えろ!」

104「これで須賀京太郎もDead End!」

108「あのクソ狼、もう一回ぶち殺してやる!」

蛮野「にしても、あのバカは救いようがないな……わざわざ帝王のベルトを置いて行ってくれるとはな」ハハハ




◆????判定


01~20 ???

21~50 ????

51~80 ????

81~98 ??

ゾロ目 ??????


◇安価1↓

(補正無しで最高判定いくのか……


【??】


◆System


・以下二つの条件達成によりEXイベントが発生します
 【宇夫方葵】の好感度【200】
 【宮守】のメンバーで二人以上が好感度【200】


・以下二つの条件達成によりEXイベントが発生します
 【とあるフラグ】が【2】以上のためストーリーが変化します
 【???】【???】【???】の好感度【100以上】のためストーリーが変化します



蛮野「さて、帝王のベルトか」

???「お前が持つにはもったいないものだな」


その声と共に、火球が飛んで来る

ハッとして蛮野は素早く電撃のバリアを張った

それによる防御でダメージは回避、だが―――


蛮野「邪魔をするかハート!」


そこにいたのはハート

さらにブレンとメディック

三体のロイミュードの中、メディックが長い触手を海に伸ばす


メディック「ふっ!」


その触手により引き上げられるウルフオルフェノク

そしてその両脇に抱えているのは宥と灼の二人

かろうじて全員意識があるようだった


宥「けほっ……きょ、京太郎ぉ、くん」

灼「そ、その姿……」ケホッ

京太郎「……すみません」


そう言って、元の姿に戻る

ハートたちも人間態に戻ると、蛮野と104と108が動き出す

だが遅い。ハートさえいなければ間に合わなかったかもしれない。いやそれでも誰かが邪魔したかもしれない


蛮野「ッ!」

??「あたしの教え子の想い人に……やってくれるねぇ」


何もない場所からの声と共に、蛮野、104、108が吹き飛ばされる

蛮野が絹恵を使おうとするが遅い

素早く攻撃をしかけてきた何かが、絹恵残しのスマートバックルを外しそのままハート達の方へと移動させて消えた


蛮野「今の声はっ……貴様まで私の邪魔をするか、熊倉トシぃ!」

蛮野関係で3人だとハート、ブレン、メディックだろうか
好感度100以上だし

>>853
まさかとは思いますが
>>1さん…仮面ライダーハート見参でしょうか?
もしそうなら雅枝監督投入以上のサプライズですが

(すまぬ、004っすね



良子「ようやく、見つけました!」

洋榎「絹っ」

白望「……ハート達に後ろ任せる」

玄「絹恵ちゃん……良かった」ホッ


蛮野「貴様らぁっ!」

クリム「お前の負けだ、蛮野! お前と違って京太郎には私たちが、仲間がいる!」

蛮野「私にも手ごまぐらいいる!」

クリム「君はそうやって変わらないか……!」


戦闘が開始される近く、三体のロイミュードがいる

そしてロイミュードたちが助けた“オルフェノクと人間”たち

京太郎が手錠を外すと、二人は弱りながらも上体を僅かに起こす


宥「京太郎くんっ」

京太郎「あれが俺だ。俺のもう一つの姿だ……俺は人間として、オルフェノクとして、生きると決めた」

灼「……うん、良いよ」

京太郎「……は?」

宥「うん、京太郎くんが決めたなら良いと思うよっ」ニコッ


ビショビショの姿で、疲労した姿で笑う宥と灼

驚く京太郎。別に彼を受け入れた人間は二人が初めてではない。それでも印象というものが違うだろう

豊音たちを知っていた塞が受け入れるのと、何も知らない二人が受け入れることはまるで違う


京太郎「なんで、俺は……化け物ですよ? こわくないんですか?」

宥「うん、こわくなんてないよっ、ずっとそうだったんでしょ……?」

灼「ん、なら京太郎は京太郎、変わらないと思」

京太郎「なんで、二人共……」


きっと、同じだと宥と灼は顔を見合わせて笑う

そして京太郎の方を見た

そっと起き上がると、二人が片手ずつをだし、京太郎の手を握る


宥「だって私は京太郎くんのこと」

灼「……私は、京太郎のこと」


―――愛してるから。




京太郎「ッ……ああ、そうか、そうだった。俺……愛されてるなぁ」ハハッ

宥「うん、どんな姿でもっ」

灼「どんな種族だったと、してもっ」


そう言って、二人は笑ったまま

砂浜に膝をついたままの京太郎も、口元が二人と同じように笑う

その瞬間、ブレンが砂浜に飛び込み下から見上げるようにする


ブレン「その顔が見たかった!」


京太郎「っ、やめろ恥ずかしい!」バッ

ブレン「ハートハート! 嬉しくて涙目ですよ!」

京太郎「黙ってろバカ!」

ハート「……さて、蛮野が相手なら俺達もだな」

ブレン「ですねハート、遅れるんじゃありませんよ京太郎!」

京太郎「わかってるっての」


瞬間、向こうからアタッシュケースが飛んできた

それはファイズギアが入ったアタッシュケースであり、蛮野に渡したモノ

投げた相手を探すが、見当たらない


京太郎「……ありがとよ」フッ カチャッ

ハート「……どうしたメディック?」

メディック「あれが、愛……」

京太郎「……いや、あれも愛だ」

メディック「あれも……いえしかし、なんとなく……」フフッ

ハート「いくぞ!」


京太郎「……蹴りをつける!」



ファイズギアのキーを押す


<Standing by>

京太郎「変身!」カチャッ

ハート「うおぉぉぉ!」

ブレン「ふふふっ、変身!」バッ

メディック「はぁぁっ!」


紅の光を輝かせて現れるファイズ

夜の海岸で、赤い光が目立つ

その隣のハートは金色、反対側の隣にいるブレンもまた金色


そして―――


ハート「メディック、その身体は……」

ブレン「へ?」

京太郎「……ま、しょうがないか」フッ

メディック「わ、私……超進化しましたわ!」


金色のメディックがそこにはいた

苦笑しながらも手首を振るう京太郎が見据えるのは蛮野たち

味方のパワーアップを疎むような状況ではない


京太郎「それじゃ、行ってきます」

宥「うんっ」

灼「待ってるから……」


―――いってらっしゃい!


京太郎「ここで……決着をつけるぞ108、蛮野!」



クリアした条件を見ると大体ゾロ目のせい

戦闘からーってことで
次は日曜になるよー

敵は蛮野固定になるっす

そんじゃなにかあったら返すんでまたー

乙です
今回こそ蛮野氏にとどめを刺して欲しいですが
誰が刺しますかね?
雅枝監督?
カッシスワーム?
ヘラクス?
ケタロス?
サソード(スコルピオワーム)?
通りすがりの人?(京太郎くんとのコンビネーション)
まさかのカピ?
いずれにしても楽しみです

よくよく見返してみると、トシさんもうこの場に居なくなってるみたいだね。まあ、豊音やエイちゃんは今ベルトないから襲われたらひとたまりも無いし、トシさんそっちの方に行ってくれた方がありがたいわ

それと今更だけど、霞さんからいくのんの護衛にディスクアニマル借りれば良かったなと思った
まあ、京ちゃんはディスクアニマルの存在知らなかったから、借りるの無理だったかもしれんが

それとイッチに少し質問。答えにくかったら答えなくていいっす

①ゴルドドライブは今回弱体化してるけど、弱体化してなかったら3号の時と同じようなステータスになってたの?

②ゴルドドライブってどれくらい弱体化したの?
もしタイガーと同じくらいなら、エイちゃん達が心配だからできればアクセル取っておきたいと考えてるんですが

③相手は蛮野固定みたいですが、108とはちゃんとケリをつけられるの?

④霞さん響鬼だけど、どの辺りまで変身できるようになったの?もう装甲響鬼に変身できるの?

イッチ、>>1000で長野に帰郷と観光ってアリですかね?
出きるなら、京ママに会っとくのと高久田の墓を作っとくのと長野観光でもしときたい

下手なこというとブラスターに変身しまくって余命僅かとなった京太郎が一人バイクに乗って長野に戻るエンドとかになりかねないぞ
イッチ大好きそうだしそういうの

ゾロ目が出まくった結果俺TUEEEEになってしまったのならあるけどね(旧学園3週目とデジモンを見つつ


ほいほい、質問とか返してく
たぶん21時ぐらいから再開する


>>873
①そうっすね、弱体化してなきゃ3号ぐらいのステータスになってたっす
あと他の面子の武器奪う効果とかも今回はないけど本来ならあった

②わりと弱体化してるってことだけ
まぁ今の京ちゃんなら十分倒せる

③108とはしっかり蹴りつかるっす
一応自分を殺した相手だしね

④装甲なれます

>>874
ありっすよー
なんか一区切りついたあたりで行く感じで

>>876
狼だけどネコって誰にも見られない場所で一人になって死ぬ習性あるよね……別に関係ないけど
まぁそういうの良いよね、切なさ残して終わらすのって好き

>>879
旧学泉3周目とデジモンは酷かった
デジモンに関してはちょっと切なめエンド目指したけど



GAME START(再開!)

遅くなったけど再開してくよー



◆須賀京太郎【Lv40】

◇ステータス
・HP:98
・速度:107
・攻撃:94
・防御:78
・SP:88

◆回避+【Lv4】
・自分への命中率を【20%】下げる

◆命中+【Lv2】
・自分の命中率を【10%】上げる

◆恋愛力【Lv2】
・女性キャラクターとのイベント時に補正+10を得る

◆ウルフオルフェノク
・SPを【最大値の半分】消費
・行動に『ウルフオルフェノク』が追加される
・その後『ウルフオルフェノク(疾走態)』に変身する



①:速度判定

1敵【蛮野天十郎】:150
2自【須賀京太郎】:137


②戦闘開始


走り出したファイズ

それに合わせてゴルドドライブが素早く攻撃をしかけにかかる

雷での攻撃、それを回避しつつ接近してファイズが蹴りを撃ちこむ


蛮野「ぐぅっ!」

京太郎「お前は、俺が……狩る!!」

蛮野「貴様ごとき愚かでけがらわしいオルフェノクがぁっ!」


その叫びと共に放たれる雷の槍

ハートは前に現れ、片腕で槍を弾く

やはり威力もたかが知れている


ハート「貴様だけはいまここで倒す!」

京太郎「狩り……殺す!」



③コマンド入力


◆須賀京太郎

『通常攻撃』
『必殺技:>>353
『ウルフオルフェノク』(他コマンド前に二票で決定)
『ファイズブラスター』

◇安価1↓



◆雷の槍:威力90:命中100%:SP30【170】
◇威力:270【180+90】
◇命中:100-20=80%


◆回避判定


01~80 命中

81~98 回避

ゾロ目 ????


◇安価1↓



放たれた雷の槍に撃ち抜かれるファイズ

吹き飛び、地に落ちる

なんとか起き上がって手首を振るう


京太郎「ぐっ……さすがに、か」

◆ファイズ【HP:26/168】
◇270-128=142


蛮野「私の勝ちだぁ!」


だがファイズはそのまま突っ込む

蛮野からの攻撃を弾き、回避し、接近を試みる


京太郎「うおぉぉぉぉ!」

◆クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25
◇154+95=249
◇蛮野:100%


瞬間、加速

素早く接近して拳を撃ちつける

その攻撃でふらつく蛮野


108「死ね!」


右腕のライフルから銃弾を放つ

だがそれを横に回って回避すると即座に接近、そして108を蹴り飛ばして蛮野の方を見る

ファイズフォンにキーを入力して変形


京太郎「はっ!」


フォンブラスターで攻撃、放たれた弾丸が108を撃つ

迫る蛮野に、素早く蹴りを撃ちこんでさらにアッパー

後ろへと吹き飛ぶ蛮野を前に、手首を振るう


京太郎「お前が生きてちゃ、俺は安心して死ねないんだよ……」

蛮野「お、のれっ!」

◆蛮野【HP:251/350】
◇249-150=99





③コマンド入力


◆須賀京太郎

『通常攻撃』
『必殺技:>>353
『ウルフオルフェノク』(他コマンド前に二票で決定)
『ファイズブラスター』

◇安価1↓

(ごめん、アクセルできる


・アクセルフォーム:SP1/2【19】




◆ファイズ【アクセルフォーム】

◇ステータス
・HP:70
・速度:1000
・攻撃:80
・防御:30


◆スキル

◇強化クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP【最大値の1/2】
・さらに消費SP分の数値をプラス(最大35)

◇スパークルカット:威力50:命中100%:SP20
・攻撃を+10し選択時のコンマが30以下の場合さらに+10

◇グランインパクト:威力40:命中100%:SP12


◆アビリティ

◇TIME OUT
・ターン終了時に【ノーマルフォーム】へと戻る

◇超加速
・1ターンに2度攻撃可能になる
・全ての敵の命中率を【30%】にする
・一部のデメリット効果、アビリティ効果を受けない


③コマンド入力


◆須賀京太郎

『通常攻撃』
『必殺技:>>923

◇安価1↓


③コマンド入力


◆須賀京太郎

『通常攻撃』
『必殺技:>>923

◇安価1↓


眠い……すんません、今回はここまで

蛮野戦、ご察しの通り易々勝てるイベントにしちゃあいない感じで
深夜とかにダメージ計算とかだけやるかもっす

そんじゃなにかありゃお気軽にー


とりあえず質問答えとく

タイムベントに関しては特異点はループするとかはないっす
独自解釈みたいになるけど特異点は過去に戻れるわけじゃなく、過去が変えられても元の過去の記憶を持った人間、なんで
同じ時間が一瞬で何十何百と変えられた感じになり、つまり一瞬でライダーバトルが合った世界から無かった世界になっておしまい的な
でもなにか異変が起きたことには気づいたよ的な?

京ちゃんがここで負けた場合については、まぁお楽しみじゃないけど負けて見ればわかるってことで
特に責任考えなくて良い、ほぼほぼの確率でバッドエンドじゃないにしろそこそこ暗めのエンディングになる予定だから……
予定だったのになぁとはならなきゃ良いなぁ

イッチ、スパロボの方の生存報告をそろそろした方がいいのでは?


今日は21時頃から再開してくよーん

結局できないままこの日になってしもうた
イッチはハッピーエンドと純愛が大好きだから酷いことはあんまりしないはず……(メソラシ)

>>958
ありがと、生存報告する

把握
酷いことはしてる(確信)



MAX大変身!(再開!)

とりあえずダメージ計算とかだけだしやってく
今日はキュータマもエグゼイドも見れなかったね……

あと蛮野の攻撃力……ミスった(ピョンピョン


◆雷の槍:威力90:命中100%:SP30【170】
◇威力:200【110+90】
◇命中:100-20=80%


◆ファイズ【HP:96/168】
◇200-128=72



◆雷の槍:威力90:命中100%:SP30【170】
◇威力:200【110+90】
◇命中:100-20=80%


◆回避判定


01~80 命中

81~98 回避

ゾロ目 ????


◇安価1↓

(あ~またミスったぁ!!


◆雷の槍:威力90:命中100%:SP30【170】
◇威力:200【110+90】
◇命中:30-20=10%(アクセル)


◆回避判定


01~10 命中

12~98 回避

ゾロ目 ????


◇安価1↓

おっふ……(白目)


次スレー

【安価】京太郎「仮面ライダー?」灼「過去が希望をくれる」【Part22】
 【安価】京太郎「仮面ライダー?」灼「過去が希望をくれる」【Part22】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497786902/)

そんじゃ埋めていただければ

>>1000はいつも通り

>>1000なら灼と寝よう(KENZEN)

>>1000ならロイミュード組とイベント

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom