【ミリマス】エレナ「プロデューサーにもっと構ってほしいヨー!」 (52)

エレナ編が数日で上がるだって?一日あれば十分じゃろ!?(グッタリ

・多少のキャラ崩壊

・短めかつありきたり

・多少の部分は脳内補完よろしくです

一応下に同系列の上げたss一覧あげときます

【ミリマス】琴葉「プロデューサーが構ってくれない」 【ミリマス】琴葉「プロデューサーが構ってくれない」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493993271/)

【ミリマス】恵美「プロデューサーに構ってほしい」 【ミリマス】恵美「プロデューサーに構ってほしい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1494588804/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1494682264


島原エレナ(以下、エレナ) 「コトハもメグミも構ってもらえてるのにずるいヨー!」プンプン

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北沢志保(以下、志保) 「構ってもらいに行けばいいじゃないですか。エレナさん、そういうの得意でしょう?」

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エレナ 「そういうのじゃないヨ!もっとこう……プロデューサーの方から、グイグイってきてほしいノ!」

志保 「それは……確かに羨ましいですけど」ゴニョゴニョ

エレナ 「この前のシホみたいに、メイドさんの恰好したら構ってくれるカナ!?」

志保 「わ、忘れてくださいよ!」アセアセ

エレナ 「忘れないヨー?シホ、すっごくカワイかったからネー☆」ニコッ

志保 「あ、あれはプロデューサーさんにおだてられてやっただけですから!」

志保 「……それで?どうやって構ってもらいに行くんですか」

エレナ 「そうだネー……とりあえず、覗いちゃう?」




―――――

所恵美(以下、恵美) 「さ、プロデューサー!大体掃除も終わったよ!」

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ミリP(以下、P) 「ああ、悪いな。最近やよいも忙しくて掃除してる暇がなくてな……」

田中琴葉(以下、琴葉) 「そもそも、こういうのって小鳥さんがやる事なんじゃ……」チラリ

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音無小鳥(以下、小鳥) 「ピヨピヨ、なんのことやら」プイッ

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P 「清掃員くらい入れても良い気がしますけどねー。そろそろ人員増やしてくれないかな」ポツリ

恵美 「プロデューサー?」ジトー

P 「な、なんだ……俺は至極まともな事を言ったはずだが」アセリ

恵美 「また女の子に来てほしいと思ったでしょ!そんな事お願いしなくてもアタシがやったげるってー」

P 「そろそろ男が来てくれても良いんだぞ?実働の男一人は流石に辛くて……」




琴葉 「すみません……ご迷惑でしたか?」シュン

P 「アイドルの世話するのが俺の役目なんだからさ……お前がそんな事気にする必要はないの!」

P 「ただ事務員に男が一人くらいいてくれてもと思ってな……」シミジミ

小鳥 「私だけでは足りないと!?」クワッ

P 「足りねえよ!音無さん、自分の仕事してください!捌ける能力はあるのにサボりすぎですよ!」ピシャリ

小鳥 「面目ないです……」ガックリ

琴葉 「でも、今度また事務員さんがいらっしゃるんですよね?」


P 「!?ほ、ホントか琴葉!?」パァアア

琴葉 「はい、律子さんがこの前呟いてました」

P 「やった!これで俺の居心地も少しは……!」

小鳥 「あ、その人女の人ですよ?」

P 「」グッタリ

恵美 「ぷ、プロデューサー!」

P 「そんな……俺と共に酒を交わすような男友達は職場に出来ないというのか……!」ワナワナ

小鳥 「いいじゃないですか、可愛い女の子たちを独り占めできるんですから」

琴葉 「か、可愛い……」カァアア

恵美 「ひ、独り占めって……!」カァア


―――――

志保 「……羨ましい」ボソリ

エレナ 「普通に構ってもらいにいけばいいと思うヨ?」キョトン

志保 「エレナさん、自己解決してるじゃないですか……」ハァ

エレナ 「ダメ!それじゃ、つまらないヨ!」

エレナ 「二人ともなんだかんだで楽しそうだったし、ワタシもやってみたいノ!」

志保 「はぁ……それなら、私はこれで……」スタスタ

エレナ 「シホも来てヨォ!?」ガシッ

志保 「エレナさん一人で出来そうじゃないですか」グググ


エレナ 「ほ、ホラ!シホも同じようにするとききっと役に立つカラ!オネガイ!」

志保 「……し、仕方ないですね」

エレナ 「フフ、素直じゃないネー?」ニヤニヤ

志保 「もう!」カァアアア

志保 「……エレナさん、ひょっとして怖がってます?エレナさん、そういうのは得意そうだと思ってたんですけど」

エレナ 「そ、そりゃプロデューサーに声掛けに行くのは平気だけど……」

エレナ 「……なんでかナ、胸の奥がザワっとするっていうカ……」ポツリ

志保 「…………」

志保 「じゃ、早くいつものエレナさんに戻ってもらわないといけませんね」

エレナ 「!ウン!シホ、ダーイスキ!」ギュゥウウ

志保 「も、もう!」カァア


―――――

佐竹美奈子(以下、美奈子) 「わっほーい!プロデューサーさん、お腹空いてませんか!?」

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P 「空いてないから帰ってくれ!俺はまだ死にたくない!」プルプル

美奈子 「そこまで言わなくても良いじゃないですか……」シュン

P 「あ……なんか、ゴメンな。美奈子はいっつも心を込めて作ってくれてるのにさ」

美奈子 「良いんです、私が迷惑かけてただけですから……」トボトボ

P 「美奈子!そんな事ない!俺はお前の作る飯は旨くて好きだ!」

P 「……まぁ量がヤバイけど」ボソリ



美奈子 「……ホントですか?」

P 「ああ!保証してやる!お前の料理はさいっこうに美味い!」

P 「いくらだって食ってやれるとも!なんせ、俺はプロデューサーだからな!」ドン!

美奈子 「プロデューサーさん……!」パァアア

美奈子 「えへへ、そう来ると思ってましたよ!」バン

美奈子 「チャーハン、小籠包、ギョーザ……!なんでもありますからね!」ニッコリ

P 「……へ?」

美奈子 「さぁさぁ!召し上がれ!」

P 「……謀ったな、美奈子ォおおお!」

美奈子 「えへへー」


―――――

志保 「……あれ参考にします?」

エレナ 「美味しそうだけど、いつも通り量がすごいヨー……」ポカーン

志保 「あれやったらむしろ遠ざけられるんじゃ……」

志保 「まったく、仕方ないですね……」ピッポッパ

エレナ 「シホ、どうしたの?」

志保 「とびっきりの助っ人を呼ぶだけですよ」prrrr

志保 「あ、もしもし――」


―――――

P 「美味い、美味いが……!」ウルウル

美奈子 「まだまだ、たっぷりありますからね!お代わり自由です!」

P 「亜美真美の激辛マカロンだって食いきれたんだ……食える、食える!」バクバク

P 「アイドルの手料理が食えるんだ!こんなに嬉しい事があるかよォ!」ガツガツ

美奈子 「わー、すっごい食べっぷりですね……ホレボレしちゃいます!」

P 「当然だ!アイドルが作ってくれたものを粗末になんてできないからな!」ガツガツ

P 「……ただ量多すぎない?」ダラダラ

美奈子 「そんな事ないですよ?プロデューサーさんが量を減らせって言ったから料理一つあたりのカロリー上げてるだけです!」

美奈子 「全体的な量は減ってますよ?」


P 「どうしてもお前は俺を太らせたいらしいな……」ズーン

美奈子 「プロデューサーさんが痩せ過ぎなんですって!もっと膨らんだ方が、男の包容力でますよ!」

P 「胃袋が破裂するなら俺は器量の小さい男で良いよ……」

P 「つか美奈子。お前、レッスンの時間大丈夫なのか?」

美奈子 「え、今日レッスンでしたっけ?」キョトン

P 「もしないなら、なんで事務所来てんだよ!?」チラリ

P 「……1時10分前……あと10分じゃねーか!急げ!」

美奈子 「わわっ!?そ、それはマズいかも?!行ってきます!」バタバタ


P 「遅れたらきっちり謝るんだぞー!」

P 「……さて、これどうしようか」

大量に残った中華料理たち

P 「せめてビールさえ飲めれば……!」

ガチャリ

P 「ん?どうした美奈子、忘れ物か……」

四条貴音(以下、貴音) 「あなた様、お呼びでしたか?」スッ

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P 「貴音?おはよう……俺は特に呼んだ覚えはないが」

貴音 「そうですか。北沢志保が、あなた様が困っていらっしゃると教えてくださいましたので参ったのですが」



P 「志保が……?」

P (アイツ、まさか見てたのか……?)

P 「来てくれたのはありがたいが、どこのスタジオも埋まってて……!?」ティン

P 「そうだ、貴音!お腹空いてないか?」

貴音 「お腹、でございますか?先ほど、二十郎でらあめんをお代わりしましたが」

P 「そうか……それなら悪かったな」シュン

貴音 「?あの、あなた様?そちらにある料理は……」

P 「ああ、美奈子が作ってきてくれてな……」

貴音 「佐竹美奈子が……」


貴音 「…………」ウズウズ

貴音 「あの、あなた様。わたくしも、一緒に馳走になって構わないでしょうか?」

P 「えっ、でもお腹減ってないんじゃないのか?」

貴音 「この香りを嗅いでしまっては……わたくしも退くわけには参りませんから」

貴音 「それに見くびってもらっては困ります。わたくし、四条貴音が逃げるなどありえませんから」キリッ

P 「た、貴音ェ……!」ウルウル

P (逃げる逃げないってなんだ?とかツッコんでられるか!ここで助けてもらわないと死ぬ!)

P 「ああ!たーんと食え!俺も食うけど、流石に残すのはもったいないからな!」

貴音 「はい、では――」

P・貴 「いただきます」パン


―――――

志保 「ふぅ……これで大丈夫かな」

エレナ 「タカネはすごいネー!美味しそうにいっぱい食べててカワイーヨー!」

エレナ 「でもシホ、なんでタカネ呼んだの?」

志保 「なんでって……恵美さんみたいに真似するならお腹いっぱいになってもらっちゃ困るでしょう」

エレナ 「?」キョトン

志保 「料理ですよ。手料理なら、プロデューサーさんは喜んで食べてくれますから」

エレナ 「し、シホ……!」ジーン


―――――

貴音 「ご馳走様でした……では、あなた様。本日は、別室でいんたびゅーとやらがあるということなので」

P 「ああ!ありがとう!お前は命の恩人だ!」

貴音 「そのような事は……では、失礼いたします」トコトコ

P 「さて、仕事するか」

P カタカタ

P 「てかなんで音無さんはこういう時に限って席を外してるんだ……」カタカタ

P 「ホントはサボリに行ったんじゃ……いやいや、疑うなんて恥だ、恥!」ブンブン

P 「…………」カタカタ

P 「……ん?」クンクン

P 「なんか、食べ物の臭いが……」ガタガタ

P 「い、いや。気のせいだ、流石に変な時間に飯を持ってくるほど美奈子も鬼じゃあるまい……」ブルブル


ダッダッダ

P 「……!」ゾワァ

エレナ 「おっまたせだヨー、プロデューサー!」バーン

志保 「お疲れ様です、プロデューサーさん」トコトコ

P 「あれ、エレナと志保?その手に持ってるのは……」

エレナ 「ふっふっふー……仕事で疲れたプロデューサーの為に、シホとワタシが愛情込めて作ったんだヨ!」ニコッ

P 「愛情?」チラリ

志保 「……込めましたよ。ええ、込めました!」ヤケクソ

エレナ 「シホはもっと素直になればいいのにモッタイナイヨー?」

エレナ 「さ、ママン直伝のバナナフリッター!召し上がれ!」

エレナ 「さっき、ミナコがいっぱい食べさせてたけど……お菓子ならなんとかなると思ったノ!」


P 「た、確かに主菜クラスよりはありがたいが……」

志保 (フェジョアーダを阻止しておいて良かった……!)ホッ

P 「じゃあ、ありがたく頂くよ。愛情たっぷりらしいからな!」パクッ

エレナ 「エヘヘ……どーお?」ドキドキ

P 「……美味い!初めてバナナフリッター食べたよ!」パァア

エレナ 「!そ、ソウ?良かったヨー!」ホッ

エレナ 「!そうだ、あーんしてあげようか?」

P 「えっ、そんな悪いって」

エレナ 「エンリョしないノ!さ、さ!」スッ


エレナ 「はい、あーん!」グッ

P 「あーん……」パクリ

P 「うん!エレナに食べさせてもらってると思うとますます美味く感じるなぁ!」

エレナ 「もぅ、照れちゃうヨー……」テレテレ

志保 「では、私はこれで……」トコトコ

エレナ 「エーッ!?シホも、プロデューサーにあーんしよーヨー!」

志保 「そ、そんな事するわけないでしょう!?恥ずかしいじゃないですか……」カァ

P 「志保に無理強いしないでやってくれ、エレナ……」

エレナ 「無理強いじゃナイヨ?だってシホ、作る時にすっごい真剣に作ってたもん」キョトン

エレナ 「ワタシだけじゃ、ここまで美味しく出来なかったヨー!」

志保 「え、エレナさんがいたからやっただけですよ!」アセアセ



志保 「…………」

エレナ ジーッ

志保 「……わ、分かりました!やればいいんですよね、やれば」

エレナ 「!」パァア

P 「志保、良いのか?」

志保 「エレナさん、食べさせてあげるまで諦めなさそうですから……」サクッ

志保 「は、はい。あーん……」プルプル

P ジーッ

志保 「は、早くしてください」カァアア


P 「……」パクッ

P 「うん、美味い!」

志保 「そ、そりゃ当然ですよ。食べさせてるものは同じなわけですから」プイッ

P 「何言ってるんだ!エレナが食べさせてくれたのと、志保が食べさせてくれたのは、違うだろ?」

P 「料理は心だからな……志保の気持ちがこもったアーンってのが大事なんだ!」グッ

志保 「……プロデューサー、女の子から食べさせてもらったからそう思ってるだけじゃないですか?」ジトー

P 「バレたか!まあカワイイ女の子から食べさせてもらってるんだ、美味くて当然だけどな!」ハハハ

志保 「ホント、調子良いんだから……」

エレナ 「………」


―――――

エレナ 「結局、プロデューサーにグイグイ来てもらってないヨー!」ガーン

エレナ 「シホはプロデューサーにデレデレしちゃうシ……」

志保 「で、デレデレなんてしてませんからっ!」カァア

志保 「でもどうするんですか?お腹いっぱいの状態でサンバ踊りたいとか言い出すわけないでしょうし……」

エレナ 「それは困ったヨー、ワタシサンバ踊るくらいしか思いつかなかったし……」

エレナ 「……ソウダ!」ティン

志保 「何か名案でも浮かんだんですか?」

エレナ 「フッフッフー……コトハもメグミもやったことのない大仕掛け!これならプロデューサーも構ってくれそうだし、やってみるヨ!」タッタッタ


バーン

エレナ 「シャチョー!いるー?」

高木社長(以下、社長) 「ん?おはよう島原君。何か用かね?」

エレナ 「エート、シャチョーにお願いがあるんだけど……」コソコソ

社長 「……ふむ」

社長 「しかしなぁ、それはアイドルとしてどうしたものか」ウーン

エレナ 「シャチョー!お願い!」テアワセ

社長 「……仕方ないな!女の子たっての望みだ、かなえてやらないわけにはいかないだろう!」

社長 「手配は私に任せておきなさい!いやぁ、ワクワクしてくるね!」ウキウキ

エレナ 「さすがシャチョー!話が分かる人だネ!」


―――――

P 「……これで、終わりか?」チラリ

P 「もう疲れた……これ以上増えるなよ、音無さんが帰ってきてから増えてくれ」ボソリ

ガチャリ

社長 「やぁ、プロデューサー君!お疲れさまだね!」

P 「社長!お疲れ様です!」ビシッ

社長 「ハハ、畏まらないでくれ。キミが疲れているのは知っているからね」

P 「分かりますか……」ゲッソリ

社長 「すまないね、本来ならもう少し人員を増やすべきなのだが……」

社長 「これといってめぼしい人材が見つからないのだよ。キミに負担をかけるのは心苦しいがね」シュン


P 「本気でそろそろ人員増やしてくれませんか……?」グッタリ

社長 「キミも聞いただろうが、新しい事務の子が来るからそれで我慢してほしい」

社長 「なにせプロデューサーを任せるには技量がいるからね……私も慎重に選びたいんだよ」

P 「ぐぅう……しばらく俺一人で努力します」ガックリ

社長 「大丈夫かね?」

P 「大丈夫なら良かったんですが……流石に連日の激務が応えまして」

社長 「本当にすまないね……そうだ、お詫びと言ってはなんだが」スッ


P 「?これは何ですか?」キョトン

社長 「私が懇意にしている銭湯の招待券だ。今回、キミの為に貸し切ったのでね」

P 「あっさり凄いことやりましたね!?」

社長 「少し小さいかもしれないがね……雰囲気がいいので私はよく利用するのだ」

社長 「たまにはゆっくりしてきたまえ。文字通り、足を伸ばすだけの余裕はあるはずだからね」

P 「社長……!ありがとうございます!」ペコリ

P 「今日この後にでもすぐ行ってみます!いやぁ、貸し切りの風呂なんてワクワクするなあ!」ウキウキ


社長 「貸し切ったといっても少し長めに営業してくれないか、と頼んだだけだからね」ハハハ

社長 「まぁ、これだけでキミの苦労に報いることが出来るとは思わないが……」

P 「大丈夫です、俺の苦労はアイドルの皆が輝くために繋がってますから!」グッ

社長 「私は本当にいい人材を部下に持った……これからもよろしく頼むよ、キミィ!」ガシッ

P 「はい!」ガシッ

社長 「……さて、今日の勤務時間も一応終わりだ。仕事はどうだい?」

P 「丁度終わらせました……このまま直でこの銭湯に行ってきます!」

社長 「是非ともゆっくりとしてきて欲しい。では、明日もよろしく頼むよ、キミィ!」

P 「了解です!では、失礼します」スッ

社長 「……ふぅ。これで良いんだね、島原君?」


―――――

P 「ふぅ、社長も気を使ってくれなくていいのに」ウキウキ

P 「あ、こちらの物なんですが……」スッ

番台 「はい、お話は窺ってますよ」

P 「無理を言ってしまっていてすみませんでした」ペコリ

番台 「いえいえ、高木さんには昔から世話になってるものですから」

番台 「さ、男湯は左手にある方です。どうぞ、ごゆっくり」

P 「ありがとうございます!」

番台 「…………」


カポーン

P 「生き返るー……」フゥー

P 「久々に銭湯なんて来たな……たまにはこういうのも良いよな」

P 「んー、こんなおっきな風呂を独占できるなんてなんか偉くなったみたいだな!」ハハハ

コソコソ  ペトペト

P 「……ん?誰か来たのか?」

P 「番台さん、何かありましたかー?」

?? 「番台さんじゃないヨー!」プンプン

P 「……はい?」

P (何故だ、すごく身を滅ぼすような予感が……!)ガクガク


エレナ 「お、おっまたせー!プロデューサー、湯加減どーお?」

P 「何してんのお前!?」アトズサリ

P 「男湯に入ってきたらダメだろ!?こんな場面悪徳記者に見つかってみろ!765プロ大炎上だぞ!」

エレナ 「貸し切りだからそんなコトないヨー?」

P 「かし、きり……」ポカン

P (そうかそういう事か!社長、俺をハメましたね……!)


―――――

社長 「っくしゅん!うう、風邪かな?」

志保 「少しは体を労わってくださいね……」サスサス

社長 「ああ、すまないね北沢君」

社長 「しかし、キミはホントに良かったのかね?」

志保 「何がですか?」

社長 「折角貸切って人の目をなくしたんだ。キミも彼に恩返ししたかったんじゃないかと思ってね」

志保 「……恩返しはしたいですけれど。今日はエレナさん頑張ってましたから」ポツリ

社長 「……そうかね。キミは、いい女になるよ。私が保証しよう」

志保 「ふふ、ありがとうございます」ニコ


―――――

エレナ 「ちゃんとタオル巻いてるからいいでショー!おじいちゃんにも許可とったヨー?」

P 「だ、だからってな……」アセアセ

P 「はぁ、もう良いよ。ここまでして、今更出ていけとは言いづらいしな」ガサゴソ

エレナ 「?何してるノ?」キョトン

P 「タオル巻いてるんだよ!ちょっとだけあっち向いててくれ」

エレナ 「う、ウン!」プイッ


カポーン

エレナ 「…………」

P 「……なぁエレナ」

エレナ 「なぁにプロデューサー」

P 「なんで今日バナナフリッター作ってくれたんだ?今思い返すと、美奈子が俺に昼飯作ってたところから見てたみたいだしさ」

エレナ 「……ワタシだって、寂しかったんだヨ」ポツリ

P 「寂しいって……お前、いっつも俺に寄ってくるだろ?」

エレナ 「ダッテ……コトハもメグミもプロデューサーの方から構ってもらえるようになったのにサー?」

エレナ 「ワタシだってプロデューサーの方からグイグイ来てほしいヨー……」シュン

P 「エレナ……」


エレナ 「プロデューサーはワタシの相手するの、イヤなノ?」ウワメヅカイ

P 「……そんな事ないよ」ナデナデ

エレナ 「!」

P 「そりゃカワイイ女の子から寄られて嫌がる男なんていないって。ましてや、俺がプロデュースしてるアイドルだぞ?」

P 「恵美も恵美でカワイくないって自虐するけどな……お前ら全員カワイイに決まってるじゃんか!じゃなきゃプロデュースなんて出来ないよ」

エレナ 「モー、プロデューサーはいっつも調子いいネー?」ニコニコ

エレナ 「デモ、そういうの嬉しいナ。これからも言ってくれる?」

P 「勿論……と言いたいが恥ずかしいな」プイッ

エレナ 「エー!?そこは言ってやる!って言い切るトコロでショー!?」

P 「お前しか聞いてないからこんなこっぱずかしいセリフが言えるんだろ!?」アセアセ

エレナ 「デモ、この前メグミにはカワイイってワタシ達の前で言ってたよネ?」ジトー

P 「うぐっ……」グサリ


エレナ 「ネー、ダメなノー?」

P 「……仕方ないな。分かったよ、これからは積極的に言う事にする!」

エレナ 「!そうこなくっちゃネ!」パァアア

エレナ 「さー、プロデューサー?そろそろ背中流さなくていいノ?」

P 「俺もう洗ったぞ?一応、マナーだしな」ドヤァ

エレナ 「モー!ノリが悪いヨ!折角女の子がいるんだから、背中流させてヨー!」プンプン

P 「えぇ!?そんな、流石に悪いだろ」アセリ

エレナ 「ここまで来てエンリョしちゃダメだヨー?さ、行こ!」


エレナ 「お客様ー、力加減はどうですカー?」ゴシゴシ

P 「ああ、良い感じだよ」

P (……これ流石にマズくないっすかね)ダラダラ

エレナ 「じゃぁ、これで終わりだネー」シャーッ

P 「悪かったな、背中なんて洗わせて」

エレナ 「ワタシも嬉しかったし、別にいいヨ?プロデューサーの背中って、意外と大きかったんダーって再確認できたし!」グッ

P 「そ、そうか」カァア

P (なんか恥ずかしい)

エレナ 「さ、次は頭洗うヨー!」グッ

P 「まだ洗うのか!?」


―――――

社長 「おはよう!いやぁ、昨日はすまなかったねえ!」

P 「ビックリしましたからね?下手したら、765プロクビになるんじゃないかと……」ビクビク

社長 「キミがクビになったらそもそも会社が立ち行かないだろう……」

社長 「さてと。島原君の恩返し、どうだったかな?」

P 「ええ。やる気、貰いました!」

社長 「そうかね!いやぁ、良かった良かった!」

社長 「それでは今日も、張り切っていってくれたまえ!」


小鳥 「すみません、昨日は午後から出張してて……」

P 「構いませんよ、サボりじゃなければ」ツーン

小鳥 「サボってないです!今回は社長に頼まれてたんですからね!」

ガチャリ

琴葉 「おはようございます」

恵美 「プロデューサー、おっはよー!」

P 「お、琴葉に恵美か。おはよう」

小鳥 「二人はいつも通りね?」

恵美 「当たり前だよ小鳥さん!琴葉とアタシは、いっつも仲良しだもんねー!」ギュゥウウ

琴葉 「め、恵美!恥ずかしいからやめてってばぁ!」カァアア


パタパタ

エレナ 「さー、お待ちかねのお昼の時間だヨー?」ウキウキ

小鳥 「待ってましたぁ!さ、お姉さんの悲しい食生活を断ち切って!」

P 「普段どんだけ悲しい食生活なんですか……」

琴葉 「エレナ?今日朝からレッスンだったの?」

エレナ 「お昼からだヨ?ケド、これを作らなきゃいけなかったからネ!」バーン

恵美 「うわぁ、いい匂いだねー。エレナ、これ何?」

エレナ 「フェジョアーダだヨー!昨日はプロデューサーがお腹いっぱいだったカラ、ご馳走できなかったし!」

琴葉 「へぇ、これがフェジョアーダなんだ……」シゲシゲ

P 「美味そうだな、初めて見たかも」


エレナ 「そーお?さ、食べヨ食べヨ!」

恵美 「エレナ!アタシたちも食べていい!?」キラキラ

エレナ 「モッチロンだヨー!お皿とスプーン、もってきてネ!」

恵美 「ほいキタ!」パタパタ



全員 「いっただっきまーす」

P 「モグモグ……美味いな!」

小鳥 「ホッカホカだぜ……胃袋に染み渡るぅッ!」

P 「適当に真似たリアクション困るじゃないですか音無さん……」

琴葉 「……うん、美味しい!」パァア

恵美 「お肉いっぱいだねぇ、プロデューサーはこういうの好きなんじゃない?」

P 「ああ、大好きだぞ!やっぱ、男は肉だな!」パクパク

エレナ 「エヘヘ……そこまで褒めてもらうと恥ずかしいヨー」テレテレ


志保 「……幸せそうですね」

横山奈緒(以下、奈緒) 「なーんか志保ちょっぴり寂しそうやけど?」ニヤニヤ

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志保 「そ、そんな事ないです」プイッ

奈緒 「もー照れんといてってー!」ギュゥウウ

志保 「な、奈緒さんはどうなんですか!?」

奈緒 「んー?みんな笑ってられるんならそれが一番やろ?」キョトン

奈緒 「ただなぁ……」

志保 「ただ?」

奈緒 「いやぁ、プロデューサーさん疲れとるんちゃうかなーって思っただけやねん!気にせんといてや!」ハハハ

とりあえず、完

なんで俺は一日で書いたんだ……推敲の時間位もっと取ろうぜ?
エレナ書くつもりじゃなかったけど期待されてたみたいだから書いてみた、エレナの口調難しいヨー

今後どうなるかなぁ……

口調特に気にならなかったよ
書きやすそうな子や好きな子でいいんじゃないかな?
乙です

>>48
エレナ不安だったけど大丈夫だった?それなら良いんだけど

単純に人のを真似てどうこうの流れやってくレパートリーが切れてきた()

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