志希「新章! 『ユニットツクール(ユニットをつくる)を始めるよ~」 (51)

前スレ
志希「『アンカデアソーブ(安価で遊ぶ)』を始めるよ~♪」
志希「『アンカデアソーブ(安価で遊ぶ)』を始めるよ~♪」 - SSまとめ速報
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志希「じゃあ、いつも通りによろしく~♪」

P「はいよ」

P「もうこの展開に慣れたわ」

志希「にゃはは~。じゃあ、さっそくスロット回そうか。アイドル2人を決めて、活動させてね~♪」

P「よしきた」



新スレです。
安価で選ばれたアイドル2人でユニットを組ませ、話を展開していきます。折角なのですでに公式で組まれているユニットの場合は再安価(2人目のアイドルの方のみ)とさせていただきます。

それでは安価よろしくお願いします。
>>4
>>6


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495361502

ライラ

奈緒

失礼しました。こちらがリストになります。

スナオ
ありす、フレデリカ、まゆ、飛鳥、奏、藍子、凛

アマエ
しゅがは、ユッキ、まゆ(以降重複禁止)、あずき、早耶

スネオ
紗枝、てんてー

ホンネ
関ちゃん、幸子、荒木先生、ニナ、ふみふみ

アソブ
小梅、薫、美玲、ヘレンさん、ウサミン、美穂、時子様

ユニット
「ライラさん、奈緒」

計:28名

ライラさん。奈緒。了解です

(事務所)

ガチャ

奈緒「おはよー」

ライラ「おはようございますー」

奈緒「今日からよろしくなー。ライラ」

奈緒「ユニット組むのは初めてだけど、一緒に頑張ろうなー!」

ライラ「はいです。ライラさんもやる気がいっぱいでございますですよー」

ライラ「…」

奈緒「ん? なんだよ? あたしの髪の毛をじっと見て?」

ライラ「奈緒さんの髪はハトさんみたいでフワフワでございますですねー」

ライラ「…暖かそうです」

奈緒「お、おう?」

ライラ「…ハトさんが寒い時、包み込むのにちょうど良さそうですねー」

奈緒「…いや、包まねえからな?」

奈緒「包んだことないし、これから先も包まないからな?」

ライラ「もちろんでございますよ?」

奈緒「え!? お、おう?」

ライラ「ライラさんの髪の毛はあまり包むのには向いていないのが残念ですー。はい」

奈緒「…」

奈緒「(ライラもちょっと変わってるなぁ…まあ、この事務所のほとんどのやつに言えることだけどさ)」

P「ライラさん。奈緒の髪の毛に興味あるのか?」

ライラ「そうですねー。ライラさんとはちょっと違いますですし」

P「確かに毛質は違うよな。ライラさんはサラサラストレートで、奈緒はもふもふ癖っ毛だ」

P「でも、奈緒の髪の毛って、枝毛ないし、意外にも手でとかせるくらいサラサラだし、触り心地はクセになるぞ」

ライラ「なるほどー」

P「触ってみるか?」

ライラ「いいんですか?」(キラキラ)

奈緒「待てっ!!」

P「どうしたんだい?」

ライラ「どうしましたかー?」

P「あ、そうか。挨拶が遅れたな。2人ともおはよう」

ライラ「おはようございますです。プロデューサー殿」

奈緒「うん。おはよう」

奈緒「じゃないってのっ」

P「?」

ライラ「?」

奈緒「ライラは多分、本当にキョトンとしてるんだろうけど」

奈緒「プロデューサーさんは違うだろー!」

奈緒「何すっとぼけた顔してあたしの髪の毛を触る許可をライラに出してるんだよ!!」

P「…え…ダメ…なのか…?」

ライラ「やっぱりライラさんは駄目なんですねー…」(しゅん)

奈緒「や、そうじゃなくて!」

P「いいってさ。ライラ。さ、心の赴くままにお触り」

奈緒「いやいや、待てっ!!」

ライラ「やはり駄目みたいですね…」

奈緒「ストップ。やーやーこーしーいってのー!」

ライラ「?」

奈緒「はぁ…ユニット結成した日から疲れるようなことはやめてくれよ」

P「ごめん」

P「でも、ライラさん。本当に奈緒の髪の毛はサラサラでモフモフで気持ちいいぞー」

奈緒「は、はぁ?」

ライラ「プロデューサー殿は触ったことがありますですか?」

P「うん。何度か」

奈緒「ちょ、プロデューサーさん。そういう話は…」

P「たまーにハグすると必ず触るし、弱ってる時に甘えてくると頭撫でて欲しがるし」

奈緒「や、やめろー!///」

P「撫でられてる時の奈緒は子犬みたいで可愛いぞ」

ライラ「いいですねー」

奈緒「…」

奈緒「ぐぅぅ…もうこのユニット嫌だ…」

ライラ「奈緒さん。弱ってしまいましたですね」

P「ハグするか」

奈緒「い、いらないっ!」

P「じゃあライラさんはどうだ?」

ライラ「お願いしますですー♪」

奈緒「ストップ。それは駄目だ」

ライラ「?」

P「…嫉妬か?」

奈緒「い、いや、違うっての!」

P「はい。じゃあ、真面目な話を始めましょうか」

P「そして奈緒。ごめん」

奈緒「…」(ツーン)

ライラ「奈緒さん。怒っていますですか?」

P「うん。プリプリしてる」

ライラ「プリプリですかー。それは美味しそうな言い方ですねー」

P「そうだな」

P「でもなライラさん。プリプリっていうのは『プンプン』と同じで、『怒ってるよ』を示すものなんだ」

ライラ「なるほどー」

奈緒「プロデューサーさん」

P「どうした?」

奈緒「話。進めないのか?」

P「あ、進める、進める」

奈緒「…ったく。天然2人だけだと話が進まないじゃんか」

P「奈緒が頼りだ」

ライラ「頼りですはい」

奈緒「…プロデューサーさんはあたしの方も気を使ってくれよな」(ボソッ)

P「うん。ちゃんと見てる」

奈緒「き、聞こえてたのかよぉ…」

P「じゃあ、改めて話をしよう」

P「急にユニットを組んでもらったわけだけど新曲は無し。ライブで歌ってもらうのは奈緒の『2nd SIDE』」

P「今回の企画は、新しいユニットを推していく、ってより、事務所内の交流を深める意味合いが強いな」

奈緒「なるほど」

ライラ「はー」

P「例えば、お前たち以外だと、『凛とフレデリカ』、『幸子と時子様』みたいな愉快な組み合わせもある」

奈緒「それは…心配なユニットだなぁ…」

ライラ「楽しそうですねー」

P「ともかく。2人はなるべく一緒に過ごすこと。ライブの演出とかも2人で考えてな」

奈緒「え、それもいいのか?」

P「うん。OK」

P「じゃ、話すことは話したし、俺は他のユニットのとこ回るよ。相談には乗るからいつでも連絡くれよな」

奈緒「う、うん」

ライラ「はいです」

バタン

奈緒「…」

ライラ「…」

奈緒「…うしっ! あたしらも他のユニットに負けないように頑張るぞ!」

ライラ「わかりましたですー」

今日は寝ます。おやすみなさい。

ユニットについて説明不足でしたね。失礼いたしました。

レスであったような「NGのうちの2人が選ばれた場合」ですが、こちらはOKとなります。例えば「凛と未央」や「美嘉とフレデリカ」のようなケースですね。

そして、ここでいう「公式ですでに組まれているユニット」とは「あんきら」や「ロック・ザ・ビート」のような「2人組の公式ユニット」となります。

ただし、例外として「茜と藍子」のように「ユニット名はないけどデュオ曲を持っている2人組」も除外させていただきます。

下記の「デュオ」欄に詳しく載っているのでそちらを参照にお願いします。
http://dic.pixiv.net/a/アイドルマスターシンデレラガールズのユニット一覧

(レッスン)

~♪
~♪

ライラ「うぅ…」

奈緒「ん? どうしたんだライラ、うなったりして?」

ライラ「ああ、奈緒さん。申し訳ありませんです」

ライラ「実はですね。『心を込める』というのがライラさんにはわかりませんです」

奈緒「いきなり何の話?」

ライラ「アイドルのみなさま。よく言うんです。『心を込めて歌います』と」

奈緒「うん。言う」

ライラ「ですが…ライラさんにはそのお気持ちを知ることができないのです」

ライラ「お歌を歌うことには…何か特別なお心構えがないと駄目なんでしょうか…?」

ライラ「ライラさんは『心を込めて』お歌を歌いたいのでございます」

奈緒「心を込めて歌う、ねぇ」

奈緒「んー…ん…」

ライラ「やはり。奈緒さんにも難しい問いなのです?」

奈緒「や、そうじゃなくてさ、『感覚』はわかるんだけど、言葉にするのが難しいんだよなー」

ライラ「ほー」

奈緒「んー、例えばファンの人たちに楽しんでほしいなー、とか。アイツに喜んでほしいなー、とか」

奈緒「そういうことを考えながら歌うことが『心を込める』なんじゃないのか?」

奈緒「…正直、自信ないけどさ」

ライラ「なるほどですねー」

ライラ「思いやりということですか」

奈緒「そうそう! そういうこと!」

ライラ「なるほどー」

ライラ「ところで奈緒さん。『アイツ』とは?」

奈緒「…」

ライラ「『アイツ』とは?」

奈緒「レッスン再開しようぜ」

ライラ「はいです。ところで『アイーーー」

奈緒「さっ、時間もないし早く歌おう!」

ライラ「?」



(本番前日・レッスン後・夕方)

ペロペロ…
シャク…シャク…

ライラ「…この時期のアイスは美味しいですますね。本当に」

奈緒「うん。最近暑くなってきたしなー」

ライラ「ライラさんのはガリガリくんさんですねー…ソーダのシャリシャリがすごいです」

ライラ「冷たくて…甘い…」

奈緒「ガリガリくんは美味しいよなぁ」

ライラ「はい。大好きなのです」

ライラ「ライラさんはお小遣いを毎月プロデューサー殿にいただいたいるのですが」

奈緒「ああ、給料を管理してもらってるって言ってたな」

ライラ「はい。初めてお小遣いをいただいた時、たくさんアイスに使ってしまって怒られてしまった経験があるのですよ」

奈緒「たくさんっていくら?」

ライラ「3万円くらいですねー」

奈緒「はっはっは。そりゃ怒るわー」

奈緒「ガリガリくん(1本70円)が400本強買えるレベルだよ」

ライラ「たくさん買ったアイスは、プロデューサー殿のおうちに行っておすそ分けをいたしてみたのでございますが」

ライラ「プロデューサー殿にライラさんはお説教をされてしまったのですねー」

奈緒「…ふーん」

奈緒「…」

奈緒「なぁ。ライラはプロデューサーの家に遊びに行ったのか?」

ライラ「はい。アパートのお家賃が払えなかった時は、お泊まりもしたことがあるでございますよ」

ライラ「プロデューサー殿はお優しい方でございます…ありがたい」

奈緒「…」

スッ

ライラ「?」

イラッシャイマセー
アイスクダサイ
アリガトウゴザイマシター

ライラ「…おお…奈緒さんたくさんアイスをお買い上げしましたね…」

ゴッソリ

奈緒「つい」

ライラ「アイスが好きなのですねー」

奈緒「でも、買いすぎて、このままだと溶けちゃうなー。マズイなー」

奈緒「どこかアイスをおすそ分けできる場所はないかなー」

奈緒「女子寮もあたしの家も遠いし、少しくらいの迷惑かけても大丈夫なトコはないかなー」

ライラ「…ライラさんが全部食べることはやぶさかではないのですが」

奈緒「いや、お腹壊しちゃうでしょ。明日本番だぞ?」

ライラ「そうですね。また怒られてしまいます」

ライラ「そうです…! 奈緒さんもプロデューサー殿のお家にアイスを置いて、食べすぎてお腹を壊さないようにしたらです?」

ライラ「ライラさんと同じですます」

奈緒「プロデューサーの家にアイスを置きに行くって話だよな?」

ライラ「はい」

奈緒「…っし!」

ライラ「?」

奈緒「し、仕方ないなっ! そうしよう! 非常事態だし!」

ライラ「奈緒さん。なんだかすごく嬉しそうでございますね」

奈緒「は、はぁ?」

ライラ「でも、そのお気持ちはよくわかります。アイスは美味しいですからね…」

ライラ「…じゅるり」

ライラ「…駄目です…ライラさんは買いすぎないように我慢をするのです」

奈緒「…」

奈緒「後で何個か分けようか?」

ライラ「わぁ…本当でございますか…」(キラキラ)

奈緒「うん。一緒に食べよう」

ライラ「ありがとうございますです。奈緒さん」

だきっ

奈緒「わっ! とっとっ…き、急に抱きつくなよ」

ライラ「嬉しくてついです」

ライラ「…」

すんすん

奈緒「ちょ、なんで匂い嗅ぐんだよ!」

ライラ「奈緒さんの身体は温かくて…お日様のような匂いがいたしますね…」

ライラ「安心します…」

奈緒「そ、そっか。とりあえず行こうぜ」

ライラ「はい」

ピンポーン

P「はーい」

ライラ「こんばんはです」

奈緒「よ、よお」

P「こんばんは2人とも。どうした? 今日はもう仕事終わったんだよな?」

P「明日、本番だし早く休んだほうがいいんじゃないか?」

ライラ「実はですね。アイスを置きにきました」

P「ほう。ライラさん…もしや、またアイス買いすぎたのか?」

ライラ「ち、違います。ライラさんではなくてですね、アイスをたくさん買ったのは奈緒さんなのです」

P「奈緒が?」

奈緒「え、ええと…その…つい買っちゃってさー」

奈緒「…だから置きにきた」

P「へー」

P「…」

奈緒「…な、なんでニヤニヤしてんだよっ! 馬鹿っ!」

P「いや、別に?」

奈緒「や、やっぱ帰るぅ!」

ガシッ

ライラ「駄目です! アイスが溶けてしまいます!」

ライラ「さあ中へ!」

P「いいぞライラさん。引きずり込むんだ」

奈緒「やーめーろー! これは拉致だぞ、拉致!」

P「自分で来たんじゃないか」

ライラ「はい。観念ですよ」

奈緒「うわぁー!」

ズズズ…

奈緒「あ。このお茶うまいな」

ライラ「美味しいですね…アイスの後ですから温かいものが染み渡るです」

P「落ち着いたか?」

奈緒「まあ」

ライラ「アイスは無事でしたからね」

奈緒「(そうじゃないけど)そうだな」

P「おかけで我が家の冷凍庫はギッチギチだけどね」

奈緒「ごめん」

P「いいけど、こまめに消費しにこいよ」

ライラ「はい。いただきます!」

P「ライラさん。元気の良い返事はよろしいね」

P「でも、アイスは奈緒のものだから、奈緒にちゃんと許可を取りなさい」

ライラ「奈緒さん…」

奈緒「そんな子犬みたいな目で訴えなくても大丈夫だって。好きに食べていいよ」

ライラ「ありがとうございますです。奈緒さんはお優しいですね」

P「ずいぶん懐かれたな。奈緒」

奈緒「そうなのかな?」

ライラ「ライラさんは奈緒さんが大好きでございますよ」

奈緒「は、はぁ!?」

ライラ「奈緒さんはアイスをたくさんくださいますからね」

P「『飴玉で子供を釣る誘拐犯』が泣いて喜びそうな判断基準だな」

ライラ「それだけではございませんよ。お日様みたいな奈緒さんの匂いも素敵です」

P「ライラさん、奈緒の匂いを嗅いだのか?」

ライラ「いい匂いでした」

P「いいなぁ。俺も嗅ぎたい」

奈緒「さらっとセクハラ発言するんじゃねぇよ! 馬鹿っ!」

ライラ「ライラさんは平気ですよ。アイスとハトさんの匂いがあります」

P「へぇ、ちょっといいかい?」

ライラ「どうぞです。腕のところですが」

奈緒「ま、マジかよライラ!」

P「では失礼」

すんすん…

P「おー、アイスとハトの香りかどうかはわからんけど、爽やかなでいい匂いだ」

P「ミントの葉を手で揉み込んだカンジ」

ライラ「ありがとうございます。お褒めに預かり光栄ですます」

奈緒「…」

P「さて、じゃあ次は奈緒の番…」

奈緒「いや待て。順番とかないからな」

P「ないのか?」

奈緒「ねぇよっ!」

奈緒「…だいたい…レッスンの後で汗かいてるし…」

ライラ「汗の匂いはしませんよ?」

P「だ、そうだ。何も問題ない」

奈緒「いや、問題しかねぇっての」

奈緒「女子高生に向かって『匂い嗅がせてください』って即逮捕ものの事案だからな」

ライラ「ら、ライラさんも逮捕されますか…?」

奈緒「ライラは大丈夫だっての! 本気でビビられると困るわ!」

P「差別だ」

奈緒「区別だよっ!」

奈緒「あーっ! もう突っ込むのが疲れるなあ!」

奈緒「とにかく! 絶対にさせないからなっ! プロデューサーさん!」

(しばらくして)

P「では失礼」

奈緒「さ、さっさと済ませろよなっ!」

すんすん…

奈緒「~っ」

P「確かにお日様の香りがするな」

ライラ「わかりますか?」

P「わかる」

すんすん…

P「不思議な安心感があるなぁ」

ライラ「そうですねー。ママの匂いに少し似ていますですね」

奈緒「…プロデューサーさん。近すぎだろ…」

P「嗅いでるからな」

奈緒「…っ」

奈緒「つ、つか、もういいだろっ! はーなーれーろーよー!」

P「はいよ。いい匂いでした。ありがとな」

P「また今度、お願いするよ」

奈緒「は、はぁっ! もう2度とさせないからなーっ!?」

ライラ「…」

奈緒「ライラはそんなに悲しそうな目で見るなよ…」

P「…」

奈緒「プロデューサーさんはどんな目で訴えても意味ないからな」

P「ケチ」

奈緒「ケチじゃねーよ! 変態!」

P「お返しに俺の匂いも嗅ぐか?」

奈緒「…」

奈緒「はっ! い、いらないっ!」

P「(いま、ちょっとためらったな)」

P「じゃあ気をつけておかえりよ。明日、頑張ろうな」

ライラ「はいです」

奈緒「うん」

バイバーイ

テクテクテク…
テクテクテク…

ライラ「プロデューサー殿のお家は落ち着きますですねー」

奈緒「落ち着くぅ?」

ライラ「はいです。ライラさんのお家とは全然違うですけど、ほんわかします」

奈緒「そうなんだー」

ライラ「はい。あそこでライラさんは住みたいですねー」

奈緒「…」

奈緒「それって遠回しにプロデューサーさんと一緒に暮らしたい、って言ってる?」

ライラ「?」

奈緒「いや、何でもない。ごめん」

ライラ「でも、プロデューサー殿と一緒に暮らすのは良いかもしれないですねー」

奈緒「!?」

ライラ「プロデューサー殿と一緒にアイドルのお仕事をしながら、アイスを食べる毎日は楽しそうですね」

奈緒「…あ、そういうカンジな」

ライラ「その時は奈緒さんも一緒に暮らしますですか?」

奈緒「はぁっ!?」

ライラ「…」

ライラ「駄目そうですね…」(しょんぼり)

奈緒「い、いや! ライラと一緒に暮らすのが嫌とかじゃなくてだな」

ライラ「もしや…奈緒さんはプロデューサー殿がお嫌いですか?」

奈緒「は?」

ライラ「先ほども何度もプロデューサー殿に怒っていたようですし、もしやプロデューサー殿とは険悪なのでは…」

奈緒「い、いや、それも違うって!」

奈緒「むしろプロデューサーさんのことは…」

奈緒「…」

奈緒「…///」(カァー)

ライラ「プロデューサー殿のことは?」

奈緒「…」

奈緒「ふ、普通だ!!」

ライラ「普通、でございますかー」

奈緒「お、おう」

ライラ「なるほどですね」

ライラ「ライラさんはプロデューサー殿が大好きでございますよ」

奈緒「なっ!?」

ライラ「ただ、プロデューサー殿だけではないですね」

ライラ「他のお友達も、爺やも、遠くにいるママも、少しだけ怖いですけれどパパも、もちろん奈緒さんも、みんな大好きでございます」

ライラ「ライラさんは皆さんによくしてもらっています。それがとても幸せなのでございます」

ライラ「だから、ライラさんは皆さんが大好きですます。そして『ありがとう』なのです」

ライラ「奈緒さんはそのようなお気持ちはございませんか?」

奈緒「…」

奈緒「ライラはすごく素直なんだな」

ライラ「自分ではよくわかりませんが」

奈緒「…うん。感謝、はあるよ」

奈緒「一緒に仕事をした人にも、スタッフの人に感謝してる」

奈緒「もちろん。ライラにもな」

ライラ「照れるですねー」

奈緒「…」

ライラ「…では、プロデューサー殿にはどうなのでございます?」

奈緒「…」

奈緒「複雑」

ライラ「ふくざつ?」

奈緒「…プロデューサーさんは、あたしのことをからかってくるし、無遠慮だし、調子のいいこと言ってくるし」

奈緒「ムカつく時が結構あるんだ」

ライラ「…それは…悲しいですね」

奈緒「いや、でもな。それよりずっと、ずーっと、いい経験をさせてもらってるから…」

奈緒「…その点に関してだけは、その、すごく感謝してる…」

奈緒「…多分、アイドルになってからはだけど…」

奈緒「…1番感謝してる」

奈緒「…」

奈緒「…はずい」

ライラ「素敵ですますよー」

奈緒「…おう」

ライラ「プロデューサー殿に向かって言わないのですか?」

奈緒「い、言わない。まだ言わない!」

ライラ「まだ、ですか?」

奈緒「…うん」

奈緒「あたしがもうちょっと頑張ってさ」

奈緒「誰もが認めてくれるくらいのアイドルになれたら、その時には…」

奈緒「…その、色々と、言いたいことがあるので…言います」

奈緒「///」

ライラ「なるほどー」

ライラ「では、今回のお仕事も、大成功にしましょう」

ライラ「そうすれば奈緒さんはプロデューサー殿に伝えたいことを早く伝えられるです」

ライラ「ライラさんは、プロデューサー殿が奈緒さんのお気持ちを受け止めるところを見たいのでございます」

奈緒「う、受け止めるっ!? それは、まだ、わかんないだろ!?」

ライラ「感謝のお気持ちなら受け止ってくださると思うですけど?」

奈緒「…そ、そ、そうだなっ」

奈緒「…ガンバルよ」

ライラ「はいです♪」

奈緒「…」

奈緒「ありがとうな。ライラ」

ライラ「はい。でも、まだLIVEも終わってないですよ」

ライラ「本番は明日です。そこで最高の笑顔ですね」(にっこり)

奈緒「…ああっ!」(ニッ)

奈緒「一緒にやるぞ! ライラ!」

ライラ「はい♪」

【次の日のLIVEは大成功で終わった】

(奈緒・ライラ end)

奈緒、ライラさんのユニットは以上になります。
次回の安価は
>>43
>>46でお願いします。

ありす

かれん

加蓮了解です
ありすは1度安価取っているので
>>50
再安価でお願いします

のの

「加蓮・もりくぼ」了解です。

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