カズマ「あれ、何だこれ?」(70)

ダンジョン内

カズマ「…ん…」

ダクネス「どうかしたのかカズマ、何か目新しい物でも見つけたのか?」

カズマ「いや、宝箱に入ってたから何だろうと思ってみてみたら…ただのボロボロの本だった。売っても壱文にもならなそうな、最近のお前と同じただの役立たずだよ」

ダクネス「わ、私は役立たずなどではないっ!」

カズマ「…!(こりゃ日本語だ、って事は俺と同じ転生者の残した物…、このボロさ加減からしてとっくに作者は死んでるだろうがな)」

アクア「あら、何よその本、何だか地味に魔力を秘めてるわね」

カズマ「え、マジで?もしかして高価な物だったりする?」

アクア「んー…いや、そんだけボロボロだと話にならないわ、魔力を秘めてると言ってもごく少量だしー」

カズマ「なんでぇ、じゃあやっぱりただのゴミか」

アクア「それにしても本当に骨折り損のくたびれ儲けだったわねー、ギルドの人が『未開のダンジョン』何ていう物だから、てっきり宝がわんさか出てくる物だと思ってたわ」

カズマ「ふぅむ…出てきたのは宝じゃなくてアンデッドだし…こりゃとんだ貧乏くじを引かされたみたいだな」


ダクネス「まあいいではないか、元々毎日飲んだくれてるお前を引っ張りだすための口実みたいな物だったのだから、いい運動になったとでも考えておこう」

カズマ「お、お前そんな事のために俺にわざわざアイアンクローを入れてまで外に連れ出したのか?」

ダクネス「…お前があまりにもぐうたらしているからだ」

アクア「そうよ。ダクネスは可哀想だったのよ。いつもカズマが夜遅くまで飲んで帰ってくると、そわそわしながら屋敷の中を何回も何回も…

ダクネス「うわああああっ!!いい!もうそれ以上は言わなくてもいい!」

アクア「とにかく、もう外に出ましょ?待っているめぐみんも可哀想だわ」

カズマ「そうだな、(…この本は一応回収しておこう…)」

ダクネス「はぁ…はぁ…」



次の日


カズマ「これは…(これは武道書じゃないか、作者名は…男…?紅魔族以上のネーミングセンスだな)」ペラリ

カズマ「(中身はこの作者自身の作ったらしい武道に関しての動きや型、稽古の仕方などが詳細に記録された武道書だった。挿絵と共に分かりやすく説明されている)」ペラペラ

めぐみん「おや、その本は何ですか?いつもカズマのベッドの下に隠してある本とはまた違いますね」

カズマ「お、お前何勝手に人の部屋に入ってんだよ!」

めぐみん「ふふふ…私に隠し事をしようとしても無駄なのです。あの『必見、サキュバスのお姉さんにしb…あ!分かりました!分かりましたからドレインタッチしないでっ!!」

カズマ「ったく…あ、そうだ」

めぐみん「ど、どうかしたのですか…?」


カズマ「なに、ちょっと前に鉱山関係で働いている人から教えて貰ったスキルがあってな」

めぐみん「ほう、それは是非見せてもらいたい物ですね」

カズマ「『クリエイトヒューマンゴーレム』」

ゴーレム「ハーイ」モコモコ

めぐみん「おおっ!…でもゴーレムにしても小さいですね。精々ちょっと体格のいい人です。低身長のカズマから見たら大きいのですか?」

カズマ「お、俺は平均身長だ!てか成長の事でお前に言われたくないわ!…色んな部位に関して」

めぐみん「おいそれはどういう意味かしっかり説明してもらおうじゃないか」

カズマ「はぁ…このゴーレムは小さくていいんだよ。小さい代わりに普通のゴーレムより機動力があるんだ。スキルポイントもそれなりに高かったんだぞ?」

めぐみん「なるほど…、それでこのミニゴーレムを使ってどうするんですか?」

カズマ「聞けめぐみんよ。実は昨日拾ってきたこのボロボロの本はな、過去に俺と同じ国の者が残した武道書だったのだよ。昨日ダンジョン内で逃げ回っていて少なからず運動不足を自覚した俺は、これを機に体を鍛えようと思う。」

めぐみん「…引きこもりニートのカズマからは想像もできない言葉です…」

カズマ「そこで組手の相手が必要でな、コイツにはサンドバックになってもらうのだよ」


ゴーレム「マジカヨ」

めぐみん「それを組手というかどうか、という問題は置いといて…まぁ、いいんじゃないですか?少しはカズマの引きこもりが改善するならば私は止めませんよ。」

カズマ「…(つってもどうせ三日坊主だろうけど…)」

めぐみん「どうせ三日坊主に終わるでしょうけどね」

カズマ「こ、心を読むな!」


屋敷の庭


カズマ「ふーむ…勢いで道着まで買ってきてしまった…。まあまずは型から…本の通りにやれば一応できる、よな…」

カズマ「こ、こう、か…?」ササッ

ゴーレム「サマニナッテル」

カズマ「おお…っ!何だか俺でも出来る気がしてきたぞ…!…えっと…これを20セット繰り返すのか…」

ゴーレム「ガンバレ」


カズマ「ふんっ…せい、はぁ…!」ブンッ

カズマ「ここは…もっと大きく回して…、強く、か…?」ブンッ!

いやもっと上に…、激しく…

おお、うまくいってる…

あれ…?何か楽しい…


3時間後…


カズマ「はぁ…っ!!あひぃ…!つ、疲れたぁ…!合計200セットくらいしちまった…!」

ゴーレム「オツカレ」

カズマ「なんだかんだいって一回もお前の事殴ってなかったな…」ポス

ゴーレム「イターイ」

カズマ「取り敢えず今日はもう終わりだ…。ってもう真っ暗じゃねえか、帰るぞ…」

ゴーレム「ハーイ」

カズマ「はぁ…腰が痛い…」



屋敷内


めぐみん「お疲れ様です…って汗だくじゃないですか、修行の勢いでジャイアントトードでも狩りに行ったんですか?」

カズマ「バカ言え、もう腹が減ってしょうがないんだ…」

ダクネス「き、聞いたぞカズマ!体を鍛えているんだって!?ああ…きっと今夜私は鍛え上げられたムキムキのカズマに凌辱されてしまうんだな…!」

カズマ「今日始めたばかりだ、お前はもう少しそのカチカチ筋肉を落とす努力をしろ…」

アクア「おっかえり~、かじゅましゃぁん」

カズマ「…」ソソクサ

アクア「何で私だけ無視ひゅるのぉ~!?」ギュゥ

カズマ「だぁー!うぜぇ!そして酒くせぇ!今疲れてんだ近寄んな!」

アクア「しょんな事いったらカズマだって汗臭いわぁ!」

カズマ「はぁ…、もう、俺は飯を食う…」トボトボ

アクア「ぬふふ…っ…んー…?」

めぐみん「どうかしたのですかアクア、珍しく血相を変えて」


アクア「…いや、何だか悪魔のくっさい汚臭がしたから…」

ダクネス「近くにバニルでも来てるのではないか?」

アクア「そうだとしたら今日こそ追い返してやるわっ!あの陳家な悪魔を私の『セイクリッドクリエ

ダクネス「部屋が水浸しになるからやめてくれっ!」


次の日


カズマ「ふぅ…まさか魔法で筋肉痛を治せるとはな…アクアに後で何か奢ってやろう。」

ゴーレム「ヤッタゼ」

カズマ「お前が何だか可愛く見えてきたよ…よし、今日も稽古するぞ、」ポンポン

ゴーレム「ウィッス」

カズマ「まずは昨日やった型から…せいっ」ブンッッ!!

カズマ「…あれ…?何かうまくいく…ま、まさか…!」ゴソゴソ

カズマ「あっ!ぎ、ギルドカードの筋力値が上がってる!…昨日のあれだけで結構成長したのか…俺もしかして才能あるかもしれんぞ…!よし!この調子で今日もやるぞ!」

ゴーレム「イエス」



20セット後…


カズマ「っはぁーっ!やっぱ疲れる…!」

ゴーレム「オツカレチャン」ポフ

カズマ「ん…?タオル、か…中々気が利いてるゴーレムだな…、あんがとよ」ヨシヨシ

ゴーレム「エヘヘ」

カズマ「よし、何だか気分がいいぞ、このまま昨日はできなかった組手をやろう。」

ゴーレム「マジカヨ」

カズマ「…そんな顔したって無駄だぞ、俺こと佐藤カズマは目的を見失わない男だ。今度こそお前をサンドバックにしてやっからな、」サッ

ゴーレム「オッス」サッ

カズマ「お?何だ?一丁前に構え何か取りやがって生意気な、そりゃ!」ブンッ!

ゴーレム「ソイ」ヒョイ


カズマ「か、躱した!?」

ゴーレム「ウラァ」ブンッッ!!

カズマ「がはぁ…っ!い、いてぇ…!何だこいつ…まるで『男』師匠だ…、お前まさか武道書を盗み見たのか!?」ヨロヨロ

ゴーレム「イエスマム」

カズマ「ゆ、許さん…ご主人様に逆らった事を後悔させてやるぜえええええ!!」ボゴォ

ゴーレム「イターイ」ヨロ

シャアァ!っあいたっ!ちょ、痛い痛い…

おま、手加減、うおっ!?

骨いく骨いく…!

あだだだ…!!!

あっ



3時間後


カズマ「あはぁ…っ!あひぃ…!!あふぅ…!」ボロボロ

ゴーレム「ツカレタ」

カズマ「嘘つけお前…すぐに再生しやがって…!」

ゴーレム「デモゴシュジン、セイチョウシタ」

カズマ「何が成長した、だ…俺を殺しにかかりやがって…ん?でも確かに体力が上がったからか心なしか体力の回復も早くなっている気がするぞ」

ゴーレム「ゴシュジン、スジガイイ」

カズマ「お、おお…!そんな事を言われたのは生まれてこの型初めてだな…。思えばこの世界に来てから俺は少し初心って奴を忘れていたのかもしれない…、そうだ!強くなりたくばやはり日本男児は筋トレをするべきなのだ!」

カズマ「心地がいいぞこの筋肉の疲れ!この痛みが明日には更なる成長の糧になってくれていると思うとワクワクする!よし!稽古を続けるぞ!」

ゴーレム「オーウ」



4時間後


めぐみん「カズマー!もう夕食の時間ですよー!早く帰ってこいってアク、ア、が…」

カズマ「…ぁ…!!ひぃ…!ひぁあ…っ!ふぁああ…!!」ボロッボロ

めぐみん「どどど、どうしたのですかカズマ!?」

カズマ「し、心配ひゅるな…めぐみん…ちょっと張り切りすぎた、だけだ…」

ゴーレム「ガンバッタ」

めぐみん「貴様ミニゴーレム!カズマに何をやったんですか!?答えなさい!」ササ

カズマ「ま、待てめぐみん…俺の友達に杖を向けるな…」ガシ

めぐみん「は、放してくださいカズマ!というか友達!?自分が出したゴーレムを友達呼ばわりしてるんですか!?」

ゴーレム「ヒドーイ」

カズマ「こ、こらめぐみん…失礼を、言うな、ぁ…」ドサリ

めぐみん「か、カズマ!?大丈夫ですか!?カズマァ!」

ちょい休憩

再開っす。



翌日


カズマ「…ここは…?」

ダクネス「やっと起きたか、昨日は稽古のし過ぎで倒れたと聞いたぞ?大丈夫か?」

カズマ「ああ…問題ない、迷惑をかけたなダクネス」

ダクネス「ふふ…お前からそんな言葉をきけるとは思っていなかったな、」

カズマ「ああ、何だか色々と体の調子がいいんだ…。いつもみたいな寝起きの気持ち悪さもない…、やはり体を鍛えるというのはいい物だな…」キラキラ

ダクネス「お、お前、カズマではないな!?貴様カズマをどこへやった!?」ガシ

カズマ「お、おいおい…そんなバカ力で俺を掴むな…ってあれ?」

ダクネス「ん?どうかしたか?」

カズマ「…お前もしかして、手加減してる…?」

ダクネス「へ?」

カズマ「…」ガシリ

ダクネス「あ、あたたた…!?き、貴様本当にカズマではないな…!?アイツにこんな腕力がある訳ない!くっ、もしやまたあの王城でのドッペルゲンガーk…」


カズマ「何て事だ…。俺はもしやダクネスさえも越えてしまったのか…?あの重く硬いダクネスが今やただの可愛いお嬢ちゃんだ…」ヒョイ

ダクネス「ふぁあ、お、お姫様だっこだ…!こんな事されたのは初めて…!!あひぃ…!」

カズマ「即落ち2コマかよ…。ふふ…しかしさぞや俺の筋力値は上がってるのだろうなぁ…!」ガサゴソ

ダクネス「もうひゅきにひてぇ…」

カズマ「…あれ…?大して上がってないじゃないか…!どれ、『スティール』」

ダクネス「あひぃ…っ!凌辱されるぅ…!!」

カズマ「よし、ギルドカードが取れたな、ふむ、やはり筋力値だけではダクネスに到底及ばない…、って事は乱暴な腕力の力ではなく…武道による力のコントロールでダクネスに勝ったという事か!」バーン

カズマ「元の世界にいた時に見た漫画では『女子供でも大の男に勝てるってのが武道』だとか何とか言ってたな…」

ダクネス「お、お前まさか私をその大の男として捉えているのか…?」


カズマ「ダクネス…俺は今決心したぞ、今日から俺はゴーレムと一緒に暫く山に籠る。めぐみんとアクアにはよろしく言っといてくれ」ドサリ

ダクネス「うわぁ!?お、お前本気か!?」

カズマ「ああ、本気も本気だ。道着を用意しろゴーレム!」

ゴーレム「イエッサー」タタタッ

ダクネス「そんな、普通こんな急に出ていくか!?もっとこう…ちゃんと準備って物があるだろう!?」

カズマ「この武道に武器は必要ねぇ、持っていくべき物は道着と己の身体のみだ」

ダクネス「な、なぁ考え直せカズマ…、お前はいつもぐうたらしている奴だったじゃないか、金も余っているんだ、こんな2日前に始めた様な事で家をでていくだなんて…」

カズマ「まあ落ち着けダクネス、何も帰ってこない訳じゃないんだ。ちょっと強くなったらすぐに帰ってくるよ」

ダクネス「か、カズマ…、悪かった。私がアイアンクロー何てかけてまで外に連れ出したのが悪いんだ…。元のお前に戻ってくれ…!」

カズマ「…お前には少しの間寂しい思いをさせるかもしれないな…帰ってきたらいっぱい虐めてやるから…」


ダクネス「そんな…!」

カズマ「すまん、」クビトン

ダクネス「あひぃ…」ドサリ

ゴーレム「ヨウイデキタ」

カズマ「よしゴーレム!いくぞ!」ドアバタン

ダクネス「…(か、カズマが…どこか遠くへと行ってしまう…。早くアクアとめぐみんに…)」


数十分後


めぐみん「わ、私がゆんゆんと爆裂魔法を撃ちに行っている間にそんな事が…」

アクア「カズマもバカねぇ~、あの人がそんなの長続きする訳ないじゃない、なぁに、すぐに帰ってくるわよ。もしかしたら今日中に帰ってきちゃうかも!あひゃひゃ!」

ダクネス「…そうだといいのだが…」

めぐみん「カズマ…」



次の日


めぐみん「…カズマ、帰ってきませんね…。」

アクア「…ふんっ、どうせすぐ帰ってきたんだけど恥ずかしくて飲み屋にでも行ってるんだわ!きっとそうよ!」

ダクネス「…私は奴が無事である事を願う…」


1週間後


めぐみん「わ、私探しに行ってきます!」

ダクネス「そ、そうだな…っ!貧、弱な…ア、アイツの事だ。道端で野垂れ死にしているかもしれん…!アクア行くぞ!」

アクア「…私は行かないわ、」

ダクネス「アクア!」

アクア「だってそうじゃない!あのいつもだらけてて運と汚い事をする事以外では取り柄のないカズマが山籠もり何て碌にできる訳ないわ!どうせ、麓の如何わしいお店にでも寄ってるのよ!」

めぐみん「アクア…」



1か月後


めぐみん「どれだけ探してもカズマは見つかりません…、一体どこの山に行ったんでしょう」

ダクネス「カズマ、強くなったらすぐに帰ってくるって言ったじゃないか…カズマ…カズマ…」

めぐみん「アクアは自分の部屋に籠ったっきりでてこないし…」

ダクネス「いつもの様に虐めてくれ…なぁ…」

めぐみん「カズマ、どうか生きていて下さい…、お願いします…」


半年後


ダクネス「カズマカズマカズマカズマ…」

めぐみん「…爆裂魔法でも…この心の穴は塞げません…。もう探せる所は探し切りました…。」

アクア「…」

めぐみん「あ、アクアッ!部屋から出てきたんですね!?」

アクア「…」

めぐみん「アクア…」





ガチャリ




カズマ「…ただいま…」

ゴーレム「タダイマ」ムキムキ

アクア、ダクネス、めぐみん「「「か、かじゅまぁッッ!!」」」

ダクネス「こ、このバカッ!貴様ッ!許さん!カズマ!殺してやる!」ビュンッ!

カズマ「すまないダクネス、この武道を極めるのには時間が必要だったんだ。」パシリ

めぐみん「か、かずま…!(ダクネスの本気のパンチを片手で…!?本当に山で何をしてきたんですか…)」ウルウル

カズマ「迷惑をかけたなめぐみん、もう終わったよ。」ギュゥ

めぐみん「あ…」

アクア「ぁ…か、ず、ま…」ポロポロ

カズマ「はは、お前のそんな顔が見れるとは思わなかったな」


アクア「う、うるさい!もう絶対に許さないわ!このお礼は一千億万エリスよ!いい!?」ニヤニヤ

カズマ「お前は小学生かって…ふふ、悪かったよ…。」ハハ

アクア「何笑ってんのよ!それが謝る態度!?」ニヤニヤ

カズマ「だって口調は怒ってんのにお前が笑ってっから…、」

アクア「はぁ!?そんな訳ないじゃない!現在私の中にある感情はただ一つ、引きこもりニートの癖に私達に迷惑をかけたバカへの…い、かり…よ…」ポロ

カズマ「…すまなかったな…」ナデナデ

アクア「ううぅ…許さないわ…っ…絶対に許さない…!」ポロポロ

ダクネス「あ、カズマ…」

カズマ「分かってる分かってる」ガシガシ

ダクネス「あぁ!痛い痛いぞ!カズマ痛い!やめてくれぇ!」ニヤニヤ

めぐみん「私は嬉しいです…またこんな生活に戻れて…」

ちょい待ち…



冒険者ギルド


ダスト「あ!か、カズマぁ!お前どこいってたんだよ!」

カズマ「ああ、すまなかった。ところでお前は誰だ?」

ダスト「てめぇこの野郎!」

カズマ「はは、冗談だよ冗談。ちゃんと覚えてるよ。ラストだろ?あの指が伸びる奴。」

ダスト「誰っ!?」

カズマ「嘘だよダスト、少し山に籠っていてな、修行してたんだ。」

ダスト「修行…?ふーむ、確かに言われてみれば何だか筋肉がついた様な…」

カズマ「今の俺ならミツルギにだってスキルを使わずに勝てるぜ。」フフン

ダスト「ミツルギってあのソードマスターの?おいおい…それはあまりにも飛躍しすぎてしないか…?」

カズマ「ダスト、これをみろ」スッ


ダスト「ん?どうした石なんか拾い集めて…」

カズマ「5、6個、でいいか…それっ、ふん」ババババキィ!

ダスト「なっ!?お、お前今どんなスキルを使った!?投げた石ころが同時に砕け散ったぞ!?」

カズマ「これはスキルじゃない、俺の修行の成果だ。(本当は技名とかもあるんだけど…普通に恥ずかしいからやめとこ)」

ダスト「す、すげえよカズマ!お前見ない間に武闘派になりやがって!」

カズマ「いいか、武道というのはな、その時代の状況や求められている力によって形を変える物なんだ。この世界で生まれた武道は、ゴブリンやアンデッド、ドラゴンにまでしっかりと対処できる。」

ダスト「おお!お、おお…?お前、それってチートじゃないか…?」

カズマ「俺はこれを王城までもっていき、兵士に教育させるつもりだ。弟子をたくさんつけて一斉に魔王城を襲うのだよ!」

ダスト「な、何だよそれ!兵士の前に俺に教えてくれよ!」


カズマ「お、お前それまじで言ってんのか?」

ダスト「ああ!お前の今の力を見て確信した!俺もその武道をマスターすれば女の子にモテまくるぜ絶対!」

カズマ「えー…動機が不純すぎて教えたくねえなぁ…」

ダスト「なんだよー、ちょっと位いいじゃんか、どうせお前だってまともな理由で始めた訳じゃあねえんだろ?」

カズマ「あほ、俺は体を鍛えるために始めたんだ。お前みたいに性欲丸出しじゃありませんー」

ダスト「あの鬼畜のカズマが筋トレのために武道を始めた?にわかに信じがたいな」

カズマ「貴様顔面を粉砕してやろうか」

ダスト「あはは、冗談だよ。なぁ、いいだろー?構えだけでも教えてくれよー。」

カズマ「…しゃあねぇなぁ、じゃあちょっとだけだぞ?ほら、右足を前に出して…こんな感じ」ササ

遅くなっちゃった


ダスト「おお!やっぱりカッコイイなぁ…」

カズマ「それで相手との距離が近い時はこう」サササ

ダスト「ふむ…立ち位置によって構えを変えるのか」

カズマ「相手より自分が大きい時はこう」サササッ

ダスト「…ん…?」

カズマ「相手が魔法を得意とする時はこう」サササー

ダスト「え、ちょ」

カズマ「相手が人型のモンスターの場合はこう」サササン

ちなみにスライムの時は核を…

アンデッドやドラゴン…

腕を旋回させる…



2時間後


カズマ「まあこんな物だな、どうだ?やってみる気になったか?」

ダスト「あへぇ…」

カズマ「…男のそんな顔見たくなかったよ…」

ゴーレム「ゴシュジンゴシュジン」ツンツン

カズマ「ん?どうした?」

ゴーレム「ヤルコトガアルデショ?」クイクイ

カズマ「ん、あれ…?もうこんな時間か…すまんなダスト、続きはまた今度するよ。」ダッ

ゴーレム「ジャアネ」バイバイ

ダスト「あひぃ…」


屋敷内、9時ごろ


カズマ「ただいまー」

アクア「お帰りなさいませクソニートさん…半年間行方不明になって帰ってきたその日に何も言わずにまたこんな遅くに帰宅する気分はどうですかぁ?」


カズマ「悪かった悪かったって、色々とまとめなくちゃいけない事があったな。今回はちゃんと帰ってきただろ?」

めぐみん「もう、ダクネス何て『またカズマがどこかに行ってしまったかもしれない』とか言って騒ぎ出しそうになったんですからね?」

ダクネス「め、めぐみんそれは言わないと言ったではないか!」

カズマ「ごめんなダクネス、」ギュゥ

ダクネス「か、かじゅまぁ…」

めぐみん「ダ、ダクネスずるいですっ!これは酷い裏切り行為ですっ!」

カズマ「はは、めぐみん嫉妬してるのか?」ナデナデ

めぐみん「んっ…、当たり前です…」

アクア「…」イライラ

カズマ「ん?どうかしたかアクア」ニヤニヤ

アクア「…何だか武者修行を経て童貞クソニートのカズマさんから童貞が抜け落ちた気がするんですが…、ゴーレムで卒業でもしたんですかねぇ?」イライラ

ゴーレム「オハズカシイ」ポッ


めぐみん、ダクネス「「ッッ!!??」」

カズマ「おいばか本気にするな、何だかあれだよ。山に籠っている内に神聖な気持ちが溢れてきてな…、最初の内は辛かったが少しずつ慣れてくればだなぁ、性欲とかそこら辺の不純な気持ちが抜け落ちてきたという訳なのだよ」キラキラ

アクア「その割にはダクネスを見る目が前より厭らしいわね」

カズマ「なっ!おま、普通そういう事いうか!?」

ダクネス「か、カズマが望むなら…もっと薄い恰好を…っ」

めぐみん「おいそこの淫乱、私達の屋敷で淫行を働くのはよしてもらおうじゃないか」

ダクネス「はぅ…!!」ビクンビクン

カズマ「はぁ…あ、そうだ。今度アイリスの所へ行こうと思う。皆いいか?」

アクア「え!?また王城に行けるの!?行く行くーっ!」

ダクネス「…ちなみにそれは何故だ…?」

めぐみん「まさか『久しぶりに妹の顔が見たくなっただけ』とかじゃないですよね…」

カズマ「まあそれもあるんだが…、実際は俺のこの武道をしっかりと広めたいから、だな。」


めぐみん「もしかして先ほど言っていた『まとめなくちゃいけない事…』というのもその事についてなのですか?」

カズマ「ああ、この武道を更に強化したくてな。自分なりに今アレンジを加えているんだ。近々しっかりと武道書も作るつもりだぞ」

めぐみん「ふふ…何だか帰ってきたカズマはやる気に満ち溢れていますね。私達は構いませんよ。ね、ダクネス」

ダクネス「…わ、分かった…。あまり気のりはしないが了承しよう…」

カズマ「よし決まりだな、ダクネス、王城にアポとっといてー」

ダクネス「わ、私がやるのか!?」

カズマ「当たり前じゃないか、他に誰がやるんだ?アクアにでもやらせるってのか?」


アクア「私は構わないわよ!この女神アクアの美しい字で手紙をかけばアイリスm

カズマ「小学生が書いたと思われないか心配だな」

アクア「何でよーっ!!」

ダクネス「しょうがない…、私がやろう…」ハァ


2週間後 王城前


カズマ「着いたな、あんがとテレポート屋の店主さん」

店主「いいって事よー」

めぐみん「キャラの被っているあの下っ端に会うのは少し気が退けますが…、これもカズマのためです…」

アクア「よぉし!またどんちゃん騒ぎできるわよー!」

ダクネス「できないっ!頼むから大人しくしていてくれ!…それとカズマ…できればその…ゴーレムには外にいてほしいのだが…」ヒソヒソ

カズマ「バカネス、ゴーレムは俺の親友だ。山籠もりの時にもずっと付き添ってくれた兄弟同然の存在よ…。そんな奴を追い出す事などできやしない」

ゴーレム「ゴシュジンアリガトー」ウルウル

時系列的には11巻の中でこめっこが来る前、
カズマが記憶消されてアクセルに戻されてアクアとあーだこーだ、あった直後って感じだね。
こめっこが来るのがかなり遅れまくったら…的な感じです…。ご都合主義ですまぬ


クレア「…」

カズマ「おう白スーツ、お迎えご苦労様ー」

クレア「や、やぁようこそ佐藤カズマ殿…、このt

カズマ「あいあい、ほら、とっと中案内してよ」

クレア「き、貴様なぁ!仮にも私は貴族の娘だぞ!もっと礼儀とかいうのはないのか!?」

カズマ「今更なんだこの野郎、俺の記憶を消しておいて礼儀もクソもあるかってんだ」

クレア「なっ!き、貴様記憶が戻っているのか!?」

カズマ「ああ、うちには妙なタイミングにだけ有能なアークプリーストがいるのだよ。…だがもう二度とあんな事はさせんぞ…。なにせ今俺は強いからな…」

クレア「…強い、か。確かに貴様の巧みな戦法や決して高くないレベルでありながらその場の状況を利用して勝機を掴む戦い方には認めざる負えない点があるが…」

カズマ「あー…そうじゃないそうじゃない、その、なんだ。本当に強くなったんだ。」

クレア「本当に…?それはどういう事だ?まさか修行でもしてきたなどと抜かすんじゃないだろうな」


カズマ「はぁ…まぁ見せるのが一番いいな、クレアここに闘技場はあるか?」

クレア「あ、ああ、一応用意されてはいるが…何をする気だ?」

カズマ「そこに今手の空いている兵士全員とアイリス、それとこの王城にいる一番強いモンスターを連れてこい!」

クレア「!!!」


闘技場


兵士1「おいおい、あれを見ろよ。あの最弱職の佐藤カズマとかいう奴だぜ」


兵士2「ああ、覚えてる覚えてるあのあんまり強くない癖にちょくちょく俺達に指導しようとする奴だろ?クレア様がいきなり呼んできたから何事かと思ったら…アイツまたここに来てたのか」

兵士3「城の中でウロウロしていた兵が…ざっと30人くらいは集まったかな?」

兵士4「まあ奴が何をしようと構わないが…、何で俺達が呼ばれたんだろうな」

兵士1「クレア様が言うにはこうして檻の中からジーッとあのカズマとかいう奴の事を見てればいいんだとよ。まるで高見の見物だな」

兵士2「ほーお…闘技場に来たって事はまあ戦うんだろうけど…なにせアイツ弱いぜ?誰と戦うってんだろうな」

兵士1「ゴブリン一匹とかがヒョロヒョロ出てきたら面白いな!あはは!」

兵士3「あはは…は、は…?」

兵士5「…お、おい…っ」

兵士1「おいおい、なんだよ血相変えて…って…!!!!????」

兵士2「あ、あれって…ッ!!」

兵士4「まさか城の中にあんな化け物を飼っていたのか…!?」

兵士「ママ…」



グリフォン「ァァァァアアアア…ッ…」


カズマ「アイリス、100点だ。」

アイリス「…お兄様、すぐに助けを呼んでください…、」

カズマ「せっかく再会したってのにそんな顔するなよ。絶対に勝つ、さあグリフォンの鎖を切ってくれ」

アイリス「すぐに助けますからね…っ…。死なないでください…!」

カズマ「大丈夫、仮に死んでもアクアがいるよ。」

アイリス「そういう問題じゃありませんっ!」


カズマ「はは、心配すんなって、」ナデナデ

アイリス「で、ですが…っ!お兄様がこの城の中で一番強い、と言われたので連れてきたこのグリフォンは、その昔城の兵士全員が協力してようやく捕獲するまでに至った物なんです…。し、失礼を承知でいいますが、お兄様には少し…」

カズマ「お、いいじゃん。そういうのを待ってたんだよ。さ、お前もクレアの所に行ってきなさい。」

アイリス「…分かりました…。鎖を解いてください…、解いたらすぐに逃げてくださいね。」

護衛兵士「はいっ!アイリス様!」カチャカチャ

グリフォン「アアアアアッ!」バキンッ

護衛兵士「うおっ!!こ、コイツ…!!」

アイリス「!!く、鎖を自力で…!」ササッ

カズマ「おいおい、アイリスがやったら意味ないだろ?ここは俺に任せてくれって」ササ

グリフォン「グオォォアアッ!」ブゥンッ!

護衛兵士「よ、避けて下さいアイリス様!」

遅れてしまいやした


アイリス「は、速い…っ!?(し、しまった油断した…!直撃を避けられな…)」

護衛兵士「お、お嬢様ぁあ!!」




カズマ「アンパンチ」バキリッ

グリフォン「ブギャアアアアアアアッ!?」ドシャリ




アイリス「…へ…?」

カズマ「あ…やべ、技名言っちゃった…恥ずかし…」

護衛兵士「…!!(見えなかった…、まるでテレポートした様にあのカズマとか言う奴の姿が消えて、いつの間にかグリフォンが悶え苦しんでいた…。何かのスキルか…?だが魔力は感じなかったし…)」

アイリス「お、お兄様凄いですっ!一体どうしちゃったんですか!?」

カズマ「ふふ…これが俺の実力よ…、」

グリフォン「グオ…ォ…ォ…」フラフラ


カズマ「顎を軽く揺らしといた。もうろくに歩く事もできねえよ。倒れるだろうからまた鎖をつけてやってくれ」

護衛兵士「あ、ああ…アイリス様を助けてくれてありがとう…」

グリフォン「グアァ…」ズシィン…

兵士1~30「「「「「「「うおおおおおおおおおっ!!!」」」」」」」

アイリス「…(道着に隠れていて気づけなかったけど、今さっきチラリと隙間から見えたお兄様の体つき、明らかに前に会った時とは違う物だった…。)」



檻の中


クレア「あ、あれは何だ…!?一体どの様なスキルを身に着ければあんな事ができる…!?」

めぐみん「違いますよ。あれは武道、という奴です。カズマが半年間山に籠って会得したのですよ。」

クレア「武道…?そんな非効率的な物をする奴が未だにこの世界に残っていたとは…」

アクア「…だけど本当に凄いわね…。あの引きニートだったカズマさんが今や別人だわ…」

ダクネス「カズマ!私にも!私にもやってくれっ!」ガチャガチャ

ゴーレム「スゴーイ」パチパチ

めぐみん「…」

アクア「…?めぐみんどうかしたの?」

めぐみん「…いや、何でもありませんよ。あのグリフォンに爆裂魔法を叩き込めなくて少し残念なだけです」

ダクネス「闘技場にクレーターができるからやめてくれ!」



その日の夜


めぐみん「…」

カズマ「いいか、まずは型から覚えるんだ」ササ

兵士1「こ、こうっすか?」サ

カズマ「あー、腕は胸の位置まであげる事を意識しろ」

兵士2「カズマさんカズマさん!腕を速く振るにはどうすればいいんですか!?」

カズマ「体全体を使うんだ。腰を使うといいぞ」

カズマさん次は俺を!

何言ってんだ次は俺だよ!

てめぇこの野郎!

ワイワイガヤガヤ


めぐみん「カズマ…ちょっといいですか…?」

カズマ「ん?どうかしたか…?」


めぐみん「その…ちょっとお話がしたくって…今から私の部屋にこれますか…?」

カズマ「っ!!??、ま、まじで…?」

めぐみん「ふふ、安心しました。そういう所は変わってないのですね。」

カズマ「お、お前なぁ…!…いや、もうその手にはかからんぞ…お前の事だ。何か大事な用があるんだろ?」

めぐみん「あれ、バレちゃいました?」

カズマ「まったく…人をコケにするのもいい加減にしろよなぁ?おいお前ら!今日の稽古は終わりだ!」

兵士達「「「「「「「「「「ウィッス!!」」」」」」」」」」

カズマ「ほら、さっさと行くぞ」


めぐみん「…はい…(ごめんなさい…カズマ…)」


めぐみんの部屋


カズマ「…(俺ことカズマはかなり本格的にラノベの主人公になってきました。今こそあの言葉をこの場で使いましょう。どうしてこうなった。)」

めぐみん「…それで…話なのですが…」

カズマ「ちょちょちょっと待ってくれ…」

めぐみん「はい?何か変な不都合でもあるのですか?」ギュ

カズマ「何で俺達は抱き合いながら聞かなくちゃいけないんだ…。」

めぐみん「ふふ、何を言ってるのですか?この方がカズマが喜ぶからに決まってるじゃないですか…」

カズマ「…(ベッドの上で男女が抱き合っている…、ここから始まる事はもう確定したも同然…、童貞こと俺はこの急展開に動揺を隠しきれないのであった」


めぐみん「…無意識の所すみませんが口から漏れてますよ」

カズマ「う、うるさい!さっさと要件を話せ!」

めぐみん「ふふ…分かりました…。要件を言います…。」

カズマ「はぁ…(そうだ。自分で言っておいてなんだが、こういう状況になった時ってのは毎回毎回お預けされるのがご定番だ…今日も俺の右手が唸るだけか…)」

めぐみん「カズマ…あの…私を抱いていただけませんか…?」

カズマ「what…?」

めぐみん「私…貴方がいない半年間、寂しかったんです…」ギュゥ

カズマ「あ…へっ…?」

めぐみん「それともカズマは…やはりダクネスの様な…その大人の体の方が好みなのですか…?」

カズマ「っぃや、んな事ないよぉ!!」ガシ

めぐみん「ふふ…必死ですね、カズマ…」チュ

カズマ「お、おおお…、そ、そうか…(おおおおおっ!何だこれ!どこのエロ同人!?前回こんな状況になった時はアクアに邪魔をされたが…ここまで直球だともう誰にも邪魔できん!俺はやるぞ!)」ギュ


めぐみん「ダクネスには悪いですが…抜け駆け、させてもらっていいですか…?」

カズマ「おう…!あ、えっと…す、好きだぞ…めぐみん…」

めぐみん「私も、貴方の事が好きです…さあ早く…」

カズマ「じゃ、じゃあめぐみん…いくぞ…!」

めぐみん「…はい…」

カズマ「…!」

めぐみん「ど、どうかしたのですか…?」

カズマ「それ、」ドス

めぐみん「はぎゅぅうッ!!??」

カズマ「…はぁ…今度こそ童貞を卒業できると踏んでいたのに…何だこの茶番は…これは、麻酔薬、か?」ゴソゴソ

めぐみん「か、かずま…っ…あの…その…」

カズマ「俺にハニートラップをかけるとはお前も随分したたかになったもんだな」


めぐみん「ごめんな、さい…私は、ただ…貴方に捨てられたくなくて…」

カズマ「…捨てる…?」

めぐみん「今日の戦いを見て…私はカズマに余裕を感じました…。このままいったらきっと私の爆裂魔法を超えるでしょう…、いえ…もう超えているかもしれません…」

カズマ「…」

めぐみん「一日に一度しか魔法を使えない私なんてもう必要ないじゃないですか…!」ポロポロ

カズマ「この薬は…弱体化のポーションか何かか…?」

めぐみん「はい…ウィズの店で…ごめんなさいカズマ…どうか私を許してください…」

カズマ「…」

めぐみん「かずま…?」


カズマ「…めぐみん、俺はお前を捨てたりなんかしないよ…お前の様な有能なアークウィザードを誰が捨てるか…」ギュゥ

めぐみん「か、かずまぁ…」

カズマ「お前の悩んでいる事は分かった…そこで、一つ提案があるんだ。」

めぐみん「提案…?」


翌日…


カズマ「よし、朝稽古始めるぞー」

兵士達「「「「「「「「「「オスッ!!!」」」」」」」」」」

めぐみん「お、おっすっ!」

アイリス「おっす!です!」

ダクネス「…」バターン

アクア「あら、ダクネスが気絶したわ」

クレア「キサマサトウカズマァアアアッ!!」

ダクネス「く、クレア殿、こ、これは違うのです…」ヨロヨロ

カズマ「おおどうだクレア、アイリスの道着姿も可愛いだろ」

クレア「うんかわいい」ニッコリ

ダクネス「…」バターン

アクア「あら、またダクネスが気絶したわ」

めぐみん「カズマ、どうですか?うまく拳を振れてますか?」

カズマ「ああ、お前は元々能力値もレベルも高いしな、ただ拳の向きをだな…」チョイチョイ

めぐみん「なるほど、縦にするのですね…」

アクア「あれ?めぐみんも参加する事にしたの?爆裂魔法以外に手を出すなんて意外だわ、」

めぐみん「ふふ、最強の身体と最強の魔法を操るアークウィザードなんて、完璧だと思いませんか?」

兵士「こら新入り!無駄口叩くんじゃない!」

めぐみん「ご、ごめんなさい!」

カズマ「いや一日差だろうが…」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年09月14日 (金) 22:06:09   ID: J_NZf-R7

街中でイチャイチャしてるクソガキのバカップル死ね死ね死ね死ね

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