諸星きらり「ゼロちゃんもとときら学園に!」ウルトラマンゼロ「勘弁してくれ」 (74)

城ヶ崎美嘉「自分らしく」ウルトラマンゼロ「進め!シンデレラガールズ!」
城ヶ崎美嘉「自分らしく」ウルトラマンゼロ「進め!シンデレラガールズ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493475780/)

上記スレの続編となります。

アイドルマスター シンデレラガールズ×ウルトラマン


・物語はシンデレラガールズ2期からとなります。

・このスレにはオリジナルの設定・解釈がふんだんに取り込まれています。
 例・グレンとミラちゃんに人間態がある等

・現在のオーブの設定と矛盾している点もあると思いますがご容赦ください。

・スレ内のウルトラマンゼロは本編以上にはっちゃけています。



前回のあらすじ

CP解散の危機に直面するが、既にレベルマックスの卯月たちは特に挫けず、前向きに、明るく立ち向かう!

そこにテンペラー星人が襲来し、暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人が復活してしまう!

ゼロと戦う美嘉、タロウと戦うみりあ、メビウスFBと戦う莉嘉、ネクサスの力も借りて

暗黒の皇帝すらも退けるシンデレラガールズ!

そして、とときら学園が本格的に始動! 常務へのリベリオンが始まろうとしていた!



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1494333082


 都内 繁華街

姫川友紀「じゃあ、私はかえるね~」 フラフラ

高垣楓「気を付けてね~」

川島瑞樹「友紀ちゃん、大丈夫かしら? いつも通り、酔ってるけど」

片霧早苗「ゾフィーかウルトラマンがいれば、押し付けられたんだけどね」

楓「私達じゃ帰る方向が違いますから。ネクサスさん、また来てくれないかしら?」


ネクサス『行かない』


瑞樹「今、ネクサスの声が聞こえた気がする」

早苗「奇遇ね。私もよ」

楓「温泉に連れて行ってもらいたかったのに……」

瑞樹「経済的には行く余裕はあるのよね」

早苗「まとまった休みがあるかってところよね~。楓ちゃん、ゾフィー呼んじゃえば?」

瑞樹「移動時間が短縮されるのは良いわよね。それだけの為に呼ぶのは、どうかと思うけど」

早苗「まぁ、本人が一度だけ願いを叶えてくれるって言ってたし。いいんじゃない?」

楓「彼らの力は、こういうことに使うものではありませんからね。いざという時の為に、とっておかないと」

瑞樹「楓ちゃん、わかってる~!」

早苗(ゼロが卯月ちゃん達を宇宙旅行に連れて行ったこと、忘れてるみたいね)


友紀「今日は楽しかったな~!」

友紀「常務のことはちょっと辛いけど~、幸子ちゃんと紗枝ちゃんと、楽しく乗り切っちゃおう~!」

友紀「あ~、ヤバい。眠くなってきた……。タクシー使っちゃおうかな……」


 キィィィィィン!!


友紀「ん? えっ」


 ゴッ!!!


・・・ ・・・ ・・・

・・・ ・・・

・・・


友紀?「嘘だろ……? この子、全然起きないぞ……?」

友紀?「仕方がない。しばらく俺が……」

友紀?「こんなところ、ゾフィー兄さんたちには見せられないな……」 ハァ

友紀?「……この子の記憶、覗き見なきゃ家の場所が分からない」 ハァァァ


 仮CPルーム

ウルトラマンゼロ(in卯月)「つまり、あのウルトラマンネクサスは」

島村卯月「はい。エンペラ星人と戦う前、ネクサスさんが言っていたんです。自分はダークザギとの戦いの後
     力を取り戻したウルトラマンノアがより多くの宇宙を救うために生み出した、分身であると」

神崎蘭子「むぅ、さすがは、時空を超越せん神に近き戦士……そのようなことが」

アナスタシア「多くの宇宙に、スペースビースト侵攻、してます」

新田美波「大空大地さんのいる地球にも、ネクサスさんが来たと言っていたわね」

多田李衣菜「エックスもスペースビーストの話は聞いたことがあったっていってたそうだし」

前川みく「その時に来たネクサスにゃんも、他の分身だったのかな?」

本田未央「『諦めるな』って言葉は、ノアから記憶を継承してると考えればわかるだろうし」

ゼロ「そうすると、俺がエタルガーと戦った時に出会ったネクサスは?」

蘭子「『姫矢准』の記憶を基に作った絆の戦士だったのでは?」

美波「もしくは、姫矢准自身だったのかも。ダークファウストとの戦いの後、消息不明でしたし」

未央「時空が歪んでたって話なら、ありえなくないかもね~」

アーニャ「『超時空魔神』です」

渋谷凛「じゃあ、智絵里の変身したネクサスは? 色、本編と同じだったよね?」

ジャンナイン(SD)「おそらく、『孤門一輝の変身したネクサス』のスパークドールズだったのだろう」

ゼロ「そうか。だから、楓たちと違ってオリジナルのカラーリングにならず」

卯月「姫矢さん達と同じカラーリングになったのなら、納得ですね!」

未央「じゃあ、ちえりんカラーリングのネクサスがいるんだね!」

凛「かもね。そういえば、そろそろ収録が始まる時間かな?」


 TV 撮影スタジオ

諸星きらり・十時愛梨「とときら学園~!」

きらり「今日はゲストが着てるにぃ~!」

愛梨「大きな幼稚園児さんですね~!」


ジャンボット(SD)「……武内、この番組の趣旨は」

武内P「バラエティですので、これくらいは……」ササ

ミラーナイト(人間態)「目を逸らさないでください」

ジャンボット「杏はともかく。智絵里、かな子、浜口あやめ、難波笑美でさえ厳しいのに」

ミラーナイト「菜々さんに園児服は……」


城ヶ崎莉嘉「いっぱい誤魔化してるもんね~」

安部菜々「な、菜々は永遠の十七歳ですからね!」 アセアセ

難波笑美「園児ちゃうんかい!」

浜口あやめ「杏殿は園児そのものです。その巧みな変装術、忍びの才能があるのでは」

きらり「杏ちゃん、にんにん~☆」

双葉杏「そう? じゃあ、杏、ドロンします」

きらり「杏ちゃん、ダメ~!」

杏「ちぇ」


スポンサー「へぇ、あの二人同い年? 親子みたいだね~」

ジャンボット(SD)(そうした個性とはいえ、珍獣のような物言いは少々腹立たしいな)


 後日 仮CPルーム

卯月「とときら学園、評判いいみたいですね!」

三村かな子「視聴率もけっこういいみたい!」

ゼロ(in卯月)「俺も卯月と見たが、なかなか面白かったな!」

凛「ゼロの感性って、地球人よりだよね」

卯月「ゼロさんは歌丸師匠の勇退で泣いていましたから。私とパパもですけど」

ゼロ「人々を笑顔にする為に人生を駆け抜いた人の、最後の舞台だ。笑顔と涙がなくしては見られないぜ」

凛「だから、なじみ過ぎでしょ!? 私も笑って泣いたけど……」

緒方智絵里「あははは……」

未央「こりゃ、美城常務も『ぐぬぬ~!』ってなるね!」

卯月「部長さんのお話では、エンペラ星人の襲撃で、常務さんも大分驚いたとか」

ゼロ「あいつを見て初見でビビらないやつがいるとは思えないが」

かな子「私も初めて見た時は、エタルダミーでも本当に怖かったですからね」

智絵里「とても強くて……悲しい人、でしたね……」

卯月「光の力で進化したウルトラマンに対して、闇の力で進化『してしまった』人ですからね……」

未央「しまむー……」


未央「その後、盛大に逆恨みされたゼロ達、ウルトラ一族の気持ちも考えてよ!」

ゼロ・凛「ズコー!?」


杏「それを言っちゃ、おしまいだよ……」

智絵里「た、たしかに、そうですけど……」

卯月「あ、あわわわ! そうでした! ゼロさん、ごめんなさい!」 ペコ

ゼロ「い、いや、俺は別に。そもそも、その時に俺は生まれてないし……」

未央「謝罪が足りん! 誠意を見せなきゃね~」

卯月「え、えぇぇ!? そ、そんな……」

かな子(未央ちゃんが悪ノリしてる時の顔だ)

未央「誠意として、100万円! 払ってもらうぜ。へっへっへ~」

凛(どこの悪徳業者?)

卯月「そ、そんな! そんなお金、ありません!」

未央「なら、その左腕をブレスレット……もらいましょか?」

智絵里(なんで関西人風のイントネーション?)


卯月「ぜ、ゼロさんは、ダメです! 私の命より大事なものなんです!」 ササ

ゼロ「う、卯月……!」 ジーン


未央「金は、命よりも重い! ざわざわ、ざわざわ」

凛「擬音、自分で言うんだ」


未央「払えないなら、しまむーの身体で払ってもらおうかっ!」

卯月「え、えぇぇ!?」

凛「か、身体って……」

未央「いや、この間ね、美嘉ねぇがしまむーに化けたゼロとお風呂に入ったって聞いて」

卯月(ゼロ)「さてと、未央。ちょいと、調子に乗り過ぎたようだな」 ガシッ!


未央「ヤバい。中身がゼロだ! ま、待って、ギブ! ギブ! 関節決まってる……ぎゃぁぁぁ~」


智絵里「ぜ、ゼロさん、手加減してあげて……」

凛「未央が調子に乗るからだよ。二人は、撮影どうだった?」

未央「しぶりん! 見捨てないで! ま、マジで、苦しぃ……」


卯月(ゼロ)「加減はしてやる」 ムギュ

未央(けど、しまむーのおっぱいが当たってちょっと気持ちい///)

卯月(未央ちゃん、なんでちょっと満足そう? まさか……く、苦しい、痛いが、気持ちいい人……?///)


ゼロ(全く! 卯月を慰めつつ、調子に乗るのが未央らしいぜ)



凛「ところで、二人はとときら学園どうだった?」

かな子「杏ちゃんがいいタイミングでいろいろと話しかけてくれたから」

凛「へぇ、杏は案外、キャンディアイランドのことまとめてるんだね」

杏「杏は給料分働いてるだけだよ」

ゼロ「へぇ? エックスと一緒に戦った時は」

杏「そ、そういうのは言わなくていいから///」

卯月(ふふ、杏ちゃん本当は優しい子ですからね)

かな子(うんっ! 頼りになるリーダーだよ~!)


 ガチャッ!

きらり「にょわぁぁ~! 大変っ!!」


卯月(ゼロ)「きらり、武内、ジャンボット。どうしたんだ?」 グギギ

未央「あ、あぅぅぅ。刻の涙が見える……」

かな子「未央ちゃんに精神崩壊の兆しが!」

杏「ほっといていいんじゃん?」


杏「あんきランキング?」

かな子「すごい! 二人のコーナー!?」

武内P「とときら学園の新コーナーです。関係者の方が……お二人のコンビ感がいいと」

杏「仕事が増えるのかぁ……」 ハァ

ジャンボット(SD)「そういうな。君たちが認められたことには、変わりない」

ミラーナイト「まずは、お試しでやってみるのも、いいんじゃないですか?」

杏「まぁ……お試しなら」

武内P「それから、お二人にも。インタビューの仕事をしてもらいます」

かな子「インタビューですか?」

ミラーナイト「あんきランキングで使うものですね」

智絵里「わかりました。卯月ちゃんみたいに、頑張ります!」

杏「智絵里ちゃんはやる気満々だね~」

智絵里「わ、私も、いっぱい頑張りたいから……。ネクサスさんが、来てくれるくらい」

ジャンボット(智絵里はネクサスのスパークドールズを借りて戦い)

ミラーナイト(ウルトラマンノアまで降臨させましたが)

かな子(ネクサスさん、智絵里ちゃんのところに来ないから……。私も、ジャスティスさんに会ってみたいなぁ)


ゼロ(二人がインタビューか)

卯月(ゼロさんも行ってみますか?)

ゼロ(そうするかな。お、そうだ! たまには……)



 後日 TV局

杏「杏と~」

きらり「きらりの~」

杏・きらり「あんきランキング~!」

きらり「今日のランキングは~! じゃじゃ~ん!」

杏「今、地球に現れたウルトラマン! その中で、人気なウルトラマンのランキング~!」





杏「杏は電池切れだよ~。カラータイマーが点滅どころか、なり終えそうだよ……」

きらり「よぉ~し、じゃあ、はいっ! アメだよ~☆ 杏ちゃん、がんば~」

杏「うぅ、仕方がないな……」

武内P「お二人とも、お疲れ様です」

杏「プロデューサー。次のランキング、何をするか決まってる?」

武内P「いえ、まだ決まっていませんが」

杏「次のランキングテーマ、お菓子とか食べ物系にしようよ」

きらり「いいねぇ~。かな子ちゃん達もコメントしやすいかも!」

武内P「次回提案してみます」


ジャンボット(SD)(やれやれ。素直じゃない、という奴か)


 346プロ

智絵里「……」 チラチラ

ミラーナイト「見つかりませんね」

武内P「何かお探しですか?」

智絵里「あ、プロデューサーさん。四つ葉のクローバー、探していて……」

ミラーナイト「撮影までの間にですが」

武内P「ミラーナイトさんが探しているのであれば、私が見つけてもいいのでしょうか」

智絵里「あ、ありがとうございます! 卯月ちゃんはいっぱい頑張ってるのに、私は……。
    ネクサスさんも、私のところには来てくれないし……」

智絵里「だから、四つ葉のクローバーを見つけられたら、少しは頑張れるかなって」

武内P「四つ葉のクローバーがなくとも、緒方さんは頑張っていると思います」

ミラーナイト「アナザースペースにも伝わる、伝説の超人ノア。あなたの頑張りに、彼は力を貸してくれた」

智絵里「け、けど……」

武内P「仰っていたではありませんか。ダークザギと戦った時に比べれば、何でもないと]

智絵里「は、はいっ!」


かな子「智絵里ちゃん!」

智絵里「ひゃぅっ!?」 ビク

かな子「あ、ご、ごめんね」

ミラーナイト「かな子さん。そのお菓子は」

かな子「収録の合間に食べようと思って! ほら、四つ葉のクローバーだよ!」

智絵里「わぁ~!」

武内P「きっと、ネクサスも来てくれます」

智絵里「はいっ!」

かな子「そっか、智絵里ちゃんのところに来てくれてない……」

ミラーナイト「というよりも、CPメンバーで共に戦ったのは卯月さんだけですからね~」

智絵里「え? あ、そ、そっか……」

かな子「私も、ジャスティスさんに会ってみたいな~」

ミラーナイト「杏さんのお話では、別の宇宙の宇宙警備隊に所属しているとのことでしたね」

武内P「詳しく言っていなかったですが、ウルトラマンエックスもそのようですし」

智絵里「考えてみれば、ギンガさんが力を貸してくれただけで、地球に来てないウルトラマンさんって」

かな子「いっぱいいるんだね」

ミラーナイト「我々のような力を持つ異星人が来るときは、争いが起こる時ですからね」

智絵里「あ、ご、ごめんなさい!」

ミラーナイト「いえいえ、お気になさらず」 ニコ


 都内 街中

智絵里「駅前で聞いた好きなゆるキャラランキング!」

ぴにゃごら太「ぴにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ディレクター「OK! 智絵里ちゃん、凄い元気だね! ぴにゃに負けてないよ!」

智絵里「えへへ……」

ディレクター「次はインタビューいってみようか!」

智絵里・かな子「はいっ!」





ディレクター「はい、OK! ちょっと不慣れさも目立ったけど、初々しくていいよ!」

智絵里・かな子「あ、ありがとうございます!」

ディレクター「じゃあ、ちょっと休憩にしよう!」

智絵里・かな子「はいっ!」


モロボシ・シン「やってるな!」

かな子「え? えぇっ!?」 智絵里「ぜ、ゼロさん?」


シン「最近はみんなにおんぶしてもらってる状態だったからな。たまには、な」

ミラーナイト「ゼロ、あなたのスーツ姿は違和感しかありませんね」

シン「いいじゃねぇかよ! 日本人の正装なんだろ?」

武内P(似合わないわけではないのですが)

かな子(ゼロさんの正体を知っている私達からすると、凄い違和感ですね)


ぴにゃごら太「ぴにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

シン「わっ!? ぴにゃごら太? 実物はなんか、声が卯月に似てるな……(可愛い///)」


武内P[こうしてご一緒するのも、いいものですね]

シン「おっ、そうか? なら、俺もプロデューサーとしていっちょ……っ!」 ピク

かな子「ゼロさん? まさか、スペースビースト?」 キョロキョロ

智絵里「上? 怪獣! あの黒い怪獣は、蘭子ちゃんとは違う闇じゃなくて、邪悪な……怯えてる?」


「ダグリューム光線!!」

 ドゴーン!!!

シン「あれは……」


 ドスンッ!

ウルトラマンジャスティス「ここは……かつて訪れた地球。その、別次元の地球か」


かな子「う、ウルトラマンジャスティスさん!」

ジャスティス「私を知っている人間? この地球に訪れたことはないはずだが。ん、あの人間は……宇宙人?」

ゼロ『よう、初めましてだな。俺はゼロ、宇宙警備隊のウルトラマンゼロだ』 テレパシー

ジャスティス『私はデラシオン所属、ウルトラマンジャスティス。お前の話は、コスモスから聞いている』

ゼロ『よろしく頼むぜ。邪悪な怪獣を追ってきたのか?』

ジャスティス『異形生命体サンドロスの意思を継ぐ怪獣が生まれたので、それを倒した』

ゼロ『なるほどな。ちょいと話をしねぇか?』

ジャスティス『いいだろう。別宇宙にて組織活動しているお前たちに興味がある』


 仮CPルーム

ジュリ「ウルトラマンジャスティスだ。この姿の時は、ジュリという」

智絵里・かな子「知ってます」

ジュリ「何故、この地球の人間たちは私のことを知っている?」

ゼロ「ああ、この地球は。かくかくしかじか」

ジュリ「なるほど。そのような次元もあるのか」

ゼロ「ところで、一つ聞きたいんだが」

ジュリ「なんだ?」

ゼロ「何で女の姿をとるんだ? お前、男だよな?」


ジュリ「私に性別はない」 ※スレ内のみの設定なんだにぃ☆

ゼロ「えっ!?」


武内P(まぁ、ノアやレジェンドなど生物かどうかも怪しい存在ですし……)

智絵里「ゼロさんも最近、平気で卯月ちゃんの身体を動かしてますけど……」

ゼロ「エンペラ星人との戦いの後から、卯月が妙に自分の身体をかしたがって……」


かな子・智絵里・武内P・ミラーナイト「あぁ……」


ゼロ「えっ。理由、わかるのか?」

武内P「ゼロさん、島村さんはアイドルですので、節度ある行動をお願いいたします」

ゼロ「お、おぅ???」

かな子(プロデューサーさん、既に交際に発展することは諦めてる!)


ミラーナイト「我らがリーダーはさておき。あなたは……趣味、なのですか?」

ジュリ「違う。一定の地的生命体は女性の方が安心する傾向にある。だから、こうしている」

ミラーナイト「ああ、なるほど」

ジュリ「だが、何故か警戒されることが多い」

ゼロ「それはお前の性格の問題だ」

ミラーナイト「同感ですね。智絵里さとかな子さんから、女性らしさを学んだほうがいいのではありませんか?」

智絵里「じょ、女性らしさって……私は別に、そんな」

かな子「私もお菓子が作れるくらいで……」

ジュリ「いいだろう。多少だが、時間はある」

かな子「えっ! じゃあ、ジャスティスさんとしばらく一緒にいられるってこと? わぁ~」

ジュリ「何故、そんなに喜ぶ?」

かな子「私、ウルトラマンギンガさんからスパークドールズを借りて! ジャスティスさんに変身したんです!」

ジュリ「スパークドールズ……聞いたことがある。そんなことができるウルトラマンもいるのか」

智絵里「未来から来たらしいですけど、よくわからなくて」

ゼロ「確かに、あいつはわからないことが多いな」

ミラーナイト「一つ言えることは……かな子さんを妙に気に入っていることくらいですが」

かな子(サイン上げたらすごく喜んでくれたけど、私なんかのサインでよかったのかなぁ?)


 TV局

瑞樹「どう? とときらは」

愛梨「楽しいですよ~。バタバタしてるけど、みんなのびのびしてて」

瑞樹「そうね、こっちが窮屈になったものね……。みんな、今大変よね……」

愛梨「けど~、私達が頑張らないといけないですよね~。ゼロさん曰く、ここは」

瑞樹「輝きの地球、でしょ。わかるわ」

愛梨「もっと頑張ったら、また大地さん遊びに来てくれるかな~?」

瑞樹「エックスはゼロみたいに移動できるそうだし、そのうち来てくれるでしょ。あ、そういえば」

愛梨「どうしたんです~?」

瑞樹「気のせいかもしれないけど、友紀ちゃんの様子がおかしいのよ。飲み会に誘っても、来ないし」

愛梨「判断基準がそれというのも……」

瑞樹「こういう状況だから、宇宙人でもついてるのかもしれないって疑っちゃって」

愛梨「たんに用事があったのかもしれませんけど、ちょっと、判断に困っちゃいますね~」

瑞樹「悪い感じはしないから、大丈夫だと思うけど……」


 後日 346プロ 休憩所

かな子「……」

智絵里「……」

きらり?「ジー」

美波「あら……あれは、きらりちゃん? けど、物凄くキリッとしてる」

アーニャ「かな子、智絵里ときらり? あ~、顔つき、違います。きっと」

美波「かな子ちゃん、智絵里ちゃん。それに」

凛々しいきらり?「ウルトラマンジャスティスだ。ゼロとミラーナイトの助言に従い、二人を観察している」

かな子・智絵里(やりづらい……)

アーニャ「何で、きらりの姿、ですか?」

きらり(ジャスティス)「諸星きらりは高い身体能力を有し、リーチもある。それでいて、美しい女性だ」

美波(あ、この人、ゼロさんみたいな会話はできないかも)

アーニャ(ゼロが、特別、です?)

美波(本人曰く、人間換算したら私の方がお姉さんみたいだしね)

きらり(ジャスティス)「かな子を観察して分かったのは、お菓子作りが得意だと女性らしいということだ」

かな子「そ、そうとも言い切れない気がしますけど……」


きらティス「かな子、そろそろトレーニングの時間だ」

美波「トレーニング?」

かな子「さ、最近、自主練習してまして!」

アーニャ「かな子、凄い、やる気です。ファイト♪」


かな子(ミラーナイトさんがあんなこと言うから、見え張ってトレーニングとかし始めちゃったし……)

かな子(お菓子だって、あんまり食べてないよぉ……) グゥ

智絵里(かな子ちゃん、大丈夫かな? 糖分を摂取していないような……)


美波「かな子ちゃん、大丈夫? ムリしてない?」

かな子「だ、大丈夫ですよ~! ダークザギと戦った時に比べれば!」

美波「だからそれと比べちゃダメ!」

きらティス「ダークザギ?」

美波「暗黒破壊神ダークザギといって、とある宇宙の人が作った、人造神なんです」

アーニャ「けど、暴走して、狂い、ました。神様、ノアを模してるので、とっても強い、です」

きらり(ジャスティス)「ウルトラマンノアとダークザギ……。聞いたことがあるな」


 レッスン室 

 ~スマホで番組視聴中~

卯月「かな子ちゃん達、頑張ってますね!」

凛「まさか、本物のジャスティスが来るなんて……。コスモス、来ないかなぁ」

北条加蓮「あのコスモス、凛ちゃんだったんだ」

凛「うん。私は……コスモスみたいにはなれないから、コロナモードの力だって、不完全だったけど」

ゼロ(in卯月)「凛……」

未央「私はダイナの視聴者として、エタルガーに一泡吹かせてやったけどね!」


 ――― ――― ―――

ウルトラマンダイナ ミラクルタイプ(未央)「レボリウムウェーブ・リバース!!」

超時空魔神エタルガー「ぐぉ!?」

 ――― ――― ―――


神谷奈緒「へぇ~! すごいんだな~!」

未央「ふふ~ん! もっとあがめてもいいのだよ! や~い、しぶりんのブッコロナ~!」

凛「あ~、急にコスモスの力をもらった気がするわ~。コロナモードの激おこモードだわ~」 グググ

未央「しぶりん! ごめん! 謝るから! ぐ、ぐるじぃ……」

卯月「た、大変です! 凜ちゃんが凜ちゃんダークに!」

ゼロ「いいんじゃね?(慰め方がこれだからな~)」



ゼロ「凛、そろそろ勘弁してやれよ。常務にみんなの力、見せつけてやるんだろ?」

凛「最近の未央は調子に乗り過ぎだから、もうちょっときつく」 メキメキ


未央「ぐぎゃぁぁぁ~。わ、わしはもうダメじゃ~。しまむ~、助けて~」

奈緒(意外と余裕ある)  

加蓮(じゃれあってるだけなんだ)


卯月「あ、あわわわ! 未央ちゃん、頑張ってください!」

未央「うぉぉぉ~! しまむ~の応援があれば、百人力だ~!」 バシッ

奈緒(拘束を解いた!)


凛「ウルトラ凛パンチ」 ゴス

未央「ぐふっ!? し、しぶりん、今の、普通に痛い……」


凛「痛くしたからね」 ニヤ

未央「は、はかったなしぶりん……」 パタ


卯月「未央ちゃーーーん!!」

加蓮(えぇぇぇ……?)


ゼロ「ニュージェネのリーダー、練習するぞ」

未央「は~い。リーダー頑張ります!」 ムク

加蓮(全部じゃれあい!)  

奈緒(ながっ!!)



ゼロ「しかし……ジャスティスの奴、少し気になるな。ミラーナイトもいるから、大丈夫だとは思うが」

卯月「ゼロさんも行ってきますか? 少し寂しいですが、こちらはみんなで頑張りますから!」


ゼロ「そうか? じゃあ、俺も行ってくるか。すまないが、頼んだぜ」

 ゼロ(in卯月) → 実体化 → ゴシック卯月(ゼロ)


奈緒「わっ、卯月ちゃんの姿に」

ゴシック卯月(ゼロ)「卯月、ちょいと姿を借りるぜ」

卯月「はい、いってらっしゃ~い(ふふ、私の姿を借りてくれてる♪)」


 ガチャ、バタン


加蓮「ウルトラマンって何でもできるんだね……」

未央「私らから見れば神に近い能力を持ってるからね~」

卯月「だけど、神様じゃないんです。ゼロさんだって、一人の若者なんです」

未央「はいはいっ! わかってるって! しまむーが、ゼロ大好きだってことが!」

卯月「も、もぅ! 未央ちゃん!///」

凛(……ゼロの化けた卯月、なんで蘭子風のゴシック衣装? いや、可愛いけどさ)



ゴシック卯月(ゼロ)「しかし……エンペラ星人のあの言葉」


エンペラ星人『その、見えざる敵にも』


ゴスロリ卯月(ゼロ)「何者だ……? 単なる負け惜しみとは違う……。奴にも、皇帝の矜持はあった」

卯月(ゼロ)「今最も怪しいとなると……美城常務と思ってしまうのは、俺の気持ちが入り過ぎか?」

卯月(ゼロ)「今西部長やちひろによれば、強引な手腕の持ち主というのは、珍しいわけではないそうだし」

卯月(ゼロ)「それに、やり方は強引だがアイドルに危害を加えようとしているわけではない」

卯月(ゼロ)「俺の知らない何者かが、この地球に忍び込んでいるのか?」


蘭子「何者であろうと、我らが揃えば敵はなし!」 ヒョコ


卯月(ゼロ)「蘭子、仕事はいいのか?」

蘭子「我が務めは、魂を封じ込めし箱に、現身を入れるだけ」

卯月(ゼロ)「写真撮影だけか。ていうか、ナチュラルに俺が卯月じゃないって見抜けるようになったな」

蘭子「我らは絆と魂で結ばれた勇者! ……卯月ちゃん、今日の服装は違いましたし」

卯月(ゼロ)「それもそうか。これから智絵里たちの撮影についていこうと思ってるんだが、蘭子も来るか?」

蘭子「はい!」

蘭子(ゼロさんと一緒~♪)

蘭子(……美嘉ちゃんみたいに、ちゅ、チューする機会、ないかな~?///)


 346プロ 中庭

かな子(う、うぅ……お菓子食べたい……。けど、ジャスティスさんに幻滅されちゃうかな……)

きらり(ジャスティス)「どうした?」

かな子「な、何でもないです!」

智絵里「かな子ちゃん、本当に大丈夫?」


かな子「だ、大丈夫だよ~!」 フラフラ

美波(大丈夫じゃない!)

アーニャ(ジャスティス、いるから、見得、張ってます?)


卯月(ゼロ)「お~い、かな子~! 智絵里~!」

美波「あれは、卯月ちゃん……いえ、ゼロさん? それに、蘭子ちゃんまで」

きらり(ジャスティス)「ウルトラマンゼロだな」

かな子「あ、ゼロさん。あっ」 クルッ フラフラ

智絵里「かな子ちゃん!」 サッ

 ゴンッ!!

卯月(ゼロ)・蘭子「うそ~ん」

美波「受け止めようとした智絵里ちゃんが失敗して」

アーニャ「頭がゴッツンこ、です」

かな子・智絵里「うきゅぅ」

卯月(ゼロ)「久々にこのパターンか……。しかし、同時に二人となると……」 チラ

きらり(ジャスティス)「ん?」


 仮CPルーム

武内P「諸星さん……」

きらり「なぁに~?」

武内P「その、新コーナーはいかがでしょうか?」

きらり「うん! たっのしぃよ~?」

武内P「そう、ですか……」

きらり「はいっ! Pちゃん、飴を舐めればハッピハッピ! できるにぃ☆」

グレンファイヤー(やれやれ、きらりんはなんでも御見通しか)

きらり「それじゃあ、行ってきま~す☆」

武内P「行ってらっしゃい」

 バタン

グレンファイヤー「あんま、気張るんじゃねぇぞ?」

武内P「わかっています。私も、平均的な地球人よりだいぶ大きいので……」

グレンファイヤー「しかもそれが、女の子だからな。色々言われたら、傷つくよなぁ……」

ジャンナイン(SD)「大丈夫だ。兄さんもついている。不届き者は、天誅……いやロボ誅を下す」

武内P「それは俗にいう、大丈夫じゃないパターンです……」


杏「きらりはご機嫌だね」

きらり「だってぇ~、杏ちゃんとのお仕事、たっのしいよぉ~?」

ジャンボット(SD)「今日はあんきランキングの収録だけか。莉嘉とみりあはいないな」

杏「ジャンボット、莉嘉ちゃんにキスされてから、気になっちゃうのか~」

ジャンボット「私は人間ではない。だが、彼女の友情は理解できるつもりだ」

杏「はは、わかってるって」

きらり「あ、智絵里ちゃんたちだ!」


智絵里(ゼロ)「やっぱりこうなるのか……」

かな子(ジャスティス)「憑依するのは、久しぶりだ……」

ミラーナイト「なんでこうなっているんですか!?」

蘭子「あうぅ……。私は憑依、できないし……」


杏「……? なんか、トラブルでもあったのかな?」

きらり「なんだか~、にぎやかな感じだにぃ☆」

ジャンボット「……ミラーナイトがいるから大丈夫だとは思うが」


きらり「智絵里ちゃんや~、かな子ちゃん、頑張ってるにぃ~」

杏「そうだね~……。ちょっと、寂しいかも」

ジャンボット「キャンディアイランドのリーダーは、君だ。例え、離れていても」

杏「あ、杏は別に、リーダーなんてやらないし……」

きらり「杏ちゃんの寂しんぼう~☆」

ジャンボット「かな子と智絵里に子離れされた、親の心境か?」

杏「な、なんだよ!/// て、ていうか、ジャスティスって任務とかいいのかな?」

きらり「ジャスティスさんは、別の宇宙のデラシオンってところでお仕事してるんだっけぇ~?」

ジャンボット「別宇宙の秩序を守る組織か。興味深いな」

きらり「きらり、身長が高くて美しいなんて~、褒められちゃったぁ! きゃっ☆」

ジャンボット「今後は別の星で活動する際は、きらりの姿を借りたいと言っていたな」

きらり「にょわ~! はずかしぃ~!」


杏(きらりの姿で、ジュリ的な感じか……。キャラ違い過ぎるなぁ)

杏(そもそも、きらりの姿で格闘なんかやったら、リーチ的な意味で凄い有利だろうし)


 収録先 とある古都

輿水幸子「可愛いボクと!」

友紀?「え、えっと、野球!」

小早川紗枝「どすえ散歩♪」

スタッフ「はい、オッケーです!」

幸子「……友紀さん、どうかしました?」

友紀?「え? なんで?」 ニコニコ

幸子「いえ、なんだか、調子が悪いというか、なんというか……」

友紀?「なになに? 心配してくれるの? 幸子ちゃんは優しいな~」 ゴシゴシ

幸子「わわっ! 頭を強くなでないでくださいよ~! まったく、僕が可愛いからって!」

紗枝(川島さんと楓さんから助言してもらったとおり……)

幸子(やっぱり、様子がおかしいですねぇ)


紗枝・幸子(野球の話題を一言も口にしないなんておかしすぎる!)


幸子(ですが! カワイイ僕はぬかりありません! 今日、智絵里さんとかな子さん)

紗枝(ミラーナイトはんがこちらに来るのは、調べてますぇ)

幸子(これで、ボクたちの身の安全は大丈夫ですね! サイバーゴモラさんでも、頂きたいところですけど)


友紀?(いい加減、女の子のフリがキツイ) ゲッソリ

友紀?(……それに……思い出しちゃうからな)


智絵里(ゼロ)「幸子たち、さすがだな」

かなティス「彼女達もアイドルなのか」

ミラーナイト「若くして立派な、先輩アイドルなんですよ」


武内P「お二人に追いついたら、中身がゼロさんとジャスティスさんでした。
    な、何を言ってるのかわからねーと思うが、超スピードとか、催眠術だとか……」

ミラーナイト「憑依術ですね。URYYYYY」


友紀?「あ、あれは! お、お~い! ゼ……」

KBYDスタッフ「そろそろ、移動します」

友紀?「え、ちょ、ちょっと。待っ、もう女の子の記憶を覗き見してフリをするのは……」


ミラーナイト「ゼロは蘭子さんや卯月さんといるから、真似るくらいはできそうですが……」

かなティス「任せろ。かな子の代役、務めきる」

武内P「不安しかない……」

蘭子(さすがに、私が代役しちゃうのも……)


かな子(ジャスティス)「本日は……えどきりこ? 職人に、話を聞いてみたいと思う……います」


武内P(ダメだった……)

ミラーナイト(想像していたよりマシだと、諦めましょう)


智絵里(ゼロ)「ごめんくださ~い」

ミラーナイト(むしろ、智絵里さんの真似が上手いゼロにビックリしますよ)


かな子(ジャスティス)「本日は、よろしく……お願いします」 ペコ

職人「若い人はあんまり興味がないもんだが……」

かな子(ジャスティス)「我々も仕事できている」

智絵里(ゼロ)「おまっ!?」


武内P「っ!?」

ミラーナイト「かな子さんには悪いですが、私が憑依しなおして……」


職人「そうだろうね……」

かな子(ジャスティス)「だが、見事だ。特に、この色合い。どのように作られているか、気になる」

職人「そ、そうかい?」

かな子「……う、うぅん? あ、あれ、ここは」

智絵里(ゼロ)「タイミング悪すぎるだろ!?」

智絵里「あ、あれ……? えっ? こ、ここは?」


ミラーナイト「ご、強引ですが、一時休憩にしましょう!」

武内P「そ、そうですね」


 TV局 廊下

スタッフ1「へぇ~、あの二人、同い年なんだ」

スタッフ2「すげぇよな。親子くらい離れてるぜ」

スタッフ3「はは、何食ったらああなるんだろうな」

スタッフ1「きらりちゃんなんて、やべぇよな。でかすぎ!」

 ハハハハハ!

ジャンボット(SD)「貴様ら!!」

 ビクゥッ!

スタッフ1「え? どこから声が???」

スタッフ2「あ、ふ、双葉さん、諸星さん……」


ジャンボット(私の友人を、姫の友人を侮辱するとは……!) ジタバタ

杏(ちょ、ちょっと、ジャンボット!) ガッシリ


きらり「……おつかれさまです!」 ペコ

スタッフ3「お、お疲れ様です」

きらり「重いもの持ったりして、大変ですね! これ、よかったらどうぞ!」 スッ

スタッフ1「あ、アメ……? ど、どうも……」

きらり「それでは~! 後ほど、よろしくお願いします☆」 ペコ

スタッフ2「あ、あぁ」

きらり「いこっ! 杏ちゃん!」 テクテク

杏「わ、引っ張るなって」


スタッフ1「……いい子、だな」

スタッフ2「ああ……」

スタッフ3「ウルトラマンも助けてくれるわけだよあ……。なんか、自分が恥ずかしい……」



???「……彼女達は、報告にあったアイドルか」



 TV局 控室

ジャンボット「まったく、なんと無礼な者たちだ!!」

きらり「ジャンちゃん、きらりは大丈夫だよぉ~?」

ジャンボット「私の気が収まらないぞ!」

杏「……きらりは」

きらり「うん、それでいいんだよ~?」

杏「えっ」 ドキ

きらり「きらりは皆よりちょっと大きいけど、可愛い服着て、可愛い杏ちゃんと、可愛いお仕事できて

とってもハピハピ! きらり達を見て、皆がハピハピしてくれるから、もっとハピハピ!」


きらり「だから、笑顔でいられる」


きらり「きらりは、杏ちゃんといるきらりが大好きだよ。みりあちゃんも、莉嘉ちゃんも、卯月ちゃん、

    未央ちゃん、凛ちゃん、美波ちゃん、アーニャちゃん、かな子ちゃん、智絵里ちゃん、みくちゃん、

    李衣菜ちゃん、Pちゃんに、ゼロちゃん、グレンちゃん、ミラちゃん、ジャンちゃん、ナインちゃん!」


きらり「エメラナちゃんに、エックスちゃん、大地さん、ギンガちゃん、ヒカルさんにショウさん

    み~んなといられて、出会えて、とってもハピハピだよ!」

杏「そっか、そうだね。こんなに違うから、こんなに違う杏たちが、みんなが一緒にいるから」

きらり「うん! ハピハピ! なんだにぃ☆」

ジャンボット(莉嘉の好意を学んでも、私は人を理解しきれていなかったな……。この、素晴らしき友人たちを)


 収録先 古都

かな子「はぅ~、ビックリしました」

智絵里「ま、まさか、目覚めたら収録先だなんて……」

武内P「今回は、以前と違いタイミングが悪かったですね」

ジュリ「すまない。かな子の足を引っ張ってしまったか」

かな子「そんなこと! 私……ジャスティスさんが見てるからって、見得張って、お菓子食べないで」

蘭子「それで、儀式の失敗を」


ジュリ「お菓子を食べるのは、女性らしくないのか?」

かな子「え?」


ジュリ「私が調べた限り、かな子は平均的な地球人女性よりも多く、魅力を持っていると思うが」

かな子「そ、そんなことは……」

ジュリ「謙虚な姿勢も、見栄でも成し遂げようとする意志の強さ。きっと、その容姿も魅力的だろう」

かな子「……///」

武内P「三村さん、これを」 スッ

ジュリ「そのアメを舐めて、がんばれ。この星の、ウルトラマンジャスティス」

かな子「は、はいっ!」


ゴシック卯月(ゼロ)「智絵里は大丈夫か?」

智絵里「は、はい! 四つ葉のクローバーはないけれど……ダークザギに比べたら、これくらい」

卯月(ゼロ)「それ、禁止だ」

智絵里「え?」

卯月(ゼロ)「確かに、奴は恐ろしい強敵だった。俺も正面から戦って、勝てるかどうかわからない。だが」


蘭子「智絵里ちゃんにとって……あの職人さんは、このお仕事は、ダークザギなの?」

智絵里「あっ……」


武内P「以前の、私の言い方もよくなかったですね。すみません」 ペコ

ミラーナイト「お二人は、お会いした時に比べれば随分と強くなられました。ですが、強さの種類が、違います」

武内P「はい。アイドル活動を、あんな苦しい戦いにはさせたくありません」

卯月(ゼロ)「笑顔! だろ?」 ニッ

智絵里「はいっ! 緒方智絵里、がんばりますね!」

武内P(同じ島村さんの顔でも、ゼロさんが笑顔を作ると男前ですね)


友紀?「よ、ようやく、会えた……」 ゼェハァ

紗枝「友紀はん、そんなに智絵里ちゃん達に会いたかったんで?(侵略者……ではなさそうどすなぁ)」

幸子「それより、どうかしたんでしょうか?」


幸子「はぁ? 気絶して、ウルトラマンさんが代わりに仕事してたぁ???」

友紀?「ジャスティスって誰……」

ジュリ「私だ」

友紀?「いや、そういうことじゃなくて」

蘭子「宇宙正義。異なる銀河で神託を下す、平和の天使……」

友紀?「え? どういう意味???」

卯月(ゼロ)「今日の友紀、なんか調子悪いのか?」

ミラーナイト「いつもの友紀さんはもっと、グイグイくるのですが……」

幸子「まったく、そんなんじゃ先が思いやられますね。ガッカリですよ」

ジュリ「かな子は立派だ。ガッカリなどしていない」

幸子「え……そ、そんなのはボクも知ってますよ!」

紗枝「つまり、幸子はんはお二人を応援したいんどす」

卯月(ゼロ)「幸子は『つんでれ』だからな」

ミラーナイト「わかりやすい、いい子ですよね~」

幸子「まったく! そうやってボクを煽てればいいと思って! その通りです!」


幸子「あんな高笑いしてる暗黒ゆるふわ破壊神なんか、どうでもいいんです! 

   そんな過去を、後ろを見るよりも! アイドルは前を向いてるもんですよ! カワイイ、ボクのように!」


智絵里「幸子ちゃん……。うんっ!」




 TV局 収録スタジオ

ディレクター「は~い、おつかれさまでした~」

きらり「思ったより早く終わったね~」

杏「せっかくだし、智絵里ちゃん達の様子でも見ていこうか」

ジャンボット(SD)「それがいい。……むっ」


スラン星人「エネルギーの強い人間。見つけたぞ」


杏「こ、高速宇宙人スラン星人!」

きらり「な、何で」

ジャンボット「ヤプールがいないと油断していた。まずい、建物内では」

杏「どのみち、ジャンボットはまだ完全に直ってないし……。まさか、別の侵略者が来るなんて……」

スラン星人「『奴』もいる。あまり時間もない。お前たちのエネルギー、頂くぞ」 チャキ


スタッフ1「う、うわぁぁぁぁ!」 ガシ


スラン星人「ん?」


スタッフ2「お、俺達で押さえるから!」

スタッフ3「二人は逃げるんだ!」


スラン星人「ジャマだ! 放せ!!」 ゲシ! ガシ!

スタッフ1「ぐふっ!」  スタッフ2「クソいてぇ……」  スタッフ3「だ、だけど……」


ジャンボット(SD)「さきほどのスタッフが……」

きらり「スタッフさんたちが! 助けないと!」

杏「けど、外に出て、時間を稼いでゼロを呼ばないと! ジャンボット、ちょっとムリをして」


スラン星人「うっとおしいぞ!!」 ドガン!

スタッフたち「ギャァァァ!!」 バタバタ


きらり「あぁっ!」

杏「早く病院に……」

スラン星人「下等生物が。大人しくエネルギーを搾取されろ」

きらり「杏ちゃん!」 ギュッ

杏「きらり!?」

 パァン!

スラン星人「ぐぉ!?」

きらり・杏「え?」

???「見つけたぞ。犯罪チームのリーダー、スラン星人ローグ」

杏「あれは、まさか……」

ジャンボット「ゼロと同じ、エネルギー波。彼はまさか」


 収録先 古都

かな子「よぉ~し、インタビュー頑張っちゃおう!」

智絵里「うん! 江戸切子、ネットで調べたけど凄く綺麗だったし……」

ジュリ「そうか、グローガー(デラシオンのロボ戦闘員)を江戸切子で作れば」

ゴシック卯月(ゼロ)「割れるだろ。ん?」

蘭子「この感じ……悪意?」

ジュリ「この星の生命体じゃないな」

ミラーナイト「敵ですか」

友紀?「奴らか!」

武内P「みなさん? 姫川さんまで」

スラン星人A「強いエネルギーを持つ人間、見つけたぞ」

スラン星人B「だが、この反応は……」

スラン星人C「ちっ、ウルトラ戦士か」

幸子「ひっ! 宇宙人!」

友紀?「幸子ちゃん! 『俺』の後ろに!」 バッ

幸子「え? え?」

紗枝「やっぱり、あなたは……」

友紀?「ウルトラランス!」

卯月(ゼロ)「え……お前、ジャックか!?」

武内P「えっ!???????」


 TV局

スラン星人ローグ「ちぃっ! ウルトラマンマックス、もう追いついたか……!」

トウマ・カイト「お前の仲間はどこに行った?」

スラン星人「ふん、さぁなっ!」


カイト「君たちは離れていろ」 ピカー

トウマ・カイト → ウルトラマンマックス


マックス「シュワッ!!」

きらり「本物のウルトラマンマックスだにぃ!」

スラン星人「これでどうだ」 ズラァ

杏「分身した!」

マックス「マクシウムソード!」 シュシュシュシュシュ!

スラン星人「ぐぅっ!?」

きらり「ゼロちゃんと同じ、スラッガー系の武器だね!」

マックス「やはり、君達が」

ジャンボット「ウルトラマンゼロと共に戦った、勇敢な少女だ」

マックス「異星のロボット? 報告にあった、ゼロの仲間か」


ウルトラマンマックス「この場にいないウルトラマンゼロの代わりに、私が君たちを守ろう」

きらり「うんっ! お願いするにぃ☆」

スラン星人「調子に乗るなぁぁぁ!!」

きらり「いっけ~! マックスちゃん!」


マックス「マクシウムカノン!」 ビィィ!!

スラン星人「ぎ、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 ドゴーン!


杏「つ、強い。さすが、最強最速……」

マックス「奴には仲間がいる。今は戦力増強のため、スパークドールズを実体化させるつもりだ」

きらり「なら、きっとゼロちゃんのところだよ! 私たちのお友達のとこに、きっと!」

マックス「わかった。案内してくれ」

ジャンボット「私なら、正確なナビゲートができる。そして、予想通り敵と遭遇している」

杏「智絵里ちゃん達が!」

きらり「みんながいるから、大丈夫だとは思うけど。あっ、途中で! 病院に寄ってほしいにぃ!」

スタッフ達「……」 グッタリ

マックス「ああ、彼らか。打ち身はあるようだが、気絶しているだけだ」

杏「そ、そっか。それなら、医務室レベルで大丈夫か」

マックス(自分を貶していた人間の心配か)


 古都 ゼロサイド

ウルトラマンゼロ「お前ら」

ウルトラマンジャック「俺達がいるのに」

ウルトラマンジャスティス「よく勝負しようなどと思ったな」

ティガダーク(蘭子)「私の出番が全くない!」

ミラーナイト「同じく。お茶にでもしましょうか」


スラン星人A「もぉ、ムリィ。マジムリィ」

スラン星人B「おかしくない?」

スラン星人C「普通、主人公サイドが戦力で圧倒しちゃダメだろ?」


幸子「これが、数の暴力……!」

紗枝「せやなぁ……」

武内P「これはひどい」

智絵里「ゼロさんたち、頼もしいね」

かな子「頼もしすぎて困っちゃうけど」


ゼロ「ジャックはなんだって友紀に?」

ジャック「地球に降り立ってすぐにスラン星人を倒したんだが、この子を巻き込んでしまって……」


 ~~~ ~~~ ~~~

ウルトラマンジャック「ウルトラブレスレット!!」

スラン星人D「ぎ、ぎゃぁぁぁぁーーー!!」

友紀「ダメだ~。眠い~……ん?」 ウツラウツラ

 ~~~ ~~~ ~~~


幸子「言ってくれればいいのに」

ジャック「え?」

紗枝「うちはゾフィーはんとはお会いしましたし」

ジャック「そうだったのか……君たちも知っていたのか……」 ガク

紗枝「……もしかして、友紀はん、起きてるんとちゃいます?」

友紀「ドキッ!」

ジャック「っ!?」

ジャスティス「何故、そのようなことを?」

友紀「あ、あははは……。二日酔いで頭痛かったし……。純粋に、タイミングを失ったというかぁ~?」

ティガダーク(蘭子)「我も同じ状況だった故、その心は鏡のごとく合わさる……」

ゼロ「あ~、ジャックが代わりにトイレに行ったりしたせいか。最初は卯月も蘭子も、恥ずかしがって」

ティガダーク(蘭子)「///」

友紀「そ、そういうのは、言わなくていいから……///」

幸子(さすがの友紀さんも照れてますね……)


スラン星人B「バカが! 隙を見せやがったな!」 ブゥン

かな子「ぶ、分身した!?」

ゼロ「隙? 余裕っていうんだよ!!」 ゴン!

スラン星人B「ごふっ……い、一瞬で、俺を捕まえて……」

スラン星人A「本命は俺達だ!」

スラン星人C「宇宙で回収したあのエネルギーも使って……!」

ジャック「ちっ、スパークドールズか!」


マックス(巨大化)「いた。あそこだ」

きらり「さっきの宇宙人がいっぱい! だけど~、こっちの方が多いにぃ」

杏「勝負は簡単につくでしょ。あれ? なんか手に……スパークドールズ?」


スラン星人A「いでよ、古代怪獣ゴメス!」

スラン星人C「現れろ! 襟巻き恐竜ジラース!」


ゴメス・ジラース「クァギャァァァウゥゥゥ」


武内P「   」

杏「   」

ジャック「なんか、鳴き声が違うような」




杏「ほわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!???????????」

武内P「その怪獣はらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」


きらり「二人が壊れたにぃ……」

ゼロ「杏? て、マックス! お前まで」

ジャスティス「確かに輝きの地球の力で強化されているようだが、叫ぶほどか?」

ティガダーク(蘭子)「こっちはいっぱいいるし……」

ミラーナイト「どういうことなのでしょうか?」

友紀「あ~、私、お兄ちゃんがいるんだけど……なんか、一緒に見た記憶が……」

ジャック「どういうことだ?(……兄妹、か。ますます、思い出すな)」


スラン星人B「そいつらはこの地球のお陰で、パワーアップしているぞ!」

スラン星人A「やれ! ゴメス! ジラース!」

ゴメス・ジラース「クァギャァァァウゥゥゥ」


杏「その鳴き声はやめろ! 『オリジナル』に近づけるな!」

武内P「いいか、絶対だぞ? 絶対に! 襟巻きとらずに倒せよ!?」

ゼロ「お、おぅ、わかった」

幸子(お二人とも、キャラが……)



ゼロ(巨大化)「何はともあれ、ゼロスラッガー! あっ」 バシュバシュ

かな子「なんということでしょう」

智絵里「ジラースの襟巻きだけが見事に切断されたのです」


ジラース?「……」 ゴォ、バァァァ

ゼロ「あっつっ! な、なんだ? あいつ、青い熱線なんか吐けたっけ?」


杏「あかん」

紗枝「なんで関西弁なんどす?」


ゴメス「ギャァァウゥゥゥ」 熱線バー

ゼロ「あっつっ! ゼロディフェンダー! あいつもあんなもんはけねぇはずだろ!?」


武内P「あかん」

紗枝「……」 ムスー


智絵里(紗枝ちゃんが膨れてる)

かな子(可愛い)


ミラーナイト「よくわかりませんが、二匹とも大分強化されているようです。手伝いますよ!」

スペースビースト ノスフェル「ギィギィィィ!」

杏・武内P「鬼か!?」


武内P「うぅ……胃が……」 ガク

杏「エタルイマージュ以上にトラウマが勝手に……」 ガク

きらり「あ、杏ちゃん! しっかりして!」

ジャンボット(SD)「た、大変だ! 杏の生体反応が弱く!」

ジャスティス「スペースビースト。聞いたことがある。非常に危険な生物だったはずだ」

スラン星人A「よくわからんが、チャンスだ! 小娘を人質に」

智絵里「えっ!」

ティガダーク(蘭子)「させん!」 ダッ

智絵里(蘭子ちゃん……。うん、大丈夫。私は強くなくても……私は! 仲間を信じてるから!)

 ピカー!

スラン星人A[な、なんだこの光は!?]

蘭子「そ、それは……」

智絵里「エボルトラスター……! 私を、選んでくれたんだ!」

かな子「すごいよ、智絵里ちゃん! 智絵里ちゃんの色、みんなに見せてあげよう!」

智絵里「うんっ!」

幸子「ネクサスさん! 空気を読んでください! ここはカワイイボクを選ぶところですよ!」

エボルトラスター「……」 プイ

友紀「変身道具の状態でそっぽを向いた!?」

ジャック「なんて強い拒絶の意思だ……」

幸子「えっ!?」 ガーン


友紀「多分だけど、ここは番組ある地球だし、その力で強化されちゃったなら~」

ジャック「この地球における、あの二体誕生の経緯がパワーアップの秘密ということか」


ゼロ「ネクサスも来たし、仕切り直しだ! 蘭子とジャック、それにマックスはスラン星人を頼むぜ!」

ティガダーク(蘭子)「任されよ! 闇の巨人の力、とくと見るがいい!」

ゼロ「ついでだ。俺のゼロランスも使うといいぜ!」

蘭子「おぉ、これで剣を携えし戦士が揃った!」

ジャック「剣??? 槍だよな???」

友紀「え、え~と、多分、武器を使うウルトラマンが揃ったってことだと」

ゼロ「ミラーナイトは幸子たちと町を頼むぜ。せっかく、綺麗な古都だからな」

ミラーナイト「やれやれですね。騎士として、つらい所です」

武内P「頼りにしています」

ミラーナイト「わかっていますよ」

幸子(ミラーナイトさんは優秀な、防御術をお持ちですからねぇ)

紗枝(『べりある』の要塞も、受け止めたとか)


ゼロ「んで、かな子! 智絵里と一緒に、二人で一緒に!」

ジャスティス「3人だ」

ゼロ「おっと! そうだったな! 行こうぜ!」

かな子「……っ! はいっ!!」


かな子「よ~し! 頑張ろうね! デュワ!」 ブゥゥゥン、シャキン、シャキン

智絵里「うんっ! ネクサスさん、お願いします!」 シュピン!


ウルトラマンゼロ(かな子)「デュワッ!!」


ウルトラマンネクサス アンファス(智絵里)「私の色、見せてください!」

 ネクサス アンファス → ネクサス ジュネッスクローバー


幸子「むむ、ウルトラマンさんなのに、綺麗な緑色……。ボクには劣りますけど、意外と可愛いですね!」

紗枝「ふふ、白詰草みたいやな~」

ジャスティス「いくぞ、二人とも」

ネクサス(智絵里)「はいっ!」

ゼロ(かな子)「はいっ!」


 ギンガの地球

ウルトラマンギンガ「むっ!!」

礼堂ヒカル「ど、どうしたんだ? 急に? まさか、敵が」


ギンガ「今、ゼロがかな子と変身を……!!!」


ヒカル「ショウ、こいつを撃て」

ショウ「わかった」 チャキ

ギンガ「待て。……やめてください。お願いします」

マリナ「あ、いたいた。ショウ~、有給休暇の申請を……」


 輝きの地球

マックス「二人とも、下がっているんだ」

きらり「杏ちゃん、ほら」

杏「あの同時にいちゃいけない怪獣を二体見てると、胃が……」

マックス「すぐに終わる。こちらも、あちらも」

スラン星人A「クソ! せっかくスパークドールズを実体化させて戦力増強したのに……」

スラン星人B「おかしいだろ!? 何でウルトラマンがこんなにいるんだよ……!」

スラン星人C「こうなりゃヤケだ! 全員で分身して」

ジャック「ウルトラブレスレット」 シュッ

スラン星人C「ぐっ、な、なんだ、身体の動きが……」

武内P「さすが、なんでもありのウルトラブレスレット……」

ティガダーク(蘭子)「ふふ~ん! ウルトラゼロランス改め、ウルトラティガランス~」 スチャ

スラン星人A「ひっ」

ジャック「ウルトラランス」

スラン星人B「や、やめろ……」

マックス「マックスギャラクシー。ギャラクシーソード」

スラン星人C「た、助けて……」

友紀「私もいるし、あんまグロい倒し方はなしでお願いね?」

ジャック「あ、首チョンパはダメか。じゃ、刺すか」

スラン星人ABC「ギャーーーーーーーーーーー!!!」

 グサ! グサ! グサ!


ゼロ「いくぜ、かな子! 終わったら、喫茶店でパフェでも食おうぜ!」

かな子「わっ! ゼロさんのおごりですか? なんちゃって」

ゼロ「ふっ、実は卯月からお小遣いをもらってるからおごっちゃうぜ」


 ――― ――― ―――

卯月「はい、ゼロさん。『今週』のお小遣いです」

ゼロ「いいのか? 悪いな~」

卯月「美味しいものや、面白いものがあったら教えてくださいね!」

ゼロ「おうっ!」

卯月(利子はたっぷり、デートという形で回収しますからね♪)

 ――― ――― ―――


幸子(17歳のアイドルの女の子からお小遣いをもらうウルトラマン……)

紗枝(に、人間換算したらゼロはんは、16歳らしいし、セーフなはずやで……(震え声))

友紀(ぜ、ゼロのお陰で入ってる仕事もあるから……(震え声))

ジャスティス「……それは、島村卯月におごってもらうということでは」

ネクサス(智絵里)「ジャスティスさん! シーッ!!」


ゼロ「というわけで、さっさと倒しちまうか!」

ジャスティス(パフェか……。食べてから帰るか? いや、さすがに……)

ゼロ「ミラーナイト!! 頼むぜ!!」

ミラーナイト「ディフェンスミラー!!」 キィィィン!

ゼロ「よし、次は……ウルトラキック戦法!」 バシュン! バシュン!

ノスフェル「ギギッ!?」

杏「ゼロ、そいつは念入りにもう! 粉々にしてやって!」

ゼロ「わかったぜ!! ストロングコロナ、ゼロ!! ストロングコロナアタック!!」 ガン! ガン!! ガン!!!

かな子「智絵里ちゃん!」

ネクサス(智絵里)「うん! ネクサスさんハリケーン!!」 ブォン!

ストロングコロナゼロ「ガルネイト、バスター!!!」


ノスフェル「いじめって言葉知ってる?」 ドゴーン!!


武内P「お前が言うな! ……ホントに! お前が言うな!!」

杏「砕け散って当時の視聴者に謝れ!!」

きらり(二人が激おこだにぃ……)



ゴメス「……っ!」 ググッ

ジャスティス「……さすがのパワーだが!」

 ジャスティス スタンダードモード → ジャスティス クラッシャーモード

ジャスティス「ダァッ!!」 ブゥン

ジラース・ゴメス「っ!?」 ドスン!

ゼロ「今だ! 合体光線だ!」

かな子「ワイドゼロショット!!」

智絵里「オーバーレイ・シュトローム!!」

ジャスティス クラッシャーモード「ダグリューム光線!!」


ジラース・ゴメス「怪獣王にはなれなかった……」

 ドゴーン!!


ゼロ「しかし、やけに強いジラースとゴメスだったな……」

ジャック「この地球における誕生の経緯とは何だったんだ?」


武内P「危ない所でした」

杏「別の意味で」


友紀「次はカメの怪獣だね」


武内P・杏「やめろ」


職人「取材の前に見学ね……。あんたたちも大変だね」

かな子「そんなことないですよ!」

智絵里「はいっ! とっても、キレイで……」


ジュリ「……よかった」 ニコ

ゴシック卯月(ゼロ)「なんだ、そんな顔もできるじゃねーか」

ジュリ「彼女達に迷惑が掛かっては、宇宙正義の名折れだ」 プイ

郷秀樹「別宇宙の治安維持組織、デラシオンか」

トウマ・カイト(マックス)「驚きだ」

杏「そっか、二人はコスモスの存在は聞いてても、ジャスティスの存在は知らないんだ」

蘭子「宇宙警備隊、デラシオン、宝石の姫の住まうアナザースペースの連合艦隊を含めれば」

ゴシック卯月(ゼロ)「ああ、作れるかもな。銀河連邦!」

郷秀樹「よければ、光の国に来ないか? 話を聞かせてほしい」

ジュリ「すまないが、一度帰らなくてはならない」

郷秀樹「そうか、それは残念だ」

ジュリ「だが、近いうちに訪れよう」


武内P「お二人は、撮影の方は]


きらり「もちろん!」

杏「大成功だよ!」


ジャンボット(SD)「武内、特にきらりは、彼女は素晴らしかったぞ」

カイト(マックス)「私も見ていた。諸星きらり、彼女は素晴らしい人間だ。いずれ、この星の未来となる」

きらり「ほ、ほめ過ぎだにぃ……///」 テレテレ


武内P「ウルトラマンマックス、私も彼女が素晴らしい人間、アイドルなのは、知っています」

カイト(マックス)「ウルトラマンゼロ、君がこの星に長居する理由もよくわかる。この星の文明、守ってくれ」


ゴシック卯月(ゼロ)「言われるまでもねぇ! ここには俺と」

蘭子「私と!」

ミラーナイト「我々」

ジャンボット「ウルティメイトフォースゼロがいる」

カイト(マックス)「ああ、頼んだぞ」


友紀「結局、ジャックはなんで地球にきたの?」

郷秀樹「正確に言えば俺は別の任務を終え帰還途中に、マックスとゼノンに遭遇して」

紗枝「一緒に追いかけていらしたと」


郷秀樹「スラン星人の犯罪グループ、能力は高くないが数と、スパークドールズが厄介だったからな」

カイト(マックス)「構成員は10名を超えていた」

杏「うへぇ……。全員がエックスの地球に来たっていう奴と同レベルなら、ヤバいねそれ」


卯月(ゼロ)「驚いたぜ。友紀の中にいるんだもんな」

郷秀樹「色々としんどかった……」 ガク

友紀「裸見られた私の方がしんどいからね? 仮にもアイドルなんだしさ~」

幸子・紗枝「///」

郷秀樹「はは……。幸子ちゃん、紗枝ちゃん、友紀ちゃん。君達とお話しできて、楽しかったよ」

幸子「カワイイ僕と話せたんですから! ジャックさんは幸せ者ですね!」

郷秀樹「ああ、そうだな」

幸子「うぇっ!?」

紗枝(ふふ、なんだか、お兄さんな感じやなぁ)

友紀(親戚の「おじさん」じゃないかな?) フフ


 チカッ チカッ

卯月(ゼロ)「お、成層圏にゼノンがいる。迎えに来たのか?」

カイト(マックス)「我々は光の国へ戻ろう。次の任務がある」

きらり「マックスちゃん! ありがとう! また、遊びに来てほしいにぃ☆」

カイト(マックス)「遊びに、か。……わかった。私達ウルトラマンを信じてくれる、君の為に」

きらり「うん! 待ってるにぃ。これ、美味しいアメ! よかったら、ど~ぞ☆」

カイト(マックス)「……ありがとう。大事に、食べさせてもらう」


杏「……ねぇ、マックス。なんで、トウマ・カイトの姿をしてるの?」

カイト(マックス)「私が尊敬する、未来を勝ち取った青年の姿を借りたいと思った。それだけだ」

杏「そっか……。うん、またね! マックス!」


杏(きっとそれは、何百年も昔の話なんだろうね。杏達から見れば、神話の時代の……)


ジュリ「私も帰ろう。かな子と智絵里に、よろしく伝えてほしい」

武内P「そういわれると思って、三村さんからお菓子を預かっています」

ジュリ「私にお菓子は必要ないが……。その想い、ありがたく受け取ろう」


郷秀樹「友紀ちゃん……。その、お兄さんと仲良く。いつまでも、兄妹仲良く過ごしてほしい」

友紀「へ? そりゃ、仲良くするけど……あー」

武内P(坂田兄妹……。彼はずっと、あの兄妹のことを想いながら、生きるのですね……)

友紀「うん! 仲良くするよ! 今を、生きられなかった人の分までさ! この、平和な世界で」

郷秀樹「……ありがとう。君達に、五つの誓いは、必要なさそうだ」


 シュワッチ! キーン……

卯月(ゼロ)「じゃあな! マックス! ジャック! そして、ジャスティス! コスモスによろしくな!」

蘭子「さよなら~!」

きらり「マックスちゃん、次は一緒に戦おうね~!」

杏「ばいば~い!」

幸子「カワイイ僕にまた会いに来てもいいですからね~!」

紗枝「さよなら~」

友紀「今度は一緒に、野球観戦でもしようね~!」

武内P「さよなら。また、お会いしましょう」



職人「あれは、ウルトラマン? 帰っていくのか……」

かな子「ジャスティスさん……やっぱり、帰っちゃうよね」

智絵里「ネクサスさんも、次のデュナミストの元へ行っちゃった……」

かな子「だけど、見ててね! あなたに出会えたことが、勇気のおまじないだから!」

智絵里「地図にはない私の道、一歩一歩、進んでゆくから……!」


杏「みんなで、頑張ろうね……! 目指す理想はまだ遠いけれど」

幸子「顔を上げて、前を向いていきましょう!! カワイイ、僕のように!」



 宇宙

ジャスティス「さらばだ。異なる宇宙を守る、ウルトラマン達」 キィン

ジャック「君が来るのを、心待ちにしているぞ」

スラン星人A「助けてはもらえたけど」

スラン星人B「この先、どうなるやら……」

スラン星人C「怪獣墓場送りじゃないだけ、マシと思うか……」

マックス「一つ聞きたい。先ほどのジラースとゴメス、あの力は輝きの地球だけのエネルギーか?」

ジャック「確かに、大分強化されていたように感じるが」

スラン星人A「いや、宇宙で見つけた『黒い雷』のエネルギーも使った」


マックス「黒い、雷だと?」 ピク


ウルトラマンゼノン「なんだそれは?」

スラン星人B「俺達もよく知らないが、とてつもなく膨大なエネルギーだ」

スラン星人C「そのエネルギーを運よく、確保できてな。あれだけのウルトラマン相手には通じなかったが」

ジャック「いったい、なにが……。不吉の前触れでなければいいが」

マックス「ウルトラマンジャック、ゼノン。スラン星人の護送を頼む」

ジャック「構わないが……行くのか?」

マックス「嫌な予感がする。私は『黒い雷』の調査に出る」

ゼノン「一人で行くのか?」

マックス「私からの定期連絡が途絶えたら、何かあったと思ってくれ」

ジャック「わかった」

マックス「……杞憂に終わればいいが」


 オマケ

ゼロ「俺と!」  智絵里「わ、私の!」

きらり「ヒーロー・アイドル図鑑!」

卯月「やっぱり、私の出番がとられます……」

かな子「今回紹介するヒーローは!」


『ウルトラマンマックス』


杏「ゼロと同じ光の国出身! 最強最速の異名を持つウルトラマンで、所謂『セブンタイプ』のレッド族だね」

美波「二つ名に恥じぬ高い戦闘力を持つんだけど……」

未央「ゼロにも言えることだけど、強いウルトラマンって戦う敵もヤバいの多いから……ね」

きらり「きらりもやったけど無数に分身したり、マクシウムソード、スラッガー持っていたりぃ~」

杏「超巨大化したり、ゼットンシャッターさえ破るマックスギャラクシーを持ってるんだ」

ゼロ「まっ! 俺のウルティメイトイージスには劣るけどな!」

智絵里「宇宙に伝わる伝説のアイテムですしね……」

杏「マックスもエネルギーさえあれば、地球を両断できるほどに刃を伸ばせたりもできるんだ!」


ジャスティス「今回紹介するアイドルは」

『姫川友紀』

友紀「あ~、もぅ! なんで打てないかな~!」

ジャック「野球をこよなく愛する……童顔だが、二十歳の、飲酒可能な大人の女性だな」

ミラーナイト「常にテンションは高く、大人の女性? と、首を傾げるところもありますが」

ジャンボット「お酒を通じての大人組との付き合いがある。また、意外と面倒見がよく」

ジャック「年下の面倒を見ているんだ。劇場では市原仁奈ちゃんのピンチを、身体を張って救っている」

ジャンナイン「兄がいるらしく、実は妹キャラでもある。甘え上手、なのか?」

グレンファイヤー「結構、人付き合いは上手なのかもしれね~な~」

友紀「今度、ウルトラマンをいっぱい集めて野球しようよ!」

マックス「分身すればいいか?」

ゼロ「お前、なんでもできるな……。いや、俺も分身はできるけど」

ジャック「正直、俺達ってエネルギーがあればなんでもできるからな」

グレンファイヤー「お前らウルトラ一族ってなんでもありだよな」


きらり&杏「次回も!」

智絵里&かな子「お楽しみに!」

平日はティガの再放送。土曜日は列伝、日曜日は日アサ
そして今日は5分とはいえデレステ!

大分幸せです……!


それでは、終了報告を出してきます!!


今回のジラース、ゴメスは完全に怪獣◯化して大草原不可避…ガボラも先祖帰りしそう
5代目辺りが出ようものなら、杏と武内Pが色々と壊れたな

>>54
ご視聴あざっす!!
ガイアの映画と同じ地球で、スパークドールズがあるなら
パワーアップこういうネタもありかと思いまして!
ちょいとふざけすぎた感はありますけど・・・

失礼しました。>>64でした!!

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