勇者「行くぞ火の四天王!」火の四天王「来たか勇……者」 (18)

勇者「行くぞみんな!」

水の四天王「防御と回復は任せて勇者!」

風の四天王「私の拳、あなたにかわせるかしら?」

土の四天王「いやー炎とかマジで死ぬんだけど俺、特効よ?まぁすぐに復活できるけど」

勇者「土の四天王は無理をするな!風の四天王!僕たちで倒すつもりでいくぞ!」

風の四天王「うん勇者」

勇者「いくぞ!」

火の四天王「待ってちょっと待って」

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勇者「なんだ?今更」

水の四天王「命乞いでもするの?」

風の四天王「油断大敵よ勇者、何か策があるのかも」

土の四天王「いやあいつ戦いは正々堂々がモットーだし大丈夫じゃね?」

火の四天王「ちょっと待って?少しでいいから考えさせてくれないか?いきなり襲ったりはしないから、魔王様に誓って」

勇者「別に構わないが」

水の四天王「どうせなら命乞いでもしてくれば楽なのに」

風の四天王「彼は四天王最強、その自負も強いから多分無理よ」

土の四天王「いや戦わないでいいなら俺は助かるけど、アンデッドだから多分ワンパンだし」

勇者「大丈夫か?ここけっこう熱いけど」

土の四天王「うん普通にしてる分には何とか、多分直接触ったりとかするとヤバイかも」

水の四天王「ヴェール作る?水の奴」

風の四天王「浮かそうか?」

土の四天王「いや大丈夫、死んでも復活するし」

勇者「アンデッドだから死なないだろそもそも」

土の四天王「それもそうだな」

アハハハハ

火の四天王「おかしくね!!!?」

勇者「うわっいきなり叫ぶなよびっくりするなぁ」

風の四天王「考え事は終わった?なら始めようか?」

水の四天王「まず炎を和らげる壁作るよー」

土の四天王「俺それでもヤバそうだな」

火の四天王「やらんわ!てかやれんわ!」

勇者「戦わないつもりなのか?」

火の四天王「違う!そういう問題じゃねえ!」

水の四天王「えー?何?家のカギ閉め忘れたとか?」

火の四天王「ちげぇ!」

風の四天王「お腹でもすいた?食べるの待とうか?」

火の四天王「それもちげぇ!」

土の四天王「まさかとは思うけど、俺たちが勇者パーティーに入ってて驚いてるとか?」

火の四天王「それしかねえだろうが!」

勇・水・風・土「「「「えっ?」」」」

火の四天王「えっ?じゃねえよ!むしろこっちがえっ?だわ!」

勇者「いやだって……何か変かな?」

火の四天王「変な所しかねえよ!何でお前ら勇者の仲間になってんだよ!」

水の四天王「え?だって勇者が着いてこいって」

火の四天王「着いていくなよ!連絡途絶えたから死んだと思ってたよ!」

風の四天王「ごめん、連絡用の鳩がいなくて」

火の四天王「ちげぇ!そうだけどそうじゃない!」

土の四天王「まぁ勇者のパーティーなんだし、魔王軍と連絡取るのも変だけどな」

火の四天王「変なのは勇者のパーティーにいる方だろうが!」

勇者「え?でも無駄に戦いたくないし、仲間になってくれたら心強いし」

火の四天王「俺たち四天王!魔王様の部下!勇者の仲間なのはおかしい!」

土の四天王「えー?でも俺元々勇者と友達だったし」

火の四天王「なんで!?」

勇者「あっ出身同じなんだ、土の四天王の方が大分年上だけど」

土の四天王「はははっ不死身のアンデッドに年上も何もねえけどな」

火の四天王「ええー」

水の四天王「私も勇者とはサークル仲間なの」

火の四天王「サークル!?四天王が何やってんの!?」

勇者「あっ回復魔法を使える人でやってる僧侶系サークルなんだけど」

火の四天王「ホントに何やってんの!?」

水の四天王「サークルの集まりでよく顔合わせてたからね、着いてこいって言われたらいいかな?って」

火の四天王「よくねぇよ!」

風の四天王「私は別に勇者と面識はなかった」

火の四天王「なら何でそっちにいるの!?こっちこいよ!二人で勇者倒すぞ!でもってこの二人もこっちに戻す!」

風の四天王「それは無理よ諦めて」

火の四天王「なんでだ!お前が勇者につく理由は何だ!面識とかないんだろ!」

風の四天王「面識はない……でも顔は知ってた」

火の四天王「は?」

風の四天王「許嫁だから」

火の四天王「はぁ!?」

勇者「えっと何か僕と風の四天王の親が仲良かったそうで、将来子供同士で結婚させようって話してたそうなんだ」

火の四天王「はぁー!?」

火の四天王「いや待って?何?じゃあ何?お前らあれ?勇者と友達とサークル仲間と許嫁のパーティーって事?」

勇・水・風・土「「「「うん」」」」

火の四天王「うんじゃねぇよ!!」

勇者「えっととりあえず戦い始めようか」

火の四天王「この流れで!?お前空気とか何かとかもう色々と読んで、むしろ読め!」

風の四天王「戦うつもりがないなら宝珠を渡して」

水の四天王「そしたら魔王様の城に行けるもんね」

火の四天王「……」

土の四天王「どうする?俺的には燃やされたくないし戦わないで済むならその方が」

火の四天王「……」

火の四天王「……俺は……四天王最強火の四天王!楽に勝てると思うな!」

勇者「よし!みんないくぞ!」

風の四天王「任せて勇者」

水の四天王「防御張るよー」

土の四天王「燃やされたくないなぁ」

火の四天王「うおおおおお!」

勇者「!」




ガコォン

魔王「来たか勇者……よ」

勇者「お前が魔王か!みんな!遂に最後の戦いだ!準備はいいか?」

水の四天王「回復魔法の調子はバッチリだよー」

土の四天王「ヤバイ攻撃は俺が身体で防ぐぜ」

風の四天王「この拳勇者の為に」

火の四天王「弟よ!我等の力を見せてやろうぜ!」

側近「魔王様の事なら癖から弱点まで諸々存じております、作戦はお任せをぼっちゃま!」

勇者「よしいくぞ!」

魔王「なんでー!?」

終わり

とりあえず終わり、勢いしかない……もちょっと長くなるつもりだったのにあっさりしてた

ではまたどこかで

土の四天王が根城にしていた町出身で元々仲のいい友達で
僧侶系サークルで水の四天王と仲良くしていた間柄で
風の四天王と親同士が親密な許嫁で
火の四天王が実は生き別れていた兄(人間)で
側近がその頃に住んでいた屋敷に仕えていた執事だった
という人間です勇者は


ナンダコレ

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