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十時愛梨（18）

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高森藍子（16）

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東郷あい（23）

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相原雪乃（22）

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相川千夏（23）

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相葉夕美（18）

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愛野渚（18）

愛梨「あっ、そうですティーバッグ！　雪乃さん、それを使わないでこんなに美味しいお茶を淹れられてすごいです～！」ｺｸｺｸ

雪乃「うふふ。お喜びいただけたなら何よりですわ」

夕美「愛梨ちゃんのケーキもすっごく美味しいよ」

愛梨「よかった～」

渚（・・・なんか、女の子してるって感じでかわいいなぁ・・・）ﾑｸﾞﾑｸﾞ

雪乃「お二人はいかがですか？　普段はコーヒーを嗜んでいることが多いかと思うのですが・・・」

あい「そうだね、自分で用意する時はコーヒーを選んでしまいがちなんだが、こうして飲んでみるとこれからは一考してみようと思わされるよ。もっとも、雪乃くんだからこの味が出せるのだろうが」

千夏「セシボン・・・ええ、とても美味しいわ。おかわりをいただいてもいいかしら？」

雪乃「まあ♪　ええ、喜んで！」ｲｿｲｿ

渚（あいさん達も優雅って感じだし・・・）ｸﾋﾟｸﾋﾟ

渚（・・・わ、私場違いじゃないかなッ・・・！？）ｿﾜｿﾜ

あい「ふふ、この7人で席を共にする機会なんて初めてかな？　お誘い感謝するよ」

渚（！）

愛梨「えへへっ♪　前からちょっとこうしてケーキを食べながらお茶したいって考えてたんですけど～・・・」

愛梨「実はこの７人、共通点があるんですっ！　さて、なんでしょう～？」

夕美「はいっ、全員アイドル！」

愛梨「おしいっ」

藍子「ちょ、ちょっと広すぎるような・・・」

雪乃（共通点・・・ですか）ﾌｰﾑ

千夏（実行に至る何らかのきっかけがあったと考えると・・・最近あったのはアイドル紹介だったかしら・・・？）

あい（確か、愛梨くんがケーキを振舞いたい人に含まれるのが雪乃くん・・・）

あい（雪乃くんがティータイムを過ごしたい千夏くん、千夏くんがカフェを紹介してほしい藍子くん・・・いや、つながらないな）

愛梨「ヒントは～・・・私と藍子ちゃんです！」

藍子「これはもう分かっちゃいますね～」

夕美（藍子ちゃんは知ってるのか・・・うーん・・・）

渚「二人・・・ユニット・・・あッ」

あい「分かったのかい？」

渚「あッ、ええと・・・苗字か名前に〈あい〉が入るアイドル・・・？」


藍子「・・・どぅるるるるるるるる～・・・じゃん♪」



愛梨「せいかいでーすっ♪」



夕美「おおー」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

あい「すごいじゃないか、渚くん」

渚「え、あ、ありがとうございます・・・！」

愛梨「一緒にお茶会したい人いるかな～ってアイドル紹介を見てたら思いついちゃって♪」

愛梨「これはもうやるしかないとっ！」

藍子「私と愛梨さん、今は二人のAi’s・・・」

愛梨「それをあのLMBGのように勢力拡大、ゆくゆくは世界を～・・・！」

雪乃「な、なかなか壮大ですわね」

藍子「ふっふっふっ・・・手始めに〈あい〉を・・・しかし、そこでは終わりません！」

愛梨「s Ai to、k Ai、s Ai onji、im Ai、sakur Ai、m Ai、z Ai zen、muk Ai・・・まだまだいます。そして～・・・」

藍子「心に〈愛〉を持つスーパーヒーロー達もAi’sへ！」

Ai’s「「いえ～いっ♪」」ﾊｲﾀｰｯﾁ

愛梨「まあ最後に決めるのはプロデューサーさんですけど、その前に仲良くなれたらいいなーって呼んじゃいましたっ！」

藍子「世界征服は、それまでお預けです♪　あーん♪」ﾊﾟｸｯ

千夏「ふふっ、世界の命運は彼にかかっているわけね」

あい「そのようだ」

夕美「あはは・・・」

あい「ふふ、少しはなれたかい？」

渚「え？　ああ、はい！　ありがとうございます」

渚（あいさんかっこいいなぁ・・・）

雪乃「紅茶のおかわりはいかがですか？」

渚「えと・・・い、いただきます・・・！」

雪乃「うふふ、そう緊張なさらないで？　お茶はただ、心穏やかに感じれば良いのですわ」ｺﾎﾟｺﾎﾟ

渚「あ、あんまりこういうの慣れてなくて・・・」

渚「ずっとバスケやってて、あんまり女の子してなかったというか・・・あちッ」ﾌｰ　ﾌｰ

愛梨「ええ～？　渚ちゃん、すっごくかわいいのに～♪　髪をまとめるリボンとか、いっぱい持ってますし！」

渚「えッ！？　な、なんでバレてッ？！」

藍子「説明しましょうっ！」

藍子「髪をくくるためのリボンを集めていることは誰にも言えないらしい、というウワサの流れている渚さん」

渚「そんな噂がッ！？」

愛梨「実はお仕事のたびにけっこう違うリボンをしているんです！　つまり・・・っ！」

夕美「・・・あ、本人がバレていないと思っているだけだった？」

渚「いやーッ！」

・・・



愛梨「はーい、ツインテール～♪」

夕美「渚ちゃんかわい～♪」

渚「も、もう許して～・・・！」ｶｧｱｱ

藍子「次は編み込んでみましょうっ！」

雪乃「あら、それなら私にお任せを♪」

渚「ひえ～・・・！」

ｷｬｯｷｬ　ｳﾌﾌ

あい「こらこら、まったく」

渚「あ、あいさん・・・！」

あい「・・・ストレートも悪くないんじゃないかな？」

渚「！？」

千夏「サイドテールとかどうかしら？」

愛梨「よーしっ、新生Ai’s（仮）結成初日っ！今日は目一杯、渚ちゃんを可愛くしちゃいましょ～♪」


『おおー♪』


渚「た、助けて～・・・！」


お・わ・り