安価で作ったキャラみんなでジャンケンするだけ (23)

司会「はーい! ご覧の皆様、お待たせしましたー!」

司会「第〇回ジャンケン大会、まもなく開催です!」

司会「大会内容は至ってシンプル! ジャンケンで勝つ、それだけです!」

司会「大会はトーナメント式! 最後まで勝ち残った者だけが勝者!」

司会「賞金はなんと1000万円!」

司会「まあこれを大金だと思うか端金だと思うかは人それぞれですね」

司会「参加者は全員で8人! 誰が出られるかはこれから決めていきます!」

司会「学校でリア充とかボッチとかやってる君も、ファンタジーで勇者とか魔王とかやってる君も」

司会「ヒノモトでサムライとかニンジャとかやってる君も、そのへんの街や村のモブとか店員とかやってる君も」

司会「誰だってウェルカム!」

司会「じゃ、さっさと参加者を決めましょ、巻いてこー!」

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↓1~8

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名前
性別
職業
性格
よく出す手(グー、チョキ、パー、バランスのいずれかを選んでね)
大会の参加理由

引本「……うーん」

引本「今月、少しやばいかもしれない……」

引本「駆け出しだから仕方ないとはいえ、あまりにも仕事が来ない」

引本「話すのが苦手なのも影響があるかもしれないな……演じるのは好きなんだが」

引本「やはり今の時代、声優業は難しいのか?」

引本「いや、そんなことは言ってられないよな」

引本「……あーーでも、やっぱり声優じゃなくて俳優にするべきだったか?」

引本「おっと、それより問題は生活費だ」

引本「何とかしなければ毎食もやし炒めになってしまう」

引本「いや、毎食も厳しいかもしれない……ぬぬぬ」

引本「あーあ、手っ取り早くお金が手に入らないかな、こう、ポンッと」

司会「お金が欲しいですか?」ヌッ

引本「ぬおおっ!?」

司会「お金、欲しいんですね?」

引本「お、え、だ、誰アンタ!?」

司会「そんなあなたにビッグチャンス!」

引本「なあどこから来たんだ? え? 玄関は鍵かけてたよな? あれ?」

司会「ジャンケンで勝ち抜くだけで1000万円が貰えます!」

引本「話を聞いてない……って、え? いっせんまん? もらえる?」

司会「はい、1000万円です」

引本「えーと……なんで?」

司会「話を聞いてませんね? ジャンケンで勝ち進めば貰えますよ、ポンッと」

引本「…………はあ、ジャンケンで勝つだけで……」

司会「むっ、信じてない顔をしてますね」

引本「そ……そりゃあそうだろ、その、訳わかんないし、まずアンタ誰」

司会「そーですねえ、じゃあこれは夢だとでも思っててください」

引本「は、はあ、夢、そっか夢か」

司会「それで、1000万円、いるかいらないかで言えばどっち?」

引本「そりゃあ、欲しい」

司会「はい、参加者一人決まりました! ご案内しましょう!」

引本「え、どこに?」

司会「もちろん、大会会場です!」


参加者一人目

引本 災治

由美「じゃあ行ってくるね、学校終わったらすぐ帰るからね」

弟「うん、わかったよお姉ちゃん」

ガララ

由美「……はあ」

由美「(弟が倒れてから、もう2ヶ月か……)」

由美「(お医者さんの話だと、事例の少ない難病みたい)」

由美「(手術をすれば治るには治るらしいんだけど、再発の可能性が非常に高いとのお話)」

由美「(……でも、それ以前に手術どころか入院するお金が無い)」

由美「(お父さんもお母さんも頑張ってるんだけど、それでも鎮痛剤を買って自宅療養させるのが精一杯)」

由美「(なんとかしてあげたいけれど……)」

名医「あなたが大間由美さんかな?」ヌッ

由美「え、きゃ!? え?」

名医「ああ失礼、驚かせてしまったか、私は病院の者でね」

由美「え? ああ病院の、弟がお世話になっています」

名医「いやこちらこそ、担当医が不甲斐なくて申し訳ない」

名医「私は弟さんの病気を診断した医者から相談を受けてね、カルテを拝見させてもらった」

由美「はあ……」

名医「結論から言う、私なら手術で完治させることが出来る。再発もしないだろう」

由美「え……!? 本当ですか!?」

名医「ただまあ、非常に難しい手術になるのは間違いないのでな……手術費用と入院費用、合わせてざっと1000万円は欲しいところだな」

由美「は、え、いっせんまん……?」

由美「無理ですそんなの! こっちは鎮痛剤を買うのが精一杯で!」

名医「何、アテが無かったらこんな話は持ちかけないさ」

由美「え?」

名医「詳しい話はこちらの人から聞いてくれ」

司会「はい、ご紹介に預かりましたので説明しましょう」ヌッ

由美「ええ!? 一体どこから!?」

~説明中~

由美「ジャンケンで勝てば1000万円……」

司会「はい、もし大会で優勝できましたら、こちらの方で手術費を立て替えてあげましょう!」

由美「……わかりました、せっかくのチャンスなんです、やってみます!」

名医「ふむ、まあがんばってくれたまえ」

司会「それじゃあ大会会場へご案内します!」


参加者二人目

大間 由美

call! call!

司令「こちら司令部! 付近に悪の怪人が出没していることが確認された!」

司令「直ちに出動し、悪の怪人を倒してくれたまえ!」

「了解した!」

「変身!!」

ピカーン!!

浮き輪仮面「浮き輪仮面、ここに参上!」

司令「詳細な場所を端末に送信した! あとは頼むぞ!」

浮き輪仮面「任せてくれ!」

浮き輪仮面「よし行くぞ!」

浮き輪仮面「うおおおおお!!!」ダダダダ

浮き輪仮面「うおおおおお!!!」ダダダダ

浮き輪仮面「うおおおおお!!!」ダダダダ

……

……

浮き輪仮面「ぜえ、ぜえ、け、結構遠いじゃねえか、どんだけ走ったと思うんだよ……」

浮き輪仮面「えーと、ここが悪の怪人が出た場所か! 何処にいる怪人!」

「ふっ、遅かったわね浮き輪仮面!」

浮き輪仮面「なっ、その声は!?」

ママちゃりん「悪の怪人は、既にこの私が倒したわッ!」

浮き輪仮面「やはりお前か、魔法少女ママちゃりん!」

ママちゃりん「あなた、駆けつけるのが遅すぎるのよ! 移動時間の間に怪人がもたらす被害を考えていないようね!」

ママちゃりん「まあ、その方が私の手柄になるからいいのだけれどねッ! ウフフフ!」

浮き輪仮面「くっ、海の怪人だったら誰より早く駆けつけてやっつけられるのに……!」

ママちゃりん「それじゃあ怪人は倒したし、私はもう帰るわね」

ママちゃりん「じゃあね浮き輪仮面! オーホホホホ!!」

チリンチリーン

浮き輪仮面「くっ、ママチャリで颯爽と去っていきやがった……」

浮き輪仮面「……確かに陸での移動手段は欲しいよなあ、浮き輪は海でしか使えないし」

浮き輪仮面「……そうだな、バイクとかかな、ヒーローとしては憧れるよな、専用バイク」

「専用バイクが欲しいですか、浮き輪仮面!!」

浮き輪仮面「なっ!? 誰だ!!」

司会「私だ!」バァン

浮き輪仮面「何!? 悪の怪人がもう一人いたのか!? いや、そんな報告は受けていない……お前は一体!?」

司会「私のことは問題にはなりません、それよりもあなた、専用バイクか欲しいのですか?」

浮き輪仮面「……ああ、確かに欲しいと思ったが」

司会「ならばジャンケン大会で優勝し、1000万円を手にするといい! 好きなバイクが買えますよ!」

浮き輪仮面「何い、1000万円!? 俺の年収何年分なんだ!?」

司会「さあ、出ますか、出ませんか!」

浮き輪仮面「望むところだ、受けて立つ!」

司会「それでこそ正義のヒーロー! では大会会場にご案内しましょう!」


参加者三人目

浮き輪仮面

絵真「ねえねえお姉ちゃん」

司会「…………」

絵真「何やってるの?」

司会「釣りです」

絵真「釣り?」

司会「はい、釣りです」

絵真「……水じゃなくて公園の砂場に釣り糸いれても、何も釣れないと思うよ?」

司会「いえ、待ってたら絶対釣れると思うんですよ」

絵真「何釣るの? アリさん? トンボさん?」

司会「私が釣ろうと思ってるのはですね、参加者さんなんですよ」

絵真「さんかしゃさん? 生き物?」

司会「まあ生き物には違いないですね」

司会「ところであなた、ジャンケン大会に興味あります?」

絵真「ジャンケン大会?」

司会「ジャンケンで勝ち進めば、1000万円が貰えるんですよ」

絵真「いっせんまんえん……えーと、ひーふーみー……まん?」

司会「お菓子やオモチャがたくさん買えるってことですよ」

絵真「あーなるほど!」

司会「ジャンケン大会、出てみますか?」

絵真「うん出る! なんか面白そう!」

絵真「それにね! 私ジャンケン得意なんだ!」

司会「よし、参加者が一人釣れました!」

司会「では大会会場にご案内しましょう!」

絵真「あ、でも、知らない人についてっちゃダメって、お母さんが」

司会「大丈夫ですよ、私達はもうお友達でしょ?」

絵真「あー、うん、そだね!」

司会「じゃあ行きましょう!」

如月「うん!」


参加者四人目

如月 絵真

↓あと4人お願いします

名前 愛斗正義(あいと まさよし)
性別 男
職業 仮面ライダー
性格 正義感が強い
よく出す手 グー
大会の参加理由 大会に乱入してくる怪人を倒す為

名前 愛斗正義(あいと まさよし)
性別 男
職業 仮面ライダー
性格 正義感が強い
よく出す手 グー
大会の参加理由 大会に乱入してくる怪人を倒す為

連投すまん

愛斗「(俺の名は愛斗正義)」

司会「さあ! みんなで助けを呼ぼうー!」

会場の子供たち「たすけてー! 仮面ライダージャスティスーー!!」

愛斗「とぉう!」

愛斗「仮面ライダージャスティス、ここに見参!!」バァン

愛斗「(今は仮面ライダージャスティスの俳優をやっている)」

司会「やったー! 仮面ライダージャスティスが助けにきてくれたわー!」

悪役「ギョギョギョー!? お前は憎き仮面ライダージャスティス! 俺達の最大の敵!」

悪役「ここであったが百年目! お前を血祭りにあげてやるぜぇー!」

愛斗「(そんな俺には、人には言えないとんでもない秘密がある)」

愛斗「くらえ! ジャスティス、ライダーキィィィィック!!」ドゴォ

悪役「ぎゃあああ! 一撃でやられたァーーー!」チュドーン!!

会場の子供たち「やったー! 勝ったー! ジャスティスつよーい!」

司会「仮面ライダージャスティスの活躍により、今日もまた世界の平和が守られました!」

司会「みんなー! ジャスティスにお礼を言いましょう!」

会場の子供たち「ありがとうジャスティスー!!」

愛斗「ふっ……子供たちよ、さらばだ!」

愛斗「(その秘密とは……)」

……

愛斗「俺達はこんなことをしていていいのか!?」

悪役「えー? だって仕方ないじゃろ」

悪役「お前を仮面ライダーに改造したのはよかったのじゃが、そのせいで資金がすっからかんになってしもうたんじゃから資金稼ぎは必要じゃろう。この演劇ウケがいいし」

愛斗「そんなのんびりしていていいのか博士! 俺は今すぐにでも悪を退治したいというのに!」

悪役→博士「まあまあそう急くでない、今は悪の組織もまだ水面下での活動を続けておる、今は資金……いや、力を蓄える時じゃ」

愛斗「くっ……なんてもどかしい……」

司会「ふっふっふ……なんだか興味深いお話をしていますね」

愛斗「むっ!?」

博士「ありゃ、司会のお姉さんではないか、もしかして聞いてた?」

司会「いやあ、中々おマヌケな設定だと思いましたね、改造したけど資金が無くなって何も出来ないって」

愛斗「は、ははは……(どうやら作り話だと思ってるみたいだ、これならバレなくて済みそうだ)」

司会「ところで……一つ、話しておきたいことがありまして」

司会「とあるジャンケン大会に、悪の組織が乱入してくるという情報を入手しました」

愛斗「へっ?」

司会「仮面ライダーである愛斗さんにはその大会に参加してもらい、乱入する怪人を倒してほしいのです」

博士「ほぉ……」

司会「大会の優勝賞金は1000万円。おそらくこれが狙いでしょうね、お願いできますか?」

博士「……驚いた、おぬし一体何者じゃ?」

司会「ふふ、私はどこにでもいる司会のお姉さんですよ」

博士「愛斗よ、この話が本当なら我々は迎え撃たねばなるまい」

愛斗「ああわかってる、やってやるぜ!」

司会「分かりました! それではご案内しましょう!」


参加者五人目

愛斗 正義

左内「……」ニタァ……

左内「ふっ、今日も笑顔がキラリと輝いているぜ」

左内「鏡よ鏡よ鏡さん! 世界で一番笑顔が似合うイーイ男は誰だ?」

鏡「あなたではないことは間違いないですね」

左内「ふっ……やはり俺か、まあそうだろうな、あっはっは!」

鏡「人の話を聞いてくださいよ、あなたの笑顔は怖いです、凶器ですよ凶器」

左内「凶器か……確かにそうだな、この笑顔で何人もの女性を堕としてきたのだからな、凶器と評されても不思議はあるまい、むしろ誉れだな」

鏡「それ怖がってるだけですよ、あまりにも凶悪で失神したんじゃないですかその女性達」

左内「気絶させるほどの美貌! いやはや参ったね、俺のイケメン笑顔はなんて罪作りなのだろう」

鏡「だめだこりゃ……」

左内「……ん? というか今話してたのは誰だ? あれ? 俺以外には誰もいないよな」

鏡「ここですよ、ここ」

左内「ん?」

司会「どうもー」スゥ

左内「うわぁ!? 見知らぬ女性が鏡に映ってる!?」

司会「やっと気づいてくれましたか」

左内「……あ、あー、もしかするとこれは幻覚か」

左内「それに幻聴もあるらしい、仕事で疲れているかもしれん……」

司会「幻覚でも幻聴でも無くて現実ですけどね」

司会「ところで、そんなに仕事が忙しいんですか?」

左内「幻覚が話しかけてくるぞ……まあいい、幻覚と会話するのも一興だ」

司会「幻覚ではないですってば……まあいいや」

左内「実は最近、事業の拡大を考えていてな」

司会「へえ、何のお仕事です?」

左内「養蜂だ、蜂を飼育して蜜を採っている」

司会「へー」

左内「蜂にも俺の笑顔を披露しているんだがな、何故か決まって刺される、ミツバチなのに刺してくるのだ」

左内「どうやら蜂には俺のスマイルが理解できないらしい」

左内「いや待て? 針があるのはメスのミツバチだけだから、もしかして照れ隠しで刺してくるんじゃあ」

司会「話を進めてください」

左内「あ? ああ、要は金がいるのだ、事業拡大のためのな」

左内「そのせいで最近忙しくてな……だからこんな幻覚を見るのだ」

司会「ふむ、それじゃあその資金が手に入るとしたら、どうします?」

左内「なに?」

~説明中~

左内「ほう、ジャンケンで勝てば1000万円か」

左内「とんでもない幻聴だな、今日は休んで寝た方がいいか……」

司会「幻聴云々は置いておいて、1000万円が欲しいか欲しくないかで言えば?」

左内「もちろん欲しい」

司会「では決まりですね、大会会場へご案内!」

左内「は、え? うわ、鏡の中に引っ張られる!?」


参加者六人目

左内・C・頼斗

暗黒卿「……」

暗黒卿「ふん……来たか」

司会「どうもー、呼ばれて出てきました」ヌッ

司会「それで、私にどんな御用でしょうか?」

暗黒卿「……近いうちに、変な大会を開くそうだな」

司会「参加者が集まればすぐに始めますよ」

司会「あと、変な大会ではなくてジャンケン大会です」

暗黒卿「それに我も参加する」

司会「……あー、それはちょっと、その……」

暗黒卿「できないとでも言うのか?」

司会「難しいですね」

暗黒卿「ふん」

ボッ!!

暗黒卿「…………」

司会「いきなり攻撃しないでください、私がいた場所が吹き飛んだじゃないですか」

暗黒卿「どうせ無傷なんだからよかろうが」

暗黒卿「それで? 我が大会に出られない理由を聞かせてもらえるのだろうな?」

司会「出られなくはないんですけどねー……ただ、ご期待に添えられないと思いまして」

司会「私達は優勝者に賞金を渡すだけなんです、1000万円……この世界で換算すると250万オーロ」

司会「なので、暗黒卿の息子さんを探す手助けは出来ません」

暗黒卿「……」

司会「その250万オーロも、暗黒卿の持つ財産の足元にも及ばない金額です、捜索費用だとしても既に間に合っているでしょう」

暗黒卿「金など、どうでもよい」

暗黒卿「我が気になるのは……大会の参加者がどこからやって来るかだ」

司会「……ほう?」

暗黒卿「もはや手は尽くした、その上で確信がある」

暗黒卿「息子はこの世界にはいない」

暗黒卿「だとすれば、他の世界へと渡っている可能性がある」

司会「ちなみに、息子さんが既に亡くなっている可能性は考えないんですか?」

暗黒卿「……」

ボッ!!!

司会「危ないじゃないですか」スッ

暗黒卿「言葉には気を付けろ」

司会「これはこれは、申し訳ございませんでした」

暗黒卿「とにかく、我は大会に参加し、他の世界を見る」

司会「うーん、それでもやっぱりご期待には応えられないと思いますが……わかりました、そこまで言うなら参加を認めましょう」

暗黒卿「ふん、ならば早く案内しろ」

司会「わかりました、ではこちらへ」


参加者七人目

暗黒卿

クラブーン「カニカニカニーィ!」

クラブーン「今日も密漁者の船を沈めてやったカニ!」

クラブーン「これで今日は8隻カニ!」

クラブーン「……8隻カニかー」

クラブーン「最近、密漁者が多過ぎるカニ」

クラブーン「そろそろオイラの手だけでは間に合わなくなってきたカニ……」

クラブーン「うーん、思い切って更なる強化改造をしてみるカニ?」

クラブーン「……でもそんな金無いカニなー……」

クラブーン「どうしたものカニかねー」

グゥー

クラブーン「腹が減ったカニ、陸に上がって何か食べにいくカニ、コンビニでいいかな」

……

ピンポンパンポンピー

司会「いらっしゃいませー」

常連客「(あ、最近このコンビニでよく見るやつだ)」

常連客「(あのカニ頭は一体なんなんだ??)」

クラブーン「これとこれと……これも」

クラブーン「あ、肉まんください」

司会「はーい」

常連客「(最近入ったらしいバイトの店員さんもよく普段通りに接客できるよな)」

司会「オニギリ温めますか?」

クラブーン「いえ、いいです」

司会「それじゃあ、懐を温めますか?」

クラブーン「カニ?」

司会「お客さんだけの取っておきの情報なんですけどね……実は1000万円が貰えるチャンスがありまして」

クラブーン「ほう? 1000万円?」

常連客「(うわ嘘くせぇー……店員の人、何話し始めてんだよ)」

司会「ジャンケン大会で優勝したら、1000万円はあなたのものです」

クラブーン「ジャンケンで勝つだけで……ふむふむ」

常連客「(いやお前その腕じゃあチョキしか出せないよな? なあ?)」

司会「どうです? 参加しますか?」

クラブーン「もちろん参加するカニ!」

常連客「(えぇー!? そんな胡散臭い話、信じちゃうの!?)」

クラブーン「フッフッフ、1000万もあればいろんな改造がし放題カニ!」

クラブーン「魚雷をしこたま搭載して、密漁者の船をガンガン沈めてやるんだカニ!」

常連客「(うわうわうわ、魚雷とか沈めるとか物騒だなー、脳ミソ大丈夫か? いやカニミソか、カニミソ大丈夫か?)」

司会「オーケー、それじゃあ大会会場へご案内しましょう!」

シュンッ

常連客「……あれ?」

常連客「あの二人、どこへ行ったんだ??」


参加者八人目

クラブーン

今回はここまで
次からジャンケンしていきます

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