【ガルパン】愛里寿「私に良い考えがある…中隊長の代役をお願いしたいんですが」 (89)



メグミ「今度の先輩の結婚式、準備はどう?」

ルミ「もちろん!完璧よ!」パチーン!

アズミ「私達が大学に入った頃からお世話になった先輩の門出だもの、しっかり祝わなくっちゃね」


メグミ・アズミ・ルミ「「「 私達の 『てんとう虫のバミューダ』 で!! 」」」


愛里寿「三人とも、ちょっといい?」

メグミ「隊長どうしました?」

愛里寿「『月刊 戦車道』の特集で私達が採りあげられる事になって、その撮影があるんだけど」

アズミ「それで、その撮影とはいうのは?」

愛里寿「うん、この日なんだけど…」

ルミ「うげっ!こ、この日は…」

愛里寿「どうかしたの?」




愛里寿「…結婚式か」

メグミ「撮影を他の日に変更はできないんですか?」

愛里寿「出版社の方もこの日ではないと…って話みたい」

アズミ「私達にとっても、この日だけはどうしても…」

ルミ「隊長に出会う前からお世話になっていた方なんです!」


愛里寿「うん…そうだよね…わかる」

メグミ「申し訳ありません…」

愛里寿「…そうだ」

アズミ「隊長?」

愛里寿「私に良い考えがある」

ルミ「は、はぁ?」




……

………


― 大洗女学園


愛里寿「…というわけで、中隊長の代役をお願いしたいんですが」

杏「えー」




桃「と、唐突だな」


ルミ「えーと、つまり…」

アズミ「私達の代理を…」

メグミ「この方たちに?」

愛里寿「うん、正確にはこちらの生徒会の協力で学校の中から代役を選ぶの」

メグミ「だ、大丈夫なんでしょうか?」

愛里寿「角谷会長の手腕は、前回の高校選抜代役の時に見せてもらったから心配ない」


柚子「あ、あの…私達の方の都合は…」

杏「うん、いーよー」




桃「よろしいのですか?会長」

杏「だってさー、島田ちゃんには前回、お世話になったし」

柚子「そうですね」

杏「人数も、この三人だけなら、チャッチャと終わるって」

杏「それにー、せっかく頼られたのに、無下に帰すなんて事、小山もかーしまもしたくないでしょ」

桃「ま、まぁ…」

柚子「ふふっ、じゃあ皆の名簿持ってきますね」


愛里寿「ありがとうございます」

杏「ただ、私達だけじゃ中隊長の三人の事わからないから一緒に探すの協力してくださいねー」

メグミ「よろしくお願いします」

アズミ「助かります」

ルミ「頼りにさせてもらいます!」パチーン!




メグミ「うーん…」

アズミ「誰を…」

ルミ「選ぶべきか…」


柚子「そんなに、しかめっ面して選ばなくても…」

杏「そーそー、名簿見て、これだ!って思った人で大丈夫だからさー」


ルミ「え、ええ~、そんなノリと勢いの学校みたいな感じでいいんですか?」

愛里寿「うん、私もドアを開けたら、いきなり継続高校の代役やらされたし」

アズミ「隊長が…」

桃「ま、まぁ…ウチのメンバーは優秀だからな、ある程度の無茶振りでも対応できるはずだ」


メグミ「あの…、それでしたら私が気になったのは、この子なんですけど…」


杏「どれどれ」

桃「なるほど…」

柚子「うん、いいと思うわよ」

杏「んじゃ!皆で行って検証しよっか!!」






………


― 戦車倉庫 ウサギさんチーム


杏「やっほー」


梓「生徒会の皆さんと…」

桂利奈「愛里寿だー!!」

愛里寿「どうも」ペコリ

あゆみ「どうしたんですか?、大勢で来るなんて」

優季「もしかしてぇ」

あや「私達、またなにかやらかしちゃいましたか…?」


柚子「違うのよ、実は代役のお願いでね」


梓「!!」ガタッ!


杏「はい、澤ちゃん、ステイステイ、今回は西住ちゃんじゃないから」

梓「そうなんですか…」ショボーン

桃「がっかりしすぎだろ…」




愛里寿「今回は、この三人…中隊長の代役を探しているの」


あや「そうなんだ」

優季「てっきり愛里寿の代役かと思ったぁ~」

桂利奈「で、このお姉さん達なの?」

メグミ「直接話すのは始めてになるわね、私はメグミ」

アズミ「アズミよ」

ルミ「ルミだ!」パチーン!


梓「それで、代役と言うのは?」

メグミ「ええ、私の代役をね…」




メグミ「貴女にお願いしたいのよ」


あゆみ「ええっ!?、わ、私?」




あゆみ「あ、あの!なんで私が!?」

メグミ「んー、名簿見せてもらってね、M3リーなんて懐かしい戦車に乗ってる子達がいるから気になって」

梓「M3リーに乗ってたんですか?」

メグミ「ええ、私はサンダース出身よ」

桂利奈「ケイさんの先輩だぁ」

優季「でも、サンダースっぽくないよね」

メグミ「よ、よく言われるわ…サンダースのイメージってどんななの…」


あや「えっと…会話に英語が混ざってたり…」

優季「ガムを普段から噛んでいたり…」

桂利奈「あと!盗聴とかしそう!!」


メグミ「最後のはちょっと…」

あゆみ「話が逸れているんですけど…」

メグミ「あ!ごめんなさいね、メンバーの中で雰囲気が近いなぁってのが貴女…ううん、あゆみちゃんだと思ったのよ」

あゆみ「私が…」




優季「あゆみも代役面白そう!って言ってたしやってみなよぉ」

桂利奈「私も似合うと思う!」

紗希「……」コクコク

あや「紗希もああ言ってるし、やりなよー」


あゆみ「ええ…だって、私…メグミさんみたいにおしとやかじゃないし…」

メグミ「そんなことないわよ」ニコ

あゆみ「髪だってボサボサだし…左衛門佐先輩みたいな綺麗なストレートじゃないから」

メグミ「ブラッシングして整えてあげるわよ」ニコ

あゆみ「うう…」

愛里寿「山郷先輩、お願いします」

あゆみ「あ、愛里寿まで…」

杏「ありゃー山郷ちゃん、後輩に頼まれちゃったよーどうするー?」ニヤニヤ

あゆみ「わかりましたよ!やります!!」

メグミ「あゆみちゃん、ありがとう!」




杏「よーし!かーしま、小山ー、山郷ちゃんを戦車服にお着替えさせるよー」

あゆみ「ええ!?、もう着替えるんですか?」

柚子「ええ、着せてみないと分からないとこもあるしね」

桃「さぁ、とっとと着替えてこい」

あゆみ「ふぇぇ…」

梓「あゆみ」

あゆみ「梓?」


梓「着替えで誰も見てないからって、服の匂い嗅ぎすぎちゃダメだよ」


あゆみ「しないよ!!」






………


あゆみ(大学戦車服)「あ、あの…どうでしょうか…///」


メグミ「とっても似合っているわよ」(高1の子なのに…)

アズミ「ええ、ホントね」(スタイルいいわね…)

ルミ「…くっ」(…くっ)


あゆみ「うう…いざ着てみると恥ずかしいなぁ…」


桂利奈「あゆみ、かっこいー!!」

あゆみ「そ、そうかな…」テレテレ

優季「こういうのぉ、『まごにも衣装』って言うんだよねぇ」

あや「孫?」

あゆみ「私、おばあちゃんいないよ」

あや「んじゃ、麻子?」

優季「それじゃ、冷泉先輩だよぉ」

愛里寿「正確には『馬子にも衣装』です」

梓「さすが、愛里寿だね」

桂利奈「あったまいー!!」


桃「大丈夫か?ウチの一年は…」




メグミ「じゃあ、髪を整えましょうか、あゆみちゃんそこに座ってね」ニコリ

あゆみ「は、はい!よろしくお願いします!!」


あゆみ「……」ドキドキ (綺麗な人だなぁ…お姉ちゃんとはちがう感じ…)

メグミ「ボサボサなんて言ってたけど、全然!良い髪質じゃないの」

あゆみ「そんなことないです…」 (成人だから…私より5才くらい年上かな…)

メグミ「そうだ、ヘアオイルもあるから使ってみる?」

あゆみ「はい」 (綺麗なだけじゃなくて、戦車道も強いし…)

メグミ「取ってくるから、ちょっと待っててね」

あゆみ「はい」 (私も戦車道、続けてたらこんな風になれるのかな…)


あゆみ「……」キョロキョロ




あゆみ「……」ドキドキ


  クン…


あゆみ「香水の匂いがする…」




梓「……」ジーッ

あゆみ「!!あ、梓…」


梓「……」ニヤニヤ

あゆみ「ち、違うの!!これは!!その…」


梓「……」ウンウン

あゆみ「~~~~ッッッ!!////」カァァ…


メグミ「おまたせ、うん?どうしたの、あゆみちゃん?」

あゆみ「な、なんでもないです///」

梓「もう、あゆみったら…」

あゆみ「うるさい!!」

梓「フフフ…あゆみも…」

あゆみ「うるさい!うるさい!!」

メグミ「??」





紗希「……」

紗希「……」キョロキョロ

紗希「!!」ピコーン!!




紗希「……」クイクイ

杏「ん?どったの、丸山ちゃん」

紗希「…あや」

桃「大野がどうかしたか?」

紗希「……」ユビサシー

柚子「えーと…!!ああ!!」

杏「おお!!」

桃「でかしたぞ!丸山!!おーい!!大野こっちへ来い!!」


あや「なんですかー?」

杏「ルミさんと並んでみてくんないかな?」


ルミ「私と?」

あや「私がですか?」



全員『これだぁー!!』




アズミ「ルミ、そっくりじゃない」

梓「うん!あやもイケるよ!!」


ルミ「そ、そうなのか?」

あや「そうなんでしょうか?」


杏「メガネも似ているし」

ルミ「ま、まぁ…」

あや「そうですね…」


桃「体型も近いしな」

あや「わ、私、まだ成長期だし!!」

ルミ「私だって!!」

アズミ「それはない」


柚子「あとは…性格というかキャラクターかしらね?」

愛里寿「ルミは『メガネの面白い人』です」

ルミ「た、隊長…私をそんな風に…」

梓「あやも『メガネの変わり者』です!!」

あや「ちょっと!梓ひどい!!」


杏「というわけで、大野ちゃんお着替えよろしくー」ニヤニヤ

あや「ええ~」






………


あや(大学戦車服)「着替えてきました…」


杏「おー、バッチリだねー」

アズミ「ええ、そっくりですね」


あや「あ、あの…」

杏「なにかな?」

あや「ルミさんはショートヘアなんですけど…私とは髪型が…」

杏「あー」

桃「髪の長さか…」

アズミ「んー、それなら心配いらないわよ」

あや「まさか!?カットするとかじゃ…」

メグミ「そんなことしなくても大丈夫よ」

ルミ「メグミ、そっちは終わったの?」

メグミ「ええ、バッチリよ」グッ!

あゆみ(ストレートヘア)「えへへ…///」

桂利奈「あゆみ綺麗ー!!」




メグミ「あやちゃんの髪をまとめて…」クシクシ

あや「よ、よろしくお願いします」

メグミ「今回はシニヨン(お団子)にして…」ヨリヨリ

あや「うわぁ…すごい手馴れている…」

あゆみ「でしょ!でしょ!!メグミさんって凄いよね!!」

あや「あゆみ…興奮しすぎだよ」

メグミ「うふふ…最後に、ルミ」

ルミ「ホイ来た!」パチーン!

メグミ「大きめのベレー帽で隠せば…」ポフン

あや「ショートヘアーだ…」


杏「うん!!文句なしに『アルミ』ちゃんだね!!」




あや「あ、アルミぃ?」

杏「うん、『ルミ』さんの代役の『あや』ちゃんだから『アルミ』」

あや「……」

ルミ「じゃ!アルミちゃん!!あとは指鳴らしをマスターすれば完璧ね!!」パチーン!

あや「お手柔らかにお願いします…」


桃「これで、残りは一人ですね」

杏「いっそ、このままウサギちゃんから選ぼっか?」

柚子「会長、最後だからって適当にしないでください!!」

アズミ「私の代役を残りのこの中から…?」


優季「うっふ~ん」

桂利奈「あいーん」

紗希「……」

梓「あ、私は西住隊長以外はしないです」


杏「うん!!ごめんね!!ちゃんと考えよう!!」

アズミ「お願いします…」



杏「アズミさんの特徴かぁ…」


愛里寿「『エロそう』ですかね」

アズミ「隊長…そんな身も蓋もない言い方…」


梓「ウチの学校で大人びたエロさというと…」

あゆみ「ぴよたん先輩とか!エロそう!!」

杏「ぴよちゃんは、前回に手伝ってもらったからダメー」

柚子「そんなルールなんですか?」

メグミ「あと、アズミはベレー帽をしないから髪の長さも近くでないと…」

あや「ウェーブのかかった長くないヘアーで…」

優季「目がうっとりしていて…」

桂利奈「エロそうな人!!」


杏「う~ん…誰かいるかなー」

柚子「秋山さんとか…」

桃「……」


桃「あの…」

杏「ん、かーしま?」

桃「私に思い当たる人物がいるんですが…」

杏「おー、じゃ、かーしまのお眼鏡に適った人ってのを見に行こうか!!」

柚子「それじゃ、代役の山郷さんと大野さんも一緒にお願いね」



今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします





……


― 黒森峰女学園


小梅「あ、あの…何で私なんですか?」

桃「ウム…赤星ならできると思ってな!!」エッヘン

小梅「私に、あんな痴女みたいな恰好をしろって言うんですか…」

エリカ「いいじゃないの、似合うと思うわよ」

小梅「エリカさん…他人事だと思って…」ワナワナ…

アズミ「ち、痴女…」

まほ「こ、小梅、ご本人の前だぞ…」

あゆみ「でも、アズミさんYシャツ着てないですよね」

あや「なんでですか?」

アズミ「ちゃんと、インナーは着てるわよ…」チラリ

あゆみ「あ、ホントだ」

アズミ「ただ、ネクタイとか締め付けられるのが苦手で…あと開放的な方が感覚も冴えるからね」

あや「そっかぁ、ジャケットの下は裸じゃなかったんだ」

あゆみ「そりゃそうでしょ、あやはバカだなー」

あや「あ、ひっどーい!!」


桃「というわけだ!さぁ!とっとと着替えてこい!!」

小梅「……」イラッ




 バンッ!!


小梅「いい加減にしてください!!」

桃「ひいっ!!」ビクッ!

柚子「あ」

杏「あ」


小梅「あ、ご、ごめんなさい…ついカッとなって…」

桃「……ちゃ…なら…」

桃「…梅ちゃんなら出来ると思ったんだ…髪も目も似てるし…」ジワッ…

桃「それに、私が黒森峰の時も…親切にしてくれたから…」グスッ…

小梅「河嶋さん…」


まほ「落ち着け小梅、それだけ河嶋さんがお前の事をちゃんと見ていたという事だろう」

柚子「…」ピクッ

杏「ん?」

まほ「それにな、確かに小梅なら適役だと思う」

小梅「隊長まで…」

桃「…そうかな?」グスン

まほ「ああ、流石私の代役だけのことはあるな」ニコ

桃「そ、そうか!西住のお姉さんもそう思うか!!」

エリカ「立ち直り早いわねー」

まほ「どーだ小梅、私だって笑顔で会話できるんだぞ」

小梅「そんなに前回の事気にしてたんですか…」


まほ「それにだ、困っている方に手を差し伸べる…」

エリカ「ええ、隊長これも…」


まほ・エリカ「「 戦車道よ! 」」キリッ

小梅「……」




小梅「もう…わかりました、やります」

桃「ホントか!!ありがとう!!」

小梅「今回だけですからね」

桃「うん!うん!!やっぱり梅ちゃんに頼んでよかったよ!!」

小梅(あらやだ、可愛い)


柚子「……」

杏「かーしま、赤星ちゃんに懐いちゃったねー」ニヤニヤ

柚子「そうですね…」

杏「小山ー、笑顔笑顔ー」ニヤニヤ



あゆみ「良かったですね、河嶋先輩」

あや「流石です!」

桃「うん、これでメンバーも揃ったな、山郷、大野も頼むぞ!」

あゆみ・あや「「はい!!」」


桃「会長、これで安心ですね」

杏「うん、かーしま大義であったぞ!!」ニコニコ

桃「どうだ、柚子!私の目に狂いはないだろう!!」

柚子「そうね」ツーン

桃「ゆ…ず…ちゃん?」

桃「い、いつもなら、「射撃もそれくらい狂わなければいいのに」くらいの皮肉をいうだろ?」

柚子「そうね」ツーン

桃「…会長ぉ~、私なにかやらかしちゃいましたかぁ~」ウルウル

杏「だいじょぶ、だいじょぶ、小山も黒森峰もアタシ達も、みーんな、かーしまの事が大好きなだけだから」イイコイイコ

桃「ふぇぇ…」






………


小梅(大学戦車服)「…き、着替えてきました///」


エリカ「似合っているわよww」

まほ「う、うん、そのなんだな…」

小梅「やっぱり、こんな胸を見せるような恰好、恥ずかしいです!!///」


アズミ「ごめんなさい…私のせいで…」

小梅「そんな風にあやまらないでくださいよ…」

エリカ「ほーら、河嶋さんのご指名なんだから、がんばりなさいよwww」

小梅「ぐぬぬ」

あゆみ「赤星先輩!一緒にがんばりましょう!」

あや「よろしくお願いします!」パチン!


杏「うんうん、これで、『アグミ』ちゃん、『アルミ』ちゃん、『コズミ』ちゃんの三人が揃ったってわけだ」

愛里寿「すごい名前ですね…」

杏「山郷ちゃんと赤星ちゃんの役どころが逆なら『アユミ』と『ウメグミ』になったんだけどねー」

小梅「そ、そうですか…」



まほ「ちょっといいか?」




まほ「代役の件は了解したが、日程を教えてはもらえないか?ウチの日程と大丈夫か確認したいのでな」

愛里寿「はい、この日になります」

まほ「なるほど、この日か…うん?」

杏「西住ちゃんのお姉ちゃん、どったのー?」

愛里寿「まさか都合が悪いの?」

まほ「い、いや…ウチは大丈夫なんだが…この日は…」



まほ「みほから、『ボコミュージアムのイベントがある』って、良く話していたんでな…」

愛里寿「えっ」




愛里寿「嘘…そんな…」カクニンチュウ…


愛里寿「…本当だ…忘れてた…」


メグミ「た、隊長…」オロオロ

愛里寿「ううっ…行きたいよぉ…」ウルウル

アズミ「隊長…あの…」

愛里寿「ボコぉ…ボコぉぉ…」ポロポロ

まほ「限定のショーとか握手会があるって、みほが連絡するたびに話していてな」

ルミ「ええい!火に油を注ぐような事を言うな!!」

愛里寿「…い゛き゛た゛い゛っ゛!!」ボロボロ


杏「んじゃ、行って来たらー」




杏「行きたいんでしょ、行ってきなよー」

愛里寿「で、でも…撮影が…」グスグス

杏「今さら、代役が一人増えようがどーってことないって」

柚子「まぁ、前回は全員代役でしたものね…」

桃「ここに来て、島田の代役探しか…」

エリカ「この子の代役なんているの?」

愛里寿「それは…」


エリカ「大体、こんな亜麻色の髪をして…」

柚子「……」

エリカ「ロングヘアーの…」

桃「……」

エリカ「人目を引くような容姿の子なんてウチにはいないわよ」

杏「…あの、西住ちゃんのお姉ちゃん…」

まほ「…なんだ」

杏「…お願いしてもいいかな」

まほ「わかった」



まほ「エリカ」

エリカ「はい?」

まほ「ちょっといいか?」



今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします





………


エリカ(愛里寿フリフリドレス)「……」(なんで私だけ、この服なのよ…)


メグミ(…代役をしてもらうんだから)プルプル…

アズミ(隊長の為よ…)プルプル…

ルミ(我慢だ…我慢…)プルプル…


エリカ「こっちは良いとして…」


小梅「プフッ…www、エリカさん…似合って…ぶひゃひゃはは!!…ダメ、ごめんなさいwww」

まほ「お、おい、小梅、笑うなんて…ぅ…ぷふっww…スマン、私もwwwダメだ、お腹痛いwww」バンバン!


エリカ「こいつらは…」ビキビキ


杏「おー、似合っているよー」

柚子「ええ、良いですね」

桃「ウム、悪くないな」

あゆみ「愛里寿感出てますよ!!」

あや「そっちの服もいーなー」


エリカ「アナタ達の優しさが沁みるわ……変だと思わないの?」


杏「そう?、普通じゃない?」

柚子「桃ちゃんも、こういう服好きだよねー」

桃「こら!柚子!それを言うなー!!」

あゆみ「あやも、今の逸見さんが穿いてる縞々のタイツ持ってるよね」

あや「うん」


エリカ「…ったく、やってられないわよ、こんな事!!」


愛里寿「あ、あの…」




エリカ「なによ?」

愛里寿「こ、これ…」

エリカ「ぬいぐるみぃ?」

愛里寿「あ、あの…私がいつも一緒に連れているボコ…代役だから…この子を…」

エリカ「……」

愛里寿「…無理を言ってるのはわかる…でも…」グスッ

愛里寿「お願いします…」ウルウル

エリカ「はぁ~…」

愛里寿「ひぐっ…」


エリカ(しょうがないわね…)




エリカ「やーってやる やーってやる やぁーってやるぜー!!」

愛里寿「!!」ピクッ!

エリカ「イヤなアイツをボーコボコにー ケンカは売る物ー 堂々とー」

愛里寿「逸見さん…」


エリカ「ど、どう?アナタと同じくらい、『ボコ』が大好きって娘に聞かされていたから、歌詞覚えてたわよ…」

愛里寿「うん!うん!とっても楽しそうだった!!」

エリカ「ふん…ったく仕方ないわね」

エリカ「アナタの大事なお友達、借りるわよ」

愛里寿「はい!」

エリカ「…だから、向こうにいる私の友達にもよろしく言っておいて」

愛里寿「はい!ありがとう!逸見さん!!」


杏「逸見ちゃん、やっさしー」

柚子「西住さんの友達ですから当然よね」

桃「黒森峰の鬼の副隊長も少女の涙には弱かったか」


エリカ「う、うるさいわね!!」


メグミ「よかったですね!隊長!!」

愛里寿「うん!!」


エリカ「まったく…」






小梅「うひゃははwww!!ちょっと、エリカさん!熱唱しないでwww」

まほ「ぷぷっ…www、みほだwwwみほがおるwww」


エリカ「アンタ達、いい加減にしなさいよ!!」クワッ




桃「よし!メンバーも揃ったし、後は撮影だけだな」

柚子「みんな、頼むわね」

杏「これで、アタシ達のお仕事も完了ってわけだね」


あゆみ「ううっ、今から緊張してきた…」

メグミ「大丈夫よ、あゆみちゃんなら」

あや「ちゃんと指鳴らせるかな?」パチン!

ルミ「なーに、こういうのは勢いだ!!」パチーン!

小梅「なんだか、恥ずかしくなくなってきたような?…エリカさんのおかげかも」

アズミ「その調子で本番も頼むわね」


愛里寿「皆さん、改めて代役を引き受けて頂いてありがとうございます」

エリカ「ったく…まぁ、戦車道の撮影でしょうから、撮影は戦車服で、このドレスの必要はないでしょうけどね」


愛里寿「えーと…、今回の『月刊 戦車道』の特集の…」


愛里寿「『密着!島田愛里寿の華麗なる一日』の撮影をよろしくお願いします!!」


エリカ「な、なんですって…」



短いですが、今回はここまでとなります

撮影の中身、続きは不定期になりますが投下させてもらいます

いつもありがとうございます、またよろしくお願いします





………


月は変わり…


― 大洗 優花里の部屋


優花里「今月の『月刊 戦車道』の特集は『密着!島田愛里寿の華麗なる一日』です!」

沙織「いいなー、特集に挙げられるって事は、男の人からファンレターとか送られるんだろうなー」

優花里「…ゴホン、島田殿と言えば、来年は高校への編入が噂されているとも言われ…」

華「大洗にも編入して来ましたね」

優花里「ええ…ですが、島田殿は西住殿との再戦を望んでいるようですから…」

みほ「うん…愛里寿ちゃんは本気みたい」

麻子「ということは、ウチではなく他所に行く可能性が高いということか」

優花里「となれば、来年の我ら大洗の大きな壁になるのは間違いありません…」

沙織「ええっ!?また、あんな強い子と戦うことになるの?」

優花里「ですから、この特集を分析して島田殿の攻略の糸口を掴もうってわけなんです!!」

麻子「…で、秋山さんの本音は?」

優花里「…友達を部屋にお招きして皆でワイワイしたかったんです///」

みほ「ふふっ、優花里さんったら」

優花里「とにかく、DVDを皆で見てましょうよ!!」


― 再生


みほ(あれ?そういえば、『月刊 戦車道』の事で愛里寿ちゃんが何か言っていたような…?)

みほ(あの時は…ボコに夢中で…よく覚えて…)





『これからの映像は 齢13 にして、大学選抜を率いる一人の天才少女、島田愛里寿の一日を追いかけた作品である…』



優花里「なんだか、仰々しいナレーションですね」


『朝日も昇って間もなく、このたくさんのボコに囲まれた部屋で彼女は目覚める』


みほ「うわぁ!!ボコがいっぱいだぁ!!」

沙織「みぽりんの部屋と同じくらいボコだらけだね…」


???『ふぁぁ…』


エリカ『良く寝たわ…』


沙織「……」

優花里「……」

華「……」

麻子「……」

みほ(そういえば、エリカさんが、どうとか言ってたけど…これだったんだ…)




麻子「おい…」

優花里「おかしいですね…ナレーションは島田愛里寿と言っているのに?」

華「これ、代役ではないでしょうか?」

沙織「ああ…華もやったアレか…」

みほ「エリカさん…」


『彼女の朝の日課は、大好きなボコ達への朝の挨拶だ』


エリカ『ボコ、オハヨー…ワタシ、キョウモガンバルワ…』


みほ「うんうん!するよねー!」

沙織「みぽりんもするんだ…」

華「それにしては…」

優花里「うわぁ…なんて悲しい目なのでありましょう…」

みほ「きっと、麻子さんと同じで朝に弱いんだよ」

麻子「いや西住さん、いくら朝に弱い私でも、朝からこの世のすべてに絶望したあんな目にはならないぞ」


エリカ「ボコ、オハヨー…ボコ、オハヨー…」




『手早く朝食と身支度を済ませ、彼女は お気に入りのボコ と供に学校へと向かう』


エリカ(愛里寿フリフリドレス)『…行くわよ///』


沙織「うわぁ…」

華「うわぁ…」

優花里「うわぁ…」

麻子「おー、フリフリだ」

みほ「エリカさん…」キュン…


『13歳と言えど彼女も大学生、勉学にも励まなくてはならない』


エリカ(フリフリドレス)『……』

お気に入りのボコ『……』


学生達『『ヒソヒソ…』』



沙織「なんか不審者扱いされてるよ!!」

優花里「フリフリドレスを着た見慣れない女性が、ぬいぐるみを連れて講堂の最前列中央を陣取っていますからね…」

華「撮影の事、周囲に伝わっていなかったのでしょうか…?」

麻子「あ、見切れたけど、さすまたを持った学校職員が映ってたぞ」

みほ「エリカさん…」キュンキュン…




『講義を受ける眼差しも真剣である』


教授『…で、あるからして…』

エリカ(…なるほど、大学の講義ってのはこんな感じなのね、これはこれで良い体験になるわね…)

お気に入りのボコ『……』


お気に入りのボコ『オウ!!オイラ、ボコだぜ!!』


エリカ『ふぇ!?』ビクッ!

お気に入りのボコ『みんな!!元気かー!!』

学生達『『ヒソヒソ…ヒソヒソ…』』

教授『あの…、し、島田君?…その、ぬいぐるみを…』

エリカ『す、すいません!!ああ!!どこよ!!スイッチは!!////』アワアワ


華「…これは、恥ずかしいですわね」

麻子「しゃべるぬいぐるみだったのか」

みほ「うん、あれは100種類以上の台詞が搭載されたおしゃべりボコなんだよ、いーなー!エリカさん」

沙織「いやいや、みぽりんそれはどうかと…何だか、逸見さんが可哀想になってきたよ」

優花里「私も胸が締め付けられるような感じです…」



エリカ『もー!コイツ!!止まってよ!ホントに!!』バシバシ!

お気に入りのボコ『うわー!!みんなー!!オイラに力をーっ!!』




『講義を終え、束の間のランチを楽しむ愛里寿であった』


エリカ『もう帰りたい…』

お気に入りのボコ『よう!オイラ!ボコ!!』

エリカ『しゃべるなんて聞いてなかったわよ…』

お気に入りのボコ『元気出せよ!!』

エリカ『……』

学生達『『ヒソヒソ…』』


優花里「今度は食堂ですね…」

華「ぬいぐるみと向かい合ってお食事ですか…」

麻子「また周囲から奇異な目で見られているぞ」

沙織「私もう!見てらんないよ!!」

みほ「エリカさん…素敵…」キュン…




『今日のメニューは 天ぷらそば だ!!』


エリカ『……』

お気に入りのボコ『オイ!!どーした?』

エリカ『……』ガタッ


華「逸見さん、席を離れましたね」

優花里「どうしたのでしょうかね?」


エリカ『もう!何なのよ!!この撮影は!!』

スタッフ『ボコとランチを楽しむ愛里寿ちゃんを見せようと思いまして』

エリカ『ぬいぐるみとサシで食事なんて普通しないでしょうよ!!』


沙織「このやりとりカットしないんだ…」


スタッフ『う~ん…そうでしょうか?』

エリカ『そうよ!!それにフリフリドレス着て、天ぷらそば っておかしいでしょ!!』

スタッフ『うどん…の方が良かったですか?』

エリカ『ああ!!もう!!そうじゃないわよ!!』ジタンダフミフミ


麻子「大変だな、代役も…」


エリカ『まったく…』ズルズル


優花里「あ、結局、食べるんだ…」


 ピチャッ


お気に入りのボコ『おい!!濡れたじゃねーか!!』

エリカ『うるさいわね!!アンタのせいで散々なのよ!!』


沙織「ぬいぐるみとケンカしている…」

優花里「もう、滅茶苦茶ですね…」

華「あんな台詞、しゃべるんですか?」

みほ「うん、あれは セリフ№62の 水を掛けられてケンカを吹っ掛けるボコ だよ」

麻子「そ、そうなのか…」

みほ「ふふっ、エリカさん楽しそう」ホッコリ

沙織「いやいや、みぽりんそれはないでしょ」




『午後は戦車道の演習だ!!』


エリカ『やっと…あのドレスとボコから解放されたわ…』グッタリ


『彼女が13歳にして大学に飛び級してきた最大の理由はこの戦車道の実力を買われての事なのだ!!』


  ゴゴゴゴ…


エリカ『陣形はそのままで!!(さすが大学生ね、レベルが高いわ…気を抜いたら、こちらが呑み込まれそうよ)』


優花里「やっと戦車が出てきましたね」

麻子「そういえば戦車道のDVDだったな」


『そうはいっても彼女も 13歳!!もう一度言う 13歳!! そんな彼女の力になるお姉さん達を紹介しよう!!』




あゆみ『隊長、お疲れ様です』

エリカ『ええ、お疲れ様』


『しっかり者のメグミお姉さんに』


沙織「あ、ウサギさんのあゆみちゃんだ」

華「髪を整えると印象も変わりますね」



あや『今日も可愛らしいですね!!』パチーン!

エリカ『……』ムスー

あや『台本なんですから、そんな顔しないでくださいよ…』ヒソヒソ


『元気溢れるルミお姉さん』


優花里「大野殿、ルミ殿にそっくりですね」

麻子「しかし、二人とも年上というよりはほとんど同世代だな」



小梅『たww…隊長…プフッ…ダメww…ゴメンなさいwww…』

エリカ『アンタは、いい加減に慣れなさいよ!!』


『お淑やかなアズミお姉さんだ』


みほ「こ、小梅さん…」


『この三人が愛里寿の頼れる中隊長達である』


エリカ『この後は…練習試合ね』

エリカ『全員!気を引き締めていくわよ!!』


あゆみ・あや・小梅『はい!!』


『さあ、戦いだ!!』




ゴゴゴゴ…


『鮮やかな連携を見せる中隊長達…』


優花里「撮影の用の動きとはいえ、上手く動かせていますね」

みほ「うん、山郷さんと大野さんには良い経験になると思う」


あゆみ『隊長に負担を掛けられないわ、集まりましょう!!』

小梅『いつも通りの』

あや『バミューダアタックだね!!』パチーン!


『そう!これが彼女達の必殺の バミューダアタック だ!!』


華「まぁ、あの技まで再現するんですか」

麻子「あんな曲芸染みた運転をか…」


??『そうはさせません!!』


『だが、そのときである!!』




『対戦相手の指揮官だ!!』


??『三輌の連携をさせない為に、各車は敵車輌に密着してください!!』

??『相手の匂いが分かるくらいまで近づく… 凄くくんくん作戦 で行きます!!』クンカクンカ


優花里「なるほど、バミューダアタックを取らせない為に混戦状況に引き込むんですね」

麻子「下手すると同士討ちしそうだけどな」

華「それも覚悟の上で防ぎたいのでしょう、あの連携は強烈でしたからね」

沙織「てかさ、あの指揮官の声って…」

みほ「あの戦車服、見覚えが…」




あゆみ『きゃぁ!!』

あや『バミューダアタックが破られた!!』

小梅『くっ』


??『一気に攻めます!!』スーハー


あや『どうするの!?』

あゆみ『隊長に頼るわけにはいかないよ…』

小梅『ええ、そうね…』


小梅『私達のピンチに ”ボコの歌を歌いながら駆けつける” なんて真似を隊長にさせるわけには!!』


エリカ『えっ?』


みほ「…!!」ピクッ!


 ドカーン!! ドカーーン!!


あや『でも、ホントにピンチだよー!!』

あゆみ『隊長ぉ…』

小梅『はやくきてー、はやくきてー(棒)』


優花里「おもいっきり、お膳立てされていますね…」

麻子「つくづく受難だな、逸見さん…」


エリカ『……』プルプル…


みほ「歌うの?エリカさん歌うの?」ワクワク


エリカ『~~~~っ!!/////』(ああ!!もう!!)




エリカ『やーってやる やーってやる やぁーってやるぜー!!///』

みほ「きたー!!」

エリカ『イーヤなアイツをボーコボコにー ケンカは売る物ー 堂々とー!!///』


あゆみ『来た!!』

あや『歌来た!!』

小梅『メインテーマww来たww!!』


あゆみ・あや・小梅・みほ『『『「これで勝つる!!」』』』


『島田流後継者 島田愛里寿 の熱唱後による敗北率はわずか0.05%に過ぎない』

『では、熱唱プロセスをもう一度見てみよう!』


エリカ『ンな事、しなくていいわよ!!』


みほ「えー、しないんだ…」

沙織「み、みぽりん…」




『ボス同士の対決だ!!』


エリカ『アンタ達三人は下がって!!陣形を再編!!』

??『流石ですね、愛里寿ちゃん』

エリカ『私も、アナタと戦うなんて思ってもみなかったわよ…』


エリカ『澤梓!!』

梓『西住みほです、愛里寿ちゃん』

エリカ『あ、ハイ』


みほ「……」

沙織「あ、やっぱり梓ちゃんだ」



 ガキンッ!!

    …ズドンッ!! …ズドン!!

  ガシンッ!!


優花里「す、凄い…」

華「両者とも引けをとりませんね」

沙織「てか、梓ちゃん、あんなに戦車動かせたんだ」

みほ「わ、私はどっちを応援すれば…」アワアワ


エリカ『なんなの!?この子、こんな実力隠していたっていうの?』

梓『分かるまい!!この西住隊長の戦車服を通して出る力(匂い)が、私に力を与えてくれるんです!!』クンカクンカ

エリカ『戦車服の力ぁ!?』 


麻子「愛の成せる力だな」

華「いささか歪んだ愛にも見えますけど」

優花里「あれ西住殿の戦車服なんですか…」

みほ「そうみたい…」

沙織「み、みぽりん…梓ちゃんには私から言っておくから…」





エリカ『くっ…どうしたの!?動きが鈍いわよ!!』


みほ「エリカさん…」


梓『隙あり!!』

エリカ『動け!!なぜ動かん!!』


みほ「え、エリカさん!!頑張れ!!」

沙織「みぽりん!?」


エリカ『こなくそぉぉー!!』  

梓『もらったぁぁーっ!!』 



??『愛里寿ー!!』



エリカ『発射!!…へ?』  …ズドン!!

梓『発射!!…え?』  …ズドン!!


『絶体絶命の愛里寿に応援の声が届いた、その時!!』

『その時ふしぎな事が起こった』


優花里「服の力で強くなったりとか、不思議な事はすでに起きていますよね」

麻子「もう、こういうモンだと思って見るしかないと思うぞ」





エリカ・梓『『へ?』』


『二人が面食らったのも無理はない』


千代『愛里寿ー、がんばってー(棒)』


『島田流家元、島田千代だ!!』


エリカ『し、島田流の家元?』


『そして、お母様だ!!』


千代『愛里寿ー、まけないでー(棒)』


エリカ『……』  …ヒュ~

梓『……』   …ヒュ~



  ガコンッ!!


梓『きゃぁっ!!』


『母の願いが届き、愛里寿の一撃が見事命中だ!!』


優花里「ええ…」

華「なんというご都合展開でしょう…」




エリカ『ちょっと!?澤梓!!大丈夫?』

梓『ゲホッ…、み、みほ…に、西住みほです…』

エリカ『だ、大丈夫そうね…』


 ブスブス…


梓『戦車服の匂い大丈夫かな…?』クンクン


   モクモク……



小梅『大変よ!!指揮車輌は中枢部をやられた!!きっと爆発してしまうわ!!』

あや『梓、早く降りて!!その戦車は爆発するよ!!』

あゆみ『服の匂い嗅いでる場合じゃないって!!』


梓『え?』クンカクンカ


戦車『ほわああああああっ!!!!(迫真)』


 どかああああん!!  …ポシュ!!


『大学選抜の勝利だ!!』


エリカ『梓!?梓ぁぁぁーっ!!』



みほ「……」




梓(真っ黒)『流石ですね、愛里寿ちゃん、今日は私の完敗です!!』

エリカ『ぶ、無事でなによりだわ…』


千代『ありすー、さすがよー(棒)』


エリカ『え、えーと…』

エリカ『ちょっと!どうしたらいいのよ!!アレは?』ヒソヒソ

スタッフ『母親と娘の熱い抱擁でフィナーレなんでよろしくお願いします』

エリカ『……』


千代『ありすー(棒)』


あゆみ『素敵じゃないですか!!』

あや『感動的ー!!』

小梅『エリカさんwwwがんばってwww』

梓『嗅ぎ放題ですよ!!』


エリカ『……』

千代『ありすー』


エリカ『ああ!!もう!!こうなったら、なんでもやってやるわよ!!』



 
 ギュウウウ!!


エリカ『おかあさまー(棒)』

千代『ありすー(棒)』


あゆみ『隊長素敵です!!』

あや『親子愛の勝利だ!!』パチーン

小梅『ブフッww!…これはないwww』

梓『私もいつかは先輩と…』ハァハァ


エリカ『おかあさま、わたしがんばったわー(棒)』ギュウウウ…

千代『さすが、わたしのむすめよー(棒)』ギュウウウ…


エリカ(もうなんなの?なんなのよ一体!!)

千代(愛里寿との交流を見せつけて、親子で島田流のアピールをするはずだったのに…)


エリカ・千代((どうしてこうなった!!))






『戦いは終わり、帰宅…』

『激戦を勝ち抜いた愛里寿が勝利の報告をボコ達に伝えるのは当然だ』


エリカ『…ボコ、ワタシガンバッタワー』


優花里「また死んだ目をしながらボコ殿とお話ししてますね」

麻子「ううっ…最後までコレか…大変だな」

みほ「きっと、疲れているんだよ!!」

沙織「確かに疲れてはいるだろうね…」


『さぁ、休息を取り、明日への英気を養うのだ』


エリカ『やっと、休めるわ…』

エリカ『おやすみなさい…っと』



エリカ『……』





お気に入りのボコ『よぉ!!オイラ、ボコだぜぇ!!』

エリカ『うっさいわね!!寝れないじゃないの!!』



― END



沙織「……」

優花里「……」

華「……」

麻子「……」

みほ「エリカさん…素敵…」キュンキュン




麻子「攻略の糸口…あったか?」

優花里「ううっ…すいません…皆さんの貴重な時間を無駄にしてしまいました~」

華「優花里さんが謝ることではないですよ」

麻子「そうだな、よくこの内容で企画が通せたな…」

沙織「これじゃ、ファンレターより苦情が来ちゃいそうだね…」

みほ「そうかな?私はすごく良かったと思うよ」

沙織「そうなんだ…あ!そうだ、みぽりん」


沙織「さっき、逸見さんを応援してたよね?」

みほ「あ…」




優花里「やっぱり、西住殿にとっては逸見殿の方が…」

みほ「ち、違うよ!!エリカさんも澤さんも私にとっては大切な人だよ!!」

沙織「じゃあ、なんで逸見さんの応援を?」


みほ「そのね…エリカさんが…ボコみたいだったから…」テレテレ

沙織「ボコぉ?」


みほ「うん、あの企画の中でエリカさんは散々な目に合わされていたんだけど…」

麻子「一応、ひどい目にあっているってのは分かっていたのか…」


みほ「でも、エリカさん、へこたれないで頑張っているのがボコみたいだったから…つい…」

華「確かに、あれだけ取り上げられれば、感情移入してしまいますわね」

麻子「そうだな、私も今度逸見さんにあったら優しくしてあげようって思った」


みほ「あと…、あのドレス姿も…よかったし…///」

麻子「いいよな…フリフリ…///」




華「うーん…」

沙織「どうしたの、華?」

華「あの、私ひとつ気になった事があったんですけど…」

優花里「なにか!攻略になりそうなとこがありましたか!!」


華「…いえ、攻略とかではなく」

華「確か、逸見さんは西住流の戦車道ですよね」

みほ「うん、そうだよ」

華「でも、この特集では島田流として出てますよね?」

みほ「あっ…」

沙織「それが、どうかしたの?」

華「他流派の者が映像に出ているのは…私達はともかく、上にいる方達はどう見るのかと思いまして…」

沙織「ああ…」

優花里「撮影とはいえ、島田流の家元と抱き合ってましたものね…」

麻子「ということは…」

みほ「お母さんか…」





……


― 西住 実家


しほ「…な、なんなのこれは?」



今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

よろしくお願いします





………

― 西住 実家


エリカ「……」ダラダラ

小梅「……」ダラダラ

まほ「……」

しほ「……」


しほ「エリカ、小梅、私が貴女達をここへ呼んだのはわかりますか」

エリカ「そ、それは…」

小梅「『月刊 戦車道』の件でしょうか…」

しほ「ええ、そうです」

まほ「い、家元!!その件に関しては、私が逸見、赤星の両名に参加するよう命じたもので!!」

まほ「今回の事での責任でしたら私が!!」

エリカ「た、隊長!?、そんな!!」

小梅「隊長は関係ありませんよ!!」

まほ「二人は黙っていろ!!」


しほ「…いいえ、三人とも黙りなさい」ギロッ

エリカ「……」ビクッ!

小梅「……」ビクッ!

まほ「…ぐっ」


しほ「ふぅ…」




しほ「最初に言っておきます、今日二人を呼んだのは責めたりするつもりではありません」

まほ「え?」

しほ「先だって、島田流から今回の経緯を聞きました…」

しほ「映像の中身は…ともかく、二人の取った行動は戦車道として間違ってはないでしょう」

エリカ「は、はい…」

小梅「では、私達をここへ呼んだのは?」


しほ「西住流を預かる身としては、自分の教え子が他流派に心移りしてないかくらいは気に掛けて当然です」

しほ「ましてや、来年度の黒森峰の中核を担う二人であれば尚更でしょう」

エリカ「!!」

小梅「!!」




小梅「もちろんです!家元!私達は西住流の門下生です!!」

エリカ「私達は、みほ…いえ、大洗に勝たなければなりません!!」

しほ「二人のその言葉を聞ければ充分です、期待していますよ」

エリカ・小梅「「はい!!」」

しほ「それに、みほ以外にも、おもしろい子達もいるようですしね」

エリカ「……」

しほ「みほだけに目を囚われていると、足元をすくわれる事になりますよ」

エリカ「き、胆に銘じておきます…」


しほ「あと…実はこれが二人を呼んだ本題なのですが…」

しほ「今回の件で島田流の者から、貴女達二人にお礼をしたいので招待しても良いかとお願いされました」

エリカ「は、はぁ…?」

小梅「そ、そうなんですか…?」


しほ「まったく…ご丁寧な事で…」

小梅「え、えーと…」

エリカ「いってもよろしいのでしょうか?」

しほ「行為に対するお礼ですから、もちろん受けてきなさい」

エリカ「はい」

しほ「相手の方には、未成年だからと釘を刺しておいたので、破目を外すような事はないでしょうから…」

しほ「高校生の節度を守って楽しんできなさい」

エリカ・小梅「「はい!!」」

しほ(私の若い頃は大学生のお礼なら、酒くらい飲ませてもらってたんだけど…これも時代よね…)ブツブツ…

エリカ「い、家元?」

しほ「!?、わ、私からは以上です」

小梅「はい、では失礼します」




しほ「ふぅ…」

しほ「…しかし、島田流も上手い事考えたものね、密着取材とは…」

しほ「後追いと言うのは癪に障りますが、この企画なら、私も…みほやまほと自然に触れ合えるわね…」


しほ「お母さん!来てくれたんだね!!(みほ真似)」

しほ「みほが私の近くに来たいらしいからこうして来てあげたのよ」キリッ

しほ「この息遣い…まちがいない!!お母さん!お母さんだよ!!(みほ真似)」ギュウウウ!

しほ「まったく、つくづく貴女は悪い子ね、母親の匂いに疑いを持つのは良くないわよ」

しほ「…なんてね!!うふふ…」


まほ「…あの…お母様」

しほ「まほ!?質量をもった残像?」

まほ「いえ、エリカと小梅が部屋を出た後も、ずっと横に控えていたのですが…」

しほ「……」

まほ「……」

しほ「一年の12分の11を、みほに会えなければ、こうもなろう!! 」

まほ「それが家元の言う事ですか…」






………


― 某所 とあるカフェ 


メグミ「皆、ホントにありがとうね」

アズミ「おかげで、先輩の結婚式を無事に祝えたわよ」

ルミ「お礼としては、ささやかだけど、好きなものを頼んでね!」パチーン!


あゆみ「わぁ~、おしゃれなお店!!」

あや「やっぱり大人の女性は行くところがちがうなー!!」


メグミ「うふふっ…」

愛里寿「でも、普段のメグミ達は赤提灯の焼き鳥屋さんとか牛丼屋とかでも食べてる…」

アズミ「た、隊長!!」

ルミ「せっかくのお姉さんイメージが…」


小梅「愛里寿ちゃんも一緒に行くの?」

愛里寿「うん、お酒は飲まないけど、ご飯は一緒に行く」

エリカ「そのドレスで牛丼屋?」

愛里寿「うん」

エリカ「あの撮影の食事風景って、あながち間違いじゃなかったのね…」




あゆみ「この 特製パフェ 美味しそー!!」

あや「あれ?あゆみ、ダイエット中なんじゃないの?」

あゆみ「うぐっ…そうだ…」

メグミ「ダイエットなんかしなくても、充分素敵よ、あゆみちゃんは」

アズミ「そうそう」

ルミ「羨ましい…」

あゆみ「う~ん…でも…」

メグミ「こういう時は、頑張った自分へのご褒美として食べてくれると私は嬉しいな」ニコ

あゆみ「そ、そうですよね!!じゃ私、コレにします!!」

あや「へ~、いいんだー」

あゆみ「いいの!!今日はキープができなくても!!」

あゆみ「…それに、メグミさんが食べてほしいって言ってるし////」テレテレ

あや「そ、そう…(あゆみが西住隊長を想う梓みたいにならなければいいけど…)」

あや(ああなったら、アウト!だよねー)




ルミ「それで、妹よ!!何を頼む!!」パチーン!

あや「お姉ちゃん!!私も同じ 特製パフェ で!!」パチーン!


エリカ「アンタ達、仲良いわね」

ルミ「そうか?」

あや「そうなのかな?」

ルミ「まぁ、私に妹いたらこんな感じかなーって思って」

あや「ウチはお兄ちゃんはいるけどお姉ちゃんいたら、こんな感じなのかな」

ルミ「あやは、お兄さんいるのか?」ピクッ!

あや「うん」

ルミ「お兄さんはいくつ?彼女とかいるのか?好みのタイプは?やっぱり胸は大きい方が好きなのか!?」

あや「ちょ、ちょっと…」

アズミ「落ち着きなさい、ルミ」ペシン

ルミ「あうっ」

アズミ「ごめんね、ルミったら先輩の結婚式に触発されて、自分も結婚したい症候群になってね…」

あや「た、武部先輩かと思ったよぉ…」


愛里寿「お姉ちゃんか…」




アズミ「赤星さんは決まった?」

小梅「あ、あの、アズミさん」

アズミ「ん?なにかしら」

小梅「私、色々とアズミさんに失礼な事を言ったような気がして…」

小梅「それに、代役もちゃんとできてなかったし…」

アズミ「そんな事ないわよ」

小梅「でも…」

アズミ「私は、赤星さんで良かったと思っているわ」

アズミ「代役をしてもらったメンバーの中で一番、落ち着いていたし…」

エリカ「私への接し方が一番酷かったの小梅だったんだけど…」

アズミ「今は、まだ若さ…いいえ、幼さが目立つだけで…」スッ…




 さわっ…


小梅「ひゃい!?」ゾクッ!

アズミ「これから、色んな体験をすれば…きっと、私みたいなオンナになれるんじゃないかなぁ…って思うのよ」ニギニギ

小梅「そ、そ、そんな私なんか…////」

アズミ「西住流とか島田流とか関係なく、お姉さんと付き合わない?」

小梅「え、え、えぇと…///」

メグミ「よしなさい、アズミ」ペシン

アズミ「あうっ」

メグミ「まったく、純真な乙女をからかうんじゃないの」

小梅「/////」

アズミ「ごめんなさい…少し、イタズラが過ぎたかしら」

アズミ「で、でもね!、小梅さんと仲良くなりたいってのは本当だからね」

小梅「は、はぁ…」

ルミ「ほ~ら、注文取るよ、何が良い?」

小梅「えーと、じゃあ、 桃と梅の果肉ソースのパンケーキ で…」


あゆみ「桃と梅だって…」ヒソヒソ

あや「意味深だね…」ヒソヒソ

小梅「たまたまです!!」

アズミ「そう…、赤星さんには私なんかより、意中の人がいるのね…」

小梅「もう!からかわないでください!!」




エリカ「……」

エリカ(どうしよう…)


メニュー『期間限定!ハンバーグフェア実施中!!』




エリカ(全員、スイーツを堪能する中で一人だけハンバーグってわけには…)


メニュー『黒毛和牛100%ハンバーグ!! こいつは凄いぜ!!』


エリカ(でも…この機会を逃したくはないし…)

エリカ(どうするエリカ…)


エリカ「……」



アズミ「逸見さん、まだ選ぶのに悩んでいるみたいね…」

ルミ「ま、まぁ、もう少し待とうか…」


愛里寿「あ、あの…」

メグミ「どうしました、隊長?」

愛里寿「私、お腹空いたんで、ごはん頼んでもいいかな?」



メグミ「ええ、もちろん、隊長は育ち盛りなんですから、しっかり食べてください」ニコリ

愛里寿「うん、何にしよう…」

愛里寿「わぁ!このオムレツ美味しそう!でも、こっちのハンバーグも食べたいなぁ~」

アズミ「好きなモノ、食べてくださいね」

愛里寿「うん!でも、食べきれるかなぁ…」


エリカ「!!」


『この時、エリカに肉汁が走る!!』


エリカ(これよ!!)




エリカ「愛里寿、私がハンバーグを頼むから分けっこしよっか?」

愛里寿「え!…で、でも、逸見さんにも食べたいスイーツがあるのに…」

エリカ「いいわよ、今回の私はアナタの代役なのよ、だから一緒に食べましょ」

愛里寿「え、エリカさん…」キュンキュン


あゆみ「逸見さんってさ、怖そうだと思ってたけどホント優しいよね」

あや「うん、梓も良い人だって言ってたし」

エリカ「ふ、ふん!!別に褒められても嬉しくなんてないわよ」

小梅「……」ジー

エリカ「な、何よ」

小梅「べっつにー」

エリカ「ぐぬぬ」


愛里寿「ほら!料理が届いたよ!!一緒に食べよう…」

愛里寿「お、お姉ちゃん…////」テレテレ

エリカ「え?」


メグミ「お、お姉ちゃん…」ガビーン

アズミ「私達ですらそう呼ばれたこと無いのに…」ドヨーン

ルミ「ちっきしょーー!!」パチーーン!


エリカ「あ、あはは…お姉ちゃんか…」

愛里寿「うん!!」






………


エリカ「ふぅ…色々あったけど、まぁ良い事(ハンバーグ)もあったし、よしとするか!!」


 プルルルル…


エリカ「うん?もしもし?」ピッ


みほ「あ、エリカさん、久しぶりです」

エリカ「どうしたのよ、アンタから電話するなんて珍しいわね」

みほ「あ、あの…この前の特集を見て、愛里寿ちゃんがエリカさんの事を言ってたからお話したくて…」

エリカ「何よ、あの中身の事?見たら笑っちゃうでしょ、色々と…」

みほ「そんなことないよ!!エリカさんとっても素敵だったよ!!」

エリカ「そ、そう…(相変わらず、ずれたとこある子ね…)」

みほ「あの、それでね…今度の寄港日に一緒にボコミュージアムに行こう…って思って電話したんだけど…」

エリカ「私と?」

みほ「うん、愛里寿ちゃんがエリカさんとも行きたいって言うから…」

エリカ「え、えーと…」

みほ「一緒にボコを応援して、歌も歌おうよ!!」

エリカ「……」(まさか、みほの尻に火を付ける事になるとは…)




エリカ「わ、わかったわよ…みほ達に付き合ってあげるわよ…」

みほ「ホント!!よかったぁ!!」


みほ「じゃあ、当日は 愛里寿ちゃんとお揃いのドレス で来てね!!」

エリカ「え」

みほ「楽しみにしているからね 愛里寿ちゃんの お姉ちゃん !!」

エリカ「……」


 プー…プー…


エリカ「どうしてこうなった」



 END




以上です

ありがとうございました




思いつきのオマケ


トランスフォーマーG1ネタで思いついたんで、 本編とは無関係です



まほ「エリカと小梅が不在となると、誰に補佐…副隊長を頼むべきか…」

???「おっと!誰か忘れてはいやしませんか」

まほ「誰だ?」


直下「この直下様が、黒森峰の新しい副リーダーだ!!」


まほ「……」


直下「者ども!この私に続けえー!!」


???「ほう、楽しそうではないか?」




エリカ「この私がいない間に随分と出世したものだな?直下スクリーム!!」

直下「エ、エリカトロン様…」

エリカ「この愚か者メガ!!」

直下「お、お許しください…黒森峰の副リーダーは貴女様おいて他にいません…」

エリカ「まったく…次はないと思え!!」

直下「は、はい!!」

エリカ「ふん…行くぞ赤星コウメェーブ」

小梅「ハイ、エリカトロン様」




まほ「つ、疲れてるのかな?私…」




……

ついでの一言ネタ


桂利奈「西住隊長!もう我慢ならん!!黒森峰のヤツ等をくず鉄の山に変えちまおうぜ!!」

みほ「落ち着け アイアイハイド!!」


……



以上です

失礼しました


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