神谷奈緒が眉毛を出荷する話 (34)

雫「奈緒ちゃん、そろそろ出荷の時期ですから覚えておいてくださいねー」

奈緒「ああ、もうそんな時期か。サンキュー雫」

雫「どういたしましてー。じゃあお仕事行ってきますねー」

奈緒「頑張ってな」

未央「……?」

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未央「ねえ、かみやん。出荷って何の話?」

凛「奈緒、牛飼ってたっけ?」

奈緒「気軽に何言ってんだよ。牛なんて飼えるわけないだろ」

加蓮「ニワトリじゃない?それなら奈緒の髪の中で飼えそう」

卯月「奈緒ちゃん髪の中でニワトリ飼ってるんですか!?」

奈緒「加蓮も適当なこと言うなって。卯月も信じるな」

未央「おお!今日もかみやんのツッコミが冴え渡る」

奈緒「茶化すなって」

凛「で、結局出荷って何なの?雫が言うから酪農だと思うけど」

奈緒「あー、まあ、隠すことでもないか。眉毛だよ」

卯月「眉毛?眉毛って目の上にある眉毛ですか?」

奈緒「ああ。あたし今、眉毛を育てるバイトしてるんだ」

未央「かみやんそんなバイトしてたの?」

奈緒「小遣い稼ぎみたいなもんだけどな。たいした手間もかからないし、学校とかアイドルとか、とにかく忙しくても片手間で出来る便利なバイトなんだよ」

卯月「雫ちゃんとお話してましたけど、雫ちゃん経由で始めたんですか?」

奈緒「いや、このバイト始めたのは、まだあたしがアイドルになる前の半年以上前だから雫は関係ないな。雫には眉毛を育てる上でのアドバイスをたびたびして貰ってたんだ。及川牧場でも眉毛は扱ってるらしくて、かなりお世話になったよ」

凛「意外と幅広いんだね、及川牧場」

加蓮「……待って。さっき出荷って言ってたのは?」

奈緒「ああ、だから育ててた眉毛の出荷時期が今月末だって話だよ。眉毛の旬は初夏だからな」

加蓮「出荷したら今の奈緒の眉毛はどうなるの?」

奈緒「お、おい?加蓮?なんか顔が怖いぞ、どうした?」

凛「加蓮?」

加蓮「答えて」

奈緒「どうなるって、出荷したら今の育った太い眉はなくなるに決まってるだろ」

卯月「奈緒ちゃん、眉がなくなっちゃうんですか?」

奈緒「ん?ああ、いや大丈夫。眉毛はなくならない。ただ、皆みたいな普通の太さの眉になるだけだよ」

未央「なーんだ、ビックリした。かみやんが眉なしの不良になるのかと思ったよ」

奈緒「流石にあたしもそんなの嫌だって。ははっ、加蓮はその心配をしてたのか?意外と心配性なんだな」

加蓮「……たい」

未央「え?なんか言った?」

加蓮「眉毛の出荷に反対!」

奈緒「ええっ!?反対って、お前なあ」

加蓮「眉毛の出荷なんて認めないから」

未央「ちょっとかれん?熱くなりすぎ……」

未央「ちょっとかれん?熱くなりすぎ……」

加蓮「熱くもなるよ。考えてもみて。奈緒はアイドルになる前から、アタシ達と出会う前から眉毛を育ててたって言ったでしょ。アタシたちにとって奈緒は奈緒の眉毛あってこそなんだよ。それを出荷するなんておかしいよ」

卯月「か、加蓮ちゃん」

加蓮「卯月だって思わないの?奈緒の眉毛は、アタシたちと一緒にアイドル生活を送ってきた仲間なんだよ!アタシたちが笑い、悲しみ、努力してきた時には、いつも奈緒の目の上で一緒にいたんだよ。本当に卯月は何も思わないの?」

凛「ちょっと加蓮。そんな責めるみたいな言い方」

卯月「奈緒ちゃんの眉毛が可哀想です!」

未央「ああっ!しまむーがコロッと出荷反対派に!」

奈緒「ちょろ過ぎだろ!?」

奈緒「ていうかちょっと待て。なんであたしが自分で育てた眉を出荷するのに、反対されなきゃいけないんだよ。おかしいだろ」

加蓮「おかしくないよ。むしろおかしいのは奈緒の方だよ」

奈緒「なんだと!」

未央「しまむー、正気に戻って」

卯月「正気って、でも奈緒ちゃんの眉毛が可哀想なのは事実じゃないですか」

凛「よく聞いて卯月。もともと出荷は決まってたことで」

ワーワー

ギャーギャー

ちひろ「うるさーい!喧嘩ならよそでやってください!」

卯月「ああ、貴女は!」

奈緒「鬼か!?」

未央「悪魔か!?」

加蓮「いや……」

凛「ちひろさん!」

ちひろ「大人として正しいこと言ったのにこの扱い」

ちひろ「なるほど話はわかりました」

ちひろ「本件はお金に関わる大切な話です。特別に会議室の使用を認め、話し合ってもらいましょう」

ちひろ「ただし、貴女達だけに任せたらさっきみたいに口論になるだけ。というわけで」

ちひろ「私、千川ちひろが本件の裁判長として議論を見守ります。よろしいですね」

未央「ちひろさん、その裁判長っぽい衣装なんですか?」

ちひろ「私物です」

卯月「しまむら製ですか?」

ちひろ「自作です」

凛「なんのために作ったんですか?」

ちひろ「すべては今、この時のために」

加蓮「つまり思いつきで作ったはいいものの、使う機会がまったくなく、クローゼットの奥深く仕舞われてたものを今回の話し合いでようやく使えると嬉々として着てきたと」

ちひろ「い、いいじゃないですか!コスプレ好きなんですから!」

奈緒「というか仕事はいいんですか?」

ちひろ「話し合いが長引けば長引くほど、プロデューサーさんが私抜きで仕事することになって苦しみます」

奈緒「ひでえ」

ちひろ「はい、では出荷反対派の主張をどうぞ」

加蓮「まずはこれを」

卯月「さ、札束……!?」

加蓮「ここに10万円あるよ」

未央「い、いきなり裁判長を買収しにかかった!?」

凛「しまった、これじゃあこの裁判は敗訴確定に」

ちひろ「……ふっ」

未央「え?」

ちひろ「普段ならいざ知らず、今の私は法の番人。賄賂には応じません」

未央「の、ノリノリだ」

奈緒「ちひろさん、コスプレしたキャラになりきるタイプだったのか」

卯月「ど、どうしましょう加蓮ちゃん!

加蓮「いや、これちひろさんに渡す用じゃないから」

ちひろ「え」

凛「今のは恥ずかしいね、うん」

未央「ノリノリでカッコいい裁判長演じたのにね」

ちひろ「……じゃ、じゃあそのお金はなんなんですか!」

加蓮「奈緒の眉毛の料金だよ。今、眉毛の相場を調べたけどせいぜい5万、ブランド眉毛でもせいぜい7、8万がいいところ」

加蓮「裁判なんて面倒なことしなくても、アタシが今この場で奈緒の眉毛を10万で買うよ。そして出荷を阻止する。それでいいでしょ」

ちひろ(……お金持ってる若者の行動力って怖いわ。ウチのアイドルなんですけどね)

加蓮「どう、奈緒?」

凛「どうするの奈緒?」

奈緒「……ダメだ。そのお金は受け取れないし、眉毛の出荷も止めるわけにはいかない」

加蓮「っ!?なんでよ!!」

ちひろ「加蓮ちゃん、静粛に。奈緒ちゃん、説明をしてくれるかしら?」

奈緒「まず、あたしは親友の加蓮と10万もするお金のやり取りはしたくない。特に今回みたいなこじれた話だと、最悪友情に傷がつくかもしれないからだ。それは絶対に嫌だ」

奈緒「そしてあたしの眉毛が出荷されることは、もうこのバイトを始めた時から出荷先の人との契約で決まっていたことだ。ここであたしがその約束を破ったら、相手が困ることになる」

奈緒「始めたからには、あたしはちゃんと仕事を果たして終わりたい。半端者にはなりたくないんだ」

奈緒「わかってくれ、加蓮」

ちひろ「どうかしら、加蓮ちゃん?」

加蓮「……ちひろさん。これが裁判だっていうなら、参考人を呼んでもいいよね」

奈緒「加蓮!」

ちひろ「奈緒ちゃん、静粛に。いいわよ加蓮ちゃん。誰を呼ぶつもりかしら?」

加蓮「それはもちろん……」

モバP「なあ、加蓮に裁判とか言われて連れてこられたんだが」

ちひろ「参考人は黙って席についてください」

モバP「え、てかちひろさん何してるんですか。仕事は」

ちひろ「いつもプロデューサーさんが仕事サボってアイドルと遊んでるんですから、たまには私が遊んでもいいでしょう!」

モバP「あ、はい。ゴメンナサイ」

未央「プロデューサー、あんまりちひろさんに甘えちゃダメだよ」

凛「しっかりしてよねプロデューサー」

卯月「プロデューサーさんも頑張ってください」

モバP「え、もしかしてこれ俺が被告の裁判?参考人じゃないの?」

奈緒「それで、プロデューサーさんを呼んでどうするつもりだ?」

加蓮「簡単だよ。ねえ、プロデューサー」

モバP「なんだ?」

加蓮「奈緒が眉毛出荷したら、困るよね?」

凛「あ、なるほど」

卯月「え?どういうことですか?」

凛「私たちってアイドルだから髪型とか色を勝手に変えないように言われてるでしょ。奈緒は眉毛がチャームポイントで売ってるアイドルだから、事務所的には困るはずなんだよ」

未央「さすがにかみやんもアイドルと眉毛だったらアイドルを取るよね。ここでプロデューサーを味方につけるのは、かれんのファインプレーだよ」

卯月「え?でも事務所が困るなら、まずちひろさんが先にそう言ってるんじゃないですか?」

凛「あれ?」

未央「そういえば」

ちひろ「……」

モバP「確かに奈緒が眉毛を出荷したら困る」

加蓮「なら」

モバP「でもそれは初めから承知の上だ」

加蓮「え……」

モバP「皆が言ってるのは、奈緒の眉毛を育てるアルバイトのことだろう?それなら奈緒がアイドルになる時に話を聞いて、事務所は出荷を認める方針で話が固まってる」

加蓮「そん……な……」

奈緒「そういうわけだから。諦めろ加蓮」

凛「終わったね」

未央「そうなの?」

凛「お金の取引、事務所の協力。どっちも失敗した。加蓮が出せる札はもうないよ。これ以上はただのワガママにしかならない」

未央「完全な感情の押し付け。それはもう議論じゃないね」

凛「うん。だから加蓮には出来ることはないよ。ただし」

未央「うん。それでも」

卯月「待ってください!出荷なんて、奈緒ちゃんの眉毛が可哀想です!」

凛「それができちゃうのが卯月なんだよね」

未央「流石すぎるぜしまむー」

卯月「皆は思わないんですか?奈緒ちゃんの眉毛は、私たちと一緒にアイドル生活を送ってきた仲間なんですよ!私たちが笑い、悲しみ、努力してきた時には、いつも奈緒ちゃんの目の上で一緒にいたんです。本当に皆は何も思わないんですか?」

凛「さっき加蓮に洗脳されたのと同じこと言ってる」

未央「さては、しまむーも実はなにも思ってないな?」

凛「説得は容易そうだね」

卯月「説得ってなんですか。私は」

凛「あのね卯月。奈緒の眉毛はもともと出荷するために育ててたんだよ。出荷するために育てたんだから、悲しくても出荷しないと」

凛「それにほら、これはあくまで奈緒の問題なんだから私たちが口を挟める話じゃないよ」

凛「私たちは奈緒のアルバイトについて、今さっき聞いたばかりなんだよ。今更私たちが感情で何か言ったところで邪魔になるだけだよ」

卯月「……」

未央(おおっと、開幕渋谷選手の理屈責めラッシュだ。これには島村選手も固まってる。いや、でもこれは)

卯月「……凛ちゃん」

凛「卯月、わかってくれた?」

卯月「そういう冷たいこと言う凛ちゃんは、キライです」

凛「ぐふっ!?」

未央(決まったー!?初めから『可哀想』という感情でしか話してない島村選手に、理屈での説得は無意味だった!感情論のカウンターを食らった渋谷選手は虫の息だ!!)

凛「未央……レフェリーごっこしてないで、交代して……ちょっと休みたい……」

未央「ほいほい」

卯月「未央ちゃん。未央ちゃんも奈緒ちゃんの眉毛を出荷しようなんて可哀想なこと言うんですか?」

未央「しまむー聞いて。出荷は可哀想なことじゃないよ」

卯月「え、でも」

未央「出荷してもかみやんの眉毛はなくなるわけじゃないんだから、私たちと過ごした眉毛は健在だよ。それに出荷した分の眉毛だって、死ぬんじゃなくて必要としてくれる人のために新天地へと旅立つだけなんだから」

卯月「新天地へ?」

未央「うん。だから応援してあげよう。新たな眉毛の門出を」

卯月「そうですね!奈緒ちゃんの眉毛が出荷されるの、私も応援します!」

未央「はい、洗脳解除成功」

凛「卯月ちょろすぎない?」

未央「そこが魅力となっております」

凛「知ってる」

ちひろ「さて、これで出荷反対派は加蓮ちゃん一人になったわけですが、どうしますか?」

加蓮「……」

奈緒「お、おい加蓮。黙ってないで何か言ってくれよ。どうしてそんなに反対するんだよ」

加蓮「……奈緒のバカ」

奈緒「あ、おい!……走って行っちまった。もう、なんなんだよ!」

凛「追いかけないの?」

奈緒「……大丈夫だろ。もう加蓮は健康な体なんだし、あれぐらい心配しなくてもさ」

未央「追いかけないの?」

奈緒「いや、加蓮が逃げてった原因のあたしが追いかけても」

卯月「追いかけないんですか?」

奈緒「だから追いかけたところで、何を話せばいいのかわからないし」

モバP「追いかけないのか?」

奈緒「プロデューサーさんまだいたのかよ。はやく仕事に戻りなって」

ちひろ「まったくです。それで奈緒ちゃん?追いか」

奈緒「わかったよ!行くよ!!」

加蓮「……奈緒のバカ……奈緒のバカ……」

奈緒「いつまでバカバカ言う気だよ」

加蓮「奈緒。やっぱり来たんだ」

奈緒「ああ。それで話してくれるんだろうな、どうしてそんなにあたしの眉毛の出荷に反対するのか」

加蓮「わからないの?」

奈緒「言われなきゃわからないだろ!」

加蓮「……言ったよ」

奈緒「え?」

加蓮「初めて奈緒と一緒に仕事した時に」

加蓮「『アタシ、奈緒の太い眉毛が好きだよ』って」

加蓮「今でもその気持ちは変わってないよ。アタシが奈緒で一番好きな部位は太い眉。なのに奈緒はその眉毛を出荷するって言う」

加蓮「奈緒は、アタシの言葉なんて、もう忘れちゃったかもしれないけど」

奈緒「……覚えてるよ」

加蓮「だったらどうして!」

奈緒「あたしは、ずっとその言葉が辛かった」

加蓮「……!」

奈緒「あたしの眉毛は、加蓮と出会った時にはもう育てるための眉毛だった。その時から、もうあたしの眉毛はあたしの物じゃなかったんだよ」

奈緒「加蓮はそんな眉毛をあたしの一番好きだって言ってくれた。正直、困ったよ。ずっとカッコいいと思ってた相手に褒められて、でもそれはあたし自身の魅力じゃなかったんだから」

加蓮「そんなの、言ってくれれば」

奈緒「ゴメン。怖かったんだ。せっかく褒められたのをナシにしちゃうみたいでさ」

奈緒「でも、もう大丈夫だと思ったんだ。今のあたしと加蓮なら、眉毛がなくなるくらい大したことじゃないと、勝手に思ってた。ゴメン」

加蓮「大したことないわけないじゃん、バカ奈緒」

奈緒「ゴメン」

加蓮「……」

奈緒「えっと……ゴメン、加蓮……」

加蓮「謝りすぎだよ奈緒。それよりもっとこっち寄って」

奈緒「え……わぷっ!?」

加蓮「じーっ」

奈緒「ちょっ、何するんだ。頭掴むな!顔近い!近いって!」

加蓮「黙って。今奈緒の好きなところ探してるんだから」

奈緒「ええー」

加蓮「よしっ、もういいよ」

奈緒「なんなんだよぉ」

加蓮「アタシ、奈緒の髪好きだよ」

奈緒「お、おう。ありがとう」

加蓮「目も好き。唇も好き。鼻も耳も好き」

奈緒「あ、あんまり好き好き言うなって」

加蓮「先に聞いておくけど、眉毛以外にバイトで育ててる場所ないよね?目とか」

奈緒「そんなバイトあるわけないだろ。ないよ。あたしの体であたしの物じゃないのは眉毛だけだ」

加蓮「そう。じゃあ、いいかな」

奈緒「いいって?」

加蓮「すごく、すごく残念だけど、その眉毛は諦めることにする。出荷でもなんでも好きにしなよ。アタシは他の部分を好きになることにするから」

奈緒「そっか。ありがとな、加蓮」

加蓮「うん」

奈緒「……あのさ、この眉毛を出荷したら、残るのは正真正銘のあたしだけの眉毛なんだけど」

加蓮「うん?」

奈緒「できれば、それも加蓮には好きになってほしい。ダメか?」

加蓮「さあ、どうだろう。あんまりつまらない眉毛だったら無理かも」

奈緒「そこは頷いてくれよ!」

加蓮「ふふっ」

加蓮(口ではこう言っていたけど、たぶんアタシはまだ見ぬ奈緒の眉毛を好きになる)

加蓮(そんな確信があった)

加蓮(好きにならずにはいられない、そんな予感が)

後日談

奈緒「ど、どうかな?」

凛「奈緒、それって……」

卯月「あれ?あんまり変わってませんね」

加蓮「くふっ」

未央「ぶふっ」

奈緒「え!?いや、変わっただろ!ほら、薄くなって細くなっただろ!?」

凛「たいして、くっ、変わってない……!」

奈緒「いやいや!変わったって!ほら!もっと近くで見てみろって!」

卯月「奈緒ちゃんはもともと眉が太い子だったんですね」

未央「あははははは!」

奈緒「お前らー!」

奈緒「あ、加蓮!加蓮ならわかってくれるよな!あたしの眉毛けっこう変わって」

加蓮「アタシ、今の眉毛も前の眉毛も好きだよ」

奈緒「加蓮!ありがとう!お前ならわかってくれると」

加蓮「……違いわかんないけど。ふふっ」

奈緒「嬉しくねえ!!」

おしまい!

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