【ミリオンライブ!】第7話 家族の応援 (76)

(1)
(事務所)

バーン(雷)

社長「し、しかし」

謎の男「残念ながら彼にはそうしてもらうしかないのです。」

社長「私たちにはまだ彼の力が必要なんだ!」

謎の男「これ以上言うと765プロがどうなっても知りませんよ。」

社長「そ、それだけは!」

謎の男「では失礼します。くれぐれもごまかそうとは考えないように。」バタン

社長「くっ」

・・・


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(翌日、事務所)
ガチャ
p「おはようございます。」

ひなた「あ、おはよ、プロデューサー。」

p「おお、ひなたおはよう!どうしたんだい?今日はオフの日だろう?」

ひなた「田舎のおじいちゃんがね、私に野菜をたーくさん送ってきてくれたんだ。だから今日はおすそ分けしようと思ってね。」

p「そうか、ひなたは仲間思いだなぁ。」

小鳥「プロデューサーさん、おはようございます。社長がお呼びですよ。」

p「社長が?今日は特に話をすることあったかな?」ガチャ

小鳥「プロデューサーさん・・・。」

(社長室)
p「失礼します。」

社長「ああ君、いきなりすまないね。」

p「はい、どうかしましたか?」

社長「まぁ座りたまえ。」

p「失礼します。」

社長「この頃どうかね?」

p「シアター初ライブも終えて少しずつ色々な人に知ってもらえるようになったのではと思っています。今ならば新しい仕事も入りそうですので営業を頑張っています。」

社長「そうか・・・。」

p「一体どうしたんですか?」

社長「実はとても言いにくいことなんだが・・・。」

p「な、何かアイドル達の身に何かあったのですか?それとも事務所の経営が・・・」。

社長「いや、君のことだ。」


p「私のこと?・・・ま、まさか!待って下さい、私はまだ彼女たちのためにやるべきことがあるんです!」

社長「わかっている。君の熱い思いにはいつも感謝している。しかし765プロのためには仕方ないことなんだ。」

p「ど、どういうことなんですか!」

社長「すまない、しかしこれは命令なのだ。」

p「社長!お願いします!それだけは!」

社長「君!」

p「どうか!」


ガチャ
ひなた「社長、プロデューサー、お茶が入ったよ。」

社長「有給をとり給え!」
p「くびだけは勘弁してください」




p・社長「・・・・・・」

p・社長「はい?」

ひなた「?」

オープニング
Dreaming! (~1:35)
https://www.youtube.com/watch?v=mv1UDSZI6kM

本作品はアニメ版『THE IDOLM@STER』の世界を想定しています。
時系列では、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』へ以降となっております。
よければご覧下さい。

(2)
p「まさか有休を取れ、という話だったとは・・・。」

小鳥「昨日労○から人が来たんですよ。この頃厳しいんですよね、この前の○通の件があってから特にです。」

p「そうだったんですか・・・。まぁ今日はレッスンを見るだけだったので、他の先生にお願いしましょう。」

小鳥「せっかくの休みなんでちゃんとリフレッシュして下さいね!」

p「あれ?じゃあPさんや律子はどうしたんですか?あの2人は今日も仕事のはずですが・・・。」

小鳥「律子さんはああ見えても休みを取っているんですよ。未成年ですからね。」

p「Pさんは?」

小鳥「今年から管理職になったので問題ありません。」

p「oh・・・。」

ひなた「んで、結局何があったんだい?」

p「まぁ簡単に言うと今日はお休みを取りなさい、って言われたんだよ。」

ひなた「ふぅん、そうなんだ。確かにプロデューサーはいつもたーくさん私たちのために動いているから、たまには休んでもらった方がいいべさ。」

p「ひなた・・・(涙)。」

小鳥「天使ですね。」

p「はい・・・。あ、音無さんは大丈夫なんですか?」

小鳥「あ、はい。社長から私は大丈夫だと言われているので・・・。」

p「え、なんで小鳥さんは?」

ひなた「きっと仕事中によく別のことをしているからじゃないかな?」

小鳥「グサー!!」

p「純粋って怖い・・・。」

p「でもな、急に休みって言われてもすることがないんだよな。」

ひなた「好きなことをすればいいんじゃないんかい?」

p「ひなたは今日この後どうするんだい?」

ひなた「うーん・・・、私もこの後は特に予定はないんよ・・・。」

p「お互い暇だな。」ハハハハ

ひなた「そうだね。」ハハハハ

ドタドタドタドタ・・・

バン!
響「遅刻だー!プロデューサーごめん!」

ひなた「響さん、おはよ。」

p「どうしたんだいそんなに慌てて?」

響「ひなたに、新しい方のプロデューサー!いや自分今日収録が入っていたのを忘れてて・・・。」

小鳥「響ちゃん、今日の仕事はキャンセルになったのよ。連絡していなかったかしら?」

響「え、そうなのか⁉」

p「確か、あずささんがアメリカに行ってしまった関係で、今日のあずささんとの収録が一週間延びたんじゃなかったけ?」

響「そ、そうだったのか!助かったぞー・・・。」

ひなた「響さんは案外おっちょこちょいさんなんだね。」

響「そ、そんなことないぞ!今日は偶然なだけ!本当は自分、完璧だからな!」

小鳥「強がる響ちゃんもかわいいわ・・・。」

p「また何か変な妄想していませんか?」

響「自分今日暇になったな・・・。でもどうしよう・・・、特にすることもないし・・・。」

ひなた「響さんも私たちと同じだねぇ。」

響「ん?ひなたも今日は暇なのか?」

ひなた「そうなんだ、私はもともとオフで、プロデューサーも今日はお休みになったんだよ。」

響「プロデューサーもなのか!」

p「有給を取れって社長に言われてな。」

響「へー。でもそうだな、ピヨ子と違っていつもサボらずに忙しそうだからな!」

小鳥「ガハッ!」バタ

p「小鳥さん、強く生きて・・・。」

響「あっ!じゃあさ、今日みんなで一緒に遊びに行こうよ!」

p「え、一緒に?僕もかい?」

響「そうさー!せっかくの休みなんだから、みんなで過ごした方が楽しいぞ!」

ひなた「うわー、いい考えだねぇ。あたし響さんと一緒に遊ぶなんて初めてだからなんまらたのしみだよぉ。」

響「喜んでもらえて嬉しいさ!じゃあひなたはどこか行きたいところあるか?」

ひなた「あたしが選んでいいんかい?」

響「ああ!自分、先輩だから後輩の意見を尊重するんだぞ!」エヘン!

ひなた「そうだね・・・、じゃあ新宿や渋谷に行ってみたいなぁ。」

響「し、新宿?渋谷?」パチパチ

ひなた「うん、あたしね、上京したばかりでまだ全然東京を知らないんだ。響さんに色々と教えてほしいべさ。」

p「なるほどね。僕も長い間日本にいなかったから案内してほしいな。」

ひなた「いいかい、響さん?」

響「も、もちろんだぞ!自分に任せるさー!」

p「・・・、本当に大丈夫?」

響「う・・・、じ、実は自分もまだ人がたくさんいる所が好きじゃないから、都心はあまり詳しくないんだ・・・。」

ひなた「そう・・・。気を遣わせてしまってごめんね・・・。」

響「で、でも!東京のラーメン屋ならば詳しいぞ。特に二十郎は全部行ったことあるんだ!」

p「へー、響があんなラーメンが好きなんて意外だな。」

響「自分も本当はあんなに行く気はなかったんだぞ・・・。」(遠い目)

ひなた「プロデューサー、あたしもラーメンをたくさん食べれば、響さんみたいに上手く踊れるようになれるんかい?」

p「それだけはダメ。」

p「でもそうなると案内してもらえる人がいないな・・・。」

響「そうだ!シアターメンバーで今日他に暇な人に案内してもらえばいいじゃないか!」

ひなた「いいね、響さんが言ったようにみーんなで遊んだほうが楽しいよ。」

ガチャ

のり子「すいません、書類を提出しに来ました。」

響「ちょうどいいところに一人来たぞ。」

p「あ、のり子!言っていた書類を提出していなかったな!」

のり子「ゴメンゴメン。すっかり忘れていたんだ。だから今日直接事務所に出しに来たんじゃん。それで勘弁してよ。」

p「やれやれ。」

ひなた「ねぇのり子さん、今日何もないんかい?」

のり子「うん?まぁね。ちょっとバイクに乗ってどこか行こうかなって思ってはいるけど。」

響「なぁ、もしよければ自分たちと遊びに行かないか?」

ひなた「あたしと響さんとプロデューサーで今から遊びに行こうって話をしていたんだ。」

のり子「へぇー、響とか!響と遊びに行ける機会なんて滅多にないし、せっかくのチャンスだし行こうかな。」

響「よーし!これで都会に詳しい人間が加わったぞ!」

のり子「え?都会に詳しい?何の話?」

p「いや、今日ひなたのために新宿や渋谷に遊びに行こうって話をしていたんだけど、僕や響があまり詳しくないからさ。だから誰か詳しそうな人いないかなって思っていたんだ。ののり子「うーん、新宿や渋谷か・・・。アタシさ、バイクでツーリングすることが多いからさ、詳しいってわけではないんだよね・・・。遊びもスポーツすることが多いし。」

響「そうなのか?でも自分たちよりは詳しいと思うぞ。」

のり子「うーん、あまり期待されているほどのこと出来るかなぁ・・・。できれば他の人がいた方がいいかもね。」

p「うーん、そうなると・・・、」

響「新宿や渋谷に詳しくて・・・、」

のり子「都会の女性の遊び方を知っている・・・。」

ひなた「何だか、大人の女性って感じだねぇ。」


プルルルル

プルルルル
p「おや、誰からだろう。」ピッ

p「はい、もしもし。」

電話(?「プロデューサー君!聞いてよ!昨日の夜合コンが会ったのに誰も私を誘ってくれないのよ!今日せっかくオフにしていたのに、最悪よ!」)

p「あー、あのさ・・・(ゴニョゴニョゴニョ…)うんじゃあそこで待ち合わせで。うん、よろしく。」ピッ

p「人員、確保しました。」

ひなた・響・のり子「?」

(3)
(事務所近くの駅)
莉緒「みんなー、こっちよー!」

のり子「おはよう莉緒姉。」

p「いきなり呼び出して悪いな。」

莉緒「いいのよ、いいのよ私も退屈していたんだから!」

ひなた「莉緒さんも今日は暇でよかったよぉ。」

p「あ、ひなたそれはパワーワード・・・。」

莉緒「・・・そうよ、本当は忙しい一日になるはずだったのよ!それなのに、それなのに!」

響「ま、まぁまぁ、今日は莉緒から大人の女性の休日の過ごし方を教えてもらうつもりなんだぞ!」

のり子「そ、そうそう、私たちじゃわからないことばかりだからさ!たくさん教えてほしいよ!」

莉緒「そ、そうなの?よーし!今日は私がみんなに恋のレッスン初級編を伝授しちゃうわよー!!みんな着いてきなさい!」

ひなた「はぁーい、みんな行くよぉ。」

のり子「大丈夫?なんか趣旨変わっていない?」

p「ま、まぁ莉緒のことだから何だかんだちゃんとやってくれるよ。」

響「自分、もう何だか不安だぞ・・・。」

(新宿)
ひなた「わあ…やっぱり東京はあっちゃもこっちゃも人がいっぱいだねえ。それに建物ばっかりだよぉ。」

のり子「まぁひなたが暮らしていた場所では考えられないよねぇ。」

ひなた「東京の空気もいいけど、故郷の方が好きだよぉ。」

響「あ、自分もその気持ちわかるぞ!同じ空気でも場所によって全然違うんだよな!」

ひなた「いっそのこと、ぜーんぶリンゴ畑にしたらいいのにねぇ。」

響「そ、その発想はなかったぞ・・・。」

ひなた「そうなのかい?あたしの所だとよくこわぁーい顔のおじさんが来て「土地を寄こせぇー」って言っているんだよぉ。」

p「地方って怖い・・・。」

響「場所によると思うぞ・・・。」

莉緒「みんなー、何をぐずぐずしているの!さぁー、お姉さんが大人の女性について教えてあげるわよ!ついてきなさい!」

p「り、莉緒早い、待ってくれー。」

ひなた「響さん。」

響「うん?どうしたの?」

ひなた「あのね、はぐれないように響さんと手ぇつないでもいいかい?」

響「(キュン!) も、もちろんだぞ!片方だけでいいか?それとも両手にするか?」

ひなた「片手だけでいいよ。ありがとぉ。」

響「わ、わかった。はい!」ギュッ

ひなた「わぁー響さんの手あったかいねぇー。何だか心があったまりそうだよぉ。」

響 プルプル

のり子「ねぇねぇ響大丈夫かな?なんか体が震えているけど。」

p「ひなたのかわいさに悶絶しているんじゃないか?」

のり子「あーなるほどね。」

(百貨店)
莉緒「やっぱり女の子といったら買い物よ!」

p「おおー、都会の女性っぽい!」

響「何を買うんだ?」

莉緒「服よ、服!女性は服が命よ。服が印象を決めるの!」

ひなた「へぇー、勉強になるねぇ。」

のり子「莉緒姉のおススメの服はある?」

莉緒「そうね・・・、今ののり子ちゃんに似合うのは・・・、これよ!」バン

のり子「え?」

p「ちょっと露出が多すぎないか?」

莉緒「何を言っているの、みんなに注目する服はこういう服って雑誌に書いてあったのよ!」

響「ファッション雑誌にか?」

莉緒「『モテ女の心』という雑誌よ。」

p「男だけど聞いたことがないな・・・。」

ひなた「へー、これが東京の女の人の服装なんだね・・・。」

莉緒「そうよ、ひなたちゃん!さぁのり子ちゃん、私の分もあるから一緒に着替えに行くわよ!」

のり子「ちょっ莉緒姉、引っ張んないでー、やだー・・・。」ズルズル

p「行っちゃったな・・・。」

響「ひなたに似合う服は自分が選んであげるね。」

ひなた「よろしくねぇ。」

(カラオケボックス)
莉緒「買い物の後はカラオケよ!狭い空間の中で密着することで、距離を縮めるのよ!」

響「何だか理想のデートコースになっていないか?」

ひなた「そうなのかい?あたしはとっても楽しいよ。」

p「ま、まぁひなたが楽しいならばいいか・・・。」

のり子「・・・」グッタリ

莉緒「ねえ 消えてしまっても探してくれますか?~♪」



莉緒「別になんて言わないで~、またねって言って~♪」




のり子「選曲が全体的に重い・・・。」

p「まさか本当のデートではこれを歌わないよな・・・。」

ひなた「莉緒さんは歌声がキレイだから問題ないと思うよ。」

莉緒「ひなたちゃん、ありがとう!さぁ私が歌い続けちゃったから次は・・・、響ちゃん!」

響「じ、自分か?じゃあ・・・。」ポチポチ

p「何を選ぶんだろう?」

のり子「響のことだからかっこいい曲かな?」

莉緒「いや、かわいい曲じゃないかしら。」



響「じゃあこれで。」





約束

p「意外だな、自分の曲じゃないものを選ぶのはあったとしてもこういう曲を選ぶなんて。」

響「この曲は自分や765プロたちにとって大事な曲だからな。みんなには一回ちゃんと聞いてほしいと思って選んだんだ。」

莉緒「いい曲よね、間違いなく。確か千早ちゃんが大変だった時にみんなで作った歌なんでしょう?」

響「そうさ。千早がアイドルをやめようと考えていたくらい落ち込んでいた時に事務所のみんなで歌詞を書いていったんだぞ。」

のり子「こんなことを聞いていいのかわからないけど、なんでそんなに千早のためにやれたの?」

響「大事な仲間だからさ!全然売れていない時から一緒にレッスンして、仕事をしてきて支えあった仲間だからだぞ。いや仲間というよりも家族かな!」

のり子「家族か・・・。」

p「本当にPさんや先輩アイドル達の絆はすごいよな。」

莉緒「私たちも見習っていかないといけないとね。」

ひなた「家族・・・。」


(前半終了)

後半は水曜10:00頃更新予定。

(4)
(公園)
莉緒「カラオケが終わった後は公演でデート!並木道を2人で手をつないで歩くけば告白されること間違いなし!」

のりこ「完全に趣旨が変わったな。」

響「自分、これはこれで楽しんでいるぞ。」

ひなた「東京の女の人の休日の過ごし方はちゃんと考えて動くことが重要なんだねぇ。」

p「ひなた…、男の僕が言うのもおかしいかもしれないが、莉緒の場合はレアだと思うよ。」

莉緒「さぁー!公園にレッツゴー!」

4人「おっー・・・。」

(公園前)
ザワザワ
ひなた「何だかたくさん人がいるみたいだね。」

莉緒「変ね、いつもはもう少し人が少ないはずなんだけど…。」

のり子「あっ、今日は春のお祭りなんだって。」

響「自分やっとゆっくりできると思ったのに・・・。」

莉緒「あ、プロデューサー君、あそこでワインの試飲が出来るそうよ。行きましょう!」

p「いやいや仕事中は・・・って、今日はオフになったんだった。」

のり子「じゃあ私たちその辺を歩いているね。」

莉緒「ハーイ!さっ、行きましょう!」

p「まぁ、ほどほどにしましょうね。」テクテク

響「大丈夫なのか、あの2人と離れて…。」

のり子「まぁ、たまには何も考えずに歩くのもいいんじゃない?」

ひなた「そうだねぇ、行こうか。」

(公園の中)
男1「いらっしゃい!焼き鳥はいかがですか!」

男2「焼きそば一つ500円だよ!」

男3「ミニゲームをやっていかない?」

響「やっぱり東京のお祭りは人が多いな。自分やっぱり疲れるぞ・・・。」

のり子「ハハハ、だらしないな響は。いつもあんなダンスを踊っているのにこれくらいで疲れちゃうなんてね。」

響「そ、そんなことないぞ、今のはちょっとそう思っただけさ!」

ひなた「でもほんと歩くだけで疲れるね。東京はどこに行っても人ばかりだべさ。」



?「あのー。」

3人「?」

女の子(5歳くらい)「もしかして響ちゃん?765プロの響ちゃんだよね?」

響「あっ、あー・・・、そうだぞ。」

女の子「やっぱり!私ファンなの!握手して!」

響「そうなのか!もちろんだぞ!」ギュッ

女の子「ありがとう!嬉しい!あと・・・」ワイワイ

のり子「すごいな…。響って普通に接していると普通の女の子だけど、やっぱりトップアイドルなんだね。」

ひなた「男の人だけじゃなくて、あんな小さな女の子にも好かれるなんて響さんらしいよ。」

のり子「あたしも色々な人を笑顔にできるアイドルになりたいな。」

ひなた「のり子さんはそういうアイドルになりたいんかい?」

のり子「どうせアイドルになるなら、みんなに好かれる可愛いアイドルにならないとねっ!」

ひなた「そうだね、あたしもそうなれたらいいなぁ…。」

響「ハイ!これでいいか?」

女の子「ありがとう!私宝物にするね!」

お母さん「いたいた、こんな所にいたの?」

女の子「あっ、ママ!響ちゃんからサインもらったんだ!」

お母さん「あら、そうなの?すいません突然、ご迷惑じゃなかったですか?」

響「いいんだぞ!これからもよろしくな!」

お母さん「ありがとうござます。さぁ、お父さんの所に行きましょう。」サッ

女の子「はーい!バイバイ響ちゃん!」ギュ

お母さん「もう勝手にどこかに行っちゃダメでしょう。」

女の子「ごめんなさい・・・。」

お母さん「これからは気を付けるのよ。みんな心配するんだから・・・」テクテク

ひなた「・・・」



響「2人とも待たせてごめんな。」

のり子「いいよいいよ。アイドルたるものファンは大事にしないといけないよね。」

響「あの子、自分がまだ駆け出しのころから応援してくれていたんだって!」

のり子「そうなんだ、私たちにもああいう女の子のファンが出来たらいいな。ねっ、ひなた?」

ひなた「・・・」

のり子「ひなた?」

ひなた「えっ?」

のり子「どうしたの?なんかぼーっとしているよ?」

ひなた「な、なんでもないよ!ちょっと疲れただけだよ。」

響「ひなた・・・、大丈夫か?」

ひなた「大丈夫大丈夫、そろそろ莉緒さんたちの所に戻らないかい?」

のり子「そうだね、結構時間経っちゃったもんね。」

響「じゃあ2人の所に戻ろう。」

ひなた「うん…、あれぇ?あそこにいるのは茜さんじゃないかい?」



2人「え?」

茜「さぁー!今日はみんな運がいいよ!かわいいかわいい茜ちゃん人形がなんと500円!とーってもお買い得だよ!買った買った!」

響「茜、何をしているんだ?」

茜「おっとその声は響ちゃんだね?おやひなたちゃんにのり子ちゃんも!」

のり子「この奇怪な人形たちは何?」

茜「奇怪ですと!のり子ちゃんお疲れなんじゃない?かわいいの間違いだよね?これは茜ちゃんをみんなのお手元に届けるために茜ちゃんが毎晩作っていた茜ちゃん人形なんだよ!」

ひなた「すごいねぇ、応援してくれる人のためにそこまでするなんてさすが茜さんだねぇ。」

茜「ひなたちゃん・・・、茜ちゃんの気持ちをちゃんと理解してくれるはひなたちゃんだけだよ・・・。」

響「こんなお店を出店するなんて・・・、プロデューサーたちには許可取っているのか?」

茜「ヒューヒュー(口笛)。」

のり子「ちょっと!それまずいんじゃない?」

茜「だ、大丈夫だよ!プロちゃんは後で話せばちゃんとわかってくれるはずだよ。」

響「そうなのか・・・。でも公園側にはちゃんとOKもらってるんだよな?」

茜「だ、大丈夫!茜ちゃんかわいいから、きっとこれくらいならば…」





お巡りさん「君、何をしているんだい?」

茜「うん?」

公園管理者「この子何の申請を出していないのに勝手にお店を出しているんです。」

お巡りさん「ふむ、ちょっと交番まで来てもらえるかな?」

茜「え?ちょ、ちょっと待って!話せば、話せばわかるから!そうだ、知り合いがいるからその人に事情を説明してもらえればわかるはず!ね?」クル



のり子「みんな、何か買いたいものはあるかい?」

響「自分、帰る前にサーダーアンダギーが食べたいぞ!」

ひなた「サーダーアンダギーってドーナツみたいなお菓子のことかい?」

響「そうだぞ。自分の実家ではよく作って食べていたんだ。」

のり子「東京の屋台で売っているのな?」


茜「みんな!何で無視するの?茜ちゃんがピンチなんだよ!」

ひなた「響さん、のり子さん、茜さんを助けなくてもいいんかい?」

響「いいんだ。茜は今度自分たちのラジオで「ITポリスたかねー」ならぬ「ITポリスあかねー」をやるからその勉強のためにあ・え・て・お世話になるって言っていたぞ。.」

ひなた「へぇー、茜さんは勉強熱心なんだねぇ。」

茜「違うから!そんな仕事入ってないから!いや入っていたら嬉しいけどさ!」

お巡りさん「早く来なさい。」ズルズル

茜「あぁー・・・。」ズルズル



のり子「響、茜は本当に響たちのラジオに出演するの?そんな話聞いてないよ?」コソコソ

響「ひなたの手前、ついた冗談さ・・・。」コソコソ

のり子「おーい、プロデューサー、莉緒姉―、戻った・・・よ・・・・・。」



莉緒「今日はお姉さんがみんなにサービスしちゃうわよー!」

一般人(酔っ払い)「オー!」

p「よっ!莉緒ちゃん可愛い!日本一!」

莉緒「もっと、も~っと声援をくれないと、サービスしないわよ~。」

一般人「莉緒ちゃーん!」



のり子「あっちゃー!」

響「だいぶ出来上がっているな・・・。」

ひなた「あんなプロデューサーや莉緒さん初めてだよ。」

響「自分もあれよりひどいのは小鳥ぐらいしか見たことないぞ。」

のり子「仕方ないなぁ・・・。あの酔っ払い2人はアタシが何とかするから、2人はもう行きなよ。」

ひなた「え?でもまだ早くないかい?」

響「それにのり子だけに任せるのは申し訳ないぞ。」

のり子「いいんだよ、あんなじゃ一緒に行動なんて無理だよ。酔っ払いの扱いは」

響「うーん、じゃあ・・・いいのか?」

のり子「うんうん。それでいいよ。じゃっ!」タタタ


のり子「2人とも帰るよ!ほら立って!」

莉緒「あら、のり子ちゃん!いいところに来たわね。さぁお姉さんと飲みましょう!」

のり子「いやいや、私未成年!」

p「そうだぞ莉緒ちゃん、未成年に酒はいかん。」キリッ

莉緒「え~。」

のり子「プロデューサー案外しっかりしてんじゃん。見直したよ。」

p「というわけで一曲歌って~!」

のり子「前言撤回、全然ダメじゃん!」

莉緒「いいわね!お姉さんとデュエットするわよ~!」

一般人(酔っ払い)「いぇーい!のり子ちゃ~ん!」

のり子「ああ、これ帰れるかな・・・。」

ひなた「響さん、どうしようか?」

響「本当は晩御飯もみんなで食べる予定だったのにな。」

ひなた「帰っても一人なんだよねぇ・・・。」

響「・・・そうだ!ひなた、自分の家でご飯食べていかないか?」

ひなた「響さんの家で?いいのかい?」

響「ああ、自分の家族にも会わせてあげる!」

(5)
(響の家)
響「今帰ったぞぉ!」

ひなた「お邪魔します。」

ジュイ!

響「あっ、ハム蔵!どうしたんだ?」

ハム蔵「ジュイジュジュ!ジュイ!」

ひなた「へー、これがハム蔵さんなんだね、近くで見るのは初めてだよぉ。」

響「・・・」

ハム蔵「ジュジュジュジュイジュイ!」

響「はい、今日朝あわてて出てしまったからみんなのご飯を作るのを忘れていました・・・。」

ひなた「ハム造さんの言っていることが本当にわかるんかい?」

ハム蔵「ジュッ!ジュイジュイジュイ!」

響「すいません、今度からちゃんと寝る前に次に日の予定を確認します・・・。」

ひなた「怒られているのかい?」

ハム蔵「ジュッジュイ!ジュイジュイ!」

響「はい、明日はゴージャスセレブフードを用意します・・・。」

ひなた「(どっちが飼い主なのかわかんないねぇ・・・。)」





(5分後)
響「ごめんな・・・、玄関先でずっと待たせて・・・。」

ひなた「い、いいんだよ、あたしもハム蔵さんの響さんが話をしているところを間近で見れたから。」

響「う~、あんな姿が見られるなんて自分恥ずかしいぞ・・・。」

ひなた「まるで親子みたいだったよぉ。」クスッ

響「うが~、それってどういうことなんだ~!」



ひなた「じゃあ気を取り直して・・・、お邪魔します。」

響「どうぞ!」ガチャ

ワンワン,ピー,ブーブー、シャー・・・

ひなた「うわぁー、話には聞いていたけど、本当にたくさんの動物さんがいるんだね!」

響「そうさ、みんな自分の大切な家族なんだぞ!」

ひなた「・・・そっか・・・。響さんはたくさんの家族と暮らしているんだねぇ・・・。」

ハム蔵「ジュイ!」バシッ

響「! ひ、ひなた、自分晩御飯作っているからリビングで休んでいていいぞ!」

ひなた「えっ、それは悪いよぉ、あたしも少しくらいは手伝うべさ。」

響「いいって、いいって!ひなたは今日みたいにあんなに都会の中を歩き回るなんて初めてで疲れたでしょう?だからゆっくりしなよ。」

ひなた「そうかい?じゃあそうさせてもらうね。」

響「うん!じゃあちょっと待っててね!」タタタ

大変お待たせいたしました。更新させてもらいました。
待っていると言って下さった方、楽しみにしているっとコメントして下さった方、本当にありがとうございます。
そのようなコメントを頂けると思っていなかったので、素直にとても嬉しいです。

残念とおっしゃていた方、こちらの勝手で申し訳ございません。
これからも出来る限りは更新していきたいと思いますので、よろしければお付き合い下さい。

次回の更新で第7回を終わらせ、次回予告を出す予定です。
どうかよろしくお願い致します。

・・・
響「お待たせ~。」

ひなた「うわ~、とってもおいしそうだね。」

響「そうでしょう!自分ダンスやアイドルだけじゃなくて料理だって完璧なんだ・・・」パク

響「あー!ひなた今食べたなぁ!」

ひなた「あ、見つかっちゃったべさ。」

響「ちゃんと自分の説明きいてほしいぞ。」プクッ

ひなた「えへへ、手料理つまみ食いして叱られんのも、ひさしぶりで、なんかうれしいぁ。」

響「まったく・・・、まぁいいや。じゃあ食べて食べて!」

ひなた「じゃあ、頂きます。」パク

ひなた「うーん、おいしいねぇ。」

響「でしょうでしょう?」

ひなた「あたしの故郷の味とは全く違うよ。でも・・・」

響「?」




ひなた「何だか懐かしい味がするよ・・・。」

響「うん?ひなたは自分の故郷に来たことがあるのか?」

ひなた「ううん。でもねぇ・・・なんだかねぇ・・・、味は違うんだけどとても暖かい気持ちになれるんだよぉ・・・。」ポロ



響「ひ、ひなたどうしんだ!」

ひなた「え?」

響「ゴーヤーが苦かったか?何か嫌い物があったのか?いやそもそも自分の料理が不味かった?」

ひなた「あれ?あたし涙が出ているのかい?全く悲しいわけじゃないのに・・・。おかしいねぇ…。」

響「!ひなた!」ガシッ!

ひなた「ひ、響さん?」

響「自分の気持ちはしっかり出せる時には出した方がいいんだぞ。抑えることはよくない!」

ひなた「…、ごめんねぇ…。」ポロポロポロ

響「よしよし。」ナデナデ

・・・
響「落ち着いた?」

ひなた「うん、ありがとうねぇ・・・。」

響「やっぱり寂しかったんだな。」

ひなた「・・・響さんの手料を食べていたらねぇ、母ちゃんの味を思い出したんだ。料理は全く違うのにねぇ。それでね、今日公園で見た子を思い出したんだわ。」

響「あの女の子とお母さんのことか?」

ひなた「母ちゃんやじいちゃんに小さい頃手をつないだことを思い出したんよ。懐かしいなぁ・・・。」

響「今まで一緒にいて当たり前なのに、離れるとその温かさがよくわかるのが家族なんだよな・・・。うう、自分も何だかアンマーたちのことを思い出してきたぞ・・・。」

ひなた「響さんも寂しくなるんかい?」

響「もちろんさ。今でもよく寂しくなるんだ。」

響「でもね、家には自分の大事な家族がこんなにいるんだぞ。」

ハム蔵「ジュイ!」

響「それに765プロが自分にとってもう1つの家族なんだ。」

ひなた「765プロ、がかい?」


響「ああ、そうだぞ!自分たちはじめは全然人気が出なくてさ、仕事が全くなかったんだ。
でも事務所に行くとみんながいたんだ。伊織たちと楽しくお喋りして、亜美や真美にいたずらされて、貴音とラーメンを食べに行って、たまには真とケンカして・・・。ただの友達、事務所仲間だったのが次第に自分にとってかけがえのないものになっていったんだ!」

ひなた「そうなんだね・・・。あたしも響さんみたいに劇場のみんなと家族になれたらいいな・・・。」

響「・・・よし!自分が今日からひなたの家族になってあげる!」

ひなた「え?」

響「ひなたはすごいな!」

ひなた「え?え?」

響「まだ14歳なのに一人で東京に出てきて、いつも笑顔で頑張っているひなたは本当に偉いぞ!

ひなた「響さん?」

響「ふふん、家族っていうのはな、自分が気付かなかったいいところをたくさん知っているんだぞ!」

ひなた「響さん・・・。」

ひなた「・・・あたしね、人の気持ちをあったかぁくするアイドルになりたいんだ。今日の響さんみたいに小さな女の子を笑顔にして、莉緒さんみたいに大人の人たちが楽しくなれるような」

響「うん。」

ひなた「そのために寂しいって気持ちは出しちゃいけないと思っていたんだ。」

ひなた「でも響さんがいるとあたしの気持ちがたまに出ちゃうかもしれないよ。こんな私でもアイドルになっていいんかい?」

響「もちろんさ!ひなたは絶対になれるさ!完璧な自分が保障してあげる!」ギュッ

ひなた「・・・えへへ、昼間も思ったけど響さんに手を握ってもらうと、やっぱり暖かくなるよぉ。」

ひなた「響さんはあたしの第2のお母さんだねぇ。」

響「お、お母さん?自分アンマーになるのか?な、何だか少し複雑な気分だな・・・。」

2人「…ハハハハハハ!」

(6)
(翌日、劇場)
p「うー、頭が痛い・・・。」

このみ「全く、二日酔いなんてだらしないわね。莉緒ちゃんも今日はダメってさっき連絡があったわ。」

風花「体調を崩すくらいお酒をたしなむなんてダメですよ。劇場にはまだ小さい子もいるんですからね。そんな姿見せたらお手本になりませんよ。」

p「面目ない・・・。」

奈緒「それにしても昨日はプロデューサーさんがいきなり休みやて言われたから、病気にかかったかと思たわ。」

このみ「まぁこのままいくと病気どころか一生帰って来れなくなるかもしれないからたまには休んでもらわないとね。」

p「やめて下さいこのみさん、縁起でもない…。」ブルブル

風花「それくらい私たちも心配しているってことですよ。何か私たちに出来ることがあったら何でも言って下さい。」

p「ほう?」キラン

風花「な、何ですかその目は?」

p「実は今グラビアの仕事が入っているんだ、ナースの格好をするね。」

風花「えっ、えーー!」

p「僕の体調のためにもよろしく!」

風花「どういうことですか!」

奈緒「欲望丸出しやな。」

このみ「ダメな大人の典型例ね。」

?1「それって徳川さんではダメなんです?」

p「いや~まつりだとグラビアっていうよりも仮装っぽくなっちゃうしな。」

?2「じゃあ最上さんはどうですか?」

p「静香はまだちょっと早いかなー。それに僕の体調の回復には繋がらない・・・ハッ!」



まつり「ほ~~~~~~~。」


静香「ど・う・い・う・こ・と・で・す・か!」


p「いや、あの、すいません、だからそんな顔しないで・・・」ゴン!、ガン!

・・・
p「・・・」

未来「奈緒さん。」

奈緒「なんや未来?」

未来「なんでプロデューサーは床で寝ているんですか?」

奈緒「プロデューサーさんはな、超えてはいけない境界を越えてしまったんや。」

未来「?」

美也「気持ちよさそうに寝ていますね。私も横でお昼寝をするとしましょう。」

まつり「ダメなのです美也ちゃん、その男に近づくとけがれるのです。」

美也「?」

静香「私にももう少しあれば・・・クッ!」



ガチャ

ひなた「おはようございます。」

未来「あー、ひなたちゃん、おはよう!」

このみ「あら、重たそうね。何を持っているの?」

ひなた「田舎のおじいちゃんから送ってきてくれた果物だよ。みんなにおすそ分けしようと思ってね。」

風花「うわぁ、おいしそうなリンゴね。」

まつり「こっちのモモもでりしゃす!に見えるのです。」

静香「こんなに劇場のみんなに配ってもいいの、ひなた?」

ひなた「うん、こんなたくさんあってもね、一人じゃ食べきれないんだわ。んならみんなに食べてもらった方がいいんさ。」

美也「ひなたちゃんは優しいですね~、私の妹にほしいです~。」

ひなた「!」

風花「うん、私もひなたちゃんみたいな妹ならばほしいわ。」

ひなた「!!」

未来「あ~じゃあ私もひなたちゃんのお姉さんになる!」

静香「未来、あなたはどっちかというと妹でしょう。」

奈緒「そうやそうや、それも3歳くらい下の妹やな。」

未来「え~、何で~!」

p「…いや未来はどっちかというと子犬みたいだからペットにして飼い・・・」ホッ!!ガン!アァー!!

ひなた「・・・。」

ひなた「ねぇみんな。」

風花「どうしたの?」




ひなた「あのね、聞いてほしいことがあるんだ・・・」

奈緒「なんや急に改まって?」


ひなた「・・・あたしを家族にしてくれんかな?」




全員「???」

ひなた「あ、いや、あのね何ていうかな、本当の家族っていう意味じゃなくて、まるで本物というんかな…。」

このみ「…ひなたちゃん・・・何を言っているの?」

ひなた「(やっぱりおかしいよねぇ・・・、あたし何でこんなこと言ったんかな・・・。)」

ひなた「ごめんね、変なことを言って・・・。」



このみ「もう私たち劇場の仲間は大事な家族よ。」



ひなた・他のメンバー「え?」

このみ「私たちはまだ集まって3か月も経っていないけど、同じようにアイドルを志し、

765プロシアターを盛り上げるためにみんなで支えあう大事な家族じゃない。違うかしら?」

奈緒「・・・、せやな。」

ひなた「!奈緒さん・・・。」

奈緒「あたしも公演のリーダーやっていてみんなに支えてもろおてた。あの時は仲間以上のものを感じとったわ。みんなが一つの目標目指して支え合う姿は一つの家族みたいやったわ。」

風花「・・・私もそうね。劇場とメンバーは私にとって大事だから。」

「そうですね~」「同感なのです。」「私も!」



このみ「静香ちゃんはどうかしら?」

静香「・・・劇場のみんなは仲間であると同時に、トップアイドルを目指すうえでのライバルです。」

全員「・・・。」

静香「でも、私は劇場に来ると、いつもホッとします。それは家に帰るのと同じ感覚かもしれませんね。」

未来「静香ちゃん!」ガバッ!

静香「み、未来?」

奈緒「静香からこんな言葉聞くなんてな~。」ニヤニヤ

静香「い、いいじゃないですか!それぐらい私にとって劇場とみんなは大事なんです!」

風花「静香ちゃんにそう思ってもらえるなんて嬉しいわ。」ナデナデ

静香「ふ、風花さん///。」

未来「じゃあ静香ちゃんは私のお母さんってことでよろしくね!」

静香「なんでよ!」

ナラハマツリハミンナノヒメニナルノデス!、ソレイツモドオリヨ?、マツリサンハオモシロイデスネ~、ホ? ワイワイ・・・

ひなた「(みんな・・・。)」



奈緒「・・・、まぁみんなこんな感じやけど、これからもよろしくなひなた!」

ひなた「うん!」

(7)
(その夜、ひなたの自宅)
ひなた「ふー、今日も疲れたべさ・・・。」

ひなた「でもあたしも劇場のみんなに家族と思ってもらえてよかったわ。」

ひなた「(でもやっぱり母ちゃんやじいちゃんのことを思い出してしまうな・・・。)」

ひなた「あれ、手紙がきているね?」

~~~

~~~
ひなた「・・・」グス

ひなた「母ちゃん、父ちゃん、じいちゃん、みんな・・・。あたし頑張るよ・・・」ポロリ

「・・・ふるさとは今は少し遠いですが、覚えていて、みんなで待っています・・・」

「・・・どんなときもわたしたちはずっとずっと友達だよ・・・」

「・・・あなた中にいつでもみんなはいます・・・それでも寂しくなったらいつでも帰って来るんだよ・・・」

エンディング
”Your” HOME TOWN (~4:35)

https://www.youtube.com/watch?v=_oGYkVWGg_o#t=170


『次回のミリオンライブは!』

「箱崎星梨花です。ひなたちゃんが持ってきた果物美味しかったです!

たまに頂くマンゴスチンやドラゴンフルーツよりも美味しいかもしれません。

千鶴さん、そう思いませんか?…千鶴さん?

…走って行ってしまいました、何かあったんでしょうか?

あ、みなさん!次回も


【完璧の信念】


『お楽しみに!』

第8回は今週の土曜日に更新できたらいいな…。

毎週更新から不定期更新になったため、
更新時期と各話の時期にズレが発生しました。

なので各話のタイトルとURLに、時期を添えたものを載せます

<前回まで>
【ミリオンライブ!】第1話 Welcome!!(2~3,4月1週目)
【ミリオンライブ!】第1話 Welcome!! - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491055230/)

【ミリオンライブ!】第2話 自然体の笑顔(4月2週目)
【ミリオンライブ!】第2話 自然体の笑顔 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491742966/)

【ミリオンライブ!】第3話 目指せガーリー!(4月3週目)
【ミリオンライブ!】第3話 目指せガーリー! - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492261284/)

【ミリオンライブ!】第4話 全力パフォーマンス!(4月4週目)
【ミリオンライブ!】第4話 全力パフォーマンス! - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492866038/)

【ミリオンライブ!】第5話 通じ合う心(4月5週目)
【ミリオンライブ!】第5話 通じ合う心 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493805656/)

【ミリオンライブ!】第6話 いつかのために(5月1週目)
【ミリオンライブ!】第6話 いつかのために - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1494250343/)

【ミリオンライブ!】第7話 家族の応援(5月2週目)
【ミリオンライブ!】第7話 家族の応援 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1494680492/)

Jnlik0MEGAさん、本当にいつもありが39です!

おつ
>>68
この各話の時期って作品内の季節ってことでいいの?

話を一部入れ忘れていました…。

73と74を、
64(エンディング)と65(次回予告)の間に挟みます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(同日、事務所)
ドタドタドタ・・・、ガチャ
響「はいさ~い!よかった・・・間に合ったぞ。」

貴音「響、元気なのはいいことですが、もう少し落ち着いた方がいいですよ?」

響「ご、ごめん貴音。」

亜美「フフフ、ひびきんはまだまだ子供ですな~。」

響「な、何を言っているんだ!昨日ははひなたが自分のことをね・・・、ってあれ?」

真美「どしたの?」

響「いや…、昨日ひなたが持ってきてくれた野菜がなくなっていて・・・。」

貴音「!」シジョ!

響「あんなにあったのに・・・。」

貴音「・・・」ソロ~

響「あ、まさか貴音!」

貴音「はやぁ・・・。」

響「なんで食べちゃったの!」

貴音「いや、違うのです、ただあんなに置いてあって放置するともったいないと思いまして、決して昨日のご飯にしようと思っていたわけでは・・・。」

響「だから結局食べちゃったでしょう!」

貴音「・・・はい・・・。」

響「全くもう。」

亜美「ためだよお姫ちん、ひびきん栄養取らないと大きくなれないんだから。」

響「ちょっと、どういうこと!」

真美「そうだよ亜美、ひびきんはもう星条旗が終わっているんだから意味がないんだから。」

響「星条旗?・・・、ああ、成長期のことか・・・ってバカにするなぁ~!」

真美「わぁーひびきんが怒った!」

亜美「逃げろ~。」ドタドタ

響「こら~逃げるな!」

貴音「フフフ、響は本当に可愛らしいですね、まるで真美たちの妹みたいですね。」

響「ええ!自分真美たちより年上だぞ!」

真美「フフフ、そうやって強がるところが年下っぽく見えるよね、亜美?」

亜美「うんうん、さぁ響ちゃんおいで~。」ニヤニヤ

響「うがー!何でこうなるんだよ!」

>>71
そうです。それぞれの話がどのくらいの時期での話かを表しています。

響おちだったか
改めて乙です

>>73
四条貴音(18) Vo
http://i.imgur.com/uTIalR2.jpg
http://i.imgur.com/zfTf3RW.jpg

双海亜美(13) Vi
http://i.imgur.com/RcR2eNW.jpg
http://i.imgur.com/iEe71Ov.jpg

双海真美(13) Vi
http://i.imgur.com/VJZUpjU.jpg
http://i.imgur.com/C3mf1Kp.jpg

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