智絵里「プロデューサーさん...チョ...チョ...」 (22)

智絵里「町内会一の嫌われ者、綾小路百三郎とはワシのことじゃーーーいっ!!!」




...




P「話をしよう...あれは、君たちにとっても、俺にとっても、先週の出来事だった...」ホワワワーン

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―先週―

智絵里「もっとはじけた方がいい...?」

P「そうだ。智絵里は優しくて良い子だ。だからこそ、遠慮がちなところがある。」

P「もっとはじけた智絵里を見てみたいんだ。」

智絵里「プ、プロデューサーさんがそう言うなら、私、頑張ります!」...



―回想終了―

P「ということがあったんだが、一週間ぶりに事務所に顔を出したら...」

智絵里「でもワシだって...みんなと仲良くなりたいんじゃ...」ウルウル

P「こういうことになってて...」

ちひろ「その前に何で一週間も事務所来なかったんだテメェ」ガシッ

P「あんたが常日頃、「プロデューサーさんならまだ頑張れますよね?」って言いながらスタドリ飲ませてきて...」

P「毎日不眠不休で頑張ってたら体を壊したんだよ!!!」バンッ

智絵里「エキゾチックな夜になりそうだぜ...なあ?勝海舟?」

杏「智絵里ちゃんは多分、漫画の影響を受けたんだよ。」

P「杏!?ホいつの間に!?」

杏「智絵里ちゃんの豹変ぶりに涙を流すアイドル、フタバーマン!!!」

P「ノッてくれてありがとう。で、漫画の影響...?」

杏「ハジケた漫画があるんだよ。智絵里ちゃんはそのハジケた漫画に影響されて、ああなってるんだと思う。」

智絵里「お野菜電車発進!ブリは引っ込んでな!!!」

P「で、杏よ!!!どうやったら智絵里は元に戻るんだ!!!」

杏「飴をくれたら教えてあげる...と言いたいところだけど、」

杏「智絵里ちゃんのためなら無料で教えてあげる。」

杏「多分、プロデューサーが「俺はいつもの智絵里の方が好きだっ!!!」って言って、」

杏「キスをすれば元に戻ると思うよ。」

P「よっしゃ!わかった!...って、えぇっ!?キス!?」

智絵里「乳酸菌が安いよ安いよ!!!今なら一つ、97猫円だよ!」

杏「さあ!早くキスをするんだ!」

ちひろ「そうですよ!早く早く!」ジーッ

P「でも、キスなんて...あと、緑。カメラ回すのやめろ。」ガシャァッ

杏「智絵里ちゃんのためなんだよ!プロデューサーもキスくらいしたことあるでしょ!」

P「バカヤロウ!キスはおろか、女子と手を繋いだこともねえよ!!!」

杏「こんなこと言うのもアレだけど、あんた本当にアイドルのプロデューサーなの?」

智絵里「洗濯機の中からこんにちは!係長から電話ですよ!はい、もしもしー...って、コレ、トルクメニスタンやないかいっ!」

杏「ほら!はやく!」

P「...えーいっ!ままよ!智絵里っ!」

智絵里「明治ホシガリナオンナノコ!」

P「俺はいつもの智絵里の方が好きだ!愛してる!結婚しよう!子供は2人ほしい!」チュッ

智絵里「...!」

杏「なんかセリフ増えてないか?」

ちひろ「早苗さん案件かしら。」

智絵里「プロデューサーさん...私///」

P「ごめんな...俺があんなことを言ったばっかりに...」

智絵里「うぅ...恥ずかしいですぅ...」

杏「まあ、智絵里ちゃんが元に戻ったし、一件落着だね。」

P「そうだな。よし、智絵里!杏!飯食いに行こう!奢るよ!」

杏「プロデューサー太っ腹!!!杏、肉食べたい!」

智絵里「いいんですか...じゃあ、お言葉に甘えて...」

ちひろ「プロデューサーさん、私は?」

P「さっきカメラ回そうとしなかったら奢ってました。」

ちひろ「このカメラが勝手に動いたんですよ!こらっ!カメラ!ダメだぞ!」

P「はいはい。じゃあ、そういうことにしておいて、ちひろさんも飯食い行きますよ。」

ちひろ「やりぃ!!!」

...

P「クソォ...千川の野郎...店で一番高いもの頼みやがった...許さねえ...」

P「まあ、智絵里も元に戻ったし、いいか。」

ガチャッ

凛「...」

P「おう、凛。どうし...」




凛「自動販売機の谷に置いてきた幸せに気づいちまったんだぁぁぁ!!!」

P「!?!?!?」

P「どうした!?何故に凛まで!?」

凛(フフフ...こうやってハジケたフリをすれば...)

凛(プロデューサーとキスができるっ!)

凛(そのためなら恥くらい捨ててやる!!!)

凛「アンチテーゼとマカロニグラタンを比べちゃだめだぜ!!!」

P(クソッ...こんなときに限って周りに誰もいない...)

P(智絵里と杏は仕事に行っちまったし...)

P(千川は腹いっぱいになったからとか言って仮眠室で寝てやがる!!!)

P(やはりキスをするしか...)

凛「紅!紅!紅サンバでワッショイワッショイ!!!!」

P(...あれ?)




P(こういうこと言ってる凛、可愛くね...?)

凛「カレーパンを食べてる間にシチューが家を出て行っちまった!」

凛「そこでオイラはシチューを引き留め、こう言ってやったのさ!」

凛「オイラの靴下、見てごらん。...なっ? ってな!」

凛「あー!スパゲティ食べたい!!!スパゲティ食べたい!!!」

凛「スパゲティスパゲティスパゲティ...ハッ!」ピカーン

凛「2+9=17だ!!!」

凛「そう!今日は17記念日ですっ!」

P「...」

凛「...」

凛「...(早くキスしてよーっ!!!)」

P(だめだ...そろそろ凛が痛々しく見えてきた...)

P(自分の親がエンタ芸人のギャグをパクって滑ったくらいの痛々しさだ。)

凛「お、愚かなるコンビーフたちよ!さあ、立ち上がるのです!」ジワァッ

P(何か涙目になってるし...仕方ない。戻すか。)

P「なあ凛よ。元の姿に戻ってはくれないか?」

凛「三角関数の果てに、ベルマークは何を見る?」

P「仕方ない...言葉でわからないなら...こうするしかないな...」

P「凛。きっと俺のせいでそうなってしまったんだな...だから俺は責任を取って...」






P「凛のプロデューサーをやめる。」

凛「今川焼!?!?」

P「凛をトップアイドルにしたかったんだが...俺にはもう...」

凛「え、え、え...円高ドル高ペラ安...」ジワァッ

P「今までありがとうな。」

凛「いか、いか...」

凛「イカの内臓八つ裂きシティ...」ウエーン

...

P「なあ、凛よ。なぜお前がはじけていたんだ?」

凛「ま、まあ、智絵里がやってたのを見て、私も負けてらんないと思ってね。」

凛(本当はキスしたかっただけとか言えない...)

P「そっか。まあだけど...」



P「いつもと違う凛、可愛かったぜ?」ニッコリスマイル

凛「...素直に喜んでいいの?それ?」

...

P「ちひろさーん。例の書類出来てますかー?」

ちひろ「はい、これですね。」

P「どうも。...おい緑野郎。例の書類って言ったよな?」

P「何お前の書いた「私が描く未来都市」の絵を渡してんだ...って、いない!逃げ足早っ!」

ガチャッ

ありす「...」

P「おっ、橘。仕事終わったのか?そういえば、ちひろさん見なかったか?」

ありす「プ...プ...」

P「ん?」




ありす「プルプルプルプルー!!!!!」

P「お前もかよっ!」

ありす「ポンポンポーン!!!」

P「つーか何か違うぞ、お前。」

ありす「ペシペシパンポン?」

P「いいか、ハジケっていうのはなぁ...」




P「こうやるんだぁ!!!」

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